説明

ナトリウム/プロトン交換体(NHE)の阻害剤として有用なアミノステロール化合物、同阻害剤を使用する薬学的方法および組成物、ならびに化合物のNHE阻害効果を評価する方法

【課題】NHEの特異的な阻害剤、および種々の治療的用途のためのNHE阻害剤を提供すること。
【解決手段】NHEの阻害剤として有用な、化合物FX1A、化合物FX1B、化合物1360、化合物1361、化合物371、化合物1437および化合物353などの、新規に単離および合成されたアミノステロール化合物またはその薬学的に許容される塩であって、これらのステロイド化合物の中には、種々のNHEを阻害することが見出されているものもあれば、単一の特定のNHEを有利に阻害することが見出されているものもあり、これらの化合物の構造は、本明細書に示されるとおりである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【数1−1】

【背景技術】
【0002】
【数1−2】

【0003】
【数2】

【0004】
【数3】

【0005】
【数4】

【0006】
【数5】

【0007】
【数6−1】

【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明により、例えば、以下が提供される。
【0009】
【数153】

【0010】
【数154】

【0011】
【数155】

【0012】
【数156】

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【数160】

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【数162】

【0019】
【数163】

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【数6−2】

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【0114】
【数101】

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【数102】

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【数103】

【0117】
【数104】

【0118】
【数105】

【0119】
【数106】

【0120】
【数107】

【0121】
【数108】

【0122】
【数109】

【0123】
【数110】

【0124】
【数111】

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【数112】

【0126】
【数113】

【0127】
【数114】

【0128】
【数115】

【0129】
【数116】

【0130】
【数117】

【0131】
【数118】

【0132】
【数119】

【0133】
【数120】

【0134】
【数121】

【0135】
【数122】

【0136】
【数123】

【0137】
【数124】

【0138】
【数125】

【0139】
【数126】

【0140】
【数127】

【0141】
【数128】

【0142】
【数129】

【0143】
【数130】

【0144】
【数131】

【0145】
【数132】

【0146】
【数133】

【0147】
【数134】

【0148】
【数135】

【0149】
【数136】

【0150】
【数137】

【0151】
【数138】

【0152】
【数139】

【0153】
【数140】

【0154】
【数141】

【0155】
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【数143】

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【0159】
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【数147】

【0161】
【数148】

【0162】
【数149】

【0163】
【数150】

【0164】
【数151】

【0165】
【数152】

【図面の簡単な説明】
【0166】
【図1A】図1Aおよび1Bは、ウサギのナトリウム/プロトン交換体アイソフォーム3(NHE3)の、スクアラミンによる阻害作用を示す。図1Aは、40mM NHClに接触させることによって酸を予め負荷した細胞に関して、細胞外ナトリウムイオン濃度の回復(x軸)の関数としてpH回復速度(y軸)をプロットしたもので、”+”印の曲線は対照(薬剤無添加)を示し、”ΔW”印の曲線はスクアラミンを示す。図1Bは、酸を予め負荷しなかった細胞に関して、5μg/mlのスクアラミンの添加後の時間(x軸)の関数として、実際の内部pH(y軸)を示す。
【図1B】図1Aおよび1Bは、ウサギのナトリウム/プロトン交換体アイソフォーム3(NHE3)の、スクアラミンによる阻害作用を示す。図1Aは、40mM NHClに接触させることによって酸を予め負荷した細胞に関して、細胞外ナトリウムイオン濃度の回復(x軸)の関数としてpH回復速度(y軸)をプロットしたもので、”+”印の曲線は対照(薬剤無添加)を示し、”ΔW”印の曲線はスクアラミンを示す。図1Bは、酸を予め負荷しなかった細胞に関して、5μg/mlのスクアラミンの添加後の時間(x軸)の関数として、実際の内部pH(y軸)を示す。
【図2A】図2Aは、ウサギのナトリウム/プロトン交換体アイソフォーム1(NHE1)の、スクアラミンによる阻害作用の欠失を示す。
【図2B】図2Bは、ヒトNHE1の、スクアラミンによる阻害作用の欠失を示す。内部pH対時間のこれらプロットにおいて、”○”印の曲線はスクアラミンを示し、”+”印のものは対照(スクアラミンを添加しないでインキュベートした細胞)を示す。
【図3A】図3A、3Bおよび3Cは、内皮細胞が他の膜作用剤よりスクアラミンに対する感受性が大きいこと(x軸の3より大きい側の棒グラフ)、および内皮細胞は、上皮細胞および繊維芽細胞より、スクアラミンに対する感受性が大きいことを示す。図3Aは、ウシの肺内皮細胞に対する1μg/mlの本発明の薬剤の投与を示すが、図3Bおよび3Cは、それぞれ、ヒト上皮細胞およびヒト包皮繊維芽細胞に対する10μg/mlの膜作用剤の投与を示す。
【図3B】図3A、3Bおよび3Cは、内皮細胞が他の膜作用剤よりスクアラミンに対する感受性が大きいこと(x軸の3より大きい側の棒グラフ)、および内皮細胞は、上皮細胞および繊維芽細胞より、スクアラミンに対する感受性が大きいことを示す。図3Aは、ウシの肺内皮細胞に対する1μg/mlの本発明の薬剤の投与を示すが、図3Bおよび3Cは、それぞれ、ヒト上皮細胞およびヒト包皮繊維芽細胞に対する10μg/mlの膜作用剤の投与を示す。
【図3C】図3A、3Bおよび3Cは、内皮細胞が他の膜作用剤よりスクアラミンに対する感受性が大きいこと(x軸の3より大きい側の棒グラフ)、および内皮細胞は、上皮細胞および繊維芽細胞より、スクアラミンに対する感受性が大きいことを示す。図3Aは、ウシの肺内皮細胞に対する1μg/mlの本発明の薬剤の投与を示すが、図3Bおよび3Cは、それぞれ、ヒト上皮細胞およびヒト包皮繊維芽細胞に対する10μg/mlの膜作用剤の投与を示す。
【図4A】図4A、4Bおよび4Cは、スクアラミンの皮下投与、腹腔内投与および経口投与によるマウスメラノーマの増殖の抑制作用を示したものである。
【図4B】図4A、4Bおよび4Cは、スクアラミンの皮下投与、腹腔内投与および経口投与によるマウスメラノーマの増殖の抑制作用を示したものである。
【図4C】図4A、4Bおよび4Cは、スクアラミンの皮下投与、腹腔内投与および経口投与によるマウスメラノーマの増殖の抑制作用を示したものである。
【図5】図5は、種々の用量(”○”=10mg/kg/d、”+”=20mg/kg/d、”○”=40mg/kg/d;d=日)のスクアラミンによる、免疫寛容(RAG−1)マウスにおけるヒトメラノーマ1205Luの増殖の抑制を示す。
【図6】図6は、化合物319の腹腔内投与による、マウスにおけるマウスメラノーマの抑制を示す。
【図7】図7は、マウスIV PK試験で得られた、化合物319の薬物動態学的クリアランスを示す。
【図8】図8は、マウスIV PK試験で得られたスクアラミンの薬物動態学的クリアランスを示す。
【図9】図9は、ツノザメの肝臓由来のアミノステロールのHPLCパターンであり、これらの化合物の多様性を示す。
【図10】図10は、NHE3に対する化合物1436の阻害作用を示す。
【図11】図11は、L1210白血病を有するマウスにおける、生存率に対する化合物1436の効果を示す。
【図12】図12は、スクアラミンと化合物1436とは、マウスのマウスメラノーマの増殖の抑制に対して相乗作用を発揮することを示す。
【図13】図13および14は、化合物1436(図13)およびスクアラミン(図14)による、インビトロでのヒト冠動脈平滑筋の増殖の抑制を、濃度(μg/ml)に対して吸光度をプロットして示したものである。
【図14】図13および14は、化合物1436(図13)およびスクアラミン(図14)による、インビトロでのヒト冠動脈平滑筋の増殖の抑制を、濃度(μg/ml)に対して吸光度をプロットして示したものである。
【図15】図15は、図14Aおよび14Bに示したデータの拡大図で、化合物1436およびスクアラミンは共にインビトロにおいて、ヒト冠動脈平滑筋の増殖を抑制することを証明している。
【図16】図16は、化合物1436がマウスの成長を用量依存的に抑制することを示す。
【図17A】図17Aおよび17Bは、ヒトメラノーマに対する化合物353およびスクアラミンの効果を示す。
【図17B】図17Aおよび17Bは、ヒトメラノーマに対する化合物353およびスクアラミンの効果を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
糖尿病の処置のための薬剤を製造するための、化合物の使用であって、ここで、該化合物は:
以下の構造
【化1】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩;
以下の構造
【化2】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩;
以下の構造
【化3】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩;
以下の構造
【化4】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩;
以下の構造
【化5】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩;
以下の構造
【化6】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩;および
以下の構造
【化7】

または
【化8】

(式中、Yは
【化9】

からなる群から選択される構成要素である)
を有する化合物、
からなる群から選択される化合物である、使用。
【請求項2】
NHEを阻害するため組成物であって、ここで、NHEの阻害は糖尿病の処置を提供するのに有用であり、ここで該組成物は:
以下の構造
【化10】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩;
以下の構造
【化11】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩;
以下の構造
【化12】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩;
以下の構造
【化13】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩;
以下の構造
【化14】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩;
以下の構造
【化15】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩;および
以下の構造
【化16】

または
【化17】

(式中、Yは
【化18】

からなる群から選択される構成要素である)
を有する化合物、
からなる群から選択される化合物を含有する、組成物。
【請求項3】
脊椎動物の直線的成長を抑制するための薬剤を製造するための化合物の使用であって、ここで、該化合物は、以下の構造
【化19】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩である、使用。
【請求項4】
脊椎動物の体重増加を抑制するための薬剤を製造するための化合物の使用であって、ここで、該化合物は、以下の構造
【化20】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩である、使用。
【請求項5】
脊椎動物の直線的成長を抑制するための組成物であって、ここで、該組成物は、以下の構造
【化21】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩を含有する、組成物。
【請求項6】
脊椎動物の体重増加を抑制するための組成物であって、ここで、該組成物は、以下の構造
【化22】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩を含有する、組成物。
【請求項7】
脊椎動物の体重減少を誘導するための薬剤を製造するための化合物の使用であって、ここで、該化合物は、以下の構造
【化23】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩である、使用。
【請求項8】
脊椎動物の体重減少を誘導するため組成物であって、ここで、該組成物は、以下の構造
【化24】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩を含有する、組成物。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17A】
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【図17B】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−314577(P2007−314577A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−223309(P2007−223309)
【出願日】平成19年8月29日(2007.8.29)
【分割の表示】特願平9−502307の分割
【原出願日】平成8年6月7日(1996.6.7)
【出願人】(501097189)ジェネーラ・コーポレーション (9)
【Fターム(参考)】