説明

ドレーンクロッグリムーバ

ドレーンパイプからクロッグを除去するための装置であって、この装置は、a)製品チェンバーを含む容器と、b)インレットと流体連通する加圧アセンブルと、c)容器に結合し、遠位端と近位端とを含むシャフトと、d)シャフトから外側に延びる突起を含む。製品チェンバーはドレーン洗浄成分を受け入れるように適合化され、製品チェンバーはインレットとアウトレットとを有する。加圧サブアセンブリは加圧された流体のキャニスタと容器に結合されたアダプタとを含み、キャニスタの少なくとも一部を受けるように構成されたレセプタクルを規定するソケットを含む。シャフトはドレーンパイプ内に挿入されるような寸法にされた外側表面を有する。シャフトはさらに近位端と遠位端との間の流体連通を与える導水管を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は一般的には配管の維持、より詳細には、ドレーンパイプからクロッグ(詰まり)を除去するための装置および化学組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
ドレーンパイプ内に形成されたクロッグを除去するために、様々なタイプの機械的装置および化学組成物が知られている。これらの幾つかにおいては、ドレーンパイプ内のクロッグ形成物質と咬み合い、ドレーンパイプからクロッグを取り出すための機械式の装置が提供される。一例においては、このデバイスは、ドレーンパイプ内に挿入できる寸法にされた細長い柔軟なストリップを含む。遠位端がクロッグと接触するように、ストリップは十分な長さを有する。次に、ユーザは、クロッグと咬み合い、クロッグの全てもしくは一部を取り除くために、ストリップを押したり、引いたり、ねじったり、あるいはストリップに他の力を加える。ストリップは、ドレーンパイプ内に詰まっている繊維状の物質をひっかける、あるいはこれと咬み合う能力を向上するために、外側の面から延びる返しもしくは他の突起を含むかもしれない。繊維もしくは他のクロッグ形成物質といったん咬み合うと、デバイスがドレーンパイプから引き抜かれ、これと共にクロッグ形成物質が取り出される。
【0003】
他のタイプのデバイスはクロッグに向かって噴射される流体噴射を与えることによりクロッグを除去することを試みている。これらデバイスは、加圧された流体、例えば、水や空気の供給源に接続されてもよく、デバイスは加圧された流体をクロッグの位置に導くために部材内を貫通する導水管を有する細長い部材を含んでもよい。
【0004】
代替として、ドレーンパイプ内に形成されたクロッグを分解もしくは溶解させるように適合した様々な化学組成物が知られている。これら化学組成物は一般的には容器内に提供され、ユーザは単純に化学組成物を容器からドレーンのインレットへと注ぎ込むだけである。Kiplingerらに交付された米国特許第4,969,491号において、構成の一例が開示されているが、これは化学組成物を重力下で分注するためのドレーンに挿入可能なチューブを含む。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の機械的および化学的アプローチはある程度の成功を収めているが、ドレーンパイプからクロッグをより速やかに、かつ効率的に除去するためのデバイスに対する要求が依然として存在する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
限定しない第一の実施形態において、本発明はドレーンパイプからクロッグを除去するための装置を目的とし、本装置は、a)ドレーン洗浄成分を受け入れるのに適し、インレットとアウトレットとを有する製品チェンバーを含む容器と、b)前記インレットと流体連通する加圧アセンブリであって、加圧流体のキャニスタと容器に結合したアダプタとを含み、前記キャニスタの少なくとも一部を受けるように構成されたレセプタクルを規定するソケットを含む加圧サブサブアセンブリと、c)前記容器に結合し、近位端と遠位端とを含み、前記ドレーンパイプ内に挿入されるような寸法にされた外側表面を有し、前記近位端と前記遠位端との間の流体連通を与える導水管をさらに含むシャフトと、d)前記シャフトから外側に延びる突起と、を備える。
【0007】
限定しない第二の実施形態において、本発明はドレーンパイプアセンブリ内のクロッグを除去するための装置を目的とし、本装置は、a)第一のドレーンクロッグ除去手段と、b)第二のドレーンクロッグ除去手段とを備え、前記第一のドレーンクロッグ除去手段は前記第二のドレーンクロッグ除去手段と一体化されている。
【0008】
限定しない第三の実施形態において、本発明はドレーンパイプ内のクロッグを除去するための装置用のシャフトを目的とし、本シャフトは、a)ある長さを有する主部と、b)遠位端および近位端と、c)前記遠位端と前記近位端との間に流体連通を与えるための導水管と、d)前記主部から外側方向に延びる一つもしくは複数の突起と、e)前記主部から外側に延びる一つもしくは複数の支持フランジ28と、を備える。
【0009】
限定しない第四の実施形態において、本発明はドレーンパイプからクロッグを除去するための装置を目的とし、本装置には少なくとも一つのラベルを提供し、前記ラベルは第一の標識を提供し、前記第一の標識はデバイスがクロッグを除去するための少なくとも二つの手段を備えることを消費者に伝える。
【0010】
開示される方法および装置のより完全な理解のために、付属の図面により詳細に図解される実施形態を参照すべきである。
【0011】
図面は必ずしも実寸ではなく、開示される実施形態は概略的かつ部分的に示されることもあることを理解すべきである。ある事例においては、開示される方法および装置を理解するために不必要、もしくは他の細部を読み取ることを困難にさせるような細部は省略されている。勿論、この開示は、ここに図解される特定の実施形態に限定されるものではないことを理解すべきである。
【発明の効果】
【0012】
ドレーンクロッグリムーバは、クロッグに対して、機械的および化学的に有利に係合し、クロッグを効率的に除去する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本開示によって構成された、組み立て後のドレーンクロッグリムーバの一つの限定されない実施形態の側面図である。
【図2】本開示によって構成された、組み立て後のドレーンクロッグリムーバのもう一つの限定されない実施形態の側面図である。
【図3】本開示によって構成されたシャフトの一つの限定されない実施形態の斜視図である。
【図4】本開示によって構成されたシャフトの一つの限定されない実施形態の平面図である。
【図5】図4のシャフトの線5−5に沿って切り取られた断面図である。
【図6】本開示によって構成された加圧アセンブリの一つの限定されない実施形態の断面図である。
【図7】本開示によって構成された放出バルブの主部の一つの限定されない実施形態の斜視図である。
【図8】図7の放出バルブの主部の線8−8に沿って切り取った断面図である。
【図9】ドレーンクロッグリムーバの一つの限定されない実施形態の本開示によって用いられる際の断面図である。
【図10】ドレーンクロッグリムーバの一つの限定されない実施形態の本開示によって用いられる際の断面図である。
【図11】ドレーンクロッグリムーバの一つの限定されない実施形態の本開示によって梱包された際の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
関連出願の相互参照
本出願は2008年12月2日付けで出願された米国仮出願第61/119,134号の利益を請求する。
【0015】
連邦政府による委託研究もしくは開発に関する参照
適用せず
【0016】
ドレーンパイプからクロッグ形成物質を除去するためのドレーンクロッグリムーバがここに開示される。
【0017】
ここで用いられる「ドレーン洗浄成分(drain cleaning composition)」なる用語は、ドレーンクロッグを除去するために、および/あるいはドレーンクロッグに対して保護するために使用もしくは使用のために販売されている水以外のあらゆる流体、ゲル、固体物質、もしくは配管供給からの水(例えば、軟水、硬水)、もしくはこれらの組合せを包含する。例示的なドレーン洗浄成分には、これに限定されるものではないが、苛性物質、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化ナトリウムと金属(例えば、アルミニウム)チップと硝酸ナトリウムとの混合物、または、アルカリ性次亜塩素酸ナトリウム溶液(例えば、合衆国特許第4,080,305号において説明されている)、並びに例えば、洗濯用漂白剤、もしくは界面活性剤、タンパク質分解酵素、ジスルフィド還元剤などの添加物を含む洗濯用漂白剤などの他のクレンザーが含まれる。例示的なクレンザーが米国特許第4,540,506号、4,619,710号および3,503,890号において説明されている。
【0018】
ここで用いられる「化学的手段(chemical means)」なる用語は、ドレーンクロッグを除去するために用いられる任意のドレーンクロッグ成分もしくは非機械的要素を包含する。ドレーンクロッグを除去するための化学的手段の一つの限定されない例は、S.C.Jonhson&Son.Co. (ウィスコンシン州ラシーン)から販売されているDrano(登録商標)Max製品である。
【0019】
ここで用いられる「機械的な手段(mechanical means)」なる用語は、ドレーンクロッグを除去するために使用される任意の物理的要素を包含する。一実施形態においては、物理的手段は延伸した突起を有するシャフトを備える。ドレーンクロッグのための機械的手段の別の限定されない例が、米国特許第6,775,873号、6,698,317号、および6,363,566号において説明されている。
【0020】
ここで用いられる「クロッグ形成物質(clog forming material)」なる用語は、あらゆる物質を指し、これにはこれに限定されるものではないが、髪などの繊維性の物質や他の天然繊維が含まれる。クロッグ形成物質はドレーンパイプアセンブリ内に堆積し、結果としてドレーンパイプアセンブリ内の流れを遮る。
【0021】
ここで用いられる「ドレーンパイプアセンブリと適合する(compatible with a drain pipe assembly)」なる用語は、クロック形成物質を除去するための任意の機械的手段であって、ドレーンパイプアセンブリ内に挿入され、比較的簡単に抜き出すことができるようなものである。一実施形態においては、ドレーンパイプアセンブリと適合する機械的手段は、X方向、X方向と垂直なY方向、およびX方向とY方向の両方に垂直なZ方向とを含む。
【0022】
一つの限定されない例示的ドレーンクロッグリムーバ10が図1と図2に示される。図1に示されるように、ドレーンクロッグリムーバ10はドレーン洗浄成分(図示せず)を保持および/あるいは受け入れるための容器2を含む。幾つかの実施形態においては、容器2はハンドル4を含み、さらに加圧アセンブリ8に結合された上端6と、キャップ12もしくは他の密閉機構に結合した下端11とを含む。当業者においては理解できるように、加圧アセンブリ8は容器2の任意の部分に配置することができる。ハンドル4は、握るおよび/またはドレーンクロッグリムーバ10を攪拌する手段として用いるために比較的容易な領域をユーザに提供してもよい。
【0023】
幾つかの実施形態においては、サブアセンブリ14はさらにベース16に連結したシャフト18を含み、これによりユーザが手動でドレーンを詰まらせる物質を除去することが可能となるとともに、これはドレーン洗浄成分をドレーンパイプ内の所望の位置により正確に導くために導管を提供する。シャフト18の内部を通って導水管17(図5)もしくは他の供給路が延びる。一実施形態においては、導水管17もしくは他の供給路はシャフトの近位端18bから遠位端18aに向かって伸びる(図4)。シャフトはある長さを有する主部18cを含む(図4)。幾つかの限定されない実施形態においては、こうして提供される流体連通は、あるドレーン洗浄成分(例えば、ウィスコンシン州ラシーンのS.C.Johnson&Son.Inc.によって製造および販売されるDrano(登録商標))を容器からドレーンクロッグ物質自体の上などに供給するための通路であってもよい。幾つかの実施形態においては、シャフト18は、シャフト18の表面から外方向に延びる一つもしくは複数の突起28(図4)を含んでもよい。突起28はドレーンパイプ内にあるクロッグ形成物質をとらえるように適合化してもよい。ここで用いられる「捉えるように適合化される(adapted to grip)」なる語句は、典型的にドレーンパイプ内においてクロッグを形成する物質と咬み合い、これを掴む、あるいは咬み合いおよび/または保持する構造を含む。図示された限定されない例においては、突起28は、繊維状の物質、例えば、ドレーンパイプ内に詰まった髪を掴むように構成された返しとして形成される。
【0024】
シャフト18は、弓形状に曲がることができ、例えば、典型的なP−トラップおよびU−トラップドレーンパイプ102(図10)によって与えられるような曲がりくねった経路を行き来できるような柔軟な材料から形成される。こうしてシャフト18は、任意のフレキシブルもしくはセミフレキシブルな金属、プラスチックもしくは他の材料、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンもしくは類似の材料から形成される。
【0025】
図2の限定されない実施形態において示されるように、キャップ12(図1)は取り外されてもよく、シャフト18および/または他のサブアセンブリ14が下端11のところで容器に結合してもよい。サブアセンブリ14はベース16を含み、ベース16はキャップ12が取り外し可能に配置される容器の下端11にネジ込み式に係合される。このような構成により、製造業者は消費者に対して比較的コンパクトな梱包を提供することができる。しかしながら、当業者においては理解できるように、ドレーンクロッグリムーバ10は、図2に示されるように、販売の時点で消費者が直ちに使用できるような製品として提供することもできる。幾つかの実施形態においては、ベース16はドレーン102(図10)内の水、粒子もしくは他の流体および/または物質が使用中にユーザに向かって飛ぶことを防止するための撥ねよけとなるような大きさであってもよい。
【0026】
幾つかの実施形態においてはサブアセンブリ14および/またはベース16および/またはシャフト18が、シャフト18はドレーンクロッグリムーバ10に加圧アセンブリ8とシャフト18との間に流体連通有るように接続されるように提供されてもよい。幾つかの実施形態においては、シャフト18は、キャニスタ18とドレーン102(図8)の間の流体連通を容器2とシャフト18を通じて提供してもよい。
【0027】
図3はサブアセンブリ14の一つの限定されない実施形態を示す。示される実施形態においては、サブアセンブリ14は、バルブ20、例えば、ボールバルブを含み、バルブ20は容器(図示せず)とシャフト18との間の流体連通を提供する。バルブ20はサブアセンブリ14上に回転可能に搭載され、これによってドレーンクロッグリムーバを比較的コンパクトな構成で梱包および/または格納することが可能となる。幾つかの実施形態においては、このバルブ20を回転することで、流体連通が開いたおよび/または閉じた配置に切り替えてもよい。示される実施形態においては、バルブ20をサブアセンブリ14に接続するためにヒンジ23が提供される。ヒンジ23はバルブ20の回転軸も与える。示される実施形態においては、シャフト18(および従ってバルブ20)がX−Y平面内にあるときは、バルブ20は閉じた配置にあり、加圧アセンブリ8(図2)とシャフト18との間に流体連通は与えられない。反対にシャフト18(および従ってバルブ20)がZ−軸と平行であるときは、バルブ20は開いた配置にあり、加圧アセンブリ8(図2)とシャフト18との間に流体連通が与えられる。図3に示される実施形態においては、バルブ20は一つもしくは複数の接続金具21aを有し、これはサブアセンブリ14上の受けスロット21bと機械的に係合する。受けスロット21bはバルブ20を閉じた配置に保持することを助ける。さらに幾つかの構成においては、容器2とサブアセンブリ14との間にO−リングが提供され、これによって追加の密封が提供され、容器2からドレーン洗浄成分が漏れるのを防止する。
【0028】
図4は本発明の一実施形態に従うシャフト18の平面図を示す。シャフトは近位端18bと遠位端18aとを含む。近位端18bはサブアセンブリ14(図3)のアウトレット部分、例えばバルブ20(図3)の周囲に密封を形成する大きさにされ、遠位端18aには加圧アセンブリ8(図2)と、容器2(図2)と、ドレーン102(図10)との間での流体連通を可能にするための開口が設けられる。シャフト18はシャフト18の表面から外側方向に延びる一つもしくは複数の突起28を含み、これらは一実施形態においては主部18cから延びる。
【0029】
図5は図4のシャフト18の図4の線5−5に沿って切断された断面図を示す。示される実施形態においては、シャフト18はシャフトの表面から外側方向に延びる一つもしくは複数の支持フランジ28aに加えて、一つもしくは複数の突起28を含む。突起28は約0.25cmから約0.98cm(0.1”から0.4”)の幅(Wproj.)を有してもよい。もう一つの実施形態においては、突起28は約0.37cmから約0.61cm(約0.15”から約0.25”)の幅(Wproj.)を有してもよい。突起28は約0.05cmから約0.25cm(約0.02”から約0.1”)の厚さ(Tproj.)を有してもよい。もう一つの実施形態においては、突起28は約0.10cmから約0.20cm(約0.04”から約0.08”)の厚さ(Tproj.)を有してもよい。シャフト18はシャフトの遠位端18aと近位端18bとの間の流体連通を容易にするために用いられる導水管17もしくは他の通路を含む。導水管17はさらに加圧アセンブリ8(図2)および/または容器2とシャフト18の遠位端18aとの間の流体連通も容易にしてもよい。フランジ28aは約0.74cmから約1.72cm(約0.3”から約0.7”)の幅(Wflange)を有してもよい。フランジ28aは約0.02cmから約0.12cm(約0.01”から約0.05”)の厚さ(Tflange)を有してもよい。もう一つの実施形態においては、フランジ28aは約0.05cmから約0.07cm(約0.02”から約0.03”)の厚さを有してもよい。幾つかの実施形態においては、約15°から約70°の突起に対するフランジ角(θ)が提供されてもよい。幾つかの実施形態においては、さらに約30°から約50°なる突起に対するフランジ角(θ)が提供されてもよい。幾つかの実施形態においては、約20°から約75°のシャフトに対するフランジ角(φ)が提供されてもよい。幾つかの実施形態においては、さらに約30°から約60°のシャフト対フランジ角(φ)が提供されてもよい。一実施形態においては、約2から約8個のフランジ28aがシャフト18の主部18cから延びる。もう一つの実施形態においては、約4から約6個のフランジ28aがシャフト18の主部18cから延びる。もう一つの実施形態においては、フランジ28aはシャフト18の長さに沿って実質的に連続的である。もう一つの実施形態においては、フランジ28aはシャフト18の長さの少なくとも1/3である。
【0030】
例示的な実施形態においては、シャフトは機械的な手段を提供してもよい。幾つかの実施形態においては、シャフト18はユーザがドレーンを詰まらせる物質を手動で除去することを可能にすると同時に、成分をドレーンパイプ内の所望の位置に導くための比較的精密な方向の誘導を与える導管を提供する。幾つかの実施形態においては、シャフト18は、成分の追加的な放出のために、その長さに沿って形成された複数のアウトレットを含む。他の制限されない実施形態においては、シャフト18は約7.35cmから約49cm(約3”から約20”)の長さであってもよい。さらに他の制限されない実施形態においては、シャフト18は約14.7cmから約36.75cm(約6”から約15”)の長さであってもよい。さらに他の実施形態においては、シャフト18は約14.7cmから約29.4cm(約6”から約12”)の長さであってもよい。
【0031】
ここに説明されるように、突起28はシャフト18の外側表面から延伸してもよい。例示的な実施形態においては、突起28はシャフト18から外側方向に延びる返しとして形成される。突起は28、突起28aのベース(図4)およびシャフト(Ashaft)の軸(図4)に対して鋭角を形成する。他の実施形態においては、突起は当業者が特定のシャフトに対して要求する特定の必要性に応じて比較的直角な角度さらには鈍角を形成しても良い。驚くことにエクステンション18は特にギザギザであるとか、鋭いことは必要とされないことが発見された。一実施形態においては、突起28はいくぶん丸みを有し、約0.20cmから約0.25cm(約0.01”から約0.10”)なる曲率半径(rproj.)を有する。もう一つの実施形態においては、突起28は約0.10cmから約0.17cm(約0.04”から約0.07”)の曲率半径を有してもよい。
【0032】
驚くことにフランジ28aは棒自体に棒の軸に対して横方向における硬直化の効果を(つまり、X方向における硬直化の効果)を与えるのみでなく、シャフト18自体の製造の容易性における改善も与えることが発見された。幾つかの実施形態においては、シャフト18は適当な材料を加熱し(ここに説明される)、材料を鋳型内に流しこむことによって鋳造される。少なくとも一つのフランジ28aを提供することで鋳造された器具は、少なくとも一つのフランジ28aを持たないシャフト18より、より迅速かつより均一に冷却する。フランジ28aは突起28とは、フランジ28aはシャフト18の長さに沿って実質的に連続的であるのに対して、突起28はシャフト18の長さに沿って他の要素から不連続である点で区別される。驚くことに、鋳造によって形成されたフランジ28aを有するシャフト18は、他の点では同一の構成(つまり同一サイズの突起、導水管、長さ、材料等)を有するシャフト18よりかなり完全な構成を与えることが認められた。
【0033】
加圧アセンブリ8はドレーン洗浄成分をシャフト18内に押し出す放出力を生み出してもよい。加圧アセンブリ8は放出力を生み出すために十分な任意の形態、例えば、推進剤を保持するエアロゾル容器、機械式アクチュエータ(例えば、バネとピストンの配列)、注入器式のアクチュエータ、折り畳みふいご式のアクチュエータ、もしくは任意の他の適当なタイプの加圧アクチュエータの形態を取ってもよい。一実施形態においては、加圧アセンブリ8は圧縮された空気を保持するエアロゾル容器である。一つの特定の実施形態においては、圧縮された空気は約413.7KPaから約620.5KPa(約60psiから約90psi)の圧力を有してもよい。
【0034】
加圧アセンブリ8は加圧アセンブリ8を作動するための引き金もしくは他の手段を含む。説明される実施形態においては、引き金は加圧アセンブリ8のひねり動作であり、ここでは、アセンブリ8がガイドトラック30(図1および2)に沿ってひねられ、これによってユーザが加圧アセンブリ8から流体および/またはガスを放出することが可能となり、これによって加圧アセンブリ8が作動し、ドレーン洗浄成分を容器2からシャフト18内へと吹きつける放出力が解放される。ガイドトラック30を使用することで、起動するためにはサイドからサイドへの移動が要求されることから、加圧アセンブリ8の偶発的な放出を防止することが可能になる。もう一つの実施形態においては加圧アセンブリ8の偶発的な作動を防止するために、ガイドトラック30および/または引き金のところ、もしくはこの近傍に移動可能なもしくは折れ易い安全タブ32が提供されてもよい。図1および2に示される実施形態においては、安全タブ32は移動可能なクリップであり、これによって加圧アセンブリ8の下方への移動が、示される実施形態においては作動が物理的にブロックされる。より詳細は以下に示される。
【0035】
図6はキャニスタ18のさまざまな特徴を示す断面図である。サブアセンブリ14はキャニスタ18を作動させるためのソケット36を含む。示される限定されない実施形態においては、ソケット36は中央レセプタクル38を含む。中央レセプタクル38内に作動インサート40が配置され、これはキャニスタ18から外に延びるステム44の遠位端42と係合するように構成される。インサート40の内側にはステム44とインサート40との間を密封するためにO−リング46が配置される。インサート40内にはインサート40と中央レセプタクル38の下側部分50との間を流体的な連通させるためにオリフィス48が形成される。中央レセプタクルの下側部分50はポート52を形成し、下側部分50と製品チェンバー5との間の流体的な連絡が図られる。容器2はインレット5aとアウトレット5b(図8)を含み、これによって加圧アセンブリ8と製品チェンバー5とサブアセンブリ14の間の流体な連通が提供される。ポート52内には、ここを通じての流体の流れを制御するためのバルブ、例えば、アンブレラバルブ54が配置される。例えば、アンブレラバルブ54はチェックバルブとして働き、流体がキャニスタ18から製品チェンバー5内に流れるのを可能にし、流体が逆方向に流れるのを防止する。
【0036】
加圧キャニスタ18は、加圧された流体、例えば、加圧された空気を保持するのに適したチェンバー61を規定する側壁60を含む。加圧された流体は化学成分を容器2のチェンバーアウトレット8へと推進させるのに適する任意の形態および物質で提供されてもよい。例えば、加圧された流体は、加圧された気体、例えば、空気、二酸化炭素、窒素であってもよい。容器60からの加圧された流体の放出を制御するためにステムバルブ63が提供される。ステムバルブ63はステム44を含み、ステム44は遠位端42を規定するが、これらは両者とも上で説明した。ステムバルブ63は通常は閉じた位置を有するように構成され、ステム44を直線的または横方向に移動することで開位置へと作動してもよい。
【0037】
作動キャップ16はキャニスタ18を受けるような大きさにされた側壁62を有する。側壁62の下端64は、さらにアダプタの外壁31の外側の面34を受けるような大きさにされる。キャップ16は、さらにキャニスタ18の底と係合するように構成されたボス66を含む。キャップ16は初期位置を有し、この位置においては側壁の下端64はアダプタ14のストップ面68から離れている。キャップ16をこの初期位置に維持するために、キャップの下端64とストップ面68との間に移動可能なもしくは壊れ易いやスペーサ32(図1および図2)が配置される。キャップ16はアダプタの外側壁31および/またはガイドトラック30(図1および2)に沿って作動位置にスライド可能であり、作動位置においては側壁の下端64はストップ面68と係合もしくは隣接する。キャップ16を移動させると、キャニスタ18も移動し、ステムの遠位端42が作動はインサート40と係合し、これによって加圧された流体が製品チェンバー5内へと解放される。
【0038】
図7および8において最も良く示されているように、幾つかの実施形態においては製品チェンバーのアウトレット58に放出バルブの主部82が結合される。放出バルブの主部82は側壁84を含み、容器2のアウトレットネック90上に形成された雄ネジ88と係合するように構成された雌ネジ86を有する。放出バルブの主部82はアウトレットネック90の内面90と密閉して係合するように構成された内側シース92を含み、これによってこれらの間の差込み密閉が形成される。アウトレットネック90と放出バルブの主部82との間にはフェイスシール94が配置され、これによってこれらの間の液体密封が確保される。バルブシート96内にはボールバルブ20が配置され、これは閉位置と開位置との間で移動可能である。ボールバルブ20は通路97を有し、製品はここを流れる。ボールバルブ20にはコネクタ98が結合され、これはボールバルブの通路97と流体連通する内側通路99を含む。流体がボールバルブ20のまわりで漏れるのを防止するために、ボールバルブ20とバルブの主部82との間にはO−リング91が配置される。
【0039】
機械式と化学式の複合ユニット
上述のように、多くのドレーンクロッグリムーバは単一の動作モード(つまり、化学モードのみ)を提供する。例えば、(カリフォルニア州オークランドのThe Clorox Co.)Liquid Plumbr(登録商標)製品は、流しからドレーン内に注ぎ込まれる製品を消費者に提供する。製品を流しに一旦供給すると、その製品が意図する作業を遂行するのを待つしかないという事実から、消費者はこのような製品に全幅の信頼を持たないかもしれない。このような「注いで祈る(pour and pray)」のドレーンクロッグ除去システムはあるタイプのクロッグには有効であるが、消費者がクロッグ自体と関与することは許されない。
【0040】
逆に純粋に機械的な手段は長期間放置された結果としてのクロッグに対しては、ユーザに対して十分な手助けを提供できないこともある。例えば長年に渡って油汚れが堆積すると、ドレーン内にかなり硬い堆積物(クロッグ)が形成されることがある。機械的な手段、例えば「ドレーンスネーク(drain snake)」を使用しても、このようなクロッグに対しては、例えばユーザの力不足という制約から効果的に解決できないこともある。
【0041】
本発明までは、消費者にとってどの製品が適切であるかという混乱を解消できる一体的な解決手段に対する要求が存在していた。消費者は彼らが取り組んでいるクロッグのタイプについて知る手段がないために、このような問題が良く見かけられる。さらにドレーンクロッグ除去の複数の手段を同時に使用することは、消費者にとって安全および/または機能上の観点から非現実的および/または不可能でもある。具体的にはドレーン内に化学的手段が存在している間に流しのエリアを攪拌することは、流しの中に化学的手段が存在する間に偶発的な跳ね返りが発生することがあり得るためにしばしば抑制されてきた。
【0042】
図9は本発明に従うドレーンクロッグリムーバ10の一つの例示的な実施形態を使用される状態にて示す。いたるところで説明されているように、ドレーンクロッグリムーバ10はドレーン102内に形成されたクロッグもしくはクロッグ物質104を除去するための機械的および化学的な働きを提供する。一実施形態においては、ユーザは(例えば、ハンドル4を利用して)容器2を保持しながら、シャフト18をドレーン102内にシャフトの遠位端28aがクロッグ物質104と咬み合うところまで挿入する。示される実施形態においては、シャフト18はクロッグ104と咬み合うまで曲がりくねった経路を進むことができるようにフレキシブルな材料から形成される。上述したように、シャフト18がドレーン内で操作され、容器2を動かし、あるいは攪拌することでクロッグと接触して、これらの全てもしくは一部が取り除かれる。シャフト18がまだドレーン内にあり、遠位端28aがクロッグに隣接している状態で、容器2内に格納されていたドレーン洗浄成分を、シャフト18を通じてドレーン102内に放出するために、ユーザはドレーンクロッグリムーバを作動(つまり、加圧された流体を放出)してもよい。
【0043】
シャフト18が存在するため、ドレーン洗浄成分をクロッグ104の直近に、より正確に分注することができる。ドレーンクロッグリムーバに対するこのような構成は、消費者は単にドレーン洗浄成分をドレーン102内に注ぎ込み、待つか、あるいはドレーン洗浄成分をドレーン102内に注ぎ込み、その後、クロッグ104に咬み合うように何とかして機械的なデバイス(例えば、スネークもしくはワイヤーハンガー)を使用よりも、洗浄成分がドレーン内の比較的近傍に直接に注がれるこの構成のために、消費者に対して追加の利益がもたらされる。こうしてこの構成では機械的作用と化学的作用の両方が実質的に同時にドレーン102からクロッグを除去するために使用される。
【0044】
上述のように、個々の市販されている機械的ドレーンクロッグリムーバと化学的ドレーンクロッグリムーバとは組み合わせて使用されることは意図されていない。実践の際の配慮(跳ね返り等)から、機械的製品と化学的製品とを効果的に同時(もしくはほぼ同時)に用いることには問題がある。跳ね返りの問題を最小限に抑えるために、機械的手段の後に、化学的手段を用いることもできるが、驚くことに、クロッグの位置に化学的手段が分注され、その後、物理的なクロッグの近傍、ちょうどその位置、あるいはそのクロッグの背後に化学的手段106、例えば化学的ドレーンクロッグリムーバが供給されることが本発明により見出された。このようにさらに化学的手段106をドレーンパイプアセンブリ内に供給することで、ドレーン洗浄製品の濃度が低下することが回避される。(907グラム(32オンス)のボトルの場合)ドレーン内に注入されるドレーン洗浄成分の総量の約5%から10%が(一部)希釈あるいはドレーンパイプの側壁への付着および/または粘着等により失われるものと思われる。クロッグの特定の部位に追加の量のドレーンクロッグ除去成分を供給できるこの能力は、全体としての性能の観点からユーザに対してかなり重要な利益をもたらすものと思われる。
【0045】
ドレーンクロッグリムーバ:消費者へのプレゼンテーション
前述のように、多くのドレーンクロッグを除去するための解決方法の一つの制約は、消費者にはいかなるレベルの双方向性も提供されてないことである。さらに、しばしば消費者は化学的ドレーンクロッグ除去手段と機械的ドレーンクロッグ除去手段とを組み合わせることは物理的配慮からいささか非現実的であると理解している。消費者に対してキューもしくはシグナルを明確に与えるドレーンクロッグリムーバ(デバイスもしくは装置)を提供することにより、(a)ドレーンクロッグ除去に対する一つ以上の手段、(b)製品および/または製品パッケージ上にその装置はドレーンクロッグを除去するための一つ以上の手段を提供することを示す一つもしくは複数の標識を提供する。
【0046】
上述したように、幾つかの限定されない実施形態においては、ドレーンクロッグを除去するための一つ以上の手段は化学的手段、例えばDrano Max Gel(登録商標)製品(ウィスコンシン州ラシーンのS.C.Johnson&So,Inc.,)であってもよい。他の限定されない実施形態においては、装置あるいはデバイスは推進手段、例えば圧縮された気体もしくは圧縮された空気を含んでもよい。推進体は化学的手段の分注を助けるために用いられる。代わりに推進体はクロッグを押すため、あるいは移動させるための手段として働かせるために用いてもよい。他の制限されない実施形態においては、ドレーンクロッグを除去するための一つ以上の手段は機械的手段、例えば「パイプスネーク(pipe snake)」であってもよい。幾つかの実施形態においては、機械的手段はいわゆる「後ろ(backwards)」方向と「前(forwards)」方向の動作を提供する。ここで用いられる「後ろ(backwards)」と「前(forwards)」は概ねX方向とY方向を指す。換言すれば、機械的手段はドレーンクロッグ物質を押すためおよび/またはこれと咬み合うためおよび/またはこれを引き出すために使用されてもよい。化学的手段は、それ自身がクロッグ物質を溶かすために用いられてもよいため、機械的手段はもう一つの手段、例えば化学的手段とは異なるものであってもよい。様々なところで説明されているように、幾つかの実施形態においては、化学的手段はクロッグサイト自体(図10のCsite)に対して初期作用(つまり、ドレーンクロッグ破壊作用)を提供してもよい。
【0047】
マルチドレーンクロッグ除去手段の利益および機能を提供する実際の装置もしくはデバイスを実際に消費者に提供することに加えて、幾つかの実施形態においては、本発明はまたマルチドレーンクロッグ除去手段が存在するという情報を消費者に提供するという追加的な消費者利益も提供してもよい。このような情報を提供することは、このような装置もしくはデバイスの製造業者に対しても消費者に対する在庫時の混乱(at-the-shelf confusion)を排除する長所をもたらすかしれない。このドレーンパイプアセンブリ内のクロッグを除去するための装置もしくはデバイスは、ドレーンクロッグリムーバ10に対するパッケージ200(図11)を含んでもよい。一実施形態においては、このパッケージ200は、ドレーンクロッグを除去するための複数の手段を提供する装置であることを消費者に知らせる第一の標識276を含む。もう一つの実施形態においては、このパッケージは、ドレーンクロッグ除去手段の少なくとも一つはクロッグのサイトにおいて作動する装置であることを消費者に知らせる第二の標識277を含む。
【0048】
これに対して、装置もしくはデバイスはラベルを含んでもよく、ラベルは第一の標識を提供し、第一の標識はそのデバイスがクロッグを除去するための少なくとも二つの手段を含むことを消費者に知らせる。幾つかの実施形態においては、第一の標識はこれら少なくとも二つの手段が異なることを消費者に知らせる。幾つかの追加の実施形態においては、ラベルは、装置が消費者による相互作用が可能なクロッグ除去手段を提供することを消費者に知らせる第二の標識を含んでもよい。
【0049】
「具体的には(specifically)」、「好ましくは(preferably)」、「典型的には(typically)」、「一般には(generally)」および「しばしば(often)」等の用語は、ここではここに請求される発明の範囲を制限するために用いられるものでもなく、ある特徴が他の特徴より決定的、必須、もしくは重要であることを意味するものでもなく、単に本発明の特定の実施形態において利用されるもしくは利用されない代替のもしくは追加の特徴を強調することに意図があること注意する。さらに「実質的に(substantially)」および「約(about)」等の用語は、ここでは任意の定量的な比較、値、測定値、もしくは他の表現に起因する不確実性の度合いを表すために用いられていることに注意する。
【0050】
ここに開示される寸法と値は、ここに示されるそれと全く同一の数値として理解されるべきではない。むしろ特に示されない限り、各々のそれら寸法は示される値と、その値周囲の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば「40ミリ」として開示されている寸法は、「約40ミリ」を意味することを意図する。
【0051】
発明の詳細な説明に引用される全ての文書は、その関連する部分がここに参照の目的で組み込まれるが、いずれの文書の引用もそれが本発明に対する先行技術であることの自供として解釈されるべきではない。ここに記載された文書内のいずれの用語の意味もしくは定義が参照のために組み込まれた文書内の何れの用語の意味もしくは定義と矛盾する場合は、ここに記載される文書内の用語に与えられる意味もしくは定義が適用される。
【0052】
本発明の特定の実施形態が図面を用いて説明されたが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく様々な他の変更および修正を加えることが可能であることは、当業者においては明白である。従ってこれらの全ての変更および修正も付属のクレーム内に網羅され、本発明の範囲内に入ることを意図する。
【産業上の利用可能性】
【0053】
ここに開示される装置および方法はドレーンパイプからクロッグを除去するために用いることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドレーンパイプからクロッグを除去するための装置であって、前記装置は、
a)ドレーン洗浄成分を受け入れるように適合化され、インレットとアウトレットとを有する製品チェンバーを含む容器と、
b)前記インレットと流体連通する加圧アセンブリであって、前記加圧サブアセンブリは加圧された流体のキャニスタと前記容器に結合されたアダプタとを含み、前記アダプタは前記キャニスタの少なくとも一部を受けるように構成されたレセプタクルを規定するソケットを含む加圧サブアセンブリと、
c)前記容器に結合し、遠位端と近位端とを含み、前記ドレーンパイプ内に挿入されるような寸法にされた外側表面を有し、前記近位端と前記遠位端との間の流体連通を与える導水管をさらに含むシャフトと、
d)前記シャフトから外側に延びる突起と、を備える装置。
【請求項2】
前記キャニスタと係合し、前記キャニスタを閉状態にとどめる初期位置と、前記キャニスタが前記加圧された流体を前記容器のチェンバーに送る作動位置との間で移動可能である作動キャップをさらに備える請求項1の装置。
【請求項3】
前記容器のアウトレットと前記シャフトとの間に並置されたバルブであって、放出バルブは、アウトレットを通じたドレーン洗浄成分の流れを制御するために、開位置と閉位置との間で移動可能であるバルブをさらに備える請求項1の装置。
【請求項4】
前記放出バルブがボールバルブを備える請求項1のドレーンクロッグリムーバ。
【請求項5】
前記シャフトが弓状に曲がるのに十分に柔軟である請求項1のドレーンクロッグリムーバ。
【請求項6】
ドレーンパイプアセンブリ内のクロッグを除去するための装置であって、
a)第一のドレーンクロッグ除去手段と
b)第二のドレーンクロッグ除去手段と、を含み、
前記第一のドレーンクロッグ除去手段は前記第二のドレーンクロッグ除去手段と一体になっている装置。
【請求項7】
前記第一のドレーンクロッグ除去手段と前記第二のドレーンクロッグ除去手段の少なくとも一つは、最初にクロッグのサイトにおいて使用される請求項6のドレーンパイプ内のクロッグを除去するための装置。
【請求項8】
前記第一のドレーンクロッグ除去手段は機械的手段である請求項6のドレーンパイプ内のクロッグを除去するための装置。
【請求項9】
前記第二のドレーンクロッグ除去手段は化学的手段である請求項8のドレーンパイプ内のクロッグを除去するための装置。
【請求項10】
前記化学的手段は前記クロッグの位置において直接的な作用を与える請求項9のドレーンパイプ内のクロッグを除去するための装置。
【請求項11】
前記第一のドレーンクロッグ除去手段と前記第二のドレーンクロッグ除去手段は互いに一体化されている請求項6のドレーンパイプ内のクロッグを除去するための装置。
【請求項12】
前記第一のドレーンクロッグ除去手段は前記第二のドレーンクロッグ除去手段に対する導管である請求項11のドレーンパイプ内のクロッグを除去するための装置。
【請求項13】
ドレーンパイプ内のクロッグを除去するための装置用のシャフトであって、
a)ある長さを有する主部と、
b)遠位端および近位端と、
c)前記遠位端と前記近位端との間に流体連通を与えるための導水管と、
d)前記主部から外側方向に延びる一つもしくは複数の突起と、
e)前記主部から外側に延びる一つもしくは複数の支持フランジ28と、を備えるシャフト。
【請求項14】
前記突起は約0.1”から約0.4”の幅を有する請求項13のドレーンパイプ内のクロッグを除去するための装置用のシャフト。
【請求項15】
前記突起は約0.15”から約0.25”の幅を有する請求項14のドレーンパイプ内のクロッグを除去するための装置用のシャフト。
【請求項16】
前記フランジは約0.3”から約0.7”の幅を有する請求項13のドレーンパイプ内のクロッグを除去するための装置用のシャフト。
【請求項17】
前記フランジは約0.01”から約0.05”の厚さ(Tflange)を有する請求項13のドレーンパイプ内のクロッグを除去するための装置用のシャフト。
【請求項18】
約15°から約70°の突起に対するフランジ角(θ)が存在する請求項13のドレーンパイプ内のクロッグを除去するための装置用のシャフト。
【請求項19】
約30°から約60°のシャフトに対するフランジ角(φ)が存在する請求項13のドレーンパイプ内のクロッグを除去するための装置用のシャフト。
【請求項20】
ドレーンパイプ内のクロッグを除去するための装置であって、前記装置は、デバイスがクロッグを除去するための少なくとも二つの手段を含むことを消費者に伝える第一の標識を提供する少なくとも一つのラベルが提供される。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2012−510366(P2012−510366A)
【公表日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−539503(P2011−539503)
【出願日】平成21年12月2日(2009.12.2)
【国際出願番号】PCT/US2009/006338
【国際公開番号】WO2010/065106
【国際公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【出願人】(500106743)エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド (168)
【Fターム(参考)】