説明

フィルム取り込みの品質及び効率を改善するためのシステム及び装置及びその使用方法

【課題】 未露出写真エマルジョンを送出して可変サイズ及び寸法のエマルジョンを露出させるカメラを用いて対象画像の解像度を高めるためのシステム、装置、又は方法を提供する。
【解決手段】 映像を撮像して取り込んで対象画像の解像度を高めるための画像操作オプションを提供するためのシステム、装置、又は方法を提供する。また、未露出写真エマルジョンを送出し、可変のサイズ及び寸法のエマルジョンを露出させるカメラを用いて対象画像の解像度を高めるためのシステム、装置、又は方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、2005年8月25日出願の「多次元表示のための映像を取り込んで選別するためのシステム、方法、及び装置(追加開示)」という名称の米国特許仮出願出願番号第60/711、345号、2005年8月25日出願の「フィルム取り込みの品質を改善する方法、システム、及び装置」という名称の米国特許仮出願出願番号第60/710、868号、2005年8月29日出願の「フィルム取り込みの品質及び効率を改善する方法、システム、及び装置」という名称の米国特許仮出願出願番号第60/712、189号、2005年10月16日出願の「デジタル画像取り込みの品質を改善する方法、システム、及び装置」という名称の米国特許仮出願出願番号第60/727、538号、2005年10月31日出願の「フィルムマガジン位置の変更なしにフィルム取り込みの品質及び効率を改善する方法、システム、及び装置」という名称の米国特許仮出願出願番号第60/732、347号、2005年11月22日出願の「二重焦点」という名称の米国特許仮出願出願番号第60/739、142号、2005年11月25日出願の「媒体効率を増大させながら解像度を高めるハイブリッドカメラ内の可変鍵フレームフィルムゲート組立てのためのシステム及び方法」という名称の米国特許仮出願出願番号第60/739、881号、及び2005年12月15日出願の「(デジタル)フィルム取り込みの品質及び効率を改善する方法、システム、及び装置」という名称の米国特許仮出願出願番号第60/750、912号に基づいており、これらの出願に対して優先権を請求し、これらの出願の内容全体は、この記述により引用により組み込まれる。
【0002】
本出願は、更に、2006年7月27日出願の「多次元表示のための映像画像を取り込んで選別するためのシステム、装置、及び方法」という名称の米国特許出願出願番号第___号、2005年7月27日出願の米国特許仮出願出願番号第60/702、910号の恩典を請求する米国特許非仮出願、2006年7月24日出願の「媒体ストレージ容量を増大させるためのシステム、装置、及び方法」という名称の米国特許出願出願番号第___号、2005年7月22日出願の米国特許仮出願出願番号第60/701、424号の恩典を請求する米国特許非仮出願、2006年6月21日出願の「セルロイド又は他の感光性材料の両方の側に画像を露出する方法、システム、及び装置」という名称の米国特許出願出願番号第___号、及び2005年6月21日出願の米国特許仮出願第60/692、502号の恩典を請求する米国特許非仮出願を引用によりその全内容を組み込んでおり、これらの全内容は、その全てを本明細書で示すかのように扱われる。本出願は、更に、2006年7月6日出願の「多次元画像表示のための映像データ及び非映像データを取り込むためのシステム及び方法」という名称の米国特許出願出願番号第11/481、526号、2006年6月22日出願の「デジタルフィルムシミュレーションのためのシステム及び方法」という名称の米国特許出願出願番号第11/473、570号、2006年6月21日出願の「セルロイド又は他の感光材料上に画像を露出する効率及び品質を改善するためのシステム及び方法」という名称の米国特許出願出願番号第11/472、728号、2006年6月5日出願の「多次元撮像システム及び方法」という名称の米国特許出願出願番号第11/447、406号、及び2006年4月20日出願の「フィルム又は他の撮像媒体を模擬するためのシステム及び方法」という名称の米国特許出願出願番号第11/408、389号を引用によってその全内容を組み込んでおり、これらの全内容は、その全てを本明細書で示すかのように扱われる。
【0003】
本発明は、撮像に関し、より具体的には、映像を取り込んで対象画像の解像度を高めるための画像操作オプションを提供することに関する。本発明は、更に、未露出写真エマルジョンを送出して可変サイズ及び寸法のエマルジョンを露出させるカメラを用いて対象画像の解像度を高めるためのシステム、装置、又は方法に関する。
【背景技術】
【0004】
映画撮影の技術には、フィルム創作市場に切り込むデジタル創作システム及び映画及びテレビジョンに対するオプションの流入を含む問題が存在する。フィルムは、多くの映画撮影技術者の好む芸術媒体であるが、フィルム及び処理の経費、厄介で重い機器の一面、及びデジタル及びビデオオプションが供給するように取り込まれているものをはっきりと見ることができないことを含む欠点は、フィルムを今日の撮像環境において益々困難な選択肢にしている。デジタル製造業は、35mmフィルム撮影画像の現在の潜在力と競合するか又はこれに優る画像記録手段を供給すべく努力し、かつ供給すると主張している。当業技術には、フィルム撮影画像の品質を維持し、同時にデジタル創作システムの柔軟性を取り入れてフィルム撮影画像を修正して強化するための改善されたシステム及び方法の必要性が存在する。
【0005】
【特許文献1】米国特許仮出願出願番号第60/711、345号
【特許文献2】米国特許仮出願出願番号第60/710、868号
【特許文献3】米国特許仮出願出願番号第60/712、189号
【特許文献4】米国特許仮出願出願番号第60/727、538号
【特許文献5】米国特許仮出願出願番号第60/732、347号
【特許文献6】米国特許仮出願出願番号第60/739、142号
【特許文献7】米国特許仮出願出願番号第60/739、881号
【特許文献8】米国特許仮出願出願番号第60/750、912号
【特許文献9】米国特許仮出願出願番号第60/702、910号
【特許文献10】米国特許仮出願出願番号第60/701、424号
【特許文献11】米国特許仮出願第60/692、502号
【特許文献12】米国特許出願出願番号第11/481、526号
【特許文献13】米国特許出願出願番号第11/473、570号
【特許文献14】米国特許出願出願番号第11/472、728号
【特許文献15】米国特許出願出願番号第11/447、406号
【特許文献16】米国特許出願出願番号第11/408、389号
【特許文献17】米国特許第5、687、011号
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、取り込み機器構成を有意に変更することなく、かつ取り込み媒体、例えばフィルムストックを有意に変更することなく、取り込まれたフィルム画像の品質及び量の両方を選択的に高めるためのシステム、装置、又は方法に関する。1つの構成では、本発明は、全てのエマルジョンが同じ「量」のセルロイド又は関連のエマルジョン支持材料上に留まるので、重量を必ずしも増加させることなく映像を記録又は取り込むのに利用可能なエマルジョンの「量」を少なくとも二倍にする。更に、本発明は、取り込み機器構成を有意に変更することなく、更に取り込み媒体、例えばフィルムストックを有意に変更することなく、取り込まれたフィルム画像の品質及び量の両方を選択的に高めるためのシステム、装置、又は方法を提供する。本発明は、全てのエマルジョンが同じ「量」のセルロイド又は関連のエマルジョン支持材料上に留まるので、重量を必ずしも増加させることなく映像を記録又は取り込むのに利用可能なエマルジョンの「量」を少なくとも二倍にするためのシステム、装置、又は方法を提供する。
【0007】
カメラ内の可変のサイズ及び寸法のものである少なくとも1つの露出区画に未露出写真エマルジョンを断続的に送出して映像をこのエマルジョン上に記録するように作動可能なカメラと、カメラによってエマルジョン上に記録された映像の態様を記録するように作動可能なカメラ内の電子撮像モジュールとを含む、対象画像の解像度を高めるためのシステムを提供する。システムは、エマルジョンによって記録された映像内の情報から、及び電子撮像モジュールによって映像の態様に記録された情報から最終画像を生成するための画像データ修正プログラムを更に含むことができる。また、対象画像の解像度を高めるための装置を提供する。
【0008】
カメラ内の可変のサイズ及び寸法のものである少なくとも1つの露出区画に未露出写真エマルジョンを断続的に送出して映像をエマルジョン上に記録する段階、及びカメラ内の電子撮像モジュールを用いて映像の態様を記録する段階を含む、対象画像の解像度を高める方法を提供する。本方法は、エマルジョンによって記録された映像内の情報から、及び電子撮像モジュールによって映像の態様に記録された情報から画像データ修正プログラムを用いて最終画像を生成する段階を更に含むことができる。
【0009】
カメラ内の選択可能なサイズ及び寸法のものである少なくとも1つの露出区画に未露出写真エマルジョンを断続的に送出するように作動可能なカメラを含み、露出区画は、区画の上部又は下部からエマルジョンを受け取り、露出に続いてエマルジョンが区画の上部又は下部を通って出るか、又はエマルジョンを区画のいずれかの側から受け取り、エマルジョンの露出に続いてエマルジョンを他方の側から区画から出すようなものであり、エマルジョン内に記録された利用可能な画像間で選択可能な同等の全体画像情報を有する選択された数の画像を推定するように作動可能である、エマルジョン内に記録された情報から最終画像を生成するための画像データ修正プログラムを更に含む、対象画像の解像度を高めるためのシステムを提供する。
【0010】
未露出写真エマルジョンをカメラ内の選択可能なサイズ及び寸法のものである少なくとも1つの露出区画に断続的に送出して映像を記録する段階、区画の上部又は下部から露出区画の中にエマルジョンを受け取り、露出に続いてエマルジョンが露出区画の上部又は下部を通って出るか、又はエマルジョンを区画のいずれかの側から受け取り、エマルジョンの露出に続いてエマルジョンを他方の側から区画から出す段階、エマルジョン内に記録された利用可能な画像間で選択可能な同等の全体画像情報を有する選択された数の画像を推定するように作動可能な画像データ修正プログラムを用いて、エマルジョン内に記録された情報から最終画像を生成する段階を含む、対象画像の解像度を高める方法を提供する。
【0011】
本発明の他の特徴及び利点は、添付図面を参照する本発明の以下の説明から明らかになるであろう。
【0012】
本発明を示す目的において、本発明が図示の正確な構成及び手段に限定されないことは理解されるものとする。本発明の特徴及び利点は、添付図面を参照する本発明の以下の説明から明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明は、取り込み機器構成を有意に変更することなく、更に、取り込み媒体、例えばフィルムストックを有意に変更することなく、取り込まれたフィルム画像の品質及び量の両方を選択的に高めるためのシステム、装置、又は方法に関する。1つの構成では、本発明は、全てのエマルジョンが同じ「量」のセルロイド又は関連のエマルジョン支持材料上に留まるので、重量を必ずしも増加させることなく映像を記録又は取り込むのに利用可能なエマルジョンの「量」を少なくとも二倍にする。カメラ内の可変のサイズ及び寸法のものである少なくとも1つの露出区画に未露出写真エマルジョンを断続的に送出して映像をエマルジョン上に記録するように作動可能なカメラ、及びカメラによってエマルジョン上に記録された映像の態様を記録するように作動可能なカメラ内の電子撮像モジュールを含む、対象画像の解像度を高めるためのシステムを提供する。システムは、エマルジョンによって記録された映像内の情報から、及び電子撮像モジュールによって映像の態様に記録された情報から最終画像を生成するための画像データ修正プログラムを更に含むことができる。また、対象画像の解像度を高めるための装置を提供する。カメラ内の可変のサイズ及び寸法のものである少なくとも1つの露出区画に未露出写真エマルジョンを断続的に送出して映像をエマルジョン上に記録する段階、及びカメラ内の電子撮像モジュールを用いて映像の態様を記録する段階を含む、対象画像の解像度を高める方法を提供する。本方法は、画像データ修正プログラムを用いて、エマルジョンによって記録された映像内の情報から、及び電子撮像モジュールによって映像の態様に記録された情報から最終画像を生成する段階を更に含むことができる。
【0014】
本発明は、特定の方法、装置、又はシステムに限定されず、これらは、当然ながら変更することができることは理解されるものとする。また、本明細書で用いる用語法は、特定的な実施形態を説明することのみを目的としており、限定的であることを意図しないことも理解されるものとする。本明細書及び特許請求の範囲で用いる単数形の「a」、「an」、及び「the」は、その内容が改めて明確に指定しない限り、複数のものを含む。従って、例えば「容器」と記した場合には、これは、2つ又はそれよりも多くの容器の組合せなどを含む。
【0015】
量、継続時間などのような測定可能な値に言及する際に、本明細書で用いる「約」という用語は、指定する値から±20%又は±10%、より好ましくは±5%、より好ましくは±1%、なお一層好ましくは±0.1%の変動を含むことを意味し、これは、そのような変動が開示する方法を実施するのに適切であるためである。
【0016】
改めて定めない限り、本明細書で用いる全ての技術及び科学用語又は専門用語は、本発明が関係する当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書では方法又は材料を説明するが、本明細書に説明しているものと同様又は同等なあらゆる方法又は材料を本発明の実施において用いることができる。本発明を説明及び特許請求するのに、以下の用語法を用いることにする。本明細書で用いる「モジュール」という用語は、一般的に、本発明の有効性に寄与する1つ又はそれよりも多くの個別構成要素を意味する。モジュールは、作動することができ、又は代替的に、機能するために1つ又はそれよりも多くの他のモジュールに依存することができる。
【0017】
「レンズ画像」は、あらゆる画像又は光刺激、例えば、レンズ又は存在するか又は表示可能な最終画像を描写する焦点である光又は他の刺激に画像受容媒体及び要素を露出させることになる他の光送出手段によって供給される画像を意味する。
【0018】
「少なくとも1つの露出区画」は、カメラ内で一般的にレンズを通じて送出される画像が出現する区画内に存在するフィルム、デジタル、それ以外の電子又は他の種類のフィルムゲート、CCDチップ、又は他の画像取り込み態様又は構成要素を意味する。この露出区画は、カメラユーザが取り込もうと望む映像シーンに関連するレンズからの画像に一般的に関連する光が送出される場所であり、一般的に、フィルムにおけるゲージサイズに関連して異なる取り込み区画を有するためのシステムは、例えば、35mm及び16mmカメラに対する70mmフィルムカメラのように、送出される画像に対してより大きい画像取り込み区画を含む機能がある光学器械及び光学構成を要する。異なる媒体(例えば、フィルム及びデジタルの)を含む複数の電子取り込み態様又は取り込み手段を有するものを含むハイブリッドカメラでは、単一のカメラ(又は取り込みシステム)内に及び/又はそれに対して1つよりも多い画像取り込み区画が存在する。「ビデオアシスト」を有するフィルムカメラは、例えば、単一のレンズ画像がフィルム取り込み区画と電子取り込み区画に同時に送出されるシステムである。
【0019】
本発明は、撮像に関し、より具体的には対象画像の解像度を高めるためのシステム、装置、又は方法に関する。記録映像を供給し、カメラで取り込まれる本明細書で一般的に「映像」と呼ぶ映像シーンに加えて、電子撮像モジュールによって取り込まれるもののような映像の態様を記録するためのシステム及び方法を提供する。カメラで取り込まれる映像を本明細書では一般的に「画像」と呼ぶ。映像データ及び映像データの態様は、映像の可変のサイズ及び寸法に関するデータを例えば撮影後処理中に用いることができるようにまとめて供給される。
【0020】
「ビスタビジョン」技術のように、フィルムは、フィルムゲートに水平に供給されることになり、画像サイズは、16mm又は35mmのようなフィルムの幅(ゲージサイズ)によって「垂直に」制限されるだけである。更に別の構成では、フィルムストック(35mmも同様に例示的であるが、この例では16mm)のフィルムストック自体は、スプロケットを必要としないと考えられ、今日のレジストレーション技術オプション及び搬送オプションでは、スプロケットは、潜在的な画像記憶媒体として扱い難く、不経済である。35mm構成では、本発明は、既存のいかなるデジタル創作情報取り込み手段にも優る解像度及び品質(原画像の)の画像を供給することになり、画像取り込み中に「将来」のデジタル又は他の技術のみが処理する機能を有することになる映像を取り込む今日では唯一のオプションを達成する。
【0021】
フィルムは、従来通り位置決めされたフィルムマガジン(製造業者だけによって装填される又は抜き取られる再使用可能マガジンを含み、本明細書に開示する通常又は「使い捨て」構成の)によって選択的に供給することができる。フィルムは、水平に位置決めされたマガジンによって、すなわち、フィルムマガジンの直立位置に対して90度直角に供給することができる。それによってフィルムをフィルムゲートに対して水平位置にするためにローラが90度フィルムを回転させ、続いて露出後に垂直なフィルムマガジン内で交換を行うために再度90度戻すという付加的なフィルム管理及び位置決めの必要性が排除される。このフィルムストックの位置決めは、本発明について説明する本構成において有用である。
【0022】
本明細書では、1.66又は1.85(又は本構成では本発明における幅は2対1になる)のような矩形の映画表示スクリーンに対する寸法において選択的に同様であり、選択的に可変であるフィルムゲートにフィルムストックを供給する。これの利点は、映像を16mmフィルムの場合には16mm又は穿孔が一方の側に保持される場合は14mmにより近い「高さ」に、及びこの場合には、例えば、33mm又はそれよりも幅広のオンデマンド幅のエマルジョン表面上に選択的に記憶することができる点にある。しかし、この幅は、映像毎に事実上無制限の左/右の媒体スペースによって潜在的に全く選択的なものになる。
【0023】
すなわち、本発明は、部分的には、スクリーンに最終画像を供給する処理において少しの調節又は変形も要することなく、16mmフィルムストック上に例えば35mm幅の映像を生成し、また、映画又はHD上映寸法に非常に近い寸法で映像を生成するための手段を提供する。更に、上述のように、35mmフィルムストックは、潜在的に近い将来におけるいかなるデジタル録画システムの情報取り込み/記憶手段にも優る材料を創造する手段を提供することになる。このエマルジョンの表面領域は、フィルムストックに記憶される画像当たりの映像情報を約4倍にすることになる。実際に、35mm両面エマルジョンフィルムストック及び修正を加えた35mmフィルムカメラの使用によって、映像毎に、例えば、10分から選択的に短縮されるフィルムマガジンの全記録時間量に依存して、35mmフィルム取り込みに一般的なものよりも2倍と4倍の間、又はそれよりも多くのエマルジョン領域の増大が可能になる。
【0024】
1つの構成では、単一の映像は、フィルム記録平面及び映像を取り込むレンズに対する水平線に対して選択的に平行に位置決めされるフィルムストック上に水平に記録される。記録された単一の映像は、以前は、例えば、3フレームの35mm画像に割り当てられていたスペースを選択的に占有する。そのような記録画像の寸法は、大幅に利用可能になる増加したエマルジョンを利用することによって、劇場映像に要求される水平寸法に選択的に非常に近く、形状において1に対して1:85、又は更にそれ以上の矩形のようなモーション画像スクリーン寸法を完成させるのに最小の無駄及び「マスク」しか必要とされない。
【0025】
本明細書では、3枚の一般的なフィルムフレームのエマルジョン領域のスペースの使用は、同様に記録を行うためのフィルムストックの裏面の使用によって補償されることになり、結果として毎秒24フレームで約10分の一般的な1、000フィートの35mmフィルムロールの全記録時間は、7分を僅かに下回るだけであるが、画像毎のエマルジョン表面積は、更に大きな記録表面領域でなければ、35mmにおける従来のものの約4倍に増加する。24fpsで10分のマテリアルとして維持されたとしても、一般的な縦35mm単面の標準ストックにわたるエマルジョン表面領域は、尚もフィルムの「ロール」の標準記録時間を変化させることなく大幅に増加する。
【0026】
ここでもまた、今日のフィルムは、一般的に「デジタル中間」段階に到達しているので、露出されるフィルムが「投影」を念頭に作成されないことは、論理的であり、かつ本発明に固有である。実際に、選択される送り距離に基づくフィルム搬送手段では、スプロケット孔は必要ではなく、デジタル記録媒体の撮影後手段は、フィルムストックの一方の「側面」又はストリップ、並びに他方から最終画像の完全なレジストレーション(並びにコード又は他の手段による画像の適合)を得ることができる。従って、スプロケット孔及び他のフィルム領域は、全部をエマルジョンで、又は磁気記録材料を含むがこれに限定されないストック内に設けられる選択される他の手段内のいずれかで選択的に完全に映像及び他のデータの記録に用いることができる。
【0027】
両面フィルムストックの露出の後に、2つのストリップに「分割」されて分離される前又は選択的にその後のフィルム処理の後に、この2本のより大きい水平フィルム撮影映像は、より大きなフィルムフレームを走査することができる適応「データシネ」又は「テレシネ」装置によってデジタル化されることになり、デジタル化に続いて、従来の35mmフィルムと比較して肉薄のストリップ上のこれらの「ネガ」は、この後今日の技術が提供することができるものを超えて向上した走査及びデータ記憶手段が存在する時点での将来の見込み「再走査」のための格納されることになる見込みが高い。従って、これらのより大きいフィルム撮影フレームは、従来の35mm撮影又は従来のデジタル映画、例えば、今日利用可能なデジタル創作と比較して、将来の用途に向けた追加画像データを含む。
【0028】
更に別の態様では、本発明は、選択的ミラー又は関連の光学器械/画像方向変換手段が、未露出のエマルジョンの次の水平フレームにフィルムストックが送られる前に、記録のためのレンズ画像を片方のフィルムゲートのフィルムストックの片面上へ、続いて他方のゲートへと交互に中継することができ、従って、この構成では、両方の側が利用されており、24fpsの全体記録を達成するのに、フィルムストックを毎秒12フレームだけしか送らなくてもよいことをもたらす。画像方向変換手段は、ミラー又は他の手段を回転させながらレンズ画像の全部を又はビーム分割手段によってレンズ画像の一部をそれぞれのより大きなフィルムゲートに選択的に供給することができる。当然ながら、レンズ及びハードウエアは、ここではサイズが過去の「70mm」フィルムゲートサイズ(50mmに近い実際の記録画像幅の映像を記録する)に近い選択的に幅が可変のフィルムゲートに適応するようになり、被写界深度及び関連の写真態様は、光学器械及び関連のハードウエアがこのフィルムゲートに適応することが必要になる程度まで「ゲージサイズ」又はゲートサイズにおける変化に選択的に影響を受ける。
【0029】
従って、本発明は、選択されるゲージサイズの両方のサイズのフィルムを露出させる手段を提供し、例えば、35mmフィルムを用いると、典型的な35mmフィルム撮影の記録に遙かに優る解像度のフィルム撮影映像が得られる。これらのフィルム記録映像は、今日において従来のデジタルシステムが発生させることができるものよりも、映像当たりより多くの情報を選択的に供給することになり、より大きなエマルジョン領域が、最も新しいデジタル映画オプションに一般的な画像創作データにさえも優る大量の映像情報を保持するので、将来のデジタル(及び他の撮像システム)と潜在的により確実に適合するフィルム撮影映像が得られる。
【0030】
本発明の下で創造するのに16mmフォーマットが用いられる場合には、「水平に露出された」画像からの従来の方向及びフォーマットの35mmフィルムストックへの最終「焼き付け」は、映像が「インターネガ」ストックのような別のフィルムストック上に「焼き付けられる」ので、露出レベル及び/又は色態様を変更する焼き付け手段によって影響を受ける場合がある。
【0031】
目標は、デジタル領域で選択された美的調節を具現化する「より大きな」ゲージサイズの高品質ネガを仕上げることであり、更に、より小さなゲージフォーマット、例えば、16mmの非従来的使用から利点を得て、従来では一般的により大きなゲージサイズによって記録されていた映像又はそれに近い映像を完成させることである。
【0032】
全体として、本発明は、結果としてより大きなフィルムゲージベースに同等の「原ネガ」表面領域、並びに解像度及び品質を発生させるにも関わらず、「より小さく」より軽量の機器を用いてフィルムを創造する手段を提供する。更に、本発明は、結果として「70mm」創作映像に同等の品質及び解像度を有する映像を発生させるにも関わらず、当産業に一般的なレンズ及びハウジングを含む一般的な35mmシステムによるフィルム創作を可能にし、それによって、現在利用可能なあらゆるデジタルシステムの原写真撮影中に取り込まれて記憶された映像情報量に優るという目標を達成し、初期の使用及び上映手段が、2k又は4kのような既存のデジタル技術よりも大きいものを用いないとしても、将来の技術が、例えば、20kのような大量の映像情報を引き出すことができる原「ネガ」の「存在」は、現プロジェクトを「将来に備えられた」ものとし、いかなる既存のデジタル創作手段が供給することができるものよりもデジタル映画及びテレビジョンの将来と実際に同期したものとする。
【0033】
フィルムを制作し、公開する莫大な経費を考慮すると、将来の取り込み装置と同期する将来の用途をもたらすことができる原ネガの利用可能性は、フィルム創作の取り込み、重量及び経費態様を有意に変更することなく、システムがより大きな情報管理/表示手段へとアップグレードされる場合、現プロジェクトが将来においてより多く表示される可能性を高める。
【0034】
更に、レンズ画像をフィルムエマルジョンの片面へ、続いて他方の面へと交互に中継することによって、カメラにフィルムストックの片面を完全に露出させ、続いて他方の面を完全に露出させるために、フィルムの方向を反転する他のオプションを用いるか又は連続「ループ」及び面反転又は捻転手段を用いることなく、両面フィルムエマルジョンをその全長にわたって1回進めることが可能になる。しかし、本発明は、フィルムストックの両方の側の水平露出に用いられるもの又は他のオプションを排除しない。
【0035】
本発明の別の構成では、従来のあらゆるゲージサイズのフィルムストックを水平に露出させる。多くの場合にカメラの機構及びフィルムゲートの背後又は上方に配置されるフィルムストレージ手段の「マガジン」は、Arriflex及びAatonからのカメラに一般的であるように、カメラの背後に選択的に配置されるが、この位置は必須ではない。
【0036】
このストレージ、例えば、マガジン内のフィルムは、一般的な垂直位置ではなく水平になり、従って、例えば、取り込まれている撮影ショットが日没/水平線のものであった場合には、水平線に平行になる。従って、フィルムは、Arriflexカメラと同様にカメラ機構又はフィルムゲートに水平位置で進入することになる。16mmフィルムの場合には、ストック毎に一列のスプロケット孔は、ストックが露出のためのカメラのフィルムゲートに与えられる時にストックの上部又は下部に選択的に現れることになり、必要ではないが、本発明は、これらのスプロケット孔を下部に位置決めする。
【0037】
典型的な35mmストックの場合には、スプロケットは、上部及び下部に現れるが、本発明は、1つの構成で片側だけにスプロケット孔を有するフィルムストックを含み、又は更に別の構成では、デジタル領域がレジストレーション問題を排除することからスプロケット孔は存在せず、そのようなその後の画像整合は、デジタル撮影後において選択的に行われ、フィルムカメラの機構及びフィルムゲートを通してフィルムストックの位置を必要とする懸念を低減する。
【0038】
本発明は、ゲージサイズにおいて「1つ上のレベル」で一般的なエマルジョン領域の露出を提供するので、フィルムカメラの光学器械は、より大きなゲージカメラのものと同様のものに修正されることになり、16mmカメラは、35mm露出エマルジョン領域により近いものをもたらし、本発明の35mmカメラは、公知の70mmフィルムカメラ(及び65mm、並びにこの大きなゲージサイズに関連する他のもの)による一般的な70mmストック露出のものに潜在的に優る驚くべきゲート及びエマルジョン露出領域をもたらす。
【0039】
より大きく設けられたエマルジョン表面領域の正しい露出を可能にするために、光学器械のフィルム平面までの距離も同様に調節されることになる。
【0040】
露出領域の幅は、選択的に可変で高解像度テレビジョンディスプレイに典型的なものになり、従って、高さに対する幅の比は、選択的に最終的な目標とする表示システム/ユニットのものと同じか又は類似になる。しかし、本発明の重要な構成は、上述の重要な寸法(高解像度コンテンツ供給するプラズマTVモニタと同様のもの等)に向けたものであるが、本発明ではゲートサイズの幅は可変とすることができる。従って、ゲート領域を通して断続的に移動させる実際のフィルム量は、潜在的にマテリアルに対する目標とする表示システム又は設定に基づいて選択的に変化することになる。例えば、マテリアルが従来のTVディスプレイに向けたものである場合には、比率が1に対して1:33のフィルムが露出されることになり、従って、16mmカメラ構成における本発明の潜在性は、約14mm×18.6mmのネガ画像を露出させることになる。目標とするディスプレイが高解像度TVである場合には、露出させるネガ及びゲート領域に移動させるフィルム量は、約14mm×23mmに変化することになり、最終的なディスプレイが劇場スクリーンである場合には、フィルム量は、約高さ14mm×幅33mm程度になる。これらの寸法は、劇場スクリーン上映を目的とする場合に重要であり、本16mm構成が、ワイドスクリーンのためには、多くの場合に約高さ14mm×幅21mmの「ライブ」マテリアルのための取り込みエマルジョン寸法に制限される今日の典型的な35mmカメラよりも実際に劇場スクリーンへの対応を可能にするマテリアルのための有意に大きなエマルジョン領域をもたらすことに注意すべきである。
【0041】
この構成では、フィルムゲートは、基本的に従来用いられる全てのフィルムカメラと同じ位置にある。この構成の補足バージョンでは、フィルムゲートは、水平に置くことができるか、又はそうでなければストックの両方の側を露出させる本発明の他の構成の第2のフィルムゲートが可能になる。
【0042】
単一ゲートバージョン及び二重ゲートバージョンの両方のバージョンにおいて、露出フレーム幅の選択的可変性は、本発明の1つの態様であるが、選択されたネガの望ましい幅に基づいて、フィルムゲートの中に送るフィルム長を文字通り変更する。このようにして、フィルムネガは、35mm写真撮影で多くの場合に起こるような「トリミング」及び無駄がなく、垂直トリミングによってネガ寸法をあらゆるフィルムスクリーンの正確な矩形形状に適合させることが可能になり、それによって本発明は、35mmのものが現在構成のカメラシステムを通じて行うことができるものよりも、例えば16mmにおいてそのようなスクリーンに向けたより優れた画像品質を可能にする。
【0043】
フィルムストック及びカメラ内構成
必ずしも1つの特定の構成におけるものではない本発明の実施形態は、両面エマルジョンフィルムストック及び両面露出フィルムカメラを含む。
【0044】
本発明及び出願の二重フィルムゲートの開示は、レンズ表面領域に対して選択的に直角でなくてもよく、一般的なフィルムゲートで行うように位置決めすることができるが、2つのゲートは交互に入れ替わり(上下、又はカメラ内の異なる点で)、光学器械、並びに選択的ミラー及び/又は他のレンズ画像方向変換手段が、レンズ画像の全部又はビーム分割を用いる場合には、その一部分を選択的に一方のゲートへ、続けて他方へと中継することが可能になる。
【0045】
この構成では、参照情報は、視覚的に又はデータトラック又は他の記録手段を用いて刻み込むことができ、それによって連続して取り込まれる映像を表すフィルムフレームを1つのものの直後に他のものが露出されるものとするか、同時に露出されるものとするか、又は後に露出されるものとするかが選択的に可能になる。それによって露出のための同じフィルムストックの裏面を供給するために、フィルムストックに、フィルムカメラに一般的なローラ及び関連の構成要素を通じてルーピング又は他の関連カメラ内管理を付加することができる。本明細書に全部が引用によって組み込まれている米国特許第5、687、011号を参照されたい。
【0046】
例えば、カメラを通じてフィルムが移動する時に、エマルジョンが両方の側に存在する両面フィルムは、例えば画像を一方の面上に乗せ、続いてもう一方の面上に乗せ、この後フィルムをストックの次の未露出区画に送るという交互の逐次フレーム手法で露出させることができ、又はフィルムの全長を、フィルムが画像取り込みレンズに対して平行であるか、直角であるか、又は別途位置決めされているかに関わらず、単一ゲートシステムを用いて露出させることができ、この場合、同じ長さの裏面は、フィルム方向逆転手段、又は第1の面の露出後に第2の面を供給するためのフィルムストックの連続ループ及び機械回転、又はこれを供給するための他のそのような物理的手法を通じて供給される。
【0047】
また、両面フィルムストックは、品質に関連のない記録「時間」延長のためのものとして用いることができ、フィルムストックの二面は、一般的なフィルムカメラに対する従来の「ゲート」及び露出寸法を用いてに解説したように記録することが可能になることを再度強調しておきたい。これにおける利点は、記録時間が正確に二倍になることであり、特定の露出サイズ、垂直位置の画像、映像当たりの「穿孔」(又はスプロケット孔)数に対処するように従来のデジタル化、フィルム焼き付け、及び処理機構が設定され、従って、デジタル化及び/又は処理、及び/又はフィルム焼き付けなどの前に両面フィルムを2つのストリップに「分離」する場合に、潜在的に(選択的に)より肉薄のフィルムストリップの支給のみが要求される。本発明の目的は、今日カメラが一般的に管理するストックと同じか又は同様の重量及び厚みのフィルムストック(単一の面がエマルジョン被覆されているか又は両方の側がエマルジョン被覆されているかに関わらず)を達成することであるが、これは不可欠又は限定的な態様ではない。
【0048】
本発明のフィルムストックに関して、水平に供給されるフィルムストックの単面構成では、1つの構成は、スプロケット孔/穿孔を排除することになり、フィルムをローラの動きによってゲートを通じて移動させることを可能にし(ストックを保持し、及び/又はカメラ内で)、それによって、そのようなスプロケット孔によって損失する余分のエマルジョン領域を媒体/画像記録スペースにすることが可能になる。しかし、本発明はまた、そのようなスプロケット孔が存在する一般的に利用可能なフィルムを用いる構成でも機能する。将来は、両方のオプションが供給される可能性があるので、1つの構成では、幅及び高さの両方に関して露出領域を選択的に調節するオプションを選択的にもたらすことになり、例えば、穿孔を有するか又は持たない所定のストックの組成によって得られるエマルジョン領域の最適使用が可能になる。
【0049】
そこでは、スプロケット孔を欠く本発明のフィルムストックをカメラの機構によって荒く搬送することができるようにして、続く互いの画像の「レジストレーション」の仕上げをデジタル領域で行うか、又は光学的に又は他のデータストレージ手段上にフィルムストックの態様として選択的に発生させるマーカによって、レーザ又はそうでなければ誘導によるレジストレーション及びフィルム搬送を可能にすることができるようにするかは選択的であり、また、そのような誘導線又はマーカは、選択的に調節可能な長さのフィルムを選択的に幅広なゲート領域の中に送る本発明の可変搬送カメラの手段を達成し、露出毎のフィルム量の搬送が正確に数量化される。
【0050】
ここでもまた、そのようなカメラは、従来のカメラと同様に可変速度で作動することができるが、24fpsが予期する最終「デジタル化」又は表示目標ベースである両面構成では、ビデオ/デジタル機器におけるデジタル表示において実際には変更されたとしても、目標が従来の毎秒24映像を達成することである場合には、フィルムは、露出が交互である構成では毎秒12回しか移動させる必要がない(面1、面2、面1、面2という具合に)。
【0051】
両面の二面エマルジョンコーティングフィルムストックは、様々な構成で生成することができる。1つの非限定的構成では、2本の「より肉薄の」フィルムストックが結合され、エマルジョンが2つの面に現れるにも関わらず、カメラに向けた従来の重量及び厚みの1本のフィルムストックが作成される。他の構成の両面の二面エマルジョンコーティングフィルムストックも生成することができる。更に、選択的に、各それぞれの面上のエマルジョンの間の白色セルロイド及び/又はプラスチック、又は他の反射材料のような不透明な分割によって、両面エマルジョンのデジタル化段階において、フィルムストックを従来のフィルムストックと同様に単一のストリップとして維持し、作成することができる。従って、これは、デジタル化において、光はフィルムエマルジョンからその背後にある不透明体をベースとして反射して戻されることになり、一般的に、フィルムストックを通過して投影される光ではなく、そのような反射を反射芸術としてデジタル化することが可能になることを意味する。
【0052】
この種類でのデジタル化が投影手法と比較して十分な品質のものであった場合には、各別々のストリップの別々のデジタル化、焼き付け、又は使用のためのフィルムを「分割」する必要性が回避されることになる。フィルムは、両方の側を1面づつ又は同時に、これらの目的に合わせて構成されたデジタル化ユニットによってデジタル化し、従来のストックと選択的に同じ厚み及び重量の単一のストリップとして維持し、格納することができ、唯一の相違点は、この両面ストックが2倍の画像記録領域手段を含むことである。
【0053】
この「両面」構成における映像撮影ショットの管理では、フィルム自体の各面上のデータレファランス、例えば、映像又は他の磁気的に又は別途に記録されたデータによって全てのストックを走査することが選択的に可能になり、「第2のストリップ」が第1のストリップからある程度の時間の後にデジタル化される場合があったとしても、「分割」ストック二面構成では、時間コード又は映像参照情報(データ)によって、コンピュータ手段が、デジタル形態にある映像を映像が取り込まれた正しいシーケンスに自動的に組み立てることが可能になる。従って、それによって限定されるものではないが、本発明は、最終的には表示又は他の目的でフィルムに戻されるとしても、ある時点でデジタル化及び/又はデジタル領域で管理されるように定められた映像のフィルム取り込みに最も確実に適合する。
【0054】
フィルム取り込みの品質及び効率
鍵ファイルフレームは、ビデオ/デジタルマテリアルと同じレンズによって露出させることができ、その後このデジタルで創造されたマテリアルのデジタル「再色付け」に用いられる。
【0055】
本発明の態様は、例えば、「高解像度」マテリアルのためのデジタル創作が用いられた場合には、デジタル映像及びデジタル映像データは勿論適用可能であるから、ビデオという用語によって限定されない。更に、テープ上に記憶された高解像度画像は、デジタル(及び/又はビデオ)画像がテープ上に、「ドライブ内に」、又はディスク上に如何に記憶されるかによって本発明又はその発明において排除されるか又は限定されることはない。問題は、ビデオ及び/又はデジタルマテリアル、並びにこれらのフィルム撮影映像、又は同様のマテリアルを取り込むために選択的に位置決めする同じ単一のレンズ又は複数のレンズを通じた同様の映像の選択的に同時の露出である。
【0056】
フィルム取り込みの品質及び効率を変化させる新しいオプションを達成するために、本明細書において、ビデオ及び/又はデジタル創作画像に関連してあらゆるゲージサイズ上にフィルム撮影映像を露出し、同じレンズ又は選択的に別々ではあるが本発明による使用のために位置決めされたレンズを通じて取り込みを行うシステム又は方法の選択的な更に別の態様を開示する。
【0057】
一態様では、フィルムゲージは、16mmフィルムであり、ビデオ媒体は、デジタル高解像度の例えばCCD又は他の電子取り込み手段によって取り込まれるデジタルデータ及び/又はビデオデータである。
【0058】
本発明の35mm構成では、フィルムが従来通りに露出されるか、水平に露出されるか、又はフィルムストックの片面上に露出されるか、又は両方の側のフィルムストック上の両面エマルジョンの両方の側上に露出されるかに関係なく、今日の標準を超え、過去の70mmフィルム取り込みシステムさえも超える莫大な量の映像データを含む原映像を選択的に取り込む可能性を追求する。上述の場合のように、これは、「20k」又はそれよりも多くを処理することができる将来のシステムのようなこの大きいネガ領域の超過映像データを利用することができる潜在的な将来のデジタル又は他の映像手段に対して適切である。
【0059】
本発明の更に別の態様は、35mmの従来画像品質を超える映像を16mm上に取り込む手段、及び従来利用可能な映画手段におけるいかなるデジタル取り込みをも超える35mm画像を取り込む手段を提供する。
【0060】
本明細書では、24fpsよりも小さいフィルム創作画像の取り込みのオプションを提供する。更に、「ビデオタップ」は、実際に高解像度ビデオ(及び/又はデジタル)取り込み及び記憶手段である。それによって24fps、29.97、30、又はデジタル創作で用いられる他の公知のオプションのような従来のデジタル速度でマテリアルを供給しながら、デジタルに取り込まれる映像を用いた取り込み中の高度な事前試写という二重の目標が達成される。更に、デジタル創作映像は、例えば、デジタル創作(及び記憶)映像とフィルム創作映像の間の後の相互参照のために、ミラー及び公知の光学器械のようなビーム分割及び/又は画像方向変換手段を用いて、同じレンズを通じて選択的に取り込まれるフィルム撮影映像に関連する相互参照画像データを含むことになる。2種類の創造された映像マテリアルの間の容易で選択的に自動の相互参照を可能にするために、磁気ストライプ又は映像レファランス、又はフィルム上の他のデータ記録手段を設けることができる。この構成では、「オンライン」の取り込みマテリアルに関してフィルムカメラは主であり、デジタルユニットは比較的同等又は2次的である。
【0061】
フィルム撮影映像が、デジタル創作マテリアルを「再色付け」することだけに用いられるわけではないことを認識し、この手法の更に別の使用を拡張する。写真撮影監督によって普段通り取り扱われる通常の手段によって露出される高分解フィルム撮影映像の同じシーン及び/又は映像のデジタル取り込みマテリアルの2次的取り込み及び記憶との組合せは、選択的に同じか又は同様の時点におけるものである。
【0062】
本明細書では、拡張目的は、潜在的に再色付けされるデジタル創作マテリアルとは異なり、フィルム創作マテリアルの望ましい美術的撮影後を含む。更に、「モーフィング」及び関連の画像補完法、例えば、推定技術によって、専有ソフトウエアが以下のことを可能にすることを達成することができる。
【0063】
12fps又は更に低い1秒当たりのフレーム数などの従来のものよりも低いフレーム速度で方法を実施すべきフィルム撮影マテリアルを取り込む。従って、本発明の態様として用いられる現在の技術は、デジタル化が行われた状態で、デジタルデータ位置の推論及び利用可能な「フィルム創作」フレーム間のシフトに基づくデジタル近似を用いて、フィルムによって取り込まれない「中間フレーム」の補完を行うことを可能にする。
【0064】
更に、強制手段は、高解像度デジタル創作マテリアルを用いて、この「モーフィング」又は利用可能なフィルム撮影映像間の推定映像の作成を達成する。ここでは、フィルム撮影されなかったにも関わらず撮影映像要素から作成される推定映像及び/又はモーフィング映像の作成を潜在的に助ける高分解映像が実際に存在する。フィルム撮影映像の態様の位置は、事前試写及び初期編集のために用いられる映像としての役割も兼ねるデジタル取り込み映像内で完全に参照可能になる。
【0065】
実際に、プロジェクトの全ての編集は、処理後フィルム撮影映像を受け取る前にデジタル形態のデジタル創作マテリアルを用いて開始され、更に完了することさえ可能である。「最終編集」又はデジタル原バージョン及び/又は関連の中途バージョンの作成においては、見栄えマネージャシステム又は関連のデジタル「見栄え」洗練手段による映像の選択的な追加調節の前に、デジタル化されたフィルム撮影マテリアルが、選択的に撮影後の最終段階のものとしてデジタル創作マテリアルに「置き換わる」ことになる。
【0066】
フィルムネガからそのデジタル化バージョンに継続して保持される高解像度創作マテリアルに関連する映像コード相互参照データによって、各フレームに対する瞬時の正確な映像相互参照が可能になる。
【0067】
すなわち、いくつかの目標が達成される。
【0068】
16mmフィルムは、垂直に露出される従来の16mm及びスーパー16mm映像をフィルムストックの片方又は両方の側のいずれかの上に選択的に供給することができ、このフィルムは、選択的に低速のフレーム速度、例えば、12fpsで露出させることができ、それによってフィルムストックの単一のロールからより長い記録時間が可能になる。更に、水平に露出させる映像は、単一の16mmロールが供給する全体の記録時間を選択的に変更せずに又は増加させながらでさえも、映像毎に約14mm×33mmの大きさまでのエマルジョン領域を供給することができ、典型的な35mmのフィルム創作品質を超える。
【0069】
デジタル創作マテリアルを用いて又は用いずに、選択的に僅かなフィルム撮影フレームによって、デジタルに推定する十分な量の撮影画像データを実際に得ることができる。更に、二重フィルムゲートの開示は、光学器械がレンズ画像を最初に片方のゲートに中継し、続いて他方に中継することによって二面エマルジョンコーティングフィルムストックの両方の側の露出を可能にし、フィルムストック内に設けられる利用可能な映像データ記録領域を選択的に二倍にすることになる。全体では、本発明は、デジタル形態又は仕上がりフィルム撮影を含むフィルム撮影映像の最終結果が35mmの従来フィルム撮影品質及び/又は解像度を超えることを選択的に可能にする一方、約10分という16mmフィルム撮影ロールによって得られる一般的な記録時間を選択的に全く維持するか又は延長さえもする。1つの構成では、記録時間は、ロール当たり20分へと少なくとも二倍になり、その一方で16mmストックから約35mmフィルム撮影品質のエマルジョン領域を獲得し、デジタル補完手段及び/又は両面フィルムストックがこの成果に寄与する。
【0070】
水平露出可変フィルムゲート及びフィルム送り量の更に別の利点が選択的に用いられることになり、あらゆるゲージサイズのフィルム撮影映像は、フィルムストックの最大垂直利用可能記録領域、例えば、35mmスプロケットなしフィルムが設けられた場合は35mmを維持することを可能にし、その一方で露出のための映像毎に選択的により大きな(より幅広の)フィルムストック量を供給することによって表示比(1:33、1:65、1:66、1:85、2:35、全て1に対するもの)のための調節を行い、それによって選択的に変更されるフィルムゲートに未露出ストックの次の部分を供給するフィルムストックの各「送り」長を選択的に断続的又は継続的変化させる。ある一定の表示比に特定のフィルムストック比を得る上で僅かしか又は全く無駄又は従ってマスクが発生せず、幅狭又は幅広に関係なく、全ての矩形表示システムが、この同じスクリーン比に基づいて露出される映像によって賄われる。
【0071】
35mmフィルムストックでは、1つの構成は、16mmカメラ構成と同様に穿孔/スプロケット孔をもはや含まないフィルムストックを含む。しかし、現時点で同じことを考慮し、1つの構成の改善された記録領域が利用可能である場合にこれを尚も主張する場合、本発明及び説明した手段は、35mmフィルムから過去の70mmフィルム創作に優る映像のフィルム取り込みを可能にし、その一方で35mmフィルムの1、000又は他のサイズ又は長さによって得られる全記録時間を短縮せず、実際には選択的に延びている。従って、24fps又はそれ未満のフィルム撮影ネガを記憶することができ、このネガが20k又はそれよりも大きいような高い情報管理システムに対して画像データを供給することができる将来においてこのネガを参照するが、現在のデジタル情報は、そのような将来的な標準システム及びオプションの性能を利用して映像データを供給することができない。
【0072】
更に、デジタル創作マテリアルを最終デジタルマテリアル、その見栄え、又は他の態様を選択的に変化させるのに用いることができ、このデジタル創作マテリアルは、そのような電子取り込みに固有の改善された解像度又は態様をフィルム撮影画像に供与することができ、デジタル創作マテリアル及びフィルム創作マテリアルの両方への参照から作成されるデジタル映像に選択的に寄与させることができる。
【0073】
従って、更に別のシステム構成では、企業は、このフィルムストックを、従来のものであるか又は一般的なものから改造されたものであるかに関わらず、本発明の構成の必要な態様の中でも特にシステムのデジタル「見栄え管理」及びフレーム「推定」又はモーフィングソフトウエア、選択的に同じか又は同様の時間に同じレンズを通じて選択的に露出されたデジタル創作映像とフィルム創作映像の間のデジタル相互参照、潜在的に異なる幅の選択的水平露出フィルムフレームを処理及び走査するための手段に供給することができる。
【0074】
従って、ある一定の態様では、比較できない程効率的なフィルムカメラは、フィルムと同じレンズを通じて取り込まれる高解像度デジタルマテリアルの形態の理想的な「ビデオアシスト」を有する最良の現在及び将来の解像度オプション向けのフィルム撮影マテリアルを提供する。最終結果は、最小の変更しか伴わない事前撮影シナリオ及び機器シナリオ、改善された又は最小限の影響しか受けないフィルムストック量当たりの撮影時間、及び次に「大きな」ゲージサイズの一般的なフィルムシステムからのそのような結果に選択的に等しいか又は優る(16mmは35mmの品質をもたらし、35mmは70mmの品質をもたらす等)劣化のない又は改善された最終「フィルム創作及びフィルム見栄え」のデジタル結果である。
【0075】
しかし、この使用は、ここで高品質フィルム撮影マテリアル及びデジタル創作マテリアルが同じシーン及び撮影に対して存在し、上述したものを超えるオプションが存在し、オプションは、同じ撮影ショット又はレンズ映像に対する優れたフィルムネガ及び高解像度デジタルマテリアルの存在に対して存在することになるという事実を制限しない。
【0076】
従来のフィルムストック並びに従来の垂直露出及びフレームサイズに適用されるか又は本明細書に説明する改造されたストック及び露出手法に適用されるかに関わらず、本発明の実施形態は、フィルム取り込みの映像品質及び/又は効率を改善する。
【0077】
水平に位置決めされたフィルムゲート
カメラのレンズ画像をフィルムストックに供給することにおいて、本明細書では、画像取り込み品質オプションを増すオプションを作り出す上で水平に位置決めされる単数のゲート又は複数のゲートを開示した。更に、別の態様では、光学器械(及び/又はミラー手段)は、今日ある従来のフィルムカメラと同様の垂直に位置決めされたフィルムストックにレンズ画像を供給する前に、レンズ画像を90度「回転」させることができ、固定フィルムゲート又はフィルムストック上の露出領域の幅が選択可能である可変フィルムゲートは、レンズ及び取り込まれているシーンに対して通常の水平位置にはなく、90度オフセットされる。
【0078】
従って、カメラのフィルムマガジンを位置決めし直す必要がなく、前に開示したようにレンズに対する水平のフィルム平面を得るために、フィルムストックを捻るか又は位置変更する必要がない。本明細書では、レンズ画像映像(光)は、平坦ベッドフィルム編集テーブルで発生するように90度のオフセットで中継されるように回転及び/又は反射され、フィルムストック画像は、投影モニタ上での表示のための回転される。上述の場合のように、より大きな画像領域をフィルムストックに中継することを可能にするために、16mmシステムの光学器械は、35mmカメラ又は特別仕様のオプションを含む他のオプションのものになる。上述の場合のように、フィルムストック上の露出のための画像領域は、フィルムがその長さに対してストック上で水平に露出されることになるために「1つ上のレベル」のフィルムゲージのものを超えることになり、画像高さをゲージサイズだけによって制限し、画像幅を可変にして選択される最終表示システム/オプションの寸法又は比に基づいて選択される画像比だけによって制限することが可能になる。図面を参照されたい。本質的に、フィルムゲートは90度回転され、任意的に、本明細書で開示する可変型のものであり、同じく90度回転されたレンズ画像が供給され、映像が垂直に露出される今日の一般的なフィルムシステムとは反対に、フィルムストック上では水平に望ましい比/寸法のレンズ画像の適正な露出が可能になる。映像の幅は、フィルムストックのゲージ幅によってのみ制限される。
【0079】
ハイブリッドデジタル及びフィルムカメラ
本発明に関連する更に別の実施形態は、従来の16mmネガのモーション画像フィルムストックを利用するハイブリッドデジタル及びフィルムカメラである。このカメラは、ゲージサイズに関して以下の適用を決して制限せず、あらゆるフィルムゲージサイズのスプロケットなしバージョン(又は、単一穿孔ストックと同様の片側だけにスプロケットがあるもの)が本オプションの正しい適用を可能にすることに注意すべきである。
【0080】
本明細書では、16mmモーション画像カメラに付随する従来のフィルムゲート(垂直)は、レンズ画像に対面して2本の16mmストックストリップのエマルジョンを露出させることを可能にする修正された「二重並びゲート」によって置換されることになり、ストックのスプロケット孔は、両方のストリップの「外側」になり、従って、二重ゲートの左右の側面に来るようにすることを可能にする。
【0081】
別々の連動フィルム搬送手段は、片方の側が下方に移動し、その一方でフィルムの他方の側又はストリップが上方に移動することになることを可能にすることになる。フィルムストックの未露出区画は、断続的に「並行する」ことになり、離間ストック間の非常に小さいストリップ又は線のみがレンズ画像の取り込みに干渉することになる。
【0082】
選択的に、並行するエマルジョンストリップに送出されるレンズ画像は、4枚の従来の16mm又はスーパー16mmフレーム領域を占有することになる。従って、単一の映像は、約3穿孔の35mm画像記録手段/領域よりも大きな2本の別々のストリップを含むエマルジョン領域に(選択的に)送出されることになり、実際に、本発明によって選択的に得られる実領域は、高さ15mm×幅26mmであり、ストリップ毎に2つの垂直フレーム/穿孔が隣り合って364平方mmの全体領域が得られる。これは、35mmの3穿孔(1に対して1:85の画像比)によって得られるエマルジョンを選択的に5%超える改善である。
【0083】
単一画像として取り込まれるか、又は別々の取り込みの合成体として取り込まれるかに関わらず、デジタル取り込みマテリアルの解像度及び/又は美術性を改善するために、フィルム撮影フレームを利用する「鍵フレーム」手法を用いることによって、本発明は、16mmフィルムカメラが、選択される修正によってデジタル取り込み映像に画像当たり6kを超えるデータを注ぎ込むのに必要な画像データを取り込むことを可能にする。
【0084】
専有ソフトウエアは、選択的に同じレンズを通じて鍵フレームが取り込まれた時間又はその時間の前後に取り込まれたそれぞれの選択されたデジタル創作映像への適用において、そのような2つのエマルジョンストリップ上の画像取り込みを時間コード又は他の画像コード参照手段によって参照することを可能にする。このデジタル創作マテリアルは、選択的に毎秒24フレームのような通常フレームのものとすることができる。選択的にフリッカのない選択的に高解像度なデジタル創作マテリアルは、1枚を超えるデジタル創作映像への鍵フレームデータの適用結果として映像当たり6kを超える画像データを具現化する最終映像(例えば、毎秒24枚)の作成において、フィルム撮影鍵フレーム画像データの正しい割り当てのための画像区画(態様の)位置データを選択的に供給することができる。
【0085】
本明細書では、フィルムストック上の磁気及び/又は映像コード手段(ストックの穿孔がある側の細長い側面又は縁部のフィルム領域又は画像記録のためのエマルジョン領域を制限しない他の領域に選択的に制限される)は、撮影後用途のためのデジタル創作映像とフィルム撮影鍵フレーム映像の間の容易な及び/又は自動の参照のための相互参照データを提供することになる。
【0086】
従って、1つの構成におけるフィルムストックは、従来のフィルムカメラと同様に単一の未露出ストックロールからのものであり、レンズ画像は、デジタル取り込み及び記録手段による全レンズ画像の記録を可能にするように選択的に方向変換され、この同じレンズ画像は、フィルムストック上の可変の例えば1:33、1:85、2:35比の画像としての選択的露出のための完全レンズ画像を供給し、例えば、映画のための、従来の35mm取り込みよりも大きなエマルジョン領域を選択的に供給する。
【0087】
このフィルムストックは、左側のゲートによる最初の露出の後に、例えば、他の手段のローラによって位置変更を受けることになり、他方の側のゲートによる露出のための「反転された」ストックを戻すことを可能にし、それによって「エマルジョン領域」は、レンズ画像に向って尚も対面する。選択的に「両面フィルムストック」は、フィルムをいずれの側にも戻すことを可能にすることができ、両方の側がフィルムエマルジョンを含むので、単一のフィルムストックロールの両方の側を完全に露出させた最終結果は、単一のセルロイドストリップの両方の側上のエマルジョン内に潜像を具現化する。単純な構成において、従来の単面16mmストックを説明する。
【0088】
選択的に、ゲートの各「側」は、例えば、2枚の従来「フレーム」領域又は2個のストック穿孔に関連するエマルジョン上に露出されることになり、かつ次の2枚を飛ばして送るが、これは他方の側が、連続的に又は断続的に進行中のレンズ画像の「他方の側」を露出するためにそのストックを用いることができるからである。各全ての穿孔又は画像部分に関する時間コード参照は、プロジェクトをデジタル創作映像から編集し終わった後にこの映像部分の寄せ集めを自動的、選択的に容易に区分に仕分けることになり、最終映像は、改善された解像度及び/又は美的な様相を呈するデジタル化されたフィルム撮影鍵フレーム映像を変化させるように選択される。
【0089】
本発明の更に別の態様では、映像品質における改善及び同様に効率における改善が得られる。1秒当たり単一の鍵フレームを適切な撮影後ソフトウエアによって24枚のような少なくとも1「秒」のデジタル創作映像を変化させるために用いることができるので、一般的に約10分の記録時間しか供給しない単一の16mmフィルムロールが、ここでは実際に選択的に60分を供給することになり、その一方で、同様に、一般的なスーパー16mmシステムによって得られる通常解像度×4の最終フィルム創作の「見栄え」結果をもたらす。選択的に、1秒当たり更に多くの鍵フレーム及び/又は異なる全体エマルジョン表面領域のフレームを露出させることができ、より長いか又はより短いフィルムロール当たりの記録時間が得られる。ロールが毎秒6枚の鍵フレーム又は4枚のデジタル創作の対応画像毎に1枚の鍵フレームを供給する場合でさえも、単一のフィルムロールの記録時間は、依然として24fpsにおける従来の16mmカメラ及び記録システムよりも短くない。
【0090】
本発明は、フィルムストックを従来の「巻き取り」スプールに供給することができ、フィルムカメラの構成をできる限り変更せずに又は選択的に必要最小限にしか変更せず、かつストックが二重並びゲートを2回通過することが、重点修正事項及び機械的修正事項である。更に、修正されたフィルムカメラでは、2ロール又は2つの別々のフィルムストリップを二重ゲートに送出することができ、別々のロールを二重並びフィルムゲートを通じて文字通り同じ方向に搬送することが可能になる。この構成における利点は、全体のフィルムストック量であると考えられ、記録時間がより一層延長され、より小さなストック、例えば、35mmに対する16mmが、35mmストックによる従来の取り込みよりも高い解像度の画像を供給することができ、更に別の利点は、ストックを露出させ、露出済みストックの巻き取りリールへの回収の前に、再露出のための前と同じ方向(上から下へ)又は反対方向(下から上へ)に選択的に両面フィルムゲートの他方の面へと再送出することを可能にするためにストックを様々な位置変更手段を通じて「捻転」させる必要性の排除である。
【0091】
ここでもまた、このシステムは、デジタル画像取り込み手段が、選択的に24fpsのような通常のフレーム速度で同じか又は隣接するレンズを通じて従来の全画像を取り込むと同時に、二重並びゲートが、同じか又は非常に類似したレンズの画像/映像の選択的に非常に高品質のフィルム撮影「レファランス」又は鍵フレームを供給するハイブリッドカメラに関する。
【0092】
フィルムゲート及びフィルムエマルジョン記録の水平態様の適用は、関わるフィルムゲージサイズに関係なく解像度において莫大な利得をもたらすことになることを強調しておきたい。16mmストックに関してこの改善を説明することは、目標とする1:85比表示寸法及び従って画像取り込み寸法を意図しており、同じ長さのセルロイド/ストックの2つのストリップから毎秒1枚の鍵フレームが生成される。
【0093】
ここでは左右の代わりに「上下」に位置決めされる2本のストリップで露出されたエマルジョン領域は、選択的に高さ24mm×幅45mmに拡大し、選択的に反対方向に進む選択的に同じ長さから16mmストックの各ストリップは、12mm又は全映像取り込み区画の半分の垂直記録/エマルジョン領域を供給する。これは、全体の最終デジタル化鍵フレームが16mm取り込みから18kを超えるデータを含むことを表している。更に、フィルムのみの上に生成される毎秒1枚のキーによって、単一の従来の16mmフィルムストックの400フィートロールの全体記録領域は、従来の24fpsの「2k」より下の取り込みを上回り、尚も20分へと延びて全体のフィルム記録時間を二倍にする一方、画像品質を約12倍に高める。これは、まさに重要であり、その理由は、フィルム制作のマテリアル管理及び方法は阻害されず、機器は、重量及び選択的に構成において有意に修正されず、映像品質において大幅な改善をもたらす上でより大量の媒体を要求しないことばかりではなく、より少ない媒体量、例えば、この用途例では半分の量への要求が存在するからである。
【0094】
ここでもまた、水平ゲート構成は、2本のエマルジョンストリップを選択的に接触するか又は互いに片方が他方に重なるように非常に近い付近に配置されることになる。水平ゲート領域の選択的に可変な記録領域は、4個の穿孔幅(TV比のための)から6個幅(1:85映画向け)、更には16mmストックからの映像当たり約23kの驚異的な最終画像データ結果である2:35(ワイドスクリーン)比の画像を供給するために8個の穿孔幅に至るまでの画像を選択的に露出することになり、記録時間は、尚もロール当たりほぼ16分と改善される。
【0095】
本発明の専有ソフトウエアの主要な態様は、2つのフィルムストリップ間で発生する小さな間隙の重なり又は「欠損データ」を「排除」するデジタル手段になることを強調しておきたい。デジタル創作画像は、フィルムストックからの「半分」の画像データの途切れのない割り当てのために必要な全てのデータ(2kの解像度で)を含むことになり、非常に高い解像度の半分を結合させる「2k」画像解像度の小さな線は、不調和を生じるか又は目立つことにはならない。更に、本発明のソフトウエアの態様は、本発明のシステムからの途切れのない最終映像のためのフィルムストック、例えば、取り込みの別々の半分の間で適切な「遷移」画像データを補完する段階を選択的に含むことになる。
【0096】
改善された態様は、両方のエマルジョンストリップが同時に露出されることから本明細書で詳述するエマルジョン領域を露出させるために移動光学器械又は移動「ゲート」態様を用いる必要はないという点である。本明細書では、16mm二重ストリップは、単一の35mmの水平8穿孔の解像度をもたらす。
【0097】
デジタル画像取り込みの品質及び記録時間の改善
映画、テレビジョン、及び他のモーション媒体等に向けた娯楽撮像のための品質、記録時間の改善、及び他の有用な態様を可能にする撮像のためのハイブリッドカメラに関連する様々な構成及びオプションを提供する。
【0098】
一態様では、別の媒体取り込みの態様と選択的に同時に取り込まれる1つの媒体が、別の媒体取り込みの態様を変化させるために用いられる。スチール写真撮影及びモーション媒体の両方において取り込みを行うことが可能な全てのデジタルハイブリッド構成を解像度及び映像当たりの全体のデータ量を拡大するために本明細書に開示する。
【0099】
本発明の更に別の態様では、高解像度デジタルカメラは、レンズ画像の全映像取り込み及び選択的に同じレンズを通じたより高い解像度でのレンズ画像の一部分の取り込みの両方を行い、一部分は、選択的により低い初期解像度のものである全映像取り込みを変化させるか、又は全映像取り込みから作用を受ける目的で取り込まれる。
【0100】
例えば、本発明の1つの構成は、カメラレンズを通じて送出されている画像の標準又は「通常高解像度」ビデオ(デジタル)取り込みを含む。この取り込みは、画像取り込みをレンズ画像の一部分のみから導出する「ビデオタップ」構成によって得られ、この全映像も選択的に複数のレンズを有する単一のカメラの一部としての構成自体の独立レンズを通じて、又は全映像取り込みを有する/それによる後の用途のための映像のより高解像度な部分を取り込むユニットと連携して機能するようにまとめて構成された別々のカメラとしての構成自体の独立レンズを通じて取り込むことができる。
【0101】
全ての映像が単一のレンズを通じて送出される更に別の構成では、全映像取り込みは、レンズ画像の選択的な最小部分から蓄積され、「光」の小さな部分のみを要するか、又は選択されるアスペクト比(1に対して1:66又は1:85等)におけるレンズ映像の正しい描写のために全体の映像情報がそのレンズによって収集される。
【0102】
この初期の全映像取り込みは、一般的なCCD又は他の「チップ」又はデジタル画像取り込みに一般的な単一又は複数の電子取り込み手段を通じて行い、テープ上、ドライブ上に記録することができ、又は電子送信又は取り込まれるデジタルデータを記録及び/又は中継するためのあらゆる選択される手段のために中継することができる。
【0103】
本発明の態様として後の使用のための全映像取り込みの各映像に対して付随する時間コード又は他の映像ラベル/追跡データ手段が設けられ、かつ保持/記録され、本発明の目的は、取り込まれる全映像を表す修正デジタル映像であるが、全体の解像度及び/又は全体の映像当たりの画像データ量が従来可能なものを超えるものを完成させることである。
【0104】
上述の全映像取り込みを供給する選択的に同じレンズのレンズ画像からの「その後の」画像取り込み手段は、4kデジタル化チップデバイス又は明らかに高い写真又は映画撮影解像度の映像を取り込むための他の手段のような選択的に高解像度の取り込み手段を含む。しかし、本発明では1秒のような選択的な期間にわたって供給するための手段は、初期のもの(又は本発明の他の画像取り込み手段)によって取り込まれる全映像ではなく、レンズ画像の一部分のみをチップ/デジタル化手段に供給する。また、レンズ画像の一部分を供給するためのこの手段は、この後、別々の選択的に重なり合うか又は重なり合わない部分レンズ画像を供給するための手段を更に含む。
【0105】
本発明の構成では、「チップ」又はデジタル化平面/手段は、レンズに対して移動することを可能にするために平坦ではなく、円筒形又は円形又は丸い形状のものである。更に、1秒間に例えば1つ又はそれよりも多くの移動「チップ」又は画像取り込み手段にレンズ画像の新しい部分を供給することができ、例えば、4k取り込み手段に複数の新しい部分レンズ画像(映像データの)を供給し、結果として例えば単一の映像に「組み立てられた」時に、選択的に映像当たり及び/又は選択的に1秒のデジタルビデオ当たり、例えば20k、40k、又は更に120kのデジタルデータを有する単一の映像を表すことができる単一のレンズ画像の画像部分取り込みの合成体を連携して表すことができる一連の映像を生じるように、1つよりも多い「チップ」又は撮像平面/手段をこの「円柱」又は非従来的デジタル取り込み表面/手段に含めることができ、第2の「取り込み」又はレンズ画像の別の部分が、前の画像部分取り込みの後に途切れることなく迅速に発生することを可能にする。
【0106】
選択的に、例えば4k、又は更に2k、又は映像当たり一層少ないデータ量の全映像取り込み自体を例えば完全レンズ画像の複数の「4k」部分取り込みの組立てのための「テンプレート」として撮影後において時間コード参照によって用いることができる。全映像取り込みによって得られるこのテンプレートは、24、29.97、又は他の一般的な毎秒のデジタルビデオ取り込み映像速度で選択的に取り込まれ、従って、複数の非常に高い解像度の画像部分取り込みを「適用する」上で、1秒のデジタルモーション映像データにおける有用な画像位置データを含む。逆にこの処理は、全映像取り込みによって位置取りの画像態様が通知されると、高解像度画像部分が途切れのないモザイクへと組み立てられ、全映像取り込みが影響を受けるのではなく、画像部分取り込みが影響を受けると説明することができる。本質的に、この映像データの相互依存性を如何に「説明」しようと、これらの画像部分取り込みは、それ自体の中から、例えば、24fpsにおける従来の全映像取り込みでは取り込まれていたか、又は潜在的に取り込まれていた全体の画像態様の位置情報の正しい取り込みを排除する見込みが高いので、例えば、画像部分取り込みの位置及びその中の映像態様を「位置決めする」ために選択的にモーフィング技術及び/又は全映像取り込みを用いた12k、20k、120kのような全体で非常に高いレベルのデジタルデータのものであるスチール写真撮影、単一の映像、又は24fpsのフレーム速度におけるモーションビデオのいずれの最終デジタル映像をもこれらの映像データが連携して作成するという態様は変わらない。
【0107】
取り込みにおける全映像の情報を提供するために、レンズ画像を部分的に方向変換することができ、この後、光学器械又は他の手段が、全体のレンズ画像の選択的により小さな部分を上述の4kオプションのような補助記録手段に集中、拡大、及び/又は送出し、更に、修正及び/又は移動させる手段が、その後の取り込みのための完全レンズ画像のうちの新しい部分を送出する。
【0108】
従って、時間コードは、所定の取り込みが表すレンズ画像の「区画」に対応する「画像区画」参照データと共に、例えば、初期の全映像取り込みからの24枚のデジタル映像及び取り込まれ、画像区画データに従って参照された選択的に24枚の「画像部分」を含む1秒の画像データを結果的に生じることになり、それによって24枚×4k、又は96kの「単一」の合成映像が生じ、1秒の間にわたって取り込まれたデータのこの「単一の映像」が24フレームの全映像取り込みデータに適用され、選択的にモーフィング及び/又は他のデジタル混合技術を用い、全映像取り込みを頼りとして、色変化又は画像区画を区別するための他の手段のような選択される基準に従って区別される対象物及び/又は画像部分を表す選択的に識別可能な画像区画のような非常に高解像度な映像の態様の位置を修正し、その結果は、各々が96kであり、画像区画データの非常に高解像度な「複合物」が、画像部分が個々にデジタル化されたのと同じ秒の間に取り込まれた24フレームの全映像データによって表される1秒を通じて、真の画像区画の位置取り込みを選択的に適合させることを可能にするために、全て又は大部分が画像区画の位置に従って修正された24枚の映像を表す途切れのない1秒の修正デジタル映像データである。最も情報量の高い情報デジタル化手段、及び対応する全映像取り込みのような周辺データに基づいて画像データを位置変更するための手段を用いることによって、本明細書での新しいオプションと組み合わられた利用可能技術の複合体は、結果として有意に改善した解像度の取り込み手段を生じる。
【0109】
複写システム及び他の撮像システムにおける回転ドラムと同様に、本明細書では、4kのCCDのような選択的に移動する及び/又は選択的に異なる取り込み手段への完全レンズ画像の静的送出とは反対にレンズ画像の選択的に「移動する」送出によって、単一のレンズが、単一のレンズ画像のデジタル位置変更及び修正手段に関連する極度のレベルの映像情報を取り込むのに必要な映像情報の全てを供給することができ、これは、本発明の専有ソフトウエアが、解像度及び/又は取り込まれる全体のデータが「いくつの」別々の画像区画が取り込まれるか、及びどれ程の量のデータを取り込み手段が処理することができるかに基づく選択的態様である新しい全デジタルビデオカメラシステムを達成することができることによる。例えば、各秒に3つの画像区画のみが個別に記録される2kの画像取り込み手段は、2kの画像部分取り込みを変化させる全映像取り込みオプションを用いて結果として6kの撮像システムを生じることになり、ここでは最大で2kの画像取り込み技術しか必要とされない。
【0110】
最大画像取り込み手段/技術を単一のレンズ画像の選択的に変化する部分に集中させることによって、「将来」の画像管理及び/又は上映システムに適合するために必要な画像データを供給することができる。すなわち、96kがここ10年間の劇場の「投影」容量であるとする場合、本発明の一態様では、各々が96kデータ手段及び解像度を含み利用するデジタル映像の最終シーケンスを可能にするための画像データを取り込む手段が存在し、これは、プロジェクトを使用において「将来」のものにすることになり、当然ながら「フィルム」が4kとして存在し、数年中の上映容量が96kであり、更に、フィルムが可能性として48k又は96kなどの4kを超えるように「組み立てられる」か又は修正される場合、そのフィルム又はプロジェクトの使用及びその技術的魅力は将来高められ、その長期価値及び見込み用途、並びにその視聴寿命は拡大する。
【0111】
例示的な用途は、取り込みレンズに従って位置決めされた静的な平坦チップ又は他の画像デジタル化手段、又は選択的に左から右にレンズ画像に対して選択的な量だけ「傾ける」という制限のある位置変更手段を有するデジタル化手段程度に簡単なシナリオのものを含むことができる。レンズ画像がチップのような画像デジタル化手段に供給される時に光学要素、ミラー、プリズム手段、又は他の画像方向変換/送出変化手段は、例えば、左から右へレンズ画像の選択的に1/3を供給し、続いて次の三分の一、更に次の三分の一を供給する。この後、選択的に、この三分の一を次の秒の映像データに関して例えば逆方向、右から左へと供給することができる。画像部分選択又は方向変換/送出手段は、例えば、回転ミラー又はプリズムとすることができ、これらは、プリズムが360度回転した後にその原位置に戻るように、これらの繰返しの動き及び位置によって自動的に画像の「最初の三分の一」に戻される。
【0112】
従って、選択的に流動的な連続の動きは、レンズ画像方向変換手段及び取り込み手段の両方が移動する場合には、異なる取り込み、同じレンズ画像のその後の態様を発生させることができる。代替的に、画像方向変換手段が断続的な動きを有し、画像の新しい部分が例えばCCDのような静的画像デジタイザに送出される時に例えば3回停止する場合には、4kのデジタル化手段は、レンズ画像に関連する12kの画像データを例えば毎秒供給することができ、24枚の映像データの全フレームを変化させるために用いることができる1つの完全な合成映像は、全てが従来の例えば「ビデオアシスト」又は本発明の主取り込み段階の取り込まれたデジタル画像の全映像データ内のより低い解像度において発生するレンズ画像の個別部分を表す単一の4k画像データの合成/モザイク化を用いて、本質的に24枚の「2k」又はそれ未満の解像度の映像を24枚の「12k」の映像に「アップグレード」する。
【0113】
レンズ画像の個別の画像部分が毎秒何枚デジタル化されるか、これらの画像部分がどれ程互いに重なり合うか、従来の全映像デジタル画像が毎秒何枚取り込まれるか、レンズ、補助光学器械、及び/又はデジタル化手段、チップ、又は他の手段が移動するか否かということを含む本発明の態様は、全て選択的オプションである。これらのオプションの選択に影響を及ぼす主な問題は、解像度アスペクト比とフレーム速度の両方に関する最終表示システムである。
【0114】
本発明の目的は、利用可能な「全映像」デジタル化手段の取り込み解像度を超える解像度のデジタル映像を作成することである。これを実行可能にするソフトウエアオプションは、時間コード及び他のデータオプションを用いて、相関すると識別される画像態様に関してこれらの画像態様との相互参照を行いながら同じか又は同様の画像の映像を変化させる手段を含む。取り込まれた連続する24枚の全映像画像内で1秒間にわたって作動する唇は、全ての24枚の映像において解像度が高められ、従って、映像の各部分が単一の高解像度−高解像度参照しか持たないかのように見えるが、従来の全映像デジタル画像内に記録された映像態様の実際の位置シフトによって情報を得て、動いている唇が「微笑む」に従って高解像度−高解像度合成映像において付加的なデジタルデータを保持するか、又は若干修正された位置においてのみモザイク化するように補完することができる。
【0115】
ここでもまた、例えば、1秒当たり単一のフレームの映像データを作り出す高解像度−高解像度データのモザイク化は、「単一のフレーム」の高解像度−高解像度情報が取り込まれた秒の間の対応するビデオ取り込み全映像の全24フレームをアップグレードすることができ、その結果、映像データの単一のレファランス又は「鍵フレーム」が生じる。
【0116】
24fpsで2kのデジタル映像のデータのようなより従来的なデジタルデータを取り込むために用いられる別の部分から方向変換されるレンズ画像の一部分からの映像データの鍵フレームの選択的な取り込みは、同じ画像区画態様の「フィルム撮影カラー描写」に対応して映像の態様/区画を「再色付け」するという特定の目的/理由で取り込まれるより従来的なデジタルマテリアルを変化させ、修正に用いられるという特別の目的において、毎秒1枚の全体の合計映像のような選択的に小さな取り込み速度で作成され、本明細書の本発明では、いくつかの映像がより従来的な全映像手段によって取り込まれた時間の間に取り込まれた単一の映像を表す組み立てられた鍵フレーム「モザイク」のデジタル適用を通じて、より従来的な全映像取り込みをより高い解像度、更に、既存のあらゆる全映像取り込み手段が可能にすることができる解像度よりも高い解像度へとアップグレードする。
【0117】
ここでもまた、デジタル画像区画の相関及び修正手段、更に、一般的なモーフィング技術は、本発明を適時で実行可能な論理的なものとし、ハイブリッド技術は、選択されたフィルムストックがあたかも全く原記録媒体であるかのように機能する好ましい「見栄え」のシミュレーション、及び全映像を取り込むのに非常に高分解のデジタイザが用いられたかのように、更に、既存のものよりも遙かに優るものが用いられたかのようにさえ機能する解像度改善シミュレーションの両方のシミュレーションにおいて修正デジタル映像への方向性を示すものである。
【0118】
ハイブリッドフィルム及びデジタルカメラの品質及び解像度
更に別の実施形態では、フィルムの映像品質を有し、今日利用されている従来の画像取り込みに優る映像情報の解像度量を有する映像を取り込む目的で媒体が連携するように構成されたハイブリッドフィルム及びデジタルカメラを提供する。
【0119】
他のレンズ光路変更/分割手段であるビームスプリッタによって視覚的に断片化された映像を「分割」された単一のレンズを通じて取り込むフィルムカメラは、従来のフィルムストック及びマガジン封入器のフィルム構成のままに留まる。「Pana Vision」ユニットのような35mmモーション画像カメラに関して、これは、カメラの上部にマガジンが位置決めされることを意味し、フィルムは露出のためのゲートに垂直に送出され、フィルムマガジン封入器の「巻き取り」リールに回収される。
【0120】
本構成で変更されるものは、選択的にフィルムカメラの光学器械及び/又はゲート、又は露出領域に関連する。更に、ハイブリッドカメラのデジタル又は電子画像取り込み態様は、高解像度デジタルであり、画像品質は、SonyのCineAltaカメラのようなデジタル映画ユニットのものに類似している。
【0121】
本明細書では、光学器械の選択的に可変な態様は、レンズ画像が、デジタル取り込みユニット又は他のフリッカなしの「ビデオアシスト」態様に部分的に方向変換された後に発生し、フィルムゲート内での連続的又は断続的なフィルムエマルジョン記録のためのレンズ画像の電子取り込みが、レンズ画像の一部分をフィルム平面だけに集中させることを可能にする。選択的に、デジタル映像取り込みは、別々のレンズ又は単一のレンズの取り込み処理の他の段階を通じて行うことができるが、この構成では、レンズ画像の一部分は、本発明のシステムの方法の光学器械の2次的態様/処理の前にデジタル化のために方向変換される。しかし、フィルム平面がレンズ画像を受光しない時にフィルムが断続的に動く間のレンズ画像の中継のような従来の「ビデオアシスト」オプションを本発明で選択的に用いることができ、従来のフリッカなしのデジタル取り込みを選択的に従来的なフィルム取り込み処理と結合することが可能になる。
【0122】
取り込み解像度の改善という目的に関して、本発明の相違点は、レンズ画像の選択的に異なる部分のフィルム平面への送出、及び従来と同様にゲートの中に連続的に又は断続的に移動されるエマルジョンの続く未露出区画への送出を含む。焦点変化が可能なレンズ画像又はシーン全体の選択的に異なる部分をフィルム平面に送出する「ズームレンズ」と同様に、本明細書では、選択的に従来の24fps又は2fpsまでもの低速な速度で、例えば、全体のレンズ画像の選択的に異なる部分がフレーム毎に記録のためのフィルムに自動的に送出される。例えば、本発明の簡単な構成では、所定の焦点設定で元来取り込まれていた画像は、記録のためのレンズ光学器械によってフィルム平面に送出される。本明細書では、選択的に可変な及び/又は移動する光学要素は、フィルム平面に向う通常映像であったであろうものの増幅をもたらし、選択的に完全レンズ画像の半分を35mmフィルム平面に供給し、続いて未露出モーション画像フィルムの次の部分へのフィルムの連続的又は断続的な搬送の後に、選択的にレンズ画像の他方の半分が記録のためのゲート及びフィルム平面に供給される。
【0123】
このシステム及び方法では、単一のレンズ映像が、選択されたエマルジョンの上に瞬時に記録される代わりに、レンズ画像は、この例では段階2において別々のエマルジョンに送出され、個別に異なる記録映像が2つの連続するフィルムエマルジョンフレーム内に映像コンテンツを重ね合いながら発生することが可能になる。本明細書では、連続フィルムフレームから完全レンズ画像(これらの可変光学態様、又は他の電子画像送出及び変更手段に送出される)を表す単一の映像を作成するために、デジタル手段又は他の手段を撮影後において用いることができる。
【0124】
本明細書で得られるものは、映像品質である。ワイドスクリーン映画映像が35mmカメラで最初に記録される時には、例えば、映像に対して利用可能なエマルジョンはフィルムストックの幅によって制限される。一般的に、取り込まれるシーンを歪像によって変更しないカメラでは、ワイド映像は、一般的なフィルム撮影テレビジョン番組取り込み手段よりも更に少ないエマルジョンを占有し、これは、テレビジョン番組に向けた表示手段の比がより「正方形」であり、単一の映像を取り込むのに4穿孔エマルジョン領域よりも大きな領域を利用することが可能になることによる。従って、皮肉にも、1に対して1:85の映画スクリーンのような大きなスクリーン表示手段に向けた映像を取り込む時には、小さなスクリーン(1に対して1:33)のテレビジョン表示目的に向けた映像を取り込む時に用いられるものよりも、原シーン/画像領域当たり有意に少ないエマルジョンが用いられる。
【0125】
35mmフィルムの4穿孔(垂直に)内に見出される全エマルジョン表面領域は、全部がフィルムの単一のフレームに送出されていたと考えられるレンズ映像の選択された部分を記録することにおいて利用することができる。従って、一例では、可変光学器械は、フィルムの単一のフレーム上に記録されていたと考えられるレンズ画像の「左側」の12枚又はそれ未満の表示を供給し、レンズ画像の「右側」の12枚又はそれ未満の表示を供給することができる。従って、この例では、映画スクリーン比、1に対して2:35と同じ幅又はそれよりも幅広の映像は、35mmモーション画像フィルムの2つの連続するフレーム内に取り込むことができ、これらの「側」がデジタル撮影後において結合されると、従来そのようなレンズ画像を取り込む上で利用されると考えられる領域の何倍もの全体のエマルジョン表面領域内に初期に記憶されるそのようなワイドスクリーン表示手段向けの最終映像が得られる。それによって、画像品質が変化する。
【0126】
更に、水平又は左から右のレンズ画像の分割に限定されず、精巧な可変光学手段は、例えば、12枚又はそれ未満又はそれよりも多くの別々の部分レンズ画像を原レンズ画像内で水平及び垂直の両方に異なる領域から来る部分レンズ画像と共に供給することができる。そのような取り込みシステムは、次に、例えば、記録の1秒から公知の「ビデオアシスト」態様のようなハイブリッドカメラの電子取り込み態様によって取り込まれた24フレームの高解像度又は標準精細デジタル映像を提供し、選択的に上述の構成が各全体のフレーム化シーン映像に対して2フレームの4穿孔映像を取り込む24フレームの35mm画像フィルムは、その結果70mmフィルム取り込みにより近い映像品質、例えばエマルジョンを生じる。12fpsで作動している場合は、12枚のフィルムフレームで選択的に固有の部分レンズ画像が各フレームに送出されるシナリオでは、撮像結果は、娯楽向けの画像を取り込むための現在公知のあらゆる手法を超えることができる。
【0127】
このシナリオでは、全体画像の一部分からの取り込みのモザイク化は、スチール写真撮影の2と1/4インチネガにより近い本質的に張り合わせた全12フレームの記録領域に等しい大きさの映像当たりの莫大な最終エマルジョン表面領域を供給する。
【0128】
撮影後において、既存のモーフィング技術及び選択的な交換手段により、取り込まれたデジタル画像又はビデオは、例えば、デジタルに1画像として組み立てられた状態で、1秒当たりのフィルム撮影画像を24フレームの創造されたデジタルデータに適用するのに必要な画素の位置データの全を選択的に供給することができる。その結果、将来の表示手段及び現在の非常に高い解像度の表示手段のための写真撮影される単一の「シーン」を連携して表す異なる連続フィルムフレームによって作成された大きなデータ「鍵フレーム」は、例えば、30kさえも超える可能性がある将来の表示システムに対して必要な原映像データの全てを供給する。
【0129】
本発明の一態様では、フィルムストック上の連続記録のためのレンズを通じてシーンの個別部分を分離するための手段を含む光学器械を有する比較的変更のないカメラ構成を開示している。デジタル組立てが行われ、選択的に従来のフレーム化全シーンのデジタル創作映像を利用する時にフィルム上に記録される「部分」画像は、デジタル創作データ又はそうではないものと連携して選択的なデジタル化及び組立てにおいて選択される量の拡大エマルジョン記録サイズをもたらす。
【0130】
更に別の態様では、取り込まれる24フレームのデジタルマテリアルは、映画撮影技師によってフレーム化される単一の「シーン」を表す(24枚でさえ可能)個別の35mmフレームから生じる極めて高い解像度の全体映像に選択的に適用することができる。ここでは、モーフィング及び画像態様位置変更手段は、単一のシーンからのこれらの24枚の個別の取り込みが24フレームの全シーンを生じることを可能にし、全フレームの原デジタル取り込みによって、潜在的にフィルムフレーム当たり6kを超えるデータが全体で24枚のモーション媒体フレームを生み、これらの24フレームの各全てが140kを超えるデータを含むことが可能になり、これは、現時点ではいささか不合理ではあるが、将来は恐らくそうでもないと考えられる。
【0131】
140k画像の使用は、今日では限定されようが、今日の娯楽プロジェクトの撮影ショットからそのような画像品質を引き出す機能の利用可能性は、例えば、4kに制限されたプロジェクトが非常に高い品質の将来の視聴システムに適合するシステム及び視聴者には望ましくない可能性が高いそのようなプロジェクトの将来における適合性及び使用に影響を及ぼす可能性がある。
【0132】
ここでもまた、最も簡単な構成では、例えば、単一の1に対して2:53比の映像は、フレーム化シーンの12枚の「左側」部分、及び12枚の「右側」部分として選択的に左、右、左、右の交互の順序で24フレームの35mmエマルジョン内に取り込むことができる。
【0133】
4穿孔エマルジョン領域の効率的な使用を考慮すると、選択的に12kを上回り、20kに近づく見込みの高い画像品質を有する24枚の最終デジタル画像を組み立てるために、フィルム撮影画像と連携して取り込まれる24フレームのビデオマテリアルは、更に「ビデオアシストマテリアル」でさえも、例えば、デジタル化が行われた後にフィルム撮影映像データの「側」を割り当てる上で参照又は用いることができる。
【0134】
本質的に、今日の35mmカメラは、約70mm創作の映画画像、すなわち、65mm又は70mmの「機器」及びフィルムストックによって取り込まれるものと同様の画像を供給することができる。
【0135】
本発明のハイブリッド構成、目的、及び手段の例えば16mmカメラは、今日ある従来の35mmカメラを十分に超える最終映像を供給することができる。更に、その一方、いかなるゲージサイズにおいても、フィルム媒体の記録時間は選択的に延長される。例えば、1枚のレンズ画像又はシーンがフィルム上に6つの個別領域又は部分として取り込まれ、全シーンが合計で6fpsであったとする。従って、正味の効果は、品質を従来の16mm取り込みの少なくとも6倍に改善すると同時に、フィルムが通常フレーム速度の1/4で進むことからフィルムの単一ロールの記録時間が4倍になり、フィルムが参照フレームを取り込む一方、ハイブリッドユニットのデジタル態様が、フィルム撮影フレームによって「撮り損ねた」可能性がある1秒間に記録される要素のシフト又は変化又は位置変更に関する画像データを含む全フレーム映像データを取り込むということである。
【0136】
すなわち、デジタル技術は、単一の組み立てたフィルムフレームのより高い解像度が、デジタル創作映像内の対応物に対してこれらのより高い解像度の「要素」を位置変更するのに阻害されないことを可能にする。従って、デジタル画像を生じる上で、フィルムの「見栄え」も、事実上無制限の解像度も、何も阻害されず、同時にフィルム記録時間は劇的に延長される。
【0137】
図1は、搬送構成要素(ローラ等)102によって水平構成のカメラフィルムゲート機構116に送出され、露出済みフィルムストック110として出る16mmフィルムストック112及び35mmフィルムストック114を示している。
【0138】
ゲート116は、単列穿孔/スプロケット付き16mmフィルムストック112及び二重穿孔/スプロケット付きフィルムストック115を特徴として有するゲージサイズの各々に対して独自の汎用性及び画像取り込み品質の潜在性をもたらす。ある一定のプロジェクトに対して潜在的に選択可能な利用可能上映寸法に選択的に従う取り込み比オプションは、例えば、1:33(標準TV)、1:65(プラズマモニタ、高解像度)、1:85(標準映画)、及び2:35(ワイドスクリーン映画比)を含むが、オプションは、これらのサイズ又は寸法に決して制限されることはない。
【0139】
レンズ(又はそれ以外に伝送される)画像ターゲット区画104は、3穿孔の垂直ストック(ゲート構成体への送出)フィルムのエマルジョンサイズに基づく一般的な6kの情報の上限を有する映画又はTVに対する従来の35mmフィルム取り込みよりも劇的に大きな画像出現区画を表すものをもたらす。水平露出位置にある時には、縁部から縁部まで、縁部からスプロケットまで、又はスプロケットからスプロケットまでのスペースによってのみ制限を受け、修正された光学器械の構成によって16mmカメラ内の大きな画像ターゲット領域に送出される画像は、1つのオプションでは、標準の35mm映画取り込みよりも高い画像品質及び解像度をもたらすことができる垂直露出ストック上での3穿孔露出領域を含み、従って、毎秒72フィルム穿孔の3穿孔水平鍵フレーム画像を生じることになる。本明細書では、3穿孔水平フィルム露出ハイブリッド16mmカメラは、鍵フレーム(例えば、毎秒1つ)を供給することができ、最終画像内に高解像度鍵フレーム生成画像データを与える(24フレーム毎秒のデジタル又は電子画像又は関連のデータ記録によって選択的に情報が与えられる)データのベースをもたらす。従って、16mmフォーマット内の僅か3穿孔によって、最終画像のより良好な最終画像品質が可能になり、その一方で16mmの媒体効率を(例えば)ロール当たり10分から80分に改善し、これは、いくつかの重要なレベルで明らかな利点及び節約を生じる。更に、エマルジョンによって取り込まれる画像へのいかなる変形又は阻害もなしに画像比を選択する機能は、画像が「圧縮」されることにはならないことを意味し、これは、高分解鍵フレーム及び同じ映像のビデオ記録から供給される画像態様位置レファランスの使用が、基本的に全解像度で、非圧縮取り込みが全くデータ取り込みを重くせずに留まることを意味し、これは、1つの「ファイル」が、毎秒少なければ1枚、最大で24枚超の最終画像を発生させることによる。
【0140】
同様に、35mmは、70mmストックの部類の画像解像度及び画像当たりの利用可能データ、並びに従来の35mmフィルムストック上に単一の10+個の穿孔の水平取り込みによる毎秒24fps取り込みをもたらす。鍵フレーム取り込み数は、その大部分がエンドユーザの目的及び制作/マテリアル管理の優先度に依存する。
【0141】
図2は、カメラ作動時間の1秒を表す水平露出フィルムストック202の3つのフレームを示している。また、同じカメラ、従ってハイブリッドカメラの態様として、フィルムフレーム露出と連携して機能する電子取り込みモジュールによって取り込まれたデジタル画像情報のような画像214、216、及び218に関連する8つのデータファイルの群内の24フレームの対応ビデオも示している。
【0142】
206は、画像リンク参照データを超える潜在的なシステム機能データの中でも特にフィルム撮影画像202と電子取り込み画像214、216、及び218の間の画像参照データを供給するために対応する非画像データを記録するための限定はしないが磁気記録可能ストライプのようなデータトラック例を示している。
【0143】
フィルム202は、図示のスプロケット204を有するが、1つの構成は、画像がデジタル化され、適正なその後のレジストレーションがデジタル領域(例えば)で完了するためにスプロケット搬送は必要としないので、スプロケットを特徴として持たないフィルムストックを含み、従って、画像露出領域は、選択的に拡大することになってストックの35mmの全高さ(この事例では、いかなるゲージサイズも本明細書のシステム/方法を例証するが)が画像情報を記録することを可能にする。
【0144】
デジタル取り込み情報のフレーム1、9、及び17は、例えば、この例ではフィルム撮影画像の時間又はこれらの時間に十分に近い時間に取り込まれ、これらのフレームは、取り込み画像の態様の位置に関して対応するフィルム撮影画像202に実質的に等しい。
【0145】
モーフィング又は他の推定撮像手段は、フィルムフレーム202によって表される「鍵フレーム」1、2、及び3の間の全ての画像を可能にすることができるということは、本発明の1つの構成ではあるが、本明細書では、画像取り込み時間の同じ1秒間に取り込まれる毎秒24フレームのビデオから利用可能な流動的な画像態様位置参照データ(214、216、及び218)への手法によって、準備される画像データ変換プログラムが、例えば、フィルム撮影鍵フレームがデジタル化される時に、フィルム撮影鍵フレームから生じる潜在的に遙かに高く分解される画像情報が豊富な画像データを割り振る上で推定のものではなく、実際の画像態様位置データにおける24フレームのビデオ取り込みを参照することを可能にする。従って、これらの電子取り込み画像は、本発明を用いて生成される最終画像の画像位置態様に適合することになるが、最終画像は、電子取り込みの各々、例えば、208よりは高いが、電子取り込み画像208に対する対応フィルム撮影画像である202内のフレーム1のような個々のフィルム撮影鍵フレームのいずれかがもたらすことができるものよりも高くはない選択可能な全体量及び画像データ当たりの全体量の解像度をオプションに有することになる。
【0146】
図3は、本発明の実施形態に関連するハイブリッド撮像カメラを示している。画像302は、レンズを通じて入射し、ビームスプリッタにより、画像方向変換構成要素304により、一時的に又は文字通り分散する。問題は、光又は他の画像関連の刺激が、この場合はエマルジョン取り込み態様を含む1つよりも多い取り込み構成要素による取り込みのために送出されるということであるから、画像送出手段がレンズである必要はないことを強調しておきたい。
【0147】
フィルムゲート306は、ストックが上部からゲートに進入し、35mmフィルムがゲージサイズである時には2つのスプロケット行の間で露出が発生し、ストックがゲートの下部から出る一般的な「Pana Vision」上部実施マガジンカメラスレッドとは異なってフィルムストックを受け取る水平に位置決めされたゲートであり、本明細書では、一般的にスチールフィルムカメラが露出のためのストックを水平に供給するのによく似ており、後部実施フィルムマガジンが、露出のための既に水平位置にあるストックを供給する。
【0148】
画像方向変換手段は、画像の全て又は一部分を電子取り込み構成要素308に送り、これらの画像はテープ又は他のデータ記憶手段310に記憶され、これらのデータ記憶手段は、同じくフィルムストック上に記録される対応する時間コードデータも記憶する。図2の構成要素206を参照されたい。フィルムストックの処理の後に、電子取り込み画像に選択的に対応する206上に記録される非撮像システムデータは、エマルジョン内に記録された原画像に関する情報に連結され、これらの情報と共に、限定はしないが、走査及びDVD、テープ又はデジタルストアのような同じ最終電子媒体対応物内に供給される。
【0149】
未露出ストックは、ゲートに送出され、314、更に316のようなマガジン又は他の封入器に戻される。この構成では、鍵フレームは、毎秒1つ、8スプロケット幅で片面計算で取り込まれる。従って、毎秒1フレームを露出させて少なくとも15kの潜在的最終画像データの鍵フレームを設ける場合には、24fpsで一般的に約10分の記録時間を可能にする1、000フィートの従来の35mmフィルムによって、ここでは約2時間の全記録時間が得られ、その一方で本発明の作動によって、全てではないにしても、その大部分は、利用可能なより高分解のフィルム撮影鍵フレーム間の画像態様位置シフト情報のために構成要素308によって取り込まれ、310に記憶され、本発明のシステムのコンピュータプログラム(ソフトウエア)態様によって用いられるこの構成の電子生成画像における2kの取り込み最大値にも関わらず、各々が選択的に15kを超える全体画像情報閾値を有する選択的なフィルムストック画像態様を具現化する最終電子画像が生じる。
【0150】
本発明のカメラは、従来のストリップセルロイド構成312でエマルジョンを供給する必要はない。本発明は、エマルジョン上の鍵フレーム露出及び更には全24fpsの露出にさえも向けた更に別の構成オプションを含み、オプションは、もはやフィルムストック容器ではなく、単にエマルジョン供給及び巻き取り格納構成要素である312内の「供給」容器内に収容され、露出領域又は修正されたゲート306に非固定状態で供給されるエマルジョンを含む。セルロイドに堅固に装着するのではなく、液体、ゲル、又はこの構成では「ダスト」を選択可能にサイズが決定された露出領域内の適正な位置の中に「吹き」込み、及び/又は磁気的に導くことができる。そのような「スマートエマルジョンダスト」は、限定はしないが磁力のような外部作用によって露出のための維持することができる。プリンタカートリッジにおけるトナーのように、コンピュータデータが、粒子の分散を通知し、適切な画像を作成する。本明細書では、トナーは、他の断片に対してランダム化される露出のための搬送されるフィルムエマルジョン断片又は他の光感知記録材料によって置換される。
【0151】
この時点で、エマルジョンは、記憶のための更に別の作動及び回収のための別々の構成要素に固定することができるが、1つの構成は、補助データ記録手段を含む記録可能「ダスト」粒子を含む。例えば、修正されたエマルジョン又は視覚的に作用を受ける記録可能粒子は、ダスト又は「粒子化」形態にされる前に磁気又は他の記録可能物質のコーティングを受けることができる。そのような磁気又は他のデータ記録媒体は、各粒子上で、苺をチョコレートに浸した後に苺の一部分のみを覆っている苺上のチョコレートのように生じる。
【0152】
露出領域内で磁力による作用を断続的に受けた状態で、例えば、そのような粒子のうちの全てではないにしても一部は、フィルム上に記録されるレーザユニット及び他の潜在的な画像供給作用物を含む他の構成要素のレンズからの映像に関連する光のような到着するそのような映像作用物に向って磁気マテリアルが面を逸らし、画像記録エマルジョン又は他の材料が対面することを可能にする位置にシフトすることができる。
【0153】
画像データが取り込まれる前、間、又は後に、1つの構成では、磁気コーティングのようなダストの他方の記録可能態様がデータ供給磁気手段又はそうでなければデータ作用電子手段によって作用を受けるようにし、それと同時にダストは、露出領域内の所定位置に固定される。そのようなデータは、この目的に対して準備されるそのようなダスト粒子の全てではなくとも一部の上に記録されて維持することができる。従って、粒子が再度ランダム化され、露出領域から「吹き払われ」、又はそうでなければ磁気等によって除去され、封入体又はゲート又は露出領域内で粒子の画像受容位置をもはや維持しない他の領域内に入れられると、各粒子の位置データは、「どの画像であるか」及び露出中に「ゲート又は露出領域内の何処に」その粒子が静止していたかを論理的に提供することになるデータを適切に記録した各粒子上で選択的に維持される。従って、印加される外部データに基づいて分散されることに限定されたコンピュータトナーとは異なり、この「スマートダスト」は、これが関連する画像に対するこれ自体の場所を知っている。当然ながら、トナー自体又は焼き付け及び関連の処理に関して、スマートダスト技術は、供給される3つの色が、印加されるコンピュータデータに基づいてこれらの3色の分散を生じるなどの色味をどれ程目立たなくすることができるかということに対して制限を持たないトナーを焼き付けが含むことを可能にすることができる。トナーもエマルジョンが記録することができるような「数百万色」オプションのものであり、かつトナー自体が何処に属していたかを独立して(個々のダスト粒子サイズまで細かく)「知っている」場合には、明らかな利点を有することになる。実際に、トナーカートリッジは、単に色付きダストとして、又は特定の作用がダスト、粉末、又はそうでなければ粒化形態で供給される「トナー」、又はそうでなければ発色材料において変化を引き起こした後に発色することができるダストとして、潜在的に多くの「画像」を保持する。
【0154】
そのような粒化エマルジョンを処理するのに、エマルジョンは、撮影後段階のための一般的なフィルム状ストリップのような上の所定位置に固定するか、又はそうでなければ固定させることができる。しかし、デジタル化又は他の画像出現段階では、実際に、最終画像は、例えば、ダストが原画像刺激に対する色反応を現した後にダストを走査し、その後、システムが、そのピクセル又は画像データの他の欠片をエマルジョン「粒子」又は「スマートエマルジョンダスト」が選択的に小さいサイズ又は粒子の画像受容片の現存映像記録機能の追加性質又は符号化態様において粒子自体内で選択的に維持される別々の磁気、又はそうでなければ記録される非画像データ情報から粒子自らが所属することをシステムに通知する画像及び画像位置に配置した後にシステムが画像「パズル」を再度組み立てるまでは生じさせることができない。
【0155】
画像情報の単一のピクセル又は同等物に等しく小さい画像データは、各そのような粒子によって維持することができるが、必ずしもそうではない。エマルジョン片又は他の記録可能非固定媒体が自らが何処に所属するかを「知っている」限り、撮影後において、媒体が供給する全ての画像データは、それに従って正しい画像区画及びそれが対応する映像の中に電子的に「配置」することができることになる。
【0156】
図4は、最終画像品質及び効率に関して、システムの実施形態の利点を示している。402は、カラーネガフィルムストック内に記録された従来取り込みの工業規格35mm画像を示している。映画では、垂直に3スプロケットのエマルジョン領域は、フィルム処理の後に電子データ形態への選択的走査が行われた後、6kを超えない個別デジタル画像データしか供給することができないことが試験によって明らかになっている全利用可能画像記録領域を設ける。
【0157】
406は、同じ映像の水平取り込み鍵フレームを示しており、この鍵フレームは、これ程の量の大きなエマルジョン領域を露出させるには同じ映像でも画像ターゲット領域が大きくなくてはならないので、一般的な70mmモーション画像カメラにより類似して構成された光学器械又は他の画像供給構成要素を有するカメラによって供給されている。本明細書では、8スプロケット幅の例は、1秒毎に撮られた鍵フレームであり、この鍵フレームは24枚の最終画像を発生させるために用いられることになり、1秒の最終画像データが得られる。3スプロケット画像で6kの試験に基づくと、この画像によって、2.65倍を超える画像情報、又は画像当たり16kを超えるデータが得られる。更に、今日の従来映画取り込みで毎秒24回発生する4穿孔のものが(3穿孔又はスプロケット露出でも、一般的にカメラによる4穿孔搬送を含む)6kの画像を得るのに毎秒96穿孔又はスプロケットのフィルムを利用するのとは異なり、この画像内には片側を数えて8スプロケットのフィルムしか含まれない。
【0158】
本明細書では、システムプログラムは、16kを超える非圧縮取り込みを行うことを可能にする効率をもたらすと同時に圧縮及び他のデータ量管理手法の属性及び目標を達成し、更に、実際に利用可能画像品質及び媒体使用効率を高める。例えば、本発明による8穿孔フィルム撮影鍵フレームは、カメラのフィルム取り込み態様と連携して機能するビデオアシストユニットのような電子態様取り込みによって取り込まれる「高解像度」の24枚の画像に画像当たり16kを超える解像度及び全画像データを供与することになる。従って、24フレームの従来の35mmフィルムストックが電子形態で供給することができる144kに対して毎秒384kの画像データであり、その一方でこのシステム構成では、35mmフィルムストックの同じ10分ロールの記録時間が約10分から約2時間へと延長される。利点及び経費節約の潜在性は明らかであり、重量、経費、媒体使用及び機器サイズを低減しながら画像品質を高めるという当産業の目標に同期する。後者は、結果として従来の35mmモーション画像フィルム取り込みを超える画像品質をもたらす16mmカメラシステム、及びここでは過去に多くの場合に用いられた70mmフィルム取り込みの品質を超えることができる一方で、それを行う上で実際には尚も媒体量(重量で)を劇的に低減する35mmシステムによって対処される。
【0159】
404は、記録のための全画像比をフィルムに適合させるための歪像を要さないワイドスクリーン映画鍵フレーム取り込みを示しており、この歪像は、取り込み及び投影中に映画向け垂直フィルム構成によって左右に制限を受けるフィルムストック上に画像を「適合させる」ために過去に用いられたということだけでなく、10分のマテリアルを取り込むのに1、000フィートを超えるフィルムを用いるという問題は、Vistavision水平取り込みのようなそのような大きなエマルジョンサイズの記録画像をマテリアル管理的に問題のあるものとしていた。この問題は、必要「媒体量」の問題からのものだけではなく、僅かに数分の作動の後にカメラの「ロール切れ」によって演技が中断されることによるものもある。404は、70mmの従来取り込みの画像品質に優る一方、本発明ではフィルムロール記録時間が10分から87分超へと延長される22kのフィルム取り込み画像を示している。ソフトウエアが発生させる(プログラム)画像404内のデータ豊富な画像区画情報の同じ1秒間の24枚の例えば電子取り込み画像への再割り当てによって得られる結果は、部分的にVistavisionの手法が行うことになっているような毎秒24枚のそのような11穿孔水平画像を露出させることができるシステムからのものと見分けが付かない最終画像を生じることになる。更に、フィルムエマルジョンの色及び画像属性が最終画像に更に供与される(電子取り込み内で見られる色応答対フィルムの色応答)ということは、鍵フレームによって最終画像にもたらされる態様の中でもとりわけのものであり、産業内でかつ視聴者によって好まれるフィルム応答が維持される。
【0160】
更に別の利点は、明らかに、フィルムカメラを必ずしも根本的に再構成する必要がない点である。35mm及び16mmカメラは、現在のプロフィールを維持することができ、品質エマルジョン領域取り込みの改善のためのより大きな画像ターゲット領域を設けるために光学器械が補正を受ける。従って、デジタル取り込みには一般的ではないフィルム取り込みにおける異なるストック、フィルタ、及び美的オプションを含むフィルム取り込みオプション及び手法を好む撮影監督は、フィルムへの1秒当たりの露出が少なく、1回以下(潜在的に、1秒を超える期間の間に1枚)であることもあるというオプションにも関わらず、本質的に「フィルム撮影」の態様の全てを維持する。一方、キー画像態様は鍵フレームから来るために、それは、フィルム撮影を留める。
【0161】
ここでもまた、十分な鍵フレーム数、例えば毎秒4枚によって補助電子画像を取り込む必要を排除することができ、モーフィング又は他の画像推定プログラム技術は、そのような鍵フレーム間に推定画像を供給する。しかし、ビデオアシストは、フィルム取り込みに対しては一般的であり、本発明の二重使用又は改善されたビデオアシスト構成は、これらのビデオアシストが対処するように設計されている複数の目的を含むそのような電子取り込みを潜在的に可能にし、更に、最終画像の作成においてそのようなビデオ画像がロールを再生することを可能にする。
【0162】
図5は、高解像度プラズマTVのような映画及び/又はテレビジョン配給画像に向けた3穿孔サイズの単一の水平16mm鍵フレーム504が、従来の35mmの6k取り込みに優る鍵フレーム画像を生み、その一方で潜在的に撮影されるフィルム量を毎秒24個の穿孔又は16mmスプロケットから3個までに低減し、ここでもまた、フィルムロール記録時間を400フィートのフィルムロールが供給する約10分から80分に延ばし、「Arriflex SR」カメラのような従来の16mmカメラにおいて約2kサイズの単一スプロケット垂直露出に制限される場合がある従来の16mm画像502とは反対に、各々が潜在的に6kを超える画像データサイズのものである毎秒24枚の画像を生じる16mmカメラ構成を示している。
【0163】
図6は、マガジン封入器606からフィルムゲート616へのストックの垂直送出にも関わらず、水平に選択されたエマルジョンタイプ608の上に記録するために、フィルム(又はハイブリッド)カメラ602による取り込みと同時に、光学的に又は別途位置決めし直される画像を示している。
【0164】
1つの構成では、レンズは、望ましいエマルジョン量を正しく露出させるのに必要な選択的サイズのカメラ内ターゲット領域604に映像を画像620として送出する。光学要素、及び/又はミラー又は他の画像作用手段は、位置変更、例えば、90度の位置変更を作用させながら画像を中継する。それによってカメラを通じて画像620として伝送される映像612は、修正フィルムゲート616内でフィルムストック608に作用(露出)する前に修正画像614になることが可能になり、画像は、恐らく毎秒1回ストック608内の未露出エマルジョンの次の部分への連続的又は断続的な送りの前に、選択されたエマルジョン内で保持された垂直に位置変更された画像618として記録される。
【0165】
この構成は、上部装着の垂直フィルム送出フォーマットからフィルムゲートへと露出のためのフィルムストックを供給するように従来通り設計された種類のフィルムカメラが、本発明のより大きな、フィルム上にストックの長手に対して水平に記録された鍵フレーム画像から、エマルジョン内に記録された各鍵フレームを用いて複数の最終画像を発生させることによって恩典を得ることを可能にする。
【0166】
任意的に、電子的、例えば、ビデオ、デジタルビデオ、又は他の媒体による取り込みユニット610は、選択的に毎秒24フレームのビデオを取り込むことができ、フィルムカメラに「ビデオアシスト」の機能及び利点を更に供与し、その一方で記録のためのエマルジョンに連続的又は断続的に映像刺激を供給する同じ(選択的)レンズ画像又は他の取り込み態様を取り込む。この電子及びエマルジョン取り込みにおける同じ映像の使用は、光刺激を電子取り込みのために供給するための一時的な全ての又は選択された量のレンズ画像の方向変換を含むことができ、又はビーム分割構成要素は、電子取り込み態様に個別に中継するためにレンズ画像の小部分を選択的に抽出することができ、エマルジョンを露出させるために選択的に用いられる全体のレンズ画像光は低減する。
【0167】
電子取り込みユニットは、カメラ602の一部とすることができ、又は同じレンズ又は関連の画像取り込み要素が、エマルジョンが関連の画像を受光するのと同じ規定期間内、例えば1秒間に映像を電子取り込みユニットに中継する場合はフィルム取り込み態様と少なくとも連携して機能することができる。
【0168】
上述のように、時間コードデータは、本発明のソフトウエア/プログラム態様によって修正すべき同じ映像に関連する対応する画像間のその後の自動及び他の参照のためのフィルムストック及び/又は電子取り込み媒体記憶手段内に供給される追加又は既存の媒体情報から記録され、又はそうでなければ追跡することができる。
【0169】
図13は、両面エマルジョン露出カメラのカメラ上面図を示している。A.原レンズ画像であり、B.フィルムストリップの片面を露出させるために、方向変換された分配レンズ画像をオフセットゲートに送るためのミラー又は他の中継手段であり、C.カメラハウジングであり、D.非オフセットゲートから現れるフィルムがフィルムマガジンによって供給されるものの障害になるので、フィルムを位置変更するためにフィルムを選択的に90度捻転しながらマガジンに戻すためのローラであり、E.レンズ画像を固有に集中させる機能を含む、レンズ画像を変化させる選択的なオプション補助光学器械及び/又は露出手段であり、F.補助光学器械及び作用手段によって選択的に変化を受けた又は受けていないレンズ画像又はその一部分であり、G.有効なフィルムゲート内でフィルムを露出させるためのミラーのような付加的な選択的レンズ画像方向変換手段であり、H.フィルムゲートであり、I.任意的なオフセットフィルム封入及び管理装置であり、J.露出され、マガジンに戻るフィルムであり、K.フィルムマガジンに回収するためにフィルムを選択的に位置変更するためのローラであり、L.ミラー又はビームスプリッタがレンズ画像に作用を及ぼした後に方向変換及び/又は分配されたレンズ画像であり、M.「ズーム」が施されるような主光学器械の後のレンズ画像であり、N.媒体に選択的に断続的(又は連続的)に中継するために1つよりも多い場所にレンズ画像の全て又は一部を中継するためのビームスプリッタ及び/又は可変ミラーであり、O.ズームなどを行う主光学器械であり、P.ローラ及びゲートに向って移動するマガジンからのフィルムであり、Q.ローラ手段(又は他の手段)によって90°捻転されたフィルムである。
【0170】
図14は、35mmフィルムストックの拡大図である。R.拡大した35mmフィルムストックであり、従来フィルムカメラにおける露出のためのフィルムゲートに垂直に接近し、S.選択される映画寸法に向けた画像記録領域であり、T.本発明のフィルムゲート(両方の側)に接近する、水平位置にある3mmフィルム(拡大)であり、U.従来の35mmフィルム撮影記録のもの×4よりも大きい画像記録領域である。この構成における1、000フィートの35mmの両面ストックの合計記録時間は数分である。
【0171】
理解の明瞭化の目的で以上の発明を図面及び実施例を用いてある程度詳細に説明したが、特許請求の範囲の精神又は範囲から逸脱することなく、本発明の教示に照らしてある一定の変更及び修正をそれに対して行うことができることは、当業者には直ちに明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0172】
【図1】搬送構成要素(ローラ等)によって水平構成のカメラフィルムゲート機構に送出され、露出済みフィルムストックとして出る16mmフィルムストック及び35mmフィルムストックを示す図である。
【図2】全1秒間のカメラ作動時間を表す水平露出フィルムストックの3つのフレームを示す図である。
【図3】本発明のシステム、装置、又は方法の実施形態に関連するハイブリッド撮像カメラを示す図である。
【図4】最終画像品質及び効率に関するシステムの実施形態の利点を示す図である。
【図5】単一の水平16mm鍵フレームの16mmカメラ構成を示す図である。
【図6】選択されたエマルジョンタイプ上に水平に記録するためにフィルム又はハイブリッドカメラによって取り込まれた光学的に又は別途再位置決めされた画像を示す図である。
【図7】図8から図12までの図面の凡例を示す図である。
【図8】カメラ内の可変水平フィルムゲートを示す図である。
【図9】撮影後参照のためにフィルムストック上で参照するデータコードを示す図である。
【図10】同じレンズ画像の取り込みのためにフィルムカメラに結合された高解像度デジタルユニットの構成を示す図である。
【図11】カメラ内の水平フィルムストック構成の上面及び側面図である。
【図12】カメラ内の両面フィルムストックを露出させるための二重ゲートの上面図である。
【図13】両面エマルジョン露出カメラのカメラ上面図である。
【図14】35mmフィルムストックの拡大図である。
【符号の説明】
【0173】
102 搬送構成要素
110 露出済みフィルムストック
112 16mmフィルムストック
114 35mmフィルムストック
116 カメラフィルムゲート機構

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象画像の解像度を高めるためのシステムであって、
カメラ内の可変のサイズ及び寸法のものである少なくとも1つの露出区画(exposure zone)に未露出写真エマルジョン(unexposed photographic emulsion)を断続的に(intermittently)送出して映像(visuals)を該エマルジョン上に記録するように作動可能なカメラと、
前記カメラによって前記エマルジョン上に記録された前記映像(visuals)の態様(aspects)を記録するように作動可能な該カメラ内の電子撮像モジュールと、
を含むことを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記エマルジョン内に記録された映像情報から、かつ前記電子撮像モジュールによって取り込まれて記憶された映像情報の態様から最終画像を生成するための画像データ修正プログラムを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記プログラムは、前記エマルジョン内に記録された単一の映像に関連する情報から1つよりも多い最終画像に関連するデータを生成することを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記エマルジョン内に記録された単一の映像が、前記モジュールによって生成されるいかなる単一の画像よりも多くの画像情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
最終画像の数が、前記モジュールによって元来記録された映像又は映像の態様の数に少なくとも等しいことを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項6】
前記モジュールによって記録された前記映像の態様は、前記エマルジョン内に元来記録された映像から導出される情報を修正するための少なくとも1つの種類の画像情報を提供することを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項7】
前記モジュールにおける前記画像情報は、少なくとも単一の選択的に区別された画像区画の位置決め情報に関連することを特徴とする請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記画像データ修正プログラムは、生成された少なくとも2つの最終画像を提供し、該少なくとも2つの最終画像は、前記モジュールによって生成されたいかなる単一の画像よりも多いが、前記エマルジョン内に記憶されたいかなる単一の映像から導出される情報よりも多くない量と同等量の画像情報を有することを特徴とする請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記エマルジョンは、封入ストリップ上に写真フィルムとして供給されることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項10】
前記封入ストリップは、セルロイドを含むことを特徴とする請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記フィルムは、レンズ画像に対して供給されて水平に露出され、該フィルム上に記録される時の該画像の高さによって前記エマルジョン上の前記記録された画像サイズを制限し、該レンズ画像は、該フィルムの縁部と平行であり、かつ該画像の水平線に対するあらゆる存在するスプロケット孔の列又は同等のフレーム化態様は、該レンズ画像の少なくともいずれか一方の側の正しい位置決めを示すことを特徴とする請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
エマルジョンを有する前記フィルムストックは、垂直画像情報に対する該フィルムストックのストリップの幅全体をもたらすスプロケット孔なしで供給され、該フィルムストックの該幅全体は、該エマルジョン上に記録可能な最大垂直画像サイズを定め、該画像幅及び比率は、選択可能なままであり、いかなるフィルムストック周囲によっても制限されないことを特徴とする請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記フィルムストックストリップの選択可能な長さは、画像幅記録可能サイズを制限することを特徴とする請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記記録可能エマルジョン幅全体は、前記フィルムのゲージサイズの幅であり、前記ストックは、スプロケット又は他のエマルジョン中断部なしで供給されることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項15】
前記記録可能エマルジョン全体は、スプロケット孔を含む該記録可能エマルジョンにおける中断部と前記ストックゲージサイズによって判断される前記ストリップの前記周囲との間の前記中断なしの垂直エマルジョン距離の幅であることを特徴とする請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
表示可能な画像情報の単一ピクセルに付随する(pertaining to)画像データを記憶することができる前記媒体の独立した記録可能媒体部分(independent recordable media portions)が互いに対して再位置決め可能(repositionable)である非固定状態(unfixed state)の前記未露出写真エマルジョンと、刺激への露出の前(prior to exposure to a stimulus)の選択的に大きい(selectively large)画像露出領域にわたる前記画像記録媒体の断続的な分散(dispersal)と、該媒体の該独立した記録可能媒体部分上に記録された2次的な非画像情報と、該媒体が該露出領域内で静止している(stationary)期間中に、該媒体部分上に記録された該2次的な非画像情報の少なくとも1つの態様(aspects)に作用する該媒体に印加される2次的な刺激と、該未露出画像記録媒体を格納するための封入領域とは別の、光への露出の後に該媒体の該記録可能媒体部分を格納するための封入領域(containment area)とを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項17】
対象画像の解像度を高める方法であって、
カメラ内の可変のサイズ及び寸法のものである少なくとも1つの露出区画に未露出写真エマルジョンを断続的に送出して映像を該エマルジョン上に記録する段階と、
前記カメラの態様と連携して機能する電子撮像モジュールによって前記映像の態様を記録する段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項18】
少なくとも部分的に、前記エマルジョンによって記録された映像から導出される情報から、かつ前記電子撮像モジュールによって映像の態様に記録された情報から、画像データ修正プログラムを用いて最終画像を生成する段階を更に含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記プログラムは、少なくとも前記エマルジョン内に記録された映像に関連する情報から1つよりも多い最終画像に関連するデータを生成することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
最終画像の数は、前記モジュールによって元来記録された映像又は映像の態様の数よりも少ななくないことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記モジュールによって記録された前記映像の態様は、最終画像を作成するのに前記エマルジョン内に元来記録された映像内の情報を修正するための少なくとも1つの種類の画像情報を提供することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記モジュール内の前記画像情報は、少なくとも1つの選択的に区別された画像区画の位置決め情報に関連していることを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記画像データ修正プログラムは、少なくとも2つの最終画像を供給し、各々は、前記エマルジョン内に記録された時の単一画像内で利用可能なだけ多くの画像情報を用いて生成されることを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記最終画像は、前記エマルジョン内に記録された画像に関連するもの以外は画像情報への参照なしで生成されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項25】
前記画像データ修正プログラムは、前記エマルジョン内に記録された利用可能な画像間に潜在的に発生したと考えられる選択可能な数の予測画像を生成する画像推定機能を更に含み、該予測画像は、該エマルジョン内に記録されたいずれか1つの画像と同じだけ多い画像情報を有することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項26】
前記エマルジョンは、セルロイドストリップ上に写真フィルムとして供給されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項27】
前記フィルムは、レンズ画像に対して供給されて水平に露出され、フィルムの周縁及びあらゆるスプロケット孔の列は、フレーム化された時の該画像の上縁と平行であり、該フィルム縁部及びあらゆる存在するスプロケット孔の列と平行に該フィルム内で発生するようなスプロケット孔中断部を含む該エマルジョン内の物理的中断部なしに記録可能であるとする最大画像高さによって該エマルジョン上の前記記録された画像サイズを制限することを特徴とする請求項26に記載の方法。
【請求項28】
エマルジョンを有する前記フィルムストックは、スプロケット孔なしで供給され、垂直画像情報のために該フィルムストックのストリップの幅全体を提供することを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記露出区画は、前記レンズ画像に対してオフセットされていることを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記幅全体は、ストックのゲージサイズが35mmである時に35mmであることを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項31】
非固定状態にある未露出写真エマルジョンの独立した記録可能媒体部分を準備する段階と、該記録可能媒体部分を互いに対して再位置決めする段階と、該独立した記録可能部分上に表示可能画像情報の単一ピクセルに付随する画像データを記憶する段階と、刺激に露出させる前に選択的に大きな画像露出領域にわたって該未露出写真エマルジョンを断続的に散布する(dispersing)段階と、該写真エマルジョンの該記録可能媒体部分上に2次的な非画像情報を記録する段階と、該エマルジョンが該露出領域内で静止している期間中に、該媒体部分上に記録された該2次的な非画像情報の少なくとも1つの態様(aspect)に作用(affect)する2次的な刺激を該写真エマルジョンに印加する段階と、光への露出後の該写真エマルジョンの該記録可能媒体部分を、該未露出写真エマルジョンを格納するための封入領域とは別の封入領域に格納する段階とを更に含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項32】
対象画像の解像度を高めるための装置であって、
カメラ内の可変のサイズ及び寸法のものである少なくとも1つの露出区画に未露出写真エマルジョンを断続的に(intermittently)送出(deliver)して映像を記録するように作動可能なカメラと、
前記カメラによって前記エマルジョン内に記録された前記映像の態様(aspects)を記録するように作動可能な該カメラ内の電子撮像モジュールと、
を含むことを特徴とする装置。
【請求項33】
前記露出区画は、フィルムストックを含む記録可能媒体の固定態様として写真エマルジョンを受け取り、
前記区画は、前記映像に関連する画像刺激を該刺激の垂直又はオフセット記録のために受け取るように前記画像の水平線又は上縁を含む少なくとも水平画像フレーム化インジケータに対して前記記録可能媒体を位置決めする、
ことを特徴とする請求項32に記載の装置。
【請求項34】
前記エマルジョン内に記録された映像情報から、かつ前記電子撮像モジュールによって取り込まれて記憶された映像情報の態様から最終画像を生成するための画像データ修正プログラムを更に含むことを特徴とする請求項32に記載の装置。
【請求項35】
前記プログラムは、前記エマルジョン内に記録された単一の映像に関連する情報から1つよりも多い最終画像に関連するデータを生成することを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項36】
前記エマルジョン内に記録された単一の映像が、前記モジュールによって生成されるいかなる単一の画像よりも多くの画像情報を含むことを特徴とする請求項32に記載の装置。
【請求項37】
最終画像の数が、前記モジュールによって元来記録された映像又は映像の態様の数に少なくとも等しいことを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項38】
対象画像の解像度を高めるためのシステムであって、
カメラ内の選択可能なサイズ及び寸法のものである少なくとも1つの露出区画に未露出写真エマルジョンを断続的に送出するように作動可能なカメラ、
を含み、
前記露出区画は、該区画の上部又は下部から該エマルジョンを受け取り、該エマルジョンが、露出に続いて該区画の該上部又は下部を通って出るか、又は該エマルジョンを該区画のいずれかの側面から受け取り、該エマルジョンの露出に続いて該区画の他方の側面から出し、
前記エマルジョン内に記録された情報から最終画像を生成するための、該エマルジョン内に記録された利用可能な画像間で選択可能な同等の全体画像情報を有する選択された数の画像を推定するように作動可能な画像データ修正プログラム、
を更に含むことを特徴とするシステム。
【請求項39】
前記エマルジョンは、エマルジョンを含む媒体の態様及び情報記録媒体として供給されることを特徴とする請求項38に記載のシステム。
【請求項40】
前記媒体の成分は、セルロイドを含むことを特徴とする請求項39に記載のシステム。
【請求項41】
前記媒体は、前記エマルジョンが加わる光透過性材料を含むことを特徴とする請求項39に記載のシステム。
【請求項42】
前記媒体は、不透明態様を含み、該媒体は、少なくとも露出される前記エマルジョンに対して該エマルジョンを所定位置に固定することを特徴とする請求項39に記載のシステム。
【請求項43】
前記エマルジョンは、前記カメラに入射する最初の光に対してオフセットされたレンズ画像に対して断続的に露出されることを特徴とする請求項39に記載のシステム。
【請求項44】
前記オフセットは、約90度であり、垂直に位置決めされたエマルジョン上に記録するために前記カメラに対して水平な映像を提供することを特徴とする請求項43に記載のシステム。
【請求項45】
前記オフセットは、少なくとも1つの光学構成要素によって達成されることを特徴とする請求項43に記載のシステム。
【請求項46】
前記光学構成要素は、ミラーを含むことを特徴とする請求項43に記載のシステム。
【請求項47】
表示可能な画像情報の単一ピクセルに付随する画像データを記憶することができる前記媒体の独立した記録可能媒体部分が互いに対して再位置決め可能である非固定状態の前記未露出写真エマルジョンと、刺激への露出の前の選択的に大きい画像露出領域にわたる前記画像記録媒体の断続的な分散と、該媒体の該独立した記録可能媒体部分上に記録された2次的な非画像情報と、該媒体が該露出領域内で静止している期間中に、該媒体部分上に記録された該2次的な非画像情報の少なくとも1つの態様に作用する該媒体に印加される2次的な刺激と、該未露出画像記録媒体を格納するための封入領域とは別の、光への露出の後に該媒体の該記録可能媒体部分を格納するための封入領域とを更に含むことを特徴とする請求項38に記載のシステム。
【請求項48】
対象画像の解像度を高める方法であって、
カメラ内の選択可能なサイズ及び寸法のものである少なくとも1つの露出区画に未露出写真エマルジョンを断続的に送出して映像を記録する段階と、
前記エマルジョンを前記露出区画の中に該区画の上部又は下部から受け取り、該エマルジョンが、露出に続いて該区画の該上部又は下部を通って出るか、又は該エマルジョンを該区画のいずれかの側面から受け取り、該エマルジョンの露出に続いて該区画の他方の側面から出す段階と、
前記エマルジョン内に記録された利用可能な画像間で選択可能な同等の全体画像情報を有する選択された数の画像を推定するように作動可能な画像データ修正プログラムを用いて、該エマルジョン内に記録された情報から最終画像を生成する段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項49】
前記エマルジョンは、エマルジョンを含む媒体の態様及び情報記録媒体として供給されることを特徴とする請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記媒体の成分は、セルロイドを含むことを特徴とする請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記媒体は、前記エマルジョンが加わる光透過性材料を含むことを特徴とする請求項49に記載の方法。
【請求項52】
前記媒体は、不透明態様を含み、該媒体は、少なくとも露出される前記エマルジョンに対して該エマルジョンを所定位置に固定することを特徴とする請求項49に記載の方法。
【請求項53】
前記カメラに入射する最初の光に対してオフセットされたレンズ画像に前記エマルジョンを断続的に露出する段階を更に含むことを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項54】
前記オフセットは、約90度であり、垂直に位置決めされたエマルジョン上に記録するために前記カメラに対して水平な映像を提供することを特徴とする請求項52に記載の方法。
【請求項55】
前記オフセットは、少なくとも1つの光学構成要素によって達成されることを特徴とする請求項52に記載の方法。
【請求項56】
前記光学構成要素は、ミラーを含むことを特徴とする請求項52に記載の方法。
【請求項57】
非固定状態にある未露出写真エマルジョンの独立した記録可能媒体部分を準備する段階と、該記録可能媒体部分を互いに対して再位置決めする段階と、該独立した記録可能部分上に表示可能画像情報の単一ピクセルに付随する画像データを記憶する段階と、刺激に露出させる前に選択的に大きな画像露出領域にわたって該未露出写真エマルジョンを断続的に散布する段階と、該写真エマルジョンの該記録可能媒体部分上に2次的な非画像情報を記録する段階と、該エマルジョンが該露出領域内で静止している期間中に、該媒体部分上に記録された該2次的な非画像情報の少なくとも1つの態様に作用する2次的な刺激を該写真エマルジョンに印加する段階と、光への露出後の該写真エマルジョンの該記録可能媒体部分を、該未露出写真エマルジョンを格納するための封入領域とは別の封入領域に格納する段階とを更に含むことを特徴とする請求項48に記載の方法。
【請求項58】
対象画像の解像度を高めるための装置であって、
カメラ内の選択可能なサイズ及び寸法のものである少なくとも1つの露出区画に未露出写真エマルジョンを断続的に送出するように作動可能なカメラ、
を含み、
前記露出区画は、該区画の上部又は下部から該エマルジョンを受け取り、該エマルジョンが、露出に続いて該区画の該上部又は下部を通って出るか、又は該エマルジョンを該区画のいずれかの側面から受け取り、該エマルジョンの露出に続いて該区画の他方の側面から出し、
前記エマルジョン内に記録された情報から最終画像を生成するための、該エマルジョン内に記録された利用可能な画像間で選択可能な同等の全体画像情報を有する選択された数の画像を推定するように作動可能な画像データ修正プログラム、
を更に含むことを特徴とする装置。
【請求項59】
前記エマルジョンは、エマルジョンを含む媒体の態様及び情報記録媒体として供給されることを特徴とする請求項58に記載の装置。
【請求項60】
前記媒体の成分は、セルロイドを含むことを特徴とする請求項59に記載の装置。
【請求項61】
前記媒体は、前記エマルジョンが加わる光透過性材料を含むことを特徴とする請求項59に記載の装置。
【請求項62】
前記媒体は、不透明態様を含み、該媒体は、少なくとも露出される前記エマルジョンに対して該エマルジョンを所定位置に固定することを特徴とする請求項59に記載の装置。
【請求項63】
前記エマルジョンは、前記カメラに入射する最初の光に対してオフセットされたレンズ画像に断続的に曝されることを特徴とする請求項59に記載の装置。
【請求項64】
前記オフセットは、約90度であり、垂直に位置決めされたエマルジョン上に記録するために前記カメラに対して水平な映像を提供することを特徴とする請求項63に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2009−511938(P2009−511938A)
【公表日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−528184(P2008−528184)
【出願日】平成18年8月25日(2006.8.25)
【国際出願番号】PCT/US2006/033223
【国際公開番号】WO2007/025131
【国際公開日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【出願人】(507347978)メディアポッド リミテッド ライアビリティ カンパニー (8)
【Fターム(参考)】