説明

プログラム可能な電力管理システム

【課題】電力管理システムを含むシステムを提供する。
【解決手段】電力管理システムは、命令を記憶するように構成されるデータストレージを含む。これらの命令は、電力分配デバイス10の複数の電力コンセントモジュール30を制御するように構成される。この電力管理システムはまた、動作の複数のモードの間で複数の電力コンセントモジュールを切り替えるための命令を実行するように構成される制御装置を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される主題は電力管理に関し、より具体的には、電源コードなどの電力分配デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
電力分配デバイスに接続されるデバイスは、しばしば、その動作状態に応じて異なるレベルの電力を必要とする。例えば、最大動作モードでは、デバイスはスタンバイモードより多くの電力を必要とする可能性がある。電力分配デバイスに接続されるデバイスによっては、デバイスに過剰電力を供給する無駄を軽減するために種々のモードの動作が使用される場合がある。例えば、特定のデバイスがマスタデバイスおよびスレーブデバイスなどの依存電力関係を有する場合があり、ここでは、マスタデバイスがスレーブデバイスに必要な電力を制御する。別のシナリオでは、電力分配デバイスに接続されるデバイスは非依存関係を有することができ、この場合、各デバイスの動作モードがデバイスに必要な消費電力を決定する。多くの状況では、電力分配デバイスに接続され得るデバイスのタイプまたは組み合わせを予測することは困難である。したがって、電力分配デバイスの電力コンセントモジュールのための動作の理想的なモードを予測することは困難である可能性がある。さらに、デバイスが電力分配デバイスから取り外されたり電力分配デバイスに加えられたりされ得ることから、デバイスは電力管理システムから取り外されたり電力管理システムに加えられたりされ得るため、電力コンセントモジュールのための理想の動作モードが変わる場合がある。
【発明の概要】
【0003】
当初特許請求されている本発明の範囲に一致する特定の実施形態を以下に要約する。これらの実施形態は特許請求される本発明の範囲を限定することを意図されず、むしろ、これらの実施形態は単に本発明の可能な形態の概要を提供することを意図される。実際には、本発明は、以下に記載される実施形態と同様であっても異なっていてもよい種々の形態を包含することができる。
【0004】
第1の実施形態では、システムが電力管理システムを含む。電力管理システムは、電力分配デバイスの複数の電力コンセントモジュールを制御するように構成される命令を記憶するように構成されるデータストレージを含む。電力管理システムはまた、動作の複数のモードの間で複数の電力コンセントモジュールを切り替えるための命令を実行するように構成される制御装置を含む。
【0005】
第2の実施形態では、システムが電力分配デバイスを含む。電力分配デバイスは、電力管理システムのユーザからの動作モード構成入力を受けるように構成されるユーザインターフェースを含む。電力分配デバイスはまた、動作モード構成入力に基づいて動作の2つ以上のモードの間で選択的に切り替わるように構成される1つまたは複数の電力コンセントモジュールを含み、動作構成入力は、1つまたは複数の電力コンセントモジュールの電流の測定値または電力管理システムのシステム時間のうちの少なくとも1つに関係する。さらに、電力分配デバイスは、1つまたは複数の電力コンセントモジュールの動作特性を監視するように、さらには、1つまたは複数の電力コンセントモジュールの動作特性および動作モード構成入力に基づいて1つまたは複数の電力コンセントモジュールに選択的に電力を提供することにより1つまたは複数の電力コンセントモジュールの動作のモードを制御するように構成される制御装置を有する電力管理システムを含む。
【0006】
第3の実施形態では、システムが電力分配デバイスを含む。電力分配デバイスはユーザインターフェースを含む。ユーザインターフェースは、入力に基づいて、電力管理システムの1つまたは複数の電力コンセントモジュールの構成設定値を調整して電力コンセントモジュールの動作の2つ以上のモードの間での選択的な切り替えを可能するために、電力管理システムのユーザから入力を受けるように構成される少なくとも1つのユーザ入力部を含む。
【0007】
複数の図面を通して同様の参照符号が同様の部品を示す添付図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより、本発明のこれらのまたは別の特徴、態様および利点がより良好に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】例えば電源コードなどの電力分配デバイスの一実施形態を示す図である。
【図2】種々の構成要素をさらに詳細に示す、図1の電力分配デバイスを示す概略図である。
【図3】種々の動作モードの間で切り替えを行うことが可能である、図1の電力分配デバイスの電力コンセントモジュールを示す概略図である。
【図4】電力分配デバイスのユーザインターフェースの一実施形態を示す図である。
【図5】壁内蔵型コンセント(in−wall outlet)の形態の電力分配デバイスの一実施形態を示す図である。
【図6】延長コードの形態の電力分配デバイスの一実施形態を示す図である。
【図7】バッテリバックアップデバイスの形態の電力分配デバイスを示す概略図である。
【図8】電力調整装置の形態の電力分配デバイスを示す概略図である。
【図9】壁設置ユニットの形態の電力分配デバイスの一実施形態を示す左側からみた斜視図である。
【図10】図9の電力分配デバイスを示す右側からみた斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下では、本発明の1つまたは複数の特定の実施形態を説明する。これらの実施形態を簡潔に説明するために、本明細書では実際の実装形態のすべての特徴が説明されなくてもよい。任意の工学プロジェクトまたは設計プロジェクトの場合のように、任意のこのような実際の実装形態を開発する際、システム関連の制約および事業関連の制約に対するコンプライアンスなどの、実装形態ごとに変化する可能性がある開発者特有の目標を達成するために、多くの実装形態固有の決定がなされなければならないことを認識されたい。さらに、このような開発努力は複雑で時間を要する可能性があるが、本開示の利益を享受する当業者にとっては、設計、製作および製造の通常の仕事であることを認識されたい。
【0010】
本発明の種々の実施形態の要素を導入する際、「a」、「an」、「the」の冠詞、および「上記(said)」は、その要素が1つまたは複数存在することを意味することを意図される。「comprising」、「including」および「having」という単語は包括的であることを意図され、列記される要素とは異なる追加の要素が存在してよいことを意味する。
【0011】
電力分配デバイス(例えば、電源コード、壁ユニットまたは無停電電源装置)に接続される多くのデバイスは、それらの最新の動作状態に応じて異なるレベルの電力を必要とする。一部の例では、一部のデバイスの消費電力は、電力分配デバイスに接続される別のデバイスに依存する場合がある。例えば、主デバイスがスタンバイモードである場合に一部の副デバイスへの電力を減少させることが望まれる場合がある。別の例では、ユーザは、デバイスが特定の時間において最大電力を受けてさらには別の時間においてより少ない電力を受けることを所望する可能性がある。電力分配デバイスに接続され得るデバイスが多数あり、したがって、電力分配デバイスのために多数の動作のモードが所望される可能性があることから、開示される実施形態は、動作の2つ以上のモードの間で切り替えを行うことができる電力分配デバイスを提供する。
【0012】
図1は、電力管理システム11を備える電力分配デバイス10の一実施形態を示している。示される実施形態では、電力分配デバイス10は電源コードである。しかし、別の実施形態では、電力分配デバイス10は、マルチコンセント延長コード(multi−outlet extension cord)、電力分配ユニット、マルチコンセント壁設置ユニット(multi−outlet wall−mount)、または、バッテリバックアップデバイスを含むことができる。電力分配デバイス10は、電力プラグ14を介して電源に接続される主電源ケーブル12を含む。電力分配デバイス10に電力が供給されると、電力分配デバイス10に接続されたデバイス16(例えば、コンピュータ18、プリンタ20、ランプ22、テレビ24、DVDプレーヤ26およびケーブルボックス28)が電力コンセントモジュール30を通して電力を供給される。電力分配デバイス10に接続されるデバイス16に応じて、デバイス16に供給される電力を種々の形で制御することが所望される可能性がある。このような制御は、電力管理システム11を使用することにより可能となり得る。
【0013】
これらのデバイスを制御するための一手法は、ユーザインターフェース32を使用する手法であってよい。ユーザインターフェース32は英数字ディスプレイ34およびユーザ入力部(例えば、プッシュボタン36)を含むことができる。別法として、ユーザインターフェース32は、グラフィカルユーザインターフェースと併せて使用されるタッチスクリーンまたは別の入力要素を含むことができる。ユーザインターフェース32は、各電力コンセントモジュール30の統計データ(例えば、電流測定値、電圧測定値、構成設定値など)を提供することができる。一実施形態では、ディスプレイ34は液晶ディスプレイ(LCD)またはタッチスクリーンディスプレイであってよい。ユーザ入力部(例えば、プッシュボタン36)は、例えば電力分配デバイス10の要素を調整するために、ユーザから入力を受けることができる。例えば、これらの入力は、動作の2つ以上のモードの間で選択的な切り替えを行うのを可能にするために1つまたは複数の電力コンセントモジュール30のための構成設定値を提供することができる。
【0014】
例えば、1つの動作モードには、マスタ/スレーブモードが含まれてよく、ここでは、電力コンセントモジュール30の1つが電力を常に供給されるマスタ電力コンセントモジュール38として設定され、1つまたは複数の電力コンセントモジュールがスレーブ電力コンセントモジュール40として設定される。スレーブ電力コンセントモジュール40は、マスタ電力コンセントモジュール38内の閾値より大きい電流レベルに基づき電力が選択的に提供される。マスタ/スレーブ動作モードは、特定のデバイス16の動作が別のデバイス16に依存する場合に所望される可能性がある。例えば、DVDプレーヤ26およびケーブルボックス28はテレビ24にビデオ/オーディオ出力を送る。テレビ24が起動されていないとき、DVDプレーヤ26およびケーブルボックス28のビデオ/オーディオ出力は有効でなくてよい。したがって、エネルギー浪費を減少させるために、テレビ24がオフの場合にはDVDプレーヤ26およびケーブルボックス28から電力を取り除くことが所望される可能性がある。テレビ24がオフのときにDVDプレーヤ26およびケーブルボックス28が確実にオフになるようにするために、テレビ24に接続される電力コンセントモジュール30がマスタ電力コンセントモジュール38として設定される。DVDプレーヤ26およびケーブルボックス28に接続される電力コンセントモジュール30がスレーブ電力コンセントモジュール40として設定される。テレビ24がオンである場合、電力分配デバイス10が、テレビ24がオフまたはスタンバイ状態である場合とは異なり電流が増加したことを感知することができる。マスタ電力コンセントモジュール38に接続されたデバイス16(例えば、テレビ24)がオンであることが感知されると、電力分配デバイス10がスレーブ電力コンセントモジュール40に電力を提供し、結果として、スレーブ電力コンセントモジュール40に接続されているデバイス16(例えば、DVDプレーヤ26およびケーブルボックス28)に電力が提供される。テレビ24がオフに切り替えられたりスタンバイモードに変えられたりすると、電力分配デバイス10が、マスタ電力コンセントモジュール38から引き抜かれる電流が低下して結果としてスレーブ電力コンセントモジュール40から電力が取り除かれることを感知する。
【0015】
一部の実施形態では、電力分配デバイス10は、マスタ電力コンセント38から引き抜かれる電流が100ミリアンペアの閾値未満である場合にスレーブ電力コンセントモジュール40が停止されなければならないことを感知する。しかし、別の実施形態では、閾値は50、150、200ミリアンペアであってよく、すなわち50〜200ミリアンペアの範囲であってよい。電力分配デバイス10が、電流が変化して(例えば、電流が閾値未満に低下する)、電力がスレーブ電力コンセントモジュール40から取り除かれたりスレーブ電力コンセントモジュール40に加えたりされなければならないことを感知した場合、電力分配デバイス10は、即座にスレーブ電力コンセントモジュール40から電力を取り除いたりスレーブ電力コンセントモジュール40に電力を加えたりすることができ(例えば、すべてのスレーブ電力コンセントモジュール40が同時に電力を供給される)、または、時間をずらす形でスレーブ電力コンセントモジュール40から電力を取り除いたりスレーブ電力コンセントモジュール40に電力を加えたりすることができる(例えば、スレーブ電力コンセントモジュール40は異なる時間に電力を供給され、最終的にすべてのスレーブ電力コンセントモジュール40が電力を供給される)。例えば、スレーブ電力コンセントモジュール40に即座に電力を供給するように構成される場合、スレーブ電力コンセントモジュール40の各々は電力分配デバイスが電力を供給することができるようになるとすぐに電力を供給される。しかし、時間をずらす形で電力を供給するように構成される場合、1つまたは複数のスレーブ電力コンセントモジュール40が他のスレーブ電力コンセントモジュール40とは異なる時間に電力を供給される。例えば、システム10は、連続するそれぞれの電力投入の間に時間遅延を挟む形で、各スレーブ電力コンセントモジュール40に1つずつ順番に電力投入することができる。この時間遅延は約0.1秒から2秒、0.2秒から1.5秒、または、0.5秒から1秒であってよい。この時間をずらす形態は、多数のスレーブ電力コンセントモジュール40に同時に電力供給する場合に起こる初期の突入電流を減少させるのを補助することができる。このような突入は、デバイス16または電力分配デバイス10のいずれかに損害を与える可能性がある。
【0016】
加えて、一部のデバイス16はエネルギーを保存するためのスタンバイモードに入らない。例えば、プリンタ20はスタンバイ電力モードを有さない常時オンのデバイスである可能性がある。このようなデバイス16においてスタンバイモードをエミュレートするための、電力分配デバイス10に接続されるこのようなデバイスで所望される可能性がある1つの動作モードが、グリーン「エコ」モードである。このエコモードでは、電力分配デバイス10は電力コンセントモジュール30内のアイドル電流またはファントム電流(例えば、最大電力を使用していない1つまたは複数のデバイス16による電流低下)を感知し、それらの感知後、電力コンセントモジュール30から電力を抜き取る。電力コンセントモジュール30から電力が抜き取られると、ユーザは、電力コンセントモジュール30に電力を再供給することを要求することができる(例えば、ユーザインターフェース32を通して要求を送ることにより)。ファントム電流は、エコモードにおいてはエコモード閾値で動作するように構成される電力コンセントモジュール30の測定される電流を比較することにより、感知される。電流測定値がエコモード閾値未満である場合にファントム電流が感知される。エコモード閾値はエコモードで動作するように構成されるそれぞれの個別の電力コンセントモジュール30に対して設定され得、または、エコモードで動作しているすべての電力コンセントモジュール30に対して設定され得る。例えば、ユーザが、プリンタ20に接続された電力コンセントモジュール42をエコモードに変えることを所望する場合がある。ユーザは、電力コンセントモジュール42をエコモードにおいてプリンタ20のためのアイドリング電流に設定された閾値で動作させることを要求することができる(例えば、ユーザインターフェース32を介して)。したがって、プリンタ20が使用されていない場合、プリンタ20から抜き取られる電流は閾値未満まで低下することができ、電力分配デバイス10が電力コンセントモジュール42への供給電力を抜き取る。プリンタ20に電力を再供給する際、電力分配デバイス10のユーザは、電力コンセントモジュール42に電力を戻すことをユーザインターフェース32を介して要求することができる。
【0017】
一部の実施形態では、エコモードはリアルタイムクロック44と共に機能することができる。リアルタイムクロック44により、電力分配デバイス10のユーザがエコモードを実行するための時間ベースの基準を設けることが可能となる。例えば、ユーザは、電力コンセントモジュール42から電力を抜き取る前に、特定の閾値時間(例えば、30分)の間においてファントム電流を感知するようにエコモードを構成することができる。別の例には、一日の特定の時間(例えば、8:00AM〜5:00PMの業務時間)の間はオーバーライドモードを介してまとめてエコモード閾値を無視することが含まれてよい。その場合、プリンタは通常の業務時間の間はアクティブ状態を維持するが、営業時間以外ではエコモード閾値未満に低下したり供給された電力を抜き取られたりする。
【0018】
電力分配デバイス10で所望される可能性がある第3の動作モードはプログラマブルコントロールモードである。プログラマブルコントロールモードにより、ユーザが個別の電力コンセントモジュール30のための起動計画を供給することにより特定のデバイス16(例えば、ランプ22)の起動をスケジュール設定することが可能となる。例えば、電力分配デバイス10のユーザが休暇中の特定の時間にランプ22を作動させることにより泥棒を抑止することを所望する場合がある。ユーザは、ユーザインターフェース32を介して、ランプに接続された電力コンセントモジュール46のための起動計画を入力することができ、または、コンピュータアプリケーションを通して作られたファイルを通信ポート48を介してアップロードすることにより、ランプに接続された電力コンセントモジュール46のための起動計画を入力することができる。一実施形態では、起動計画には、電力コンセントモジュール識別子と、モジュールの起動および停止されるべき目標時間/日時とが含まれる。起動計画は、繰り返しのスケジュール(例えば、隔週木曜日)を含むことができ、または、選択された電力コンセントモジュール30をランダムの時間に起動させる無作為抽出装置を含むことができる。
【0019】
上で言及した動作モードの各々は、別の電力コンセントモジュール30上で動作している別の動作モードと同時に特定の電力コンセントモジュール30上で動作することができる。例えば、コンピュータ18はそれ自体が節電フィーチャを有することから、コンピュータ18に接続される電力コンセントモジュール30は常にオン状態で動作するように構成され得る。一方で、電力コンセントモジュール42はエコモードで動作するように構成され得、電力コンセントモジュール46はプラグラマブルコントロールモードで動作するように構成され得、マスタ電力コンセントモジュール38およびスレーブ電力コンセントモジュール40はマスタ/スレーブモードで動作するように構成され得る。個々の電力コンセントモジュール30は代替の動作モードで動作するようにいつでも再構成され得る。障害条件またはエラー条件を感知した場合、電力分配デバイス10はシステム全体を好適なデフォルト動作モードにデフォルトすることができる。例えば、エラー条件が感知されると、電力分配デバイス10は予め決定された特定のマスタ電力コンセントモジュール38およびスレーブ電力コンセントモジュール40である残りの電力コンセントモジュール30を用いるマスタ/スレーブモードにデフォルトすることができる。電力分配デバイス10のユーザはユーザインターフェース32を介して好適なデフォルト動作モードを提供することができ、または、通信ポート48を介して構成設定値をアップロードすることにより好適なデフォルト動作モードを提供することができる。
【0020】
上で考察したように、各電力コンセントモジュール30は異なる動作モード構成で動作することができる。電力分配デバイス10は、電力分配デバイス10に接続され得る種々のデバイス16を多様に実装するためのカスタマイズ可能な電力コンセントモジュールをユーザに提供する。図2は、カスタマイズ可能な電力コンセントモジュール30を備えるように構成される図1の電力分配デバイス10の構成要素の一実施形態を示している。
【0021】
図2に示されるように、電力分配デバイス10は、電力分配デバイス10を通して供給される電力を制御することを可能にする電力管理システム11を含む。電力分配デバイスは、主電力スイッチ65が起動されるときに電力分配デバイス10に電力を供給するAC電力入力ライン59(例えば、電力ライン60、ニュートラルライン62およびアースライン64)をさらに含む。主電力スイッチ65が停止されると、電力入力ライン59を通して電力分配デバイス10に供給される電力が取り除かれる。電力分配デバイス10はまた、電力ライン60で起こる干渉を抑制して電力分配デバイス10に対してある程度のサージ保護を行う無線干渉(RFI)/電磁干渉(EMI)フィルタ66を含む。また、電力分配デバイス10には制御装置用電源67が含まれてよい。制御装置用電源67はAC電力入力ライン59から電力を受けて電力管理システム11(例えば、制御装置68)に電力を提供する。別の実施形態では、制御装置68への電流容量を増やすために、変圧器と低容量の電源をブリッジ整流器と共に利用することができる。電力分配デバイス10はまた、接続されたデバイス16に電力を供給することを選択的に可能とされる1つまたは複数の電力コンセントモジュール30を含む。各電力コンセントモジュール30は、ACソケット69、半導体スイッチ70、電流センサ71、および、任意選択の電圧センサ72を含むことができる。デバイス16はACソケット69を介して電力分配デバイス10に接続される。例えば、ACソケット69には、NEMA1−15、NEMA5−15、CEE7/16、CEE7/17、BS546、CEE7/5、CEE7/7、BS1363、SI32、AS/NZS3112、SEV1011、CEI23−16/VIIまたはBS546のソケットが含まれてよい。半導体スイッチは、電力コンセントモジュール30に供給される電力のオンおよびオフを選択的に切り替える。電流センサ71は、AC電力入力ライン59により電力コンセントモジュール30の各々に提供されるAC電力と共に線形的に変化するアナログ信号76を出力する。したがって、電流センサ71が、電力コンセントモジュール30からの電流測定値を電力分配デバイス10内に含まれる制御装置68に提供するのに使用され得る。特定の実施形態では、電流センサ71は、ワイヤ導体または抵抗性素子の上に鉄フェライトを含むことができ、この場合、フラックス測定値が得られる。電流センサ71から電流読取値を受けることに加えて、一部の制御装置68の実施形態は、電力コンセントモジュール30を制御するために電圧センサ72の入力を使用することができる。電圧センサ72は抵抗器を使用することにより電力コンセントモジュール30の電圧を測定する。この電圧測定値は、電力コンセントモジュール30の動作モードを制御するのに利用される値を提供するために、電流センサ71によって提供される電流測定値と併せて使用され得る。
【0022】
制御装置68は、リアルタイムクロック44、通信ポート48およびデータストレージ78を含むことができる。データストレージ78は、q80を介して1つまたは複数の電力コンセントモジュール30に選択的に電力を供給することにより制御装置68が電力分配デバイス10のための種々の動作モード79を実施するのを可能にする命令を読み取ることができる制御装置68を含むことができる。これらの命令を実施するために、制御装置68は、電力コンセントモジュール30の各々のための動作モード構成を最初に得ることができる。この動作モード構成は、この構成をユーザインターフェース32に入力することにより、または、通信ポート48を介してデバイス82から構成データを提供することにより、電力分配デバイス10のユーザから提供され得る。さらに、通信ポート48(例えば有線または無線)が、新しい動作モード命令を取り込むのに利用され得る。一部の実施形態では、通信ポート48は、Z−WaveまたはZigbee(登録商標)プロトコルを使用するデバイスなどの負荷監視/制御デバイスのための、無線データ接続部、ユニバーサルシリアルバス(USB)のデータ接続部、または、ドングル接続であってよい。次いで、制御装置68は、各々の電力コンセントモジュール30のための電流読取値を受ける。制御装置68は、リアルタイムクロック44からシステム時間データを得ることができる。次いで、制御装置68は、構成データを動作入力と比較することができる(例えば、制御装置68への入力として提供されるシステム時間データおよび電流読取値)。動作モード79の命令を利用することにより、制御装置68は、電力コンセントモジュール30の動作特性および構成設定値に基づいて電力コンセントモジュール30に選択的に電力を供給する。
【0023】
各電力コンセントモジュール30が異なる動作モード構成のために個別にカスタマイズされるのを可能にするために、各電力コンセントモジュール30は個別に設定される回路を利用することができる。図3は、割り当てられた動作モード構成に従って切り替えることが可能である電力コンセントモジュール30の一実施形態を示している。上で考察したように、AC電力入力ライン59(例えば、電力ライン60、ニュートラルライン62およびアースライン64)が電力コンセントモジュール30に電力を提供することができる。半導体スイッチ70がオフに切り替えられると、各々の電力コンセントモジュール30は選択的にオフに切り替えられるかまたは電力を引き抜かれ得る。半導体スイッチ70は、半導体スイッチ70に連結される制御装置68によって制御される。半導体スイッチ70がオンに切り替えられると、電力ライン60から半導体スイッチ70および電流センサ71を通してACソケット69に電力が供給される。電流センサ71を通って電力が流れると、電流測定値が感知されて制御装置68に送られる。制御装置68に提供される動作モード構成の設定値および動作特性(例えば、電流センサ71からの測定された電流、および/または、リアルタイムクロック44からの測定された時間または継続時間)に基づき、制御装置68が各電力コンセントモジュール30の半導体スイッチ70を制御する。したがって、制御装置68は、マスタ/スレーブモード、エコモードまたはプログラマブルコントロールモードなどの、カスタマイズされた動作モードにおいて機能するように電力分配デバイス10の各電力コンセントモジュール30を制御することができる。
【0024】
図4は、電力分配デバイス10内に含まれ得るユーザインターフェース32の一実施形態を提示している。ユーザインターフェース32は、電力分配デバイス10の種々の動作モードおよび構成設定値を設定するのに使用され得る。ユーザインターフェース32は、ディスプレイ34、プッシュボタン36(例えば、英数字キーパッド100および/またはモード選択ボタン102)、1つまたは複数のダイアル104、ジョイスティックまたはトラックボール106、および/あるいは、タッチパッド108を含むことができる。ディスプレイ34は液晶ディスプレイ(LCD)を含むことができ、また、ユーザ入力を受け入れるためのタッチスクリーン能力を含むことができる。英数字キーパッド100は、数字および文字を電力分配デバイス10に入力するのを可能にすることができる。ユーザインターフェース32に入力を提供する際、ダイアル104は回転され得、また、ジョイスティック/トラックボール106は移動され得る。例えば、ダイアル104が回転されるかまたはジョイスティック/トラックボール106が移動されると、ナビゲーション入力が電力分配デバイス10に提供される。タッチパッド108はユーザの接触を解釈して電力分配デバイス10に入力を提供することができる。ユーザインターフェース32はまた、種々の入力ポートを含むことができる。例えば、示される実施形態は、USBポート110、ファイアワイヤポート112、通信ポート114およびメモリポート116を含む。これらの入力ポートの各々はユーザインターフェース32のための入力を提供することができる。さらに、ユーザインターフェース32は、電力分配デバイス10の最新のシステム時間を表示する時間ディスプレイ120を含むことができる。
【0025】
電力分配デバイス10には多くの異なる形態が含まれてよい。図5〜10は本明細書に従う種々の電力分配デバイス10を示している。例えば、図5は壁内蔵型コンセント130を示している。壁内蔵型コンセント130は壁に取り付けられる(例えば、壁内に配置される電気ボックスを通して)。壁内蔵型コンセント130は電力コンセントモジュール30を含み、また、壁内蔵型コンセント130のための動作モードおよび構成設定値を構成するのに使用されるユーザインターフェース32を含むことができる。
【0026】
図6は複数の電力コンセントモジュール30を備える延長コード140を示している。ユーザインターフェース32が延長コード140の一部分上に配置され得る。延長コード140は、壁内蔵型コンセントから延長された距離のところに電力コンセントモジュール30を設置するのに有用である可能性がある。電力コンセントモジュール30は複数の動作モードで構成され得る。例えば、ユーザインターフェース32は延長コード140のための動作モードおよび構成設定値を提供するのに使用され得る。
【0027】
電力分配デバイス10はまた、図7に示されるバッテリバックアップデバイス150を含むことができる。バッテリバックアップデバイス150は、電力分配デバイス10への電力の供給が中断されたときに電力分配デバイス10に一時的に電力を提供するためにバッテリ152を使用することができる。バッテリ152は制御装置68および電力コンセントモジュール30に電力を供給することができる。バッテリバックアップデバイス150は、バッテリバックアップデバイス150の動作モードおよび構成設定値を構成するのに使用されるユーザインターフェース32を含むことができる。
【0028】
図8は、電力調整装置170を含む電力分配デバイス10の一実施形態を示している。電力調整装置170は、電力調整装置170を通して送り出される電力の質を向上させるように構成される電力調整回路172を含むことができる。例えば、電力調整回路172は電力の電圧を調節することができ、ノイズを抑制するか、または、過渡インパルスの保護を実現することができる。電力調整装置170は、電力調整装置170を電圧スパイクから保護するように構成されるサージ保護回路174を含むことができる。電力調整装置170は、調整された電力を電力コンセントモジュール30に提供し、電力コンセントモジュール30は、制御装置78を介して複数の動作モードで動作することが可能となる。電力調整装置170の動作モードおよび構成設定値を構成するために、電力調整装置170内にはユーザインターフェース32が含まれてよい。
【0029】
図9および10は、壁設置ユニット190を含む電力分配デバイス10の一実施形態の斜視図を提示している。壁設置ユニット190は、壁の中に壁コンセント(wall outlet)が装着された状態で壁設置ユニット190の電気プロング192の間の電気的結合を介して壁に設置され得る。壁設置ユニット190は、制御装置78を介して複数の動作モードで動作することが可能である電力コンセントモジュール30を含む。動作モードおよび構成設定値は、壁設置ユニット190内に含まれ得るユーザインターフェース32を使用することにより構成され得る。
【0030】
本発明の技術的効果には、多くの異なるデバイスおよび動作のモードと共に使用されるように適合可能であるプログラム可能な電力分配デバイスが含まれる。この電力分配デバイスは、ユーザが個別の電力コンセントモジュールのための動作モードを画定することを可能にすることにより、高度にカスタマイズされ得る。さらに、一部の動作モードは、ファントム電流または使用されていないデバイスを感知することを電力分配デバイスに要求することができる。電力分配デバイスは、特定の電力コンセントモジュール30に接続されたデバイスのための閾値の電流レベルを画定するように構成可能であってよい。したがって、この電力分配デバイスは、異なるデバイスおよび/またはデバイスの組み合わせのための多様な解決策を提供する。
【0031】
ここに記載される説明は、最良の形態を含めた本発明を開示するために、さらには、任意のデバイスまたはシステムを製造および使用することならびに採用される任意の方法を実施することを含めて、当業者が本発明を実施するのを可能にするために、複数の例を使用する。特許を受けることができる本発明の範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者には思い付く別の例を含むことができる。このような別の例は、特許請求の範囲の文字通りの意味と違わない構造的要素を有する場合には、または、特許請求の範囲の文字通りの意味とほぼ違わない等価の構造的要素を含む場合には、特許請求の範囲内にあることが意図される。
【符号の説明】
【0032】
10 電力分配デバイス
12 主電源ケーブル
14 電力プラグ
16 デバイス
18 コンピュータ
20 プリンタ
22 ランプ
24 テレビ
26 DVDプレーヤ
28 ケーブルボックス
30 電力コンセントモジュール
32 ユーザインターフェース
34 英数字ディスプレイ
36 プッシュボタン
38 マスタ電力コンセントモジュール
40 スレーブ電力コンセントモジュール
42 電力コンセントモジュール
44 リアルタイムクロック
46 電力コンセントモジュール
48 通信ポート
59 電力入力ライン
60 電力ライン
62 ニュートラルライン
64 アースライン
65 主電力スイッチ
66 無線干渉(RFI)/電磁干渉(EMI)フィルタ
67 制御装置用電源
68 制御装置
69 ACソケット
70 半導体スイッチ
71 電流センサ
72 電圧センサ
78 データストレージ
82 デバイス
104 ダイアル
106 ジョイスティックまたはトラックボール
108 タッチパッド
110 USBポート
112 ファイアワイヤポート
114 通信ポート
116 メモリポート
120 時間ディスプレイ
130 壁内蔵型コンセント
140 延長コード
150 バッテリバックアップデバイス
152 バッテリ
170 電力調整装置
172 電力調整回路
174 サージ保護回路
190 壁設置ユニット
192 電気プロング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力分配デバイスの複数の電力コンセントモジュールを制御するための命令を記憶するように構成されるデータストレージと、
動作の複数のモードの間で前記複数の電力コンセントモジュールを切り替えるための命令を実行するように構成される制御装置と
を含む電力管理システム
を含むシステム。
【請求項2】
前記電力管理システムを有する前記電力分配デバイスを含む、請求項1記載のシステム。
【請求項3】
前記電力分配デバイスが、電源コード、壁コンセント、バッテリバックアップ、電力調整装置、サージ保護ユニット、電力分配ユニット、延長コード、またはそれらの組み合わせを含む、請求項2記載のシステム。
【請求項4】
前記制御装置が、前記複数の電力コンセントモジュールの各々を独立して制御するための命令を実行するように構成される、請求項1記載のシステム。
【請求項5】
前記制御装置が、動作の前記複数のモードの第1および第2のそれぞれの動作モードにおいて同時に前記複数の電力コンセントモジュールの第1および第2の電力コンセントモジュールを動作させるための命令を実行するように構成され、前記第1および第2の動作モードが互いに異なる、請求項1記載のシステム。
【請求項6】
動作の前記複数のモードが、マスタ/スレーブモード、またはエコモード、またはプログラマブルコントロールモード、またはそれらの組み合わせを含む、請求項1記載のシステム。
【請求項7】
動作の前記複数のモードが、前記マスタ/スレーブモード、前記エコモードおよび前記プログラマブルコントロールモードを含む、請求項6記載のシステム。
【請求項8】
前記命令が、マスタ/スレーブモードにおいて前記複数の電力コンセントモジュールのうちの1つまたは複数を選択的に動作させるように構成され、前記マスタ/スレーブモードが前記複数の電力コンセントモジュールのマスタ電力コンセントモジュールに連続的に電力を提供するように構成され、また、前記マスタ/スレーブモードが、前記マスタ電力コンセントモジュールの検出される電流がスタンバイ閾値電流を上回る場合に前記複数の電力コンセントモジュールのスレーブ電力コンセントモジュールに選択的に電力を提供するように構成される、請求項1記載のシステム。
【請求項9】
前記マスタ/スレーブモードが、前記マスタ電力コンセントモジュールの前記検出される電流のレベルが前記スタンバイ閾値電流未満である場合に時間をずらす形で複数のスレーブ電力コンセントモジュールへの電力を選択的に取り除くことを含む、請求項8記載のシステム。
【請求項10】
前記制御装置が、障害条件またはエラー条件が感知されたときに前記1つまたは複数の電力コンセントモジュールのデフォルトを前記マスタ/スレーブモードに設定するように構成される、請求項8記載のシステム。
【請求項11】
前記命令が、エコモードにおいて前記複数の電力コンセントモジュールのうちの1つまたは複数を選択的に動作させるように構成され、前記エコモードが、前記複数の電力コンセントモジュールのエコ電力コンセントモジュールの検出される電流がスタンバイ閾値電流を上回る場合に前記エコ電力コンセントモジュールに電力を提供するように構成される、請求項1記載のシステム。
【請求項12】
前記エコモードが、特定のオーバーライド時間の間、前記検出される電流に関係なく前記エコ電力コンセントモジュールに電力を提供するように構成されるオーバーライドモードを含む、請求項11記載のシステム。
【請求項13】
前記命令が、プログラマブルコントロールモードにおいて前記複数の電力コンセントモジュールのうちの1つまたは複数を選択的に動作させるように構成され、前記プログラマブルコントロールモードが、ユーザによってプログラム可能である動作構成に基づいて前記複数の電力コンセントモジュールに電力を提供するように構成される、請求項1記載のシステム。
【請求項14】
前記制御装置に時間を提供するように構成されるリアルタイムクロックを含み、前記動作構成が、前記電力コンセントモジュールのうちの1つまたは複数に選択的に電力を提供するための継続時間または時間設定値を含み、前記制御装置が、前記継続時間または時間設定値、および前記リアルタイムクロックによって提供される前記時間に基づいて前記1つまたは複数の電力コンセントモジュールに選択的に電力を提供するように構成される、請求項13記載のシステム。
【請求項15】
電力管理システムのユーザからの動作モード構成入力を受けるように構成されるユーザインターフェースと、
前記動作モード構成入力に基づいて動作の2つ以上のモードの間で選択的に切り替わるように構成される1つまたは複数の電力コンセントモジュールであって、前記動作モード構成入力が前記1つまたは複数の電力コンセントモジュールの電流閾値または時間のうちの少なくとも1つに関係する、1つまたは複数の電力コンセントモジュールと、
前記1つまたは複数の電力コンセントモジュールの動作特性を監視するように構成される制御装置であって、前記動作特性および前記動作モード構成入力に基づいて前記1つまたは複数の電力コンセントモジュールに選択的に電力を提供することにより前記1つまたは複数の電力コンセントモジュールの動作の前記モードを制御するように構成される、制御装置と
を含む電力分配デバイス
を含むシステム。
【請求項16】
前記電力分配デバイスが、電源コード、壁コンセント、バッテリバックアップ、電力調整装置、サージ保護ユニット、電力分配ユニット、延長コード、またはそれらの組み合わせを含む、請求項15記載のシステム。
【請求項17】
前記制御装置が、通信ポート、データストレージおよびリアルタイムクロックを含み、前記通信ポートが、無線通信ポートまたは有線通信ポートを含む、請求項15記載のシステム。
【請求項18】
前記1つまたは複数の電力コンセントモジュールの各々が、検出された電流を前記動作特性の少なくとも一部分として前記制御装置に提供するための電流センサを含む、請求項15記載のシステム。
【請求項19】
電力分配デバイスを含むシステムであって、
前記電力分配デバイスが、
前記電力分配デバイスの1つまたは複数の電力コンセントモジュールの構成設定値を調整して前記電力コンセントモジュールの動作の2つ以上のモードの間で選択的な切り替えを可能にするために、ユーザからの入力を受けるように構成される少なくとも1つのユーザ入力部
を含むユーザインターフェース
を含む、システム。
【請求項20】
前記少なくとも1つのユーザ入力部が、少なくとも1つのボタン、ダイアル、トグルスイッチ、キーパッド、ジョイスティック、またはそれらの組み合わせを含み、前記ユーザインターフェースが、前記ユーザに前記構成設定値の視覚的表示を提供するように構成されるディスプレイスクリーンを含む、請求項19記載のシステム

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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