説明

フォーンキャスティングのシステム及び方法

オーディオプログラミングなどのマルチメディアファイルは、現在、インターネットユーザーに対して、ユーザーのパーソナルコンピュータ、選択的携帯デジタルオーディオプレーヤー、及びインターネット接続の組み合わせによって利用可能となっている。たくさんのオーディオプログラムは、現在「ポッドキャスト」として知られている同時配信形式でインターネットを通じて配信され、ユーザーはプログラムの最新のバージョン又は「エピソード」にアクセスできる。開示されたシステム及び方法は、これらのプログラムにアクセス可能とする専用電話番号を割り当てて使用するための便利で公的にアクセス可能なシステムを提供する。利用者は、簡単に電話をかけることができ、コンピュータ又は携帯デジタルオーディオプレーヤーを使用することなく、テレフォンネットワークを通じてそれらの同時配信されるか又はそうでなければ配信されるオーディオプログラミングを聴くことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本発明は、「インターネットを通じて電話発信者に同時配信されるか又はそうでない場合は配信されるマルチメディアファイルを聴くことを可能とする方法(Method Allowing Telephone Callers To Hear Multimedia Files Syndicated On Or Otherwise distributed Via The Internet)」と題され、発明者であるマシュー カウフマン(Matthew Kaufman)によって2006年10月24日に出願された米国仮特許出願60/862,755における優先権を主張する。
【背景技術】
【0002】
アップル社のアイポッド(登録商標)(iPod(R))の発展と共に、デジタルメディアに対する携帯プレーヤーが主流となってきた。そのような携帯メディアプレーヤーは、何千もの曲のコンパクトな保存及び再生を日常的に提供しており、最新モデルはビデオの保存及び再生能力も同様に含んでいる。そのような装置の広範囲に及ぶ利用可能性は、ポッドキャスティングという通信の新しい方法のための基盤を築いてきた。用語「ポッドキャスト(podcast)」は、「アイポッド(iPod)」及び「ブロードキャスト(broadcast)」の組み合わせであり、それは基本的にオーディブルプログラムを受信者(subscriber)の携帯メディアプレーヤーに同時配信(syndicate)する能力を指す。
【0003】
ポッドキャスティングプロセスはインターネット上にオーディオファイルを配信するコンテンツプロバイダーによって開始される。そして、コンテンツプロバイダーは、同時配信(syndication)ファイル内のオーディオファイルに参照符を付与し、それは、オーディオファイルのユーアールエル(URL)に加えて、一般的にプログラムの前回のエピソード(episode)に対する類似の情報と共にオーディオプログラムのタイトル、説明、配信日時などの追加情報を含んでいる。同時配信ファイルは、一般的にリアリーシンプルシンジケーション(RSS)フォーマットであるが、他の標準フォーマットも適合する。同時配信ファイルは固定されたURLを保有しているため、受信者のコンピュータにおけるソフトウェアは定期的に新マテリアルを確認できる。新マテリアルが検出されると、通常、ソフトウェアは最新のオーディオファイルを自動的にダウンロードするため、次に同期が行われる時に携帯メディアプレーヤーに容易に転送することができる。この方法において、メディアプレーヤーの所有者は、理論的には「オン ザ ゴー(on the go)」リスニングのために所有者らのメディアプレーヤーにおいて動的に現在のコンテンツを維持することができる。
【0004】
ポッドキャスティングは広範囲に及ぶ成功を収めてきた。しかしながら、現在のところポッドキャスティングプロセスは、適切に認識及び対処されていない多くの問題点を抱えている。例えば、ポッドキャスト受信者は受信するに際し、彼らのリスニングの嗜好に関していくらかの先見の明を持つことを要求され、更に、彼らが希望するポッドキャストコンテンツを聴きたいと思う状況毎において、携帯メディアプレーヤー(及びヘッドフォン)を充電、同期化及び持ち歩きしなければならない。しばしば、受信(subscribing)、ダウンロード、充電、同期化及び管理の過程における不注意によって、ユーザーは最新のポッドキャストマテリアルを聴くことができない状況に置かれる。
【0005】
他の例として、ポッドキャストプロセスは、一般的にマテリアルの配信と受信者のリスニングとの間に非常に長い待ち時間を課す。いくらかの受信者にとっては、その待ち時間は望ましくないものである。TDG(ザ ディフュージョン グループ)リサーチによる消費者調査リポートによると、大多数のダウンロードされたポッドキャストは、携帯メディアプレーヤーに転送されることはなく、どちらかといえば直接ネットワークコンピュータで再生されており、このことはおおよそ驚くことではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許出願公開第2003/0103607号明細書
【発明の概要】
【0007】
本明細書で使用される用語「フィード(feed)」は、インターネットを介した放送又は伝達のために利用されるプログラム、プレゼンテーション及び他のコンテンツを指す。フィードは、ポッドキャスト、歌曲又は他の固定されたサウンドファイル、定期的に更新されるサウンドファイル、及びライブメディアストリームを含む様々な形式で存在する。
【0008】
本明細書で名詞として使用される用語「フォーンキャスト(phonecast)」は、公衆交換電話網(PSTN)及び/又はボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)チャンネルによって電話でアクセス可能なフィードを指す。本明細書で動詞として使用される場合、用語「フォーンキャスト」は、電話に対するVoIP又はPSTNチャンネルによるフィードの送信又は伝達を指す。
【0009】
本明細書で使用される用語「含む(includes)」は拡張可能な用語で、「を含むが、これに限定されない(including, but not limited to)」を意味する。
【0010】
ポッドキャスティングプロセスの上述した問題点のいくつかを少なくとも部分的に解決するため、本出願は多数の創意に富むフォーンキャスティングシステム及び方法の実施形態を開示する。少なくともいくつかの方法の実施形態は、オーディブルコンポーネントを有するフィードを識別するための領域を備えた公的にアクセス可能なウェブページを提供する。フィード識別子に応じて、これらの方法の実施形態は、そのフィードを聴くための少なくとも1つの電話番号(phone number)を表示するウェブページを更に提供する。フィードは、インターネットを通じて公的にアクセス可能なポッドキャスト、歌曲又は他の固定されたサウンドファイル、定期的に更新されるサウンドファイル、及びライブメディアストリームを含む任意の数の形式をとることができる。電話番号を表示することの一部として、その方法には、電話番号があらかじめフィードに割り当てられているかどうかを決定するためにデータベースを参照すること、及び、割り当てられていなければフィードに新たな電話番号を割り当てることが含まれる。
【0011】
少なくともいくつかのフォーンキャスティングシステムの実施形態には、メモリ及びその中に記憶されたフロントエンドソフトウェアを実行するためにメモリに連結された少なくとも1つのプロセッサを備えたネットワークサーバが含まれる。フロントエンドソフトウェアは、オーディブルコンポーネントを有するフィードの識別子を受信するようプロセッサを設定し、更にフィードを聴くための少なくとも1つの電話番号を応答可能に提供するようプロセッサを設定する。電話番号がテレビ電話によってかけられた場合、いくつかのシステムの実施形態は、もしあるのであれば、フィードのビデオコンポーネントを表示する。フィード識別子は、ポッドキャスト同時配信ファイルのURL、又は他の何らかの形式の固有識別である。
【0012】
いくつかのフォーンキャスティング方法及びシステムの実施形態において、公的にアクセス可能なインターネットフィードに関連付けられている番号への電話は、公的にアクセス可能なインターネットフィードの再生に先行する導入メッセージによって応答される。導入メッセージは、フィードに基づいて及び/又は発信者番号情報に基づいて選ばれる広告である。様々なフォーンキャスティング方法及びシステムの実施形態において、そのような番号が他のフィードのために解放されるように、データベースから重複する又は大部分使用されていない電話番号を除去するためのプロセス及びコンポーネントが更に含まれている。また、いくつかのフォーンキャスティング方法及びシステムの実施形態によって、簡易化されたポッドキャスティング及びフォーンキャスティングのために、電話を介したコンテンツ及び/又は広告の録音をすることができる。
【0013】
少なくともいくつかの上記のフォーンキャスティング方法及びシステムによって、任意の電話を介してインターネットコンテンツに無料で公的にアクセスでき、それによって、ポッドキャスティングプロセスの多くの問題点を克服又は軽減できるであろう。ユーザーの要求は、任意の電話から最新のコンテンツにアクセスできるように、彼らの希望するポッドキャスト(又は他のインターネットコンテンツ)に対する電話番号を取得することだけである。電話番号の共有利用及び配信も同様に、それらのコンテンツを新しいユーザーに即時に利用可能とする。
【0014】
様々な開示された実施形態は、以下の図面と合わせて詳細な説明を参照することにより良く理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】フォーンキャスティングシステムの一実施例における環境図である。
【図2】フォーンキャスティングシステムサーバの一実施例における機能ブロック図である。
【図3】フォーンキャスティングシステムソフトウェアの一実施例における機能ブロック図である。
【図4】フロントエンドウェブページの一実施例を示している。
【図5】フォーンキャストリスニング方法の一実施例におけるフローチャートである。
【図6】フォーンキャスト再生方法の一実施例におけるフローチャートである。
【図7】フォーンキャストセットアップ方法の一実施例におけるフローチャートである。
【図8】自動的ダウンロード方法の一実施例におけるフローチャートである。
【図9】フォーンキャストパラメータ設定方法の一実施例におけるフローチャートである。
【図10】配信者のためのフォーンキャストセットアップ方法の一実施例におけるフローチャートである。
【図11】広告主のための広告セットアップ方法の一実施例におけるフローチャートである。
【図12】フォーンキャスト録音方法の一実施例におけるフローチャートである。
【図13】管理者のためのフォーンキャストシステムセットアップ方法の一実施例におけるフローチャートである。
【図14】フォーンキャストシステムの一実施例における簡易化した環境図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
開示された本発明は、様々な修正及び代替形態へと変更しやすい一方、それの特定の実施形態は図面における実施例によって示されており、本明細書で詳細に説明されている。しかしながら、その図面と詳細な説明は、開示されている特定の形態に発明を制限する意図はなく、反対に、添付の請求項に規定されるように本発明の精神及び範囲内に入る全ての修正、等価なもの、及び代替を含むことを意図すると理解されるべきである。
【0017】
図1は本発明における一実施例としてのフォーンキャスティングシステムを示している。公衆交換電話網(PSTN)102は、階層スイッチ104、106、108及び、携帯電話112、「固定(land−line)」電話114及びモデムなどの顧客提供装置(CPE)を相互接続する通信回線を備えている。テレフォニーサーバ116は、通話の開始及び受信のためにPSTN102に連結されている。しばしば(必須ではないが)テレフォニーサーバ116は、複数同時通話をサポートする幹線を介してPSTN102に連結されている。
【0018】
テレフォニーサーバ116は、また、オーディオデータのストリームを任意に送信及び受信するためにインターネット118に連結されている。あるいは、サウンドファイルはテレフォニーサーバ116によって内部で再生又は録音される。テレフォニーサーバ116はアスタリスクTM(AsteriskTM)サーバ(又はそれらのサーバファーム)であり、それらのセットアップ及び操作は、ジェイ.バン メグレン(J.Van Meggelen),ジェイ.スミス(J.Smith),及びエル.マドセン(L.Madsen),アスタリスク:ザ フューチャー オブ テクノロジー(Asterisk:The Future of Telephony),(C)2005オレイリー メディア,インク.,ファーナム(O’Reilly Media, Inc.,Farnham)に詳細に説明されている。
【0019】
テレフォニーサーバ116と共に、実施例におけるフォーンキャスティングシステムには、データベースサーバ119、フロントエンドサーバ122、及びダウンロードサーバ124が含まれる。テレフォニーサーバ116は、入電(incoming calls)のダイヤルされた電話番号に対応するオーディオプログラム及び導入メッセージを決定するためにデータベースサーバ119に依存している。データベースサーバ119によって提供されるリンクと共に、テレフォニーサーバ116は、ダウンロードサーバ124からの適切なファイルのストリーミングを開始する。フロントエンドサーバ122はインターネットユーザーに対してフォーンキャスティングシステムのインターフェースとしての役割を担うウェブサイトを提供する。インターネットユーザーは、一般的にユーザーらのコンピュータ126でウェブブラウザソフトウェアを実行する。ウェブブラウザソフトウェアは、ユーザーらのモニター128に、インプット装置132を介してユーザーがデータを入力するための1つ又は複数の欄を備えたウェブページを表示する。
【0020】
特に、インターネットユーザーは、例えば、RSS(really simple syndication)フィード134、136に対する、インターネットフィード識別子を入力することができる。フロントエンドサーバ122は、電話番号が以前に割り当てられているかどうかを決定するためにデータベースサーバ119にアクセスする。そうでない場合は、フロントエンドサーバは、データベースから利用可能な電話番号を読み出して、それをフィードに割り当てる。また、電話番号が新たに割り当てられる場合、フロントエンドサーバ122は、フィードの検索及び翻訳を開始するためにダウンロードサーバ124に通知する。一旦電話番号が割り当てられると、フロントエンドサーバ122は、ユーザーのコンピュータモニター128にウェブページの表示を作成し、割り当てられた電話番号が示される。
【0021】
実施例におけるシステムは別々の機能を有する4つのサーバを含むよう示されているが、これらの機能は、適切なサーバ能力を供給するために必要性に応じて統合及び/又は分散される。図2はフォーンキャスティングシステムサーバ200の一実施例における機能ブロック図であり、当該サーバは上記に概説されている機能の部分的又はいくらかの組み合わせに役立つ。サーバ200にはメモリ202と、1つ又は複数のプロセッサ204と、及びメモリ202及び拡張バス208にプロセッサ204を接続する高速ブリッジとが含まれる。拡張バス208は、周辺インターフェース210、情報記憶装置212、ネットワークインターフェースカード214、及び選択的電話回線インターフェースカード216との通信をサポートしている。
【0022】
周辺インターフェース210は、キーボード、マウス、ユニバーサルシリアルバス(USB)装置、プリンタ、カメラ、スピーカーなどの外部装置との通信のためのポートを提供する。多数のサーバにおいて、これらのポートは大部分が使用されていない状態であろうが、これらは設定、診断、監視目的を実行するために有効である。情報記憶装置212は、一般的にソフトウェア及びデータの拡張記憶のためのファームウェア及び/又はハードドライブ用不揮発性メモリである。高速データ有効性の要求を有する分散システムにおいて、情報記憶装置212は大容量ディスクアレイへの共有アクセスを可能にするストレージエリアネットワーク(SAN)によって置き換え又は補助される。ネットワークインターフェースカード214は、他のネットワークサーバ及び通常はインターネット全体へのアクセスを提供する。最後に、テレフォニーサーバにおいて、電話回線用のインターフェースカードは選択的に含まれている。いくつかの代替実施形態において、PSTNへの接続は、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)技術によって間接的に遂行され、専用の電話回線インターフェースハードウェアの必要性を排除できる。
【0023】
実施例におけるサーバ200の起動の前に、関連するフォーンキャスティングソフトウェアコンポーネントは、ローカルハードドライブ212、又は場合によってはネットワークインターフェースカードを介してアクセス可能なネットワークディスクに記憶される。最初の起動の診断が完了した後、プロセッサは一度に、又は「必要に応じて」(例えば、メモリに必要な命令を呼び出すことによって)、フォーンキャスティングソフトウェアコンポーネントをメモリにロードする。プロセッサがソフトウェアからの命令を実行すると、本明細書で説明する方法及び原理に従って、ソフトウェアは実施例におけるサーバ操作を設定する。
【0024】
図3は、フォーンキャスティングシステムソフトウェアの一実施例における機能ブロック図である。数多くの独立した実行プロセスが存在するが、それらは実施例におけるフォーンキャスティングシステムの4つのサーバ、すなわちテレフォニーサーバ、データベースサーバ、フロントエンドサーバ、及びダウンロードサーバに対応する4つの機能グループに分けられる。これらは逆の順で実行され、始めはハイレベルである。従って、より詳細な議論は、フォーンキャスティングシステムによって実行される数多くのより適切な方法に関連して提供される。
【0025】
実施例におけるダウンロードソフトウェア302は、インターネットマルチメディアファイルを局所的に利用可能にするために、自動的なダウンロード及び変換機能を実行し、要求に応じて選択的にマルチメディアファイルをストリームする。実施例におけるダウンロードソフトウェア302には、クローラ303、データベースインターフェース304、ダウンロードプロセス305、トランスレーションプロセス306、ストリーミングメディアプレーヤー307、及びメディアファイルメモリ階層308が含まれる。データベースインターフェースプロセス304は、データベースソフトウェア322との接続を構築することによって、他のダウンロードプロセスのために明確で確実なデータベースアクセスを保障する。インターフェース304を介して、クローラ303は、更新のために確認が必要であるフィードのリストを定期的に読み出す。リストには、エピソードナンバー、タイトル、ファイルサイズ、及び配信日時などのフィードの最後のダウンロードに関する情報が含まれる。従って、クローラは最後のダウンロードに関連する更新や変更のためにインターネット上のフィードを確認する。更新又は他の変更が確認されれば、クローラ303は、関連するサウンド又はマルチメディアファイルの最新版を検索するために、ダウンロードプロセス305に通知する。実施例におけるダウンロードプロセス305は、エラーや一時的な機能停止のための冗長性及び耐性を備えた多重ダウンロードを実施するよう設計されている。
【0026】
ダウンロードプロセス305が、夫々のマルチメディア又はサウンドファイルの検索を完了すると、実施例におけるトランスレーションプロセス306は、ファイルのオーディオコンポーネントを電話接続を介した再生に適したフォーマットに変換する。例えば、MP3ファイルは、圧縮されていない音声に変換され、8kHモノラルにリサンプリングされ、及びミューロウ(μ−law)コンパンディングアルゴリズムを用いて圧伸される。このフォーマットにおいて、メディアプレーヤー307は、(要求に応じて)最小限の処理でファイルを電話接続にストリームできる。トランスレーションプロセス306が完了すると、任意の標準命名規則に従って、ファイルはファイル階層308に記憶され、トランスレーションプロセス306は、データベースにダウンロード成功を知らせる。
【0027】
実施例におけるフロントエンドソフトウェア312は、フォーンキャスティングシステムにウェブインターフェースを提供する。フロントエンドソフトウェア312には、リクエストコンポーネント313、データベースインターフェースプロセス314、ディレクトリコンポーネント315、アドミニストレイティブコンポーネント316、ニュースブログ317、及びその他のオプショナルアプリケーション318が含まれる。前述したように、データベースインターフェースプロセス314は、データベースソフトウェア322への接続を確立することによって、他のフロントエンドプロセスのために明確で信頼性のあるデータベースアクセスを保障する。リクエストコンポーネント313、ディレクトリコンポーネント315、アドミニストレイティブコンポーネント316、及びニュースブログ317は、ユーザー入力を受信するための欄を有するウェブページ及びユーザー入力を適切に処理するためのソフトウェアモジュールの形態をそれぞれとる。実施例におけるリクエストコンポーネント313は、例えば、フィード識別子を指定するための欄を含み、もし埋められていれば、リクエストコンポーネントにそのフィードに対する電話番号を取得させて表示させることになる。実施例におけるリクエストコンポーネント313は、電話番号が以前に割り当てられているかどうかを決定するために最初にデータベースにアクセスし、割り当てられていなければ、リクエストコンポーネント313は、データベースから利用可能な電話番号をフィードに割り当てるよう要求する。
【0028】
実施例におけるディレクトリコンポーネント315は、割り当てられた電話番号を有するフィードに対するタイトル及び識別子のキーワード検索を実施することができる。実施例におけるアドミニストレイティブコンポーネント316によって、管理者はシステム操作にログインして監視することができる。管理者は、更に、比較的使用されていない番号の再利用のために、閾値を調整して(例えば60日間通信無し)、システムに電話番号の新たなブロックを付加し、特定のフィードに対する使われていない番号を除去し、頻繁に使用されているフィードへ追加の番号(又はエリアコード)を付加し、システムのバックアップを行うことができる。ニュースブログコンポーネント317によって、管理者はユーザーの利便性のための最新のニュース及びイベントを配信することができる。最後に、実施例におけるフロントエンド312には、フィード配信ユーティリティ(feed publishing utilities)、ポッドキャストホスティングサービス(podcast hosting services)、及び広告主入札ユーティリティ(advertiser bidding utilities)などの他のアプリケーションが含まれる。
【0029】
実施例におけるデータベースソフトウェア322には、クロノロジープロセス(chronology process)323、アプリケーションインターフェースプロセス324、クロールキュー(crawl queue)325、イベントログ326、フィードリスト327、及びフォンナンバーリスト328が含まれる。クロノロジープロセス323は、最後に更新のためにフィードが確認されてから特定の間隔が経過したこと、又は利用可能な番号の数が閾値を下回ったことなどの、特定の出来事のためにデータベーステーブルを定期的に再検討する。そのような出来事が検出されたときは、クロノロジープロセス323は特定の動作を起こす。更新が最近確認されていないフィードの場合、クロノロジープロセス323は、クロールプロセス303が次に確認する時に検討されるクロールキューにフィード識別子を配置する。利用可能な電話番号が非常に少ない場合は、クロノロジープロセス323は、指定された電子メールアドレスにメッセージを送り、及び/又は電話番号再利用プロセスの実行を開始する。
【0030】
アプリケーションインターフェースプロセス324は、データベースインターフェースプロセス304、314、及び334と連携することによって、他のサーバソフトウェアとのデータベース接続を確立する。クロールキュー325は、更新のために確認される必要があるフィード識別子のリストを含むデータベーステーブルである。イベントログ326は、データベーストランザクションの追跡のためのテーブルである。フィードリスト327は、割り当てられた電話番号を有する全てのフィードのリストを含むテーブルである。フォンナンバーリスト328は、全ての利用可能な(割り当てられていない)電話番号のリストを含むテーブルである。
【0031】
実施例におけるテレフォニーソフトウェア332は、電話回線をダイヤルされた番号と関連付けられているインターネットフィードに接続して、自動的に呼び出しを完了する。実施例におけるソフトウェア332には、ナンバートランスレーションモジュール333、データベースインターフェースプロセス334、コールアンサー/ターミネーションモジュール335、ストリーミングモジュール336、トーンデコーディングモジュール337、及びメニューモジュール338が含まれる。ナンバートランスレーションモジュール333は、ダイヤルされた電話番号と現在関連付けられているフィード、又はサウンドファイル、及び導入メッセージを決定するためにデータベースにアクセスし、それらを決定し終えた後に情報をコールアンサー/ターミネーションモジュール335に伝達する。ストリーミングモジュール336が導入メッセージ及びサウンドファイルの再生を開始するためにメディアプレーヤー307と協働する間、モジュール335は、電話に応答して接続を監視する。モジュール335が(例えば、発信者がキーパッドのボタンを押すことから)トーンアクティビティを検出すると、トーンデコードプロセス337は、どのキーが押されたかを決定するために起動される。キーを押して決定されたモジュール335は、適切なメニューモジュール338を起動する。メニューモジュール338は、例えば、停止、再生における前後へのスキップ、以前の/続きのエピソードへの切り替え、他のオプションメニューの再生、将来の通知に対するユーザーの署名、広告商品の購入の開始など、適切な動作を発生させる。
【0032】
図4は、リクエストコンポーネント333によって一般ユーザーに表示されるように、一実施例におけるフロントエンドウェブページ402を示している。ウェブページ402には、フォーンキャスティングサービスを識別及びブランド化するバナー404が含まれる。多数のリンク406は、例えば、サポートや他のサービスにアクセスするためにサイトをナビゲートする。ステイタスボックス408は、現在割り当てられていない電話番号の数を特定し、その結果それらの電話番号はインターネットフィードに割り当てられることができる。ラベルされたディレクトリ領域410によって、ユーザーはキーワードを入力することによって、既に割り当てられた電話番号を有するフィードのディレクトリを検出することができる。ユーザーがこの欄にデータの入力をした後に「エンター」を押すと、そのユーザーにキーワードと一致する電話番号及びフィードタイトルのリストが示される。
【0033】
ラベルされたリクエスト欄412によって、ユーザーは公的にアクセス可能なフィードに対するユニフォームリソースロケーター(URL)を入力することができる。「エンター」を押すことで、ユーザーにそのフィードに割り当てられた少なくとも1つの電話番号が示される。いくつかの場合において、フィードは、例えば異なるエリアコードにおける番号など、それに関する複数の電話番号を有している。ウェブページ402には、どのようにフォーンキャスティングサービスが作動するかを説明する説明414が更に含まれる。サイドバー416は、また、例えば、一番ポピュラーなフィード及び一番最近アクセスされたフィードのリストを表示するために提供される。
【0034】
図5は、フォーンキャストリスニングメソッド502の一実施例におけるフローチャートを示す。ブロック504から開始し、ユーザーは、自動ダイヤルフォーンキャスト番号かどうかを選択する。自動ダイヤルの特徴は、数多くの方法において利用可能であることである。1つの自動ダイヤル方法には、要求に応じてフォーンキャスト番号をダイヤルするために、短縮ダイヤル又は音声認識システムのプログラミングが含まれる。他の自動ダイヤル方法には、携帯電話へ電話番号を(直接的又は間接的に)提供するバーコード又はRFID(無線自動識別)タグのスキャニングが含まれる。また、他の自動ダイヤル方法には、コンピュータ又は電話の自動ダイヤル機能を起動するウェブページ、電子メール、又はSMS(ショートメッセージサービス)メッセージに埋め込まれた「クリックトゥーコール(click to call)」リンクが含まれる。これら及び他の自動ダイヤル方法によって、ブロック506において電話がフォーンキャストプレーヤーに接続するように、ユーザーは容易に電話がフォーンキャスト番号に電話するよう命令することができる。
【0035】
ブロック508において、リスナーは導入メッセージを聴いたり(オーディオ)又は見たり(ビデオ)できる。導入メッセージは、単純な歓迎メッセージ、一般的な広告、又は発信者ID情報及び/又はフィードのコンテンツに基づいて選択されたターゲット広告である。導入メッセージは10又は15秒に制限されているが、他の長さの導入メッセージも可能であり希望することができる。いくつかのシステムの実施形態において、リスナーは導入メッセージの間、ポーズやスキップ機能を使うことができない。
【0036】
一旦導入メッセージが終了すると、ブロック510において、リスナーはフィードを聴いたり(オーディオ)又は見たり(ビデオ)できる。ブロック514においてフィードが終了するまで、リスナーは、ブロック512において、例えば、キープレス又はボイスコマンドの形式でユーザー入力を行うことができる。(一旦フィードが終了すると、ブロック516において電話が終了した時に、リスナーは「アウトロ(out-ro)」又は終了メッセージを聴いたり又は見たりする。)ブロック512においてユーザーがユーザー入力を行うと、ブロック518において、システムはユーザーによって誘発される動作を行うためにフィードを選択的に停止する。ブロック520において更なるユーザー入力がないと、ブロック510においてフォーンキャストは再び始まる。
【0037】
ブロック512、518、及び520において、多数の動作がユーザーにとって実施可能となる。そのような動作には、フィードの停止、前方へのスキップ、及び後方へのスキップが含まれる。その他の可能な動作はマテリアルの更なる更新の即時の通知のための契約であり、その場合において、システムは発信者認識(CID)又は自動番号認識(ANI)情報を取得することによって、ボイスメール又はSMSメッセージ通知を送信可能にする。その他の可能な動作は、フィード内において話題となっている商品やサービスの購入を開始することである。再びシステムはCID又はANI情報を取得して、ユーザーの電話サービスプロバイダーが納入情報を提供して、商品又はサービスの請求書を送るように手配する。
【0038】
ブロック504に戻り、自動ダイヤルオプションが利用できない場合、ブロック522において、ユーザーはフォーンキャスト電話番号を知っているかどうかを決定する。ユーザーが以前に番号を保存又は記憶しているか、又は宣伝や仲間によって提供されていれば、その番号は知られているであろう。番号が知られていれば、ユーザーはブロック524において番号をダイヤルでき、上述したように方法が進められる。
【0039】
ブロック522において番号が知られていない場合、ブロック526において、ユーザーはフロントエンドソフトウェアにアクセスし、フィード識別子を電話番号リクエスト欄に入力する。ブロック528において、システムは、電話番号が以前に割り当てられているかどうかを決定し、そうであれば、ブロック530において、ユーザーは電話番号を受信する。現在番号が割り当てられていなければ、ブロック532において、システムは割り当てられていないいずれかの電話番号が利用可能かどうかを決定し、利用可能であれば、ブロック536において、システムは電話番号を割り当てる。そうでなければ、ブロック534においてエラーメッセージが表示され、状況を修正するために管理者に通知が送られる。
【0040】
図6は、フォーンキャスト再生方法602の一実施例におけるフローチャートである。ブロック604から開始し、テレフォニーサーバはダイヤルされた番号への電話を受信する。ブロック606において、テレフォニーサーバは、どのフィード又はマルチメディアファイルが現在ダイヤルされた番号に関連付けられているかを決定するためにデータベースにアクセスする。選択的ブロック608において、テレフォニーサーバはCID又はANI情報を収集する。収集されると、この情報は統計作成、ターゲット広告、契約サービス、通知サービス、及び購入サービスのために使用される。ブロック610において、テレフォニーサーバは電話に応答し、ブロック612において、テレフォニーサーバは導入メッセージ612の再生を開始する。少なくともいくつかの方法の実施形態において、再生の停止及び前方へのスキップ機能は、導入メッセージの間は停止される。導入メッセージが終了した後、テレフォニーサーバはダイヤルされた番号に対応するフィードの再生を開始する。ブロック616、618において、テレフォニーサーバはユーザー入力を検出し、それに対応する動作を実行する。システムがブロック620においてフィードが完了(又はユーザーが接続を終了)したことを決定するまで、そのようなユーザーインタラクションは継続することができる。一旦フィードが完了すると、テレフォニーサーバはブロック622において終了メッセージを選択的に再生し、ブロック624において電話を終了する。
【0041】
図7は、インターネットに基づくフォーンキャストセットアップ方法702の一実施例におけるフローチャートである。ブロック704から開始し、フロントエンドサーバはポッドキャストに対するURLなどのフィード識別子を受信する。ブロック706において、フロンエンドサーバは、フィード識別子が既に割り当てられた電話番号を所有しているかどうかを決定するために、データベース又は他の形式のディレクトリを検索する。ブロック708において、フロントエンドサーバは、検索が成功したかどうかを決定するために確認し、そうであれば、フロントエンドはフィード識別子のソースに表示するための電話番号を提供する。検索が成功しなければ、フロントエンドサーバは、ブロック712において、どの電話番号がフィードに割り当てるために利用可能であるかを決定し、利用可能でなければ、ブロック714において、フロントエンドはエラーメッセージを送信する。番号が利用可能であれば、ブロック716において、フロントエンドサーバはフィードに(データベース又はディレクトリを更新することにより)電話番号を割り当て、新たなコンテンツはフォーンキャスティングのために検索及び準備される必要があることをダウンロードソフトウェアに通知する。
【0042】
図7に示される方法は、ウェブページに基づいたデータ入力及び応答に制限されるものではないことを記しておく。公的にアクセス可能なフロントエンドサーバは、電子メール、SMSメッセージ、XMLファイル、及び他の通信方法を含めた様々なフォーマットにおいてフィード識別子を有する電話番号リクエストを受信及び応答するように設定される。
【0043】
図8は、ダウンロードサーバによって実行される自動ダウンロード方法802の一実施例におけるフローチャートである。ブロック804から開始し、ダウンロードソフトウェアは、ダウンロードキューが空の状態かどうかを決定する。ダウンロードキューは、読み出し試行の成功又は失敗を特定するために希望の宛先及びサブルーチンコールと共に、ダウンロードソフトウェアによる検索のためにファイルをリスト表示する。ダウンロードキューには、フロントエンドサーバによって新たなフィード、及びダウンロードソフトウェアのクローラコンポーネントによって更新されたフィードのデータが投入される。夫々の場合において、一度ダウンロードが完了すると、新たな、又は更新されたコンテンツは対応する電話番号と関連付けられる。
【0044】
ダウンロードキューが空の状態でなければ、ブロック806において、ダウンロードソフトウェアはフィードを読み出す。(ダウンロードソフトウェアは、一時的な機能停止及び失敗に備えられるが、詳細なレベルは本開示にはそれほど重要ではない。)ブロック808において、ダウンロードソフトウェアは、上記で説明したようにフィードをそのもとのフォーマットからフォーンキャストフォーマットに変換する。ブロック810において、ダウンロードソフトウェアは、フィードがフォーンキャスティングのために準備ができていることをデータベースに通知する。
【0045】
図9は、フォーンキャストパラメータ設定方法902の一実施例におけるフローチャートである。ブロック904から開始し、フロントエンドは、フィード配信者がフォーンキャストの設定を試みているかどうかを決定する。この決定は、フォーンキャスト配信者がアカウントにログインすることによって実行され、もしフィード配信者でなければ、配信者であると主張する配信者を検証することが提供される。いくつかの場合において、配信者は自身らの識別を確立するために配信者らの同時配信ファイルに検証コードを含めることを求められる。
【0046】
ブロック906において、フロントエンドソフトウェアは、現在のフォーンキャストのパラメータを表示する。ブロック908において、フロントエンドは、配信者が任意のパラメータを修正することを望むかどうかを決定し、もし望まなければ、そのプロセスは終了する。そうでなければブロック910において、フロントエンドは、新たなパラメータ値は有効かそうでないかを決定する。有効であれば、ブロック912においてフロントエンドはパラメータ値を更新する。そうでなければ、ブロック914においてエラーメッセージが発せられ、ブロック906において更新されたパラメータ値が再表示される。設定可能な様々なパラメータ値の例を以下の図面に示す。
【0047】
図10は、配信者1002のためのフォーンキャストセットアップ方法の一実施例におけるフローチャートである。ブロック1004から開始され、配信者はポッドキャスティングシステムにおけるアカウントをセットアップする。アカウントセットアッププロセスは、アカウントを設定している人が本当に配信者であるか又は配信者に代わって操作をしている人物かを保証するためのいくつかのメカニズムを提供する。ブロック1006において、配信者は自身のアカウントにログインする。ブロック1008において、配信者は、ポッドキャスティングシステムにフィードをアップロードする。この動作は選択的であり、配信者が自身のホストシステムとしてポッドキャスティングシステムを使用していない限り、不要であるかもしれない。ブロック1010において、配信者はフィードに対するタイトル及び説明を入力し、ブロック1012において、配信者は、評価情報を入力する。また、これらの動作は選択的であり、インターネット上でフィードが同時配信されていれば不要であるかもしれない。この場合、ポッドキャスティングシステムは自動的にこの情報を読み出す。
【0048】
ブロック1014において、配信者は、配信者のポッドキャストと共に使用するための導入メッセージ及び/又は広告をアップロードする選択肢を有する。いくつかの方法の実施形態において、配信者はこの選択肢に対して代金を支払うことが期待される。ブロック1016において、配信者は、希望の予算、希望のプレゼンテーション頻度、希望のターゲットパラメータ(例えばANI/CIDエリアコード)、異なる広告に対するカレンダースケジュール、第三者の広告の制限(例えば、自動車広告の拒否、または競争広告の拒否)などを含むメッセージ又は広告のための選択肢を指定することができる。ブロック1018において、配信者は、自身がアップロードした広告、及び選考過程の一部として配信者が設定した選択肢を基に資格を得た第三者の広告を与えられる。配信者は、広告の拒否、又は選考された広告に関して肯定的な嗜好の選択又は表現をすることができる。
【0049】
ブロック1020において、配信者は、標準動作(停止、スキップ、受信の通知、以前のエピソードの視聴など)を要求するユーザー入力を提供するリスナーのためのカスタムボイスメニューを含むポッドキャストリスナーのためのメニューオプションをカスタマイズすることができる。ブロック1022において、配信者は、適切なユーザー入力によって引き起こされる固有の動作又は選択肢の購入を指定することができる。例えば、特定のキーは、ユーザーが調査に参加するための投票キーとして指定されたり、又はあるキーは現在の話題についてよりたくさんの情報を要求するために提供されたりする。配信者は、適切なキープレス又はボイス入力によって引き起こされるカスタマイズ可能な一連の動作モジュールにアクセスすることができる。
【0050】
現在のセットアップ例で継続すると、ブロック1024において、配信者は、電話評価指標、すなわち番号、頻度、分布、及びポッドキャストへの電話の長さについての統計を調査できる。その統計の一部に基づいて、ブロック1026において、配信者は特定のエリアコードにおける番号を要求するか、ブロック1028において、さらに特別なバニティナンバー(vanity number)を要求することができる。本明細書に記載されている一連の動作は、単なる例示であり、配信者の当面の必要性に応じて、追加又は削除された特定の動作に再構成することができる。一旦セットアッププロセスが終了すると、ブロック1030において配信者はログアウトする。
【0051】
図11は、広告主のための広告セットアップ方法1102の一実施例におけるフローチャートである。ブロック1104から開始し、広告主はアカウントを設定する。この動作は広告主につき一度だけ実行されれば良い。ブロック1106において、広告主が自身のアカウントにログインして、ブロック1108において広告をアップロードする。ブロック1110において、広告主は広告のタイトル及び短い説明を入力し、更に、ブロック1112において、評価情報を提供する。ブロック1114において、広告主は、表示された回数、夫々のポッドキャストにおける頻度、夫々のCIDに対する平均頻度、広告費用などの広告主らの広告に対する統計を検討することができる。ブロック1116において、広告主は、カレンダー制限、ポッドキャスト評価制限、広告表示の最大数などを含む広告主らの広告選択肢を指定することができる。ブロック1118において、広告主は、特定のポッドキャストにおける広告に対する嗜好や禁止を指定するためにポッドキャストのリストを検索又は選考できる。ブロック1120において、広告主は、また、十分な電話件数及び希望のマーケット(例えば、地域別又は人口統計別マーケットを示すエリアコード又は他のCID/ANIデータ)の網羅を検証するために、選択されたポッドキャストに対する電話統計を検討することもできる。ブロック1122において、広告主は、支払い情報の提供及び/又は広告主らの希望の広告パラメータに入札してもよい。上述したように、本明細書に記載された一連の動作は、単なる例示であり、広告主の当面の必要性に応じて追加又は削除された特定の動作に再構成することができる。一旦セットアッププロセスが終了すると、ブロック1124において広告主はログアウトする。
【0052】
図12は、インターネットを通じてフィードをアップロードするための代替法として使用されるフォーンキャスト録音方法1202の一実施例におけるフローチャートである。ブロック1204から開始し、配信者は、自身のフォーンキャストに割り当てられたら電話番号にダイヤルする。ブロック1206において、配信者は、録音オプションを起動させるキーを押し、ブロック1208において、ボイスプロンプトに対応して個人識別番号(PIN)を入力する。PINが承認されれば、ブロック1210において配信者は「録音の開始(start recording)」のボイスプロンプトを聞く。ブロック1212において、配信者は話すか、その他の場合はフォーンキャスティングシステムがそれを録音するように配信者は電話接続を介してサウンドストリームを提供する。終了すると、ブロック1214において、配信者は録音プロセスを終了するためにキーを押す。ブロック1216において、配信者は録音を検討するオプションを有し、配信者がそのオプションを選択すると、ブロック1218において録音は再生され、配信者は、停止、前方へのスキップ、後方へのスキップを行うことができる。ブロック1220において、配信者は、編集ポイントを指定するためにキーを押す。編集ポイントは、挿入ポイントをマークするため、又は録音の消去/置き換え部分を区別するために使用される。あるいは、ブロック1222において、選考プロセスを終了するためにキーを押してもよい。挿入又は置き換えのために、配信者はブロック1212で始まる付加的な録音をすることができる。
【0053】
選考/編集プロセスが完了すると、配信者はブロック1224においてタイトルを入力し、ブロック1226において説明を入力する。タイトル及び説明の好ましいフォーマットはテキストである。したがって、タイトル及び説明の入力は、予測単語補完を持ち合わせている又はいないに関わらず、「トリプルタップ(triple−tap)」、及び「シングル−タップ(single−tap)」単語認識などの任意の標準キーパッド入力法を用いて行うことができる。あるいは、ボイストゥテキスト(voice to text)技術が使用可能である。ブロック1228において、配信者は録音コンテンツの役割、すなわち、録音コンテンツがメインフィードであるか、又は広告メッセージであるかどうかを選択する。ブロック1230において、配信者に更なるコンテンツの録音を実行するための選択肢が与えられ、もし配信者が辞退すれば、ブロック1232において電話は終了する。
【0054】
図13は、管理者1302のためのフォーンキャストシステムセットアップ方法の一実施例におけるフローチャートである。ブロック1304から開始し、管理者は自身のアカウントにログインする。ブロック1306において、管理者は利用可能な容量、輻輳、(割り当てられていない電話番号を含む)適切なリソースなどの問題のあらゆる兆候に対するフォーンキャスティングシステムのログ及び統計の実施を検討する。ブロック1308において、管理者は、類似又は余剰が疑わしいとコンソリデーションプロセスによって認識されるフィード識別子を検討する。管理者が同一であるフィードを特定すると、全ての関連する電話番号が同じフィードを参照するように、管理者はそれらを併合する。もし結果として生じた電話番号のグループが過剰であれば、より使われていない電話番号は「フェーズアウト(phase out)」、すなわち、発信者にそのフィードのための残っている電話番号の1つを参照させるメッセージに指定される。
【0055】
ブロック1310において、管理者は手動設定リクエストを検討する。第一に、これらのリクエストはあるフィードに対しる複数の電話番号(例えば、国家又は地域プログラムに対しる各エリアコードごとに一つの電話番号)であることが期待され、あるフィードに対して特定の「バニティ(vanity)」番号を要求する。ソフトウェアがそのような要求を自動的に扱えない限り、管理者は、うまく希望に沿うようそれらの要求に応えるためにデータベースに必要な変更を手動で行う。
【0056】
ブロック1312において、管理者は、フィードに割り当てられているが比較的使用されていない(例えば、最近60日間電話されていない)電話番号を再利用する。番号の適切なプール(pool)が利用可能である限り、この動作は不要である。逆に、もしこの動作が不十分であれば、ブロック1314において、管理者はプールに電話番号の新たなブロックを追加することができる。ブロック1316において、管理者は、データベース及びソフトウェアの現在の設定のバックアップを開始する。ブロック1318において、管理者は、もし必要であれば、デフォルトを調整する。そのようなデフォルトは、番号を再利用するための閾値、更新を確認するための巡回頻度、保存されたエピソードの年齢制限などを含んでいてもよい。本明細書に記載されている一連の動作は例示であり、管理者の当面の必要性に応じて、追加又は削除された特定の動作に再構成することができる。一旦終了すると、ブロック1320において広告主はログアウトする。
【0057】
図14は、インターネットを通じて電話発信者が同時配信されるか又はそうでなければ配信されるマルチメディアファイルを聴くことができる方法をサポートする一実施例におけるフォーンキャスティングシステムの簡易化した環境図である。図14において、
10はウェブフロントエンドサーバソフトウェアであり、
20はデータベースサーバソフトウェアであり、
30はオーディオダウンローダーサーバソフトウェアであり、
40は再生サーバソフトウェアであり、
50はウェブフロントエンドサーバであり、
60はデータベースサーバであり、
70はオーディオダウンローダーサーバであり、
80は再生サーバであり、
90はインターネットワールドワイドウェブであり、
100はウェブ接続であり、
110はインター−サーバネットワークであり、
120は公衆交換電話網(PSTN)であり、
130はユーザーであり、
140はRSS及びオーディオダウンロード接続であり、
150はオプショナルVOIPトランク(trunk)であり、
160はテレフォンネットワークトランクである。
【0058】
システムは、以下のコンポーネントによって構成されている。
・ インターネットに接続されて、「ウェブフロントエンド」と呼ばれるソフトウェアを実行するコンピュータは、ユーザー又はリスナーが電話番号と関連付けられていることを望むオーディオプログラムに対する要求を受け入れる。
・ 「データベースサーバ」と呼ばれるデータベースソフトウェアを実行するコンピュータは、オーディオプログラミングリンクと電話番号との間のマッピングを記憶する。
・ インターネットに接続されて、「オーディオダウンローダー」と呼ばれるソフトウェアを実行するコンピュータは、オーディオプログラミングについてのメタデータ情報をダウンロードし、オーディオプログラムを含むマルチメディアファイルをダウンロードし、それをテレフォンネットワークにおいて再生可能なフォーマットへ変換し、その変換されたデータを記憶する。
・ 「再生サーバ」と呼ばれるコンピュータは、直接的又は間接的にテレフォンネットワークに接続され、電話を受信し、リスニング発信者へ音声を再生する。
【0059】
「ウェブフロントエンド」は、ユーザー又はリスナーが電話番号と関連付けられていることを望むオーディオプログラムに対する要求を受け入れる。
【0060】
「データベースサーバ」は、関連付けが既に存在するかどうかを決定するために調査する。もし既に存在すれば、関連付けられた電話番号はユーザー又はリスナーに提供され、そうでない場合は、新たな関連付けが設けられ、「データベースサーバ」に記憶され、ユーザー又はリスナーに提供される。
・ 上記の関連付けは、リスナーに代わってオーディオプログラミングの最初の配信者によって設けられてもよい。
・ 上記の関連付けは、また、「ウェブフロントエンド」においてユーザー又はリスナーによって閲覧される見出しを設けるために使用されてもよい。
【0061】
「オーディオダウンローダー」は、上記のデータベースを使用して、リスナーの電話より前に又は同時に(ストリーミングする)メタデータ情報及びオーディオファイルを含むマルチメディアファイルをダウンロードし、これらのファイルをテレフォンネットワークと互換性のあるフォーマットに変換し、これらのファイルを後に又はほぼ同時に再生するために記憶する。
【0062】
「オーディオダウンローダー」は、また、定期的にプログラミングの最新のバージョン又はエピソードと共にダウンロードされたコンテンツを更新する。新しいコンテンツのダウンロードにおいて、「オーディオダウンローダー」は、新しいプログラムが利用可能であるという通知を(例えば、電子メール又はSMSメッセージを介して)送ることができる。
【0063】
「再生サーバ」は、ダイヤルされた番号情報と共にテレフォンネットワークから電話を受信して、ダイヤルされた番号に基づいて、「データベースサーバ」を使用して関連付けられたオーディオプログラムを検索する。そして、「オーディオダウンローダー」から関連付けられたオーディオプログラミングを読み出して、電話接続を介してオーディオプログラムを再生する。
【0064】
「再生サーバ」は、切替式又は専用の電話回線又はトランクを介してテレフォンネットワークに直接的に接続される。「再生サーバ」は、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)接続を介してテレフォンネットワークに間接的に接続できる。
【0065】
「再生サーバ」は、電話をどのように送るか、又はどのオーディオプログラムを再生するかを決定するために、電話セットアップ(例えば、発呼者識別又はキャリヤ識別)の間に提供される他の情報を使用できる。
【0066】
「再生サーバ」は、どのオーディオプログラムを再生するかを決定するために、電話キーパッドで入力された情報を使用できる。
【0067】
「再生サーバ」は、電話キーパッドを介してオーディオプログラムの制御(例えば、停止、巻戻し、早送り)を許可する。
【0068】
「再生サーバ」は、リスナーにオーディオプログラムの配信者又はプロデューサーに返送された特定のオーディオプログラムに対応してメッセージを録音することを可能とする。
【0069】
「再生サーバ」は、オーディオプログラムの再生前、再生中又は再生後に、他の情報メッセージ、又は広告、又はスポンサーシップメッセージを再生させることができる。
【0070】
上述されたサーバは、1つのサイト又はインターネットを通じて、1つのコンピュータに接続されるか、又は、複数のコンピュータに配信される。
【0071】
第1の側面において、保護が提案される範囲には、インターネットを通じて電話発信者が同時配信されるか又はそうでなければ配信されるマルチメディアファイルを聴くことが可能である方法が含まれる。ユーザーは、特定のオーディオプログラミングが、ウェブサイト上でプログラミングに関する情報を入力することで電話によって利用可能になることを要求する。ウェブサイトは、ユーザーに利用可能な電話番号のブロックから割り当てられた対応する電話番号を提供する。
【0072】
第2の側面において、保護が提案される範囲には、ユーザーの要求に対する最新のオーディオプログラミングの自動的ダウンロードを管理するシステムが含まれる。入電はトランクで受信される。データベースは、ダイヤルされた電話番号と希望のオーディオプログラミングとの間で変換を行う。希望のオーディオプログラミングは発信者に向けて再生される。
【0073】
要約すると、多数の新規なフォーンキャスティングシステム及び方法における実施形態が開示されている。一旦上記の開示が十分に理解されると、非常に多くの変更及び修正が当業者にとって明らかとなるであろう。下記の特許請求の範囲は、全てのそのような変更及び修正を含むと解釈されることを意味する。
【0074】
1つの例として、いくつかの上述したシステム及び方法は、夫々のフィードの前に広告を提示する。他の広告の配置、例えば、リスニングの特定の固定された又はプログラム可能な間隔の後や、基のフィードに挿入された不可聴の音又はマーカーとのいくつかの既定の関係において実行可能であると認識されている。広告のスキップを防ぐため、テレフォニーサーバソフトウェアは、指定された広告挿入ポイントにおけるいくらかの所定の距離内でのみスキップすることが許される。
【0075】
他の例として、図面に示された一例としての方法は、一連の動作を示す。プログラミングの分野における当業者は、必要に応じて類似する動作を同時に又は単純に一連の動作から除外できる一方、同様の結果を得られる様々な並列及び分散型プログラミング方法に気付くであろう。更に、一連の説明は例示のために与えられ、実際には、多数の動作が望む通りに再構築、削除、挿入、又はリピートできる。
【0076】
また、他の例として、テレフォニーソフトウェアは、インターネット上で公的に利用可能なライブオーディオストリームをバッファー、変換及び再生するために容易に拡張することができる。そのようなフィードのために、いくつかの又は全てのダウンロードサーバ操作は排除することができる。
【0077】
開示された方法の多数の応用は明らかである。フォーンキャストは、サービス及び商品のプロバイダーを備えた一種のオーディブルディレクトリとして使用することができ、前記プロバイダーは、プロバイダーのサービス又は商品を説明し、更なる情報のためのキーを押す、録音でなく相談者に接続する、又は購入を開始するようリスナーに勧誘する。不動産から本にまで及ぶ商品は、発信者を性質、商品、又は本著作者による本明細書中にあるものに関する現在のオーディブルプログラムに接続する電話番号を含み、その結果、顧客の信頼を確立し、取引を促進する。公衆がアーティストの作品を試聴でき、「この音楽を配信させるために5を押す」ことができるように、アーティストは彼らの最新の歌曲又はアルバムに割り当てられた電話番号を有することができる。開示されたシステム及び方法は、その目的のために配信を促進すること及び専用の電話番号を使用することで、新たな経済活動を可能とする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークサーバであって、
フロントエンドソフトウェアを記憶するメモリ;及び
前記フロントエンドソフトウェアを実行するためにメモリに接続されたプロセッサを有し、
前記フロントエンドソフトウェアは、オーディブルコンポーネントを有するフィードの識別子を受信するようプロセッサを設定し、更に、前記フィードの少なくとも1つのオーディブルコンポーネントへのアクセスを提供する少なくとも1つの電話番号を応答して提供するようプロセッサを設定するサーバ。
【請求項2】
フロントエンドソフトウェアは、データベースから前記電話番号を読み出すようプロセッサを設定する請求項1のサーバ。
【請求項3】
データベースが前記フィードに対する少なくとも1つの電話番号を返送しない場合、フロントエンドソフトウェアは前記フィードに前記電話番号を割り当てるようプロセッサを設定する請求項1のサーバ。
【請求項4】
前記フィードは、インターネット上で公的に利用可能なストリームである請求項1に記載のサーバ。
【請求項5】
前記フィードは、ポッドキャストである請求項1のサーバ。
【請求項6】
前記識別子は、ポッドキャストに対するフィードURL(ユニフォームリソースロケーター(uniform resource locator))である請求項5のサーバ。
【請求項7】
前記フィードは、変更可能な音声ファイルである請求項1のサーバ。
【請求項8】
前記フィードは、歌曲である請求項1のサーバ。
【請求項9】
フィードは、ビジュアルコンポーネントでもある請求項1のサーバ。
【請求項10】
プロセッサは、ウェブページの一部としてユーザーに電話番号を表示する請求項1のサーバ。
【請求項11】
プロセッサは、電子メール又は他の形式のテキストメッセージの一部としてユーザーに電話番号を表示する請求項1のサーバ。
【請求項12】
プロセッサは、前記少なくとも1つの電話番号を応答して提供する前に、要求されたエリアコードを受信する請求項1のサーバ。
【請求項13】
プロセッサは、前記少なくとも1つの電話番号を応答して提供する前に、提案された電話番号を受信する請求項1のサーバ。
【請求項14】
オーディブルフィードの視聴を促進するための方法であって、
オーディブルコンポーネントを有するフィードの識別子を受理するための欄を備えた公的にアクセス可能なウェブページを提供すること;及び
識別子を受信して、前記フィードの少なくともオーディブルコンポーネントへのアクセスを提供する少なくとも1つの電話番号を表示するウェブページを応答して提供することを含む方法。
【請求項15】
前記応答して提供することは、一連の利用可能な電話番号から前記電話番号を割り当てることを含む請求項14の方法。
【請求項16】
前記フィードは、インターネット上で公的にアクセス可能なライブストリームである請求項14の方法。
【請求項17】
前記フィードは、ポッドキャストである請求項14の方法。
【請求項18】
前記識別子は、ポッドキャストに対するフィードURLである請求項17の方法。
【請求項19】
前記フィードは、変更可能なサウンドファイルである請求項14の方法。
【請求項20】
フィードは、ビジュアルコンポーネントでもある請求項14の方法。
【請求項21】
公的にアクセス可能なウェブページは、前記電話番号に対して要求されたエリアコードを受信するための欄を含む請求項14の方法。
【請求項22】
コンピュータが使用可能な媒体へのアプリケーション命令であって、その命令が実行される時に電話番号の配信及び使用を促進し、前記媒体は、
ポッドキャストURLを受信して、ポッドキャストにアクセスするためのダイヤル直通電話番号を応答して提供するためのフロントエンドモジュールであって、ポッドキャストURL及び関連付けられた電話番号はデータベースに記憶されているフロントエンドモジュール;
インターネットからポッドキャストコンテンツを読み出してポッドキャストコンテンツを圧縮されたデータフォーマットに変換するために、データベース内のポッドキャストURLに定期的にアクセスするためのダウンロードモジュール;及び
データベース内の電話番号への電話を受信して、対応する圧縮されたポッドキャストファイルを再生するための再生モジュール
を含むコンピュータが使用可能な媒体へのアプリケーション命令。
【請求項23】
フロントエンドモジュールは、データベースがポッドキャストURLに関連付けられている電話番号を現在所有していなければ、ポッドキャストURLに利用可能な電話番号を割り当てる請求項22のコンピュータが使用可能な媒体へのアプリケーション命令。
【請求項24】
再生モジュールは、ポッドキャストコンテンツの更新の通知の要求を含むユーザー入力を受理し、再生モジュールは、データベース内にそのような要求に対する発信者ID情報を記憶する請求項22のコンピュータが使用可能な媒体へのアプリケーション命令。
【請求項25】
フォーンキャスティングシステムであって、
フォーンキャスティングソフトウェアを記憶する1又は複数のメモリ;及び
ソフトウェアを実行するためにメモリに接続された1又は複数のプロセッサ
を有し、
ソフトウェアは、
公的にアクセス可能なフィードに割り当てられた電話番号への入電の通知を受信するよう;及び
フィードの少なくともいくらかの部分の再生前の導入メッセージの再生を開始するよう1又は複数のプロセッサを設定するフォーンキャスティングシステム。
【請求項26】
導入メッセージは、広告である請求項25のシステム。
【請求項27】
フォーンキャスティングソフトウェアは、前記フィードの少なくとも一部に基づいて導入メッセージを選択する請求項25のシステム。
【請求項28】
フォーンキャスティングソフトウェアは、自動番号識別又は発信者ID情報の少なくとも一部に基づいて導入メッセージを選択する請求項25のシステム。
【請求項29】
フォーンキャスティングソフトウェアは、フィードに広告メッセージを挿入する請求項25のシステム。
【請求項30】
ソフトウェアは、導入メッセージを再生するための広告プレーヤー、及びフィードを再生するためのフィードプレーヤーを有し、広告プレーヤーはいかなるスキップもせずにメッセージの再生を行う請求項25のシステム。
【請求項31】
フィードプレーヤーは、停止、前方へのスキップ、及び後方へのスキップを含むユーザーインタラクションをサポートする請求項30のシステム。
【請求項32】
フィードプレーヤーは、以前のエピソードのユーザー選択を補助する請求項30のシステム。
【請求項33】
ソフトウェアは、購入要求及びオークションの入札を含むユーザーインタラクションを補助する請求項25のシステム。
【請求項34】
ソフトウェアは、コメントの記録を含むユーザーインタラクションを補助する請求項25のシステム。
【請求項35】
ソフトウェアは、更新通知の要求を含むユーザーインタラクションを補助する請求項25のシステム。
【請求項36】
フォーンキャスティング方法であって、
公的にアクセス可能なインターネットフィードに割り当てられた電話番号への入電の通知を受信すること;及び
フィードの少なくともいくらかの部分の再生前に導入メッセージで電話に応答することを含む方法。
【請求項37】
導入メッセージは、広告である請求項36の方法。
【請求項38】
前記応答は、発信者の自動番号識別の少なくとも一部に基づいて、導入メッセージを選択することを含む請求項36の方法。
【請求項39】
フィードに広告メッセージを挿入することを含む請求項36の方法。
【請求項40】
ユーザー入力に応じてフィードの以前のエピソードを再生することを含む請求項36の方法。
【請求項41】
ユーザー入力に応じて購入取引を開始することを含む請求項36の方法。
【請求項42】
ユーザー入力に応じてコメントを記録することを含む請求項36の方法。
【請求項43】
発信者がフィードの更新の自動的な通知を要求した場合に、データベースに発信者識別情報を記憶することを含む請求項36の方法。
【請求項44】
フィードが更新された後に、ボイスメール又はテキストメッセージを前記発信者に提供することを含む請求項43の方法。
【請求項45】
コンピュータの操作可能な関係に置かれた時に、フォーンキャスティングソフトウェアをコンピュータにアクセス可能にするコンピュータが使用可能な媒体であって、前記ソフトウェアは、
最新のエピソードを読み出して局所的に記憶するためにデータベース内のポッドキャスティングURLに定期的にアクセスするためのダウンロードモジュールであって、データベース内の夫々のポッドキャストURLは個別の直通ダイヤル電話番号を有するダウンロードモジュール、及び
前記ポッドキャストエピソードとは無関係に記憶される複数の導入メッセージの内の少なくとも1つによって前記直通ダイヤル電話番号への電話に応答するためのテレフォニーモジュールであって、少なくとも1つの導入メッセージを再生した後、直通ダイヤル電話番号と関連付けられているポッドキャストのエピソードを再生するテレフォニーモジュール
を有するコンピュータが使用可能な媒体。
【請求項46】
テレフォニーモジュールは、発信者識別情報の少なくとも一部に基づいて、少なくとも1つの導入メッセージを選択する請求項45のコンピュータが使用可能な媒体。
【請求項47】
テレフォニーモジュールは、直通ダイヤル電話番号と関連付けられているポッドキャストの少なくとも一部に基づいて、少なくとも1つの導入メッセージを選択する請求項45のコンピュータが使用可能な媒体。
【請求項48】
テレフォニーモジュールは少なくとも1つの広告メッセージをエピソードに挿入する請求項45のコンピュータが使用可能な媒体。
【請求項49】
フォーンキャスティングシステムであって、
フィード識別子を夫々の電話番号と関連付けるデータベース;及び
電話番号への電話を受信して、電話番号と関連付けられているフィードを再生するフォーンキャストプレーヤー
を有し、
データベースは重複したフィード識別子を特定するためにフィード特性を比較するコンソリデーションプロセスを実行するシステム。
【請求項50】
コンソリデーションプロセスは、重複したフィード識別子が統合されるべきであることを管理者に通知する請求項49のシステム。
【請求項51】
コンソリデーションプロセスは、重複したフィード識別子の1つに以前に関連付けられている電話番号をそれぞれの重複したフィード識別子に関連付ける請求項49のシステム。
【請求項52】
コンソリデーションプロセスは、フェーズアウトのために重複するフィード識別子と関連付けられた残りの電話番号を指定する請求項51のシステム。
【請求項53】
フェーズアウトのために指定された電話番号への電話の受信において、フォーンキャストプレーヤーは、重複しているフィードにアクセスするための現在の電話番号を特定するメッセージを再生する請求項52のシステム。
【請求項54】
データベースは、一定の閾値を下回る使用統計を有する電話番号を識別してそれらの電話番号を利用可能な電話番号のプールへ返還する再利用プロセスを実行する請求項49のシステム。
【請求項55】
フォーンキャスティングシステムであって、
対応する電話番号に関連付けられているフォーンキャストを記憶するメディアプレーヤー;及び
前記電話番号への電話を受信して、対応するフォーンキャストを再生するテレフォニーサーバ
を有し、
テレフォニーサーバは所定のユーザー入力の受信によって、新しいフォーンキャスト又は広告コンテンツを記録するよう設定されているフォーンキャスティングシステム。
【請求項56】
テレフォニーサーバは、記録されたコンテンツの選考及び編集を提供するよう設定されている請求項55のフォーンキャスティングシステム。
【請求項57】
メディアサーバは、記録されたコンテンツをポッドキャストとしてインターネットを通じて利用可能にする請求項55のフォーンキャスティングシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate


【公表番号】特表2010−507997(P2010−507997A)
【公表日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−534831(P2009−534831)
【出願日】平成19年10月24日(2007.10.24)
【国際出願番号】PCT/US2007/082315
【国際公開番号】WO2008/052020
【国際公開日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【出願人】(509118455)バンドトーンズ エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】