説明

ハナビラタケ由来組成物

【課題】 ハナビラタケ由来の神経伝達物質産生促進作用成分を含有した組成物を提供する。
【解決手段】 ハナビラタケの子実体または菌糸体に由来する神経伝達物質産生促進作用成分を含有することを特徴とする組成物であり、好ましくは、ハナビラタケの子実体または菌糸体から少なくとも1種類以上の有機溶媒で抽出される画分を有効成分とするものであり、さらに好ましくは、ハナビラタケの子実体または菌糸体からアルコールを用いて抽出される画分を有効成分とするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハナビラタケ由来の神経伝達物質産生促進活性を有する組成物並びにそれを含む痴呆症予防・治療剤、パーキンソン病予防・治療剤、記憶力改善剤及び健康食品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年の研究でドーパミンは脳内で大量に遊離され、運動の制御や行動の動機付けに関与し、学習の強化因子として働いていることが明らかにされてきている。
【0003】
ところで、パーキンソン病は最もよく研究されている難病の一つであり、中脳の黒質神経細胞が徐々に減少(変性)し、黒質で産生される神経伝達物質のドーパミンが減少し、運動の制御機構である黒質線条体系が働かなくなる病気である。このため、動作障害、発語障害、精神症状、自律神経症状、姿勢反射障害などの症状を呈する。具体的には動きが緩慢になり、物覚えが悪くなり、反応が鈍くなり、震えがきたりする。
【0004】
また、加齢によって脳細胞は減少していくが、減少率は年に1%程度と考えられている。パーキンソン病はドーパミン産生細胞が正常の20%程度までに減少すると発症するといわれており、脳細胞が最も多い20歳から考えると、100歳の時点で全員がパーキンソン病を発症する計算となる。実際、痴呆症(老化)の症状はパーキンソン病の症状と同様である。
【0005】
パーキンソン病ではドーパミンの補充治療が行われるが、脳には脳内に毒性物質を入れないようにする関門があり、ドーパミンはこの関門を通過できない。このため、ドーパミンの前駆体であるドーパが服用される。ただし、ドーパはパーキンソン病の根本原因である神経の変性そのものを停めることはできない。また、長期のドーパ服用はドーパミン受容体の働きを低下させる。そのため、パーキンソン病の初期にはドーパミン受容体刺激薬が用いられる。これら薬剤には、悪心、嘔吐、食欲不振などの消化器系副作用、めまい、起立性低血圧、不整脈などの循環器系副作用、興奮、幻覚、妄想、抑うつ、不眠などの精神症状、眠気などの副作用がある。
【0006】
以上のように、ドーパミンの脳内での産生を強化できれば、パーキンソン病や痴呆症の治療が可能となると考えられる。また、ドーパミンの産生促進作用成分を健康食品として利用できれば、パーキンソン病や痴呆症の治療のみでなくパーキンソン病や痴呆症の予防剤、さらには記憶および学習の強化剤としての利用も可能となると考えられる。
【0007】
以上のような理由から、新規なパーキンソン病及び痴呆症の治療薬の開発が強く望まれ、膨大な研究が行われている。
【0008】
近年、きのこ類の中に神経伝達物質産生促進物質や神経成長因子産生促進物質が発見され、抗痴呆健康食品や脳の働きを活性化させる「ブレインフード」などとして脚光を浴びている(例えば、特許文献1および非特許文献1、2参照)。
【0009】
きのこ類の一種であるハナビラタケは、標高1千メートル以上の山地にあるカラマツなどの針葉樹に生えるきのこである。非常に僅少なきのこであって、天然には発見するのが困難であり「幻のきのこ」と呼ばれてきた。食用きのこであって、歯ごたえがよく、その純白の色合いと葉牡丹のような形態が特徴である。これまで、このハナビラタケは成長が遅く人工栽培は非常に困難であるとされてきたが、最近になって、比較的短期間で栽培可能な新しい栽培法を確立し、商業規模での供給が可能となった。
【0010】
ハナビラタケについて神経伝達物質産生促進作用を有することはこれまで知られていなかった。
【特許文献1】特開平11−056300号公報
【非特許文献1】S. Okuyama, T. Terashima, Y. Kawamura and H. Yokogoshi, Nutritional Neuroscience, 7, 41-47(2004)
【非特許文献2】河岸洋和、食品と開発、37(3)、14-17(2002)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、ハナビラタケの神経伝達物質産生促進作用物質を含有する組成物並びにそれを含む痴呆症およびパーキンソン病の予防・治療剤、記憶力改善剤及び健康食品を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明者らは、ハナビラタケに着目したところ、神経伝達物質産生促進作用を有することを発見し、本発明に到達した。
【0013】
すなわち、本発明は、ハナビラタケの子実体又は菌糸体から得られる組成物であって、神経伝達物質産生促進活性を有するハナビラタケ由来組成物に関するものであり、更には、
該組成物を有効成分とする痴呆症予防・治療剤、パーキンソン病予防・治療剤、記憶力改善剤及び健康食品を要旨とするものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、食用きのこであるハナビラタケ由来のものであるため、安全性が高く副作用も低減でき、しかも神経伝達物質産生促進活性に優れる痴呆症予防・治療剤、パーキンソン病予防・治療剤、記憶力改善剤又は健康食品を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0016】
本発明で用いられるハナビラタケ子実体は、天然のものでも人工栽培されたものでもよい。人工栽培の方法としては、人工栽培用の菌床を作成することにより行うことができる(詳細は、例えば特開平11−56098号公報、特開2002−369621号公報、特開2002−125460号公報などを参照)。
【0017】
また、本発明においては、ハナビラタケの菌糸体も用いることができる。菌糸体は液体培養法によって得ることができる。培地に使用する炭素源としては、グルコースなどの単糖の他、デキストリン、グリセロールなど通常用いられる炭素源が使用できる。また、窒素源としては無機または有機窒素源が使用できるが、生育速度の観点からは有機窒素源を用いるほうが好ましい。また、必要に応じて微量元素やビタミン等の生育因子を添加することは通常の培養と何ら変わりはない。培養温度は15℃〜30℃、好ましくは18℃〜28℃、20℃〜25℃が最も好ましい。pHは2.5〜8.0、好ましくは3.0〜7.0、3.5〜5.0が最も好ましい。培地成分には不溶成分を添加することが均一に生育させることができることから好ましい。培養期間は菌株により、数日から数週間程度に設定されうる。
【0018】
本発明のハナビラタケ由来組成物は、このようにして得られたハナビラタケの子実体又は菌糸体から得られる組成物であって、そのままで、あるいは乾燥して用いたり、さらには以下の示すように有効成分を抽出して用いることができる。
抽出には有機溶剤または水溶液を用いることができる。有機溶媒としては、原料および神経伝達物質産生促進作用成分と抽出中に反応し、本発明の効果を損なうものでなければいかなるものでも使用できる。また、一種類の溶媒を単独で用いても複数の溶媒を混合して用いても良い。かかる有機溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、ヘキサン、ペンタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン等の芳香族炭化水素類、ポリエチレングリコール等のポリエーテル類、ピリジン類などが挙げられる。水溶液としては、純水、酸水溶液、アルカリ水溶液、塩溶液などがあげられる。
【0019】
これらの中で好ましい例としては、食品に使用することからエタノール、ヘキサンが挙げられる。また、これらの有機溶媒で抽出する際には抽出効率をあげるために例えば水、界面活性剤などの添加物を本発明の効果をそこなわない範囲で加えることができる。
【0020】
抽出に用いる溶剤の量に特に制限はないが、ハナビラタケ重量に対して2〜20倍量を用いることが好ましい。2倍量以下では操作性が、20倍量以上では作業効率が悪い。また、抽出は1種または複数種の溶剤を用いて、複数回行うこともできる。複数回行う場合は、ハナビラタケからの抽出でもよいし、ハナビラタケから得られた抽出画分をさらに抽出してもよい。また、それらを組み合わせて行うことができる。
【0021】
抽出操作の際の温度は特に制限はないが10〜60℃が好ましい。10℃以下では抽出効率が悪く、60℃以上ではハナビラタケが変色し、抽出物に色が付くなどする。抽出時間にも特に制限はないが、1時間〜3日間程度が好ましい。1時間以下では抽出量が少なく、3日間以上では作業効率が低い。また、抽出は静置のまま行うこともできるが、撹拌または振盪することによって抽出効率を高めることができる。
【0022】
このようにして得られた抽出画分に神経伝達物質産生促進活性成分が含まれている。本発明における神経伝達物質としては、ドーパミン、ノルエピネフリン、ノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニン、メラトニン、ヒスタミン、アセチルコリンなどが挙げられる。本発明のハナビラタケ由来組成物は、特にドーパミンに関する産生促進効果が優れている。
【0023】
本発明のハナビラタケ由来組成物は、このような画分を含む組成物である。この神経伝達物質産生促進活性成分を高濃度で用いたい場合には、さらに抽出、濃縮すればよい。神経伝達物質産生促進活性成分の濃縮は、単に乾燥することによっても達成されるが、さらに有機溶媒を用いて抽出するなどの方法を用いてもよい。
【0024】
本発明の組成物の形態としては、特に限定されず抽出液をそのまま、または使用しやすい形態に加工して用いることができる。
【0025】
本発明の痴呆症予防・治療剤、パーキンソン病予防・治療剤及び記憶力改善剤は、前記したハナビラタケ由来組成物を有効成分として含有するものである。
【0026】
上記の痴呆症予防・治療剤、パーキンソン病予防・治療剤及び記憶力改善剤には、ハナビラタケ由来組成物のほかに、必要に応じて各種添加剤が混合される。ハナビラタケは食経験があり、極めて安全なキノコである。この点からハナビラタケ由来組成物の含有量は厳しく制限されるものではないと考えるが、概ね、下限は予防又は治療という目的に応じた効果を発揮しうる量を、上限は使用のしやすさ、経済性等の観点から実際的な量を基準とし、通常、原料であるハナビラタケ乾燥粉末に換算して成人1日あたり約5mg〜約500g好ましくは約50mg〜約50gを摂取すればよい。もちろん、摂取する者の年齢、体重、症状、投与期間、治療経過等に応じて変化させることもできる。1日当りの量を数回に分けて摂取することもできる。
【0027】
添加剤の例としては、界面活性剤、賦形剤、着色料、保存料、コーティング助剤ならびにこれらの組合せが挙げられる。これら添加剤は、通常の医薬品製造における添加剤であれば特に限定されず、より具体的な例としては、ラクトース、デキストリン、スクロース、マンニトール、コーンスターチ、ソルビトール、結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、デキストリン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース塩、ステアリン酸及びその塩、タルクなどの添加剤であり、これらの組合せが挙げられる。さらに、香辛料、甘味料などを添加してもよい。またさらに、必要に応じて他の薬剤や食品粉砕物、食品抽出物を添加してもよい。
【0028】
投与剤形も特に限定されず、日本薬局方に従って適切な剤形に製造される。具体的には、カプセル剤、錠剤、粉剤、除放剤などの剤形に製造される。
【0029】
本発明の健康食品は、前記したハナビラタケ由来組成物を有効成分として含有するものである。健康食品中のハナビラタケ由来組成物の含有量は厳しく制限されるものではないと考えるが、概ね、下限は予防又は治療という目的に応じた効果を発揮しうる量を、上限は使用のしやすさ、経済性等の観点から実際的な量を基準とし、通常、原料であるハナビラタケ乾燥粉末に換算して成人1日あたり約5mg〜約500g好ましくは約50mg〜約50gを摂取すればよい。もちろん、摂取する者の年齢、体重、症状、投与期間、治療経過等に応じて変化させることもできる。1日当りの量を数回に分けて摂取することもできる。
【0030】
本発明の健康食品には、ハナビラタケ由来組成物のほかに、必要に応じて適切な材料が混合される。この適切な材料は、一般に食品用材料として使用され得るものである。例としては、米、小麦、トウモロコシ、ジャガイモ、昆布などから得られる多糖類、大豆や乳製品、動物原料などから得られるタンパク質、グルコース、ラクトース、フルクトース、スクロース、マンニトール、キシリトールや各種オリゴ糖などの糖類、ならびにこれらの組合せが挙げられる。さらに、香辛料、着色料、甘味料、酸味料、食用油、ビタミンや他の食品破砕物、食品抽出物などを添加してもよい。これら適切な材料および添加剤は単独または組合せて使用される。またさらに、必要に応じて水を添加して所望の形状に加工してもよい。
【0031】
食品組成物として利用される例としては、菓子類(ガム、キャンディー、キャラメル、チョコレート、クッキー、スナック菓子、ゼリー、グミ、錠菓等)、麺類(そば、うどん、ラーメン等)、乳製品(ミルク、アイスクリーム、ヨーグルト等)、調味料(味噌、醤油等)、スープ類、飲料(ジュース、コーヒー、紅茶、茶、炭酸飲料、スポーツ飲料等)をはじめとする一般食品や健康食品(錠剤、カプセル等)、栄養補助食品(栄養ドリンク等)などが挙げられるがこれらに限定されるものではない。また、インスタント食品に本発明の抽出物を添加しても良い。例えば、抽出物を粉末セルロースとともにスプレードライまたは凍結乾燥したものを、粉末、顆粒、打錠または溶液にすることで容易に飲食品に含有させることができる。
【実施例】
【0032】
次に、実施例により、本発明を具体的に説明する。なお、ドーパミンは、次の方法により定量した。
〔ドーパミンの定量方法〕
ドーパミンの定量には高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いた。装置には日本分光社製JASCO PU1580を用い、カラムはエイコム社製EICOM SC-5ODS(3.0×15cm)を用いた。移動相には0.1M酢酸ナトリウム-クエン酸緩衝液(1-オクタンスルフォン酸ナトリウム:330mg/L、EDTA-2Na:30mg/Lを含む):メタノール=85:15(容量比)を用い、流速0.5ml/分でカラム温度25℃で測定した。検出にはエイコム社製EICOM ECD-300(作用電極:Gc-Ce、参照電極:Ag-Cl、印加電圧:650mV)を用いた。尚、ドーパミン標準試料としてはドーパミン塩酸塩(和光純薬工業社製)を用いた。
【0033】
製造例1〔ハナビラタケ子実体の製造〕
ハナビラタケ子実体を以下のようにして製造した。
【0034】
カラマツの大鋸屑、小麦粉、栄養分(バナナ、蜂蜜、エビオス、ペプトン、塩化カルシウム、ハイポネックス)及び水を、大鋸屑:小麦粉:栄養分:水=100:11.5:1.9:51の重量比で含む菌床基材を準備した。この菌床基材(520g)を、850ccのポリプロピレン製の培養瓶に入れ、常法に従って培養瓶を滅菌した後に、ハナビラタケの種菌(16g)を接種した。その後、この培養瓶を、23℃の温度下で、56日間放置することによりハナビラタケ子実体を収穫した。子実体の重量は培養瓶1本当たり140gであった。
【0035】
実施例1
製造例1により収穫されたハナビラタケ子実体5kgをエタノール20Lに室温、24時間浸漬し成分抽出を行った。固液分離を行なうことにより上清を回収した。この操作を3回繰り返すことにより得られたエタノール溶液を減圧下に濃縮した。濃縮して得られた乾固物は960gであった。
【0036】
試験例2〔スーパーフュージョン法によるドーパミン産生量の測定〕
ラットから脳線条体をすばやく取り出し、0.3mmにスライスしたもの37℃で保温したチャンバーに入れ、人工脳脊髄液(Krebus緩衝液)を流した(0.5ml/min)(図1参照)。実施例1で得られた本発明のハナビラタケ子実体由来組成物のDMSO溶液をサンプルインジェクターより添加し(固形分量換算で7.5mgおよび15mg)、チャンバーを通過後の人工脳脊髄液をフラクションコレクターにより分画後、分画物中のドーパミン量を定量し無添加の場合と比較した。その結果を図2に示した。
【0037】
図2の結果より、ハナビラタケ抽出物が脳線条体のドーパミン放出を添加用量依存的に促進することが明らかとなった。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】スーパーフュージョン法の実験系模式図
【図2】実施例2で得られたハナビラタケ抽出物添加時と無添加時のドーパミン放出量を比較した図である(無添加時のドーパミン放出量を100とした)。
【符号の説明】
【0039】
1 クレブス緩衝液(37度に保温)
2 ペリスターポンプ
3 サンプルインジェクター
4 ラット脳線状体切片(0.3mm)
5 チャンバー(37度に保温)
6 フラクションコレクター


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハナビラタケの子実体又は菌糸体から得られる組成物であって、神経伝達物質産生促進活性を有するハナビラタケ由来組成物。
【請求項2】
神経伝達物質が、ドーパミンである請求項1記載のハナビラタケ由来組成物。
【請求項3】
ハナビラタケの子実体又は菌糸体から得られる組成物が、ハナビラタケの子実体又は菌糸体から有機溶媒を用いて抽出することにより得られる組成物である請求項1又は2記載のハナビラタケ由来組成物。
【請求項4】
請求項1〜3いずれかに記載のハナビラタケ由来組成物を有効成分として含有することを特徴とする痴呆症予防・治療剤。
【請求項5】
請求項1〜3いずれかに記載のハナビラタケ由来組成物を有効成分として含有することを特徴とするパーキンソン病予防・治療剤。
【請求項6】
請求項1〜3いずれかに記載のハナビラタケ由来組成物を有効成分として含有することを特徴とする記憶力改善剤。
【請求項7】
請求項1〜3いずれかに記載のハナビラタケ由来組成物を有効成分として含有することを特徴とする健康食品。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−55952(P2007−55952A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−244432(P2005−244432)
【出願日】平成17年8月25日(2005.8.25)
【出願人】(000004503)ユニチカ株式会社 (1,214)
【Fターム(参考)】