ドア付シャッター
【課題】省スペースであり利便性の高いドア付きシャッターを提供することを目的とする。
【解決手段】ドア付シャッター1はシャッター2とドア部3とを有し、シャッター2はドア部3の側方に設けられ、ドア部3はドア本体31とシャッター2の一側部を案内する案内溝21を有するドア枠32を有し、ドア部3のドア本体31の開閉によって開口Aが部分的に出入可能となり、シャッター2を開放しドア部3のドア本体31及びドア枠32とを円弧状レール4に沿って移動することにより開口Aの全部が出入可能となっている。
【解決手段】ドア付シャッター1はシャッター2とドア部3とを有し、シャッター2はドア部3の側方に設けられ、ドア部3はドア本体31とシャッター2の一側部を案内する案内溝21を有するドア枠32を有し、ドア部3のドア本体31の開閉によって開口Aが部分的に出入可能となり、シャッター2を開放しドア部3のドア本体31及びドア枠32とを円弧状レール4に沿って移動することにより開口Aの全部が出入可能となっている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドア付シャッターに関する。
【背景技術】
【0002】
出願人は、図13及び図14に示すような建築物用のドア付シャッターを発明した(特許文献1参照)。このドア付きシャッターは、ドア部とシャッターを有し、このドア部がドア本体とドア枠を有している。ドア本体は玄関ドアとして機能する。即ち、建築物への人の出入はドア本体の開閉により行う。また、建築物の車庫からの車の出入は、シャッターを開放した後、ドア部を開放して行う。このドア部の開放は、図13に示すドア付シャッターは、ドア枠がドア本体と共にドアのように建築物の外側に開放される。また、図14に示すドア付シャッターは、ドア枠がドア本体と共に引戸のように建築物の正面側壁に沿ってスライド移動する。
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−77783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、図13に示すドア本体の開放状態において、シャッターの外側にドア本体の幅と等しい敷地スペースを確保する必要がある。また、ドア部の開放状態において、建築物の外側にドア部の幅と等しい敷地スペースを確保する必要がある。このように、ドア本体やドア部の開放状態のためだけに必要な敷地スペースは、狭小な敷地における建築物の建築面積を減少させてしまうという問題点があった。
【0005】
さらに、図14に示すようにドア部を建築物の正面側壁に沿ってスライド移動させる場合、正面側壁の幅がドア部の幅よりも広くないと、建築物の側部から移動したドア部の一部がはみ出してしまう。従って、図14に示すようなドア付シャッターでは、十分な幅を有する正面側壁を必要とするという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑み、省スペースであり利便性の高いドア付きシャッターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るドア付シャッターは、シャッターとドア部とを有し、前記シャッターは、前記ドア部の側方に設けられ、前記ドア部は、ドア本体と、前記シャッターの一側部を案内するシャッター案内手段を有するドア枠とを有し、且つ、前記ドア部の閉鎖位置において、前記シャッターの内側方向へオフセットしており、前記ドア本体は、前記ドア部の閉鎖位置において、前記シャッターの斜め前方に開放可能であることを特徴とする。
【0008】
本発明に係るドア付シャッターは、さらに前記ドア部の移動を案内する案内レール手段を有していることが好ましい。
【0009】
本発明に係るドア付シャッターは、前記案内レール手段が、前記ドア部の移動を案内すると共に、前記ドア部の移動に伴い、前記ドア部と前記シャッターとの相対角度を変更し、前記ドア部の移動先へ案内することが好ましい。
【0010】
本発明に係るドア付シャッターは、前記案内レール手段が、円弧状レールであることが好ましい。
【0011】
本発明に係るドア付シャッターは、前記案内レール手段が、並行ではない2本の直線状レールであることが好ましい。
【0012】
本発明に係るドア付シャッターは、シャッターとドア部と案内レール手段とを有し、前記シャッターは、前記ドア部の側方に設けられ、前記ドア部は、ドア本体と、前記シャッターの一側部を案内するシャッター案内手段を有するドア枠とを有し、前記案内レール手段は、前記ドア部の移動を案内すると共に、前記ドア部の移動に伴い、前記ドア部と前記シャッターとの相対角度を変更し、前記ドア部の移動先へ案内することを特徴とする。
【0013】
本発明に係るドア付シャッターは、前記案内レール手段が、円弧状レールであることが好ましい。
【0014】
本発明に係るドア付シャッターは、前記案内レール手段が、並行ではない2本の直線状レールであることが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
請求項1記載の本発明によれば、ドア部の閉鎖位置において、ドア部がシャッターの内側方向へオフセットしているため、ドア本体はシャッターの斜め前方に向かって開放可能である。このため、ドア本体を開放状態にした際、シャッターの外側方向へのドア本体の突出長が短くなる。故に、ドア本体の開放のために建築物の外側に確保しなければならない敷地スペースを小さくすることができる。
【0016】
請求項2記載の本発明によれば、ドア部を案内する案内レール手段を有することにより、ドア部を案内レール手段によって移動先へ容易に移動し、また、移動先から容易に復帰することができる。
【0017】
請求項3記載の本発明によれば、案内レール手段によりドア部の移動に伴いドア部とシャッターとの相対角度を変更するため、ドア部の移動先の配置を建築物の形状に適合させることができる。
【0018】
請求項4記載の本発明によれば、案内レール手段が円弧状であるため、ドア部を移動しながらドア部とシャッターとの相対角度を円滑に変化させることができる。
【0019】
請求項5記載の本発明によれば、並行ではない2本の直線状レールにより案内レール手段を構成するため、これらレールを設置する際に、そのレール長や設置角度を変更することによって任意の移動先を容易に設定することができる。また、直線状レールを使用するため、製造コストの低廉化を図ることができる。
【0020】
請求項6記載の本発明によれば、ドア部を案内する案内レール手段を有することにより、ドア部を案内レール手段によって移動先へ容易に移動し、また、移動先から容易に復帰することができ、さらに、案内レール手段によりドア部の移動に伴いドア部とシャッターとの相対角度を変更するため、ドア部の移動先の配置を建築物の形状に適合させることができる。
【0021】
請求項7記載の本発明によれば、案内レール手段が円弧状であるため、ドア部を移動しながらドア部とシャッターとの相対角度を円滑に変化させることができる。
【0022】
請求項8記載の本発明によれば、並行ではない2本の直線状レールにより案内レール手段を構成するため、これらレールを設置する際に、そのレール長や設置角度を変更することによって任意の移動先を容易に設定することができる。また、直線状レールを使用するため、製造コストの低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明に係る第1実施形態のドア付シャッター1の平面図である。
【図2】図1に示すドア付シャッター1が建築物の開口Aに取付けられている状態を示す正面図である。
【図3】図1に示すドア付シャッター1のドア部3の閉鎖位置と移動先位置を示す説明図である。
【図4】図1に示すドア付シャッター1のレール4と支持部33の縦断面図である。
【図5】本発明に係る第2実施形態のドア付シャッター1の平面図である。
【図6】図5に示すドア付シャッター1のドア部3の閉鎖位置と移動先位置を示す説明図であり、比較的近い移動先位置に対応する短い直線状レール51、52を使用した場合を示している。
【図7】図5に示すドア付シャッター1のドア部3の閉鎖位置と移動先位置を示す説明図であり、比較的遠い移動先位置に対応する長い直線状レール51、52を使用した場合を示している。
【図8】本発明に係る第3実施形態のドア付シャッター1の平面図である。
【図9】図8に示すドア付シャッター1のドア部3の閉鎖位置と移動先位置を示す説明図である。
【図10】本発明に係る第4実施形態のドア付シャッター1の平面図である。
【図11】図10に示すドア付シャッター1のドア部3の閉鎖位置と移動先位置を示す説明図である。
【図12】本発明に係る第5実施形態のドア付シャッター1の平面図である。
【図13】従来のドア付シャッターの説明図である。
【図14】ドア枠とドア本体が引戸のようにスライド移動する従来のドア付シャッターの説明図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、図1ないし図4を参照しつつ本発明の第1実施形態について詳細に説明する。図1及び図2において、開口Aが設けられている建築物の内部は車庫となっており、開口Aはこのドア付シャッター1によって、その車庫の出入り口であると共に玄関として機能している。また、開口Aの内側でありドア部3側には建築物の側壁Bがある。
【0025】
本実施形態のドア付シャッター1は、シャッター2とドア部3とを有し、前記シャッター2は、前記ドア部3の側方に設けられ、前記ドア部3は、ドア本体31と、前記シャッター2の一側部を案内するシャッター案内手段である案内溝21を有するドア枠32を有し、前記ドア部3のドア本体31の開閉によって前記開口Aが部分的に出入可能となり、または、前記シャッター2を開放し前記ドア部3のドア本体31及びドア枠32とを移動することにより前記開口Aの全部が出入可能となっている。なお、ドア本体31はドア枠32にヒンジ(図示せず)により回動可能に開閉する開き戸であり、閉鎖状態においてシャッター2の内側方向へオフセットするように設けられている。また、シャッター2は、手動式や電動式等、その開閉駆動方法は問わない。
【0026】
ドア部3の上方の天井面C(図2参照)には、案内レール手段である円弧状レール4が設けられている。閉鎖状態にあるドア部3の位置から側壁B側へ向かって延在している。図4に示すように、この円弧状レール4にはレール溝部4aが形成されている。図1に示すように、ドア部3のドア枠32の上部両側には、一対の支持部33が設けられている。図4に示すように、各支持部33にはそれぞれ複数のベアリング34が設けられており、各支持部33は、レール溝部4aにスライド可能に懸架されている。このような構造により、ドア部3全体は円弧状レール4にスライド可能に懸架されており、円弧状レール4の延在範囲をスライド移動することが可能となっている。
【0027】
図3に示すように、ドア部3が閉鎖位置にある場合には、ドア枠32の案内溝がシャッター2の一側部を案内しているためシャッター2の開閉が可能となる。また、このドア部3の閉鎖位置においてドア本体31を開閉することができる。このドア本体31はシャッター2の内側方向にオフセットしているため、シャッター2の斜め前方に向かって開放されることになる。このため、ドア本体31を開放状態にした際、シャッター2の外側方向へのドア本体31の突出長が短い。故に、ドアの開放のために建築物の外側に確保しなければならない敷地スペースを小さくすることができる。
【0028】
図3に示すように、ドア部3は円弧状レール4に案内されることにより側壁B側の移動先位置に移動することができる。このドア部3の移動の際、ドア本体31はドア枠32に対して閉鎖状態にしておく。ドア部3の閉鎖位置から側壁B側の移動先への移動中、ドア部3とシャッター2との相対角度が徐々に変更され、ドア部3の延在方向が変化し、移動先においてドア部3は側壁Bに略沿うような状態になる。このため、ドア部3が移動先に位置する場合には、開口Aからの車両の出入の邪魔になることはない。なお、本実施形態においては、ドア部3は手動によって移動するが、ドア部3の支持部33に電動駆動されるローラー等を設け、このドア部3が円弧状レール4に案内されつつ自動で移動可能としてもよい。ドア部3を自動で移動可能とする場合、ドア部3の駆動方法は問わない。
【0029】
本実施形態においては、ドア部3とシャッター2の閉鎖状態において、ドア本体31を開閉して玄関として使用可能である。また、この閉鎖状態において、シャッター2を開放し、その後にドア部3を円弧状レール4に案内されつつ移動先に移動すると、車庫としての車両の出入が可能となる。ドア部3の閉鎖状態におけるドア枠32の固定手段、ドア部3の移動先に位置する場合のドア枠32の固定手段、ドア本体31をドア枠32に施錠する際に用いる施錠装置等は適宜設ける。
【0030】
以下、図5乃至図7を参照しつつ本発明の第2実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態における部材名、符号等は、その用途機能が同一または近似する場合、上記第1実施形態の部材名、符号等を用いることとする。
【0031】
図5に示すように、本実施形態のドア付シャッター1では、上記第1実施形態に使用されている円弧状レール4の代わりに、案内レール手段として並行ではない2本の直線状レール51、52を使用している点に特徴がある。これら直線状レール51、52はそれぞれレール溝部(図示せず)を有している。また、ドア枠32の上部両側には一対の支持部33a、33bが設けられている。各支持部33にはそれぞれ複数のベアリング(図示せず)が設けられており、支持部33aは直線状レール51のレール溝部に、また、支持部33bは直線状レール52のレール溝部にスライド可能に懸架されている。このような構造により、ドア部3全体は直線状レール51、52にスライド可能に懸架されており、直線状レール51、52の延在範囲をスライド移動することが可能となっている。
【0032】
直線状レール51、52の長さや角度を変更することにより、図6のように閉鎖位置から比較的近い位置に移動先を設定したり、また、図7のように閉鎖位置から比較的遠い位置に移動先を設定することができる。この場合、直線状レール51、52の加工は適切な長さに切断することで済み、また、両レール51、52の相対的な角度も閉鎖位置と移動先における支持部33a、33bの位置から簡単に導き出すことができる。このため、閉鎖位置と移動先の位置に自由度があり、さらに、設置のための設計や加工が容易であるという利点を有する。
【0033】
以下、図8及び第9図を参照しつつ本発明の第3実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態における部材名、符号等は、その用途機能が同一または近似する場合、上記第1実施形態の部材名、符号等を用いることとする。
【0034】
図8に示すように、本実施形態のドア付シャッター1のドア部3は、ドア部3の閉鎖位置において、シャッター2の延在方向と平行になっている。即ち、上記第1実施形態のように、ドア部3の閉鎖状態において、ドア部3がシャッター2の内側方向へオフセットするように設けられていない。このため、第1実施形態のようにドア本体31を開放状態にした際、シャッター2の外側方向へのドア本体31の突出長が短いという効果はない。しかし、第1実施形態と同様に、ドア部3の移動は円弧状レール4に案内される。このため、図9に示すように、ドア部3の閉鎖位置から側壁B側の移動先への移動中、ドア部3とシャッター2との相対角度が徐々に変更され、ドア部3の延在方向が変化し、移動先においてドア部3は側壁Bに略沿うような状態になる。このため、ドア部3が移動先に位置する場合には、開口Aからの車両の出入の邪魔になることはない。
【0035】
以下、図10及び図11を参照しつつ本発明の第4実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態における部材名、符号等は、その用途機能が同一または近似する場合、上記第2実施形態の部材名、符号等を用いることとする。
【0036】
図10に示すように、本実施形態のドア付シャッター1のドア部3は、ドア部3の閉鎖位置において、シャッター2の延在方向と平行になっている。即ち、上記第2実施形態のように、ドア部3の閉鎖状態において、ドア部3がシャッター2の内側方向へオフセットするように設けられていない。このため、第2実施形態のようにドア本体31を開放状態にした際、シャッター2の外側方向へのドア本体31の突出長が短いという効果はない。しかし、第2実施形態と同様に、ドア部3の移動は並行ではない2本の直線状レール51、52に案内される。このため、図11に示すように、ドア部3の閉鎖位置から側壁B側の移動先への移動中、ドア部3とシャッター2との相対角度が徐々に変更され、ドア部3の延在方向が変化し、移動先においてドア部3は側壁Bに略沿うような状態になる。このため、ドア部3が移動先に位置する場合には、開口Aからの車両の出入の邪魔になることはない。
【0037】
なお、上記各実施形態において、案内レール手段は天井面に取付けられているが、天井面と床面の両方に取付けても良い。また、案内レール手段と支持部33は、上記各実施形態における構造や部材に限定されない。例えば、案内レール手段をレール材とし、支持部33を戸車とすることも可能である。
【0038】
以下、図12を参照しつつ本発明の第5実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態における部材名、符号等は、その用途機能が同一または近似する場合、上記第1実施形態の部材名、符号等を用いることとする。
【0039】
図12に示すように、本実施形態のドア付シャッター1におけるドア部3のドア枠32は建築物の外側に開放可能な開閉式である。そして、ドア部3の閉鎖位置において、ドア部3がシャッター2の内側方向へオフセットしている。このため、ドア本体31とドア枠32は何れもシャッターの斜め前方に向かって開放可能である。このため、ドア本体31やドア枠32を開放状態にした際、シャッター2の外側方向へのドア本体31やドア枠32の突出長が短くなる。故に、ドア本体31やドア枠32の開放のために建築物の外側に確保しなければならない敷地スペースを小さくすることができる。
【符号の説明】
【0040】
1 ドア付シャッター
2 シャッター
21 案内溝
3 ドア部
31 ドア本体
32 ドア枠
33、33a、33b 支持部
34 ベアリング
4 円弧状レール
4a レール溝
51、52 直線状レール
A 開口
B ドア部3側の側壁
C 天井面
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドア付シャッターに関する。
【背景技術】
【0002】
出願人は、図13及び図14に示すような建築物用のドア付シャッターを発明した(特許文献1参照)。このドア付きシャッターは、ドア部とシャッターを有し、このドア部がドア本体とドア枠を有している。ドア本体は玄関ドアとして機能する。即ち、建築物への人の出入はドア本体の開閉により行う。また、建築物の車庫からの車の出入は、シャッターを開放した後、ドア部を開放して行う。このドア部の開放は、図13に示すドア付シャッターは、ドア枠がドア本体と共にドアのように建築物の外側に開放される。また、図14に示すドア付シャッターは、ドア枠がドア本体と共に引戸のように建築物の正面側壁に沿ってスライド移動する。
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−77783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、図13に示すドア本体の開放状態において、シャッターの外側にドア本体の幅と等しい敷地スペースを確保する必要がある。また、ドア部の開放状態において、建築物の外側にドア部の幅と等しい敷地スペースを確保する必要がある。このように、ドア本体やドア部の開放状態のためだけに必要な敷地スペースは、狭小な敷地における建築物の建築面積を減少させてしまうという問題点があった。
【0005】
さらに、図14に示すようにドア部を建築物の正面側壁に沿ってスライド移動させる場合、正面側壁の幅がドア部の幅よりも広くないと、建築物の側部から移動したドア部の一部がはみ出してしまう。従って、図14に示すようなドア付シャッターでは、十分な幅を有する正面側壁を必要とするという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑み、省スペースであり利便性の高いドア付きシャッターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るドア付シャッターは、シャッターとドア部とを有し、前記シャッターは、前記ドア部の側方に設けられ、前記ドア部は、ドア本体と、前記シャッターの一側部を案内するシャッター案内手段を有するドア枠とを有し、且つ、前記ドア部の閉鎖位置において、前記シャッターの内側方向へオフセットしており、前記ドア本体は、前記ドア部の閉鎖位置において、前記シャッターの斜め前方に開放可能であることを特徴とする。
【0008】
本発明に係るドア付シャッターは、さらに前記ドア部の移動を案内する案内レール手段を有していることが好ましい。
【0009】
本発明に係るドア付シャッターは、前記案内レール手段が、前記ドア部の移動を案内すると共に、前記ドア部の移動に伴い、前記ドア部と前記シャッターとの相対角度を変更し、前記ドア部の移動先へ案内することが好ましい。
【0010】
本発明に係るドア付シャッターは、前記案内レール手段が、円弧状レールであることが好ましい。
【0011】
本発明に係るドア付シャッターは、前記案内レール手段が、並行ではない2本の直線状レールであることが好ましい。
【0012】
本発明に係るドア付シャッターは、シャッターとドア部と案内レール手段とを有し、前記シャッターは、前記ドア部の側方に設けられ、前記ドア部は、ドア本体と、前記シャッターの一側部を案内するシャッター案内手段を有するドア枠とを有し、前記案内レール手段は、前記ドア部の移動を案内すると共に、前記ドア部の移動に伴い、前記ドア部と前記シャッターとの相対角度を変更し、前記ドア部の移動先へ案内することを特徴とする。
【0013】
本発明に係るドア付シャッターは、前記案内レール手段が、円弧状レールであることが好ましい。
【0014】
本発明に係るドア付シャッターは、前記案内レール手段が、並行ではない2本の直線状レールであることが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
請求項1記載の本発明によれば、ドア部の閉鎖位置において、ドア部がシャッターの内側方向へオフセットしているため、ドア本体はシャッターの斜め前方に向かって開放可能である。このため、ドア本体を開放状態にした際、シャッターの外側方向へのドア本体の突出長が短くなる。故に、ドア本体の開放のために建築物の外側に確保しなければならない敷地スペースを小さくすることができる。
【0016】
請求項2記載の本発明によれば、ドア部を案内する案内レール手段を有することにより、ドア部を案内レール手段によって移動先へ容易に移動し、また、移動先から容易に復帰することができる。
【0017】
請求項3記載の本発明によれば、案内レール手段によりドア部の移動に伴いドア部とシャッターとの相対角度を変更するため、ドア部の移動先の配置を建築物の形状に適合させることができる。
【0018】
請求項4記載の本発明によれば、案内レール手段が円弧状であるため、ドア部を移動しながらドア部とシャッターとの相対角度を円滑に変化させることができる。
【0019】
請求項5記載の本発明によれば、並行ではない2本の直線状レールにより案内レール手段を構成するため、これらレールを設置する際に、そのレール長や設置角度を変更することによって任意の移動先を容易に設定することができる。また、直線状レールを使用するため、製造コストの低廉化を図ることができる。
【0020】
請求項6記載の本発明によれば、ドア部を案内する案内レール手段を有することにより、ドア部を案内レール手段によって移動先へ容易に移動し、また、移動先から容易に復帰することができ、さらに、案内レール手段によりドア部の移動に伴いドア部とシャッターとの相対角度を変更するため、ドア部の移動先の配置を建築物の形状に適合させることができる。
【0021】
請求項7記載の本発明によれば、案内レール手段が円弧状であるため、ドア部を移動しながらドア部とシャッターとの相対角度を円滑に変化させることができる。
【0022】
請求項8記載の本発明によれば、並行ではない2本の直線状レールにより案内レール手段を構成するため、これらレールを設置する際に、そのレール長や設置角度を変更することによって任意の移動先を容易に設定することができる。また、直線状レールを使用するため、製造コストの低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明に係る第1実施形態のドア付シャッター1の平面図である。
【図2】図1に示すドア付シャッター1が建築物の開口Aに取付けられている状態を示す正面図である。
【図3】図1に示すドア付シャッター1のドア部3の閉鎖位置と移動先位置を示す説明図である。
【図4】図1に示すドア付シャッター1のレール4と支持部33の縦断面図である。
【図5】本発明に係る第2実施形態のドア付シャッター1の平面図である。
【図6】図5に示すドア付シャッター1のドア部3の閉鎖位置と移動先位置を示す説明図であり、比較的近い移動先位置に対応する短い直線状レール51、52を使用した場合を示している。
【図7】図5に示すドア付シャッター1のドア部3の閉鎖位置と移動先位置を示す説明図であり、比較的遠い移動先位置に対応する長い直線状レール51、52を使用した場合を示している。
【図8】本発明に係る第3実施形態のドア付シャッター1の平面図である。
【図9】図8に示すドア付シャッター1のドア部3の閉鎖位置と移動先位置を示す説明図である。
【図10】本発明に係る第4実施形態のドア付シャッター1の平面図である。
【図11】図10に示すドア付シャッター1のドア部3の閉鎖位置と移動先位置を示す説明図である。
【図12】本発明に係る第5実施形態のドア付シャッター1の平面図である。
【図13】従来のドア付シャッターの説明図である。
【図14】ドア枠とドア本体が引戸のようにスライド移動する従来のドア付シャッターの説明図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、図1ないし図4を参照しつつ本発明の第1実施形態について詳細に説明する。図1及び図2において、開口Aが設けられている建築物の内部は車庫となっており、開口Aはこのドア付シャッター1によって、その車庫の出入り口であると共に玄関として機能している。また、開口Aの内側でありドア部3側には建築物の側壁Bがある。
【0025】
本実施形態のドア付シャッター1は、シャッター2とドア部3とを有し、前記シャッター2は、前記ドア部3の側方に設けられ、前記ドア部3は、ドア本体31と、前記シャッター2の一側部を案内するシャッター案内手段である案内溝21を有するドア枠32を有し、前記ドア部3のドア本体31の開閉によって前記開口Aが部分的に出入可能となり、または、前記シャッター2を開放し前記ドア部3のドア本体31及びドア枠32とを移動することにより前記開口Aの全部が出入可能となっている。なお、ドア本体31はドア枠32にヒンジ(図示せず)により回動可能に開閉する開き戸であり、閉鎖状態においてシャッター2の内側方向へオフセットするように設けられている。また、シャッター2は、手動式や電動式等、その開閉駆動方法は問わない。
【0026】
ドア部3の上方の天井面C(図2参照)には、案内レール手段である円弧状レール4が設けられている。閉鎖状態にあるドア部3の位置から側壁B側へ向かって延在している。図4に示すように、この円弧状レール4にはレール溝部4aが形成されている。図1に示すように、ドア部3のドア枠32の上部両側には、一対の支持部33が設けられている。図4に示すように、各支持部33にはそれぞれ複数のベアリング34が設けられており、各支持部33は、レール溝部4aにスライド可能に懸架されている。このような構造により、ドア部3全体は円弧状レール4にスライド可能に懸架されており、円弧状レール4の延在範囲をスライド移動することが可能となっている。
【0027】
図3に示すように、ドア部3が閉鎖位置にある場合には、ドア枠32の案内溝がシャッター2の一側部を案内しているためシャッター2の開閉が可能となる。また、このドア部3の閉鎖位置においてドア本体31を開閉することができる。このドア本体31はシャッター2の内側方向にオフセットしているため、シャッター2の斜め前方に向かって開放されることになる。このため、ドア本体31を開放状態にした際、シャッター2の外側方向へのドア本体31の突出長が短い。故に、ドアの開放のために建築物の外側に確保しなければならない敷地スペースを小さくすることができる。
【0028】
図3に示すように、ドア部3は円弧状レール4に案内されることにより側壁B側の移動先位置に移動することができる。このドア部3の移動の際、ドア本体31はドア枠32に対して閉鎖状態にしておく。ドア部3の閉鎖位置から側壁B側の移動先への移動中、ドア部3とシャッター2との相対角度が徐々に変更され、ドア部3の延在方向が変化し、移動先においてドア部3は側壁Bに略沿うような状態になる。このため、ドア部3が移動先に位置する場合には、開口Aからの車両の出入の邪魔になることはない。なお、本実施形態においては、ドア部3は手動によって移動するが、ドア部3の支持部33に電動駆動されるローラー等を設け、このドア部3が円弧状レール4に案内されつつ自動で移動可能としてもよい。ドア部3を自動で移動可能とする場合、ドア部3の駆動方法は問わない。
【0029】
本実施形態においては、ドア部3とシャッター2の閉鎖状態において、ドア本体31を開閉して玄関として使用可能である。また、この閉鎖状態において、シャッター2を開放し、その後にドア部3を円弧状レール4に案内されつつ移動先に移動すると、車庫としての車両の出入が可能となる。ドア部3の閉鎖状態におけるドア枠32の固定手段、ドア部3の移動先に位置する場合のドア枠32の固定手段、ドア本体31をドア枠32に施錠する際に用いる施錠装置等は適宜設ける。
【0030】
以下、図5乃至図7を参照しつつ本発明の第2実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態における部材名、符号等は、その用途機能が同一または近似する場合、上記第1実施形態の部材名、符号等を用いることとする。
【0031】
図5に示すように、本実施形態のドア付シャッター1では、上記第1実施形態に使用されている円弧状レール4の代わりに、案内レール手段として並行ではない2本の直線状レール51、52を使用している点に特徴がある。これら直線状レール51、52はそれぞれレール溝部(図示せず)を有している。また、ドア枠32の上部両側には一対の支持部33a、33bが設けられている。各支持部33にはそれぞれ複数のベアリング(図示せず)が設けられており、支持部33aは直線状レール51のレール溝部に、また、支持部33bは直線状レール52のレール溝部にスライド可能に懸架されている。このような構造により、ドア部3全体は直線状レール51、52にスライド可能に懸架されており、直線状レール51、52の延在範囲をスライド移動することが可能となっている。
【0032】
直線状レール51、52の長さや角度を変更することにより、図6のように閉鎖位置から比較的近い位置に移動先を設定したり、また、図7のように閉鎖位置から比較的遠い位置に移動先を設定することができる。この場合、直線状レール51、52の加工は適切な長さに切断することで済み、また、両レール51、52の相対的な角度も閉鎖位置と移動先における支持部33a、33bの位置から簡単に導き出すことができる。このため、閉鎖位置と移動先の位置に自由度があり、さらに、設置のための設計や加工が容易であるという利点を有する。
【0033】
以下、図8及び第9図を参照しつつ本発明の第3実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態における部材名、符号等は、その用途機能が同一または近似する場合、上記第1実施形態の部材名、符号等を用いることとする。
【0034】
図8に示すように、本実施形態のドア付シャッター1のドア部3は、ドア部3の閉鎖位置において、シャッター2の延在方向と平行になっている。即ち、上記第1実施形態のように、ドア部3の閉鎖状態において、ドア部3がシャッター2の内側方向へオフセットするように設けられていない。このため、第1実施形態のようにドア本体31を開放状態にした際、シャッター2の外側方向へのドア本体31の突出長が短いという効果はない。しかし、第1実施形態と同様に、ドア部3の移動は円弧状レール4に案内される。このため、図9に示すように、ドア部3の閉鎖位置から側壁B側の移動先への移動中、ドア部3とシャッター2との相対角度が徐々に変更され、ドア部3の延在方向が変化し、移動先においてドア部3は側壁Bに略沿うような状態になる。このため、ドア部3が移動先に位置する場合には、開口Aからの車両の出入の邪魔になることはない。
【0035】
以下、図10及び図11を参照しつつ本発明の第4実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態における部材名、符号等は、その用途機能が同一または近似する場合、上記第2実施形態の部材名、符号等を用いることとする。
【0036】
図10に示すように、本実施形態のドア付シャッター1のドア部3は、ドア部3の閉鎖位置において、シャッター2の延在方向と平行になっている。即ち、上記第2実施形態のように、ドア部3の閉鎖状態において、ドア部3がシャッター2の内側方向へオフセットするように設けられていない。このため、第2実施形態のようにドア本体31を開放状態にした際、シャッター2の外側方向へのドア本体31の突出長が短いという効果はない。しかし、第2実施形態と同様に、ドア部3の移動は並行ではない2本の直線状レール51、52に案内される。このため、図11に示すように、ドア部3の閉鎖位置から側壁B側の移動先への移動中、ドア部3とシャッター2との相対角度が徐々に変更され、ドア部3の延在方向が変化し、移動先においてドア部3は側壁Bに略沿うような状態になる。このため、ドア部3が移動先に位置する場合には、開口Aからの車両の出入の邪魔になることはない。
【0037】
なお、上記各実施形態において、案内レール手段は天井面に取付けられているが、天井面と床面の両方に取付けても良い。また、案内レール手段と支持部33は、上記各実施形態における構造や部材に限定されない。例えば、案内レール手段をレール材とし、支持部33を戸車とすることも可能である。
【0038】
以下、図12を参照しつつ本発明の第5実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態における部材名、符号等は、その用途機能が同一または近似する場合、上記第1実施形態の部材名、符号等を用いることとする。
【0039】
図12に示すように、本実施形態のドア付シャッター1におけるドア部3のドア枠32は建築物の外側に開放可能な開閉式である。そして、ドア部3の閉鎖位置において、ドア部3がシャッター2の内側方向へオフセットしている。このため、ドア本体31とドア枠32は何れもシャッターの斜め前方に向かって開放可能である。このため、ドア本体31やドア枠32を開放状態にした際、シャッター2の外側方向へのドア本体31やドア枠32の突出長が短くなる。故に、ドア本体31やドア枠32の開放のために建築物の外側に確保しなければならない敷地スペースを小さくすることができる。
【符号の説明】
【0040】
1 ドア付シャッター
2 シャッター
21 案内溝
3 ドア部
31 ドア本体
32 ドア枠
33、33a、33b 支持部
34 ベアリング
4 円弧状レール
4a レール溝
51、52 直線状レール
A 開口
B ドア部3側の側壁
C 天井面
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャッターとドア部とを有し、
前記シャッターは、前記ドア部の側方に設けられ、
前記ドア部は、ドア本体と、前記シャッターの一側部を案内するシャッター案内手段を有するドア枠とを有し、且つ、前記ドア部の閉鎖位置において、前記シャッターの内側方向へオフセットしており、
前記ドア本体は、前記ドア部の閉鎖位置において、前記シャッターの斜め前方に開放可能であることを特徴とするドア付シャッター。
【請求項2】
前記ドア付シャッターは、さらに前記ドア部の移動を案内する案内レール手段を有していることを特徴とする請求項1記載のドア付シャッター。
【請求項3】
前記案内レール手段は、前記ドア部の移動を案内すると共に、前記ドア部の移動に伴い、前記ドア部と前記シャッターとの相対角度を変更し、前記ドア部の移動先へ案内することを特徴とする請求項2記載のドア付シャッター。
【請求項4】
前記案内レール手段は、円弧状レールであることを特徴とする請求項2又は請求項3の何れかに記載のドア付シャッター。
【請求項5】
前記案内レール手段は、並行ではない2本の直線状レールであることを特徴とする請求項2又は請求項3の何れかに記載のドア付シャッター。
【請求項6】
シャッターとドア部と案内レール手段とを有し、
前記シャッターは、前記ドア部の側方に設けられ、
前記ドア部は、ドア本体と、前記シャッターの一側部を案内するシャッター案内手段を有するドア枠とを有し、
前記案内レール手段は、前記ドア部の移動を案内すると共に、前記ドア部の移動に伴い、前記ドア部と前記シャッターとの相対角度を変更し、前記ドア部の移動先へ案内することを特徴とするドア付シャッター。
【請求項7】
前記案内レール手段は、円弧状レールであることを特徴とする請求項6記載のドア付シャッター。
【請求項8】
前記案内レール手段は、並行ではない2本の直線状レールであることを特徴とする請求項6記載のドア付シャッター。
【請求項1】
シャッターとドア部とを有し、
前記シャッターは、前記ドア部の側方に設けられ、
前記ドア部は、ドア本体と、前記シャッターの一側部を案内するシャッター案内手段を有するドア枠とを有し、且つ、前記ドア部の閉鎖位置において、前記シャッターの内側方向へオフセットしており、
前記ドア本体は、前記ドア部の閉鎖位置において、前記シャッターの斜め前方に開放可能であることを特徴とするドア付シャッター。
【請求項2】
前記ドア付シャッターは、さらに前記ドア部の移動を案内する案内レール手段を有していることを特徴とする請求項1記載のドア付シャッター。
【請求項3】
前記案内レール手段は、前記ドア部の移動を案内すると共に、前記ドア部の移動に伴い、前記ドア部と前記シャッターとの相対角度を変更し、前記ドア部の移動先へ案内することを特徴とする請求項2記載のドア付シャッター。
【請求項4】
前記案内レール手段は、円弧状レールであることを特徴とする請求項2又は請求項3の何れかに記載のドア付シャッター。
【請求項5】
前記案内レール手段は、並行ではない2本の直線状レールであることを特徴とする請求項2又は請求項3の何れかに記載のドア付シャッター。
【請求項6】
シャッターとドア部と案内レール手段とを有し、
前記シャッターは、前記ドア部の側方に設けられ、
前記ドア部は、ドア本体と、前記シャッターの一側部を案内するシャッター案内手段を有するドア枠とを有し、
前記案内レール手段は、前記ドア部の移動を案内すると共に、前記ドア部の移動に伴い、前記ドア部と前記シャッターとの相対角度を変更し、前記ドア部の移動先へ案内することを特徴とするドア付シャッター。
【請求項7】
前記案内レール手段は、円弧状レールであることを特徴とする請求項6記載のドア付シャッター。
【請求項8】
前記案内レール手段は、並行ではない2本の直線状レールであることを特徴とする請求項6記載のドア付シャッター。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2011−256684(P2011−256684A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−142022(P2010−142022)
【出願日】平成22年6月7日(2010.6.7)
【出願人】(507010256)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年6月7日(2010.6.7)
【出願人】(507010256)
【Fターム(参考)】
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