説明

ホスト装置及び携帯装置

【課題】接続された携帯装置の表示資源を有効活用する「ホスト装置及び携帯装置」を提供する。
【解決手段】ホスト装置は、スマートフォン1が備えるアプリケーションであるSP-AP16と連携するアプリケーションである連携H-APを備える。車載装置2のAW制御アプリケーションは、アクティブウインドウが、連携H-APのいずれかのウインドウに切り替わったならば、ウインドウがアクティブウインドウとなった連携H-AP以外の起動中の他の連携H-APと連携するSP-AP16のウインドウへのアクティブウインドウの切替を指示する。スマートフォン1のAW切替アプリケーションは、スマートフォン1のアクティブウインドウを、切替を指示された連携SP-APのウインドウに切り替える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホスト装置に接続されて使用される携帯装置の表示状態を制御する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
携帯装置のアプリケーションと連携して動作するアプリケーションを、携帯装置が接続されるホスト装置に備えることにより、ホスト装置から携帯端末が備えるアプリケーションの機能を利用可能とする技術が知られている(たとえば、特許文献1、2、3)。
また、このように、携帯装置のアプリケーションと連携して動作するアプリケーションをホスト装置に備えることにより、ホスト装置から携帯端末が備えるアプリケーションの機能を利用する場合、一般的に、携帯装置のアプリケーションと連携して動作するホスト装置のアプリケーションのウインドウがアクティブウインドウとしてホスト装置の表示装置に表示されているときには、携帯装置においても、当該ホスト装置のアプリケーションが連携するアプリケーションのウインドウがアクティブウインドウとして表示されている。
【0003】
ここで、アクティブウインドウとは、ユーザが操作可能な状態にあるウインドウ、すなわち、非マルチウインドウシステムにおいては表示されているウインドウを、マルチウインドウシステムにおいては最前面に表示されているウインドウを指すものとする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2008-523745号公報
【特許文献2】特開2010-199718号公報
【特許文献3】特開2010-140699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
携帯装置において、ホスト装置においてアクティブウインドウとしてウインドウが表示されているアプリケーションが連携するアプリケーションのウインドウをアクティブウインドウとして表示することとすると、ホスト装置と携帯装置との双方において、携帯装置の一つのアプリケーションの機能を提供するためのユーザインタフェースが重複して提供されることとなる。
【0006】
そして、このために、ホスト装置や携帯装置において、マルチタスクシステムによって複数のアプリケーションを並行的に実行可能な場合に、ホスト装置と携帯装置の表示資源が、単一のアプリケーションの機能の提供のために占有されるために、これら表示資源を有効活用できないという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、相互に連携するアプリケーションを備えたホスト装置と携帯装置よりなるシステムにおいて、表示資源を有効活用することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題達成のために、本発明は、携帯装置と接続するホスト装置を提供する。ここで、前記携帯装置は、当該携帯装置上で実行されるアプリケーションである携帯装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中の携帯装置アプリケーションのウインドウのうちの、携帯装置アクティブウインドウに設定されたウインドウを優先的に表示するものである。また、当該ホスト装置は、当該ホスト装置で実行されるアプリケーションであるホスト装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中のホスト装置アプリケーションのウインドウのうちの、ホスト装置アクティブウインドウとして設定されたウインドウを優先的に表示するホスト装置ウインドウ表示手段と、前記携帯装置の前記携帯装置アプリケーションと連携して動作する前記ホスト装置アプリケーションである連携アプリケーションのウインドウがホスト装置アクティブウインドウに設定されたときに、他の連携アプリケーションが起動中である場合に、当該他の連携アプリケーションが連携する携帯装置アプリケーションのウインドウを前記携帯装置アクティブウインドウに設定するように、前記携帯装置に指示する携帯装置アクティブウインドウ制御手段とを備えたものである。
【0009】
ここで、連携アプリケーションウインドウは、当該連携アプリケーションと連携する携帯装置アプリケーションのユーザインタフェースを構成するものでもある。よって、本発明によれば、ホスト装置と携帯装置とに、異なる携帯装置アプリケーションのユーザインタフェースを構成するウインドウを表示して、表示資源の有効活用を図ることができる。
【0010】
ここで、前記携帯装置は、起動中の携帯装置アプリケーションのウインドウのうちの、携帯装置アクティブウインドウに設定されたウインドウのみを表示するものであって、前記ホスト装置は、起動中のホスト装置アプリケーションのウインドウのうちの、ホスト装置アクティブウインドウとして設定されたウインドウのみを表示するものであってよい。
【0011】
また、以上のホスト装置は、前記携帯装置アクティブウインドウ制御手段において、連携アプリケーションのウインドウがホスト装置アクティブウインドウに設定されたときに、起動中である他の連携アプリケーションが複数存在する場合に、当該複数存在する他の連携アプリケーションのうちから、一つの連携アプリケーションを、バックグランド動作中に処理を継続して行う連携アプリケーションがより優先して選定されるよう選定し、当該選定した連携アプリケーションが連携する携帯装置アプリケーションのウインドウを前記携帯装置アクティブウインドウに設定するように、前記携帯装置に指示するように構成してもよい。
【0012】
また、以上のホスト装置は、前記携帯装置アクティブウインドウ制御手段において、連携アプリケーションのウインドウがホスト装置アクティブウインドウに設定されたときに、起動中である他の連携アプリケーションが複数存在する場合に、当該複数存在する他の連携アプリケーションのうちから、一つの連携アプリケーションを、より後に起動された連携アプリケーションがより優先して選定されるよう選定し、前記携帯装置に、当該選定した連携アプリケーションが連携する携帯装置アプリケーションのウインドウを前記携帯装置アクティブウインドウに設定するように、前記携帯装置に指示するように構成してもよい。
【0013】
また、以上のホスト装置は自動車に搭載される車載型のホスト装置であってよい。
ここで、本発明は、前記課題達成のために、併せて、以上のホスト装置に接続する携帯装置として、当該携帯装置上で実行されるアプリケーションである携帯装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中の携帯装置アプリケーションのウインドウのうちの、携帯装置アクティブウインドウに設定されたウインドウを優先的に表示する携帯装置であって、前記ホスト装置の携帯装置アクティブウインドウ制御手段からの前記指示に従って、前記携帯装置アクティブウインドウを切り替える携帯装置アクティブウインドウ切替手段を備えた携帯装置を提供する。
【0014】
ここで、このような携帯装置は、前記携帯装置アクティブウインドウ切替手段において、前記ホスト装置の携帯装置アクティブウインドウ制御手段から、前記携帯装置アクティブウインドウを切り替えるよう指示されたときに、当該時点における携帯装置アクティブウインドウが、ユーザによって前記携帯装置アクティブウインドウに切り替えられたウインドウである場合には、前記携帯装置アクティブウインドウの切替を行わないように構成してもよい。
【0015】
また、このような携帯装置に、前記ホスト装置の前記連携アプリケーションと連携する携帯装置アプリケーションのウインドウが携帯装置アクティブウインドウに設定されたときに、連携アプリケーションと連携する他の携帯装置アプリケーションが起動中である場合に、当該他の携帯装置アプリケーションが連携する連携アプリケーションのウインドウを前記ホスト装置アクティブウインドウに設定するように、前記ホスト装置に指示するホスト装置アクティブウインドウ制御手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0016】
また、本発明は、以上のホスト装置と、以上の携帯装置とを有する情報処理システムも提供する。
また、さらに、本発明は、前記課題達成のために、ホスト装置と接続する携帯装置も提供する。ここで、前記ホスト装置は、当該ホスト装置で実行されるアプリケーションであるホスト装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中のホスト装置アプリケーションのウインドウのうちの、ホスト装置アクティブウインドウとして設定されたウインドウを優先的に表示するものである。そして、当該携帯装置は、当該携帯装置上で実行されるアプリケーションである携帯装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中の携帯装置アプリケーションのウインドウのうちの、携帯装置アクティブウインドウに設定されたウインドウを優先的に表示する携帯装置ウインドウ表示手段と、前記ホスト装置の前記ホスト装置アプリケーションと連携して動作する前記携帯装置アプリケーションである連携アプリケーションのウインドウが携帯装置アクティブウインドウに設定されたときに、他の連携アプリケーションが起動中である場合に、当該他の連携アプリケーションが連携するホスト装置アプリケーションのウインドウを前記ホスト装置アクティブウインドウに設定するように、前記ホスト装置に指示するホスト装置アクティブウインドウ制御手段とを備えたものである。
【0017】
このような携帯装置によっても、ホスト装置と携帯装置とに、異なる携帯装置アプリケーションのユーザインタフェースを構成するウインドウを表示して、表示資源の有効活用を図ることができる。
【発明の効果】
【0018】
以上のように、本発明によれば、相互に連携するアプリケーションを備えたホスト装置と携帯装置よりなるシステムにおいて、表示資源を有効活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施形態に係る車載装置とスマートフォンの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る連携AP管理テーブルと連携H-AP状態テーブルを示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係るAW制御処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態に係るAW切替処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係る車載装置とスマートフォンの表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態について、ホスト装置が車載装置であり、携帯装置がスマートフォンである場合を例にとり説明する。
図1に、本実施形態に係る車載装置とスマートフォンの構成を示す。
スマートフォン1は、図示するように、移動電話網にアクセスするための移動通信装置10、操作部11、ディスプレイ12、マイクやスピーカなどを備えた音声入出力部13、車載装置2と接続するためのホストインタフェース14、スマートフォン1のOSであるところのSP-オペレーティングシステム15、SP-オペレーティングシステム15によって管理されSP-オペレーティングシステム15上で稼働するアプリケーションであるSP-AP16、GPS受信機17等を備えている。
【0021】
ここで、スマートフォン1は、H-APとして、AW切替アプリケーションを含む複数のアプリケーションを備えている。
次に、車載装置2は、自動車に搭載される装置であり、図示するように、入力装置21、表示装置22、マイクやスピーカなどを備えた音声入出力装置23、スマートフォン1と接続するためのデバイスインタフェース24、車載装置2のOSであるところのH-オペレーティングシステム25、H-オペレーティングシステム25によって管理されH-オペレーティングシステム25上で稼働するアプリケーションであるH-AP26、連携AP管理テーブル27、連携AP状態テーブル28とを備えている。
【0022】
ここで、車載装置2は、H-AP26として、AW制御アプリケーションを備えている。
また、SP-AP16と連携した各種処理、たとえば、入力装置21と表示装置22を用いたSP-AP16のユーザインタフェースの提供を行うアプリケーションや、SP-AP16が処理する情報のSP-AP16への送信を行うアプリケーションや、SP-AP16からの情報を受信して処理するアプリケーションなどの複数のアプリケーションを備えている。
【0023】
以下では、このようなSP-AP16と連携した各種処理を行うH-AP26を連携H-APと呼び、連携H-APが連携するSP-AP16を連携SP-APと呼ぶこととする。
なお、スマートフォン1が備える連携SP-APとしては、GPS受信機17をGPS受信機17で算出される現在位置に基づいた経路案内を行うナビゲーション、移動通信装置10や音声入出力部13や操作部11を用いた移動電話機能を提供する電話、ミュージックプレイヤ機能を提供するミュージック、撮影録画機能を提供するカメラ、Webブラウザ機能を影響するブラウザ、ビデオプレイヤ機能を提供するビデオ等々があり、車載装置2は、これら連携SP-APの各々とそれぞれ連携する連携H-APとして、ナビゲーションクライアント、電話クライアント、ミュージッククライアント、カメラクライアント、ブラウザクライアント、ビデオクライアント等々を備えている。
【0024】
次に、車載装置2が備える連携AP管理テーブル27の内容を図2aに示す。
図示するように、連携AP管理テーブル27には、車載装置2が備える連携H-AP毎に対応するエントリが設けられ、各エントリには対応する連携H-AP、対応する連携H-APと連携する連携SP-AP、対応する連携H-APと連携する連携SP-APのバックグランド動作タイプ、対応する連携H-APと連携する連携SP-APのタイプ内優先度が登録される。
【0025】
また、バックグランド動作タイプとしては、対応する連携H-APと連携する連携SP-APのウインドウがアクティブウインドウに設定されていないとき、すなわち、当該連携SP-APがバックグランド動作しているときに、当該連携SP-APの処理が継続的に行われる場合には「常時」が登録され、当該連携SP-APの処理が初期設定やバックグランド動作に移行したときの状態に応じて選択的に行われる場合には「選択的」が登録され、当該連携SP-APの処理が停止する場合には「停止」が登録される。
【0026】
ただし、H-AP26のウインドウとは車載装置2の表示装置22に表示される当該H-AP26の入出力用画面であり当該H-AP26のユーザインタフェースを構成するものである。また、同様に、SP-AP16のウインドウとはスマートフォン1のディスプレイ12に表示される当該SP-AP16の入出力用画面であり当該SP-AP16のユーザインタフェースを構成するものである。
【0027】
また、アクティブウインドウとは、ユーザが操作可能な状態にあるウインドウ、すなわち、非マルチウインドウシステムにおいては表示されているウインドウを、マルチウインドウシステムにおいては最前面に表示されているウインドウを指すものとする。
また、タイプ内優先度としては、バックグランド動作タイプが同じ連携SP-APの内での、対応する連携H-APと連携する連携SP-APの優先度が登録される。
次に、車載装置2が備える連携H-AP状態テーブルの内容を図2bに示す。
図示するように、連携H-AP状態テーブルには、車載装置2において起動中の連携H-APが起動順に登録される。また、起動中の連携H-APのうちの、そのウインドウがアクティブウインドウとなっている連携H-APにはアクティブフラグ「ON」が設定される。
ここで、このような連携H-AP状態テーブルの更新は、車載装置2のAW制御アプリケーションが行う。すなわち、AW制御アプリケーションは、H-オペレーティングシステム25を介して車載装置2におけるH-AP26の起動状態や、アクティブウインドウの設定状態を監視し、各状態の変化に応じて、連携H-AP状態テーブルの内容を更新する。なお、AW制御アプリケーションは車載装置2の起動時に起動され、車載装置2の稼働中は継続的に実行される。
【0028】
以下、このような構成において車載装置2のAW制御アプリケーションが行うスマートフォンアクティブウインドウ制御処理について説明する。
図3に、このスマートフォンアクティブウインドウ制御処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、車載装置2のAW制御アプリケーションは、H-オペレーティングシステム25を介して、車載装置2のアクティブウインドウが、連携H-APのいずれかのウインドウに切り替わるのを監視する(ステップ302、304)。
ここで、車載装置2のアクティブウインドウの切替は、新たなH-AP26の起動や、ユーザのアクティブウインドウの切替操作に応じてH-オペレーティングシステム25が行う。なお、連携H-APは、当該連携H-APと連携する連携SP-APを備えたスマートフォン1の車載装置2の接続時に、H-オペレーティングシステム25によって起動されたり、当該連携H-APと連携する連携SP-APから起動されることもある。
【0029】
そして、車載装置2のアクティブウインドウが、連携H-APのいずれかのウインドウに切り替わったならば、ウインドウがアクティブウインドウとなった連携H-AP以外の他の連携H-APが起動されているかどうかを連携H-AP状態テーブルを参照して判定し(ステップ306)、存在しなければ、ステップ302、304の監視に戻る。
【0030】
一方、ウインドウがアクティブウインドウとなった連携H-AP以外の他の連携H-APが起動されている場合には(ステップ306)、起動中の他の連携H-APのうちから最優先の連携H-APを算定する(ステップ308)。
最優先の連携H-APは、連携AP管理テーブル27の登録内容に従って、次の優先度設定のルールによって算定する。
バックグランド動作タイプが「常時」の連携H-APは、「選択的」の連携H-APより優先度が高い。バックグランド動作タイプが「選択的」の連携H-APは、「停止」の連携H-APより優先度が高い。
バックグランド動作タイプが同じ連携H-AP同士の間では、タイプ内優先度がより高い連携H-APがより優先度が高い。
バックグランド動作タイプとタイプ内優先度とが等しい連携H-AP同士の間では、より後に起動された連携H-APの優先度が高い。
そして、最優先の連携H-APを算定したならば、スマートフォン1のAW切替アプリケーションに、連携AP管理テーブル27に登録されている、最優先の連携H-APと連携する連携SP-APのウインドウへのスマートフォン1のアクティブウインドウの切替を指示する(ステップ310)。
【0031】
そして、ステップ302、304の監視に戻る。
以上、車載装置2のAW制御アプリケーションが行うスマートフォンアクティブウインドウ制御処理について説明した。
次に、スマートフォン1のAW切替アプリケーションが行うアクティブウインドウ切替処理について説明する。
図4に、このアクティブウインドウ切替処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、スマートフォン1のAW切替アプリケーションは、車載装置2のAW制御アプリケーションから、アクティブウインドウの切替の指示を受信したならば(ステップ402)、現在アクティブウインドウとなっているウインドウは、ユーザのアクティブウインドウの切替操作に応じてアクティブウインドウに設定されたものであるかと(ステップ404)、現在のアクティブウインドウとなっているウインドウは連携SP-APでないSP-AP16のウインドウであるかと(ステップ406)、現在のアクティブウインドウとなっているウインドウはステップ402で受信した指示でアクティブウインドウへの切替を指示されたウインドウと同じであるかと(ステップ408)を調べ、いずれかであれば、そのままステップ402に戻って次の切替の指示の受信を待つ。一方、いずれでもなければ、SP-オペレーティングシステム15を介して、スマートフォン1のアクティブウインドウを、ステップ402で受信した指示でアクティブウインドウへの切替を指示されたウインドウに切り替える(ステップ410)。
【0032】
そして、ステップ402に戻って次の切替の指示の受信を待つ。
ここで、車載装置2のアクティブウインドウの切替は、以上のようなアクティブウインドウ切替処理によるものの他、新たなSP-AP16の起動や、ユーザのアクティブウインドウの切替操作に応じてSP-オペレーティングシステム15によっても行われる。また、連携SP-APは、スマートフォン1の、当該連携SP-APと連携する連携H-APを備えた車載装置2と接続時に、SP-オペレーティングシステム15によって起動されたり、当該連携SP-APと連携する連携H-APから起動されることもある。
【0033】
また、スマートフォン1のAW切替アプリケーションは、SP-オペレーティングシステム15を介してスマートフォン1のアクティブウインドウの切替と、当該切替の要因と状を監視し、最後のアクティブウインドウの切替の要因に基づいてステップ404の、現在アクティブウインドウとなっているウインドウが、ユーザのアクティブウインドウの切替操作に応じてアクティブウインドウに設定されたものであるかどうかの判定を行うようにする。
【0034】
以上、スマートフォン1のAW切替アプリケーションが行うAW切替処理について説明した。
以上のような車載装置2のAW制御処理とスマートフォン1のAW切替処理によれば、車載装置2においてウインドウがアクティブウインドウとなっている連携H-APと連携する連携SP-AP以外のSP-AP16のウインドウをスマートフォン1においてアクティブウインドウに設定することができる。
【0035】
たとえば、車載装置2とスマートフォン1が非マルチウインドウシステムでアクティブウインドウとなっている単一のウインドウのみを表示する場合において、車載装置2において連携H-APであるナビゲーションクライアントとミュージッククライアントが起動されており、ナビゲーションクライアントと連携する連携SP-APであるナビゲーションと、ミュージッククライアント連携する連携SP-APであるミュージックがスマートフォン1において起動されている場合、図5a1に示すように車載装置2においてナビゲーションクライアントのウインドウNCWがアクティブウインドウとして表示装置22に表示されているときには、スマートフォン1のディスプレイ12にはミュージックのウインドウMWがアクティブウインドウとして表示され、図5a2に示すように、車載装置2においてミュージッククライアントMCWのウインドウがアクティブウインドウとして表示装置22に表示されているときには、スマートフォン1のディスプレイ12にはナビゲーションのウインドウNWがアクティブウインドウとして表示される。
【0036】
また、たとえば、車載装置2とスマートフォン1が非マルチウインドウシステムでアクティブウインドウとなっている単一のウインドウのみを表示する場合において、車載装置2において連携H-APであるナビゲーションクライアントとミュージッククライアントとドライブアシストクライアントが起動されており、ナビゲーションクライアントと連携する連携SP-APであるナビゲーションと、ミュージッククライアント連携する連携SP-APであるミュージックと、ドライブアシストクライアントと連携する連携SP-APであるドライブアシストがスマートフォン1において起動されている場合において、ナビゲーションクライアントとミュージッククライアントとドライブアシストクライアントとの間の、上述した優先度が、優先度の高い順に、ナビゲーションクライアント、ドライブアシストクライアント、ミュージッククライアントである場合には以下のようになる。
【0037】
なお、ドライブアシストはユーザの運転のアシスト情報を提供するアプリケーションであるものとする。
さて、この場合、図5b1に示すように車載装置2においてナビゲーションクライアントのウインドウNCWがアクティブウインドウとして表示装置22に表示されているときには、スマートフォン1のディスプレイ12にはドライブアシストのウインドウDWがアクティブウインドウとして表示され、図5b2に示すように車載装置2においてドライブアシストクライアントのウインドウDCWがアクティブウインドウとして表示装置22に表示されているときには、スマートフォン1のディスプレイ12にはナビゲーションのウインドウNWがアクティブウインドウとして表示され、図5b3に示すように、車載装置2においてミュージッククライアントのウインドウMCWがアクティブウインドウとして表示装置22に表示されているときには、スマートフォン1のディスプレイ12にはナビゲーションのウインドウNWがアクティブウインドウとして表示される。
【0038】
ここで、連携H-APのウインドウは、当該連携H-APと連携する連携SP-APの機能をユーザに提供するためのユーザインタフェースを構成するものでもある。よって、本実施形態によれば、車載装置2の表示装置22とスマートフォン1のディスプレイ12とに、異なる連携SP-APのユーザインタフェースを構成するウインドウを表示することができ、表示資源の有効活用を図ることができる。
【0039】
ところで、以上の実施形態では、車載装置2のアクティブウインドウの切替に応じて、スマートフォン1のアクティブウインドウを切り替えるようにしたが、これは、反対に、スマートフォン1のアクティブウインドウの切替に応じて、車載装置2のアクティブウインドウを切り替えるようにしてもよい。すなわち、この場合には、上述したAW制御アプリケーションを車載装置2に代えてスマートフォン1に設けてSP-AP16を対象として、その処理を行わせ、上述したAW切替アプリケーションをスマートフォン1に代えて車載装置2に設けてH-AP26を対象として、その処理を行わせるようにすればよい。
【0040】
または、上述したAW制御アプリケーションとAW切替アプリケーションを車載装置2とスマートフォン1の双方に設け、車載装置2のアクティブウインドウの切替に応じて、スマートフォン1のアクティブウインドウを切り替えると共に、スマートフォン1のアクティブウインドウの切替に応じて、車載装置2のアクティブウインドウを切り替えるようにしてもよい。
【0041】
なお、以上の実施形態は、ホスト装置が車載装置2であり、携帯装置がスマートフォン1の組み合わせについて示したが、ホスト装置は車載装置2以外の装置であってもよく、携帯装置はスマートフォン1以外の、移動電話機やPDAやポータブルゲーム機やポータブルプレイヤなどの任意の携帯装置であってよい。
【符号の説明】
【0042】
1…スマートフォン、2…車載装置、10…移動通信装置、11…操作部、12…ディスプレイ、13…音声入出力部、14…ホストインタフェース、15…SP-オペレーティングシステム、16…SP-AP、17…GPS受信機、21…入力装置、22…表示装置、23…音声入出力装置、24…デバイスインタフェース、25…H-オペレーティングシステム、26…H-AP、27…連携AP管理テーブル、28…連携AP状態テーブル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯装置と接続するホスト装置であって、
前記携帯装置は、当該該携帯装置上で実行されるアプリケーションである携帯装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中の携帯装置アプリケーションのウインドウのうちの、携帯装置アクティブウインドウに設定されたウインドウを優先的に表示する携帯装置であって、
当該ホスト装置は、
当該ホスト装置で実行されるアプリケーションであるホスト装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中のホスト装置アプリケーションのウインドウのうちの、ホスト装置アクティブウインドウとして設定されたウインドウを優先的に表示するホスト装置ウインドウ表示手段と、
前記携帯装置の前記携帯装置アプリケーションと連携して動作する前記ホスト装置アプリケーションである連携アプリケーションのウインドウがホスト装置アクティブウインドウに設定されたときに、他の連携アプリケーションが起動中である場合に、当該他の連携アプリケーションが連携する携帯装置アプリケーションのウインドウを前記携帯装置アクティブウインドウに設定するように、前記携帯装置に指示する携帯装置アクティブウインドウ制御手段とを有することを特徴とするホスト装置。
【請求項2】
請求項1記載のホスト装置であって、
前記携帯装置は、起動中の携帯装置アプリケーションのウインドウのうちの、携帯装置アクティブウインドウに設定されたウインドウのみを表示する携帯装置であって、
前記ホスト装置ウインドウ表示手段は、起動中のホスト装置アプリケーションのウインドウのうちの、前記ホスト装置アクティブウインドウとして設定されたウインドウのみを表示することを特徴とするホスト装置。
【請求項3】
請求項1または2記載のホスト装置であって、
前記携帯装置アクティブウインドウ制御手段は、
連携アプリケーションのウインドウがホスト装置アクティブウインドウに設定されたときに、起動中である他の連携アプリケーションが複数存在する場合に、当該複数存在する他の連携アプリケーションのうちから、一つの連携アプリケーションを、バックグランド動作中に処理を継続して行う連携アプリケーションがより優先して選定されるよう選定し、当該選定した連携アプリケーションが連携する携帯装置アプリケーションのウインドウを前記携帯装置アクティブウインドウに設定するように、前記携帯装置に指示することを特徴とするホスト装置。
【請求項4】
請求項1または2記載のホスト装置であって、
前記携帯装置アクティブウインドウ制御手段は、
連携アプリケーションのウインドウがホスト装置アクティブウインドウに設定されたときに、起動中である他の連携アプリケーションが複数存在する場合に、当該複数存在する他の連携アプリケーションのうちから、一つの連携アプリケーションを、より後に起動された連携アプリケーションがより優先して選定されるよう選定し、前記携帯装置に、当該選定した連携アプリケーションが連携する携帯装置アプリケーションのウインドウを前記携帯装置アクティブウインドウに設定するように、前記携帯装置に指示することを特徴とするホスト装置。
【請求項5】
請求項1、2、3または4記載のホスト装置であって、
当該ホスト装置は自動車に搭載される車載型のホスト装置であることを特徴とするホスト装置。
【請求項6】
請求項1、2、3または4記載のホスト装置に接続する携帯装置であって、かつ、当該携帯装置上で実行されるアプリケーションである携帯装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中の携帯装置アプリケーションのウインドウのうちの、携帯装置アクティブウインドウに設定されたウインドウを優先的に表示する携帯装置であって、
前記ホスト装置の携帯装置アクティブウインドウ制御手段からの前記指示に従って、前記携帯装置アクティブウインドウを切り替える携帯装置アクティブウインドウ切替手段を有することを特徴とする携帯装置。
【請求項7】
請求項6記載の携帯装置であって、
前記携帯装置アクティブウインドウ切替手段は、前記ホスト装置の携帯装置アクティブウインドウ制御手段から、前記携帯装置アクティブウインドウを切り替えるよう指示されたときに、当該時点における携帯装置アクティブウインドウが、ユーザ操作によって前記携帯装置アクティブウインドウに切り替えられたウインドウである場合には、前記携帯装置アクティブウインドウの切替を行わないことを特徴とする携帯装置。
【請求項8】
請求項6または7記載の携帯装置であって、
前記ホスト装置の前記連携アプリケーションと連携する携帯装置アプリケーションのウインドウが前記携帯装置アクティブウインドウに設定されたときに、連携アプリケーションと連携する他の携帯装置アプリケーションが起動中である場合に、当該他の携帯装置アプリケーションが連携する連携アプリケーションのウインドウを前記ホスト装置アクティブウインドウに設定するように、前記ホスト装置に指示するホスト装置アクティブウインドウ制御手段を有することを特徴とする携帯装置。
【請求項9】
請求項1、2、3、4または5記載のホスト装置と、請求項6、7または8記載の携帯装置とを有することを特徴とする情報処理システム。
【請求項10】
ホスト装置と接続する携帯装置であって、
前記ホスト装置は、当該ホスト装置で実行されるアプリケーションであるホスト装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中のホスト装置アプリケーションのウインドウのうちの、ホスト装置アクティブウインドウとして設定されたウインドウを優先的に表示し、
当該携帯装置は、
当該携帯装置上で実行されるアプリケーションである携帯装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中の携帯装置アプリケーションのウインドウのうちの、携帯装置アクティブウインドウに設定されたウインドウを優先的に表示する携帯装置ウインドウ表示手段と、
前記ホスト装置の前記ホスト装置アプリケーションと連携して動作する前記携帯装置アプリケーションである連携アプリケーションのウインドウが携帯装置アクティブウインドウに設定されたときに、他の連携アプリケーションが起動中である場合に、当該他の連携アプリケーションが連携するホスト装置アプリケーションのウインドウを前記ホスト装置アクティブウインドウに設定するように、前記ホスト装置に指示するホスト装置アクティブウインドウ制御手段とを有することを特徴とする携帯装置。
【請求項11】
携帯装置と接続するホスト装置において、接続された前記携帯装置の表示を制御する表示制御方法であって、
前記携帯装置は、当該該携帯装置上で実行されるアプリケーションである携帯装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中の携帯装置アプリケーションのウインドウのうちの、携帯装置アクティブウインドウに設定されたウインドウを優先的に表示する携帯装置であって、
当該表示制御方法は、
前記ホスト装置が、当該ホスト装置で実行されるアプリケーションであるホスト装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中のホスト装置アプリケーションのウインドウのうちの、ホスト装置アクティブウインドウとして設定されたウインドウを優先的に表示するホスト装置ウインドウ表示ステップと、
前記ホスト装置が、前記携帯装置の前記携帯装置アプリケーションと連携して動作する前記ホスト装置アプリケーションである連携アプリケーションのウインドウがホスト装置アクティブウインドウに設定されたときに、他の連携アプリケーションが起動中である場合に、当該他の連携アプリケーションが連携する携帯装置アプリケーションのウインドウを前記携帯装置アクティブウインドウに設定するように、前記携帯装置に指示する携帯装置アクティブウインドウ制御ステップとを有することを特徴とするホスト装置。
【請求項12】
請求項11記載の表示制御方法であって、
前記携帯装置は、起動中の携帯装置アプリケーションのウインドウのうちの、携帯装置アクティブウインドウに設定されたウインドウのみを表示する携帯装置であって、
前記ホスト装置ウインドウ表示ステップにおいて、起動中のホスト装置アプリケーションのウインドウのうちの、ホスト装置アクティブウインドウとして設定されたウインドウのみを表示することを特徴とする表示制御方法。
【請求項13】
請求項11または12記載の表示制御方法であって、
前記携帯装置アクティブウインドウ制御ステップにおいて、
連携アプリケーションのウインドウがホスト装置アクティブウインドウに設定されたときに、起動中である他の連携アプリケーションが複数存在する場合に、当該複数存在する他の連携アプリケーションのうちから、一つの連携アプリケーションを、バックグランド動作中に処理を継続して行う連携アプリケーションがより優先して選定されるよう選定し、当該選定した連携アプリケーションが連携する携帯装置アプリケーションのウインドウを前記携帯装置アクティブウインドウに設定するように、前記携帯装置に指示することを特徴とする表示制御方法。
【請求項14】
請求項11または12記載の表示制御方法であって、
前記携帯装置アクティブウインドウ制御ステップにおいて、
連携アプリケーションのウインドウがホスト装置アクティブウインドウに設定されたときに、起動中である他の連携アプリケーションが複数存在する場合に、当該複数存在する他の連携アプリケーションのうちから、一つの連携アプリケーションを、より後に起動された連携アプリケーションがより優先して選定されるよう選定し、前記携帯装置に、当該選定した連携アプリケーションが連携する携帯装置アプリケーションのウインドウを前記携帯装置アクティブウインドウに設定するように、前記携帯装置に指示することを特徴とする表示制御方法。
【請求項15】
ホスト装置と接続する携帯装置において、前記ホスト装置の表示を制御する表示制御方法であって、
前記ホスト装置は、当該ホスト装置で実行されるアプリケーションであるホスト装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中のホスト装置アプリケーションのウインドウのうちの、ホスト装置アクティブウインドウとして設定されたウインドウを優先的に表示するホスト装置であって、
当該表示制御方法は
前記携帯装置が、当該携帯装置上で実行されるアプリケーションである携帯装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中の携帯装置アプリケーションのウインドウのうちの、携帯装置アクティブウインドウに設定されたウインドウを優先的に表示する携帯装置ウインドウ表示ステップと、
前記携帯装置が、前記ホスト装置の前記ホスト装置アプリケーションと連携して動作する前記携帯装置アプリケーションである連携アプリケーションのウインドウが携帯装置アクティブウインドウに設定されたときに、他の連携アプリケーションが起動中である場合に、当該他の連携アプリケーションが連携するホスト装置アプリケーションのウインドウを前記ホスト装置アクティブウインドウに設定するように、前記ホスト装置に指示するホスト装置アクティブウインドウ制御ステップとを有することを特徴とする表示制御方法。
【請求項16】
携帯装置と接続するコンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
前記携帯装置は、当該該携帯装置上で実行されるアプリケーションである携帯装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中の携帯装置アプリケーションのウインドウのうちの、携帯装置アクティブウインドウに設定されたウインドウを優先的に表示する携帯装置であって、
当該コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
当該コンピュータで実行されるアプリケーションであるホスト装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中のコンピュータアプリケーションのウインドウのうちの、ホスト装置アクティブウインドウとして設定されたウインドウを優先的に表示するホスト装置ウインドウ表示手段と、
前記携帯装置の前記携帯装置アプリケーションと連携して動作する前記ホスト装置アプリケーションである連携アプリケーションのウインドウがホスト装置アクティブウインドウに設定されたときに、他の連携アプリケーションが起動中である場合に、当該他の連携アプリケーションが連携する携帯装置アプリケーションのウインドウを前記携帯装置アクティブウインドウに設定するように、前記携帯装置に指示する携帯装置アクティブウインドウ制御手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項17】
請求項16記載のコンピュータプログラムであって、
前記携帯装置は、起動中の携帯装置アプリケーションのウインドウのうちの、携帯装置アクティブウインドウに設定されたウインドウのみを表示する携帯装置であって、
前記ホスト装置ウインドウ表示手段は、起動中のホスト装置アプリケーションのウインドウのうちの、ホスト装置アクティブウインドウとして設定されたウインドウのみを表示することを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項18】
請求項16または17記載のコンピュータプログラムであって、
前記携帯装置アクティブウインドウ制御手段は、
連携アプリケーションのウインドウがホスト装置アクティブウインドウに設定されたときに、起動中である他の連携アプリケーションが複数存在する場合に、当該複数存在する他の連携アプリケーションのうちから、一つの連携アプリケーションを、バックグランド動作中に処理を継続して行う連携アプリケーションがより優先して選定されるよう選定し、当該選定した連携アプリケーションが連携する携帯装置アプリケーションのウインドウを前記携帯装置アクティブウインドウに設定するように、前記携帯装置に指示することを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項19】
請求項16または17記載のコンピュータプログラムであって、
前記携帯装置アクティブウインドウ制御手段は、
連携アプリケーションのウインドウがホスト装置アクティブウインドウに設定されたときに、起動中である他の連携アプリケーションが複数存在する場合に、当該複数存在する他の連携アプリケーションのうちから、一つの連携アプリケーションを、より後に起動された連携アプリケーションがより優先して選定されるよう選定し、前記携帯装置に、当該選定した連携アプリケーションが連携する携帯装置アプリケーションのウインドウを前記携帯装置アクティブウインドウに設定するように、前記携帯装置に指示することを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項20】
ホスト装置と接続する携帯型のコンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
前記ホスト装置は、当該ホスト装置で実行されるアプリケーションであるホスト装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中のホスト装置アプリケーションのウインドウのうちの、ホスト装置アクティブウインドウとして設定されたウインドウを優先的に表示し、
当該コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
当該コンピュータ上で実行されるアプリケーションである携帯装置アプリケーションを複数備えると共に、起動中の携帯装置アプリケーションのウインドウのうちの、携帯装置アクティブウインドウに設定されたウインドウを優先的に表示する携帯装置ウインドウ表示手段と、
前記ホスト装置の前記ホスト装置アプリケーションと連携して動作する前記携帯装置アプリケーションである連携アプリケーションのウインドウが携帯装置アクティブウインドウに設定されたときに、他の連携アプリケーションが起動中である場合に、当該他の連携アプリケーションが連携するホスト装置アプリケーションのウインドウを前記ホスト装置アクティブウインドウに設定するように、前記ホスト装置に指示するホスト装置アクティブウインドウ制御手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−247898(P2012−247898A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−117698(P2011−117698)
【出願日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】