説明

トラック付きアンダーキャリッジ用ブッシング

トラック式機械のトラック付きアンダーキャリッジにおいて用いるためのブッシングは、第1端と、第1端に対向して配設された第2端とを含む。外面は、第1端と第2端との間に延在し、トラック付きアンダーキャリッジのスプロケットに係合するように成形されている。ブッシングは、また、第1端と第2端との間に配設されトラックピンを受けるように成形された内部キャビティを定義する環状の内面を含む。内面の最も内側の部分は、(PL)/[(24EπDRBush)(1−cos[(PL)/(16EπDRBush))]以下の半径を有するクラウンを形成し、式中、Lはブッシングの長さ、Pはトラック式機械の重量、Eはブッシングの弾性率、RBushは環状内部キャビティの最も内側の部分の半径である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、トラック敷設作業機械用トラックチェーンに関し、より詳細には、かかるトラックチェーンのピンおよびブッシング用の耐かじり編成に関する。
【背景技術】
【0002】
ブッシングとトラックピンとの間のかじりは、軌道付きアンダーキャリッジのトラックチェーンにおける永続的な問題である。例えば、1959年4月14日に付与されたJohnson他による特許文献1では、ブッシングの各端の内側に面取りされた部分を含めることによりこの問題を解決しようとしている。いくらかの利益を提供しながらも、ピンとブッシングとの間のかじりの問題は、継続し、より大型でより強力な機械のためにブッシングとトラックピンとの間で伝達されるより大きい荷重により悪化している。具体的には、使用中、ブッシングとトラックピンとに印加される荷重により、トラックピンが屈曲する。トラックピンの曲率は、面取り部の縁に係合し、縁荷重が生じるとともにかじりおよび潜在的に初期故障を生じさせる可能性がある。トラックピンとブッシングの内面との間のこの縁荷重は、より大型でより重い設備によりトラックピンとブッシングとの間の界面を通じて伝達されるより大きい荷重により悪化する。
【0003】
より最近では、2005年1月25日に付与されたBottom他による特許文献2では、自由に動くクラウン形状インサートの使用を通じてこのかじりの問題を解決しようとしている。その要約書において述べられているように、「クラウン形状面が力をインサートの中心に方向付けることで、縁荷重を低減させる」。縁荷重を低減させながらも、特許文献2は、縁荷重の問題を解決しておらず、かかる問題は、依然、ブッシングとトラックピンとの間に生じ、トラック付きアンダーキャリッジのトラックチェーンにおいて、特により大型の機械のトラック付きアンダーキャリッジにおいて、永続的な問題であり続けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第2,882,103号明細書
【特許文献2】米国特許第6,846,051号明細書
【発明の概要】
【0005】
機械のトラック付きアンダーキャリッジのトラックチェーンにおいて用いるためのブッシングは、第1端と、第1端に対向して配設された第2端とを含む。外面は、第1端と第2端との間に延在し、トラック付きアンダーキャリッジのスプロケットに係合するように成形されている。ブッシングは、また、第1端と第2端との間に配設されトラックピンを受けるように成形された内部キャビティを定義する環状の内面を含む。内面の最も内側の部分は、100ミリメートル以上の半径を有するクラウンを形成する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】トラック付きアンダーキャリッジを有する機械の側面図である。
【図2】トラック付きアンダーキャリッジのトラックチェーンの一部分を示す、図1の線2−2に沿う断面図である。
【図3】単独で示すトラックチェーンのブッシングの破断面図である。
【図4】単独で示すトラックチェーンとともに用いるための代替のブッシングの破断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書において用いる「約」との用語は、所与の値の+/−10%を意味する。
【0008】
図1を参照すると、トラック付きアンダーキャリッジ102を有する機械100を示す側面図である。図示のように、トラック付きアンダーキャリッジ102は、ローラフレーム104と、スプロケット106と、ローラフレーム104とスプロケット106との周りに巻かれたトラックチェーン108とを含んでもよい。電動モータ、油圧モータ、またはエンジンなどの動力源を用いて、スプロケット106を作動させてもよく、かかるスプロケット106は、トラックチェーン108に係合し、トラックチェーンをローラフレーム104の周りを移動させる。ローラフレーム104は、複数のローラまたはボギー112と、キャリアローラ114と、トラックチェーン108がローラフレーム104の周りを移動して機械100を移動させる際にトラックチェーン108を支持および案内するアイドラ116とを含んでもよい。
【0009】
複数のトラックリンク120が複数のトラックピン122で枢動可能に接続され、トラックチェーン108を形成している。トラックシュー124を各トラックリンク120に取り付けてもよい。
【0010】
図2を参照すると、トラックチェーン108の一部分を示す、図1の線2−2に沿う断面図である。図示のように、複数のトラックリンク120の第1のトラックリンク126および第2のトラックリンク128は、枢動可能に接続され、トラックピン122の1つの周りに配設されている。
【0011】
ブッシング130をトラックチェーン108の各トラックピン122上に配設してもよい。図示のように、ブッシング130は、トラックピン122上に組み付けられたときに2組のトラックリンク120の間のトラックピン122上の中心に配置してもよく、トラックピン122の周りを回転することが可能である。スプロケット106(図1に示す)が動力源により回転されると、スプロケット106は、ブッシング130に係合してトラックチェーン108をローラフレーム104(図1に示す)の周りを移動させ、ひいては機械100(図1に示す)を移動させる。
【0012】
図3を参照すると、単独のブッシングの破断面図が示されている。ブッシング130は、第1端132と、第1端132に対向して配設された第2端134とを含む。第1端132および第2端134は、シール138(図2に示す)に係合する耐摩耗封止面136を提供するため、硬化させても被覆してもよく、または材料のインレーを含んでもよい。
【0013】
第1端132と第2端134との間に延在する外面140は、トラック付きアンダーキャリッジ102のスプロケット106(図1に示す)に係合するように成形されている。図面では回転軸心151と同心の円環形状を有するものとして示しているが、外面140は、オプションで、非同心プロファイルなどの他の形状を有してもよい。
【0014】
内面142が、第1端132と第2端134との間に延在し、トラックピン122の1つを受けるように成形された環状内部キャビティ144を定義している。内面142の最も内側の部分は、第1端132に隣接して配設された第1のクラウン146と第2端134に隣接して配設された第2のクラウン148とにより提供されている。第1および第2のクラウン146、148は、各々、約Y〜約Zの範囲の半径Cを有してもよく、ここで、Yはブッシング130とトラックピン122との間のトラック付きアンダーキャリッジにおける縁荷重を防止するために用いてもよいクラウンの最小半径、Zはその最大半径である。より具体的には、Zは、次の方程式から決定してもよい:
Z=(PL)/[(24EπDRBush)(1−cos[(PL)/(16EπDRBush))]
Lはブッシングの長さ、Pは機械の重量、Eはブッシングの材料の弾性率、RBushはブッシングのキャビティの最小半径、Dはブッシングの材料の単位体積当たりの質量である。
Yは、Yについての次の方程式を解くことにより求められる:
ρ=3P/[4π[−1.8454Ln(cos−1[(Y((1/RBush+((1/Y)+(1/RBush))+2(1/RBush)((1/RBush)+(1/Y))))^(1/2)])+8.9733]*[0.0074(cos−1[(Y((1/RBush+((1/Y)+(1/RBush))+2(1/RBush)((1/RBush)+(1/Y))))^(1/2)])+0.271]*(9.09*10−8*P*Y)^(2/3)]
ρは、塑性変形が生じる前にトラックピンまたはブッシングの材料が受けるかもしれない最大の圧力である。
【0015】
このため、いくつかのトラック付き機械の構成において、クラウン146、148の半径Cは、100ミリメートル以上であってもよい。別の構成において、第1および第2のクラウン146、148は、150ミリメートル〜6000ミリメートルの範囲の半径Cを有してもよい。代替として、第1および第2のクラウン146、148は、1900ミリメートル〜4100ミリメートルまたは3100ミリメートルの範囲の半径Cを有してもよい。さらに、第1および第2のクラウン146、148は、1900ミリメートルよりも大きい範囲の半径Cを有してもよく、いくつかの構成において、半径Cは、2100ミリメートルよりも大きくてもよい。他の構成において、第1および第2のクラウン146、148は、ブッシングの長さの約14倍よりも大きい半径を有してもよい。
【0016】
図3に示すように、第1および第2のクラウンの半径の中心は、ブッシングの長さの各半分のほぼ中央に配設されている。
【0017】
内部キャビティ144は、第1のクラウン146と第2のクラウン148との間に配設された中央部分150を含んでもよい。中央部分150は、内面142が中央部分150から第1のクラウン146および第2のクラウン148まで遮られずに延在した状態で、内部キャビティ144の中心軸心151に対して略平行に延在してもよい。第1の遷移部分152が中央部分150から第1のクラウン146まで内方に延在してもよく、第2の遷移部分154が中央部分150から第2のクラウン148まで内方に延在する。
【0018】
組み付けられたとき、内部キャビティ144の円形プロファイルは、ブッシング130とトラックピン122とが互いに対して回転することを許容してもよい。中央部分150とトラックピン122との間に間隙158(図2に示す)を設けてもよい。間隙158は、第1および第2のトラックリンク126、128ならびにブッシング130がトラックピン122に対して移動することを容易にするために用いられる過剰な潤滑剤を保持するための潤滑剤貯蔵庫として作用してもよい。
【0019】
オプションで、第1の面取り部160が第1のクラウン146から第1端132まで延在してもよく、第2の面取り部162が第2のクラウン148から第2端134まで延在してもよい。いくつかの構成において、第1および第2の面取り部160、162は、中心軸心から5度〜50度の範囲の角度Aで延在してもよい。代替として、第1および第2の面取り部160、162は、中心軸心から8度〜12度の範囲の角度Aで延在してもよい。第1および第2の面取り部160、162は、ブッシング130の内部キャビティ144内におけるトラックピン122の挿入を容易にしてもよい。
【0020】
オプションで、第1および第2のクラウン146、148は、耐摩耗面を提供するため、硬化させても被覆してもよく、または材料の層を含んでもよい。
【0021】
図4は、単独で示すトラックチェーン108とともに用いるための代替のブッシング200の破断面図である。図3のブッシング130と同様に、ブッシング200は、第1端202と、第1端202に対向して配設された第2端204とを含む。第1および第2端202、204は、シール138(図2に示す)に係合する耐摩耗封止面206を含んでもよい。図示のように、耐摩耗封止面206は、オプションで、硬い耐摩耗材料のインレーを含んでもよい。代替として、耐摩耗封止面206は、ブッシング200の硬化された地の材料であってもよく、または硬い耐摩耗被覆を含んでもよい。
【0022】
スプロケット106(図1に示す)に係合するための外面208が、第1端202と第2端204との間に延在する。
【0023】
外面208に対向して、環状の内面210が、トラックピン122(図2に示す)の1つを受けるように成形された内部キャビティ144を定義している。図に示すように、内面210は、中央部分212を含み、かかる中央部分212に亘り、単一のクラウン214が延在している。換言すれば、クラウン214は、第1端202の近隣から第2端204の近隣まで延在している。本実施形態において、クラウン214は、約2Y〜約Zの範囲の半径Cを有してもよい。従って、いくつかの構成において、半径Cは、500ミリメートル以上であってもよい。別の構成において、クラウン214は、1000ミリメートル以上の半径Cを有してもよく、他の構成において、半径Cは、1500ミリメートルまたは2500ミリメートルよりも大きくてもよい。クラウン214は、約2000ミリメートル〜6000ミリメートルの範囲の半径Cを有してもよい。代替として、クラウン214は、ブッシングの長さの約14倍以上の半径を有してもよい。
【0024】
クラウン214の半径の中心は、ブッシングの長さLの中央に、またはその付近に配置してもよい。加えて、クラウン214は、オプションで、耐摩耗面を提供するため、硬化させても被覆してもよく、または材料の層を含んでもよい。
【産業上の利用可能性】
【0025】
トラック付きアンダーキャリッジを有する機械は、トラック式トラクタ、油圧掘削機、トラック付きローダ、多地形ローダ、他の種類の土木および林業設備を含んでもよいが、それらに限定されない。トラック付きアンダーキャリッジの使用中、ブッシングとトラックピンとの間にかじりが生じるかもしれず、かかるかじりは、トラックピンおよびブッシングの初期故障を引き起こすかもしれない。より具体的には、使用中、トラックピンは、トラックチェーンを形成する2組のトラックリンクの間で屈曲し、ブッシングとトラックピンとの間で縁の接触を生じさせるかもしれない。縁の接触、ひいては存在し続けるかじりの問題を防止または最小化するため、ブッシングの内面上に1つ以上の大きい半径を有する内部環状クラウンを設ける。これにより、重い荷重が印加されるときにブッシングとトラックピンとの間のかじりが低減されることが示されている。
【0026】
封止面およびブッシングの外面の形状を上で検討したが、クラウン付き内面の利益を得るために封止面は必要ない。さらに、ブッシングの外面にいずれの形状を用いてもよい。例えば、外面は、改善された雑音性能を提供するために用いてもよい複数の軸方向に延在する突起を含んでもよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラック式機械のトラック付きアンダーキャリッジにおいて用いるためのブッシングであって:
第1端と;
第1端に対向して配設された第2端であって、ブッシングは、第1端から第2端まで延在する長さを有する、第2端と;
第1端と第2端との間に配設された外面であって、外面は、トラック付きアンダーキャリッジのスプロケットに係合するように成形されている、外面と;
第1端と第2端との間に配設された内面であって、内面は、トラックピンを受けるように成形された環状内部キャビティを定義し、内面の最も内側の部分は、(PL)/[(24EπDRBush)(1−cos[(PL)/(16EπDRBush))]以下の半径を有するクラウンを形成し、式中、Lはブッシングの長さ、Pはトラック式機械の重量、Eはブッシングの弾性率、RBushは環状内部キャビティの最も内側の部分の半径である、内面と;を備える、ブッシング。
【請求項2】
クラウンは、第1端に隣接して配設された第1のクラウンであり、内面は、第2端に隣接して配設された第2のクラウンをさらに含み、第2のクラウンは、第1のクラウンの半径にほぼ等しい半径を有する、請求項1に記載のブッシング。
【請求項3】
内部キャビティは、第1のクラウンと第2のクラウンとの間に配設された中央部分を含み、内面は、中央部分から第1のクラウンまで内方に延在する第1の遷移部分と、中央部分から第2のクラウンまで内方に延在する第2の遷移部分とを含む、請求項2に記載のブッシング。
【請求項4】
内面は、内部キャビティの中心軸心に対して略平行に延在する中央部分を含み、クラウンは、中央部分に隣接して配設され、内面は、中央部分から第1のクラウンおよび第2のクラウンまで遮られずに延在する、請求項2に記載のブッシング。
【請求項5】
第1および第2のブッシングの半径はY以上であり、Yは、ρo=3P/[4π[−1.8454Ln(cos−1[(Y((1/RBush)+((1/Y)+(1/RBush))+2(1/RBush)((1/RBush)+(1/Y))))1/2])+8.9733]*[0.0074(cos−1[(Y((1/RBush)+((1/Y)+(1/RBush))+2(1/RBush)((1/RBush)+(1/Y))))1/2])+0.271]*(9.09*10−8*P*Y)2/3]から導出され、式中、Lはブッシングの長さ、Pは機械の重量、Eはブッシングの弾性率、RBushはブッシングのキャビティの最小半径、Dはブッシングの材料の単位体積当たりの質量、ρは塑性変形が生じる前にトラックピンまたはブッシングの材料が受けるかもしれない最大の圧力である、請求項2に記載のブッシング。
【請求項6】
第1および第2のクラウンの半径の中心は、ブッシングの長さの各半分のほぼ中央に配設されている。請求項2に記載のブッシング。
【請求項7】
クラウンは、100ミリメートル〜6000ミリメートルの範囲の半径を有する、請求項1に記載のブッシング。
【請求項8】
内面は中央部分を含み、クラウンは中央部分に亘り延在する、請求項1に記載のブッシング。
【請求項9】
ブッシングの半径はY以上であり、Yは、ρo=3P/[4π[−1.8454Ln(cos−1[(Y((1/RBush)+((1/Y)+(1/RBush))+2(1/RBush)((1/RBush)+(1/Y))))1/2])+8.9733]*[0.0074(cos−1[(Y((1/RBush)+((1/Y)+(1/RBush))+2(1/RBush)((1/RBush)+(1/Y))))1/2])+0.271]*(9.09*10−8*P*Y)2/3]から導出され、式中、Lはブッシングの長さ、Pは機械の重量、Eはブッシングの弾性率、RBushはブッシングのキャビティの最小半径、Dはブッシングの材料の単位体積当たりの質量、ρは塑性変形が生じる前にブッシングの材料が受けるかもしれない最大の圧力である、請求項8に記載のブッシング。
【請求項10】
トラック付きアンダーキャリッジであって:
ローラフレームと;
スプロケットと;
ローラフレームとスプロケットとの周りに巻かれたトラックチェーンであって、トラックチェーンの一部分は、トラックピンと、ブッシングと、第1のトラックリンクと、第1のトラックリンクに対して枢動可能な第2のトラックリンクとを含み、ブッシング、第1のトラックリンク、および第2のトラックリンクは、トラックピンの周りに配設され、ブッシングは、第1端と、第1端に対向して配設された第2端と、第1端と第2端との間に配設された外面とを含み、外面は、トラック付きアンダーキャリッジのスプロケットに係合するように成形されており、ブッシングは、第1端と第2端との間に配設された内面をさらに含み、内面は、トラックピンを受けるように成形された環状内部キャビティを定義し、内面の最も内側の部分は、約100ミリメートルから7000ミリメートル未満の範囲の半径を有するクラウンを形成する、トラックチェーンと;を備える、トラック付きアンダーキャリッジ。
【請求項11】
クラウンは、第1端に隣接して配設された第1のクラウンであり、内面は、第2端に隣接して配設された第2のクラウンをさらに含む、請求項10に記載のトラック付きアンダーキャリッジ。
【請求項12】
内部キャビティは、第1のクラウンと第2のクラウンとの間に配設された中央部分を含み、内面は、中央部分から第1のクラウンまで内方に延在する第1の遷移部分と、中央部分から第2のクラウンまで内方に延在する第2の遷移部分とを含む、請求項11に記載のトラック付きアンダーキャリッジ。
【請求項13】
中央部分は、内部キャビティの中心軸心に対して略平行に延在し、内面は、中央部分から第1のクラウンおよび第2のクラウンまで遮られずに延在する、請求項12に記載のトラック付きアンダーキャリッジ。
【請求項14】
第1のクラウンから第1端まで延在する第1の面取り部と、第2のクラウンから第2端まで延在する第2の面取り部とをさらに含み、第1および第2の面取り部は、各々、中心軸心から8度〜12度の範囲の角度で延在する、請求項13に記載のトラック付きアンダーキャリッジ。
【請求項15】
クラウンは、190ミリメートル〜3100ミリメートルの範囲の半径を有する、請求項10に記載のトラック付きアンダーキャリッジ。
【請求項16】
クラウンは、1900ミリメートル〜2600ミリメートルの範囲の半径を有する、請求項15に記載のトラック付きアンダーキャリッジ。
【請求項17】
内面は中央部分を含み、クラウンは中央部分に亘り延在する、請求項10に記載のトラック付きアンダーキャリッジ。
【請求項18】
クラウンは、1000ミリメートルよりも大きい半径を有する、請求項17に記載のトラック付きアンダーキャリッジ。
【請求項19】
クラウンは、1900ミリメートルよりも大きい半径を有する、請求項18に記載のトラック付きアンダーキャリッジ。
【請求項20】
クラウンは、ブッシングの長さの約14倍以上の半径を有する、請求項10に記載のトラック付きアンダーキャリッジ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2013−514918(P2013−514918A)
【公表日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−538023(P2012−538023)
【出願日】平成22年11月5日(2010.11.5)
【国際出願番号】PCT/US2010/055584
【国際公開番号】WO2011/057053
【国際公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【出願人】(391020193)キャタピラー インコーポレイテッド (296)
【氏名又は名称原語表記】CATERPILLAR INCORPORATED