説明

フローリングセットの梱包方法

【課題】床面に表れる化粧柄の見た目をより自然にすることのできるフローリングセットの梱包方法を提供する。
【解決手段】特徴のある柄29を有する化粧柄28が所定長さで繰り返されており、化粧柄28が異なる複数種類の印刷化粧シート14を用意し、複数種類の印刷化粧シート14を木質基板12に貼着した後、所定寸法に切断し、実加工を施すことにより、化粧柄28が異なる、特徴のある柄29を有するフローリング材10とそうでないフローリング材10とを含む複数の組30A、30Bをそれぞれ形成し、各組30A、30Bから、特徴のある柄29を有するフローリング材10またはそうでないフローリング材10を単位枚数だけ取り出し、梱包して、フローリングセット32を構成することにより上記課題を解決できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅等の建築物における床材として用いられる、表面に化粧シートが取り付けられたフローリングセットの梱包方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、図6(a)に示すように、例えば、3尺×6尺サイズで厚さが11.7mmの合板やMDF等からなる木質基板1の表面に、化粧柄が連続して印刷されてロール状に巻回された化粧シート2を貼り付け、然る後、これを幅方向に三等分割し、木口端面に実(さね)加工することによって構成された、長さ6尺×幅1尺×厚さ12mmであって幅方向に3枚ワンセットの化粧柄を有するフローリング材4が最も一般的に知られており、このフローリング材4を単位枚数分(通常は6枚のフローリング材=1坪単位)梱包してフローリングセット5が構成される。
【0003】
ところで、フローリング材4の化粧シート2の化粧柄は、予めデザインされた木目や幾何学模様等の柄をグラビア輪転印刷技術等で繰り返し連続的に印刷することによって構成されており、例えば、市場一般に流通しているシート印刷柄は、印刷設備の合理性等の理由で600〜1500mm単位長さで連続的に印刷されている(つまり、上述した化粧シート2の表面には、印刷柄が600〜1500mmごとに繰り返し表れることになる。)。
【0004】
特に木目がデザインされた化粧柄の場合、天然の材木の木目により似せるために、節、色、ヤニ、あるいは照り等といった「特徴のある柄X」を適宜配置したり、あるいはその他の手段(たとえば、特許文献1)を用いるといった、意匠性を向上させる工夫がなされており、このような「特徴のある柄X」を化粧柄に取り入れた場合、上述のような6尺長さのフローリング材4であれば、その表面に1〜2箇所の「特徴のある柄X」が現れることになる。
【0005】
このため、単位枚数分(例えば6枚)のフローリング材4を梱包して構成されたフローリングセット5には、同じ「特徴のある柄X」が描かれたフローリング材4が複数枚(上述の1坪梱包=6枚のフローリング材4であれば2枚)収容されることになる。
【0006】
このようなフローリングセット5を内装工事現場で複数セット用いてそのまま床面施工すると、規則的に繰り返して現れる(3枚ごとに1〜2箇所)「特徴のある柄X」が他のおとなしい部分に対して目立ってしまい、床面全体として不自然な印象を与えることになる問題が生じていた(図6(b)参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2001−130200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みて開発されたものであり、本発明の主たる課題は、施工現場でフローリングセットの梱包を解いてフローリング材を順番に床面に配設したとき、化粧シートに印刷された「同一の特徴のある柄」が床面に規則正しく表れる頻度を下げるとともに、「特徴のある柄」同士を適度に離間させて配置することにより、床面に表れる化粧柄の見た目をより自然にすることのできるフローリングセットの梱包方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載した発明は、
「特徴のある柄29を有する化粧柄28が所定長さで繰り返されており、それぞれの前記化粧柄28A、28Bが互いに異なる複数種類の印刷化粧シート14A、14Bを用意し、
複数種類の印刷化粧シート14を前記木質基板12にそれぞれ貼着した後、前記木質基板12をそれぞれ所定寸法に切断し、実加工を施すことにより、化粧柄28が互いに異なる、特徴のある柄29を有するフローリング材10とそうでないフローリング材10とを含む複数の組30A、30Bをそれぞれ形成し、
前記各組30A、30Bから特徴のある柄29A、29Bを有するフローリング材10A1、10B1またはそうでないフローリング材10A2、10A3、10B2、10B3を単位枚数だけ取り出して梱包することを特徴とするフローリングセット32の梱包方法」である。
【0010】
この発明によれば、化粧柄28が互いに異なり、特徴のある柄29を有するフローリング材10A1、10B1と、そうでないフローリング材10A2、10A3、10B2、10B3とで構成された複数の組30A、30Bから、それぞれ「特徴のある柄29A、29Bを有するフローリング材10A1、10B1」と「そうでないフローリング材10A2、10A3、10B2、10B3」とを単位枚数だけ取り出して梱包しているので、床面の施工現場でこの梱包を解いて当該フローリング材10を順に床面に配設したとき、同じ化粧柄28のフローリング材10が1つのフローリングセット32から繰り返して配設される可能性が低くなるので、「特徴のある柄29」が自然な状態で配置されることになる。これにより、「特徴のある柄29」を用いたときの不自然さが低減される。
【0011】
請求項2に記載した発明は、請求項1の「フローリングセット32の梱包方法」に関し、「前記化粧柄28は木目であって、前記特徴のある柄29A、29Bは、前記化粧柄28ごとに互いに異なる天然木の特有柄である」ことを特徴とする。
【0012】
この発明において、「天然木の特有柄」とは、例えば、節、ヤニスジ、ヤニツボ、入り皮、濃色部分等であり、このような特有柄を有する木目の化粧柄28を使用することにより、より自然に近い柄の床面を構成することができるようになる。
【0013】
請求項3に記載した発明は、請求項1または2の「フローリングセット32の梱包方法」に関し、「前記木質基板12は、3尺×6尺サイズであり、また、前記フローリング材10は、前記印刷化粧シート14が貼着された前記木質基板12を幅方向に三等分割した1尺×6尺サイズであって、前記フローリング材10を単位枚数である6枚取り出して梱包する」ことを特徴とする。
【0014】
この発明では、1セットのフローリングセット32は6枚のフローリング材10で構成されており、1枚の木質基板12からは3枚のフローリング材10が切り出されることになる。つまり、1セットのフローリングセット32は、化粧柄28A、28Bが互いに異なる2種類の印刷化粧シート14A、14Bが貼着された2枚の木質基板12で構成できることになり、同じ化粧柄28のフローリング材10が1つのフローリングセット32に梱包されることがなくなる。これにより、床面の施工現場で、1つのフローリングセット32から同じ化粧柄28のフローリング材10繰り返して配設される可能性が極めて低くなるので、「特徴のある柄29」がより自然な状態で配置されることになる。
【0015】
請求項4に記載した発明は、請求項3の「フローリングセット32の梱包方法」に関し、「前記化粧柄28が互いに異なる3種類以上の前記印刷化粧シート14が用意されており、前記化粧柄28が互いに異なる、特徴のある柄29を有するフローリング材10とそうでないフローリング材10とを含む3つの組30がそれぞれ形成されている」ことを特徴とする。
【0016】
請求項3に記載した発明では、万一、不良品のフローリング材10が発見された場合、同じ化粧柄28のフローリング材10が1つのフローリングセット32に梱包される可能性があるが、本発明では、3種類以上の印刷化粧シート14が使用されることから、万一、不良品のフローリング材10が生じたとしても、当該不良品の代わりに第3の化粧柄28を有するフローリング材10を補充することにより、1つのフローリングセット32に同じ化粧柄28のフローリング材10が梱包されるのを回避できる。
【発明の効果】
【0017】
本発明のフローリングセットの梱包方法によれば、施工現場で張り合わせた時に、「同一の特徴のある柄」が床面に表れる頻度が低下するとともに、これら「特徴のある柄」同士が連続して配設される可能性が低くなって互いに適度に離間して配置される。これにより、床面等に表された化粧柄の見た目をより自然にすることができた。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】フローリング材を示す断面斜視図である。
【図2】フローリング材の他の実施例を示す断面図である。
【図3】化粧柄の例を示す図である。
【図4】フローリングセットの製造・梱包手順を示す図である。
【図5】本発明によるフローリングセットを用いて施工した床面の化粧柄を示す図である。
【図6】従来技術を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施態様について図面を用いて説明する。なお、本明細書では、各符号に関し、各構成要素を上位概念で示す場合にはアルファベット(およびアラビア数字)の枝番をつけずアラビア数字のみで示し、各構成要素を区別する必要がある場合(すなわち下位概念で示す場合)にはアルファベットの枝番をアラビア数字に付して区別する。
【0020】
最初に、フローリング材10について図1を用いて説明すると、フローリング材10は、大略、木質基板12と、印刷化粧シート14と、クリア樹脂層16とで構成されている。
【0021】
木質基板12は、合板、LVL、MDF、集成材、パーティクルボード、ストランドボード、単板等の木質材料からなる短冊状の板材であり、その幅方向一方端面および長手方向一方端面には、矩形状断面を有する雄実部20が突設されており、また、幅方向他方端面および長手方向他方端面には、別のフローリング材に形成された雄実部20が嵌め込まれる雌実部22が凹設されている。なお、雄実部20および雌実部22の形状は、これに限られるものではなく、図2(a)に示すように、雄実部20の下面側に切除幅の大きい嵌合空間部24を形成し、雌実部22の下部に当該嵌合空間部24に係合する幅広の突出部26を形成してもよいし、図2(b)に示すように、木質基板12における幅方向一方端面の上半部側に雄実部20を形成し、幅方向他方端面にはその下半部側に雄実部20を突設するようにしてもよい。いわゆる、本実加工、あいじゃくり実加工、やとい実加工等の実加工形状は上記実施例に限られるものではないが、本発明の効果は、施工時の雄実あるいは雌実が予め決められている(すなわち、フローリング材10同士が互いに隣接する)本実加工やあいじゃくり実加工等において特に有効である。
【0022】
印刷化粧シート14は、図3に示すように、化粧柄28としてケヤキの木目模様がその表面に印刷された、例えば秤量25g/m2程度の薄葉紙であり(もちろん、印刷化粧シート14の材質はこれに限られるものではなく、晒クラフト紙、チタン紙、リンター紙、板紙、石膏ボード紙等の紙、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、ナイロンフィルム、ポリスチレンフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム等のプラスチックフィルム、あるいは、鉄、アルミニウム、銅等の金属箔を用いることができる。また、秤量もこの限りではない。)、木質基板12の表面に例えば樹脂系接着剤を用いて貼着されている。また、印刷化粧シート14の表面に印刷される化粧柄28としては、上述したケヤキに代表される木目模様に限られることはなく、他品種の樹木の木目模様であってもよいし、幾何学模様等であってもよい。
【0023】
化粧柄28には、例えば木目模様であれば、節、ヤニスジ、ヤニツボ、入り皮、濃色部分等といった「特徴のある柄29」が適宜配置されている(図示実施例では、この内、「特徴のある柄29」として「節」が描かれている場合を示している。)。
【0024】
クリア樹脂層16(図1)は、フローリング材10表面の耐傷性、耐摩耗性、耐水性、耐汚染性等の表面保護性能を向上させるため、当該表面にアクリル樹脂系、ウレタン樹脂系、アミノ樹脂系、ポリエステル樹脂系等の透明合成樹脂塗料を塗布して形成されている。クリア樹脂層16は、床面に配設される前段階の個々のフローリング材10表面に塗布してもよいし、クリア樹脂層16形成前に複数のフローリング材10を床面に配設し、全てのフローリング材10を配設し終わってから、床面全体に上記クリア樹脂層16を形成してもよい。
【0025】
また、化粧柄28の表面に予めクリア樹脂層16が一体に形成された印刷化粧シート14を使用してもよい。印刷化粧シート14の表面に予めクリア樹脂層16を設ける場合は、アクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、オレフィン系樹脂等の透明樹脂シートを接着剤で積層一体化してもよいし、加熱一体化してもよい(もちろん、塗装により設けてもよい)。
【0026】
次に、このフローリング材10を製造するとともに、単位枚数のフローリング材10をまとめてフローリングセット30を構成する「フローリングセットの梱包方法」について説明する。
【0027】
最初に、図4に示すように、「特徴のある柄29」を有する、予め規定した寸法の化粧柄28を複数種類用意し(本実施例では、「特徴のある柄29A、29B」がそれぞれ配置された2種類の化粧柄28A、28Bを用意した場合について説明するが、3種類以上の「特徴のある柄」がそれぞれ配置された3種類以上の化粧柄を用意してもよい。)、これら複数種類の化粧柄28A、28Bを、それぞれロールされた長尺のシートに対して繰り返し連続的に印刷してロールされた印刷化粧シート14A(化粧柄Aが印刷されたもの)およびロールされた印刷化粧シート14B(化粧柄Bが印刷されたもの)を形成する。
【0028】
また、これらとは別に、印刷化粧シート14の幅とほぼ同じ寸法か、やや狭い幅を有する木質基板12を複数用意する。
【0029】
次に、図示しないが、ロール状に巻回された印刷化粧シート14A、14Bを引き出しながら当該印刷化粧シート14A、14Bの裏面に樹脂系接着剤をナイフコーターやロールコーター等の接着剤塗布設備で塗布し、これら印刷化粧シート14A、14Bを木質基板12に貼着した後、一定時間圧締養生を行って、木質基板12上に化粧シート14A、14Bを積層一体化する。
【0030】
然る後、木質基板12を所定の寸法で幅方向に切断して三等分割し(なお、本実施例では、フローリング材の長さが化粧柄28の長さの1.5倍に設定されている。)、図示しないが、切り出した木質基板12の側面に雄実部20および雌実部22を形成する。
【0031】
このとき、上述したように、「特徴のある柄29A、29B」は、それぞれの化粧柄28A、28B中に1カ所ないし数カ所描かれているだけであるから、印刷化粧シート14を貼着した木質基板12を切断して複数枚のフローリング材10を形成したとき、それらフローリング材10の表面に貼着された印刷化粧シート14には、「特徴のある柄29A、29B」が存在するもの10A1、10B1と、存在しないもの10A2、10A3、10B2、10B3とが当然生じることになる。
【0032】
これにより、化粧柄28が互いに異なり、ある特定の「特徴のある柄29A、29B」を有するフローリング材10A1、10B1と、そうでない(ある特定の「特徴のある柄29A、29B」を有さない)フローリング材10A2、10A3、10B2、10B3とを含む組30(本実施例の場合は2つの組30A、30Bがある)が構成される。
【0033】
なお、本明細書では、「特徴のある柄を有するフローリング材」と、「そうでないフローリング材」という表現を用いているが、ひとつの化粧柄28には複数種類の「特徴のある柄」を配置することも当然可能であり、上記表現はあくまで、ある特定の「特徴のある柄29」に着目した表現であってフローリング材10に他の種類の「特徴のある柄」が描かれていないことを意味するものではない。つまり、「そうでないフローリング材」にも「特徴のある柄29」とは別種類の「特徴のある柄」が含まれている可能性がある。
【0034】
また、この状態(個々のフローリング材10がバラバラの状態)でフローリング材10の表面にクリア樹脂層16を形成してもよいし、全てのフローリング材10を床面に配設し終わった後、床面全体にクリア樹脂層16を形成してもよい。
【0035】
然る後、各組30A、30Bから「特徴のある柄29A、29B」を有するフローリング材10A1、10B1、またはそうでないフローリング材10A2、10A3、10B2、10B3を単位枚数だけ取り出して梱包する(例えば、6枚のフローリング材10=1坪を単位枚数として)ことにより、フローリングセット32が完成する。
【0036】
各組30A、30Bから取り出したフローリング材10を積み重ねる順番はどのようなものであってもよいが、図示するように、各組30A、30Bから交互に取り出す(つまり、同じ組30A、30Bから取り出されたフローリング材10が連続して積まれていない状態になる。)ことが好適である。
【0037】
この実施例によれば、化粧柄28A、28Bが互いに異なり、特徴のある柄29A、29Bを有するフローリング材10A1、10B1と、そうでないフローリング材10A2、10A3、10B2、10B3とで構成された複数の組30A、30Bから、それぞれ「特徴のある柄29A、29Bを有するフローリング材10A1、10B1」と「そうでないフローリング材10A2、10A3、10B2、10B3」とを単位枚数だけ取り出して梱包しているので、図5に示すように、床面の施工現場でこの梱包を解いて当該フローリング材10を順に床面に配設したとき、同じ化粧柄28のフローリング材10が少なくとも該梱包中では規則的に繰り返して配設されることがない。
【0038】
したがって、各化粧柄28A、28Bにおける同一の「特徴のある柄29A、29B」が床面に表れる頻度が低下するとともに、これら同一の「特徴のある柄29A、29B」が連続して配設されることがなくなって互いに適度に離間して配置される。これにより、床面等に表された化粧柄28の見た目をより自然にすることができる。
【0039】
なお、本実施例では、3尺×6尺サイズの大判の木質基材12を使用し、1尺×6尺サイズのフローリング材10を形成したが、木質基材12およびフローリング材10のサイズはこれに限定されるものではない。すなわち、木質基材12は、3尺×6尺サイズが一般的であるが、いわゆる3尺×10尺サイズや2尺×8尺サイズ等、設備に適合したサイズの木質基材12を使用すればよく、フローリング材10については、1尺×6尺サイズのみならず、5寸×6尺サイズ、5寸×3尺サイズ、450mm角サイズ等から選択されてもよい。
【符号の説明】
【0040】
10…フローリング材
12…木質基板
14…印刷化粧シート
16…クリア樹脂層
20…雄実部
22…雌実部
24…嵌合空間部
26…突出部
28…化粧柄
29…特徴のある柄
30…(フローリング材の)組
32…フローリングセット


【特許請求の範囲】
【請求項1】
特徴のある柄を有する化粧柄が所定長さで繰り返されており、それぞれの前記化粧柄が互いに異なる複数種類の印刷化粧シートを用意し、
複数種類の前記印刷化粧シートを木質基板にそれぞれ貼着した後、前記木質基板をそれぞれ所定寸法に切断し、実加工を施すことにより、化粧柄が互いに異なる、特徴のある柄を有するフローリング材とそうでないフローリング材とを含む複数の組をそれぞれ形成し、
前記各組から特徴のある柄を有するフローリング材またはそうでないフローリング材を単位枚数だけ取り出して梱包することを特徴とするフローリングセットの梱包方法。
【請求項2】
前記化粧柄は木目であって、前記特徴のある柄は、前記化粧柄ごとに互いに異なる天然木の特有柄であることを特徴とする請求項1に記載のフローリングセットの梱包方法。
【請求項3】
前記木質基板は、3尺×6尺サイズであり、また、前記フローリング材は、前記印刷化粧シートが貼着された前記木質基板を幅方向に三等分割した1尺×6尺サイズであって、前記フローリング材を単位枚数である6枚取り出して梱包することを特徴とする請求項1または2に記載のフローリングセットの梱包方法。
【請求項4】
前記化粧柄が互いに異なる3種類以上の前記印刷化粧シートが用意されており、前記化粧柄が互いに異なる、特徴のある柄を有するフローリング材とそうでないフローリング材とを含む3つの組がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項3に記載のフローリングセットの梱包方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−57418(P2012−57418A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−203578(P2010−203578)
【出願日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【出願人】(000204985)大建工業株式会社 (419)
【Fターム(参考)】