説明

ヘッドホン

【課題】 従来のものよりも前気室の容積を大きくすることができ、中低音域の音質を改善することができるヘッドホンを提供する。
【解決手段】 ヘッドバンドと、ヘッドバンドに取付けられたイヤーカップと、イヤーカップに固定され外周にリブ状壁を有するバッフル板と、バッフル板に係止されるイヤーパッドと、を備え、イヤーパッドとバッフル板の間に通気性を有する緩衝材を有し、緩衝材とリブ状壁によって、ヘッドバンドの側圧による前気室の空間容積の減少を防止することができるヘッドホンによる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッフル板とイヤーパッドの間に緩衝材を配することで側圧による前気室容積の減少を防止し、中低音域の音質を改善することができるヘッドホンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
密閉型のヘッドホンは、利用者の耳介周辺にイヤーパッドが押し付けられて密着することで、周囲の雑音に対する遮音性を発揮すると同時に、外部への音漏れを防止することができる。
また、イヤーパッドによって密閉された空間によって、バッフル板前面の空間であって外耳道とつながる前気室を大きく確保することができ、再生音における中低音域の音質改善に効果を発揮する。
【0003】
従来のヘッドホンの構造の例を図4の縦断面を用いて説明する。図4においてヘッドホン60は、イヤーカップ61の開口部を塞ぐように固定されたバッフル板62と、バッフル板62に固定されたイヤーパッド63によって囲まれた空間が利用者の外耳道と連通する前気室64を形成している。
バッフル板62は、前気室64とは反対側の後気室側にスピーカユニット65が固定されている。このスピーカユニット65によって、図示しない音源から入力された楽音が前気室64側に向けて再生され出力される。
【0004】
バッフル板62は、外径が異なる2つのドーナツ状の部材を軸方向に乖離させた形状を有しており、前方のドーナツ状部材によってフランジ部621が形成されている。
このフランジ部621とバッフル板62の本体の外周縁部との間に、全周にわたる溝部622が形成されている。
【0005】
イヤーパッド63は、略ドーナツ形状のクッション性を有する素材を表皮材で包んだ部材であって、表皮材の一部には伸縮性素材からなるフラップ631が形成されている。
イヤーパッド63は、このフラップ631をフランジ部621に覆いかぶせることでバッフル板62に係止される。
【0006】
ヘッドホン60には、図示はしていないが、イヤーカップ61の外側(図4において右側)には弾性部材で形成されたヘッドバンドが取付けられている。このヘッドバンドの他方の端部には、同じ構造を有するヘッドホン60が対向して取付けられ左右一対の構成を成している。
【0007】
利用者が上記の構造を有するヘッドホン60を所定の姿勢で装着すると、イヤーパッド63は利用者の耳介または耳介周辺の皮膚に押し付けられて密着することになる。この側面方向の圧力によってイヤーパッド63は潰される。イヤーパッド64の潰れによって、密着度が増し、利用者における装着感を向上させる効果がある。
【0008】
しかし、イヤーパッド63が潰れると、イヤーパッド63の厚さによって確保されていた前気室64の空間容積が減少することになる。すでに説明をしたとおり、前気室64の容積はヘッドホン60における再生音の中低音域の音質に影響するので、容積の減少は中低音域の音質劣化につながる。
【0009】
このような前気室64の容積減少による音質劣化を防止するには、予め前気室64の容積を大きくしておけばよい。そのためには、イヤーパッド63を大きくする必要がある。
しかし、イヤーパッド63を大きくすると、イヤーパッド63の大きさに合わせてバッフル板62を大きくする必要があり、それに伴ってイヤーカップ61も大型になるのでヘッドホン60全体が大型化することになる。
大きすぎるヘッドホンは利用者にとっては不便であるから、イヤーパッド63の大型化にも限界がある。
【0010】
イヤーパッドを大きくすることなく、後気室から隔離された前気室空間を確保することで、外部騒音の受動伝達減衰を大きくし、遮音性など向上させたイヤーパッドを備えたヘッドホンが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2009−17176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
特許文献1に記載されているヘッドホンは、イヤーパッドの厚みによって前気室の容積を確保しているので、側圧による前気室の空間容積減少については解決されていない。
【0013】
また、イヤーパッドの前気室側の一部に、イヤーパッドの内部空間と前気室空間を繋ぐ孔を形成することで、前気室の容積を大きくする方法もあるが、イヤーパッドに孔を開けると、この孔から外部騒音が受動伝達して特定の周波数の遮音特性が急激に変化し、かえって音質低下の要因となる。
【0014】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、イヤーパッドとバッフル板との間に所定の硬さを有する複数の緩衝材を配し、この緩衝材によって側圧による前気室の容積減少を防止し、中低音域の音質を改善することができるヘッドホンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、ヘッドホンに関するものであって、ヘッドバンドと、ヘッドバンドに取付けられたイヤーカップと、イヤーカップに固定され外周にリブ状壁を有するバッフル板と、バッフル板に係止されるイヤーパッドと、を備え、イヤーパッドとバッフル板の間に通気性を有する緩衝材を有し、緩衝材とリブ状壁によって、ヘッドバンドの側圧による前気室の空間容積の減少を防止することができることを主な特徴とする。
【0016】
また本発明の別の形態は、上記のヘッドホンにおいて、緩衝材が、硬さが異なる2つの部材からなり、内周部分の第1の緩衝材が外周部分の第2の緩衝材よりも硬質であることを特徴とする。
【0017】
また本発明の別の形態は、上記のヘッドホンにおいて、リブ状壁も兼ねるように硬さが異なる3つの部材からなり、内周部分の第1の緩衝材は、中間部分の第2の緩衝材よりも硬質であり、かつ、通気性を有する素材からなり、外周部分の第3の緩衝材は、中間部分の第2の緩衝材よりも硬質であり、かつ、通気性を有さない素材からなりリブ状壁の代わりになることを特徴とする。
【0018】
また本発明の別の形態は、上記のヘッドホンにおいて、緩衝材は、クッション材であることを特徴とする。
【0019】
また本発明の別の形態は、上記のヘッドホンにおいて、緩衝材が、通気性を有する音響吸収材からなることを特徴とする。
【0020】
また本発明の別の形態は、上記のヘッドホンにおいて、緩衝材の厚さは、イヤーパッドの厚さよりも厚いことを特徴とする。
【0021】
また本発明の別の形態は、上記のヘッドホンにおいて、緩衝材は、イヤーパットよりも硬い部材からなることを特徴とする。
【0022】
また本発明の別の形態は、上記のヘッドホンにおいて、バッフル板は、イヤーパッドの内径側に複数のリブ状壁を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、バッフル板前面とイヤーパッドの間に所定の厚みを有する緩衝材を配置することで、ヘッドバンドの側圧によってイヤーパッドが側圧をうけて潰れても、気室の容積が減少することなく、特に中低域の音質を高めるのに効果的な前気室の容積を確保することができるヘッドホンを得ることができる。
また、本発明によれば、硬さが異なる複数の緩衝材を用いることによって、ヘッドバンドの側圧によって前気室の容積減少を確実に防ぐことができ、前気室容積を十分に確保して中低音域の音質を改善することができるヘッドホンを得ることができる。
また、通気性がある緩衝材を用いることによって、前気室の容積をさらに大きく確保することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明に係るヘッドホンの実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明に係るヘッドホンの別の実施例を示す縦断面図である。
【図3】本発明に係るヘッドホンのさらに別の実施例を示す縦断面図である。
【図4】従来のヘッドホンの例を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0025】
本発明に係るヘッドホンの実施の形態について図を用いて説明する。図1は、本発明に係るヘッドホンの例を示す縦断面図である。図1においてヘッドホン100は、イヤーカップ11の開口部にバッフル板12が固定されており、このバッフル板12の前面側(図1において左側)にイヤーパッド13が係止されている。
【0026】
また、バッフル板12の後ろ側は、可聴信号を出力するスピーカユニット10を備えている。このスピーカユニット10によって、図示しない音源から入力された楽音信号が前気室側に向けて楽音として再生出力される。
【0027】
バッフル板12は、外周縁部において外径の異なる2つのドーナツ状部材を軸方向に乖離させ、かつ、これらのドーナツ形状部材を一体に結合した形状を有し、前方のドーナツ状部材の外周にリブ状壁121を備えている。
このリブ状壁121は、バッフル板12の端部を延伸して折り曲げて形成してもよいし、バッフル板12の外周径と略同等の外径であって所定の厚さのリング状部材を、バッフル板12に接着して形成してもよい。
【0028】
イヤーパッド13は、ドーナツ形状のクッション部材131(例えばスポンジ)を内包し、このクッション部材131を覆う表皮材の一部を延伸して形成した係止部132を備えている。
イヤーパッド13の係止部132は、従来のイヤーパッドと同様の伸縮性素材からなり、この伸縮性によってバッフル板12のリブ状壁の外周部に係止する。この係止部132はゴム素材が内包される構造であってもよい。
【0029】
イヤーカップ11の外側面のほぼ中央にはイヤーパッド13方向に押圧力を発揮する弾性部材からなるヘッドバンド14が取付けられている。このヘッドバンド14の反対側端部には、同形状のヘッドホン100が取り付けられている。
使用者がヘッドホン100を所定の姿勢で装着することによる側圧はイヤーパッド13のクッション性によって吸収されて、快適に装着できるようになっている。
【0030】
バッフル板12のリブ状壁121によってイヤーパッド13とバッフル板12の間にできる空間には、通気性のある緩衝材15が配置されている。
この緩衝材15が存在することによってバッフル板12の前面とイヤーパッド13および緩衝材15の内周面に囲まれた前気室16が形成される。
緩衝材15は、側圧によってイヤーパッド13が潰されても前気室16の容積が狭くならないように、リブ状壁121の高さと同じ厚さの寸法を有するドーナツ状の部材である。
この緩衝材15は、バッフル板12側に接着されて固定されてもよいし、イヤーパッド13側に接着されてもよい。
【0031】
緩衝材15は、内部に空気層を含む通気性素材(例えばクッション材)を用いる。これによって、緩衝材15の内部空気層を含めて前気室16の容積とすることができる。
【0032】
緩衝材15に用いる素材としてクッション材ではなく一定の硬さと通気性を有する音響吸音材を用いてもよい。緩衝材15に音響吸収材を用いると、特定の周波数帯域におけるピークやディップの発生を抑制する効果があり、さらに音質の向上を図ることができる。
【0033】
このように本実施例に係るヘッドホンによれば、リブ状壁を有するバッフル板と、イヤーパッドとバッフル板の間に配置された緩衝材によって、装着時の側圧がかかっても前気室の容積の減少を防止して一定の容積を確保することができるので、前気室の共振周波数を下げることができ、中低域の音質を改善することができるようになる。
【実施例2】
【0034】
次に、本発明に係るヘッドホンの別の実施の形態について、図2を用いて説明をする。図2に示すヘッドホン100aは、実施例1にて説明したヘッドホン100と同様に、リブ状壁121を有するバッフル板12と、係止部をバッフル板12の外周に覆いかぶせて固定するイヤーパッド13の間に、緩衝材15aが配置されている。
【0035】
また、緩衝材15aの内周側面には、通気性を有し、かつ、緩衝材15aよりも硬質の緩衝材17が配置されている。
緩衝材17と緩衝材15aは溶着によって一体に形成されてもよいし、互いを接着することで一体となっていてもよい。また、それぞれをバッフル板12またはイヤーパッド13に固定してもよい。
【0036】
ヘッドホン100aは、使用者が頭部に装着して使用しているとき、ヘッドバンド14から側圧が加わりイヤーパッド13が潰れても、バッフル板12のリブ状壁121と緩衝材17の硬度によって、前気室16の容積が減少することなく、十分な前気室容積を確保することができる。
これによって、中低音域の音質を改善することができる。
【0037】
また、緩衝材17は通気性を有するので、緩衝材15が含む空気層を前気室16の空間容積に加えることができる。これによって、さらに中低音域の音質を改善することができるようになる。
【0038】
このように、本実施例に係るヘッドホンによれば、硬質の緩衝材17を緩衝材15aの内周面側に配置することによって、ヘッドバンド14の側圧によりイヤーパッド13が潰されても、前気室16の空間容積を減少させず、一定の容積を確保することができるので、前気室の共振周波数を下げることができ、中低域の音質を改善することができるようになる。
【0039】
また、本実施例に係るヘッドホン100aにおいて、硬質の緩衝材17の代わりに、バッフル板12の前面であって緩衝材15aの内周面に沿う位置に所定の高さのリブ状壁を設けてもよい。なお、バッフル板12の前面側にリブ状壁を設けるときは、緩衝材15aの内周面全部を覆う円形状にするのではなく、前気室16と緩衝材15aの内部空気層が連通でき、かつ、側圧によってイヤーパッド13がバッフル板12側に押し込まれない程度の寸法にて形成するとよい。
このように、バッフル板の前面にリブ状壁を設けることで、上記と同様の効果を発揮することができる。
【0040】
このように本発明に係るヘッドホンによれば、イヤーパッドとバッフル板の間にイヤーパッドと同等のクッション性を持つ通気性クッション部材を配置し、また、バッフル板の外周にリブ状壁を備えることで、利用者の装着感を損ねることなく、ヘッドバンドによる側圧がかかっても前気室が狭められずに一定の容積を確保することができ、前気室の共振周波数を下げることができるので、中低域の音質を改善することができるようになる。
【実施例3】
【0041】
次に、本発明に係るヘッドホンのさらに別の実施の形態について、図3を用いて説明をする。図3においてヘッドホン100bは、イヤーカップ11の開口部にバッフル板12が固定されており、このバッフル板12aの前面側(図3において左側)にイヤーパッド13が係止されている。
【0042】
また、バッフル板12aの後ろ側は、可聴信号を出力するスピーカユニット10を備えている。このスピーカユニット10によって、図示しない音源から入力された楽音信号が前気室側に向けて楽音として再生出力される。
【0043】
バッフル板12aは、外周縁部において外径の異なる2つのドーナツ状部材を軸方向に乖離させ、かつ、これらのドーナツ形状部材を一体に結合した形状を有している。
【0044】
イヤーパッド13は、ドーナツ形状のクッション部材131を内包し、このクッション部材131を覆う表皮材の一部を延伸して形成した係止部132を備えている。
イヤーパッド13の係止部132は、従来のイヤーパッドと同様の伸縮性素材からなり、この伸縮性によってバッフル板12の外周部に係止する。この係止部132はゴム素材が内包される構造であってもよい。
【0045】
イヤーカップ11の外側面のほぼ中央にはイヤーパッド13方向に押圧力を発揮する弾性部材からなるヘッドバンド14が取付けられている。このヘッドバンド14の反対側端部には、同形状のヘッドホン100bが取り付けられている。
ヘッドホン100bを使用者が頭部に装着して使用しているときの側圧はイヤーパッド13のクッション性によって吸収されて、快適に装着できるようになっている。
【0046】
バッフル板12aとイヤーパッド13との間には通気性がある緩衝材15aと、緩衝材15aの内周側面に沿って通気性のある硬質の緩衝材17と、緩衝材15の外周側面に沿って通気性がない硬質の緩衝材18が、配置されている。
緩衝材15a、17、18は前気室16の空間容積を確保するために十分な厚さをもって形成されている。各緩衝材15a、17、18同士は溶着によって一体となっていてもよいし、接着剤によって接着されていてもよい。
また、各緩衝材15a、17、18はバッフル板12aに固定されてもよいし、イヤーパッド13に固定されてもよい。
【0047】
この3重構造の緩衝材によって、リブ状壁を持たないバッフル板12aを用いても、側圧による前気室16の容積の減少を防止することができる。
特に、外周側に用いる緩衝材18は通気性がない硬質の素材からなり、実施例1に示したバッフル板12が備えるリブ状121の代わりとして機能する。
【0048】
また、緩衝材17と緩衝材15aの通気性によって、前気室16の容積に緩衝材15aの内部に空気層を加えることができ、前気室16の空間容積を大きく確保することができる。
【0049】
また、緩衝材15aに、クッション材ではなく一定の硬さを有する音響吸音材を用いてもよい。緩衝材15に音響吸収材を用いると、特定の周波数帯域におけるピークやディップの発生を抑制する効果があり、さらに音質の向上を図ることができる。
【0050】
このように本発明に係るヘッドホンによれば、バッフル板と、イヤーパッドとバッフル板の間に配置された硬さの異なる複数の緩衝材によって、装着時の側圧がかかっても前気室の容積の減少を防止して一定の容積を確保することができるので、前気室の共振周波数を下げることができ、中低域の音質を改善することができるようになる。
【産業上の利用可能性】
【0051】
本発明によれば、密閉型であれば耳覆い型および耳載せ型を問わず、中低域の音質を改善することができるヘッドホンを得ることができる。
【符号の説明】
【0052】
10 スピーカユニット
11 イヤーカップ
12 バッフル板
13 イヤーパッド
14 ヘッドバンド
15 緩衝材
16 前気室
100 ヘッドホン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッドバンドと、ヘッドバンドに取付けられたイヤーカップと、イヤーカップに固定され外周にリブ状壁を有するバッフル板と、バッフル板に係止されるイヤーパッドと、を備え、
上記イヤーパッドと上記バッフル板の間に通気性を有する緩衝材を有し、
上記緩衝材と上記リブ状壁によって、ヘッドバンドの側圧による前気室の空間容積の減少を防止することができるヘッドホン。
【請求項2】
上記緩衝材は、硬さが異なる2つの部材からなり、内周部分の第1の緩衝材が外周部分の第2の緩衝材よりも硬質であることを特徴とする請求項1記載のヘッドホン。
【請求項3】
上記緩衝材は、上記リブ状壁も兼ねるように硬さが異なる3つの部材からなり、
内周部分の第1の緩衝材は、中間部分の第2の緩衝材よりも硬質であり、かつ、通気性を有する素材からなり、
外周部分の第3の緩衝材は、中間部分の第2の緩衝材よりも硬質であり、かつ、通気性を有さない素材からなり、上記リブ状壁の代わりになることを特徴とする請求項1記載のヘッドホン。
【請求項4】
上記緩衝材は、クッション材であることを特徴とする請求項1に記載のヘッドホン。
【請求項5】
上記緩衝材は、通気性を有する音響吸収材からなることを特徴とする請求項1に記載のヘッドホン。
【請求項6】
上記緩衝材の厚さは、上記イヤーパッドの厚さよりも厚いことを特徴とする請求項1記載のヘッドホン。
【請求項7】
上記緩衝材は、上記イヤーパットよりも硬い部材からなることを特徴とする請求項1記載のヘッドホン。
【請求項8】
上記バッフル板は、イヤーパッドの内径側に複数のリブ状壁を有することを特徴とする請求項1記載のヘッドホン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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