プログラム、情報記憶媒体、及びゲーム装置
【課題】 操作対象オブジェクトが取り込んだオブジェクトに応じて肥大化することをモチーフとする新しいゲームを提供すること。
【解決手段】 移動内容指示入力に従って操作対象オブジェクトの仮想空間内の移動を制御し、所定のルールに従って取り込み対象オブジェクトの仮想空間内の移動及び動作の少なくとも一方を制御し、取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトの少なくとも一方に関連づけて設定された所定のパラメータに基づき取り込み可否判定を行い、取り込み可と判定された場合には、操作対象オブジェクトに取り込み対象オブジェクトを取り込ませるとともに、当該取り込み対象オブジェクトの数及び大きさの少なくとも一方に基づき、操作対象オブジェクトの大きさを変化させる制御を行う。
【解決手段】 移動内容指示入力に従って操作対象オブジェクトの仮想空間内の移動を制御し、所定のルールに従って取り込み対象オブジェクトの仮想空間内の移動及び動作の少なくとも一方を制御し、取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトの少なくとも一方に関連づけて設定された所定のパラメータに基づき取り込み可否判定を行い、取り込み可と判定された場合には、操作対象オブジェクトに取り込み対象オブジェクトを取り込ませるとともに、当該取り込み対象オブジェクトの数及び大きさの少なくとも一方に基づき、操作対象オブジェクトの大きさを変化させる制御を行う。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報記憶媒体、及びゲーム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、様々な種類のゲームが提案されている。その一分野として所謂アクションアドベンチャーゲームと称される分野がある。プレーヤは自キャラクタを操作して、障害物や敵キャラの攻撃をかわし或いは排除しながら、所定のステージを制限時間内に走破するゲームである。プレーヤは、自キャラクタの操作テクニックを駆使し、ステージを飛んだりはねたりしながら駆け抜けて爽快感を楽しむ。そして、クリアした時間やステージ中で取得したアイテムの数などで得点を競う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−742
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のアクションアドベンチャーゲームでは、プレーヤが操る自キャラクタはゲームストーリ上の主人公(場合によっては、主人公が操縦する機械等)をモチーフとし、自キャラクタ自身がステージを走破する設定がほとんどである。ゲームストーリの設定に差は有るものの、障害物や敵キャラクタをかわし或いは排除しながら先に進むという展開自体には大きな差異はなかった。
【0005】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを取り込み、取り込んだオブジェクトに応じて肥大化することをモチーフとする新しいゲームを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は、
操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトが配置された仮想空間において所定のゲームをコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
操作対象オブジェクトの移動内容指示入力を受け付け、受け付けた移動内容指示入力に従って操作対象オブジェクトの仮想空間内の移動を制御する操作対象オブジェクト移動制御手段と、
所定のルールに従って取り込み対象オブジェクトの仮想空間内の移動及び動作の少なくとも一方を制御する取り込み対象オブジェクト移動/動作制御手段と、
取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトの少なくとも一方に関連づけて設定された所定のパラメータに基づき取り込み可否判定を行う取り込み判定手段と、
取り込み可と判定された場合には、操作対象オブジェクトに取り込み対象オブジェクトを取り込ませるとともに、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容に基づき、操作対象オブジェクトの大きさを変化させる制御を行う取り込み処理手段と、
操作対象オブジェクトが配置された仮想空間を所与の視点から見た画像を生成する画像生成手段と、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラムに関係する。
【0007】
また本発明は上記各部を含むゲーム装置に関係する。また本発明はコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムを記憶した情報記憶媒体に関係する。
【0008】
操作対象オブジェクトの大きさとは、操作対象オブジェクトの体積でも良いし、高さや面積でもよい。操作対象オブジェクトの大きさの変化は、形状は相似で大きさだけ変化する場合でも良いし、形状も大きさも変化する場合でもよい。
【0009】
取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容とは当該取り込み対象オブジェクト数や大きさや種類や属性や設定されているパラメータでもよい。
【0010】
本発明によれば、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの数や大きさや種類や属性や設定されているパラメータに基づき、操作対象オブジェクトの大きさが変化するゲームを提供することが出来る。
【0011】
(2)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルと取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルが所定の関係にない場合には取り込み不可と判定してもよい。
【0012】
操作対象オブジェクト、取り込み対象オブジェクトのそれぞれのレベルを示すレベルパラメータの値を演算し、対応するオブジェクトに関連づけて保持する手段と、を含んでもよい。
【0013】
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルと取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルが所定の関係にない場合とは、例えば取り込み対象オブジェクトのレベルが操作対象オブジェクトのレベルより高い場合等であり、このような場合に所定の基準を満たさないと判断してもよい。
【0014】
(3)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値が、取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値と所定の関係にない場合には取り込み不可と判定してもよい。
【0015】
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値とは、操作対象オブジェクトの体積や高さや面積等の値である。
【0016】
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値が、取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値と所定の関係にない場合とは、例えば取り込み対象オブジェクトが操作対象オブジェクトより大きい場合等であり、このような場合に所定の基準を満たさないと判断してもよい。
【0017】
(4)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
操作対象オブジェクトの大きさパラメータに基づき操作対象オブジェクトのレベルを設定する操作対象オブジェクトレベル設定手段としてさらにコンピュータを機能させてもよい。
【0018】
(5)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルを、当該取り込み対象オブジェクトの近傍に表示する制御を行うレベル表示制御手段としてさらにコンピュータを機能させ、
前記レベル表示制御手段は、
操作対象オブジェクトのレベルが取り込み対象オブジェクトと所定の関係にある場合に、取り込み対象オブジェクトのレベルを表示する制御を行ってもよい。
【0019】
例えば取り込み可能なレベル(取り込み対象オブジェクトのレベルが操作対象オブジェクトのレベル以下のもの)は表示しないようにしてもよい。また取り込み可能性の少ないオブジェクト(操作対象オブジェクトに比べて取り込み対象オブジェクトのレベルが著しく高い場合)にはレベル表示しないでもよい。
【0020】
このようにすると、レベル表示でゲーム画像が見にくくなるのを防止することが出来る。
【0021】
(6)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
前記取り込み処理手段は、
取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容に基づき、操作対象オブジェクトの大きさパラメータを増減させ、
前記画像生成手段は、
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさパラメータに基づき操作対象オブジェクトのモデルの大きさを決定し、当該操作対象オブジェクトのモデルに基づき、操作対象オブジェクトの画像を生成してもよい。
【0022】
例えば累計値の増減を連続的に操作対象オブジェクトに反映させても良いし、段階的に操作対象オブジェクトに反映させても良い。
【0023】
(7)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
前記取り込み処理手段は、
取り込んだ取り込み対象オブジェクトの数及び大きさの少なくとも一方の累積値をカウントし、当該累積値に基づき操作対象オブジェクトの大きさを制御してもよい。
【0024】
(8)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトに関する取り込み履歴画像を表示する制御を行う取り込み履歴画像表示制御手段としてさらコンピュータを機能させ、
前記取り込み履歴画像表示制御手段は、
操作対象オブジェクトに取り込まれた取り込み対象オブジェクトの内容に基づき取り込み履歴画像の形状、大きさ及び色の少なくとも一方を変化させてもよい。
【0025】
(9)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトに取り込み範囲を設定し、取り込み対象オブジェクトの取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された位置パラメータと、取り込み範囲に基づき取り込み可否判定を行ってしてもよい。
【0026】
取り込み範囲は2次元的に設定されたヒット領域でも良いし、3次元的に設定されたヒットチェックボックスでもよい。
【0027】
(10)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトの位置及び属性及びレベル及び難易度の少なくとも1つに基づき設定する取り込み範囲を変化させてもよい。
【0028】
(11)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
取り込み対象オブジェクトへの攻撃入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された所定のパラメータに基づき攻撃成功/不成功判定を行い、攻撃成功と判定された場合には、当該取り込み対象オブジェクトのレベルを低下させる処理を行う操作対象オブジェクト攻撃制御手段と、としてさらにコンピュータを機能させてもよい。
【0029】
所定のパラメータとは例えば取り込み指示入力を受けつけ時点における位置パラメータでもよい。
【0030】
本発明によれば攻撃により取り込み対象オブジェクトのレベルを低下させることが出来る。従ってレベル的に現時点では取り込み不可能な取り込み対象オブジェクトでも攻撃により取り込み可能な状態にすることが出来る。
【0031】
(12)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
取り込み対象オブジェクトへの攻撃入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された所定のパラメータに基づき攻撃成功/不成功判定を行い、攻撃成功と判定された場合には、当該取り込み対象オブジェクトを当該取り込み対象オブジェクトよりもレベルの低い複数の分割オブジェクトに分割する処理を行う操作対象オブジェクト攻撃制御手段と、としてさらにコンピュータを機能させてもよい。
【0032】
(13)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
取り込み対象オブジェクト移動/動作制御手段は、
取り込み対象オブジェクトのレベル又は大きさが操作対象オブジェクトのレベル又は大きさと所定の関係にある場合に、取り込み対象オブジェクトに操作対象オブジェクトを攻撃させる制御を行ってもよい。
【0033】
例えば取り込み対象オブジェクトのレベル又は大きさが操作対象オブジェクトのレベル又は大きさより小さい場合に、取り込み対象オブジェクトに操作対象オブジェクトを攻撃させる制御を行うようにしてもよい。
【0034】
(14)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
取り込み処理手段は、
操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトを取り込み直後に所定時間の取り込み禁止期間を設定し、取り込み禁止期間の間は、あらたな取り込み対象オブジェクトの取り込みを禁止してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本実施形態のゲーム装置の機能ブロック図。
【図2】本実施形態により生成されるゲーム画像の一例。
【図3】操作対象オブジェクトに設定されるパラメータの一例。
【図4】取り込み対象オブジェクトに設定されるパラメータの一例。
【図5】図5(A)は、操作対象オブジェクトの大きさとレベルの関係について説明するための図。図5(B)は、操作対象オブジェクトの大きさの変化について説明するための図。
【図6】図6(A)(B)(C)は、本実施の形態の蓄積物表示の一例について説明する図。
【図7】大きさ値とレベルの関係を説明するための図。
【図8】図8は、食べ応え度の相違について説明するための図。
【図9】図9(A)(B)は取り込み判定におけるヒットチェックについて説明するための図。
【図10】取り込み範囲の変化について説明する図。
【図11】図11(A)(B)は、取り込んだもの処理について説明するため図。
【図12】図12(A)〜(C)はむしゃむしゃの挙動を示すモーションの一例。
【図13】図13(A)〜(C)はもぐもぐ挙動を示すモーションの一例。
【図14】ぱくぱくの挙動を示すモーションの一例。
【図15】図15(A)〜(E)は、操作対象オブジェクトの食後のリアクション画像について説明するための図。
【図16】図16(A)〜(C)は蓄積物と取り込み対象オブジェクトの色属性の関係について説明するための図。
【図17】レベル表示が行われているゲーム画像の一例。
【図18】隠れ状態にある取り込み対象オブジェクトを示す画像。
【図19】ロックオン処理について説明するための図。
【図20】取り込み対象オブジェクトの分割と再結合について説明するための図。
【図21】取り込み対象オブジェクトの攻撃処理について説明するための図。
【図22】操作対象オブジェクトの攻撃処理について説明するための図。
【図23】取り込み処理の流れについて説明するフローチャート図。
【図24】取り込み判定処理の流れについて説明するフローチャート図。
【図25】攻撃処理について説明するためのフローチャート図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0037】
1.構成
図1に、本実施形態のゲーム装置の機能ブロック図の一例を示す。なお同図において本実施形態は、少なくとも処理部100を含めばよく(或いは処理部100と記憶部170を含めばよく)、それ以外の各部(機能ブロック)については任意の構成要素とすることができる。
【0038】
操作部160は、プレーヤが操作データを入力するためのものであり、その機能は、レバー、ボタン、ステアリング、シフトレバー、アクセルペダル、ブレーキペダル、マイク、センサー、タッチパネル、或いは筺体などのハードウェアにより実現できる。
【0039】
記憶部170は、処理部100や通信部196などのワーク領域となるもので、その機能はRAMなどのハードウェアにより実現できる。
【0040】
情報記憶媒体180(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD、ブルーレイディスク)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などのハードウェアにより実現できる。処理部100は、この情報記憶媒体180に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。即ち情報記憶媒体180には、本実施形態の各部(各手段)としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部をコンピュータに実現させるためのプログラム)が記憶(記録、格納)される。
【0041】
表示部190は、本実施形態により生成された画像を出力するものであり、その機能は、CRT、LCD、或いはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などのハードウェアにより実現できる。ここでディスプレイは1つ設ける場合でもよいし、2つ設ける場合でもよい。
【0042】
また表示部190としてタッチパネルディスプレイを用いることによりプレーヤが操作入力を行う操作部として機能させるようにしてもよい。2つのディスプレイを有する場合にはいずれか一方のディスプレイをタッチパネルディスプレイとして構成してもよい。
【0043】
音出力部192は、本実施形態により生成された音を出力するものであり、その機能は、スピーカ、或いはヘッドフォンなどのハードウェアにより実現できる。
【0044】
携帯型情報記憶装置194は、プレーヤの個人データやゲームのセーブデータなどが記憶されるものであり、この携帯型情報記憶装置194としては、メモリカードなどを考えることができる。
【0045】
通信部196は、サーバとの間で通信を行うための各種の制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
【0046】
なお本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(データ)は、サーバが有する情報記憶媒体からネットワーク及び通信部196を介して情報記憶媒体180(記憶部170)に配信するようにしてもよい。このようなサーバの情報記憶媒体の使用も本発明の範囲内に含まれる。
【0047】
処理部100(プロセッサ)は、操作部160からの操作データやプログラムなどに基づいて、ゲーム処理、画像生成処理、或いは音生成処理などの各種の処理を行う。この場合、処理部100は、記憶部170をワーク領域として使用して、各種の処理を行う。この処理部100の機能は、各種プロセッサ(メインプロセッサ、描画プロセッサ、DSP等)又はASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラム(ゲームプログラム)により実現できる。
【0048】
処理部100は、操作対象オブジェクト移動制御部110、取り込み対象オブジェクト移動/動作制御部112、取り込み判定部114、取り込み処理部116、取り込み履歴画像表示制御部118、ロックオン処理部120、レベル表示制御部122、操作対象オブジェクト攻撃制御部124、操作対象オブジェクトレベル制御部126、取り込みオブジェクトレベル制御部128、画像生成部130、音生成部140を含む。
【0049】
操作対象オブジェクト移動制御部110は、操作対象オブジェクトの移動内容指示入力を受け付け、受け付けた移動内容指示入力に従って操作対象オブジェクトの仮想空間内の移動を制御する。取り込み対象オブジェクト移動/動作制御部112は、所定のルールに従って取り込み対象オブジェクトの仮想空間内の移動及び動作の少なくとも一方を制御する。取り込み判定部114は、取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトの少なくとも一方に関連づけて設定された所定のパラメータに基づき取り込み可否判定を行う。取り込み処理部116は、取り込み可と判定された場合には、操作対象オブジェクトに取り込み対象オブジェクトを取り込ませるとともに、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容(例えば数や大きさや種類や属性や設定されているパラメータ)に基づき、操作対象オブジェクトの大きさを変化させる制御を行う。
【0050】
画像生成部130は、操作対象オブジェクトが配置された仮想空間を所与の視点から見た画像を生成してもよい。
【0051】
取り込み判定部114は、操作対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルと取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルが所定の関係にない場合には取り込み不可と判定してもよい。
【0052】
取り込み判定部114は、操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値が、取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値と所定の関係にない場合には取り込み不可と判定してもよい。
【0053】
取り込み処理部114は、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容(例えば数や大きさや種類や属性や設定されているパラメータ)に基づき、操作対象オブジェクトの大きさパラメータを増減させ、画像生成部130は、操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさパラメータに基づき操作対象オブジェクトのモデルの大きさを決定し、当該操作対象オブジェクトのモデルに基づき、操作対象オブジェクトの画像を生成するようにしてもよい。
【0054】
取り込み処理部116は、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの数及び大きさの少なくとも一方の累積値をカウントし、当該累積値に基づき操作対象オブジェクトの大きさを制御してもよい。
【0055】
取り込み履歴画像表示制御部118は、操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトに関する取り込み履歴画像を表示する制御を行うもので、操作対象オブジェクトに取り込まれた取り込み対象オブジェクトの内容に基づき取り込み履歴画像の形状、大きさ及び色の少なくとも一方を変化させてもよい。
【0056】
取り込み判定部114は、操作対象オブジェクトに取り込み範囲を設定し、取り込み対象オブジェクトの取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された位置パラメータと、取り込み範囲に基づき、基づき取り込み可否判定を行ってもよい。
【0057】
前記取り込み判定部114は、操作対象オブジェクトの位置及び属性及びレベル及び難易度の少なくとも1つに基づき設定する取り込み範囲を変化させてもよい。
【0058】
取り込み処理部116は、取り込み可と判定された場合には、操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを食べる演出画像を生成するためのモーション又はアニメーションを選択し、画像生成部130は、取り込み可と判定された場合には、選択されたモーション又はアニメーションに従い操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを食べる演出画像を生成してもよい。
【0059】
ロックオン処理部120は、取り込み対象オブジェクトをロックオンするためのロックオン指示入力を受け付け、受け付けたロックオン指示入力に基づき、取り込み対象オブジェクトをロックオンするロックオン処理を行うもので、ロックオン指示入力を受け付けると、操作対象オブジェクトに対してロックオン範囲を設定し、当該ロックオン範囲に取り込み対象オブジェクトが存在する場合には、ロックオン範囲に存在するいずれかの取り込み対象オブジェクトをロックオン対象とするロックオンモードを設定する。操作対象オブジェクト移動制御部110は、ロックオンモードである場合には、ロックオン対象である取り込み対象オブジェクトに近づいていくように操作対象オブジェクトの仮想空間内の移動を制御してもよい。
【0060】
レベル表示制御部122は、取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルを、当該取り込み対象オブジェクトの近傍に表示する制御を行うもので、操作対象オブジェクトのレベルが取り込み対象オブジェクトと所定の関係にある場合に、取り込み対象オブジェクトのレベルを表示する制御を行ってもよい。
【0061】
操作対象オブジェクトレベル設定部126は、操作対象オブジェクトに取り込み対象オブジェクトの攻撃がヒットした場合には、操作対象オブジェクトのレベルを一定期間低下させてもよい。
【0062】
操作対象オブジェクト攻撃制御部124は、取り込み対象オブジェクトへの攻撃入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された所定のパラメータに基づき攻撃成功/不成功判定を行い、攻撃成功と判定された場合には、取り込み対象オブジェクトのレベルを低下させる処理又は取り込み対象オブジェクトを当該取り込み対象オブジェクトよりもレベルの低い複数の分割オブジェクトに分割する処理の少なくとも一方のダメージ付与処理を行う。
【0063】
操作対象オブジェクトレベル設定部126は、操作対象オブジェクトの大きさパラメータに基づき操作対象オブジェクトのレベルを設定する。
【0064】
取り込み対象オブジェクトレベル設定部128は、取り込み対象オブジェクトの大きさパラメータに基づき取り込み対象オブジェクトのレベルを設定する。
【0065】
取り込み対象オブジェクト移動/動作制御部112は、取り込み対象オブジェクトに操作対象オブジェクトを攻撃させる制御を行ってもよい。
【0066】
取り込み対象オブジェクト移動/動作制御部112は、取り込み対象オブジェクトのレベル又は大きさが操作対象オブジェクトのレベル又は大きさと所定の関係にある場合場合に、取り込み対象オブジェクトに操作対象オブジェクトを攻撃させてもよい。
【0067】
取り込み対象オブジェクト移動/動作制御部112は、同じ取り込み対象オブジェクトから分割された分割オブジェクトを所定のタイミングで再結合させる再結合処理手段を含み、前記再結合処理手段は、同じ取り込み対象オブジェクトから分割された複数の分割オブジェクトの中に、消滅したものがある場合には、消滅したものを除いた分割オブジェクトのレベルや大きさパラメータに基づいて、再結合した取り込み対象オブジェクトのレベルや大きさパラメータを設定してもよい。
【0068】
操作対象オブジェクトレベル設定部126は、操作対象オブジェクトに取り込み対象オブジェクトの攻撃がヒットした場合には、操作対象オブジェクトのレベルを一定股間低下させてもよい。
【0069】
取り込み対象オブジェクト移動/動作制御部112は、所定のタイミングで取り込み対象オブジェクトに隠れ状態にし、操作対象オブジェクト攻撃制御部124は、取り込み対象オブジェクトが隠れ状態である場合には、操作対象オブジェクトは当該取り込み対象オブジェクトを攻撃できないように制御してもよい。
【0070】
取り込み処理部116は、操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトのレベル差に基づき、複数の異なる食べる演出画像生成用モーションから1の食べる演出画像生成用モーションを選択する処理、及び食べるモーション演出時間を決定する処理の少なくとも1つを行い、画像生成部130は、選択されたモーション及び決定された食べるモーション演出時間の少なくとも1つに従い操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを食べる演出画像を生成してもよい。
【0071】
取り込み処理部116は、操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトを取り込み直後に所定時間の取り込み禁止期間を設定し、取り込み禁止期間の間は、あたらな取り込み対象オブジェクトの取り込みを禁止してもよい。
【0072】
取り込み処理部116は、操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトの種類、属性、色の少なくとも1つに基づき、取り込み演出画像の種類や取り込み演出に使用するエフェクト画像の色を変更するための処理を行ってもよい。
【0073】
取り込み処理部116は、操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトの種類、属性、色の少なくとも1つに基づき、操作対象オブジェクトの挙動に関するパラメータを変化させてもよい。
【0074】
取り込み処理部116は、操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトの種類、属性、色の少なくとも1つに基づき、操作対象オブジェクトの食後のリアクションのモーションまたはエフェクトを変化させてもよい。
【0075】
取り込み処理部116は、操作対象オブジェクトはレベルが設定されておらず、攻撃も行わないアイテムオブジェクトに対しても取り込み処理対象としてもよい。
【0076】
画像生成部130は、処理部100で行われる種々の処理(ゲーム処理)の結果に基づいて描画処理を行い、表示部190に出力する。この場合、画像生成部130が生成する画像は、いわゆる3次元画像であってもよい。
【0077】
また画像生成部130は、結合処理部116によるヒットしたブロックを前記移動体に結合さ 音生成部140は、処理部100で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などのゲーム音を生成し、音出力部192に出力する。
【0078】
2.本実施形態の手法
次に本実施形態の手法について図面を用いて説明する。
【0079】
2−1.ゲーム画像
次に、本発明を適用した実施形態について詳細に説明する。本実施形態では、キャラクタオブジェクトを操作対象オブジェクトとし、操作対象オブジェクトをゲーム空間内で移動させ、他の取り込み対象オブジェクトやアイテムオブジェクトを取りこむゲーム(例えば食べることにより取り込むゲーム)を例にとり説明する。
【0080】
図2は本実施形態により生成されるゲーム画像の一例を示す。
【0081】
本実施の形態では、操作対象オブジェクトPCと1又は複数の取り込み対象オブジェクトNPC−1〜NPC−7が配置されたゲーム空間を所与の視点から見た画像がゲーム画像として表示される。
【0082】
プレーヤは操作部を操作する事によって操作対象オブジェクトPCをゲーム空間内で移動させたり、取り込み対象オブジェクトNPC−1〜NPC−7を取り込んだり(例えば食べたり)、取り込み対象オブジェクトを攻撃したりすることが出来る。そして操作対象オブジェクトPCの大きさ(例えば体積や高さや面積)は、取り込んだ取り込み対象オブジェクトNPC−1〜NPC−7の数及び体積の少なくとも一方に基づき変化する。例えば肥大化してもよい。
【0083】
2−2.ゲームパラメータ
図3は、操作対象オブジェクトに設定されるパラメータの一例である。
【0084】
本実施の形態では操作対象オブジェクトに、位置座標300、大きさ値302,レベル値304、取り込み禁止フラグ306、ロックオンフラグ308等のパラメータが設定されている。位置座標300は、例えばゲーム空間のワールド座標系における操作対象オブジェクトの代表点のx、y、z座標でもよい。大きさ値302は、操作対象オブジェクトの体積や高さや面積の値でもよい。大きさ値によって操作対象オブジェクトのモデルのスケールを制御してもよい。レベル値304は、操作対象オブジェクトに設定されるレベルの値である。取り込み禁止フラグ306は、操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを取り込み可能か否かを示すフラグである。取り込み禁止フラグ306がONの場合には、取り込み指示入力があっても、操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを取り込めないように制御する。例えば、操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトを取り込み直後に所定時間の取り込み禁止期間を設定されると、この取り込み禁止期間の間は、取り込み禁止フラグがONに設定される。ロックオンフラグ308は、操作対象オブジェクトがいずれかの取り込み対象オブジェクトをロックオンした状態であることを示すフラグである。
【0085】
図4は、取り込み対象オブジェクトに設定されるパラメータの一例である。
【0086】
本実施の形態では複数の取り込み対象オブジェクトの各取り込み対象オブジェクト識別情報(取り込み対象オブジェクトID320)に関連づけて、位置座標322、大きさ値324、レベル値326、ロックオン対象フラグ328、状態情報330、挙動情報332等のパラメータが設定されている。位置座標322は、例えばゲーム空間のワールド座標系における取り込み対象オブジェクトの代表点のx、y、z座標でもよい。大きさ値324は、取り込み対象オブジェクトの体積や高さや面積の値でもよい。レベル値326は、取り込み対象オブジェクトに設定されるレベルの値である。ロックオン対象フラグ328は、当該取り込み対象オブジェクトが操作対象オブジェクトからロックオンされていることを示すフラグである。状態情報330は、取り込み対象オブジェクトの状態をしめす情報である。本実施の形態では、取り込み対象オブジェクトは、例えば「通常」「攻撃」「ダウン」「隠れ」等の4つのいずれかの状態を取るので、そのいずれかを示す情報である。
【0087】
2−3.取り込み判定
本実施の形態では、操作部から取り込み指示入力が行われると、取り込み判定が行われる。取り込み判定は、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された所定のパラメータに基づき行う。
【0088】
例えば取り込み指示入力を受け付けたタイミングで、操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトのヒットチェックを行うようにしてもよい。
【0089】
図9(A)(B)は取り込み判定におけるヒットチェックについて説明するための図である。図9(A)(B)は、3次元のゲーム空間をY軸方向から見た図である。操作対象オブジェクトPCの周囲に取り込み範囲340(3次元又は2次元)を設定し、取り込み指示入力を受け付けたタイミングで、取り込み対象オブジェクトが取り込み範囲340に入っていればヒットと判断する。例えば取り込み対象オブジェクト350−1は取り込み範囲340−1に入っているが、取り込み対象オブジェクト350−2は取り込み指示入力を受け付けたタイミングで取り込み範囲340−1に入っていないので、取り込み対象オブジェクト350−1は取り込み可能で、取り込み対象オブジェクト350−2は取り込み不可と判断してもよい。
【0090】
なお取り込み範囲の形状や大きさや向き等は所定の条件(例えば操作対象オブジェクトの位置及び属性及びレベル及び難易度)により変化するようにしてもよい。
【0091】
例えば取り込み指示入力を受け付けたタイミングで操作対象オブジェクトがゲーム空間内の地面に位置している場合には、図9(A)の340−1のような範囲の取り込み範囲を設定し、操作対象オブジェクトがジャンプ等行って空中にいる場合には図9(B)の340−2のような範囲の取り込み範囲を設定するようにしてもよい。このようにすると変化に富んだゲームとなり、プレーヤに飽きられにくいゲームを提供することができる。
【0092】
また例えばゲームステージ毎に取り込み範囲を変化させるようにしてもよい。例えば図10(A)に示すように上から取り込み対象オブジェクトがつり下げられているようなゲームステージでは、図10(B)に示すように、340−3のような範囲の取り込み範囲を設定するようにしてもよい。
【0093】
また取り込み判定では、ヒット判定と共に、又は単独でレベル判定を行いレベル判定結果に基づき取り込み判定を行っても良い。本実施の形態では、図3,4に示すように操作対象オブジェクトや取り込み対象オブジェクトにはレベル値が設定されている。
【0094】
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルが、取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルに対して所定の基準を満たさない場合には取り込み不可と判定してもよい。例えば操作対象オブジェクトは自分よりレベルの高い取り込み対象オブジェクトは取り込めないようにしてもよい。
【0095】
また取り込み判定では、ヒット判定と共に、又は単独で大きさ判定を行い、ヒット判定及び大きさ判定の結果または大きさ判定結果に基づき取り込み判定を行っても良い。
【0096】
本実施の形態では、図3、4に示すように操作対象オブジェクトや取り込み対象オブジェクトには大きさ値が設定されている。
【0097】
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値が、取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値に対して所定の基準を満たさない場合には取り込み不可と判定してもよい。例えば操作対象オブジェクトは自分より大きな取り込み対象オブジェクトは取り込めないようにしてもよい。
【0098】
図5(A)は、操作対象オブジェクトの大きさとレベルの関係について説明するための図である。
【0099】
操作対象オブジェクトの大きさパラメータに基づき操作対象オブジェクトのレベルを設定してもよい。例えば体積パラメータ(大きさパラメータの一例)の値が20未満の場合にはレベルを1と設定し、体積パラメータの値が20以上40未満の場合にはレベルを2と設定し、体積パラメータの値が40以上60未満の場合にはレベルを3と設定してもよい。
【0100】
このように体積パラメータに応じてレベルを設定すると、レベルと見た目の大きさが相関関係をもつので、ゲーム画像に取り込み対象オブジェクトのレベル値が表示されていなくても、ゲーム画像として表示されている取り込み対象オブジェクトと操作対象オブジェクトの比較によって取り込み可能か否か判断することが出来る。
【0101】
例えば図2において取り込み対象オブジェクトNPC−3〜NPC−7は操作対象オブジェクトPCよりも小さいので(レベルも低い)取り込み可能であり、取り込み対象オブジェクトNPC−1、NPC−2は操作対象オブジェクトPCよりも大きいので(レベルも高い)取り込み不可能であると判断することが出来る。
【0102】
2−4.操作対象オブジェクトの体積増加
本実施の形態では、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの数及び大きさの少なくとも一方に基づき、操作対象オブジェクトの大きさを変化させる。
【0103】
例えば取り込んだ取り込み対象オブジェクトの数及び大きさの少なくとも一方の累積値をカウントし、当該累積値に基づき操作対象オブジェクトの大きさを制御してもよい。
【0104】
図5(B)は、操作対象オブジェクトの大きさの変化について説明するための図である。
【0105】
図5(B)に示すように、例えば最初に操作対象オブジェクトPCの体積値が10であるとする。350に示すように操作対象オブジェクトPCが体積5の取り込み対象オブジェクト4つ取り込むと、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの体積値は5×4=20となる。従って操作対象オブジェクトPCの体積値は20だけ増加して30となる。これに伴って表示画像上の操作対象オブジェクトの見た目の大きさも増加する。
【0106】
次に352に示すように操作対象オブジェクトPCが体積10の取り込み対象オブジェクト2つ取り込むと、今回取り込んだ取り込み対象オブジェクトの体積値は10×2=20となり、操作対象オブジェクトPCの体積値は20だけ増加して50となる。前回からの累計値は20+20=40となる。これに伴って表示画像上の操作対象オブジェクトの見た目の大きさも更に増加する。
【0107】
例えば体積パラメータの値に基づき、操作対象オブジェクトのモデルのスケール値を制御してモデルの大きさを変更するようにしてもよい。
【0108】
図7は、大きさ値とレベルの関係を説明するための図である。例えばレベル設定テーブル(第1のレベル設定テーブル)360を設け、操作対象オブジェクトや取り込み対象オブジェクト370に設定された大きさ値372ここでは高さ)とレベル設定テーブル360に基づき操作対象オブジェクトや取り込み対象オブジェクト370のレベル372を設定してもよい。例えば操作対象オブジェクトや取り込み対象オブジェクト370の大きさ(モデルに設定されている大きさ)が85cm(372参照)の場合、レベル設定テーブル(第1のレベル設定テーブル)360によればレベルはLV2となる。
【0109】
また例えば複数のレベル設定テーブル(第1のレベル設定テーブル360、第2のレベル設定テーブル362)を設け、所与の条件(例えばステージの変化等)に基づき、使用するテーブルを切り替えても良い。
【0110】
操作対象オブジェクトや取り込み対象オブジェクト370の大きさ(モデルに設定されている大きさ)が85cm(372参照)の場合、第2のレベル設定テーブル362によればレベルはLV3となる。従って第1のレベル設定テーブル360から第2のレベル設定テーブル362に切り替えた場合、操作対象オブジェクトや取り込み対象オブジェクト370のレベルも変化する。
【0111】
2−5.取り込み履歴画像表示
本実施の形態では、操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトに基づき、操作対象オブジェクトの取り込み履歴画像を表示する制御を行う。例えば図2の220に示すように消化器(例えば胃や腸)をイメージさせるような取り込み履歴画像表示を行っても良い。
【0112】
図6(A)(B)(C)は、本実施の形態の取り込み履歴画像表示の一例について説明する図である。例えば操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容に基づき取り込み履歴画像の画像の形状、大きさ及び色の少なくとも一つを変化させてもよい。例えば取り込み履歴画像として取り込んだものが消化器の内容物となったような画像(222−1,222−2、222−3)を表示してもよい。そして取り込んだ取り込み対象オブジェクトの体積の累積値に応じて内容物が222−1、222−2,222−3のように増加するような画像表示をおこなってもよい。
【0113】
このようにすると、操作対象オブジェクトが取り込んだ(例えば食べた)取り込み対象オブジェクトの量に応じて消化器の内容物222の量が増える様子を画面上で確認することができる。
【0114】
なお取り込み対象オブジェクトに色属性を持たせ、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの色属性に応じて、取り込み履歴画像(ここでは内容物)222蓄積物の色を決定するようにしても良い。
【0115】
図16(A)〜(C)は取り込み履歴画像(ここでは内容物)と、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの色属性の関係について説明するための図である。赤の色属性をもつ取り込み対象オブジェクト510を取り混んだ場合には図16(A)に示すように、取り込み履歴画像(ここでは内容物)512も赤くなるようにしてもよい。青の色属性をもつ取り込み対象オブジェクト520を取り混んだ場合には図16(B)に示すように、取り込み履歴画像(ここでは内容物)522も青くなるようにしてもよい。 黄色の色属性をもつ取り込み対象オブジェクト530を取り混んだ場合には図16(C)に示すように、取り込み履歴画像(ここでは内容物)532も黄色くなるようにしてもよい。
【0116】
2−6.取り込み時の画像制御
本実施の形態では、操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトのレベル差や大きさの差に応じて、取り込み時の食べ応え(食べるモーションや食べおわるまでにかかる時間等)が異なるように制御してもよい。
【0117】
図11(A)(B)は、取り込んだもの(ここでは食べたもの)の処理について説明するための図である。図11(A)に示すように、食べたもの(取り込み対象オブジェクトやアイテムオブジェクト)は次第に縮小しながら操作対象オブジェクトの中心や特定部位付近(例えば口)に吸い込まれるような画像演出をおこなってもよい。
【0118】
また食べ終わった後は、食べた分の経験値表示としてエフェクト表示460をおこなってもよい。また操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトの種類、属性、色の少なくとも1つに基づき、取り込み演出画像の種類や取り込み演出に使用するエフェクト表示460の色を変更してもよい。
【0119】
また操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトの種類、属性、色の少なくとも1つに基づき、操作対象オブジェクトの挙動に関するパラメータを変化させるようにしてもよい。
【0120】
また操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトの種類、属性、色の少なくとも1つに基づき、操作対象オブジェクトの食後のリアクションのモーションまたはエフェクトを変化させてもよい。
【0121】
図15(A)〜(E)は、操作対象オブジェクトの食後のリアクション画像について説明するための図である。
【0122】
どのようなリアクションをするかはランダムに決定しても良いし、操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトの属性やパラメータに基づいて決定しても良い。操作対象オブジェクトの属性として、例えば色、性格、好物、性別、星座、年齢等を規定してもよい。取り込み対象オブジェクトの属性として、例えば色、性別、星座、種類、甘辛度等を規定してもよい。
【0123】
2−7.取り込み時の食べ応え度制御
図8は、食べ応え度の相違について説明するための図である。
【0124】
本実施の形態では、複数の異なる食べ応え度(ここでは「食べ応え度大(むしゃむしゃ)」、「食べ応え度中(もぐもぐ)」、「食べ応え度小(ぱくぱく)」の3種類の例について説明する)を用意している。図8に示すように、取り込み対象オブジェクトのレベルが操作対象オブジェクトのレベル(LV)以下でかつLV−αより大きい場合(410の場合)には、食べ応え度は「食べ応え度大(むしゃむしゃ)」、であると判定し、取り込み対象オブジェクトのレベルがLV−α以下でLV−β(β>α)より大きい場合(412の場合)には、食べ応え度は「食べ応え度中(もぐもぐ)」であると判定し、取り込み対象オブジェクトのレベルがLV−β以下の場合(414の場合)には、食べ応え度は「食べ応え度小(ぱくぱく)」であると判定してもよい。α、βの値は固定的に設定されてもよいし、パラメータとして変更可能に設定されていてもよい。
「食べ応え度大(むしゃむしゃ)」は、食べるのにわりと時間がかかるレベルで、食べている最中は動けないで、1個ずつしか食べれないように制御してもよい。「食べ応え度中(もぐもぐ)」は、少しだけ時間がかかるレベルで、何個か連続で食べれるが食べ過ぎるとウェイトが発生するようにしてもよい。「食べ応え度小(ぱくぱく)」は、ノータイムで食べられるレベルで食べている最中の移動にも制限なく、いくつでも連続で食べれるレベルである。
【0125】
図12(A)〜(C)は「食べ応え度大(むしゃむしゃ)」の場合の挙動を示すモーションの一例である。
【0126】
図13(A)〜(C)は「食べ応え度中(もぐもぐ)」の場合の挙動を示すモーションの一例である。
【0127】
図14は「食べ応え度小(ぱくぱく)」の場合の挙動を示すモーションの一例である。
【0128】
例えば操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを食べる演出画像を生成するためのモーション又はアニメーションを選択し、取り込み可と判定された場合には、選択されたモーション又はアニメーションに従い操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを食べる演出画像を生成するようにしてもよい。例えば図12(A)〜(C)、図13(A)〜(C)、図14の各モーションを用意して、操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトのレベル差に基づき食い応え度を判定し食い応え度に応じていずれかのモーションを選択するようにしてもよい。
【0129】
2−8.レベル表示
本実施の形態では取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルを、当該取り込み対象オブジェクトの近傍に表示する制御を行ってもよい。ただし、取り込み対象オブジェクトのレベルが操作対象オブジェクトのレベルより低い(食べられる)ものについてはレベルを表示しないようにしてもよい。操作対象オブジェクトのレベルよりも極端に高い(食べられる可能性の極めて少ない)レベルの取り込み対象オブジェクトについてはレベルを表示しないようにしてもよい。
【0130】
図17はレベル表示が行われているゲーム画像の一例である。操作対象オブジェクトPCのレベルはLV5で、取り込み対象オブジェクトNPC−1のレベルはLV10、取り込み対象オブNPC−2のレベルはLV15、取り込み対象オブジェクトNPC−4のレベルはLV5、それ以外の取り込み対象取り込み対象オブジェクトのレベルはLV5未満とする。このような場合レベルはLV5未満の取り込み対象取り込み対象オブジェクトについては操作対象オブジェクトのレベルより低い(食べられる)ので表示しないようにしてもよい。また取り込み対象オブジェクトNPC−2のように操作対象オブジェクトのレベルよりも極端に高い(食べられる可能性の極めて少ない)レベルの取り込み対象オブジェクトについてはレベルを表示しないようにしてもよい。このようにすると操作対象オブジェクトPCよりレベルが高いが、極端に高すぎないレベルの取り込み対象オブジェクトにだけレベル表示がされる。かかる取り込み対象オブジェクトは現時点では取り込めないが、今後の取り込み動作により操作対象オブジェクトPCのレベルがあがると取り込みの可能性があるものである。従ってレベル表示がないものは取り込み可能なもの(食べられるもの)か全く取り込みの可能性のない物(食べられる可能性のないもの)である。全く取り込みの可能性のない物(食べられる可能性のないもの)は、明らかに操作対象オブジェクトより大きいので、取り込みの可能性のない物(食べられる可能性のないもの)であることは、ゲーム画像により視覚的に瞬時に把握可能である。従ってプレーヤは、レベル表示されている取り込み対象オブジェクトと明らかに操作対象オブジェクトより大きな取り込み対象オブジェクトは取り込み出来ない(食べられない)と、ゲーム画像により把握することが出来る。このようにすると、全ての取り込み対象オブジェクトにレベルが表示される場合に比べて画面上に表示される情報が少なくなるので、見やすいゲーム画像を提供することが出来る。
【0131】
2−9.ロックオン処理
図19はロックオン処理について説明するための図である。本実施の形態では、取り込み対象オブジェクトをロックオンするためのロックオン指示入力を受け付け、受け付けたロックオン指示入力に基づき、取り込み対象オブジェクトをロックオンするロックオン処理を行う。ロックオン指示入力を受け付けると、操作対象オブジェクトPCに対してロックオン範囲472を設定し、ロックオン範囲472に取り込み対象オブジェクトが存在する場合には、ロックオン範囲472に存在するいずれかの取り込み対象オブジェクトをロックオン対象とする。図19では、取り込み対象オブジェクト470がロックオン範囲に存在するので、取り込み対象オブジェクト470がロックオン対象となる。そしてロックオンモードである場合には、操作対象オブジェクトPCはロックオン対象である取り込み対象オブジェクト470に近づいていくように操作対象オブジェクトの仮想空間内の移動を制御する(473参照)。ロックオン範囲472は取り込み範囲と同じに設定しても良いし、取り込み範囲とは別個に設定してもよい。
【0132】
2−10.取り込み対象オブジェクトの分割、再結合
本実施の形態では、プレーヤは操作部を介して取り込み対象オブジェクトへの攻撃入力を行うことが出来る。取り込み対象オブジェクトへの攻撃入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された所定のパラメータ(例えば取り込み指示入力を受けつけ時点における位置パラメータ)に基づき攻撃成功/不成功判定を行い、攻撃成功と判定された場合には、取り込み対象オブジェクトのレベルを低下させる処理又は取り込み対象オブジェクトを当該取り込み対象オブジェクトよりもレベルの低い複数の分割オブジェクトに分割する処理の少なくとも一方のダメージ付与処理を行うようにしてもよい。
【0133】
図22は操作対象オブジェクトPCが取り込み対象オブジェクト610を攻撃する様子を示した画像である。取り込み対象オブジェクト610は、操作対象オブジェクトPCよりレベルが高い(大きさが大きい)ので、現時点では取り込む(食べる)ことは出来ないが、攻撃が成功すると、取り込み対象オブジェクト610のレベルが低下するので、取り込める可能性が高くなる。従ってプレーヤは、自分よりレベルの高い敵に対しては攻撃によりレベルを低下させてから、取り込むという戦略をとることが出来る。
【0134】
図20は、取り込み対象オブジェクトの分割と再結合について説明するための図である。
【0135】
取り込み対象オブジェクト610が攻撃を受けて、複数の分割オブジェクト620〜628に分割されたとする。分割オブジェクト620〜628は分割前の取り込み対象オブジェクト610に関連づけて管理される。分割前の取り込み対象オブジェクト610のレベルはLV10であるとする。これが5個の分割オブジェクト620〜628に分割された場合、5個の分割オブジェクト620〜628のレベルの合計は分割前の親オブジェクト610と等しくなるようにしてもよい。なお分割オブジェクトの大きさ値の合計が親オブジェクトの大きさ値の合計と等しくなるようにしてもよい。
【0136】
また分割された分割取り込み対象オブジェクトを所定のタイミングで再結合させることが出来る。同じ取り込み対象オブジェクトから分割された複数の分割取り込み対象オブジェクトの中に、操作対象オブジェクトに取り込まれて消滅した分割取り込み対象オブジェクトがある場合には、消滅した分割取り込み対象オブジェクトを含まない分割取り込み対象オブジェクトのレベルや大きさパラメータに基づいて、再結合した取り込み対象オブジェクトのレベルや大きさパラメータを設定するようにしてもよい。
【0137】
複数の分割オブジェクト620〜628は、それぞれ操作対象オブジェクトPCに取り込まれる(食べられる)可能性がある。ここで分割オブジェクト620と分割オブジェクト628が操作対象オブジェクトPCに取り込まれた(食べられた)とする。このような場合の再結合は残った分割オブジェクト622,624、626で行われることになる。再結合後の取り込み対象オブジェクト630のレベルや大きさは再結合した分割オブジェクト622,624、626のレベルや大きさに基づき設定してもよい。例えば、レベルLV2の分割オブジェクト3つが再結合した結果、取り込み対象オブジェクト630になったので、取り込み対象オブジェクト630のレベルは分割オブジェクト3つの計であるLV6としてもよい。また取り込み対象オブジェクト630の大きさは分割オブジェクト3つの大きさの計になるようにしてもよい。
【0138】
2−11.取り込み対象オブジェクトから操作対象オブジェクトへの攻撃
本実施の形態では取り込み対象オブジェクトに操作対象オブジェクトを攻撃させる制御を行う。図21は取り込み対象オブジェクトNPC−1が操作対象オブジェクトPCを攻撃している様子を示している。
【0139】
取り込み対象オブジェクトのレベル又は体積が操作対象オブジェクトのレベル又は体積より小さい場合に、取り込み対象オブジェクトが操作対象オブジェクトを攻撃可能に構成してもよい。
【0140】
2−12.取り込み対象オブジェクトの状態(隠れ状態)
図18は、隠れ状態にある取り込み対象オブジェクトを示す画像である。
【0141】
本実施の形態では、所定のタイミングで取り込み対象オブジェクトに隠れ状態にすることがで切り。この場合図4の状態情報330は「隠れ状態」を示す値となる。取り込み対象オブジェクト460が隠れ状態である場合には、操作対象オブジェクトPCは当該取り込み対象オブジェクト460を攻撃できないように制御してもよい。
【0142】
なお隠れ状態にある取り込み対象オブジェクト460は、その一部が見えるように隠れているすなわち本実施の形態ではどこにいるかわかる状態で隠れているので、プレーヤは取り込み対象オブジェクト460の状態が変化するのをまって、取り込みや攻撃を行うことが出来る。
【0143】
2−13.本実施の形態の処理
図23は本実施の形態の取り込み処理の流れについて説明するフローチャート図である。
【0144】
各フレーム毎に下記の処理を行うようにしてもよい。
【0145】
操作対象オブジェクトの移動内容指示入力を受け付けたか否か判断し(ステップS10)
、受け付けた場合には入力情報に基づいて操作対象オブジェクトの位置座標を演算する(ステップS20)。
【0146】
次に所定のルールに基づいて取り込み対象オブジェクトの位置座標を演算する(ステップS30)。
【0147】
取り込み指示入力を受け付けたか否か判断し、受け付けた場合には(ステップS40)、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトの少なくとも一方に関連づけて設定された所定のパラメータに基づき取り込み可否判定を行う(ステップS50)
取り込み可と判定した場合には、取り込み対象オブジェクトを取り込む画像演出を行い
(ステップS60)、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容に基づき、操作対象オブジェクトの大きさを変化させる制御を行う(ステップS70)。
【0148】
図24は取り込み判定処理の流れについて説明するフローチャート図である。
【0149】
操作対象オブジェクトの位置座標に基づき設定する取り込み範囲の形状を決定する(ステップS110)
次に操作対象オブジェクトの周囲に決定された形状の取り込み範囲を設定し(ステップS120)、取り込み範囲に入っている取り込み対象オブジェクトを抽出する。(ステップS130)。
【0150】
取り込み対象オブジェクトの状態が隠れ状態である場合(ステップS150)には取り込み不可と判断する(ステップS180)。
【0151】
取り込み対象オブジェクトの状態が隠れ状態でない場合(ステップS150)には、抽出した取り込み対象オブジェクトと操作対象オブジェクトのレベル値を比較し(ステップS170)、取り込み対象オブジェクトのレベルが操作対象オブジェクトのレベルより高い(ステップS160)場合には、取り込み不可と判定する(ステップS180)
取り込み対象オブジェクトのレベルが操作対象オブジェクトのレベルより高くない(ステップS150)場合には取り込み可と判定する(ステップS170)。
【0152】
図25は、攻撃処理について説明するためのフローチャート図である。
【0153】
攻撃指示入力を受け付けたか否か判断し受け付けた場合には下記のステップS210からS240の処理を行う(ステップS210)。
【0154】
まず攻撃が命中した取り込み対象オブジェクトがあるか否かチェックし(ステップS220)、命中した取り込み対象オブジェクトがある場合には(ステップS230)、ヒットした込み対象オブジェクトの大きさとレベル値を低下させる(ステップS240)
なお操作対象オブジェクトの大きさ値やレベルが増加することにより、操作対象オブジェクトが大きくなった場合には、ゲーム空間内の仮想カメラの位置(視点位置)を操作対象オブジェクトから遠ざけるようにしてもよい。このようにするとゲーム画像としてより広域のゲーム空間が表示されるようになる。操作対象オブジェクトが大きくなった場合には、移動のスケールも大きくなるので、より広域のゲーム空間が表示されている方が操作しやすくなる。
【0155】
また仮想カメラの位置と取り込み対象オブジェクトの距離に応じてレベル表示の有無を制御するようにしてもよい。このようにすると、距離が遠いものについてまでレベル表示を行う場合に比べて見やすいゲーム画像を生成することが出来る。
【0156】
なお本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。例えば、明細書又は図面中の記載において広義や同義な用語として引用された用語は、明細書又は図面中の他の記載においても広義や同義な用語に置き換えることができる。
【0157】
上記実施の形態では、移動したり攻撃したりする取り込み対象オブジェクトを取り込む場合を例にとり説明したがこれに限られない。例えば移動しない静止オブジェクトや移動するが攻撃しないオブジェクトを取り込むゲームも本発明の範囲である。例えばレベルが設定されておらず、攻撃も行わないアイテムオブジェクトも取り込み処理対象としてよい。アイテムオブジェクトは、例えば取り込み範囲を拡大し通常よりも広い範囲で取り込みを可能とするアイテムのオブジェクトや、移動速度を早くさせるアイテムのオブジェクト等でもよい。
【0158】
また本発明は、業務用ゲームシステム、家庭用ゲームシステム、携帯型ゲームシステム、ゲーム画像を生成するシステムボード等の種々のゲームシステムに適用できる。
【符号の説明】
【0159】
100 処理部、110 操作対象オブジェクト移動制御部、112 取り込み対象オブジェクト移動/動作制御部、114 取り込み判定部、116 取り込み処理部、118 取り込み履歴画像表示制御部、120 ロックオン処理部、122 レベル表示制御部、124 操作対象オブジェクト攻撃制御部、126 操作対象オブジェクトレベル設定部、128 取り込み対象オブジェクトレベル設定部、130 画像生成部、140 音生成部、160 操作部、170 記憶部、180 情報記憶媒体、190 表示部、192 音出力部、194 携帯型情報記憶装置、196 通信部
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報記憶媒体、及びゲーム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、様々な種類のゲームが提案されている。その一分野として所謂アクションアドベンチャーゲームと称される分野がある。プレーヤは自キャラクタを操作して、障害物や敵キャラの攻撃をかわし或いは排除しながら、所定のステージを制限時間内に走破するゲームである。プレーヤは、自キャラクタの操作テクニックを駆使し、ステージを飛んだりはねたりしながら駆け抜けて爽快感を楽しむ。そして、クリアした時間やステージ中で取得したアイテムの数などで得点を競う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−742
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のアクションアドベンチャーゲームでは、プレーヤが操る自キャラクタはゲームストーリ上の主人公(場合によっては、主人公が操縦する機械等)をモチーフとし、自キャラクタ自身がステージを走破する設定がほとんどである。ゲームストーリの設定に差は有るものの、障害物や敵キャラクタをかわし或いは排除しながら先に進むという展開自体には大きな差異はなかった。
【0005】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを取り込み、取り込んだオブジェクトに応じて肥大化することをモチーフとする新しいゲームを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は、
操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトが配置された仮想空間において所定のゲームをコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
操作対象オブジェクトの移動内容指示入力を受け付け、受け付けた移動内容指示入力に従って操作対象オブジェクトの仮想空間内の移動を制御する操作対象オブジェクト移動制御手段と、
所定のルールに従って取り込み対象オブジェクトの仮想空間内の移動及び動作の少なくとも一方を制御する取り込み対象オブジェクト移動/動作制御手段と、
取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトの少なくとも一方に関連づけて設定された所定のパラメータに基づき取り込み可否判定を行う取り込み判定手段と、
取り込み可と判定された場合には、操作対象オブジェクトに取り込み対象オブジェクトを取り込ませるとともに、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容に基づき、操作対象オブジェクトの大きさを変化させる制御を行う取り込み処理手段と、
操作対象オブジェクトが配置された仮想空間を所与の視点から見た画像を生成する画像生成手段と、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラムに関係する。
【0007】
また本発明は上記各部を含むゲーム装置に関係する。また本発明はコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムを記憶した情報記憶媒体に関係する。
【0008】
操作対象オブジェクトの大きさとは、操作対象オブジェクトの体積でも良いし、高さや面積でもよい。操作対象オブジェクトの大きさの変化は、形状は相似で大きさだけ変化する場合でも良いし、形状も大きさも変化する場合でもよい。
【0009】
取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容とは当該取り込み対象オブジェクト数や大きさや種類や属性や設定されているパラメータでもよい。
【0010】
本発明によれば、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの数や大きさや種類や属性や設定されているパラメータに基づき、操作対象オブジェクトの大きさが変化するゲームを提供することが出来る。
【0011】
(2)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルと取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルが所定の関係にない場合には取り込み不可と判定してもよい。
【0012】
操作対象オブジェクト、取り込み対象オブジェクトのそれぞれのレベルを示すレベルパラメータの値を演算し、対応するオブジェクトに関連づけて保持する手段と、を含んでもよい。
【0013】
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルと取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルが所定の関係にない場合とは、例えば取り込み対象オブジェクトのレベルが操作対象オブジェクトのレベルより高い場合等であり、このような場合に所定の基準を満たさないと判断してもよい。
【0014】
(3)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値が、取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値と所定の関係にない場合には取り込み不可と判定してもよい。
【0015】
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値とは、操作対象オブジェクトの体積や高さや面積等の値である。
【0016】
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値が、取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値と所定の関係にない場合とは、例えば取り込み対象オブジェクトが操作対象オブジェクトより大きい場合等であり、このような場合に所定の基準を満たさないと判断してもよい。
【0017】
(4)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
操作対象オブジェクトの大きさパラメータに基づき操作対象オブジェクトのレベルを設定する操作対象オブジェクトレベル設定手段としてさらにコンピュータを機能させてもよい。
【0018】
(5)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルを、当該取り込み対象オブジェクトの近傍に表示する制御を行うレベル表示制御手段としてさらにコンピュータを機能させ、
前記レベル表示制御手段は、
操作対象オブジェクトのレベルが取り込み対象オブジェクトと所定の関係にある場合に、取り込み対象オブジェクトのレベルを表示する制御を行ってもよい。
【0019】
例えば取り込み可能なレベル(取り込み対象オブジェクトのレベルが操作対象オブジェクトのレベル以下のもの)は表示しないようにしてもよい。また取り込み可能性の少ないオブジェクト(操作対象オブジェクトに比べて取り込み対象オブジェクトのレベルが著しく高い場合)にはレベル表示しないでもよい。
【0020】
このようにすると、レベル表示でゲーム画像が見にくくなるのを防止することが出来る。
【0021】
(6)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
前記取り込み処理手段は、
取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容に基づき、操作対象オブジェクトの大きさパラメータを増減させ、
前記画像生成手段は、
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさパラメータに基づき操作対象オブジェクトのモデルの大きさを決定し、当該操作対象オブジェクトのモデルに基づき、操作対象オブジェクトの画像を生成してもよい。
【0022】
例えば累計値の増減を連続的に操作対象オブジェクトに反映させても良いし、段階的に操作対象オブジェクトに反映させても良い。
【0023】
(7)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
前記取り込み処理手段は、
取り込んだ取り込み対象オブジェクトの数及び大きさの少なくとも一方の累積値をカウントし、当該累積値に基づき操作対象オブジェクトの大きさを制御してもよい。
【0024】
(8)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトに関する取り込み履歴画像を表示する制御を行う取り込み履歴画像表示制御手段としてさらコンピュータを機能させ、
前記取り込み履歴画像表示制御手段は、
操作対象オブジェクトに取り込まれた取り込み対象オブジェクトの内容に基づき取り込み履歴画像の形状、大きさ及び色の少なくとも一方を変化させてもよい。
【0025】
(9)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトに取り込み範囲を設定し、取り込み対象オブジェクトの取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された位置パラメータと、取り込み範囲に基づき取り込み可否判定を行ってしてもよい。
【0026】
取り込み範囲は2次元的に設定されたヒット領域でも良いし、3次元的に設定されたヒットチェックボックスでもよい。
【0027】
(10)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトの位置及び属性及びレベル及び難易度の少なくとも1つに基づき設定する取り込み範囲を変化させてもよい。
【0028】
(11)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
取り込み対象オブジェクトへの攻撃入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された所定のパラメータに基づき攻撃成功/不成功判定を行い、攻撃成功と判定された場合には、当該取り込み対象オブジェクトのレベルを低下させる処理を行う操作対象オブジェクト攻撃制御手段と、としてさらにコンピュータを機能させてもよい。
【0029】
所定のパラメータとは例えば取り込み指示入力を受けつけ時点における位置パラメータでもよい。
【0030】
本発明によれば攻撃により取り込み対象オブジェクトのレベルを低下させることが出来る。従ってレベル的に現時点では取り込み不可能な取り込み対象オブジェクトでも攻撃により取り込み可能な状態にすることが出来る。
【0031】
(12)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
取り込み対象オブジェクトへの攻撃入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された所定のパラメータに基づき攻撃成功/不成功判定を行い、攻撃成功と判定された場合には、当該取り込み対象オブジェクトを当該取り込み対象オブジェクトよりもレベルの低い複数の分割オブジェクトに分割する処理を行う操作対象オブジェクト攻撃制御手段と、としてさらにコンピュータを機能させてもよい。
【0032】
(13)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
取り込み対象オブジェクト移動/動作制御手段は、
取り込み対象オブジェクトのレベル又は大きさが操作対象オブジェクトのレベル又は大きさと所定の関係にある場合に、取り込み対象オブジェクトに操作対象オブジェクトを攻撃させる制御を行ってもよい。
【0033】
例えば取り込み対象オブジェクトのレベル又は大きさが操作対象オブジェクトのレベル又は大きさより小さい場合に、取り込み対象オブジェクトに操作対象オブジェクトを攻撃させる制御を行うようにしてもよい。
【0034】
(14)このプログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置は、
取り込み処理手段は、
操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトを取り込み直後に所定時間の取り込み禁止期間を設定し、取り込み禁止期間の間は、あらたな取り込み対象オブジェクトの取り込みを禁止してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本実施形態のゲーム装置の機能ブロック図。
【図2】本実施形態により生成されるゲーム画像の一例。
【図3】操作対象オブジェクトに設定されるパラメータの一例。
【図4】取り込み対象オブジェクトに設定されるパラメータの一例。
【図5】図5(A)は、操作対象オブジェクトの大きさとレベルの関係について説明するための図。図5(B)は、操作対象オブジェクトの大きさの変化について説明するための図。
【図6】図6(A)(B)(C)は、本実施の形態の蓄積物表示の一例について説明する図。
【図7】大きさ値とレベルの関係を説明するための図。
【図8】図8は、食べ応え度の相違について説明するための図。
【図9】図9(A)(B)は取り込み判定におけるヒットチェックについて説明するための図。
【図10】取り込み範囲の変化について説明する図。
【図11】図11(A)(B)は、取り込んだもの処理について説明するため図。
【図12】図12(A)〜(C)はむしゃむしゃの挙動を示すモーションの一例。
【図13】図13(A)〜(C)はもぐもぐ挙動を示すモーションの一例。
【図14】ぱくぱくの挙動を示すモーションの一例。
【図15】図15(A)〜(E)は、操作対象オブジェクトの食後のリアクション画像について説明するための図。
【図16】図16(A)〜(C)は蓄積物と取り込み対象オブジェクトの色属性の関係について説明するための図。
【図17】レベル表示が行われているゲーム画像の一例。
【図18】隠れ状態にある取り込み対象オブジェクトを示す画像。
【図19】ロックオン処理について説明するための図。
【図20】取り込み対象オブジェクトの分割と再結合について説明するための図。
【図21】取り込み対象オブジェクトの攻撃処理について説明するための図。
【図22】操作対象オブジェクトの攻撃処理について説明するための図。
【図23】取り込み処理の流れについて説明するフローチャート図。
【図24】取り込み判定処理の流れについて説明するフローチャート図。
【図25】攻撃処理について説明するためのフローチャート図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0037】
1.構成
図1に、本実施形態のゲーム装置の機能ブロック図の一例を示す。なお同図において本実施形態は、少なくとも処理部100を含めばよく(或いは処理部100と記憶部170を含めばよく)、それ以外の各部(機能ブロック)については任意の構成要素とすることができる。
【0038】
操作部160は、プレーヤが操作データを入力するためのものであり、その機能は、レバー、ボタン、ステアリング、シフトレバー、アクセルペダル、ブレーキペダル、マイク、センサー、タッチパネル、或いは筺体などのハードウェアにより実現できる。
【0039】
記憶部170は、処理部100や通信部196などのワーク領域となるもので、その機能はRAMなどのハードウェアにより実現できる。
【0040】
情報記憶媒体180(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD、ブルーレイディスク)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などのハードウェアにより実現できる。処理部100は、この情報記憶媒体180に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。即ち情報記憶媒体180には、本実施形態の各部(各手段)としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部をコンピュータに実現させるためのプログラム)が記憶(記録、格納)される。
【0041】
表示部190は、本実施形態により生成された画像を出力するものであり、その機能は、CRT、LCD、或いはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などのハードウェアにより実現できる。ここでディスプレイは1つ設ける場合でもよいし、2つ設ける場合でもよい。
【0042】
また表示部190としてタッチパネルディスプレイを用いることによりプレーヤが操作入力を行う操作部として機能させるようにしてもよい。2つのディスプレイを有する場合にはいずれか一方のディスプレイをタッチパネルディスプレイとして構成してもよい。
【0043】
音出力部192は、本実施形態により生成された音を出力するものであり、その機能は、スピーカ、或いはヘッドフォンなどのハードウェアにより実現できる。
【0044】
携帯型情報記憶装置194は、プレーヤの個人データやゲームのセーブデータなどが記憶されるものであり、この携帯型情報記憶装置194としては、メモリカードなどを考えることができる。
【0045】
通信部196は、サーバとの間で通信を行うための各種の制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
【0046】
なお本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(データ)は、サーバが有する情報記憶媒体からネットワーク及び通信部196を介して情報記憶媒体180(記憶部170)に配信するようにしてもよい。このようなサーバの情報記憶媒体の使用も本発明の範囲内に含まれる。
【0047】
処理部100(プロセッサ)は、操作部160からの操作データやプログラムなどに基づいて、ゲーム処理、画像生成処理、或いは音生成処理などの各種の処理を行う。この場合、処理部100は、記憶部170をワーク領域として使用して、各種の処理を行う。この処理部100の機能は、各種プロセッサ(メインプロセッサ、描画プロセッサ、DSP等)又はASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラム(ゲームプログラム)により実現できる。
【0048】
処理部100は、操作対象オブジェクト移動制御部110、取り込み対象オブジェクト移動/動作制御部112、取り込み判定部114、取り込み処理部116、取り込み履歴画像表示制御部118、ロックオン処理部120、レベル表示制御部122、操作対象オブジェクト攻撃制御部124、操作対象オブジェクトレベル制御部126、取り込みオブジェクトレベル制御部128、画像生成部130、音生成部140を含む。
【0049】
操作対象オブジェクト移動制御部110は、操作対象オブジェクトの移動内容指示入力を受け付け、受け付けた移動内容指示入力に従って操作対象オブジェクトの仮想空間内の移動を制御する。取り込み対象オブジェクト移動/動作制御部112は、所定のルールに従って取り込み対象オブジェクトの仮想空間内の移動及び動作の少なくとも一方を制御する。取り込み判定部114は、取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトの少なくとも一方に関連づけて設定された所定のパラメータに基づき取り込み可否判定を行う。取り込み処理部116は、取り込み可と判定された場合には、操作対象オブジェクトに取り込み対象オブジェクトを取り込ませるとともに、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容(例えば数や大きさや種類や属性や設定されているパラメータ)に基づき、操作対象オブジェクトの大きさを変化させる制御を行う。
【0050】
画像生成部130は、操作対象オブジェクトが配置された仮想空間を所与の視点から見た画像を生成してもよい。
【0051】
取り込み判定部114は、操作対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルと取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルが所定の関係にない場合には取り込み不可と判定してもよい。
【0052】
取り込み判定部114は、操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値が、取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値と所定の関係にない場合には取り込み不可と判定してもよい。
【0053】
取り込み処理部114は、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容(例えば数や大きさや種類や属性や設定されているパラメータ)に基づき、操作対象オブジェクトの大きさパラメータを増減させ、画像生成部130は、操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさパラメータに基づき操作対象オブジェクトのモデルの大きさを決定し、当該操作対象オブジェクトのモデルに基づき、操作対象オブジェクトの画像を生成するようにしてもよい。
【0054】
取り込み処理部116は、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの数及び大きさの少なくとも一方の累積値をカウントし、当該累積値に基づき操作対象オブジェクトの大きさを制御してもよい。
【0055】
取り込み履歴画像表示制御部118は、操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトに関する取り込み履歴画像を表示する制御を行うもので、操作対象オブジェクトに取り込まれた取り込み対象オブジェクトの内容に基づき取り込み履歴画像の形状、大きさ及び色の少なくとも一方を変化させてもよい。
【0056】
取り込み判定部114は、操作対象オブジェクトに取り込み範囲を設定し、取り込み対象オブジェクトの取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された位置パラメータと、取り込み範囲に基づき、基づき取り込み可否判定を行ってもよい。
【0057】
前記取り込み判定部114は、操作対象オブジェクトの位置及び属性及びレベル及び難易度の少なくとも1つに基づき設定する取り込み範囲を変化させてもよい。
【0058】
取り込み処理部116は、取り込み可と判定された場合には、操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを食べる演出画像を生成するためのモーション又はアニメーションを選択し、画像生成部130は、取り込み可と判定された場合には、選択されたモーション又はアニメーションに従い操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを食べる演出画像を生成してもよい。
【0059】
ロックオン処理部120は、取り込み対象オブジェクトをロックオンするためのロックオン指示入力を受け付け、受け付けたロックオン指示入力に基づき、取り込み対象オブジェクトをロックオンするロックオン処理を行うもので、ロックオン指示入力を受け付けると、操作対象オブジェクトに対してロックオン範囲を設定し、当該ロックオン範囲に取り込み対象オブジェクトが存在する場合には、ロックオン範囲に存在するいずれかの取り込み対象オブジェクトをロックオン対象とするロックオンモードを設定する。操作対象オブジェクト移動制御部110は、ロックオンモードである場合には、ロックオン対象である取り込み対象オブジェクトに近づいていくように操作対象オブジェクトの仮想空間内の移動を制御してもよい。
【0060】
レベル表示制御部122は、取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルを、当該取り込み対象オブジェクトの近傍に表示する制御を行うもので、操作対象オブジェクトのレベルが取り込み対象オブジェクトと所定の関係にある場合に、取り込み対象オブジェクトのレベルを表示する制御を行ってもよい。
【0061】
操作対象オブジェクトレベル設定部126は、操作対象オブジェクトに取り込み対象オブジェクトの攻撃がヒットした場合には、操作対象オブジェクトのレベルを一定期間低下させてもよい。
【0062】
操作対象オブジェクト攻撃制御部124は、取り込み対象オブジェクトへの攻撃入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された所定のパラメータに基づき攻撃成功/不成功判定を行い、攻撃成功と判定された場合には、取り込み対象オブジェクトのレベルを低下させる処理又は取り込み対象オブジェクトを当該取り込み対象オブジェクトよりもレベルの低い複数の分割オブジェクトに分割する処理の少なくとも一方のダメージ付与処理を行う。
【0063】
操作対象オブジェクトレベル設定部126は、操作対象オブジェクトの大きさパラメータに基づき操作対象オブジェクトのレベルを設定する。
【0064】
取り込み対象オブジェクトレベル設定部128は、取り込み対象オブジェクトの大きさパラメータに基づき取り込み対象オブジェクトのレベルを設定する。
【0065】
取り込み対象オブジェクト移動/動作制御部112は、取り込み対象オブジェクトに操作対象オブジェクトを攻撃させる制御を行ってもよい。
【0066】
取り込み対象オブジェクト移動/動作制御部112は、取り込み対象オブジェクトのレベル又は大きさが操作対象オブジェクトのレベル又は大きさと所定の関係にある場合場合に、取り込み対象オブジェクトに操作対象オブジェクトを攻撃させてもよい。
【0067】
取り込み対象オブジェクト移動/動作制御部112は、同じ取り込み対象オブジェクトから分割された分割オブジェクトを所定のタイミングで再結合させる再結合処理手段を含み、前記再結合処理手段は、同じ取り込み対象オブジェクトから分割された複数の分割オブジェクトの中に、消滅したものがある場合には、消滅したものを除いた分割オブジェクトのレベルや大きさパラメータに基づいて、再結合した取り込み対象オブジェクトのレベルや大きさパラメータを設定してもよい。
【0068】
操作対象オブジェクトレベル設定部126は、操作対象オブジェクトに取り込み対象オブジェクトの攻撃がヒットした場合には、操作対象オブジェクトのレベルを一定股間低下させてもよい。
【0069】
取り込み対象オブジェクト移動/動作制御部112は、所定のタイミングで取り込み対象オブジェクトに隠れ状態にし、操作対象オブジェクト攻撃制御部124は、取り込み対象オブジェクトが隠れ状態である場合には、操作対象オブジェクトは当該取り込み対象オブジェクトを攻撃できないように制御してもよい。
【0070】
取り込み処理部116は、操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトのレベル差に基づき、複数の異なる食べる演出画像生成用モーションから1の食べる演出画像生成用モーションを選択する処理、及び食べるモーション演出時間を決定する処理の少なくとも1つを行い、画像生成部130は、選択されたモーション及び決定された食べるモーション演出時間の少なくとも1つに従い操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを食べる演出画像を生成してもよい。
【0071】
取り込み処理部116は、操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトを取り込み直後に所定時間の取り込み禁止期間を設定し、取り込み禁止期間の間は、あたらな取り込み対象オブジェクトの取り込みを禁止してもよい。
【0072】
取り込み処理部116は、操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトの種類、属性、色の少なくとも1つに基づき、取り込み演出画像の種類や取り込み演出に使用するエフェクト画像の色を変更するための処理を行ってもよい。
【0073】
取り込み処理部116は、操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトの種類、属性、色の少なくとも1つに基づき、操作対象オブジェクトの挙動に関するパラメータを変化させてもよい。
【0074】
取り込み処理部116は、操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトの種類、属性、色の少なくとも1つに基づき、操作対象オブジェクトの食後のリアクションのモーションまたはエフェクトを変化させてもよい。
【0075】
取り込み処理部116は、操作対象オブジェクトはレベルが設定されておらず、攻撃も行わないアイテムオブジェクトに対しても取り込み処理対象としてもよい。
【0076】
画像生成部130は、処理部100で行われる種々の処理(ゲーム処理)の結果に基づいて描画処理を行い、表示部190に出力する。この場合、画像生成部130が生成する画像は、いわゆる3次元画像であってもよい。
【0077】
また画像生成部130は、結合処理部116によるヒットしたブロックを前記移動体に結合さ 音生成部140は、処理部100で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などのゲーム音を生成し、音出力部192に出力する。
【0078】
2.本実施形態の手法
次に本実施形態の手法について図面を用いて説明する。
【0079】
2−1.ゲーム画像
次に、本発明を適用した実施形態について詳細に説明する。本実施形態では、キャラクタオブジェクトを操作対象オブジェクトとし、操作対象オブジェクトをゲーム空間内で移動させ、他の取り込み対象オブジェクトやアイテムオブジェクトを取りこむゲーム(例えば食べることにより取り込むゲーム)を例にとり説明する。
【0080】
図2は本実施形態により生成されるゲーム画像の一例を示す。
【0081】
本実施の形態では、操作対象オブジェクトPCと1又は複数の取り込み対象オブジェクトNPC−1〜NPC−7が配置されたゲーム空間を所与の視点から見た画像がゲーム画像として表示される。
【0082】
プレーヤは操作部を操作する事によって操作対象オブジェクトPCをゲーム空間内で移動させたり、取り込み対象オブジェクトNPC−1〜NPC−7を取り込んだり(例えば食べたり)、取り込み対象オブジェクトを攻撃したりすることが出来る。そして操作対象オブジェクトPCの大きさ(例えば体積や高さや面積)は、取り込んだ取り込み対象オブジェクトNPC−1〜NPC−7の数及び体積の少なくとも一方に基づき変化する。例えば肥大化してもよい。
【0083】
2−2.ゲームパラメータ
図3は、操作対象オブジェクトに設定されるパラメータの一例である。
【0084】
本実施の形態では操作対象オブジェクトに、位置座標300、大きさ値302,レベル値304、取り込み禁止フラグ306、ロックオンフラグ308等のパラメータが設定されている。位置座標300は、例えばゲーム空間のワールド座標系における操作対象オブジェクトの代表点のx、y、z座標でもよい。大きさ値302は、操作対象オブジェクトの体積や高さや面積の値でもよい。大きさ値によって操作対象オブジェクトのモデルのスケールを制御してもよい。レベル値304は、操作対象オブジェクトに設定されるレベルの値である。取り込み禁止フラグ306は、操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを取り込み可能か否かを示すフラグである。取り込み禁止フラグ306がONの場合には、取り込み指示入力があっても、操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを取り込めないように制御する。例えば、操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトを取り込み直後に所定時間の取り込み禁止期間を設定されると、この取り込み禁止期間の間は、取り込み禁止フラグがONに設定される。ロックオンフラグ308は、操作対象オブジェクトがいずれかの取り込み対象オブジェクトをロックオンした状態であることを示すフラグである。
【0085】
図4は、取り込み対象オブジェクトに設定されるパラメータの一例である。
【0086】
本実施の形態では複数の取り込み対象オブジェクトの各取り込み対象オブジェクト識別情報(取り込み対象オブジェクトID320)に関連づけて、位置座標322、大きさ値324、レベル値326、ロックオン対象フラグ328、状態情報330、挙動情報332等のパラメータが設定されている。位置座標322は、例えばゲーム空間のワールド座標系における取り込み対象オブジェクトの代表点のx、y、z座標でもよい。大きさ値324は、取り込み対象オブジェクトの体積や高さや面積の値でもよい。レベル値326は、取り込み対象オブジェクトに設定されるレベルの値である。ロックオン対象フラグ328は、当該取り込み対象オブジェクトが操作対象オブジェクトからロックオンされていることを示すフラグである。状態情報330は、取り込み対象オブジェクトの状態をしめす情報である。本実施の形態では、取り込み対象オブジェクトは、例えば「通常」「攻撃」「ダウン」「隠れ」等の4つのいずれかの状態を取るので、そのいずれかを示す情報である。
【0087】
2−3.取り込み判定
本実施の形態では、操作部から取り込み指示入力が行われると、取り込み判定が行われる。取り込み判定は、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された所定のパラメータに基づき行う。
【0088】
例えば取り込み指示入力を受け付けたタイミングで、操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトのヒットチェックを行うようにしてもよい。
【0089】
図9(A)(B)は取り込み判定におけるヒットチェックについて説明するための図である。図9(A)(B)は、3次元のゲーム空間をY軸方向から見た図である。操作対象オブジェクトPCの周囲に取り込み範囲340(3次元又は2次元)を設定し、取り込み指示入力を受け付けたタイミングで、取り込み対象オブジェクトが取り込み範囲340に入っていればヒットと判断する。例えば取り込み対象オブジェクト350−1は取り込み範囲340−1に入っているが、取り込み対象オブジェクト350−2は取り込み指示入力を受け付けたタイミングで取り込み範囲340−1に入っていないので、取り込み対象オブジェクト350−1は取り込み可能で、取り込み対象オブジェクト350−2は取り込み不可と判断してもよい。
【0090】
なお取り込み範囲の形状や大きさや向き等は所定の条件(例えば操作対象オブジェクトの位置及び属性及びレベル及び難易度)により変化するようにしてもよい。
【0091】
例えば取り込み指示入力を受け付けたタイミングで操作対象オブジェクトがゲーム空間内の地面に位置している場合には、図9(A)の340−1のような範囲の取り込み範囲を設定し、操作対象オブジェクトがジャンプ等行って空中にいる場合には図9(B)の340−2のような範囲の取り込み範囲を設定するようにしてもよい。このようにすると変化に富んだゲームとなり、プレーヤに飽きられにくいゲームを提供することができる。
【0092】
また例えばゲームステージ毎に取り込み範囲を変化させるようにしてもよい。例えば図10(A)に示すように上から取り込み対象オブジェクトがつり下げられているようなゲームステージでは、図10(B)に示すように、340−3のような範囲の取り込み範囲を設定するようにしてもよい。
【0093】
また取り込み判定では、ヒット判定と共に、又は単独でレベル判定を行いレベル判定結果に基づき取り込み判定を行っても良い。本実施の形態では、図3,4に示すように操作対象オブジェクトや取り込み対象オブジェクトにはレベル値が設定されている。
【0094】
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルが、取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルに対して所定の基準を満たさない場合には取り込み不可と判定してもよい。例えば操作対象オブジェクトは自分よりレベルの高い取り込み対象オブジェクトは取り込めないようにしてもよい。
【0095】
また取り込み判定では、ヒット判定と共に、又は単独で大きさ判定を行い、ヒット判定及び大きさ判定の結果または大きさ判定結果に基づき取り込み判定を行っても良い。
【0096】
本実施の形態では、図3、4に示すように操作対象オブジェクトや取り込み対象オブジェクトには大きさ値が設定されている。
【0097】
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値が、取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値に対して所定の基準を満たさない場合には取り込み不可と判定してもよい。例えば操作対象オブジェクトは自分より大きな取り込み対象オブジェクトは取り込めないようにしてもよい。
【0098】
図5(A)は、操作対象オブジェクトの大きさとレベルの関係について説明するための図である。
【0099】
操作対象オブジェクトの大きさパラメータに基づき操作対象オブジェクトのレベルを設定してもよい。例えば体積パラメータ(大きさパラメータの一例)の値が20未満の場合にはレベルを1と設定し、体積パラメータの値が20以上40未満の場合にはレベルを2と設定し、体積パラメータの値が40以上60未満の場合にはレベルを3と設定してもよい。
【0100】
このように体積パラメータに応じてレベルを設定すると、レベルと見た目の大きさが相関関係をもつので、ゲーム画像に取り込み対象オブジェクトのレベル値が表示されていなくても、ゲーム画像として表示されている取り込み対象オブジェクトと操作対象オブジェクトの比較によって取り込み可能か否か判断することが出来る。
【0101】
例えば図2において取り込み対象オブジェクトNPC−3〜NPC−7は操作対象オブジェクトPCよりも小さいので(レベルも低い)取り込み可能であり、取り込み対象オブジェクトNPC−1、NPC−2は操作対象オブジェクトPCよりも大きいので(レベルも高い)取り込み不可能であると判断することが出来る。
【0102】
2−4.操作対象オブジェクトの体積増加
本実施の形態では、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの数及び大きさの少なくとも一方に基づき、操作対象オブジェクトの大きさを変化させる。
【0103】
例えば取り込んだ取り込み対象オブジェクトの数及び大きさの少なくとも一方の累積値をカウントし、当該累積値に基づき操作対象オブジェクトの大きさを制御してもよい。
【0104】
図5(B)は、操作対象オブジェクトの大きさの変化について説明するための図である。
【0105】
図5(B)に示すように、例えば最初に操作対象オブジェクトPCの体積値が10であるとする。350に示すように操作対象オブジェクトPCが体積5の取り込み対象オブジェクト4つ取り込むと、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの体積値は5×4=20となる。従って操作対象オブジェクトPCの体積値は20だけ増加して30となる。これに伴って表示画像上の操作対象オブジェクトの見た目の大きさも増加する。
【0106】
次に352に示すように操作対象オブジェクトPCが体積10の取り込み対象オブジェクト2つ取り込むと、今回取り込んだ取り込み対象オブジェクトの体積値は10×2=20となり、操作対象オブジェクトPCの体積値は20だけ増加して50となる。前回からの累計値は20+20=40となる。これに伴って表示画像上の操作対象オブジェクトの見た目の大きさも更に増加する。
【0107】
例えば体積パラメータの値に基づき、操作対象オブジェクトのモデルのスケール値を制御してモデルの大きさを変更するようにしてもよい。
【0108】
図7は、大きさ値とレベルの関係を説明するための図である。例えばレベル設定テーブル(第1のレベル設定テーブル)360を設け、操作対象オブジェクトや取り込み対象オブジェクト370に設定された大きさ値372ここでは高さ)とレベル設定テーブル360に基づき操作対象オブジェクトや取り込み対象オブジェクト370のレベル372を設定してもよい。例えば操作対象オブジェクトや取り込み対象オブジェクト370の大きさ(モデルに設定されている大きさ)が85cm(372参照)の場合、レベル設定テーブル(第1のレベル設定テーブル)360によればレベルはLV2となる。
【0109】
また例えば複数のレベル設定テーブル(第1のレベル設定テーブル360、第2のレベル設定テーブル362)を設け、所与の条件(例えばステージの変化等)に基づき、使用するテーブルを切り替えても良い。
【0110】
操作対象オブジェクトや取り込み対象オブジェクト370の大きさ(モデルに設定されている大きさ)が85cm(372参照)の場合、第2のレベル設定テーブル362によればレベルはLV3となる。従って第1のレベル設定テーブル360から第2のレベル設定テーブル362に切り替えた場合、操作対象オブジェクトや取り込み対象オブジェクト370のレベルも変化する。
【0111】
2−5.取り込み履歴画像表示
本実施の形態では、操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトに基づき、操作対象オブジェクトの取り込み履歴画像を表示する制御を行う。例えば図2の220に示すように消化器(例えば胃や腸)をイメージさせるような取り込み履歴画像表示を行っても良い。
【0112】
図6(A)(B)(C)は、本実施の形態の取り込み履歴画像表示の一例について説明する図である。例えば操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容に基づき取り込み履歴画像の画像の形状、大きさ及び色の少なくとも一つを変化させてもよい。例えば取り込み履歴画像として取り込んだものが消化器の内容物となったような画像(222−1,222−2、222−3)を表示してもよい。そして取り込んだ取り込み対象オブジェクトの体積の累積値に応じて内容物が222−1、222−2,222−3のように増加するような画像表示をおこなってもよい。
【0113】
このようにすると、操作対象オブジェクトが取り込んだ(例えば食べた)取り込み対象オブジェクトの量に応じて消化器の内容物222の量が増える様子を画面上で確認することができる。
【0114】
なお取り込み対象オブジェクトに色属性を持たせ、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの色属性に応じて、取り込み履歴画像(ここでは内容物)222蓄積物の色を決定するようにしても良い。
【0115】
図16(A)〜(C)は取り込み履歴画像(ここでは内容物)と、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの色属性の関係について説明するための図である。赤の色属性をもつ取り込み対象オブジェクト510を取り混んだ場合には図16(A)に示すように、取り込み履歴画像(ここでは内容物)512も赤くなるようにしてもよい。青の色属性をもつ取り込み対象オブジェクト520を取り混んだ場合には図16(B)に示すように、取り込み履歴画像(ここでは内容物)522も青くなるようにしてもよい。 黄色の色属性をもつ取り込み対象オブジェクト530を取り混んだ場合には図16(C)に示すように、取り込み履歴画像(ここでは内容物)532も黄色くなるようにしてもよい。
【0116】
2−6.取り込み時の画像制御
本実施の形態では、操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトのレベル差や大きさの差に応じて、取り込み時の食べ応え(食べるモーションや食べおわるまでにかかる時間等)が異なるように制御してもよい。
【0117】
図11(A)(B)は、取り込んだもの(ここでは食べたもの)の処理について説明するための図である。図11(A)に示すように、食べたもの(取り込み対象オブジェクトやアイテムオブジェクト)は次第に縮小しながら操作対象オブジェクトの中心や特定部位付近(例えば口)に吸い込まれるような画像演出をおこなってもよい。
【0118】
また食べ終わった後は、食べた分の経験値表示としてエフェクト表示460をおこなってもよい。また操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトの種類、属性、色の少なくとも1つに基づき、取り込み演出画像の種類や取り込み演出に使用するエフェクト表示460の色を変更してもよい。
【0119】
また操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトの種類、属性、色の少なくとも1つに基づき、操作対象オブジェクトの挙動に関するパラメータを変化させるようにしてもよい。
【0120】
また操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトの種類、属性、色の少なくとも1つに基づき、操作対象オブジェクトの食後のリアクションのモーションまたはエフェクトを変化させてもよい。
【0121】
図15(A)〜(E)は、操作対象オブジェクトの食後のリアクション画像について説明するための図である。
【0122】
どのようなリアクションをするかはランダムに決定しても良いし、操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトの属性やパラメータに基づいて決定しても良い。操作対象オブジェクトの属性として、例えば色、性格、好物、性別、星座、年齢等を規定してもよい。取り込み対象オブジェクトの属性として、例えば色、性別、星座、種類、甘辛度等を規定してもよい。
【0123】
2−7.取り込み時の食べ応え度制御
図8は、食べ応え度の相違について説明するための図である。
【0124】
本実施の形態では、複数の異なる食べ応え度(ここでは「食べ応え度大(むしゃむしゃ)」、「食べ応え度中(もぐもぐ)」、「食べ応え度小(ぱくぱく)」の3種類の例について説明する)を用意している。図8に示すように、取り込み対象オブジェクトのレベルが操作対象オブジェクトのレベル(LV)以下でかつLV−αより大きい場合(410の場合)には、食べ応え度は「食べ応え度大(むしゃむしゃ)」、であると判定し、取り込み対象オブジェクトのレベルがLV−α以下でLV−β(β>α)より大きい場合(412の場合)には、食べ応え度は「食べ応え度中(もぐもぐ)」であると判定し、取り込み対象オブジェクトのレベルがLV−β以下の場合(414の場合)には、食べ応え度は「食べ応え度小(ぱくぱく)」であると判定してもよい。α、βの値は固定的に設定されてもよいし、パラメータとして変更可能に設定されていてもよい。
「食べ応え度大(むしゃむしゃ)」は、食べるのにわりと時間がかかるレベルで、食べている最中は動けないで、1個ずつしか食べれないように制御してもよい。「食べ応え度中(もぐもぐ)」は、少しだけ時間がかかるレベルで、何個か連続で食べれるが食べ過ぎるとウェイトが発生するようにしてもよい。「食べ応え度小(ぱくぱく)」は、ノータイムで食べられるレベルで食べている最中の移動にも制限なく、いくつでも連続で食べれるレベルである。
【0125】
図12(A)〜(C)は「食べ応え度大(むしゃむしゃ)」の場合の挙動を示すモーションの一例である。
【0126】
図13(A)〜(C)は「食べ応え度中(もぐもぐ)」の場合の挙動を示すモーションの一例である。
【0127】
図14は「食べ応え度小(ぱくぱく)」の場合の挙動を示すモーションの一例である。
【0128】
例えば操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを食べる演出画像を生成するためのモーション又はアニメーションを選択し、取り込み可と判定された場合には、選択されたモーション又はアニメーションに従い操作対象オブジェクトが取り込み対象オブジェクトを食べる演出画像を生成するようにしてもよい。例えば図12(A)〜(C)、図13(A)〜(C)、図14の各モーションを用意して、操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトのレベル差に基づき食い応え度を判定し食い応え度に応じていずれかのモーションを選択するようにしてもよい。
【0129】
2−8.レベル表示
本実施の形態では取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルを、当該取り込み対象オブジェクトの近傍に表示する制御を行ってもよい。ただし、取り込み対象オブジェクトのレベルが操作対象オブジェクトのレベルより低い(食べられる)ものについてはレベルを表示しないようにしてもよい。操作対象オブジェクトのレベルよりも極端に高い(食べられる可能性の極めて少ない)レベルの取り込み対象オブジェクトについてはレベルを表示しないようにしてもよい。
【0130】
図17はレベル表示が行われているゲーム画像の一例である。操作対象オブジェクトPCのレベルはLV5で、取り込み対象オブジェクトNPC−1のレベルはLV10、取り込み対象オブNPC−2のレベルはLV15、取り込み対象オブジェクトNPC−4のレベルはLV5、それ以外の取り込み対象取り込み対象オブジェクトのレベルはLV5未満とする。このような場合レベルはLV5未満の取り込み対象取り込み対象オブジェクトについては操作対象オブジェクトのレベルより低い(食べられる)ので表示しないようにしてもよい。また取り込み対象オブジェクトNPC−2のように操作対象オブジェクトのレベルよりも極端に高い(食べられる可能性の極めて少ない)レベルの取り込み対象オブジェクトについてはレベルを表示しないようにしてもよい。このようにすると操作対象オブジェクトPCよりレベルが高いが、極端に高すぎないレベルの取り込み対象オブジェクトにだけレベル表示がされる。かかる取り込み対象オブジェクトは現時点では取り込めないが、今後の取り込み動作により操作対象オブジェクトPCのレベルがあがると取り込みの可能性があるものである。従ってレベル表示がないものは取り込み可能なもの(食べられるもの)か全く取り込みの可能性のない物(食べられる可能性のないもの)である。全く取り込みの可能性のない物(食べられる可能性のないもの)は、明らかに操作対象オブジェクトより大きいので、取り込みの可能性のない物(食べられる可能性のないもの)であることは、ゲーム画像により視覚的に瞬時に把握可能である。従ってプレーヤは、レベル表示されている取り込み対象オブジェクトと明らかに操作対象オブジェクトより大きな取り込み対象オブジェクトは取り込み出来ない(食べられない)と、ゲーム画像により把握することが出来る。このようにすると、全ての取り込み対象オブジェクトにレベルが表示される場合に比べて画面上に表示される情報が少なくなるので、見やすいゲーム画像を提供することが出来る。
【0131】
2−9.ロックオン処理
図19はロックオン処理について説明するための図である。本実施の形態では、取り込み対象オブジェクトをロックオンするためのロックオン指示入力を受け付け、受け付けたロックオン指示入力に基づき、取り込み対象オブジェクトをロックオンするロックオン処理を行う。ロックオン指示入力を受け付けると、操作対象オブジェクトPCに対してロックオン範囲472を設定し、ロックオン範囲472に取り込み対象オブジェクトが存在する場合には、ロックオン範囲472に存在するいずれかの取り込み対象オブジェクトをロックオン対象とする。図19では、取り込み対象オブジェクト470がロックオン範囲に存在するので、取り込み対象オブジェクト470がロックオン対象となる。そしてロックオンモードである場合には、操作対象オブジェクトPCはロックオン対象である取り込み対象オブジェクト470に近づいていくように操作対象オブジェクトの仮想空間内の移動を制御する(473参照)。ロックオン範囲472は取り込み範囲と同じに設定しても良いし、取り込み範囲とは別個に設定してもよい。
【0132】
2−10.取り込み対象オブジェクトの分割、再結合
本実施の形態では、プレーヤは操作部を介して取り込み対象オブジェクトへの攻撃入力を行うことが出来る。取り込み対象オブジェクトへの攻撃入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された所定のパラメータ(例えば取り込み指示入力を受けつけ時点における位置パラメータ)に基づき攻撃成功/不成功判定を行い、攻撃成功と判定された場合には、取り込み対象オブジェクトのレベルを低下させる処理又は取り込み対象オブジェクトを当該取り込み対象オブジェクトよりもレベルの低い複数の分割オブジェクトに分割する処理の少なくとも一方のダメージ付与処理を行うようにしてもよい。
【0133】
図22は操作対象オブジェクトPCが取り込み対象オブジェクト610を攻撃する様子を示した画像である。取り込み対象オブジェクト610は、操作対象オブジェクトPCよりレベルが高い(大きさが大きい)ので、現時点では取り込む(食べる)ことは出来ないが、攻撃が成功すると、取り込み対象オブジェクト610のレベルが低下するので、取り込める可能性が高くなる。従ってプレーヤは、自分よりレベルの高い敵に対しては攻撃によりレベルを低下させてから、取り込むという戦略をとることが出来る。
【0134】
図20は、取り込み対象オブジェクトの分割と再結合について説明するための図である。
【0135】
取り込み対象オブジェクト610が攻撃を受けて、複数の分割オブジェクト620〜628に分割されたとする。分割オブジェクト620〜628は分割前の取り込み対象オブジェクト610に関連づけて管理される。分割前の取り込み対象オブジェクト610のレベルはLV10であるとする。これが5個の分割オブジェクト620〜628に分割された場合、5個の分割オブジェクト620〜628のレベルの合計は分割前の親オブジェクト610と等しくなるようにしてもよい。なお分割オブジェクトの大きさ値の合計が親オブジェクトの大きさ値の合計と等しくなるようにしてもよい。
【0136】
また分割された分割取り込み対象オブジェクトを所定のタイミングで再結合させることが出来る。同じ取り込み対象オブジェクトから分割された複数の分割取り込み対象オブジェクトの中に、操作対象オブジェクトに取り込まれて消滅した分割取り込み対象オブジェクトがある場合には、消滅した分割取り込み対象オブジェクトを含まない分割取り込み対象オブジェクトのレベルや大きさパラメータに基づいて、再結合した取り込み対象オブジェクトのレベルや大きさパラメータを設定するようにしてもよい。
【0137】
複数の分割オブジェクト620〜628は、それぞれ操作対象オブジェクトPCに取り込まれる(食べられる)可能性がある。ここで分割オブジェクト620と分割オブジェクト628が操作対象オブジェクトPCに取り込まれた(食べられた)とする。このような場合の再結合は残った分割オブジェクト622,624、626で行われることになる。再結合後の取り込み対象オブジェクト630のレベルや大きさは再結合した分割オブジェクト622,624、626のレベルや大きさに基づき設定してもよい。例えば、レベルLV2の分割オブジェクト3つが再結合した結果、取り込み対象オブジェクト630になったので、取り込み対象オブジェクト630のレベルは分割オブジェクト3つの計であるLV6としてもよい。また取り込み対象オブジェクト630の大きさは分割オブジェクト3つの大きさの計になるようにしてもよい。
【0138】
2−11.取り込み対象オブジェクトから操作対象オブジェクトへの攻撃
本実施の形態では取り込み対象オブジェクトに操作対象オブジェクトを攻撃させる制御を行う。図21は取り込み対象オブジェクトNPC−1が操作対象オブジェクトPCを攻撃している様子を示している。
【0139】
取り込み対象オブジェクトのレベル又は体積が操作対象オブジェクトのレベル又は体積より小さい場合に、取り込み対象オブジェクトが操作対象オブジェクトを攻撃可能に構成してもよい。
【0140】
2−12.取り込み対象オブジェクトの状態(隠れ状態)
図18は、隠れ状態にある取り込み対象オブジェクトを示す画像である。
【0141】
本実施の形態では、所定のタイミングで取り込み対象オブジェクトに隠れ状態にすることがで切り。この場合図4の状態情報330は「隠れ状態」を示す値となる。取り込み対象オブジェクト460が隠れ状態である場合には、操作対象オブジェクトPCは当該取り込み対象オブジェクト460を攻撃できないように制御してもよい。
【0142】
なお隠れ状態にある取り込み対象オブジェクト460は、その一部が見えるように隠れているすなわち本実施の形態ではどこにいるかわかる状態で隠れているので、プレーヤは取り込み対象オブジェクト460の状態が変化するのをまって、取り込みや攻撃を行うことが出来る。
【0143】
2−13.本実施の形態の処理
図23は本実施の形態の取り込み処理の流れについて説明するフローチャート図である。
【0144】
各フレーム毎に下記の処理を行うようにしてもよい。
【0145】
操作対象オブジェクトの移動内容指示入力を受け付けたか否か判断し(ステップS10)
、受け付けた場合には入力情報に基づいて操作対象オブジェクトの位置座標を演算する(ステップS20)。
【0146】
次に所定のルールに基づいて取り込み対象オブジェクトの位置座標を演算する(ステップS30)。
【0147】
取り込み指示入力を受け付けたか否か判断し、受け付けた場合には(ステップS40)、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトの少なくとも一方に関連づけて設定された所定のパラメータに基づき取り込み可否判定を行う(ステップS50)
取り込み可と判定した場合には、取り込み対象オブジェクトを取り込む画像演出を行い
(ステップS60)、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容に基づき、操作対象オブジェクトの大きさを変化させる制御を行う(ステップS70)。
【0148】
図24は取り込み判定処理の流れについて説明するフローチャート図である。
【0149】
操作対象オブジェクトの位置座標に基づき設定する取り込み範囲の形状を決定する(ステップS110)
次に操作対象オブジェクトの周囲に決定された形状の取り込み範囲を設定し(ステップS120)、取り込み範囲に入っている取り込み対象オブジェクトを抽出する。(ステップS130)。
【0150】
取り込み対象オブジェクトの状態が隠れ状態である場合(ステップS150)には取り込み不可と判断する(ステップS180)。
【0151】
取り込み対象オブジェクトの状態が隠れ状態でない場合(ステップS150)には、抽出した取り込み対象オブジェクトと操作対象オブジェクトのレベル値を比較し(ステップS170)、取り込み対象オブジェクトのレベルが操作対象オブジェクトのレベルより高い(ステップS160)場合には、取り込み不可と判定する(ステップS180)
取り込み対象オブジェクトのレベルが操作対象オブジェクトのレベルより高くない(ステップS150)場合には取り込み可と判定する(ステップS170)。
【0152】
図25は、攻撃処理について説明するためのフローチャート図である。
【0153】
攻撃指示入力を受け付けたか否か判断し受け付けた場合には下記のステップS210からS240の処理を行う(ステップS210)。
【0154】
まず攻撃が命中した取り込み対象オブジェクトがあるか否かチェックし(ステップS220)、命中した取り込み対象オブジェクトがある場合には(ステップS230)、ヒットした込み対象オブジェクトの大きさとレベル値を低下させる(ステップS240)
なお操作対象オブジェクトの大きさ値やレベルが増加することにより、操作対象オブジェクトが大きくなった場合には、ゲーム空間内の仮想カメラの位置(視点位置)を操作対象オブジェクトから遠ざけるようにしてもよい。このようにするとゲーム画像としてより広域のゲーム空間が表示されるようになる。操作対象オブジェクトが大きくなった場合には、移動のスケールも大きくなるので、より広域のゲーム空間が表示されている方が操作しやすくなる。
【0155】
また仮想カメラの位置と取り込み対象オブジェクトの距離に応じてレベル表示の有無を制御するようにしてもよい。このようにすると、距離が遠いものについてまでレベル表示を行う場合に比べて見やすいゲーム画像を生成することが出来る。
【0156】
なお本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。例えば、明細書又は図面中の記載において広義や同義な用語として引用された用語は、明細書又は図面中の他の記載においても広義や同義な用語に置き換えることができる。
【0157】
上記実施の形態では、移動したり攻撃したりする取り込み対象オブジェクトを取り込む場合を例にとり説明したがこれに限られない。例えば移動しない静止オブジェクトや移動するが攻撃しないオブジェクトを取り込むゲームも本発明の範囲である。例えばレベルが設定されておらず、攻撃も行わないアイテムオブジェクトも取り込み処理対象としてよい。アイテムオブジェクトは、例えば取り込み範囲を拡大し通常よりも広い範囲で取り込みを可能とするアイテムのオブジェクトや、移動速度を早くさせるアイテムのオブジェクト等でもよい。
【0158】
また本発明は、業務用ゲームシステム、家庭用ゲームシステム、携帯型ゲームシステム、ゲーム画像を生成するシステムボード等の種々のゲームシステムに適用できる。
【符号の説明】
【0159】
100 処理部、110 操作対象オブジェクト移動制御部、112 取り込み対象オブジェクト移動/動作制御部、114 取り込み判定部、116 取り込み処理部、118 取り込み履歴画像表示制御部、120 ロックオン処理部、122 レベル表示制御部、124 操作対象オブジェクト攻撃制御部、126 操作対象オブジェクトレベル設定部、128 取り込み対象オブジェクトレベル設定部、130 画像生成部、140 音生成部、160 操作部、170 記憶部、180 情報記憶媒体、190 表示部、192 音出力部、194 携帯型情報記憶装置、196 通信部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトが配置された仮想空間において所定のゲームをコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
操作対象オブジェクトの移動内容指示入力を受け付け、受け付けた移動内容指示入力に従って操作対象オブジェクトの仮想空間内の移動を制御する操作対象オブジェクト移動制御手段と、
所定のルールに従って取り込み対象オブジェクトの仮想空間内の移動及び動作の少なくとも一方を制御する取り込み対象オブジェクト移動/動作制御手段と、
取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトの少なくとも一方に関連づけて設定された所定のパラメータに基づき取り込み可否判定を行う取り込み判定手段と、
取り込み可と判定された場合には、操作対象オブジェクトに取り込み対象オブジェクトを取り込ませるとともに、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容に基づき、操作対象オブジェクトの大きさを変化させる制御を行う取り込み処理手段と、
操作対象オブジェクトが配置された仮想空間を所与の視点から見た画像を生成する画像生成手段と、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項2】
請求項1において、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルと取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルが所定の関係にない場合には取り込み不可と判定するプログラム。
【請求項3】
請求項1乃至2のいずれかにおいて、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値が、取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値と所定の関係にない場合には取り込み不可と判定するプログラム。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかにおいて、
操作対象オブジェクトの大きさパラメータに基づき操作対象オブジェクトのレベルを設定する操作対象オブジェクトレベル設定手段としてさらにコンピュータを機能させるプログラム。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかにおいて、
取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルを、当該取り込み対象オブジェクトの近傍に表示する制御を行うレベル表示制御手段としてさらにコンピュータを機能させ、
前記レベル表示制御手段は、
操作対象オブジェクトのレベルが取り込み対象オブジェクトと所定の関係にある場合に、取り込み対象オブジェクトのレベルを表示する制御を行うプログラム。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかにおいて、
前記取り込み処理手段は、
取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容に基づき、操作対象オブジェクトの大きさパラメータを増減させ、
前記画像生成手段は、
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさパラメータに基づき操作対象オブジェクトのモデルの大きさを決定し、当該操作対象オブジェクトのモデルに基づき、操作対象オブジェクトの画像を生成するプログラム。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかにおいて、
前記取り込み処理手段は、
取り込んだ取り込み対象オブジェクトの数及び大きさの少なくとも一方の累積値をカウントし、当該累積値に基づき操作対象オブジェクトの大きさを制御するプログラム。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれかにおいて、
操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトに関する取り込み履歴画像を表示する制御を行う取り込み履歴画像表示制御手段としてさらコンピュータを機能させ、
前記取り込み履歴画像表示制御手段は、
操作対象オブジェクトに取り込まれた取り込み対象オブジェクトの内容に基づき取り込み履歴画像の形状、大きさ及び色の少なくとも一方を変化させるプログラム。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれかにおいて、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトに取り込み範囲を設定し、取り込み対象オブジェクトの取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された位置パラメータと、取り込み範囲に基づき取り込み可否判定を行うことを特徴とするプログラム。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれかにおいて、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトの位置及び属性及びレベル及び難易度の少なくとも1つに基づき設定する取り込み範囲を変化させるプログラム。
【請求項11】
請求項1乃至10のいずれかにおいて、
取り込み対象オブジェクトへの攻撃入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された所定のパラメータに基づき攻撃成功/不成功判定を行い、攻撃成功と判定された場合には、当該取り込み対象オブジェクトのレベルを低下させる処理を行う操作対象オブジェクト攻撃制御手段と、としてさらにコンピュータを機能させるプログラム。
【請求項12】
請求項1乃至10のいずれかにおいて、
取り込み対象オブジェクトへの攻撃入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された所定のパラメータに基づき攻撃成功/不成功判定を行い、攻撃成功と判定された場合には、当該取り込み対象オブジェクトを当該取り込み対象オブジェクトよりもレベルの低い複数の分割オブジェクトに分割する処理を行う操作対象オブジェクト攻撃制御手段と、としてさらにコンピュータを機能させるプログラム。
【請求項13】
請求項1乃至12のいずれかにおいて、
取り込み対象オブジェクト移動/動作制御手段は、
取り込み対象オブジェクトのレベル又は大きさが操作対象オブジェクトのレベル又は大きさと所定の関係にある場合に、取り込み対象オブジェクトに操作対象オブジェクトを攻撃させる制御を行うプログラム。
【請求項14】
請求項1乃至13のいずれかにおいて、
取り込み処理手段は、
操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトを取り込み直後に所定時間の取り込み禁止期間を設定し、取り込み禁止期間の間は、あらたな取り込み対象オブジェクトの取り込みを禁止するプログラム。
【請求項15】
請求項1乃至14のいずれかのプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体。
【請求項16】
操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトが配置されたゲームステージにおいて所定のゲームをコンピュータに実行させるためのゲーム装置であって、
操作対象オブジェクトの移動内容指示入力を受け付け、受け付けた移動内容指示入力に従って操作対象オブジェクトの仮想空間内の移動を制御する操作対象オブジェクト移動制御手段と、
所定のルールに従って取り込み対象オブジェクトの仮想空間内の移動及び動作の少なくとも一方を制御する取り込み対象オブジェクト移動/動作制御手段と、
取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトの少なくとも一方に関連づけて設定された所定のパラメータに基づき取り込み可否判定を行う取り込み判定手段と、
取り込み可と判定された場合には、操作対象オブジェクトに取り込み対象オブジェクトを取り込ませるとともに、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容に基づき、操作対象オブジェクトの大きさを変化させる制御を行う取り込み処理手段と、
操作対象オブジェクトが配置された仮想空間を所与の視点から見た画像を生成する画像生成手段と、
を含むゲーム装置。
【請求項1】
操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトが配置された仮想空間において所定のゲームをコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
操作対象オブジェクトの移動内容指示入力を受け付け、受け付けた移動内容指示入力に従って操作対象オブジェクトの仮想空間内の移動を制御する操作対象オブジェクト移動制御手段と、
所定のルールに従って取り込み対象オブジェクトの仮想空間内の移動及び動作の少なくとも一方を制御する取り込み対象オブジェクト移動/動作制御手段と、
取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトの少なくとも一方に関連づけて設定された所定のパラメータに基づき取り込み可否判定を行う取り込み判定手段と、
取り込み可と判定された場合には、操作対象オブジェクトに取り込み対象オブジェクトを取り込ませるとともに、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容に基づき、操作対象オブジェクトの大きさを変化させる制御を行う取り込み処理手段と、
操作対象オブジェクトが配置された仮想空間を所与の視点から見た画像を生成する画像生成手段と、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項2】
請求項1において、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルと取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルが所定の関係にない場合には取り込み不可と判定するプログラム。
【請求項3】
請求項1乃至2のいずれかにおいて、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値が、取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさ値と所定の関係にない場合には取り込み不可と判定するプログラム。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかにおいて、
操作対象オブジェクトの大きさパラメータに基づき操作対象オブジェクトのレベルを設定する操作対象オブジェクトレベル設定手段としてさらにコンピュータを機能させるプログラム。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかにおいて、
取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定されているレベルを、当該取り込み対象オブジェクトの近傍に表示する制御を行うレベル表示制御手段としてさらにコンピュータを機能させ、
前記レベル表示制御手段は、
操作対象オブジェクトのレベルが取り込み対象オブジェクトと所定の関係にある場合に、取り込み対象オブジェクトのレベルを表示する制御を行うプログラム。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかにおいて、
前記取り込み処理手段は、
取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容に基づき、操作対象オブジェクトの大きさパラメータを増減させ、
前記画像生成手段は、
操作対象オブジェクトに関連づけて設定されている大きさパラメータに基づき操作対象オブジェクトのモデルの大きさを決定し、当該操作対象オブジェクトのモデルに基づき、操作対象オブジェクトの画像を生成するプログラム。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかにおいて、
前記取り込み処理手段は、
取り込んだ取り込み対象オブジェクトの数及び大きさの少なくとも一方の累積値をカウントし、当該累積値に基づき操作対象オブジェクトの大きさを制御するプログラム。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれかにおいて、
操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトに関する取り込み履歴画像を表示する制御を行う取り込み履歴画像表示制御手段としてさらコンピュータを機能させ、
前記取り込み履歴画像表示制御手段は、
操作対象オブジェクトに取り込まれた取り込み対象オブジェクトの内容に基づき取り込み履歴画像の形状、大きさ及び色の少なくとも一方を変化させるプログラム。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれかにおいて、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトに取り込み範囲を設定し、取り込み対象オブジェクトの取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された位置パラメータと、取り込み範囲に基づき取り込み可否判定を行うことを特徴とするプログラム。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれかにおいて、
前記取り込み判定手段は、
操作対象オブジェクトの位置及び属性及びレベル及び難易度の少なくとも1つに基づき設定する取り込み範囲を変化させるプログラム。
【請求項11】
請求項1乃至10のいずれかにおいて、
取り込み対象オブジェクトへの攻撃入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された所定のパラメータに基づき攻撃成功/不成功判定を行い、攻撃成功と判定された場合には、当該取り込み対象オブジェクトのレベルを低下させる処理を行う操作対象オブジェクト攻撃制御手段と、としてさらにコンピュータを機能させるプログラム。
【請求項12】
請求項1乃至10のいずれかにおいて、
取り込み対象オブジェクトへの攻撃入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトに関連づけて設定された所定のパラメータに基づき攻撃成功/不成功判定を行い、攻撃成功と判定された場合には、当該取り込み対象オブジェクトを当該取り込み対象オブジェクトよりもレベルの低い複数の分割オブジェクトに分割する処理を行う操作対象オブジェクト攻撃制御手段と、としてさらにコンピュータを機能させるプログラム。
【請求項13】
請求項1乃至12のいずれかにおいて、
取り込み対象オブジェクト移動/動作制御手段は、
取り込み対象オブジェクトのレベル又は大きさが操作対象オブジェクトのレベル又は大きさと所定の関係にある場合に、取り込み対象オブジェクトに操作対象オブジェクトを攻撃させる制御を行うプログラム。
【請求項14】
請求項1乃至13のいずれかにおいて、
取り込み処理手段は、
操作対象オブジェクトが取り込んだ取り込み対象オブジェクトを取り込み直後に所定時間の取り込み禁止期間を設定し、取り込み禁止期間の間は、あらたな取り込み対象オブジェクトの取り込みを禁止するプログラム。
【請求項15】
請求項1乃至14のいずれかのプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体。
【請求項16】
操作対象オブジェクトと取り込み対象オブジェクトが配置されたゲームステージにおいて所定のゲームをコンピュータに実行させるためのゲーム装置であって、
操作対象オブジェクトの移動内容指示入力を受け付け、受け付けた移動内容指示入力に従って操作対象オブジェクトの仮想空間内の移動を制御する操作対象オブジェクト移動制御手段と、
所定のルールに従って取り込み対象オブジェクトの仮想空間内の移動及び動作の少なくとも一方を制御する取り込み対象オブジェクト移動/動作制御手段と、
取り込み指示入力を受けつけると、操作対象オブジェクト及び取り込み対象オブジェクトの少なくとも一方に関連づけて設定された所定のパラメータに基づき取り込み可否判定を行う取り込み判定手段と、
取り込み可と判定された場合には、操作対象オブジェクトに取り込み対象オブジェクトを取り込ませるとともに、取り込んだ取り込み対象オブジェクトの内容に基づき、操作対象オブジェクトの大きさを変化させる制御を行う取り込み処理手段と、
操作対象オブジェクトが配置された仮想空間を所与の視点から見た画像を生成する画像生成手段と、
を含むゲーム装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【公開番号】特開2010−220689(P2010−220689A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−69143(P2009−69143)
【出願日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【出願人】(000134855)株式会社バンダイナムコゲームス (1,157)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【出願人】(000134855)株式会社バンダイナムコゲームス (1,157)
【Fターム(参考)】
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