説明

フェイスマスクをフードに密封・保定する装置、並びに方法

【課題】マスクその他のものを保定するのに、二重の保定効果を有し、後付け可能で、安全な装置であって、より高い安全性を提供し、既存の装置に後付け可能な保定装置を提供することである。
【解決手段】バンド・タイプの固定方法を使用して、密閉されてマスクに確実に装着されるフード及び/又はフェイスシールを有するフェイスマスクのフード、フェイスシール及び装着バンドの保定装置を提供する。保定装置は、フード、フェイスシール及び装着バンドからマスクが外れないようにする機構を含んでいる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は潜水器具に関し、より詳しくは、バンドを用いた固定方法により、マスクがシール(密封)されて確実に装着されるフード及び/又はフェイスシールを有するフェイスマスクのフード、フェイスシール及び装着バンドの保定装置に関する。保定装置には、マスクがフード、フェイスシール及び装着バンドから外れないようにする機構が含まれている。
【背景技術】
【0002】
個人用保護マスクには多くの種類のもの(ダイビング用、消防用、採鉱用、限定空間用等)があり、これらはフード及び/又はフェイスシール材をマスクに確実に装着し、及び密封するために、装着用のバンド型クランプを使用する。
【0003】
これらマスクの装着用バンドは、ホースクランプ型に設計されている。これらホースクランプ型は、端部を互いに連結するように構成されたロングストラップタイプであって、フードをマスクに調整又は締め付けるのに利用される。装着バンドの締め付けによる作用は、フード及び/又はフェイスシールをマスクに固定し、シールすることである。
【0004】
マスクはバックエッジの周りに溝又は装着表面を有しており、これにより、フード及び/又はフェイスシールはマスクへ装着するために嵌装され及び/又は嵌入される。そして装着バンドは、フード及び/又はフェイスシールに適合してマスクの溝に嵌入される。溝全体が装着されて締め付けられると、全てのものが適所に保定される。しかし、装着バンドをマスクに物理的に或いは機械的に接続して固定するものは何もなく、単にフード及び/又はフェイスシールと装着バンドとが溝に保定され、フード及び/又はフェイスシールをマスクに密閉する装着バンドの力によって固定されているだけである。
【0005】
装着バンドには、ヘッドハーネスの装着用スタッド又はスタッドに取付けられるバックルを備えているものがある。装着バンドを使用するマスクが的確に保持されず、適切に調節されない場合には、装着バンドが緩くなる等の問題が生じる。バンドが緩くなると、フード、フェイスシール又は装着バンド等の組み合わせから、或いはそれらの全てから一度にマスクが外れてしまう可能性がある。
【0006】
人員保護マスク用に現在生産されているフード及び/又はフェイスシールは、フード及び/又はフェイスシールを装着するための設計に装着バンドを用いており、フード及び/又はフェイスシールをマスクへ取付け、及び/又は、密閉するために、平面装着するフラップタイプのエリアを有している。フード及び/又はフェイスシールがマスクに取付けられると、フラップ部分は、フード及び/又はフェイスシールが固定されて密閉されるマスクと装着バンドとの間で固定される。
【0007】
フード及び/又はフェイスシールには、いくつもの異なる種類のものがある。単なるフードのもの、或いは単なるフェイスシールのものもある。フードの内部にフェイスシールを接着したものもある。フェイスシールを重ね、次にマスク上の装着バンドの下にフードを重ねるものもある。
【0008】
装着バンドが嵌合し、又は嵌入するように、成型又は創作された嵌合溝を備えたフード及び/又はフェイスシールもある。装着フラップが装着バンドとマスクとの間から引き出され又は取り出されるのを防ぐのために、装着フラップの端部にバンプ又は突出部を備えたものもある。装着バンドが適切に保持されない場合、調節外である場合、或いは、突発故障(ボルトが折れたり、ナットが擦り減ったときなど)がある場合には、嵌合溝及びフラップの端部にあるバンプ又は突出部の双方とも機能しなくなる。
【0009】
そこで、マスクその他のものを保定するのに、二重の保定効果を有し(redundant)、後付け可能(retrofitable)で、安全な装置を提供し、より高い安全性を提供し、既存の装置に後付け可能な保定装置が必要とされている。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0010】
本実施形態はマスク保定装置を含み、マスク保定装置は、マスクと、ユーザの頭を覆うために構成されたフードと、フードと一体となり、マスクに連結してフードとマスクとの間でシールを形成するように構成された装着バンドと、マスクと装着バンドとに連結するように構成されたハーネスとを含んでいる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図面について後述する詳細な説明は、実施形態の説明として利用され、本実施形態が構成及び/又は利用される唯一の形式を表わすものとして用いられるものではない。詳細な説明には更に、図示した実施形態について本発明を構成し、実施するための機能及び手順について記載する。しかしながら、異なる実施形態によって同じ又は同等の機能及び手順を達成することができ、これらも本発明の思想及び範囲に包含されることは理解されるであろう。
【0012】
本実施形態は、装着バンドに確実に連結することができるフード及び/又はフェイスシールの装着フラップ・エリアを備えたフード及び/又はフェイスシールを含む。フード及び/又はフェイスシールの装着フラップ・エリアの先端は、延伸され、折り返され、(縫い付けられ、貼り付けられ、成型されるなどして)フラップ・エリア自体に着接され、装着バンドが受容されるように形成されるのに十分な大きさのチューブ状の強い中空部分を創出している。チューブ状の中空スペースには、開口部又は開口窓が形成され、開口部は、装着バンドが中空部分へ潜り込み、或いは送り込まれるのを可能とし、これにより、中空部内で装着バンドをフードに連結する。その後、ねじ又はその他の連結装置及び構造体が装着バンドへ取付けられる。この構造により、フード及び/又はフェイスシールが装着バンドから外れる可能性がなくなる。更に中空部分に隣接する追加の孔もあり、追加の孔は、ユーザが装着バンドに取付けられたヘッドハーネス、連結構造部又はバックルに接触可能としている。
【0013】
装着バンドに連結するフード及び/又はフェイスシールが、一旦マスクに適切に適合して取付けられると、装着バンドはマスクに機械的に連結される。多くの異なる方法によって連結することができ、これらの方法には、連結プレート、連結ワイヤ若しくは連結ケーブルによる連結、又は、装着バンド自体にドリル穿孔し、ねじ、ボルト/ナットを用いた連結が含まれる。製造の容易性、メンテナンスの少なさ及びマスクへのより良い密封処理の理由により、連結プレートを用いる設計が好ましい。
【0014】
連結プレートの一実施形態では、既存の装着バンド及びマスクへの後付け性(retrofitability)が考慮されている。この連結プレートは、1端に細長いスロットを備えた開口部又は孔を有している。装着バンド上のヘッドハーネス装着用スタッドの頭部、又は連結構造部が孔に滑って入る。その後連結プレートは、ヘッドハーネス装着用スタッドの頭部と装着バンド自体との間にスロットが引っ掛かるように移動される。連結プレートはその後、連結プレートの別の小さな孔を用いて、マスクに孔を開けることによって、或いは連結プレートをマスクに機械的に固定するねじ若しくはボルト/ナット又はその他の連結構造を使用することによって、所望の通りマスクに確実に連結される。
【0015】
連結プレートの実施形態は、既存の装着バンドへの後付け性を考慮しており、取付けられたヘッドハーネス装着用スタッド又はヘッドハーネス調節バックル、或いは連結プレートの一体部品を提供する。連結プレートは、ヘッドハーネスによって生成される引張り力が装着バンドではなく連結プレートに分配されることを可能とする。
【0016】
一実施形態による潜水マスク保定装置が装置10として図1に示されている。図lは一実施形態による装置の分解組立図である。装置10は、フード12と、マスク14と、フード12をマスク14に連結するために形成されたバンド16とを含んでいる。装置10は、フード12及び/又はマスク14とユーザとの間だけでなく、マスク14とフード12との間でも気密性及び/又は防水性のシールが生成されて保持されるように、バンド16に連結するように形成されたハーネス18を更に含んでいる。
【0017】
装置10は、フード12と同様にマスク14及びバンド16に連結するように形成された上部ブラケット20を更に含んでいる。装置10は、マスク14と、バンド16及びフード12へ連結するように形成された1つ以上の側部ブラケット22とを更に含んでいる。この構成において、マスク14及びフード12は互いに確実に連結され、ユーザが水中その他で装置を使用しているときに、空気又は水が入らないように互いに確実に連結されている。
【0018】
更に、バンド16はフード12に連結されてフード12と一体となっており、バンド16が緩んでも、バンド16はフード12から外れないようにされている。更にバンド16は、フード12がマスク14から外れないようにしている。フード12はバンド16を受容するように環状の構造に形成され、開口部40を含んでおり、バンド16の連結構造部30が開口部40から延出できるようになっている。フード12は、フードをフード自体へ固定する継ぎ目46を更に含んでいる。この構成によりバンド16はフード12へ固定される。異なる連結構造部と同様に、所望の通りその他のフード及びバンドの構造を利用できることは理解されるであろう。
【0019】
バンド16は、ハーネス18及びブラケット20,22に連結するように構成された連結構造部30を含んでおり、フード12とマスク14との間に気密性及び/又は防水性のシールが維持される。
【0020】
フード12は、ユーザの頭を囲むように構成されたダイビングフードである。更に、フード12は、潜水、消防若しくはその他の活動に使用されるネオプレン、又はその他の材料で作られている。フード12は、ユーザの顔と接触するように構成されたフェイスシール34を更に含んでおり、装置が利用されると、シール34とユーザの顔との間に気密性及び/又は防水性のシールが維持され、水中、火の近く又は代替呼吸装置が必要とされるようなその他の状況で、呼吸をするために代替呼吸装置が利用される。所望のその他の構成が利用され得ることは理解されるであろう。
【0021】
また、フード12には、連結構造部30を延出可能とする開口部40が形成されている。更に、フード12はバンド16に連結されるように形成され、バンド16とフード12とは互いに一体となる。この連結は縫い合わせたフード12のループを介して行われる。バンド16は、ループによって生成された範囲に留まり、そこから選択的に取り除くことも可能である。この方法では、バンド16はフードから取り除かれ、新たなものが必要とされ又は所望される場合には、バンドは交換される。
【0022】
バンド16は一般的には、連結して締め付けるホースクランプ型の構造であり、フード12とマスク14との間に気密性及び/又は防水性のシールが生成される。他の連結構造やバンド16の設計を所望の通り利用できることは理解されるであろう。バンド16は一般的には金属で作られているが、プラスチック配合物、ゴム化合物、金属化合物及びそれらの組み合わせ等のその他の材料で作られてもよい。
【0023】
マスク14は潜水、消防、又は気密性及び/又は防水性のシールが必要な活動、又は、代替呼吸装置が必須であり、要望され、若しくは必要とされるその他の活動、又はその他の活動に利用されるマスクである。
【0024】
上部ブラケット20は、ねじ、ボルト、リベット若しくは接着剤によりマスク14に連結され、又はマスク14に一体的に作られてもよく、又は、所望のその他の連結構造としてもよい。上部ブラケット20は、バンド16をマスク14及び上部ブラケット20に固定するために、連結構造部30が延出できるように形成された開口部50を含んでいる。上部ブラケット20は、金属、プラスチック配合物、ゴム化合物及びそれらの組み合わせ、又はその他の材料で作られている。
【0025】
側部ブラケット22は、連結構造部30によりマスク14及びバンド16に連結されるように形成されている。側部ブラケット22は一般的に、側部ブラケット22及びマスク14がバンド16に確実に連結されるように、開口部52を含んでおり、連結構造部30は開口部52から延出して、かつ別の位置へ滑って入ることが可能とされている。更に、バンド16はフード12と一体に連結されるので、フード12は気密性及び/又は防水性の方法でマスク14に連結される。側部ブラケット22は、ねじ、ボルト、リベット、接着剤又はその他の連結構造により所望の通りマスク14に連結されてもよい。マスク14は、一般的には、消防、潜水或いはその他の活動に使用されるマスクである。
【0026】
ハーネス18は連結構造部30に連結されるように形成されており、フェイスシール34とユーザの顔との間に気密性及び/又は防水性のシールが維持され、更にマスク14とフード12との間に気密性及び/又は防水性のシールが維持されるようになっている。ハーネス18はフランジ70及び開口部72を含んでいる。フランジ70はユーザの頭の周りに延在するように形成されている。しかし、所望の通りその他の構造を利用してもよい。開口部72は1つの連結構造部30に連結されるように形成されている。2以上の開口部が1つの連結構造部30へ連結されてもよく、より安全であり、ハーネス18が連結構造部30から外れ難くなる。ハーネス18は、一般的にはゴム及び/又はプラスチック配合物で作られている。しかしながら、所望のその他の材料を利用してもよい。
【0027】
図2は、装置の一実施形態の拡大図を示す。装置はフード12と、マスク14と、バンド16とを有している。装置は上部ブラケット20を更に備え、また、バンド16は連結構造部30を備えている。本実施形態では、フード12はバンド16を受容するように形成され、連結構造部30はフード12に設けられた開口部を通って延出し、上部ブラケット20は連結構造部30に連結されている。図示するように、上部ブラケット20は更に、ナットとボルトによりマスク14に連結されている。しかし、所望のその他の連結構造を利用してもよく、例えば、ねじ、リベット、接着剤及びその他同等のものを含み、これらに限定されるものではない。この方法では、上部ブラケット20はマスク14及びバンド16に連結され、その結果、連結構造部30を介してフード12に連結され、バンド16がフード12とマスク14との間に圧縮継手を創出するのに十分な程きつく締め付けられると、フード12とマスク14との間に気密性及び/又は防水性のシールが創出される。
【0028】
図3は、同様にフード12と、マスク14と、バンド16との他に、連結構造部30を更に有する一実施形態を示す。この装置は、マスク14に連結されるように形成された上部ブラケット60の他に連結構造部32を更に含んでいる。更に、上部ブラケット60は、マスク14を確実にフード12に連結し、ユーザとフェイスシールとの間と同様に、フード12とマスク14との間に気密性及び/又は防水性のシールを創出するために、ハーネス18のフランジ70及び開口部72に連結されるように形成された連結構造部32を含んでいる。連結構造部30は、フード12をマスク14に確実に連結し、かつ装置をユーザに確実に連結するために、ハーネス18に連結されるように形成されている。
【0029】
図4aは、一実施形態によるフード12に示す。フード12は、フード12がフード12自体に折り重なって固定されるときに創出されるスペースに、バンド16が挿入されるように形成された開口部40を備えている。更に開口部40は、装置のマスク及びハーネスへの連結を可能とするために、連結構造部がそこから延出できるように形成されている。フード12は更に継ぎ目46を含んでおり、継目46は装置のバンドを確実に受容するエリアを確保するために形成されている。継ぎ目46は縫って形成されるが、所望の通り、接着剤やその他の連結構造部を用いてもよい。更に、フード12はバンドを受容する範囲を創出するために折り重なるように示されているが、所望の通り、とりわけフード12に連結されるその他の装置のような他の構造を利用してもよいことは理解されるであろう。
【0030】
図4bは、ユーザ38を含む一実施形態を示す。ユーザ38の顔は、一般的にはシール34に隣接し、シール34とユーザ38との間に気密性及び/又は防水性のシールが生成される。フード12はフェイスシール34を含んでいる。しかしながら、フェイスシール34は、マスク、その他を含む装置の他の部分に所望する通り連結されてもよいことは理解されるであろう。この場合も、フード12は開口部40を含み、開口部40は、ハーネスが受容されるようにされるとともに、連結構造部が開口部から延出して、ハーネス18及びフード12だけでなくマスク14がバンド16へ連結できるようにする開口部40を備えている。
【0031】
これらの構成により、ハーネスの力は、装着バンド以外の他の部分にも分配される。これにより装置の安全性が高められ、バンドの交換までの期間を長くすることが可能である。
【0032】
終わりに、ここに記載された実施形態は、本発明の思想を例示したものであることは理解されるであろう。本発明の範囲内において他の修正を行うことも可能である。このように、限定としてではなく例としてここに教示されたものに従って代替的構成を用いてもよい。従って、図面及び明細書は例示であって、本発明の思想の制限となることを意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】一実施例による保定装置の斜視図である。
【図2】一実施例による装置の一部の拡大図である。
【図3】一実施例による装置の一部の拡大図である。
【図4A】一実施例による装置の一部の斜視図である。
【図4B】一実施例による装置の一部の斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスクの保定装置であって、
マスクと、
ユーザの頭を覆うように構成されたフードと、
前記フードと一体となり、前記マスクに連結して前記フードと前記フェイスマスクとの間にシールを形成するように構成された装着バンドと、
前記マスクと前記装着バンドに連結するように構成されるとともに、前記マスクをユーザの顔に対して保持するように構成されたヘッドハーネスと
を有することを特徴とする保定装置。
【請求項2】
前記マスク及び前記装着バンドに連結するように構成された少なくとも1つのブラケットを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の保定装置。
【請求項3】
前記ブラケットは、上部ブラケットを含むことを特徴とする請求項2に記載の保定装置。
【請求項4】
前記ブラケットは、側部ブラケットを含むことを特徴とする請求項2に記載の保定装置。
【請求項5】
前記装着バンドは、前記ハーネス及び前記ブラケットに連結するように構成された相隔たる複数の連結構造部を含むことを特徴とする請求項2に記載の保定装置。
【請求項6】
前記フードは、前記装着バンドを受容して確保するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の保定装置。
【請求項7】
前記フードは、前記装着バンドを受容して確保する環状構造をなして当該フード自体に連結され、前記装着バンドの連結構造部が通過可能な開口部を備えたことを特徴とする請求項5に記載の保定装置。
【請求項8】
前記ブラケットは、前記装着バンドの連結構造部に連結するように構成されたことを特徴とする請求項5に記載の保定装置。
【請求項9】
前記ブラケットは、前記ハーネスに連結するように構成された連結構造部を含むことを特徴とする請求項8に記載の保定装置。
【請求項10】
前記ハーネスは、
前記フードの周囲に延在するように構成された複数のフランジと、
前記各フランジに形成されるとともに前記装着バンドの連結構造部及び前記ブラケットの連結構造部に連結するように構成された複数の開口部と
を含むことを特徴とする請求項9に記載の保定装置。
【請求項11】
前記開口部のうち2つ以上が前記各連結構造部に連結することを特徴とする請求項10に記載の保定装置。
【請求項12】
保定装置であって、
マスクと、
ユーザの頭を覆うように構成されたフードと、
前記フードと一体となり、前記マスクに連結して当該フードと当該マスクとの間にシールを形成するように構成された装着バンドと、
前記マスク及び前記装着バンドに連結するように構成されたハーネスと、
前記マスク及び前記装着バンドに連結するように構成された少なくとも1つのブラケットと
を有することを特徴とする保定装置。
【請求項13】
前記装着バンドは、前記ハーネス及び前記ブラケットに連結するように構成された少なくとも1つの連結構造部を含むことを特徴とする請求項12に記載の保定装置。
【請求項14】
前記ブラケットは、前記装着バンドの連結構造部に連結するように構成されたことを特徴とする請求項13に記載の保定装置。
【請求項15】
前記フードは、前記装着バンドを受容して確保する環状構造をなして当該フード自体に連結され、前記装着バンドの連結構造部が通過可能な開口部を備えたことを特徴とする請求項13に記載の保定装置。
【請求項16】
前記フードは、前記装着バンドを受容して確保する環状構造をなして当該フード自体に連結されたことを特徴とする請求項12に記載の保定装置。
【請求項17】
前記装着バンドは、前記ハーネス及び前記ブラケットに連結するように構成された相隔たる複数の連結構造部を含むことを特徴とする請求項12に記載の保定装置。
【請求項18】
前記ブラケットは、前記装着バンドの連結構造部に連結するように構成されたことを特徴とする請求項12に記載の保定装置。
【請求項19】
前記ブラケットは、前記ハーネスに連結するように構成された連結構造部を含むことを特徴とする請求項12に記載の保定装置。
【請求項20】
前記ハーネスは、
前記フードの周囲に延在するように構成された複数のフランジと、
前記各フランジに形成されるとともに前記装着バンドの連結構造部及び前記ブラケットの連結構造部に連結するように構成された複数の開口部と
を含むことを特徴とする請求項12に記載の保定装置。
【請求項21】
保定装置であって、
マスクと、
ユーザの頭を覆うように構成されたフードと、
前記マスク及び前記フードに連結して当該フードと当該マスクとの間にシールを形成するように構成された装着バンドと、
前記マスク及び前記装着バンドに連結するように構成されたハーネスと、
前記マスク及び前記装着バンドに連結するように構成された少なくとも1つのブラケットと
を有することを特徴とする保定装置。
【請求項22】
前記フードは、前記装着バンドを受容して確保するように構成されたことを特徴とする請求項21に記載の保定装置。
【請求項23】
前記フードは、前記装着バンドを受容して確保する環状構造をなして当該フード自体に連結されたことを特徴とする請求項21に記載の保定装置。
【請求項24】
前記装着バンドは、前記ハーネス及び前記ブラケットに連結するように構成された相隔たる複数の連結構造部を含むことを特徴とする請求項21に記載の保定装置。
【請求項25】
前記ブラケットは、前記装着バンドの連結構造部に連結するように構成されたことを特徴とする請求項21に記載の保定装置。
【請求項26】
前記ブラケットは、前記ハーネスに連結するように構成された連結構造部を含むことを特徴とする請求項21に記載の保定装置。
【請求項27】
前記ハーネスは、
前記フードの周囲に延在するように構成された複数のフランジと、
前記各フランジに形成されるとともに前記装着バンドの連結構造部及び前記ブラケットの連結構造部に連結するように構成された複数の開口部と
を含むことを特徴とする請求項21に記載の保定装置。
【請求項28】
マスクの保定装置であって、
マスクと、
前記マスクに連結するように構成された相隔たる複数の連結構造部を備えた装着バンドと、
ユーザの頭を覆うとともに前記装着バンドを受容して確保するように構成されたフードと、
複数のフランジ及び複数の開口部を備え、前記マスク及び前記装着バンドに連結するように構成されたハーネスと、
前記マスク及び前記装着バンドに連結するように構成された少なくとも1つのブラケットと
を有することを特徴とする保定装置。
【請求項29】
前記フードは、前記装着バンドを受容して確保する環状構造をなして当該フード自体に連結され、前記装着バンドの連結構造部が通過可能な開口部を備えたことを特徴とする請求項28に記載の保定装置。
【請求項30】
前記ブラケットは、前記装着バンドの連結構造部に連結するように構成されたことを特徴とする請求項28に記載の保定装置。
【請求項31】
前記ブラケットは、前記ハーネスに連結するように構成された連結構造部を含むことを特徴とする請求項28に記載の保定装置。
【請求項32】
保定装置であって、
マスクと、
ユーザの頭を覆うように構成されたフードと、
前記フードと一体となり、前記マスクに連結するように構成された装着バントと、
複数のフランジ及び複数の開口部を備え、前記装着バンドに連結するように構成されたハーネスと、
前記マスク及び前記装着バンドに連結するように構成された少なくとも1つのブラケットと
を有し、
前記装着バンドは、前記ハーネス及び前記ブラケットに連結するように構成された少なくとも1つの連結構造部を含むことを特徴とする保定装置。
【請求項33】
前記フードは、前記装着バンドを受容して確保するように構成されたことを特徴とする請求項32に記載の保定装置。
【請求項34】
前記フードは、前記装着バンドを受容して確保する環状構造をなして当該フード自体に連結されたことを特徴とする請求項32に記載の保定装置。
【請求項35】
前記ブラケットは、前記ハーネスに連結するように構成された連結構造部を含むことを特徴とする請求項28に記載の保定装置。
【請求項36】
マスクとフードとの間に気密性及び/又は防水性のシールを形成する方法であって、
マスク及びブラケットを提供するステップと、
装着バンドが一体となったフードを提供するステップと、
前記ブラケット及び前記装着バンドにより前記フードを前記マスクに連結するステップと
を有することを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【公表番号】特表2007−533529(P2007−533529A)
【公表日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−541111(P2006−541111)
【出願日】平成16年4月16日(2004.4.16)
【国際出願番号】PCT/US2004/011937
【国際公開番号】WO2005/055890
【国際公開日】平成17年6月23日(2005.6.23)
【出願人】(503251329)カービー・モーガン・ダイブ・システムズ・インコーポレイテッド (4)
【氏名又は名称原語表記】KIRBY MORGAN DIVE SYSTEMS, INC.
【Fターム(参考)】