説明

プラスチックフィルム挿入合せガラス

【課題】自動車の窓ガラスに用いるための、外観不良のないプラスチックフィルム挿入合せガラスの提供。
【解決手段】プラスチックフィルム挿入合せガラス1は、室外側ガラス板、中間膜、プラスチックフィルム、中間膜、室内側ガラス板の順に積層してなるプラスチックフィルム挿入合せガラスにおいて、ガラス板が曲げ加工によって湾曲した形状であり、プラスチックフィルムに赤外線反射膜が形成されてなり、少なくとも一つの辺で、プラスチックフィルムのエッジ4が、ガラス板のエッジ2から5mm以上200mm以下の範囲で、ガラス板の中央側に離れていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ガラス板、中間膜、透明なプラスチックフィルム、中間膜、ガラス板をこの順に積層して作製される合せガラスに関し、特に自動車の窓に用いられる合わせガラスに関する。
【背景技術】
【0002】
プラスチックフィルム、特にポリエチレンテレフタレートフィルムを挟持した2枚の中間膜を用いて、2枚のガラス板を積層したものが、熱線反射機能を持たせた合せガラスとして、知られている。
【0003】
通常、合せガラスは、オートクレーブを用いて、高温高圧処理され、ガラス板とポリエステルフィルムが、中間膜により熱融着される。
【0004】
例えば、特許文献1では、薄膜がポリエステルフィルムに形成されてなる熱線反射プラスチックフィルムを、2枚の中間膜で挟持した可撓性積層体を、2枚のガラス板の間に挟んで積層される、合せガラスが開示されている。
【0005】
また、2枚の湾曲したガラス板の間にプラスチックフィルムを積層する場合、プラスチックフィルムにシワが発生しやすく、特許文献2には、プラスチックフィルムの周辺部に切り込み部を形成したものが開示されている。
【特許文献1】特開昭56−32352号公報
【特許文献2】特開平6−18856号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
自動車の窓ガラス、特に前面の窓ガラスに用いられる合わせガラスは、辺の長さが1mから2m程度の大きさであり、特許文献2に開示されている方法では、切込みを大きくすると見栄えが悪く、小さくするとシワの発生を防ぐことが困難となる。
【0007】
本発明は、プラスチックフィルムを合わせガラスの中間膜の間に挿入してなるプラスチックフィルム挿入合せガラスにおいて、プラスチックフィルムにシワの発生がなく、外観不良のないプラスチックフィルム挿入合せガラスの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のプラスチックフィルム挿入合せガラスは、室外側ガラス板、中間膜、プラスチックフィルム、中間膜、室内側ガラス板の順に積層してなるプラスチックフィルム挿入合せガラスにおいて、ガラス板が曲げ加工によって湾曲した形状であり、プラスチックフィルムに赤外線反射膜が形成されてなり、少なくとも一つの辺で、プラスチックフィルムのエッジが、ガラス板のエッジから5mm以上200mm以下の範囲で、ガラス板の中央側に離れていることを特徴とするプラスチックフィルム挿入合せガラスである。
【0009】
また、本発明のプラスチックフィルム挿入合せガラスは、前記プラスチックフィルム挿入合わせガラスにおいて、プラスチックフィルムの厚みガ50μmから200μmの範囲にあることを特徴とするプラスチックフィルム挿入合せガラスである。
【0010】
また、本発明のプラスチックフィルム挿入合せガラスは、前記プラスチックフィルム挿入合わせガラスにおいて、プラスチックフィルムに、誘電体の多層膜でなる赤外線反射膜あるいは金属膜が形成されてなることを特徴とするプラスチックフィルム挿入合せガラスである。
【0011】
また、本発明のプラスチックフィルム挿入合せガラスは、前記プラスチックフィルム挿入合わせガラスにおいて、プラスチックフィルムが、ガラス板の形あるいは着色膜のエッジの形と略相似形に裁断されてなることを特徴とし、また、プラスチックフィルムの周辺エッジの切断面のフィルム面に対する角度が、30〜60度の間にあることを特徴とするプラスチックフィルム挿入合せガラスである。
【0012】
また、本発明のプラスチックフィルム挿入合せガラスは、前記プラスチックフィルム挿入合わせガラスにおいて、着色膜が室外側ガラスの周辺部に、帯状に形成されてなることを特徴とするプラスチックフィルム挿入合せガラスである。
【0013】
また、本発明のプラスチックフィルム挿入合せガラスは、前記プラスチックフィルム挿入合わせガラスにおいて、ガラス板のコーナー部付近のプラスチックフィルムのエッジをガラス板のエッジと重なるようにしてあることを特徴とするプラスチックフィルム挿入合せガラスである。
【0014】
また、本発明のプラスチックフィルム挿入合せガラスは、前記プラスチックフィルム挿入合わせガラスにおいて、プラスチックフィルムに位置合せのためのマーキングが形成されてなることを特徴とするプラスチックフィルム挿入合せガラスである。
【発明の効果】
【0015】
2枚の中間膜で、プラスチックフィルムを挟持し、作製される合せガラスにおいて、プラスチックフィルムにシワのない、実用が可能な、プラスチックフィルム挿入合せガラスの提供を可能にする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明のプラスチック挿入合せガラスは、図1、2に示すように、挿入するプラスチックフィルムのエッジ4が、プラスチック挿入合わせガラスのエッジ2と着色膜のエッジ3との間に位置するものである。
【0017】
車外側ガラス板10、車内側ガラス板13には、低コストで得られるフロート法によるソーダライムガラスを曲げ加工して得られる湾曲したガラス板を用いるのが簡便である。
【0018】
湾曲したガラス板の形状は、フローと法で作成されたガラス板を軟化点以上に加熱して、自重法やプレス法などで所定の湾曲形状に加工して得られる。
【0019】
中間膜11、12には、ポリビニルブチラール(PVB)やエチレンビニルアセテート(EVA)などのホットメルトタイプの接着剤が、好適に用いられる。
【0020】
プラスチックフィルム14には、延伸法で作製されているものが好適であり、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリエーテルスルフォン、ナイロン、ポリアリレート、シクロオレフィンポリマーなどでなるプラスチックフィルムの中から選んで使用できる。
【0021】
特に2軸延伸法で製膜される結晶性のポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)は、耐熱性にも優れていて広範囲の温度環境に使用することができ、また、透明性が高く、大量に生産されているために品質も安定しており、好適である。
【0022】
プラスチックフィルム14の厚さは、50μmよりも薄いとフィルムが変形しやすくなり、シワが発生しやすい。また、フィルムの取り扱いが難しく、かつ赤外線反射膜を成膜した場合には赤外線反射膜の応力によりカールしやすい。一方、フィルムの厚さが200μmより厚いと合わせ加工時に脱気不良による外観欠陥が出るため、厚さは50μm〜200μmであることが望ましい。
【0023】
プラスチックフィルム14は、高温になると柔軟性が増大するため、中間膜11と中間膜12とで挟持して、合せガラスの製造過程において、オートクレーブにより高温高圧にして、中間膜11、12によって熱融着するとき、プラスチックフィルム14は伸縮して、車外側ガラス板10の湾曲形状とほとんど同じ形状となるが、車外側ガラス板10の曲率半径が小さいとシワが発生しやすくなり、シワがプラスチック挿入合わせガラスの周辺部に生じてしまう。
【0024】
従って、図1、2に示すように、プラスチックフィルムのエッジ4とプラスチック挿入合わせガラスのエッジ2とを一致させず、プラスチックフィルムのエッジ4がガラス面に位置するようにして、プラスチックフィルム14の面積をプラスチック挿入合わせガラス1よりも小さくし、シワの発生を防ぐことが好ましい。
【0025】
このため、図3のプラスチックフィルム挿入ガラスのエッジ2からプラスチックフィルムのエッジ4までの距離d1を5mm以上とする、ガラス板の面積よりも小さい面積のプラスチックフィルムを挿入することが望ましい。
【0026】
さらに、プラスチックフィルムのエッジ4に太陽光が当たると、プラスチックフィルムのエッジ4で光が散乱し、プラスチックフィルムのエッジ4が目立つだけでなく、運転に支障をきたす恐れがあるので、車外側に位置する車外側ガラス板10の合せ面に着色膜15を設けて、プラスチックフィルムのエッジ4に太陽光が当たらないようにすることが好ましい。
【0027】
すなわち、図3に示すように、プラスチックフィルム挿入ガラスのエッジ2からプラスチックフィルムのエッジ4までの距離dは、プラスチックフィルム挿入ガラスのエッジ2から着色膜のエッジ3までの距離dよりも小さくすることが好ましい。
【0028】
また、プラスチックフィルムのエッジが中間膜11と中間膜12とで覆われているため、プラスチックフィルムのエッジが、プラスチックフィルム挿入合わせガラスのエッジと同じで水分に晒されるような形状に比べ、水分による劣化を防止できる効果もある。
【0029】
さらに、プラスチックフィルムの切断面は、プラスチックフィルム表面16に直角な面で形成するより、図4に示す角度θが30〜60度の間にある傾斜面17とするほうが、プラスチックフィルムのエッジ4が中間膜11、12に十分に覆われるために、プラスチックフィルムのエッジ4付近の気泡の残存がなくなって耐久性が向上し、好ましい。θが30度より小さいと切断が難しく、60度を越すと傾斜面にする効果がなくなる。
【0030】
プラスチックフィルム14のエッジを傾斜面17にすると、プラスチックフィルム面16を垂直に見たエッジの幅dは0ではなくなるが、プラスチックフィルムの厚みは200μm以下なので、最大でもエッジの幅dは、200μm/tan(30)で約0.4mmとなり、プラスチックフィルムのエッジ4の位置を所定の位置に合せるとき、エッジの幅dは誤差として処理することのできる大きさである。
【0031】
着色膜は、車外側ガラス板10を曲げ加工して作製する前に、ガラス板の周辺部にスクリーン印刷でセラミックペーストを印刷し、曲げ加工のときに焼成して成形することが望ましく、不透明ならば何色でも良いが、特に黒色は着色膜の存在が目立たないので好ましい。
【0032】
プラスチックフィルム14は、プラスチック挿入合わせガラス1よりもサイズが小さいため、プラスチックフィルムのエッジ4の位置を所定の位置に合せることが困難となる。
【0033】
このため、図5のように、ラスチックフィルムのエッジ4を合せるための位置合わせ用マーク20を車内側ガラスに設け、プラスチックフィルム14が所定の位置に挿入されるようにすることが好ましい。
【0034】
位置合わせ用マークは2箇所以上設けることが好ましく、辺部あるいはコーナー部のいずれの位置でもよい。
【0035】
さらに、図6のように、プラスチックフィルムのエッジ4とプラスチックフィルム挿入合わせガラスのエッジ2とが、コーナー部で一致するようにしてもよい。
【0036】
プラスチックフィルムのエッジ4とプラスチックフィルム挿入合わせガラスのエッジ2とを一致させるコーナー部の数は、2箇所以上とすることが好ましい。
【実施例】
【0037】
実施例1
自動車用の前面窓に用いられるプラスチック挿入合わせガラスを、次のように作製した。
【0038】
車外側ガラス板10と車内側ガラス板13とを作製するため、窓のサイズよりも大きい面積のガラス板から、2枚のガラス板を、窓のサイズに合せて所定の形・サイズにガラスカッターで切り出し、端面を研磨処理した。この2枚のガラス板を洗浄、乾燥した後、車外側に位置するガラス板の合わせ面側(中間膜で接着される面側)に、黒色のセラミックペーストをスクリーン印刷し、乾燥した。
【0039】
セラミックペーストをスクリーン印刷したガラス板ともう1枚のガラス板とを重ね、2枚同時に曲げ加工炉中で加熱し、曲面形状のガラスに成型して、車外側ガラス板10、車内側ガラス板13に用いた。また、曲げ加工炉中での加熱で、スクリーン印刷されたセラミックペーストも焼成されて、着色膜15を、車外側ガラス板10に形成した。
【0040】
着色膜15の幅dは、最小となる所では30mm、最大となる所では100mmとした。
【0041】
窓のサイズよりも大きい面積の、両面にアモルファスポリエステルによる易接着層とシランカップリング層が施してある、厚さが100μmのPETフィルムから、曲げ加工前の車外側ガラス板10の平板形状(車外側ガラス板10を作製するために切り出したガラス板)とほとんど相似形なPETフィルムを、中央側に1cm縮小させたサイズに、NCカッターで切り出し、プラスチックフィルム14とした。
【0042】
プラスチックフィルム14を切り出す時には、プラスチックフィルム面に対して、切断面が垂直方向ではなく、垂直方向から30°の傾斜角となるようにして切り出した。
【0043】
厚さ0.36mmのPVBフィルムを2枚用い、前記切り出したプラスチックフィルム14を、この2枚のPVBフィルムで挟みこんだ。
【0044】
車外側ガラス板10と車内側ガラス板13との間に、前記PETフィルムを挟持した2枚のPVBフィルムを挿入した。
【0045】
このPVBフィルムの挿入は、プラスチックフィルムのエッジ4が車外側ガラス板10のエッジから10mmとなるようにした。
【0046】
重ねあわされた、車外側ガラス板10と車内側ガラス板とのエッジからはみ出したPVBフィルムをカッターで切り取った後、車外側ガラス板10と車内側ガラス板13との間を脱気し、さらに、オートクレーブによる加圧・加熱処理を行い、プラスチック挿入合わせガラス1を作製した。
【0047】
作製したプラスチック挿入合わせガラスは、挟みこんだPETフィルムのシワもなく、またPETフィルムのエッジ4は黒色の着色膜に隠れて車外から見えず、自動車用の前面ガラスとして良好に使用できるものであった。
【0048】
実施例2
厚さが50μmのPETフィルムの片面に、酸化亜鉛と銀を積層してなる赤外線反射膜が形成してなるPETフィルムから、車外側ガラス板10に形成された着色膜のエッジ3よりも11mm大きくなるような形で、すなわち、d2−d1=11mmとなるように、車外側ガラス板10の透視部(プラスチックフィルム挿入合わせガラスの透視部5)の形とほぼ相似形で、プラスチックフィルム14を切り出した他は、実施例1と同様にして、プラスチックフィルム挿入合わせガラス1を作製した。
【0049】
作製したプラスチック挿入合わせガラスは、近赤外線を反射する遮熱性機能を持ち、挟みこんだPETフィルムのシワもなく、またPETフィルムのエッジ4は黒枠部に隠れて車外から見えず、自動車用の前面ガラスとして良好に使用できるものであった。
【0050】
実施例3
厚さが188μmのPETフィルムの片面に、シリカとチタニアによる誘電体9層膜からなる赤外線反射膜が形成してなるPETフィルムから、車外側ガラス板10に形成された着色膜のエッジ3よりも5mm大きくなるような形で、すなわち、d2−d1=5mmとなるように、車外側ガラス板10の透視部(プラスチックフィルム挿入合わせガラスの透視部5)の形とほぼ相似形で、、プラスチックフィルム14を切り出した他は、実施例1と同様にして、プラスチックフィルム挿入合わせガラス1を作製した。
【0051】
作製したプラスチック挿入合わせガラス1は、近赤外線を反射する遮熱性機能を持ち、挟みこんだPETフィルムのシワもなく、またPETフィルムのエッジ4は黒枠部に隠れて車外から見えず、自動車用の前面ガラスとして良好に使用できるものであった。
【0052】
比較例1
実施例1で用いたと同じガラス板、PVBフィルム、PETフィルムを用い、PETフィルムを2枚のPVBフィルムに挟み込み、更に2枚のガラス板に挟み込み、ガラスエッジからはみ出したPVBフィルムとPETフィルムをカッターで切り取った。この後、実施例1と同様にしてプラスチック挿入合わせガラスを作製した。
【0053】
作製したプラスチック挿入合わせガラスには、その周辺部で、PETフィルムにシワが生じ、また、シワによると思われる、周辺部と中央部との厚さの違いが、透視歪の原因となり、自動車用の前面ガラスとしては使用できないものであった。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明のプラスチックフィルム挿入合わせガラスの概略平面図。
【図2】図1のa−a´断面図。
【図3】本発明のプラスチックフィルム挿入合わせガラスの端部の概略断面図。
【図4】プラスチックフィルムの切断面の概略図。
【図5】プラスチックフィルムのエッジの位置合わせ用マークを設けた、車内側ガラスの平面図。
【図6】プラスチックフィルムのエッジとプラスチック挿入合わせガラスのエッジとを、コーナー部で一致させたときの、プラスチックフィルム挿入合わせガラスの平面図。
【符号の説明】
【0055】
1 プラスチックフィルム挿入合わせガラス
2 プラスチックフィルム挿入合わせガラスのエッジ
3 着色膜のエッジ
4 プラスチックフィルムのエッジ
5 プラスチックフィルム挿入合わせガラス透視部
10 車外側ガラス板
11、12 中間膜
13 車内側ガラス
14 プラスチックフィルム
15 着色膜
20 位置合わせ用マーク
21 プラスチックフィルムのエッジの所定位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラス板、中間膜、プラスチックフィルム、中間膜、ガラス板の順に積層してなるプラスチックフィルム挿入合せガラスにおいて、ガラス板が曲げ加工によって湾曲した形状であり、プラスチックフィルムに赤外線反射膜が形成されてなり、少なくとも一つの辺で、プラスチックフィルムのエッジが、ガラス板のエッジから5mm以上200mm以下の範囲で、ガラス板の中央側に離れていることを特徴とするプラスチックフィルム挿入合せガラス。
【請求項2】
プラスチックフィルムの厚みが50μmから200μmの範囲にあることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックフィルム挿入合せガラス。
【請求項3】
プラスチックフィルムに、誘電体の多層膜でなる赤外線反射膜あるいは金属膜が形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のプラスチックフィルム挿入合せガラス。
【請求項4】
プラスチックフィルムが、プラスチック挿入合わせガラスの形あるいはプラスチックフィルム挿入ガラス透視部の形と略相似形に裁断されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプラスチックフィルム挿入合せガラス。
【請求項5】
プラスチックフィルムの周辺エッジの切断面のフィルム面に対する角度が、30〜60度の間にあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプラスチックフィルム挿入合せガラス。
【請求項6】
着色膜が室外側ガラスの周辺部に、帯状に形成されてなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のプラスチックフィルム挿入合せガラス。
【請求項7】
車内側ガラスに位置合わせ用マークが形成されてなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のプラスチックフィルム挿入合せガラス。
【請求項8】
ガラス板のコーナー部付近のプラスチックフィルムのエッジをガラス板のエッジと重なるようにしてあることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のプラスチックフィルム挿入合せガラス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−161407(P2009−161407A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−2189(P2008−2189)
【出願日】平成20年1月9日(2008.1.9)
【出願人】(000002200)セントラル硝子株式会社 (1,198)
【Fターム(参考)】