説明

フィルタ取付装置

【課題】フィルタの破損を抑制することができると共に、取り付け作業性を向上することができるフィルタ取付装置を提供すること。
【解決手段】気流中の塵埃等を除去する濾材11aをケーシング11bの中に有したフィルタ11を、格子状に複数区画された枠体12に締結部材によって取り付けるフィルタ取付装置10であって、枠体12は、区画を形成する縦板13及び横板14を備えると共に、ストッパ部16を縦板13及び横板14の奥行き方向の端部に備え、締結部材は、ケーシング11bの前面に当接する押さえ板21と、押さえ板21をストッパ部16の側に押圧するボルト22と、ボルト22と螺合し当該ボルト22が固定されると共に、枠体12の前面12aから突出しないように当該枠体12に設けられたボルト受け部23と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、原子力発電所等の建物内空気を換気空調する換気空調設備に設けられ、空気中の塵埃等を除去するフィルタを所定箇所に取り付けるためのフィルタ取付装置に関する。
【背景技術】
【0002】
以下、原子力発電所等の建物内空気を換気空調する換気空調設備を例にして説明する。このような換気空調設備においては、例えば図6及び図7に示すように、支持構造物たる枠体120に、複数のフィルタ11がフィルタ取付装置100によって取り付けられている。ここで、図6は、従来のフィルタ取付装置100を示す斜視図、図7は、従来のフィルタ取付装置100を示す正面図である。
【0003】
フィルタ11は、気流中の塵埃等を除去する濾材11aを矩形枠状のケーシング11bの中に積層したり折り畳んだりして構成されている。枠体120は、格子状に複数区画され、複数のフィルタ11を多段多列に配設できるように構成されている。また、枠体120は、フィルタ11のケーシング11bを支持する受け材150を備える。
【0004】
フィルタ11は、締結部材140によって枠体120に取り付けられる。締結部材140は、取付ボルト130と、当該取付ボルト130の先端部にナット125によって固定され、隣接する2つのフィルタ11のケーシング11bを枠体120側に押圧固定する押さえ板121と、を備える。
【0005】
取付ボルト130は、いわゆるスタッドボルトであり、枠体120から突設されている。すなわち、取付ボルト130は、枠体120にフィルタ11を配設した際に、当該取付ボルト130の先端部が、隣り合う2個のフィルタ11,11の間から突出するように設けられている。
【0006】
押さえ板121は、その中心穴に取付ボルト130を貫通させる長方形(短冊状)の金属片であり、取付ボルト130の先端側に設けられる。また、押さえ板121は、取付ボルト130先端側からのナット125の締め付けによって、隣接する2つのフィルタ11のケーシング11bを枠体120側に押圧固定する。
【0007】
なお、上述の図示例と関連する従来技術として、例えば特許文献1に係る手段が提供されている。
【特許文献1】特開2007−46588号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、上記標準的なフィルタ11は、寸法が約610mm巾×約610mm高さ×約300mm奥行であり、重さが約10〜15kgほどである。また、枠体120の各区画の内寸法は、フィルタ11の外寸法よりも若干大きめに形成されているので、上記各区画にフィルタ11を配置する際には、フィルタ11の位置決めに慎重かつ丁寧な作業が要求される。
【0009】
これらのフィルタ11は、所定の濾過性能を維持するために規定の圧損値到達時にまとめて交換する必要があり、数量が多いため非常に手間がかかる。このため、フィルタ11の取り外し及び取り付けの作業効率を少しでも向上させる必要がある。
【0010】
特に、新たなフィルタ11を枠体120に取り付ける場合には、比較的強度の弱い濾材11aを周囲の部材に接触させる等して破損しないように慎重に作業する必要がある。例えば、フィルタ11の取り付け作業においては、2人の作業員で1つのフィルタ11を持ち、枠体120の所定の区画に対して慎重に位置決めして収納し、上述の図6及び図7に示すように、締結部材140によってケーシング11bの3〜4箇所を固定していた。
【0011】
しかしながら、上記従来技術にあっては、取付ボルト130が枠体120に対して手前に突出して設けられているので、作業員が上記位置決めを誤り、濾材11aを取付ボルト130の先端部に接触させると、濾材11aを破損することがあり、その確認、手続き、手戻り作業に大変な労力を要していた。このため、フィルタ11の取付作業には、多大な労力及び注意力を要求され、作業効率が非常に悪かった。
また、破損したフィルタ11は、予定外の放射性廃棄物として処理しており、放射性廃棄物増及び処理作業増となっていた。
【0012】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、フィルタの破損を抑制することができると共に、取り付け作業性を向上することができるフィルタ取付装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するため、本発明は、以下のようなフィルタ取付装置を提供する。
【0014】
(1) 気流中の塵埃等を除去する濾材をケーシングの中に有したフィルタを、格子状に複数区画された枠体に締結部材によって取り付けるフィルタ取付装置であって、前記枠体は、区画を形成する縦枠及び横枠を備えると共に、前記フィルタの奥行き方向への設置位置を規制するストッパ部を当該縦枠及び当該横枠の奥行き方向の端部に備え、前記締結部材は、前記ケーシングの前面に当接する押さえ板と、当該押さえ板を前記ストッパ部の側に押圧するボルトと、当該ボルトと螺合し当該ボルトが固定されると共に、前記枠体の前面から突出しないように当該枠体に設けられたボルト受け部と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
このように(1)の発明は、フィルタを取り付ける枠体に従来のような取付ボルトが突設していない。したがって、作業員は、フィルタを枠体の上記各区画に配置する際に、従来のような取付ボルトと濾材との接触破損を回避するための慎重な位置決め作業をしなくて済むので、フィルタを枠体の所定箇所に容易に配置することができる。このように(1)の発明によれば、フィルタの破損を抑制することができると共に、取り付け作業性を向上することができる。また、このようにフィルタの破損を抑制することができるため、(1)の発明を、原子力発電所等の建物内空気を換気空調する換気空調設備に適用した場合には、放射性廃棄物低減及び当該処理作業削減を図ることができる。
【0016】
(2) (1)の発明においては、前記横枠は、前記フィルタを載置可能な板状部材により形成されていることが好ましい。
【0017】
このように(2)の発明によれば、板状の横枠にフィルタを容易に載置できるので、フィルタを支持するために従来設けていた受け材が不要となる。
【0018】
(3) (1)又は(2)に記載の発明においては、前記ボルト受け部は、当該ボルト受け部の前面が前記枠体の前面と略面一に設けられていると共に、一の区画における左右一対の前記縦枠のうちのいずれか一方の内側面中央部と、当該一の区画における上側の前記横枠の下面中央部とに設けられていることが好ましい。
【0019】
このように(3)の発明によれば、ボルト受け部23が上記所定箇所に規則的に設けられているので、作業員は、フィルタを枠体の各区画に配置する際に同様の動作を繰り返せばよく、作業性が良い。
【0020】
(4) (3)に記載の発明においては、前記ボルト受け部の前縁であって前記フィルタと当接する側の角部には、面取り部が設けられていることが好ましい。
【0021】
このように(4)の発明によれば、ボルト受け部に面取り部が設けられているので、フィルタを各区画に位置決めして配置する際にケーシングの縁がボルト受け部の前縁に引っ掛かりにくくなり、配置作業を円滑に行うことができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、フィルタの破損を抑制することができると共に、取り付け作業性を向上することができる。また、このようにフィルタの破損を抑制することができるため、本発明を、原子力発電所等の建物内空気を換気空調する換気空調設備に適用した場合には、放射性廃棄物低減及び当該処理作業削減を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に、本発明の実施形態を、原子力発電所等の建物内空気を換気空調する換気空調設備に適用する例について図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0024】
図1は、本実施形態に係るフィルタ取付装置を示す斜視図、図2は、フィルタ取付装置を示す正面図、図3は、図1のA−A断面を示す断面図、図4は、ボルト受け部を示す拡大断面図である。
【0025】
図1及び図2に示すように、フィルタ取付装置10は、格子状に複数区画された金属製の枠体12に対し、フィルタ11を後述の締結部材によって取り付けるものである。
【0026】
フィルタ11は、図1に示すように、気流中の塵埃等を除去する濾材11aを矩形枠のケーシング11bの中に積層したり折り畳んで構成されている。なお、ケーシング11bは、使用済み後のフィルタ11を焼却処理可能とするために木材にて形成されているが、フィルタ11に耐火性能が要求される場合には、ケーシング11bを、例えば難燃性の木質板にて形成してもよい。また、ケーシング11bを、鉄その他の金属等によって形成してもよい。
【0027】
枠体12の骨格をなすフレーム15は、図1及び図3に示すように、断面コ字状のいわゆるCチャンネル材を格子状に組み合わせて構成されている。枠体12は、このフレーム15上に上記区画を形成する縦板(縦枠)13及び横板(横枠)14を格子状に有する。フレーム15と縦板13及び横板14とは、例えば、スポット溶接にて接合することができる。
【0028】
横板14は、図1に示すように、フィルタ11を奥行き側に容易に案内でき、かつ載置可能な載置面14aを有している。
【0029】
フレーム15の前面であって縦板13及び横板14が立設されていない余剰面は、フィルタ11の奥行き方向への設置位置を規制するストッパ部16となっている。また、図3に示すように、縦板13及び横板14の前面12aからストッパ部16までの寸法は、フィルタ11の奥行き寸法と等しいか、或いは若干(例えば、20mm〜30mm)小さめに形成されている。なお、ストッパ部16とケーシング11bとの間には、気密性を確保するための所定のシール材が設けられることが好ましい。
【0030】
また、上記締結部材は、ケーシング11bの前面に当接する押さえ板21と、当該押さえ板21をストッパ部16の側に押圧するボルト22と、当該ボルト22と螺合し当該ボルト22が固定されるボルト受け部23と、を備える。
【0031】
押さえ板21は、貫通穴21aにボルト22の雄ねじ部22bが挿通される長方形(短冊状)の金属片である。押さえ板121は、ボルト22による締結によって、隣接する2つのフィルタ11のケーシング11bを枠体12側に押圧固定可能な寸法に形成されている。
【0032】
ボルト22は、円柱状の頭部22aと、頭部22aから延設された雄ねじ部22bとを有している。また、ボルト22の頭部22aには、作業員が把持するハンドル24を設けてあり、このハンドル24を所定数回すことによってボルト22を締結できるようになっている。なお、ボルト22によって押さえ板21をボルト受け部23に固定する際には、必要に応じてワッシャ或いはスプリングワッシャ等を用いてもよい。
【0033】
ボルト受け部23は、金属製の直方体であり、図1及び図2に示すように、ボルト22の雄ねじ部22bと螺合するねじ穴23bを長手方向の中心部に有し、後述する縦板13及び横板14の所定箇所に溶接されている。また、このボルト受け部23は、図3及び図4に示すように、ボルト受け部23の前面23aが枠体12の前面12aと略面一に設けられている。
【0034】
また、ボルト受け部23は、一の区画における左右一対の縦板13のうちの左側の縦板13の内側面中央部と、当該一の区画における上側の横板14の下面中央部とに規則的に設けられている。したがって、図3及び図4に示すように、フィルタ11が各区画に配置されると、ケーシング11bとボルト受け部23の当接面23cとが当接する。また、縦板13及び横板14とフィルタ11との間には、図1〜図4に示すように、ボルト受け部23の幅又は高さに相当する所定の隙間部25が形成される。
【0035】
また、図3及び図4に示すように、ボルト受け部23の前縁であってフィルタ11と当接する側の角部には、テーパ状或いは円弧状の面取り部23dが設けられている。
【0036】
次に、フィルタ取付装置10によってフィルタ11を枠体12に取り付ける手順について図1〜図4を参照しながら説明する。
【0037】
本実施形態に係る枠体12には、図1等に示したように、従来のような取付ボルト130(図6参照)が突設していない。また、枠体12には、フィルタ11を容易に載置可能な横板14が設けられている。したがって、作業員は、フィルタ11を枠体12の上記各区画に配置する際に、従来のような取付ボルト130と濾材11aとの接触破損を回避するための慎重な位置決め作業をしなくて済むので、フィルタ11を枠体12の所定箇所に1人で容易に配置することができる。
【0038】
そして、枠体12の各区画にフィルタ11を配置し終えたら、図1に示すように、押さえ板21の貫通穴21aにボルト22の雄ねじ部22bを挿通し、当該雄ねじ部22bをボルト受け部23のねじ穴23bに螺合させる。この螺合作業は、ハンドル24を手で回すことにより容易に行うことができる。
【0039】
押さえ板21は、図1及び図2に示すように、ボルト22による上記締結によって、隣接する2つのフィルタ11のケーシング11bを枠体12のストッパ部16側に押圧固定される。このように、隣接するフィルタ11のケーシング11bを1枚の押さえ板21で同時に押圧できるので、各フィルタ11は、ケーシング11bの前面の3〜4箇所を押さえ板21によって固定され、枠体12に強固かつ迅速に取り付けられる。なお、フィルタ11を枠体12から取り外す場合には、上記と逆の手順で行えばよい。
【0040】
以上のように、本実施形態に係るフィルタ取付装置10によれば、フィルタ11の破損を抑制することができると共に、取り付け作業性を向上することができる。また、このようにフィルタ11の破損を抑制することができるため、放射性廃棄物低減及び当該処理作業削減を図ることができる。
【0041】
また、枠体12には、フィルタ11を容易に載置可能であり、かつ奥行き側に案内可能な横板14が設けられているので、従来のような受け材150(図6及び図7参照)が不要となる。
【0042】
また、ボルト受け部23は、一の区画における左右一対の縦板13のうちの左側の縦板13の内側面中央部と、当該一の区画における上側の横板14の下面中央部とに規則的に設けられているので、フィルタ11を枠体12の各区画に配置する際に同様の動作を繰り返せばよく、作業性が良い。
【0043】
また、図4に示すように、ボルト受け部23の前縁であってフィルタ11と当接する側の角部には、テーパ状或いは円弧状の面取り部23dが設けられているので、フィルタ11を各区画に位置決めして配置する際にケーシング11bの縁がボルト受け部23の前縁に引っ掛かりにくくなり、配置作業を円滑に行うことができる。
【0044】
なお、上記実施形態においては、ボルト受け部23は、当該ボルト受け部23の前面23aが枠体12の前面12aと略面一に設けられているものとして説明したが、これに限定されず、枠体12の前面12aから突出しないように設けられていればよい。この場合も上記と同様の効果を期待できる。
【0045】
また、上記実施形態においては、ボルト受け部23は、一の区画における左右一対の縦板13のうちの左側の縦板13の内側面中央部に設けられるものとして説明したが、これに限定されず、例えば、一の区画における左右一対の縦板13のうちの右側の縦板13の内側面中央部に設けてもよい。この場合も上記と同様の効果を期待できる。また、ボルト受け部23を設ける位置は、上記内側面の中央部に限定されず、上記内側面のその他の位置であってもよい。
【0046】
また、上記実施形態においては、フレーム15をCチャンネル材によって構成するものとして説明したが、これに限定されず、いわゆるLアングル材やその他の断面形状のものによって構成してもよい。この場合も上記と同様の効果を期待できる。
【0047】
また、所定の強度を確保できれば、縦枠を板状部材からなる縦板13として構成せずに、上記Cチャンネル材やLアングル材等の棒状部材により構成してもよい。また、横板14に適宜穴を開けて肉抜きしてもよい。このように構成することにより、上記と同様の効果を期待できると共に、装置全体の軽量化を図ることができる。
【0048】
また、上記実施形態においては、ボルト22は円柱状の頭部22aを有するものとして説明したが、これに限定されず、例えば、図5に示すように、六角形状の頭部22aを有するように構成してもよい。その他の構成は、上記実施形態の場合と同様である。
【0049】
このように構成することにより、ボルト22のハンドル24を手で回すことによりボルト22を仮締めし、その後にスパナ等で六角形状の頭部22aを本締めすることができ、更に強固な締結が可能となる。ここで、図5は、他のボルト22を備えたフィルタ取付装置10を示す斜視図である。
【0050】
また、図示例を省略するが、ボルト受け部23の頭部22aに六角レンチを使用可能な六角穴を設けることにより、六角レンチによる本締めが可能となるように構成してもよい。この場合も上記と同様の効果を期待できる。
【0051】
また、ボルト22の頭部22aを上記六角形状に形成し、或いは頭部22aに六角穴を設ける場合には、上記ハンドル24は必須ではなく、必要に応じて設ければよい。
【0052】
また、以上の説明においては、本発明を原子力発電所の換気空調設備用のフィルタに適用するものとして説明したが、これに限定されず、その他の設備における吸気用、排気用、若しくは換気用の各種フィルタに適用することもできる。この場合も上記と同様の効果を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本実施形態に係るフィルタ取付装置を示す斜視図である。
【図2】フィルタ取付装置を示す正面図である。
【図3】図1のA−A断面を示す断面図である。
【図4】ボルト受け部を示す拡大断面図である。
【図5】他のボルトを備えたフィルタ取付装置を示す斜視図である。
【図6】従来のフィルタ取付装置を示す斜視図である。
【図7】従来のフィルタ取付装置を示す正面図である。
【符号の説明】
【0054】
10 フィルタ取付装置
11 フィルタ
11a 濾材
11b ケーシング
12 枠体
12a 前面
13 縦板(縦枠)
14 横板(横枠)
15 フレーム(枠体)
16 ストッパ部
21 押さえ板
22 ボルト
23 ボルト受け部
23a 前面
23c 当接面
23d 面取り部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
気流中の塵埃等を除去する濾材をケーシングの中に有したフィルタを、格子状に複数区画された枠体に締結部材によって取り付けるフィルタ取付装置であって、
前記枠体は、区画を形成する縦枠及び横枠を備えると共に、前記フィルタの奥行き方向への設置位置を規制するストッパ部を当該縦枠及び当該横枠の奥行き方向の端部に備え、
前記締結部材は、前記ケーシングの前面に当接する押さえ板と、当該押さえ板を前記ストッパ部の側に押圧するボルトと、当該ボルトと螺合し当該ボルトが固定されると共に、前記枠体の前面から突出しないように当該枠体に設けられたボルト受け部と、を備えたことを特徴とするフィルタ取付装置。
【請求項2】
前記横枠は、前記フィルタを載置可能な板状部材により形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルタ取付装置。
【請求項3】
前記ボルト受け部は、当該ボルト受け部の前面が前記枠体の前面と略面一に設けられていると共に、一の区画における左右一対の前記縦枠のうちのいずれか一方の内側面中央部と、当該一の区画における上側の前記横枠の下面中央部とに設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルタ取付装置。
【請求項4】
前記ボルト受け部の前縁であって前記フィルタと当接する側の角部には、面取り部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のフィルタ取付装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−149092(P2010−149092A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−333044(P2008−333044)
【出願日】平成20年12月26日(2008.12.26)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】