説明

パチンコ遊技機

【課題】大当たり当選確率が高確率(確変)モードでの遊技中も、遊技者を遊技に集中させることができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】確変モード中に特定の遊技状態が所定時間継続すると、大当たり当選確率を維持したまま、遊技態様を確変モード状態を示す第1遊技態様から通常モードで実行される第2遊技態様に変更する。遊技者は特定の遊技状態の所定時間継続を回避して第2遊技態様への移行阻止を試みる。遊技者が得た特典(高確率モード)を失わせること無く遊技を継続させながら遊技態様に変化を与えることで、遊技者を遊技に集中させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ遊技機に関し、特に大当たり当選確率を変更可能なパチンコ遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のパチンコ遊技機の中には、一般に確変状態と呼ばれ、大当たり遊技終了後の大当たり当選確率を通常の遊技状態の大当たり当選確率より増加させ、遊技者に有利な状態(高確率モード)に変化させるものがある。この種の遊技機は、高確率モードが発生した場合、しばらく遊技を継続していれば大当たり状態が発生することが確実であることから、遊技者は一種の安心感を覚え、その安心感からか、次回の大当たり状態が発生するまで(少なくともリーチ状態が発生するまで)の間、集中力を維持できずに遊技を行い、その結果、興趣の低下を招いてしまうおそれがあった。この問題を解決するために、高確率モードが発生しても、所定の条件が成立することにより、大当たりが未発生のまま通常(低確率)モードへ移行させるパチンコ遊技機(特許文献1参照)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−217987号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記パチンコ遊技機は、高確率モード中に所定の条件が成立することにより、大当たりが未発生のまま通常(低確率)モードへ移行させるため、この状態への移行が生じると次の大当たり発生の可能性が極めて低くなる。この結果は、遊技者がせっかく引き当てた確変大当たりを通常大当たりに変更することを意味するので、遊技者を大きく落胆させることになる。そのため、遊技者のパチンコ遊技機への遊技意欲の低下を招いてしまう新たな問題が生じる。
【0005】
この発明は、上記新たな問題を解決するためになされたものであって、遊技者が獲得した特典(高確率モード)を失わせること無く遊技を継続させる一方、遊技者を高確率モード中の遊技に集中させることができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
図面に例示するように、
特定入賞口(81,82)を有する遊技盤(2)を備え、
前記遊技盤(2)に発射された遊技球が前記特定入賞口(81,82)に入球することにより大当たり抽選を実施し、該大当たり抽選の当否結果を前記遊技盤(2)に設ける演出装置(70)及び特別図柄表示装置(SD)での演出図柄及び特別図柄の変動を伴う所定の導出演出を経て導出し、大当たり抽選での当選が導出されたことによって大当たり遊技が実行される大当たり抽選手段と、
大当たり遊技の終了後の遊技を高確率モードにするか否かの抽選を行う確率モード抽選手段とを有する。
【0007】
さらに、前記確率モード抽選の結果、高確率モードの実行が決定された場合、大当たり抽選の当選確率を通常モードの大当たり当選確率より高確率に設定すると共に、大当たり当選確率が高確率に設定されていることを表す演出画像を前記演出装置(70)に表示させる第1の遊技態様で遊技を開始させる高確率モード実行手段と、
通常モードでは、大当たり抽選の当選確率を高確率モードの当選確率より低確率に設定すると共に、第1の遊技態様と異なる演出画像を前記演出装置(70)に表示させる第2の遊技態様で遊技を開始させる通常モード実行手段とを有する。
【0008】
さらにまた、前記大当たり遊技の終了後に高確率モードが実行されて大当たり当選確率が高確率状態、遊技態様が前記第1の遊技態様で遊技が進行中に、特定の遊技状態が非発生となる状態が継続する時間であって遊技者の遊技操作により継続阻止が可能な時間を計測するタイマーと、
このタイマーにより計測する前記特定の遊技状態が非発生となる状態が継続する時間が所定の遊技態様移行判定時間を越えた場合、大当たり当選確率を高確率状態に維持したまま遊技の遊技態様を前記第1の遊技態様から前記第2の遊技態様に変更する高確率モード遊技態様変更手段を有する。
【0009】
これにより、大当たり終了後に大当たり抽選の当選確率が高確率に切り換わると、次の大当たりが成立するまで高確率状態を維持するので、遊技者が得たこの特典を失わせること無く遊技を継続させることができる。一方遊技者は、大当たり当選確率が高確率状態であることを示す第1の遊技態様の継続が、通常モード中に出現する第2の遊技態様の継続より心理的に有利と感じる。このため遊技者は、遊技態様が第1の遊技態様で進行中に所定遊技状態が所定時間継続することによって生じる第2の遊技態様への移行が阻止されて第1の遊技態様が維持されることを望むので、高確率モード中も遊技状態に関心を持たせて、遊技に集中させることができる効果を生ずる。
【0010】
また、高確率モード中に第1の遊技態様から第2の遊技態様に移行する条件が、タイマーにより計測する時間すなわち特定の遊技状態が非発生となる状態が継続する時間であって遊技者の遊技操作により継続阻止が可能な時間が、所定の遊技態様移行判定時間を越えたことであるので、遊技者の意志や技量により第2の遊技態様への移行を阻止できる。この様に遊技者の遊技操作により継続阻止可能で、遊技者の意志や技量により第1の遊技態様の維持が可能となり、遊技者をより一層高確率モード中も遊技に集中させることができる効果を生ずる。
【0011】
遊技態様移行判定に用いる時間は、前回の特別図柄確定表示からの経過時間、遊技球が継続して発射されていない時間、特定入賞口などの入賞口または通過ゲートなどへの入球または球の通過が継続して検出されない時間など適宜選択できる。
【0012】
以上のものにおいて、高確率モード中における第2の遊技態様への移行後、遊技者の遊技操作に基づく所定の移行条件の成立により、第1の遊技態様に再移行させるものとするのも好ましい。
【0013】
再度の第1の遊技態様への移行条件としては、第2遊技態様での特別図柄表示装置SDの図柄変動回数が所定値に達した時、所定時間内に特定入賞口などの入賞口または通過ゲートなどへの入球または球の通過が所定個数継続検出された時、特定入賞口などへの遊技球の入球毎に第1の遊技態様移行抽選を実行し、これに当選したときなど、種々の条件を設定することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、遊技者が遊技によって得た特典(高確率モード)を失わせること無く遊技を継続させる一方、遊技態様に変化を与えて遊技者を高確率モード遊技に集中させることができ、パチンコ遊技のおける興趣を更に高めることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明遊技機の一例であるパチンコ遊技機の正面図。
【図2】制御装置のブロック図。
【図3】主制御部での特別図柄処理を示すフローチャート。
【図4】大当たり遊技処理を示すフローチャート。
【図5】大当たり遊技終了後の主制御部での制御内容を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して、本発明のパチンコ遊技機の実施の形態について具体的に説明する。
【0017】
図1は、本発明を適用するパチンコ遊技機1であり、遊技枠10に本体11を開扉可能に支持している。本体11の前面上部には、丸窓12にガラス13を嵌めたフロント扉14を有し、その内方に遊技盤2を備える。本体11の前面下部には、貸球及び賞球を受止める上皿31、内方で溢れた球を受止める下皿32、遊技盤2に球を打出す発射ハンドル4、効果音等を出音する左右スピーカ51,52を備える。
【0018】
上皿31には、遊技中に遊技者操作を演出に関与させてミニゲーム的な遊技者参加型演出を実現する左・中・右ボタン3L,3C,3Rから成る遊技者操作スイッチ30を備える。33,34は凸状のスイッチ間セパレータである。フロント扉14には、装飾や各種状態表示に用いるランプ類61〜69を備える。
【0019】
遊技盤2には、次の1)〜6)の遊技部品を備える。
1)センターユニット7
このユニット7は、飾り枠71内に、特定の入賞口である始動口81,82への始動入賞を契機に取得する内部抽選役たる大当たりの抽選用乱数に基づく当否結果を、上段図柄DA、中段図柄DB、下段図柄DCの各演出図柄の変動を伴う所定の導出演出を経て導出させる演出装置70を具備する。この演出装置70は、各演出図柄DA,DB,DC及び背景等の動画表示とを可能にした画像演出部7Aと、右側に配置する可動式棺扉Kを含む補助演出部7Cとから成る。711はワープルート球入口、712はワープルートから入球した球が揺動する球ステージ、713はステージ上の所定の位置に来た球が有利な条件で遊技盤上に落ちる球出口である。
【0020】
2)上始動口81、下始動口82
上始動口81への入球による始動入賞一個につき例えば3個の賞球を、下始動口82への入球による始動入賞一個につき例えば4個の賞球を各払出すと共に、例えば4個の保留記憶の上限内で何れかの始動入賞一個につき、例えば0〜839の範囲内で高速更新する大当たり抽選用乱数を一つ取得し、後記主制御部MCのRAMに記憶する。通常時、大当たりとなるのは取得した乱数が3種類の当選数値何れかに一致する場合であり、当選確率は3/840=1/280である(通常モード)。初回当選を条件に突入し得る確率変動遊技(以下、確変という)時は当選数値が10倍に増え、当選確率は1/28となる(高確率モード)。下始動口82は、常時は上始動口81により入球不可の状態にあり、普通電動役物に係る電動チューリップ820の花弁8a,8bが開かれることにより入球可能となる。
【0021】
大当たり当選時、例えば0〜99の範囲内で高速更新する当り種別抽選用乱数による振り分けにより、次のア)〜オ)の内部当選フラグで区分する5種類の当り種別に振り分けられる。括弧内の数字は振分率である。
ア)内部当選フラグ1の確変突入付2ラウンドの低出玉当り或は出玉無当り(10%)
出玉は殆ど期待できないが確変に突入する。突然確変になる印象から2R突然確変大当たり(2R突確当り)という。
イ)内部当選フラグ2の確変突入付7ラウンドの出玉有当り(10%)
出玉はある程度期待でき、確変にも突入する。7R確変大当たり(7R確変当り)という。
ウ)内部当選フラグ3の通常の7ラウンドの出玉有当り(10%)
出玉はある程度期待でき、確変には突入しない。7R通常大当たり(7R通常当り)という。
エ)内部当選フラグ4の確変突入付16ラウンドの出玉有当り(35%)
高出玉を期待でき、確変にも突入する。16R確変大当たり(16R確変当り)という。
オ)内部当選フラグ5の通常の16ラウンドの出玉有当り(35%)
高出玉を期待できるが、確変には突入しない。16R通常大当たり(16R通常当り)という。
【0022】
3)特別電動役物に係る大入賞口9
大当たり導出後の大当たり遊技時、前方を覆う球受部材90を手前に倒して大入賞口9を開放する。この開放動作は、当り種別に応じたラウンド数について繰り返される。入賞一個につき例えば14個の賞球を払出す。7R確変当り、7R通常当り、16R確変当り、16R通常当りの何れかの出玉有当りの場合、最大例えば28秒の1ラウンドの開放毎に、最大例えば9個の入賞を許容する。2R突確当りの場合、1ラウンドの最大開放時間は、極短時間の例えば0.2秒となる。
【0023】
本実施形態では、前述の2R突確当りには、第2の開放モード態様に該当する極短時間の例えば0.2秒となる1ラウンド開放を2回実行するパターンAが行われる。また前述の7R確変当り、7R通常当りには、第1の開放モード態様に該当する最大例えば28秒の1ラウンド開放を7回実行するパターンBと第1の開放モード態様に該当する最大例えば28秒の1ラウンド開放を5回実行し、その後に第2の開放モード態様に該当する極短時間の例えば0.2秒となる1ラウンド開放を2回実行(2R突確当りと同じ開放モード態様)して合計で7ラウンドとなる第3の開放モード態様に該当するパターンCに振り分けが行われる。また前述の16R確変当り、16R通常当りには、第1の開放モード態様に該当する最大例えば28秒の1ラウンド開放を16回実行するパターンDと第1の開放モード態様に該当する最大例えば28秒の1ラウンド開放を7回実行し、その後に第2の開放モード態様に該当する極短時間の例えば0.2秒となる1ラウンド開放を2回実行し、再び第1の開放モード態様に該当する最大例えば28秒の1ラウンド開放を7回実行する合計で16ラウンドとなる第4の開放モード態様に該当するパターンEとに振り分けが行われる。
【0024】
ここでのパターンBとパターンC、パターンDとパターンEの振り分け確率は各々1/2とするが、パターンCは、パターンBと比較して、ラウンド数の和は等しいものの、第1の開放モード態様に該当するラウンド数が少なく、出玉が少なくなるので、パターンCよりパターンBの振り分け確率を高くしても良い。同様にパターンEは、パターンDと比較して、ラウンド数の和は等しいものの、第1の開放モード態様に該当するラウンド数が少なく、出玉が少なくなるので、パターンEよりパターンDの振り分け確率を高くしても良い。
【0025】
また7R通常当りの場合には、パターンCの振り分け確率はパターンBより少なくする方が好ましく、16R通常当りの場合には、パターンEの振り分け確率はパターンDより少なくする方が好ましい。いずれも通常当りであり、頻繁に出現する割には確変に移行しないと遊技者に見破られて、興趣が減退するからである。
【0026】
なお、ここでの振り分けは前記大当たり当選時に当り種別抽選用乱数によって大入賞口の開放のパターンの振り分けを行っているが、抽選でパターンの振り分けを行っても良いのは当然である。またラウンド間のインターバルは通常2秒であるが、第1の開放モード態様が終了し、第2の開放モード態様が開始するまでのインターバルと第2の開放モード態様が終了し、再び第1の開放モード態様が開始するまでのインターバルは、5秒から10秒程度に長く取るのが効果的である。このようにすると遊技者は、大当たりラウンドが継続しているのではなく、ラウンド回数の少ない大当たりに当選してその後に突然確変に当選したまたは更にラウンド回数の少ない大当たりに当選したとの錯覚を起こし易いからである。
【0027】
4)普通図柄の変動契機となるスルーゲートGT
スルーゲートGTへの球通過により、例えば0〜251の範囲内で高速更新する普通図柄抽選用乱数を取得し、主制御部MCのRAMに記憶する。普通図柄抽選の当選確率は、出玉有当りに基づく大当たり遊技の終了後、確変モードに付帯させる時間短縮遊技(以下、時短という)時は例えば251/252、時短時でない通常時は例えば3/252である。所定時間例えば0.5秒にわたる普通図柄の変動後、その当選が導出された時は、電動チューリップ820の花弁8a,8bを所定態様で開放させる。例えば、時短時は1.2秒の開放を1秒のインターバルを挟んで3回繰り返し、通常時は0.2秒の開放を1回だけする。
【0028】
5)表示器ボード80
演出装置70における画像演出部7Aでの演出図柄DA,DB,DCの変動及び確定停止表示とリンクして風営法関連法規でいう特別図柄を変動及び停止させる7セグメントLEDから成る特別図柄表示装置SD、大当たり抽選用乱数の保留記憶数(以下、特別図柄保留記憶数という)を消灯、点灯、点滅の組合せで表示させる特別図柄保留記憶数表示器H1,H2、緑ランプGLと赤ランプRLの交互点灯により普通図柄を変動させ当選時は緑ランプGLで外れ時は赤ランプRLで各点灯を停止させる普通図柄表示装置ND、普通図柄抽選用乱数の保留記憶数を消灯、点灯、点滅の組合せで表示させる普通図柄保留記憶数表示器h1,h2、大当たりの上限ラウンド数を点灯により表示させる複数のラウンド表示器REを備える。なお本実施形態では、後述の理由から遊技中おいて遊技者に確変モード状態報知を報知するための確変状態報知ランプは備えていない。
【0029】
6)その他
入賞1個につき所定数例えば13個の賞球を払出す一般入賞口23〜26、風車27、略円形の遊技領域20を区画し且つ発射ハンドル4により打出す球を導くレール21、球戻り防止片22、入賞を逃した球を排出するアウト口29を備える。図示は省略したが遊技領域20には独特のゲージに従い、多数の遊技釘が打たれている。
【0030】
図2は、以上の遊技を制御する制御装置CNを示す。CPU、ROM、RAMを各備える主制御部MC、第1,第2周辺制御部SC1,2を備える。主制御部MCには、I/OポートINを介して、上始動口81の入球センサ81s、下始動口82の入球センサ82s、スルーゲートGTの入球センサ83s、大入賞口9の入球センサ9s、一般入賞口23〜26の入球センサ23s〜26s等を入力している。主制御部MCから各周辺制御部SC1,2へは中継基板CBを介して一方通行的にコマンドを送信している。周辺制御部SC1,2相互間は、双方向的にデータを送受信している。
【0031】
主制御部MCからは、ドライバ回路Dr0を介して、特別図柄表示装置SD、普通図柄表示装置ND、特別図柄用の保留表示部H1〜H2、普通図柄用の保留表示部h1〜h2、電動チューリップ820の花弁8a,8bを開閉させるソレノイド等による開閉用駆動部D1、大入賞口9の球受部材90を開閉させるソレノイド等による開閉用駆動部D2を制御している。第1周辺制御部SC1からは、ドライバ回路Dr1を介して、表示装置70を制御している。第2周辺制御部SC2からは、ドライバ回路Dr2を介して、スピーカ51,52及びランプ類61〜69を制御している。主制御部MCでは、周辺制御部SC1,2側に送信するコマンドで特定される演出時間の経過をタイマー管理し、主制御部MCの制御と周辺制御部SC1,2の制御とが整合するようにしている。
【0032】
主制御部MCのROMには、大当たり抽選処理等の遊技の主制御を担う遊技プログラムが格納されており、RAMはそのワーク領域として取得乱数の一時保存やフラグ変数の保存場所として使用される。
【0033】
次に本実施形態のパチンコ遊技機1の作動状況について以下に記載する。遊技者が本体11の前面下部の発射ハンドル4を操作して遊技盤2に球を打出すと、球は遊技盤2を流下しながら、スルーゲートGTを通過したり、一般入賞口23〜26、上始動口81に入賞するものもあるが多くは入賞を逃しアウト口29より排出される。ここで一般入賞口23〜26に入賞したものは、入球センサ23s〜26sによって検出され、所定数例えば13個の賞球が払出される。スルーゲートGTを通過した場合には、入球センサ83sによって検出され、普通図柄抽選用乱数が取得され、主制御部MCのRAMに記憶される。この記憶は4個まで可能であり、保留記憶数の表示が、普通図柄保留記憶数表示器h1,h2の消灯、点灯、点滅の組合せで表示される。普通図柄の変動は入球センサ83sの検出より開始され、約2秒間の緑ランプGLと赤ランプRLの交互点灯変動が行われ、当選した場合には緑ランプGLの点灯で、外れた場合には赤ランプRLの点灯の表示が行われる。
【0034】
普通図柄抽選に当選して、緑ランプGLの点灯すると、下始動口82の普通電動役物に係る電動チューリップ820の花弁8a,8bが所定時間開かれることにより、通常時は上始動口81の始動入賞しか期待できないが、当選時には入球が困難な下始動口82への入球も可能となり、始動入賞の可能性が高まるようにされている。また時短時には更に有利な電動チューリップ820の花弁8a,8bの開放が行われるようになっている。
【0035】
上始動口81又は下始動口82の何れかで始動入賞が有ると、主制御部MCは、特別図柄保留記憶数が上限の4に達していないことを条件に、その記憶数をプラス1して、大当たり抽選用乱数を一つ取得し、RAMの特別図柄保留記憶エリアに格納する始動口処理を実行する。保留記憶数が上限4に達している場合、始動入賞により賞球は払出されるが、大当り抽選の対象からは除外されるいわゆる無駄球となる。
【0036】
図3に示すように、主制御部MCでの特別図柄変動処理では、特別図柄保留記憶数が0でない場合(S1)、その記憶数をマイナス1して(S2)、RAMの特別図柄保留記憶エリアにおいて大当たり抽選用乱数のシフト処理をして一つ空きを確保すると共に最先取得に係る乱数を大当たり判定の対象とする(S3)。
【0037】
続いて、確変の場合は(S4)、10倍の当選数値範囲をもつ大当たり判定用の高確率テーブルをセットし(S5)、非確変の通常時は通常の当選数値範囲をもつ大当たり判定用の低確率テーブルをセットし(S6)、最先取得に係る判定対象の大当たり抽選用乱数について大当たり判定をする(S7)。
【0038】
大当たりの場合(S8)、当り種別抽選により内部当選フラグをセットし(S9)、大当たり遊技処理(S10)を行われる。ステップS7,S8で大当たりに非当選の外れが判定されると、内部当選フラグに0を格納して、外れ遊技処理(S11)が行われる。
【0039】
図4に示すように大当たり遊技処理では、内部当選フラグにより5つの大当たりの遊技処理が行われる。内部当選フラグが1の場合(S110)には、2R突確当りと判定され(S120)、大入賞口を出玉は殆ど期待できない第2の開放モード態様でパターンAを実行する(S130)。演出装置70の表示画面上で2R突確当り事前演出の告知をして、大入賞口を約0.2秒の開放時間で2回連続的に開放し、その後は確変状態にセットされる。
【0040】
内部当選フラグが2の場合(S140)には、7R確変当りと判定され(S150)、大入賞口を出玉を期待できる第1の開放モード態様で最大で約28秒開放するラウンドを7回繰り返すパターンBと大入賞口を出玉を期待できる第1の開放モード態様で最大で約28秒開放するラウンドを5回繰り返した後に、大入賞口を出玉は殆ど期待できない第2の開放モード態様で約0.2秒の開放時間で2回連続的に開放するパターンCとに振り分けがされて(S160)、そのどちらかのパターンを実行する(S170,S180)。いずれのパターン終了後にも確変状態にセットされる。そのためパターンCが選択された場合には、遊技者に、当初から確変当たりに当たったのか、通常当りから2R突確当りに当たったのかの判別がつきにくいこととなる。特にパターンCで第1の開放モード態様が終了し、第2の開放モード態様が開始するまでのインターバルを5秒から10秒程度に長く設定すれば効果的である。
【0041】
内部当選フラグが3の場合(S190)には、7R通常当りと判定され(S200)、大入賞口を出玉を期待できる第1の開放モード態様で最大で約28秒開放するラウンドを7回繰り返すパターンBと大入賞口を出玉を期待できる第1の開放モード態様で最大で約28秒開放するラウンドを5回繰り返した後に、大入賞口を出玉は殆ど期待できない第2の開放モード態様で約0.2秒の開放時間で2回連続的に開放するパターンCとに振り分けがされて(S210)、そのどちらかのパターンを実行する(S220,S230)。いずれのパターン終了後にも通常状態にセットされる。そのためパターンCが選択された場合には、通常当りにも係わらず、大入賞口の開放モード態様が通常当りに2R突確当りと同じ動作が付け加わっているため、遊技者に、通常当りの後2R突確当りになって、確変状態になるのではないかと言う錯覚を起こさせ易いことになる。特にパターンCで第1の開放モード態様が終了し、第2の開放モード態様が開始するまでのインターバルを5秒から10秒程度に長く設定すれば効果的である。
【0042】
内部当選フラグが4の場合(S240)には、16R確変当りと判定され(S250)、大入賞口を出玉を期待できる第1の開放モード態様で最大で約28秒開放するラウンドを16回繰り返すパターンDと大入賞口を出玉を期待できる第1の開放モード態様で最大で約28秒開放するラウンドを7回繰り返した後に、大入賞口を出玉は殆ど期待できない第2の開放モード態様で約0.2秒の開放時間で2回連続的に開放し、その後に更に大入賞口を出玉を期待できる第1の開放モード態様で最大で約28秒開放するラウンドを7回繰り返すパターンEとに振り分けがされて(S260)、そのどちらかのパターンを実行する(S270,S280)。いずれのパターン終了後にも確変状態にセットされる。そのためパターンEが選択された場合には、遊技者に、当初から確変突入付きパターンEが発現したのか、連荘によりパターンBの後、パターンAを経由して確変突入付きパターンBが発現したのか、連荘によりパターンCの後、確変突入付きパターンBが発現したのか判別がつきにくいこととなる。特にパターンEで第1の開放モード態様が終了し、第2の開放モード態様が開始するまでのインターバルと第2の開放モード態様が終了し、再び第1の開放モード態様が開始するまでのインターバルは、5秒から10秒程度に長く設定すればより効果的である。このようにすると遊技者は、当初はラウンド回数の少ない大当たりに当選したと一旦失望するが、その後に突然確変に当選して、更にラウンド回数の少ない大当たりで連荘しているとの錯覚を起こし易いからである。
【0043】
内部当選フラグが5の場合(S290)には、16R通常当りと判定され(S290)、大入賞口を出玉を期待できる第1の開放モード態様で最大で約28秒開放するラウンドを16回繰り返すパターンDと大入賞口を出玉を期待できる第1の開放モード態様で最大で約28秒開放するラウンドを7回繰り返した後に、大入賞口を出玉は殆ど期待できない第2の開放モード態様で約0.2秒の開放時間で2回連続的に開放し、その後に更に大入賞口を出玉を期待できる第1の開放モード態様で最大約28秒開放するラウンドを7回繰り返すパターンEとに振り分けがされて(S310)、そのどちらかのパターンを実行する(S320,S330)。いずれのパターン終了後にも通常状態にセットされる。そのためパターンEが選択された場合には、遊技者に、当初から通常のパターンEが発現したのか、連荘によりパターンBの後、パターンAを経由して通常当りのパターンBが発現したのか、連荘によりパターンCの後、通常当りのパターンBが発現したのか判別がつきにくく、連荘が生じたと言う錯覚を起こさせ易いことになる。特にパターンEで第1の開放モード態様が終了し、第2の開放モード態様が開始するまでのインターバルと第2の開放モード態様が終了し、再び第1の開放モード態様が開始するまでのインターバルは、5秒から10秒程度に長く設定すればより効果的である。このようにすると遊技者は、当初はラウンド回数の少ない大当たりに当選したと一旦失望するが、その後に突然確変に当選して、更にラウンド回数の少ない大当たりで連荘しているとの錯覚を起こし易いからである。なお、いずれのラウンドにおいても28秒以内に大入賞口に例えば9個以上の入球があった場合には、そのラウンドはその時点で終了することとしている。
【0044】
図5は、大当たり遊技終了後の制御装置CNによる制御内容を示すフローチャートである。大当たり遊技終了後(ステップT1がYES)に大当たり確率が高確率に設定された確変モード(高確率モード)に突入した場合(ステップT2がYES)には、その後に比較的短時間で再び大当たりとなることが予想される。したがって、確変モード中の遊技は、遊技者にとっては、再び大当たりとなるまで始動口81、82に遊技球を入れて大当たり抽選を実行させるだけの単調な遊技となってしまう。そこで、確変モード開始時は、電動チューリップ820の花弁8a,8bの開放頻度を高くして(普通図柄表示装置NDに予め定める図柄が停止する頻度を高くして)下始動口82に遊技球が入りやすくすることにより、下始動口82への入球に対する賞球の払出頻度を高くして遊技者の持ち球の減少を抑えるとともに特別図柄表示装置SDの図柄変動時間を短縮すること(第1遊技態様)により、大当たり抽選の実行頻度を高くして、より短時間で再び大当たりとなるように制御が行われる(ステップT3)。
【0045】
一方、確変モードに突入しない通常モードの場合(ステップT2がNO)、大当たり遊技終了後は、大当たり当選確率が確変モードより低く設定され、電動チューリップ820の花弁8a,8bの開放頻度および特別図柄表示装置SDの図柄変動時間が通常の動作状態(第2遊技態様)となる制御が行われる(ステップT9、10)。
【0046】
本実施例のパチンコ遊技機1の制御部MCには確変モード中に第1遊技態様から第2遊技態様へ移行させる遊技態様移行条件が記憶されており、大当たりが発生するまでの確変モード中に第1の遊技態様で動作している場合には、遊技態様移行条件の成立有無をチェックしている(ステップT5、T6)。本実施例では、制御部MC内に設けられたタイマーにより、前回の特別図柄確定表示からの経過時間t1(特別図柄変動停止時、t1=0にリセットされる)を計測することにより、これを特定遊技状態の非発生状態継続時間としている。この時間t1が所定の遊技態様移行判定時間t0(例えば3分、t1がリセットされる毎にt0を抽選により30秒〜15分など変動させても良い)を越えた場合(ステップT6がYES)、遊技態様移行条件が成立したとして遊技態様を第1遊技態様から第2遊技態様へ移行させる(ステップ7)。一旦第2遊技態様に移行すると、大当たり確率が高確率の確変モードを維持したまま、遊技は大当たりが成立するまで第2遊技態様で実行される。大当たりが成立する(ステップT4がYES)と確変モードフラグは一旦リセットされて、確率は通常モードに戻るが、大当たり抽選に伴う確変抽選に当選すると再び確変モードフラグがセットされ、大当たり終了後に再び確変モードでの遊技が行われる。
【0047】
本実施例のパチンコ遊技機1では、第1遊技態様で確変モードが進行中は、特定遊技状態非発生状態継続時間t1を示す情報が、演出装置70における画像演出部7Aの一部に表示される。一例として、画像演出部7Aに表示される演出背景画像としての月を特定遊技状態非発生状態継続時間t1情報表示手段として用い、この月の面積の経時変化(満月→半月→三日月→消滅)で第2遊技態様移行までの残時間(遊技態様移行判定時間t0−特定遊技状態非発生状態継続時間t1)を表している。遊技者は、この月の状態から第2遊技態様移行までの残時間を認識することができるので、月が消滅するまでに遊技球を始動口81または82に入球させて特別図柄表示装置SDを変動させて新たな特別図柄確定表示を行うことにより、特定遊技状態非発生状態継続時間t1がリセットされ(t1→0)、第1遊技態様から第2遊技態様への移行を阻止させることができる。特定遊技状態非発生状態継続時間t1が一旦リセットされても、再びタイマーの計測が開始され、その状況が再び画像演出部7Aに表示される。第2遊技態様移行までの残時間が短くなったにもかかわらず、遊技者がパチンコ遊技機1のハンドル操作を止めるなどによって、特別図柄表示装置SDの変動が生じなければ、遊技態様移行条件が成立することとなるので、遊技者に常に緊張感を与えて確変モードでの遊技を行わせることができる。本実施例では、遊技態様移行判定に前回の特別図柄確定表示からの経過時間を用いたが、遊技球が継続して発射されていない時間、特定入賞口などの入賞口または通過ゲートなどへの入球または球の通過が継続して検出されない時間など適宜選択できる。
【0048】
上記実施例では、第1遊技態様と第2遊技態様で、電動チューリップ820の花弁8a,8bの開放頻度および特別図柄表示装置SDの図柄変動時間に差を設けて、第1の遊技態様が遊技球の獲得および大当たり抽選頻度において遊技者に有利となるように設定したが、必ずしも第1の遊技態様が第2の遊技態様に比べて遊技者に有利となる状態とする必要はない。たとえば、画像演出部7Aに表示されるキャラクタが第1の遊技態様進行中と第2の遊技態様進行中とで異なるなど、第1と第2の遊技態様で単に演出画像が異なる態様としてもよい。第1遊技態様と第2遊技態様で獲得遊技球数や大当たり抽選頻度などに差はないものの、遊技者は主に確変モード中に出現する第1の遊技態様が主に通常モードで出現する第2の遊技態様より大当たりが生じ易い状態であると心理的に錯覚する。この場合も遊技者に第1の遊技態様の維持に関心を持たせて、遊技者を高確率モード中の遊技に集中させることができる効果を生ずる。
【0049】
また、本実施例では、一旦第2遊技態様に移行すると、大当たり確率が高確率の確変モード維持したまま、遊技は大当たりが成立するまで第2遊技態様で実施されることとしたが、確変モード中の第2遊技態様移行後に所定の第1遊技態様への移行条件を設けて、この条件の成立により再び第1遊技態様に移行できるようにしてもよい。第1の遊技態様移行条件としては、第2遊技態様での特別図柄表示装置SDの図柄変動回数が所定値に達した時、所定時間内に特定入賞口などの入賞口または通過ゲートなどへの入球または球の通過が所定個数継続検出された時、特定入賞口などへの遊技球の入球毎に第1の遊技態様移行抽選を実行し、これに当選したときなど、種々の条件を設定することができる。
【0050】
次に、確変モード中のパチンコ遊技機1が遊技態様移行条件の成立により、遊技態様が第1遊技態様から第2遊技態様へ移行(ステップT7)し、その後にパチンコ遊技機1の電源の遮断状態が生じ、その後再び電源が投入された場合について説明する。この状態は例えば、第2遊技態様状態の確変モードで閉店となり、次の日の営業が行われる場合が該当する。パチンコ遊技機1の電源基板には、電源の遮断の処理が行われても主制御部MCのRAMに記憶されている確率モードや遊技態様などの遊技状態を記憶保持するバックアップ電源(バックアップコンデンサなど)が備えられており、前日の閉店時の状態で遊技機を立ち上げることができる様になっている。また、電源起動時に遊技機に設けられたRAMクリアスイッチを操作すれば、前日の状態をクリアして初期状態の通常モードでパチンコ遊技機1を立ち上げることができる。
【0051】
また、図1に示すように本パチンコ遊技機1のフロント扉14の左上部には、パチンコ遊技機1の遊技状態を示すことができる状態表示ランプLが設けられている。この状態表示ランプLは、主制御部MCにより点灯制御され、電源投入時に現在の確率モードを表示する(確変モードで赤、通常モードで緑)。これによって遊技店の店員は、開店時のパチンコ遊技機1の確率モード状態を容易に確認することができる。この確率モード表示は所定時間(3分間など)で消灯する様に設定されるので、その後に遊技を行う遊技者は、第2遊技状態の確変モードのパチンコ遊技機と通常モードのパチンコ遊技機との判別が難しくなる。また、第1の遊技態様で起動した他のパチンコ遊技機1も非遊技時間が特定遊技状態の非発生状態継続時間t1を越えると第1の遊技態様から第2の遊技態様移行条件が成立し、第2の遊技態様への移行が生じる。このようにすれば、開店時にパチンコ遊技機1の遊技態様を第2の遊技態様に揃えておくことが可能であり、遊技者がパチンコ遊技機を選択する際に、見かけ上通常モードのパチンコ遊技機であっても確変モードのパチンコ遊技機を選択できるかもしれないという期待感を遊技者に与えることができる。
【0052】
以上、本発明の実施形態について説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない範囲において、当業者の技術常識に基づいて適宜変更が可能である。
【符号の説明】
【0053】
2;遊技盤
7A;画像演出部
70;演出装置
SD;特別図柄表示装置
81;上始動口(特定入賞口)
82;下始動口(特定入賞口)
820;電動チューリップ
83;スルーゲートGT
9;大入賞口
CN;制御装置
MC;主制御部
SC1;周辺制御部
SC2;周辺制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定入賞口を有する遊技盤を備え、
前記遊技盤に発射された遊技球が前記特定入賞口に入球することにより大当たり抽選を実施し、該大当たり抽選の当否結果を前記遊技盤に設ける演出装置及び特別図柄表示装置での演出図柄及び特別図柄の変動を伴う所定の導出演出を経て導出し、大当たり抽選での当選が導出されたことによって大当たり遊技が実行される大当たり抽選手段と、
大当たり遊技の終了後の遊技を高確率モードにするか否かの抽選を行う確率モード抽選手段と、
前記確率モード抽選の結果、高確率モードの実行が決定された場合、大当たり抽選の当選確率を通常モードの大当たり当選確率より高確率に設定すると共に、大当たり当選確率が高確率に設定されていることを表す演出画像を前記演出装置に表示させる第1の遊技態様で遊技を開始させる高確率モード実行手段と、
通常モードでは、大当たり抽選の当選確率を高確率モードの当選確率より低確率に設定すると共に、第1の遊技態様と異なる演出画像を前記演出装置に表示させる第2の遊技態様で遊技を開始させる通常モード実行手段と、
前記大当たり遊技の終了後に高確率モードが実行されて大当たり当選確率が高確率状態、遊技態様が前記第1の遊技態様で遊技が進行中に、特定の遊技状態が非発生となる状態が継続する時間であって遊技者の遊技操作により継続阻止が可能な時間を計測するタイマーと、
このタイマーにより計測する前記特定の遊技状態が非発生となる状態が継続する時間が所定の遊技態様移行判定時間を越えた場合、大当たり当選確率を高確率状態に維持したまま遊技の遊技態様を前記第1の遊技態様から前記第2の遊技態様に変更する高確率モード遊技態様変更手段を有することを特徴とするパチンコ遊技機。
【請求項2】
高確率モード中における第2の遊技態様への移行後、遊技者の遊技操作に基づく所定の移行条件の成立により、第1の遊技態様に再移行させることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−63351(P2013−63351A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2013−5825(P2013−5825)
【出願日】平成25年1月16日(2013.1.16)
【分割の表示】特願2007−213436(P2007−213436)の分割
【原出願日】平成19年8月20日(2007.8.20)
【出願人】(000169477)高砂電器産業株式会社 (294)
【Fターム(参考)】