説明

ピギーバックACK/NACKフィールドを含む無線ブロックを確実に伝送するための方法および装置

変調されたシンボルの信頼できないビット位置にあるPAN(ピギーバック肯定応答/否定応答)ビットが、より信頼できるビット位置にあるデータビットと交換される。加えて、PANビットを含むシンボルに電力オフセット値を印加できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、ワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0002】
GSM(移動体通信用グローバルシステム)は、移動体ワイヤレス通信用に最も広く普及している通信規格の1つである。パケット交換技術を導入するために、ETSI(欧州電気通信基準化協会)によってGPRS(汎用パケット無線サービス)が開発された。GPRSの1つの制限は、GPRSが音声サービスをサポートしないことである。GPRSに関する他の問題としては、より高速のデータ転送速度がサポートされないこと、およびリンク適応化アルゴリズムが貧弱なことが挙げられる。したがって、3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)は高速のデータサービスをサポートするためにGSM用の新しい規格を開発し、1999年に発表した。これは、EDGE(enhanced data rates for GSM evolution:高データ転送速度GSM進化型)として知られている。
【0003】
これらの規格に従って構成されるネットワークは、CN(コアネットワーク)、GERAN(GSM/EDGE無線アクセスネットワーク)などのRAN(無線アクセスネットワーク)に接続された少なくとも1つのWTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)を備える。GERANは、それぞれがBSC(基地局コントローラ)に接続され、BSCによって制御される複数のBTS(基地送受信局)を備える。BSCおよび対応するBTSの組み合わせは、BSS(基地局システム)として実現される。
【0004】
RLC/MAC(無線リンク制御/媒体アクセス制御)プロトコルはWTRUおよびBSSに常駐し、WTRUとネットワーク間の情報の確実な伝送を担当する。加えて、物理層レイテンシ(例えば、パケット転送遅延および直列化遅延)がRLC/MACプロトコルによって制御される。
【0005】
GERAN進化型の目標は、ワイヤレス通信システムにおける設定および構成のための新しい技術、新しいアーキテクチャ、および新しい方法を開発することである。GERAN進化型の1つの作業項目は、レイテンシの短縮である。3GPP GERANのR7(リリース7)の規格は、スループットを向上させることができて、UL(アップリンク)およびDL(ダウンリンク)における伝送のレイテンシを短縮することができるいくつかの機能を導入している。ULの改良は、HUGE(higher uplink performance for GERAN evolution:より高速のアップリンクパフォーマンスGERAN進化型)と呼ばれ、DLの改良は、REDHOT(reduced symbol duration higher order modulation and turbo coding:短縮されたシンボル期間、より高位の変調、およびターボ符号化)と呼ばれる。これらの改良は両方とも、EGPRS−2(進化型汎用パケット無線サービス2)機能と総称されることがある。
【0006】
レイテンシ短縮機能は、独立モードでも、他のGERAN R7改良のいずれかと連動しても動作できる2つの技術手法を有する。1つの手法は、FANR(高速のACK/NACK(肯定応答/否定応答)報告)モードを使用する。もう1つの手法は、RTTI(短縮された伝送時間インターバル)モードを使用する。WTRUは、レガシーEGPRS MCS(変調および符号化スキーム)およびより新しいEGPRS−2変調および符号化スキームを用いてFANRおよびRTTI両オペレーションモードで動作できる。
【0007】
REDHOTおよびHUGEでは、レガシーEGPRSのDLおよびULに比べてデータ転送速度およびスループットが向上する。これらのモードは、より高位の変調スキーム、例えば、16−QAM(16直交振幅変調)および32−QAM(32直交振幅変調)などを使用することにより実施できる。これらのモードは、より高速のシンボル転送速度伝送およびターボ符号化の使用も対象にすることができる。レガシーシステムと同様に、REDHOTおよびHUGEは、バースト単位の新しい修正済み情報フォーマット、様々な符号化率、様々な符号化手法などを定義する変調および符号化スキームの拡張版一式を対象にする。
【0008】
FANRの導入前、ACK/NACK情報は、一般的に、開始シーケンス番号、および無線ブロックを表すビットマップが入れられた、RLC/MAC制御ブロックと呼ばれる明示メッセージで送信されていた。報告のストラテジー(報告書はいつ、どのようにして送信されるかなど)はネットワークによって制御されていた。WTRUは、BSS(基地局システム)からのポーリング情報への応答として制御ブロックを必ず送信していた。ポーリング情報は、UL伝送時刻(例えば、いつ、WTRUがその制御ブロックをULで送信するのが許可されたか)に関する情報も含む。通常のオペレーション中、より高位層の情報がWTRUとネットワーク間で交換される場合、その情報転送はRLCデータブロックを使用して行われる。
【0009】
現在のACK/NACK報告プロトコルの欠点は、ACK/NACK情報が送信されるたびに全制御ブロックが必要なことである。したがって、遅延の影響を受けやすいサービスに対してACK/NACK情報が頻繁に必要な場合、大きいオーバーヘッドが必要になる。
【0010】
その結果として、GERAN進化型のフレームワーク内で、反対のリンク方向ではRLCデータブロックに「ピギーバックした」ACK/NACK報告書を使用する新しいACK/NACK状態マシンが導入された。
【0011】
このプロトコルは、大きなオーバーヘッドを生ずることなく再送遅延を大幅に短縮する可能性を有している。これらのPAN(ピギーバックACK/NACK)報告書は、無線ブロックのACK/NACK情報を与える未処理の無線ブロックビットマップを指定するBSN(ブロックシーケンス番号)と、ACK/NACK情報のサイズを指定するサイズビットまたは拡張ビットの組み合わせとして設計されるビットマップである。PANは、RLCデータを搬送する無線ブロックに入れてACK/NACKビットマップを送信するために使用される。
【0012】
これは、ACK/NACK情報が単一のPANで構成される、またはいくつかの複数セグメントのPANに分割されることを可能にする。これにより、特別なRLC/MAC制御ブロックを必要としないでACK/NACK報告を特定のWTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)へデータ伝送から独立して送信する柔軟性が増し、一方でRLCウィンドウオペレーションの一般的原則を維持するため、レイテンシおよび往復時間の短縮が可能になる。
【0013】
図1は、従来の無線ブロックを示している。現在、PANフィールドは、EGPRS版MCS(変調および符号化スキーム)を使用するか、またはREDHOT/HUGE(EGPRS−2)によって提供される新しいMCSを使用してRLC/MAC無線ブロックに挿入できる。これらのシナリオの両方で、無線ブロックは、RLCデータペイロードから独立して復号可能な、別個に符号化されたRLC/MACヘッダ105と、RLCデータペイロード110と、RLC/MACヘッダおよびRLCデータペイロードから別個に復号可能なPANフィールド115とで構成される。
【0014】
一部のレガシーEGPRS無線ブロックおよび一部の新しいREDHOT/HUGE無線ブロックは、無線ブロックごとに2つ以上のRLCデータPDU(プロトコルデータユニット)を含むことができる。PANは、バースト上にデータと一緒にマッピングされる。インターリーブ前のPANの配置は、データブロックのインターリーブの深さに依存する。すべてのPANは符号化率が低いので、インターリーブの深さは最大が好ましい。
【0015】
無線ブロックにPANフィールド115を挿入するには、実際のRLCデータペイロードの、より重いパンクチャが必要である。要するに、無線ブロックに入れることができるビットの総数は固定なので、PANが挿入される時には、より多くの符号化されたデータビットがRLCデータペイロードから除去される必要がある。PANが挿入される時でもRLC/MACヘッダの符号化は変更されないままなので、データ部の符号化率が上がらなければならない。しかし、これは、リンクパフォーマンスおよびリンク適応化アルゴリズムの効果には有害である可能性がある。なぜなら、チャネル符号化率が上がり、無線ブロックの、影響を受けるRLCデータペイロード110のチャネルビットの数が減少すると、伝送エラーが増え、データ保護が減少する可能性があるからである。
【0016】
もう1つの問題は、RLC/MACヘッダ105、RLCデータペイロード110、およびPANフィールド115はすべて、独立してチャネル符号化されることである。例えば、M=20の情報ビットおよびN=6のCRC(巡回冗長検査)ビットを含むPANフィールドは80個のチャネル符号化ビットに符号化され、符号化率は約0.33となる。したがって、無線ブロックの良好なパフォーマンスには、RLC/MACヘッダ105、RLCデータペイロード110およびPANフィールド115のエラーパフォーマンスのバランスを取ることが不可欠である。
【0017】
RLC MAC無線ブロック110を構成する部分の様々なエラーパフォーマンスが図2に示されている。例えば、RLC/MACヘッダ105のエラー率が高くなりすぎる場合、RLCデータペイロード110内のエラーのためではなく、受信側(WTRUまたは基地局)がRLC/MACヘッダ105を復号できないために、より多くの伝送が失われる。PANフィールド115の保護も、PANフィールド115のマッピングと同様に疑問である。
【0018】
図1の従来のRLC/MAC無線ブロックでは、RLC/MACヘッダ105、RLCデータペイロード110およびPANフィールド115が一緒にインターリーブされる。それらのチャネル符号化ビットは変調シンボルによって搬送されるが、そのチャネル符号化ビットは、例えば、PANフィールド115に属するビットが必ずしも連続しないような4つの無線バーストに分散される。電力オフセットをPAN搬送のシンボルのサブセットのみに印加すると、「通常の」シンボルから、より大きいオフセット電力で送信されるシンボルに遷移するRF(高周波)非線形性のために、所与の変調オーダー用の構成された標準PAR(ピーク対平均比)バックオフ時に隣接する搬送波に伝送(Tx)電力が余分に漏洩する可能性がある。これは、容認し得ない帯域外発射レベルに達することがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
したがって、無線ブロックの異なる部分および無線ブロックのマッチする部分のパフォーマンスおよびエラー回復力を、チャネル符号化ビットの数を変更することなく、PANフィールドを含まない時の伝送と比べた場合の、PANフィールドを含んだ場合のそれら各部分のそれぞれの要件にリンクするための方法および装置を有することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0020】
変調されたシンボルの信頼できないビット位置にあるPAN(ピギーバック肯定応答/否定応答)ビットが、より信頼できるビット位置にあるデータビットと交換される。加えて、PANビットを含むシンボルに電力オフセット値を印加できる。
【0021】
例として、添付の図面と関連付けて理解されるように記載された以下の説明から、より詳細な理解が得られるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】EGPRSデータ転送用の従来のRLC/MACブロック構造を示した図である。
【図2】ビット交換が行われないRLC/MAC無線ブロックの様々な部分のエラー率を示した図である。
【図3】PANビット交換が行われない無線ブロックの構造を、PANビット交換が行われた無線ブロックの構造と比較して示した図である。
【図4】ピギーバックACK/NACKフィールドを含んだ無線ブロックの送受信に使用されるWTRUおよび基地局を備えたワイヤレス通信システムのブロック図である。
【図5】図4のWTRUによって実行される手順の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本明細書で言及された場合、用語「WTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)」には、限定ではないが、UE(ユーザ機器)、移動体局、固定または移動体加入者ユニット、ページャー、携帯電話、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、コンピュータ、またはワイヤレス環境で動作できる任意の他のタイプのユーザデバイスがある。本明細書で言及された場合、用語「基地局」には、限定ではないが、ノードB、サイトコントローラ、AP(アクセスポイント)、またはワイヤレス環境で動作できる任意の他のタイプのインターフェースデバイスがある。
【0024】
図3は、バースト300Aの構造を示している。バースト300Aは、PANビット305、ヘッダビット310、およびデータビット315を含む。PANビット305はバースト全体に点在し、シンボルのすべてのビット位置に存在し得る。バースト300Aは8−PSK(8位相シフトキーイング)変調(すなわち、シンボルごとに3ビット)を表しているが、本明細書で開示されるPANビット交換手法は、どの変調オーダーにも適用できることに留意されたい。位相シフトキーイング変調の特質のため、当業者は、各シンボルの3番目のビット位置350は、各シンボルの先頭の2ビット位置340よりエラーを起こしやすいことが理解できるであろう。
【0025】
図3はまた、一実施形態による、PANビット交換(300B)が適用された後の変調された情報ビットの構造を示している。各シンボルの信頼できないビット位置350(8−PSKの例示の事例では、各シンボルの3番目のビット位置)にあるPANビット305は、より信頼できるビット位置340にあるデータビット315と「交換」される。例えば、バースト300Aでは、PANビット305Aは、シンボルの3番目のビット位置に示されている。PANビット交換後、PANビット305Aは、より信頼できるビット位置からのデータビット315と交換されている。これで、PANビット305Bは、より信頼できる位置に置かれた。チャネル符号化後、このバーストは、トレーニングシーケンス320、2つのSF(スチーリングフラグ(stealing flag))325、およびDL方向ではUSF(アップリンク状態フラグ)330各フィールドも付加される。
【0026】
本明細書で開示されるPANビット交換は、PANビット305の信頼性を改善することに留意されたい。しかし、トレードオフとして、PANビット305で交換されたデータビット315は信頼性が低くなる。PANビット305の重要性およびデータ再送手法が理由で、このトレードオフは一般的に許容し得る。
【0027】
さらに、トレーニングシーケンス320など、バースト300Aの中間のエリアは不良チャネル条件を起こしにくい。したがって、PANビット305をトレーニングシーケンス320に近い他のビットと交換することは有利である可能性がある。PANビット305を無線ブロックの、より望ましい位置にある他のビットと交換することも同様に有利であろう。
【0028】
図3を参照しながら説明されたPANビット交換は、より高位の変調に適用することもできる。16−QAM(16直交振幅変調)および32−QAM(32直交振幅変調)の、より信頼性が高い、すなわち、最上位のビット(most significant bits)または外側のコンステレーションポイントがPANビット交換に使用できる。当然であるが、開示されるPANビット交換は、シンボルごとに複数のビットを有する任意の変調手法で使用できる。
【0029】
PANビット交換に加えて、パフォーマンスを向上させるために、1つまたは2つ以上の電力オフセットをバースト300Aの1つまたは2つ以上の個々の部分に印加できる。それらの部分のそれぞれの個別のエラーパフォーマンスのバランスを取るために、電力オフセットはヘッダ310、データ315、PAN305、トレーニングシーケンス320、SF(スチーリングフラグ)325、および/またはUSF(アップリンク状態フラグ)330各フィールドに個別に、または組み合わせて印加することができる。または、電力オフセットは、変化する無線条件、干渉レベル、電力ヘッドルーム、または無線送信機による個々のフィールドの有無を考慮するためにシステム動作中に調整することもできる。したがって、異なるフィールドには異なる電力オフセット値が印加できる。無線ブロックの特定の部分へ電力オフセットを選択的に印加することにより、リンクパフォーマンスを向上させることができ、一方で他の受信機に対して生ずる干渉は最小限ですむ。
【0030】
図4を参照すると、電力オフセットを上述のように印加する例示の方法400が伝送を開始することから始まる(ステップ410)。次に、無線ブロックにPANビットが含まれているかが判定される(ステップ420)。システム動作によっては、PANビットを常に含むことが可能であり、そのため、このステップは不要なことがある。PANビットが存在する場合、信頼できないビット位置に置かれているPANビットは、より信頼できるビット位置にあるビットと上述のように交換される(ステップ430)。次に、無線ブロックの様々な各ビットおよび/または各領域(例えば、ヘッダフィールド、PANビット、トレーニングシーケンス、スチーリングフラグ)用の電力オフセットを算出できる(ステップ440)。最後に、算出された電力オフセットが無線ブロックに印加される(ステップ450)。
【0031】
方法400において、算出された電力オフセットが、例えば、データビットの符号化率増加の影響を相殺することがある。算出された電力オフセットは、定期的調整を行いながら半静的に印加することもできるし、または変化する無線条件および/または干渉レベルおよび/または電力ヘッドルームを考慮に入れるためにシステム動作中に調整することもできる。
【0032】
WTRUは、所定の基準または測定された値に基づいて電力オフセット値を独自に算出することもできるし、またはネットワークから電力オフセット値を受信することもできる。ネットワークは、リンク適応化方式に基づいてオフセット値を調整または構成することができる。例えば、オフセット値は、別個の制御ブロック(例えば、パケット電力制御/タイミング進行メッセージ、パケットタイムスロット再構成メッセージ、またはパケットUL ACK/NACKメッセージ)に入れてWTRUに通知することができる。あるいは、他のRLC/MAC制御ブロックをこのタイプの情報を搬送するように修正してもよい。
【0033】
PANビット交換および電力オフセットが組み合わせで使用されると、PANビットは、無線ブロックを構成する4つの無線バーストの中の1つの無線バーストの他のビットと交換することができ、電力オフセットは、そのPANビットを含む無線バースト全体に印加することができる。この手法は、バースト内で電力レベルが変化するのを防ぐ。あるいは、PANビットは、無線ブロックを構成する4つの無線バーストのサブセットのビットと交換することもできる。その場合には、電力オフセットは、そのPANビットを搬送するバーストに印加できる。これらの方法は、他のビット、例えば、ヘッダ、データビットなどにも適用できる。
【0034】
図5は、それぞれが上記で開示された方法を実施するように構成されたWTRU500および基地局505を示している。WTRU500は、送信機510、受信機515、およびプロセッサ520を備える。送信機510および受信機515は、アンテナ525およびプロセッサ520に結合される。WTRU500は、アップリンク方向530およびダウンリンク方向535でエアインターフェースを介して基地局505と通信する。プロセッサ520は、変調器/復調器540、インターリーバ/デインターリーバ545、およびコンステレーションマッパー/デマッパー550を備える。プロセッサ520は、上述のように、伝送用の無線ブロックを生成し、受信された無線ブロックを処理するように構成される。インターリーバ/デインターリーバ545は、無線ブロック内のビットをインターリーブおよびデインターリーブして、開示されているように、PANビットをデータビットと交換するように構成される。コンステレーションマッパー/デマッパー550は、QPSK、16−QAM、32−QAMなどの変調手法に基づいてシンボルを符号化および復号し、インターリーバ/デインターリーバ545と協力して、開示されているようにPANビットをデータビットと交換するように構成される。変調器/復調器540は、準備された無線ブロックを送信機510を介したアップリンク伝送用に変調し、受信機515を介したダウンリンク内の受信された無線ブロックを復調するように構成される。
【0035】
WTRU510のプロセッサ520は、開示されているように、無線ブロックの様々な領域に電力オフセットを印加するようにさらに構成される。プロセッサ520は、送信機510と組み合わされて、上記で開示されているように、算出または受信された電力オフセット値に従って伝送電力を半静的に、または変化するチャネル条件に基づいて調整することができる。プロセッサ520は、基地局505から電力オフセット値を受信機515を介して受信するようにさらに構成される。
【0036】
基地局505は、WTRU500に関して上述されたものと類似の機能を有することができる。基地局のプロセッサは、開示されているように電力オフセットコマンドを生成し、開示されているようにPANビットを交換するように構成されてよい。
【0037】
実施形態では、機能および要素は特定の組み合わせで説明されているが、各機能または要素は、実施形態の他の機能および要素なしで単独でも使用できるし、他の機能および要素の有無に関係なく様々な組み合わせで使用することもできる。本発明で提供される方法または流れ図は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、または汎用コンピュータまたはプロセッサによる実行用にコンピュータ読み取り可能なストレージ媒体に有形で具体化されるファームウェアとして実装することができる。コンピュータ読み取り可能なストレージ媒体の例には、ROM(読み取り専用メモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスクおよび取り外し可能ディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびDVD(デジタル多用途ディスク)などの光媒体がある。
【0038】
適切なプロセッサには、例であるが、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つまたは2つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)回路、任意の他のタイプのIC(集積回路)、および/または状態マシンがある。
【0039】
WTRU、UE(ユーザ機器)、端末、基地局、RNC(無線ネットワークコントローラ)、または任意のホストコンピュータで使用される高周波送受信機を実装するためにソフトウェアと関連付けられたプロセッサが使用できる。WTRUは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの形で実装されるモジュール、例えば、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカーホン、振動デバイス、スピーカー、マイクロホン、テレビ送受信機,ハンドフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、FM(周波数変調)無線ユニット、LCD(液晶ディスプレイ)ディスプレイユニット、OLED(有機発光ダイオード)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意のWLAN(ワイヤレスローカルエリアネットワーク)モジュールと組み合わせて使用することができる。
【0040】
実施形態
1.伝送された無線ブロックの電力レベルを調整するように構成される、ワイヤレス通信システム内のWTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)。
2.無線ブロックがRLC/MAC(無線リンク制御/媒体アクセス制御)無線ブロックである実施形態1に記載のWTRU。
3.無線ブロックがPAN(ピギーバック肯定応答/否定応答)フィールド、ヘッダおよびデータを含む実施形態1または2に記載のWTRU。
4.送信機電力オフセットを、PANフィールドを含む無線ブロックに印加するように構成される実施形態3に記載のWTRU。
5.送信機電力オフセットを半静的に構成するように構成される実施形態4に記載のWTRU。
6.送信機電力オフセットをWTRUの動作中に調整するように構成される実施形態4または5に記載のWTRU。
7.送信機電力オフセットを無線条件、干渉レベル、または電力ヘッドルームレベルに基づいて調整するように構成される実施形態4〜6のいずれか1項に記載のWTRU。
8.無線ブロックの一部分の電力レベルを上げるように構成される実施形態1〜7のいずれか1項に記載のWTRU。
9.送信機電力オフセットを無線ブロックの一部分に印加するように構成される実施形態8に記載のWTRU。
10.無線ブロックの一部分がヘッダ、データ、PAN、トレーニングシーケンス、SF(分散因子)、およびUSF(アップリンク状態フラグ)各フィールドを含む実施形態8または9に記載のWTRU。
11.送信機電力オフセットを無線ブロックの複数の部分に印加するように構成される実施形態4〜10のいずれか1項に記載のWTRU。
12.無線ブロックの複数の部分のそれぞれの個別のエラーパフォーマンスのバランスを取るように構成される実施形態11に記載のWTRU。
13.電力オフセットを半静的に構成するように構成される実施形態4〜12のいずれかに1項に記載のWTRU。
14.電力オフセットをWTRUの動作中に調整するように構成される実施形態4〜12のいずれか1項に記載のWTRU。
15.電力オフセットを変化する無線条件、干渉レベル、電力ヘッドルームレベルおよびフィールドの存在に基づいて調整するように構成される実施形態4〜12のいずれか1項に記載のWTRU。
16.電力オフセットを無線ブロックの一部分に、リンクパフォーマンスを向上させ、他の受信機に対して生ずる干渉を最小にするように提供するように構成される実施形態4〜12のいずれか1項に記載のWTRU。
17.電力オフセットを、シンボルを搬送するPANのサブセットに印加するように構成される実施形態4〜16のいずれか1項に記載のWTRU。
18.ヘッダ、データ、および複数のPANビットを連続したビット位置にマッピングするように構成される実施形態3〜17のいずれか1項に記載のWTRU。
19.ヘッダ、データまたはPANビットをマッピングするように構成されるインターリーバと、関連のリンクパフォーマンスを調整するためにヘッダ、データまたはPANビットを連続したビット位置にバーストマッピング処理するように構成される送信機とを備える実施形態18に記載のWTRU。
20.関連のリンクパフォーマンスを調整するためにヘッダ、データまたはPANビットを連続したビット位置にバーストマッピング処理するように構成される受信機を備える実施形態18または19に記載のWTRU。
21.PANビットを単一の無線バーストにマッピングするように構成される実施形態18または19に記載のWTRU。
22.PANビットを無線ブロックのサブセットにマッピングするように構成され、無線ブロックが複数の無線バーストを含む実施形態18〜20のいずれか1項に記載のWTRU。
23.信頼性のためにPANビットを特定のシンボル位置にマッピングするように構成される実施形態18〜21のいずれか1項に記載のWTRU。
24.PANビットを、コンステレーションシンボルに関連付けられたビットのMSB(最上位ビット)にマッピングするように構成される実施形態18〜22のいずれか1項に記載のWTRU。
25.PANビットをシンボルの最も信頼できるビットにマッピングするように構成される実施形態18〜23のいずれか1項に記載のWTRU。
26.オフセットを、無線ブロック用に算出され、印加される電力値に印加するように構成される実施形態4〜24のいずれか1項に記載のWTRU。
27.無線リソースの確立中にネットワークにより通知されるオフセット値を受信するように構成される実施形態4〜25のいずれか1項に記載のWTRU。
28.ダウンリンク共通チャネル上の広告を介してネットワークにより通知されるオフセット値を受信するように構成される実施形態4〜25のいずれか1項に記載のWTRU。
29.事前に構成されたオフセット値を実装し、その事前に構成されたオフセット値を複数の伝送に関係付けるように構成される実施形態4〜25のいずれか1項に記載のWTRU。
30.リンク適応化方式に基づいてネットワークからオフセット値の調整を受信するように構成される実施形態4〜25のいずれか1項に記載のWTRU。
31.リンク適応化方式に基づいてネットワークからオフセット値の構成を受信するように構成される実施形態4〜25のいずれか1項に記載のWTRU。
32.別個の制御ブロックに入ったオフセット値を受信するように構成される実施形態4〜25のいずれか1項に記載のWTRU。
33.制御ブロックがパケット電力制御、タイミング進行またはパケットタイムスロット再構成である実施形態31に記載のWTRU。
34.パケットアップリンクACK/NACKメッセージに入ったオフセットを受信するように構成される実施形態4〜25のいずれか1項に記載のWTRU。
35.ワイヤレス通信システム内で伝送される無線ブロックの電力レベルを調整する方法であって、伝送される無線ブロックの電力を調整するWTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)を備える、方法。
36.無線ブロックがRLC/MAC(無線リンク制御/媒体アクセス制御)無線ブロックである実施形態35に記載の方法。
37.無線ブロックがPAN(ピギーバック肯定応答/否定応答)フィールド、ヘッダおよびデータを含む実施形態35または36に記載の方法。
38.送信機電力オフセットを、PANフィールドを含む無線ブロックに印加するWTRUをさらに備える実施形態37に記載の方法。
39.送信機電力オフセットを半静的に構成するWTRUをさらに備える実施形態38に記載の方法。
40.送信機電力オフセットをWTRUの動作中に調整するWTRUをさらに備える実施形態38または39に記載の方法。
41.送信機電力オフセットを無線条件、干渉レベル、または電力ヘッドルームレベルに基づいて調整するWTRUをさらに備える実施形態38〜40のいずれか1項に記載の方法。
42.無線ブロックの一部分の電力レベルを上げるWTRUをさらに備える実施形態35〜41のいずれか1項に記載の方法。
43.送信機電力オフセットを無線ブロックの一部分に印加するWTRUをさらに備える実施形態41に記載の方法。
44.無線ブロックの一部分がヘッダ、データ、PAN、トレーニングシーケンス、SF(分散因子)、およびUSF(アップリンク状態フラグ)各フィールドを含む実施形態42または43に記載の方法。
45.送信機電力オフセットを無線ブロックの複数の部分に印加するWTRUをさらに備える実施形態38〜44のいずれか1項に記載の方法。
46.無線ブロックの複数の部分のそれぞれの個別のエラーパフォーマンスのバランスを取るWTRUをさらに備える実施形態45に記載の方法。
47.電力オフセットを半静的に構成するWTRUをさらに備える実施形態38〜46のいずれか1項に記載の方法。
48.電力オフセットをWTRUの動作中に調整するWTRUをさらに備える実施形態38〜46のいずれか1項に記載の方法。
49.電力オフセットを変化する無線条件、干渉レベル、電力ヘッドルームレベルおよびフィールドの存在に基づいて調整するWTRUをさらに備える実施形態38〜46のいずれか1項に記載の方法。
50.電力オフセットを無線ブロックの一部分に、リンクパフォーマンスを向上させ、他の受信機に対して生ずる干渉を最小にするように提供するWTRUをさらに備える実施形態38〜49のいずれか1項に記載の方法。
51.電力オフセットを、シンボルを搬送するPANのサブセットに印加するWTRUをさらに備える実施形態38〜50のいずれか1項に記載の方法。
52.ヘッダ、データ、および複数のPANビットを連続したビット位置にマッピングするWTRUをさらに構成する実施形態37〜51のいずれか1項に記載の方法。
53.関連のリンクパフォーマンスを調整するためにヘッダ、データおよびPANビットを連続したビット位置にバーストマッピング処理するWTRUをさらに備える実施形態52に記載の方法。
54.PANビットを単一の無線バーストにマッピングするWTRUをさらに備える実施形態52または53に記載の方法。
55.PANビットを無線ブロックのサブセットにマッピングするWTRUをさらに備え、無線ブロックが複数の無線バーストを含む実施形態52または53に記載の方法。
56.信頼性のためにPANビットを特定のシンボル位置にマッピングするWTRUをさらに備える実施形態52〜55のいずれか1項に記載の方法。
57.PANビットを、コンステレーションシンボルに関連付けられたビットのMSB(最上位ビット)にマッピングするWTRUをさらに備える実施形態52〜56のいずれか1項に記載の方法。
58.PANビットをシンボルの最も信頼できるビットにマッピングするWTRUをさらに備える実施形態52〜57のいずれか1項に記載の方法。
59.オフセットを、無線ブロック用に算出され、印加される電力値に印加するWTRUをさらに備える実施形態38〜58のいずれか1項に記載の方法。
60.無線リソースの確立中にネットワークからオフセット値を受信するWTRUをさらに備える実施形態38〜59のいずれか1項に記載の方法。
61.DL共通チャネル上の広告を介してネットワークからオフセット値を受信するWTRUをさらに備える実施形態38〜59のいずれか1項に記載の方法。
62.オフセット値が、WTRUに実装される事前に構成されたオフセット値であり、他の伝送に関係付けられる実施形態38〜59のいずれか1項に記載の方法。
63.リンク適応化方式に基づいてネットワークからオフセット値の調整を受信するWTRUをさらに備える実施形態38〜59のいずれか1項に記載の方法。
64.リンク適応化方式に基づいてネットワークからオフセット値の構成を受信するWTRUをさらに備える実施形態38〜59のいずれか1項に記載の方法。
65.別個の制御ブロックに入ったオフセット値を受信するWTRUをさらに備える実施形態38〜59のいずれか1項に記載の方法。
66.制御ブロックがパケット電力制御、タイミング進行またはパケットタイムスロット再構成である実施形態65に記載の方法。
67.パケットアップリンクACK/NACKメッセージに入ったオフセット値を受信するWTRUをさらに備える実施形態38〜59のいずれか1項に記載の方法。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
WTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)内のPAN(ピギーバック肯定応答/否定応答)ビットを含む無線ブロックを伝送する方法であって、
データビットおよびPANビットを含む、伝送用のビットのストリームを受信するステップと、
インターリーブされたビットのストリームを作成するために前記ビットのストリームをインターリーブするステップと、
各シンボルが複数のビットを表し、LSB(最下位ビット)位置を有する複数のシンボルを作成するために前記ビットのストリームを変調するステップと
を含み、
前記複数のシンボルのそれぞれの前記LSB位置にPANビットがないことを特徴とする、方法。
【請求項2】
前記ビットのストリームを前記変調するステップは8PSK(8位相シフトキーイング)変調を用いて実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ビットのストリームを前記変調するステップは16−QAM(16直交振幅変調)を用いて実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ビットのストリームを前記変調するステップは32−QAM(32直交振幅変調)を用いて実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記PANビットはトレーニングシーケンスに近接して置かれることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記インターリーブして変調するステップが実行されると、PANビットはシンボルの最上位ビットを表すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
電力オフセット値を前記ビットのストリームの各ビットに関連付けられた伝送電力に印加するステップ
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ビットのストリームはヘッダビット、スチーリングフラグ(stealing flag)、トレーニングシーケンスビットおよびアップリンク状態フラグビットをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記印加された電力オフセット値は前記ビットストリームのビットのタイプに基づくことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記電力オフセット値は前記WTRUによって算出されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記電力オフセット値を含むメッセージを基地局から受信するステップ
をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項12】
PAN(ピギーバック肯定応答/否定応答)ビットを含む無線ブロックを伝送するためのWTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)であって、
データビットおよびPANビットを含む、伝送用のビットストリームを生成するように構成されるプロセッサと、
インターリーブされたビットのストリームを作成するために前記ビットのストリームをインターリーブするように構成されるインターリーバと、
各シンボルが複数のビットを表し、LSB(最下位ビット)位置を有する複数のシンボルを作成するために前記インターリーブされたビットのストリームを変調するように構成される変調器と
を備え、
前記複数のシンボルのそれぞれの前記LSB位置にPANビットがないことを特徴とする、WTRU。
【請求項13】
前記変調器は8PSK(8位相シフトキーイング)変調を用いて前記ビットのストリームを変調するようにさらに構成されることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
【請求項14】
前記変調器は、前記ビットのストリームを16−QAM(16直交振幅変調)を用いて変調するようにさらに構成されることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
【請求項15】
前記変調器は、前記ビットのストリームを32−QAM(32直交振幅変調)を用いて変調するようにさらに構成されることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
【請求項16】
前記PANビットはトレーニングシーケンスに近接して置かれることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
【請求項17】
PANビットはシンボルの最上位ビット位置にあることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
【請求項18】
電力オフセット値を前記ビットのストリームの各ビットに関連付けられた伝送電力に印加するように構成される送信機
をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
【請求項19】
前記ビットのストリームはヘッダビット、スチーリングフラグ、トレーニングシーケンスビットおよびアップリンク状態フラグビットをさらに含むことを特徴とする請求項18に記載のWTRU。
【請求項20】
前記印加された電力オフセット値は前記ビットストリームのビットのタイプに基づくことを特徴とする請求項19に記載のWTRU。
【請求項21】
前記電力オフセット値を算出するように構成されるプロセッサ
をさらに備えることを特徴とする請求項18に記載のWTRU。
【請求項22】
前記電力オフセット値を含むメッセージを基地局から受信するように構成される受信機
をさらに備えることを特徴とする請求項18に記載のWTRU。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2010−537605(P2010−537605A)
【公表日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−523056(P2010−523056)
【出願日】平成20年8月22日(2008.8.22)
【国際出願番号】PCT/US2008/073985
【国際公開番号】WO2009/029511
【国際公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(510030995)インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド (229)
【Fターム(参考)】