説明

ナローモードナビゲーションペイン

【課題】フルサイズのナビゲーションペインに代わるものとして選択的に表示することができるナローモードナビゲーションペインを提供する。
【解決手段】ナローモードナビゲーションペインは、複数のセクションへと区切られており、それぞれのセクションは、通常モードナビゲーションペイン内にそれまで表示されていて通常モードナビゲーションペインから選択することができるデータや機能を提供するための1つまたは複数の選択可能なコントロールを含む。その他のセクションは、通常は通常モードペイン内に投入されているコントロールの有用なサブセットを表す選択可能なコントロールを含むことができる。ナローモードナビゲーションペインのさらなるセクションは、その他のソフトウェアアプリケーションおよび関連付けられているユーザインターフェースを起動するための選択可能なコントロールを提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータによって生成されたユーザインターフェースに関する。より詳細には、本発明は、コンピュータによって生成されたユーザインターフェースに関連して使用するためのナローモードナビゲーションペイン(narrow mode navigation pane)に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ時代の到来に伴って、コンピュータソフトウェアのユーザは、文書作成、計算、スケジュール管理、プレゼンテーションの準備、電子メールの送信および受信、音楽の作曲などに役立つユーザーフレンドリーなソフトウェアアプリケーションに慣れてきている。例えば、現代の電子メールアプリケーションによって、ユーザは、その他のユーザとの間で電子メールを送信および受信することができる。現代の電子メールアプリケーションによって、ユーザは、送信済みまたは受信済みのメールを、ユーザによって構築された様々な保存フォルダ内に保存することもできる。現代の電子カレンダーアプリケーションによって、ユーザは、人と会う約束などの様々なカレンダー情報を電子媒体内に保持することができる。現代のアドレス帳アプリケーション(contacts application)によって、ユーザは、様々な人や団体に関する住所、電話番号、電子メールアドレスなどの連絡先情報を保持し、ソートし、そうした連絡先情報にアクセスすることができる。
【0003】
このようなソフトウェアアプリケーションに関しては、通常は、コンピュータによって生成されたユーザインターフェースが提供されて、ユーザは、自分が入力した、送信した、あるいは受信したデータと共に所与のアプリケーションの機能にアクセスして利用することができる。例えば、典型的な電子メールアプリケーションユーザインターフェースは、所与の電子メールメッセージのコンテンツを表示できるビューペインを提供する。通常は、メールボックスペイン(例えば、受信箱、送信箱、あるいは送信済みアイテムのメールボックス)の形態の第2のペインが提供されて、ユーザは、全ての受信済みメールアイテムや送信済みメールアイテムのリストを見ることができる。
【0004】
多くの場合、このようなソフトウェアアプリケーションは、また、そのソフトウェアアプリケーションに関連付けられている様々な機能アイテム、および/または所与のユーザに関連付けられているデータ項目をユーザがナビゲートできるようにするためのナビゲーションペインを提供する。例えば、電子メールアプリケーションのためのナビゲーションペインは、受信済みメール、送信済みメール、未読メールなど、全ての電子メールタイプのリストを提供することができる。これらのメールタイプのうちの1つを選択すると、関連付けられているメールが、ユーザインターフェースのその他の部分に提供される。例えば、ナビゲーションペインから受信箱のメールアイテムを選択すると、受信箱ペインが起動して、全ての受信済み電子メールが投入され、列挙された受信済みメールアイテムのうちの1つ(例えば、リスト内の最初の電子メールアイテム)のコンテンツが電子メールビューペインに投入される。同様に、ナビゲーションペインから送信済みメールのデータタイプを選択すると、送信済みメールボックスペインが起動して、全ての送信済み電子メールアイテムが投入され、列挙された送信済みEメールアイテムのうちの1つ(例えば、リスト内の最初の送信済みメールアイテム)のコンテンツが電子メールビューペインに投入される。電子メールナビゲーションペインは、また、ユーザが様々なEメールアイテムを手動でまたは自動的に保存するEメールフォルダのリストを、含むこともできる。
【0005】
電子カレンダーアプリケーションのためのナビゲーションペインは、ユーザが、人と会う約束などのカレンダーアイテムを受信したり編集したりするために電子カレンダー内で別々の月、週、および日をナビゲートできるようにするための1つまたは複数の日付選択コントロール(data picker control)を提供することができる。電子カレンダーアプリケーションのナビゲーションペインは、また、別々のカレンダー(例えば、ビジネスカレンダーや個人的なカレンダー)に関連付けられている1つまたは複数のフォルダを、含むこともできる。アドレス帳アプリケーションのためのナビゲーションペインは、ビジネスの連絡先、個人的な連絡先など、連絡先フォルダのリストを提供することができる。
【0006】
このようなアプリケーションの多くのユーザは、上述のペインの全てを同時に表示することを好む。例えば、多くの電子メールユーザは、メールビューペイン、メールボックスペイン、およびナビゲーションペインを同時に表示する。電子カレンダーアプリケーションのユーザは、多くの場合、表示されているカレンダーと同時にナビゲーションペインを表示することを好む。アドレス帳アプリケーションのユーザは、選択された連絡先情報を含むユーザインターフェースと共にアドレス帳アプリケーションのナビゲーションペインを同時に表示することを望むかもしれない。残念なことに、ナビゲーションペインをその他のコンテンツのペインと共に表示すると、多くの場合、ユーザのコンピュータディスプレイスクリーン上であまりにも多くのスペースが費やされ、その他のペイン内に表示されている情報が途中で切れたり、あるいは複数の線と重なって表示されたりすることになり、その結果は、決して満足できる視覚的な提示および/またはユーザ経験にはならない。この問題は、小型のコンピュータディスプレイにとっては、とりわけ厄介である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、コンピュータディスプレイスペースを最適に利用するために通常モード(normal mode)とナローモード(narrow mode)との間で選択的に切り替えることができる改良型のナビゲーションペインが必要とされている。これらおよびその他の考慮事項に関連して、本発明が成された。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施形態は、利用可能なコンピュータディスプレイスペースをユーザがよりよく利用できるようにするために通常モードとナローモードとの間で切り替えることができる改良型のナビゲーションペインユーザインターフェースを提供することによって、上述の問題およびその他の問題を解決する。本発明の実施形態によれば、ナビゲーションペインを通常モードからナローモードに切り替えるためのディスプレイモードトグルコントロール(display mode toggle control)が提供される。ナビゲーションペインのディスプレイモードは、アプリケーションツールバーや機能コントロールのその他の集合から起動されるビュー(view)メニューから選択することもできる。通常サイズのナビゲーションペインがナローモードに切り替えられると、通常サイズのナビゲーションペインを含むユーザインターフェースは、関連付けられているソフトウェアアプリケーションのユーザインターフェースの全長に沿って下へ縦に延びるナローバー(narrow bar)へ切り替わる。一実施形態によれば、このナローバーは、その時点で表示されているユーザインターフェース、例えば、電子メール、カレンダーアプリケーション、あるいはアドレス帳アプリケーションのユーザインターフェースの左側に沿って表示される。
【0009】
このナローバーは、複数のセクションへと区切られており、それぞれのセクションは、通常モードナビゲーションペイン内にそれまで表示されていて通常モードナビゲーションペインから選択することができるデータや機能を提供するための1つまたは複数の選択可能なコントロールを含むことができる。一実施形態によれば、ナローバーの第1のセクションは、ナローモードナビゲーションペインを切り替えて通常モードナビゲーションペインへ戻すためのトグルコントロールを含む。ナローバーの第2のセクションは、「ナビゲーションペイン」コントロールを含む。ナローバーの別々のセクションは、認識可能なアイコンを含めることによって、あるいは横向きで下から上への方向に表示されるテキスト識別子を含めることによって識別することができる。例えば、「ナビゲーションペイン」コントロールは、ナローバーの関連付けられているセクション内に横向きで下から上への方向に表示される「ナビゲーションペイン」というテキストの識別表示を含むことができる。
【0010】
「ナビゲーションペイン」コントロールを選択すると、ユーザが、ナローモードナビゲーションペインから通常モードナビゲーションペインに切り替えることなく、通常サイズのナビゲーションペインの全てのコンテンツを見ることができるようにするための通常サイズのナビゲーションペインのポップアップバージョンが一時的に表示される。次のコントロールを選択すると、あるいはポップアップ通常モードナビゲーションペイン(pop−up normal mode navigation pane)の外側のコンピュータディスプレイスペースの一部を選択すると、そのポップアップナビゲーションペインは、消える。電子カレンダーアプリケーション用のナローバーの「ナビゲーションペイン」セクションを選択すると、カレンダーアプリケーション用の一時ポップアップナビゲーションペインが表示され、そのポップアップペインは、通常は通常モードナビゲーションペイン内に表示されている日付選択コントロールおよびその他のカレンダーアプリケーション機能を表示することができる。
【0011】
ナローバーナビゲーションペインのその他のセクションは、通常は通常モードペイン内に投入されているコントロールの有用なサブセットを表す選択可能なコントロールを含むことができる。例えば、電子メールアプリケーションに関しては、ナローバーの1つのセクションは、「受信箱」コントロールを含むことができ、この「受信箱」コントロールを用いて、ユーザは、受信済みメールアイテムを受信箱ペイン内に選択可能に表示させることができ、この「受信箱」コントロールを用いて、ユーザは、受信済みメールアイテムをメールビューペイン内に表示させることができる。同様に、ナローバーの別のセクションは、「送信済みメール」コントロールを含むことができ、この「送信済みメール」コントロールを用いて、ユーザは、送信済みメールアイテムを送信済みメールボックスペイン内に選択可能に表示させることができ、この「送信済みメール」コントロールを用いて、ユーザは、送信済みメールアイテムのコンテンツを電子メールビューペイン内に表示させることができる。
【0012】
ナローバーのさらなるセクションは、その他のソフトウェアアプリケーションのユーザインターフェースを起動するための選択可能なコントロールを提供することができる。例えば、電子メールアプリケーションおよび関連付けられているユーザインターフェースを起動するために、選択可能なコントロールをナローバー内に提供することができる。カレンダーアプリケーションおよび関連付けられているユーザインターフェースを起動するために、第2の選択可能なコントロールを提供することができる。アドレス帳アプリケーションおよび関連付けられているユーザインターフェースを起動するために、第3の選択可能なコントロールを提供することができる。その他のソフトウェアアプリケーションを起動するためのその他の選択可能なコントロールをナローバーナビゲーションペイン内に提供することもできる。本発明の一実施形態によれば、ナローモードナビゲーションペインのコンテンツおよびコントロールをユーザによって変更して、通常モードナビゲーションペイン内に列挙されているデータを表示するための、あるいは通常モードナビゲーションペインを通じてアクセスできる機能を提供するための選択可能なコントロールを多く提供したり少なく提供したりすることができる。
【0013】
本発明を特徴付けるこれらおよびその他の特徴および利点は、以降の詳細な説明を読んで、関連する図面を確認すれば、明らかになるであろう。前述の概要および以降の詳細な説明は双方とも、説明のための例示的なものにすぎず、特許請求されている本発明を限定するものではないということを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態のための例示的なコンピューティング動作環境を示す図である。
【図2】通常モードナビゲーションペインを表示している電子メールアプリケーションユーザインターフェースのコンピュータスクリーンディスプレイを示す図である。
【図3】本発明の実施形態に従って通常モードナビゲーションペインとナローモードナビゲーションペインとの間で選択的に切り替えるためのドロップダウンメニューのコンピュータスクリーンディスプレイを示す図である。
【図4】本発明の実施形態によるナローモードナビゲーションペインを表示している電子メールユーザインターフェースのコンピュータスクリーンディスプレイを示す図である。
【図5】本発明の実施形態によるナローモードナビゲーションペインを表示する電子カレンダーアプリケーションユーザインターフェースを表示しているコンピュータスクリーンディスプレイを示す図である。
【図6】本発明の実施形態によるナローモードナビゲーションペインのコンピュータスクリーンディスプレイを示す図である。
【図7】本発明の実施形態によるナローモードナビゲーションペインおよび一時ポップアップ通常モードナビゲーションペイン(temporary pop−up normal mode navigation pane)を表示している電子メールアプリケーションユーザインターフェースのコンピュータスクリーンディスプレイを示す図である。
【図8】本発明の実施形態による通常モードナビゲーションペインの一時的なポップアップを伴った図5の電子カレンダーアプリケーションユーザインターフェースを表示しているコンピュータスクリーンディスプレイを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
簡単に上述したように、本発明の実施形態は、その他のユーザインターフェースコンテンツを表示するためのより多くのコンピュータディスプレイスペースを可能にするために通常のすなわちフルサイズのナビゲーションペインに代わるものとして選択的に表示することができるナローモードナビゲーションペインを対象としている。以降の詳細な説明においては、本明細書の一部を形成する添付の図面が参照され、それらの図面においては、例として具体的な実施形態や実施例が示されている。本発明の趣旨や範囲から逸脱することなく、これらの実施形態を組み合わせることができ、その他の実施形態を利用することができ、また構造的な変更を実施することができる。したがって以降の詳細な説明は、限定的な意味に解釈すべきではなく、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される。
【0016】
図面においては、複数の図を通じて同様の数字は同様の要素を指しており、次いでこれらの図面を参照して、本発明の態様および例示的なコンピューティング動作環境について説明する。図1および以降の考察は、本発明を実装することができる適切なコンピューティング環境の簡単な概要を提供することを意図している。パーソナルコンピュータ上のオペレーティングシステム上で作動するアプリケーションプログラムと共に実行するプログラムモジュールという一般的なコンテキストにおいて本発明を説明するが、本発明はその他のプログラムモジュールと組み合わせて実装することもできるということを当業者なら認識するであろう。
【0017】
一般にプログラムモジュールは、特定のタスクを実行したり特定の抽象データ型を実装したりするルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造、およびその他のタイプの構造を含む。さらに本発明は、携帯型デバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースの家庭用電化製品やプログラム可能な家庭用電化製品、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータなどを含むその他のコンピュータシステム構成と共に実施することができるということを当業者なら理解するであろう。本発明は、通信ネットワークを通じてリンクされているリモート処理デバイスによってタスクが実行される分散コンピューティング環境において実施することもできる。分散コンピューティング環境においては、プログラムモジュールは、ローカルメモリストレージデバイスおよびリモートメモリストレージデバイスの双方に配置することができる。
【0018】
本発明の実施形態は、コンピュータプロセス(方法)やコンピューティングシステムとして、あるいはコンピュータプログラム製品やコンピュータ可読媒体などの製品として実装することができる。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータシステムによって読み取り可能な、コンピュータプロセスを実行するための命令のコンピュータプログラムをコード化しているコンピュータストレージメディアとすることができる。このコンピュータプログラム製品は、コンピューティングシステムによって読み取り可能な、コンピュータプロセスを実行するための命令のコンピュータプログラムをコード化している、搬送波上で伝搬される信号とすることもできる。
【0019】
図1を参照すると、本発明を実施するための1つの例示的なシステムは、コンピューティングデバイス100などのコンピューティングデバイスを含む。基本的な構成においては、コンピューティングデバイス100は通常、少なくとも1つの処理装置102およびシステムメモリ104を含む。コンピューティングデバイスの厳密な構成およびタイプに応じて、システムメモリ104は、(RAMなどの)揮発性のもの、(ROMやフラッシュメモリなどの)不揮発性のもの、あるいはその双方の何らかの組合せとすることができる。システムメモリ104は、通常、ワシントン州レドモンドのマイクロソフトコーポレーション(MICROSOFT Corporation)によるWINDOWS(登録商標)オペレーティングシステムなど、ネットワーク接続されているパーソナルコンピュータのオペレーションをコントロールするのに適したオペレーティングシステム105を含む。システムメモリ104は、1つまたは複数のソフトウェアアプリケーション106を含むこともでき、プログラムデータ107を含むこともできる。この基本的な構成は、破線108内のそれらのコンポーネントによって図1に示されている。
【0020】
一実施形態においては、アプリケーション106は、ワープロアプリケーションプログラム、スプレッドシートアプリケーション、デスクトップパブリッシングなど、多くのタイプのプログラムを含むことができる。本発明の一実施形態によれば、アプリケーションプログラム106は、カレンダー機能(calendaring functionality)、電子メール機能、連絡先情報機能、電子メモ機能、電子ジャーナル機能(electronic journal functionality)などをユーザに提供するための多機能ソフトウェアアプリケーションを含む。そのような多機能プログラム106を含む個々のプログラムモジュールのうちのいくつかは、カレンダーモジュール、電子メールプログラム、連絡先モジュール、タスクモジュール、メモモジュール、およびジャーナルモジュール(journal module)(図示せず)を含む。そのような多機能プログラム106の一例は、Microsoft Corporationによって製造されているOUTLOOK(登録商標)である。
【0021】
コンピューティングデバイス100は、さらなる特徴や機能を有することができる。例えば、コンピューティングデバイス100は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、あるいはテープなどの(取り外し可能な、および/または固定の)さらなるデータストレージデバイスを含むこともできる。そのようなさらなるストレージは、取り外し可能なストレージ109および固定ストレージ110として図1に示されている。コンピュータストレージメディアは、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、あるいはその他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法や技術において実装される揮発性媒体および不揮発性媒体、ならびに取り外し可能なメディアおよび固定メディアを含むことができる。システムメモリ104、取り外し可能なストレージ109、および固定ストレージ110は、全て、コンピュータストレージメディアの例である。コンピュータストレージメディアは、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、またはその他のメモリ技術、CD−ROM、DVD(digital versatile disk)、またはその他の光ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ、またはその他の磁気ストレージデバイス、あるいは所望の情報を記憶するために使用可能で、コンピューティングデバイス100によってアクセス可能なその他の任意のメディアを含むが、これらには限定されない。このようなコンピュータストレージメディアはいずれも、デバイス100の一部とすることができる。コンピューティングデバイス100は、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、タッチ入力デバイスなどの入力デバイス(群)112を有することもできる。またディスプレイ、スピーカ、プリンタなどの出力デバイス(群)114を含むこともできる。これらのデバイスは、当技術分野でよく知られており、本明細書において詳細に論じる必要はない。
【0022】
コンピューティングデバイス100は、通信接続116を含むこともでき、それらの通信接続116によって、このデバイスは、分散コンピューティング環境内のネットワーク、例えば、イントラネットやインターネットを介するなどして、その他のコンピューティングデバイス118と通信することができる。通信接続116は、通信メディアの一例である。通信メディアは通常、搬送波やその他の伝送メカニズムなど、変調されたデータ信号内のコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、あるいはその他のデータによって具体化することができ、任意の情報伝達メディアを含む。「変調されたデータ信号」という用語は、情報をその信号内でコード化するような方法で設定または変更されたその特性のうちの1つまたは複数を有する信号を意味する。例えば、通信メディアは、有線ネットワークや直接有線接続などの有線メディアと、音波メディア、RFメディア、赤外線メディア、その他の無線メディアなどの無線メディアとを含むが、これらには限定されない。本明細書で使用されるコンピュータ可読媒体という用語は、ストレージメディアおよび通信メディアの双方を含む。
【0023】
図2は、通常モードナビゲーションペインを表示している電子メールアプリケーションユーザインターフェースのコンピュータスクリーンディスプレイを示している。ユーザインターフェース200は、様々な電子メールアイテムをユーザに表示することができる電子メールアプリケーションユーザインターフェースを代表するものである。当業者なら理解できるはずだが、ユーザインターフェース200内に示されるコンテンツの例と共に図2に示されているユーザインターフェース200は、例示を目的としたものにすぎず、電子メールアプリケーションユーザインターフェース内で提供することができる大量の様々なタイプの電子メールコンテンツおよび機能を限定したり制限したりするものではない。そして図2を参照すると、図2に示されているユーザインターフェース200は、様々な機能ボタンを含み、それらの機能ボタンとしては、ファイルボタン205と、編集ボタン215と、ビュー(view)ボタン220と、ユーザインターフェース200内に表示されているデータ上で操作を行うために機能を選択するための様々な選択可能な機能コントロール(図示せず)を表示することができるツールバー225とが含まれる。
【0024】
ユーザインターフェース200の右側に沿ってあるのは、電子メールビューペイン280である。ビューペイン280内においては、選択されたまたは所与の電子メールメッセージのコンテンツを表示して、ユーザが、所与の電子メールメッセージのコンテンツの一部または全てを、迅速に確認できるようにすることができる。メールボックスペイン275が、ユーザインターフェース200の中央に表示されている。メールボックスペイン275は、受信箱、送信済みメールボックス、未読メールボックス、特定のメールフォルダメールボックスなどの形態とすることができる。メールボックス275は、所与のメールデータタイプ(例えば、受信済み、送信済み、未読、フォルダなど)に関連付けられている受信済み電子メールアイテムや送信済み電子メールアイテムのリストを含む。当業者なら理解できるはずだが、メールボックスペイン275は、受信箱ペイン、送信箱ペイン、送信済みメールアイテムペイン、未読メールペイン、あるいはユーザインターフェース200を介して確認することができる様々なタイプのメールアイテムに関連付けられている様々なその他のペインに選択的に切り替えることができる。本発明の実施形態によれば、Eメールビューペイン280内に提供されるコンテンツは、メールボックスペイン275内に列挙されている電子メールアイテムに適合している。
【0025】
ユーザインターフェース200の左側に沿ってあるのは、通常モードナビゲーションペイン230である。本発明の実施形態によれば、通常モードナビゲーションペイン230の幅は、ナビゲーションペイン230の右側縁部をつかんで、その縁部を希望に応じて外側または内側へドラッグすることによって、ユーザによって選択的に増やしたり減らしたりすることができる。一実施形態によれば、通常モードナビゲーションペイン230用の最小幅を設計によってユーザに課すことができる。例えば、通常モードナビゲーションペイン230のコンテンツを利用できなくなるポイントまでナビゲーションペイン230の幅が減らされることを防止するために、通常モードナビゲーションペイン230の最小幅を35ピクセルなどの幅に設定することができる。図2に示されているように、通常モード(フルサイズ)ナビゲーションペイン230を表示すると、コンテンツを表示するために利用可能なコンピュータディスプレイスペースが比較的大量に費やされる。背景技術のセクションにおいて上述したように、通常モードナビゲーションペイン230のためにこの量のスペースを費やすと、メールボックスペイン275内の、あるいは電子メールビューペイン280内のその他のコンテンツのために利用できるディスプレイスペースの量が減ってしまう。
【0026】
通常モードナビゲーションペイン230は、ユーザインターフェース200を介して表示および/または編集することができる様々なタイプのデータに関連付けられている選択可能なアイテムを含むことができる。例えば、お気に入りのフォルダセクション235は、受信箱データタイプ、未読メールデータタイプ、および送信済みメールデータタイプを含む。これらのデータタイプのうちの1つを選択すると、上述のように、関連付けられているペイン275および280が表示される。例えば、お気に入りのフォルダセクション235から受信箱データタイプを選択すると、図2に示されているように、受信箱ペイン275と、関連付けられている電子メールビューペイン280とが表示される。別のデータタイプ、例えば、送信済みメールデータタイプを選択すると、送信済みメールペイン275が表示され、関連付けられている電子メールビューペイン280が表示される。ナビゲーションペイン230内に含まれているさらなるセクション240は、ユーザによって設定することができる様々なフォルダを含み、ユーザは、それらのフォルダ内へ電子メールメッセージを手動でまたは自動的に保存することができる。セクション240から所与のフォルダを選択すると、関連付けられているメールボックスペイン275と、関連付けられている電子メールビューペイン280とが表示される。例えば、セクション240内の「ジョー」というメールフォルダを選択すると、ジョーから受信した全ての電子メールアイテムを表示するためのメールボックスビューペイン275を表示することができる。同様に、ビューペイン280は、「ジョー」から受信した所与のまたは選択されたメールアイテムのコンテンツを表示することになる。当業者なら理解できるはずだが、図2に示されているナビゲーションペイン230内に列挙されている電子メールタイプの例は、例示を目的としたものにすぎず、ナビゲーションペイン230内に含めることができる膨大な数のメールタイプやフォルダカテゴリを限定したり制限したりするものではない。
【0027】
ナビゲーションペイン230の下側端部にあるのは、ソフトウェアアプリケーションモジュール選択エリアである。ソフトウェアモジュール選択エリアは、関連付けられているアプリケーションおよび関連付けられているユーザインターフェース200を起動するために選択することができる様々なソフトウェアアプリケーションに関連付けられている選択可能なコントロールを含む。例えば、メールコントロール255を選択すると、図2に示されているように、関連付けられている電子メールアプリケーションが起動し、電子メールアプリケーションユーザインターフェース200が表示される。同様に、カレンダーコントロール260を選択すると、以降で図5および図8に関連して説明するように、電子カレンダーアプリケーションが起動し、関連付けられているカレンダーアプリケーションユーザインターフェース200が表示される。連絡先コントロール265を選択すると、アドレス帳アプリケーションが起動し、関連付けられているアドレス帳アプリケーションユーザインターフェース200(図示せず)が起動する。当業者なら理解できるはずだが、図2に示されているソフトウェアアプリケーションモジュールの数およびタイプは、例示を目的としたものにすぎず、選択可能なコントロール255、260、265、270を介して選択することができる様々なタイプのソフトウェアアプリケーションモジュールを限定するものではない。また、理解できるはずだが、選択可能なコントロール255、260、265、270を表す図2に示されているアイコンは、例示を目的としたものにすぎず、様々なソフトウェアアプリケーションを識別するために使用することができる様々な異なるタイプの視覚的なアイコンを限定するものではない。
【0028】
本発明の実施形態によれば、ナビゲーションペインモードトグル(navigation pane mode toggle)250が、ナビゲーションペイン230の右上の隅に提供される。以降で図4を参照して説明するように、トグル250を選択すると、通常モードナビゲーションペイン230が、本明細書に記載されているナローモードナビゲーションペイン400に自動的に置き換わる。図3を参照すると、ある代替実施形態によれば、ドロップダウンビューメニュー300を介してナビゲーションペイン230のディスプレイモードを通常モードからナローモードへ変更することができる。この実施形態によれば、ユーザインターフェース200からビューコントロール220を選択すると、ドロップダウンメニュー300が表示され、ユーザは、このドロップダウンメニュー300を用いて、ユーザインターフェース200に関連付けられている様々なビュープロパティを選択的にコントロールすることができる。ナビゲーションペインコントロール310を選択すると、ポップアウトメニュー320が表示され、ユーザは、このポップアウトメニュー320から通常モード330や、薄いモードすなわちナローモード340を選択することができ、あるいはユーザは、このポップアウトメニュー320を用いて、選択的にナビゲーションペイン230を完全にオフにすることもできる。
【0029】
一実施形態によれば、ナビゲーションペインのディスプレイモードは、関連付けられているソフトウェアアプリケーションの複数のセッションにわたって維持される。例えば、ナローモードナビゲーションペインが表示されていて、ユーザが、関連付けられているソフトウェアアプリケーション(例えば、電子メールアプリケーション)を終了する場合には、その後にユーザが、その関連付けられているソフトウェアアプリケーションを次のセッションのために開くと、ナビゲーションペイン用にそれまで使用されていたディスプレイモードが、次のセッション用として表示される。すなわち、ナビゲーションペインがそれまでナローモードであったならば、そのナビゲーションペインは、次のセッションの開始時にナローモードで表示される。
【0030】
図4は、本発明の実施形態によるナローモードナビゲーションペイン400を表示している電子メールユーザインターフェースのコンピュータスクリーンディスプレイを示している。図2に示されている通常モードナビゲーションペイン230は、関連付けられているソフトウェアアプリケーションのユーザインターフェース200の全長に沿って下へ縦に延びるナローバーの形態のナローモードナビゲーションペイン400へ切り替わる。本発明の一実施形態によれば、ナローモードナビゲーションペイン400は、図4に示されているように、その時点で表示されているユーザインターフェース200の左側に沿って表示される。しかし、当業者なら理解できるはずだが、ナローモードナビゲーションペイン400は、ユーザインターフェース200の右側縁部に沿って、あるいはメールボックス275と電子メールビューペイン280との間に配置することもできる。
【0031】
さらに図4を参照すると、ナローモードナビゲーションペイン400の最上部には、ナビゲーションペイントグル252が表示されており、このナビゲーションペイントグル252は、ナローモードナビゲーションペインを切り替えて、図2に示されているような通常モードナビゲーションペインへと戻すためのものである。図3を参照して上述したように、図4に示されているナローモードナビゲーションペインは、ドロップダウンビューメニュー300から通常モードコントロール330を選択することによって、通常モードナビゲーションペインへと戻ることもできる。
【0032】
図4に示されているように、ナローモードナビゲーションペイン400は、1つまたは複数のセクションへと区切られており、それらのセクションには、通常モードナビゲーションペイン230内にそれまで表示されていた様々なデータタイプおよび機能に従ってユーザインターフェース200内にコンテンツを表示するための選択可能な機能コントロールが配置されている。この実施形態によれば、ナローモードナビゲーションペイン400は、通常モードナビゲーションペイン内に存在しているコントロールのサブセットに関連付けられているコントロールを含む。第1のセクション405は、以降で図7および図8を参照して説明するように、通常モードナビゲーションペイン230のポップアウトバージョンを選択的に表示するための「ナビゲーションペイン」コントロールを含む。「ナビゲーションペイン」コントロール405に加えて、受信箱セクション410と、未読メールセクション415と、送信済みメールセクション420とを含むその他のセクションも、関連付けられているデータをユーザインターフェース200内に選択的に表示するためのコントロールを提供する。例えば、「受信箱()」コントロール410を選択すると、受信箱データが、メールボックス275内に表示され、関連付けられている電子メールコンテンツが、ビューペイン280内に表示される。同様に、「未読()」コントロール415を選択すると、未読メールアイテムが、メールボックス275内に表示され、関連付けられている電子メールコンテンツが、ビューペイン280内に表示される。
【0033】
当業者なら理解できるはずだが、選択可能なコントロール410、415、420は、図2に示されている通常モードナビゲーションペイン230内で通常は利用できるコントロールのサブセットに相当する。ナローモードナビゲーションペイン400内に投入されるコントロールは、「最も頻繁に使用されているもの」「最近使用したもの」など、様々な基準に基づいてペイン400内での表示用として選択することができる。あるいは、選択可能なコントロール410、415、420をユーザの選択に基づいて表示することもできる。例えば、一実施形態によれば、ユーザは、コントロール410、415、420のうちの1つを、所与のユーザによって頻繁に使用されている特定のメールフォルダのためのコントロールなど、別のコントロールに置き換えることができる。
【0034】
コントロール405、410、415、420のそれぞれは、テキストベースの識別表示、例えば、「ナビゲーションペイン」、「受信箱()」などを用いて識別される。図4に示されているように、テキストベースの識別表示は、読みやすさを高めるために横向きで下から上への方向に表示される。理解できるはずだが、テキストベースの識別表示は、例えば、横向きで上から下への方向や、縦向きで文字の上に文字を重ねる方向(vertical letter−over−letter orientation)など、その他の多くの方向に従って表示することもできる。メールタイプのそれぞれに関連付けられているメールアイテムの数など、さらなる情報を提供することもできる。例えば、コントロール410は、3つのメールアイテムというカッコ付きのメール数を含む。この数によって、3つのメールアイテムが現在ユーザの受信箱内にあるということが、ユーザにとって識別される。本発明の実施形態によれば、選択可能なコントロール405、410、415、420は、ナローモードナビゲーションペイン400内に表示されるコントロールの見やすさを高めるために1つまたは複数の背景色と共に表示することができる。
【0035】
さらに図4を参照すると、ソフトウェアアプリケーションモジュール選択アイコン255、260、265、270が、ナビゲーションペインコントロール405、410、415、420の下のナローモードナビゲーションペイン400の下側端部に表示されている。図2を参照して上述したように、ソフトウェアアプリケーションモジュールアイコン255、260、265、270のうちの1つを選択すると、関連付けられているソフトウェアアプリケーションおよび関連付けられているユーザインターフェース200が起動する。コントロール425が、ナビゲーションペインコンテンツコントロールと、ソフトウェアアプリケーションコントロール255、260、265、270との間に表示されている。以降で図6を参照して説明するように、コントロール425の選択は、選択可能なコンテンツコントロールを表示するためのナローモードナビゲーションペイン400内のディスプレイスペースを拡大して、ソフトウェアアプリケーション選択コントロール255、260、265、270を表示するためにペイン400内で利用できるスペースを減らすために使用することができる。
【0036】
次いで図5を参照すると、電子カレンダーアプリケーションユーザインターフェースの一例200に関して、ナローモードナビゲーションペイン400が示されている。カレンダーディスプレイ510は、電子カレンダーアプリケーションに従って様々なカレンダービューを表示するためにユーザインターフェース200のメインディスプレイスペースに表示されている。本発明の実施形態によれば、ナローモードナビゲーションペイン400は、ユーザインターフェース200の左側縁部に沿って配置される。ペイン400の上側端部には、上述のように、ナローモードナビゲーションペインを切り替えて通常モードナビゲーションペインへと戻すためのトグル252が配置されている。ナローモードナビゲーションペイン405の下側端部の下には、上述のように、その他のソフトウェアアプリケーションを選択するための選択可能なコントロール255、260、265、270が配置されている。
【0037】
図5に示されているように、ナローモードナビゲーションペインのうちで、「ナビゲーションペイン」コントロール405を含む1つのセクションのみが示されている。理解できるはずだが、図4において上述したように、その他の選択可能なコントロールを含めるためにその他のセクションを追加することもできる。例えば、ユーザが別々のカレンダーフォルダどうしの間を選択的にナビゲートできるようにするために、1つまたは複数の選択可能なコントロールをペイン400内に表示することができる。例えば、ビジネスカレンダーへのナビゲーションを可能にするために第1の選択可能なコントロールを提供することができ、個人的なカレンダーへのナビゲーションを可能にするために第2の選択可能なコントロールを表示することができる。
【0038】
次いで図6を参照すると、ナローモードナビゲーションペイン400内のディスプレイスペースを拡大したり縮小したりして、関連するユーザインターフェースのコンテンツおよび/または機能に関連付けられている選択可能なコントロールを表示するために、コントロール425を選択することができる。コントロール425を選択すると、通常モードナビゲーションペインに関連付けられている選択可能なコントロールのためにさらなるスペースがペイン400内に提供される。例えば、「送信済み()」コントロール、「未読()」コントロール、「受信箱()」コントロール、および「ナビゲーションペイン」コントロールに加えて、「フォルダ」コントロールおよび「追加」コントロールのためにさらなるスペースが利用可能となる。使用中のユーザインターフェースに関連付けられている選択可能なコントロールのために利用できるスペースを拡大することによって、ソフトウェアアプリケーションコントロールアイコンのためにペイン400内で利用できるスペースが減らされる。したがって、図6に示されているように、2つのソフトウェアアプリケーション選択コントロール255および260のみが表示される。
【0039】
図6に示されているように、さらなるソフトウェアアプリケーションコントロールを選択的に表示するために、アイコン620が提供される。例えば、アイコン620を選択すると、アイコン255、260を、その他の利用可能なソフトウェアアプリケーションに関連付けられているアイコンに切り替えることができる。本発明の一実施形態によれば、コントロール425をもう一度選択すると、ペイン400のディスプレイ構成を切り替えて、通常のディスプレイ構成へ戻すことができ、それによって、全ての利用可能なソフトウェアアプリケーション選択コントロール255、260、265、270が、ペイン400の下側端部に表示され、ナローモードナビゲーションペインに関連付けられている選択可能なコントロール405、410、415、420、605、615を表示するためのスペースが減らされる。
【0040】
次いで図7を参照して、ナローモードナビゲーションペイン400内の「ナビゲーションペイン」コントロール405を選択すると、ナローモードナビゲーションペイン400と並んで通常モードナビゲーションペインのポップアップバージョンが表示される。本発明の実施形態によれば、ポップアップペイン700の幅は、図2に示されている通常モードナビゲーションペイン230と同じ幅である。さらにポップアップペイン700は、ユーザによってサイズを変更することができる。ポップアップペイン700の縦のサイズは、ペインのコンテンツによって決定される。すなわち、ポップアップペイン700は、通常、スクロールバーを必要とせずにペインの全てのコンテンツを表示するだけの十分な長さで表示される。ポップアップペイン内のフォルダを開いたり閉じたりすると、それらのコンテンツに合うようにポップアップペイン700の長さが調整される。ポップアップペイン700の最長の長さは、通常モードナビゲーションペイン230の最長の長さと同じである。一実施形態によれば、長いポップアップペイン700の最下部は、通常、ナビゲーションペインの溝のエリア(gutter area)の最上部と一致している。
【0041】
本発明の一実施形態によれば、ポップアップペイン700は、ユーザが、ナビゲーションペインの通常モードディスプレイへ切り替えて戻ることなく、通常モードナビゲーションペインのコンテンツを確認および/または選択できるようにするための一時的なものである。一実施形態によれば、ポップアップペイン700は、関連付けられている通常モードナビゲーションペイン230と同じコンテンツおよび機能アイテムを表示する。ポップアップペイン700が表示されている間、ユーザは、そのポップアップペイン内に含まれているアイテムを確認して選択することができる。例えば、図7を参照すると、ユーザは、所与のメールフォルダ、例えば、ポップアップペイン700の下側部分にある「サラ」というメールフォルダを選択したい場合には、そのアイテムを選択することができ、メールボックス275および関連付けられているメールビューペイン280には、対応する電子メールデータが投入されることになる。
【0042】
一実施形態によれば、ユーザは、ポップアップペイン700からの1つまたは複数のアイテムをナローモードナビゲーションペイン400上へドラッグすることによって、ペイン400のコンテンツを変更することもできる。例えば、ユーザは、「サラ」からのメールに関してペイン400内に選択可能なコントロールを有することを好むならば、「サラ」のメールフォルダアイコンをポップアップペイン700からナローモードナビゲーションペイン400上へドラッグして、関連付けられているコントロールをペイン400に追加したり、あるいはその他の選択可能なコントロールのうちの1つ、例えば、「未読()」コントロール415と置き換えたりすることができる。
【0043】
図7に示されているように、いったんポップアップペイン700が表示されると、そのポップアップペインのエリアの外側をユーザが選択すれば(例えば、マウスでクリックすれば)、そのポップアップペインは、消える。同様に、ビューの変更を引き起こすビュー上をユーザがクリックすると、ポップアップペインは、閉じられる、すなわち消える。ユーザがポップアップペイン700内のリンクを選択すると、そのペインは、閉じられる。ユーザが、ポップアップペイン700内の所与のコンテンツアイテムや機能を選択すると、その選択されたコンテンツや機能が提供され、ポップアップペイン700は、引き続き表示される。あるいは、ポップアップペイン700から所与のコンテンツアイテムや機能を選択すると、そのポップアップペインをビューから閉じることもできる。
【0044】
次いで図8を参照すると、電子カレンダーアプリケーションユーザインターフェースの一例200に関して、一時ポップアップナビゲーションペイン700が示されている。図7に示されている電子メールアプリケーションユーザインターフェースの場合と同様に、電子カレンダーアプリケーションのためのポップアップペイン700は、電子カレンダーアプリケーションのための通常モードナビゲーションペインと同じコンテンツおよび選択可能な機能を提供する。例えば、ポップアップナビゲーションペイン700は、1つまたは複数の日付選択コントロール810と、1つまたは複数のカレンダーフォルダ820、830とを含む。ポップアップペイン700内の日付選択810のうちの1つから特定の月、週、または日付を選択すると、ユーザインターフェース200内の表示されているカレンダーが、選択したカレンダー上の月、週、または日付へ動的に変更される。カレンダーフォルダ820、830のうちの1つから特定のカレンダービューを選択すると、その選択したカレンダービューが表示される。例えば、カレンダーフォルダ820、830のうちの1つからビジネスカレンダーを選択すると、通常モードナビゲーションペインから特定のカレンダーを選択する場合と同様にして、関連付けられているカレンダーが表示される。
【0045】
上述のポップアップペイン700を閉じる方法に加えて、カレンダーアプリケーションユーザインターフェース200に関しては、選択されたフォルダへのナビゲーションを引き起こすカレンダー以外のフォルダをユーザが選択すると、ポップアップペイン700は、閉じられる。その一方で、本発明の実施形態によれば、ポップアップペイン700は、そのポップアップペイン700の外側のどこかをユーザがクリックするまで、引き続き開いて機能する。したがってユーザは、ポップアップペイン700を開き、そのポップアップペイン700を閉じることなく、表示されているカレンダーのチェックを付けたり、外したりすることができる。図7を参照して上述したように、別のアプリケーション、例えば、アドレス帳アプリケーションや電子メールアプリケーションに切り替えると、ポップアップペイン700は、閉じる。
【0046】
本明細書に記載されているように、ナローモードナビゲーションペインは、その他のユーザインターフェースコンテンツを表示するためのより多くのコンピュータディスプレイスペースを可能にするために、通常モードのすなわちフルサイズのナビゲーションペインに代わるものとして、選択的に表示することができる。本発明の範囲や趣旨から逸脱することなく、本発明において様々な修正形態や変形形態を作成することができるということは、当業者にとって明らかであろう。本発明のその他の実施形態は、本明細書に開示されている本発明の仕様および実施について考慮すれば、当業者にとって明らかになるであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
出力デバイスに通常オペレーティングモードのナビゲーションペインを表示するステップであって、前記ナビゲーションペインは、コンピュータによって生成されたユーザインターフェースの縁部に沿って配置され、前記ナビゲーションペインは、
第1の複数のソフトウェアアプリケーション選択コントロールであって、複数のソフトウェアアプリケーションのうちの1つのソフトウェアアプリケーションの水平に書かれた名前をそれぞれが含む、第1の複数のソフトウェアアプリケーション選択コントロールと、
前記複数のソフトウェアアプリケーションのうち選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられている選択可能なコントロールの第1のセットを含む第1のセクションであって、選択可能なコントロールのそれぞれが、前記選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられている機能の水平に書かれた名前を含む、第1のセクションと、
を含む、ステップと、
前記出力デバイスに、ユーザが通常オペレーティングモードのナビゲーションペインとナローオペレーティングモードのナビゲーションペインのうちの1つを選択することを可能とするディスプレイモードトグルコントロールを表示するステップと、
前記出力デバイスに、前記選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられているデータタイプのデータを表示するプレビューペインを表示するステップであって、前記プレビューペインは、前記コンピュータによって生成されたユーザインターフェース内に表示される、ステップと、
前記コンピュータにおいて、前記ユーザが前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペインを選択するために前記ディスプレイモードトグルコントロールを選択したことを示す第1の入力を受信するステップと、
前記第1の入力を受信することに応答して、前記出力デバイスに前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペインを表示するステップであって、前記ナビゲーションペインは、前記コンピュータによって生成されたユーザインターフェースの縁部に沿って配置され、前記ナビゲーションペインは、前記通常オペレーティングモードのナビゲーションペインより縮小され、前記ナビゲーションペインは、
第2の複数のソフトウェアアプリケーション選択コントロールであって、前記複数のソフトウェアアプリケーションのうちの1つのソフトウェアアプリケーションに関連付けられているアイコンをそれぞれが含み、当該ソフトウェアアプリケーションの名前は含まない、第2の複数のソフトウェアアプリケーション選択コントロールと、
前記選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられている前記選択可能なコントロールの第1のセットのサブセットを含む第2のセクションであって、前記サブセットの選択可能なコントロールのそれぞれが、前記選択されたソフトウェアアプリケーションの機能の、前記ナビゲーションペイン内に縦に書かれた名前を含む、第2のセクションと、
前記ユーザが前記通常オペレーティングモードのナビゲーションペインで表示される前記第1のセクションを含むポップアップペインを見ることを可能とするナビゲーションペインコントロールと、
を含む、ステップと、
前記コンピュータにおいて、前記ユーザが前記ナビゲーションペインを選択したことを示す第2の入力を受信するステップと、
前記第2の入力を受信することに応答して、前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペインとともに、前記出力デバイスに一時的に前記ポップアップペインを表示するステップと、
前記コンピュータにおいて、前記ユーザが前記ポップアップペインに含まれる前記選択可能なコントロールの第1のセットのある選択可能なコントロールを選択したことを示す第3の入力を受信するステップと、
前記第3の入力を受信することに応答して、前記出力デバイスに、前記選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられている前記データタイプのデータを表示するステップであって、前記データは前記プレビューペイン内に表示される、ステップと、
前記コンピュータにおいて、前記ユーザが前記ポップアップペインに含まれる前記選択可能なコントロールの第1のセットのある選択可能なコントロールを前記前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペイン上へドラッグしたことを示す第4の入力を受信するステップと、
前記第4の入力を受信することに応答して、前記前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペインの前記第2のセクションに、前記ドラッグされた選択可能なコントロールを追加するステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記選択されたソフトウェアアプリケーションは電子メールソフトウェアアプリケーションであり、
前記選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられている前記データタイプの前記データは、電子メールメッセージであり、
前記プレビューペインは、前記通常オペレーティングモードである場合と比較して、前記ナローオペレーティングモードの場合に広いことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記選択可能なコントロールの第1のセットの中の複数の選択可能なコントロールは、電子メールのメールボックスに関連付けられており、
前記コンピュータにおいて、前記ユーザが前記電子メールのメールボックスの1つに関連付けられている、前記選択可能なコントロールの第1のセットの中の1つの選択可能なコントロールを選択したことを示す第5の入力を受信するステップと、
前記第5の入力を受信することに応答して、前記出力デバイス上の前記コンピュータによって生成されたユーザインターフェース内に、前記電子メールのメールボックスの前記1つの電子メールメッセージのリストを表示するステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記コンピュータにおいて、前記ユーザが前記第1の複数のソフトウェアアプリケーション選択コントロールの中の第2のソフトウェアアプリケーション選択コントロールを選択したことを示す第6の入力を受信するステップであって、前記第2のソフトウェアアプリケーション選択コントロールは、前記複数のソフトウェアアプリケーションの中の第2のソフトウェアアプリケーションに関連付けられている、ステップと、
前記第6の入力を受信することに応答して、前記出力デバイスに、前記通常オペレーティングモードのナビゲーションペインを表示するステップであって、前記ナビゲーションペインは、
前記第1の複数のソフトウェアアプリケーション選択コントロールと、
前記第2のソフトウェアアプリケーションに関連付けられている選択可能なコントロールの第2のセットを含む第3のセクションであって、選択可能なコントロールのそれぞれが、前記第2のソフトウェアアプリケーションの機能の水平に書かれた名前を含む、第3のセクションと
を含む、ステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のソフトウェアアプリケーションは、電子カレンダーアプリケーションであることを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ディスプレイモードトグルコントロールを表示するステップは、
前記出力デバイスに、前記ユーザが様々なビュープロパティを選択することを可能とするドロップダウンメニューを表示するステップと、
前記出力デバイスに、前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペインに関連付けられているコントロール、および前記通常オペレーティングモードのナビゲーションペインに関連付けられているコントロールを含むポップアウトメニューを表示するステップと
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ディスプレイモードトグルコントロールを表示するステップは、前記ディスプレイモードトグルコントロールを、前記通常オペレーティングモードのナビゲーションペイン内にアイコンとして表示することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペインを表示するステップは、前記ナビゲーションペインがディスプレイスペース拡張コントロールをさらに含むよう表示し、
前記コンピュータにおいて、前記ユーザが前記ディスプレイスペース拡張コントロールを選択したことを示す第7の入力を受信するステップと、
前記第7の入力を受信したことに応答して、前記出力デバイスに、前記ナローモードオペレーティングモードのナビゲーションペインを表示するステップであって、前記第2の複数のソフトウェアアプリケーション選択コントロールを表示するために前記ナビゲーションペイン内で利用可能なスペースは減らされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記複数のソフトウェアアプリケーションの中のソフトウェアアプリケーションのそれぞれは、多機能ソフトウェアアプリケーションの一部であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
コンピュータに、
前記コンピュータに接続された出力デバイスに、多機能ソフトウェアアプリケーションのコンピュータによって生成されたユーザインターフェースを表示するステップであって、前記ンピュータによって生成されたユーザインターフェースは、当該コンピュータによって生成されたユーザインターフェースの縁部に沿って配置される、通常オペレーティングモードのナビゲーションペインを含み、前記ナビゲーションペインは、
第1の複数のソフトウェアアプリケーション選択コントロールであって、前記多機能ソフトウェアアプリケーションに関連付けられている複数のソフトウェアアプリケーションのうちの1つのソフトウェアアプリケーションの水平に書かれた名前をそれぞれが含む、第1の複数のソフトウェアアプリケーション選択コントロールと、
前記複数のソフトウェアアプリケーションのうち選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられている選択可能なコントロールの第1のセットを含む第1のセクションであって、選択可能なコントロールのそれぞれが、前記選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられている機能の水平に書かれた名前を含む、第1のセクションと、
を含む、ステップと、
前記出力デバイスに、ユーザが通常オペレーティングモードのナビゲーションペインとナローオペレーティングモードのナビゲーションペインのうちの1つを選択することを可能とするディスプレイモードトグルコントロールを表示するステップと、
前記出力デバイスに、前記選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられているデータタイプのデータを表示するプレビューペインを表示するステップであって、前記プレビューペインは、前記コンピュータによって生成されたユーザインターフェース内に表示される、ステップと、
前記ユーザが前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペインを選択するために前記ディスプレイモードトグルコントロールを選択したことを示す第1の入力を受信するステップと、
前記第1の入力を受信することに応答して、前記出力デバイスに前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペインを表示するステップであって、前記ナビゲーションペインは、前記コンピュータによって生成されたユーザインターフェースの縁部に沿って配置され、前記ナビゲーションペインは、前記通常オペレーティングモードのナビゲーションペインより縮小され、前記ナビゲーションペインは、
第2の複数のソフトウェアアプリケーション選択コントロールであって、前記複数のソフトウェアアプリケーションのうちの1つのソフトウェアアプリケーションに関連付けられているアイコンをそれぞれが含み、当該ソフトウェアアプリケーションの名前は含まない、第2の複数のソフトウェアアプリケーション選択コントロールと、
前記選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられている前記選択可能なコントロールの第1のセットのサブセットを含む第2のセクションであって、前記サブセットの選択可能なコントロールのそれぞれが、前記選択されたソフトウェアアプリケーションの機能の、前記ナビゲーションペイン内に縦に書かれた名前を含む、第2のセクションと、
前記ユーザが前記通常オペレーティングモードのナビゲーションペインで表示される前記第1のセクションを含むポップアップペインを見ることを可能とするナビゲーションペインコントロールと、
を含む、ステップと、
前記ユーザが前記ナビゲーションペインを選択したことを示す第2の入力を受信するステップと、
前記第2の入力を受信することに応答して、前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペインとともに、前記出力デバイスに一時的に前記ポップアップペインを表示するステップと、
前記ユーザが前記ポップアップペインに含まれる前記選択可能なコントロールの第1のセットのある選択可能なコントロールを選択したことを示す第3の入力を受信するステップと、
前記第3の入力を受信することに応答して、前記出力デバイスに、前記選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられている前記データタイプのデータを表示するステップであって、前記データは前記プレビューペイン内に表示される、ステップと、
前記ユーザが前記ポップアップペインに含まれる前記選択可能なコントロールの第1のセットのある選択可能なコントロールを前記前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペイン上へドラッグしたことを示す第4の入力を受信するステップと、
前記第4の入力を受信することに応答して、前記前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペインの前記第2のセクションに、前記ドラッグされた選択可能なコントロールを追加するステップと
を実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ可読記録媒体。
【請求項11】
前記複数のソフトウェアアプリケーションの中の第1のソフトウェアアプリケーションは電子メールソフトウェアアプリケーションであり、前記複数のソフトウェアアプリケーションの中の第2のソフトウェアアプリケーションは電子カレンダーソフトウェアアプリケーションであることを特徴とする請求項10に記載のコンピュータ可読記録媒体。
【請求項12】
処理装置と、グラフィカルユーザインターフェースを表示できる出力デバイスと、入力デバイスと、システムメモリとを備えたコンピュータであって、前記システムメモリは、前記処理装置に、
前記出力デバイスに、通常オペレーティングモードのナビゲーションペインを表示するステップであって、前記ナビゲーションペインは、多機能ソフトウェアアプリケーションのコンピュータによって生成されたユーザインターフェースの縁部に沿って配置され、前記ナビゲーションペインは、
第1の複数のソフトウェアアプリケーション選択コントロールであって、前記多機能ソフトウェアアプリケーションに関連付けられている複数のソフトウェアアプリケーションのうちの1つのソフトウェアアプリケーションの水平に書かれた名前をそれぞれが含み、前記複数のソフトウェアアプリケーションは、電子メールソフトウェアアプリケーションおよび電子カレンダーソフトウェアアプリケーションを含む、第1の複数のソフトウェアアプリケーション選択コントロールと、
前記複数のソフトウェアアプリケーションのうち選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられている選択可能なコントロールの第1のセットを含む第1のセクションであって、選択可能なコントロールのそれぞれが、前記選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられている機能の水平に書かれた名前を含む、第1のセクションと、
ユーザが前記通常オペレーティングモードのナビゲーションペインとナローオペレーティングモードのナビゲーションペインのうちの1つを選択することを可能とするディスプレイモードトグルコントロールと
を含む、ステップと、
前記出力デバイスに、前記選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられているデータタイプのデータを表示するプレビューペインを表示するステップであって、前記プレビューペインは、前記コンピュータによって生成されたユーザインターフェース内に表示される、ステップと、
前記入力デバイスから、前記ユーザが前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペインを選択するために前記ディスプレイモードトグルコントロールを選択したことを示す第1の入力を受信するステップと、
前記第1の入力を受信することに応答して、前記出力デバイスに前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペインを表示するステップであって、前記ナビゲーションペインは、前記コンピュータによって生成されたユーザインターフェースの縁部に沿って配置され、前記ナビゲーションペインは、前記通常オペレーティングモードのナビゲーションペインより縮小され、前記ナビゲーションペインは、
第2の複数のソフトウェアアプリケーション選択コントロールであって、前記複数のソフトウェアアプリケーションのうちの1つのソフトウェアアプリケーションに関連付けられているアイコンをそれぞれが含み、当該ソフトウェアアプリケーションの名前は含まない、第2の複数のソフトウェアアプリケーション選択コントロールと、
前記選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられている前記選択可能なコントロールの第1のセットのサブセットを含む第2のセクションであって、前記サブセットの選択可能なコントロールのそれぞれが、前記選択されたソフトウェアアプリケーションの機能の、前記ナビゲーションペイン内に縦に書かれた名前を含む、第2のセクションと、
前記ユーザが前記通常オペレーティングモードのナビゲーションペインで表示される前記第1のセクションを含むポップアップペインを見ることを可能とするナビゲーションペインコントロールと、
前記ディスプレイモードトグルコントロールと
を含む、ステップと、
前記入力デバイスから、前記ユーザが前記ナビゲーションペインを選択したことを示す第2の入力を受信するステップと、
前記第2の入力を受信することに応答して、前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペインとともに、前記出力デバイスに一時的に前記ポップアップペインを表示するステップと、
前記入力デバイスから、前記ユーザが、前記ポップアップペインに含まれる前記選択可能なコントロールの第1のセットのある選択可能なコントロールを選択したことを示す第3の入力を受信するステップと、
前記第3の入力を受信することに応答して、前記出力デバイスに、前記選択されたソフトウェアアプリケーションに関連付けられている前記データタイプのデータを表示するステップであって、前記データは前記プレビューペイン内に表示され、前記プレビューペインは、前記通常オペレーティングモードである場合と比較して、前記ナローオペレーティングモードの場合に広い、ステップと、
前記入力デバイスから、前記ユーザが、前記ポップアップペインに含まれる前記選択可能なコントロールの第1のセットのある選択可能なコントロールを前記前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペイン上へドラッグしたことを示す第4の入力を受信するステップと、
前記第4の入力を受信することに応答して、前記前記ナローオペレーティングモードのナビゲーションペインの前記第2のセクションに、前記ドラッグされた選択可能なコントロールを追加するステップと
を実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−256328(P2012−256328A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−153634(P2012−153634)
【出願日】平成24年7月9日(2012.7.9)
【分割の表示】特願2008−513476(P2008−513476)の分割
【原出願日】平成18年4月5日(2006.4.5)
【出願人】(500046438)マイクロソフト コーポレーション (3,165)
【Fターム(参考)】