説明

プリンタドライバ、及び画像処理装置

【課題】
原稿印刷実行後に元の状態に戻す必要がある印刷設定項目については、印刷設定後の一度だけの印刷に当該変更が反映され、その他のユーザの任意に指定することが可能な印刷設定項目については、印刷設定後の印刷に継続して反映させることが可能なプリンタドライバ、及び画像処理装置の提供。
【解決手段】
印刷設定初期情報を格納する初期情報格納部と、印刷設定初期情報を変更する印刷設定変更部と、変更された印刷設定初期情報を印刷設定変更情報として格納する設定情報格納部と、印刷設定初期情報、及び印刷設定変更情報に基づき、印刷設定結合情報を生成する印刷設定情報結合部と、初期状態に戻される印刷設定項目を印刷設定項目情報として格納する設定項目情報格納部と、印刷設定項目情報、及び印刷設定結合情報に基づき、印刷設定変更情報を補正する印刷制御部とを備えたプリンタドライバ、及び当該プリンタドライバを備えた画像処理装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタドライバ、及び画像処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、Windows(登録商標)等に代表されるオペレーティングシステム上で駆動するアプリケーションは、ユーザにより入力された印刷設定内容に基づき、プリンタドライバを介して、外部接続されたプリンタに印刷を実行させることができる。ここで動作するプリンタドライバは、例えば、解像度、用紙サイズ、給紙トレイ、用紙厚、又は、両面印刷の可否といった、プリンタが有する様々な機能に対応した印刷設定値を保持しており、これらの印刷設定値は、ユーザによりオペレーティングシステム、又はアプリケーションを介して適宜変更可能である。そして、プリンタドライバは、例えば、ユーザにより印刷実行が入力されると、保持する印刷設定値に対応したコマンドを適宜選択してプリンタに出力することで、プリンタが有する様々の機能を実現させることができる。
【0003】
このようなプリンタドライバによれば、ユーザは、直接プリンタを操作しなくとも、プリンタドライバを介しての高度な印刷設定が可能となっており、ユーザの利便性を向上させることが可能である反面、近年のプリンタの多機能化に伴い、プリンタドライバを介した印刷設定は、より複雑化し、時として、ユーザにとって非常にわかりづらく、煩雑な作業となる場合がある。
【0004】
このような状況を鑑みて、例えば、特許文献1には、ユーザによる印刷要求時の種々のプリンタ設定作業の負担を低減する印刷装置及び印刷装置の制御プログラムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−98375号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に記載の制御プログラムを含め、これまでの一般的なプリンタドライバにおいては、例えば、以前にユーザがプリンタドライバを介して印刷設定を変更した事実・内容等を覚えていない場合や、他者が印刷設定内容を変更した後に、変更内容を元の状態に戻さない場合には、印刷設定が変更された状態で印刷が実行されてしまうといった問題があった。
【0007】
また、例えば、企業部署に設置されているカラープリンタに対して、企業部署のポリシーに基づき、カラー印刷が制限されている場合や、用紙節約のために、両面印刷が推奨されている場合において、特例として、カラー印刷や、片面印刷を行ったときには、企業部署のポリシーに従った印刷を行うために、プリンタの印刷設定を変更するためのプリンタ設定変更ダイアログを再表示させて印刷設定を元の状態に戻す、アプリケーションの再起動、あるいは、アプリケーションファイルに印刷設定を保存させるようなアプリケーションでは、印刷設定を元の状態に戻して保存し直す、等の手順が別途必要となり、これを怠ると、企業部署のポリシーに従った印刷設定以外での印刷が意図せずに発生することがあった。
【0008】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、印刷実行後に元の状態に戻す必要がある印刷設定項目については、印刷設定後の一度だけの印刷に当該変更が反映され、その他のユーザの任意に指定することが可能な印刷設定項目については、印刷設定後の印刷に継続して反映させることが可能なプリンタドライバ、及び画像処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明にかかるプリンタドライバは、印刷設定初期情報を格納する初期情報格納部と、ユーザにより入力された変更内容に基づき、初期情報格納部に格納された印刷設定初期情報を変更する印刷設定変更部と、印刷設定変更部により変更された印刷設定初期情報を印刷設定変更情報として格納する設定情報格納部と、印刷設定初期情報、及び印刷設定変更情報に基づき、印刷設定結合情報を生成する印刷設定情報結合部と、印刷設定変更情報において、初期状態に戻される印刷設定項目を印刷設定項目情報として格納する設定項目情報格納部と、印刷ジョブが実行された後に、設定項目情報格納部に格納された印刷設定項目情報、及び印刷設定情報結合部が生成した印刷設定結合情報に基づき、設定情報格納部に格納された印刷設定変更情報を補正する印刷制御部とを備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明にかかる画像処理装置は、印刷設定初期情報を格納する初期情報格納部と、ユーザにより入力された変更内容に基づき、初期情報格納部に格納された印刷設定初期情報を変更する印刷設定変更部と、印刷設定変更部により変更された印刷設定初期情報を印刷設定変更情報として格納する設定情報格納部と、印刷設定初期情報、及び印刷設定変更情報に基づき、印刷設定結合情報を生成する印刷設定情報結合部と、印刷設定変更情報において、初期状態に戻される印刷設定項目を印刷設定項目情報として格納する設定項目情報格納部と、印刷ジョブが実行された後に、設定項目情報格納部に格納された印刷設定項目情報、及び印刷設定情報結合部が生成した印刷設定結合情報に基づき、設定情報格納部に格納された印刷設定変更情報を補正する印刷制御部とを備えたプリンタドライバを記憶する記憶装置と、記憶装置に記憶されたプリンタドライバを読み出すとともに、実行する中央演算装置とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、印刷実行後に元の状態に戻す必要がある印刷設定項目については、印刷設定後の一度だけの印刷に当該変更が反映され、その他のユーザの任意に指定することが可能な印刷設定項目については、印刷設定後の印刷に継続して反映されることが可能なプリンタドライバを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】第1の実施形態における構成例の一例を説明する図である。
【図2】第1の実施形態の構成例の一例を説明するブロック図である。
【図3】DEVMODEを説明する図である。
【図4】本実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図5】マージ処理を説明する図である。
【図6】本実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図7】印刷設定値の状態遷移を説明する図である。
【図8】第2の実施形態の構成例の一例を説明するブロック図である。
【図9】本実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図10】本実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図11】従来技術を説明する図である。
【図12】従来技術を説明する図である。
【図13】従来技術を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
まず、本発明にかかる第1の実施形態の説明を行う前に、本発明の理解をより容易とするため、従来技術の構成例について説明する。
【0014】
上述したように、画像処理装置であるホストコンピュータ(Personal Computer:PC)に組み込まれたオペレーティングシステム、特に、Windows上で動作するプリンタドライバは、プリンタに対応した印刷設定値を保持することができる。そして、ユーザにより入力される印刷設定値は、オペレーティングシステム上における印刷実行の入力、又は画面表示を司るコンポーネントであるGDI(Graphics Device Interface)が仲介し、アプリケーションが指定する。ここで、アプリケーションが指定する印刷設定の組み合わせの全てを記憶する記憶領域は、一般的に、DEVMODEと呼ばれる。DEVMODE400は、通常、図11に示すような、オペレーティングシステムで共通に定義される機能に対応する印刷設定値を記憶する基本部分領域400sと、各プリンタの固有の機能に対応する印刷設定値を記憶する拡張部分領域400eと、に分かれる構成となっている。
【0015】
このような構成を有するDEVMODEを備えたプリンタドライバと、オペレーティングシステムと、の構成例の一例を示したのが図12である。通常、オペレーティングシステム100は、そのプリンタドライバ200のデフォルトの印刷設定値が記憶されたDEVMODE401を保持する。DEVMODE401は、予め、プリンタ700に対するプリンタドライバ200の設計時に決定され、プリンタドライバ200自身に保持されるDEVMODE402が、プリンタドライバ200のインストールに伴い、オペレーティングシステム100に返送されたものである。そして、オペレーティングシステム100は、返送されたDEVMODE402をDEVMODE401として記憶することでプリンタ700の印刷設定値のデフォルト値を保持する。
【0016】
ところで、アプリケーション300は、ユーザからの印刷実行指示の入力に伴い、オペレーティングシステム100からプリンタドライバ200を介してプリンタ700のデフォルト値を保持するDEVMODE401を取得する。
【0017】
DEVMODE401を取得した後、アプリケーション300は、当該DEVMODE401を自身のDEVMODE403として保持する。そして、例えば、図示せぬ表示装置を介して表示された「印刷設定」ボタン等がユーザによりクリックされ、印刷設定値の変更指示が入力されると、アプリケーション300は、自身が保持するDEVMODE403をプリンタドライバ200に指定すると共に、プリンタドライバ200に対して印刷設定変更ダイアログを図示せぬ表示装置に表示するよう指示を与える。
【0018】
プリンタドライバ200は、アプリケーション300から指定されたDEVMODE403に記憶されている印刷設定値の組み合わせを反映させた印刷設定変更ダイアログを図示せぬ表示装置に表示するよう印刷設定変更ダイアログ表示部500に指示を与える。指示を受けた印刷設定変更ダイアログ表示部500は、DEVMODE403に記憶されている印刷設定値の組み合わせを反映させた印刷設定変更ダイアログを図示せぬ表示装置に表示させ、ユーザにより印刷設定値が変更されるまで待機する。
【0019】
ユーザにより種々の印刷設定値が変更され、例えば、図示せぬ表示装置を介して表示された「OK」ボタン等がクリックされると、印刷設定変更ダイアログ表示部500は、ユーザによる印刷設定値の変更操作が終了した旨をプリンタドライバ200に通知する。通知を受けたプリンタドライバ200は、ユーザにより変更された変更内容をDEVMODE403に反映させて書き換え、アプリケーション300に戻り値として返送し、印刷設定変更ダイアログ表示部500に印刷設定変更ダイアログの表示を終了するよう指示を与える。指示を受けた印刷設定変更ダイアログ表示部500は、図示せぬ表示装置に表示させている印刷設定変更ダイアログの表示を終了する。
【0020】
そして、アプリケーション300は、プリンタドライバ200から返送されたDEVMODE403を保持し、その後、ユーザからの印刷実行指示の入力があった場合に、当該DEVMODE403をGDIを経由してプリンタドライバ200に設定する。印刷処理部600は、プリンタドライバ200に設定されたDEVMODE403に基づいて印刷ジョブを実行する。
【0021】
なお、通常、アプリケーション300は、印刷ジョブが実行された後も、DEVMODE403を保持し続ける。したがって、再度、ユーザにより印刷実行指示の入力があった場合においても、アプリケーション300は、前回と同じDEVMODE403をプリンタドライバ200に設定することになる。
【0022】
また、ユーザによる印刷実行指示の入力があった場合に、DEVMODEをプリンタドライバに対して設定するアプリケーションの中には、図13に示すように、プリンタドライバ201において、ユーザにより印刷設定値が変更されたDEVMODEを自己が取り扱うことができるデータファイル800の中にDEVMODE407として保持するものがある。このような形態のアプリケーション301は、ユーザによりデータファイル800が展開され、当該アプリケーション301が起動されたときに、上記のアプリケーション300のように、デフォルトの印刷設定値を記憶したDEVMODE404を取得せずに、データファイル800に保持されたDEVMODE407を使用する。このような構成を有するアプリケーションの場合、特に、以前にユーザがプリンタドライバを介して印刷設定を変更した事実・内容等を覚えていない場合や、他者が印刷設定内容を変更した後に、変更内容を元の状態に戻さない場合には、印刷設定が変更された状態で印刷が実行されることになる。
【0023】
次に、本発明にかかる第1の実施形態について説明する。
【0024】
図1は、第1の実施形態にかかる画像処理装置としてのPC1000とプリンタ70との構成例の一例を説明する図である。PC1000は、図示はしないが、少なくとも、後述するオペレーティングシステム10や、プリンタドライバ20、又はアプリケーション30等のプログラムを格納する、例えば、ROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性記憶装置、当該不揮発性記憶装置に記憶されたプログラムを読み出し、実行する、中央演算装置であるCPU(Central Processing Unit)、CPUのワーキングエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶装置、等のハードウェア資源を備えたメインPC1001と、メインPC1001の装置状況や各種設定入力画面等を表示する表示手段としての、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)等のモニタ1002と、モニタ1002に表示された各種設定入力画面を介してユーザによる入力を受付ける入力手段としてのキーボード1003と、を備える。
【0025】
プリンタ70は、後述するプリンタドライバ20の制御に基づき、記録媒体としての用紙等に画像を形成する画像形成装置であればどのような形態であってもよく、例えば、画像形成手段として電子写真方式や、インクジェット方式を採用するプリンタ等を用いることができる。
【0026】
そして、PC1000とプリンタ70とは、例えば、LAN(Local Area Network)の通信ケーブル等によって接続されており、PC1000からプリンタ20への通信には、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)通信プロトコル等を用いることができる。
【0027】
図2は、第1の実施形態にかかるPC1000に組み込まれたプリンタドライバ20と、オペレーティングシステム10と、共有メモリ領域60と、PC1000に接続されたプリンタ70との構成例の一例を説明するブロック図である。
【0028】
図2に示すように、本実施形態の説明においては、オペレーティングシステム10上において、設定情報格納部としてのDEVMODE42を保持するアプリケーション30、及びDEVMODE43を保持すると共に、データファイル50にDEVMODE44を保持させるアプリケーション31の2つのアプリケーションが動作する形態について説明する。なお、本実施形態の説明においては、図3に示すように、プリンタドライバ20が保持する初期情報格納部、又は設定項目情報格納部としてのDEVMODE40は、オペレーティングシステム10で共通に定義される機能に対応する印刷設定値を記憶する基本部分領域40sと、プリンタ70の固有の機能に対応する印刷設定値を記憶する拡張部分領域40eと、に分かれる構成となっており、印刷設定値として、基本部分領域40s内に用紙サイズ40a、カラーモード設定40b(カラー印刷、又はモノクロ印刷)、両面印刷設定40c(無し、短辺綴じ、又は長辺綴じ)、及び印刷品位40dの印刷設定値を保持し、これらの印刷設定値の中で、カラーモード設定40bと両面印刷設定40cについては、印刷ジョブの実行後に当該印刷設定を元の状態に戻し、他の印刷設定値については、印刷ジョブの実行後においてもそのままの状態で保持される場合について説明する。
【0029】
また、プリンタドライバ20は、前述したDEVMODE40と、アプリケーションインタフェース部21と、印刷モード決定処理部22と、印刷設定情報結合部としてのDEVMODEマージ処理部23と、印刷設定変更部としての印刷設定変更ダイアログ表示部24と、印刷制御部としての印刷処理部25と、共有メモリアクセス処理部26と、を備える。
【0030】
アプリケーションインターフェース部21は、アプリケーション30、又はアプリケーション31とプリンタドライバ20との間で行われる情報の送受を制御する。
【0031】
印刷モード決定処理部22は、アプリケーション30、又はアプリケーション31によって、印刷ジョブ開始時にプリンタドライバ20に設定されるDEVMODE42、又はDEVMODE43に基づいて印刷モードを決定する。
【0032】
DEVMODEマージ処理部23は、アプリケーション30、又はアプリケーション31によって、印刷ジョブ開始時にプリンタドライバ20に設定されたDEVMODE42、又はDEVMODE43と、自己が保持するDEVMODE40と、をマージし、最適なDEVMODEに変更する。
【0033】
印刷設定変更ダイアログ表示部24は、プリンタドライバ20に設定された、つまり、アプリケーション30、又はアプリケーション31から渡されたDEVMODE42、又はDEVMODE43に記憶されている印刷設定値と、共有メモリ領域60に記憶されたDEVMODE45に記憶されている印刷設定値との組み合わせを反映させたDEVMODEに基づいた印刷設定変更ダイアログをモニタ1002に表示する。
【0034】
印刷処理部25は、印刷設定変更ダイアログを介して設定された印刷設定値に基づいて、プリンタ70に対して印刷ジョブを実行させる。
【0035】
共有メモリアクセス処理部26は、DEVMODEマージ処理部23により変更されたDEVMODEをDEVMODE45として、共有メモリ領域60に記憶させると共に、必要に応じて当該共有メモリ領域60に記憶されたDEVMODE45の読み込みを行う。
【0036】
共有メモリ領域60は、共有メモリアクセス処理部26の制御に基づいて、情報の読み込み、及び書き込みが可能な記憶領域を有するものであればどのような形態であってもよく、例えば、RAMや、HDDといった揮発性の記憶装置等を用いることができる。
【0037】
なお、本願にかかるプリンタドライバ20、又はオペレーティングシステム10は、図示せぬ不揮発性記憶装置に記憶されたアプリケーションプログラムであり、図示せぬCPUが不揮発性記憶装置から当該プログラムを読み出し、実行することで第1の実施形態にかかる機能を実現することができる。
【0038】
次に、上記構成を備えた第1の実施形態にかかる動作について説明する。
【0039】
図4は、ユーザがプリンタ70に対して印刷ジョブを実行させるための準備として、アプリケーション30、又はアプリケーション31の何れかのアプリケーションの印刷設定機能を起動したときに実行される動作を説明するフローチャートである。なお、ここでのプリンタドライバ20のデフォルトの印刷設定値、つまり、DEVMODE40の基本部分領域40sには、用紙サイズ40a:A4、カラーモード設定40b:モノクロ印刷、両面印刷設定40c:長辺綴じ、印刷品位40d:通常、が記憶されているものとし、ユーザによりアプリケーション30の印刷設定機能が起動されたものとして説明する。
【0040】
まず、アプリケーション30は、ユーザの操作に従い、印刷設定値の変更指示が入力されると、プリンタドライバ20を呼び出し、アプリケーションインターフェース部21を介して、アプリケーション30自身が保持するDEVMODE42をプリンタドライバ20に指定すると共に、プリンタドライバ20に対して印刷設定変更ダイアログをモニタ1002に表示するよう指示を与える(ステップS01)。
【0041】
プリンタドライバ20は、アプリケーション30により指定されたDEVMODE42に対し、共有のDEVMODEであるDEVMODE45を共有メモリ領域60から検査・取得するよう共有メモリアクセス処理部26に指示を与える。指示を受けた共有メモリアクセス処理部26は、共有メモリ領域60を検査すると共に(ステップS02)、DEVMODE45を取得する(ステップS03)。
【0042】
次に、DEVMODEマージ処理部23は、図5に示すように、印刷ジョブ終了後に元の状態に戻す必要がある印刷設定値であるカラーモード設定、及び両面印刷設定の印刷設定値を共有メモリ領域60にかかるDEVMODE45から取得し、その他のユーザが任意に設定可能である用紙サイズ、及び印刷品位の印刷設定値をアプリケーション30にかかるDEVMODE42から選択して結合する(ステップS04)。
【0043】
そして、印刷設定変更ダイアログ表示部24は、DEVMODEマージ処理部23によりマージされて生成したDEVMODEに基づいた印刷設定変更ダイアログを図示せぬ表示装置に表示する(ステップS05)。
【0044】
ステップS06において、ユーザは、モニタ1002に表示された印刷設定変更ダイアログを元にカラーモード設定の印刷設定値をモノクロ印刷からカラー印刷へ、両面印刷設定の印刷設定値を長辺綴じから無しへ、用紙サイズの印刷設定値をA4からA3へ、印刷品位の印刷設定値を通常から高精彩への設定変更を行い(ステップS06)、例えば、モニタ1002に表示された「OK」ボタン等をクリックする。すると、印刷設定変更ダイアログ表示部24は、ユーザにより印刷設定値の設定変更がなされたことを共有メモリアクセス処理部26に通知し、通知を受けた共有メモリアクセス処理部26は、ユーザにより設定変更された印刷設定値に基づくDEVMODEをDEVMODE45として共有メモリ領域60に記憶させると同時に(ステップS07)、アプリケーション30に対して当該DEVMODEを返送する(ステップS08)。
【0045】
ユーザにより印刷設定値が変更されたDEVMODEを受け取ったアプリケーション30は、当該DEVMODEを変更後のDEVMODE42として保持する。
【0046】
ここで、ユーザがプリンタ70に対して印刷ジョブを実行させず、再度、印刷設定値の変更を行った場合、アプリケーション30は、変更されたDEVMODE42をプリンタドライバ20に指定するため、カラーモード設定の印刷設定値がカラー印刷、両面印刷設定の印刷設定値が無しの状態の印刷設定変更ダイアログがモニタ1002に表示されることになる。
【0047】
一方、ユーザが印刷設定値の変更を行い、別途プリンタ70に対して印刷ジョブを実行させた場合、図6のフローチャートに示す動作が実行される。すなわち、プリンタドライバ20は、アプリケーション30が保持しているDEVMODE42に基づいて印刷ジョブを実行させるために、印刷処理部25を呼び出す。
【0048】
これと同時に、プリンタドライバ20は、アプリケーション30により指定されたDEVMODE42に対し(ステップS11)、共有のDEVMODEであるDEVMODE45を共有メモリ領域60から検査・取得するよう共有メモリアクセス処理部26に指示を与える。指示を受けた共有メモリアクセス処理部26は、共有メモリ領域60を検査すると共に、DEVMODE45を取得する(ステップS12)。
【0049】
次に、DEVMODEマージ処理部23は、印刷ジョブ終了後に元の状態に戻す必要がある印刷設定値のみを共有メモリ領域60にかかるDEVMODE45から取得し、その他のユーザが任意に設定可能である印刷設定値については、アプリケーション30にかかるDEVMODE42から選択して結合する(ステップS13)。
【0050】
そして、ステップS13において、DEVMODEマージ処理部23によりマージされて生成したDEVMODEに基づき、印刷処理部25はプリンタ70に対してコマンドを送信し、印刷ジョブを開始させる(ステップS14)。
【0051】
プリンタ70による印刷ジョブが終了すると(ステップS15)、印刷処理部25は、印刷ジョブ終了後に元の状態に戻す必要がある印刷設定値をDEVMODE40を取得することで参照し(ステップS16)、元の印刷設定値に戻す。なお、印刷処理部25には、予め、カラーモード設定、及び両面印刷設定を印刷ジョブの終了後に元の印刷設定値に戻すように設定されており、プリンタ70による印刷ジョブの終了をもって、印刷処理部25は当該カラーモード設定、及び両面印刷設定の印刷設定値を元の印刷設定値に戻す。そして、印刷処理部25は、印刷設定値を元の状態に戻した旨を共有メモリアクセス処理部26に通知し、通知を受けた共有メモリアクセス処理部26は、印刷処理部25により元の状態に戻された印刷設定値に基づくDEVMODEをDEVMODE45として共有メモリ領域60に記憶させる(ステップS17)。なお、図7に各ステップにおけるDEVMODE42、及びDEVMODE45が記憶する印刷設定値の状態遷移を示した。
【0052】
以上のように、第1の実施形態によれば、ユーザにより印刷設定値の変更がなされた直後の印刷ジョブにおいては、ユーザにより変更された印刷設定値(本実施形態では、カラーモード設定の印刷設定値がカラー印刷、両面印刷設定の印刷設定値が無し)に基づいた印刷物が得られるのに対し、ユーザが再度印刷設定値の変更を行わず、アプリケーション30、又はアプリケーション40に対して印刷ジョブを実行させた場合、二度目の印刷ジョブでは、元の状態に戻された印刷設定値(本実施形態では、カラーモード設定の印刷設定値がモノクロ印刷、両面印刷設定の印刷設定値が長辺綴じ)に基づいた印刷物を得ることができる。
【0053】
次に、本発明にかかる第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、印刷ジョブ実行後に印刷設定値が元の状態に戻される動作がオペレーティングシステム内の各アプリケーションにおいて一意の動作である形態、つまり、例えば、アプリケーションAを介して印刷ジョブが実行された場合、他のアプリケーションであるアプリケーションBに対してもアプリケーションAを介して設定変更された内容が反映される形態について説明した。これに対して、第2の実施形態では、アプリケーション間において、一のアプリケーションで設定変更された内容が他のアプリケーションに影響を与えず、独立して動作することが可能な形態の一例について説明する。
【0054】
図8は、第2の実施形態にかかるプリンタドライバ20’と、オペレーティングシステム10’と、共有メモリ領域60’と、プリンタ70との構成例の一例を説明するブロック図である。なお、図8において、第1の実施形態にかかるプリンタドライバ20、及びオペレーティングシステム10と同一な構成、機能を有するものには、同一の符合を付してその説明を省略し、異なる箇所について説明する。
【0055】
第2の実施形態においては、第1の実施形態で説明した構成に加え、プリンタドライバ20’が呼び出されたアプリケーション名称を取得するためのアプリケーション名判定処理部27と、アプリケーション名判定処理部27により判定されたアプリケーション名称に基づいて共有メモリ領域60’に記憶されるDEVMODEを選択するメモリ領域選択処理部28とを備える。
【0056】
共有メモリ領域60’は、アプリケーション30、又はアプリケーション31のそれぞれに対応するDEVMODE46、及びDEVMODE47が形成されている。
【0057】
なお、本願にかかるプリンタドライバ20’、又はオペレーティングシステム10’は、不揮発性記憶装置に記憶されたアプリケーションプログラムであり、CPUが不揮発性記憶装置から当該プログラムを読み出し、実行することで第2の実施形態にかかる機能を実現することができる。
【0058】
次に、上記構成を備えた第2の実施形態にかかる動作について説明する。
【0059】
図9は、ユーザがプリンタ70に対して印刷ジョブを実行させるための準備として、アプリケーション30、又はアプリケーション31の何れかのアプリケーションの印刷設定機能を起動したときに実行される動作を説明するフローチャートである。なお、ここでのプリンタドライバ20’のデフォルトの印刷設定値、つまり、DEVMODE40の基本部分領域40sには、用紙サイズ40a:A4、カラーモード設定40b:モノクロ印刷、両面印刷設定40c:長辺綴じ、印刷品位40d:通常、が記憶されているものとし、ユーザによりアプリケーション30の印刷設定機能が起動されたものとして説明する。
【0060】
まず、アプリケーション30は、ユーザの操作に従い、印刷設定値の変更指示が入力されると、プリンタドライバ20’を呼び出し、アプリケーションインターフェース部21を介して、アプリケーション30自身が保持するDEVMODE42をプリンタドライバ20’に指定すると共に、プリンタドライバ20’に対して印刷設定変更ダイアログをモニタ1002に表示するよう指示を与える(ステップS21)。
【0061】
そして、プリンタドライバ20’は、アプリケーション名称判定処理部27に対してプリンタドライバ20’を指定したアプリケーション名称を判定するよう指示を与える。指示を受けたアプリケーション名称判定処理部27は、アプリケーション名称を判定すると共に(ステップS22)、判定したアプリケーション名称を共有メモリアクセス処理部26内のメモリ領域選択処理部28に通知する。通知を受けたメモリ領域選択処理部28は、DEVMODE42に対応する、つまり、アプリケーション30に対応するDEVMODEを選択する(ステップS23)。そして、共有メモリアクセス処理部26は、メモリ領域選択処理部28により選択されたDEVMODEを取得するために共有メモリ領域60’を検査すると共に(ステップS24)、該当するDEVMODE46を取得する(ステップS25)。
【0062】
次に、DEVMODEマージ処理部23は、印刷ジョブ終了後に元の状態に戻す必要がある印刷設定値であるカラーモード設定、及び両面印刷設定の印刷設定値を共有メモリ領域60’にかかるDEVMODE46から取得し、その他のユーザが任意に設定可能である用紙サイズ、及び印刷品位の印刷設定値をアプリケーション30にかかるDEVMODE42から選択して結合する(ステップS26)。
【0063】
そして、印刷設定変更ダイアログ表示部24は、DEVMODEマージ処理部23によりマージされて生成したDEVMODEに基づいた印刷設定変更ダイアログをモニタ1002に表示する(ステップS27)。
【0064】
ステップS27において、ユーザは、モニタ1002に表示された印刷設定変更ダイアログを元にカラーモード設定の印刷設定値をモノクロ印刷からカラー印刷へ、両面印刷設定の印刷設定値を長辺綴じから無しへ、用紙サイズの印刷設定値をA4からA3へ、印刷品位の印刷設定値を通常から高精彩への設定変更を行い(ステップS28)、例えば、モニタ1002に表示された「OK」ボタン等をクリックする。すると、印刷設定変更ダイアログ表示部24は、ユーザにより印刷設定値の設定変更がなされたことを共有メモリアクセス処理部26に通知し、通知を受けた共有メモリアクセス処理部26は、ユーザにより設定変更された印刷設定値に基づくDEVMODEをDEVMODE46として共有メモリ領域60’に記憶させると同時に(ステップS29)、アプリケーション30に対して当該DEVMODEを返送する(ステップS30)。
【0065】
ユーザにより印刷設定値が変更されたDEVMODEを受け取ったアプリケーション30は、当該DEVMODEを変更後のDEVMODE42として保持する。
【0066】
ここで、ユーザがプリンタ70に対して印刷ジョブを実行させず、再度、印刷設定値の変更を行った場合、アプリケーション30は、変更されたDEVMODE42をプリンタドライバ20に指定するため、カラーモード設定の印刷設定値がカラー印刷、両面印刷設定の印刷設定値が無しの状態の印刷設定変更ダイアログがモニタ1002に表示されることになる。
【0067】
一方、ユーザが印刷設定値の変更を行い、別途プリンタ70に対して印刷ジョブを実行させた場合、図10のフローチャートに示す動作が実行される。すなわち、プリンタドライバ20’は、アプリケーション30が保持しているDEVMODE42に基づいて印刷ジョブを実行させるために、印刷処理部25を呼び出す。
【0068】
これと同時に、プリンタドライバ20’は、アプリケーション名称判定処理部27に対してプリンタドライバ20’を指定したアプリケーション名称を判定するよう指示を与える。指示を受けたアプリケーション名称判定処理部27は、アプリケーション名称を判定すると共に(ステップS42)、判定したアプリケーション名称を共有メモリアクセス処理部26内のメモリ領域選択処理部28に通知する。通知を受けたメモリ領域選択処理部28は、DEVMODE42に対応する、つまり、アプリケーション30に対応するDEVMODEを選択する(ステップS43)。そして、共有メモリアクセス処理部26は、メモリ領域選択処理部28により選択されたDEVMODEを取得するために共有メモリ領域60’を検査すると共に、該当するDEVMODE46を取得する(ステップS44)。
【0069】
次に、DEVMODEマージ処理部23は、印刷ジョブ終了後に元の状態に戻す必要がある印刷設定値のみを共有メモリ領域60’にかかるDEVMODE46から取得し、その他のユーザが任意に設定可能である印刷設定値については、アプリケーション30にかかるDEVMODE42から選択して結合する(ステップS45)。
【0070】
そして、ステップS45において、DEVMODEマージ処理部23によりマージされて生成したDEVMODEに基づき、印刷処理部25はプリンタ70に対してコマンドを送信し、印刷ジョブを開始させる(ステップS46)。
【0071】
プリンタ70による印刷ジョブが終了すると(ステップS47)、印刷処理部25は、印刷ジョブ終了後に元の状態に戻す必要がある印刷設定値をDEVMODE40を取得することで参照し(ステップS48)、元の印刷設定値に戻す。なお、印刷処理部25には、予め、カラーモード設定、及び両面印刷設定を印刷ジョブの終了後に元の印刷設定値に戻すように設定されており、プリンタ70による印刷ジョブの終了をもって、印刷処理部25は当該カラーモード設定、及び両面印刷設定の印刷設定値を元の印刷設定値に戻す。そして、印刷処理部25は、印刷設定値を元の状態に戻した旨を共有メモリアクセス処理部26に通知し、通知を受けた共有メモリアクセス処理部26は、印刷処理部25により元の状態に戻された印刷設定値に基づくDEVMODEをDEVMODE46として共有メモリ領域60に記憶させる(ステップS49)。
【0072】
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、アプリケーション間において、一のアプリケーションで設定変更された内容が他のアプリケーションに影響を与えず、独立して動作することができる。例えば、アプリケーション30、アプリケーション31において同時に印刷設定値を変更した後(本実施形態では、カラーモード設定の印刷設定値がカラー印刷、両面印刷設定の印刷設定値が無し)、アプリケーション30で印刷ジョブを実行させたとしても、アプリケーション31の印刷設定は元の状態には戻らない(カラーモード設定の印刷設定値がカラー印刷、両面印刷設定の印刷設定値が無しを保持)。アプリケーション30で再度印刷ジョブを実行させた場合に印刷設定値は元の状態(カラーモード設定の印刷設定値がモノクロ印刷、両面印刷設定の印刷設定値が長辺綴じ)に戻る。そして、アプリケーション31で再度印刷ジョブを実行させると、アプリケーション31においても印刷設定値は元の状態(カラーモード設定の印刷設定値がモノクロ印刷、両面印刷設定の印刷設定値が長辺綴じ)に戻る。
【0073】
なお、本発明にかかるプリンタドライバは、主にWindows上で駆動する形態として説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、Linux(登録商標)等の他のオペレーティングシステムにも適用可能である。
【符号の説明】
【0074】
10、10’ オペレーティングシステム
20、20’ プリンタドライバ
21 アプリケーションインターフェース部
22 印刷モード決定処理部
23 DEVMODEマージ処理部
24 印刷設定変更ダイアログ表示部
25 印刷処理部
26 共有メモリアクセス処理部
27 アプリケーション名判定処理部
28 メモリ領域選択処理部
30、31 アプリケーション
40、41、42、43、44、45、46、47 DEVMODE
50 データファイル
60、60’ 共有メモリ領域
70 プリンタ
1000 PC
10001 メインPC
1002 モニタ
1003 キーボード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷設定初期情報を格納する初期情報格納部と、
ユーザにより入力された変更内容に基づき、前記初期情報格納部に格納された前記印刷設定初期情報を変更する印刷設定変更部と、
前記印刷設定変更部により変更された前記印刷設定初期情報を印刷設定変更情報として格納する設定情報格納部と、
前記印刷設定初期情報、及び前記印刷設定変更情報に基づき、印刷設定結合情報を生成する印刷設定情報結合部と、
前記印刷設定変更情報において、初期状態に戻される印刷設定項目を印刷設定項目情報として格納する設定項目情報格納部と、
印刷ジョブが実行された後に、前記設定項目情報格納部に格納された前記印刷設定項目情報、及び前記印刷設定情報結合部が生成した前記印刷設定結合情報に基づき、前記設定情報格納部に格納された前記印刷設定変更情報を補正する印刷制御部とを備えること
を特徴とするプリンタドライバ。
【請求項2】
アプリケーション毎に対応付けられた複数の設定情報格納部を備え、
前記印刷設定変更部は、前記アプリケーション毎にユーザにより入力された変更内容に基づき、前記印刷設定初期情報を前記印刷設定変更情報として何れかの前記設定情報格納部に格納すること
を特徴とする請求項1記載のプリンタドライバ。
【請求項3】
印刷設定初期情報を格納する初期情報格納部と、
ユーザにより入力された変更内容に基づき、前記初期情報格納部に格納された前記印刷設定初期情報を変更する印刷設定変更部と、
前記印刷設定変更部により変更された前記印刷設定初期情報を印刷設定変更情報として格納する設定情報格納部と、
前記印刷設定初期情報、及び前記印刷設定変更情報に基づき、印刷設定結合情報を生成する印刷設定情報結合部と、
前記印刷設定変更情報において、初期状態に戻される印刷設定項目を印刷設定項目情報として格納する設定項目情報格納部と、
印刷ジョブが実行された後に、前記設定項目情報格納部に格納された前記印刷設定項目情報、及び前記印刷設定情報結合部が生成した前記印刷設定結合情報に基づき、前記設定情報格納部に格納された前記印刷設定変更情報を補正する印刷制御部とを備えたプリンタドライバを記憶する記憶装置と、
前記記憶装置に記憶された前記プリンタドライバを読み出すとともに、実行する中央演算装置とを備えること
を特徴とする画像処理装置。
【請求項4】
アプリケーション毎に対応付けられた複数の設定情報格納部を備え、
前記印刷設定変更部は、前記アプリケーション毎にユーザにより入力された変更内容に基づき、前記印刷設定初期情報を前記印刷設定変更情報として何れかの前記設定情報格納部に格納するプリンタドライバを備えること
を特徴とする請求項3記載の画像処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−96162(P2011−96162A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−251734(P2009−251734)
【出願日】平成21年11月2日(2009.11.2)
【出願人】(591044164)株式会社沖データ (2,444)
【Fターム(参考)】