説明

プリンタカートリッジ

カートリッジ式プリンタの使用に適するプリンタカートリッジはロールのラベル媒体を収納及び供給する。このカートリッジは上壁及び下壁を有する筐体を備えている。枢軸を中心に枢動できるように上壁と下壁の間に枢着されたヨークは、ロールのラベル媒体を支持するラベル媒体巻出しシャフトを備えている。ラベル媒体巻出しシャフトは、枢軸から離間して平行に配置された長手方向の軸を有する。ラベル媒体駆動ローラは上壁と下壁の間に回転自在に取り付けられ、付勢手段はヨークをラベル媒体駆動ローラの方へ付勢し、ロールのラベル媒体をラベル媒体駆動ローラと接触状態に保持し、媒体通路の始点を定める。一実施例では、ヨークは異なるラベル媒体幅に対応するよう調整可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプリンタラベル媒体カートリッジに関し、より詳細には、枢着されたラベル媒体スプールを有するカートリッジに関する。
【背景技術】
【0002】
ラベルに文字等を印刷する電子装置について開示する多くの米国特許があり、その中には携帯用装置に関するもの、その他卓上用装置に関するものがある。例えば米国特許第6113293号に開示されている携帯用ラベルプリンタ、及び例えば米国特許第6266075号や第5078523号に開示されている卓上用プリンタは、一般的に同じ構成要素を組み合わせたもの、即ち、プリントヘッド、プリントヘッドを通って印刷されるラベル媒体を供給する手段、マイクロプロセッサ、該マイクロプロセッサを稼動するため適切な命令を下すようプログラムされたROM、RAM、文字キー、数字キー、並びに英数字を入力する為及び印刷内容に関する指示を入力する為のファンクションキーのあるキーボード、オペレータがプリンタを使う際に用いる発光ダイオード(LED)などの画像表示装置あるいは液晶ディスプレイ(LCD)装置を備えている。携帯用プリンタでは、これらの構成要素は1つの筐体内に収納されている。
【0003】
ラベル媒体はキャリアストリップに取り付けられた一続きのラベルからなる。該キャリアストリップはプリンタ内を通って供給され、ラベルには説明文、英数字、その他の文字等が印刷される。その後、ラベルはキャリアストリップから取り外され識別が必要な物に付けられる。ラベルの用途は多岐にわたるため、種々のサイズ、色、形をしたラベルを備えるキャリアストリップやラベルの様々な組合せがある。
【0004】
特定のタイプのプリントヘッドは熱転写印刷技術を使用している。熱転写印刷はワックス、カーボンブラック、又はこれと同等のものといった顔料を熱転写リボンからラベル媒体に転写するのに熱生成プリントヘッドを用いる。デジタル技術を使えば、文字がプリントヘッド上の配列画素に電力を印加することで印刷される。該プリントヘッドは、インクリボン上のワックスあるいはその他の顔料を順次溶かして画像をラベル媒体に転写する。
【0005】
ラベルプリンタなどの既知の熱転写プリンタでは、ラベル媒体及びインクリボンがプリントヘッドとプラテンローラ間で重なり、プラテンローラによってプリントヘッドを通り同時に給送される。プラテンローラは駆動機構によって回転駆動される。また駆動機構は、インクリボンの張力を保つため、インクリボン巻取りスプール及びインクリボン巻出しスプールを回転駆動することもできる。
【0006】
カートリッジ式印刷装置では、例えば米国特許第6,113,293号に開示されているように、一定のラベル媒体通路を有していることが望ましい。これを実現するため、カートリッジ式印刷装置の多くは、ラベル媒体のロールの外径との接点によって定まるラベル媒体通路を有している。しかし、この手法ではラベル媒体を使用する際に問題が生じる。特に、ラベル媒体が使用されるにつれてロールの径が減少し、ラベル媒体通路の始点が変化してしまう問題がある。
【0007】
このことは、ダイカットラベルを有するラベル媒体に印刷する印刷装置の場合には更に重大な問題となる。ダイカットラベルの無駄な消費を抑えるためには、既に印刷済みのラベルが剥がされるとすぐ、ダイカットラベルをプリントヘッドと位置合せするためラベル媒体を逆搬送方向に送る必要がある。しかし、ロールの径が減少することによって引き起こされるラベル媒体通路の始点の変化は、ラベル媒体とプリントヘッドを正確に位置合せするのを困難にする。従って、ラベル媒体通路の始点を一定とするカートリッジ式印刷装置に使用できる印刷カートリッジが必要とされている。
【0008】
カートリッジ式印刷装置の別の問題は、一般に、カートリッジが単一のラベル媒体幅に対応して作られていることである。この結果、カートリッジのメーカーは各ラベル媒体幅に対応するカートリッジの在庫を保持しなければならない。従って、様々な幅のラベル媒体に使用できるラベル媒体カートリッジが必要とされている。
【特許文献1】米国特許第6,113,293号
【特許文献2】米国特許第6,266,075号
【特許文献3】米国特許第5,078,523号
【発明の開示】
【0009】
本発明はカートリッジ式プリンタでの使用に適したプリンタカートリッジを提供するものである。プリンタカートリッジはロールのラベル媒体を収納及び供給し、上壁及び下壁を有する筐体を備えている。枢軸の回りを枢動できるように、上壁及び下壁の間に枢着されたヨークは、ロールのラベル媒体を支持するラベル媒体巻出しシャフトを備えている。ラベル媒体巻出しシャフトは、枢軸から離間され、かつ平行の長手方向の軸を有する。ラベル媒体駆動ローラは上壁と下壁の間に回転自在に取り付けられ、ロールのラベル媒体をラベル媒体駆動ローラと接触した状態に保持して媒体通路の始点を決めるため、付勢手段がヨークをラベル媒体駆動ローラの方向へ付勢している。一実施形態では、ヨークは様々なラベル媒体幅に合せて調整することができる。
【0010】
本発明の全般的な目的は、ロールのラベル媒体を収納し、ロールのラベル媒体の径が減少する際に、ラベル媒体通路の始点を一定にすることのできるカートリッジを提供することにある。該目的は、枢着されたヨークを有するカートリッジを提供することで実現できる。該ヨークは、該ヨークによって支持されるラベル媒体をラベル媒体駆動ローラと接触する状態に維持することでラベル媒体通路の始点を一定にする。
【0011】
本発明の別の目的は、様々な幅のラベル媒体に対応できるカートリッジを提供することにある。該目的は、ラベル媒体の幅の違いに合せて媒体ガイドを移動できるヨークを提供することで実現できる。
【0012】
本発明の上記及びその他の目的並びに効果は以下の記載から明らかとなるであろう。明細書中では、その一部を構成する添付図面を参照し、例示のために本発明の好ましい実施形態を示している。しかしながら係る実施形態は必ずしも本発明の全範囲を示すものではない。従って、本発明の範囲を解釈するには特許請求の範囲を参照されたい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
特に図1から図5を参照すると、本発明の好ましい実施形態に係る携帯用感熱式プリンタ10は、前面にキーボード4と、そのキーボード4の上部に位置するディスプレイ6を支持する成型プラスチック筐体2を備えている。ディスプレイ6の上部の筐体2に設けられた開口8には、ラベル媒体14及びインクリボン16を収容するカートリッジ12を収納する。カートリッジ12は開口8を通ってプリンタの筐体2に設けられたカートリッジ受け部18内に装着される。カートリッジ12から出たラベル媒体14及びインクリボン16は、プリンタ機構体20の中を通って装着される。プリンタ機構体20は、ラベル媒体14の一部であるラベルに文字等を印刷するためのプリントヘッド22及びプラテンローラ24を備えている。印刷済みラベルは、ラベル媒体14を裁断する裁断機構26を通り、未印刷ラベルから印刷済みラベルが切り離される。
【0014】
ラベル媒体14は当該技術分野では既知のもので、一般に一続きの粘着ラベルを有するキャリアウェブからなる。ウェブ材料の大きさ、幅、色、及び種類は個々の印刷用途により様々である。プリンタ10で使用される際には、ラベル媒体14はカートリッジ12から出され、ウェブの通路に沿って引き出される。
【0015】
図3から図9を参照すると、カートリッジ12は、外周壁34で結合された上壁30と下壁32を有するカートリッジ筐体28を備えている。外周壁34は、スプール上に巻かれたラベル媒体とインクリボンを収納するための収納場所を定めている。カートリッジ筐体28から出たラベル媒体14及びインクリボン16は、プラテンローラ24及びプリントヘッド22と係合するため、カートリッジ筐体28から出口溝29を通り、カートリッジ筐体28外部の印刷領域38へ出される。使用済みインクリボン16はカートリッジ筐体28に再び入り、カートリッジ筐体28に回転自在に取り付けられたインクリボン巻取りスプール40に巻き取られる。
【0016】
本明細書に開示したカートリッジ筐体28は、カバー70と結合された基部68から構成される。基部68はカートリッジ筐体の下壁32及び外周壁34の下部72を有する。外周壁34の下部72に沿って間隔を空けて設けられたリブ74は合せ穴76を有する。それぞれの合せ穴76は、カバー70から伸びるガイドピンを嵌め込むため、外周壁の下部72の自由縁に隣接するそれぞれのリブ74の遊離端に設けられる。基部68とカバー70を一緒に固定するため、カバー70から伸びる留め金84との噛合わせ用に、一対の引っ掛け部80が外周壁の下部72の外側面82に設けられる。
【0017】
カートリッジ筐体28に回転自在に取り付けられたインクリボン巻出しスプール48、インクリボン巻取りスプール40、及びラベル媒体駆動ローラ46を駆動するため、下壁32に設けられた駆動シャフト穴86には駆動シャフト92,96,100が嵌め込まれる。下壁32の内側面90には、各駆動シャフト穴86の回りに円形の凹部88が形成される。それぞれの凹部88には、インクリボン巻出しスプール48、インクリボン巻取りスプール40、及びラベル媒体駆動ローラ46の回転中に引張り力を生じさせるため、ドラッグワッシャ95が嵌め込まれる。外周壁の下部72に隣接する下壁32を貫通して設けられる小さな穴99には、ラベル媒体14を支えているヨーク42の一部をなす枢軸シャフト103の一端が嵌め込まれる。
【0018】
カバー70はカートリッジ筐体の上壁30及び外周壁34の上部104を有する。外周壁34の上部104に沿って間隔を空けて設けられるカバーリブ106は、ベースリブ74と揃えられ、このベースリブ74に設けられる合せ穴76に嵌め込むガイドピン78を有する。それぞれのガイドピン78は、外周壁の上部104の自由縁に隣接するそれぞれのカバーリブ106から伸びている。1組の留め金84は、基部68に形成された引っ掛け部80と噛合うよう外周壁の上部104の自由縁から伸びている。カートリッジ筐体の上壁30に設けられ内側に伸びるボス108には、ヨーク42の一部をなす枢軸シャフト103の他端が嵌め込まれる。
【0019】
第1、第2及び第3の円筒型支柱110,112,114は、カートリッジ筐体の上壁30から内側に伸びている。それぞれの支柱110,112,114は、インクリボン巻出しスプール48、インクリボン巻取りスプール40、又はラベル媒体駆動ローラ46のいずれかを回転自在に支持する。それぞれの支柱110,112,114に巻かれたコイルバネ116は、スプール48,40、ラベル媒体駆動ローラ46のそれぞれを、カートリッジ筐体の下壁32の方へ向け付勢し、それぞれの凹部88に嵌め込まれるドラッグワッシャ95と係合状態にする。
【0020】
未使用のインクリボン16は、カートリッジ筐体28内でインクリボン巻出しスプール上に収納されており、いったんインクリボン16がプリントヘッド22を通過すると、インクリボン巻取りスプール40上に巻き取られる。インクリボン巻出し及び巻取りスプール48,40は両方とも、カートリッジ筐体28内で、それぞれ第2及び第3の支柱112,114に回転自在に支持されている。インクリボン巻取り及び巻出しスプール40,48は、それぞれインクリボン巻取りシャフト100及びインクリボン巻出しシャフト96によって選択的に回転駆動され、搬送方向及び逆搬送方向にインクリボン16を張った状態に保つ駆動機構の一部を構成する。
【0021】
インクリボン巻出しスプール48は、カートリッジ筐体の上壁30と下壁32の間の、第2の支柱112に回転自在に取り付けられ、スプール48上に巻かれたロールのインクリボンを有している。搬送方向の状態では、インクリボン16はインクリボン巻出しスプール48から巻き出され、ラベル媒体14と共にカートリッジ12から出て、プリントヘッド22とプラテンローラ24の間の印刷領域38を通り抜ける。プリントヘッド22はインクリボン16と協働し、インクリボン16のインクをラベル媒体14に転写する。いったんインクが転写されると、インクリボン16は再度カートリッジ12に収められ、上壁30及び下壁32の間に支持されるインクリボン巻取りスプール40に巻き取られる。
【0022】
インクリボン巻取りスプール40は、カートリッジ筐体の上壁と下壁30,32の間の第3の支柱114に回転自在に取り付けられ、搬送方向の状態で、上記の如く、使用済みインクリボン16をスプール40に巻きつける。逆搬送方向の状態では、インクリボン16は、インクリボン巻取りスプール40から巻き出され、カートリッジ12から出てプリントヘッド22とプラテンローラ24の間の印刷領域38を通り抜け、インクリボン巻出しスプール48に巻き取られる。
【0023】
ラベル媒体駆動ローラ46は、カートリッジ筐体の上壁と下壁30,32の間で、第1の支柱110に回転自在に取り付けられ、ラベル媒体14と係合してラベル媒体通路の始点を定める。ラベル媒体通路の始点は、ラベル媒体駆動ローラ46とヨーク42により支持されるロール上のラベル媒体14との接点と規定される。ラベル媒体駆動ローラ46はゴムでコートされ、搬送方向の状態で、ラベル媒体駆動ローラ46並びにプリントヘッド22及びプラテンローラ24の間のラベル媒体14に一定の張力を与えるのが好ましい。逆搬送方向の状態では、駆動機構の一部をなすラベル媒体駆動シャフト92がラベル媒体駆動ローラ46を駆動し、ラベル媒体駆動ローラ46並びにプラテンローラ及びプリントヘッド22の間のラベル媒体14の張力を保持する。
【0024】
それぞれのドラッグワッシャ95は、カートリッジ筐体28の各駆動シャフト穴86の回りに形成された円形の凹部88の一つに嵌め込まれ、インクリボン巻出しスプール48、巻取りスプール40、及びラベル媒体駆動ローラ46の一つと摩擦係合し、ラベル媒体14及びインクリボン16の張力を保つため、スプール48,40、及びローラ46を回転させて引張り力、即ち回転力を発生する。コイルバネ116は、所望の引張り力を与えるため、ドラッグワッシャ95に逆らってスプール48,40及びローラ46を付勢する。引張り力は、例えばワッシャの構成を変えたり、コイルバネのバネ定数を変更するなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、当該技術分野で既知の手段を用いて所望レベルに調整することができる。無論、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、例えば、駆動機構を介してスプールやローラに引張り力を発生させたり、スプール及び/又はローラをカートリッジ、バネ、又はその他の機構と摩擦係合するなど、引張り力を発生するための他の手段を用いることができる。
【0025】
ラベル媒体駆動ローラ46と係合しているラベル媒体14は、ヨーク42に回転自在に取り付けられたロールの形でカートリッジ筐体28内に収納される。本明細書に開示した実施形態では、ラベル媒体14のローラの径が減少する間、ラベル媒体通路の始点を一定に維持するため、ヨーク42が枢着されているという特徴を有する。該ヨーク42は、ロールの径に関わらずラベル媒体通路の始点を一定とするため、ラベル媒体14のロールの外径との接点でラベル媒体駆動ローラ46がラベル媒体14のロールと係合するように回転する。
【0026】
図5から図14に示したように、本明細書に開示したヨーク42は、枢軸シャフト103及びラベル媒体巻出しシャフト122によって結合された第1及び第2のラベル媒体ガイド118,120を有する。枢軸シャフト103の各端部は、カートリッジ筐体の上壁30に設けられたボス108又はカートリッジ筐体の下壁32に設けられた穴99のいずれかに嵌め込まれ、カートリッジ筐体28にヨーク42を枢着する。ラベル媒体巻出しシャフト122は、単独で或いは巻心123にロールのラベル媒体14を取り付ける。ラベル媒体ガイド118,120は、カートリッジ出口溝29に合せてラベル媒体14を調整し、ラベル媒体14がカートリッジ筐体28を出る際に、ラベル媒体14が詰まるのを効果的に防止する。
【0027】
第1のラベル媒体ガイド118は、枢軸シャフト103及びラベル媒体巻出しシャフト122の一方の端に固定される、即ち一体部分として構成されるのが好ましい。第2のラベル媒体ガイド120は、枢軸シャフト103を摺動自在に嵌め込む枢軸シャフト穴124、及びラベル媒体巻出しシャフト122を摺動自在に嵌め込むラベル媒体巻出しシャフト穴126を有する。第2のラベル媒体ガイド120は、幅の異なるラベル媒体14のロールに合せるため、枢軸シャフト103及びラベル媒体巻出しシャフト122に沿って効果的にスライドできる。
【0028】
本明細書で開示する第2のラベル媒体ガイド120は、所定幅のラベル媒体14の各ロールに対応するため、複数の設定位置に配置することができる。様々な幅を定める設定位置を持つヨーク42を提供することが好ましいが、例えば枢軸シャフト及び/又はラベル媒体巻出しシャフトを、それぞれ枢軸シャフト穴及び/又はラベル媒体巻出しシャフト穴と摩擦係合するようサイズ調整するなど、最小のものから最大のものまでいかなるラベル媒体幅にも適応するよう無限に調整可能なヨークを本発明の要旨を逸脱しない範囲で提供できる。
【0029】
図9から図14に示した実施形態では、前記設定位置は枢軸シャフト103及びラベル媒体巻出しシャフト122に形成された切欠き128によって定まる。第2のラベル媒体ガイド120から第1のラベル媒体ガイド118に向かって延びる留め金130は切欠き128と噛合い、所望の設定位置で第1のラベル媒体ガイド118に対して第2のラベル媒体ガイド120を固定する。この方法は、カートリッジ12の組立てを簡素化できるのに加え、同じヨーク42を異なるラベル媒体幅に合せて使用できるため、ラベル媒体14の様々な幅に応じて必要となる部品数を最小限に抑える利点を有する。
【0030】
ヨーク42は、カートリッジ筐体上壁及び下壁30,32の間に回転自在に取り付けられたラベル媒体駆動ローラ46の方向に、捻りバネ44により枢支して付勢される。捻りバネ44は枢軸シャフト103に巻きつけられ、第1のラベル媒体ガイド118に係合する一端132、及びカートリッジ筐体の外周壁34と係合する他端134を有し、ラベル媒体駆動ローラ46の方向へ、ヨーク42を付勢し、この結果ロールのラベル媒体14を付勢する。使用中、ラベル媒体14のロールの径が減少する間、捻りバネ44は、ラベル媒体駆動ローラ46をロールのラベル媒体14と接触した状態に保持するという特徴を有する。ここでは捻りバネを開示したが、ヨークをラベル媒体駆動ローラの方向へ付勢する任意の付勢手段、例えば、板バネ、コイルバネ、弾性材料、弾性媒体ガイド、もしくはアームなどを、本発明の要旨を逸脱しない範囲で用いることができる。
【0031】
図1から図5に戻って参照すると、カートリッジ12はプリンタ筐体2に設けられたカートリッジ受け部18に収納される。プリンタ筐体2は、好ましくは、少なくとも2つの部分50,52から構成され、例えば、カートリッジ受け部18、キーボード4、ディスプレイ6、裁断機構26、プリンタ回路を有するプリント基板54などのプリンタ構成要素を収納する。筐体の上部分50に設けられた開口8は、カートリッジ12をカートリッジ受け部18に装着するための受け部18への入口を与える。裁断機構26近くの筐体2に設けられた溝56は、裁断機構26を通り抜けたラベル媒体14用の出口を与える。
【0032】
図2及び図5から図9を参照すると、カートリッジ受け部18は、通常カートリッジ外周壁34と同等形状の外周壁58、及びカートリッジ12を支持する下壁60を有する。カートリッジ受け部の外周壁58は、カートリッジ受け部18に対してプリンタ筐体2内に設置されるプリンタ機構体20を取り囲む。
【0033】
プリンタ筐体2内のカートリッジ受け部18に対して設置されたプリンタ機構体20は、枢動可能なプリントヘッド22及び固定されたプラテンローラ24を備える。プリントヘッド22が文字や記号をラベル媒体14に印刷できるように、プリントヘッド22はインクリボン16及びラベル媒体14と相互動作する。このことは、引用することで本明細書に組み込まれる米国特許第5078523号により詳細に記載されている。また、プラテンローラ24は駆動機構の一部を構成する。
【0034】
駆動機構はラベル媒体14及びインクリボン16をプリントヘッド22を通って給送するもので、プラテンローラ駆動シャフト62、ラベル媒体駆動シャフト92、インクリボン巻取り駆動シャフト100、及びインクリボン巻出し駆動シャフト96を備えている。該駆動機構は、搬送方向及び逆搬送方向にラベル媒体14及びインクリボン16を駆動して張った状態にするため、ローラ24,46及びスプール40,48を選択的に駆動する。代理人整理番号第180825.00004と表記の同時係属中の米国特許出願に開示されているように、プラテンローラ24、ラベル媒体駆動ローラ46、インクリボン巻出しスプール48及びインクリボン巻取りスプール40は、全てがカートリッジ受け部18の底に取り付けられた双方向駆動機構によって回転駆動されるのが好ましい。前記同時係属中の特許出願に開示された駆動機構が好ましいが、1以上の搬送方向にラベル媒体及びインクリボンを搬送できる当該技術分野で公知の任意の駆動機構を、本発明の要旨を逸脱しない範囲で用いることができる。
【0035】
印刷領域38を通過するラベル媒体14及びインクリボン16は、プリントヘッド22と密接に相互動作してインクリボン16及びラベル媒体14を保持するプラテンローラ24によって搬送方向及び逆搬送方向にプリントヘッド22を通って給送される。プラテンローラ24は、ブラケット66によってカートリッジ受け部18に回転自在に設けられるプラテンローラ駆動シャフト62に取り付けられる。プリントヘッド22はカートリッジ受け部18内にプラテンローラ24に対して枢着され、プリントヘッド22とプラテンローラ24の間にラベル媒体14及びインクリボン16を通す際にプリントヘッド22とプラテンローラ24の間に隙間を設ける。
【0036】
ラベル媒体14及びインクリボン16がプラテンローラ24により搬送方向及び逆搬送方向に駆動されるとき、インクリボン16及びラベル媒体14は、ラベル媒体駆動シャフト92、インクリボン巻取り駆動シャフト100、及びインクリボン巻出し駆動シャフト96によって張力が保たれる。ラベル媒体駆動シャフト92、インクリボン巻取り駆動シャフト100及びインクリボン巻出し駆動シャフト96は、それぞれカートリッジ筐体下壁32に設けられた駆動シャフト穴86の一つを貫通し、第1、第2、及び第3の支柱110,112,114の一つに嵌め込まれる。駆動シャフト92,96,100は支柱110,112,114を貫通して伸び、内面94,98,102と係合し、それぞれラベル媒体駆動ローラ46、インクリボン巻出しスプール48、及びインクリボン巻取りスプール40を回転駆動する。
【0037】
図1から図14を参照すると、使用にあたって、カートリッジ12は、ラベル媒体駆動ローラ46に嵌め込まれたラベル媒体駆動シャフト92、インクリボン巻出しスプール48に嵌め込まれたインクリボン巻出し駆動シャフト96、及びインクリボン巻取りスプール40に嵌め込まれたインクリボン巻取り駆動シャフト100と一緒にカートリッジ受け部18の中に挿入され、カートリッジ12をカートリッジ受け部18内に適当に配置するとともに、ラベル媒体14及びインクリボン16をプラテンローラ24及びプリントヘッド22の間に装着する。次に、プリントヘッド22はプラテンローラ24の方へ付勢され、プリントヘッド22とプラテンローラ24の間にラベル媒体14及びインクリボン16を挟み込む。
【0038】
いったんカートリッジ12が所定位置に固定されると、プリンタ10はいつでもラベルを印刷することができる。ラベルに印刷する際には、ラベル媒体14及びインクリボン16は、第1の回転方向にプラテンローラ24を駆動することによって搬送方向へプラテンローラ24及びプリントヘッド22を通って給送される。インクリボン巻取りスプール40は、プリントヘッド22を通過して給送される使用済みインクリボン16を巻き取るため、及びインクリボン16の張力を保つため、第1の回転方向に回転駆動される。ラベル媒体駆動ローラ46及びインクリボン巻出しスプール48は回転駆動されない。ドラッグワッシャ95によってラベル媒体駆動ローラ46及びインクリボン巻出しスプール48に生ずる引張り力は、ラベル媒体14及びインクリボン16を張った状態にして詰まるのを防止する。
【0039】
オペレータ又はその他の手段によって所望の文字が入力されると、ラベル媒体14及びインクリボン16がプリントヘッド22を通りって進む間、プリンタ10のプリンタ回路がプリントヘッド22の画素に電力を印加する。ヘッドの画素はラベル媒体14に文字を印字するため様々に印加される。このことは、参照することで本明細書に援用する米国特許第5078523号により詳細に記載されている。
【0040】
ラベル媒体14がロールのラベル媒体14から巻き出されるにつれて、ロールのラベル媒体14の径は減少する。ラベル媒体をラベル媒体駆動ローラ46と接触した状態に維持し、ラベル媒体14のロールからのラベル媒体通路の始点を一定にするため、ヨーク42はカートリッジ筐体28内の枢軸シャフト103により定まる枢軸を中心に回転する特徴を有する。
【0041】
ラベルが印刷されたとき、裁断機構26を使用してラベル媒体14を裁断するなど、ユーザーがラベルを取り外せるようラベルを進めるため、プラテンローラ24はラベル媒体14及びインクリボン16を搬送方向に駆動し続ける。ラベル媒体14の印刷済みラベルを含む部分が取り除かれると、残りのラベル媒体14及びインクリボン16は、無駄使いしないように、次に使用できるラベルを印刷位置に配置するため、プラテンローラ24によって逆搬送方向に送られる。
【0042】
ラベル媒体14とインクリボン16は、プラテンローラ24、ラベル媒体駆動ローラ46、及びインクリボン巻出しスプール48を第2の回転方向に駆動することで、逆搬送方向にプラテンローラ24及びプリントヘッド22を通して給送される。インクリボン16がインクリボン巻取りスプール48に巻き取られ、ラベル媒体14がラベル媒体駆動ローラ46によってロール上へ付勢される間、プラテンローラ24はラベル媒体14及びインクリボン16をプリントヘッド22を通して送る。ただし、プリントヘッド22の画素は、印刷のため再配置されるときのラベルへの印刷を防止するため、電力は絶ったままとされる。インクリボン巻取りスプール40は回転駆動されず、ドラッグワッシャ95によってインクリボン巻取りスプール40に生ずる引張り力はインクリボン16を張った状態にし、詰まるのを防止する。
【0043】
現在考えうる本発明の好ましい実施形態について記載し説明したが、添付した特許請求の範囲によって規定される本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々な変更や修正がなし得ることは当業者であれば明らかである。例えば、本明細書で開示したカートリッジはロールのラベル媒体とともに使用するものであるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、ロール状でプリンタに使える任意のタイプのラベル媒体が使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明に係る携帯用ラベルプリンタの斜視図である。
【図2】カートリッジ、上部、キーボード、及びディスプレイを取り除いた図1のプリンタの斜視図である。
【図3】図1のカートリッジの上面斜視図である。
【図4】図1のカートリッジの底面斜視図である。
【図5】カートリッジの上壁を取り除き、カートリッジ受け部に収納された図1のカートリッジの上面図である。
【図6】図3のカートリッジ筐体の基部の上面斜視図である。
【図7】カバーを取り除いた図3のカートリッジの上面斜視図である。
【図8】図3のカートリッジ筐体のカバーの底面斜視図である。
【図9】基部を取り除いた図3のカートリッジの底面斜視図である。
【図10】図7のヨークの斜視図である。
【図11】図10の第1の媒体ガイドの斜視図である。
【図12】図10の第2の媒体ガイドの斜視図である。
【図13】図10の第2の媒体ガイドと連結する枢軸シャフトの詳細斜視図である。
【図14】図10の第1の媒体ガイドの枢軸シャフトと捻りバネの詳細斜視図である。
【符号の説明】
【0045】
2 プラスチック筐体
4 キーボード
6 ディスプレイ
8 開口
10 携帯用感熱式プリンタ
12 カートリッジ
14 ラベル媒体
16 インクリボン
18 カートリッジ受け部
20 プリンタ機構体
22 プリントヘッド
24 プラテンローラ
26 裁断機構
28 カートリッジ筐体
40 インクリボン巻取りスプール
42 ヨーク
46 ラベル媒体駆動ローラ
48 インクリボン巻出しスプール
54 プリント基板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロールのラベル媒体を収納し、カートリッジから該ロールのラベル媒体を供給するプリンタカートリッジであって、
上壁及び下壁を有する筐体と、
枢軸の回りを枢動するため前記上壁及び下壁の間に枢着され、ロールのラベル媒体を支持し前記枢軸から離間されかつ平行な長手方向の軸を有するラベル媒体巻出しシャフトを含むヨークと、
前記上壁及び下壁の間に回転自在に設けられ、前記ロールのラベル媒体と係合可能なラベル媒体駆動ローラと、
媒体通路の始点を定めるため、前記ヨークを前記ラベル媒体駆動ローラの方向へ付勢し、前記ロールのラベル媒体を該ラベル媒体駆動ローラと接触する状態に維持する付勢手段と、を備えるプリンタカートリッジ。
【請求項2】
前記ヨークが前記ラベル媒体巻出しシャフトの一端を支持する媒体ガイドを含む請求項1に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項3】
前記媒体ガイドが、前記ラベル媒体巻出しシャフトに対して軸方向に移動可能な請求項2に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項4】
前記媒体ガイドが、前記ラベル媒体巻出しシャフトに対して複数の設定位置のいずれか一つに配置可能な請求項3に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項5】
前記ヨークが前記枢軸を定める枢軸シャフトを含み、前記媒体ガイドが該枢軸シャフトに対して軸方向に移動可能な請求項2に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項6】
前記媒体ガイドが前記枢軸シャフトに対して複数の設定位置のいずれか一つに配置可能な請求項5に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項7】
前記付勢手段が前記枢軸の回りに巻きつけられた捻りバネである請求項1に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項8】
前記上壁及び下壁の間に支持されたインクリボン巻出しスプール及びインクリボン巻取りスプールを備える請求項1に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項9】
前記インクリボン巻出しスプール及び前記インクリボン巻取りスプールの少なくとも一方の少なくとも一端、並びに前記上壁及び下壁の少なくとも一方の間に設けられたドラッグワッシャを備える請求項8に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項10】
前記インクリボン巻出しスプールによって支持されたロールのインクリボンを備える請求項8に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項11】
前記ラベル媒体巻出しシャフトによって支持されたロールのラベル媒体を備える請求項1に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項12】
上壁及び下壁を有する筐体と、
該上壁及び下壁の間に設けられ、少なくとも1つの媒体ガイド及び両端を有し該両端の間に延びる長手方向の軸を持つラベル媒体巻出しシャフトを含むヨークと、を備えるロールのラベル媒体を収納するプリンタカートリッジであって、
前記媒体ガイドが前記ラベル媒体巻出しシャフトの一端を支持し、様々な幅の媒体に対応するため、該媒体ガイドが前記長手方向の軸に沿って軸方向に移動可能であるプリンタカートリッジ。
【請求項13】
前記ヨークが、枢軸の回りを枢動するよう前記上壁及び下壁の間に前記ヨークを枢着する枢軸シャフトを含む請求項12に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項14】
ラベル媒体駆動ローラが前記上壁及び下壁の間に回転自在に取り付けられ、媒体通路の始点を定めるため、前記ロールのラベル媒体を該ラベル媒体駆動ローラと接触する状態に維持するよう付勢手段が前記ヨークを該ラベル媒体駆動ローラの方向へ付勢する請求項13に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項15】
前記媒体ガイドが前記ラベル媒体巻出しシャフトに対して複数の設定位置のいずれか一つに配置可能な請求項12に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項16】
前記媒体ガイドが前記枢軸シャフトに対して軸方向に移動可能である請求項13に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項17】
前記媒体ガイドが前記枢軸シャフトに対して複数の設定位置のいずれか一つに配置可能な請求項16に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項18】
前記付勢手段が前記枢軸の回りに巻きつけられた捻りバネである請求項14に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項19】
前記上壁及び下壁の間に支持されたインクリボン巻出しスプール及びインクリボン巻取りスプールを備える請求項12に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項20】
前記インクリボン巻出しスプール及び前記インクリボン巻取りスプールの少なくとも一方の少なくとも一端、並びに前記上壁及び下壁の少なくとも一方の間に設けられたドラッグワッシャを備える請求項19に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項21】
前記インクリボン巻出しスプールによって支持されたロールのインクリボンを備える請求項19に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項22】
前記ラベル媒体巻出しシャフトによって支持されたロールのラベル媒体を備える請求項12に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項23】
ロールのラベル媒体を収納し、カートリッジから該ラベル媒体を供給するプリンタカートリッジであって、
上壁及び下壁を有する筐体と、
枢軸の回りを枢動するため該上壁及び下壁の間に枢着され、少なくとも1つの媒体ガイド、及びロールのラベル媒体を支持し前記枢軸から離間されかつ平行な長手方向の軸を有するラベル媒体巻出しシャフトを含むヨークであって、前記媒体ガイドが前記ラベル媒体巻出しシャフトの一端を支持し、様々な幅の媒体に対応するため、該媒体ガイドが前記長手方向の軸に沿って軸方向に移動可能であるヨークと、
前記上壁及び下壁の間に回転自在に取り付けられ、前記ラベル媒体と係合可能なラベル媒体駆動ローラと、
媒体通路の始点を定めるため、前記ヨークを前記ラベル媒体駆動ローラの方向へ付勢し、前記ロールのラベル媒体を該ラベル媒体駆動ローラと接触する状態に保持する付勢手段と、を備えるプリンタカートリッジ。
【請求項24】
前記媒体ガイドが前記ラベル媒体巻出しシャフトに対して軸方向に移動可能な請求項23に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項25】
前記媒体ガイドが前記ラベル媒体巻出しシャフトに対して複数の設定位置のいずれか一つに配置可能な請求項24に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項26】
前記ヨークが前記枢軸を定める枢軸シャフトを含み、前記媒体ガイドが該枢軸シャフトに対して複数の設定位置のいずれか一つに配置可能な請求項23に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項27】
前記付勢手段が前記枢軸の回りに巻きつけられた捻りバネである請求項23に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項28】
前記上壁及び下壁の間に支持されたインクリボン巻出しスプール及びインクリボン巻取りスプールを備える請求項23に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項29】
前記インクリボン巻出しスプール及び前記インクリボン巻取りスプールの少なくとも一方の少なくとも一端、並びに前記上壁及び下壁の少なくとも一方の間に設けられたドラッグワッシャを備える請求項28に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項30】
前記インクリボン巻出しスプールによって支持されたロールのインクリボンを備える請求項28に記載のプリンタカートリッジ。
【請求項31】
前記ラベル媒体巻出しシャフトによって支持されたロールのラベル媒体を備える請求項23に記載のプリンタカートリッジ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2007−502222(P2007−502222A)
【公表日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−523259(P2006−523259)
【出願日】平成16年8月9日(2004.8.9)
【国際出願番号】PCT/US2004/025622
【国際公開番号】WO2005/019040
【国際公開日】平成17年3月3日(2005.3.3)
【出願人】(500407190)ブレイディー ワールドワイド インコーポレイテッド (8)
【氏名又は名称原語表記】Brady Worldwide, Inc.
【住所又は居所原語表記】2221 West Camden Road, Milwaukee, WI 53209, USA
【Fターム(参考)】