説明

フレーム変形検出装置

【課題】 フレームの変形形態をより詳細に検出することができるフレーム変形検出装置の提供。
【解決手段】 複数の歪みセンサ41をフレーム11の易折れ変形部25を挟んで前後に設けるとともに、これら歪みセンサ41の検出結果に基づいてフレーム11の変形形態を判定する判定手段を設け、判定手段は、複数の歪みセンサ41のそれぞれのデータから所定の閾値以上の歪み量を検出するタイミングの時間差を算出し、該時間差が所定時間以上の場合は座屈と判定する一方、前記時間差が所定時間より短い場合は折れと判定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フレームの変形形態を検出可能なフレーム変形検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
フレームによって衝突時のエネルギを効率的に吸収させるためには、フレームを衝突時に座屈変形させることが望ましいが、このようにフレームを座屈変形させるためにフレームの先端部にビードと呼ばれる凹みを設けこの凹みから座屈するように座屈を制御する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平7−165110号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記のようにフレームに凹みを設けて座屈を制御すると、あらゆる衝突形態においてフレームが座屈変形することになってしまうが、場合によっては座屈以外の変形形態とした方が良いこともある。つまり、衝突形態に応じてフレームの強度を可変とした方が好ましい。このような理由から、フレームにアクチュエータを設けてフレームの変形を制御することが考えられている。このようなアクチュエータによる変形制御を行う場合、より詳細にフレームの変形形態を検出することが必要になってくる。
【0004】
したがって、本発明は、フレームの変形形態をより詳細に検出することができるフレーム変形検出装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、複数の歪みセンサ(例えば実施形態における圧電フィルムセンサ41)をフレーム(例えば実施形態におけるフロントサイドフレーム11)の易折れ変形部(例えば実施形態における易折れ変形部25)を挟んで前後に設けるとともに、これら歪みセンサの検出結果に基づいて前記フレームの変形形態を判定する判定手段(例えば実施形態におけるコントローラ39)を設け、該判定手段は、前記複数の歪みセンサのそれぞれのデータから所定の閾値以上の歪み量を検出するタイミングの時間差を算出し、該時間差が所定時間以上の場合は座屈と判定する一方、前記時間差が所定時間より短い場合は折れと判定することを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
請求項1に係る発明によれば、複数の歪みセンサをフレームの易折れ変形部の前後に設けると、これら歪みセンサのデータから求められる歪み量の発生のタイミングの時間差に折れの場合と座屈の場合とで違いがあることに着目し、判定手段が、複数の歪みセンサのそれぞれのデータから所定の閾値以上の歪み量を検出するタイミングの時間差が所定時間以上の場合は座屈と判定する一方、前記時間差が所定時間より短い場合は折れと判定する。このように複数の歪みセンサと判定手段という簡素な構成でフレームの変形形態が折れであるか座屈であるかを検出することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の一実施形態のフレーム変形検出装置を図面を参照して以下に説明する。
図1は車両10の車体前部を概略的に示すもので、車体前部には車体骨格部材であるフロントサイドフレーム(フレーム)11が車体前後方向に沿う状態で車幅方向に離間して一対設けられている。これらフロントサイドフレーム11は、先端側が、車幅方向に沿うフロントバンパビーム12に連結されており、基端側が、車幅方向に沿うダッシュボードロアクロスメンバ13と交差して、車体前後方向に沿うフロアフレーム14にそれぞれ連結されている。
【0008】
各フロントサイドフレーム11は、鋼材からなるもので、図2および図3に概略的に示すように、四つの板部16〜19が枠状に連結されることで長さ方向に直交する断面がほぼ矩形の閉断面形状をなしている。
【0009】
各フロントサイドフレーム11は、フロントバンパビーム12に連結される先端側フレーム部21が車体前後方向に沿っており、またフロアフレーム14に連結される基端側フレーム部22も車体前後方向に沿っていて、さらにこれら先端側フレーム部21および基端側フレーム部22の間にある中間フレーム部23が車体前後方向に対し傾斜している。つまり、先端側フレーム部21および中間フレーム部23は互いに鈍角をなしており、中間フレーム部23および基端側フレーム部22も互いに鈍角をなしている。その結果、先端側フレーム部21および中間フレーム部23の間と、中間フレーム部23および基端側フレーム部22の間とにそれぞれ、車体前方からの荷重に対し他の部分よりも折れ変形容易な易折れ変形部25,26が形成されている。
【0010】
各フロントサイドフレーム11の先端側の易折れ変形部25に、フロントサイドフレーム11の延在方向に沿って荷重を発生可能な圧電素子アクチュエータ(アクチュエータ)32が内角側の表面に複数設けられており、基端側の易折れ変形部26にも、フロントサイドフレーム11の延在方向に沿って荷重を発生可能な圧電素子アクチュエータ32が内角側の表面に複数設けられている。
【0011】
具体的に、先端側の易折れ変形部25においては、内角側の板部16に二つ、この板部16と隣り合う両側の板部17,19の内角側にそれぞれ一つの合計四つの圧電素子アクチュエータ32が設けられている。各圧電素子アクチュエータ32は長方形状をなしており、易折れ変形部25において板部16に設けられる圧電素子アクチュエータ32は板部16における屈曲の中央位置をフロントサイドフレーム11の延在方向において前後に越えるように配置されている。また、易折れ変形部25において板部17に設けられる圧電素子アクチュエータ32は板部17における屈曲の二等分線をフロントサイドフレーム11の延在方向において前後に越えるように配置されており、易折れ変形部25において板部19に設けられる圧電素子アクチュエータ32も板部19における屈曲の二等分線をフロントサイドフレーム11の延在方向において前後に越えるように配置されている。
【0012】
また、基端側の易折れ変形部26においても、内角側の板部18に二つ、この板部18と隣り合う両側の板部17,19の内角側にそれぞれ一つの合計四つの圧電素子アクチュエータ32が設けられている。易折れ変形部26において板部18に設けられる圧電素子アクチュエータ32は板部18における屈曲の中央位置をフロントサイドフレーム11の延在方向において前後に越えるように配置されている。また、易折れ変形部26において板部17に設けられる圧電素子アクチュエータ32は板部17における屈曲の二等分線をフロントサイドフレーム11の延在方向において前後に越えるように配置されており、易折れ変形部26において板部19に設けられる圧電素子アクチュエータ32は板部19における屈曲の二等分線をフロントサイドフレーム11の延在方向において前後に越えるように配置されている。
【0013】
各圧電素子アクチュエータ32は、図4に示すように、複数の同一形状の圧電セラミック35が、姿勢を合わせた状態で厚さ方向に積層されて構成されており、各圧電セラミック35には、それぞれが櫛歯状をなして互いに入り込み合う電極36および電極37が設けられている。各圧電セラミック35は、一方の電極36をプラスとし他方の電極37をマイナスとして電圧を印加すると、長さ方向において伸長方向に荷重を発生させ、逆に、前記一方の電極36をマイナスとし前記他方の電極37をプラスとして電圧を印加すると、長さ方向において縮長方向に荷重を発生させる。
【0014】
これら圧電素子アクチュエータ32は、すべてコントローラ(判定手段)39に接続されており、このコントローラ39で電極36,37に印加される電圧、つまり圧電素子アクチュエータ32の荷重が個別に制御される。
【0015】
本実施形態のフレーム変形検出装置1は、上記したフロントサイドフレーム11の変形を検出するものである。
【0016】
本実施形態のフレーム変形検出装置1は、図2に示すように、各フロントサイドフレーム11に、一つのフロントサイドフレーム11に対し複数の圧電フィルムセンサ(歪みセンサ)41が先端側の易折れ変形部25を挟んで前後に設けられている。これら複数の圧電フィルムセンサ41は、図5に示すように、圧電フィルム42を両側から電極43で挟んで構成されるもので、それぞれが設けられた位置に生じる歪み量に応じた電圧(データ)を発生させる。ここで、歪み量を検出可能なセンサであれば、圧電フィルムセンサ41ではなく他の歪みゲージ等を用いても良い。
【0017】
具体的に、図2に示すように、フロントサイドフレーム11の先端側フレーム部21における中間フレーム部23の屈曲側に向く板部16の表面に荷重入力方向前後に位置をずらして二つの圧電フィルムセンサ41が設けられ、フロントサイドフレーム11の中間フレーム部23における先端側フレーム部21の屈曲側に向く同じ板部16の表面に一つの圧電フィルムセンサ41が設けられている。先端側フレーム部21の易折れ変形部25側に設けられる圧電フィルムセンサ41は易折れ変形部25の近傍に配置されており、中間フレーム部23の易折れ変形部25側に設けられる圧電フィルムセンサ41も易折れ変形部25の近傍に配置されている。また、これら圧電フィルムセンサ41は板部16上で等間隔に並べられている。
【0018】
そして、本実施形態のフレーム変形検出装置1は、上記した各圧電フィルムセンサ41のデータつまり電圧値を時間積分して歪み量を求め、この歪み量に基づいてコントローラ39がフロントサイドフレーム11の変形形態を判定する。
【0019】
ここで、コントローラ39による変形形態の判定について説明する。
【0020】
フロントサイドフレーム11は、車体前後方向の前端側から荷重が入力された場合、前端側から座屈変形を生じるか、あるいは易折れ変形部25,26から折れを生じるかのいずれかに大別されることになるが、図6(a)に示すような座屈変形の場合は、図6(b)に示すように(図6(b),図7(b),図9,図10では最も前側の圧電フィルムセンサ41の出力を実線で、前から二番目の圧電フィルムセンサ41の出力を破線で、前から三番目の圧電フィルムセンサ41の出力を一点鎖線で示す)、易折れ変形部25よりも前にある二つの圧電フィルムセンサ41の電圧値の時間積分値の絶対値つまり歪み量が発生するタイミングの時間差が長く、しかも易折れ変形部25の後にある圧電フィルムセンサ41の電圧値の時間積分値の絶対値つまり歪み量が基本的には発生しない特性がある。他方、図7(a)に示すような折れ変形の場合、図7(b)に示すように、易折れ変形部25の前後にある圧電フィルムセンサ41の電圧値の時間積分値の絶対値つまり歪み量が発生するタイミングの時間差が短く、しかも易折れ変形部25から離れている先端側の圧電フィルムセンサ41の電圧値の時間積分値の絶対値つまり歪み量が基本的には発生しない特性がある。
【0021】
コントローラ39は、このように、複数具体的には三つの圧電フィルムセンサ41をフロントサイドフレーム11の易折れ変形部25の前後に前二つ後一つで設けると、これら圧電フィルムセンサ41の電圧値の時間積分値の絶対値つまり歪み量の発生のタイミングの時間差に折れの場合と座屈の場合とで違いがあることに着目し、複数の圧電フィルムセンサ41のそれぞれのデータから電圧値の時間積分値の絶対値つまり歪み量が発生したと判定できる所定の閾値以上となるタイミングT1,T2の時間差が所定時間以上の場合は座屈と判定する一方、この時間差が所定時間より短い場合は折れと判定する。
【0022】
具体的に、コントローラ39は、例えばイグニッションキーがオンになると、各圧電フィルムセンサ41の電圧値を常時モニターするとともに各電圧値を時間積分することになり、それとともに所定の時間間隔で以下の判定を行う。つまり、図8のフローチャートに示すように、各圧電フィルムセンサ41の電圧値の時間積分値の絶対値つまり歪み量のいずれかが所定の閾値以上であるか否かを判定し(ステップS1)、すべての圧電フィルムセンサ41の電圧値の時間積分値の絶対値つまり歪み量が所定の閾値より小さい場合は、変形が発生していないと判定する(ステップS2)。
【0023】
他方、ステップS1において各圧電フィルムセンサ41の電圧値の時間積分値の絶対値つまり歪み量のうちのいずれか一つが所定の閾値以上となると、変形が発生したと判定し、この圧電フィルムセンサ41の電圧値の時間積分値の絶対値つまり歪み量が所定の閾値以上になったタイミングT1を記憶する(ステップS3)。それとともに、このタイミングT1の次に別の圧電フィルムセンサ41の電圧値の時間積分値の絶対値つまり歪み量が所定の閾値以上になったか否かを判定し(ステップS4)、そのタイミングT2を記憶する(ステップS5)。そして、これらの時間差である(T1−T2)の絶対値を演算し、この(T1−T2)の絶対値が予め設定された所定時間Tth以上であるか否かを判定して(ステップS6)、(T1−T2)の絶対値が所定時間Tth以上である場合には、先端から座屈が発生したと判定する(ステップS7)。一方、この(T1−T2)の絶対値が予め設定された所定時間Tthより小さい場合には、易折れ変形部25,26から折れが発生したと判定する(ステップS8)。
【0024】
つまり、例えば、各圧電フィルムセンサ41の電圧値が図9(a)に示すようになり、電圧値の時間積分値が図9(b)に示すようになると、最初に圧電フィルムセンサ41の電圧値の時間積分値の絶対値つまり歪み量が所定の閾値以上になるタイミングT1と次に圧電フィルムセンサ41の電圧値の時間積分値の絶対値つまり歪み量が所定の閾値以上になるタイミングT2との時間差である(T1−T2)の絶対値が大きくなり、これにより座屈変形であると判定する。他方、各圧電フィルムセンサ41の電圧値が図10(a)に示すようになり、電圧値の時間積分値が図10(b)に示すようになると、最初に圧電フィルムセンサ41の電圧値の時間積分値の絶対値つまり歪み量が所定の閾値以上になるタイミングT1と次に圧電フィルムセンサ41の電圧値の時間積分値の絶対値つまり歪み量が所定の閾値以上になるタイミングT2との時間差である(T1−T2)の絶対値が小さくなり、これにより折れ変形であると判定する。
【0025】
そして、コントローラ39は、この検出結果から、例えば、折れを検出した場合にはこの折れの進行を止めて座屈を生じさせるように圧電素子アクチュエータ32を制御する。つまり、折れを検出した場合には、先端側の易折れ変形部25に設けられたすべての圧電素子アクチュエータ32および基端側の易折れ変形部26に設けられたすべての圧電素子アクチュエータ32に伸長方向に荷重を発生させるように電圧を印加する。すると、衝突の荷重が先端側フレーム部24の先端側から入力されても、先端側の易折れ変形部25の内角側で圧電素子アクチュエータ32が踏ん張ること、および基端側の易折れ変形部26の内角側で圧電素子アクチュエータ32が踏ん張ることでこれら易折れ変形部25,26から発生するフロントサイドフレーム11の折れを抑止する。逆に座屈を検出した場合には圧電素子アクチュエータ32を作動させずそのまま座屈を進行させる。
【0026】
以上に述べた本実施形態のフレーム変形検出装置1によれば、複数の圧電フィルムセンサ41をフロントサイドフレーム11の易折れ変形部25の前後に設けると、これら圧電フィルムセンサ41のデータから求められる歪み量の発生のタイミングの時間差に折れの場合と座屈の場合とで違いがあることに着目し、コントローラ39が、複数の圧電フィルムセンサ41のそれぞれのデータから所定の閾値以上の歪み量を検出するタイミングの時間差が所定時間以上の場合は座屈と判定する一方、前記時間差が所定時間より短い場合は折れと判定する。このように複数の圧電フィルムセンサ41とコントローラ39という簡素な構成でフロントサイドフレーム11の変形形態が折れであるか座屈であるかを検出することができる。
【0027】
なお、以上のようにして行ったフロントサイドフレーム11の座屈変形であるか折れ変形であるかの判定を、コントローラ39が行う別途のフロントサイドフレーム11に対する変形形態の判定に対する実現象の監視として用いて、別途の変形形態の判定にフィードバックしても良い。
【0028】
また、以上の実施形態においては、フレーム変形検出装置1の圧電フィルムセンサ41をフロントサイドフレーム11に設けて前面衝突時のフロントサイドフレーム11の変形を検出する場合を例にとり説明したが、圧電フィルムセンサ41を車体後部で車体前後方向に沿うリヤサイドフレームに設けて後面衝突時のリヤサイドフレームの変形を検出したり、圧電フィルムセンサ41を車幅方向に沿うクロスメンバに設けて側面衝突時のクロスメンバの変形を検出したりすることも勿論可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施形態のフレーム変形検出装置が適用された車両の車体前部を概略的に示す平面図である。
【図2】本発明の一実施形態のフレーム変形検出装置が適用された車両のフロントサイドフレームを示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態のフレーム変形検出装置が適用された車両のフロントサイドフレームの断面図であって、(a)は図2におけるX1−X1線に沿うものであり、(b)は図2におけるX2−X2線に沿うものである。
【図4】本発明の一実施形態のフレーム変形検出装置が適用された車両のフロントサイドフレームに設けられる圧電素子アクチュエータを示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図5】本発明の一実施形態のフレーム変形検出装置の圧電フィルムセンサを示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態のフレーム変形検出装置の変形形態判定を説明するためのもので、(a)は変形形態の模式図、(b)は圧電フィルムセンサのデータに基づく歪み量を示す特性線図である。
【図7】本発明の一実施形態のフレーム変形検出装置の変形形態判定を説明するためのもので、(a)は変形形態の模式図、(b)は圧電フィルムセンサのデータに基づく歪み量を示す特性線図である。
【図8】本発明の一実施形態のフレーム変形検出装置における変形検出のフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態のフレーム変形検出装置の変形形態判定時のデータを示すもので、(a)は圧電フィルムセンサの電圧値、(b)は電圧の時間積分値を示す特性線図である。
【図10】本発明の一実施形態のフレーム変形検出装置の変形形態判定時のデータを示すもので、(a)は圧電フィルムセンサの電圧値、(b)は電圧の時間積分値を示す特性線図である。
【符号の説明】
【0030】
11 フロントサイドフレーム(フレーム)
25 易折れ変形部
39 コントローラ(判定手段)
41 圧電フィルムセンサ(歪みセンサ)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の歪みセンサをフレームの易折れ変形部を挟んで前後に設けるとともに、
これら歪みセンサの検出結果に基づいて前記フレームの変形形態を判定する判定手段を設け、
該判定手段は、前記複数の歪みセンサのそれぞれのデータから所定の閾値以上の歪み量を検出するタイミングの時間差を算出し、該時間差が所定時間以上の場合は座屈と判定する一方、前記時間差が所定時間より短い場合は折れと判定することを特徴とするフレーム変形検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−30011(P2006−30011A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−209911(P2004−209911)
【出願日】平成16年7月16日(2004.7.16)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】