説明

ハイブリッド有線無線通信装置及び通信方法

【課題】ハイブリッド有線無線通信装置及び通信方法を提供する。
【解決手段】ハイブリッド有線無線通信方法は、(a)受信パケットを送信したソースの物理アドレスと、物理アドレスに対応する有線ネットワークインタフェース又は無線ネットワークインタフェースを区別して表す識別子と、を含む管理項目を所定の管理目録に登録する段階と、(b)通信装置の上位階層から送信パケットを受信し、受信した送信パケットの目的地アドレスと同一の物理アドレスが管理目録に登録されているか否かを調べる段階と、(c)目的地アドレスが管理目録に登録されている場合、識別子によって指示された有線ネットワークインタフェース又は無線ネットワークインタフェースのうちのいずれか一方のインタフェースを通じて選択的に送信パケットを伝送する段階と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は1つの物理アドレスを使用して有線及び無線で通信できるハイブリッド有線無線通信装置及び通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
先ず図1を参照しながら、有無線複合通信装置(又は、ハイブリッド有線無線通信装置)について説明する。図1に示すように、一般的な有無線複合通信装置は、CPU(Central Processing Unit)110、メモリ(ROM)120、メモリ(RAM)150、周辺装置(図示せず)と連結可能な周辺装置インタフェース160、有線ネットワーク140と連結可能な有線ネットワークインタフェース130、及び無線ネットワーク180と連結可能な無線ネットワークインタフェース170を備える。更に、有無線複合通信装置(又は、ハイブリッド有線無線通信装置)は、有線ネットワークインタフェース及び/又は無線ネットワークインタフェースを介して、混成的に又は個別的にそれぞれ外部と通信可能なプロトコルモジュールを具備する。ここで、あらゆる構成要素はバス190を通じて通信する。
【0003】
図1に示すシステムを使用して近距離通信網でのネットワーク通信のためには実際に物理媒体と連結し、信号の送受信を行うPHY(Physical Device)と、そのPHYを利用して媒体に対する接近制御を行うMACモジュールとで構成されるネットワークインタフェースカード(NIC:Network Interface Card)を具備せねばならない。上記MACモジュールはネットワーク上で他の装置との通信に使用するための物理アドレスを基盤として動作するが、このNICに付与される物理アドレスはシステム上でEEPROMやNVRAMなどのメモリ(ROM)に保存される。
【0004】
次に、図2に示すように、このようなNIC(又はネットワークインタフェース)260の上位階層にはネットワークを通じてパケット送受信機能をするLANドライバ250が存在する。LANドライバ250はネットワークドライバインタフェース240を通じて上位階層であるパケットに対するフロー制御及び/又は伝達機能を行うプロトコル階層(PROTOCOL LAYER)230と連結し、機能する。図2に示すように、NIC260は、NIC260に関連するPHY264を有する有線MAC262、又はNIC260に関連したPHY268を有する無線MAC266を含む。同じくプロトコル階層230はTCP/IP及び/又はIPX/SPXプロトコルを含む。HTTP、FTP、POP3等のようなプロトコル210はソケット階層220を使用し、下位階層(ソケット階層220)との連結が行なわれる。
【0005】
NIC260は48ビット体系の固定的な物理アドレスを有しており、プロトコル階層230にあるプロトコルモジュールはアドレス指定のためにIPアドレスのような論理アドレスを使用する。このような物理アドレスと論理アドレスは、該当システムを該当ネットワークで唯一に認識できる方法である。このうち物理アドレスはシステム上のROM120等の記憶領域に、生産時に保存され、システム初期化過程中に有線MACモジュール262、無線MACモジュール266に伝えられる。
【0006】
図3は、本実施の形態にかかるイーサネット(登録商標)フレーム(Ethernet(登録商標) Frame)の概略的な構造を示す説明図である。図3に示すように、イーサネット(登録商標)フレームの目的地MACアドレス310は該当のデータ340を受信するホストのMACアドレスであり、ソースMACアドレス320は該当のデータ340を送信するホストのMACアドレスである。この時、含まれる48ビットよりなる目的地MACアドレス310とソースMACアドレス320の最初のビットが0であれば、データ340がユニキャスト通信により伝送されること、すなわちネットワーク上にある1つの受信ホストにのみ伝送することを意味し、最初のビットが1であれば、データ340がマルチキャスト通信により伝送されること、すなわちネットワーク上にある指定された多数のホストに伝送されることを意味し、全てのビットが1であれば、データ340がブロードキャスト通信により伝送される。すなわちネットワークにある全てのホストに伝達されることを意味する。一方、フレーム構造はフレームタイプ330及びフレームチェックシーケンス(FCS:Frame Check Sequence)350も含む。
【0007】
ネットワークを通じて伝えられるあらゆるデータはネットワークに伝送される前に該当階層で使われるアドレスがパケットのヘッダー部分に付加される過程を経て、受信側ではパケットのヘッダーのアドレスを解析してデータの受信が正しく行われたか否かを判断し、ヘッダーのアドレスが受信側のアドレスと一致しない場合、パケットを受信しないか、もしくは受信したパケットに対する処理を行わずに受信したパケットを廃棄する。
【0008】
ネットワークに連結するシステムで、NIC260を通じて受信したパケットはNIC260にバインドされている上位プロトコルモジュール230を通じて応用プログラムに伝えられ、応用プログラムで生成されたデータはプロトコルモジュール230を通じて、プロトコルモジュールとバインドされているNIC260を通じてネットワークに伝えられる。
【0009】
無線ネットワークインタフェースは一対一通信(アドホック:ad−hoc)又はインフラストラクチャーの2種類の動作モードで設定され得る。1つのホストはアドホックモードを通じて他のホストと任意の無線ネットワークを構成し、通信することができ、インフラストラクチャーモードを通じてアクセスポイント等の中継装置を通じて他のネットワークと連動することが可能である。
【0010】
次に、図4A及び図4Bを参照しながら、本実施の形態にかかるアドホックとインフラストラクチャーの2種類の動作モードについて説明する。図4Aは、本実施の形態にかかるインフラストラクチャーモードの概略を示す説明図であって、図4Aに示すように、ネットワークには、通信装置400と、通信装置402、通信装置404、通信装置408、及び通信装置409が備わり、更にACCPOINT(アクセスポイント)406が備わる。
【0011】
図4Aに示す通信装置400、通信装置402、通信装置404、通信装置408、又は通信装置409のうち少なくとも1つは図1に示す有無線複合通信装置が適用された装置であり、残りの通信装置は図1に示す有無線複合通信装置とは異なる通信形式、例えば有線だけでなく無線でも通信できる他の通信装置でもよい。例えば、通信装置408が有無線複合通信装置である場合、有無線複合通信装置408が他の通信装置402と無線で通信しようとする場合、有無線複合通信装置408はアクセスポイント406と無線で通信した後、アクセスポイント406を経由して他の通信装置402と通信する。また、通信装置400が図1のような有無線複合通信装置である場合、有無線複合通信装置400は他の通信装置402、・・・、404と有線で通信し、他の通信装置408、・・・、409とアクセスポイント406などを通じて無線で通信する。
【0012】
図4Aに示すように、有無線複合通信装置が他の通信装置と無線で通信しようとする場合、その他の通信装置にダイレクトに通信せずに一旦アクセスポイント406などを経由して無線通信を行う無線通信モードをインフラストラクチャーモードという。
【0013】
図4Bは、アドホックモードを説明するためのネットワークの構成を示す説明図であって、図4Bに示すように、ネットワークは、通信装置410、通信装置412、及び通信装置414から少なくとも構成される。
【0014】
図4Bに示すように、通信装置410、通信装置412、及び通信装置414のうち少なくとも一つは、図1に示す有無線複合通信装置を適用した通信装置であり、残りの通信装置は有無線複合通信装置と通信形式等が異なり、有線だけでなく無線で通信できる他の通信装置を意味する。例えば、有無線複合通信装置410が他の通信装置412又は414と無線で通信しようとする場合、有無線複合通信装置410は図4Bに示すアクセスポイント406などを経由せず、他の通信装置412又は414と直接無線で通信する。このように、有無線複合通信装置が他の通信装置と無線で通信しようとする時、アクセスポイント406などを経由して間接的に通信せずに直接無線通信を行う無線通信モードをアドホックモードという。
【0015】
前述したように、有無線複合通信装置は、別個の有線ネットワークインタフェース130と無線ネットワークインタフェース170とを利用して有線ネットワーク140と無線ネットワーク180とに同時に連結することが可能である。この場合、図2に示すようなそれぞれのネットワークインタフェース260は自身をネットワーク上で区分できるMACアドレスを有さねばならない。すなわち、図1及び図2に示す有無線複合通信装置には2つ以上の有線MACモジュール262、無線MACモジュール266と、更に各々の有線MACモジュール262、無線MACモジュール266に付与される2つ以上の物理アドレス(MACアドレス)とを有する。
【0016】
上記に示すような短所を克服するために、単一のMACアドレスを使用する有無線複合通信装置が導入された。この通信装置では別個のMACモジュールをシステムに具備しているが、保存装置には1つの物理アドレスのみが保存されている。この通信装置はシステム初期化過程で各有線/無線MACモジュールに同じMACアドレスを付与する。このように構成する場合、それぞれのMACモジュールは同じMACアドレスを使用することによってネットワーク上のほかの装置には同じ装置として認識される。従って、単一物理アドレスを使用する有無線複合通信装置が有線ネットワークに連結されている場合、無線ネットワークインタフェースがインフラストラクチャーモードで通信動作している時には、ネットワークに重複リンクを形成する状況が発生するので、無線ネットワークインタフェースを通したパケット送受信機能は中止され、有線ネットワークインタフェースを介する通信のみが動作することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
しかしながら、無線ネットワークインタフェースがアドホックモードで動作している場合、有線ネットワークに連結されていても無線ネットワークを通したパケット送受信機能が動作可能である。このように単一物理アドレスを使用する有無線複合通信装置が有線ネットワークに連結され、無線ネットワークインタフェースモジュールがアドホックモードで動作中である場合、NIC260の上位階層であるプロトコル階層230のプロトコルモジュールでは、下位階層からヘッダーに付加されてきた該当パケットを、どちらのネットワークインタフェースを通じて伝送してよいかを決定できない。その結果、有無線複合通信装置で、有線及び無線ネットワークインタフェースを通じてデータを伝送しようとする時、有線インタフェースと無線インタフェースに重複してパケットが伝えられる。これによって、1つのネットワークのトラフィックが他のネットワークに伝播されて不要な帯域幅が浪費されるという問題があった。
【0018】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、同じ物理アドレスを使用し、有線ネットワークと無線ネットワークとに連結し、有線ネットワークに連結されている状態で、無線ネットワークインタフェースがアドホックモードで動作中である場合、1つのネットワークトラフィックが他のネットワークに伝播することを防止できるハイブリッド有線無線通信装置及び通信方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0019】
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点によれば、ハイブリッド有線無線通信方法は、(a)受信パケットを送信したソースの物理アドレスと、該物理アドレスに対応する有線ネットワークインタフェース又は無線ネットワークインタフェースを区別して表す識別子と、を含む管理項目を所定の管理目録に登録する段階と、(b)前記通信装置の上位階層から送信パケットを受信し、該受信した送信パケットの目的地アドレスと同一の物理アドレスが前記管理目録に登録されているか否かを調べる段階と、(c)前記目的地アドレスが前記管理目録に登録されている場合、前記識別子によって指示された有線ネットワークインタフェース又は無線ネットワークインタフェースのうちのいずれか一方のインタフェースを通じて選択的に前記送信パケットを伝送する段階と、を有する。
【0020】
また、前述した通信方法で利用される管理目録は、管理項目が管理目録で生成時から削除されるまで経過する時間を表すタイマー項目をさらに含む。
【0021】
また、前述した通信方法で、(a)段階は、(a1)受信パケットを送信したソースの物理アドレスが管理目録に登録されているかの如何を調べる段階と、(a2)ソースの物理アドレスが管理目録に登録されていない場合には管理目録に識別子及びソースの物理アドレスを新規登録する段階と、(a3)上位階層に受信パケットを伝送する段階と、(a4)有線または無線ネットワークインタフェースを通じて新規パケットが受信されるかの如何を調べて受信された新規パケットに対して(a1)段階〜(a3)段階を行い続ける段階とを含む。
【0022】
また、前述した通信方法の(a1)段階はソースの物理アドレスが管理目録に登録されている場合にはタイマー項目を所定の初期値に更新する。
【0023】
また、前述した通信方法の(b)段階は、(b1)上位階層から送信パケットを受信し、目的地アドレスの形式がユニキャスト伝送を意味するかどうかを調べる段階と、(b2)目的地アドレスがユニキャスト伝送を意味していない場合には、送信パケットを有線ネットワークインタフェース及び無線ネットワークインタフェースを通じて伝送し、目的地アドレスがユニキャスト伝送を意味する場合には送信パケットの目的地アドレスと同じ物理アドレスが管理目録に登録されているかどうかを調べる段階と、を含む。
【0024】
一方、前述した技術的課題を解決するための本発明にかかる別の観点によれば、有無線複合通信装置は、受信パケットを伝送したソースの物理アドレス及び物理アドレスが連結されている有線または無線ネットワークインタフェースを表す識別子を含む複数の管理項目を含む管理目録を保存する保存部と、受信パケットに含まれたソースの物理アドレスと同じ物理アドレスが管理目録に登録されたかどうかを調べ、登録されていない物理アドレス及び識別子を管理目録に新規登録し、受信パケットを上位階層に伝送する管理モジュールと、上位階層から送信パケットを受信し、送信パケットの目的地アドレスが管理目録に保存されている場合に識別子によって有線及び無線ネットワークインタフェースのうち1つに選択的に伝送する制御モジュールと、受信パケットを管理モジュールに伝送し、制御モジュールから送信パケットを受信して接続されたネットワークに伝送する有線及び無線ネットワークインタフェースと、を含む。
【0025】
また、前述した有無線複合通信装置で利用される管理目録は、管理項目が管理目録から削除されるまで径過する時間を表すタイマー項目をさらに含む。
【0026】
また、前述した有無線複合通信装置の制御モジュールは、上位階層から送信パケットを受信して目的地アドレスの形式を調べて、目的地アドレスがユニキャスト伝送を意味しない場合には、送信パケットを有線及び無線ネットワークインタフェースを通じて伝送し、目的地アドレスがユニキャスト伝送を意味する場合には送信パケットの目的地アドレスと同じ物理アドレスが管理目録に登録されているかどうかを調べる。
【0027】
また、前述した有無線複合通信装置の制御モジュールは、目的地アドレスが管理目録に保存されていない場合に送信パケットを有線ネットワークインタフェース及び無線ネットワークインタフェースを通じて伝送する。
【0028】
また、上記課題を解決するため、本発明の別の観点によれば、有線または無線を複合的に通信することが可能なハイブリッド有線無線通信装置によるハイブリッド有線無線通信方法が提供される。上記ハイブリッド有線無線通信方法は、(a)受信パケットを送信したソースに含む物理アドレスと、前記物理アドレスのアドレスに対応する有線ネットワークインタフェースまたは無線ネットワークインタフェースを区別して表す識別子と、を含む管理項目を所定の管理目録に登録する段階と、(b)前記通信装置の上位階層から送信パケットを受信し、前記受信した送信パケットの目的地アドレスと同一の物理アドレスが前記管理目録に登録されているかどうかを調べる段階と、(c)前記目的地アドレスが前記管理目録に登録されている場合、前記識別子によって指示された有線ネットワークインタフェースまたは無線ネットワークインタフェースのうちいずれか一方のインタフェースを通じて選択的に前記送信パケットを伝送する段階と、を含むことを特徴としている。
【発明の効果】
【0029】
本発明によれば、有線及び無線ネットワークインタフェースの物理アドレスとして単一な物理アドレスを使用しながら、パケットを受信する度に、パケットを伝送したソースの物理アドレス及び物理アドレスと連結されているネットワークインタフェースが無線又は有線のどちらかを書き込み、上位階層で生成された送信パケットを管理目録に書き込まれた物理アドレスに伝送する時、インタフェース識別子によって有線ネットワークインタフェース又は無線ネットワークインタフェースのうち何れか1つのみを通じて選択的に伝送することによって、何れか1つのネットワークのトラフィックが他のネットワークに伝播されることを防止して帯域幅が不要に浪費される状況が防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】一般的な有無線複合通信装置の概略的な構造を示すブロック図である。
【図2】一般的なネットワークシステムの構造を図示するブロック図である。
【図3】本実施の形態にかかるイーサネット(登録商標)フレームの概略的な構成を示す説明図である。
【図4A】本実施の形態にかかるインフラストラクチャーモードの概略的な構成を示すネットワークの説明図である。
【図4B】本実施の形態にかかるアドホックネットワークの概略的な構成を示す説明図である。
【図5】本実施の形態にかかる有無線複合通信装置の概略的な構成を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態にかかる利用される管理目録の構成を図示する図面である。
【図7】本実施の形態にかかる有無線複合通信装置の初期化過程を説明するフローチャートである。
【図8】本実施の形態にかかる無線通信モードがアドホックモードである場合の有無線複合通信方法の概略を示すフローチャートである。
【図9】図8に示す管理目録の生成及び登録過程を説明する詳細フローチャートである。
【図10】図5に示す保存部で行われる管理項目の管理方法を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付することにより、重複説明を省略する。
【0032】
以下、添付された図面を参照して本発明の望ましい実施例による有無線複合通信方法及び装置を説明する。
【0033】
図5は、本実施の形態にかかる有無線複合通信装置の概略的な構成を示すブロック図である。図5に示すように、本実施の形態にかかる有無線複合通信装置は有線ネットワーク500に接続する有線ネットワークインタフェース510、無線ネットワーク520に接続する無線ネットワークインタフェース530、管理モジュール540、保存部550、及び制御モジュール560を含んでなる。
【0034】
管理モジュール540は、有線ネットワークインタフェース510及び無線ネットワークインタフェース530を通じてパケットを受信し、受信したパケットのソース(データ並び又はビット列等)のうち、物理アドレスを管理目録に登録し、上位階層のレイヤに伝達する。
【0035】
保存部550は、受信したパケットのソースの物理アドレスと当該物理アドレスに対応する有線ネットワークインタフェース510又は無線ネットワークインタフェース530を区別する識別子を含む複数の管理項目を含む管理目録を保存して更新する。当該識別子は、例えば、上記物理アドレスが指し示すアドレスが有線/無線のネットワークインタフェースのうちどちらかのインタフェースに接続するのかを示すための識別子である。
【0036】
制御モジュール560は上位階層から送信パケットを受信し、上記送信パケットのソースのうち物理アドレスが保存部550に保存された管理目録に登録されているか否かを調べ、登録済みの場合には物理アドレスと関連するように保存された識別子を参照することによって、有線ネットワークインタフェース510又は無線ネットワークインタフェース530を通じて、選択的に送信パケットを伝送する。
【0037】
本実施の形態にかかる管理モジュール540及び制御モジュール560は、図2に示すLANドライバ上に具現されることを当業者は容易に理解できる。たとえ図示されていないとしても、図1に示すCPU110、ROM120、RAM150、周辺装置インタフェース160、及び/又はバス190も本実施の形態にかかる図5に示す通信装置に含むことが分かる。
【0038】
また、上記通信装置は、LANに限定されず、それ以外にも例えば、WAN(Wide Area Network)、インターネットや、イントラネット等のような公衆私設網を使用するか、又はこれらと共に構成されうる。また、上記通信装置はネットワークに接続するデバイスがデータの送信及び/又は受信のための識別子を使用するいかなる通信媒体でも構成されうる。
【0039】
なお、本実施の形態にかかる有無線複合通信装置(又は、ハイブリッド有線無線通信装置)は、有線ネットワークインタフェース及び/又は無線ネットワークインタフェースを介して、混成的に又は個別的にそれぞれ外部と通信可能なプロトコルモジュールを具備する。
【0040】
図6は、本実施の形態にかかる保存部550に保存された管理目録の構成を示す図面である。図6に示すように、本実施の形態にかかる管理目録には、エントリー番号、物理アドレス、インタフェース識別子、「タイマー」項目(以下、タイマー)が含まれる。
【0041】
また管理目録には、タイマー項目による管理項目の有効/無効のどちらかを表す「タイプ」項目(以下、タイプ)を更に含む。一方、本実施の形態によれば、タイプ及び/又はタイマーを必ずしも含む必要はない。また、本実施の形態によれば、管理目録は付加的な情報を更に含むことができ、管理目録に含まれた管理項目は管理項目の数を減らすために相互結合されうる。
【0042】
先ず、管理目録に構成する「物理アドレス」は、図3に示す受信したパケットフレームに含む受信パケットを、伝送した伝送元のソース(又は、ノード)のMACアドレス(ソースMACアドレス)を表すものであって、本実施の形態にかかるソースMACアドレスは例えば、48ビットで構成される。しかし、物理アドレス(MACアドレスなど。)は、いかなる他の長さ及びフォーマットからなる場合であっても実施可能である。
【0043】
また、管理目録に構成するインタフェース識別子は、受信したパケットが有線ネットワークインタフェース510と無線ネットワークインタフェース530とのうちどちらのネットワークインタフェースを介して受信したのかを示す識別子であって、1又は2に設定される。すなわち、インタフェース識別子は前記物理アドレスに連結されているネットワークインタフェースを示す。上記説明したようにインタフェース識別子“2”は有線インタフェース510を表し、“1”は無線インタフェース530を表す。
【0044】
前述したように、本実施の形態は図1及び図2に示す通信装置を使用しながら有線MACインタフェース262及び無線MACインタフェース266が単一な物理アドレスを使用することは、有線ネットワークに接続した状態で無線通信モードがアドホックモードである時、送信パケットが有線ネットワークインタフェース510及び無線ネットワークインタフェース530の両方を通じて伝送してしまい、不要なトラフィックの誘発を防止するためである。特に、不要なトラフィックと他の問題とを解決するために、管理目録はパケットを受信する度にパケットを伝送したソースの物理アドレス及び物理アドレスに対応するネットワークは無線ネットワークインタフェースに接続するのか、又は有線ネットワークインタフェースに接続するのかを書き込む。上位階層で生成された送信パケットが管理目録に書き込まれた物理アドレスに該当する物理アドレスに対して伝送する場合、インタフェース識別子によって有線ネットワークインタフェース510又は無線ネットワークインタフェース530のうち表示された何れか1つのみを通じて伝送される。従って、図6に示す本実施の形態にかかる管理目録のうち物理アドレス及びインタフェース識別子は必須項目である。しかし、物理アドレスとインタフェース識別子とは結合するか、又は有線ネットワークインタフェース510、有線ネットワークインタフェース530の識別子が単一管理項目及び/又は他の管理項目を使用して相関するか、伝えられる場合、図6に示す本実施の形態にかかる管理目録で物理アドレスとインタフェース識別子とを必ずしも含む必要はない。
【0045】
なお、本実施の形態にかかる物理アドレスとインタフェース識別子とは必須項目である場合を例に挙げて説明したが、かかる例に限定されない。例えば、物理アドレスが決まれば一意的にインタフェース識別子が定まる場合、又はインタフェース識別子が決まれば一意的に物理アドレスが定まる場合には、物理アドレス又はインタフェース識別子のうちいずれか一方の項目のみが設定されても実施可能である。
【0046】
タイマー項目は物理アドレスが管理目録に付加された(書き込まれた)とき、管理項目の生成から管理目録で該当管理項目が削除されるまで経過する時間又は経過した時間を表し、タイプ項目はタイマー項目によって管理項目が管理目録に書き込みされた状態に維持するか(有効状態)又は管理目録から削除するか(無効状態)のどちらかを表す。
【0047】
また、タイプ項目は関連した他の情報を含むことができ、期間が該当管理項目が削除されねばならないことを表すや否や通信装置が該当管理項目を削除すれば、タイプ項目は使われる必要がない。
【0048】
また、タイプ項目は関連した他の情報を含むことができる。なお係る例に限定されず、各通信装置で期間を管理し、期間的に該当する管理項目が削除することを判断し、通信装置が該当管理項目を削除すれば、タイプ項目には何ら値を設定しなくても実施可能である。
【0049】
本実施の形態にかかる管理目録の保存効率性を高めるために、管理項目を所定の時間の間のみ管理目録に書込みさせるための時間が設定できる。このために本実施の形態にかかる管理項目にタイマー項目を含ませて初期値を設定した後、タイマー項目の時間値を増加又は減少させ、所定の時間が経過すれば、管理目録でタイマーが満期(所定時間経過)になった管理項目を削除し、タイマーの満期前に同じ物理アドレスからパケットを受信した場合、タイマーを初期値に再設定する。
【0050】
一方、タイプ項目はタイマー値が満期になった場合、該当管理項目が削除されることを表す無効(INVALID)を設定し、この時、通信装置は該当管理項目を削除する。タイマー値が満期になっていない場合には、該当管理項目が維持され続けることを表す有効(VALID)を設定する。
【0051】
また一方で、送信及び/又は受信の書込みを必要とする場合には、タイマー項目及び/又はタイプ項目は使われる必要がない。
【0052】
図7は、本実施の形態にかかる有無線複合通信装置の初期化過程を説明するフローチャートである。
【0053】
本実施の形態にかかる有無線複合通信装置に電源が印加されてブートすれば、通信装置の初期化が行われる(S700)。初期化段階で、保存装置(図示せず)に保存されている単一の物理アドレスが本実施の形態にかかる管理モジュール540及び制御モジュール560を含むLANドライバに伝えられる。
【0054】
次に、LANドライバは各有線ネットワークインタフェース510、無線ネットワークインタフェース530に、伝送されてきた単一な物理アドレスを付与してMACモジュールを初期化した後、各有線ネットワークインタフェース510、無線ネットワークインタフェース530に具備された送信部と受信部とを初期化させる。
【0055】
S700段階での初期化過程後、LANドライバは有線ネットワークインタフェース510と無線ネットワークインタフェース530との動作モード/動作状態を検査するが、特に、無線通信モードがアドホックモード(adーhoc)であるか否かを検査する(S710)。無線通信モードがアドホックモードではない場合、S720及びS730段階は行われない。
【0056】
無線通信モードがアドホック通信モードである場合には管理モジュール540を起動し(S720)、制御モジュール560を起動する(S730)。
【0057】
図8は、無線通信モードがアドホックモードである場合に本実施の形態にかかる通信方法を説明するフローチャートである。図8に示すように、本実施の形態にかかる管理モジュール540は受信したパケットを利用し、図6に示す管理目録を生成し、受信パケットに含まれたソースの物理アドレスを登録する(S800)。以下、本実施の形態にかかる管理目録の生成及び登録過程(S800)について、図9を参照しながら、更に詳細に説明する。なお、本実施の形態にかかる管理目録は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置に格納されるディジタルデータである。
【0058】
先ず、図9に示すように、本実施の形態にかかる有無線複合通信装置が駆動し、無線通信モードがアドホックモードである場合、管理モジュール540が起動すると、保存部550は管理目録を初期化する(S900)。
【0059】
次に、管理目録が初期化された後、管理モジュール540内のパケット受信部542は有線ネットワークインタフェース510内の有線受信部512又は無線ネットワークインタフェース530内の無線受信部532からパケットが送信されたかどうかを調べ(S910)、その結果、パケットを受信していた場合、管理モジュール540内のアドレス検査部544は、受信したパケットに含むパケットのソースの物理アドレスを検査し、物理アドレスがユニキャスト伝送を表すかどうかを判別する(S915)。
【0060】
次に、アドレス検査部544は物理アドレスがブロードキャスト伝送又はマルチキャスト伝送を表す場合、S920段階あるいはS930段階は行わずに受信したパケットを単純に上位階層のレイヤに伝達し(S950)、物理アドレスがユニキャスト伝送を表す場合、保存部550を参照し、受信したパケットに含むパケットのソースの物理アドレス(MACアドレスなど)が管理目録に登録されているか否かを調べる(S920)。また、S920段階で、パケットがユニキャスト、ブロードキャスト、及び/又はマルチキャストであるかに左右されない場合にはS915段階は実行されない。また、S915段階はユニキャスト、マルチキャスト、及び/又はブロードキャストのうち選択された伝送方式に対してのみ行われ、選択されていない伝送方式に対しては行われないように具現できる。
【0061】
パケットのソースに含む物理アドレスが管理目録に登録されていなければ、管理モジュール540は受信したパケットソースの物理アドレスと、当該ソースの物理アドレスに対応する無線/有線どちらかのネットワークインタフェースを表すインタフェース識別子を保存部550の管理目録に登録し、タイマーを初期値に設定した後(S930)、受信したパケットを上位階層に伝達する(S950)。例えば、図6に示す管理目録で無線ネットワークインタフェース530がソースに含む物理アドレスにリンクした場合、インタフェース識別子は1に、有線ネットワークインタフェース510がソースに含む物理アドレスにリンクした場合、インタフェース識別子は2に設定される。
【0062】
一方、パケットソースの物理アドレスが管理目録に登録されていれば、保存部550は該当管理項目のタイマーを初期値に更新した後(S940)、受信したパケットを上位階層に伝達する(S950)。
【0063】
再び図8に戻り、図8を参照すれば、管理目録が生成された後、制御モジュール560が起動した場合、制御モジュール560内のパケット送信部562は上位階層からネットワークに伝送する送信パケットが受信されたか否かを調べる(S810)。
【0064】
パケット送信部562が上位階層から送信パケットを受信すれば、制御モジュール560の目録検査部564は先ず目的地アドレス(又は、目的地MACアドレス)のタイプがユニキャスト伝送を表すか、又はマルチキャストやブロードキャスト伝送のうちどれを表すかを調べる(S830)。なお、S830段階は前記S915段階と同じ理由によって必ずしも行われる必要はない。
【0065】
目的地アドレス(又は、目的地MACアドレス)のタイプがマルチキャスト又はブロードキャスト伝送を意味する場合、パケット送信部562は有線送信部514及び無線送信部534に送信パケットを伝達して有線及び無線ネットワーク500、520に送信パケットを伝送する(S860)。一方、目的地アドレス(又は、目的地MACアドレス)のタイプがユニキャスト伝送を意味する場合に、目録検査部564は保存部550を参照して送信パケットの目的地アドレス(又は、目的地MACアドレス)が管理目録に登録されているかの如何を調べる(S840)。
【0066】
調査結果、送信パケットの目的地アドレス(又は、目的地MACアドレス)が管理目録に既に登録されている場合に、パケット送信部562はインタフェース識別子によって有線ネットワークインタフェース510、無線ネットワークインタフェース530を通じて該当アドレスに送信パケットを伝送する(S850)。具体的には、インタフェース識別子が有線ネットワークインタフェース510を表す場合にパケット送信部562は無線送信部534に伝送せずに有線送信部514に送信パケットを伝達する。無線ネットワークインタフェース530を表す場合にパケット送信部562は有線送信部514に伝送せずに無線送信部534に送信パケットを伝達する。
【0067】
一方、送信パケットの目的地アドレス(又は、目的地MACアドレス)が管理目録に登録されていない場合に、パケット送信部562は有線送信部514及び無線送信部534に送信パケットを伝達して有線及び無線ネットワーク500、520に送信パケットを伝送する(S860)。また、2つの送信部514、534を通じて伝送する代わり、2つの受信部514、534のうちデフォルトと設定された受信部や少ないトラフィックを有する受信部を通じて伝送が行われうる。
【0068】
図10は、本実施の形態によって保存部550で行われる管理項目を管理する方法を説明するフローチャートである。
【0069】
図10を参照すると、管理目録を保存した保存部550は所定の時間周期に管理目録のタイマー項目を検査し(S1000)、有効項目があるかどうかを調べる(S1010)。
【0070】
保存部550は有効な管理項目のうちタイマー項目が満期になった管理項目があるか否かを調べ(S1020)、タイマーが満期(所定時間を迎えた)になった管理項目が発見された場合に、保存部550は管理項目の状態を削除される管理項目であることを表す無効と設定し、無効になった管理項目を管理目録から削除できる(S1030)。
【0071】
一方、タイマーが満期になった管理項目がなければ、有効管理項目のタイマーを増加又は減少させる(S1040)。例えば、タイマーの初期値が20であり、満期がタイマーの値が0になる場合であれば、タイマーの値を1ずつ減少させ、タイマーの初期値が0であり、満期がタイマーの値が20になる場合であれば、タイマーの値を1ずつ増加させる。図10にはたとえ図示されていなくても、本実施の形態にかかるタイマーが満期になった場合、保存部550は満期になったタイマーを有する管理項目を削除する。また、物理アドレスを更に受信し、該当物理アドレスがパケットの伝送される他の通信装置と関連する場合、管理目録から管理項目を誤って削除することを防止するため、タイマー項目を1ずつ増加するか、リセットする。
【0072】
本実施の形態にかかるコンピュータで読取られる書込み媒体、あるいは1つ以上のコンピュータに使われる書込み媒体にコンピュータが読取られるコードとして具現することが可能である。コンピュータ読書き可能な媒体はコンピュータシステムによって読まれうるデータが保存される全種の書込み装置を含む。コンピュータが読み込み・書込みする媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ保存装置などがあり、またキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)の形態に具現されるものも含む。また、コンピュータが読み書き込み媒体はネットワーク上に連結するコンピュータシステムに分散されて、分散方式にコンピュータが読取られるコードが保存されて実行できる。
【0073】
なお、本実施の形態にかかるアクセスは、例えば、システムの利用、通信装置又はサーバ等への接続、ファイルの参照、ファイルの保存、ファイルの削除、又はファイルの変更など、ネットワークを介して情報を処理する情報処理を総称していう。
【0074】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例又は修正例を想定し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0075】
また上記実施形態においては、周辺装置160は、単体のハードディスク等から構成される場合を例に挙げて説明したが、かかる例に限定されず、例えば、別体として周辺装置160に対して、ハードディスクが更に1又は2以上備わる場合でもよく、またRAM、ROM、又はフラッシュメモリのうち少なくとも一つが更に備わる場合等でもよい。
【産業上の利用可能性】
【0076】
本発明は、コンピュータ、プリンタ、複合機などの有線又は無線で通信可能な有無線復号通信装置に適用可能である。
【符号の説明】
【0077】
500 有線ネットワーク
510 有線ネットワークインタフェース
512 有線受信部
514 有線送信部
520 無線ネットワーク
530 無線ネットワークインタフェース
532 無線受信部
534 無線送信部
540 管理モジュール
542 パケット受信部
544 アドレス検査部
550 保存部
560 制御モジュール
562 パケット送信部
564 目録検査部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
有線又は無線を複合的に通信することが可能なハイブリッド有線無線通信装置によるハイブリッド有線無線通信方法において、
(a)受信パケットを送信したソースに含む物理アドレスと、該物理アドレスに対応する有線ネットワークインタフェース又は無線ネットワークインタフェースを区別して表す識別子と、を含む管理項目を所定の管理目録に登録する段階と、
(b)前記通信装置の上位階層から送信パケットを受信し、該受信した送信パケットの目的地アドレスと同一の物理アドレスが前記管理目録に登録されているか否かを調べる段階と、
(c)前記目的地アドレスが前記管理目録に登録されている場合、前記識別子によって指示された有線ネットワークインタフェース又は無線ネットワークインタフェースのうちのいずれか一方のインタフェースを通じて選択的に前記送信パケットを伝送する段階と、を有することを特徴とする、ハイブリッド有線無線通信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−135586(P2011−135586A)
【公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−6463(P2011−6463)
【出願日】平成23年1月14日(2011.1.14)
【分割の表示】特願2004−182790(P2004−182790)の分割
【原出願日】平成16年6月21日(2004.6.21)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】