ポリケチド類及びそれらの合成
【課題】新規ポリケチド(plyketide)類及びそれらを組換え合成により調製するための方法及び手段の提供。
【解決手段】タイプIIポリケチドシンターゼプロモーター、たとえばS.コエリカラーのactIの制御下にある、スターターモジュール及び多くの異種延長モジュールを典型的には含むハイブリッドタイプIポリケチドシンターゼ遺伝子、および、該遺伝子を用いた新規のポリケチドの合成のため使用、および、調製されたポリケチド。
【解決手段】タイプIIポリケチドシンターゼプロモーター、たとえばS.コエリカラーのactIの制御下にある、スターターモジュール及び多くの異種延長モジュールを典型的には含むハイブリッドタイプIポリケチドシンターゼ遺伝子、および、該遺伝子を用いた新規のポリケチドの合成のため使用、および、調製されたポリケチド。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハイブリッドポリケチドシンターゼ(“PKS”)遺伝子であって、第1のタイプI PKSの少なくとも1つのドメインをコードする第1の核酸部分又は複数の部分、及び前記第1のPKS に対して非相同である少なくとも1つのタイプI PKSドメインをコードする第2の核酸部分又は複数の部分を含んで成るハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項2】
前記第1の核酸部分が少なくとも負荷モジュールをコードし、そして前記第2の核酸部分が少なくとも1つの延長モジュールをコードする請求の範囲第1項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項3】
前記負荷モジュールが、アシルトランスフェラーゼ及びアシルキャリヤータンパク質を含んで成る請求の範囲第2項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項4】
前記第1の核酸部分が、相同延長モジュールのケトシンターゼ(“KS”)ドメイン(のみ)と共に負荷モジュールをコードする請求の範囲第2又は3項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項5】
前記負荷モジュールが、前記延長モジュールと通常関係しているスターター単位とは異なるスターター単位を生成するために基質を負荷することができる請求の範囲第2,3又は4のいづれか1項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項6】
前記負荷モジュールが、異なったスターター単位の多様性のいづれかを負荷することができる請求の範囲第2〜5のいづれか1項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項7】
前記負荷モジュールが、avr 負荷モジュールである請求の範囲第6項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項8】
前記核酸部分が、2種の天然のモジュールの対応するドメイン間で個々に延長する組合せモジュールをコードする請求の範囲第1〜7のいづれか1項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項9】
チオエステラーゼ以外の連鎖停止酵素をコードする核酸を包含する請求の範囲第1〜8のいづれか1項記載のハイブリッドPKS遺伝子。
【請求項10】
前記第2の核酸部分又は複数の部分が、酸化状態及び/又は立体化学及び/又は置換パターンにおいて天然の単位とは異なるケチド単位を導びく延長モジュールをコードする部分を含んで成る請求の範囲第1〜9のいづれか1項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項11】
PKS タイプIIプロモーターに操作可能的に結合される請求の範囲第1〜10のいづれか1項記載の遺伝子をコードする核酸。
【請求項12】
前記プロモーターが、その天然の活性化因子遺伝子により付随される請求の範囲第11項記載の核酸。
【請求項13】
前記プロモーターが、S.コエリカラーの actIである請求の範囲第11又は12項記載の核酸。
【請求項14】
請求の範囲第1〜10のいづれか1項記載の遺伝子によりコードされるようなハイブリッドポリケチドシンターゼ。
【請求項15】
請求の範囲第1〜13のいづれか1項記載の遺伝子又は核酸を含むベクター。
【請求項16】
請求の範囲第1〜13のいづれか1項記載の遺伝子又は核酸を含み、そしてそれによりコードされるポリケチドシンターゼを発現することができる形質転換された生物。
【請求項17】
請求の範囲第16項記載の生物を生成するための方法であって、“ドナー”DNA を含むプラスミドを宿主細胞に、異種染色体PKSDNA との相同組換えが存在するような条件下で導入する段階を含んで成る方法。
【請求項18】
請求の範囲第16項記載の生物を培養することによってポリケチドを製造するための方法。
【請求項19】
請求の範囲第18項記載の方法により調製されるようなポリケチド。
【請求項20】
異種遺伝子を制御するためへのタイプII PKSプロモーターの使用。
【請求項21】
異種遺伝子に対して操作可能的に結合されるタイプII PKSプロモーターを含んで成る核酸。
【請求項22】
前記プロモーターがその天然の活性化因子遺伝子により付随される請求の範囲第20又は21項記載の使用又は核酸。
【請求項23】
前記プロモーターがS.コエリカラーの actIである請求の範囲第20, 21又は22のいづれか1項記載の使用又は核酸。
【請求項1】
ハイブリッドポリケチドシンターゼ(“PKS”)遺伝子であって、第1のタイプI PKSの少なくとも1つのドメインをコードする第1の核酸部分又は複数の部分、及び前記第1のPKS に対して非相同である少なくとも1つのタイプI PKSドメインをコードする第2の核酸部分又は複数の部分を含んで成るハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項2】
前記第1の核酸部分が少なくとも負荷モジュールをコードし、そして前記第2の核酸部分が少なくとも1つの延長モジュールをコードする請求の範囲第1項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項3】
前記負荷モジュールが、アシルトランスフェラーゼ及びアシルキャリヤータンパク質を含んで成る請求の範囲第2項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項4】
前記第1の核酸部分が、相同延長モジュールのケトシンターゼ(“KS”)ドメイン(のみ)と共に負荷モジュールをコードする請求の範囲第2又は3項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項5】
前記負荷モジュールが、前記延長モジュールと通常関係しているスターター単位とは異なるスターター単位を生成するために基質を負荷することができる請求の範囲第2,3又は4のいづれか1項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項6】
前記負荷モジュールが、異なったスターター単位の多様性のいづれかを負荷することができる請求の範囲第2〜5のいづれか1項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項7】
前記負荷モジュールが、avr 負荷モジュールである請求の範囲第6項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項8】
前記核酸部分が、2種の天然のモジュールの対応するドメイン間で個々に延長する組合せモジュールをコードする請求の範囲第1〜7のいづれか1項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項9】
チオエステラーゼ以外の連鎖停止酵素をコードする核酸を包含する請求の範囲第1〜8のいづれか1項記載のハイブリッドPKS遺伝子。
【請求項10】
前記第2の核酸部分又は複数の部分が、酸化状態及び/又は立体化学及び/又は置換パターンにおいて天然の単位とは異なるケチド単位を導びく延長モジュールをコードする部分を含んで成る請求の範囲第1〜9のいづれか1項記載のハイブリッドPKS 遺伝子。
【請求項11】
PKS タイプIIプロモーターに操作可能的に結合される請求の範囲第1〜10のいづれか1項記載の遺伝子をコードする核酸。
【請求項12】
前記プロモーターが、その天然の活性化因子遺伝子により付随される請求の範囲第11項記載の核酸。
【請求項13】
前記プロモーターが、S.コエリカラーの actIである請求の範囲第11又は12項記載の核酸。
【請求項14】
請求の範囲第1〜10のいづれか1項記載の遺伝子によりコードされるようなハイブリッドポリケチドシンターゼ。
【請求項15】
請求の範囲第1〜13のいづれか1項記載の遺伝子又は核酸を含むベクター。
【請求項16】
請求の範囲第1〜13のいづれか1項記載の遺伝子又は核酸を含み、そしてそれによりコードされるポリケチドシンターゼを発現することができる形質転換された生物。
【請求項17】
請求の範囲第16項記載の生物を生成するための方法であって、“ドナー”DNA を含むプラスミドを宿主細胞に、異種染色体PKSDNA との相同組換えが存在するような条件下で導入する段階を含んで成る方法。
【請求項18】
請求の範囲第16項記載の生物を培養することによってポリケチドを製造するための方法。
【請求項19】
請求の範囲第18項記載の方法により調製されるようなポリケチド。
【請求項20】
異種遺伝子を制御するためへのタイプII PKSプロモーターの使用。
【請求項21】
異種遺伝子に対して操作可能的に結合されるタイプII PKSプロモーターを含んで成る核酸。
【請求項22】
前記プロモーターがその天然の活性化因子遺伝子により付随される請求の範囲第20又は21項記載の使用又は核酸。
【請求項23】
前記プロモーターがS.コエリカラーの actIである請求の範囲第20, 21又は22のいづれか1項記載の使用又は核酸。
【図1】
【図2a】
【図2b】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10a】
【図10b】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17a】
【図17b】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29a】
【図29b】
【図29c】
【図29d】
【図29e】
【図29f】
【図30】
【図31】
【図32】
【図2a】
【図2b】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10a】
【図10b】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17a】
【図17b】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29a】
【図29b】
【図29c】
【図29d】
【図29e】
【図29f】
【図30】
【図31】
【図32】
【公開番号】特開2009−219493(P2009−219493A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−111672(P2009−111672)
【出願日】平成21年5月1日(2009.5.1)
【分割の表示】特願平10−504933の分割
【原出願日】平成9年7月4日(1997.7.4)
【出願人】(501008635)バイオティカ テクノロジー リミティド (2)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年5月1日(2009.5.1)
【分割の表示】特願平10−504933の分割
【原出願日】平成9年7月4日(1997.7.4)
【出願人】(501008635)バイオティカ テクノロジー リミティド (2)
【Fターム(参考)】
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