説明

ネットワーク中継装置

【課題】ネットワーク中継装置の検査項目および結果をネットワーク中継装置自身に記録し、検査未実施品または不合格品のフィールドへの流出を防ぐ。
【解決手段】検査を実施する前に記憶部15、25に検査項目を記録し、各検査実施後に結果を記憶部15、25に記録する。最終確認の所で各検査項目に対し未実施または不合格の結果がある場合にエラーまたはワーニングメッセージを表示部22または外部インターフェース部24に出力し、検査合格/不合格を判別する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ルータ、スイッチ等のネットワーク中継装置に係り、特に製造履歴を記録したネットワーク中継装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複数のモジュールで構成している装置の場合、モジュール製造後にモジュール単体の検査を実施し、モジュール検査合格後に複数のモジュールと結合し結合検査を実施している。同一モジュールでも温度等の動作保証範囲の違いにより検査内容が異なることもあるため、検査を実施したかの管理が複雑になってきている。また、検査不合格品についてもモジュールにラベル等を貼り付け、合格品と識別しているようにしているが、ラベルが剥がれた時に合格品に混ざる可能性があり、不合格品の取り扱いについて課題があった。
【0003】
特許文献1には、半導体ウェハの次工程の検査を実施するかを判定する技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2005−057145号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された技術は、半導体ウェハの検査を目的としており、次工程の検査を実施するか否かを判断する技術である。したがって、複数の検査対象を組み合わせて検査する場合に対応出来ない。
【0006】
本発明は、検査不合格品または検査未実施品のフィールドへの流出を防ぐネットワーク中継装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ネットワーク中継装置の検査項目および結果をネットワーク中継装置自身に記録する。最終検査で各検査項目に対し未実施または不合格の結果がある場合、ネットワーク中継装置は、不合格を表示部および外部インターフェース部に出力し、検査合格/不合格を判別する。
【0008】
また、上述した課題は、ネットワークの複数の回線と接続し、この回線の一つからパケットを受信して転送先を検索し、検索された転送先へパケットを転送し、パケットを送受信する回線インターフェース部と、回線インタース部で受信したパケットの転送先を検索するパケット処理部と、プログラムを実行する制御部と、この制御部で実行した検査プログラムの実行結果を記憶する記憶部とを備えるネットワーク中継装置により、達成できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、検査不合格品または検査未実施のネットワーク中継装置のフィールドへの流出を防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下本発明の実施の形態について、実施例を用い図面を参照しながら説明する。なお、実質同一部位には同じ参照番号を振り、説明は繰り返さない。
【0011】
図1および図2を参照して、ネットワーク中継装置を説明する。ここで、図1はネットワーク中継装置の機能ブロック図である。また、図2はネットワーク中継装置のハードウェアブロック図である。
【0012】
図1において、ネットワーク中継装置100は、基本制御部20と複数の回線インターフェース部10とから構成される。複数の回線インターフェース部10は、それぞれ回線11を接続された回線接続部16と記憶部15とから構成される。また、基本制御部20は、制御部21と、表示部22と、外部インターフェース部24と、記憶部25と、パケット処理部23とから構成される。
【0013】
ネットワーク中継装置100は、ルータやスイッチである。ネットワーク中継装置100は、複数の回線11からそれぞれポートを介してパケットを入出力する複数の回線接続部16、回線接続部16で受信したパケットに含まれるヘッダを解析して転送先を検索し、回線接続部16または制御部21に転送するパケット処理部23、ネットワーク中継装置100の設定やネットワーク中継装置100に記憶されているデータの表示等を行ない、PC等の操作端末と接続する外部インターフェース部24、ネットワーク中継装置100を制御するプログラムおよびの検査プログラムを実行する制御部21、装置の状態を表示する表示部22、検査項目、検査結果および修理履歴を記憶する記憶部25で構成される。記憶部25は、不揮発性であり、ネットワーク中継装置100の電源を切っても記録した内容を保持する。
【0014】
図2において、ネットワーク中継装置100は、基本制御部20と複数の回線インターフェース部10とから構成される。回線インターフェース部10は、シリアルROM(不揮発性メモリ)15と回線LSI16とから構成される。また、基本制御部20は、CPU21と接続された表示部(LED)22と外部インターフェース部(RS232C)24とシリアルROM(不揮発性メモリ)25とSDカード28とバスを介して接続されたスイッチLSI26とから構成される。また、外部インターフェース部(RS232C)24には、PC(操作端末)30が接続されている。
【0015】
図3および図4を参照して、ネットワーク中継装置のモジュール検査治具を説明する。ここで、図3は基本制御部の単体検査用治具を説明する図である。また、図4は回線インターフェース部の単体検査用治具を説明する図である。
【0016】
図3において、ネットワーク中継装置(治具)100Aは、特性を確認済みの複数の回線インターフェース部(治具)10Aから構成され、検査対象の基本制御部20を挿入することによって、この基本制御部20を検査する。このとき、回線インターフェース部10Aの回線11はループコネクタ35によってループバック接続する。また、検査対象の基本制御部20のSDカード28には、検査プログラムが記録されている。基本制御部20のCPU21は、この検査プログラムを実行することによって、基本制御部自身を検査する。
【0017】
図4において、ネットワーク中継装置(治具)100Bは、特性を確認済みの回線インターフェース部(治具)10Aと、特性を確認済みの基本制御部(治具)20Aとから構成され、検査対象の回線インターフェース部10を挿入することによって、この回線インターフェース部10を検査する。このとき、回線インターフェース部10A、10の回線11はループコネクタ35によってループバック接続されている。また、基本制御部20AのSDカード28には、検査プログラムが記録されている。基本制御部20AのCPU21は、この検査プログラムを実行することによって、回線インターフェース部10を検査する。
【0018】
図5を参照して、モジュール単体の検査の工程を説明する。ここで、図5はモジュール単体検査の概略フローチャートである。なお、ここでモジュールとは、回線インターフェース部10と、基本制御部20の総称である。図5において、製造が終わったモジュール10、20は、ネットワーク中継装置(治具)100Aまたは100Bに接続され、モジュール単体検査を開始する。ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、検査を実施するモジュール10、20の記憶部15、25に、図7に示すモジュール検査管理テーブル40と図8に示すモジュール検査項目テーブル50を新たに作成し、モジュール検査実施回数、モジュール検査項目数、検査項目、合否判定基準を記録する(S22)。
【0019】
なお、修理後、再度モジュール検査を行なう場合、修理前の未実施の検査項目と、修理内容に対応した検査項目をモジュール検査管理テーブルおよびモジュール検査項目テーブルに記録する。このようにする事によって、修理前に合格している検査項目が省略でき、修理したモジュール10、20の再検査時間を短縮できる。
【0020】
モジュール検査管理テーブル40およびモジュール検査項目テーブル50には、過去複数回の検査結果を記録する。このため、再度検査を実施する場合、ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、記憶部15、25の空き領域に新たにモジュール検査管理テーブル40とモジュール検査項目テーブル50を作成する。記憶部15、25にテーブル40、50を格納する容量が無い場合、ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、最も古いモジュール検査管理テーブル40およびモジュール検査項目テーブル50を上書し、直近の検査から複数回の検査記録を残すように管理する。モジュール検査実施回数について、ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、直近のモジュール検査実施回数に+1回した回数を記録する。
【0021】
ステップ23において、ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、検査プログラムを実行し、検査を実施するモジュール10、20の記憶部15、25に格納しているモジュール検査管理テーブル40に検査プログラム版数および検査開始日時を記録する。ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、モジュール検査項目テーブル50の検査項目を読込み、検査項目に該当するモジュール検査を実施する。合否判定基準以上、問題なく検査した場合、ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、該当する検査項目の判定を合格と記録する。検査不合格の場合、ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、判定を不合格と記録し、表示部22および外部インターフェース部24に不合格が分かるメッセージを出力する。ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、モジュール検査項目テーブル50の判定の記録時またはモジュール検査の進捗状況に応じて実施結果を記録する。検査プログラムで検査出来ない検査項目(LED点灯確認等)については、検査実施後にオペレータが外部インターフェース部24からモジュール検査項目テーブル50に判定を記録する。
【0022】
ステップ24において、ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、モジュール最終検査を実施する。ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、検査を実施するモジュール10、20の記憶部15、25に格納しているモジュール検査項目テーブル50の検査項目および判定を読込み、ステップ23の検査項目を全て実施し且つ合格している場合はモジュール最終検査の判定は合格を記録し、不合格がある場合、モジュール最終検査の判定は不合格を記録する。ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、モジュール検査項目テーブル50の判定を記録する時に実施結果を記録する。未実施の検査項目がある場合、ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、最終検査の判定は未実施とし、記録しない。ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、表示部2および外部インターフェース部4に検査合格、不合格、未実施が分かるメッセージを出力する。ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、モジュール検査管理テーブル40の検査終了日時を記録する。ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、検査未実施および不合格になった場合、ステップ25に進み、合格時はモジュール検査を終了する。
【0023】
ステップ25において、ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、モジュール10、20の記憶部15、25に格納しているモジュール検査項目テープル50の判定を読込み、不合格がある場合、ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、当該モジュールの修理要求を出力し、終了する。未実施がある場合、ネットワーク中継装置(治具)100A、100Bは、ステップ23に戻り、未実施の検査を実施する。
【0024】
なお、モジュール修理において、修理者は、直近に実施した検査のモジュール検査管理テーブル40の検査実施回数、修理内容等を図11に示す修理履歴テーブル80に記録する。検査実施回数を記録することにより、修理履歴テーブル80をモジュール検査管理テーブル40およびモジュール検査項目テーブル50と対応付けすることができ、検査不合格時の検査結果を確認できる。修理が完了したとき、再度モジュール検査を実施するためステップ22から、検査を開始する。
【0025】
図6を参照して、複数のモジュールを組み込んだ結合検査の工程を説明する。ここで、図6は結合検査の概略フローチャートである。図6において、筐体に基本制御部20と、n台の回線インターフェース部10とを組み込まれたネットワーク中継装置100は、搭載した全モジュール10、20の記憶部15、25に図9に示す結合検査管理テーブル60と図10に示す結合検査項目テーブル70を新たに作成し、結合検査実施回数、結合検査項目数、搭載しているモジュール10、20の形名、検査項目、合否判定基準を記録する(S32)。搭載モジュール10、20の形名を記録することにより、結合検査を実施した時の装置構成を確認できる。結合検査では、複数のモジュール10、20を使用するため、記憶部15、25が複数存在するが、検査項目は検査対象となるモジュール10、20の記憶部15、25に記録する。
【0026】
なお、モジュール10、20を交換して再度結合検査を行なう場合、不良モジュール10、20交換前の未実施の検査項目と、交換したモジュール10、20に対応した検査項目を結合検査管理テーブルおよび結合検査項目テーブルに記録する。
【0027】
結合検査管理テーブル60および結合検査項目テーブル70は、過去複数回の検査結果を記録し、記憶部15、25の空き領域が無い場合は最も古い結合検査管理テーブル60および結合検査項目テーブル70を上書する。結合検査実施回数について、ネットワーク中継装置100は、直近の結合検査実施回数に+1回した回数を記録する。
【0028】
ステップ33において、ネットワーク中継装置100は、検査プログラムを実行し、搭載した全モジュール10、20の記憶部15、25に格納している結合検査管理テーブル60に検査プログラム版数および検査開始日時を記録する。ネットワーク中継装置100は、結合検査項目テーブル70の検査項目を読込み、検査項目に該当する結合検査を実施する。合否判定基準以上、問題なく検査した場合、ネットワーク中継装置100は、該当する検査項目の判定を合格と記録する。検査不合格の場合、ネットワーク中継装置100は、判定を不合格と記録し、表示部22および外部インターフェース部24に不合格が分かるメッセージを出力する。ネットワーク中継装置100は、結合検査項目テーブルの判定の記録時または結合検査の進捗状況に応じて実施結果を記録する。検査プログラムで検査出来ない検査項目(ラベル確認等)については、オペレータが検査実施後に外部インターフェース部24から結合検査項目テーブル70に判定を記録する。
【0029】
ステップ34において、ネットワーク中継装置100は、結合最終検査を実施する。ネットワーク中継装置100は、搭載した全モジュール10、20の記憶部15、25に格納している結合検査項目テーブル70の検査項目および判定を読込む。ネットワーク中継装置100は、ステップ33の検査項目を全て実施し且つ合格している場合は結合最終検査の判定は合格を記録し、不合格がある場合、結合最終検査結果は不合格を記録する。未実施の検査項目がある場合、ネットワーク中継装置100は、最終検査の判定は未実施とし、記録しない。ネットワーク中継装置100は、結合検査項目テーブルの判定を記録する時に実施結果を記録する。ネットワーク中継装置100は、表示部22または外部インターフェース部24に検査合格、不合格、未実施が分かるメッセージを出力する。ネットワーク中継装置100は、結合検査管理テーブル60の検査終了日時を記録する。検査不合格になった場合、ステップ36に遷移する。一方、合格時、ネットワーク中継装置100は、結合検査を終了する。
【0030】
ステップ36において、ネットワーク中継装置100は、搭載した全モジュール10、20の記憶部15、25に格納している結合検査項目テープル70の判定を読込み、検査結果の不合格がある場合、不良モジュールがあることを出力して終了する。一方、未実施がある場合、ネットワーク中継装置100は、ステップ33に戻り、未実施の検査を実施する。
【0031】
なお、不良モジュールが発生した場合、当該モジュール交換し、ステップ32に戻る。また、不良モジュールは、修理の上、図5の単体検査を実施する。
【0032】
図7ないし図11を参照して、記憶部に記憶される各テーブルを説明する。ここで、図7はモジュール検査管理テーブルを説明する図である。図8はモジュール検査項目テーブルを説明する図である。図9は結合検査管理テーブルを説明する図である。図10は結合検査項目テーブルを説明する図である。図11は修理履歴テーブルを説明する図である。
【0033】
図7において、モジュール検査管理テーブル40は、項目41と内容42とから構成される。また、項目41のレコードは、モジュール検査実施回数、現在実施中または終了したモジュール検査項目NO、検査プログラム版数、検査開始日時、検査終了日時からなる。また、内容42のレコードには、項目41のレコードに対応する内容を随時記録する。
【0034】
図8において、モジュール検査項目テーブル50は、検査項目No51、検査項目52、合格判定基準53、実施回数54、判定55とから構成される。判定55のデフォルトは、未実施であり、判定結果に基づいて、合格または不合格を記載する。
【0035】
図9において、結合検査管理60は、項目61と内容62とから構成される。また、項目61のレコードは、結合検査実施回数、現在実施中または終了した結合検査項目No、検査プログラム版数、検査開始日時、検査終了日時、搭載モジュール形名からなる。また、内容62のレコードには、項目61のレコードに対応する内容を随時記録する。
【0036】
図10において、結合検査項目テーブル70は、検査項目No71、検査項目72、合格判定基準73、実施回数74、判定75とから構成される。判定75のデフォルトは、未実施であり、判定結果に基づいて、合格または不合格を記載する。
【0037】
図11において、修理履歴テーブル80は、修理日81と、交換部位82と、モジュール検査実施回数83と、結合検査実施回数84とから構成される。修理履歴テーブル80は、修理者によって、各レコードに記載される。
【0038】
上述した実施例から明らかなように、最終検査で検査未実施および不合格の判定を行なうため、フィールドへの流出を防ぐことが出来る。しかし、不注意で最終検査を実施せずにフィールドに流出した場合もありうる。このようなとき、電源投入直後のブートシーケンスで検査項目テーブル50、70の判定を読込むことにより、検査未実施および不合格品を検出でき、合格品以外の運用を停止させることが出来る。また、検査結果を個々のモジュール10、20の記憶部15、25に記録しているため、フィールドでのモジュール10、20の交換においても、検査未実施および不合格品が混入すること無く、合格品のみで運用を行なうことが出来る。
【0039】
また、結合検査等の複数のモジュール10、20を組み込んだ検査で不具合が発生した場合、複数回の検査構成と検査結果を記録することにより、検査構成と検査結果の履歴が容易に確認出来るため、不具合解析の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】ネットワーク中継装置の機能ブロック図である。
【図2】ネットワーク中継装置のハードウェブロック図である。
【図3】基本制御部の単体検査用治具を説明する図である。
【図4】回線インターフェース部の単体検査用治具を説明する図である。
【図5】モジュール単体検査の概略フローチャートである。
【図6】結合検査の概略フローチャートである。
【図7】モジュール検査管理テーブルを説明する図である。
【図8】モジュール検査項目テーブルを説明する図である。
【図9】結合検査管理テーブルを説明する図である。
【図10】結合検査項目テーブルを説明する図である。
【図11】修理履歴テーブルを説明する図である。
【符号の説明】
【0041】
10…回線インターフェース部、11…回線、15…記憶部(シリアルROM(不揮発性メモリ))、16…回線接続部(回線LSI)、20…基本制御部、21…制御部(CPU)、22…表示部(LED)、23…パケット処理部、24…外部インターフェース部(RS232C)、25…記憶部(シリアルROM(不揮発性メモリ))、26…スイッチLSI、27…メインメモリ、28…SDカード、30…PC(操作端末)、35…ループコネクタ、40…モジュール検査管理テーブル、50…モジュール検査項目テーブル、60…結合検査管理テーブル、70…結合検査項目テーブル、80…修理履歴テーブル、100…ネットワーク中継装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークの複数の回線と接続し、この回線の一つからパケットを受信して転送先を検索し、検索された転送先へ前記パケットを転送するネットワーク中継装置において、
パケットを送受信する回線インターフェース部と、前記回線インタース部で受信したパケットの転送先を検索するパケット処理部と、プログラムを実行する制御部と、この制御部で実行した検査プログラムの実行結果を記憶する記憶部とを備えることを特徴とするネットワーク中継装置。
【請求項2】
請求項1に記載のネットワーク中継装置であって、
電源投入後のブートシーケンスにおいて前記実行結果を参照することを特徴とするネットワーク中継装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のネットワーク中継装置であって、
前記記憶部は、複数の前記実行結果を記憶していることを特徴とするネットワーク中継装置。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載のネットワーク中継装置であって、
前記記憶部は、前記回線インターフェース部または前記パケット処理部の修理履歴を記憶していることを特徴とするネットワーク中継装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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