説明

ボトルのリーク検出装置及びボトルのリーク検出方法

【課題】
ボトルのリークを自動的に検出することのできるボトルリーク検出方法を提供する。
【解決手段】
ボトルリーク検出方法において、それぞれが凹部を有する一対の負極チャックを有する負極及び正極を有するリーク検出装置を用いて、取っ手を有するボトルのリーク検出方法において、負極により、ボトルの取っ手を外部から凹部により挟み込むステップと、負極に対向するように、先端が細線の導電体からなる正極を導電体が負極と対向するようにボトルの内部に挿入するステップと、正極と負極との間に電圧を印加するステップと、正極と負極との間に流れる放電電流を計測するステップと、放電電流を計測することにより、取っ手のリークを検出するステップとを具備して構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボトルのリーク検出装置及びボトルのリーク検出方法に関し、水漏れ等の原因となるピンホールやクラックの検出に関する。
【背景技術】
【0002】
ボトルのピンホール等は、水漏れの原因となるものであり、ボトルを検査して、ピンホール等のあるボトルを不良品として廃棄等をする必要がある。飲料水等に使用するプラスチック製ボトルのピンホールやクラック等の検出には、従来、エアー式のリークテスタが主流であり、プラスチック製容器にガスを充填して、加圧時の圧力変動でリークを検出していた。例えば、3ガロンボトル、ピンホール0.5mmで約30秒もの所要時間を必要としていた。また、従来、放電式リークテスタは短時間で検査が可能であるが、手動機が多く、自動機は小型容器専用のものが殆どであった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来のエアー式リークテスタでは、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)やPC(ポリカーボネート)等のプラスチック製容器にガスを充填して加圧時の圧力変動でリークを検出していた。例えば、3ガロンボトル、ピンホール0.5mmで約30秒もの所要時間が必要とし、検査に時間を要するという問題点があった。また、従来の放電式リークテスタは短時間で検査も可能であったが、手動機が多く、自動機は小型容器専用のものが殆どであった。
【0004】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ボトルのリークの検査に時間を要することなく、短時間、且つ自動化されたボトルのリーク検査方法及びボトルのリーク検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明によれば、互いに対向して配置されて、それぞれが凹部を含む一対の負極チャックを有する負極、及び正極を有するリーク検査装置を用いて、外部に取り付けられた取っ手を有するボトルのリーク検出方法であって、前記負極により、前記ボトルの前記取っ手を外部から前記凹部により挟み込むステップと、前記負極に対向するように、先端部が前記取っ手側を向き、前記先端部から細線の導電体からなる前記正極の前記導電体を延ばして、前記導電体が前記負極と対向するように前記ボトルの内部に挿入するステップと、前記正極と前記負極との間に所定電圧を印加するステップと、前記正極と前記負極との間に流れる放電電流を計測するステップと、前記放電電流を計測することにより、前記取っ手のリークを検出するステップとを具備したことを特徴とするリーク検出方法が提供される。
【0006】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、前記細線の導電体は、箒状の複数のワイヤより構成されるリーク検出方法が提供される。
【0007】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、前記正極は、1対の細線のワイヤで構成されるリーク検出方法が提供される。
【0008】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、前記第1搬送手段により搬送されるボトルが第1所定位置に到達したかを検出するステップと、前記ボトルが前記第1所定位置に到達すると、前記ボトルの下方に配置されて、前記ボトルを上下に移動可能な下部台部を上昇させるステップと、上下に移動及び回転可能な上部把持部を下降させて、前記ボトルを把持し、回転させるステップと、前記ボトルの前記取っ手が第2所定位置に位置したか否かを検出するステップと、前記ボトルの前記取っ手が前記第2所定位置に位置したことが検出されると、前記ボトルの回転を停止するステップとを更に具備したことを特徴とするリーク検出方法が提供される。
【0009】
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明において、前記ボトルを前記取っ手が前記第2所定位置まで回転した後、前記第1搬送手段の搬送方向と平行な方向に、前記ボトルが前記負極チャックに対して、上下・前記第1搬送手段の搬送方向と平行な方向に搬送可能な搬送スライダを移動して、前記ボトルを第3所定位置に位置するまで搬送させてから、前記取っ手のリークを検出することを特徴とするリーク検出方法が検出される。
【0010】
請求項6記載の発明によれば、請求項4記載の発明において、前記リークが検出されると、前記取っ手リーク検出に係るボトルを前記第1搬送手段と平行に配置され、搬送方向が前記第1搬送手段と平行な第2搬送手段側に押し出して、前記第2搬送手段により前記ボトルを搬送するリーク検出方法が提供される。
【0011】
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の発明において,前記取っ手のリークを検出するステップを実行した後、先端部がボトルの底面に平行な方向を向く第2正極を前記ボトルの口より挿入するステップと、前記第2正極を下降して、先端部より細線を前記底面に平行に伸ばすステップと、前記第2正極と前記ボトルが前記第2搬送手段の下方に配置された第2負極との間に所定の電圧を印加して、前記第2正極と前記第2負極との間に放電電流が流れるか否かを検出するステップを更に具備したことを特徴とするリーク検出方法が提供される。
【0012】
請求項8記載の発明によれば、外部に取っ手を含むボトルのリーク検出装置であって、第1所定方向に前記ボトルを搬送する第1搬送手段と、前記第1所定方向と垂直な第2所定方向に前記ボトルを搬送する第2搬送手段と、前記第1搬送手段により第1所定位置に前記ボトルが搬送されたか否かを検出する第1ボトル位置検出部と、前記第1ボトル位置検出部により前記ボトルが搬送されたことを検出したとき、前記ボトルを前記第1搬送手段から前記第2搬送手段側に押し出して、前記ボトルを前記第2搬送手段により搬送するためのボトル押し出し部と、前記ボトル押し出し部により移動させた前記ボトルが前記第2搬送手段により、第2所定位置に搬送されたか否かを検出する第2ボトル位置検出部と、前記ボトルの下部に配置されて、上下移動可能な下部台部と、前記ボトルの上方に配置され、上下移動及び回転可能であり、上下に移動して前記ボトルを開放又は把持する上部把持部と、前記ボトルが前記第2所定位置に配置されたとき、前記上部把持部で把持した前記ボトルの前記取っ手が第3所定位置に位置するまで、該上部把持部を回転させることにより、前記ボトルを回転させる回転部と、前記取っ手が前記第3所定位置に位置したとき、互いに対向して配設された一対の凹部を含み、該凹部同士が近接するように移動可能な負極チャックを有し、前記ボトルの前記取っ手を前記負極チャックの前記凹部同士を近接させて挟み込む負極と、前記ボトルの口より挿入されて、上下に移動可能であって、先端部が前記取っ手方向を向き、該先端部より前記負極チャック側に延びる複数の細線を有する正極と、前記正極と前記負極との間に所定の電圧を印加する印加手段と、前記印加手段により前記電圧を印加したとき、前記正極と前記負極との間に放電電流が流れるか否かを検出する検出手段とを具備したことを特徴とするリーク検出装置が提供される。
【0013】
請求項9記載の発明によれば、請求項8記載の発明において、前記ボトルの前記取っ手が前記第3所定位置に位置したとき、上下及び前記第2搬送手段による搬送方向と平行な方向に移動可能であり、前記ボトルを前記負極に対して、第4所定位置に搬送する搬送スライダを更に具備したことを特徴とするリーク検出装置が提供される。
【0014】
請求項10記載の発明によれば、請求項9記載の発明において、前記ボトルの前記第2搬送手段の下方に設けられた第2負極と、前記ボトルの口より挿入されて、上下に移動可能であって、先端部が前記ボトルの底面に平行な方向を向き、前記先端部より前記底面に平行に延びる第2正極と、前記第2正極と前記第2負極との間に所定の電圧を印加する第2印加手段と、前記第2印加手段により前記所定の電圧を印加して、前記第2正極と前記第2負極との間に放電電流が流れるか否かを検出する第2検出手段とを更に具備したことを特徴とするリーク検出装置が提供される。
【発明の効果】
【0015】
請求項1記載の発明によると、ボトルのリークを自動的に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態によるリーク検査装置の平面図である。
【図2】本発明の実施形態によるリーク検査装置の正面図である。
【図3】本発明の実施形態による取っ手リーク検査装置及び底面リーク検査装置の正極詳細図である。
【図4】ボトルを示す図である。
【図5】図3中のA部詳細図である。
【図6】入口ボトル検出フローチャートである。
【図7】ボトル押し出しフローチャートである。
【図8】取っ手位置検出フローチャートである。
【図9】取っ手リーク検出フローチャートである。
【図10】底面リーク検出フローチャートである。
【図11】搬送スライダ動作フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1〜図3は本発明の実施形態によるリーク検出装置の概略構成図であり、図1は平面図、図2は正面図、図3は図2中の取っ手リーク正極部及び底面リーク正極部を示す図であり、図4はボトルを示す図であり、図5は図3中のA部拡大図である。
【0018】
図1及び図2に示すように、リーク検出装置は、入口ボトル検出部10、ボトル検出部12、位置出し部14、取っ手リーク検出部16及び底面リーク検出部18を具備する。
【0019】
入口ボトル検出部10は、入口ボトル満杯センサ50、入口ボトル検出センサ52、第1コンベア54、第2コンベア56及び入口ボトル押し出し部58を具備する。入口ボトル検出部10は、以下の機能を有する。(i)入口ボトル満杯センサ50が図5に示すボトル2を検出していない場合は、上流側からのボトル2の投入を許可し、(ii)入口ボトル満杯センサ50がボトル2を検出している場合は、上流側からボトル2の投入を禁止する。図5に示すように、ボトル2の中央部に設けられた空間3内に外部から取っ手4が取り付けられている。ボトル2は、プラスティック等で構成される。
【0020】
入口ボトル検出センサ52がボトル2を検出した場合は、ボトル検出部12がボトル2を検出したことを通知されたとき、入口ボトル押し出し部58はボトル2の押し出しをしない。入口ボトル検出センサ52がボトル2を検出している場合は、ボトル検出部12がボトル2を検出したことを通知されていないとき、入口ボトル押し出し部58はボトル2の押し出しをする。入口ボトル検出センサ52がボトル2を検出していない場合は、入口ボトル押し出し部58はボトル2の押し出しをしない。
【0021】
入口ボトル満杯センサ50は、ボトル2が所定位置に存在しているか否かを検出する光学素子であり、例えば、発光部、反射部及び受光部から成る。発光部で発光した時、ボトル2が所定位置に位置していると、ボトル2により発光部で発光した光が反射部に到達されなくなり、受光部で検出できなくなることにより、ボトル2が所定位置に位置していることが検知される。
【0022】
また、ボトル2が所定位置に位置していないとき、発光部で発光した光が反射部に到達して反射し、受光部で受光することにより、ボトル2が所定位置に位置していないことが検知される。入口ボトル検出センサ52は、入口にボトル2が位置している否かを検知するものであり、その原理は入口ボトル満杯センサ50と同様である。
【0023】
第1コンベア54は、洗浄済みのボトル2を所定方向に搬送する搬送手段であり、例えば、ベルトコンベアにより構成される。第2コンベア56は、第1コンベア54により搬送されたボトル2を受け取り、載置するもの(以下、載置台)であり、例えば、ベルトコンベアにより構成する。入口ボトル押し出し部58は、載置台に載置されたボトル2をボトル検出部12側の第3搬送手段80に押し出すものである。
【0024】
ボトル検出部12は、第3コンベア80及びボトル検出センサ82を具備する。第3コンベア80は、入口ボトル押し出し部58により押し出されたボトル2を所定方向、例えば、第1コンベア54の搬送方向と垂直方向に搬送するものであり、例えば、ベルトコンベアにより構成する。
【0025】
ボトル検出センサ82は、所定位置にボトル2が位置しているか否かを検知することにより、ボトル2が所定位置に位置するか否かを入口ボトル押し出し部10に通知するものであり、原理は入口ボトル満杯センサ50と同様である。
【0026】
位置出し部14は、下側回転台100、回転機構付上回転台102、ステッピングモータ104、取っ手検出レーザセンサ106、位置出し部ボトル検出センサ108を具備する。位置出し部14は、位置出し部ボトル検出センサ108がボトル2を検出したとき、下側回転台100を上昇させて、回転機構付上回転台102を下降させ、回転機構付上回転台102によりボトル2の口を把持して、ステッピングモータ104により、取っ手検出レーザセンサ106が取っ手4を検出するまで、ボトル2を回転させる。取っ手検出レーザセンサ106が取っ手4を検出すると、ステッピングモータ104により、所定角度、例えば、90°、更に、回転させる。
【0027】
下側回転台100は、位置出し部ボトル検出センサ108がボトル2を検出したとき、上昇させる。回転機構付上側回転台102は、位置出し部ボトル検出センサ108がボトル2を検出したとき、下降して、ボトル2の口を把持する。
【0028】
ステッピングモータ104は、位置出し部ボトル検出センサ108がボトル2を検出したとき、取っ手検出レーザセンサ106がボトル2の取っ手4を検出するまで、ボトル2を回転させてから、所定角度、例えば、90°、更に、回転させる。
【0029】
取っ手検出レーザセンサ106は、ボトル2の取っ手4が所定位置に位置しているか否かを検出するセンサであり、例えば、ボトル本体と取っ手4との間の間隙3を検知することにより取っ手を検出するものであり、所定位置に、対向して設けた一対の発光レーザ及び受光素子で構成し、発光レーザにより光を発光して、受光素子により発光レーザが発光した光を受光できたとき、ボトル2の取っ手4が検出されたことを検出する。
【0030】
位置出し部ボトル検出センサ108は、ボトル2が所定位置に位置したことを検出するものであり、原理は入口ボトル満杯検出センサ50と同様である。
【0031】
搬送スライダ110は、第2コンベア80の2本の搬送ベルト間に、配設されて、3個のボトル2を同時に搬送するものであり、ボトル検出センサ82がボトル2を検出し、且つ、位置出し部ボトル検出センサ108がボトル2を検出し、且つ、取っ手リークボトル検出部がボトル2を検出し、且つ、底面リークボトル検出センサ210がボトル2を検出し、且つ、位置出し部14、取っ手リーク検出部16及び底面リーク検出部18が作動中でないとき、上昇→移動→下降→戻りの動作を行って、ボトル2を搬送する。
【0032】
取っ手リーク検出部16は、取っ手検査部ボトル検出センサ150、負極チャック152、図3(b)に示すように、取っ手プラス電極上下シリンダ151、取っ手プラス電極ワイヤ上下シリンダ153及び取っ手プラス電極ワイヤ154、並びに取っ手リークボトル押し出しシリンダ156及び電気ボックス105内に設けられる取っ手リーク制御部を具備する。
【0033】
取っ手検査部ボトル検出センサ150は、ボトル2が取っ手検出部16、例えば、負極チャック152に対して、所定位置に位置したか否かを検知するセンサである。その原理は、入口ボトル満杯センサ50と同様である。
【0034】
負極チャック152は、例えば、離間して配置された一対の対向するチャックにより構成され、それぞれ、中央に凹部が形成されて、取っ手検査部ボトル検出センサ150が、ボトル2が所定位置に位置したことを検知したとき所定位置まで前進し、例えば、凹部間に取っ手4が挟まれる位置まで前進した後、横に移動して、凹部により、取っ手4を挟み込む。
【0035】
取っ手プラス電極上下シリンダ151は、上下に移動することにより、ボトル2の口より、取っ手プラス電極154を挿入する。取っ手プラス電極ワイヤ上下シリンダ153は、取っ手プラス電極154が所定位置まで下降したとき、垂直方向に長さの異なる2本のプラス電極ワイヤ155を上下に移動させて、2本のプラス電極ワイヤ155をボトル2の取っ手4の方向を向いたその先端ワイヤを伸ばす。このとき、2本のプラス電極ワイヤ155は、取っ手4を挟んで位置する。
【0036】
図5に示すように、取っ手リークプラス電極154は、先端に、外側固定バイプ250、可動パイプ272及びプラス電極ワイヤ155を有する。尚、底面リークプラス電極204の構造は、取っ手リークプラス電極154の構造と実質的に同一である。
【0037】
外側固定パイプ250が可動パイプ272を収容して、取っ手プラス電極上下シリンダ151が外側固定パイプ250を上下に移動することにより、取っ手プラス電極154が上下に移動する。更に、取っ手プラス電極ワイヤ上下シリンダ153がプラス電極ワイヤ155を上下に移動させることにより、取っ手方向を向いたプラス電極ワイヤ155の先端部が延びる構成となっている。
【0038】
即ち、プラス電極ワイヤ155は、垂直方向において、長さの異なる2本のワイヤから構成され、その先端が取っ手方向を向いており、取っ手プラス電極ワイヤ上下シリンダ151により、ボトル2の口より挿入される。可動パイプ272が上下に移動することにより、プラス電極ワイヤ155が上下に移動して、更に、取っ手プラス電極ワイヤ上下シリンダ153が下に移動することにより、先端が取っ手4の方向を向いた2本のワイヤが取っ手方向に延びる構成となっている。これにより、2本のプラス電極ワイヤ155が取っ手4を挟んだ状態で位置する。
【0039】
電気ボックス105に設けられてコントローラにより構成される取っ手リーク検出制御部は、2本のプラス電極ワイヤ155が取っ手4の方向に伸びると、所定の電圧、例えば、4000Vの高圧を印加する。この時、取っ手4が取り付けられるボトル2にピンホールが形成されていると、このピンホールを通して、プラス電極ワイヤ155→ピンホール→負極152側に放電電流が流れて、取っ手4のリークが検出される。取っ手4が取り付けられるボトル2にピンホールが形成されていない場合、放電電流は流れない。
【0040】
取っ手リークボトル押し出しシリンダ156は、第3コンベア80の搬送方向と垂直方向に移動するシリンダであり、取っ手4のリークが検出されると、第3コンベア80の搬送方向と平行な搬送方向に搬送する第4コンベア170にボトル2を突き出す。これにより、取っ手4のリークが検出されたボトル2は、第4コンベア170により搬送される。
【0041】
底面リーク検出部18は、負極アース板200、底面部ボトル検出センサ201、図3(a)に示すように、底面リークプラス電極シリンダ201、底面リークプラス電極ワイヤ上下シリンダ202及び底面リークプラス電極204、並びに、底面リークボトル押し出しシリンダ206、ボトル回転ユニット208、1回転検出センサ210及び電気ボックス105内に設けられる底面リーク制御部を具備する。
【0042】
負極アース板200は、ボトル底面に対向する位置に設けられた銅等で構成されるアース板であり、上下に昇降して、底面部ボトル検出センサ201が、ボトル2が底面リーク検出部18に対して、所定位置に位置したことを検知した時、上昇して、ボトル2を載置する。
【0043】
底面リークマイナス電極シリンダ200は、底面部ボトル検出センサ201が、ボトル2が底面リーク検出部18に対して、所定位置に位置したことを検知した時、上下に移動して、ボトル2の口より、底面リークプラス電極204を挿入してから、底面リークプラス電極を上下に移動する。
【0044】
底面リークプラス電極ワイヤ上下シリンダ202は、プラス電極204を上下に移動させることにより、底面リークプラス電極ワイヤ205を延ばして、底面に平行な方向を向いたその先端部から、ワイヤを延ばす。そして、底面リークプラス電極ワイヤ205は、ボトル2の底面をはうように延びる。
【0045】
底面リークプラス電極ワイヤ205は、細線の導電体から構成されて、その先端が底面に平行な方向を向いており、底面リークプラス電極ワイヤ上下シリンダ202により、上下に移動されて、ボトル2の口より挿入されてから、先端が底面に平行な方向を向いた底面リーク電極ワイヤ205が底面に平行に延びる構成となっている。これにより、底面リーク電極ワイヤ205と負極アース板200とが平行となる。
【0046】
底面リークボトル押し出しシリンダ206は、第3コンベア80の搬送方向と垂直方向に移動するシリンダであり、底面リークが検出されると、第3コンベア80の搬送方向と平行な搬送方向に搬送する第4コンベア170の側にボトル2を突き出す。これにより、底面リークが検出されたボトル2は、第4コンベア170により搬送される。
【0047】
ボトル回転ユニット208は、取っ手検査部ボトル検出センサ150が、ボトル2が底面リーク検出部18に対して、所定位置に位置したことを検出したとき、第3コンベア80の搬送方向に対して、垂直方向に移動した後、ボトル2の口を把持し、1回転検出センサ210が、ボトル2が1回転したことを検出するまでボトル2を回転する。
【0048】
電気ボックス105に設けられたコントローラで構成される底面リーク検出制御部は、ワイヤ205が底面に平行な方向に延びると、所定の電圧、例えば、4000Vの電圧を印加する。この時、ボトル底面にピンホールが、形成されていると、このピンホールを通して、底面リークプラス電極ワイヤ205→ピンホール→負極アース板200に放電電流が流れて、底面リークが検出される。一方,ボトル底面にピンホールが形成されていない場合、放電電流は流れない。
【0049】
リークボトル押し出しシリンダ206は、第3コンベア80の搬送方向と垂直方向に移動するシリンダであり、底面リークが検出されると、第3コンベア80の搬送方向と平行な搬送方向に搬送する第4コンベア170にボトル2を突き出す。これにより、底面リークが検出されたボトル2は、第4コンベア170により搬送される。
【0050】
下流ボトル検出センサ220は、底面リーク検出部18よりも搬送コンベア80の搬送方向に対して、下流方向に設けられて、ボトル2が所定位置に位置するか否かを検出する。下流ボトル検出センサ220がボトル2を検出した時、取っ手リーク検出部16及び底面リーク検出部18が作動しない。
【0051】
図6〜図11は本発明の実施形態によるリーク検出装置のフローチャートである。以下、これらの図面を参照して、本発明の実施形態によるリーク検出装置の動作説明をする。
【0052】
(a) ボトル2の押し出し処理
図6中のステップS2において、入口ボトル満杯センサ50がボトル2を検出したか否かを判定する。肯定判定ならば、ステップS4に進み、否定判定ならば、ステップS6に進む。
【0053】
ステップS4において、ボトル投入を中断して、ステップS2に戻る。ステップS6において、ボトル搬送OK信号をOFFする。ステップS6において、ボトル搬送信号をOFFする。
【0054】
図7中のステップS10において、入口ボトル検出センサ52がボトル2を検出したか否かを判定する。肯定判定ならば、ステップS12に進む。否定判定ならば、ステップ14に戻る。ステップS12において、ボトル2を入口ボトル押し出し部58により押し出した後、押し出し戻す。ステップS14において、第2コンベア56が回転して、ボトル2を受け入れる。
【0055】
(b) 搬送スライダ110の動作
図11中のステップS200において、検出部ボトル検出したか否かを判定する。肯定判定ならば、ステップS204に進む。否定判定ならば、ステップS202に進む。ステップS202において、一定時間経過したか否かを判断する。肯定判定ならば、ステップS204に進む。否定判定ならば、ステップS202に戻る。
【0056】
ステップS204において、位置出し部ボトル検出センサ106がボトル2を検出したか否かを判定する。肯定判定ならば、ステップS208に進む。否定判定ならば、ステップS206に進む。ステップS206において、一定時間経過したか否かを判断する。肯定判定ならば、ステップS208に進む。否定判定ならば、ステップS204に戻る。
【0057】
ステップS208において、取っ手リークボトル検出センサ106がボトル2を検出したか否かを判定する。肯定判定ならば、ステップS212に進む。否定判定ならば、ステップS210に進む。ステップS210において、一定時間経過したか否かを判断する。肯定判定ならば、ステップS212に進む。否定判定ならば、ステップS208に戻る。
【0058】
ステップS212において、底面リークボトル検出センサ201がボトル2を検出したか否かを判定する。肯定判定ならば、ステップS216に進む。否定判定ならば、ステップS214に進む。ステップS214において、一定時間経過したか否かを判断する。肯定判定ならば、ステップS216に進む。否定判定ならば、ステップS212に戻る。
【0059】
ステップS216において、搬送スライダ110が上昇する。ステップS218において、搬送スライダ110が移動して,ボトル2を移動する。ステップS220において、搬送スライダ110が下降する。ステップ222において、搬送スライダ110が退避して、元の位置に復帰する。これにより、搬送スライダ110上に載置されたボトル2が前進する。
【0060】
(c) ボトル2の位置出し
図8中のステップS50において、位置出し部ボトル検出センサ108がボトル2を検出したか否かを判定する。肯定判定ならば、ステップS52に進む。否定判定ならば、ステップS50に戻る。ステップS52において、下側回転台100を上昇させる。ステップS54において、上側回転台102が下降して、ボトル2の口を把持する。ステップS56において、ボトル2をステッピングモータ104により回転させる。
【0061】
ステップS58において、取っ手検出レーザセンサ106がボトル2の取っ手を検出したか否かを判定する。肯定判定ならば、ステップS60に進む。否定判定ならば、ステップS56に戻る。
【0062】
ステップS60において、ボトル2をステッピングモータ104により、90°回転させる。ステップS62において、搬送スライダが上昇して、ボトル2を搬送スライダ110上に載置する。ステップS64において、搬送スライダ110が取っ手リーク検出部16側に横方向に移動し、ボトル2が取っ手リーク検出部16に対して、所定の位置に位置するようにする。
【0063】
(d) 取っ手リーク検出
図9中のステップS98において、取っ手検査部ボトル検出センサ108がボトル2を検出したか否かを判定する。肯定判定ならば、ステップS100に進む。否定判定ならば、ステップ98に戻る。
【0064】
ステップS100において、負極チャック152を第3コンベアの搬送方向に対して垂直方向に移動する。ステップS102において、負極チャック152は、前後に移動して、ボトル2の空間3まで前進して、対向する凹部により取っ手4を挟み込む。
【0065】
ステップS104において、取っ手プラス電極ワイヤ上下シリンダ153は垂直方向において、長さの異なる2本のプラス電極ワイヤ154を上下に移動させることにより、ボトル2の口より挿入する。
【0066】
ステップS106において、2本のプラス電極ワイヤ154を延ばして、取っ手4の方向を向いたその先端ワイヤを伸ばす。このとき、2本の取っ手プラス電極ワイヤ154は、取っ手4を挟んだ状態となる。
【0067】
ステップS108において、所定の電圧、例えば、4000Vの電圧を印加する。この時、取っ手4が取り付けられるボトル2にピンホールが形成されていると、このピンホールを通して、正極155→ピンホール→負極側に放電電流が流れて、取っ手4のリークが検出される。
【0068】
取っ手4が取り付けられるボトル2にピンホールが形成されていない場合、放電電流は流れない。ステップS110において、取っ手4のリークが発生したか否かを判定する。肯定判定ならば、ステップS112に進む。否定判定ならば、ステップS113に進む。
ステップS112において、プラス電極ワイヤ154を収縮する。ステップS114において、アース電極側チャック152を開放する。ステップS116において、負極チャック152を後退させる。
【0069】
ステップS118において、取っ手シリンダを第3コンベア80の搬送方向と垂直方向に移動する。ステップS120において、第4コンベア170の側にボトル2を突き出す。これにより、取っ手4のリークが検出されたボトル2は、第4コンベア170により搬送される。ステップS122において、プラス電極ボトル2を排出する。
【0070】
(e) 底面リーク検出
図10中のステップS154において、底面リーク検出センサ201がボトル2を検出したか否かを判定する。肯定判定ならば、ステップS157に進む。否定判定ならば、ステップS154に戻る。ここで、負極アース板200は、ボトル底面に対向する。
【0071】
ステップS157において、負極アース板200を上昇させて、ボトル2を載置する。ステップS158において、プラス電極204を上下に移動させることにより、ボトル2の口より挿入する。ステップS160において、プラス電極ワイヤ205を延ばして、底面に平行な方向を向いたその先端ワイヤを伸ばす。
【0072】
プラス電極ワイヤ205は、ワイヤから構成され、その先端が底面に平行な方向を向いており、底面リークプラス電極ワイヤ上下シリンダ202により、上下に移動されて、ボトル2の口より挿入されてから、先端が底面に平行な方向を向いたワイヤ205が底面に平行に延びる構成となっている。これにより、ワイヤ205と負極アース板200が平行な方向となる。
【0073】
ステップS162において,第3コンベア80の搬送方向に対して垂直方向に移動した後、ボトル2の口を把持する。
【0074】
ステップS164において、ボトル2を回転させる。ステップS165において、正極ワイヤ205と負極アース板200との間に高電圧(4000V)を印加する。
【0075】
ステップS166において、底面リークが検出されたか否かを判定する。ボトル底面にピンホールが形成されていると、このピンホールを通して、正極204→ピンホール→負極アース板200に放電電流が流れて、底面リークが検出される。肯定判定ならば、ステップS170に進む。否定判定ならば、ステップS173に進む。
【0076】
ステップS171において、プラス電極ワイヤ155を収縮する。ステップS172において、底面のリークが検出されると、第3コンベア80の搬送方向と平行な搬送方向に搬送する第4コンベア170にボトル2を突き出して、底面リークが検出されたボトル2は第4コンベア170により搬送される。ステップS176において、底面リークに関わるボトル2を第4コンベア170側に押し出す。
【0077】
ステップS173において、1回転検出センサ210が、ボトル2が1回転したか否かを判定する。肯定判定であれば、ステップS176に進む。否定判定ならば、ステップS169に戻る。
【0078】
ステップS169において、底面リークプラス電極ワイヤ205の先端を収縮してから、底面リークプラス電極ワイヤ上下シリンダ202により、底面リークプラス電極ワイヤ205をボトル2の口より排出する。ステップS168において、シリンダを移動する。ステップS169において、不良ユニットを押し出す。
【0079】
ステップS170において、プラス電極ワイヤ収縮させる。ステップS171において、シリンダを移動する。ステップS172において、不良ユニットへ押し出す。ステップS176において、アース板160を下降する。ステップS178において、プラス電極ボトルを排出する。
【0080】
以上説明した本実施形態によれば、ボトル2の取っ手4のリークや、ボトル底面のリークを自動により検査することができ、省力化ができるとともに、検査時間を短縮することができ、検査工程を短縮することができる。
【0081】
本実施形態では、取っ手付きボトルのリーク検出を例に挙げたが、これに限定されることなく、正極ワイヤ→ピンホール→負極を通して放電によりリークを検出する場合にも適用可能である。
【符号の説明】
【0082】
2 ボトル
4 取っ手
10 入口ボトル検出部
12 ボトル検出部
14 位置出し部
16 取っ手リーク検出部
18 底面リーク検出部
50 入口ボトル満杯センサ
52 入口ボトル検出センサ
54 第1コンベア
56 第2コンベア
58 入口ボトル押し出し部
80 第3コンベア
82 ボトル検出センサ
100 下側回転台
102 上側回転台
104 ステッピングモータ
105 電気ボックス
106 取っ手検出レーザセンサ
108 位置出し部ボトル検出センサ
150 取っ手検査部ボトル検出センサ
151 取っ手プラス電極上下シリンダ
152 負極チャック
153 取っ手リークプラス電極上下シリンダ
154 取っ手プラス電極
155 取っ手プラス電極ワイヤ
156 取っ手リーク押し出しシリンダ
170 第4コンベア
250 外側固定パイプ
272 可動パイプ
200 負極アース板
201 底面部ボトル検出センサ
202 底面リークプラス電極シリンダ
204 底面リークプラス電極
205 底面リークプラス電極ワイヤ
206 底面リークボトル押し出しシリンダ
208 ボトル回転ユニット
210 1回転検出センサ
220 下流ボトル検出センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに対向して配置されて、それぞれが凹部を含む一対の負極チャックを有する負極、及び正極を有する取っ手リーク検査装置を用いて、外部に取り付けられた取っ手を有するボトルのリーク検出方法であって、
前記負極により、前記ボトルの前記取っ手を外部から前記凹部により挟み込むステップと、
前記負極に対向するように、先端部が前記取っ手側を向き、前記先端部から細線の導電体からなる前記正極の前記導電体を延ばして、前記導電体が前記負極と対向するように前さ記ボトルの内部に挿入するステップと、
前記正極と前記負極との間に所定電圧を印加するステップと、
前記正極と前記負極との間に流れる放電電流を計測するステップと、
前記放電電流を計測することにより、前記取っ手のリークを検出するステップと、
を具備したことを特徴とするリーク検出方法。
【請求項2】
前記細線の導電体は、箒状の複数のワイヤより構成される請求項1記載のリーク検出方法。
【請求項3】
前記正極は、1対の細線のワイヤで構成される請求項1記載のリーク検出方法。
【請求項4】
前記第1搬送手段により搬送されるボトルが第1所定位置に到達したかを検出するステップと、前記ボトルが前記第1所定位置に到達すると、前記ボトルの下方に配置されて、前記ボトルを上下に移動可能な下部台部を上昇させるステップと、上下に移動及び回転可能な上部把持部を下降させて、前記ボトルを把持し、回転させるステップと、前記ボトルの前記取っ手が第2所定位置に位置したか否かを検出するステップと、前記ボトルの前記取っ手が前記第2所定位置に位置したことが検出されると、前記ボトルの回転を停止するステップを更に具備し、前記ボトルの回転を停止してから、前記負極により、前記ボトルの前記取っ手を外部から前記凹部により挟み込むことを特徴とする請求項1記載のリーク検出方法。
【請求項5】
前記ボトルを前記取っ手が前記第2所定位置に位置するまで回転した後、前記第1搬送手段の搬送方向と平行な方向に、前記ボトルが前記負極チャックに対して、上下及び前記第1搬送手段の搬送方向と平行な方向に搬送可能な搬送スライダを移動して、前記ボトルを前記負極チャックに対して、第3所定位置に位置するまで搬送させてから、前記取っ手のリークを検出することを特徴とする請求項4記載のリーク検出方法。
【請求項6】
前記取っ手リークが検出されると、前記取っ手リーク検出に係るボトルを前記第1搬送手段と平行に配置され、搬送方向が前記第1搬送手段と平行な第2搬送手段側に押し出して、前記第2搬送手段により前記ボトルを搬送する請求項4記載のリーク検出方法。
【請求項7】
前記取っ手のリークを検出するステップを実行した後、先端部がボトルの底面に平行な方向を向く第2正極を前記ボトルの口より挿入するステップと、前記第2正極を下降して、先端部より細線を前記底面に平行に伸ばすステップと、前記第2正極と前記ボトルが前記第2搬送手段の下方に配置された第2負極との間に所定の電圧を印加して、前記第2正極と前記第2負極との間に放電電流が流れるか否かを検出するステップを更に具備したことを特徴とする請求項6記載のリーク検出方法。
【請求項8】
外部に取っ手を含むボトルのリーク検出装置であって、
第1所定方向に前記ボトルを搬送する第1搬送手段と、
前記第1所定方向と垂直な第2所定方向に前記ボトルを搬送する第2搬送手段と、
前記第1搬送手段により第1所定位置に前記ボトルが搬送されたか否かを検出する第1ボトル位置検出部と、
前記第1ボトル位置検出部により前記ボトルが搬送されたことを検出したとき、前記ボトルを前記第1搬送手段から前記第2搬送手段側に押し出して、前記ボトルを前記第2搬送手段により搬送するためのボトル押し出し部と、
前記ボトル押し出し部により移動させた前記ボトルが前記第2搬送手段により、第2所定位置に搬送されたか否かを検出する第2ボトル位置検出部と、
前記ボトルの下部に配置されて、上下移動可能な下部台部と、
前記ボトルの上方に配置され、上下移動及び回転可能であり、上下に移動して前記ボトルを開放又は把持する上部把持部と、
前記ボトルが前記第2所定位置に配置されたとき、前記上部把持部で把持した前記ボトルの前記取っ手が第3所定位置に位置するまで、該上部把持部を回転させることにより、前記ボトルを回転させる回転部と、
前記取っ手が前記第3所定位置に位置したとき、互いに対向して配設された一対の凹部を含み、該凹部同士が近接するように移動可能な負極チャックを有し、前記ボトルの前記取っ手を前記負極チャックの前記凹部同士を近接させて挟み込む負極と、
前記ボトルの口より挿入されて、上下に移動可能であって、先端部が前記取っ手方向を向き、該先端部より前記取っ手方向に延びる複数の細線を有する正極と、
前記正極と前記負極との間に所定の電圧を印加する印加手段と、
前記印加手段により前記電圧を印加したとき、前記正極と前記負極との間に放電電流が流れるか否かを検出する検出手段と、
を具備したことを特徴とするリーク検出装置。
【請求項9】
前記ボトルの前記取っ手が前記第3所定位置に位置したとき、上下及び前記第2搬送手段による搬送方向と平行な方向に移動可能であり、前記ボトルを前記負極に対して、第4所定位置にまで搬送する搬送スライダを更に具備したことを特徴とする請求項8記載のリーク検出装置。
【請求項10】
前記ボトルの前記第2搬送手段の下方に設けられた第2負極と、前記ボトルの口より挿入されて、上下に移動可能であって、先端部が前記ボトルの底面に平行な方向を向き、前記先端部より前記底面に平行に延びる第2正極と、前記第2正極と前記第2負極との間に所定の電圧を印加する第2印加手段と、前記第2印加手段により前記所定の電圧を印加して、前記第2正極と前記第2負極との間に放電電流が流れるか否かを検出する第2検出手段とを更に具備したことを特徴とする請求項9記載のリーク検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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