説明

フローサイトメーター

【課題】光軸ズレを発生させることなくレーザー光の波長の切り替えを行なう。
【解決手段】フローサイトメーターの照明部12では、第1〜7半導体レーザーモジュール25〜31が、それぞれ波長が異なる光を発する。第1〜7半導体レーザーモジュールの第1〜7出力部25a〜31aは、ファイババンドルの入射側コネクタ100〜106に着脱自在に接続される。第1〜7半導体レーザーモジュール25〜31からの光は、ファイババンドルの入射部35a〜41aに入射する。入射部35a〜41aに入射した光は、照明用光ファイバの入射部34aに向けて出射される。照明用光ファイバ34内では、ファイババンドル32からの光が合成されるとともに、光量分布が均一化される。光量分布が均一化された光は、照明用光ファイバの出射部34bから流路管内の細胞粒子に向けて出射される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、細胞粒子などの生物学的性質を分析するフローサイトメーターに関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、医学や生物学などの様々な分野において、多数の細胞粒子を自動的に分析するフローサイトメーターの需要が拡大している。フローサイトメーターは、蛍光を測定する標準的な蛍光顕微鏡と比較して、(1)短時間に多くの細胞数を客観的に測定できる(高速性、正確性を有する)、(2)微弱な光でも測定可能である(高感度、定量性)、(3)1回の測定で多くの情報(マルチパラメーター)が取得することができる、(4)目的の細胞集団によるクラスター分析が可能である、(5)同一条件での測定が可能である(高再現性)、(6)特定の細胞の高速分取(ソーティング)ができる、といった優れた特徴を有している。
【0003】
フローサイトメーターで測定可能なサンプルとしては、例えば、(1)血球細胞(白血球、赤血球、血小板など)、(2)動物細胞(培養細胞、単離組織など)、(3)植物細胞、(4)微生物(細菌、原虫など)、(5)海洋生物(プランクトンなど)、(6)精子、酵母など、(7)ラテックスビーズ(マルチプレックスによるサイトカイン定量解析など)などが挙げられるが、細胞や粒子が1個ずつの状態であり、且つシース液などの液体中で浮遊していることが必要とされる。なお、測定可能な大きさは、40μm位である。
【0004】
フローサイトメーターでは、以下のようにして測定が行なわれる。まず、血液などから採取される多数の細胞粒子を蛍光標識試薬で染色し、シース液が流れるシースフロー内に染色した細胞粒子を流す。そして、シースフロー内を流れる細胞粒子に対してレーザー光を照射し、その照射によって細胞粒子から発せられる前方散乱光、側方散乱光、蛍光を光検出器で検出する。そして、光検出器で検出された光の信号に基づいて、細胞粒子の生物学的性質を分析する。
【0005】
蛍光標識試薬で染色された細胞粒子は、照射されるレーザー光の波長によって、様々な蛍光特性を示す。したがって、フローサイトメーターでは、2〜4種類のレーザー発生器からそれぞれ波長が異なる光を、シースフロー内の細胞粒子に対して照射している(例えば特許文献1参照)。また、各レーザー発生器から発せられる光は、ハーフミラー等の光学部材により、同一の光軸上に合成してから、その合成した光を細胞粒子に照射している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特公平4−73552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
フローサイトメーターでは、分析の結果、所望の蛍光特性が得られないときや、測定対象である細胞粒子の変更を行ったりする場合などには、レーザー光の波長を切り替えるために、レーザー発生器が適宜他のものと交換している。したがって、レーザー光の波長の切り替えのごとに、レーザー発生器とハーフミラー等の光学部材との光軸調整が必要となっていた。その際、レーザー発生器や光学部材の位置を再度微調整しなければならないため、手間や時間がかかっていた。また、光軸調整によっては、光軸ズレが生じたりすることがあった。また、ハーフミラー等を用いた場合には、時間の経過により光軸ズレが生じるおそれがあった。
【0008】
本発明は、光軸ズレを発生させることなくレーザー光の波長の切り替えを行なうことができるフローサイトメーターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明は、細胞粒子を含む液体に光を照射し、前記細胞粒子から発せられる散乱光及び蛍光に基づいて前記細胞粒子を分析するフローサイトメーターにおいて、互いに波長が異なる光を発する複数の光源と、前記光源からの光を入射する第1入射部及び前記第1入射部からの光を出射する第1出射部を有する複数本の光ファイバからなり、前記第1入射部は各光源に対応して分岐しており、前記第1出射部は出射側コネクタ内に束ねられて保持されているファイババンドルと、前記複数の第1出射部からの光が入る第2入射部及び前記第2入射部からの光を前記液体中の細胞粒子に向けて出射する第2出射部を有し、前記第2入射部は、前記出射側コネクタに連結されるコネクタ受けを介して前記第1出射部に接続する1本の照明用光ファイバとを備えることを特徴とする。ここで、前記第1入射部には、各光源に対して着脱自在な入射側コネクタが設けられていることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、光源から発する光の波長を切り替える際に、切り替え対象の光源に接続しているファイババンドル内の光ファイバを取り外し、その取り外したファイババンドル内の光ファイバを新たに使用する光源に接続するだけで済むため、光軸ズレが生じるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明のフローサイトメーターの概略図である。
【図2】照明部の概略図である。
【図3】ファイババンドル内の各光ファイバの出射部を示す断面図である。
【図4】ファイババンドル内の各光ファイバの出射部から出る光の光量分布を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1に示すように、フローサイトメーター10は、蛍光染料や蛍光抗体で染色された細胞などの細胞粒子を含む懸濁液及びシース液の流路を形成する流路形成部11と、細胞粒子に対して光Lを照明する照明部12と、照明により細胞粒子から発せられる前方散乱光を検出する前方錯乱光検出部13と、照明により細胞粒子から発せられる側方散乱光及び蛍光を検出する蛍光・側方散乱光検出部14と、各光検出部が検出した光の信号に基づいて各種処理を行なう信号処理部15とを備えている。
【0013】
流路形成部11は、シース液供給部20と、懸濁液供給部21と、流路管22とを備えている。シース液供給部20は一定の供給速度でシース液を流路管22に供給する。これにより、流路管22内にはシースフローが形成される。懸濁液供給部21は、シースフローが形成された流路管22内に懸濁液を供給することにより、懸濁液中の細胞粒子がシースフローの流れに従って整列する。流路管22は透明状のガラス管で構成されており、照明部12からの光Lは、流路管22を通してシースフロー中の粒子に照射される。
【0014】
照明部12は、図2に示すように、第1〜7半導体レーザーモジュール25〜31と、ファイババンドル32と、照明用光ファイバ34と、コントローラー42を備えている。第1半導体レーザーモジュール25は波長が375nmの光を第1出力部25aから出力し、第2半導体レーザーモジュール26は波長が405nmの光を第2出力部26aから出力し、第3半導体レーザーモジュール27は波長が445nmの光を第3出力部27aから出力し、第4半導体レーザーモジュール28は波長が473nmの光を第4出力部28aから出力し、第5半導体レーザーモジュール29は波長が488nmの光を第5出力部29aから出力し、第6半導体レーザーモジュール30は波長が532nmの光を第6出力部30aから出力し、第7半導体レーザーモジュール31は波長が633nmの光を第7出力部31aから出力する。コントローラー42は、第1〜7半導体レーザーモジュール25〜31に接続されており、第1〜7出力部25a〜31aから出力される光の光量を制御する。
【0015】
ファイババンドル32は、コアとクラッドからなる7本の光ファイバ35〜41で構成され、各光ファイバの入射部35a〜41aは、第1〜7半導体レーザーモジュールの第1〜7出力部25a〜31aに対してそれぞれ装着及び取り外しし易いように、分岐している。また、各光ファイバの入射部35a〜41aには、第1〜7半導体レーザーモジュールの各出力部25a〜31aと連結する入射側コネクタ100〜106が設けられている。また、ファイババンドル32の出射部(図3に示すコア端部35b〜41b及びクラッド端部35c〜41c)は、フェルール等の出射側コネクタ43で一つに束ねて保持されている。
【0016】
図3に示すように、7本の光ファイバ35〜41は、出射部を構成するコア端部35b〜41b及びクラッド端部35c〜41cが同一平面上に位置するように、出射側コネクタ43内に保持されている。各光ファイバ35〜41とフェルール63との間には接着剤65が充填されているため、各光ファイバ35〜41は位置ズレしない。
【0017】
照明用光ファイバ34は、口径がファイババンドル32と同径又はそれ以上の大口径光ファイバから構成される。照明用光ファイバの入射部34aには、ファイババンドルの出射側コネクタ43と連結するコネクタ受け45が設けられている。コネクタ受け45は、入射部34aを保持するフェルール等で構成されている。また、照明用光ファイバの出射部34bには、出射部34bを流路管22内の細胞粒子に向けて保持する保持部47が設けられている。保持部47も、コネクタ受け45と同様、フェルール等で構成されている。
【0018】
第1〜7半導体レーザーモジュール25〜31から発せられる光は、ファイババンドル32を介して、照明用光ファイバの出射部34bから出射する。出射部34bからの光Lを細胞粒子に当てることにより、細胞粒子からは前方錯乱光、側方錯乱光、蛍光などの各種光が発せられる。
【0019】
また、ファイババンドル32から出射する光は、即ち各光ファイバ35〜41から出射する光は、図4に示すように、ファイバの径方向における中心部分90a〜96aの光量が大きく、中心部分90a〜96aから径方向に沿って周辺部分に向かうに従い光量が減少する山型の光量分布90〜96を有している。ここで、図4では、説明の便宜上、各光ファイバ35〜41の径方向を一つの横軸で表している。このような光量分布90〜96を有する光を、照明用光ファイバ34内で合成するとともに、光量分布を均一化する。照明用光ファイバ34で光量分布が均一化した光を細胞粒子に対して照射することにより、細胞粒子全体に光がムラ無く均一に当たる。また、第1〜7半導体レーザーモジュール25〜31で発生させた光を、従来のようにハーフミラーではなく、ファイババンドル32及び照明用光ファイバ34で導光することによって、光軸ズレが無くなり、また装置全体を小型軽量化し、コストダウンすることができる。
【0020】
図1に示すように、前方錯乱光検出部13は、集光レンズ70、光検出器71を備えている。集光レンズ70は、細胞粒子から発せられた前方錯乱光を集光する。集光レンズ70で集光された光は、光検出器71で検出される。光検出器71で検出された光の信号は、信号処理部15へと送信される。
【0021】
蛍光・側方散乱光検出部14は、集光レンズ73と、第1〜第4ハーフミラー74〜77と、第1〜第4バンドパスフィルタ79〜82と、第1〜第5光検出器84〜88とを備えている。集光レンズ73は、流路管22内の細胞粒子から発せられる側方散乱光及び蛍光を集光する。
【0022】
第1〜第4ハーフミラー74〜77は分光フィルタから構成される。第1ハーフミラー74は、集光レンズ73で集光された光のうち、波長が505nm未満の光を第1バンドパスフィルタ79に向けて反射する一方、505nm以上の光を透過させる。第1バンドパスフィルタ79は、第1ハーフミラー74で反射した光のうち、波長が488nm±10nmの光を透過させる。透過した光は第1光検出器84で検出され、検出された光の信号は信号処理部15に送信される。
【0023】
第2ハーフミラー75は、第1ハーフミラー74を透過した光のうち、波長が550nm未満の光を第2バンドパスフィルタ80に向けて反射する一方、550nm以上の光を透過させる。第2バンドパスフィルタ80は、第2ハーフミラー75で反射した光のうち、波長が530nm±40nmの光を透過させる。透過した光は第2光検出器85で検出され、検出された光の信号は信号処理部15に送信される。
【0024】
第3ハーフミラー76は、第2ハーフミラー75を透過した光のうち、波長が600nm未満の光を第3バンドパスフィルタ81に向けて反射する一方、600nm以上の光を透過させる。第3バンドパスフィルタ81は、第3ハーフミラー76で反射した光のうち、波長が570nm±40nmの光を透過させる。透過した光は第3光検出器86で検出され、検出された光の信号は信号処理部15に送信される。
【0025】
第4ハーフミラー77は、第3ハーフミラー76を透過した光のうち、波長が730nm未満の光を第4バンドパスフィルタ82に向けて反射する一方、730nm以上の光を第5光検出器88に向けて透過させる。第4ハーフミラー77を透過した光は、第5光検出器88で検出される。一方、第4ハーフミラー77で反射した光のうち、波長が680nm±30nmの光が、第4バンドパスフィルタ82を透過する。透過した光は第4光検出器87で検出され、検出された光の信号は信号処理部15に送信される。
【0026】
信号処理部15は、前方錯乱光検出部13内の光検出器71及び蛍光・側方散乱光検出部14内の光検出器84〜88から送信された信号に基づいて、粒子の生物学的の分析を行なう。
【0027】
次に、本発明の作用について説明する。まず、照明部12に、波長が375nm、405nm、445nm、473nm、488nm、532nm、633nmのレーザー光を発する第1〜7半導体レーザーモジュール25〜31を設置する。そして、照明用光ファイバの保持部47を流路管22に向けて設置する。その際、照明用光ファイバの出射部34bからの光Lが流路管22内の細胞粒子に確実に照射されるように、保持部47と流路管22との位置決めを行なう。そして、第1〜7半導体レーザーモジュールの第1〜7出力部25a〜31aと、ファイババンドルの入射側コネクタ100〜106とを連結し、ファイババンドルの出射側コネクタ43と照明用光ファイバのコネクタ受け45とを連結する。
【0028】
そして、第1〜7半導体レーザモジュールの第1〜7出力部25a〜31aから、波長が375nm、405nm、445nm、473nm、488nm、532nm、633nmのレーザー光を発する。第1〜7出力部25a〜31aから出力する7種類の光は、ファイババンドル32を介して、照明用光ファイバの入射部34aに入射する。照明用光ファイバ34に入射した光は、内部で光量分布が均一化された後、出射部34bから出射する。出射部34bから出た光Lは、流路管22内の細胞粒子に向けて照射される。
【0029】
そして、流路管22内の細胞粒子に対して波長が異なる7種類の光を照射することにより、細胞粒子からは前方散乱光、側方散乱光、蛍光が発せられる。前方散乱光は、前方散乱光検出部13の集光レンズ13で集光される。集光された光は、光検出器71で検出される。検出された光の信号は、信号処理部15へと送信される。
【0030】
側方散乱光及び蛍光は、蛍光・側方散乱光検出部14の集光レンズ73で集光される。集光された光のうち、第1ハーフミラー74で505nm未満の光が反射し、505nm以上の光が透過する。反射した光のうち波長が488nm±10nmの光が第1バンドパスフィルタ79を透過し、その透過した光が第1光検出器84で検出される。
【0031】
そして、第1ハーフミラー74を透過した光のうち、第2ハーフミラー75で波長が550nm未満の光が反射し、550nm以上の光が透過する。反射した光のうち波長が530nm±40nmの光が第2バンドパスフィルタ80を透過し、その透過した光が第2光検出器85で検出される。
【0032】
そして、第2ハーフミラー75を透過した光のうち、第3ハーフミラー76で波長が600nm未満の光が反射し、600nm以上の光が透過する。反射した光のうち波長が570nm±40nmの光が第3バンドパスフィルタ81を透過し、その透過した光が第3光検出器86で検出される。
【0033】
そして、第3ハーフミラー76を透過した光のうち、第4ハーフミラー77で波長が730nm未満の光が反射し、730nm以上の光が透過する。第4ハーフミラー77を透過した光は第5光検出器88で検出される。一方、第4ハーフミラー77で反射した光のうち波長が680nm±30nmの光が第4バンドパスフィルタ82と透過し、その透過した光が第4光検出器87で検出される。
【0034】
第1〜5光検出器84〜88で検出された光の信号は、信号処理部15に送信される。そして、信号処理部15では、光検出器71及び第1〜5光検出器84〜88から送信された光の信号に基づき、細胞粒子の生物学的性質を分析する。
【0035】
分析の結果、所望の性質が得られなかった場合や、その他、測定対象の細胞粒子を変更する場合などには、第1〜7半導体レーザーモジュール25〜31のいずれか又は全部を、レーザー光の波長が異なる他の半導体レーザーモジュールに切り替える。その際、切り替え対象の半導体レーザーモジュールの出力部からファイババンドルの入射側コネクタを取り外し、その取り外した入射側コネクタを新たな半導体レーザーモジュールの出力部に装着する。したがって、半導体レーザーモジュールの切り替えの際に、従来のような光軸調整する必要がないため、光軸ずれが発生するおそれがない。
【符号の説明】
【0036】
10 フローサイトメーター
12 照明部
25〜31 第1〜7半導体レーザーモジュール
32 ファイババンドル
34 照明用光ファイバ
34a 入射部
34b 出射部
35〜41 (ファイババンドル内の)光ファイバ
35a〜41a 入射部
35b〜41b コア端部
35c〜41c クラッド端部
43 出射側コネクタ
45 コネクタ受け
47 保持部
100〜106 入射側コネクタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
細胞粒子を含む液体に光を照射し、前記細胞粒子から発せられる散乱光及び蛍光に基づいて前記細胞粒子を分析するフローサイトメーターにおいて、
互いに波長が異なる光を発する複数の光源と、
前記光源からの光を入射する第1入射部及び前記第1入射部からの光を出射する第1出射部を有する複数本の光ファイバからなり、前記第1入射部は各光源に対応して分岐しており、前記第1出射部は出射側コネクタ内に束ねられて保持されているファイババンドルと、
前記複数の第1出射部からの光が入る第2入射部及び前記第2入射部からの光を前記液体中の細胞粒子に向けて出射する第2出射部を有し、前記第2入射部は、前記出射側コネクタに連結されるコネクタ受けを介して前記第1出射部に接続する1本の照明用光ファイバとを備えることを特徴とするフローサイトメーター。
【請求項2】
前記第1入射部には、各光源に対して着脱自在な入射側コネクタが設けられていることを特徴とする請求項1記載のフローサイトメーター。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−286381(P2010−286381A)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−140950(P2009−140950)
【出願日】平成21年6月12日(2009.6.12)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】