説明

プロバイオティックを含むペットフード組成物ならびにそれを調製および使用する方法

本発明は、愛玩動物の健康を改善するために有用な、1種類以上のプロバイオティック微生物を含むペットフード組成物を包含する。たとえば、本発明はプロバイオティック、たとえば乳酸杆菌属(Lactobaccillus)、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)および連鎖球菌属(Streptococcus)(腸球菌属(Enterococcus))を含むペットフード組成物を包含する。本発明はまた、プロバイオティック微生物を含むペットフード組成物を愛玩動物に給餌することにより愛玩動物の健康を維持または改善する方法に用いるための1種類以上のプロバイオティック微生物を含むペットフード組成物の調製を包含する。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
[01] 家畜の健康状態はそれらの給餌に密接に関係する。適正な給餌によって適切で健康な愛玩動物が得られるはずである。食物組成物は、栄養価を付与するほか、腸管微生物叢の平衡状態に影響を及ぼし、胃腸障害を発生または阻止する可能性がある。
【0002】
[02] 肉食動物であるので、ネコおよびイヌは短い消化管および食物塊の速やかな流動速度を特徴とする。ネコおよびイヌの胃腸管微生物叢の構成要素のうち、バクテロイド属菌種(Bacteroides sp.)、クロストリジウム属菌種(Clostridium sp.)、腸内細菌科(Enterobacteriaceae)、ビフィドバクテリウム属菌種(Bifidobacterium sp.)、乳酸杆菌属菌種(Lactobaccillus sp.)、連鎖球菌属菌種(Streptococcus sp.)、ブドウ球菌属菌種(Staphylococcus sp.)、および酵母を回収することができる。この内在微生物叢の数および組成はかなり安定な傾向をもつが、年齢、およびそれより程度は低いけれども食物がそれを変化させる可能性がある。胃の酸性、胆汁、腸蠕動および局所免疫は、ヒトおよび他の種々の哺乳動物の小腸の細菌叢の調節に重要であると考えられる要素である。しばしば、イヌ類およびネコ類の胃腸障害は不規則な細菌増殖および病原性細菌が産生する腸毒素の産生と関連する。
【0003】
[03] プロバイオティック(probiotic)はヒトおよび動物の健康上の有益性を増進する。しかし、それらは苛酷な加工処理および貯蔵条件に対して感受性であるので、現在の押出し条件はプロバイオティックにとって有害である。したがって、より穏やかな加工条件はプロバイオティックの生存能を改善することができる。
【0004】
[04] 本発明は、プロバイオティック、たとえばラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)の安定性を改善するための冷間押出法を包含する。冷間ペレット(cold pellet)の製造はラクトバチルス・アシドフィルスを熱間ペレット(hot pellet)より良好に保存していることが見出された。したがって本発明者らは、愛玩動物の健康を改善するために1種類以上のプロバイオティック微生物をペットフード組成物に含有させた組成物および方法を確認した。
【発明の概要】
【0005】
[05] 本発明は、デンプン源および1種類以上の生プロバイオティック微生物を含むペットフード組成物を包含する。
[06] 特定の態様において、デンプン源は好ましくは約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度をもつ。
【0006】
[07] 特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
[08] 本発明は、熱間ペレット法より良好にプロバイオティック、たとえばラクトバチルス・アシドフィルスを保存している冷間ペレットの製造方法を包含する。たとえば、本発明者らは、冷間ペレット法の改善(たとえば、より穏やかな乾燥)はプロバイオティックの保持を改善するはずであることを見出した;熱間ペレットは冷間ペレットより速やかなプロバイオティック消失を示す。
【0007】
[09] 特定の態様において、局所コーティングは、それを穀粒ミックスに添加した場合より最良の保持をもたらした(わずか0.5logサイクルの活性損失)。特定の態様において、局所コーティングは穀粒ミックスへの添加よりはるかに良好な安定性をも示した。
【0008】
[010] 特定の態様において、プロセス改善は、冷間ペレットのプロセスに際しての水分、剪断および温度の管理(たとえば、低剪断ペレタイザーの使用)によって可能になる。
【0009】
[011] 特定の態様において、本発明の組成物中に含有される生プロバイオティック微生物は、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)、バクテロイド属(Bacteroides)、クロストリジウム属(Clostridium)、フソバクテリウム属(Fusobacterium)、メリッソコッカス属(Melissococcus)、プロピオニバクテリウム属(Propionibacterium)、連鎖球菌属(Streptococcus)、腸球菌属(Enterococcus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、ブドウ球菌属(Staphylococcus)、ペプトストレプトコッカス属(Peptostrepococcus)、杆菌属(Bacillus)、ペディオコッカス属(四連球菌属)(Pediococcus)、ミクロコッカス属(小球菌属)(Micrococcus)、リューコノストック属(Leuconostoc)、ワイセラ属(Weissella)、アエロコッカス属(Aerococcus)、エノコッカス属(Oenococcus)、または乳酸杆菌属(Lactobaccillus)のうち1種類以上である。
【0010】
[012] 他の態様において、本発明は、1種類以上のプロバイオティックを含むペットフード組成物を調製するための、下記の工程を含む方法を包含する:
(1)下記のものを混合し:
(a)家禽肉および/または大豆粉;
(b)1種類以上のプロバイオティック;
(2)デンプン源および水を混合しながら添加し;
(3)この混合物を約70℃より低い温度で押出し;そして
(4)この材料を約70℃より低い温度で乾燥させる。
【0011】
[013] 特定の態様において、デンプン源は好ましくは約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度をもつ。特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
【0012】
[014] 他の態様において、本発明は、愛玩動物の胃腸管の健康を維持するための方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属、バクテロイド属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、連鎖球菌属、腸球菌属、ラクトコッカス属、ブドウ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、杆菌属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、リューコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、エノコッカス属、または乳酸杆菌属のうち1以上である、有効量のペットフード組成物を投与することを含む方法を包含する。
【0013】
[015] 他の態様において、本発明は、愛玩動物の皮膚および/または毛の健康を維持するための方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属、バクテロイド属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、連鎖球菌属、腸球菌属、ラクトコッカス属、ブドウ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、杆菌属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、リューコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、エノコッカス属、または乳酸杆菌属のうち1以上である、有効量のペットフード組成物を投与することを含む方法を包含する。
【0014】
[016] 他の態様において、本発明は、愛玩動物の免疫系を調節するための方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属、バクテロイド属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、連鎖球菌属、腸球菌属、ラクトコッカス属、ブドウ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、杆菌属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、リューコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、エノコッカス属、または乳酸杆菌属のうち1以上である、有効量のペットフード組成物を投与することを含む方法を包含する。
【0015】
[017] 他の態様において、本発明は、愛玩動物において老化の影響を改善または軽減するための方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属、バクテロイド属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、連鎖球菌属、腸球菌属、ラクトコッカス属、ブドウ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、杆菌属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、リューコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、エノコッカス属、または乳酸杆菌属のうち1以上である、有効量のペットフード組成物を投与することを含む方法を包含する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】[018] 図1は、本発明の例示態様において冷間法に際してのラクトバチルス・アシドフィルス活性を熱間法と比較したものを示す。穀粒ミックスに添加したラクトバチルス・アシドフィルスの活性を熱間および冷間押出法に際してモニターした。ラクトバチルス・アシドフィルス活性は熱間法と対比して冷間法の工程に際して2〜3log低いことが示された。
【図2】[019] 図2は、押出し前の穀粒ミックスにラクトバチルス・アシドフィルスを添加した冷間ペレット、およびラクトバチルス・アシドフィルスでコートした冷間ペレットを、22℃、0.3aでイヌ用キブル(kibble)と混合したもの(1:9)を示す。特定の態様において、コーティング中に添加した場合は押出し前の穀粒ミックスに添加した場合より良好なラクトバチルス・アシドフィルス保持がみられた。ラクトバチルス・アシドフィルス活性は押出し前の穀粒ミックスに添加した場合よりコーティング中で加工した後の方が2log高いことが示された。12カ月間の貯蔵後のラクトバチルス・アシドフィルス活性は1.5log高い。
【図3】[020] 図3は、ラクトバチルス・アシドフィルスを押出し前の穀粒ミックスに添加し、そして22℃、0.3awでイヌ用キブルと混合した(1:9)、冷間ペレットおよび熱間ペレットを示す。ラクトバチルス・アシドフィルスは冷間ペレットでは5カ月以内にわずか2logの活性を失ない、一方、熱間ペレットではそれは2カ月で完全に破壊された。冷間ペレットは、本発明の例示態様において、加工中および貯蔵中の両方でプロバイオティックにとってより安定な環境を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0017】
[021] 本発明は一般に、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含むペットフード組成物であって、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属、バクテロイド属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、連鎖球菌属、腸球菌属、ラクトコッカス属、ブドウ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、杆菌属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、リューコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、エノコッカス属、または乳酸杆菌属のうち1以上である組成物を包含する。
【0018】
[022] 特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
[023] 特定の態様において、プロバイオティックはペットフード中に約10cfu/ペットフードg〜約1014cfu(コロニー形成単位)/ペットフードgの量で含有される。
【0019】
[024] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類のタンパク質源を含む。
[025] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類の脂肪源を含む。
【0020】
[026] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類の炭水化物源を含む。
[027] 特定の態様において、ペットフードはドッグフードである。
【0021】
[028] 特定の態様において、ペットフードはキャットフードである。
[029] 特定の態様において、プロバイオティック微生物はサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cereviseae)、バチルス・コアギュランス(Bacillus coagulans)、バチルス・リシェニフォルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・サチリス(枯草菌)(Bacillus subtilis)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum)、ビフィドバクテリウム・インファンチス(Bifidobacterium infantis)、ビフィドバクテリウム・ロングム(Bifidobacterium longum)、エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)、エンテロコッカス・フェカーリス(Enterococcus faecalis)、ラクトバチルス・ブルガリクス(ブルガリア乳酸杆菌)(Lactobacillus bulgaricus)、 ラクトバチルス・アシドフィルス(アシドフィルス杆菌;好酸性乳酸杆菌)(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・アリメンタリウス(Lactobacillus alimentarius)、ラクトバチルス・カゼイ亜種カゼイ(Lactobacillus casei subsp. casei)、ラクトバチルス・カゼイ・シロタ(Lactobacillus casei Shirota)、ラクトバチルス・クルヴァトゥス(Lactobacillus curvatus)、ラクトバチルス・デルブリュッキー亜種ラクティス(Lactobacillus delbruckii subsp. lactis)、ラクトバチルス・ファルシミナス(Lactobacillus farciminus)、ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)、ラクトバチルス・ヘルヴェティクス(Lactobacillus helveticus)、ラクトバチルス・ジョンソニー(Lactobacillus johnsonii)、ラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus reuteri)、ラクトバチルス・ラムノサス(Lactobacillus rhamnosus (Lactobacillus GG))、ラクトバチルス・サケ(Lactobacillus sake)、ラクトバチルス・スポロゲネス(有胞子性乳酸菌)(Lactobacillus sporogenes)、ラクトコッカス・ラクティス(Lactococcus lactis)、ミクロコッカス・バリアンス(Micrococcus varians)、ペディオコッカス・アシディラクティシ(Pediococcus acidilactici)、ペディオコッカス・ペントサセウス(Pediococcus pentosaceus)、ペディオコッカス・アシディラクティシ(Pediococcus acidilactici)、ペディオコッカス・ハロフィルス(Pediococcus halophilus)、ストレプトコッカス・フェカーリス(大便連鎖球菌)(Streptococcus faecalis)、ストレプトコッカス・サーモフィルス(高温連鎖球菌)(Streptococcus thermophilus)、ストレプトコッカス・フェシウム(大便連鎖球菌)(Streptococcus faecium)、スタフィロコッカス・カルノーサス(Staphylococcus carnosus)、リューコノストック・メゼンテロイデス亜種クレモリス(Leuconostoc mesenteroides ssp cremoris)、ペディオコッカス・アシドラクティシ(Pediococcus acidolactici)、ペディオコッカス・セレビシエ(Pediococcus cerevisiae)、ビフィドバクテリウム・ビフィダス(Bifidobacterium bifidus)、ビフィドバクテリウム・ロングム(Bifidobacterium longum)、ブレビバクテリウム・リネンス(Brevibacterium linens)、プロピオニバクテリウム・シェルマニー(Propionibacterium shermanii)、プロピオニバクテリウム・アラビノサム(Propionibacterium arabinosum)、ペニシリウム・ロケフォルティー(Penicillium roquefortii)、ペニシリウム・カメンベルティー(Penicillium camembertii)、またはスタフィロコッカス・キシローサス(Staphylococcus xylosus)である。
【0022】
[030] 特定の態様において、ペットフードは結合剤を含む。
[031] 特定の態様において、結合剤はアルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、グアーガム、キサンタンガム、マルトデキストリン、アルファ化デンプンおよび大豆タンパク質結合剤である。
【0023】
[032] 他の態様において、本発明は、愛玩動物の胃腸管の健康を維持するための方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属、バクテロイド属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、連鎖球菌属、腸球菌属、ラクトコッカス属、ブドウ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、杆菌属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、リューコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、エノコッカス属、または乳酸杆菌属のうち1以上である、有効量のペットフード組成物を投与することを含む方法を包含する。
【0024】
[033] 特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
[034] 特定の態様において、プロバイオティックはペットフード中に約10cfu/ペットフードg〜約1014cfu/ペットフードgの量で存在する。
【0025】
[035] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類のタンパク質源を含む。
[036] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類の脂肪源を含む。
【0026】
[037] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類の炭水化物源を含む。
[038] 特定の態様において、ペットフードはドッグフードである。
【0027】
[039] 特定の態様において、ペットフードはキャットフードである。
[040] 特定の態様において、プロバイオティック微生物はサッカロミセス・セレビシエ、バチルス・コアギュランス、バチルス・リシェニフォルミス、バチルス・サチリス、ビフィドバクテリウム・ビフィダム、ビフィドバクテリウム・インファンチス、ビフィドバクテリウム・ロングム、エンテロコッカス・フェシウム、エンテロコッカス・フェカーリス、ラクトバチルス・ブルガリクス、 ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・アリメンタリウス、ラクトバチルス・カゼイ亜種カゼイ、ラクトバチルス・カゼイ・シロタ、ラクトバチルス・クルヴァトゥス、ラクトバチルス・デルブリュッキー亜種ラクティス、ラクトバチルス・ファルシミナス、ラクトバチルス・ガセリ、ラクトバチルス・ヘルヴェティクス、ラクトバチルス・ジョンソニー、ラクトバチルス・ロイテリ、ラクトバチルス・ラムノサス、ラクトバチルス・サケ、ラクトバチルス・スポロゲネス、ラクトコッカス・ラクティス、ミクロコッカス・バリアンス、ペディオコッカス・アシディラクティシ、ペディオコッカス・ペントサセウス、ペディオコッカス・アシディラクティシ、ペディオコッカス・ハロフィルス、ストレプトコッカス・フェカーリス、ストレプトコッカス・サーモフィルス、ストレプトコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・カルノーサス、リューコノストック・メゼンテロイデス亜種クレモリス、ペディオコッカス・アシドラクティシ、ペディオコッカス・セレビシエ、ビフィドバクテリウム・ビフィダス、ビフィドバクテリウム・ロングム、ブレビバクテリウム・リネンス、プロピオニバクテリウム・シェルマニー、プロピオニバクテリウム・アラビノサム、ペニシリウム・ロケフォルティー、ペニシリウム・カメンベルティー、またはスタフィロコッカス・キシローサスである。
【0028】
[041] 特定の態様において、ペットフードは結合剤を含む。
[042] 特定の態様において、結合剤はアルギン酸ナトリウムである。
[043] 他の態様において、本発明は、愛玩動物の皮膚および/または毛の健康を維持するための方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属、バクテロイド属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、連鎖球菌属、腸球菌属、ラクトコッカス属、ブドウ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、杆菌属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、リューコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、エノコッカス属、または乳酸杆菌属のうち1以上である、有効量のペットフード組成物を投与することを含む方法を包含する。
【0029】
[044] 特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
[045] 特定の態様において、プロバイオティックはペットフード中に約10cfu/ペットフードg〜約1014cfu/ペットフードgの量で存在する。
【0030】
[046] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類のタンパク質源を含む。
[047] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類の脂肪源を含む。
【0031】
[048] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類の炭水化物源を含む。
[049] 特定の態様において、ペットフードはドッグフードである。
【0032】
[050] 特定の態様において、ペットフードはキャットフードである。
[051] 特定の態様において、プロバイオティック微生物はサッカロミセス・セレビシエ、バチルス・コアギュランス、バチルス・リシェニフォルミス、バチルス・サチリス、ビフィドバクテリウム・ビフィダム、ビフィドバクテリウム・インファンチス、ビフィドバクテリウム・ロングム、エンテロコッカス・フェシウム、エンテロコッカス・フェカーリス、ラクトバチルス・ブルガリクス、 ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・アリメンタリウス、ラクトバチルス・カゼイ亜種カゼイ、ラクトバチルス・カゼイ・シロタ、ラクトバチルス・クルヴァトゥス、ラクトバチルス・デルブリュッキー亜種ラクティス、ラクトバチルス・ファルシミナス、ラクトバチルス・ガセリ、ラクトバチルス・ヘルヴェティクス、ラクトバチルス・ジョンソニー、ラクトバチルス・ロイテリ、ラクトバチルス・ラムノサス、ラクトバチルス・サケ、ラクトバチルス・スポロゲネス、ラクトコッカス・ラクティス、ミクロコッカス・バリアンス、ペディオコッカス・アシディラクティシ、ペディオコッカス・ペントサセウス、ペディオコッカス・アシディラクティシ、ペディオコッカス・ハロフィルス、ストレプトコッカス・フェカーリス、ストレプトコッカス・サーモフィルス、ストレプトコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・カルノーサス、リューコノストック・メゼンテロイデス亜種クレモリス、ペディオコッカス・アシドラクティシ、ペディオコッカス・セレビシエ、ビフィドバクテリウム・ビフィダス、ビフィドバクテリウム・ロングム、ブレビバクテリウム・リネンス、プロピオニバクテリウム・シェルマニー、プロピオニバクテリウム・アラビノサム、ペニシリウム・ロケフォルティー、ペニシリウム・カメンベルティー、またはスタフィロコッカス・キシローサスである。
【0033】
[052] 特定の態様において、ペットフードは結合剤を含む。
[053] 特定の態様において、結合剤はアルギン酸ナトリウムである。
[054] 他の態様において、本発明は、愛玩動物の免疫系を調節するための方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属、バクテロイド属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、連鎖球菌属、腸球菌属、ラクトコッカス属、ブドウ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、杆菌属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、リューコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、エノコッカス属、または乳酸杆菌属のうち1以上である、有効量のペットフード組成物を投与することを含む方法を包含する。
【0034】
[055] 特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
[056] 特定の態様において、プロバイオティックはペットフード中に約10cfu/ペットフードg〜約1014cfu/ペットフードgの量で存在する。
【0035】
[057] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類のタンパク質源を含む。
[058] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類の脂肪源を含む。
【0036】
[059] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類の炭水化物源を含む。
[060] 特定の態様において、ペットフードはドッグフードである。
【0037】
[061] 特定の態様において、ペットフードはキャットフードである。
[062] 特定の態様において、プロバイオティック微生物はサッカロミセス・セレビシエ、バチルス・コアギュランス、バチルス・リシェニフォルミス、バチルス・サチリス、ビフィドバクテリウム・ビフィダム、ビフィドバクテリウム・インファンチス、ビフィドバクテリウム・ロングム、エンテロコッカス・フェシウム、エンテロコッカス・フェカーリス、ラクトバチルス・ブルガリクス、 ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・アリメンタリウス、ラクトバチルス・カゼイ亜種カゼイ、ラクトバチルス・カゼイ・シロタ、ラクトバチルス・クルヴァトゥス、ラクトバチルス・デルブリュッキー亜種ラクティス、ラクトバチルス・ファルシミナス、ラクトバチルス・ガセリ、ラクトバチルス・ヘルヴェティクス、ラクトバチルス・ジョンソニー、ラクトバチルス・ロイテリ、ラクトバチルス・ラムノサス、ラクトバチルス・サケ、ラクトバチルス・スポロゲネス、ラクトコッカス・ラクティス、ミクロコッカス・バリアンス、ペディオコッカス・アシディラクティシ、ペディオコッカス・ペントサセウス、ペディオコッカス・アシディラクティシ、ペディオコッカス・ハロフィルス、ストレプトコッカス・フェカーリス、ストレプトコッカス・サーモフィルス、ストレプトコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・カルノーサス、リューコノストック・メゼンテロイデス亜種クレモリス、ペディオコッカス・アシドラクティシ、ペディオコッカス・セレビシエ、ビフィドバクテリウム・ビフィダス、ビフィドバクテリウム・ロングム、ブレビバクテリウム・リネンス、プロピオニバクテリウム・シェルマニー、プロピオニバクテリウム・アラビノサム、ペニシリウム・ロケフォルティー、ペニシリウム・カメンベルティー、またはスタフィロコッカス・キシローサスである。
【0038】
[063] 特定の態様において、ペットフードは結合剤を含む。
[064] 特定の態様において、結合剤はアルギン酸ナトリウムである。
[065] 他の態様において、本発明は、愛玩動物において老化の影響を改善または軽減するための方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属、バクテロイド属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、連鎖球菌属、腸球菌属、ラクトコッカス属、ブドウ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、杆菌属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、リューコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、エノコッカス属、または乳酸杆菌属のうち1以上である、有効量のペットフード組成物を投与することを含む方法を包含する。
【0039】
[066] 特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
[067] 特定の態様において、プロバイオティックはペットフード中に約10cfu/ペットフードg〜約1014cfu/ペットフードgの量で存在する。
【0040】
[068] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類のタンパク質源を含む。
[069] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類の脂肪源を含む。
【0041】
[070] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類の炭水化物源を含む。
[071] 特定の態様において、ペットフードはドッグフードである。
【0042】
[072] 特定の態様において、ペットフードはキャットフードである。
[073] 特定の態様において、プロバイオティック微生物はサッカロミセス・セレビシエ、バチルス・コアギュランス、バチルス・リシェニフォルミス、バチルス・サチリス、ビフィドバクテリウム・ビフィダム、ビフィドバクテリウム・インファンチス、ビフィドバクテリウム・ロングム、エンテロコッカス・フェシウム、エンテロコッカス・フェカーリス、ラクトバチルス・ブルガリクス、 ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・アリメンタリウス、ラクトバチルス・カゼイ亜種カゼイ、ラクトバチルス・カゼイ・シロタ、ラクトバチルス・クルヴァトゥス、ラクトバチルス・デルブリュッキー亜種ラクティス、ラクトバチルス・ファルシミナス、ラクトバチルス・ガセリ、ラクトバチルス・ヘルヴェティクス、ラクトバチルス・ジョンソニー、ラクトバチルス・ロイテリ、ラクトバチルス・ラムノサス、ラクトバチルス・サケ、ラクトバチルス・スポロゲネス、ラクトコッカス・ラクティス、ミクロコッカス・バリアンス、ペディオコッカス・アシディラクティシ、ペディオコッカス・ペントサセウス、ペディオコッカス・アシディラクティシ、ペディオコッカス・ハロフィルス、ストレプトコッカス・フェカーリス、ストレプトコッカス・サーモフィルス、ストレプトコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・カルノーサス、リューコノストック・メゼンテロイデス亜種クレモリス、ペディオコッカス・アシドラクティシ、ペディオコッカス・セレビシエ、ビフィドバクテリウム・ビフィダス、ビフィドバクテリウム・ロングム、ブレビバクテリウム・リネンス、プロピオニバクテリウム・シェルマニー、プロピオニバクテリウム・アラビノサム、ペニシリウム・ロケフォルティー、ペニシリウム・カメンベルティー、またはスタフィロコッカス・キシローサスである。
【0043】
[074] 特定の態様において、ペットフードは結合剤を含む。
[075] 特定の態様において、結合剤はアルギン酸ナトリウムである。
本発明の組成物
[076] 本発明は一般に、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含むペットフード組成物であって、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属、バクテロイド属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、連鎖球菌属、腸球菌属、ラクトコッカス属、ブドウ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、杆菌属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、リューコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、エノコッカス属、または乳酸杆菌属のうち1以上である組成物を包含する。
【0044】
[077] 特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
[078] 特定の態様において、プロバイオティックはペットフード中に約10cfu/ペットフードg〜約1014cfu/ペットフードgの量で存在する。
【0045】
[079] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類のタンパク質源を含む。
[080] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類の脂肪源を含む。
【0046】
[081] 特定の態様において、組成物はさらに、少なくとも1種類の炭水化物源を含む。
[082] 特定の態様において、ペットフードはドッグフードである。
【0047】
[083] 特定の態様において、ペットフードはキャットフードである。
[084] 特定の態様において、プロバイオティック微生物はサッカロミセス・セレビシエ、バチルス・コアギュランス、バチルス・リシェニフォルミス、バチルス・サチリス、ビフィドバクテリウム・ビフィダム、ビフィドバクテリウム・インファンチス、ビフィドバクテリウム・ロングム、エンテロコッカス・フェシウム、エンテロコッカス・フェカーリス、ラクトバチルス・ブルガリクス、 ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・アリメンタリウス、ラクトバチルス・カゼイ亜種カゼイ、ラクトバチルス・カゼイ・シロタ、ラクトバチルス・クルヴァトゥス、ラクトバチルス・デルブリュッキー亜種ラクティス、ラクトバチルス・ファルシミナス、ラクトバチルス・ガセリ、ラクトバチルス・ヘルヴェティクス、ラクトバチルス・ジョンソニー、ラクトバチルス・ロイテリ、ラクトバチルス・ラムノサス、ラクトバチルス・サケ、ラクトバチルス・スポロゲネス、ラクトコッカス・ラクティス、ミクロコッカス・バリアンス、ペディオコッカス・アシディラクティシ、ペディオコッカス・ペントサセウス、ペディオコッカス・アシディラクティシ、ペディオコッカス・ハロフィルス、ストレプトコッカス・フェカーリス、ストレプトコッカス・サーモフィルス、ストレプトコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・カルノーサス、リューコノストック・メゼンテロイデス亜種クレモリス、ペディオコッカス・アシドラクティシ、ペディオコッカス・セレビシエ、ビフィドバクテリウム・ビフィダス、ビフィドバクテリウム・ロングム、ブレビバクテリウム・リネンス、プロピオニバクテリウム・シェルマニー、プロピオニバクテリウム・アラビノサム、ペニシリウム・ロケフォルティー、ペニシリウム・カメンベルティー、またはスタフィロコッカス・キシローサスである。
【0048】
[085] 特定の態様において、ペットフードは結合剤を含む。
[086] 特定の態様において、結合剤はアルギン酸ナトリウムである。
[087] 特定の態様において、ペットフード組成物はキブルの形態である。
【0049】
[088] 特定の態様において、ペットフード組成物はペット用スナックの形態である。
[089] 他の態様において、本発明は、下記のものを含むそのまま食べられる乾燥ペットフード組成物を包含する:
(i)デンプン源:このデンプン源は約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度をもつ;
(ii)1種類以上のプロバイオティック微生物を含有するコーティングまたは増量剤。
【0050】
[090] 特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
[091] 特定の態様において、デンプン源は低温(すなわち、<60℃)で調理した調理済みデンプンである。
【0051】
[092] 特定の態様において、コーティングは1種類以上のプロバイオティック微生物を含有するキャリヤー担体を含む。
[093] 特定の態様において、キャリヤー担体は、脂肪、タンパク質消化物、乳固形分、糖、および粒状着香剤からなる群から選択される少なくとも1種類のキャリヤーである。
【0052】
[094] 特定の態様において、ペットフード組成物はさらに可溶性繊維源を含む。
[095] 特定の態様において、ペットフード組成物は結合剤を含む。
[096] 特定の態様において、結合剤はアルギン酸ナトリウムである。
【0053】
[097] 他の態様において、本発明は、下記のものを含むそのまま食べられる乾燥ペットフード組成物を包含する:
(i)タンパク質源を含有するデンプン源:このデンプン源は約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度をもつ;
(ii)1種類以上のプロバイオティック微生物を含有するコーティングまたは増量剤。
【0054】
[098] 特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
[099] 特定の態様において、コーティングまたは増量剤は1種類以上のプロバイオティック微生物を含有するキャリヤー担体を含む。
【0055】
[0100] 特定の態様において、キャリヤー担体は、脂肪、タンパク質消化物、またはその混合物である。
[0101] 特定の態様において、ペットフード組成物はさらに可溶性繊維源を含む。
【0056】
[0102] 特定の態様において、ペットフード組成物は結合剤を含む。
[0103] 特定の態様において、結合剤はアルギン酸ナトリウムである。
[0104] 他の態様において、本発明は、キブルの形態であるそのまま食べられる乾燥ペットフードを包含し、各キブルは下記のものを含む:
(i)デンプン源:このデンプン源は約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度をもつ;
(ii)1種類以上のプロバイオティック微生物を含有するコーティングまたは増量剤。
【0057】
[0105] 特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
[0106] 特定の態様において、デンプン源は低温(すなわち、<60℃)で調理したデンプンである。
【0058】
[0107] 特定の態様において、コーティングは1種類以上のプロバイオティック微生物を含有するキャリヤー担体を含む。
[0108] 特定の態様において、キャリヤー担体は、脂肪、タンパク質消化物、乳固形分、糖、および粒状着香剤からなる群から選択される少なくとも1種類のキャリヤーである。
【0059】
[0109] 特定の態様において、ペット用キブルはさらに可溶性繊維源を含む。
[0110] 特定の態様において、ペット用キブルは結合剤を含む。
[0111] 特定の態様において、結合剤はアルギン酸ナトリウムである。
【0060】
[0112] 他の態様において、本発明は、キブルの形のそのまま食べられる乾燥ペットフードを包含し、各キブルは下記のものを含む:
(i)タンパク質源を含有するデンプン源:このデンプン源は約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度をもつ;
(ii)1種類以上のプロバイオティック微生物を含有するコーティングまたは増量剤。
【0061】
[0113] 特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
[0114] 特定の態様において、コーティングまたは増量剤は1種類以上のプロバイオティック微生物を含有するキャリヤー担体を含む。
【0062】
[0115] 特定の態様において、キャリヤー担体は、脂肪、タンパク質消化物、もしくはデンプン源、またはその混合物である。
[0116] 特定の態様において、ペット用キブルはさらに可溶性繊維源を含む。
【0063】
[0117] 特定の態様において、ペット用キブルは結合剤を含む。
[0118] 特定の態様において、結合剤はアルギン酸ナトリウムである。
[0119] 愛玩動物、たとえばイヌ類およびネコ類に給餌されるペットフード組成物は、動物に給餌される標準的な普通の食餌である。表1は、1〜6歳のイヌ類およびネコ類のための本発明の食餌の例である。
【0064】
【表1】

【0065】
[0120] 食餌に添加される量は、すべて食餌のうちの重量%(乾燥物質基準)としてのものであり、遊離物質として測定した有効物質そのものとして計算される。最大使用量は毒性をもたらすものであってはならない。
【0066】
[0121] 他の態様において、本発明は徐放性プロバイオティックペットフード組成物を包含する。本発明の組成物を愛玩動物に使用することにより、ある量のプロバイオティックを徐々に送達でき、より長期間その系中に保持できることが示される。
【0067】
[0122] 特定の態様において、プロバイオティックを含有する食物組成物は、ペレットの形態の乾燥食物ピース、付形したタンパク質ピース(たとえば、押出した植物性/動物性タンパク質)、または半湿潤ピースを含む。
【0068】
[0123] 他の態様において、ペレットまたはピースはチーズまたは食肉の厚切りに似せて作られる。他の態様において、ペットフードペレットは繊維、たとえばセルロース、大豆粉もしくはコーンミールのペレット、ゼラチン、および/または動物副産物、糖類、ならびにその混合物から製造できる。
【0069】
[0124] 他の態様において、ペレットは押し伸ばした燕麦またはトウモロコシなどの穀粒から製造でき、あるいはトルティーヤ(tortilla)チップ様製品に似せて作られる。他の態様において、ペレットは無機質、ビタミン、および増量剤、たとえばタンパク質、炭水化物または繊維を含有することができる。他の態様において、ペレットは酵素加水分解により化工したデンプンを含有することができる。他の態様において、前記の成分およびその混合物から製造した半湿潤状態のペレットおよびピースも使用できる。
【0070】
[0125] 他の態様において、デンプン源を含むペレット、テキスチャーを整えた(texturized)タンパク質、または半湿潤ピースは、ペットフードの製造に用いられる一般的成分、たとえば穀粒源(たとえば、トウモロコシ、米、小麦、大麦)、タンパク質源(たとえば、食肉源−家禽、牛肉、豚肉)、植物源(たとえば、大豆、トウモロコシグルテン、カゼイン、乳清、卵);脂肪(たとえば、植物油、動物脂肪、魚油)、植物繊維(てん菜パルプ、大豆殻、セルロース)、場合によりビタミン(たとえば、ビタミンE、B1、B2、B6);および無機質(たとえば、カルシウム源、リン源、塩類、微量無機質)、ならびに種々の着香剤または嗜好剤(palatant)、加工助剤、および保存剤を用いて製造することができ、愛玩動物の栄養要求を満たしかつ必要な審美性を備えたペットフードが調製される。
【0071】
[0126] 前記のペレットは約0.1〜約0.8aおよび約0.1〜約15%の含水率を示す。
[0127] ペットフード組成物に含有されるプロバイオティックの量は、約10cfu(コロニー形成単位)/食物g〜約1014cfu/食物gである。
【0072】
[0128] 特定の態様において、プロバイオティック強化のためにプロバイオティックピースを含有率1〜50%の他の乾燥食物とブレンドすることができる。
[0129] 特定の態様において、ペットフード組成物はプロバイオティックのほかに0〜約100重量%のタンパク質、0〜約100重量%の脂肪、および0〜約100重量%の炭水化物を含有する。
【0073】
[0130] 他の態様において、ペレット、テキスチャーを整えたタンパク質、または半湿潤ピースは、10〜40lbs/ftの密度を示すように製造でき、また嗜好増強剤を含む脂肪、油脂または油、および他の局所コーティング材料でコートすることができる。
【0074】
[0131] 本発明は、約15%未満の水分を含有する乾燥ペットフードであって、硬く柔軟なテキスチャーをもつ繊維質食物に似せたピースが散在する、多孔質のテキスチャーおよび外観をもつものを含む。
【0075】
[0132] ペットフード組成物は愛玩動物用のスナック製品の形態であってもよい。スナック製品は、本質的に二次元のあらゆる形状、たとえばストリップまたはリボン(直線状または弯曲したもののいずれであっても)、ボウル状またはカップ状(たとえば、ディップまたはサルサ(salsa)に使用するもの)、三角形、円盤形、正方形または長方形を含むことができる。
【0076】
[0133] 他の態様において、そのまま食べられる乾燥ペットフードペレットは、いずれか適切な成分、たとえばそのまま食べられる乾燥ペットフード製品に一般的に用いられるものから製造できる。これらの成分のひとつは、デンプン源である。適切なデンプン源は、たとえばトウモロコシ、米、小麦、てん菜、大麦、大豆および燕麦などの穀粉である。さらに、これらの粉の混合物も使用できる。単独または組み合わせた米粉、トウモロコシ粉および小麦粉が、特に適切である。デンプン源は主に、栄養価、嗜好性の考慮、および目的とする穀類製品のタイプに基づいて選択されるであろう。
【0077】
[0134] 特定の態様において、ペット用組成物製品はタンパク質源をも含有する。適切なタンパク質源は、いずれか適切な動物性または植物性タンパク質源、たとえば肉粉、骨粉、魚粉、大豆タンパク質濃縮物、乳タンパク質、グルテンなどから選択できる。タンパク質源の選択は、主に栄養要求、嗜好性の考慮、および製造する穀類製品のタイプにより決定されるであろう。デンプン源がタンパク質源であってもよい。
【0078】
本発明の組成物を調製する方法
[0135] 他の態様において、本発明はそのまま食べられる乾燥ペットフードペレットの製造方法を包含し、この方法は、熱をかけずに(たとえば、<60℃)デンプン源およびタンパク質源を含有するペットフードを調製して、タンパク質を含有するデンプンマトリックスを形成し;このデンプンマトリックスをピースに成形し;ピースを乾燥させ;そして1種類以上のプロバイオティック微生物を含有するコーティングでこれらのピースをコートすることを含む。
【0079】
[0136] 特定の態様において、熱をかけずに(たとえば、<60℃)デンプン源およびタンパク質源を調理し;開口を通して押し出し;次いでピースに切断する。
[0137] プロバイオティックは、たとえば下記の方法のいずれかにより添加することができる:
(i)ペットフードの表面に、たとえばコーティング系の脂質成分のひとつを含有するプロバイオティック微生物の混合物を付与することによるコーティング法;
(ii)ペットフード中のプロバイオティック微生物の同時ペレット化法(低温で実施);または
(iii)プロバイオティック微生物をペットフードのコーティング上に添加することにより実施する散粉法。
【0080】
[0138] 他の態様において、本発明はそのまま食べられる乾燥ペットフードの製造方法を包含し、この方法は、熱をかけずに(<60℃)デンプン源、タンパク質源、および1種類以上のプロバイオティック微生物を調理して、タンパク質および1種類以上のプロバイオティック微生物を含有するデンプンマトリックスを形成し;このデンプンマトリックスをピースに成形し;そしてピースを乾燥させることを含む。
【0081】
[0139] 特定の態様において、熱をかけずに(たとえば、<60℃)デンプン源およびタンパク質源を調理し;開口を通して押し出し;次いでピースに切断する。
[0140] 他の態様において、本発明は、下記のものを含むそのまま食べられる乾燥ペットフード組成物を包含する:
(i)イヌリンおよび/またはフルクトオリゴ糖を含むデンプン源;
(ii)1種類以上のプロバイオティック微生物を含むコーティングまたは増量剤。
【0082】
[0141] 他の態様において、本発明は、愛玩動物の成長を促進し、細胞損傷を阻止し、および/または身体による有害物質排除そのものを補助する方法であって、愛玩動物に徐放量の1種類以上のプロバイオティック微生物を含むペットフード組成物を愛玩動物に投与することを含む方法を包含する。
【0083】
愛玩動物における障害を処置する方法
[0142] 他の態様において、本発明は、愛玩動物の胃腸管、皮膚および/または毛、あるいは免疫系の健康を維持または改善する方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属、バクテロイド属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、連鎖球菌属、腸球菌属、ラクトコッカス属、ブドウ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、杆菌属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、リューコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、エノコッカス属、または乳酸杆菌属のうち1以上であるペットフード組成物を愛玩動物に給餌する段階を含む方法を包含する。特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
【0084】
[0143] 他の態様において、本発明は、愛玩動物の胃腸管に病原性微生物が定着することに関連する障害を治療および/または予防する方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属、バクテロイド属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、連鎖球菌属、腸球菌属、ラクトコッカス属、ブドウ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、杆菌属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、リューコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、エノコッカス属、または乳酸杆菌属のうち1以上であるペットフード組成物を愛玩動物に給餌する段階を含む方法を包含する。特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
【0085】
[0144] 他の態様において、本発明は、愛玩動物において免疫応答を調節する方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属、バクテロイド属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、連鎖球菌属、腸球菌属、ラクトコッカス属、ブドウ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、杆菌属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、リューコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、エノコッカス属、または乳酸杆菌属のうち1以上であるペットフード組成物を愛玩動物に給餌する段階を含む方法を包含する。特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
【0086】
[0145] 他の態様において、本発明は、愛玩動物の老化の影響を改善または軽減する方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属、バクテロイド属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、連鎖球菌属、腸球菌属、ラクトコッカス属、ブドウ球菌属、ペプトストレプトコッカス属、杆菌属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、リューコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、エノコッカス属、または乳酸杆菌属のうち1以上であるペットフード組成物を愛玩動物に給餌する段階を含む方法を包含する。特定の態様において、デンプン源は実質的にアルファ化していない。
【0087】
[0146] 本発明の新規観点を不当に限定することなく説明するために、以下の実施例を提示する。
【実施例】
【0088】
実施例1
[0147] この例は、プロバイオティックのキャリヤーとしての未調理ペレットの使用を記載する。ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)NCFM Daniscoがこの試験に用いたプロバイオティックであった。試験を下記に従って実施した:1)冷間ペレット法および通常の押出し条件を用いるペレットの製造中に穀粒ミックスに添加したラクトバチルス・アシドフィルスNCFMの生存性を調べる;2)冷間ペレット法を用いてペレットを製造し、それらをラクトバチルス・アシドフィルスでコートする;そして3)22℃および0.3aでラクトバチルス・アシドフィルスNCFMの生存能を調べる。
【0089】
[0148] 材料および方法
[0149] 製品配合:イヌ用キブルをこの試験のモデルとして用いた。組成および規格がそれらのキブルに類似するペレットを設計した。押出し前に穀粒ミックスにプロバイオティックを添加したペレット、および押出し後にプロバイオティックでコートした冷間ペレットを製造した。
【0090】
[0150] 材料:ラクトバチルス・アシドフィルスNCFM(1×1011cfu/g)Danisco(53716ワイオミング州マディソン)、Scogin HVアルギン酸ナトリウムFMC ByoPolymers(19103ペンシルベニア州フィラデルフィア)、デシケーター、およびMgCl(0.30a)。
【0091】
[0151] ラクトバチルス・アシドフィルスを穀粒ミックスに添加したペレット:
[0152] 方法:a)実施例2の条件で冷間ペレットおよび熱間ペレット押出法を用いてプロバイオティックを含むペレットを製造した;b)これらのペレットのアルファ化度、含水率、aw、密度および耐久性を測定した。被験品と対照品(穀粒ミックス飼料混合物)のアルファ化度は統計的に有意差があってはならない。
【0092】
[0153] 安定性:a)実施例2の条件で冷間および熱間押出法を用いて製造したペレットにおけるプロバイオティック生存能を比較した;冷間法および熱間法の両方で製造した材料の乳酸菌計数を実施した;そしてb)ペレット(冷間および熱間)を現在商業的に行なわれている処方と同様にコートした。
【0093】
【表2】

【0094】
[0154] 下記に従ってコートした:すべての液体を混合し、この混合物をペレットに吹き付け、5〜10分間混合し、ペレットを多重壁バッグに分配した。イヌ用キブルとペレットの9:1比率のブレンドを調製した。100gの試料をプラスチック容器に入れた後、約0.30a(MgCl飽和溶液)に平衡化したデシケーター内にそれらを設置した。キブル90グラムおよびプロバイオティックを含むペレット10グラムを別個に秤量してそれらを容器に入れた。デシケーターを22±3℃のチャンバーに入れ、2週毎に3カ月目まで、その後は毎月、乳酸菌計数を実施した。容器にCP(プロバイオティックを含む冷間ペレット)およびHP(プロバイオティックを含む熱間ペレット)とラベル付けした。
【0095】
[0155] 大豆油および魚油と共にラクトバチルス・アシドフィルスで局所コートした冷間ペレット
[0156] 方法:a)実施例2の条件で冷間ペレット押出法を用いて穀粒ミックス中にプロバイオティックを含まないペレットを製造した;そしてb)前記キブルのアルファ化度、含水率、aw、密度および耐久性を測定した。
【0096】
[0157] 安定性:a)冷間ペレットを現在商業的に行なわれている処方と同様にコートした。
【0097】
【表3】

【0098】
[0158] 下記に従ってコートした:動物脂肪+天然フレーバー+フレーバー増強剤+ビタミンEを混合し、この混合物でペレットを室温において5〜10分間コートし、ラクトバチルス・アシドフィルスNCFMを大豆油および魚油と混合し、この混合物を22psiで吹き付けて混合物でペレットをコートし、5〜10分間混合し、ペレットを多重壁バッグに分配した。キブルとペレットの9:1比率のブレンドを調製した。100gの試料(キブル90グラムおよびプロバイオティックでコートしたペレット10グラムを別個に秤量した)をプラスチック容器に入れた後、約0.30a(MgCl飽和溶液)に平衡化したデシケーター内にそれらを設置した。デシケーターを22±3℃のチャンバーに入れ、2週毎に3カ月目まで、その後は毎月、22℃で乳酸菌計数を実施した。容器にCCP(プロバイオティックでコートした冷間ペレット)とラベル付けした。
【0099】
[0159] 下記の測定を実施した:
[0160] デンプンのアルファ化度−DSC(示差走査熱量測定)分析を実施してデンプンのアルファ化度を測定した。試料を2:1の水−ペットフード比で室温において約2時間浸漬し、次いでPerkin Elmer DSCにより10℃から100℃まで10℃/分の走査速度で走査した。
【0100】
[0161] 含水率
[0162] 水分活性(aw)
[0163] 密度
[0164] PDI(ペレット耐久性指数)
[0165] プロバイオティック計数法
[0166] プロバイオティック計数法の手順:1)無菌的に25gのキブル−ペレット混合物を無菌のstomacherバッグ内へ秤量する;2)無菌的に225gの無菌の室温Difco MRSブロスを25gのキブル−ペレット混合物に添加する;3)stomacherを反転し、キブル−ペレットとブロスを2分間ブレンドさせる;4)試料を室温に30分間保持してキブル−ペレットを再水和させる;5)試料をstomacherに戻し、さらに2分間ブレンドする;6)1mlの初回10^1希釈液(stomacherバッグから)を添加することにより99mlの0.1%ペプトン希釈ブランク中に系列希釈して10^3希釈液を得る。目的の希釈系列が得られるまでこの操作を繰り返す。希釈ボトルを、Standard Methods for the Examination of Dairy Products, 16thEdition, 1992, Chapter 6 (Microbiological Count Methods), pages 213-246に指示されたように振とうする;7)三重に実施して、1mLのそれぞれ適宜な希釈液をラベル付き無菌ペトリ皿に無菌1mLピペットで移す;8)融解した(100℃で30分間)無菌Difco MRS寒天のボトルを取り、45Cの水浴内で45Cに調節し、ボトルを200ppmの塩素溶液(毎日新たに調製)に浸漬することにより、またはボトルの口を火炎処理することにより、殺菌する;9)層流フード下で1mLの無菌5%システイン−HCl溶液を各100mLのDifco MRS寒天に無菌的に添加して、MRS寒天中0.05%の最終システイン−HCl濃度を達成する;10)約15mLのMRS/0.05%システイン−HCl寒天を各プレートに注入する。プレートを旋回させて混合し、室温で低温の水平面上において凝固させる;11)プレートを38Cで嫌気的条件下に(BD GasPak EZ Container Systems,インジケーター付き,嫌気ジャー内)72時間インキュベートする;そして12)MRS/0.05%システイン−HCl寒天プレート上のコロニーを計数し、計数したプレートの希釈係数を考慮に入れてグラム当たりの生菌数として記録する。
【0101】
[0167] 結果
[0168] 最終製品(冷間および熱間ペレット)を含水率、水分活性、密度および耐久性について分析した(表4)。
【0102】
【表4】

【0103】
[0169] 冷間ペレットについてデンプンのアルファ化度はDSCにより約7.5±2.4ジュール/デンプンgと測定された。トウモロコシデンプンのアルファ化度は7.5〜11.6ジュール/デンプンgの範囲であることが報告されている(Ji et al, 2004)。表5は、結果が穀粒ミックスと冷間ペレット(穀粒ミックス中にプロバイオティックを含むものまたは含まないもの)について統計的に有意差がないことを示す(t検定)。したがって、穀粒ミックス中のデンプンは低温条件を用いた押出プロセスによれば無傷であった。しかし、現在の押出条件(熱間プロセス)は押出中にデンプンがアルファ化したので何らDSCアルファ化エンタルピーを示さなかった。
【0104】
【表5】

【0105】
[0170] 以上の結果に基づいて、穀粒ミックス中にプロバイオティックを含む冷間ペレットおよび含まないものがデンプンのアルファ化なしに製造された。したがって、これらのペレットにおけるラクトバチルス・アシドフィルスの生存能を評価した。
【0106】
[0171] 熱間および冷間プロセスに際して、穀粒ミックスに添加したラクトバチルス・アシドフィルスの活性をモニターした。ラクトバチルス・アシドフィルス活性は熱間法と対比して冷間法の工程に際して2〜3log低いことが示された(図1)。
【0107】
[0172] コーティング中に添加した場合は押出し前の穀粒ミックスに添加した場合より良好なラクトバチルス・アシドフィルス保持がみられた。ラクトバチルス・アシドフィルス活性は押出し前の穀粒ミックスに添加した場合よりコーティング中で加工した後の方が2log高いことが示された。12カ月間の貯蔵後のラクトバチルス・アシドフィルス活性は1.5log高い(図2)。
【0108】
[0173] ラクトバチルス・アシドフィルス活性は冷間ペレットでは5カ月以内にほぼ2log低く、一方、熱間ペレットではラクトバチルス・アシドフィルス活性は2カ月で完全に破壊された(図3)。
【0109】
実施例2
[0174] プロバイオティック処理を伴う冷間ペレット
[0175] 成分:1)穀粒ミックス(少なくとも50Lbsの大豆粉がスクリーン番号4(4/64”)開口を通過し、残りのすべての成分がスクリーン番号4(4/64”)開口を通過し、2〜3Lbsの穀粒ミックスが保持される);2)プロバイオティックと大豆粉を混合する(スクリーン番号4(4/64”)開口を通過した40Lbsの大豆粉を用い、プロバイオティック(4.232Lbs)と40Lbsの大豆粉(スクリーン番号4を通過したもの)をセメントミキサー内で5分間混合する:20Lbsの大豆粉をセメントミキサーに添加し、プロバイオティック(4.232Lbs)を添加し、20Lbsの大豆粉をセメントミキサーに添加し、5〜10分間混合することによる;そして混合物を2部分(22.116Lbs)に分ける;3)この大豆粉とプロバイオティックの混合物を穀粒ミックスと混合する(4200.8Lbsの穀粒ミックスを2100.4Lbsの2部分に分け、穀粒とプロバイオティックを2000LbsのWengerリボンブレンダー(Wenger,カンサス州サベサ)内で混合する:穀粒ミックスの半量(1050.2Lbs)をリボンブレンダーに添加し、大豆粉とプロバイオティックの混合物(22.116Lbs)を添加し、他の半量の穀粒ミックス(1050.2Lbs)を添加し、15分間混合することによる;そして混合後にブレンド(穀粒ミックスとプロバイオティック)をミキサーから50hpのハンマーミルオーガーシステム(hammer mill auger system)を通って4つのトート(tote)中へ搬送し、ハンマーミルスクリーンを取り除き、ミルを運転せずにこれをさらに1回繰り返す);4)ゲル結合剤の調製−2.5% FMCアルギン酸ナトリウムを下記により調製した:37.5Lbsのアルギン酸ナトリウムを秤量して穀粒4200.8Lbs用の2.5%溶液を調製し、300Lbsのバッチを基準として5バッチの2.5%アルギン酸ナトリウム溶液を調製する;水(292.5lbs)を加熱していないトリ−ブレンダーシステムのケトル内へ秤量し、水が最大速度のWaukashaポンプにより送入されるのに伴って、アルギン酸ナトリウム(7.5lbs)をトリ−ブレンダーに添加し、水と完全に混合し、次いで水と乾燥成分を完全に混合し、混合物をバレルに送入し、ホモジナイザーミキサーで約10分間、またはゲルが得られるまで混合する。この溶液をプレコンディショナー中へ添加し、溶液の試料を保存する。
【0110】
[0176] 押出し:製品温度は冷間ペレットおよび熱間ペレット用の通常の押出し条件について60〜70℃(140°F)を超えるべきではない。
[0177] 乾燥:製品温度を冷間ペレットおよび熱間ペレット用の通常の乾燥条件について70℃(158°F)より低く維持すべきである。
【0111】
[0178] 最終製品の詳細:水分7〜8%(a=0.3);密度25〜35Lbs/ft
[0179]
[0180] 実施例3
[0181] プロバイオティック処理しない冷間ペレット:1)穀粒ミックス(すべての成分がスクリーン番号4(4/64”)開口を通過し、2〜3Lbsの穀粒ミックスが保持される);2)ゲル結合剤の調製−2.5% FMCアルギン酸ナトリウムを下記により調製した:37.5Lbsのアルギン酸ナトリウムを秤量して穀粒4200.8Lbs用の2.5%溶液を調製し、300Lbsのバッチを基準として5バッチの2.5%アルギン酸ナトリウム溶液を調製する;水(292.5lbs)を加熱していないトリ−ブレンダーシステムのケトル内へ秤量し、水が最大速度のWaukashaポンプにより送入されるのに伴って、アルギン酸ナトリウム(7.5lbs)をトリ−ブレンダーに添加し、水と完全に混合し、次いで水と乾燥成分を完全に混合し、混合物をバレルに送入し、ホモジナイザーミキサーで約10分間、またはゲルが得られるまで混合する。この溶液をプレコンディショナー中へ添加し、溶液の試料を保存する。
【0112】
[0182] 押出し:製品温度は60〜70℃(140°F)を超えるべきではない。
[0183] 乾燥:製品温度を60〜70℃(158°F)より低く維持すべきである。
[0184] 最終製品の詳細:水分7〜8%(a=0.3);密度25〜35Lbs/ft
[0185] 本明細書に教示する概念内でこれらおよび関連の要素における変更を容易になしうることは理解される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デンプン源および生プロバイオティック微生物を含むペットフード組成物であって、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)、バクテロイド属(Bacteroides)、クロストリジウム属(Clostridium)、フソバクテリウム属(Fusobacterium)、メリッソコッカス属(Melissococcus)、プロピオニバクテリウム属(Propionibacterium)、連鎖球菌属(Streptococcus)、腸球菌属(Enterococcus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、ブドウ球菌属(Staphylococcus)、ペプトストレプトコッカス属(Peptostrepococcus)、杆菌属(Bacillus)、ペディオコッカス属(Pediococcus)、ミクロコッカス属(Micrococcus)、リューコノストック属(Leuconostoc)、ワイセラ属(Weissella)、アエロコッカス属(Aerococcus)、エノコッカス属(Oenococcus)、または乳酸杆菌属(Lactobaccillus)のうち1以上である組成物。
【請求項2】
デンプン源が実質的にアルファ化していない、請求項1に記載のペットフード組成物。
【請求項3】
プロバイオティックが組成物中に約10cfu/ペットフードg〜約1014cfu/ペットフードgの量で存在する、請求項1または請求項2に記載のペットフード組成物。
【請求項4】
組成物がさらに、少なくとも1種類のタンパク質源、少なくとも1種類の脂肪源、および少なくとも1種類の炭水化物源を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のペットフード組成物。
【請求項5】
ペットフード組成物がドッグフードである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のペットフード組成物。
【請求項6】
ペットフード組成物がキャットフードである、請求項1〜5のいずれか1項に記載のペットフード組成物。
【請求項7】
プロバイオティック微生物がサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cereviseae)、バチルス・コアギュランス(Bacillus coagulans)、バチルス・リシェニフォルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・サチリス(Bacillus subtilis)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum)、ビフィドバクテリウム・インファンチス(Bifidobacterium infantis)、ビフィドバクテリウム・ロングム(Bifidobacterium longum)、エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)、エンテロコッカス・フェカーリス(Enterococcus faecalis)、ラクトバチルス・ブルガリクス(Lactobacillus bulgaricus)、 ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・アリメンタリウス(Lactobacillus alimentarius)、ラクトバチルス・カゼイ亜種カゼイ(Lactobacillus casei subsp. casei)、ラクトバチルス・カゼイ・シロタ(Lactobacillus casei Shirota)、ラクトバチルス・クルヴァトゥス(Lactobacillus curvatus)、ラクトバチルス・デルブリュッキー亜種ラクティス(Lactobacillus delbruckii subsp. lactis)、ラクトバチルス・ファルシミナス(Lactobacillus farciminus)、ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)、ラクトバチルス・ヘルヴェティクス(Lactobacillus helveticus)、ラクトバチルス・ジョンソニー(Lactobacillus johnsonii)、ラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus reuteri)、ラクトバチルス・ラムノサス(Lactobacillus rhamnosus (Lactobacillus GG))、ラクトバチルス・サケ(Lactobacillus sake)、ラクトバチルス・スポロゲネス(Lactobacillus sporogenes)、ラクトコッカス・ラクティス(Lactococcus lactis)、ミクロコッカス・バリアンス(Micrococcus varians)、ペディオコッカス・アシディラクティシ(Pediococcus acidilactici)、ペディオコッカス・ペントサセウス(Pediococcus pentosaceus)、ペディオコッカス・アシディラクティシ(Pediococcus acidilactici)、ペディオコッカス・ハロフィルス(Pediococcus halophilus)、ストレプトコッカス・フェカーリス(Streptococcus faecalis)、ストレプトコッカス・サーモフィルス(Streptococcus thermophilus)、ストレプトコッカス・フェシウム(Streptococcus faecium)、スタフィロコッカス・カルノーサス(Staphylococcus carnosus)、リューコノストック・メゼンテロイデス亜種クレモリス(Leuconostoc mesenteroides ssp cremoris)、ペディオコッカス・アシドラクティシ(Pediococcus acidolactici)、ペディオコッカス・セレビシエ(Pediococcus cerevisiae)、ビフィドバクテリウム・ビフィダス(Bifidobacterium bifidus)、ビフィドバクテリウム・ロングム(Bifidobacterium longum)、ブレビバクテリウム・リネンス(Brevibacterium linens)、プロピオニバクテリウム・シェルマニー(Propionibacterium shermanii)、プロピオニバクテリウム・アラビノサム(Propionibacterium arabinosum)、ペニシリウム・ロケフォルティー(Penicillium roquefortii)、ペニシリウム・カメンベルティー(Penicillium camembertii)、またはスタフィロコッカス・キシローサス(Staphylococcus xylosus)である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のペットフード組成物。
【請求項8】
組成物がさらに結合剤を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載のペットフード組成物。
【請求項9】
結合剤がアルギン酸ナトリウムである、請求項8に記載のペットフード組成物。
【請求項10】
1種類以上のプロバイオティックを含むペットフード組成物を調製するための方法であって:
(1)下記のものを混合し:
(a)家禽肉および/または大豆粉;
(b)1種類以上のプロバイオティック;
(2)デンプン源および水を混合しながら添加し;
(3)この混合物を約70℃より低い温度で押出し;そして
(4)この材料を約70℃より低い温度で乾燥させる
工程を含む方法。
【請求項11】
デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
愛玩動物の皮膚および/または毛の健康を維持するための方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)、バクテロイド属(Bacteroides)、クロストリジウム属(Clostridium)、フソバクテリウム属(Fusobacterium)、メリッソコッカス属(Melissococcus)、プロピオニバクテリウム属(Propionibacterium)、連鎖球菌属(Streptococcus)、腸球菌属(Enterococcus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、ブドウ球菌属(Staphylococcus)、ペプトストレプトコッカス属(Peptostrepococcus)、杆菌属(Bacillus)、ペディオコッカス属(Pediococcus)、ミクロコッカス属(Micrococcus)、リューコノストック属(Leuconostoc)、ワイセラ属(Weissella)、アエロコッカス属(Aerococcus)、エノコッカス属(Oenococcus)、または乳酸杆菌属(Lactobaccillus)のうち1以上である、有効量のペットフード組成物を投与することを含む方法。
【請求項13】
愛玩動物の免疫系を調節するための方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)、バクテロイド属(Bacteroides)、クロストリジウム属(Clostridium)、フソバクテリウム属(Fusobacterium)、メリッソコッカス属(Melissococcus)、プロピオニバクテリウム属(Propionibacterium)、連鎖球菌属(Streptococcus)、腸球菌属(Enterococcus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、ブドウ球菌属(Staphylococcus)、ペプトストレプトコッカス属(Peptostrepococcus)、杆菌属(Bacillus)、ペディオコッカス属(Pediococcus)、ミクロコッカス属(Micrococcus)、リューコノストック属(Leuconostoc)、ワイセラ属(Weissella)、アエロコッカス属(Aerococcus)、エノコッカス属(Oenococcus)、または乳酸杆菌属(Lactobaccillus)のうち1以上である、有効量のペットフード組成物を投与することを含む方法。
【請求項14】
愛玩動物において老化の影響を改善または軽減するための方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)、バクテロイド属(Bacteroides)、クロストリジウム属(Clostridium)、フソバクテリウム属(Fusobacterium)、メリッソコッカス属(Melissococcus)、プロピオニバクテリウム属(Propionibacterium)、連鎖球菌属(Streptococcus)、腸球菌属(Enterococcus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、ブドウ球菌属(Staphylococcus)、ペプトストレプトコッカス属(Peptostrepococcus)、杆菌属(Bacillus)、ペディオコッカス属(Pediococcus)、ミクロコッカス属(Micrococcus)、リューコノストック属(Leuconostoc)、ワイセラ属(Weissella)、アエロコッカス属(Aerococcus)、エノコッカス属(Oenococcus)、または乳酸杆菌属(Lactobaccillus)のうち1以上である、有効量のペットフード組成物を投与することを含む方法。
【請求項15】
愛玩動物の胃腸管の健康を維持するための方法であって、デンプン源および生プロバイオティック微生物を含み、デンプン源が約7.5ジュール/デンプンg未満のアルファ化度を有し、生プロバイオティック微生物がビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)、バクテロイド属(Bacteroides)、クロストリジウム属(Clostridium)、フソバクテリウム属(Fusobacterium)、メリッソコッカス属(Melissococcus)、プロピオニバクテリウム属(Propionibacterium)、連鎖球菌属(Streptococcus)、腸球菌属(Enterococcus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、ブドウ球菌属(Staphylococcus)、ペプトストレプトコッカス属(Peptostrepococcus)、杆菌属(Bacillus)、ペディオコッカス属(Pediococcus)、ミクロコッカス属(Micrococcus)、リューコノストック属(Leuconostoc)、ワイセラ属(Weissella)、アエロコッカス属(Aerococcus)、エノコッカス属(Oenococcus)、または乳酸杆菌属(Lactobaccillus)のうち1以上である、有効量のペットフード組成物を投与することを含む方法。
【請求項16】
デンプン源が実質的にアルファ化していない、請求項10〜15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
プロバイオティックが組成物中に約10cfu/ペットフードg〜約1014cfu/ペットフードgの量で存在する、請求項10〜16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
ペットフード組成物がドッグフードである、請求項10〜17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
ペットフード組成物がキャットフードである、請求項10〜18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
プロバイオティック微生物がサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cereviseae)、バチルス・コアギュランス(Bacillus coagulans)、バチルス・リシェニフォルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・サチリス(Bacillus subtilis)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum)、ビフィドバクテリウム・インファンチス(Bifidobacterium infantis)、ビフィドバクテリウム・ロングム(Bifidobacterium longum)、エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)、エンテロコッカス・フェカーリス(Enterococcus faecalis)、ラクトバチルス・ブルガリクス(Lactobacillus bulgaricus)、 ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・アリメンタリウス(Lactobacillus alimentarius)、ラクトバチルス・カゼイ亜種カゼイ(Lactobacillus casei subsp. casei)、ラクトバチルス・カゼイ・シロタ(Lactobacillus casei Shirota)、ラクトバチルス・クルヴァトゥス(Lactobacillus curvatus)、ラクトバチルス・デルブリュッキー亜種ラクティス(Lactobacillus delbruckii subsp. lactis)、ラクトバチルス・ファルシミナス(Lactobacillus farciminus)、ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)、ラクトバチルス・ヘルヴェティクス(Lactobacillus helveticus)、ラクトバチルス・ジョンソニー(Lactobacillus johnsonii)、ラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus reuteri)、ラクトバチルス・ラムノサス(Lactobacillus rhamnosus (Lactobacillus GG))、ラクトバチルス・サケ(Lactobacillus sake)、ラクトバチルス・スポロゲネス(Lactobacillus sporogenes)、ラクトコッカス・ラクティス(Lactococcus lactis)、ミクロコッカス・バリアンス(Micrococcus varians)、ペディオコッカス・アシディラクティシ(Pediococcus acidilactici)、ペディオコッカス・ペントサセウス(Pediococcus pentosaceus)、ペディオコッカス・アシディラクティシ(Pediococcus acidilactici)、ペディオコッカス・ハロフィルス(Pediococcus halophilus)、ストレプトコッカス・フェカーリス(Streptococcus faecalis)、ストレプトコッカス・サーモフィルス(Streptococcus thermophilus)、ストレプトコッカス・フェシウム(Streptococcus faecium)、スタフィロコッカス・カルノーサス(Staphylococcus carnosus)、リューコノストック・メゼンテロイデス亜種クレモリス(Leuconostoc mesenteroides ssp cremoris)、ペディオコッカス・アシドラクティシ(Pediococcus acidolactici)、ペディオコッカス・セレビシエ(Pediococcus cerevisiae)、ビフィドバクテリウム・ビフィダス(Bifidobacterium bifidus)、ビフィドバクテリウム・ロングム(Bifidobacterium longum)、ブレビバクテリウム・リネンス(Brevibacterium linens)、プロピオニバクテリウム・シェルマニー(Propionibacterium shermanii)、プロピオニバクテリウム・アラビノサム(Propionibacterium arabinosum)、ペニシリウム・ロケフォルティー(Penicillium roquefortii)、ペニシリウム・カメンベルティー(Penicillium camembertii)、またはスタフィロコッカス・キシローサス(Staphylococcus xylosus)である、請求項10〜19のいずれか1項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−514085(P2013−514085A)
【公表日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−544462(P2012−544462)
【出願日】平成21年12月18日(2009.12.18)
【国際出願番号】PCT/US2009/068695
【国際公開番号】WO2011/075138
【国際公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【出願人】(502329223)ヒルズ・ペット・ニュートリシャン・インコーポレーテッド (138)
【Fターム(参考)】