説明

パーティション取付システム、パーティション組立キット、両面接着テープ、および設置使用方法

容器と、標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズのシート状材料と、キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料とキャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料を包含するロール状両面テープとを含み、キャリア材料の第1面がキャリア材料の第2面より高い剥離接着力を有し、少なくとも一つのジッパが標準サイズ入口の高さの50%より大きい長さを有する、パーティション組立キット。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
パーティション取付システムは、埃、騒音、光線、臭気、およびその他に対するバリヤとして機能することにより、建物または部屋の一部分を隔離するのに利用される。建設現場の労働者はしばしば、パーティションを構築および設置するための基本的技術を使用する。ある者は、カーテンまたはプラスチックのシート状材料を部屋の床、天井、または当接壁へ釘、ねじ、ステープルで単純に固定して、結果的にその表面にダメージを与えてしまう。マスキングテープ(例えば、3M Painters Tapeなど(Headquartersが3M Center,St.Paul、MN 55144にある3M Corporateの製品))を使用して、カーテンまたはプラスチックシートを部屋の壁または天井にテープで留めるか接着する者もいる。しかし、マスキングテープは通常、その重量のためカーテンまたはプラスチックシートに接着することができない。他方、ダクトテープ(例えば、Duck Tapeなど(32150 Just Imagine Drive,Avon,OH 44011にあるHenkel Consumer Adhesives,Inc.の製品))を使用して、部屋の壁または天井にカーテンまたはプラスチックシートを固定する者もいる。その結果、テープを取り除く際に表面から塗料が引き剥がされるか、テープが取り除かれた時に残留接着剤が残ってしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
本発明概念の実施形態は、パーティション取付システムと、パーティション組立キットと、設置および使用方法に関連する。一態様において、本発明概念の実施形態は、パーティション取付システムを組み立てるのに使用可能である様々な部品および工具を包含するパーティション組立キットを含む。一実施形態において、仕切られたエリアへの迅速な進入およびここからの退出を可能にする臨時ドアまたは密封入口を形成するのに使用され得るパーティション組立キットに、部品および工具が用意される。一実施形態において、パーティション組立キットの様々な部品および工具は、厚紙箱、紙箱、プラスチックケース、プラスチックバッグ、または帆布バッグなど、共通の容器で用意される。本発明概念の実施形態は、ドアおよび窓枠に加えて、他のタイプの入口および開口部に使用可能である。
【課題を解決するための手段】
【0003】
一態様において、パーティション組立キットは、容器と、標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズのシート状材料と、キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料とキャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料を包含し、キャリア材料の第1面がキャリア材料の第2面よりも高い剥離接着力を有する、ロール状両面テープと、標準サイズ入口の高さの50%より大きい長さを有する少なくとも一つのジッパとを包含する。
【0004】
一実施形態では、シート状材料とロール状両面テープと少なくとも一つのジッパとを格納するためのケースを容器が包含する。
【0005】
別の実施形態では、厚紙箱と紙箱とプラスチックケースと帆布バッグと布バッグとで構成されるグループから選択される一つをケースが包含する。
【0006】
別の実施形態では、シート状材料とロール状両面テープと少なくとも一つのジッパの各々がケース内で分離され得るように、ケースが区画化される。
【0007】
別の実施形態では、単層フィルムシート材料と複層フィルムシート材料とプラスチックか合成材料のシート材料と布材料と帆布材料と強化プラスチック防水シート材料のうち少なくとも一つを、シート状材料が包含する。
【0008】
別の実施形態では、2’0”×6’8”と2’2”×6’8”と2’4”×6’8”と2’6”×6’8”と2’8”×6’8”と2’10”×6’8”と3’0”×6’8”とで構成されるグループから選択される寸法を有するドアを、標準サイズ入口が包含する。
【0009】
別の実施形態では、約2’フィートから約8’フィートに及ぶ幅と約5’フィートから約12’フィートに及ぶ高さとを、標準サイズ入口が包含する。
【0010】
別の実施形態において、キャリア材料の第1面はマスキングテープとほぼ等しい剥離接着力を有する。
【0011】
別の実施形態において、キャリア材料の第2面はダクトテープとほぼ等しい剥離接着力を有する。
【0012】
別の実施形態において、キャリア材料の第1面は20N/inより高いか等しい剥離接着力を有する。
【0013】
別の実施形態において、キャリア材料の第2面は15N/inより低いか等しい剥離接着力を有する。
【0014】
別の実施形態において、ロール状両面テープは約4:3から約6:1に及ぶ示差接着力比を有し、示差接着力比はキャリア材料の第1面の剥離接着力とキャリア材料の第2面の剥離接着力との比である。
【0015】
別の実施形態において、キャリア材料の第2面はUV保護剤を包含する。
【0016】
別の実施例において、ロール状両面テープは、高粘着性接着材料を有するキャリア材料の第1面に配置されたテープライナをさらに包含する。
【0017】
別の実施形態では、テープライナは赤色剥離ライナを包含する。
【0018】
別の実施形態では、ジッパプルを介して係合または分離される第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを、少なくとも一つのジッパが包含する。
【0019】
別の実施形態では、少なくとも一つのジッパの第1および第2フランジの各々に前塗布接着材料が載置される。
【0020】
別の実施形態において、少なくとも一つのジッパは、第1および第2フランジの各々に載置された前塗布接着材料に接着された保護用ライナをさらに包含する。
【0021】
別の実施形態では、少なくとも一つのジッパが第1ジッパと第2ジッパとを包含し、第1および第2ジッパの各々は、ジッパプルを介して係合または分離される第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを包含する。
【0022】
別の実施形態において、前塗布接着材料は、第1および第2ジッパの第1および第2フランジの各々に載置される。
【0023】
別の実施形態において、パーティション組立キットはカッタをさらに包含する。
【0024】
別の実施形態において、ハンドルと、ハンドルから延出する第1および第2穿刺フィンガであって、第1および第2穿刺箇所で切断対象のシート状材料を穿刺するような構造および構成を持つ穿刺端部を有する穿刺フィンガと、第1および第2穿刺箇所を始点としてシート状材料を切断するような構造および構成を持つとともに、シート状材料に二つの平行な切込みを形成するための印加切断力の方向に延在する、穿刺フィンガの穿刺端部とハンドルとの間の第1および第2ブレードとを、カッタが包含する。
【0025】
別の実施形態において、少なくとも一つのジッパの長さは標準サイズ入口の高さの75%より大きい。
【0026】
別の実施形態において、少なくとも一つのジッパは最小で4フィートの長さである。
【0027】
別の実施形態において、少なくとも一つのジッパは最小で5フィートの長さである。
【0028】
別の実施形態において、少なくとも一つのジッパは最小で6フィートの長さである。
【0029】
別の実施形態において、少なくとも一つのジッパは最小で7フィートの長さである。
【0030】
別の実施形態において、少なくとも一つのジッパは最小で8フィートの長さである。
【0031】
別の実施形態において、少なくとも一つのジッパは最小で9フィートの長さである。
【0032】
別の実施形態において、少なくとも一つのジッパは最小で10フィートの長さである。
【0033】
別の実施形態において、シート状材料は、2’0”×6’8”と2’2”×6’8”と2’4”×6’8”と2’6”×6’8”と2’8”×6’8”と2’10”×6’8”と3’0”×6’8”とで構成されるグループから選択される寸法を有する標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズである。
【0034】
別の態様において、パーティション組立キットは、容器と、標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズのシート状材料と、キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料とキャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料を包含するロール状両面テープとを包含し、キャリア材料の第1面はキャリア材料の第2面より高い剥離接着力を有し、少なくとも一つのジッパは標準サイズ入口の高さの75%より大きい長さを有し、シート状材料とロール状両面テープと少なくとも一つのジッパとを格納するためのケースを容器が包含し、厚紙箱と紙箱とプラスチックケースと帆布バッグと布バッグとで構成されるグループから選択される一つをケースが包含し、単層フィルムシート材料と複層フィルムシート材料とプラスチックか合成材料のシート材料と布材料と帆布材料と強化プラスチック防水シート材料のうち少なくとも一つをシート状材料が包含し、約4:3から約6:1に及ぶ示差接着力比をロール状両面テープが有して、示差接着力比がキャリア材料の第1面の剥離接着力とキャリア材料の第2面の剥離接着力との比であり、高粘着性接着材料を有するキャリア材料の第1面に配置されたテープライナをロール状両面テープがさらに包含し、ジッパプルを介して係合または分離され得る第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを少なくとも一つのジッパが包含し、少なくとも一つのジッパの第1および第2フランジの各々に前塗布接着材料が載置される。
【0035】
別の態様において、パーティション取付システムの組立方法は、シート状材料とロール状両面テープと少なくとも一つのジッパとが格納された容器を用意することであって、キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料とキャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料をロール状両面テープが包含し、キャリア材料の第1面がキャリア材料の第2面より高い剥離接着力を有することと、ロール状両面テープを容器から取り出すことと、低粘着性接着材料を有するキャリア材料の第2面を入口に押し当てることによりロール状両面テープの両面テープの一部分を入口に貼付することと、シート状材料を容器から取り出すことと、高粘着性接着材料を有するキャリア材料の第1面にシート状材料を貼付することと、少なくとも一つのジッパを容器から取り出すことと、少なくとも一つのジッパをシート状材料に貼付することであって、ジッパの底部分がシート状材料の底部分と整合されることとを包含する。
【0036】
一実施形態において、この方法は、キャリア材料の第1面に配置されたテープライナを取り除くことで、キャリア材料の第1面にシート状材料を貼付する前に高粘着性接着材料を露出させることをさらに包含する。
【0037】
別の実施形態において、この方法は、容器に格納されたカッタを用意することと、カッタを容器から取り出すことと、少なくとも一つのジッパの第1および第2フランジの間にあるシート状材料の露出部分の上部分にカッタを配置することと、カッタの尖端がシート状材料の露出部分を最初に貫通するようにカッタに圧力を印加することによりシート状材料に穿刺することと、シート状材料の底部分に向かってカッタを下向き切断方向に引き下ろすことによりシート状材料から材料細片を切断することと、材料細片をシート状材料から除去することとをさらに包含する。
【0038】
別の態様において、ロール状両面テープは、キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料とキャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有し、キャリア材料の第1面がキャリア材料の第2面より高い剥離接着力を有する、キャリア材料と、高粘着性接着材料を有するキャリア材料の第1面に配置されたテープライナとを包含する。
【0039】
一実施形態において、キャリア材料の第1面はマスキングテープと等しい剥離接着力を有する。
【0040】
別の実施形態において、キャリア材料の第2面はダクトテープと等しい剥離接着力を有する。
【0041】
別の実施形態において、キャリア材料の第1面は20N/inより高いか等しい剥離接着力を有する。
【0042】
別の実施形態において、キャリア材料の第2面は15N/inより低いか等しい剥離接着力を有する。
【0043】
別の実施形態では、約4:3から約6:1に及ぶ示差接着力比をロール状両面テープが有し、示差接着力比はキャリア材料の第1面の剥離接着力とキャリア材料の第2面の剥離接着力との比である。
【0044】
別の実施形態において、キャリア材料の第2面はUV保護剤を包含する。
【0045】
別の実施形態において、テープライナは赤色剥離ライナを包含する。
【0046】
別の実施形態において、キャリア材料の第1面は30N/inより高いか等しい剥離接着力を有し、キャリア材料の第2面は6N/inより高いか等しい剥離接着力を有し、キャリア材料の第1面はキャリア材料の第2面より高い剥離接着力を有する。
【0047】
別の実施形態において、パーティション組立キットは、容器と、標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズのシート状材料と、キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料とキャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料を包含して、キャリア材料の第1面がキャリア材料の第2面より高い剥離接着力を有する、ロール状両面テープと、標準サイズ入口の高さの50%より大きい長さを有する少なくとも一つのジッパとを包含する。
【0048】
いくつかの実施形態では、シート状材料とロール状両面テープと少なくとも一つのジッパとを格納するためのケースを容器が包含する。
【0049】
いくつかの実施形態では、再密封可能なケースを容器が包含する。
【0050】
いくつかの実施形態では、厚紙箱と紙箱とプラスチックケースと帆布バッグとプラスチックバッグと布バッグとで構成されるグループから選択される一つを容器が包含する。
【0051】
いくつかの実施形態では、シート状材料とロール状両面テープと少なくとも一つのジッパの各々がケース内で分離され得るようにケースが区画化される。
【0052】
いくつかの実施形態では、シート状材料とロール状両面テープと少なくとも一つのジッパとが容器内に封入される。
【0053】
いくつかの実施形態では、シート状材料とロール状両面テープと少なくとも一つのジッパの各々が容器内で分離されるように容器が区画化される。
【0054】
いくつかの実施形態では、第1区画と第2区画と第3区画とを容器が包含する。
【0055】
いくつかの実施形態では、シート状材料が第1区画に格納される。
【0056】
いくつかの実施形態では、ロール状両面テープが第2区画に格納される。
【0057】
いくつかの実施形態では、少なくとも一つのジッパが第3区画に格納される。
【0058】
いくつかの実施形態では、単層フィルムシート材料と複層フィルムシート材料とプラスチックか合成材料のシート材料と布材料と帆布材料と強化プラスチック防水シート材料のうち少なくとも一つを、シート状材料が包含する。
【0059】
いくつかの実施形態において、シート状材料は、2’0”×6’8”と2’2”×6’8”と2’4”×6’8”と2’6”×6’8”と2’8”×6’8”と2’10”×6’8”と3’0”×6’8”とで構成されるグループから選択される寸法を有するドアを包含する標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズである。
【0060】
いくつかの実施形態では、約2’フィートから約8’フィートに及ぶ幅と約5’フィートから約12’フィートに及ぶ高さとを標準サイズ入口が包含する。
【0061】
いくつかの実施形態において、キャリア材料の第1面はマスキングテープのものとほぼ等しい剥離接着力を有する。
【0062】
いくつかの実施形態において、キャリア材料の第1面はペインターテープのものとほぼ等しい剥離接着力を有する。
【0063】
いくつかの実施形態において、キャリア材料の第2面はダクトテープのものとほぼ等しい剥離接着力を有する。
【0064】
いくつかの実施形態において、キャリア材料の第1面は20N/inより高いか等しい剥離接着力を有する。
【0065】
いくつかの実施形態において、キャリア材料の第2面は15N/inより低いか等しい剥離接着力を有する。
【0066】
いくつかの実施形態では、約4:3から約6:1に及ぶ示差接着力比をロール状両面テープが有し、示差接着力比はキャリア材料の第1面の剥離接着力とキャリア材料の第2面の剥離接着力との比である。
【0067】
いくつかの実施形態において、キャリア材料の第2面はUV保護剤を包含する。
【0068】
いくつかの実施形態において、高粘着性接着材料を有するキャリア材料の第1面に配置されたテープライナをロール状両面テープがさらに包含する。
【0069】
いくつかの実施形態において、テープライナは赤色剥離ライナを包含する。
【0070】
いくつかの実施形態において、テープライナは紙テープライナを包含する。
【0071】
いくつかの実施形態では、ジッパプルを介して係合または分離され得る第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを少なくとも一つのジッパが包含する。
【0072】
いくつかの実施形態では、少なくとも一つのジッパの第1および第2フランジの各々に前塗布接着材料が載置される。
【0073】
いくつかの実施形態では、第1および第2フランジの各々に載置された前塗布接着材料に接着された保護用ライナを、少なくとも一つのジッパがさらに包含する。
【0074】
いくつかの実施形態では、少なくとも一つのジッパが第1ジッパと第2ジッパとを包含し、ジッパプルを介して係合または分離され得る第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを、第1および第2ジッパの各々が包含する。
【0075】
いくつかの実施形態では、第1および第2ジッパの第1および第2フランジの各々に、前塗布接着材料が載置される。
【0076】
いくつかの実施形態において、パーティション組立キットはシートカッタをさらに包含する。
【0077】
いくつかの実施形態において、シートカッタは、ハンドルと、ハンドルから延出する第1および第2穿刺フィンガであって、第1および第2穿刺箇所で切断対象のシート状材料に穿刺するような構造および構成を持つ穿刺端部を有する穿刺フィンガと、第1および第2穿刺箇所を始点としてシート状材料を切断するような構造および構成を持つとともにシート状材料に二つの平行な切込みを形成するための印加切断力の方向に延在する、穿刺フィンガの穿刺端部とハンドルとの間の第1および第2ブレードとを包含する。
【0078】
いくつかの実施形態において、少なくとも一つのジッパの長さは標準サイズ入口の高さの75%より大きい。
【0079】
いくつかの実施形態において、ロール状両面テープのキャリア材料は単一キャリア材料で構成される。
【0080】
いくつかの実施形態において、キャリア材料は紙キャリア材料を包含する。
【0081】
いくつかの実施形態において、少なくとも一つのジッパはシート状材料に前装着される。
【0082】
いくつかの実施形態において、少なくとも一つのジッパは第1および第2ジッパを包含する。
【0083】
別の態様において、パーティション組立キットは、容器と、標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズのシート状材料と、キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料とキャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料を包含するロール状両面テープであって、キャリア材料の第1面がキャリア材料の第2面より高い剥離接着力を有する、ロール状両面テープと、標準サイズ入口の高さの75%より大きい長さを有する少なくとも一つのジッパとを包含し、シート状材料とロール状両面テープと少なくとも一つのジッパとが容器内に封入され、厚紙箱と紙箱とプラスチックケースと帆布バッグとプラスチックバッグと布バッグとで構成されるグループから選択される一つを容器が包含し、単層フィルムシート材料と複層フィルムシート材料とプラスチックか合成材料の材料と布材料と帆布材料と強化プラスチック防水シート材料のうち少なくとも一つをシート状材料が包含し、約4:3から約6:1に及ぶ示差接着力比をロール状両面テープが有し、示差接着力比がキャリア材料の第1面の剥離接着力とキャリア材料の第2面の剥離接着力との比であり、高粘着性接着材料を有するキャリア材料の第1面に配置されたテープライナをロール状両面テープがさらに包含し、ジッパプルを介して係合または分離される第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを少なくとも一つのジッパが包含する。
【0084】
別の態様において、パーティション取付システムの組立方法は、シート状材料とロール状両面テープと少なくとも一つのジッパとが格納された容器を用意することであって、キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料とキャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料をロール状両面テープが包含して、キャリア材料の第1面がキャリア材料の第2面より高い剥離接着力を有することと、ロール状両面テープを容器から取り出すことと、低粘着性接着材料を有するキャリア材料の第2面を入口に押し当てることによりロール状両面テープ部分を入口に貼付することと、シート状材料を容器から取り出すことと、高粘着性接着材料を有するキャリア材料の第1面にシート状材料を貼付することとを包含する。
【0085】
いくつかの実施形態において、この方法は、少なくとも一つのジッパを容器から取り出すことと、少なくとも一つのジッパをシート状材料に貼付することとをさらに包含する。
【0086】
いくつかの実施形態では、ジッパの底部分がシート状材料の底部分と整合される。
【0087】
いくつかの実施形態において、この方法は、キャリア材料の第1面に配置されたテープライナを取り除くことで、シート状材料をキャリア材料の第1面に貼付する前に高粘着性接着材料を露出させることをさらに包含する。
【0088】
いくつかの実施形態において、この方法は、容器に格納されたカッタを用意することと、カッタを容器から取り出すことと、少なくとも一つのジッパの第1および第2フランジの間にあるシート状材料の露出部分の上部分にカッタを配置することと、カッタの尖端がシート状材料の露出部分を最初に貫通するようにカッタに圧力を印加することによりシート状材料を穿刺することと、シート状材料の底部分に向かってカッタを下向き切断方向に引き下ろすことにより材料細片をシート状材料から切断することと、材料細片をシート状材料から除去することとをさらに包含する。
【0089】
別の態様において、ロール状両面テープは、キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料とキャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料であって、キャリア材料の第1面がキャリア材料の第2面より高い剥離接着力を有する、キャリア材料と、高粘着性接着材料を有するキャリア材料の第1面に配置されたテープライナとを包含する。
【0090】
いくつかの実施形態において、キャリア材料の第1面はマスキングテープのものと等しい剥離接着力を有する。
【0091】
いくつかの実施形態において、キャリア材料の第1面はペインターテープのものと等しい剥離接着力を有する。
【0092】
いくつかの実施形態において、キャリア材料の第2面はダクトテープのものと等しい剥離接着力を有する。
【0093】
いくつかの実施形態において、キャリア材料の第1面は20N/inより高いか等しい剥離接着力を有する。
【0094】
いくつかの実施形態において、キャリア材料の第2面は15N/inより低いか等しい剥離接着力を有する。
【0095】
いくつかの実施形態では、約4:3から約6:1に及ぶ示差接着力比をロール状両面テープが有し、示差接着力比がキャリア材料の第1面の剥離接着力とキャリア材料の第2面の剥離接着力との比である。
【0096】
いくつかの実施形態において、キャリア材料の第2面はUV保護剤を包含する。
【0097】
いくつかの実施形態において、キャリア材料は単一キャリア材料で構成される。
【0098】
いくつかの実施形態において、キャリア材料は紙キャリア材料である。
【0099】
いくつかの実施形態において、キャリア材料は紙キャリア材料である。
【0100】
いくつかの実施形態において、テープライナは赤色剥離ライナを包含する。
【0101】
いくつかの実施形態において、テープライナは紙テープライナを包含する。
【0102】
いくつかの実施形態において、キャリア材料の第1面は30N/inより高いか等しい剥離接着力を有し、キャリア材料の第2面は6N/inより高いか等しい剥離接着力を有し、キャリア材料の第1面はキャリア材料の第2面より高い剥離接着力を有する。
【0103】
別の面において、標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズのシート状材料は、単層フィルムシート材料と複層フィルムシート材料とプラスチックか合成材料のシート材料と布材料と帆布材料と強化プラスチック防水シート材料のうち少なくとも一つと、標準サイズ入り口の高さの50%より大きい長さを有する少なくとも一つのジッパであって、シート状材料に前装着される少なくとも一つのジッパとを包含し、シート状材料が、約2’フィートから約8’フィートに及ぶ幅と約5’フィートから12’フィートに及ぶ高さとを有する標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズである。
【0104】
いくつかの実施形態において、シート状材料は、2’0”×6’8”と2’2”×6’8”と2’4”×6’8”と2’6”×6’8”と2’8”×6’8”と2’10”×6’8”と3’0”×6’8”とで構成されるグループから選択される寸法を有するドアを有する標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズである。
【0105】
いくつかの実施形態において、少なくとも一つのジッパの長さは標準サイズ入口の高さの75%より大きい。
【0106】
いくつかの実施形態において、ジッパプルを介して係合または分離され得る第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを、少なくとも一つのジッパが包含する。
【0107】
いくつかの実施形態において、少なくとも一つのジッパは第1ジッパと第2ジッパとを包含し、ジッパプルを介して係合または分離される第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを第1および第2ジッパの各々が包含する。
【0108】
いくつかの実施形態では、少なくとも一つのジッパが接着剤によりシート状材料に前装着される。
【0109】
いくつかの実施形態では、少なくとも一つのジッパがシート状材料に縫着される。
【0110】
いくつかの実施形態では、少なくとも一つのジッパがシート状材料に熱溶着される。
【0111】
いくつかの実施形態では、少なくとも一つのジッパが第1および第2フランジを包含し、第1および第2フランジの間の前切断開口部をシート状材料が包含する。
【図面の簡単な説明】
【0112】
【図1A】本発明概念の実施形態によるパーティション取付システムを組み立てるための部品および工具を含むパーティション組立キットの斜視図である。
【図1B】本発明概念の実施形態によるパーティション取付システムを組み立てるための部品および工具を含むパーティション組立キットの斜視図である。
【図1C】本発明概念の他の実施形態によるパーティション取付システムを組み立てるための部品および工具を含むパーティション組立キットの斜視図である。
【図1D】本発明概念の他の実施形態によるパーティション取付システムを組み立てるための部品および工具を含むパーティション組立キットの斜視図である。
【図2A】本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dのパーティション組立キットに含まれ得るタイプのジッパの斜視図である。
【図2B】本発明概念の他の実施形態による図1A乃至1Dのパーティション組立キットに含まれ得るタイプのジッパの斜視図である。
【図2C】本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dのパーティション組立キットに含まれ得るタイプの両面テープのロールの分解斜視図である。
【図2D】本発明概念の実施形態による図1Aおよび1Cのパーティション組立キットに含まれ得るタイプのカッタの斜視図である。
【図3A】本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dに関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図3B】本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dに関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図3C】本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dに関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図3D】本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dに関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図3E】本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dに関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図3F】本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dに関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図3G】本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dに関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図3H】本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dに関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図3I】本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dに関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図3J】本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dに関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図3K】本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dに関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図3L】本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dに関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図3M】本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dに関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図4A】本発明概念の別の実施形態によるパーティション取付システムを組み立てるための部品および工具を含むパーティション組立キットの斜視図である。
【図4B】本発明概念の別の実施形態によるパーティション取付システムを組み立てるための部品および工具を含むパーティション組立キットの斜視図である。
【図4C】本発明概念の別の実施形態によるパーティション取付システムを組み立てるための部品および工具を含むパーティション組立キットの斜視図である。
【図4D】本発明概念の別の実施形態によるパーティション取付システムを組み立てるための部品および工具を含むパーティション組立キットの斜視図である。
【図4E】本発明概念の別の実施形態によるパーティション取付システムを組み立てるための部品および工具を含むパーティション組立キットの斜視図である。
【図4F】本発明概念の別の実施形態によるパーティション取付システムを組み立てるための部品および工具を含むパーティション組立キットの斜視図である。
【図5】本発明概念の実施形態による図4A乃至4Fのパーティション組立キットに含まれ得るタイプの前装着ジッパを有するシート状材料の斜視図である。
【図6A】本発明概念の実施形態による図4A乃至4Fと関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図6B】本発明概念の実施形態による図4A乃至4Fと関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図6C】本発明概念の実施形態による図4A乃至4Fと関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図6D】本発明概念の実施形態による図4A乃至4Fと関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図6E】本発明概念の実施形態による図4A乃至4Fと関連して説明されるタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てるための方法を図示している。
【図7】本発明概念の実施形態による両面テープの技術データ特性の表である。
【発明を実施するための形態】
【0113】
同様の参照符号が様々な図を通して同じ要素を指す添付図面に図示されている好適な実施形態についてのより詳しい説明から、本発明概念の実施形態の以上および他の目的、特徴、そして長所が明らかになるだろう。図面は必ずしも一定の比率ではなく、むしろ好適な実施形態の原理を図示することに重点が置かれている。
【0114】
ここで使用される用語は、特定の実施形態を説明することを目的とするもので、発明概念を限定する意図は持たない。ここで使用される際に、“a”、“an”、“the”という単数形は、内容からそれ以外が明示される場合を除いて、複数形も含むことが意図されている。“comprises(包含する)”、“comprising(包含する)”、“includes(含む)”、および/または“including(含む)”の語はここで使用される時に、記載された特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または部品の存在を明記しているが、一つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、部品、および/またはそのグループの存在または追加を除外するものではないことが、さらに理解されるだろう。
【0115】
様々な限定、要素、部品、領域、層、および/または区分を説明するのに第1、第2、第3などの語が使用されるが、こういった限定、要素、部品、領域、層、および/または区分がこれらの語によって限定されるわけではないことが理解されるだろう。これらの語は一つの限定、要素、部品、領域、層、または区分を別の限定、要素、部品、領域、層、または区分と区別するのに使用されているに過ぎない。本出願の教示を逸脱することなく、後述の第1の限定、要素、部品、領域、層、または区分が第2の限定、要素、部品、領域、層、または区分と呼ばれてもよい。
【0116】
ある要素が別の要素の「上」にある、あるいはこれに「接続」または「結合」される時には、他の要素の直接上または上方にあるかこれに接続または結合されても、介在要素が存在してもよいことがさらに理解されるだろう。対照的に、ある要素が別の要素の「直接上」にあるか「直接接続される」か「直接結合される」と言及されている時には、介在要素は存在しない。要素間の関係を説明するのに使用される他の語も同様に解釈されるべきである(「間に」と「直接間に」、「隣接して」と「直接隣接して」など)。要素が別の要素の「上方に」あると言及されている時には、他の要素の上方または下方にあって、他の要素に直接結合されているか介在要素が存在しても、空隙または間隙によって要素が離間していてもよい。
【0117】
本発明概念の実施形態は、パーティション取付システムを組み立てるのに使用され得る部品および工具を有するパーティション組立キットを提供する。一つの例示的実施形態において、パーティション取付システムはパーティション組立キットに用意された部品および工具を使用して組み立てられ、入口において建物の部屋への人の進入または退出が行われるように組み立てられる。様々な例において、入口は、シートがロックされるか貼り付けられた敷居、ドアのないドア枠、ドアのあるドア枠、スライド戸口、戸口、ドア枠、または他のタイプの入口を含み得る。一実施形態において、建物または部屋の第1領域を建物または部屋の第2領域から、あるいは建物または部屋の第1領域を建物または部屋の外部の環境から実質的に密封するか他の方法で分離して、第1および第2領域そのものが入口、戸口、ドア枠、窓枠、または他の枠付き敷居で連結されるようにするパーティション取付システムを組み立てるのに使用される部品および工具を格納する容器を、パーティション組立キットが含む。
【0118】
一実施形態において、建物の標準サイズドアの入口、例えば、以下の標準サイズドア寸法の一つから選択される標準サイズドアを有する入口にパーティション取付システムが設置されるような構造および構成を、パーティション組立キットの部品および工具が持つ。2’0”×6’8”と2’2”×6’8”と2’4”×6’8”と2’6”×6’8”と2’8”×6’8”と2’10”×6’8”と3’0”×6’8”。別の実施形態では、約2’フィートから約8’フィートに及ぶ幅と約5’フィートから約12’フィートに及ぶ高さとを有する入口にパーティション取付システムが設置され得るような構造および構成を、パーティション組立キットの部品および工具が持つ。このようにして、ジッパ付き開口部を介した建物または部屋の第1領域に対する進入および退出を可能にしながら、建物または部屋の第1領域の環境が建物または部屋の第2領域の環境または外部環境から実質的に密封されることが可能である。一実施形態では、パーティション組立キットに含まれる少なくとも一つのジッパを使用して組み立てられるジッパ付き開口部によって、人の迅速な進入および退出が達成される。別の実施形態では、パーティション組立キットに含まれる第1および第2ジッパを使用して組み立てられるジッパ付き開口部によって、人の迅速な進入および退出が達成される。
【0119】
図1Aおよび1Bは、本発明概念の実施形態によるパーティション取付システムを組み立てるための部品および工具を含むパーティション組立キットの斜視図である。パーティション組立キット10は、パーティション取付システムを組み立てるための様々な部品および工具を収容する容器11を包含できる。一実施形態において、容器11はプラスチックケースである。別の実施形態において、容器11は、パーティション組立キットの部品および工具を格納および/または管理するのに使用可能である厚紙箱、紙箱、プラスチックバッグ、または他のタイプのケースである。容器11の中身を固定するための一つ以上の留め金を容器11が任意で含み得る。例えば、留め金は弾性ストラップまたはフックを包含できる。
【0120】
図1Aを参照すると、パーティション組立キット10に含まれる部品および工具は、少なくとも1枚のシート状材料201と、少なくとも一つのジッパ14と、ロール状両面テープ100と、カッタ18とを含むことができる。この例示的実施形態において、図1Aのパーティション組立キット10は第1および第2ジッパ14を包含する。しかし、図1Aのパーティション組立キット10が単一のジッパ14を包含してもよい。
【0121】
図1Bを参照すると、パーティション組立キット10に含まれる部品および工具は、別の実施形態において、少なくとも1枚のシート状材料201と、少なくとも一つのジッパ14と、ロール状両面テープ100とを含み得る。この例示的実施形態において、図1Bのパーティション組立キット10は第1および第2ジッパ14を包含する。しかし、図1Aのパーティション組立キット10は単一のジッパ14を任意で包含できる。
【0122】
ここで説明されるいずれかの実施形態のパーティション組立キット10は、例えば図6Eに関連して以下でさらに詳しく説明されるように、シート状材料201に形成される臨時開口部を固定するためのひも、ベルクロストラップ、または他の仕組みなどのストラップ19を任意で含み得る。図示されていないが、ここで説明されるパーティション組立キット実施形態のいずれにもストラップ19が任意で含まれ得る。
【0123】
図1Aおよび1Bを参照すると、シート状材料201は様々な実施形態において、単層フィルムと複層フィルムとプラスチックか他の合成材料のシート、布または帆布シート、あるいは強化プラスチック防水シートを含み得る。シート状材料201が標準サイズの入口または窓枠を被覆するのに充分なサイズであるような幅および高さのシート状材料201であることが好ましい。一実施形態では、以下の寸法の標準サイズドアを有する入口を充分に被覆するような寸法を、シート状材料201が持つ。2’0”×6’8”と2’2”×6’8”と2’4”×6’8”と2’6”×6’8”と2’8”×6’8”と2’10”×6’8”と3’0”×6’8”(例えば、6’8”は6フィート8インチを表す)。別の実施形態では、約2’フィートから約8’フィートに及ぶ幅と約5’フィートから約12’フィートに及ぶ高さとを有する入口を充分に被覆するような寸法をシート状材料201が持つ。別の実施形態において、シート状材料201は、およそ3’×18’、4’×6’、5’×7’、5’×20’、6’×8’、6’×10’、6’×12’、6’×16’、6’×20’、6’×30’、6’×40’、7’×10’、7’×20’、7’×30’、7’×40’、8’×10’、8’×12’、8’×16’、8’×18’、8’×20’、9’×12’、10’×10’、10’×12’、10’×15’、10’×16’、10’×18’、10’×20’、10’×30’、10’×40’、10’×60’、12’×12’、12’×14’、12’×16’、12’×18’、12’×20’、12’×24’、12’×25’、12’×30’、12’×40’、12’×100’、14’×16’、14’×18’、14’×20’、14’×24’、14’×26’、15’×15’、15’×20’、15’×25’、15’×30’、15’×35’、15’×40’、16’×20’、16’×24’、16’×28’、16’×30’、16’×32’、18’×18’、18’×24’、18’×32’、18’×36’、18’×48’、20’×20’、20’×22’、20’×24’,20’×25’、20’×30’、20’×40’、20’×50’、20’×100’、22’×30’、22’×50’、24’×30’、24’×36’、24’×40’、24’×60’、25’×25’、25’×40’、25’×45’、25’×82’、26’×40’、26’×48’、30’×30’、30’×40’、30’×50’、30’×60’、30’×82’、40’×40’、40’×50’、40’×60’、40’×80’、40’×100’、50’×50’、50’×100’、60’×60’、60’×120’、100’×100’、および120’×120’で構成される寸法のグループから選択される寸法である。
【0124】
図1Cおよび1Dは、本発明概念の他の実施形態によるパーティション取付システムを組み立てるための部品および工具を含むパーティション組立キットの斜視図である。図1Aおよび1Bに図示されたものと同じ機能を有する要素は、同様の参照識別名で示されており、ゆえにその詳細な説明は省略される。
【0125】
図1Cを参照すると、シート状材料201とロール状両面テープ100と第1および第2ジッパ14とカッタ18の各々が容器11内で分離されるように、容器11は区画化されている。容器11は、第1および第2ジッパ14を収納するための第1区画11aと、カッタ18を収納するための第2区画11bと、ロール状両面テープ100を収納するための第3区画11cと、シート状材料201を収納するための第4区画11dとを包含する。
【0126】
図1Dを参照すると、シート状材料201とロール状両面テープ100と第1および第2ジッパ14とが容器11内で分離されるように、容器11は区画化されている。容器11は、第1および第2ジッパ14を収納するための第1区画11aと、ロール状両面テープ100を収納するための第2区画11bと、シート状材料201を収納するための第3区画11dとを包含する。
【0127】
図2A(A)および2A(B)は、本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dのパーティション組立キットに含まれ得るタイプのジッパの斜視図である。これらの例示的実施形態では、ジッパ14の左右フランジ20A,20Bに、前塗布接着材料26が設けられている。左右フランジ20A,20Bは、複数の左右務歯部分22A,22Bを包含するとよい。
【0128】
ジッパ14の左右務歯部分22A,22Bを嵌合および開口させる前後ジッパプル24を、ジッパ14が含むとよい。一実施形態では、左右務歯部分22A,22Bの各々が複数のナイロン、ポリエステル、または金属製の個々の務歯を包含するとよい。別の実施形態において、左右務歯部分22A,22Bの各々は連続したナイロンまたはポリエステル製のコイルを包含するとよい。左右務歯部分22A,22Bが係合または分離されるように手による操作とジッパ14の左右務歯部分22A,22Bに沿った移動とが可能であるジッパプル24を、ジッパ14がさらに含み得る。
【0129】
図2A(A)を参照すると、各フランジ20A,20Bに載置されているのは、保護紙ストリップ28またはテープライナが接着された前塗布接着材料26である。保護紙ストリップ28またはテープライナは、シート状材料201にジッパ14が付着される準備が整うまで、埃、泥、および破片から接着材料26を保護する。
【0130】
この実施形態では、左右務歯部分22A,22Bがそれぞれ装着された左右ジッパ材料21A,21Bにフランジ20A,20Bが装着され得る。ジッパ材料21A,21Bは、布、ファブリック、補強材、ナイロンメッシュ、ポリエステルメッシュ、およびその他を包含できる。フランジは、布材料、ファブリック材料、補強材料、ナイロンメッシュ材料、ポリエステルメッシュ材料、およびその他を包含できる。
【0131】
例えば、保護紙ストリップ28またはテープライナが接着された前塗布接着材料26を有する図1A乃至1Dのパーティション組立キット10に、ジッパ14が収納されるとよい。
【0132】
図2A(B)を参照すると、各フランジ20A,20Bに載置されているのは、前塗布接着材料26である。前塗布接着材料を有する左右フランジ20A,20Bの両方に、単一の保護紙ストリップ28またはテープライナが載せられるとよい。このようにして、ジッパ14がシート状材料201に付着される準備が整うまで保護紙ストリップ28またはテープライナは埃、泥、および破片から接着材料26を保護し、同時に、単一の保護紙ストリップ28またはテープライナは、左右フランジ20A,20Bに存在する接着材料26から取り除かれる。
【0133】
保護紙ストリップ28またはテープライナは、任意で切欠き24aを含み得る。切欠き24aはジッパプル24のための開口部になるとともに、左右フランジ20A,20Bの上の接着材料26を保護紙ストリップ28またはテープライナが保護できるようにする。
【0134】
この実施形態では、複数の左右務歯部分22A,22Bが左右フランジ20A,20Bに直接に装着される。フランジは、布材料、ファブリック材料、補強材料、ナイロンメッシュ材料、ポリエステルメッシュ材料、およびその他を包含し得る。
【0135】
例えば、保護紙ストリップ28またはテープライナが接着された前塗布接着材料26を有するジッパ14が、図1A乃至1Dのパーティション組立キット10に収納されるとよい。
【0136】
図2Bは、本発明概念の他の実施形態による図1A乃至1Dのパーティション組立キットに含まれ得るタイプのジッパの斜視図である。この例示的実施形態では、パーティション組立キット10に含まれるロール状両面テープ100の第1および第2テープストリップ306A,306Bが細分されており、ジッパ14の左右フランジ101A,101Bに設置者により接着される。第1および第2テープストリップ306A,306Bは、ジッパ14の左右フランジ101A,101Bの全長(つまり上部307から底部308まで)に沿って接着され得る。さらに、第1および第2テープストリップ306A,306Bが、再利用可能なジッパ14の上部307よりも距離309だけ下方から、再利用可能なジッパ14の長さに沿って、再利用可能なジッパ14の底部308まで接着されることが可能である。こうして、図3A〜Mに図示されている設置者200などの設置者は、左右フランジ101A,101Bの上に第1および第2テープストリップ306A,306Bを有するジッパ14を、部分的に組み立てられたパーティション取付システムのシート状材料201に付着することができる(例えば図3D参照)。
【0137】
第1および第2テープストリップ306A,306Bのないジッパ14の上部307からの距離309は、テープストリップ306A,306Bとシート状材料201との組み合わせからジッパ14を最終的に取り除くためのプルタブとしての利用が可能である。図2A(A)および2A(B)については示されていないが、シート状材料201からジッパ14を最終的に取り除くためにプルタブが設けられるように、図2A(A)および2A(B)に図示されたジッパ14の前塗布接着材料26がジッパの上部からある距離だけ後退しているとよい。
【0138】
ここで説明される実施形態のジッパ14は、いくつかの実施形態では長さが約5フィートから約12フィートに及ぶ長さLZを有することが可能である。他の実施形態では、長さLZは、5フィートより小さいか12フィートより大きい長さであり得る。一実施形態では、ジッパの長さLZは標準サイズ入口の高さの50%より大きい。別の実施形態においてジッパの長さLZは、標準サイズ入口の高さの75%より大きい。別の実施形態では、ジッパの長さLZは最小で4フィートの長さである。別の実施形態では、ジッパの長さLZは最小で5フィートの長さである。別の実施形態では、ジッパの長さLZは最小で6フィートの長さである。別の実施形態では、ジッパの長さLZは最小で7フィートの長さである。別の実施形態では、ジッパの長さLZは最小で8フィートの長さである。別の実施形態では、ジッパの長さLZは最小で9フィートの長さである。別の実施形態では、ジッパの長さLZは最小で10フィートの長さである。
【0139】
図2Cは、本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dおよび図4A乃至4Fのパーティション組立キットに含まれ得るタイプのロール状両面テープ100の分解斜視図である。他の実施形態では、ここに開示されるパーティション組立キット以外のロール状両面テープ100が用意され、独自の形での用意が可能である。ロール状両面テープ100は、キャリア材料101の第1面の高粘着性接着材料102とキャリア材料101の第2面の低粘着性接着材料103とを有するキャリア材料101を包含し得る。キャリア材料101は、いくつかのキャリア材料のいずれかを包含できる。いくつかの実施形態において、キャリア材料101は、クレープペーパー、カレンダーペーパー、ロープペーパー、およびその他などの紙を包含する。キャリア材料101は、いくつかの実施形態では約0.1mmと約0.3mmの間に及ぶ厚さT1を有する。このようにして、結果的に得られる紙キャリア材料を有する両面テープは、手で容易に裂いたり破いたりできる。
【0140】
一実施形態において、ロール状両面テープ100は、キャリア材料101の第1面の高粘着性接着材料102とキャリア材料101の第2面の低粘着性キャリア材料103とを有する単層キャリア材料101を包含する。他の実施形態において、ロール状両面テープ100は、第1キャリア材料101の第1面の高粘着性接着材料102と第2キャリア材料101の第1面の低粘着性接着材料103とを有する多層キャリア材料101を包含する。この実施形態では、接着材料または他の適当な基板によって第1および第2キャリア材料101の第2面が一緒に貼付され得る。
【0141】
他の実施形態において、キャリア材料101は、ポリエステルフィルム(MylarまたはMelinexなど)、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、布材料、ビニルフィルム、または上記の組み合わせを包含できる。
【0142】
ロール状両面テープ100はさらに、キャリア材料101の第2面を被覆するテープライナ104を包含できる。ロール状両面テープ100が容易に巻き出されるように、テープライナ104が高粘着性接着材料102に配置されるとよい。いくつかの実施形態において、テープライナ104は、紙剥離ライナ、プラスチック剥離ライナ、着色剥離ライナ、および/またはその他を包含するとよい。一実施形態では、剥離ライナがキャリア材料と視覚的に区別可能となるように、着色剥離ライナが用意される。このようにして、着色剥離ライナはキャリア材料から容易に区別可能となって、設置者による除去が容易となる。紙キャリア材料および紙テープライナが組み合わせで使用されると仮定すると、両面テープが手で容易に裂かれたり破かれたりすることができる。
【0143】
着色剥離ライナは、赤色剥離ライナ、黄色剥離ライナ、青色剥離ライナ、緑色剥離ライナ、黒色剥離ライナ、またはオレンジ色剥離ライナを包含できる。いくつかの実施形態において、剥離ライナは、製品販売者のトレードカラーと関連する色を包含する。
【0144】
キャリア材料は、白色キャリア材料、黄褐色キャリア材料、または灰色キャリア材料を包含できる。いくつかの実施形において、キャリア材料は、製品販売者のトレードカラーと関連する色を包含し、剥離ライナの色とは異なっていてもよい。
【0145】
キャリア材料101およびテープライナ104はそれぞれ幅W1,W2を有し、これはいくつかの実施形態では約1/2インチから約4インチに及ぶ幅である。他の実施形態において、幅W1,W2は1/2インチより小さいか4インチより大きい幅でよい。さらに、キャリア材料101の幅W1とテープライナ104の幅W2は、実質的に等しい幅であり得る。キャリア材料101とテープライナ104とはそれぞれ長さL1,L2を有し、これはいくつかの実施形態において、約10フィートから約50フィートに及ぶ長さである。他の実施形態において、長さL1,L2は、10フィートより小さいか50フィートより大きい長さであってもよい。
【0146】
高粘着性接着材料102と低粘着性接着材料とは、ゴム製接着化合物を包含するとよい。しかし、高粘着性接着材料102および低粘着性接着材料が他の適当な接着化合物を包含してもよい。高粘着性接着材料102は、いくつかの実施形態では20N/inより高いか等しく、好ましくは約25N/inである剥離接着力(N/in)を有する。他の実施形態において、高粘着性接着材料102は20N/inより低い剥離接着力を任意で有することが可能である。低粘着性接着材料103は、いくつかの実施形態において15N/inより低いか等しく、好ましくは約10N/inである剥離接着力を有する。他の実施形態において、低粘着性接着材料103は、15N/inより高い剥離接着力を任意で有することが可能である。こうして、低粘着性接着材料103は、塗料または壁紙を剥がすか残留物を残すことなく、入口、窓枠、ドア枠、または他の開口部から両面テープ100を取り除くことを可能にする。
【0147】
高粘着性接着材料102を有するキャリア材料101の第1面はシート状材料201に接着されることが可能で、仕切られるエリアの間の負圧または正圧差に耐え得る。ドアまたは窓が開けられた時に負圧の包囲エリアに空気が吸引されるため、包囲エリアには負圧が発生することが多い。これは、開けられたドアおよび窓から埃または他の破片が放出されることを防止する。
【0148】
両面テープ100は示差接着力比(高粘着性接着材料102の剥離接着力と低粘着性接着材料103の剥離接着力との比)を有し、これはいくつかの実施形態では約4:3から約6:1に及び、好ましい示差接着力比は約5:2である。
【0149】
いくつかの実施形態において、両面テープの低粘着性面は、ガラス、枠モールディング、およびその他に残留接着剤が残ることを防止するUV保護剤を包含する。
【0150】
図2Dは、本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dのパーティション組立キットに含まれ得るタイプのカッタの斜視図である。パーティション組立キット10は、例えば、内容全体が参考として取り入れられている2010年6月29日発行の米国特許番号第7,743,512号に記載されたタイプのカッタ18を任意で含むことができる。
【0151】
カッタ18は、ジッパ14が付着されたシート状材料201(例えば図3G参照)を穿刺および切断するように機能する。カッタ18は、ジッパ14の左右務歯部分22A,22Bの間にあるシート状材料201の開口部を切断するような構造および構成を持つ。ジッパ14の左右務歯部分22A,22Bの間に開口部が形成されてしまうと、ジッパ14を開けることによってバリヤの通過が可能となり、ジッパ14を再び閉じることで再密封される。
【0152】
カッタ18は、把持面を設けて自重による切断を行いユニットの横方向剛性を付与するため、リブ状になったハンドル36を含む。ハンドル36は、左右に離間したボデー区分40A,40Bに分割されているボデー部分38に結合されている。左右ボデー区分40A,40Bの各々は、図のように露出エッジ44A,44Bを有するブレード42A,42Bを含む。ブレードエッジ44A,44Bの尖鋭度は、プラスチックシートまたは布シートなどのシート状材料201を裂き易くするのに適している。一実施形態において、二重ブレード42A,42Bは、鋭利なステンレス鋼、金属、または金属合金を包含する。露出ブレードエッジ44A,44Bは、シート状材料201を切断する時にカッタ18に印加される力の方向と整合されるような配向であることが好ましい。
【0153】
二重ブレード42A,42Bは距離dだけ離間しており、例えば距離dは約0.5cmから約3.0cmに及ぶことが可能である。一実施形態では、パーティション組立キット10に含まれる一つ以上のジッパ14の寸法にしたがって距離dが決定されるとよい。例えば、ジッパ14のフランジ20A,20Bの間のシート状材料201の大きな細片を除去して、さもなければジッパ14の動作を妨害し得るシート状材料201のフラップの形成を回避するため、ジッパ14のフランジ20A,20Bの間の距離によって距離dが決定されるとよい。図のように、二重ブレード42A,42Bは、カッタ18のボデー38に入り込んでいて安全な動作および安全な格納を可能にすることが好ましい。一実施形態において、ブレードエッジ44A,44Bは、切断動作をより向上させるように切断方向に対してある角度の配向を持つ。
【0154】
ハンドル36の反対の左右ボデー区分40A,40Bの各々から延出しているのは、尖端を有する長形の穿刺フィンガ46である。穿刺フィンガ46は、シート状材料201と最初に接触して、切断のため二重ブレード42A,42Bがシート状材料201と接触する位置となるまでシート状材料201を穿刺するような構造および構成を持つ。切断の前にシート状材料201を最初に穿刺すると、より滑らかでより正確な切断動作が行われる。穿刺フィンガ46はさらに、カッタ18の安全性を向上させるように、穿刺フィンガ46により画定される切断凹部領域で二重ブレード42A,42Bを保護する。穿刺フィンガ46は、穿刺後のシート状材料201をさらに切断するため、穿刺後のシート状材料201を切断凹部領域へ案内する内側ガイド面48を含む。
【0155】
カッタ18の離間したボデー区分40A,40Bとブレード42A,42Bとの間には、任意の材料偏向部50または多数の材料偏向部50が設けられている。材料が切断される際に、材料偏向部50は、穿刺フィンガ46のガイド面48により案内される際に切断凹部領域へ挿入されるシート状材料を、二重ブレード42A,42Bのブレードエッジ44A,44Bへ引き寄せるように機能する。
【0156】
図3A〜3Mは、本発明概念の実施形態による図1A乃至1Dに関連して説明されたタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組立および設置するための方法を図示している。図3Aにおいて、設置者200は、部屋のどの部分にパーティション取付システムを設置するかを決定する。この例では、パーティション組立キット10を使用して設置者200がパーティション取付システムを設置する。パーティション取付システムは、部屋の窓枠202または入口207を密封および/または隔離するような構造を持つことが可能である。パーティション取付システムはさらに、他の様々な開口部、進入エリア、およびその他を密封および/または隔離するような構造を持つことが可能である。
【0157】
部屋は、天井220と床221と側壁222,223とを包含する。窓枠202は、上枠部分204と横枠部分203,205と窓敷居206とを包含する。入口207は、上枠部分209と横枠部分208,210と底枠部分211とを包含する。
【0158】
この例で、設置者200は、低粘着性接着材料103を有するキャリア材料101の第2面を窓枠202に押し当てることにより、パーティション組立キット10からの両面テープ100を窓枠202に貼付する。例えば、設置者200は、窓枠202の横部分205の上部205tに両面テープ100の開始部分100sを押し当てて、両面テープ100の裏面(つまりキャリア材料101の第2面を被覆するテープライナ104を有する両面テープ100の第1面)に手で均一な圧力を印加するとともに、窓枠202の横部分205の底部205bへ下方向に、両面テープ100の連続ストリップを窓枠202の横部分205に付着させる。設置者200は次に、両面テープ100を手で破るか、ナイフ、カッタ、はさみ、またはブレードを使用して切断する。その結果、第1両面テープストリップ100Aが窓枠202の横部分205に貼付される。
【0159】
図3Bでは、設置者200が同様に、窓枠202の残り部分(つまり横枠部分203、上枠部分204、窓敷居206)に両面テープ100を貼付する。設置者200はさらに、入口207の上枠部分209と横枠部分208,210と底枠部分211とに両面テープ100を貼付する。テープストリップ100A,100B,100C,100Dは窓枠202に貼付された状態で示され、テープストリップ100E,100F,100G,100Hは入口207に貼付された状態で示されている。
【0160】
この例において、設置者200は、第1および第2シート状材料201A,201Bをパーティション組立キット10の容器11から取り出す。いくつかの実施形態では、設置者200がパーティション組立キット10の容器11から単一のシート状材料201を取り出し、単一のシート状材料201をさらに切断して第1および第2シート状材料201A,201Bを形成することができる。他の実施形態において、設置者200はパーティション組立キット10の容器11から単一のシート状材料201を取り出して、単一のシート状材料201を使用してドア枠207を被覆するが窓枠202は被覆しないようにしてもよい。
【0161】
図3Cでは、設置者200が、キャリア材料101の第2面を被覆している両面テープストリップ100Aからテープライナ104Aを取り除くことで、高粘着性接着材料102Aを露出させる。設置者200は続いて、窓枠202に貼付されているテープストリップ100A,100B,100C,100Dと入口207に貼付されているテープストリップ100E,100F,100G,100Hから、テープライナを取り除く。
【0162】
図3Dでは、設置者200がパーティション組立キット10からの第2シート状材料201Bを、窓枠202のテープストリップ100A,100B,100C,100Dの露出した高粘着性接着材料102に貼付し、さらにパーティション組立キット10からの第1シート状材料201Aを、入口207のテープストリップ100E,100F,100G,100Hの露出した高粘着性接着材料102に貼付する。
【0163】
窓およびドア枠202,207に貼付されるシート状材料201A,201Bは、像が透けて見えないように、および/または材料を光線が透過するのを防止するように、不透明であるとよい。さらに、光線は材料を透過できるが反対側の物体がはっきりとは識別できないように、シート状材料201A,201Bが半透明であってもよい。不透明または半透明のシート状材料201は、部外者が部屋の内部を見ることを防止するのに使用されてもよい。他方、光線が材料を通過して物体が照らされるように、また材料を通して物体がはっきりと見えるように、シート状材料201が透明であってもよい。
【0164】
ここで説明される両面テープを使用して様々なパーティション構成を設置するための両面テープおよび方法は、全体が参考として取り入れられている1996年10月29日出願の米国特許第5,924,469号、2005年5月10日出願の米国特許第7,658,219号、2003年6月20日出願の米国特許第7,073,758号、2003年6月20日出願の米国特許第7,533,712号、および2010年6月29日発行の米国特許第7,743,512号に記載されているものなど、他のパーティション取付システムに関連して使用されることが可能である。
【0165】
図3Eにおいて、設置者200は、パーティション組立キット10からジッパ14を取り出して、ジッパ14をシート状材料201に接着する。この例ではジッパ14は、入口207に付着された第2シート状材料201Bに貼付された状態で示される。
【0166】
一実施形態では、図2Aに図示されたジッパなどの前塗布接着材料26を有するジッパ14が、設置者200によりシート状材料201に貼付される。この実施形態では、シート状材料201にジッパ14を貼付する前に、設置者200が保護用紙ストリップ28または単一ストリップ28をジッパ14から取り除く。
【0167】
別の実施形態では、図2Bに図示されたジッパなどのジッパ14の左右フランジ101A,101Bに接着された第1および第2テープストリップ306A,306Bを有するジッパ14が、設置者200によりシート状材料に貼付される。この実施形態では、ジッパ14をシート状材料201に貼付する前に、設置者が第1および第2テープストリップ306A,306Bをジッパ14の左右フランジ101A,101Bに付着する。
【0168】
別の実施形態において、図4A乃至4Fに図示されたシート状材料201のように、シート状材料201が第1および第2前装着ジッパ14を包含する。
【0169】
図3Eおよび3Fを参照すると、ジッパ14の底部52がシート状材料201の底部と整合されているため、ジッパプル24を使用してジッパ14が開かれるとジッパ14のジッパ務歯部分22A,22Bの間および左右フランジ20A,20Bの間にあるシート状材料201の一部分54が露出する。
【0170】
図3Gでは、ジッパ14の左右務歯部分22A,22Bの間にある露出シート部分54の上部分に、設置者200がカッタ18を配置する。二つの離間した穿刺箇所62で穿刺フィンガ46の尖端が最初に露出シート部分54を貫通するように、設置者200はカッタ18に圧力を印加する。
【0171】
図3Hにおいて、矢印56で示されているように設置者200がカッタ18を下向き切断方向に引き始めると、穿刺フィンガ46がさらにシート状材料201に食い込む。穿刺フィンガ46のガイド面48が、カッタ18の二重ブレード42A,42Bの方へシート状材料201を偏向させ、同時に材料偏向部50がシート状材料201を二重ブレード42A,42Bの方へぴったりと引き寄せる。
【0172】
図3Iを参照すると、下向き方向56に切断が続くと、カッタ18のブレード42A,42Bによってプラスチックシートに二つの平行な切断部が形成される。二つの平行な切断部は、ジッパ14の左右フランジ20A,20Bの間で切断された材料細片58を画定する。フランジ20A,20Bの近くに切断部が形成されるようにブレード42A,42Bは適当な距離dだけ離間しているため、左右ジッパ務歯22A,22Bの間には余分なシート材料が存在しない。このようにして、ジッパ14の左右部分の間に残っているシート材料が、適切なジッパ動作を妨害することはない。
【0173】
図3Jでは、左右ジッパ部分の間で切断された材料細片58が見られる。材料細片58は、穿刺孔62で切断が開始された穿刺領域60に付着したままである。二重平行切断部64は穿刺孔62からジッパ14の長さに沿って延出する。切断部の完成に続いて、図3Kに示されているように、材料細片がジッパ14の上、底、または上および底の部分にある穿刺領域60で破断されるか切断され、設置者200により取り除かれる。
【0174】
図3Lは、平行な切断部の間の材料細片58が取り除かれた後の開口ジッパ14の斜視図である。ジッパ14の開口部には、臨時入口66が設けられている。ジッパ14をジッパプル24と嵌合および解離させることにより、臨時入口66が意のままに開閉可能である。
【0175】
図3Mに図示されているような別の実施形態では、第1ジッパ14に隣接して平行に、設置者200が第2ジッパ14をシート状材料201に貼付することができる。こうして、第1および第2ジッパ14が開かれて、二つのジッパの間のシート状材料が巻き上げられると、広い臨時入口68が形成される。
【0176】
上記の実施形態は、窓枠202および入口207におけるシート状材料201A,201Bの設置が描かれているが、本発明概念の実施形態はこれに限定されない。他の好適な実施形態では、パーティション組立キット、シート状材料、および設置方法は、窓枠202のみ、または入口207のみ、または隣接する環境の他の領域のみでのシート状材料の設置に適用される。
【0177】
図4A乃至4Fは、本発明概念の他の実施形態によるパーティション取付システムを組み立てるための部品および工具を含むパーティション組立キットの斜視図である。図1A乃至1Dに図示されたものと同じ機能を有する要素は同様の参照識別名で示され、ゆえに詳細な説明は省略される。
【0178】
図4Aを参照すると、パーティション組立キット1000は、前装着ジッパ開口部を有するパーティション取付システムを組み立てるための部品および工具を設置者に提供する。パーティション組立キット1000は、図1A乃至1Dの容器11などの容器に封入されることが可能である。
【0179】
パーティション組立キット1000に含まれる部品および工具は、一実施形態において、第1および第2ジッパ114が前装着されたシート状材料201と、ロール状両面テープ100とを含み得る。別の実施形態では、前装着された単一ジッパ14をシート状材料201が有する。別の実施形態では、前装着された複数のジッパ14をシート状材料201が含む。
【0180】
図4Bを参照すると、パーティション組立キット1000に含まれる部品および工具は、一実施形態において、第1および第2ジッパ114が前装着されたシート状材料201と、ロール状両面テープ100と、カッタ18とを含み得る。この実施形態では、第1および第2ジッパの開口部の間の材料細片を取り除くのに、カッタ18が設置者に使用されることが可能である。
【0181】
ここで説明されるいずれかの実施形態のパーティション組立キット1000は、例えば図6Eに関連してさらに詳しく以下で説明されるようにして、シート状材料201に形成される臨時開口部を固定するためのひも、ベルクロストラップ、または他の仕組みなどのストラップ19を任意で含むことができる。示されていないが、ここで説明されるパーティション組立キット実施形態のいずれかにストラップ19が任意で含まれることが可能である。
【0182】
図4Cを参照すると、図1A乃至1Dに関連して上述されたプラスチックバッグ、スリーブ、または他のタイプの容器11などの容器11にパーティション組立キット1000が封入されることが可能である。この実施形態において、パーティション組立キット1000は、前装着された第1および第2ジッパ14を有するシート状材料201を包含する。しかし、他の実施形態では、シート状材料201が単一の前装着ジッパ14を包含してもよい。
【0183】
パーティション組立キット1000はさらに、容器11にステープル留め、接着、または圧着されるとよい紙またはプラスチックのヘッダ1500を包含してもよい。この実施形態では、第1、第2、および第3ステープル1502a,1502b,1502cを介して容器11にステープル留めされたヘッダ1500が示されている。ヘッダ1500に固定された製品ラベルをヘッダ1500がさらに包含してもよい。しかし、製品ラベルがヘッダ1500に直接印刷されることも可能である。
【0184】
さらに、ヘッド1500は、パーティション組立キット1000を店舗棚システムに掛けるのに使用可能である棚ハンガ開口部1503を包含できる。
【0185】
図4Dを参照すると、プラスチックバッグまたはスリーブなどの容器11にパーティション組立キット1000が封入され得る。この実施形態では、第1および第2ジッパ14が前装着されたシート状材料210とロール状両面テープ100とを有するシート状材料201を、パーティション組立キット1000が包含する。しかし、他の実施形態では、シート状材料201が単一の前装着ジッパ14を包含してもよい。
【0186】
図4Eを参照すると、プラスチックバッグまたはスリーブなどの容器11に、パーティション組立キット1000が封入され得る。この実施形態において、パーティション組立キット1000は、第1および第2ジッパ14が前装着されたシート状材料201と、ロール状両面テープ100と、カッタ18とを包含する。図4Eの実施形態では、前装着ジッパ14の左右フランジの間に位置するシート状材料201の部分が製造者によって前切断されていない場合に、カッタ18が含まれることが可能である。他の実施形態では、シート状材料201が単一の前装着ジッパ14を包含してもよい。
【0187】
図4Fを参照すると、プラスチックバッグまたはスリーブなどの容器11にパーティション組立キット1000が封入され得る。パーティション組立キット1000は、密封プラスチックバッグなどの容器11に封入された状態で示されている。
【0188】
この実施形態では、単一の前装着ジッパ14を有するシート状材料201とロール状両面テープ100とをパーティション組立キット1000が包含している。しかし、他の実施形態では、前装着された第1および第2ジッパ14をシート状材料201が包含し得る。
【0189】
いくつかの実施形態において、製品ラベル1501は、容器11内に配置される紙またはプラスチックラベルを包含し得る。しかし他の実施形態では、容器11の外面に固定された紙またはプラスチックラベルを、製品ラベルが包含し得る。他の実施形態では、製品ラベル1501が容器11に直接印刷されることが可能である。
【0190】
図5は、本発明概念の実施形態による図4A乃至4Fのキットに含まれ得るタイプの前装着ジッパを有するシート状材料の斜視図である。この実施形態では、プルタブ24を各々が有する第1および第2の前装着ジッパ14をシート状材料が包含する。しかし、上述のように、いくつかの実施形態では、シート状材料が単一の前装着ジッパ14を包含できる。
【0191】
第1および第2ジッパ14はシート状材料201に縫着されることが好ましい。しかし他の実施形態では、第1および第2ジッパ14が接着材料によってシート状材料201に装着され得る。他の実施形態では、第1および第2ジッパ14がシート状材料201に熱溶着され得る。
【0192】
図6A〜Eは、本発明概念の実施形態による図4A乃至4Fに関連して説明されたタイプのパーティション組立キットを使用してパーティション取付システムを組み立てる方法を図示している。この例では、パーティション組立キット1000を使用して設置者200がパーティション取付システムを設置する。図6A〜6Eのパーティション取付システムは、部屋130の戸口131を密封および/または隔離するような構造および構成を持つ。
【0193】
図6Aでは、設置者200がパーティション組立キット1000の容器11からロール状両面テープ100を取り出す。設置者200は、低粘着性接着材料103を有する両面テープ100の第2面を戸口131のドア枠116に貼付する。
【0194】
図6Bでは、設置者200により保護ストリップまたはテープライナ104が両面テープ100から取り除かれて、高粘着性接着材料102を有する両面テープ100の第1面が露出される。
【0195】
設置者200は、前装着の第1および第2ジッパ14を有するシート状材料201をパーティション組立キット1000の容器11から取り出す。しかし、上述のように、シート状材料201が単一の前装着ジッパ14を包含してもよい。
【0196】
図6Cにおいて、設置者200は、両面テープ100を有するシート状材料201をドア枠116に貼付して、負圧に耐え得る隙間のないシールを形成する。一実施形態では、所望の開口部またはエリアを被覆するため、シート状材料201がサイズ通りに切断される必要があるかもしれない。しかし他の実施形態では、特定の開口部サイズに合わせて設計されたシート状材料201をパーティション組立キットが包含するとよい。
【0197】
図6Dは、開放構成のジッパ14を有する設置後のパーティション取付システムの斜視図である。ジッパ14の開口部66,166には臨時入口が設けられる。ジッパ14をジッパプル24と嵌合および解離させることにより、臨時入口は思い通りに開閉可能である。第1および第2ジッパ14とともに示されているが、単一のジッパ14が前装着されたシート状材料201の開口部66に入口が設けられることも可能である。
【0198】
図6Eは、臨時入口を形成するために巻き上げられた第1および第2ジッパ14の間のシート状材料201の一部分を図示している。いくつかの実施形態では、ストラップ19を使用してシート状材料201の一部分201aを設置者200が巻き上げて固定することができる。例えば、設置者200がシート状材料201の部分201aの孔19aにストラップ19の一端部を通して、ストラップ19の長さを巻き上げ部分201aに巻き付け、ストラップ19の両端部を一緒に結ぶとよい。他の実施形態では、シート状材料201の巻き上げ部分201aを固定するためのベルクロのような材料をストラップが包含するとよい。
【0199】
図7は、本発明概念の実施形態による両面テープの技術データ特性の表である。一実施形態では、0.23mmプラスマイナス0.1mmの厚さを両面テープ100が有する。この実施形態において、高粘着性接着材料102は30N/inより高いか等しい剥離接着力を有し、低粘着性接着材料103は6N/inより高いか等しい剥離接着力を有する。さらに、高粘着性接着材料102は低粘着性接着材料103のものより高い剥離接着力を有する。さらに、この実施形態では、10より低いか等しいボールタックと65N/inより高いか等しい引張強度と13%より高いか等しい伸び率とを両面テープ100が有する。
【0200】
図3に示された試験特性は、中華人民共和国標準化管理委員会(SAC)により発行された「GB」および「GB/T」国内規格などの公認工業規格の使用を含めて、当該技術分野で周知の様々な試験方法により測定される。
【0201】
ここに提示される両面テープ厚さの測定は、内容が参考として取り入れられているSAC規格GB/T 72015−1999「感圧性および粘着性テープの厚さに関する試験方法」に従って測定された。
【0202】
ここに提示される高粘着性接着材料および低粘着性接着材料の剥離接着力の測定は、内容が参考として取り入れられているSAC規格GB/T2792−1998「感圧性テープの180°角度での剥離強度に関する試験方法」に従って測定された。
【0203】
ここで提示されるボールタックの測定は、参考として内容が取り入れられているSAC規格GB/T4852−2002「回転ボールによる感圧性接着テープの粘着性に関する試験方法」に従って測定された。
【0204】
ここに提示される引張強度および伸び率の測定は、参考として内容が取り入れられているSAC規格GB7753−1987「感圧性接着テープの引張特性に関する試験方法」に従って測定された。
【0205】
本発明概念の実施形態は、取り除かれた時に部屋の表面へのダメージを防止する低粘着性の面を有するとともに、部屋、ドア枠、窓枠、およびその他の表面へのカーテンまたはプラスチックシートの固定を可能にする高粘着性の面を有する両面テープを提供する。本発明概念の実施形態はさらに、両面テープを使用する様々なパーティション構成を設置する方法を提供する。本発明概念の実施形態はさらに、パーティション取付システムの設置および組立のためのパーティション取付システムおよび工具の部品を包含するパーティション組立キットを提供する。
【0206】
例示的実施形態を参照して、本発明概念が上記で詳しく示され説明されたが、以下の請求項により説明および規定される本発明概念の趣旨および範囲を逸脱することなく形状および詳細の様々な変更が可能であることが当業者には理解されるだろう。
【符号の説明】
【0207】
10 パーティション組立キット
11 容器
11a 第1区画
11b 第2区画
11c 第3区画
11d 第4区画
14 ジッパ
18 カッタ
19 ストラップ
19a 孔
20A 左フランジ
20B 右フランジ
21A,21B ジッパ材料
22A 左務歯部分
22B 右務歯部分
24 ジッパプル
24a 切り欠き
26 前塗布接着材料
28 保護用紙ストリップ
36 ハンドル
38 ボデー部分
40A 左ボデー区分
40B 右ボデー区分
42A,42B ブレード
44A,44B ブレードエッジ
46 穿刺フィンガ
48 内側ガイド面
50 材料偏向部
52 ジッパの底部
54 露出シート部分
58 材料細片
60 穿刺領域
62 穿刺孔
64 切断部
66 臨時入口/開口部
100 両面テープ
100s 両面テープの開始部分
101 キャリア材料
102 高粘着性接着材料
103 低粘着性接着材料
104 テープライナ
116 ドア枠
130 部屋
131 戸口
166 開口部
200 設置者
201 シート状材料
201A 第1シート状材料
201B 第2シート状材料
202 窓枠
204,209 上枠部分
203,205,208,210 横枠部分
205b 窓枠の横部分の底部
205t 窓枠の横部分の上部
206 窓敷居
207 入口/ドア枠
211 底枠部分
220 天井
221 床
222,223 側壁
307 上部
308 底部
309 距離
1000 パーティション組立キット
1500 ヘッダ
1501 製品ラベル
1502a 第1ステープル
1502b 第2ステープル
1502c 第3ステープル
1503 棚ハンガ用開口部
LZ ジッパの長さ
L1 キャリア材料の長さ
L2 テープライナの長さ
T1 キャリア材料の厚さ
W1 キャリア材料の幅
W2 テープライナの幅

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器と、
標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズのシート状材料と、
キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料とキャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料を包含して、前記キャリア材料の前記第1面が前記キャリア材料の前記第2面よりも高い剥離接着力を有する、ロール状両面テープと、
前記標準サイズ入口の高さの50%より大きい長さを有する少なくとも一つのジッパと、
を包含するパーティション組立キット。
【請求項2】
前記シート状材料と前記ロール状両面テープと前記少なくとも一つのジッパとを格納するためのケースを前記容器が包含する、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項3】
再密封可能なケースを前記容器が包含する、請求項2に記載のパーティション組立キット。
【請求項4】
厚紙箱と紙箱とプラスチックケースと帆布バッグとプラスチックバッグと布バッグとで構成されるグループから選択される一つを前記容器が包含する、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項5】
前記シート状材料と前記ロール状両面テープと少なくとも一つのジッパの各々が前記ケース内で分離され得るように前記ケースが区画化される、請求項2に記載のパーティション組立キット。
【請求項6】
前記シート状材料と前記ロール状両面テープと少なくとも一つのジッパとが前記容器内に封入される、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項7】
前記シート状材料と前記ロール状両面テープと少なくとも一つのジッパの各々が前記容器内で分離され得るように前記容器が区画化される、請求項6に記載のパーティション組立キット。
【請求項8】
前記容器が第1区画と第2区画と第3区画とを包含する、請求項7に記載のパーティション組立キット。
【請求項9】
前記シート状材料が前記第1区画に格納される、請求項8に記載のパーティション組立キット。
【請求項10】
前記ロール状両面テープが前記第2区画に格納される、請求項8に記載のパーティション組立キット。
【請求項11】
前記少なくとも一つのジッパが前記第3区画に格納される、請求項8に記載のパーティション組立キット。
【請求項12】
単層フィルムシート材料と複層フィルムシート材料とプラスチックか合成材料のシート材料と布材料と帆布材料と強化プラスチック防水シート材料のうち少なくとも一つを前記シート状材料が包含する、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項13】
前記シート状材料が、2’0”×6’8”と2’2”×6’8”と2’4”×6’8”と2’6”×6’8”と2’8”×6’8”と2’10”×6’8”と3’0”×6’8”とで構成されるグループから選択される寸法を有するドアを包含する標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズである、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項14】
前記標準サイズの入口が、
約2’フィートから約8’フィートに及ぶ幅および約5’フィートから約12’フィートに及ぶ高さ、
を包含する、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項15】
前記キャリア材料の前記第1面がマスキングテープのものとほぼ等しい剥離接着力を有する、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項16】
前記キャリア材料の前記第1面がペインターテープのものとほぼ等しい剥離接着力を有する、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項17】
前記キャリア材料の前記第2面がダクトテープのものとほぼ等しい剥離接着力を有する、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項18】
前記キャリア材料の前記第1面が20N/inより高いか等しい剥離接着力を有する、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項19】
前記キャリア材料の前記第2面が15N/inより低いか等しい剥離接着力を有する、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項20】
約4:3と約6:1の間に及ぶ示差接着力比を前記ロール状両面テープが有し、前記示差接着力比が、前記キャリア材料の前記第1面の前記剥離接着力と前記キャリア材料の前記第2面の前記剥離接着力との比である、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項21】
前記キャリア材料の前記第2面がUV保護剤を包含する、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項22】
前記ロール状両面テープがさらに、前記高粘着性接着材料を有する前記キャリア材料の前記第1面に配置されるテープライナを包含する、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項23】
前記テープライナが赤色剥離ライナを包含する、請求項22に記載のパーティション組立キット。
【請求項24】
前記テープライナが紙テープライナを包含する、請求項22に記載のパーティション組立キット。
【請求項25】
ジッパプルを介して係合または分離される第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを前記少なくとも一つのジッパが包含する、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項26】
前記少なくとも一つのジッパの前記第1および第2フランジの各々に前塗布接着材料が載置される、請求項25に記載のパーティション組立キット。
【請求項27】
前記第1および第2フランジの各々に載置された前記前塗布接着材料に接着された保護用ライナを前記少なくとも一つのジッパがさらに包含する、請求項26に記載のパーティション組立キット。
【請求項28】
前記少なくとも一つのジッパが第1ジッパと第2ジッパとを包含し、ジッパプルを介して係合または分離される第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを前記第1および第2ジッパの各々が包含する、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項29】
前記第1および第2ジッパの前記第1および第2フランジの各々に前塗布接着材料が載置される、請求項28に記載のパーティション組立キット。
【請求項30】
シートカッタをさらに包含する、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項31】
ハンドルと、前記ハンドルから延出する第1および第2穿刺フィンガであって、第1および第2穿刺箇所で切断対象の前記シート状材料を穿刺するための構造および構成を持つ穿刺端部を有する穿刺フィンガと、前記第1および第2穿刺箇所を始点として前記シート状材料を切断するような構造および構成を持つとともに前記シート状材料に二つの平行な切込みを形成するための印加切断力の方向に延在する、前記穿刺フィンガの前記穿刺端部と前記ハンドルとの間の第1および第2ブレードとを前記シートカッタが包含する、請求項30に記載のパーティション組立キット。
【請求項32】
前記少なくとも一つのジッパの長さが前記標準サイズ入口の高さの75%より大きい、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項33】
前記ロール状両面テープの前記キャリア材料が単一キャリア材料で構成される、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項34】
前記キャリア材料が紙キャリア材料を包含する、請求項33に記載のパーティション組立キット。
【請求項35】
前記少なくとも一つのジッパが前記シート状材料に前装着される、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項36】
前記少なくとも一つのジッパが第1および第2ジッパを包含する、請求項35に記載のパーティション組立キット。
【請求項37】
容器と、
標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズのシート状材料と、
前記キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料と前記キャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料を包含し、前記キャリア材料の前記第1面が前記キャリア材料の前記第2面よりも高い剥離接着力を有する、ロール状両面テープと、
前記標準サイズ入口の高さの75%より大きい長さを有する少なくとも一つのジッパと、
を包含し、
前記シート状材料と前記ロール状両面テープと前記少なくとも一つのジッパとが前記容器内に封入され、
厚紙箱と紙箱とプラスチックケースと帆布バッグとプラスチックバッグと布バッグとで構成されるグループから選択される一つを前記容器が包含し、
単層フィルムシート材料と複層フィルムシート材料とプラスチックか合成材料のシート材料と布材料と帆布材料と強化プラスチック防水シート材料のうち少なくとも一つを前記シート状材料が包含し、
約4:3から約6:1に及ぶ示差接着力比を前記ロール状両面テープが有し、前記示差接着力比が、前記キャリア材料の前記第1面の前記剥離接着力と前記キャリア材料の前記第2面の前記剥離接着力との比であり、
前記ロール状両面テープがさらに、前記高粘着性接着材料を有する前記キャリア材料の前記第1面に配置されたテープライナを包含し、
ジッパプルを介して係合または分離される第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを前記少なくとも一つのジッパが包含する、
パーティション組立キット。
【請求項38】
シート状材料とロール状両面テープと少なくとも一つのジッパとが格納された容器を用意することであって、前記ロール状両面テープ材料が、キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料とキャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料を包含し、前記キャリア材料の前記第1面が前記キャリア材料の前記第2面より高い剥離接着力を有することと、
前記容器から前記ロール状両面テープを取り出すことと、
前記低粘着性接着材料を有する前記キャリア材料の前記第2面を入口に押し当てることにより前記ロール状両面テープの一部分を前記入口に貼付することと、
前記シート状材料を前記容器から取り出すことと、
前記高粘着性接着材料を有する前記キャリア材料の前記第1面に前記シート状材料を貼付することと、
を包含する、パーティション取付システムの組立方法。
【請求項39】
前記少なくとも一つのジッパを前記容器から取り出すことと、
前記少なくとも一つのジッパを前記シート状材料に貼付することと、
をさらに包含する、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記ジッパの底部分が前記シート状材料の底部分と整合される、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記キャリア材料の前記第1面に配置されたテープライナを取り除くことで、前記キャリア材料の前記第1面に前記シート状材料を貼付する前に前記高粘着性接着材料を露出させることをさらに包含する、請求項38に記載の方法。
【請求項42】
前記容器に格納されたカッタを用意することと、
前記容器から前記カッタを取り出すことと、
前記少なくとも一つのジッパの第1および第2フランジの間にある前記シート状材料の露出部分の上部分に前記カッタを配置することと、
前記カッタの尖端が前記シート状材料の前記露出部分を最初に貫通するように前記カッタに圧力を印加することにより、前記シート状材料を穿刺することと、
前記シート状材料の前記底部分に向かって前記カッタを下向き切断方向に引き下げることにより、前記シート状材料から材料細片を切断することと、
前記シート状材料から前記材料細片を除去することと、
をさらに包含する、請求項39に記載の方法。
【請求項43】
キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料と前記キャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料であって、前記キャリア材料の前記第1面が前記キャリア材料の前記第2面より高い剥離接着力を有する、キャリア材料と、
前記高粘着性接着材料を有する前記キャリア材料の前記第1面に配置されたテープライナと、
を包含する、ロール状両面テープ。
【請求項44】
前記キャリア材料の前記第1面がマスキングテープのものとほぼ等しい剥離接着力を有する、請求項43に記載のロール状両面テープ。
【請求項45】
前記キャリア材料の前記第1面がペインターテープのものとほぼ等しい剥離接着力を有する、請求項43に記載のロール状両面テープ。
【請求項46】
前記キャリア材料の前記第2面がダクトテープのものとほぼ等しい剥離接着力を有する、請求項43に記載のロール状両面テープ。
【請求項47】
前記キャリア材料の前記第1面が20N/inより高いか等しい剥離接着力を有する、請求項43に記載のロール状両面テープ。
【請求項48】
前記キャリア材料の前記第2面が15N/inより低いか等しい剥離接着力を有する、請求項43に記載のロール状両面テープ。
【請求項49】
約4:3から約6:1に及ぶ示差接着力比を前記ロール状両面テープが有し、前記示差接着力比が、前記キャリア材料の前記第1面の前記剥離接着力と前記キャリア材料の前記第2面の前記剥離接着力との比である、請求項43に記載のロール状両面テープ。
【請求項50】
前記キャリア材料の前記第2面がUV保護剤を包含する、請求項43に記載のロール状両面テープ。
【請求項51】
前記キャリア材料が単一キャリア材料で構成される、請求項43に記載のロール状両面テープ。
【請求項52】
前記キャリア材料が紙キャリア材料である、請求項51に記載のロール状両面テープ。
【請求項53】
前記キャリア材料が紙キャリア材料である、請求項43に記載のロール状両面テープ。
【請求項54】
前記テープライナが赤色剥離ライナを包含する、請求項43に記載のロール状両面テープ。
【請求項55】
前記テープライナが紙テープライナを包含する、請求項43に記載のロール状両面テープ。
【請求項56】
前記キャリア材料の前記第1面が30N/inより高いか等しい剥離接着力を有し、前記キャリア材料の前記第2面が6N/inより高いか等しい剥離接着力を有し、前記キャリア材料の前記第1面が前記キャリア材料の前記第2面より高い剥離接着力を有する、請求項43に記載のロール状両面テープ。
【請求項57】
単層フィルムシート材料と複層フィルムシート材料とプラスチックか合成材料のシート材料と布材料と帆布材料と強化プラスチック防水シート材料のうち少なくとも一つと、
標準サイズ入口の高さの50%より大きい長さを有する少なくとも一つのジッパであって、前記シート状材料に前装着される少なくとも一つのジッパと、
を包含し、
前記シート状材料が、約2’フィートから約8’フィートに及ぶ幅と約5’フィートから約12’フィートに及ぶ高さとを有する標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズである、
標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズのシート状材料。
【請求項58】
前記シート状材料が、2’0”×6’8”と2’2”×6’8”と2’4”×6’8”と2’6”×6’8”と2’8”×6’8”と2’10”×6’8”と3’0”×6’8”とで構成されるグループから選択される寸法を有するドアを有する標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズである、請求項57に記載のシート状材料。
【請求項59】
前記少なくとも一つのジッパの長さが前記標準サイズ入口の高さの75%より大きい、請求項57に記載のシート状材料。
【請求項60】
ジッパプルを介して係合または分離される第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを前記少なくとも一つのジッパが包含する、請求項57に記載のシート状材料。
【請求項61】
前記少なくとも一つのジッパが第1ジッパと第2ジッパとを包含し、ジッパプルを介して係合または分離される第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを前記第1および第2ジッパの各々が包含する、請求項57に記載のシート状材料。
【請求項62】
前記少なくとも一つのジッパが接着剤により前記シート状材料に前装着される、請求項57に記載のシート状材料。
【請求項63】
前記少なくとも一つのジッパが前記シート状材料に縫着される、請求項57に記載のシート状材料。
【請求項64】
前記少なくとも一つのジッパが前記シート状材料に熱溶着される、請求項57に記載のシート状材料。
【請求項65】
前記少なくとも一つのジッパが第1および第2フランジを包含し、前記第1および第2フランジの間の前切断開口部を前記シート状材料が包含する、請求項57に記載のシート状材料。
【請求項66】
容器と、
標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズのシート状材料と、
キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料とキャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料を包含するロール状両面テープであって、前記キャリア材料の前記第1面が前記キャリア材料の前記第2面より高い剥離接着力を有する、ロール状両面テープと、
前記標準サイズ入口の高さの50%より大きい長さを有する少なくとも一つのジッパと、
を包含するパーティション組立キット。
【請求項67】
前記シート状材料と前記ロール状両面テープと前記少なくとも一つのジッパとを格納するためのケースを前記容器が包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項68】
前記容器が再密封可能なケースを包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項69】
厚紙箱と紙箱とプラスチックケースと帆布バッグとプラスチックバッグと布バッグとで構成されるグループから選択される一つを前記容器が包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項70】
前記シート状材料と前記ロール状両面テープと前記少なくとも一つのジッパの各々が前記ケース内で分離され得るように前記ケースが区画化される、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項71】
前記シート状材料と前記ロール状両面テープと前記少なくとも一つのジッパとが前記容器内に封入される、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項72】
前記シート状材料と前記ロール状両面テープと前記少なくとも一つのジッパの各々が前記容器内で分離され得るように前記容器が区画化される、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項73】
前記容器が第1区画と第2区画と第3区画とを包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項74】
前記シート状材料が前記第1区画に格納される、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項75】
前記ロール状両面テープが前記第2区画に格納される、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項76】
前記少なくとも一つのジッパが前記第3区画に格納される、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項77】
単層フィルムシート材料と複層フィルムシート材料とプラスチックか合成材料のシート材料と布材料と帆布材料と強化プラスチック防水シート材料のうち少なくとも一つを前記シート状材料が包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項78】
前記シート状材料が、2’0”×6’8”と2’2”×6’8”と2’4”×6’8”と2’6”×6’8”と2’8”×6’8”と2’10”×6’8”と3’0”×6’8”とで構成されるグループから選択される寸法を有するドアを包含する標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズである、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項79】
約2’フィートから約8’フィートに及ぶ幅と約5’フィートから約12’フィートに及ぶ高さを前記標準サイズ入口が包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項80】
前記キャリア材料の前記第1面がマスキングテープのものとほぼ等しい剥離接着力を有する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項81】
前記キャリア材料の前記第1面がペインターテープものとほぼ等しい剥離接着力を有する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項82】
前記キャリア材料の前記第2面がダクトテープのものとほぼ等しい剥離接着力を有する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項83】
前記キャリア材料の前記第1面が20N/inより高いか等しい剥離接着力を有する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項84】
前記キャリア材料の前記第2面が15N/inより低いか等しい剥離接着力を有する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項85】
前記ロール状両面テープが約4:3から約6:1に及ぶ示差接着力比を有し、前記示差接着力比が前記キャリア材料の前記第1面の前記剥離接着力と前記キャリア材料の前記第2面の前記剥離接着力との比である、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項86】
前記キャリア材料の前記第2面がUV保護剤を包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項87】
前記高粘着性接着剤を有する前記キャリア材料の前記第1面に配置されたテープライナを前記ロール状両面テープがさらに包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項88】
前記テープライナが赤色剥離ライナを包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項89】
前記テープが紙テープライナを包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項90】
ジッパプルを介して係合または分離される第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを前記少なくとも一つのジッパが包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項91】
前記少なくとも一つのジッパの前記第1および第2フランジの各々に前塗布接着材料が載置される、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項92】
前記第1および第2フランジの各々に載置された前記前塗布接着材料に接着された保護用ライナを前記少なくとも一つのジッパがさらに包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項93】
前記少なくとも一つのジッパが第1ジッパと第2ジッパとを包含し、ジッパプルを介して係合または分離され得る第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを前記第1および第2ジッパの各々が包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項94】
前記第1および第2ジッパの前記第1および第2フランジの各々に前塗布接着材料が載置される、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項95】
シートカッタをさらに包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項96】
前記シートカッタが、ハンドルと、前記ハンドルから延出する第1および第2穿刺フィンガであって、第1および第2穿刺箇所で切断対象の前記シート状材料を穿刺するような構造および構成を持つ穿刺端部を有する第1および第2穿刺フィンガと、前記第1および第2穿刺箇所を始点として前記シート状材料を切断するような構造および構成を持つとともに前記シート状材料に二つの平行な切込みを形成するための印加切断力の方向に延在する、前記穿刺フィンガの前記穿刺端部と前記ハンドルとの間の第1および第2ブレードとを包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載パーティション組立キット。
【請求項97】
前記少なくとも一つのジッパの長さが前記標準サイズ入口の高さの75%より大きい、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項98】
前記ロール状両面テープの前記キャリア材料が単一キャリア材料で構成される、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項99】
前記キャリア材料が紙キャリア材料を包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項100】
前記少なくとも一つのジッパが前記シート状材料に前装着される、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項101】
前記少なくとも一つのジッパが第1および第2ジッパを包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のパーティション組立キット。
【請求項102】
容器と、
標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズのシート状材料と、
キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料とキャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料を包含し、前記キャリア材料の前記第1面がキャリア材料の前記第2面より高い剥離接着力を有する、ロール状両面テープと、
前記標準サイズ入口の高さの75%より大きい長さを有する少なくとも一つのジッパと、
を包含し、
前記シート状材料と前記ロール状両面テープと前記少なくとも一つのジッパとが前記容器内に封入され、
厚紙箱と紙箱とプラスチックケースと帆布バッグとプラスチックバッグと布バッグとで構成されるグループから選択される一つを前記容器が包含し、
単層フィルムシート材料と複層フィルムシート材料とプラスチックか合成のシート材料と布材料と帆布材料と強化プラスチック防水シート材料のうち少なくとも一つを前記シート状材料が包含し、
約4:3から約6:1に及ぶ示差接着力比を前記ロール状両面テープが有し、前記示差接着力比が、前記キャリア材料の前記第1面の前記剥離接着力と前記キャリア材料の前記第2面の前記剥離接着力との比であり、
前記高粘着性接着材料を有する前記キャリア材料の前記第1面に配置されたテープライナを前記ロール状両面テープがさらに包含し、
ジッパプルを介して係合または分離される第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを前記少なくとも一つのジッパが包含する、
パーティション組立キット。
【請求項103】
シート状材料とロール状両面テープと少なくとも一つのジッパとが格納された容器を用意することであって、キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料とキャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料を前記ロール状両面テープが包含し、前記キャリア材料の前記第1面が前記キャリア材料の前記第2面より高い剥離接着力を有することと、
前記ロール状両面テープを前記容器から取り出すことと、
前記低粘着性接着材料を有する前記キャリア材料の前記第2面を入口に押し当てることにより前記ロール状両面テープ部分を前記入口に貼付することと、
前記シート状材料を前記容器から取り出すことと、
前記高粘着性接着材料を有する前記キャリア材料の前記第1面に前記シート状材料を貼付することと、
を包含する、パーティション取付システムの組立方法。
【請求項104】
前記少なくとも一つのジッパを前記容器から取り出すことと、
前記少なくとも一つのジッパを前記シート状材料に貼付することと、
をさらに包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載の方法。
【請求項105】
前記ジッパの底部分が前記シート状材料の底部分と整合される、先行請求項の少なくとも一つに記載の方法。
【請求項106】
前記キャリア材料の前記第1面に配置されたテープライナを取り除くことで、前記シート状材料を前記キャリア材料の前記第1面に貼付する前に前記高粘着性接着材料を露出させることをさらに包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載の方法。
【請求項107】
前記容器に格納されたカッタを用意することと、
前記カッタを前記容器から取り出すことと、
前記少なくとも一つのジッパの第1および第2フランジの間にある前記シート状材料の露出部分の上部分に前記カッタを配置することと、
前記カッタの尖端が前記シート状材料の前記露出部分を最初に貫通するように前記カッタに圧力を印加することにより、前記シート状材料を穿刺することと、
前記シート状材料の前記底部分に向かって下向き切断方向に前記カッタを引き下ろすことで、前記シート状材料から材料細片を切断することと、
前記材料細片を前記シート状材料から除去することと、
をさらに包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載の方法。
【請求項108】
キャリア材料の第1面の高粘着性接着材料とキャリア材料の第2面の低粘着性接着材料とを有するキャリア材料であって、キャリア材料の前記第1面がキャリア材料の前記第2面より高い剥離接着力を有する、キャリア材料と、
前記高粘着性接着材料を有する前記キャリア材料の前記第1面に配置されたテープライナと、
を包含するロール状両面テープ。
【請求項109】
前記キャリア材料の前記第1面がマスキングテープのものと等しい剥離接着力を有する、先行請求項の少なくとも一つに記載のロール状両面テープ。
【請求項110】
前記キャリア材料の前記第1面がペインターテープのものと等しい剥離接着力を有する、先行請求項の少なくとも一つに記載のロール状両面テープ。
【請求項111】
前記キャリア材料の前記第2面がダクトテープのものと等しい剥離接着力を有する、先行請求項の少なくとも一つに記載のロール状両面テープ。
【請求項112】
前記キャリア材料の前記第1面が20N/inより高いか等しい剥離接着力を有する、先行請求項の少なくとも一つに記載のロール状両面テープ。
【請求項113】
前記キャリア材料の前記第2面が15N/inより低いか等しい剥離接着力を有する、先行請求項の少なくとも一つに記載のロール状両面テープ。
【請求項114】
前記ロール状両面テープが約4:3から約6:1に及ぶ示差接着力比を有し、前記示差接着力比が前記キャリア材料の前記第1面の前記剥離接着力と前記キャリア材料の前記第2面の前記剥離接着力との比である、先行請求項の少なくとも一つに記載のロール状両面テープ。
【請求項115】
前記キャリア材料の前記第2面がUV保護剤を包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のロール状両面テープ。
【請求項116】
前記キャリア材料が単一キャリア材料で構成される、先行請求項の少なくとも一つに記載のロール状両面テープ。
【請求項117】
前記キャリア材料が紙キャリア材料である、先行請求項の少なくとも一つに記載のロール状両面テープ。
【請求項118】
前記キャリア材料が紙キャリア材料である、先行請求項の少なくとも一つに記載のロール状両面テープ。
【請求項119】
前記テープライナが赤色剥離ライナを包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のロール状両面テープ。
【請求項120】
前記テープライナが紙テープライナを包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のロール状両面テープ。
【請求項121】
前記キャリア材料の前記第1面が30N/inより高いか等しい剥離接着力を有し、前記キャリア材料の前記第2面が6N/inより高いか等しい剥離接着力を有し、前記キャリア材料の前記第1面が前記キャリア材料の前記第2面より高い剥離接着力を有する、先行請求項の少なくとも一つに記載のロール状両面テープ。
【請求項122】
単層フィルムシート材料と複層フィルムシート材料とプラスチックか合成材料のシート材料と布材料と帆布材料と強化プラスチック防水シート材料のうち少なくとも一つと、
前記標準サイズ入口の高さの50%より大きい長さを有する少なくとも一つのジッパであって、前記シート状材料に前装着される、少なくとも一つのジッパと、
を包含し、
前記シート状材料が、約2’フィートから約8’フィートに及ぶ幅と約5’フィートから約12’フィートに及ぶ高さとを有する標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズである、
標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズのシート状材料。
【請求項123】
前記シート状材料が、2’0”×6’8”と2’2”×6’8”と2’4”×6’8”と2’6”×6’8”と2’8”×6’8”と2’10”×6’8”と3’0”×6’8”とで構成されるグループから選択される寸法を有するドアを包含する標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズである、先行請求項の少なくとも一つに記載のシート状材料。
【請求項124】
前記少なくとも一つのジッパの長さが前記標準サイズ入口の高さの75%より大きい、先行請求項の少なくとも一つに記載のシート状材料。
【請求項125】
ジッパプルを介して係合または分離される第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを前記少なくとも一つのジッパが包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のシート状材料。
【請求項126】
前記少なくとも一つのジッパが第1ジッパと第2ジッパとを包含し、前記第1および第2ジッパの各々が、ジッパプルを介して係合または分離される第1および第2務歯部分を各々が有する第1および第2フランジを包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のシート状材料。
【請求項127】
前記少なくとも一つのジッパが接着剤により前記シート状材料に前装着される、先行請求項の少なくとも一つに記載のシート状材料。
【請求項128】
前記少なくとも一つのジッパが前記シート状材料に縫着される、先行請求項の少なくとも一つに記載のシート状材料。
【請求項129】
前記少なくとも一つのジッパが前記シート状材料に熱溶着される、先行請求項の少なくとも一つに記載のシート状材料。
【請求項130】
前記少なくとも一つのジッパが第1および第2フランジを包含し、前記第1および第2フランジの間の前切断開口部を前記シート状材料が包含する、先行請求項の少なくとも一つに記載のシート状材料。
【請求項131】
前記少なくとも一つのジッパが最小で4フィートの長さである、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項132】
前記少なくとも一つのジッパが最小で5フィートの長さである、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項133】
前記少なくとも一つのジッパが最小で6フィートの長さである、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項134】
前記少なくとも一つのジッパが最小で7フィートの長さである、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項135】
前記少なくとも一つのジッパが最小で8フィートの長さである、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項136】
前記シート状材料が、2’0”×6’8”と2’2”×6’8”と2’4”×6’8”と2’6”×6’8”と2’8”×6’8”と2’10”×6’8”と3’0”×6’8”とで構成されるグループから選択される寸法を有する標準サイズ入口を被覆するのに充分なサイズである、請求項1に記載のパーティション組立キット。
【請求項137】
ストラップをさらに包含する、請求項1に記載のパーティション組立キット。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図2A(A)】
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【図2A(B)】
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【図2B】
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【図2C(A)】
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【図2C(B)】
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【図2D】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図3E】
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【図3F】
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【図3G】
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【図3H】
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【図3I】
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【図3J】
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【図3K】
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【図3L】
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【図3M(A)】
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【図3M(B)】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図4F】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図6E】
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【図7】
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【公表番号】特表2013−506069(P2013−506069A)
【公表日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−531066(P2012−531066)
【出願日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際出願番号】PCT/US2010/050180
【国際公開番号】WO2011/038215
【国際公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(506377008)ジップウォール エルエルシー (2)
【Fターム(参考)】