説明

ドアロック装置

本発明は、キーの先端部又は傾斜面と一致する内蔵キーを加圧したときだけロックを解除することができる構造と、特別の電源なしで強制回転を防止できるデッドボルト構造と、また、内蔵キーを2個以上設けて、これを同時に加圧して整列したときだけロックを解除することができるので、キーの大きさは同じでありながら、同一キーの確率を大きく減らすことができる構造を有する。また、本発明のデジタルドアロック装置における静電気の電圧、磁界、電気衝撃電圧(Surge)などによる外部人の侵入および火災時の退避のための非常キーとして本発明のアナログドアロック装置が利用でき、自動車ドアロックでは、No keyの非常用キーとして本発明のアナログドアロック装置が利用できる。さらに、一般のデッドロック、円筒状又はレバー状のノブなどに、歯車などの強制回転防止構造、剪断構造(Torque Share)などをさらに付加して3〜5重の安全ロック機能を実現することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通常のドアロック装置に無電源の強制回転防止機能と同一キーの確率を少なくして、簡単に開けられないようにした機能を付加したドアロック装置に関する。
【0002】
より詳細には、通常のドアロック装置に1個又は2個以上の内蔵キーをさらに備えることで、キーの先端部と傾斜面で内蔵キーの上面を所定位置へ同時に加圧したときだけ解錠され、キーのサイズは同じでありながら、同一キーの確率を減らし、歯車、ねじれやデッドボルトからなる強制回転防止など、3〜5重の安全機能を有することを特徴とする。
【0003】
従って、単純な構造の円筒状ドアロック、レバー状ドアロックと、デッドロック(補助キー)とデジタルドアロックにおける静電気の電圧、磁界、衝撃電圧(Surge)などによる、外部人の侵入防止および火災時の退避のためのアナログ非常キー、および、自動車ドアロックでは、No keyの非常用キーとして使用されるドアロック装置である。
【背景技術】
【0004】
従来、ドアロック装置は、シリンダと、シリンダ内に装着されるプラグと、シリンダとプラグに挿入された多数のピンとピンを整列するキーで構成されている。
【0005】
この場合、ピンは、外部からキー以外の道具で簡単にピンを整列させることができないと同時に、強制回転しても破砕しないことが求められるが、簡単な構造のため、簡単な道具や万能キーで破砕することなくロックを解除できたり、強制回転させた場合はなおさら弱いという問題点があった。
【0006】
このような問題は、円筒状およびレバー状のドアロックと、デッドロック(補助キー)と、デジタルドアロックのアナログ非常キーと、自動車ドアロックなど、すべてのアナログ(機械式)ドアロック装置が抱える問題点である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、キーの先端部又は傾斜面と一致する内蔵キーを加圧したときだけロックを解除することができる構造の開発と、特別の電源なしで強制回転を防止できるデッドボルト構造の開発と、特別の電源なしで噛み合って回転しないようにする噛み合い回転防止構造の開発と、キーの大きさは同じでありながら同一キーの確率を大きく減らしたキーの開発、および、シリンダとプラグとピン構造の開発と、これらを安価で簡単な構造の円筒状、レバー状のドアロックと、高価の多機能デジタルドアロックおよび自動車ドアロックの高難度解錠防止のNo key構造に相応しいアナログドアロック装置の開発と、強制的に破砕した場合、噛み合い回転防止構造において分離される剪断部(Torque Share)を備えて、3〜5重の安全ロック機能を有するドアロックを開発することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の問題点を解決するために、本発明では、シリンダ、プラグ、前記シリンダとプラグに挿入されるピン(上下部ピン)、プレートピントおよびキーで構成される従来のドアロック装置に、強制回転防止手段と、同一キーの確率を最小化する手段などを付加して構成することで上記の目的を実現することができる。
【0009】
本発明の構成において、第1の構成は、シリンダ3と、このシリンダの内部に回転可能に装着されるプラグ4にキーホール42と、下面に回動軸46を形成して、シリンダ3およびプラグ4に同時に貫通結合された複数個のピン(91、92)を有して構成され、前記キーホール42にキー100を差し込むと、キーの屈曲上面あるいは凹溝103により、前記上下部ピン(91、92)の境界面がシリンダ3とプラグ4の境界面に沿って整列され、プラグ4および回動軸を左右に回転させてロックおよび解除することができるドアロック装置において、プラグ4は、プラグの下部側面にロックプレートホール410を1個又は2個以上形成し、キーホール42が延長されて各ロックプレートホールと1つの空間になり、シリンダ3は、側面に前記プラグのロックプレートホールの位置に通常の下部ピン91が挿入されるピンホール32と、ロックプレートの下部720が挿入されるホール320がロックプレートの数だけ形成されており、ロックプレート700(図10A参照)は、上下部に固定フック(780、790)と、中央に弾丸状の傾斜面又は平面キーの傾斜面108が挿入される中央ホール740が形成され、キー100は、先端部109と傾斜面108を有する平面キーであるか、弾丸状のキー、又は傾斜面108の間に水平面106を形成したキーであり、プラグのロックプレートホール410にロックプレートを挿入し、シリンダ3にプラグを結合、シリンダのピンホール32に下部ピン91をスプリング91とともに挿入して、ロックプレートの先端部710を加圧して下端部720がホール320の固定フックまで入るようにした後でキーを差し込むと、傾斜面108と各ロックプレートの中央ホール740により、各ロックプレートの先端部が下部ピン91を押して水平面106の位置で各下端部720がホール320から抜かれ、プラグの外面と同一面になり、キーを回転又は垂直加圧して回転、ロックおよび解除することができる構成となっている。従って、前記ロックプレートを強制回転防止手段として用いることで、本発明の課題を解決できる(ロックプレート700(図6)およびキー100(図9A)参照)。なお、ロックプレート700を上部ピン92で代替できる。
【0010】
本発明の第2の構成において、ロックプレート700は、先端部の下側に突部735を有し(図10G参照)、前記ロックプレートの下側に階段面440を有する突起部45を一体に形成し、シリンダ内面の下部に前記突起部の階段面440がロックされるフック部31を設けた間隔39を有する凹溝38を形成し、プラグ4を間隔だけ回転させて垂直に引っ張って凹溝38から開放される位置に、必要に応じてスプリング7を挿入してプラグを引っ張るか押し、ストッパー(フック)6を固定させる。キーを差し込むと、ロックプレートの先端部が上昇する。これと同時に、前記間隔39に挿入されたロックプレート先端部の下側突部735が開放され、階段面の突起部を凹溝に挿入し、間隔だけ水平回転、階段面がフック部31にロックされるようにし、キーを垂直に引っ張り出すと、ロックプレートの下側突部735が間隔に挿入されてプラグの左右回転を不可能にし、強制回転防止機能をより向上することができる。このように、前記階段面440の突部を第1の構成に加えることが強力な回転防止手段となり、本発明の課題を解決できる。さらに、また、階段面の突起部をねじれた形に形成したり、螺旋状の雄ねじ442(図5A参照)で形成したり、シリンダ内面に雌ねじが前記螺旋状の雄ねじを前進回転時にロック又は解除され、元の位置で後進回転時に解除又はロックされる構造(図5B参照)なども強制回転防止手段として用いて、本発明の課題を解決できる。ここで、プラグで回動軸が前進および後進するのを防止するため、図5Cのように、吸収回動軸を用いることも可能である。そして、前記階段面状の突起部、ねじれたツイスト状の突起部、螺旋状の突起部と、プラグ下部の境界面に剪断部(Torque Share)490を設けて、強制回転時に分離されるようにし、破壊されてもスプリング7により突起部は分離されない。また、必要に応じて突起部に高強度ピンなどを挿入することで本発明の課題を実現する。
【0011】
第3の構成では、プラグのキーホールの下面に内蔵キー1を1個又は2個以上が各々分離されて挿入される延長されたキーホール422を形成したプラグを有する。プラグの側面にピンホール(418、428、…)と、上部ピンホール47と、スプリング挿入ホール(417、427、…)を形成する。図7Dに示すように、幾何学的形状の上面(214、224、…)と先端部(211、221、…)側面又は前面に長手方向の凹溝(218、228、…)とその下側に屈曲上面あるいは凹溝(219、229、…)とその下側に下端部(212、222、…)を形成した内蔵きー(210、220、…)を有する。シリンダ3に前記プラグの上部ピンホール47の位置に下部ピンホール32を形成する。前記プラグのキーホールを介して前記各内蔵キーの下端部(212、222、…)から挿入して延長されたキーホール422に各々分離されるように挿入し(図8D参照)、スプリング挿入ホール(417、427、…)を介してスプリング707を各下端部(212、222、…)に挿入し、ピン1からピンホール(417、427、…)を貫通、各内蔵キーの長手方向の凹溝(418、428、…)に挿入し固定して1つのプラグとして形成した後(図12A参照)、シリンダ3にプラグ4を挿入し、各ピンホール(32、47)に上下部ピン(92、91)と小スプリング9で加圧して結合し、キー100(図9B、9C参照)を差し込んで前記内蔵キーの幾何学的形状と噛み合う幾何学的形状のキー先端部と傾斜面108又はキー傾斜面108と傾斜面108の間の幾何学的凹溝104に加圧すると、各内蔵キーの屈曲上面あるいは凹溝(219、229、…)により上下部ピンが整列して、キーを回転、ロックおよび解除することができる。また、図12Bに示すように、プラグ4と一体である回動軸46を分離して、プラグと回動軸(20;46)に区画し、プラグの下面44に回動軸(20;46)が挿入される回動軸ホール48と各内蔵キーが延長されたキーホール422と1つの空間になるように形成し、前記内蔵キーの先端部に長手方向の凹溝を除去し(図7F参照)、必要に応じて下端部(212、222、…)を突出下端部(図7H参照)に形成し、前記内蔵キーの先端部(211、221、…)からプラグ下面で各内蔵キー挿入ホールに挿入し、各下端部(突出下端部)にスプリング707を挿入した後、スプリングストッパープレート775(図7J参照)によりプラグ下面で固定し、回動軸を回動軸ホール48に挿入し固定して構成されるプラグと、プラグのキーホール下面の先端部挿入ホール(40;422)をキーの傾斜面108と傾斜面の間の幾何学的凹溝104(図9B、9C参照)の位置に内蔵キーの先端部の挿入ホール40を分離して形成し、内蔵キーの先端部(211、221、…)が逆フ字状に形成される(図7H参照)。プラグの上部ピンホール47と角度をなして曲がって前記内蔵キーの先端部の挿入ホールに挿入される内蔵キーである。内蔵キー挿入プレート775の内蔵キー挿入ホール776に前記内蔵キー先端部から挿入して、各屈曲上面あるいは凹溝(219、229、…)上側に挿入し、前記先端部の挿入ホール40に先端部(211、221、…)を貫通するように結合する。キー100は、傾斜面108と傾斜面の間に幾何学的凹溝104を形成したキー(図9B、9C参照)の構造、および、図8A,8B、8C、8E、8Fに示される内蔵キーの構造も本発明に含まれる。
【0012】
また、第3の構成と第2の構成を組み合わせた場合も本発明に含まれる。
【0013】
前記構造による内蔵キーは、同一キーの確率を最小化する手段として用いることができ、本発明の課題を解決できる。
【0014】
前記第1の構成は、本発明の単純構造であり、第3の構成は、高機能の構造であり、第2の構成は中間構成であって、デッドロック(補助キー)、デジタルドアロックの非常アナログキーに活用される。
【0015】
第4の構成は、シリンダ3と、シリンダに挿入されるプラグ4と、シリンダの外側に出た回動軸46に固定されたストッパー(フック)6とを有し、プラグのキーホール42にキー100を差し込んでプラグの側面ホール49に挿入された複数のプレートピン8Aをシリンダの長手方向の凹溝(330、340)で整列することにより、左右回転、ロックおよび解除することができるドアロック装置において、プラグの先端部41又は下部に歯車状の突起部45を形成し(図2参照)、回動軸46がプラグと一体となっている。シリンダ3内面の上部又は下部に前記歯車状突起部と噛み合う陰刻溝333を形成し、歯車441が陰刻溝333と噛み合い、外側に出た回動軸46に必要に応じてスプリング7を挿入してプラグを引っ張るか押し、陰刻溝から歯車状の突起部が開放される位置に固定用ストッパー6を形成した構造を有する。さらに、また、歯車441状の突起部45は、直四角形、正四角形、五角形、楕円形などの幾何学的模様がねじれた突起部45であり、これと噛み合うようにシリンダの陰刻溝が形成された構造を有することも可能である。歯車とプラグの下部の間に剪断部(Torque Share)490を形成することもでき、歯車およびツイスト状の突起部を強制回転防止手段として用いて、本発明の課題を実現する。このような構造は、円筒状のドアロック、レバー状のドアロックに適している。
【0016】
第5の構成では、第1の構成のロックプレートおよびキーが異なることが特徴であり、特に、自動車キーの構造に適したプレートピンを用いており、キーが平面キー(図9A参照)である場合は、ロックプレートがプレートピン(図10D参照)であり、キーが陰刻キー(図9H、14A参照)である場合は、ロックプレート700はプレートピン(図10E参照)であり、キーが陽刻キー(図9I、13参照)である場合は、ロックプレートはプレートピン(図10F参照)であり、キーが陽陰刻キー(図9J、14参照)である場合も、ロックプレートを陽陰刻のプレートピンとすることができる。また、プレートピンは、分割プレートピン(図13E、図13F参照)と、分割プレートピン(図14B参照)と、分割プレートピン(図15A、15B、15C参照)とすることができ、これらのプレートピンが同一キーの確率を減らすことができる。また、様々なキーの先端部と傾斜面を利用したり、これらを直接的又は間接的にプレートピン又は分割プレートピンを加圧して整列する方法で本発明の課題を解決できる。
【0017】
第6の構成では、第2の構成と同様に、歯車又はツイスト状の突起部をさらに設けて強制回転防止手段として利用しており、第5の構成よりも一層強力な強制回転防止構造を有する。
【0018】
第7の構成は、通常のデッドロックドアロック装置に内蔵キーを加えることを、同一キーの確率を減らす手段として用いる第3の構成と異なり、本構成では、通常の自動車ドアロック装置に適した内蔵キーをさらに加えることを、同一キーの確率を減らす手段として用いて本発明の課題を解決できる。より詳細には、シリンダ3とシリンダに挿入されるプラグ4とシリンダの外側に出た回動軸46に固定されるストッパー6と、プラグのキーホール42にキー100を差し込んでプラグの側面ホール49に挿入された複数のプレートピン8A又は対をなす分割プレートピン(8B、8C)がシリンダの長手方向の凹溝(330、340)で整列されて、左右回転、ロックおよび解除することができるドアロック装置において、図12Aに示すように、キーホールを介して内蔵キー1個又は2個以上(図7A、7D参照)をキーホールの下面に上昇するようにし、これをキーの先端部と傾斜面(第9の構成参照)で加圧して同一キーの確率を減らす手段として利用する。図12Bに示すように、プラグの下面から内蔵キー1個又は2個以上(図7F、7G参照)をキーホールに向けて上昇させ、これをキー先端部と傾斜面(第9の構成参照)で加圧して同一キーの確率を減らす手段として利用する。
【0019】
また、内蔵キー(210、220、…、290、…)を複数(図7K、7L、7M、7N、7O、7P参照)有し、プラグ先端部の挿入ホールは、前記内蔵キーの先端部と同一位置、同一数、同一断面である先端部の挿入ホール40が分離されるように形成される。プラグの側面に各内蔵キーの屈曲上面あるいは凹溝が加圧するプレートピン又は分割プレートピンの挿入ホール49が形成されており、前記分割プレートピンを単層のスプリングストッパープレート775(図7J参照)で固定し、その他の内蔵キーは、前記スプリングストッパープレートに形成した内蔵キーの挿入ホールを経由、前記プラグ先端部の挿入ホールに挿入し、複層のスプリングストッパープレートで加圧して固定し、回動軸46を回動軸ホール48に挿入し固定している。このように、上記構造により、本発明の同一キーの確率を最小化する手段として複数の内蔵キーを用いることで本発明の課題を解決することができる。
【0020】
第8の構成(図6、11A参照)は、プラグの先端部41又は突起部45又は回動軸46にストッパー(溝)414を形成し、シリンダ3にプラグのストッパー414と同じ位置のホール314とプレートピンの下側突部87が挿入された凹溝340にピン10の下端部12が挿入されるピンホール32を形成する。回動片の方向に上部にピンホール315を有する突部316をプラグの先端部41にストッパーがある場合に形成する。突起部又は回動軸にストッパーがある場合(図11C参照)は、ピンホール32とプラグの先端部の間に突部316を形成したシリンダ3を形成する。逆フ字状の先端部810、ピンホール850を有する下端部820、中央部830からなるレバー800と、先端部11、ストッパーリング13、下端部12からなるピン10およびスプリング787を備え、シリンダにピン10の下端部12をピンホール32にプレートピンの下側突部87に当接するように挿入し、レバーの先端部810をホール314とプラグのストッパー414に挿入し、ピン先端部11をレバー中央部830で加圧しながら、突部のピンホール315とレバーの下端部820のピンホール850とスプリング787を結合した後、キーを差し込むと、傾斜面(117、127又は108)によりプレートピンの上側突部87が凹溝またはホール330から抜かれ、プラグの外面と同一面になり、同時に、プレートピンの下側突部87がピンの下端部12をシリンダ内面と同一面になるように押して、ピン先端部11がレバー中央部830を押し上げてレバー先端部810をストッパー(溝)414から解放する。このようにしてキーを回転、ロックおよび解除できる構造のレバー800は、特別の電源がなくても強制回転を防止するデッドボルト構造として、本発明の課題を解決することができる。
【0021】
第9の構成では、第1の構成、第2の構成、第5の構成、第6の構成、第8の構成による強制回転防止手段は同一キーの確率を減らすのに大きく寄与できず、第3の構成および第7の構成のように、内蔵キーの数を増やす構成が同一キーの確率を減らすことができるので、内蔵キーの上面を加圧するキーの先端部(109、119、129、139)と垂直先端部139又はキーの傾斜面108と傾斜面108の間に幾何学的突部又は凹溝(104、1104)を1個又は2個以上設けたキー(図9B、9C、9E、9G、9I、9J参照)と、キーの傾斜面(107、108、117、118、127、128)とM型陰刻キー(図9H)の傾斜面1107に水平面(106、116、126、1106)又は屈曲上面あるいは凹溝(103、113、123、1103)を1個又は2個以上設けたキー(図9S、図9I、図9J参照)により、プラグ側面のプレートピン又は分割プレートピンの数を増やして、全体的に先端部(119、129、139)の1個又は2個以上の幾何学的突部又は凹溝(104、1104)と先端部(109、119、129)で内蔵キーの上面を加圧すると同時に、キーの傾斜面の水平面(106、116、126)又は屈曲上面あるいは凹溝(103、113、123、1103)を、一部又は全部選択的に使用してピン数を最大に増加させて同一キーの確率を大きく減らすことで、本発明の課題を解決できる。
【0022】
従って、第1の構成〜第3の構成、および第4の構成〜第8の構成に上記発明のキーを各々加えることにより、強制回転防止効果を最大化し、同一キーの確率を最大に減らせるドアロック装置を得ることができる。このような構造は、第1の構成〜第3の構成は、デッドロック、デジタルドアロックに適し、第4の構成は、円筒状のドアロック、レバー状のドアロックに適し、第5の構成〜第9の構成は、自動車ドアロックに適している。
【0023】
本発明は、通常のドアロック装置に1個〜2個以上の内蔵キーを加えた構造と、階段面、螺旋状、歯車、ツイスト、デッドロックレバー、ロックプレートなどの強制回転防止構造を有する。また、同時に、キーの大きさは同じでありながら、同一キーの確率を減らす効果により、3〜5重の安全機能を有しており、道具や万能キーを利用しても簡単に開けることができず、キーホールに道具を入れて強制回転させても、無電源の噛み合いおよびデッドロックレバーのため簡単に開けることができない。また、破壊した場合も、噛みあっている歯車、ツイストが剪断部(Torque Share)から分離されるだけであり、高強度ピンが内蔵されていてドリルでの破砕も難しい。よって、円筒状のドアロック、デッドロック、デジタルドアロックのアナログ非常キー、自動車のドアロックなどに活用できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】従来のドアロック装置を示す断面図。
【図2】本発明による1実施形態の分解斜視図。
【図3】図2の結合断面図。
【図4A】本発明による他の実施形態の分解斜視図。
【図5B】図4Aの一部の結合断面図。
【図6C】図4Bの結合平面図。
【図7D】図4Cの回転断面図。
【図5A】本発明による他の実施形態の分解斜視図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリンダ3と、このシリンダの内部に回転可能に装着されるプラグ4にキーホール42と、下面に回動軸46を形成して、シリンダ3およびプラグ4に同時に貫通し結合された複数個のピン(91、92)を有して構成されており、キー100を差し込むと、屈曲上面あるいは凹溝103により、前記上下部ピン(91、92)がプラグ4の境界面に沿って整列し、プラグ4および回動軸を左右に回転させてロックおよび解除することができるドアロック装置において、プラグの下部側面にロックプレートホール410を1個又は2個以上形成し、キーホール42が延長されて各ロックプレートホールと1つの空間になるプラグ4であり、シリンダ3は、側面に前記プラグのロックプレートホールの位置に通常の下部ピン91が挿入されるピンホール32と、ロックプレートの下部720が挿入されるホール320がロックプレートの数だけ形成されており、ロックプレート700は、上下部に固定フック(780、790)と中央に弾丸状の傾斜面又は平面キーの傾斜面108が挿入される中央ホール740が形成され、キー100は、先端部109と傾斜面108を有する平面キーであるか、弾丸状のキー又は傾斜面108の間に水平面106を有するキーであり、プラグのロックプレートホール410にロックプレートを挿入し、シリンダ3にプラグを結合、シリンダのピンホール32に下部ピン91をスプリング9とともに挿入してロックした先端部710を加圧して、下端部720がホール320の固定フックまで入るようにした後、キーを差し込んでキーを回転又は垂直加圧して回転、ロックおよび解除することができることを特徴とするドアロック装置。
【請求項2】
ロックプレート700とロックプレートの挿入ホール410を除去し、プラグに上部ピンホール47を形成し、シリンダの下部ピンホール32とプラグの上部ピンホール47が一致する位置に、上下部ピン(92、91)とスプリング9で加圧することを特徴とする請求項1に記載のドアロック装置。
【請求項3】
ロックプレート700は、先端部の下側に突部735を有し、前記ロックプレートの下側に階段面440を有する突起部45を一体に形成し、シリンダ内面の下部に前記突起部の階段面440がロックされるフック部31を備えた間隔39を有する凹溝38を形成し、プラグ4を間隔だけ回転させ垂直に引っ張って凹溝38から開放される位置に、必要に応じてスプリング7を設けてプラグを引っ張るか押し、ストッパー(フック)6を固定し、キーを差し込むと、ロックプレートの先端部が上昇すると同時に、前記間隔39に挿入されたロックプレート先端部の下側突部735が開放されて階段面の突起部を凹溝に挿入し、間隔だけ水平回転、階段面がフック部31にロックされるようにし、キーを垂直に引っ張り出すと、ロックプレートの下側突部735が間隔に挿入されてプラグの左右回転を不可能にすることを特徴とする請求項1に記載のドアロック装置。
【請求項4】
前記ロックプレートは、先端部の下側に下側突部735を有しないロックプレートであり、階段面の突起部は、直四角形、正四角形、五角形、楕円形など幾何学的模様がねじれた突起部であり、フック部を有する凹溝38は、前記ねじれた突起部と噛み合うねじれた陰刻溝333であることを特徴とする請求項3に記載のドアロック装置。
【請求項5】
ねじれた突起部45は螺旋状雄ねじ442で形成し、必要に応じて、プラグ上部に雄ねじを形成し、シリンダのねじれた凹溝は前記螺旋状雄ねじと螺合する雌ねじ33で形成し、必要に応じて、シリンダ内面の上部に雌ねじを形成することを特徴とする請求項4に記載のドアロック装置。
【請求項6】
ロックプレートを除去し、キー100は、傾斜面108を有するキー又は傾斜面を有しない平面キーであることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のドアロック装置。
【請求項7】
シリンダ内面の下部雌ねじ33を前記雄ねじ442と螺合する雌ねじ33で形成し、前後持続的に形成することで、前進回転時にロック又は解除され、元の位置で後進回転時に解除又はロックされ、元の位置でキーを垂直に引っ張るとキーが抜かれることを特徴とする請求項5に記載のドアロック装置。
【請求項8】
ロックプレート700を除去し、キー100は、傾斜面108を有するキー又は傾斜面を有しない平面キーであることを特徴とする請求項7に記載のドアロック装置。
【請求項9】
シリンダ3と、このシリンダの内部に回転可能に装着されるプラグ4にキーホール42と、下面に回動軸46を形成して、シリンダ3とプラグ4に同時に貫通し結合された複数個のピン(91、92)を有して構成されており、キー100を差し込むと、屈曲上面あるいは凹溝103により、前記上下部ピン(91、92)がプラグ4の境界面に沿って整列し、プラグ4および回動軸を左右に回転させてロックおよび解除することができるドアロック装置において、プラグのキーホールの下面に内蔵キー1を1個又は2個以上が各々分離されて挿入される延長されたキーホール422を形成し、プラグの側面にピンホール(418、428、…)と、上部ピンホール47と、スプリング挿入ホール(417、427、…)を形成したプラグ4であり、幾何学的形状の上面(214、224、…)と、先端部(211、221、…)の側面又は前面に長手方向の凹溝(218、228、…)と、その下側に屈曲上面あるいは凹溝(219、229、…)と、その下側に下端部(212、222、…)を形成した内蔵きー(210、220、…)と、前記プラグの上部ピンホール47の位置に下部ピンホール32を形成したシリンダ3であり、前記プラグのキーホールを介して前記各内蔵キーの下端部(212、222、…)から挿入されて延長されたキーホール422に各々分離されるように挿入し、スプリング挿入ホール(417、427、…)を介してスプリング707を各下端部(212、222、…)に挿入し、ピン1からピンホール(417、427、…)を貫通し、各内蔵キーの長手方向の凹溝(418、428、…)に挿入して固定することによって1つのプラグに形成した後、シリンダ3にプラグ4を挿入し、各ピンホール(32、47)に上下部ピン(92、91)と小スプリング9で加圧して結合し、キーを差し込んで前記内蔵キーの上面(214、224)をキーの先端部と傾斜面108又は名斜面と傾斜面の間の幾何学的凹溝104で加圧すると、各内蔵キーの屈曲上面あるいは凹溝(219、229、…)により上下部ピンが整列し、キーを回転又は垂直加圧して回転、ロックおよび解除することができることを特徴とするドアロック装置。
【請求項10】
プラグ4と一体である回動軸46を分離して、プラグと回動軸(20;46)に区画し、プラグの下面44に回動軸(20;46)が挿入される回動軸ホール48と、各内蔵キーの延長されたキーホール422と1つの空間になるように形成し、前記内蔵キーの先端部に長手方向の凹溝を除去し、必要に応じて、下端部(212、222、…)を突出下端部で形成した内蔵キー(210又は220、230、240)を有し、前記内蔵キーの先端部(211、221、…)からプラグの下面で各内蔵キーの挿入ホールに挿入し、各下端部(下部突部)にスプリング707を挿入した後、スプリングストッパープレート775でプラグの下面で固定した後、回動軸を回動軸ホール48に挿入し、固定して構成されるプラグであることを特徴とする請求項9に記載のドアロック装置。
【請求項11】
プラグのキーホール下面の先端部挿入ホール(40;422)をキーの傾斜面108と傾斜面の間の幾何学的突部又は凹溝104の位置に形成したプラグであり、内蔵キー(210、220、230、240)は、内蔵キーの先端部(211、221、…)が逆フ字状に形成され、プラグの上部ピンホール47と角をなして曲がって前記内蔵キーの先端部の挿入ホールに挿入されるように形成した内蔵キーであることを特徴とする請求項10に記載のドアロック装置。
【請求項12】
プラグのキーホール下面の先端部の挿入ホールは、先端部(211、221、231、241)と、前記先端部の間の先端部(251、261、271、281)が挿入される先端部の挿入ホールを各々部分離して形成し、プラグの側面に屈曲上面あるいは凹溝(219、229、239、249)と同じ位置、同じ数の上部ピンホール47と、その下側に屈曲上面あるいは凹溝(259、269、279、289)と同じ位置、同じ数の上部ピンホール47を形成したプラグであり、シリンダ3には、前記プラグの上部ピンホールと同じ位置、同じ数の下部ピンホール32が形成され、スプリングストッパープレート775をさらに有する先端部の挿入ホール40と同じ位置、同じ数の内蔵キーの挿入ホールが形成されたスプリングストッパープレートで構成されており、内蔵キーの先端部(251、261、271、281)を逆フ字状に形成した内蔵キーを有し、スプリングストッパープレート775の下側に複層の1つのプラグを形成し、シリンダ3に結合されていることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のドアロック装置。
【請求項13】
シリンダ3と、シリンダに挿入されるプラグ4と、シリンダの外側に出た回動軸46に固定されるストッパー/フック6と、プラグのキーホール42にキー100を差し込んで、プラグの側面ホール49に挿入された複数のプレートピン8Aがシリンダの長手方向の凹溝(330、340)で整列して左右回転、ロックおよび解除することができるドアロック装置において、プラグの先端部41又は下部に歯車又はねじれた突起部45を形成し、回動軸46が一体となっているプラグであり、シリンダ3内面の上部又は下部に前記歯車状突起部と噛み合う陰刻溝333を形成したシリンダであり、歯車441が陰刻溝333と噛み合い、外側に出た回動軸46に必要に応じてスプリング7を挿入してプラグを引っ張るか押し、陰刻溝から歯車状突起部が開放される位置に固定用ストッパー6を形成することを特徴とするドアロック装置。
【請求項14】
シリンダ3と、シリンダに挿入されるプラグ4と、シリンダの外側に出た回動軸46に固定されるストッパー/フック6と、プラグのキーホール42にキー100を差し込んでプラグの側面ホール49に挿入された複数のプレートピン8A又は対をなす分割プレートピン(8B、8C)がシリンダの長手方向の凹溝(330、340)で整列し、左右回転、ロックおよび解除することができるドアロック装置において、プラグの下部側面にプレートピンを1個又は2個以上ホール49を貫通するように挿入し、小スプリングホール499を形成し、前記プレートピンホールとキーホールが1つの空間になるプラグ4であり、シリンダ3は、前記プラグのプレートピンの上側突部86と下側突部87が挿入される凹溝が通常の長手方向の凹溝(330、340)に延長されており、キー100は、中央板130を厚く形成し、キーの屈曲上面あるいは凹溝(113、123)を中央板に陰刻で前面と後面に形成し、中央板の先端部139の上下から屈曲上面あるいは凹溝側に行くほど幅が狭くなる傾斜面(117、127)を持続的に形成したキーの前面110の上下部と後面120の上下部が陰刻で形成されているキーにおいて、中央板130に垂直先端部139の上下に中に入るほど幅が狭くなる傾斜面1107と、水平面1106と、傾斜面1107が1個又は2個以上対称に彫り込まれたM字状の陰刻キーであり、プレートピン8Aは、通常のプレートピンスプリング加圧部を1個又は対称に必要に応じて形成し、前記先端部がM字状であるキーが差し込まれる中央ホール84は、上下に2ヶ所が分離されるように形成し、各キーホール84は、キーを差し込むと、傾斜面1107と水平面1106と傾斜面1107で加圧したとき、キーが貫通される大きさに形成され、上部キーホール84の下側を突部85で形成し、上下側の突部(86、87)と両側にスプリングストッパー81が形成されたプレートピンと小スプリング9とキー100で構成されており、プラグプレートピンの挿入ホール49にプレートピン8Aを小スプリングとともにスプリングストッパー81で加圧して挿入し、シリンダにプラグを結合させた後、キーを差し込んで前記プレートピン上部のキーの中央ホール84に挿入されるとき、傾斜面1107により上部の中央キーホールの突部85を加圧してプレートピンの上側突部86が凹溝330から開放され、キーの水平面1106の位置でプラグ面とプレートピン面が同一面になり、キーを回転、ロックおよび解除することができることを特徴とするドアロック装置。
【請求項15】
キー100は、先端部109から中に入るほど幅が広くなる傾斜面108と水平面106と傾斜面108を上下対称に形成し、通常の複数の屈曲上面あるいは凹溝を上下に形成した陽刻キーであり、プレートピン8Aは、キーホールが中央に1つ形成され、キーの先端部から傾斜面108と水平面106および傾斜面108が充分に挿入可能なキーホール84であり、キーホールの下側を突部85で形成し、キーを差し込んだとき、傾斜面108により突部85を加圧、上側突部86が下側に抜かれて水平面106の位置でプラグの面と同一面になり、キーを回転、ロックおよび解除することができることを特徴とする請求項14に記載のドアロック装置。
【請求項16】
プラグの先端部41又は突起部45又は回動軸46にストッパー414を形成し、シリンダ3にプラグのストッパー414と同じ位置のホール314と、プレートピンの下側突部87が挿入された凹溝340にピン10の下端部12が挿入されるピンホール32を形成し、回動片の方向に上部にピンホール315を有する突部316をプラグの先端部41にストッパーがある場合に形成し、突起部又は回動軸にストッパーがある場合は、ピンホール32とプラグの先端部の間に突部316を形成したシリンダ3を形成し、逆フ字状の先端部810、ピンホール850を有する下端部820、中央部830からなるレバー800と、先端部11、ストッパーリング13、下端部12からなるピン10とスプリング787を備え、シリンダにピン10の下端部12をピンホール32にプレートピンの下側突部87に当接するように挿入し、レバーの先端部810をホール314とプラグのストッパー414に挿入し、ピン先端部11をレバー中央部830で加圧しながら、突部のピンホール315とレバーの下端部820のピンホール850とスプリング787を結合した後、キーを差し込むと、傾斜面(1107又は108)によりプレートピンの上側突部86が凹溝330から開放され、プラグの外面と同一面になると同時に、プレートピンの下側突部87がピン下端部12をシリンダの内面と同一面になるように押して、レバー先端部810をストッパー414から抜かれるようにし、キーを回転、ロックおよび解除することができることを特徴とする請求項14又は請求項15に記載のドアロック装置。
【請求項17】
プラグの先端部41又は下部に歯車状の突起部45を形成し、回動軸46と一体になっているプラグであり、シリンダ3内面の先端部又は下部に前記歯車状の突起部と噛み合う陰刻溝333を形成したシリンダであり、歯車441が陰刻溝333と噛み合い、外側に出た回動軸46に必要に応じてスプリング7を挿入してプラグを引っ張るか押し、陰刻溝から歯車状の突起部が開放される位置に固定用ストッパー6を形成することを特徴とする請求項14又は請求項15に記載のドアロック装置。
【請求項18】
プラグの先端部41又は下部に歯車状の突起部45を形成し、回動軸46と一体になっているプラグであり、シリンダ3内面の先端部又は下部に前記歯車状の突起部と噛み合う陰刻溝333を形成したシリンダであり、歯車441が陰刻溝333と噛み合い、外側に出た回動軸46に必要に応じてスプリング7を挿入してプラグを引っ張るか押し、陰刻溝から歯車状の突起部が開放される位置に固定用ストッパー6を形成することを特徴とする請求項16に記載のドアロック装置。
【請求項19】
シリンダ3と、シリンダに挿入されるプラグ4と、シリンダの外側に出た回動軸46に固定されたストッパー(フック)6と、プラグのキーホール42にキー100を差し込んでプラグの側面ホール49に挿入された複数のプレートピン8A又は対をなす分割プレートピン(8B、8C)がシリンダの長手方向の凹溝(330、340)で整列して左右回転、ロックおよび解除することができるドアロック装置において、プラグのキーホールの下面に内蔵キー1個又は2個以上(210、220、…)が各々分離されて挿入される延長されたキーホール422を形成し、プラグの側面にピンホール(418、428、…)と、プレートピン8Aのホール411又は対をなす分割プレートピン(8B、8C)のホール49と、各プレートピンのスプリングストッパーの位置に小スプリングホール499と、その下側にスプリング707の挿入ホール(417、427、…)を形成したプラグ4であり、幾何学的形状の上面(214、224、…)と先端部(211、221、…)の側面又は前面に長手方向の凹溝(218、228、…)と、その下側に屈曲上面あるいは凹溝(219、229、…)と、その下側に下端部(212、222、…)を形成した内蔵きー(210、220、…)と、シリンダ3に前記プレートピン8A又は対をなす分割プレートピン(8B、8C)の上側突部86および下側突部87が挿入される長手方向の凹溝(330、340)を公知の長手方向の凹溝又はホールに延長したシリンダであり、プレートピン8A又は対をなす分割プレートピン(8B、8C)と、小スプリング9、スプリング707、ピン1およびキー100で構成されており、プラグの側面にプレートピン8A又は分割プレートピンを小スプリングとともに挿入し、キーホール42に前記内蔵キーの下端部(212、222、…)から延長されたキーホールに分離されるように挿入し、各プレートピン8A又は分割プレートピン(8B、8C)のキーホール84を貫通し、スプリングホール(417、427、…)を介してスプリング707を下端部(212、222、…)に挿入し、ピンホール(418、428、…)にピン1を貫通して長手方向の凹溝又はホール(218、228、…)に挿入し、固定してなるプラグ4をシリンダに結合した後、キーを差し込むと、キーの先端部(109、119、129、139)と傾斜面(107、108、117、118、127、128)の1個又は2個以上の屈曲上面あるいは凹溝(103、113、123)と、先端部の1個又は2個以上の幾何学的突部又は凹溝1104のうちの一部又は全部でキーホールの下面に上昇した内蔵キーの先端部の幾何学的上面(214、224、…)を加圧して、各内蔵キーの屈曲上面あるいは凹溝(219、229、…)により、プレートピン8A又は分割プレートピン(8B、8C)のキーの中央ホール84の突部85を加圧して、上側突部86を長手方向の凹溝330から開放し、プラグの面と同一面になり、キーを回転、ロックおよび解除することができることを特徴とするドアロック装置。
【請求項20】
プラグ4と一体である回動軸46を分離して、プラグと回動軸(20;46)に区画し、プラグの下面44に回動軸(20;46)が挿入される回動軸ホール48と、各内蔵キーの延長されたキーホール422と1つの空間になるように形成し、前記内蔵キーの先端部に長手方向の凹溝を除去し、必要に応じて、下端部(212、222、…)を突出下端部で形成した内蔵キーを有し、前記内蔵キーの先端部(211、221、…)からプラグの下面で各内蔵キーの挿入ホール(40;422)に挿入し、各下端部(下部突部)にスプリング707を挿入した後、スプリングストッパープレート775でプラグの下面に単層で固定した後、回動軸を回動軸ホール48に挿入し、固定して構成されるプラグを有することを特徴とする請求項19に記載のドアロック装置。
【請求項21】
キーの先端部の1個又は2個以上の幾何学的突部又は凹溝1104と、傾斜面の屈曲上面あるいは凹溝(103、113、123)の位置に各先端部の挿入ホール40が一部又は全部を選択的に90°および幾何学的断面形状に形成されたプラグであり、内蔵キー(210、220、230、240)は、内蔵キーの先端部が前記プラグ先端部の挿入ホール40と同じ位置、同じ形状に形成されていることを特徴とする請求項20に記載のドアロック装置。
【請求項22】
内蔵キー(210、220、…、290、…など)が複数設けられ、プラグ先端部の挿入ホールは、前記内蔵キーの先端部と同じ位置、同じ数、同じ断面の先端部挿入ホール40が分離されて形成されたプラグであり、プラグの側面に各内蔵キーの屈曲上面あるいは凹溝が加圧するプレートピン又は分割プレートピンの挿入ホール49が形成されており、前記分割プレートピンを単層のスプリングストッパー775で固定し、その他の内臓キーは、前記スプリングストッパーに設けられた内蔵キーの挿入ホールを経由し、前記プラグ先端部の挿入ホールに挿入し、複層のスプリングストッパーで加圧固定し、回動軸46を回動軸48に挿入し、固定して構成されるプラグであることを特徴とする請求項20又は請求項21に記載のドアロック装置。
【請求項23】
プラグ4の側面に上面と平行に一定の間隔で複数対に分離された分割プレートピン(8B、8C)のホール49と、小スプリングホール499を両側に形成し、プラグの下側で前記分割プレートピンの挿入ホールを前記分割プレートピンホールの間に複数形成したプラグに長手方向のキーホールと1つの空間になるように形成されたプラグ4であり、プラグの挿入ホールの内面に前記分割プレートピンの上側突部86又は下側突部87が挿入される長手方向の凹溝又はホール(330、340)が上下に対で平行に形成したシリンダ3であり、分割プレートピン(8B、8C)は、上側突部86とその下側にスプリングストッパー81と、下側の下側突部87と、中央キーホール84が上下に切断された形状を有し、ストッパー(82、83)を有する突部を内向きの中央にそれぞれ設けた対をなす分割プレートピン(8B、8C)であり、キーは、前面と後面の各上下部に屈曲上面あるいは凹溝(113、123)を中央板130まで陰刻で形成し、先端部130の上下で幅が狭くなり、屈曲上面あるいは凹溝と連結される傾斜面(117、127)も中央板まで陰刻で形成され、先端部が垂直である陰刻キー100で構成されたドアロック装置において、前記キー100は、前面110と後面120の上下部4箇所に傾斜面(118、128)と、屈曲上面あるいは凹溝(113、123)を中央板130に陽刻で形成し、先端部(119、129)および先端部139を垂直に形成した陽刻キーであり、突部85を下側突部87の上側にストッパー(82、83)で形成した分割プレートピン(8B、8C)で構成されることを特徴とするドアロック装置。
【請求項24】
キーの中央板130を有しないことを特徴とする請求項23に記載のドアロック装置。
【請求項25】
前記キー100は、前面上部と後面下部が陽刻キーであり、前面上部と後面下部が陰刻キーである陽陰刻キー100として、分割プレートピン8Bは陰刻分割プレートピンであり、分割プレートピン8Cは陽刻分割プレートピンであって、プラグに挿入するとき、分割プレートピン8Bは上側から、分割プレートピン8Cは下側から挿入することを特徴とする請求項23に記載のドアロック装置。
【請求項26】
先端部(119、129、139)と先端部139に幾何学的突部又は凹溝1104が1個又は2個以上形成され、傾斜面(117、127、118、128)に1個又は2個以上の水平面(116、126)又は屈曲上面あるいは凹溝113を形成したキーにおいて、一部又は全部により内蔵キー(210、220、…)の幾何学的上面(214、224、…)を加圧することを特徴とする請求項23又は請求項25に記載のドアロック装置。
【請求項27】
前面上部と後面下部を陰刻キーで形成して、前面後面の上下4箇所が陰刻キーであることを特徴とする請求項26に記載のドアロック装置。
【請求項28】
先端部139の幾何学的突部又は凹溝1104を除去し、先端部の上下部で中に入るほど幅が狭くなる傾斜面1107と、屈曲上面あるいは凹溝1103又は水平面1106が1個又は2個以上中央板130に互いに対称に彫り込まれたM字状先端部である陰刻キーであることを特徴とする請求項27に記載のドアロック装置。
【請求項29】
陰刻キーの傾斜面に形成された水平面116、屈曲上面あるいは凹溝113を除去したことを特徴とする請求項28に記載のドアロック装置。

【図5B】図5Aの結合断面図。
【図5C】吸収回動軸の断面図。
【図6A】本発明による他の実施形態の分解斜視図。
【図6B】図6Aの結合断面図。
【図7A】本発明によるキーホールから差し込まれる内蔵キーの説明図。
【図7B】図7Aの他の実施形態の正面図。
【図7C】図7Bの他の実施形態の正面図。
【図7D】本発明によるキーホールから差し込まれる複数の内蔵キーの説明図。
【図7E】図7Dの延長されたキーホールに差し込まれる内蔵キーの説明図。
【図7F】本発明によるプラグの下面に差し込まれる複数の内蔵キーの説明図。
【図7G】図7Fの他の実施形態の内蔵キーの説明図。
【図7H】図7Fのまた他の実施形態の内蔵キーの説明図。
【図7I】図7Fの内蔵キー先端部の挿入ホールの説明図。
【図7J】図7Fの内蔵キー挿入板の平面図。
【図7K】図7Fの他の実施形態の平面図。
【図7L】図7Fのまた他の実施形態の平面図。
【図7M】図7Fのまた他の実施形態の平面図。
【図7N】図7Fのまた他の実施形態の平面図。
【図7O】図7Fのまた他の実施形態の平面図。
【図7P】図7Fのまた他の実施形態の平面図。
【図8A】本発明によるキーホールから差し込まれるデッドロック内蔵キーの説明図。
【図8B】図8Aの他の実施形態の斜視図。
【図8C】本発明によるプラグの下面に挿入される複数の内蔵キーの斜視図。
【図8D】本発明によるデッドロックの複数の内蔵キーの平面図。
【図8E】図8Dの他の実施形態の平面図。
【図8F】図8Dのまた他の実施形態の平面図。
【図9A】本発明による平面キーの正面図。
【図9B】本発明による他のキーの正面図。
【図9C】図9Bの側面図。
【図9D】本発明によるまた他のキーの正面図。
【図9E】本発明による陰刻キーの正面図。
【図9F】本発明によるまた他のキーの正面図。
【図9G】図9Eの他の実施形態の正面図。
【図9H】図9Eのまた他の実施形態の正面図。
【図9I】本発明による陽刻キーの正面図。
【図9J】本発明による陽陰刻キーの正面図。
【図10A】本発明による1実施形態のロックプレートの平面図。
【図10B】図10Aの他の実施形態の平面図。
【図10C】図10Aのまた他の実施形態の平面図。
【図10D】プレートピンの正面図。
【図10E】図10Dの他の実施形態のプレートピンの正面図。
【図10F】図10Dのまた他の実施形態のプレートピンの正面図。
【図10G】図10Aの他の実施形態の側面図。
【図10H】図10Aのまた他の実施形態の側面図。
【図11A】本発明で用いられるレバーの説明図。
【図11B】図11Aの他の実施形態の説明図。
【図11C】図11Aのまた他の実施形態の説明図。
【図12A】本発明の内蔵キーをキーホールから挿入する説明図。
【図12B】本発明の内蔵キーをプラグの下面に挿入する説明図。
【図13A】本発明の陽刻キーの斜視図。
【図13B】図13Aの側断面図。
【図13C】図13Aの他の実施形態の斜視図。
【図13D】上下に分割する前のプレートピンの正面図。
【図13E】陽刻キーにおける分割プレートピンの平面図、および挿入ホールの説明図。
【図13F】図13Eの他の実施形態の説明図。
【図14A】本発明の陰刻キーの斜視図。
【図14B】陰刻キーにおける分割プレートピンの平面図。
【図15A】本発明の陽陰刻キーの分割プレートピンの平面図。
【図15B】図15Aの他の実施形態の平面図。
【図15C】図15Aのまた他の実施形態の平面図。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、添付した図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0026】
図1は、従来のドアロック装置を示す断面図である。シリンダ3と、このシリンダの内部に回転可能に装着され、その中央部に長手方向のキーホール42が形成されたプラグ4と、上部ピン92と下部ピン91により分割形成され、シリンダ3およびプラグ4に同時に貫通し結合された複数個のピン(91、92)を有して構成されている。
【0027】
キー100を差し込むと、屈曲面103により、前記上下部ピンの境界面がシリンダとプラグの境界面に沿って整列し、プラグを回転させてロックおよび解除することができるロック装置である。
【0028】
図2は、本発明の1実施形態の分解斜視図である。図3は、図2の結合断面図である。シリンダ3と、シリンダに挿入されるプラグ4と、シリンダの外側に出た回動軸46に固定されたストッパー6と、プラグのキーホール42にキー100を差し込んで前記プラグ側面のプレートピンホール49に挿入された複数のプレートピン8Aがシリンダの長手方向の凹溝(330、340)で整列して、左右回転、ロックおよび解除することができるドアロック装置において、プラグ先端部41又は下部に歯車あるいはツイスト状の突起部45を形成し、回動軸46はプラグと一体となっている。シリンダ3内面の上部又は下部に前記歯車状の突起部と噛み合う陰刻溝333を形成し、歯車441が陰刻溝333と噛み合い、外側に出た回動軸46に必要に応じてスプリング7を挿入してプラグを引っ張るか押す。陰刻溝から歯車状の突起部が開放される位置に固定用ストッパー6が設けられている。ここで、キーを差し込むと、複数の上下部ピン(92、91)が整列し、キーを回転させると同時に引っ張って歯車を陰刻溝から開放させた後、左右回転、ロックおよび解除されることが分かる。強制回転させる場合には、歯車とプラグの下面の間の剪断部(Torque Share)490からプラグは分離され、歯車は、スプリングで引っ張られて抜けることができない。また、歯車に高強度のピンを設けることで、ドリルでも破砕し難い構造になり、このような構造は自動車のドアロックに適する。
【0029】
図4Aは、本発明による他の実施形態の分解斜視図である。図4Bは、図4Aの一部の結合断面図である。図4Cは、図4Bの結合平面図である。図4Dは、図4Cの回転断面図であって、第2の構成と同様である。しかし、図にはロックプレート(図10A、10G参照)は示されていない。
【0030】
図5Aは、本発明の他の実施形態の分解斜視図である。突起部45が雄ねじであり、シリンダ3内面の下部に雄ねじ442が螺合する雌ねじ33が形成されている。図5Bは、図5Aの結合断面図である。雄ねじ442が雌ねじ33と螺合し、特に、雄ねじが雌ねじの中央に位置する場合、シリンダの下面にプラグの突部が当接したときに解除又はロックされ、キーを反対に回転、元の位置で継続的に回転するとキーが解除又はロックされ、元の位置で回転する。キーを垂直に引っ張るとキーが抜かれてプラグを回転させることができない。図5Cは、吸収回動軸の断面図である。図3、図4、図5に示すように、プラグが垂直に移動するとき、回動軸46を角のある回動軸とし、フランジ51と角のあるホール52を有する吸収回動軸50をシリンダのプラグの挿入ホールの下面に挿入し、回動片8とともにストッパー6で固定し、角のある回動軸46を角のあるホール52に挿入し結合すると、プラグが角のあるホールから垂直移動し、回動片8は左右回転のみ可能となる。以上、図4および図5に示す構造は、デッドロック、デジタルドアロックに適する。
【0031】
図6は、本発明のまた他の実施形態の分解斜視図である。プラグ4における先端部710、下端部720、中央ホール740を含むロックプレート700(図10A参照)は、フラグの側面ホール410を貫通し、上部ピンホール47を貫通する。キーの先端部41側にストッパー414が形成されたプラグ4とシリンダ3にプラグのストッパー414と同じ位置にホール314と、プラグのロックプレートの先端部挿入ホールである上部ピンホール47と同じ位置にホール310が形成され、シリンダの下側に突部316が形成されている。図11Aに示すドアロック装置は、先端部810、中央部830、ピンホール850を含む下端部820からなるレバー800と、先端部11、下端部12、ストッパーリング13を有するピン10と、スプリング787とで構成される。図6Bは、図6Aの結合断面図である。プラグ4にロックプレート700がホール410を貫通し、プラグの上部ピンホール47に先端部710が挿入され、レバーの先端部810がシリンダホール314を貫通し、プラグのストッパー414に挿入され、ホール310にピン下端部12がプラグのロックプレート先端部に当接するためにプラグに挿入されており、先端部11をレバー中央部830が加圧される状態で、突部316のピンホール315にスプリング787とともにレバー下端部のピンホール850にピンで結合されている。キーを差し込んでキー先端部109と傾斜面108がロックプレートの中央ホール740に挿入されることにより、ロックプレートを上側に押し上げて、ロックプレートの下端部720がシリンダホール320から開放され、プラグの外面と同一面になる。同時に、レバー先端部810をストッパー414から解放し、キーを回転、ロックおよび解除する。
【0032】
図7Aは、本発明のキーホールから挿入される内蔵キーの説明図である。図7Bは、図7Aの他の実施例の正面図である。図7Cは、図7Bの他の実施形態の正面図である。図7Dは、本発明によるキーホールから差し込まれる複数の内蔵キーの説明図である。図7Eは、図7Dの延長されたキーホールに差し込まれる内蔵キーの説明図である。図7Fは、本発明によるプラグの下面に差し込まれる複数の内蔵キーの説明図である。図7Gは、図7Fの他の実施形態の内蔵キーの説明図である。図7Hは、図7Fのまた他の実施形態の内蔵キーの説明図である。図7Iは、図7Fの内蔵キー先端部の挿入ホールの説明図である。図7Jは、図7Fの内蔵キー挿入板の平面図であって、第7の構成の説明と同様である。図7Kは、図7Fの他の実施形態の平面図である。図7Lは、図7Fのまた他の実施形態の平面図である。図7Mは、図7Fのまた他の実施形態の平面図である。図7Nは、図7Fのまた他の実施形態の平面図である。図7Oは、図7Fのまた他の実施形態の平面図である。図7Pは、図7Fのまた他の実施形態の平面図であって、図7Iに示すように、自動車キー(図9参照)の先端部(109、119、129、139)と傾斜面(107、108、117、118,127、128)の様々な幾何学的形状と一致するように、内蔵キーの先端部(211、221、…)の位置および数が、プレートピン8Aの中央キーホール(図10D、10E、10F参照)と分割プレートピン(図13E参照)の中央キーホールの範囲内にあることが好ましい。
【0033】
図8Aは、本発明のキーホールから差し込まれるデッドロック内蔵キーの説明図である。図8Bは、図8Aの他の実施形態の斜視図であって、図12Aに示したキーホールから1個の内蔵キーを挿入するデッドロック用内蔵キーである。図8Cは、本発明によるプラグの下面に挿入される複数の内蔵キーの斜視図であって、図12Bに示したプラグ下面で各内蔵キーが分離されるように、先端部の挿入ホール40を形成し、内蔵キーの下端部が突出下端部(212、222、…)に形成され、先端部(211、221、…)より大きく形成して十分なスプリング707空間を確保し、上面において突部ホール200の突部2を多様な高さや幾何学的な形状から選択的に使用できるという効果を有し、デッドロック構造に適している。図8Dは、本発明によるデッドロックの複数の内蔵キーの平面図である。図8Eは、図8Dの他の実施形態の平面図である。図8Fは、図8Dのまた他の実施形態の平面図であって、図7Dと図7Fと図7Hの内蔵キーをキー(図9B、9C参照)の傾斜面108又は傾斜面と傾斜面の間の幾何学的突部又は凹溝104の位置と同じ位置、同じ数で有する内蔵キーを示す。
【0034】
図9Aは、本発明による平面キーの正面図であって、傾斜面に水平面106が形成され、図10Aのロックプレート又は図10Dのプレートピンが中央ホール84と水平面106の位置で同一面になり、第1の構成および第5の構成の説明と同様である。図9Bは、本発明による他のキーの正面図である。図9Cは、図9Bの側面図であって、図8D、8E、8Fに示したものと同様である。図9Dは、本発明によるまた他のキーの正面図であって、通常の垂直先端部109を有する平面キーの先端部に幾何学的突部又は凹溝104を1個又は2個以上形成して、図12A、12Bの内蔵キーの上面を加圧するデッドロック用キーである。図9Eは、本発明による陰刻キーの正面図であって、図9Dに示すように、先端部139に幾何学的突部又は凹溝1104を設けた陰刻キーを示す。図9Fは、本発明によるまた他のキーの正面図であって、図9Aに示したものと同様である。図9Gは、図9Eの他の実施形態の正面図であって、傾斜面117に水平面116を形成して、水平面の凹溝1104と異なって図10Cのロックプレートの形態をプレートピンとし、第5の構成では陰刻キーとして使用される。図9Hは、図9Eのまた他の実施形態の正面図であって、図5の構成では、本発明の陰刻キーと図10Eのプレートピンとがともに利用される。この場合、図10Gと異なって、中央板130には、傾斜面1107と水平面1106又は屈曲上面あるいは凹溝1103を互いに対称するように1個又は2個以上形成し、プレートピン8Aを1個又は2個以上形成することにより、同一キーの確率を減らすことができる。図9Iは、本発明による陽刻キーの正面図であって、図13Aに示すように、先端部139に幾何学的突部1104又は凹溝、および傾斜面(118、128)に水平面(116、126)の屈曲上面あるいは凹溝(113、123)が形成されており、プレートピン(図10F参照)が挿入され、第5の構成でも利用される陽刻キーである。図9Jは、本発明による陽陰刻キーの正面図であって、図9Gおよび9Iが上下、前後に形成された陽陰刻キーとして、図9Gおよび9Iに示したものと同様である。
【0035】
図10Aは、本発明による1実施形態のロックプレートの平面図であって、先端部710、下端部720、中央ホール740と先端部の両側にフック780、下端部の両側にフック790を形成し、先端部および下端部の長さがプラグと同じであるか、小さく形成されている。中央ホール740には内蔵キーの傾斜面216により前後に移動し、先端部が下端部720より小さく形成できる。このとき、ピン10の大きさにすることもでき、プラグの先端部710の挿入ホールもピンが当接し、プラグに噛み合うようにする。図10Bは、図10Aの他の実施形態の平面図であって、キーの先端部と弾丸状傾斜面が挿入されるように中央ホールが円形に形成されている。図10Cは、図10Aのまた他の実施形態の平面図であって、キーが陰刻キー(図9参照)に利用されるように、陰刻キーの傾斜面107により突部745が押されたり引っ張られ、ロックプレートが前後に移動する。図10Dは、プレートピンの正面図である。図10Eは、図10Dの他の実施形態のプレートピンの正面図である。図10Fは、図10Dのまた他の実施形態のプレートピンの正面図であって、キー(図9A、9F参照)の平面キーと陰刻きー(図9H参照)と陽刻キー(図9I参照)に利用され、各キーの構成と同様である。図10Gは、図10Aの他の実施形態の側面図である。図10Hは、図10Aのまた他の実施形態の側面図であって、下側突部735は、第2の構成と同様であり、軸棒730は、スプリング717で加圧されて下端部720がシリンダの凹溝320にロックプレートが挿入される効果を有し、これを先端部の下側に形成すると、先端部710がシリンダ先端部の挿入ホールに挿入される。
【0036】
図11Aは、本発明で用いられるレバーの説明図であって、先端部810、下端部820、中央部830からなるレバー800において、先端部810は逆フ字状で、下端部820にピンホール850が形成されている。図11Bは、図11Aの他の実施形態の説明図である。図11Cは、図11Aのまた他の実施形態の説明図であって、第8の構成と同様である。
【0037】
図12Aは、本発明の内蔵キーをキーホールから挿入する説明図であって、内蔵キー1個210(図7A参照)が示されているが、第7の構成のように、内蔵キーを2個以上(図7D参照)を用いる。自動車ロックの場合は、図7I、7K、7L、7M、7N、7O、7Pに示すように、延長されたキーホール422が形成される。デッドロックの場合は、内蔵キーが1個であるときは図8A、8Bが利用され、2個以上でるときは図7Dの内蔵キーを図8D、8Eでキーホールに延長されたキーホールに形成できる。図12Bは、本発明の内蔵キーをプラグの下面に挿入する説明図であって、自動車ドアロックでは図7Fの内蔵キー、図7Gの内蔵キーなどを2個以上、図7I、7K、7L、7M、7N、7O、7Pのように、プラグの下面で内蔵キーの先端部キーホールに分離されるように形成し、デッドロックの場合は、図8Cの他に、内蔵キー(図7Fおよび7H参照)を図8D、8E、8Fに示すように、プラグの下面で内蔵キーの先端部挿入ホールを分離して形成し、第7の構成と同様である。
【0038】
図13Aは、本発明の陽刻キーの斜視図である。図13Bは、図13Aの側断面図であって、キー100において、中央板130に前面110と後面120の上下部に先端部119、傾斜面118、屈曲上面あるいは凹溝113と、先端部129、傾斜面128、屈曲上面あるいは凹溝123が長手方向の凹溝105を中心に上下部に突出している陽刻キーが形成されている。図13Cは、図13Aの他の実施形態の斜視図であって、図13Aに示されるキー中央板130を除去した陽刻キーであって、図13A、13Bに示したものと同様である。図13Dは、上下に分割する前のプレートピンの正面図であって、プレートピン8Aにおいて、プレートピン8Dはキーホールの下側に突部85を有するストッパー82を含み、プレートピン8Eは、キーホールの下側にプレートピン8Dと対称する位置に突部85を有するストッパー83を含む。図13Eは、陽刻キーにおける分割プレートピンの平面図、および挿入ホールの説明図であって、図13Dのプレートピン(8D、8E)を上下に切断してスプリングストッパー81とストッパー(82、83)を各々有する分割プレートピン(8B、8C)を示す。ここで、プラグのプレートピンホール49は各々上下に分離されたホール49として形成し、スプリング9が挿入されるスプリングホール499を互いに対称に形成し、これらを1対の分割プレートピン(8B、8C)とし、もう1対の分割プレートピン(8B、8C)をプラグのプレートピンホール49の上下両側から挿入することができる。図13Fは、図13Eの他の実施形態の説明図であって、図13Eと異なり、分割プレートピン(8B、8C)を上下両側から挿入し、このような分割プレートピンを2対挿入することができる。詳細は図13Eに示したものと同様である。
【0039】
図14Aは、本発明の陰刻キーの斜視図であって、キー100において、キーの屈曲上面あるいは凹溝(113、123)を中央板に陰刻で形成し、中央板の先端部139の上下から屈曲上面あるいは凹溝側に幅が狭くなる傾斜面(117、127)を持続的に形成したキー前面110の上下部と後面120の上下部が陰刻のキーを示す。本発明の通常の陰刻キーにおいて、先端部139に1個又は2個以上の幾何学的突部又は凹溝1104を形成するか、先端部139の上下部から中に入るほど幅が狭くなる傾斜面1107と屈曲上面あるいは凹溝1103又は水平面1106が1個又は2個以上中央板130に互いに対称に彫り込まれたM字状の先端部を有する(図9H参照)。また、図9Gに示すように、本発明の陰刻キーは、先端部139に幾何学的突部又は凹溝1104と、傾斜面117に水平面116、屈曲上面あるいは凹溝113を形成した陰刻キーである。図14Bは陰刻キーにおける分割プレートピンの平面図であって、プラグの分割プレートピンホールは図13Eに示したものと同様である。
【0040】
図15Aは、本発明の陽陰刻キーの分割プレートピンの平面図であって、陽陰刻キーは、図9Jに示したものと同様であり、このような陽陰刻キーで使用される分割プレートピンを示す。図15Bは、図15Aの他の実施形態の平面図である。図15Cは、図15Aのまた他の実施形態の平面図であって、図15Bに示すように、分割プレートピン8Bは、キーホール中央の突部85の下側に同一面となる上下垂直切断面28を有する陰刻分割プレートピンであり、分割プレートピン8Bは、ストッパー83を有する突部85の下面が延長され、突部に左右水平切断面27を有するストッパー83と、前記分割プレートピン8Bの垂直切断面28と平行に垂直切断面28を形成した陽刻分割プレートピンであって、プラグのプレートピンホールの下側で分割プレートピン8Cの上側突部からプレートピンホールの上側に出るように挿入し、スプリング9をストッパー81で加圧して挿入した後、分割プレートピン8Bを上側から挿入して、分割プレートピン8Cの垂直切断面28と分割プレートピン8Bの上下垂直切断面28が並ぶように挿入する。ここで、必要に応じて分割プレートピン8Bの垂直切断面と分割プレートピン8Cの垂直切断面の間にシリンダの各凹溝に挿入されるスペースを形成することもできる。分割プレートピン(8B、8C)のキーホール84に陽陰刻キーを差し込むと、キー前面110の陰刻キーと、前面下部の陽刻キーの屈面上面又は凹溝113により陰刻キーの突部85の高さによりストッパー82が加圧され、陽刻キーの屈面上面又は凹溝113により突部85の高さによりストッパー83が加圧され、各上側突部86がシリンダ凹溝330から開放されてプラグと同一面となり、キーを回転、ロックおよび解除する。また、このような分割プレートピンを2対設けることもできる(8B、8C、8C、8B)。図15Cは、陽刻分割プレートピン8Cをプラグのプレートピンホールの上下両側から各々挿入する状態を示し、2対を設けて4個の分割プレートピン(8B、8C、8C、8B)を各々独立的なホールに挿入したり、プレートピンのホールに互いに対称する横突部497を互いに対称するように形成し、分離して挿入することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
ドアロック装置は、多くの産業分野で広く利用されている。このようなドアロック装置は、外部人が簡単に開けたり破壊されてはならない。
【0042】
本発明は、強制回転防止装置を有し、同一キーの確率を減らす構造を有しており、デジタルドアロックにおける静電気の電圧、磁界、電気衝撃電圧(Surge)などによる外部人の侵入および火災時の退避のために非常キーとして使用され、自動車ドアロックでは、No keyの非常用キーとして使用され、また、デッドロック、円筒状およびレバー状のドアロックにもが使用できる。
【符号の説明】
【0043】
100 キー
103、113、123、1103 屈曲上面あるいは凹溝
104、1104 幾何学的突部又は凹溝
106、116、126、1106 水平面
107、108、117、118、127、128、1107 傾斜面
109、119、129、139 先端部
130 キーの中央板
210、220、… 内蔵キー
211、221、… 先端部
212、222、… 下端部(下部突出部)
214、224、… 上面
219,229、… 屈曲上面あるいは凹溝
3 シリンダ
33 雌ねじ
38 シリンダの下面溝
39 凹溝の間隔
330、340 上下側の長手方向の凹溝又はホール
333 陰刻溝
4 プラグ
40 内蔵キー先端部の挿入ホール
42 キーホール
45 突起部
47、32 上下部ピンホール
49、411 プレートピンホール
410 ロックプレート挿入ホール
417、427、… スプリング挿入ホール
418、428、… ピンホール
422 延長されたキーホール
440 階段面又は傾斜面
441 歯車又はツイスト
442 雄ねじ(螺旋部)
499 小スプリングホール
7、77、707、717、737、787 スプリング
700 ロックプレート
735 下側突部
740 ロックプレートの中央ホール
775 内蔵キー挿入プレート又はスプリングストッププレート
8A、8D、8E プレートピン
8B、8C 分割プレートピン
84 キーホール
85 突部
86、87 上下側突部
800 レバー
92、91 上下部ピン
【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4(A)】
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【図4(B)】
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【図4(C)】
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【図4(D)】
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【図5(A)】
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【図5(B)】
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【図5(C)】
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【図6(A)】
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【図6(B)】
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【図7(A)】
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【図7(B)】
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【図7(C)】
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【図7(D)】
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【図7(E)】
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【図7(F)】
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【図7(G)】
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【図7(H)】
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【図7(I)】
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【図7(J)】
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【図7(K)】
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【図7(L)】
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【図7(M)】
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【図7(N)】
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【図7(O)】
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【図7(P)】
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【図8(A)】
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【図8(B)】
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【図8(C)】
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【図8(D)】
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【図8(E)】
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【図8(F)】
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【図9(A)】
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【図9(B)】
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【図9(C)】
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【図9(D)】
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【図9(E)】
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【図9(F)】
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【図9(G)】
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【図9(H)】
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【図9(I)】
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【図9(J)】
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【図10(A)】
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【図10(B)】
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【図10(C)】
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【図10(D)】
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【図10(E)】
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【図10(F)】
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【図10(G)】
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【図10(H)】
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【図11(A)】
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【図11(B)】
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【図11(C)】
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【図12(A)】
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【図12(B)】
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【図13(A)】
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【図13(B)】
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【図13(C)】
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【図13(D)】
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【図13(E)】
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【図13(F)】
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【図14(A)】
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【図14(B)】
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【図15(A)】
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【図15(B)】
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【図15(C)】
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【公表番号】特表2010−520391(P2010−520391A)
【公表日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−552587(P2009−552587)
【出願日】平成20年3月5日(2008.3.5)
【国際出願番号】PCT/KR2008/001247
【国際公開番号】WO2008/108579
【国際公開日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(509232289)
【氏名又は名称原語表記】OH, Jung−Ho
【住所又は居所原語表記】Rm. #805, Apt. #1103, Hyundai Apartments, Jungsan Maeul, Ilsandong−gu, Goyang city, Kyunggi−do, 410−315, Korea