説明

ヘッド加圧力調整装置、画像形成装置及びヘッド加圧力調整方法

【課題】画像形成装置の状態に応じてサーマルヘッドの押圧力を変化させることが可能な、ヘッド加圧力調整装置、画像形成装置及びヘッド加圧力調整方法を提供する。
【解決手段】ヘッドと、記録媒体搬送路を挟み、ヘッドと対向して配置されるプラテンと、ヘッドのプラテンへの押圧力を調節するヘッド押圧力調整機構と、を有し、記録媒体の表面を印刷する第1の印字装置と、ヘッドと、記録媒体搬送路を挟み、ヘッドと対向して配置されるプラテンと、ヘッドのプラテンへの押圧力を調節するヘッド押圧力調整機構と、を有し、第1の印字装置の記録媒体搬送方向上流に配置され、記録媒体の裏面を印刷する第2の印字装置と、記録媒体を排出する際に記録媒体の記録媒体搬送路における位置に応じて順送及び逆送の別を選択するとともに第1の印字装置のヘッドのプラテンへの押圧力と第2の印字装置のヘッドのプラテンへの押圧力とを調節する制御部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ヘッド加圧力調整装置、画像形成装置及びヘッド加圧力調整方法に関する。
【背景技術】
【0002】
記録媒体の両面に連続して印刷する画像形成装置には記録媒体搬送路を挟み、印字ヘッドが対向して配置される機種がある。
【0003】
このような機種においては、サーマルヘッドが記録媒体搬送方向に対し、上流及び下流に隣接して配置される。サーマルヘッドは記録媒体搬送路を挟み、プラテンが対向して配置される。記録媒体はプラテンの回転によって搬送される。記録媒体の搬送にはサーマルヘッドをプラテンに加圧してプラテンを回転させる必要がある。
【0004】
しかし、記録媒体を排出する場合、記録媒体搬送方向上流のサーマルヘッドを記録媒体の後端が抜けてもサーマルヘッドをプラテンに加圧し続けると、プラテンとの接触によってサーマルヘッドが摩耗することがある。
【0005】
また、記録媒体の先端に印字させるには印字位置を調節するために記録媒体を前後させる必要がある。この場合、記録媒体搬送方向下流のサーマルヘッドに記録媒体が達するまでサーマルヘッドをプラテンに加圧し続けると、プラテンとの接触によってサーマルヘッドが摩耗することがある。
【0006】
さらに、記録媒体を画像形成装置から除去する場合、サーマルヘッドをプラテンに加圧し続けると、記録媒体を引き抜くことが困難となる。
【0007】
この点に関し、カムを用いてヘッドの押圧力を調節する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特許3068602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、サーマルヘッドとプラテンが2組ある場合にはよりきめ細かな制御が必要となる。
【0010】
従って、画像形成装置の状態に応じてサーマルヘッドの押圧力を変化させることが可能な、ヘッド加圧力調整装置、画像形成装置、及びヘッド加圧力調整方法が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の課題を解決するために、本発明の一実施形態は、記録媒体搬送路の下流に設けられ、記録媒体の有無を検知する第1のセンサと、記録媒体搬送路の上流に設けられ、記録媒体の有無を検知する第2のセンサと、第1のセンサと第2のセンサの間に設けられ、記録媒体搬送路を挟んで第1プラテンに対向して配置され、記録媒体の第1の面に画像形成する第1ヘッドと、第1ヘッドの第1プラテンへの押圧力を調整する第1ヘッド加圧力調整装置と、第1ヘッドと第2のセンサの間に設けられ、記録媒体搬送路を挟んで第2プラテンに対向して配置され、記録媒体の第2の面に画像形成する第2ヘッドと、第2ヘッドの第2プラテンへの押圧力を調整する第2ヘッド加圧力調整装置と、第1のセンサ及び第2のセンサの出力に基づいて第1ヘッド加圧力調整装置及び第2ヘッド加圧力調整装置を制御する制御部と、を備える画像形成装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】画像形成装置の外観斜視図である。
【図2】画像形成装置の側面図である。
【図3】ヘッド押圧力調整機構の外観斜視図である。
【図4】ヘッド押圧力調整機構の側面断面図である。
【図5】ポジション2におけるヘッド押圧力調整機構の側面断面図である。
【図6】ポジション3におけるヘッド押圧力調整機構の側面断面図である。
【図7】画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図8】画像形成装置の記録媒体排出動作を示すフローチャートである。
【図9】画像形成装置の記録媒体排出動作を示すフローチャートの続きである。
【図10】ブラックマークによる記録媒体のオートローディング動作を示すフローチャートである。
【図11】ラベルギャップによる記録媒体のオートローディング動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明によるヘッド加圧力調整装置、画像形成装置及びヘッド加圧力調整方法の一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0014】
本実施形態のヘッド加圧力調整装置は、複数の異なる半径を有するカムと、カムに当接し、カムの回転に従って回動するアームと、記録媒体搬送路を挟んでプラテンに対向配置されるヘッドと、カムの第1の長さの半径によってアームが回動したときにプラテンとヘッドとを接触させ、カムの第2の長さの半径によってアームが回動したときにアームがプラテンと反対方向に変位することによりアームから離間されてプラテンとヘッドとを第1の長さの半径によってアームが回動したときの接触圧より弱い接触圧により接触させ、カムの第3の長さの半径によってアームが回動したときにプラテンからヘッドを離間させる方向に変位することによりプラテンとヘッドとを第2の長さの半径によってアームが回動したときの接触圧より弱い接触圧により接触させるヘッド支持部と、アームをヘッド支持部に向かって付勢する第1弾性体と、ヘッド支持部をプラテン方向に向かって付勢する第2弾性体と、を備える。
【0015】
本実施形態の画像形成装置は、記録媒体搬送路の下流に設けられ、記録媒体の有無を検知する第1のセンサと、記録媒体搬送路の上流に設けられ、記録媒体の有無を検知する第2のセンサと、第1のセンサと第2のセンサの間に設けられ、記録媒体搬送路を挟んで第1プラテンに対向して配置され、記録媒体の第1の面に画像形成する第1ヘッドと、第1ヘッドの第1プラテンへの押圧力を調整する第1ヘッド加圧力調整装置と、第1ヘッドと第2のセンサの間に設けられ、記録媒体搬送路を挟んで第2プラテンに対向して配置され、記録媒体の第2の面に画像形成する第2ヘッドと、第2ヘッドの第2プラテンへの押圧力を調整する第2ヘッド加圧力調整装置と、第1のセンサ及び第2のセンサの出力に基づいて第1ヘッド加圧力調整装置及び第2ヘッド加圧力調整装置を制御する制御部と、を備える。
【0016】
図1は、本実施形態に係るヘッド加圧力調整装置を含む画像形成装置1の外観斜視図である。図1に示すように、画像形成装置1はオープンキー2を備える。オープンキー2が押下されると画像形成装置1は記録媒体3を機体から排出する。
【0017】
図2は、画像形成装置1の側面図である。図2に示すように、画像形成装置1は、記録媒体搬送ガイド11と、記録媒体搬送路Pを挟み、対向して配置される第1の印字装置100及び第2の印字装置100Aと、を備える。
【0018】
画像形成装置1は、第1の印字装置100を記録媒体搬送方向下流に、第2の印字装置100Aを記録媒体搬送方向上流に備える。第1の印字装置100は記録媒体3の表面に画像を形成し、第2の印字装置100Aは記録媒体3の裏面に画像を形成する。
【0019】
画像形成装置1は、第2の印字装置100Aの記録媒体搬送方向上流に発光素子141A及び記録媒体3の有無を検知するペーパーエンドセンサ141Bと、第1の印字装置100と第2の印字装置100Aとの間に発光素子143A及び透過型センサ・反射型センサ143Bと、第2の印字装置100Aの記録媒体搬送方向下流に発光素子142A及び記録媒体の有無を検知する排出センサ142Bと、を備える。
【0020】
以下、第2のセンサであるペーパーエンドセンサ141BをPEセンサ141Bと、第3のセンサである透過型センサ・反射型センサ143BをBD・LGセンサ143Bと、第1のセンサである排出センサをEXITセンサ142Bと、いう。
【0021】
BD・LGセンサ143Bは、記録媒体3の透過光強度を検知することにより記録媒体3上に貼付されるラベルの有無を検知するLGセンサと、記録媒体3上の印字開始位置を示すブラックマークの有無を検知する反射型センサであるBDセンサと、を備える。
【0022】
PEセンサ141B及びEXITセンサ142Bは、記録媒体3を検出したときONとなり、検出しないときOFFとなる。
【0023】
LGセンサはラベルを検出したときONとなり、検出しないときOFFとなる。BDセンサはブラックマークを検出したときONとなり、検出しないときOFFとなる。
【0024】
第1の印字装置100及び第2の印字装置100Aとは構成が同じである。従って、第1の印字装置100を例にとって説明する。
【0025】
第1の印字装置100は、サーマルヘッドなどの画像形成部であるヘッド131と、ヘッド131に記録媒体搬送路Pを挟み対向して配置されるプラテン132と、を備える。また、第1の印字装置100は、プラテン132へのヘッド131の押圧力を調整するヘッド押圧力調整機構100Bを備える。
【0026】
図3は、ヘッド押圧力調整機構100Bの外観斜視図である。図3に示すように、ヘッド押圧力調整機構100Bは、一対の第1カム101及びホームポジション検出用遮光板101Aを備えるカム回転軸102と、第1カム101に押下されてアーム回動軸103を中心に回動する一対のヘッド上下アーム104と、ヘッド上下アーム104をプラテン132方向に付勢する弾性体である一対の第1スプリング105と、ステイ回動軸107を中心に回動し、ヘッド131をプラテン132方向に押圧するヘッド支持部110と、ヘッド支持部110をプラテン132方向に付勢する弾性体である第2スプリング106と、カム回転軸102を回転させるカムギア121、減速ギア122及び第1カムモータ123と、を備える。
【0027】
以下、第2の印字装置のカムを第2カムと、カムモータを第2カムモータという。
【0028】
ヘッド上下アーム104はヘッド支持部110を第1スプリング105によってプラテン132方向に付勢する。
【0029】
ヘッド支持部110は断面L字形状をなす。ヘッド支持部110は屈曲部に開口部111を備える。ヘッド上下アーム104の先端部104Bは開口部111に挿通される。ヘッド上下アーム104の後端部104Cは第1カム101に当接する。
【0030】
図4は、ヘッド押圧力調整機構100Bの側面断面図である。図4に示すように、ヘッド押圧力調整機構100Bは第1カム101のホームポジションを検出するホームポジションセンサ101Bを備える。
【0031】
ヘッド押圧力調整機構100Bの第1カム101は、長さの異なる3種類の半径を有する。
【0032】
以下、第1カム101の最も短い半径をr1と、r1の位置がヘッド上下アーム104に当接する第1カム101の位置をポジション1と、第1カム101の最も長い半径をr3と、r3の位置がヘッド上下アーム104に当接する第1カム101の位置をポジション3と、第1カム101のr1とr3の中間の長さの半径をr2と、r2の位置がヘッド上下アーム104に当接する第1カム101の位置をポジション2と、いう。
【0033】
画像形成装置1はホームポジション検出用遮光版101Aがホームポジションセンサ101BをONすることにより第1カム101がポジション1にあることを検知し、ステッピングモータである第1カムモータ123のステップ数をカウントすることによりポジション2及びポジション3に第1カム101を回転させる。
【0034】
図4は、ポジション1におけるヘッド押圧力調整機構100Bの状態を示す。ポジション1においては、第2スプリング106がヘッド支持部110を直接に、第1スプリング105がヘッド支持部110をヘッド上下アーム104及び当接部材112を介して、それぞれプラテン132方向に押圧する。
【0035】
従って、ポジション1においては3本のスプリングにより強くヘッド131がプラテン132に押圧される。
【0036】
図5は、ポジション2におけるヘッド押圧力調整機構100Bの側面断面図である。図5に示すように、第1カム101はヘッド上下アーム104の後端部104Cを押し下げる。後端部104Cが押し下げられるとヘッド上下アーム104はアーム回動軸103を中心に回動し、先端部104Bがプラテン132から離間する方向X1に変位する。
【0037】
先端部104Bが方向X1に変位すると、第1スプリング105の弾性力はヘッド支持部110に伝わらなくなる。
【0038】
従って、ポジション2においては第2スプリング106のみにて弱くヘッド131がプラテン132に押圧される。
【0039】
図6は、ポジション3におけるヘッド押圧力調整機構100Bの側面断面図である。図6に示すように、第1カム101はヘッド上下アーム104の後端部104Cをさらに押し下げる。後端部104Cがさらに押し下げられるとヘッド上下アーム104はアーム回動軸103を中心にさらに回動し、先端部104Bが開口部111の上端に当接してさらにX1方向に変位する。
【0040】
先端部104Bが開口部111の上端を押し上げるとヘッド支持部110はステイ回動軸107を中心に方向X2に回動する。
【0041】
ヘッド支持部110が方向X2に変位すると、第2スプリング106の弾性力はヘッド支持部110に伝わらなくなる。
【0042】
従って、ポジション3においてヘッド131はプラテン132から離間する。
【0043】
図7は、画像形成装置1の構成を示すブロック図である。図7に示すように、画像形成装置1は、制御部であるCPU701と、記憶装置であるメモリ702と、画像形成を行う画像形成部703と、プラテン132を駆動するフィードモータ704と、第1カムモータ123と、第2カムモータ123Aと、PEセンサ141Bと、BD・LGセンサ143Bと、EXITセンサ142Bと、ホストコンピュータなどの上位機種との通信を行う通信インターフェース708と、を備える。
【0044】
CPU701はPEセンサ141B、BD・LGセンサ143B、及びEXITセンサ142Bからの出力を入力する。
【0045】
CPU701はPEセンサ141B、BD・LGセンサ143B、及びEXITセンサ142Bからの入力値の組み合わせに応じてフィードモータ704、第1カムモータ123、及び第2カムモータ123Aの動作を制御する。
【0046】
図8は、画像形成装置1の記録媒体排出動作を示すフローチャートである。図9は、画像形成装置1の記録媒体排出動作を示すフローチャートの続きである。図8に示すように、動作801において、画像形成装置1はオープンキー(以下、OPキーという。)2が押下されているかを判定する。画像形成装置1はOPキー2が押下されているとき動作802に進み、押下されていないとき動作801に戻る。
【0047】
動作802において、画像形成装置1はEXITセンサ142BがONかを判定する。画像形成装置1はEXITセンサ142BがONのとき動作803に進み、ONでないとき図9の動作905に進む。
【0048】
動作803において、画像形成装置1はPEセンサ141BがONかを判定する。画像形成装置1はPEセンサ141BがONのとき動作804に進み、ONでないとき図9の動作901に進む。
【0049】
<リバース処理>
画像形成装置1はPEセンサ141B及びEXITセンサ142BがともにOFFのとき、すなわち、記録媒体3が記録媒体搬送路全域にわたって存在するとき、記録媒体3をリバース、すなわち逆送させて排出する。
【0050】
このとき、まず第1の印字装置100のヘッド131をプラテン132から離間させ、EXITセンサ142Bを記録媒体3が抜けたとき第2の印字装置100Aのヘッド131Aをプラテン132Aから離間させる。以下具体的に説明する。
【0051】
動作804において、画像形成装置1は第1カムモータ123を回転させる。
【0052】
動作805において、画像形成装置1は第1カム101をポジション3まで回転させる。
【0053】
動作806において、画像形成装置1はフィードモータ704を逆転させ、記録媒体3を逆送させる。
【0054】
動作807において、画像形成装置1はEXITセンサ142BがOFFとなっているかを判定する。画像形成装置1は、EXITセンサ142BがOFFのとき動作810に進み、OFFでないとき動作808に進む。
【0055】
動作810において、画像形成装置1はフィードモータ704をあらかじめ定められたステップ数、すなわち記録媒体を排出させるのに十分なステップ数だけ逆転させる。
【0056】
動作808において、画像形成装置1は所定の長さだけ記録媒体3のリバースを完了したかを判定する。画像形成装置1は、所定の長さだけ記録媒体3のリバースを完了した場合、動作809においてエラー表示を行い、続いて動作811に進み、完了していない場合、動作807に戻る。
【0057】
動作811において、画像形成装置1は第2カムモータ123Aを回転させる。
【0058】
動作812において、画像形成装置1は第2カム101Aをポジション3まで回転させる。
【0059】
<フォワード処理>
画像形成装置1はPEセンサ141BがOFFかつEXITセンサ142BがONのとき、すなわち、記録媒体3が記録媒体搬送路の第1の印字装置100の付近のみに存在するとき、記録媒体3をフォワード、すなわち記録媒体搬送方向に順送して排出する。
【0060】
このとき、第2の印字装置100Aのヘッド131Aをプラテン132Aから離間させる。以下具体的に説明する。
【0061】
動作801において、画像形成装置1はOPキー2が押下されているかを判定する。画像形成装置1はOPキー2が押下されているとき動作802に進み、押下されていないとき動作801に戻る。
【0062】
動作802において、画像形成装置1はEXITセンサ142BがONかを判定する。画像形成装置1はEXITセンサ142BがONのとき動作803に進み、ONでないとき図9の動作905に進む。
【0063】
動作803において、画像形成装置1はPEセンサ141BがONかを判定する。画像形成装置1はPEセンサ141BがONのとき動作804に進み、ONでないとき図9の動作901に進む。
【0064】
動作901において、画像形成装置1は第2カムモータ123Aを回転させる。
【0065】
動作902において、画像形成装置1は第2カム101AAをポジション3まで回転させる。
【0066】
動作903において、画像形成装置1はフィードモータ704を回転させ、動作904において記録媒体3を排出する。
【0067】
<リリース処理>
画像形成装置1はPEセンサ141BがONかつEXITセンサ142BがOFFのとき、すなわち、記録媒体3が記録媒体搬送路の第2の印字装置100Aの付近のみに存在するとき、第1の印字装置100のヘッド131をプラテン132から離間させるとともに、第2の印字装置100Aのヘッド131Aをプラテン132Aから離間させる。
【0068】
オペレータは、手動にて記録媒体3を回収することができる。以下具体的に説明する。
【0069】
動作801において、画像形成装置1はOPキー2が押下されているかを判定する。画像形成装置1はOPキー2が押下されているとき動作802に進み、押下されていないとき動作801に戻る。
【0070】
動作802において、画像形成装置1はEXITセンサ142BがONかを判定する。画像形成装置1はEXITセンサ142BがONのとき動作803に進み、ONでないとき図9の動作905に進む。
【0071】
動作905において、画像形成装置1はPEセンサ141BがONかを判定する。画像形成装置1は、PEセンサ141BがONのとき動作906に進み、ONでないとき動作910においてエラー表示を行う。
【0072】
動作906において、画像形成装置1は第1カムモータ123を回転させる。
【0073】
動作907において、画像形成装置1は第1カム101をポジション3まで回転させる。
【0074】
動作908において、画像形成装置1は第2カムモータ123Aを回転させる。
【0075】
動作909において、画像形成装置1は第2カム101Aをポジション3まで回転させる。
【0076】
<ブラックマークによるオートローディング>
図10は、ブラックマークによる記録媒体のオートローディング動作を示すフローチャートである。
【0077】
画像形成装置1は、第1の印字装置100のヘッド131をプラテン132から離間させ、第2の印字装置100Aのヘッド131Aを弱くプラテン132Aに押圧して記録媒体3を順送させてロードし、第1の印字装置100のヘッド131をプラテン132に強く押圧して記録媒体3の長さを検知し、第1の印字装置100のヘッド131をプラテン132から離間させ、第2の印字装置100Aのヘッド131Aを弱くプラテン132Aに押圧して記録媒体3を逆送させて先頭ページを印字可能位置に頭出しする。以下、具体的に説明する。
【0078】
図10に示すように、動作1001において、画像形成装置1は電源をONされる。
【0079】
動作1002において、画像形成装置1は初期化動作を行う。すなわち、画像形成装置1は第1カムモータ123を回転させて第1カム101をポジション3まで回転させ、第2カムモータ123Aを回転させて第2カム101Aをポジション2まで回転させる。
【0080】
動作1003において、画像形成装置1はPEセンサ141BがONかを判定する。画像形成装置1は、PEセンサ141BがONのとき動作1004に進み、ONでないとき動作1003に戻る。
【0081】
動作1004において、画像形成装置1は所定時間、例えば0.5秒待機する。
【0082】
動作1005において、画像形成装置1はフィードモータ704を回転させ、記録媒体3を搬送する。
【0083】
動作1006において、画像形成装置1はBDセンサがONとなっているかを判定する。画像形成装置1は、BDセンサがONとなっているとき動作1007に進み、BDセンサがONでないとき動作1005に戻る。
【0084】
動作1007において、画像形成装置1はフィードモータ704を所定ステップだけさらに回転させる。
【0085】
動作1008において、画像形成装置1は第1カムモータ123を逆転させる。
【0086】
動作1009において、画像形成装置1は第1カム101をポジション1まで回転させる。
【0087】
動作1010において、画像形成装置1はフィードモータ704を回転させる。ここで、画像形成装置1は、フィードモータ704の回転ステップ数をカウントする。
【0088】
動作1011において、画像形成装置1はBDセンサが2回目のONとなったかを判定する。画像形成装置1は、BDセンサが2回目のONとなった場合、動作1012に進み、ONでない場合、動作1010に戻る。
【0089】
動作1012において、画像形成装置1はカウントしたステップ数を記録媒体の長さとして設定する。
【0090】
動作1013において、画像形成装置1は第1カムモータ123を逆転させる。
【0091】
動作1014において、画像形成装置1は第1カム101をポジション3まで回転させる。
【0092】
動作1015において、画像形成装置1はフィードモータ704を設定した記録媒体の長さ2ページ分逆転させる。この動作により。記録媒体3の先頭が印字可能位置に搬送される。
【0093】
動作1016において、画像形成装置1はフィードモータ704を停止させる。
【0094】
<ラベルギャップによるオートローディング>
図11は、ラベルギャップによる記録媒体のオートローディング動作を示すフローチャートである。
【0095】
ラベルが記録媒体3に貼付されている場合、画像形成装置1はLGセンサによって透過光強度の差を検知し、ラベルの位置を検知することができる。
【0096】
画像形成装置1は、第1の印字装置100のヘッド131をプラテン132から離間させ、第2の印字装置100Aのヘッド131Aを弱くプラテン132Aに押圧して記録媒体3をロードし、第1の印字装置100のヘッド131をプラテン132に強く押圧して記録媒体3の長さを検知し、第1の印字装置100のヘッド131をプラテン132から離間させ、第2の印字装置100Aのヘッド131Aを弱くプラテン132Aに押圧して記録媒体3を逆送させて先頭ページを印字可能位置に頭出しする。以下、具体的に説明する。
【0097】
図11に示すように、動作1101において、画像形成装置1は電源をONされる。
【0098】
動作1102において、画像形成装置1は初期化動作を行う。すなわち、画像形成装置1は第1カムモータ123を回転させて第1カム101をポジション3まで回転させ、第2カムモータ123Aを回転させて第2カム101Aをポジション2まで回転させる。
【0099】
動作1103において、画像形成装置1はPEセンサ141BがONかを判定する。画像形成装置1は、PEセンサ141BがONのとき動作1104に進み、ONでないとき動作1103に戻る。
【0100】
動作1104において、画像形成装置1は所定時間、例えば0.5秒待機する。
【0101】
動作1105において、画像形成装置1はフィードモータ704を回転させ、記録媒体3を搬送する。
【0102】
動作1106において、画像形成装置1はBDセンサがONとなっているかを判定する。画像形成装置1は、BDセンサがONとなっているとき動作1107に進み、BDセンサがONでないとき動作1105に戻る。
【0103】
動作1107において、画像形成装置1はフィードモータ704を所定ステップだけさらに回転させる。
【0104】
動作1108において、画像形成装置1は第1カムモータ123を逆転させる。
【0105】
動作1109において、画像形成装置1は第1カム101をポジション1まで回転させる。
【0106】
動作1110において、画像形成装置1はフィードモータ704を回転させる。ここで、画像形成装置1は、フィードモータ704の回転ステップ数をカウントする。
【0107】
動作1111において、画像形成装置1はLGセンサが3回目のONとなったかを判定する。画像形成装置1は、LGセンサが3回目のONとなった場合、動作1112に進み、ONでない場合、動作1108に戻る。
【0108】
動作1112において、画像形成装置1はカウントしたステップ数を、1ページ目の長さと2ページ目の長さをそれぞれ記録媒体の長さとして設定する。
【0109】
動作1113において、画像形成装置1は1ページ目の長さと2ページ目の長さの差が所定範囲以内、例えば2mm以内かを判定する。画像形成装置1は1ページ目の長さと2ページ目の長さの差が所定範囲以内のとき動作1114に進み、所定範囲以内でないとき動作1118に進む。
【0110】
動作1114において、画像形成装置1は第1カムモータ123を逆転させる。
【0111】
動作1115において、画像形成装置1は第1カム101をポジション3まで回転させる。
【0112】
動作1116において、画像形成装置1はフィードモータ704を設定した記録媒体の長さ2ページ分逆転させる。この動作により、記録媒体3の先頭が印字可能位置に搬送される。
【0113】
動作1117において、画像形成装置1はフィードモータ704を停止させる。
【0114】
動作1118において、画像形成装置1は第1カムモータ123を逆転させる。
【0115】
動作1119において、画像形成装置1は第1カム101をポジション3まで回転させる。
【0116】
動作1120において、画像形成装置1はフィードモータ704を設定した記録媒体の長さ1ページ分逆転させる。この動作により、記録媒体3の2ページ目の先頭が印字可能位置に搬送される。
【0117】
動作1121において、画像形成装置1はフィードモータ704を停止させる。
【0118】
以上のべたように、本実施形態の画像形成装置1は、ヘッド131と、記録媒体搬送路Pを挟み、ヘッド131と対向して配置されるプラテン132と、ヘッド131のプラテン132への押圧力を調節するヘッド押圧力調整機構100Bと、を有し、記録媒体3の表面を印刷する第1の印字装置100と、ヘッド131Aと、記録媒体搬送路Pを挟み、ヘッド131Aと対向して配置されるプラテン132Aと、ヘッド131Aのプラテン132Aへの押圧力を調節するヘッド押圧力調整機構100Bと、を有し、第1の印字装置100の記録媒体搬送方向上流に配置され、記録媒体3の裏面を印刷する第2の印字装置100Aと、記録媒体3を排出する際に記録媒体3の記録媒体搬送路Pにおける位置に応じて順送及び逆送の別を選択するとともに第1の印字装置100のヘッド131のプラテン132への押圧力と第2の印字装置100Aのヘッド131Aのプラテン132Aへの押圧力とを調節する制御部と、を備える。
【0119】
また、この制御部は、記録媒体3をロードする際に、記録媒体3を順送させてページ長を検知するときと、記録媒体3を逆送させて頭出しするときとに応じて第1の印字装置100のヘッド131のプラテン132への押圧力と第2の印字装置100Aのヘッド131Aのプラテン132Aへの押圧力とを調節する。
【0120】
従って、記録媒体3の記録媒体搬送路Pにおける状態の如何にかかわらず記録媒体3の排出が容易となるとともに、記録媒体3を無駄にせずに記録媒体3の先頭から印字が可能となる、という効果がある。
【0121】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0122】
3:記録媒体
100:第1の印字装置
100A:第2の印字装置
100B:ヘッド押圧力調整機構
131、131A:ヘッド
132、132B:プラテン
141B:PEセンサ
142B:EXITセンサ
143B:BD・LGセンサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の異なる半径を有するカムと、
前記カムに当接し、前記カムの回転に従って回動するアームと、
記録媒体搬送路を挟んでプラテンに対向配置されるヘッドと、
前記カムの第1の長さの半径によって前記アームが回動したときに前記プラテンと前記ヘッドとを接触させ、前記カムの第2の長さの半径によって前記アームが回動したときに前記アームが前記プラテンと反対方向に変位することにより前記アームから離間されて前記プラテンと前記ヘッドとを前記第1の長さの半径によって前記アームが回動したときの接触圧より弱い接触圧により接触させ、前記カムの第3の長さの半径によって前記アームが回動したときに前記プラテンから前記ヘッドを離間させる方向に変位することにより前記プラテンと前記ヘッドとを前記第2の長さの半径によって前記アームが回動したときの接触圧より弱い接触圧により接触させるヘッド支持部と、
前記アームを前記ヘッド支持部に向かって付勢する第1弾性体と、
前記ヘッド支持部を前記プラテン方向に向かって付勢する第2弾性体と、
を備えるヘッド加圧力調整装置。
【請求項2】
記録媒体の位置を検知するセンサと、
前記カムを回転させる駆動部と、
前記センサの出力に基づいて駆動部を駆動させる制御部と、
をさらに備える請求項1記載のヘッド加圧力調整装置。
【請求項3】
前記制御部は、
記録媒体を除去するときに前記ヘッドを前記プラテンから離間するように前記カムを回転させる請求項2記載のヘッド加圧力調整装置。
【請求項4】
記録媒体搬送路の下流に設けられ、記録媒体の有無を検知する第1のセンサと、
前記記録媒体搬送路の上流に設けられ、記録媒体の有無を検知する第2のセンサと、
前記第1のセンサと前記第2のセンサの間に設けられ、前記記録媒体搬送路を挟んで第1プラテンに対向して配置され、記録媒体の第1の面に画像形成する第1ヘッドと、
前記第1ヘッドの前記第1プラテンへの押圧力を調整する第1ヘッド加圧力調整装置と、
前記第1ヘッドと前記第2のセンサの間に設けられ、前記記録媒体搬送路を挟んで第2プラテンに対向して配置され、記録媒体の第2の面に画像形成する第2ヘッドと、
前記第2ヘッドの前記第2プラテンへの押圧力を調整する第2ヘッド加圧力調整装置と、
前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの出力に基づいて前記第1ヘッド加圧力調整装置及び前記第2ヘッド加圧力調整装置を制御する制御部と、
を備える画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、
記録媒体を排出する際に前記第1のセンサ及び前記第2のセンサがともに記録媒体を検知したとき、
前記第1のヘッドを前記第1のプラテンから離間させ、
前記記録媒体を逆送させて排出させる
請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、
記録媒体を排出する際に前記第1のセンサが記録媒体を検知し、前記第2のセンサが記録媒体を検知しないとき、
前記第2のヘッドを前記第2のプラテンから離間させ、
前記記録媒体を順送させて排出させる
請求項4記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、
記録媒体を排出する際に前記第1のセンサが記録媒体を検知せず、前記第2のセンサが記録媒体を検知したとき、
前記第1のヘッドを前記第1のプラテンから離間させ、
前記第2のヘッドを前記第2のプラテンから離間させる、
請求項4記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1のヘッドと前記第2のヘッドの間に設けられ、前記記録媒体のブラックマークを検知する第3のセンサをさらに備え、
前記制御部は、
記録媒体をロードする際に、
前記第1ヘッドを前記第1プラテンに押圧させて記録媒体を順送させ、
前記第3のセンサの出力に基づいて記録媒体のページ長を検知し、
前記第1ヘッドを前記第1プラテンから離間させ、
前記記録媒体を逆送させて先頭ページを印字可能位置に頭出しする、
請求項4記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1のヘッドと前記第2のヘッドの間に設けられ、前記記録媒体の透過光の強度によりラベルを検知する第4のセンサをさらに備え、
前記制御部は、
記録媒体をロードする際に、
前記第1ヘッドを前記第1プラテンに押圧させて記録媒体を順送させ、
前記第4のセンサの出力に基づいてラベル先端位置を検知し、
前記第1ヘッドを前記第1プラテンから離間させ、
前記記録媒体を逆送させて先頭ラベルを印字可能位置に頭出しする、
請求項4記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第1ヘッド加圧力調整装置は、
複数の異なる半径を有する第1カムと、
前記第1カムに当接し、前記第1カムの回転に従って回動する第1アームと、
記録媒体搬送路を挟んで第1プラテンに対向配置される第1ヘッドと、
前記第1カムの第1の長さの半径によって前記第1アームが回動したときに前記第1プラテンと前記第1ヘッドとを接触させ、前記第1カムの第2の長さの半径によって前記第1アームが回動したときに前記第1アームが前記第1プラテンと反対方向に変位することにより前記第1アームから離間されて前記第1プラテンと前記第1ヘッドとを前記第1の長さの半径によって前記第1アームが回動したときの接触圧より弱い接触圧により接触させ、前記第1カムの第3の長さの半径によって前記第1アームが回動したときに前記第1プラテンから前記第1ヘッドを離間させる方向に変位することにより前記第1プラテンと前記第1ヘッドとを前記第2の長さの半径によって前記第1アームが回動したときの接触圧より弱い接触圧により接触させる第1ヘッド支持部と、
前記第1アームを前記第1ヘッド支持部に向かって付勢する第1第1弾性体と、
前記第1ヘッド支持部を前記第1プラテン方向に向かって付勢する第1第2弾性体と、
を備え、
前記第2ヘッド加圧力調整装置は、
複数の異なる半径を有する第2カムと、
前記第2カムに当接し、前記第2カムの回転に従って回動する第2アームと、
記録媒体搬送路を挟んで第2プラテンに対向配置される第2ヘッドと、
前記第2カムの第1の長さの半径によって前記第2アームが回動したときに前記第2プラテンと前記第2ヘッドとを接触させ、前記第2カムの第2の長さの半径によって前記第2アームが回動したときに前記第2アームが前記第2プラテンと反対方向に変位することにより前記第2アームから離間されて前記第2プラテンと前記第2ヘッドとを前記第1の長さの半径によって前記第2アームが回動したときの接触圧より弱い接触圧により接触させ、前記第2カムの第3の長さの半径によって前記第2アームが回動したときに前記第2プラテンから前記第2ヘッドを離間させる方向に変位することにより前記第2プラテンと前記第2ヘッドとを前記第2の長さの半径によって前記第2アームが回動したときの接触圧より弱い接触圧により接触させる第2ヘッド支持部と、
前記第2アームを前記第2ヘッド支持部に向かって付勢する第2の第1弾性体と、
前記第2ヘッド支持部を前記第2プラテン方向に向かって付勢する第2の第2弾性体と、
を備える、
請求項4記載の画像形成装置。
【請求項11】
記録媒体の位置を検知するセンサの出力に基づいて、記録媒体搬送路に沿って設けられる複数のヘッドのプラテンへの押圧力をカムの回転により前記ヘッドを前記プラテン方向に付勢する弾性体の数を増減させることにより変化させるヘッド加圧力調整方法。
【請求項12】
記録媒体搬送路の下流に設けられ、記録媒体の有無を検知する第1のセンサと、前記記録媒体搬送路の上流に設けられ、記録媒体の有無を検知する第2のセンサとの出力を入力し、
前記第1のセンサ及び前記第2のセンサがともに記録媒体を検知したとき、
前記第1のヘッドを前記第1のプラテンから離間させ、
前記記録媒体を逆送させて排出させる、
請求項11記載のヘッド加圧力調整方法。
【請求項13】
記録媒体搬送路の下流に設けられ、記録媒体の有無を検知する第1のセンサと、前記記録媒体搬送路の上流に設けられ、記録媒体の有無を検知する第2のセンサとの出力を入力し、
記録媒体を排出する際に前記第1のセンサが記録媒体を検知し、前記第2のセンサが記録媒体を検知しないとき、
前記第2のヘッドを前記第2のプラテンから離間させ、
前記記録媒体を順送させて排出させる、
請求項11記載のヘッド加圧力調整方法。
【請求項14】
記録媒体搬送路の下流に設けられ、記録媒体の有無を検知する第1のセンサと、前記記録媒体搬送路の上流に設けられ、記録媒体の有無を検知する第2のセンサとの出力を入力し、
記録媒体を排出する際に前記第1のセンサが記録媒体を検知せず、前記第2のセンサが記録媒体を検知したとき、
前記第1のヘッドを前記第1のプラテンから離間させ、
前記第2のヘッドを前記第2のプラテンから離間させる、
請求項11記載のヘッド加圧力調整方法。
【請求項15】
第1ヘッドを第1プラテンに押圧させて記録媒体を順送させ、
前記記録媒体のブラックマークを検知する第3のセンサの出力に基づいて記録媒体のページ長を検知し、
前記第1ヘッドを前記第1プラテンから離間させ、
前記記録媒体を逆送させて先頭ページを印字可能位置に頭出しする、
請求項11記載のヘッド加圧力調整方法。
【請求項16】
第1ヘッドを第1プラテンに押圧させて記録媒体を順送させ、
前記記録媒体の透過光の強度によりラベルを検知する第4のセンサの出力に基づいて前記ラベル先端位置を検知し、
前記第1ヘッドを前記第1プラテンから離間させ、
前記記録媒体を逆送させて先頭ラベルを印字可能位置に頭出しする、
請求項11記載のヘッド加圧力調整方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−179718(P2012−179718A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−42084(P2011−42084)
【出願日】平成23年2月28日(2011.2.28)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】