説明

ビデ用ノズルアセンブリー

【課題】赤外線光がユーザの局所部位に照射され、血液循環を促進させることができると共に、殺菌を実施することができるノズルアセンブリーを提供する。
【解決手段】ビデ用ノズルアセンブリーは、本体と、第1、第2シリンダー210,220が形成される駆動部200と、前記第1、第2シリンダー210,220に対応する第1、第2連結具241,242が形成されるカバーと、前記第1シリンダー210に挿入され、水圧によって延長されるビデノズル300と、前記第2シリンダー220に挿入され、水圧によって延長される洗浄ノズル400と、前記本体に対して前記駆動部をスライディングさせる駆動手段と、前記駆動部200に設けられ、赤外線ランプ610を具備するランプハウジング600とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビデ用ノズルアセンブリーに関し、より詳細には、赤外線ランプから発散される赤外線光がユーザの局所部位に照射され、血液循環を促進させることができるようにしたビデ用ノズルアセンブリーに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、座便器は、用便を水洗式で処理する洋便器の一種であって、近年、座便器にビデ(bidet)が一緒に装着され、用便後に自動で用便部位を温水で洗浄し、温風を利用して乾燥させることができるように構成されていて、非常に衛生的なので、座便器とともにビデが広く使用されている。
【0003】
しかし、座便器に設けられたビデ装置は、用便部位を自動に洗浄し乾燥させる役目以外には、特別の機能を期待することができないので、結局、ユーザの局所部位に温熱マッサージを行い、血液循環を促進させて、痔疾のような肛門疾患や女性の帯下、生理不順、妊産婦の産後のケアーのような各種婦人病の予防効果を期待しにくかった。
【0004】
また、ビデ装置は、その価格が高価であるが、その用途は、用便部位の洗浄や乾燥にのみ限定されるので、ビデが有する電気供給機能を利用して他の用途として使用するための提案が切実に要求されている。これにより、本発明者は、赤外線ランプをビデと統合されるように胴体に設置し、赤外線光がユーザの局所部位を照射することによって、温熱マッサージを行うことができるビデを開発するに至った。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前述した従来の諸問題点を解決するためになされたもので、その目的は、赤外線ランプから発散される赤外線光がユーザの局所部位に照射され、血液循環を促進させることができると共に、殺菌を実施することができるビデ用ノズルアセンブリーを提供することにある。
【0006】
また、本発明の他の目的は、ビデノズルと洗浄ノズルを別に具備し、水圧によって延長及びリターンスプリングによって復帰され、電気使用量を低減することができるビデ用ノズルアセンブリーを提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、赤外線ランプを用いてビデノズルと洗浄ノズルを殺菌することができるビデ用ノズルアセンブリーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の第1実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーは、本体と、第1、第2シリンダーが形成される駆動部と、前記第1、第2シリンダーに対応する第1、第2連結具が形成されるカバーと、前記第1シリンダーに挿入され、水圧によって延長されるビデノズルと、前記第2シリンダーに挿入され、水圧によって延長される洗浄ノズルと、前記本体に対して前記駆動部をスライディングさせる駆動手段と、前記駆動部に設けられ、赤外線ランプを具備するランプハウジングと、を含むことを特徴とする。
【0008】
本発明の第2実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーは、本体と、第1、第2シリンダーが形成される駆動部と、前記第1、第2シリンダーに対応する第1、第2連結具が形成されるカバーと、前記第1シリンダーに挿入され、水圧によって延長されるビデノズルと、前記第2シリンダーに挿入され、水圧によって延長される洗浄ノズルと、前記本体に対して前記駆動部をスライディングさせる駆動手段と、前記駆動部に設けられ、第1、第2赤外線ランプを上下に具備するランプハウジングと、を含み、前記第1赤外線ランプは、ユーザの局所部位に照射され、前記第2赤外線ランプは、ビデノズルと洗浄ノズル方向に照射されることを特徴とする。
【0009】
本発明の第3実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーは、本体と、第1、第2シリンダーが形成される駆動部と、前記第1、第2シリンダーに対応する第1、第2連結具が形成されるカバーと、前記第1シリンダーに挿入され、水圧によって延長されるビデノズルと、前記第2シリンダーに挿入され、水圧によって延長される洗浄ノズルと、前記本体に対して前記駆動部をスライディングさせる駆動手段と、前記駆動部に設けられ、赤外線ヒーターを具備するヒーターハウジングと、を含むことを特徴とする。
【0010】
前記赤外線ヒーターは、前記ヒーターハウジングの上下部に備えられる第1、第2赤外線ヒーターで構成され、前記第1赤外線ヒーターは、ユーザの局所部位に照射され、前記第2赤外線ヒーターは、ビデノズルと洗浄ノズル方向に照射されることが好ましい。
【0011】
また、前記駆動手段は、前記本体に設けられるモーターと、前記モーターに結合されるピニオンと、前記ピニオンと噛合されるように前記駆動部に設けられるラックと、を含むことが好ましい。
また、前記モーターは、ステップモータであることが好ましい。
また、前記ビデノズルまたは前記洗浄ノズルを復帰させるリターンスプリングがさらに備えられることが好ましい。
また、前記リターンスプリングは、前記駆動部と前記ビデノズルまたは前記洗浄ノズルとの間に設けられる圧縮スプリングで構成されることが好ましい。
前記リターンスプリングは、前記第1、第2連結具と前記ビデノズルまたは前記洗浄ノズルとの間に設けられる引張スプリングで構成されることが好ましい。
【0012】
また、前記ランプハウジングは、透明な素材からなり、前記ランプハウジングの外部には、反射鏡がさらに備えられ、前記反射鏡は、ビデハウジングに設けられることが好ましい。
また、前記ランプハウジングの上下端には、透明窓が各々さらに備えられることが好ましい。
【0013】
前記ヒーターハウジングは、透明な素材からなり、前記ヒーターハウジングの外部には、反射鏡がさらに備えられ、前記反射鏡は、ビデハウジングに設けられることが好ましい。
また、前記ヒーターハウジングの上下端には、透明窓が各々さらに備えられることが好ましい。
また、前記本体には、ガイド部が形成され、前記駆動部には、前記ガイド部に対応するスライディング部材が形成されることが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明による赤外線ビデによれば、赤外線ランプから発散される赤外線光がユーザの局所部位に照射され、血液循環を促進させることができると共に、殺菌を実施することができる効果を奏する。
また、ビデノズルと洗浄ノズルを別に具備し、水圧によって延長及びリターンスプリングによって復帰され、電気使用量を低減することができる効果を有する。
また、赤外線ランプを用いて赤外線をビデノズルと洗浄ノズルに照射して殺菌することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーを示す分解斜視図である。
【図2】図1の結合状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーが適用されたビデを示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーを示す分解斜視図である。
【図5】図4の結合状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーを示す分解斜視図である。
【図7】図6の結合状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の第3実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーが適用されたビデを示す断面図である。
【図9】本発明の第3実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーに複数個の赤外線ヒーターが適用された状態を示す分解斜視図である。
【図10】本発明の第4実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーを示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例を 詳細に説明する。
第1実施例
【0017】
図1は、本発明の第1実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーを示す分解斜視図であり、図2は、図1の結合状態を示す斜視図であり、図3は、本発明の第1実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーが適用されたビデを示す断面図である。
【0018】
図1及び図2に示されたように、本発明の第1実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーAは、本体100と、第1、第2シリンダー210、220が形成される駆動部200と、前記第1、第2シリンダー210、220に対応する第1、第2連結具241、242が形成され、前記駆動部200の開放された端部を覆うように結合されるカバー240と、前記第1シリンダー210に挿入され、水圧によって延長されるビデノズル300と、前記第2シリンダー220に挿入され、水圧によって延長される洗浄ノズル400と、前記本体100に対して前記駆動部200をスライディングさせる駆動手段500と、前記駆動部200に設けられ、赤外線ランプ610を具備するランプハウジング600とで構成
される。
前記カバー240の第1、第2連結具241、242には、洗浄水が流入される流入口243、244が各々形成される。
【0019】
また、前記第1、第2連結具241、242と第1、第2シリンダー210、220とは、互いに嵌着され、前記流入口243、244を通じて流入された洗浄水は、第1、第2シリンダー210、220の内部に流入され、流入された洗浄水の圧力によって、ビデノズル300と洗浄ノズル400は、駆動部200の長さ方向に延長されると共に、洗浄水を噴射する。
また、洗浄水の噴射が完了すれば、延長されたビデノズル300と洗浄ノズル400は、リターンスプリング700の弾性力によって復帰される。
【0020】
前記リターンスプリング700は、前記駆動部200の第1、第2シリンダー210、220とビデノズル300または洗浄ノズル400との間に設けられる圧縮スプリングであって、その弾性力によってビデノズル300と洗浄ノズル400を第1、第2シリンダー210、220の内部に各々復帰させる。
【0021】
一方、前記リターンスプリング700は、前記第1、第2連結具241、242とビデノズル300または洗浄ノズル400との間に設けられる引張スプリングで構成されることも可能であり、詳細な説明は省略する。
【0022】
前記駆動手段500は、前記本体100に設けられるモーター510と、前記モーター510の回転軸に結合されるピニオン520と、前記ピニオン520と噛合されるように前記駆動部200の下端に設けられるラック530とで構成される。
前記モーター510は、入力パルス数に対応して一定角度ずつ回転するステップモータで構成される。
【0023】
また、前記ランプハウジング600の外部には、図3のように、反射鏡630がさらに備えられ、前記反射鏡630は、ビデハウジング800の内面に設けられる。これは、ランプハウジング600の内部に実装された赤外線ランプ610は、赤外線照射範囲が限定されるので、ユーザの局所に照射するために、通常、上端に向かうようになり、上端に向かう赤外線を反射鏡630を通じてビデノズル300と洗浄ノズル400に向かって照射し、殺菌を実施することができる。
【0024】
しかし、前記反射鏡630を通じて反射された赤外線は、前記ランプハウジング600の外部に照射されるので、前記ランプハウジング600は、透明素材で形成され、赤外線が透過することが好ましい。
【0025】
一方、前記ランプハウジング600が不透明素材で形成されれば、前記ランプハウジング600の上下端に各々透明窓620を設置し、下端の透明窓620を通じて前記ビデノズル300と洗浄ノズル400に赤外線を照射するようになっていて、前記ビデノズル300と洗浄ノズル400を赤外線を用いて殺菌することができる。この時、前記赤外線ランプ610は、上下端の透明窓620に赤外線を照射するように設けられることが好ましい。
【0026】
また、前記本体100にはガイド部130が形成され、前記駆動部200には前記ガイド部130に対応するスライディング部材230が形成されていて、前記本体100と駆動部200の結合状態を維持しながら駆動部200のスライディングを案内する。
また、前記ビデノズル300は、女性の帯下、生理不順などの各種婦人病を予防するように構成される。
さらに、前記洗浄ノズル400は、用便後に自動で用便部位を洗浄するように構成され、痔疾のような肛門疾患を治療する。
以下、本発明の第1実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーAの動作を説明する。
まず、ユーザは、用便後にビデの操作部を操作する。
この時、モーター510が駆動し、ピニオン520の駆動力がラック530に伝達され、駆動部200は、本体100に対して長さ方向に伸長される。
また、流入口243、244を通じて洗浄水の投入を実施する。
【0027】
次に、前記第1、第2連結具241、242と連通する第1、第2シリンダー210、220に洗浄水が流入され、その圧力によってビデノズル300と洗浄ノズル400は、駆動部200の長さ方向に延長され、洗浄を実施する。
【0028】
一方、前記第1、第2連結具241、242のうち1つに選択的に洗浄水が流入され、前記ビデノズル300と洗浄ノズル400は別に動作を実施するようになる。
【0029】
その後、洗浄が完了したビデノズル300または洗浄ノズル400は、リターンスプリング700によって第1、第2シリンダー210、220の内部に復帰する。
【0030】
次に、ユーザの用便部位にランプハウジング600を位置させて、赤外線ランプ610を照射する。すなわち、前記赤外線ランプ610を用いて用便部位の乾燥を実施すると共に、用便部位に赤外線を照射し、血液循環促進及び殺菌を実施する。
【0031】
一方、前記ビデノズル300または洗浄ノズル400を用いた洗浄を実施する時、赤外線ランプ610を同時に点灯して赤外線を照射するか、前記ビデノズル300または洗浄ノズル400を用いた洗浄または赤外線ランプ610の点灯のうち1つを選択的に実施することができることを明らかにする。
その後、モーター510の駆動力によって駆動部200は、本体100に伸長された距離分だけ復帰する。
【0032】
次に、前記ランプハウジング600下端の透明窓620または反射鏡630を通じて赤外線ランプ610の赤外線をビデノズル300と洗浄ノズル400に照射し、殺菌を実施する。
【0033】
以下、本発明によるビデ用ノズルアセンブリーの他の実施例を説明するにあたって、本発明の第1実施例と同一の構成と機能を有する構成については、同一の構成符号を使用し、差異点のみ記述して説明する。
第2実施例
図4は、本発明の第2実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーを示す分解斜視図であり、図5は、図4の結合状態を示す斜視図である。
【0034】
図4及び図5に示されたように、本発明の第2実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーAは、本体100と、第1、第2シリンダー210、220が形成される駆動部200と、前記第1、第2シリンダー210、220に対応する第1、第2連結具241、242が形成され、前記駆動部200の開放された端部を覆うように結合されるカバー240と、前記第1シリンダー210に挿入され、水圧によって延長されるビデノズル300と、前記第2シリンダー220に挿入され、水圧によって延長される洗浄ノズル400と、前記本体100に対して前記駆動部200をスライディングさせる駆動手段500と、前記駆動部200に設けられ、第1、第2赤外線ランプ610a、610bを具備するランプハ
ウジング600とで構成される。
【0035】
ここで、前記第1赤外線ランプ610aは、ユーザの局所部位に照射し、血液循環を促進させることができると共に、殺菌を実施し、前記第2赤外線ランプ610bは、ビデノズル300と洗浄ノズル400方向に照射し、ビデノズル300と洗浄ノズル400の殺菌を実施する。
【0036】
一方、前記第1、第2赤外線ランプ610a、610bは、赤外線照射範囲が限定されるので、第1赤外線ランプ610aは、ユーザの局所に照射するために、通常、上端に向かうように設けられ、第2赤外線ランプ610bは、ビデノズル300と洗浄ノズル400に赤外線を照射するために、通常、下端に向かうように設けられる。
また、前記ランプハウジング600には、第1、第2赤外線ランプ610a、610bを分離収容するように隔壁630が形成される。
【0037】
また、前記ランプハウジング600の上下端には、各々透明窓620を設置し、第1、第2赤外線ランプ610a、610bの赤外線がユーザの局所部位とビデノズルと洗浄ノズルに照射されるようにする。
【0038】
以外にも、前記透明窓620によって第1、第2赤外線ランプ610a、610bに異物が沈着されることを防止すると共に、湿気による短絡を防止するようになる。
第3実施例
【0039】
図6は、本発明の第3実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーを示す分解斜視図であり、図7は、図6の結合状態を示す斜視図であり、図8は、本発明の第3実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーが適用されたビデを示す断面図であり、図9は、本発明の第3実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーに複数個の赤外線ヒーターが適用された状態を示す分解斜視図である。
【0040】
図6乃至図9に示されたように、本発明の第3実施例に係るビデ用ノズルアセンブリーAは、本体100と、第1、第2シリンダー210、220が形成される駆動部200と、前記第1、第2シリンダー210、220に対応する第1、第2連結具241、242が形成され、前記駆動部200の開放された端部を覆うように結合されるカバー240と、前記第1シリンダー210に挿入され、水圧によって延長されるビデノズル300と、前記第2シリンダー220に挿入され、水圧によって延長される洗浄ノズル400と、前記本体100に対して前記駆動部200をスライディングさせる駆動手段500と、前記駆動部200に設けられ、赤外線ヒーター610を具備するヒーターハウジング600とで
構成される。
【0041】
また、前記ヒーターハウジング600の外部には、図8のように、反射鏡630がさらに備えられ、前記反射鏡630は、ビデハウジング800の内面に設けられる。これは、ヒーターハウジング600の内部に実装された赤外線ヒーター610は、赤外線照射範囲が限定されるので、ユーザの局所に照射するために、通常、上端に向かうようになり、上端に向かう赤外線を反射鏡630を通じてビデノズル300と洗浄ノズル400に向かって照射し、殺菌を実施することができる。
【0042】
しかし、前記反射鏡630を通じて反射された赤外線は、前記ヒーターハウジング600の外部に照射されるので、前記ヒーターハウジング600は、透明素材で形成され、赤外線が透過することが好ましい。
【0043】
一方、前記ヒーターハウジング600が不透明素材で形成されれば、前記ヒーターハウジング600の上下端に各々透明窓620を設置し、下端の透明窓620を通じて前記ビデノズル300と洗浄ノズル400に赤外線を照射するようになっていて、前記ビデノズル300と洗浄ノズル400を赤外線によって殺菌することができる。この時、前記赤外線ヒーターは、上下端の透明窓に赤外線を照射するように設けられることが好ましい。
一方、前述した説明では、1つの赤外線ヒーター610を説明したが、多数個の赤外線
ヒーターが備えられることも可能である。
例えば、図9に示されたように、前記ヒーターハウジング600に第1、第2赤外線ヒーター610a、610bが各々備えられる。
【0044】
ここで、前記第1赤外線ヒーター610aは、ユーザの局所部位に照射し、血液循環を促進させることができると共に、殺菌を実施し、前記第2赤外線ヒーター610bは、ビデノズル300と洗浄ノズル400方向に照射し、ビデノズル300と洗浄ノズル400の殺菌を実施する。
一方、前記第1、第2赤外線ヒーター610a、610bは、赤外線照射範囲が限定さ
【0045】
れるので、第1赤外線ヒーター610aは、ユーザの局所に照射するために、通常、上端に向かうように設けられ、第2赤外線ヒーター610bは、ビデノズル300と洗浄ノズル400に赤外線を照射するために、通常、下端に向かうように設けられる。
また、前記ヒーターハウジング600には、第1、第2赤外線ヒーター610a、610bを分離収容するように隔壁630’が形成される。
【0046】
また、前記ヒーターハウジング600の上下端には、各々透明窓620を設置し、第1、第2赤外線ヒーター610a、610bの赤外線がユーザの局所部位とビデノズルと洗浄ノズルに照射されるようにする。
【0047】
以外にも、前記透明窓620によって第1、第2赤外線ヒーター610a、610bに異物が沈着されることを防止すると共に、湿気による短絡を防止するようになる。
一方、前記第1、第2赤外線ヒーター610a、610bは、セラミックヒーター、CNTヒーターなどが使用されることができる。
【0048】
以上、本発明の好ましい実施例について詳しく説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施例に限定されず、特許請求範囲によって解釈されるべきである。この時、この技術分野における通常の知識を有する者なら、本発明の範囲から脱しない範囲で様々な修正と変形が可能であることが自明であろう。
【0049】
例えば、図10に示されたように、前述した第1、第2実施例の赤外線ランプ610a”、610b”と第3実施例の赤外線ヒーター610a’、610b’が一緒に適用されることができることは勿論である。
【符号の説明】
【0050】
A ビデ用ノズルアセンブリー
100 本体
200 駆動部
300 ビデノズル
400 洗浄ノズル
500 駆動手段
600 ランプハウジング
700 リターンスプリング


【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
第1、第2シリンダーが形成される駆動部と、
前記第1、第2シリンダーに対応する第1、第2連結具が形成されるカバーと、
前記第1シリンダーに挿入され、水圧によって延長されるビデノズルと、
前記第2シリンダーに挿入され、水圧によって延長される洗浄ノズルと、
前記本体に対して前記駆動部をスライディングさせる駆動手段と、
前記駆動部に設けられ、赤外線ランプを具備するランプハウジングと、
を含むことを特徴とするビデ用ノズルアセンブリー。

【請求項2】
本体と、
第1、第2シリンダーが形成される駆動部と、
前記第1、第2シリンダーに対応する第1、第2連結具が形成されるカバーと、
前記第1シリンダーに挿入され、水圧によって延長されるビデノズルと、
前記第2シリンダーに挿入され、水圧によって延長される洗浄ノズルと、
前記本体に対して前記駆動部をスライディングさせる駆動手段と、
前記駆動部に設けられ、第1、第2赤外線ランプを上下に具備するランプハウジングと、
を含み、
前記第1赤外線ランプは、ユーザの局所部位に照射され、前記第2赤外線ランプは、ビ
デノズルと洗浄ノズル方向に照射されることを特徴とするビデ用ノズルアセンブリー。

【請求項3】
本体と、
第1、第2シリンダーが形成される駆動部と、
前記第1、第2シリンダーに対応する第1、第2連結具が形成されるカバーと、
前記第1シリンダーに挿入され、水圧によって延長されるビデノズルと、
前記第2シリンダーに挿入され、水圧によって延長される洗浄ノズルと、
前記本体に対して前記駆動部をスライディングさせる駆動手段と、
前記駆動部に設けられ、赤外線ヒーターを具備するヒーターハウジングと、
を含むことを特徴とするビデ用ノズルアセンブリー。

【請求項4】
前記赤外線ヒーターは、前記ヒーターハウジングの上下部に備えられる第1、第2赤外
線ヒーターで構成され、前記第1赤外線ヒーターは、ユーザの局所部位に照射され、前記
第2赤外線ヒーターは、ビデノズルと洗浄ノズル方向に照射されることを特徴とする請求
項3に記載のビデ用ノズルアセンブリー。

【請求項5】
前記駆動手段は、
前記本体に設けられるモーターと、前記モーターに結合されるピニオンと、前記ピニオ
ンと噛合されるように前記駆動部に設けられるラックと、を含むことを特徴とする請求項
1乃至4のいずれかに記載のビデ用ノズルアセンブリー。

【請求項6】
前記モーターは、ステップモータであることを特徴とする請求項5に記載のビデ用ノズ
ルアセンブリー。

【請求項7】
前記ビデノズルまたは前記洗浄ノズルを復帰させるリターンスプリングがさらに備えら
れることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のビデ用ノズルアセンブリー。

【請求項8】
前記リターンスプリングは、前記駆動部と前記ビデノズルまたは前記洗浄ノズルとの間に設けられる圧縮スプリングで構成されることを特徴とする請求項7に記載のビデ用ノズルアセンブリー。

【請求項9】
前記リターンスプリングは、前記第1、第2連結具と前記ビデノズルまたは前記洗浄ノ
ズルとの間に設けられる引張スプリングで構成されることを特徴とする請求項7に記載の
ビデ用ノズルアセンブリー。

【請求項10】
前記ランプハウジングは、透明な素材からなり、前記ランプハウジングの外部には、反
射鏡がさらに備えられ、前記反射鏡は、ビデハウジングに設けられることを特徴とする請
求項1に記載のビデ用ノズルアセンブリー。

【請求項11】
前記ランプハウジングの上下端には、透明窓が各々さらに備えられることを特徴とする
請求項1または2に記載のビデ用ノズルアセンブリー。

【請求項12】
前記ヒーターハウジングは、透明な素材からなり、前記ヒーターハウジングの外部には、
反射鏡がさらに備えられ、前記反射鏡は、ビデハウジングに設けられることを特徴とする
請求項3または4に記載のビデ用ノズルアセンブリー。

【請求項13】
前記ヒーターハウジングの上下端には、透明窓が各々さらに備えられることを特徴とす
る請求項3または4に記載のビデ用ノズルアセンブリー。

【請求項14】
前記本体には、ガイド部が形成され、前記駆動部には、前記ガイド部に対応するスライ
ディング部材が形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のビデ用ノ
ズルアセンブリー。

【請求項15】
赤外線ランプを具備するランプハウジングが前記駆動部に追加的に設けられることを特
徴とする請求項3に記載のビデ用ノズルアセンブリー。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−112154(P2010−112154A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−53550(P2009−53550)
【出願日】平成21年3月6日(2009.3.6)
【出願人】(500022328)パセコ・カンパニー・リミテッド (3)
【Fターム(参考)】