説明

ニンニクコ−ヒ−

【課題】カフェインの妨げによりコ−ヒ−を飲用出来ない人々や、熟睡できるようにコ−ヒ−の飲用を控えようとする時間帯に、コーヒーの代替物を提供する。
【解決手段】ニンニクを焼き焦がし、粉砕してその粉に、熱湯を注ぎ漉して苦み味のする溶液を作り出して、ニンニクコ−ヒ−の出来上がり濾過方法はペ−パ−ドリップ式。カフェインは含まれず苦味もあり、その味はコ−ヒ−そのものである。また少々のニンニク成分も含んで居り、仄かなニンニクの香りは滋養と健康への誘いを感じさせられる。更に、このニンニクコ−ヒ−溶液にカフェインを添加する事で従来のコ−ヒ−と同等の作用と味わいを得られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、苦み味飲料液に関するものであり、生ニンニクに焼き焦がす工夫を加える事で、苦み味飲料液を抽出するものである。
【背景技術】
【0002】
苦み味を求めてコ−ヒ−を飲用する人々が大勢いるが、コ−ヒ−にはカフィンを含んでいるため飲用出来ない人達も居る、従来は生ニンニクを焼き焦がして苦み味の溶液を抽出飲用する事など無かった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来のコ−ヒ−ではカフィンの作用により睡眠の妨げを受ける人達がいる、これでは深夜に苦み味を求めてコ−ヒ−を飲む事が出来ない不都合がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題を解決するための請求項1と請求項2の発明は、生ニンニク片の焼き焦がし加減にある、外皮部や内層部は黒く炭化するまで焼き焦がす、深層部中心の焼き加減は、飴色がかった米粒大の核が出来るように焼き加減を調節する、焼き焦がしたニンニク片の熱を取り去ってから粉砕してその粉を濾過紙に受けて熱湯を注ぎ漉してから苦み味の飲用溶液を抽出する。
【発明の効果】
【0005】
本発明により、ニンニクコ−ヒ−にはカフィンも無く睡眠の妨げも心配せずに飲用できる、また投薬中の人でもカフィンの作用を受けずに飲用できる、焼き焦がしたニンニク片の中心部分は、核の焼き加減を浅くして米粒大の飴色状に焼き仕上げている、その飴色状の核にはニンニク成分を含んで居り、ニンニク成分を含んだ混入液が抽出できる、そこで滋養飲料としても期待できる、また抽出液の苦み味はコ−ヒ−同等の苦味である、更に抽出液には混入された飴色状の核の成分により、仄かな香ばしいニンニクの香りが漂り健康への誘いを感じられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明に係る、ニンニクコ−ヒ−の製法は生ニンニク六片の球根を各一片ずつに剥離する事に始まり、それぞれ片の薄皮を剥いてから回転釜(図2−4)に投入する(図2−1)、
中火(図2−5)で良く撹拌をしながら長時間かけて焼き焦がす、時より抜き取りを行いニンニク片の焼き加減を見ながら火加減を調整する、焼き加減はニンニク片の中心に飴色状の米粒大の核(図1−2)ができる様に焼き上げる、
ニンニク片の外皮部(図1−1)と内層部(図1−3)部分は黒く炭化するまで焼き仕上げる、焼き熱を冷却してから粉砕機に入れて粉末にする、その粉を濾過紙に受けて熱湯を注ぎ漉して苦み味の飲用溶液を抽出してニンニクコ−ヒ−の出来上がりである。
【産業上の利用可能性】
【0007】
本発明に係るニンニクコ−ヒ−は、ニンニク球根 株その物を商品価値として求める物ではなく、ニンニク片を加工する物である、ニンニク畑からの採取時から始まり色々なニンニク加工から屑としてニンニク片が産出される、この屑の再利用である、
また量産に当ってはキルン等工業力を利用する事で、可能であるため産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明に係る、ニンニクコ−ヒ−のニンニク片の焼き焦がし状態の断面図である。
【図2】回転釜に置いてニンニク片を焼き焦がす、様子の断面図。
【符号の説明】
【0009】
1 外皮部
2 米粒大飴色の核
3 内層部
【符号の説明】
【0010】
1 焼き焦がし中のニンニク片
4 回転釜
5 中火の炎

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生ニンニク片の焼き焦がし加減は外皮部や内層部は黒く炭化するまで焼き焦がす深層部中心の焼き加減は飴色状の米粒大の核が出来るように焼き仕上げる。
【請求項2】
生ニンニク片を焼き焦がして冷却をして粉砕するその粉に熱湯を注ぎ漉して苦み味の溶液を抽出する。
【請求項3】
抽出したニンニクコ−ヒ−溶液にカフェインを添加する事で従来のコ−ヒ−と同等の作用と味わいを得られるのである。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−31427(P2013−31427A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−97112(P2012−97112)
【出願日】平成24年3月28日(2012.3.28)
【出願変更の表示】意願2011−4887(D2011−4887)の変更
【原出願日】平成23年8月2日(2011.8.2)
【出願人】(508097249)
【Fターム(参考)】