説明

トイレットロール製品

【課題】コンパクトなトイレットロール製品を提供する。
【解決手段】
収納箱内に複数個のトイレットロールRが収納されたトイレットロール製品X1であって、収納箱1の正面11に、透明フィルム31を介して内部が視認される内部視認用部2が形成されているトイレットロール製品により解決される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレットロールを収納箱に収納したトイレットロール製品に関する。
【背景技術】
【0002】
帯状の水解性衛生薄葉紙をロール状にしたトイレットロールはよく知られるところである。このトイレットロールは、消耗品であること、さらに常備されている必要性があることから、4〜12ロール程度の個数をセットとして市販されている。
そして、トイレットロールは、嵩張る製品であるとともに上述のとおり比較的多くの個数がセットで販売されるため、購入後に新たな包装をせずにそのまま持ち帰りができるように、取っ手が設けられたフィルム包装形態で市販に供される。
また、トイレットロールは、4〜12ロールと多くの個数がセット包装された販売されていることから商品陳列スペースの多い、ホームセンターやスーパーマーケットでの販売が主であった。
しかしながら、近年、いわゆるコンビニエンスストアが普及し、高齢者の増加や一人暮らしの若年層の生活スタイルの変化等とも相まって、かかるコンビニエンスストアにおいて日用品であるトイレットペーパーを購入したいという要望が高まってきている。
しかしながら、従来のトイレットロール製品においては、かかるコンビニエンストア等の小店舗における販売形態には適しておらず、種々の不都合が生ずる。
例えば、(1)コンビニエンスストアにおいては、スーパーマーケットやホームセンターと比較して商品陳列棚におけるスペースが狭く、従来の4〜12ロールのような多数個がセットされた製品を陳列し難い。また(2)コンビニエンスストアにおいては、いわゆるレジ袋に入る程度の小さい品物が購入されることが多いが、従来製品は、このような小さい品物の購入とともに購入されることが考慮されていない。(3)さらに、特に、コンビニエンスストアを利用する機会が多いと思われる若い女性などにおいては、多量のトイレットペーパーを露出したまま持ち帰るのに抵抗を感じることがある。(4)その一方で、近年のトイレットロールにおいては種々の図案が印刷されたデザイン性のあるものが市販されており、このようなデザインについては容易に視認可能であることは求められる。(5)また、高齢者においては、嵩ばる多数ロールが包装を持ち帰るのに困難を生ずる場合がある。(6)また、世帯当たりの人数が少ない家庭では、従来製品のような多数ロールであると、多数個を消費するまでの期間が長く、開封後長期間保管しなければならないため衛生面において問題がある。(7)さらに、このような長期保存は、特に、ワンルームマンション等に多く見られるトイレ浴槽一体型のユニットバスなどで保管するにはスペースの点でも衛生面でも適さない。(8)また、従来フィルム包装の製品は、開封後に製品のいくつかを取り出したときにフィルムの余り部分がくしゃくしゃとして見栄えが悪い。
このように、このように従来の4〜12ロールがフィルム包装されている製品形態は、コンビニエンスストアの普及や、種々の生活スタイルにおいて様々な問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特願2007−65801号公報
【特許文献2】特願2005−331236号公報
【特許文献3】特開2000−403408号公報
【特許文献4】特開平11−241056号公報
【特許文献5】特開平5−218514号公報
【特許文献6】特願2003−379685号公報
【特許文献7】実願平6−13286号公報
【特許文献8】特願2002−270232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明の主たる課題は、上述の種々の問題点を解決し、特に狭いスペースで陳列することができるとともに、内包されたトイレットロールの形態、デザインが容易に外部から視認できつつも、購入後に持ち帰るにあたっては第三者がそれがトイレットロールであることが容易には認識することができず、また、コンパクトで持ち帰りしやすく、保管スペースも少なくてすむ、トイレットロール製品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決した本発明及びその作用効果は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
収納箱内に複数個のトイレットロールが収納されたトイレットロール製品であって、
収納箱の正面に、透明フィルムを介して内部が視認される内部視認用部が形成されていることを特徴とするトイレットロール製品。
【0006】
(作用効果)
本発明においては、商品陳列状態においては、正面の内部視認用窓から収納されたトイレットロールの状態、意匠を視認することができる。
また、従来のフィルム包装では、トイレットロールの形状、積み重ね形状に沿った製品外観となるため、一見してトイレットロール製品であることが理解出来る外観であったが、本発明では収納箱の形状により外観が定まるため一見してそれがトイレットロールであることが理解しがたい製品となる。また、従来のフィルム包装と比較して、強度面において、また、収納箱内に収めることにより、トイレットロールの形状に依存しない載置形態をとることができるため(例えば、従来包装形態では常に端面が上下になるようにしか陳列し難かった。)商品陳列棚における設置スペースを減少させたり、種々の陳列形態をとることが可能となる。
また、収納箱に収められていることから、従来のフィルム包装と比較して開封後に外装フィルムの一部が余ってくしゃくしゃになり見栄えがわるくなるという欠点もない。
【0007】
<請求項2記載の発明>
トイレットロールが2〜3個収納されている請求項1記載のトイレットロール製品。
【0008】
(作用効果)
トイレットロールが2から3個であると、上述の請求項1記載の発明と相まって、極めてコンパクト性に優れるようになるとともに、従来技術において示した、コンビニエンスストアにおける利便性、コンビニエンスストアを利用する生活スタイルに特に適したものとなる。
【0009】
<請求項3記載の発明>
トイレットロールは、周面が接するようにして上下に配置されて収納され、前記内部視認用窓はそれらトイレットロールが視認されるように配されている請求項1記載のトイレットロール製品。
【0010】
(作用効果)
内部視認用窓から実際の設置形態と同様の状態が視認できるようになり、トイレットロールの外観品質、模様、図柄、エンボス等を実際の使用時の態様で確認することができるようになる。また、従来のフィルム包装された製品では、商品陳列に当って、商品安定性の点で端面が上下になるように陳列せざるを得なかったため、本発明のような周面隣接上下の配置は購入者にこれまでにない斬新な印象を与えることができる。
【0011】
<請求項4記載の発明>
収納箱の側面に内部視認用窓が形成されている請求項1記載のトイレットロール製品。
【0012】
(作用効果)
収納されたトイレットロールを種々の角度から視認できるようになる。特に請求項4記載の形態で収納されている場合には、トイレットロールの周面と端面の状態、意匠が視認できるようになる。
【0013】
<請求項5記載の発明>
収納箱の天面又は背面の上端に収納箱全体を吊下げ可能にする吊下げ手段が設けられている請求項1記載のトイレットロール製品。
【0014】
(作用効果)
本発明によれば、商品陳列に際して、吊下げ陳列することができるようになり、例えば、特にコンビニエンスストアのような陳列スペースが少ない小店舗に適した製品となる。
【0015】
<請求項6記載の発明>
収納箱の背面に開封口形成用のミシン目線が配されており、このミシン目線の裂開によりヒンジ蓋状の開封口及び封止片が形成される請求項1記載のトイレットロール製品。
【0016】
(作用効果)
収納箱を破壊せずにトイレットロールを取り出すことができるようになる。また、このように箱を破壊せずに取り出すことができることから、一部を使用して残りのトイレットロールを収納箱内に維持したまま保管するに適するようにもなる。
【発明の効果】
【0017】
以上の本発明によれば、特に狭いスペースで陳列することができるとともに、内包されたトイレットロールであるかが容易に外部から視認できつつも、購入後に持ち帰るにあたっては第三者がそれがトイレットロールであることが容易には理解し難く、また、コンパクトで持ち帰りしやすく、保管スペースも少なくてすむ、トイレットロール製品が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明にかかるトイレットロール製品の正面側からの斜視図である。
【図2】本発明にかかるトイレットロール製品の背面側からの斜視図である。
【図3】本発明の他のトイレットロール製品の正面側からの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次いで、本発明の実施の形態を図1、2を参照しながら以下に詳述する。
本発明は、収納箱1の内部に複数個のトイレットロールRが収納されたトイレットロール製品X1である。以下、具体的に説明する。
本発明にかかるトイレットロールRが収納される収納箱1は、正面11及び側面12に収納されたトイレットロールRを視認するための内部視認用窓2,2を構成するためのくり抜き孔21,22を有し、背面13にトイレットロールRの取り出し口形成用の裂開用ミシン目線41を有する箱本体10と、前記くり抜き孔21,22を箱本体内側から覆って内部視認用窓2とする透明フィルム31,32とを備えている。
【0020】
箱本体20は、収納箱X1の外郭をなすものであり、その大きさ、形状、展開形状等は適宜の構成を採用できる。
【0021】
その形状としては、好適には、図示例のように、実質的に底面、正面、天面、背面、側面が矩形である直六面体形状が例示できる。なお、実質的にとは内部視認用窓部2を考慮せずに便宜的に一面としたことを意味する。ただし、収納箱1の形状は、この直六面体形状に限らず、円筒状、多角柱状等が挙げられる。もちろん、収納箱(箱本体)の形状は、このような単純な立体形状に限らず、例えば、図3に示すが如く、適宜デザイン性のある形状としてもよい。このようなデザイン性のある形状とすれば、購買意欲を喚起させる製品となるとともに、家庭での製品保管時のインテリアとの相性に優れるものとなり、さらに、コンビニエンスストア等の雑多な小店舗内において購入対象者が商品を発見しやすくなるという利点がある。
【0022】
但し、商品陳列の点から少なくとも底面は平面であるのが望ましく、製品同士が積み重ねられる点で天面も平面であるのが望ましい。特に、好適な形状は、構造が比較的単純であり、製造も用意であるとともに、側面同士を隣接して並べても商品陳列スペースを取らず、コンパクト性に優れる直六面体形状である。
【0023】
かかる、収納箱自体の展開形状等その構造としては、例えば、直六面体であれば、図示はしないが、正面11、背面13、及びこれらを連接する側面12,12と、側面12,12の両側縁に連接された側面端面片(図示せず)と正面10及び背面13の上下縁に連接された正面片、底面片(図示せず)を有し、前記側面端面片を箱内面側に折り返した後、これに重ねて正面片と底面片とを折り曲げ、各片の当接部分をホットメルト接着材等により接着して天面14、底面15が構成される構造が例示できる。なお、天面14、底面15の形成方法がこれに限定されない。収納箱の構造は既知の包体の構造が採用できる。収納箱1の大きさは、トイレットロールの大きさに応じて適宜設定する。
【0024】
他方、箱本体10の正面11には、上述のとおり内部視認窓2を構成するための、くり抜き孔21が形成されている。このくり抜き孔21は、収納するトイレットペーパーの個数、大きさに応じて、適宜の大きさとすることができる。一例としては、正面11の面積の10〜70%程度、かつ25〜185cm2程度であれば、視認性に優れるとともに、強度の確保がしやすくなる。
【0025】
なお、形状は、図示例の如く矩形であるのが強度を確保しやすく視認範囲も広いことから望ましいが、その他円形、星形など適宜の形状とすることができる。
【0026】
他方、図示例の形態では、好ましい形態として、側面12,12においても内部視認用窓2を形成するためのくり抜き孔22が形成されている。このくり抜き孔22の形状、大きさも適宜定めることができる。なお、正面、側面におけるくり抜き孔の形状、大きさは必ずしも同一である必要はない。また。側面12のくり抜き孔、両側面のうち一方のみに設けてもよいし、両側面で異なる形状、大きさであってもよい。
【0027】
他方、箱本体10の背面15には、収納されたトイレットロールRを取り出すための開封口を形成するための裂開用ミシン目線41が形成されており、このミシン目線41の裂開によりヒンジ蓋状の封止片40及び開封口が形成されるようになっている。
【0028】
より具体的には、図示の形態では、底面15の縁に平行な直線上の折り筋42とこの折り筋の両端から底面側に向かう二本の平行なミシン目線41A,41Aとこれらのミシン目線の両端を繋ぐミシン目線41Bによる略コ字状の裂開用ミシン目線が配されている。この略コ字状のミシン目線の裂開よって、前記折り筋42をヒンジとするヒンジ蓋状の封止片40が形成されるとともに、箱本体10に開封口が形成される。なお、裂開用ミシン目線は、図示例の略コ字状に限らず、例えば、似ベースボール型、アーチ型等とすることができる。ただし、ヒンジとなる折り筋42は、必ずしも底面15に平行である必要はない。また、裂開用ミシン目線41の具体的な長さ、折り筋の具体的な長さ、位置は、収納するトイレットロールRの大きさや個数に応じて適宜、設定する。但し、ヒンジとなる折り筋42は図示例の如くミシン目線41に対して天面14側にある形態が望ましい。ヒンジ蓋状の封止片40を形成したときに、封止片40の底面15側が自由側となり、開封後に保管したときに上方からの埃や塵の進入を効果的に防止できるものとなる。
【0029】
他方、本発明においては、図示例の如く、底面に平行なミシン目線41Bのほぼ中央部にミシン目線41の裂開をよりいっそうし易くするための指入れ部43が形成されている。
【0030】
また、本発明の収納箱X1においては、製品の吊下げ陳列を可能すべく、陳列用フックに引っ掛けるための孔51を有する短帯状の製品の吊下げ手段50が設けられている。本形態の吊下げ手段は50は、短帯状のフィルムシート或いは板紙に孔51を設けるとともに、その一部を背面に対して貼付したりすることで形成することができる。また、背面の一部を底面側に向かってコ字状に切断し、これにより形成される片を天面側に折り返しても吊下げ手段を形成することができる。もとろん、帯状のフィルムシートやひもを天面、背面の上部に貼付等することで吊下げ手段としてもよい。
【0031】
ここで、本発明の箱本体10は、例えば、バージンパルプ、古紙パルプ等の各種のパルプを主原料とする既知の板紙素材により形成される。前記板紙は、剛性を確保できる点で、好適には、坪量250〜500g/m2、好適には350〜400g/m2のコートボール紙である。なお、箱本体10の外面には適宜の模様等が配されていてもよい。
【0032】
他方、本発明にかかる収納箱1においては、上述のとおり、当該くり抜き孔21を箱本体10の内部から被覆する透明フィルム31,32が配されて内部視認用窓2,2を構成している。この透明フィルム31,32は、例えば、樹脂製のフィルムであり、くり抜き孔の周縁に対して熱圧着、熱融着、接着剤により貼付することができる。
【0033】
ここで、前記透明フィルム31,32の素材は限定されるものではないが、例示すると、ポリプロピレンフィルムシート、ポリエチレンフィルムシート、ポリビニルアルコールフィルムシート、ポリエチレンテレフタレートフィルムシート、アクリルフィルムシートなど既知の樹脂製フィルムシートが採用できる。
【0034】
好ましくは、平滑性が高く、板紙への密着性に優れ、さらに、透明性が高く板紙に印刷した不変情報の視認性に優れるとともに、耐久効果もあり、焼却廃棄時に有害ガスの発生し難く、しかも安価であるポリプロピレンフィルムシートである。そのなかでも、非延伸のいわゆるCPPよりも、二軸延伸のいわゆるOPPが特に板紙との密着性に優れるため適する。
【0035】
透明フィルム31,32の厚さについては、特に限定されないが20〜45μmであるのが望ましい。20μm未満であると強度不足となって破損のおそれがあり、45μmを超えてもコスト高となるだけである。
【0036】
また、透明フィルム31,32の透明性については、ヘイズ値1〜15%であるのが望ましい。1%未満であるとフィルムが薄すぎて破れ易かったり、フィルムが高価になり過ぎて適さない、15%を超えると色彩など中身の視認性が悪くなる。
なお透明フィルム31,32においては、意匠性に優れることから着色されていたり、適宜の印刷が施されていてもよい。
【0037】
他方、本発明に係るトイレットロール製品X1においては、トイレットロールRの収納形態として、好ましくは、本発明の効果であるコンパクト性の点で2〜3個のトイレットロールR,Rが収納されているのが望ましい。さらに、トイレットロールR,Rは、周面が接するようにして上下に配置されているとともに、周面が内部視認窓に対向する態様で収納されているのが望ましい。
【0038】
このように収納すると、正面の実際の設置態様と同様の状態でトイレットロールRが内部視認用窓2から視認され、購入者において違和感なく製品を見ることができる。また、トイレットロールRにエンボスや模様が配されている場合においては、特に顕著に設置状態における製品のイメージが掴みやすいものとなる。
【0039】
さらに、図示の形態のように、収納箱1に内部視認用窓2が正面11と側面12との双方に設けられている場合、当該収納形態であれば、トイレットロールRの周面と端面とが視認できるので、収納された製品に欠陥等がないことや、どの程度の巻き直径であるかなどを確認して購入することができるようになる。
【0040】
このような収納形態を考慮して、箱本体(収納箱)10の高さ及び側面間距離、奥行きを収納するロール形状、ロール数に応じて適宜調整する。2個のロールを上述のように周面が接するようにして上下2段に収納された形態と採る場合の収納箱10の具体的な大きさを例示すると、収納箱10の内側面間距離がトイレットロールRの幅(端面間距離)に適宜のクリアランスを設けた程度であり、具体的には85〜140mm、好ましくは105〜120mm程度とするのがよい。内部の高さはトイレットロールRの直径×2に対して適宜のクリアランスを有し、かつコンパクトで商品陳列の点でもメリットを享受できることから、具体的には150〜270mm程度、好ましくは200〜240mm程度とするのが望ましい。当該範囲を超えると、収納箱内においてトイレットロールRが自由に動いて、輸送時、持ち運び時にトイレットロールが箱内面とすれて、トイレットロールの毛羽立ちや破損が生じるおそれが高まる。
【0041】
なお、端面同士が隣接するようにして2段に積み重ねて、収納箱内に収納された形態を採る場合における収納箱内部の具体的な大きさについても、トイレットロールと箱内面とのクリアランスを上記の範囲と同様にするのが望ましい。
【0042】
以上、詳述のとおり本発明のトイレットロール製品X1では、上述の従来製品における種々の課題が解決されるのである。
【符号の説明】
【0043】
X1…トイレットロール製品、R…トイレットロール、1…収納箱、2…内部視認用窓、10…箱本体、11…正面、12…側面、13…背面、14…天面、15…底面、21,22…くり抜き孔、31,32…透明フィルム、40…ヒンジ蓋(封止片)、41(41A,41B)…開封口形成用ミシン目線、42…折り筋、43…指入れ部、50…吊下げ手段、51…吊下げ用孔。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
収納箱内に複数個のトイレットロールが収納されたトイレットロール製品であって、
収納箱の正面に、透明フィルムを介して内部が視認される内部視認用部が形成されていることを特徴とするトイレットロール製品。
【請求項2】
トイレットロールが2〜3個収納されている請求項1記載のトイレットロール製品。
【請求項3】
トイレットロールは、周面が接するようにして上下に配置されて収納され、前記内部視認用窓はそれらトイレットロールが視認されるように配されている請求項1記載のトイレットロール製品。
【請求項4】
収納箱の側面に内部視認用窓が形成されている請求項1記載のトイレットロール製品。
【請求項5】
収納箱の天面又は背面の上端に収納箱全体を吊下げ可能にする吊下げ手段が設けられている請求項1記載のトイレットロール製品。
【請求項6】
収納箱の背面に開封口形成用のミシン目線が配されており、このミシン目線の裂開によりヒンジ蓋状の開封口及び封止片が形成される請求項1記載のトイレットロール製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−200825(P2010−200825A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−46834(P2009−46834)
【出願日】平成21年2月27日(2009.2.27)
【出願人】(390029148)大王製紙株式会社 (2,041)
【Fターム(参考)】