ポリマー発光デバイスを用いたキーパッド照明
無線端末のような電子装置に用いられるキーパッドの少なくとも1つのキーは、ポリマーLEDとも呼ばれるポリマー発光デバイスを備えている。ポリマーLEDは、ボタンの表面の内側または外側のいずれか一方または両方にあっても良いし、記号を形成するよう形作られていても、形作られていなくともよい。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線端末のような電子装置に関し、特に無線端末のような電子装置用のキーパッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
無線端末のような電子装置は、ユーザ入力のためのキーパッドを備える。当業者にはよく知られているように、一般的に、電子装置はハウジングと、該ハウジング内に配された複数の電子部品と、該ハウジングの少なくとも一部を形成するキーパッドとを有する。当該キーパッドは、少なくとも1つのキーを備える。
【0003】
例えば、無線端末には、通常、番号キー(0〜9)や*キー、#キー、SEND、END、→キーのような1つ以上のファンクションキーを有するキーパッドが備えられている。本明細書では、「無線端末」の語には、無線通信システムとアクセス可能な、多種多様な携帯型または固定型の無線装置が含まれるものとする。無線端末はマルチラインディスプレイを有するセルラー方式の無線電話や、データ処理機能、ファクシミリ機能あるいはデータ通信機能を有するセルラー方式の無線電話と組合せ可能なパーソナル通信システム(PCS)端末、あるいは無線電話、ポケベル、インターネット/イントラネットアクセス、ウェブブラウザ、システム手帳、カレンダ機能を備える携帯情報端末(PDA)、あるいは全地球測位システム(GPS)受信機、従来型のラップトップコンピュータ、小型電卓、無線受信機を備える一般的な演算装置が含まれる。
【0004】
電子装置は、キーパッドそのものに光を照射することが望ましいとされるような、薄暗いあるいは暗い環境下でしばしば使用される。さらに、たとえキーパッドに照射されないとしても、目に見える反応を提供するために、押下された特定のキーを照射することが望ましい。無線端末の場合、キーパッドの照射は、明るく均一に分散された照明の提供を求められると同時に、無線端末の小型化や電力消費の削減が要求されるため、無線端末にとって技術的に困難であろう。
【0005】
発光ダイオード(LED)を用いてキーパッドを照射することが一般に知られている。所定のキーパッド照明方式はLEDを用いて透明な材質からなる被照射体(ライトガイド(lightguide))に照射している。当該ライトガイドは、キーの間を通った光が表面に反射するように当該光の経路を規定している。他の技術によれば、分散(半透明)材料からなるライトガイドを用いることで、光が分散し、その一部がキーの間を通ってライトガイドの外に導かれる。ライトガイドを有する無線端末としては、例えば、発明の名称が「仕切を備えるキーパッドのライトガイド」である、ステファンソンによる米国特許第6,006,118において、ならびに発明の名称が「導電性キーパッドの光導体」である、ステファンソンによる米国特許第6,026,283において開示されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
残念ながら、ライトガイドを薄く作るという要求や、無線端末の他の部品と適合するように内部に穴を設けあるいは変形させるという要求に応えることにより、ライトガイドの光学効率が低下してしまっている。さらに、LEDはあらゆる方向に光を照射するため、ライトガイド上に効率的に光を結合させることは困難なものとなっている。また、すべてのキーがほぼ同じ照度となるように、光を均等に分散させることも困難である。光を均等に分散させるために、多くのLEDが用いることとすると、消費電力ならびにコストが増大する。さらに、キーとハウジングとの隙間から光が漏れる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態によれば、無線端末はハウジングと、該ハウジング内に配され、無線送信または無線受信のいずれかまたは両方を実現するための複数の電子部品と、該ハウジング内の少なくとも一部を形成し、少なくとも1つのキーを備えるキーパッドと、該少なくとも1つのキー上に配されたポリマー発光デバイスとを備える。当業者にはよく知られているように、ポリマー発光デバイスは、ポリマーLEDあるいは発光ポリマー、ポリLEDとも呼ばれ、発光装置用の半導体材料としてポリマーが用いられたものをいう。ポリマーは化学物質であり、それ自身、多数の微小かつ簡潔な分子からなる巨大分子を含んでいる。
【0008】
本発明の他の実施形態において、少なくとも1つのキーは、ユーザ操作のために形作られた外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを備える1つの面状部材を有する。ポリマー発光デバイスは、内表面または外表面のいずれかまたは両方に配される。実施形態によっては、ポリマー発光デバイスは、無模様のポリマー発光デバイスであったり、あるいは記号を形成するよう形作られたポリマー発光デバイスであったりする。実施形態によっては、無模様のポリマー発光デバイスが用いられる場合、外表面または内表面の少なくとも1つは、記号を形成する溝部あるいはパターン層のいずれかまたは両方を備えることにより、模様が付けられ記号が形成される。更に、実施形態によっては外表面の反対側のポリマー発光デバイス上には、コーティングがなされている。
【0009】
更に他の実施形態によれば、少なくとも1つのキーは、内表面からハウジング内に広がる少なくとも1つの壁を備え、無線端末は更にポリマー発光デバイスと電気的に接続され、少なくとも1つの壁に沿って延びる第1及び第2の電極を備える。さらに、他の実施形態によれば、少なくとも1つのキーは、非平面を備え、ポリマー発光デバイスは、該非平面に沿って配される。さらに、他の実施形態によれば、第1のキー上に配されたポリマー発光デバイスは、第1の色の発光を形成し、第2のキー上に配されたポリマー発光デバイスは、第1の色とは異なる第2の色の発光を形成する。さらに他の実施形態によれば、異なる色が、1つのキーの異なる部分に用いられる。
【0010】
上記記載は、無線端末用として十分なキーパッド照明を提供するにあたり、これまで直面してきた困難に鑑みて、無線端末の少なくとも1つのキー上にポリマー発光デバイスを使用する場合について取り上げた。しかしながら、本発明の他の実施形態によれば、ハウジングや該ハウジング内の複数の電子部品、該ハウジング内の少なくとも一部を形成する、少なくとも1つのキーを有するキーパッド、ならびに該少なくとも1つのキーに配されたポリマー発光デバイスを備える他の電子装置であってもよいことは、当業者には、理解されるであろう。これらの電子装置には、手のひらサイズのビデオゲームあるいは他の携帯型または非携帯型の無線機能のない端末のいずれかまたは両方が含まれる。これらの実施形態において、上述した実施形態のいずれかによれば、ポリマー発光デバイスは少なくとも1つのキー上に提供される。本発明の他の実施形態によれば、上述の実施形態のいずれかに従って構成されるポリマー発光デバイスを備える電子装置用のキーパッドまたはキーのいずれかまたは両方が提供される。更に本発明の他の実施形態によれば、ジョグダイヤルや、ジョイスティック、ジョグボール、コインキーなどのように、キー以外のユーザ入力装置に用いられ、ユーザ入力装置は、ユーザ操作のために形作られた外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面と、該内表面と該外表面の少なくとも1つの上に配されたポリマー発光デバイスを含む面状部材を備える。
【0011】
なお、本書にて用いられている、“備えている”あるいは“備える”という語には、いかなる制約の意も含まれておらず、また、1つあるいはそれ以上の所定の要素、すなわち工程あるいは機能を有することを意味し、1つあるいはそれ以上の公表されていない要素、すなわち工程あるいは機能を排除するものではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態を示し、添付の図面を参照しながら、本発明について詳細に説明する。しかしながら、本発明は以下に説明する実施形態に限定して解釈すべきものではない。むしろ、これらの実施形態は、開示が十分かつ完全であり、当業者に対して発明の目的が十分に伝わるようになっている。図面は、明確にするためにレイヤー及び領域の厚さが誇張されている。同類の番号は、同類の要素を意味する。レイヤー、領域あるいは基材のような要素が他の要素の上に、あるいは他の要素に向かって広がるように示されている場合、当該他の要素またはそこにあるであろう介在要素の上に直接位置しているか、あるいは他の要素の方に向かって直接広がっているものと理解するものとする。一方、ある要素が他の要素の上に直接的に配されるように、あるいは直接的に広がるように示されている場合、介在要素は存在しない。また、ある要素が他の要素に接続されるように、あるいは連結されるように示されている場合、他の要素あるいはそこにあるであろう介在要素に直接的に接続されているか連結されているものと理解するものとする。一方、ある要素が他の要素と直接的に接続あるいは直接的に連結されているように示されている場合、介在要素は存在しない。
【0013】
本発明の実施形態は、ポリマー発光デバイスを、無線端末のような電子装置のキーパッドの少なくとも1つのキー上に配して用いる。上述したように、例えば、online dictionary whatis.comにおいて、ポリマー発光デバイスは、発光ポリマーあるいはポリLEDとして参照され、LEDにおける半導体材料のようなポリマーの使用に基づいた技術である。ダウケミカル社は1998年の材料研究学会の春期大会において、発光ポリマーの発見を公表した。ポリマーは巨大分子からなる化学物質であり、それ自身、多数の微小かつ簡潔な分子−プロテインやDNAは自然に存在するポリマーの例である−からなっている。ナイロンのような他の多くのものは人工的に作られたものである。それらの柔軟性や強度ゆえに、ポリマーは自動車のバンパーや防弾チョッキのような製品に利用される。
【0014】
辞書にも記載されているように、ポリマーは軽量かつ柔軟であるがゆえに、電子新聞のような将来の技術に適用される、薄膜ディスプレイの生成用として、簡単にかつ安価に利用されうる。ポリマーLEDは、そのような応用に非常に適したいくつかの固有の特性を備えている:ポリマーは広色域のカラー表示装置を、低駆動電圧で高輝度化し、まぶしさのない明るさにし、長寿命化させることが可能である。現在は、ポリマー材料と電極とを構築することにより、小型の文字表示を実現することが可能である。当該技術は、より安価でより簡単な発光元の基盤として非常に有望である。ダウ材料研究所ならびに開発研究所のエドモンドウー氏によれば、ポリマーLEDを用いれば、5ボルト電圧の蛍光灯と同様の明るさを作り出すことができる。2001年9月3日に更新された“whatis.techtarget.com/definition/0,,sid9_gci535060,00.html”上の“ポリマーLED”の詳細を参照されたい。
【0015】
ポリマー発光デバイスは当業者によく知られ、例えば、「積層型の有機発光装置のための駆動回路」の名称で、フォレストらの米国特許第5,757,139号に開示されている。また、「ライトディレクティング構造を備える高効率積層型有機発光装置」の名称でブロビックらの米国特許第5,834,893号に開示されている。また、「積層型の有機発光装置」の名称で、ブロウズらの米国特許第5,917,280号に開示されている。また、「重合体発光装置」の名称で、シェンらの米国特許第5,998,045号に開示されている。また、「積層型の化合物、ポリマーと発光装置」の名称でトシダらの米国特許第6,017,644号に開示されている。また、「ポリマーの封止技術ならびに積層型発光装置」の名称で、ジュングらの米国特許第6,150,187号に開示されている。また、「電気的に活性化するポリマー組成およびそれらの効率的な使用法、すなわち、空気中で安定動作する陰極を用いた低駆動電圧のポリマー発光ダイオード」の名称で、カオの米国特許第6,284,435号に開示されている。また、「ポリマー発光ダイオード」の名称で、サムエルらの米国特許第6,313,261号に開示されている。また、「高効率で色調整可能な特性を有する発光ポリマー」の名称で、ジンらの米国特許第6,368,732号に開示されている。また、「ポリマー発光デバイス」の名称で、オオニシらの米国特許第6,403,236号に開示されている。また、「重合体蛍光物質ならびに同物質を用いたポリマー発光デバイス」の名称で、ドイらの米国特許第6,444,334号に開示されている。
【0016】
図1に示すように、本発明の実施形態によれば、無線端末10のような電子装置は、そのうえにポリマー発光デバイスが配された少なくとも1つのキーを含んで構成されている。具体的には、無線端末10は前部14と後部16を有するハウジング12を備える。ハウジングの前後部14および16は、無線による送受信を行うよう構成された電子部品を取り囲んでいる。外部アンテナまたは内部アンテナのいずれかまたは両方が提供されていてもよい。キーパッド18は、その上にポリマー発光デバイスが配された少なくとも1つのキー38を含み、ハウジング12内の少なくとも一部を形成している。無線電話機の操作を容易にするためにディスプレイウィンドウ20も備えられている。ハウジング12のボタン部分24上の電気コネクタ22は外部の電気コネクタと接続し、無線端末のハンズフリー操作を容易にするために、無線端末等の内部のバッテリーの再充電ができるよう構成されている。スロット26は、無線端末10の端部を形成し、ハウジング12内に配されたスピーカを介してユーザが音声通信を聴くことができるようになっている。スロット28は、無線端末10の反対側の端部を形成し、ユーザはハウジング12内に配されたマイクロフォンに向かって話すことができる。本発明の実施形態によれば、無線端末10の他の多くの構造は、少なくとも1つのキーの上に配されたポリマー発光デバイスを含めることができると理解されるであろう。さらに、本発明の実施形態によれば、他の多くの電子装置が含まれていてもよく、ハウジングや、該ハウジング内の複数の電子部品や、少なくとも1つのキーと該少なくとも1つのキー上に配されたポリマー発光デバイスとを備えるハウジング内の少なくとも一部を形成するキーパッドが含まれる。
【0017】
図2に示すように、分解斜視図には、無線端末10のハウジング12内に配された内部部品が記載されている。図示された部品は、回路基板30とキーパッド18とを含む。当業者には周知のように、無線端末10が無線信号の送受信を行うための様々な電子部品は、回路基板30に搭載されている。回路基板30は対向する第1および第2の面30a、30bを備える。導体パッド36が回路基板の第1の面30aに配されているため、たいていの電子部品は回路基板の第2の面30bに取り付けられている。導体パッド36は、個々の導体パッドがキーボード18に覆われた個々のキー18の真下に位置するように配されている。さらに、液晶表示装置(LCD)34が含まれ、無線端末10が組み立てられた場合に、ハウジングの前部14のディスプレイウィンドウ20を介して見ることができる。LCD34は図示のように、電気接点34aを介して回路基板30と電気的に接続されている。スピーカー37は、無線端末10が組み立てられた際に、ハウジングの前部14にあるスロット26と揃うよう構成されている。マイクロフォン39は、図示のように回路基板に取り付けられ、図示の無線端末が組み立てられた際に、ハウジングの前部14にあるスロット28とほぼ揃うよう構成されている。無線端末10が組み立てられた際に、スピーカ37上の電気接点37aは、回路基板上の電気接点41と接触し、それらの間に電気通信が確立する。
【0018】
更に図2に示すように、キーパッド18はユーザ操作用に配された複数のキー38を備える。図示されたキー38の少なくとも1つが、あるいは実施形態よっては図示されたキー38のそれぞれが、ポリマー発光デバイスを備えている。図2に示す実施形態では、キー38は、ユーザがアクセスするハウジング14の前部から突き出ている。各キー38は、回路基板の第1の面30a上の個々の導体パッド36と係合可能に配されている。ユーザがキー38を押圧すると、キーは個々の導体パッド36と接触する。他の実施形態では、他の方法による起動あるいは、接触機構が用いられてもよい。キー38は移動可能である必要はなく、固定され接触によって起動してもよいことは、当業者には理解されよう。更に、キー上に配されたポリマー発光デバイスは、堅くあるいは固定して連結されていてもよい。さらに、キー38は様々な形状および大きさであってもよい。さらに、後述するように、本発明の様々な実施形態によれば、ポリマー発光デバイスは、キー上の1つの位置または複数の位置に配置されていてもよい。
【0019】
図3Aおよび3Bは、本発明のいくつかの実施形態として、上部にポリマー発光デバイスが配された場合のキーの断面図である。図3Aに示すように、キー138は、図1および図2のキー38に対応しており、ユーザの操作用として構成されている外表面140aと、該外表面に対向する内表面140bとを有する面状部材140を備える。図3Aでは、ポリマー発光デバイス150は、外表面140aの反対側に位置する内表面140b上に位置する。一方、図3Bでは、キー138’が図示され、ポリマー発光デバイス150は、内表面140bの反対側に位置する外表面140a上に位置している。どちらのケースにおいても、光160は、ポリマー発光デバイス150により発光され、ハウジング12から放たれる。光は、ハウジング12に向けて発光されてもよい。
【0020】
図3Aおよび3Bのいずれにおいても、キー138、138’はそれぞれ、内表面140bからハウジング12の内部にむかって広がる、少なくとも1つの壁面142を備えている。図3Aおよび図3Bに示すように、第1および第2の電極143a、143bはポリマー発光デバイスと電気的に接続され、少なくとも1つの壁面142に沿って延びている。第1および第2の電極143a、143bは、壁面142の内表面または外表面あるいはその両方に沿って延びていてもよいし、壁面142内部において延びていてもよい。電極143a、143bは、例えば、導電性のポリマーが含まれていてもよい。選択可能な接点が回路基板に対してつくられていてもよく、当該接点は、回路基板上でハンダ付けされ、キー上の導電性のポリマーと選択的に接触するバネ仕掛けの金属のfingerによって構成されていても、プリント基板にさからってキーを押圧することにより回路基板上の金メッキパッドと導電性ポリマーとが接触する構成であっても、回路基板に接触するキーパッド上の導電性のポリマーからのびた柔軟性のあるフィルムを用いる構成であっても、あるいは、従来の他の接続技術により構成されていてもよい。また、他の実施形態として面状部材140の内表面140aならびに外表面140b上に複数のポリマー発光デバイス150を配してもよいことはいうまでもない。
【0021】
図3Aおよび図3Bの実施形態では、ポリマー発光デバイス150は均一な明るさを提供するために無地となっている。対照的に、図4A及び図4Bでは、キー148及び148’上のポリマー発光デバイス150’は、それぞれ模様が施され、番号や文字その他の記号のような表象が形成されている。それぞれにネオン電球型の照明が配されていてもよい。ポリマー発光デバイス150’は、模様が施され、照射された部分よりもむしろキーの照射されていない部分によって表象が形成されている。図4Bにも示すように、保護皮膜144は、プラスチックやシリコンラバーのような透明の、あるいはほぼ透明の材料を1つまたはそれ以上備えている。この皮膜は図2A−2Bまたは3Bの実施形態において用いることもできる。この皮膜は、均一であってもあるいは模様が施されていてもよい。
【0022】
図5A及び図5Bに示すように、他の実施形態として、キー158および158’は外表面140a及び内表面140bの少なくとも1つに模様を施すことにより記号が形成されていてもよい。従って、図5Aに示すように、1またはそれ以上の溝部146が、面状部材140の外表面140a内あるいは内表面140b内に形成されてもよい。これらの溝部は、面状部材140内に浅く設けられていてもよいし、面状部材140を貫通するよう設けられていてもよい。これらの溝部146は、記号を付加するために、透明あるいは半透明ないし不透明な材料が埋め込まれてもよいし、開口したままの状態であってもよい。図3A〜3Bおよび4A〜4Bに示す実施形態のいずれも、面状部材140に模様が付されていてもよいことは、理解されよう。更に、図6A及び図6Bにそれぞれ示すように、キー168及び168’がそれぞれ有するポリマー発光デバイス150とも、あるいは面状部材140とも異なるレイヤー148に模様を付することにより、記号を形成するようにしてもよい。図6A及び図6Bに示す実施形態は、図3A〜5Bに示す実施形態と組み合わせて用いるようにしてもよいことはいうまでもない。
【0023】
図3A〜6Bの実施形態では、面状部材140及びポリマー発光デバイス150は平らな面で示されている。しかしながら、他の実施形態では、それらは平らな面である必要はない。そこで、図7A及び図7Bには、キー178及び178’として、それぞれ面状部材140’’および四角形のポリマー発光デバイス150’’が非平面である場合について示す。図7A及び図7Bに示すような非平面を、図3A〜6Bのいずれかの実施形態に適用してもよいことはいうまでもない。
【0024】
本発明の実施形態では、キーパッドのキーを照射するために、ポリマー発光デバイスを従来の半導体発光装置に代えて、あるいは従来の半導体発光装置とは別に付加して用いることとしている。ポリマー発光デバイスは、金属の薄片や薄いフィルムのように加工されうることから、光点を提供する従来の半導体発光ダイオードと同程度の領域を照射することができる。ポリマー発光デバイスは、様々な色を提供することができる。このため、当業者にとって既知の技術を用いることにより、1つのキーにおいて複数の色を発光するようにさせることも、あるいはキーパッド上の複数のキーが異なる色を発光するようにさせることもできる。ポリマーLEDは、固定あるいは可動式のキーの平らな面にも非平面にも適用できるように、非平面を形成するように加工することも、あるいは、柔軟性を有するように作ることもできる。更に、ポリマー発光デバイスは、光の広がりが従来の半導体発光ダイオードと同等となるような付属品を付加することもできるし、当該付属品を付けずに、あらゆる角度から光がみえるという、無線端末における利点を享受するようにすることもできる。ポリマー発光デバイスは、従来の半導体発光装置よりも安価である。
【0025】
本発明のいくつかの実施形態によれば、ポリマー発光デバイスは、キーパッド内の各キーの面(外側の面であっても内側の面であってもよい)に組み込まれる。これにより、キーを構成する面上に光が照射されうる。文字や記号は、キー上に打刻によりあるいは塗装により形成されてもよいし、あるいは、印刷により形成されてもよい。他の実施形態として、記号は、ポリマーLED自身の形状によって形成されてもよい。ポリマー発光デバイスに対する電気的な接続は、キー面の上あるいは内側に埋め込まれ、従来技術を用いることにより、ポリマー発光デバイスのプリント基板に接続可能な導電性のポリマーを介して行われる。
【0026】
ポリマー発光デバイスを無線端末に用いた場合、従来の導光板を用いた場合と比べて、より均一に分散した光を各キーに提供できる。更に、従来の導光板と比べ、キーとハウジングとの間の隙間から洩れる光を少なくするかあるいは全くなくすことができる。無線端末の厚さに直接影響するキーの厚さをより薄くすることもできる。ポリマー発光デバイスは、低電圧で使用できるよう所定の方向にのみ光を照射させることができるため、電力消費を抑えることもできる。
【0027】
本発明の実施形態は、キーパッド及びキーについて主として説明してきたが、本発明の他の実施形態として、キー以外のユーザ入力装置にも適用可能であることはいうまでもない。かかるユーザ入力装置には、ジョグダイアル、ジョイスティック、ジョグボール、コインキー等が含まれる。かかるユーザ入力装置には、ユーザの操作用として構成された外表面と、当該外表面の反対側に位置する内表面とを備える面状部材が含まれる。本発明の実施形態によれば、上述した実施形態のいずれかに従って、ポリマー発光デバイスは、内表面と外表面の少なくとも一方に取り付けられる。
【0028】
図面及び明細書には、本発明の代表的かつ好適な実施形態を記載し、特有の用語を使用したが、それらは一般的かつ記述的な意味においてのみ用いており、請求項に記載された発明の範囲を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施形態にかかる無線端末の斜視図である。
【図2】図1に示す無線端末のハウジング内に収容されるよう構成された回路基板及びキーパッドの分解斜視図である。
【図3A】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図3B】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図4A】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図4B】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図5A】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図5B】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図6A】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図6B】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図7A】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図7B】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線端末のような電子装置に関し、特に無線端末のような電子装置用のキーパッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
無線端末のような電子装置は、ユーザ入力のためのキーパッドを備える。当業者にはよく知られているように、一般的に、電子装置はハウジングと、該ハウジング内に配された複数の電子部品と、該ハウジングの少なくとも一部を形成するキーパッドとを有する。当該キーパッドは、少なくとも1つのキーを備える。
【0003】
例えば、無線端末には、通常、番号キー(0〜9)や*キー、#キー、SEND、END、→キーのような1つ以上のファンクションキーを有するキーパッドが備えられている。本明細書では、「無線端末」の語には、無線通信システムとアクセス可能な、多種多様な携帯型または固定型の無線装置が含まれるものとする。無線端末はマルチラインディスプレイを有するセルラー方式の無線電話や、データ処理機能、ファクシミリ機能あるいはデータ通信機能を有するセルラー方式の無線電話と組合せ可能なパーソナル通信システム(PCS)端末、あるいは無線電話、ポケベル、インターネット/イントラネットアクセス、ウェブブラウザ、システム手帳、カレンダ機能を備える携帯情報端末(PDA)、あるいは全地球測位システム(GPS)受信機、従来型のラップトップコンピュータ、小型電卓、無線受信機を備える一般的な演算装置が含まれる。
【0004】
電子装置は、キーパッドそのものに光を照射することが望ましいとされるような、薄暗いあるいは暗い環境下でしばしば使用される。さらに、たとえキーパッドに照射されないとしても、目に見える反応を提供するために、押下された特定のキーを照射することが望ましい。無線端末の場合、キーパッドの照射は、明るく均一に分散された照明の提供を求められると同時に、無線端末の小型化や電力消費の削減が要求されるため、無線端末にとって技術的に困難であろう。
【0005】
発光ダイオード(LED)を用いてキーパッドを照射することが一般に知られている。所定のキーパッド照明方式はLEDを用いて透明な材質からなる被照射体(ライトガイド(lightguide))に照射している。当該ライトガイドは、キーの間を通った光が表面に反射するように当該光の経路を規定している。他の技術によれば、分散(半透明)材料からなるライトガイドを用いることで、光が分散し、その一部がキーの間を通ってライトガイドの外に導かれる。ライトガイドを有する無線端末としては、例えば、発明の名称が「仕切を備えるキーパッドのライトガイド」である、ステファンソンによる米国特許第6,006,118において、ならびに発明の名称が「導電性キーパッドの光導体」である、ステファンソンによる米国特許第6,026,283において開示されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
残念ながら、ライトガイドを薄く作るという要求や、無線端末の他の部品と適合するように内部に穴を設けあるいは変形させるという要求に応えることにより、ライトガイドの光学効率が低下してしまっている。さらに、LEDはあらゆる方向に光を照射するため、ライトガイド上に効率的に光を結合させることは困難なものとなっている。また、すべてのキーがほぼ同じ照度となるように、光を均等に分散させることも困難である。光を均等に分散させるために、多くのLEDが用いることとすると、消費電力ならびにコストが増大する。さらに、キーとハウジングとの隙間から光が漏れる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態によれば、無線端末はハウジングと、該ハウジング内に配され、無線送信または無線受信のいずれかまたは両方を実現するための複数の電子部品と、該ハウジング内の少なくとも一部を形成し、少なくとも1つのキーを備えるキーパッドと、該少なくとも1つのキー上に配されたポリマー発光デバイスとを備える。当業者にはよく知られているように、ポリマー発光デバイスは、ポリマーLEDあるいは発光ポリマー、ポリLEDとも呼ばれ、発光装置用の半導体材料としてポリマーが用いられたものをいう。ポリマーは化学物質であり、それ自身、多数の微小かつ簡潔な分子からなる巨大分子を含んでいる。
【0008】
本発明の他の実施形態において、少なくとも1つのキーは、ユーザ操作のために形作られた外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを備える1つの面状部材を有する。ポリマー発光デバイスは、内表面または外表面のいずれかまたは両方に配される。実施形態によっては、ポリマー発光デバイスは、無模様のポリマー発光デバイスであったり、あるいは記号を形成するよう形作られたポリマー発光デバイスであったりする。実施形態によっては、無模様のポリマー発光デバイスが用いられる場合、外表面または内表面の少なくとも1つは、記号を形成する溝部あるいはパターン層のいずれかまたは両方を備えることにより、模様が付けられ記号が形成される。更に、実施形態によっては外表面の反対側のポリマー発光デバイス上には、コーティングがなされている。
【0009】
更に他の実施形態によれば、少なくとも1つのキーは、内表面からハウジング内に広がる少なくとも1つの壁を備え、無線端末は更にポリマー発光デバイスと電気的に接続され、少なくとも1つの壁に沿って延びる第1及び第2の電極を備える。さらに、他の実施形態によれば、少なくとも1つのキーは、非平面を備え、ポリマー発光デバイスは、該非平面に沿って配される。さらに、他の実施形態によれば、第1のキー上に配されたポリマー発光デバイスは、第1の色の発光を形成し、第2のキー上に配されたポリマー発光デバイスは、第1の色とは異なる第2の色の発光を形成する。さらに他の実施形態によれば、異なる色が、1つのキーの異なる部分に用いられる。
【0010】
上記記載は、無線端末用として十分なキーパッド照明を提供するにあたり、これまで直面してきた困難に鑑みて、無線端末の少なくとも1つのキー上にポリマー発光デバイスを使用する場合について取り上げた。しかしながら、本発明の他の実施形態によれば、ハウジングや該ハウジング内の複数の電子部品、該ハウジング内の少なくとも一部を形成する、少なくとも1つのキーを有するキーパッド、ならびに該少なくとも1つのキーに配されたポリマー発光デバイスを備える他の電子装置であってもよいことは、当業者には、理解されるであろう。これらの電子装置には、手のひらサイズのビデオゲームあるいは他の携帯型または非携帯型の無線機能のない端末のいずれかまたは両方が含まれる。これらの実施形態において、上述した実施形態のいずれかによれば、ポリマー発光デバイスは少なくとも1つのキー上に提供される。本発明の他の実施形態によれば、上述の実施形態のいずれかに従って構成されるポリマー発光デバイスを備える電子装置用のキーパッドまたはキーのいずれかまたは両方が提供される。更に本発明の他の実施形態によれば、ジョグダイヤルや、ジョイスティック、ジョグボール、コインキーなどのように、キー以外のユーザ入力装置に用いられ、ユーザ入力装置は、ユーザ操作のために形作られた外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面と、該内表面と該外表面の少なくとも1つの上に配されたポリマー発光デバイスを含む面状部材を備える。
【0011】
なお、本書にて用いられている、“備えている”あるいは“備える”という語には、いかなる制約の意も含まれておらず、また、1つあるいはそれ以上の所定の要素、すなわち工程あるいは機能を有することを意味し、1つあるいはそれ以上の公表されていない要素、すなわち工程あるいは機能を排除するものではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態を示し、添付の図面を参照しながら、本発明について詳細に説明する。しかしながら、本発明は以下に説明する実施形態に限定して解釈すべきものではない。むしろ、これらの実施形態は、開示が十分かつ完全であり、当業者に対して発明の目的が十分に伝わるようになっている。図面は、明確にするためにレイヤー及び領域の厚さが誇張されている。同類の番号は、同類の要素を意味する。レイヤー、領域あるいは基材のような要素が他の要素の上に、あるいは他の要素に向かって広がるように示されている場合、当該他の要素またはそこにあるであろう介在要素の上に直接位置しているか、あるいは他の要素の方に向かって直接広がっているものと理解するものとする。一方、ある要素が他の要素の上に直接的に配されるように、あるいは直接的に広がるように示されている場合、介在要素は存在しない。また、ある要素が他の要素に接続されるように、あるいは連結されるように示されている場合、他の要素あるいはそこにあるであろう介在要素に直接的に接続されているか連結されているものと理解するものとする。一方、ある要素が他の要素と直接的に接続あるいは直接的に連結されているように示されている場合、介在要素は存在しない。
【0013】
本発明の実施形態は、ポリマー発光デバイスを、無線端末のような電子装置のキーパッドの少なくとも1つのキー上に配して用いる。上述したように、例えば、online dictionary whatis.comにおいて、ポリマー発光デバイスは、発光ポリマーあるいはポリLEDとして参照され、LEDにおける半導体材料のようなポリマーの使用に基づいた技術である。ダウケミカル社は1998年の材料研究学会の春期大会において、発光ポリマーの発見を公表した。ポリマーは巨大分子からなる化学物質であり、それ自身、多数の微小かつ簡潔な分子−プロテインやDNAは自然に存在するポリマーの例である−からなっている。ナイロンのような他の多くのものは人工的に作られたものである。それらの柔軟性や強度ゆえに、ポリマーは自動車のバンパーや防弾チョッキのような製品に利用される。
【0014】
辞書にも記載されているように、ポリマーは軽量かつ柔軟であるがゆえに、電子新聞のような将来の技術に適用される、薄膜ディスプレイの生成用として、簡単にかつ安価に利用されうる。ポリマーLEDは、そのような応用に非常に適したいくつかの固有の特性を備えている:ポリマーは広色域のカラー表示装置を、低駆動電圧で高輝度化し、まぶしさのない明るさにし、長寿命化させることが可能である。現在は、ポリマー材料と電極とを構築することにより、小型の文字表示を実現することが可能である。当該技術は、より安価でより簡単な発光元の基盤として非常に有望である。ダウ材料研究所ならびに開発研究所のエドモンドウー氏によれば、ポリマーLEDを用いれば、5ボルト電圧の蛍光灯と同様の明るさを作り出すことができる。2001年9月3日に更新された“whatis.techtarget.com/definition/0,,sid9_gci535060,00.html”上の“ポリマーLED”の詳細を参照されたい。
【0015】
ポリマー発光デバイスは当業者によく知られ、例えば、「積層型の有機発光装置のための駆動回路」の名称で、フォレストらの米国特許第5,757,139号に開示されている。また、「ライトディレクティング構造を備える高効率積層型有機発光装置」の名称でブロビックらの米国特許第5,834,893号に開示されている。また、「積層型の有機発光装置」の名称で、ブロウズらの米国特許第5,917,280号に開示されている。また、「重合体発光装置」の名称で、シェンらの米国特許第5,998,045号に開示されている。また、「積層型の化合物、ポリマーと発光装置」の名称でトシダらの米国特許第6,017,644号に開示されている。また、「ポリマーの封止技術ならびに積層型発光装置」の名称で、ジュングらの米国特許第6,150,187号に開示されている。また、「電気的に活性化するポリマー組成およびそれらの効率的な使用法、すなわち、空気中で安定動作する陰極を用いた低駆動電圧のポリマー発光ダイオード」の名称で、カオの米国特許第6,284,435号に開示されている。また、「ポリマー発光ダイオード」の名称で、サムエルらの米国特許第6,313,261号に開示されている。また、「高効率で色調整可能な特性を有する発光ポリマー」の名称で、ジンらの米国特許第6,368,732号に開示されている。また、「ポリマー発光デバイス」の名称で、オオニシらの米国特許第6,403,236号に開示されている。また、「重合体蛍光物質ならびに同物質を用いたポリマー発光デバイス」の名称で、ドイらの米国特許第6,444,334号に開示されている。
【0016】
図1に示すように、本発明の実施形態によれば、無線端末10のような電子装置は、そのうえにポリマー発光デバイスが配された少なくとも1つのキーを含んで構成されている。具体的には、無線端末10は前部14と後部16を有するハウジング12を備える。ハウジングの前後部14および16は、無線による送受信を行うよう構成された電子部品を取り囲んでいる。外部アンテナまたは内部アンテナのいずれかまたは両方が提供されていてもよい。キーパッド18は、その上にポリマー発光デバイスが配された少なくとも1つのキー38を含み、ハウジング12内の少なくとも一部を形成している。無線電話機の操作を容易にするためにディスプレイウィンドウ20も備えられている。ハウジング12のボタン部分24上の電気コネクタ22は外部の電気コネクタと接続し、無線端末のハンズフリー操作を容易にするために、無線端末等の内部のバッテリーの再充電ができるよう構成されている。スロット26は、無線端末10の端部を形成し、ハウジング12内に配されたスピーカを介してユーザが音声通信を聴くことができるようになっている。スロット28は、無線端末10の反対側の端部を形成し、ユーザはハウジング12内に配されたマイクロフォンに向かって話すことができる。本発明の実施形態によれば、無線端末10の他の多くの構造は、少なくとも1つのキーの上に配されたポリマー発光デバイスを含めることができると理解されるであろう。さらに、本発明の実施形態によれば、他の多くの電子装置が含まれていてもよく、ハウジングや、該ハウジング内の複数の電子部品や、少なくとも1つのキーと該少なくとも1つのキー上に配されたポリマー発光デバイスとを備えるハウジング内の少なくとも一部を形成するキーパッドが含まれる。
【0017】
図2に示すように、分解斜視図には、無線端末10のハウジング12内に配された内部部品が記載されている。図示された部品は、回路基板30とキーパッド18とを含む。当業者には周知のように、無線端末10が無線信号の送受信を行うための様々な電子部品は、回路基板30に搭載されている。回路基板30は対向する第1および第2の面30a、30bを備える。導体パッド36が回路基板の第1の面30aに配されているため、たいていの電子部品は回路基板の第2の面30bに取り付けられている。導体パッド36は、個々の導体パッドがキーボード18に覆われた個々のキー18の真下に位置するように配されている。さらに、液晶表示装置(LCD)34が含まれ、無線端末10が組み立てられた場合に、ハウジングの前部14のディスプレイウィンドウ20を介して見ることができる。LCD34は図示のように、電気接点34aを介して回路基板30と電気的に接続されている。スピーカー37は、無線端末10が組み立てられた際に、ハウジングの前部14にあるスロット26と揃うよう構成されている。マイクロフォン39は、図示のように回路基板に取り付けられ、図示の無線端末が組み立てられた際に、ハウジングの前部14にあるスロット28とほぼ揃うよう構成されている。無線端末10が組み立てられた際に、スピーカ37上の電気接点37aは、回路基板上の電気接点41と接触し、それらの間に電気通信が確立する。
【0018】
更に図2に示すように、キーパッド18はユーザ操作用に配された複数のキー38を備える。図示されたキー38の少なくとも1つが、あるいは実施形態よっては図示されたキー38のそれぞれが、ポリマー発光デバイスを備えている。図2に示す実施形態では、キー38は、ユーザがアクセスするハウジング14の前部から突き出ている。各キー38は、回路基板の第1の面30a上の個々の導体パッド36と係合可能に配されている。ユーザがキー38を押圧すると、キーは個々の導体パッド36と接触する。他の実施形態では、他の方法による起動あるいは、接触機構が用いられてもよい。キー38は移動可能である必要はなく、固定され接触によって起動してもよいことは、当業者には理解されよう。更に、キー上に配されたポリマー発光デバイスは、堅くあるいは固定して連結されていてもよい。さらに、キー38は様々な形状および大きさであってもよい。さらに、後述するように、本発明の様々な実施形態によれば、ポリマー発光デバイスは、キー上の1つの位置または複数の位置に配置されていてもよい。
【0019】
図3Aおよび3Bは、本発明のいくつかの実施形態として、上部にポリマー発光デバイスが配された場合のキーの断面図である。図3Aに示すように、キー138は、図1および図2のキー38に対応しており、ユーザの操作用として構成されている外表面140aと、該外表面に対向する内表面140bとを有する面状部材140を備える。図3Aでは、ポリマー発光デバイス150は、外表面140aの反対側に位置する内表面140b上に位置する。一方、図3Bでは、キー138’が図示され、ポリマー発光デバイス150は、内表面140bの反対側に位置する外表面140a上に位置している。どちらのケースにおいても、光160は、ポリマー発光デバイス150により発光され、ハウジング12から放たれる。光は、ハウジング12に向けて発光されてもよい。
【0020】
図3Aおよび3Bのいずれにおいても、キー138、138’はそれぞれ、内表面140bからハウジング12の内部にむかって広がる、少なくとも1つの壁面142を備えている。図3Aおよび図3Bに示すように、第1および第2の電極143a、143bはポリマー発光デバイスと電気的に接続され、少なくとも1つの壁面142に沿って延びている。第1および第2の電極143a、143bは、壁面142の内表面または外表面あるいはその両方に沿って延びていてもよいし、壁面142内部において延びていてもよい。電極143a、143bは、例えば、導電性のポリマーが含まれていてもよい。選択可能な接点が回路基板に対してつくられていてもよく、当該接点は、回路基板上でハンダ付けされ、キー上の導電性のポリマーと選択的に接触するバネ仕掛けの金属のfingerによって構成されていても、プリント基板にさからってキーを押圧することにより回路基板上の金メッキパッドと導電性ポリマーとが接触する構成であっても、回路基板に接触するキーパッド上の導電性のポリマーからのびた柔軟性のあるフィルムを用いる構成であっても、あるいは、従来の他の接続技術により構成されていてもよい。また、他の実施形態として面状部材140の内表面140aならびに外表面140b上に複数のポリマー発光デバイス150を配してもよいことはいうまでもない。
【0021】
図3Aおよび図3Bの実施形態では、ポリマー発光デバイス150は均一な明るさを提供するために無地となっている。対照的に、図4A及び図4Bでは、キー148及び148’上のポリマー発光デバイス150’は、それぞれ模様が施され、番号や文字その他の記号のような表象が形成されている。それぞれにネオン電球型の照明が配されていてもよい。ポリマー発光デバイス150’は、模様が施され、照射された部分よりもむしろキーの照射されていない部分によって表象が形成されている。図4Bにも示すように、保護皮膜144は、プラスチックやシリコンラバーのような透明の、あるいはほぼ透明の材料を1つまたはそれ以上備えている。この皮膜は図2A−2Bまたは3Bの実施形態において用いることもできる。この皮膜は、均一であってもあるいは模様が施されていてもよい。
【0022】
図5A及び図5Bに示すように、他の実施形態として、キー158および158’は外表面140a及び内表面140bの少なくとも1つに模様を施すことにより記号が形成されていてもよい。従って、図5Aに示すように、1またはそれ以上の溝部146が、面状部材140の外表面140a内あるいは内表面140b内に形成されてもよい。これらの溝部は、面状部材140内に浅く設けられていてもよいし、面状部材140を貫通するよう設けられていてもよい。これらの溝部146は、記号を付加するために、透明あるいは半透明ないし不透明な材料が埋め込まれてもよいし、開口したままの状態であってもよい。図3A〜3Bおよび4A〜4Bに示す実施形態のいずれも、面状部材140に模様が付されていてもよいことは、理解されよう。更に、図6A及び図6Bにそれぞれ示すように、キー168及び168’がそれぞれ有するポリマー発光デバイス150とも、あるいは面状部材140とも異なるレイヤー148に模様を付することにより、記号を形成するようにしてもよい。図6A及び図6Bに示す実施形態は、図3A〜5Bに示す実施形態と組み合わせて用いるようにしてもよいことはいうまでもない。
【0023】
図3A〜6Bの実施形態では、面状部材140及びポリマー発光デバイス150は平らな面で示されている。しかしながら、他の実施形態では、それらは平らな面である必要はない。そこで、図7A及び図7Bには、キー178及び178’として、それぞれ面状部材140’’および四角形のポリマー発光デバイス150’’が非平面である場合について示す。図7A及び図7Bに示すような非平面を、図3A〜6Bのいずれかの実施形態に適用してもよいことはいうまでもない。
【0024】
本発明の実施形態では、キーパッドのキーを照射するために、ポリマー発光デバイスを従来の半導体発光装置に代えて、あるいは従来の半導体発光装置とは別に付加して用いることとしている。ポリマー発光デバイスは、金属の薄片や薄いフィルムのように加工されうることから、光点を提供する従来の半導体発光ダイオードと同程度の領域を照射することができる。ポリマー発光デバイスは、様々な色を提供することができる。このため、当業者にとって既知の技術を用いることにより、1つのキーにおいて複数の色を発光するようにさせることも、あるいはキーパッド上の複数のキーが異なる色を発光するようにさせることもできる。ポリマーLEDは、固定あるいは可動式のキーの平らな面にも非平面にも適用できるように、非平面を形成するように加工することも、あるいは、柔軟性を有するように作ることもできる。更に、ポリマー発光デバイスは、光の広がりが従来の半導体発光ダイオードと同等となるような付属品を付加することもできるし、当該付属品を付けずに、あらゆる角度から光がみえるという、無線端末における利点を享受するようにすることもできる。ポリマー発光デバイスは、従来の半導体発光装置よりも安価である。
【0025】
本発明のいくつかの実施形態によれば、ポリマー発光デバイスは、キーパッド内の各キーの面(外側の面であっても内側の面であってもよい)に組み込まれる。これにより、キーを構成する面上に光が照射されうる。文字や記号は、キー上に打刻によりあるいは塗装により形成されてもよいし、あるいは、印刷により形成されてもよい。他の実施形態として、記号は、ポリマーLED自身の形状によって形成されてもよい。ポリマー発光デバイスに対する電気的な接続は、キー面の上あるいは内側に埋め込まれ、従来技術を用いることにより、ポリマー発光デバイスのプリント基板に接続可能な導電性のポリマーを介して行われる。
【0026】
ポリマー発光デバイスを無線端末に用いた場合、従来の導光板を用いた場合と比べて、より均一に分散した光を各キーに提供できる。更に、従来の導光板と比べ、キーとハウジングとの間の隙間から洩れる光を少なくするかあるいは全くなくすことができる。無線端末の厚さに直接影響するキーの厚さをより薄くすることもできる。ポリマー発光デバイスは、低電圧で使用できるよう所定の方向にのみ光を照射させることができるため、電力消費を抑えることもできる。
【0027】
本発明の実施形態は、キーパッド及びキーについて主として説明してきたが、本発明の他の実施形態として、キー以外のユーザ入力装置にも適用可能であることはいうまでもない。かかるユーザ入力装置には、ジョグダイアル、ジョイスティック、ジョグボール、コインキー等が含まれる。かかるユーザ入力装置には、ユーザの操作用として構成された外表面と、当該外表面の反対側に位置する内表面とを備える面状部材が含まれる。本発明の実施形態によれば、上述した実施形態のいずれかに従って、ポリマー発光デバイスは、内表面と外表面の少なくとも一方に取り付けられる。
【0028】
図面及び明細書には、本発明の代表的かつ好適な実施形態を記載し、特有の用語を使用したが、それらは一般的かつ記述的な意味においてのみ用いており、請求項に記載された発明の範囲を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施形態にかかる無線端末の斜視図である。
【図2】図1に示す無線端末のハウジング内に収容されるよう構成された回路基板及びキーパッドの分解斜視図である。
【図3A】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図3B】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図4A】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図4B】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図5A】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図5B】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図6A】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図6B】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図7A】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【図7B】本発明の一実施形態にかかるキーの断面図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、
無線による送信または受信のいずれか一方または両方を行うために前記ハウジング内に配された複数の電子部品と、
前記ハウジングの少なくとも一部を形成するキーパッドと、を備え、
前記キーパッドは、少なくとも1つのキーと該少なくとも1つのキー上に配されたポリマー発光デバイスとを備えることを特徴とする無線端末。
【請求項2】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
前記ポリマー発光デバイスは、前記外表面と反対側の内表面に配されていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項3】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
前記ポリマー発光デバイスは、前記内表面と反対側の外表面に配されていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項4】
前記ポリマー発光デバイスは、無模様であることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項5】
前記ポリマー発光デバイスは、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項6】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
該外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項4に記載の無線端末。
【請求項7】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、記号が形成する溝部を備えることを特徴とする請求項6に記載の無線端末。
【請求項8】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
該外表面または内表面の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層を備えることを特徴とする請求項4に記載の無線端末。
【請求項9】
更に、前記外表面と反対側に配されたポリマー発光デバイスには、塗膜が付されていることを特徴とする請求項3に記載の無線端末。
【請求項10】
前記少なくとも1つのキーは、
少なくとも1つの壁面を備え、該壁面は、前記内表面からハウジング内部に向かって広がっており、前記無線端末は、更に、該ポリマー発光デバイスに電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面に沿って延びる第1及び第2の電極を備えることを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
【請求項11】
前記少なくとも1つのキーは、非平面を備え、前記ポリマー発光デバイスは、該非平面に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項12】
前記少なくとも1つのキーは、第1及び第2のキーを備え、
前記第1のキーに配されたポリマー発光デバイスは、第1の色の光を放射するよう構成され、前記第2のキーに配されたポリマー発光デバイスは、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項13】
前記少なくとも1つのキーは、前記ハウジングに向かう方向とハウジングから離れる方向とに動作可能であることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項14】
ハウジングと、
前記ハウジング内に配された複数の電子部品と、
前記ハウジング内の少なくとも一部を形成するキーパッドと、を備え、
前記キーパッドは、少なくとも1つのキーと該少なくとも1つのキー上に配されたポリマー発光デバイスとを備えることを特徴とする電子装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
前記ポリマー発光デバイスは、前記外表面の反対側に位置する内表面に配されていることを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
前記ポリマー発光デバイスは、前記内表面の反対側に位置する外表面に配されていることを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項17】
前記ポリマー発光デバイスは、無模様であることを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項18】
前記ポリマー発光デバイスは、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
該外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項17に記載の電子装置。
【請求項20】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成する溝部を備えることを特徴とする請求項19に記載の電子装置。
【請求項21】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
該外表面または内表面の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層を備えることを特徴とする請求項17に記載の電子装置。
【請求項22】
更に、前記外表面と反対側に配されたポリマー発光デバイスには、塗膜が付されていることを特徴とする請求項16に記載の電子装置。
【請求項23】
前記少なくとも1つのキーは、
少なくとも1つの壁面を備え、該壁面は、前記内表面からハウジング内部に向かって広がっており、前記電子装置は、更に、該ポリマー発光デバイスに電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面に沿って延びる第1及び第2の電極を備えることを特徴とする請求項15に記載の電子装置。
【請求項24】
前記少なくとも1つのキーは、非平面を備え、前記ポリマー発光デバイスは、該非平面に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項25】
前記少なくとも1つのキーは、第1及び第2のキーを備え、
前記第1のキーに配されたポリマー発光デバイスは、第1の色の光を放射するよう構成され、前記第2のキーに配されたポリマー発光デバイスは、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項26】
前記少なくとも1つのキーは、前記ハウジングに向かう方向とハウジングから離れる方向とに動作可能であることを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項27】
少なくとも1つのキーと、
前記少なくとも1つのキー上に配されたポリマー発光デバイスとを備えることを特徴とする電子装置用のキーパッド。
【請求項28】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
前記ポリマー発光デバイスは、前記外表面の反対側に位置する内表面に配されていることを特徴とする請求項27に記載のキーパッド。
【請求項29】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
前記ポリマー発光デバイスは、前記内表面の反対側に位置する外表面に配されていることを特徴とする請求項27に記載のキーパッド。
【請求項30】
前記ポリマー発光デバイスは、無模様であることを特徴とする請求項27に記載のキーパッド。
【請求項31】
前記ポリマー発光デバイスは、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項27に記載のキーパッド。
【請求項32】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
該外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項30に記載のキーパッド。
【請求項33】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成する溝部を備えることを特徴とする請求項32に記載のキーパッド。
【請求項34】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
該外表面または内表面の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層を備えることを特徴とする請求項30に記載のキーパッド。
【請求項35】
更に、前記外表面と反対側に配されたポリマー発光デバイスには、塗膜が付されていることを特徴とする請求項29に記載のキーパッド。
【請求項36】
前記少なくとも1つのキーは、
少なくとも1つの壁面を備え、該壁面は、前記内表面から広がっており、前記キーパッドは、更に、該ポリマー発光デバイスに電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面に沿って延びる第1及び第2の電極を備えることを特徴とする請求項28に記載のキーパッド。
【請求項37】
前記少なくとも1つのキーは、非平面を備え、前記ポリマー発光デバイスは、該非平面に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項27に記載のキーパッド。
【請求項38】
前記少なくとも1つのキーは、第1及び第2のキーを備え、
前記第1のキーに配されたポリマー発光デバイスは、第1の色の光を放射するよう構成され、前記第2のキーに配されたポリマー発光デバイスは、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項27に記載のキーパッド。
【請求項39】
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材と、
前記内表面または外表面の少なくとも一方の上に配されたポリマー発光デバイスと
を備えることを特徴とする電子装置用のキー。
【請求項40】
前記ポリマー発光デバイスは、前記外表面の反対側に位置する内表面に配されていることを特徴とする請求項39に記載のキー。
【請求項41】
前記ポリマー発光デバイスは、前記内表面の反対側に位置する外表面に配されていることを特徴とする請求項39に記載のキー。
【請求項42】
前記ポリマー発光デバイスは、無模様であることを特徴とする請求項39に記載のキー。
【請求項43】
前記ポリマー発光デバイスは、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項39に記載のキー。
【請求項44】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項42に記載のキー。
【請求項45】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成する溝部を備えることを特徴とする請求項44に記載のキー。
【請求項46】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層を備えることを特徴とする請求項42に記載のキー。
【請求項47】
更に、前記外表面と反対側に配されたポリマー発光デバイスには、塗膜が付されていることを特徴とする請求項41に記載のキー。
【請求項48】
前記内表面から広がる少なくとも1つの壁面と、
前記ポリマー発光デバイスに電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面に沿って延びる第1及び第2の電極と
を更に備えることを特徴とする請求項39に記載のキー。
【請求項49】
前記面状部材は非平面であり、前記ポリマー発光デバイスは、該非平面に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項39に記載のキー。
【請求項50】
前記ポリマー発光デバイスは、第1の色の光と、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項39に記載のキー。
【請求項51】
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材と、
前記内表面または外表面の少なくとも一方の上に配されたポリマー発光デバイスと
を備えることを特徴とする電子装置用のユーザ入力装置。
【請求項52】
前記ポリマー発光デバイスは、前記外表面の反対側に位置する内表面に配されていることを特徴とする請求項51に記載のユーザ入力装置。
【請求項53】
前記ポリマー発光デバイスは、前記内表面の反対側に位置する外表面に配されていることを特徴とする請求項51に記載のユーザ入力装置。
【請求項54】
前記ポリマー発光デバイスは、無模様であることを特徴とする請求項51に記載のユーザ入力装置。
【請求項55】
前記ポリマー発光デバイスは、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項51に記載のユーザ入力装置。
【請求項56】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られいることを特徴とする請求項54に記載のユーザ入力装置。
【請求項57】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成する溝部を備えることを特徴とする請求項56に記載のユーザ入力装置。
【請求項58】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層を備えることを特徴とする請求項54に記載のユーザ入力装置。
【請求項59】
更に、前記外表面と反対側に配されたポリマー発光デバイスには、塗膜が付されていることを特徴とする請求項53に記載のユーザ入力装置。
【請求項60】
前記面状部材は非平面であり、前記ポリマー発光デバイスは、該非平面に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項51に記載のユーザ入力装置。
【請求項61】
前記ポリマー発光デバイスは、第1の色の光と、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項51に記載のユーザ入力装置。
【請求項62】
前記ユーザ入力装置は、ジョグダイアル、ジョグボール、ジョイスティック、コインキーを含むことを特徴とする請求項51に記載のユーザ入力装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(12)と、
無線による送信または受信のいずれか一方または両方を行うために前記ハウジング(12)内に配された複数の電子部品と、
少なくとも1つのキー(138)を備える、前記ハウジングの少なくとも一部を形成するキーパッド(18)と、
前記少なくとも1つのキー(138)上に配されたポリマー発光デバイスと、を備え、
前記少なくとも1つのキー(138)は、ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面(140)を備え、
前記ポリマー発光デバイス(150)は、前記内表面(140b)と反対側に位置する外表面(140a)に配されていることを特徴とする無線端末(10)。
【請求項2】
前記ポリマー発光デバイス(159)は、無模様であることを特徴とする請求項1に記載の無線端末(10)。
【請求項3】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末(10)。
【請求項4】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
【請求項5】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成する溝部(146)を備えることを特徴とする請求項4に記載の無線端末(10)。
【請求項6】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層(148)を備えることを特徴とする請求項2に記載の無線端末(10)。
【請求項7】
更に、前記外表面(140a)と反対側に配されたポリマー発光デバイス(150)には、塗膜(144)が付されていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末(10)。
【請求項8】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
少なくとも1つの壁面(142)を備え、該壁面は、前記内表面(140b)からハウジング(12)内部に向かって広がっており、前記無線端末(10)は、更に、該ポリマー発光デバイス(150)に電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面(142)に沿って延びる第1及び第2の電極(143a、143b)を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項9】
前記少なくとも1つのキー(138)は、非平面(140’’)を備え、前記ポリマー発光デバイス(150)は、該非平面(140’’)に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末(10)。
【請求項10】
前記少なくとも1つのキー(138)は、第1及び第2のキーを備え、
前記第1のキーに配されたポリマー発光デバイス(150)は、第1の色の光を放射するよう構成され、前記第2のキーに配されたポリマー発光デバイス(150)は、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末(10)。
【請求項11】
前記少なくとも1つのキー(138)は、前記ハウジング(12)に向かう方向とハウジングから離れる方向とに動作可能であることを特徴とする請求項1に記載の無線端末(10)。
【請求項12】
ハウジング(12)と、
前記ハウジング(12)内に配された複数の電子部品と、
少なくとも1つのキーを備え、前記ハウジング(12)内の少なくとも一部を形成するキーパッド(18)と、
前記少なくとも1つのキー上に配されたポリマー発光デバイスと、を備え、
前記少なくとも1つのキー(138)は、ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記ポリマー発光デバイス(150)は、前記内表面(140b)の反対側に位置する外表面(140a)に配されていることを特徴とする電子装置(10)。
【請求項13】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、無模様であることを特徴とする請求項12に記載の電子装置(10)。
【請求項14】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項12に記載の電子装置(10)。
【請求項15】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項13に記載の電子装置(10)。
【請求項16】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成する溝部(146)を備えることを特徴とする請求項15に記載の電子装置(10)。
【請求項17】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
該外表面または内表面の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層を備えることを特徴とする請求項13に記載の電子装置(10)。
【請求項18】
更に、前記外表面(140a)と反対側に配されたポリマー発光デバイス(150)には、塗膜(144)が付されていることを特徴とする請求項12に記載の電子装置(10)。
【請求項19】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
少なくとも1つの壁面(142)を備え、該壁面は、前記内表面(140b)からハウジング(12)内部に向かって広がっており、前記電子装置(10)は、更に、該ポリマー発光デバイス(150)に電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面(142)に沿って延びる第1及び第2の電極(143a、143b)を備えることを特徴とする請求項12に記載の電子装置(10)。
【請求項20】
前記少なくとも1つのキー(138)は、非平面(140’’)を備え、前記ポリマー発光デバイス(150)は、該非平面(140’’)に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項12に記載の電子装置(10)。
【請求項21】
前記少なくとも1つのキー(138)は、第1及び第2のキーを備え、
前記第1のキーに配されたポリマー発光デバイス(150)は、第1の色の光を放射するよう構成され、前記第2のキーに配されたポリマー発光デバイス(150)は、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項12に記載の電子装置(10)。
【請求項22】
前記少なくとも1つのキー(138)は、前記ハウジング(12)に向かう方向とハウジング(12)から離れる方向とに動作可能であることを特徴とする請求項12に記載の電子装置。
【請求項23】
少なくとも1つのキー(138)と、
前記少なくとも1つのキー(138)上に配されたポリマー発光デバイス(150)と、を備え、
前記少なくとも1つのキー(138)は、
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記ポリマー発光デバイス(150)は、前記内表面(140b)の反対側に位置する外表面(140a)に配されていることを特徴とする電子装置(10)用のキーパッド(18)。
【請求項24】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、無模様であることを特徴とする請求項23に記載のキーパッド(18)。
【請求項25】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項23に記載のキーパッド(18)。
【請求項26】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項24に記載のキーパッド(18)。
【請求項27】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成する溝部(146)を備えることを特徴とする請求項26に記載のキーパッド(18)。
【請求項28】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層(148)を備えることを特徴とする請求項24に記載のキーパッド(18)。
【請求項29】
更に、前記外表面(140a)と反対側に配されたポリマー発光デバイス(150)には、塗膜(144)が付されていることを特徴とする請求項23に記載のキーパッド(18)。
【請求項30】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
少なくとも1つの壁面(142)を備え、該壁面は、前記内表面(140b)から広がっており、前記キーパッドは、更に、該ポリマー発光デバイス(150)に電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面(142)に沿って延びる第1及び第2の電極(143a、143b)を備えることを特徴とする請求項23に記載のキーパッド(18)。
【請求項31】
前記少なくとも1つのキー(138)は、非平面(140’’)を備え、前記ポリマー発光デバイス(150)は、該非平面(140’’)に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項23に記載のキーパッド(18)。
【請求項32】
前記少なくとも1つのキー(138)は、第1及び第2のキーを備え、
前記第1のキーに配されたポリマー発光デバイス(150)は、第1の色の光を放射するよう構成され、前記第2のキーに配されたポリマー発光デバイス(150)は、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項23に記載のキーパッド(18)。
【請求項33】
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記キー(138)は、前記内表面(140b)の反対側の外表面(140a)上に配されたポリマー発光デバイスを備えることを特徴とする電子装置(10)用のキー(138)。
【請求項34】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、無模様であることを特徴とする請求項33に記載のキー(138)。
【請求項35】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項33に記載のキー(138)。
【請求項36】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項34に記載のキー(138)。
【請求項37】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成する溝部(146)を備えることを特徴とする請求項36に記載のキー(138)。
【請求項38】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層(148)を備えることを特徴とする請求項34に記載のキー(138)。
【請求項39】
更に、前記外表面(140a)と反対側に配されたポリマー発光デバイス(150)には、塗膜(144)が付されていることを特徴とする請求項33に記載のキー(138)。
【請求項40】
前記内表面(140b)から広がる少なくとも1つの壁面(142)と、
前記ポリマー発光デバイス(150)に電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面(142)に沿って延びる第1及び第2の電極(143a、143b)と
を更に備えることを特徴とする請求項33に記載のキー(138)。
【請求項41】
前記面状部材は非平面であり(140’’)、前記ポリマー発光デバイス(150)は、該非平面(140’’)に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項33に記載のキー(138)。
【請求項42】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、第1の色の光と、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項33に記載のキー(138)。
【請求項43】
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記ユーザ入力装置は、前記内表面(140b)の反対側に位置する外表面(140a)上に配されたポリマー発光デバイス(150)を備えることを特徴とする電子装置(10)用のユーザ入力装置。
【請求項44】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、無模様であることを特徴とする請求項43に記載のユーザ入力装置。
【請求項45】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項43に記載のユーザ入力装置。
【請求項46】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項44に記載のユーザ入力装置。
【請求項47】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成する溝部(146)を備えることを特徴とする請求項46に記載のユーザ入力装置。
【請求項48】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層(148)を備えることを特徴とする請求項44に記載のユーザ入力装置。
【請求項49】
更に、前記外表面(140a)と反対側に配されたポリマー発光デバイス(150)には、塗膜(144)が付されていることを特徴とする請求項43に記載のユーザ入力装置。
【請求項50】
前記面状部材(140)は非平面であり(140’’)、前記ポリマー発光デバイス(150)は、該非平面に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項43に記載のユーザ入力装置。
【請求項51】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、第1の色の光と、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項43に記載のユーザ入力装置。
【請求項52】
前記ユーザ入力装置は、ジョグダイアル、ジョグボール、ジョイスティック、コインキーを含むことを特徴とする請求項43に記載のユーザ入力装置。
【請求項1】
ハウジングと、
無線による送信または受信のいずれか一方または両方を行うために前記ハウジング内に配された複数の電子部品と、
前記ハウジングの少なくとも一部を形成するキーパッドと、を備え、
前記キーパッドは、少なくとも1つのキーと該少なくとも1つのキー上に配されたポリマー発光デバイスとを備えることを特徴とする無線端末。
【請求項2】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
前記ポリマー発光デバイスは、前記外表面と反対側の内表面に配されていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項3】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
前記ポリマー発光デバイスは、前記内表面と反対側の外表面に配されていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項4】
前記ポリマー発光デバイスは、無模様であることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項5】
前記ポリマー発光デバイスは、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項6】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
該外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項4に記載の無線端末。
【請求項7】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、記号が形成する溝部を備えることを特徴とする請求項6に記載の無線端末。
【請求項8】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
該外表面または内表面の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層を備えることを特徴とする請求項4に記載の無線端末。
【請求項9】
更に、前記外表面と反対側に配されたポリマー発光デバイスには、塗膜が付されていることを特徴とする請求項3に記載の無線端末。
【請求項10】
前記少なくとも1つのキーは、
少なくとも1つの壁面を備え、該壁面は、前記内表面からハウジング内部に向かって広がっており、前記無線端末は、更に、該ポリマー発光デバイスに電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面に沿って延びる第1及び第2の電極を備えることを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
【請求項11】
前記少なくとも1つのキーは、非平面を備え、前記ポリマー発光デバイスは、該非平面に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項12】
前記少なくとも1つのキーは、第1及び第2のキーを備え、
前記第1のキーに配されたポリマー発光デバイスは、第1の色の光を放射するよう構成され、前記第2のキーに配されたポリマー発光デバイスは、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項13】
前記少なくとも1つのキーは、前記ハウジングに向かう方向とハウジングから離れる方向とに動作可能であることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項14】
ハウジングと、
前記ハウジング内に配された複数の電子部品と、
前記ハウジング内の少なくとも一部を形成するキーパッドと、を備え、
前記キーパッドは、少なくとも1つのキーと該少なくとも1つのキー上に配されたポリマー発光デバイスとを備えることを特徴とする電子装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
前記ポリマー発光デバイスは、前記外表面の反対側に位置する内表面に配されていることを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
前記ポリマー発光デバイスは、前記内表面の反対側に位置する外表面に配されていることを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項17】
前記ポリマー発光デバイスは、無模様であることを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項18】
前記ポリマー発光デバイスは、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
該外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項17に記載の電子装置。
【請求項20】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成する溝部を備えることを特徴とする請求項19に記載の電子装置。
【請求項21】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
該外表面または内表面の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層を備えることを特徴とする請求項17に記載の電子装置。
【請求項22】
更に、前記外表面と反対側に配されたポリマー発光デバイスには、塗膜が付されていることを特徴とする請求項16に記載の電子装置。
【請求項23】
前記少なくとも1つのキーは、
少なくとも1つの壁面を備え、該壁面は、前記内表面からハウジング内部に向かって広がっており、前記電子装置は、更に、該ポリマー発光デバイスに電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面に沿って延びる第1及び第2の電極を備えることを特徴とする請求項15に記載の電子装置。
【請求項24】
前記少なくとも1つのキーは、非平面を備え、前記ポリマー発光デバイスは、該非平面に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項25】
前記少なくとも1つのキーは、第1及び第2のキーを備え、
前記第1のキーに配されたポリマー発光デバイスは、第1の色の光を放射するよう構成され、前記第2のキーに配されたポリマー発光デバイスは、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項26】
前記少なくとも1つのキーは、前記ハウジングに向かう方向とハウジングから離れる方向とに動作可能であることを特徴とする請求項14に記載の電子装置。
【請求項27】
少なくとも1つのキーと、
前記少なくとも1つのキー上に配されたポリマー発光デバイスとを備えることを特徴とする電子装置用のキーパッド。
【請求項28】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
前記ポリマー発光デバイスは、前記外表面の反対側に位置する内表面に配されていることを特徴とする請求項27に記載のキーパッド。
【請求項29】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
前記ポリマー発光デバイスは、前記内表面の反対側に位置する外表面に配されていることを特徴とする請求項27に記載のキーパッド。
【請求項30】
前記ポリマー発光デバイスは、無模様であることを特徴とする請求項27に記載のキーパッド。
【請求項31】
前記ポリマー発光デバイスは、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項27に記載のキーパッド。
【請求項32】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
該外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項30に記載のキーパッド。
【請求項33】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成する溝部を備えることを特徴とする請求項32に記載のキーパッド。
【請求項34】
前記少なくとも1つのキーは、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
該外表面または内表面の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層を備えることを特徴とする請求項30に記載のキーパッド。
【請求項35】
更に、前記外表面と反対側に配されたポリマー発光デバイスには、塗膜が付されていることを特徴とする請求項29に記載のキーパッド。
【請求項36】
前記少なくとも1つのキーは、
少なくとも1つの壁面を備え、該壁面は、前記内表面から広がっており、前記キーパッドは、更に、該ポリマー発光デバイスに電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面に沿って延びる第1及び第2の電極を備えることを特徴とする請求項28に記載のキーパッド。
【請求項37】
前記少なくとも1つのキーは、非平面を備え、前記ポリマー発光デバイスは、該非平面に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項27に記載のキーパッド。
【請求項38】
前記少なくとも1つのキーは、第1及び第2のキーを備え、
前記第1のキーに配されたポリマー発光デバイスは、第1の色の光を放射するよう構成され、前記第2のキーに配されたポリマー発光デバイスは、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項27に記載のキーパッド。
【請求項39】
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材と、
前記内表面または外表面の少なくとも一方の上に配されたポリマー発光デバイスと
を備えることを特徴とする電子装置用のキー。
【請求項40】
前記ポリマー発光デバイスは、前記外表面の反対側に位置する内表面に配されていることを特徴とする請求項39に記載のキー。
【請求項41】
前記ポリマー発光デバイスは、前記内表面の反対側に位置する外表面に配されていることを特徴とする請求項39に記載のキー。
【請求項42】
前記ポリマー発光デバイスは、無模様であることを特徴とする請求項39に記載のキー。
【請求項43】
前記ポリマー発光デバイスは、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項39に記載のキー。
【請求項44】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項42に記載のキー。
【請求項45】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成する溝部を備えることを特徴とする請求項44に記載のキー。
【請求項46】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層を備えることを特徴とする請求項42に記載のキー。
【請求項47】
更に、前記外表面と反対側に配されたポリマー発光デバイスには、塗膜が付されていることを特徴とする請求項41に記載のキー。
【請求項48】
前記内表面から広がる少なくとも1つの壁面と、
前記ポリマー発光デバイスに電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面に沿って延びる第1及び第2の電極と
を更に備えることを特徴とする請求項39に記載のキー。
【請求項49】
前記面状部材は非平面であり、前記ポリマー発光デバイスは、該非平面に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項39に記載のキー。
【請求項50】
前記ポリマー発光デバイスは、第1の色の光と、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項39に記載のキー。
【請求項51】
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材と、
前記内表面または外表面の少なくとも一方の上に配されたポリマー発光デバイスと
を備えることを特徴とする電子装置用のユーザ入力装置。
【請求項52】
前記ポリマー発光デバイスは、前記外表面の反対側に位置する内表面に配されていることを特徴とする請求項51に記載のユーザ入力装置。
【請求項53】
前記ポリマー発光デバイスは、前記内表面の反対側に位置する外表面に配されていることを特徴とする請求項51に記載のユーザ入力装置。
【請求項54】
前記ポリマー発光デバイスは、無模様であることを特徴とする請求項51に記載のユーザ入力装置。
【請求項55】
前記ポリマー発光デバイスは、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項51に記載のユーザ入力装置。
【請求項56】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られいることを特徴とする請求項54に記載のユーザ入力装置。
【請求項57】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、記号を形成する溝部を備えることを特徴とする請求項56に記載のユーザ入力装置。
【請求項58】
前記外表面または内表面の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層を備えることを特徴とする請求項54に記載のユーザ入力装置。
【請求項59】
更に、前記外表面と反対側に配されたポリマー発光デバイスには、塗膜が付されていることを特徴とする請求項53に記載のユーザ入力装置。
【請求項60】
前記面状部材は非平面であり、前記ポリマー発光デバイスは、該非平面に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項51に記載のユーザ入力装置。
【請求項61】
前記ポリマー発光デバイスは、第1の色の光と、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項51に記載のユーザ入力装置。
【請求項62】
前記ユーザ入力装置は、ジョグダイアル、ジョグボール、ジョイスティック、コインキーを含むことを特徴とする請求項51に記載のユーザ入力装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(12)と、
無線による送信または受信のいずれか一方または両方を行うために前記ハウジング(12)内に配された複数の電子部品と、
少なくとも1つのキー(138)を備える、前記ハウジングの少なくとも一部を形成するキーパッド(18)と、
前記少なくとも1つのキー(138)上に配されたポリマー発光デバイスと、を備え、
前記少なくとも1つのキー(138)は、ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面(140)を備え、
前記ポリマー発光デバイス(150)は、前記内表面(140b)と反対側に位置する外表面(140a)に配されていることを特徴とする無線端末(10)。
【請求項2】
前記ポリマー発光デバイス(159)は、無模様であることを特徴とする請求項1に記載の無線端末(10)。
【請求項3】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末(10)。
【請求項4】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
【請求項5】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成する溝部(146)を備えることを特徴とする請求項4に記載の無線端末(10)。
【請求項6】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層(148)を備えることを特徴とする請求項2に記載の無線端末(10)。
【請求項7】
更に、前記外表面(140a)と反対側に配されたポリマー発光デバイス(150)には、塗膜(144)が付されていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末(10)。
【請求項8】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
少なくとも1つの壁面(142)を備え、該壁面は、前記内表面(140b)からハウジング(12)内部に向かって広がっており、前記無線端末(10)は、更に、該ポリマー発光デバイス(150)に電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面(142)に沿って延びる第1及び第2の電極(143a、143b)を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
【請求項9】
前記少なくとも1つのキー(138)は、非平面(140’’)を備え、前記ポリマー発光デバイス(150)は、該非平面(140’’)に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末(10)。
【請求項10】
前記少なくとも1つのキー(138)は、第1及び第2のキーを備え、
前記第1のキーに配されたポリマー発光デバイス(150)は、第1の色の光を放射するよう構成され、前記第2のキーに配されたポリマー発光デバイス(150)は、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線端末(10)。
【請求項11】
前記少なくとも1つのキー(138)は、前記ハウジング(12)に向かう方向とハウジングから離れる方向とに動作可能であることを特徴とする請求項1に記載の無線端末(10)。
【請求項12】
ハウジング(12)と、
前記ハウジング(12)内に配された複数の電子部品と、
少なくとも1つのキーを備え、前記ハウジング(12)内の少なくとも一部を形成するキーパッド(18)と、
前記少なくとも1つのキー上に配されたポリマー発光デバイスと、を備え、
前記少なくとも1つのキー(138)は、ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記ポリマー発光デバイス(150)は、前記内表面(140b)の反対側に位置する外表面(140a)に配されていることを特徴とする電子装置(10)。
【請求項13】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、無模様であることを特徴とする請求項12に記載の電子装置(10)。
【請求項14】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項12に記載の電子装置(10)。
【請求項15】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項13に記載の電子装置(10)。
【請求項16】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成する溝部(146)を備えることを特徴とする請求項15に記載の電子装置(10)。
【請求項17】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
ユーザの操作用として構成された外表面と、該外表面の反対側に位置する内表面とを有する面状部材を備え、
該外表面または内表面の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層を備えることを特徴とする請求項13に記載の電子装置(10)。
【請求項18】
更に、前記外表面(140a)と反対側に配されたポリマー発光デバイス(150)には、塗膜(144)が付されていることを特徴とする請求項12に記載の電子装置(10)。
【請求項19】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
少なくとも1つの壁面(142)を備え、該壁面は、前記内表面(140b)からハウジング(12)内部に向かって広がっており、前記電子装置(10)は、更に、該ポリマー発光デバイス(150)に電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面(142)に沿って延びる第1及び第2の電極(143a、143b)を備えることを特徴とする請求項12に記載の電子装置(10)。
【請求項20】
前記少なくとも1つのキー(138)は、非平面(140’’)を備え、前記ポリマー発光デバイス(150)は、該非平面(140’’)に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項12に記載の電子装置(10)。
【請求項21】
前記少なくとも1つのキー(138)は、第1及び第2のキーを備え、
前記第1のキーに配されたポリマー発光デバイス(150)は、第1の色の光を放射するよう構成され、前記第2のキーに配されたポリマー発光デバイス(150)は、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項12に記載の電子装置(10)。
【請求項22】
前記少なくとも1つのキー(138)は、前記ハウジング(12)に向かう方向とハウジング(12)から離れる方向とに動作可能であることを特徴とする請求項12に記載の電子装置。
【請求項23】
少なくとも1つのキー(138)と、
前記少なくとも1つのキー(138)上に配されたポリマー発光デバイス(150)と、を備え、
前記少なくとも1つのキー(138)は、
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記ポリマー発光デバイス(150)は、前記内表面(140b)の反対側に位置する外表面(140a)に配されていることを特徴とする電子装置(10)用のキーパッド(18)。
【請求項24】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、無模様であることを特徴とする請求項23に記載のキーパッド(18)。
【請求項25】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項23に記載のキーパッド(18)。
【請求項26】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項24に記載のキーパッド(18)。
【請求項27】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成する溝部(146)を備えることを特徴とする請求項26に記載のキーパッド(18)。
【請求項28】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層(148)を備えることを特徴とする請求項24に記載のキーパッド(18)。
【請求項29】
更に、前記外表面(140a)と反対側に配されたポリマー発光デバイス(150)には、塗膜(144)が付されていることを特徴とする請求項23に記載のキーパッド(18)。
【請求項30】
前記少なくとも1つのキー(138)は、
少なくとも1つの壁面(142)を備え、該壁面は、前記内表面(140b)から広がっており、前記キーパッドは、更に、該ポリマー発光デバイス(150)に電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面(142)に沿って延びる第1及び第2の電極(143a、143b)を備えることを特徴とする請求項23に記載のキーパッド(18)。
【請求項31】
前記少なくとも1つのキー(138)は、非平面(140’’)を備え、前記ポリマー発光デバイス(150)は、該非平面(140’’)に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項23に記載のキーパッド(18)。
【請求項32】
前記少なくとも1つのキー(138)は、第1及び第2のキーを備え、
前記第1のキーに配されたポリマー発光デバイス(150)は、第1の色の光を放射するよう構成され、前記第2のキーに配されたポリマー発光デバイス(150)は、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項23に記載のキーパッド(18)。
【請求項33】
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記キー(138)は、前記内表面(140b)の反対側の外表面(140a)上に配されたポリマー発光デバイスを備えることを特徴とする電子装置(10)用のキー(138)。
【請求項34】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、無模様であることを特徴とする請求項33に記載のキー(138)。
【請求項35】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項33に記載のキー(138)。
【請求項36】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項34に記載のキー(138)。
【請求項37】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成する溝部(146)を備えることを特徴とする請求項36に記載のキー(138)。
【請求項38】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層(148)を備えることを特徴とする請求項34に記載のキー(138)。
【請求項39】
更に、前記外表面(140a)と反対側に配されたポリマー発光デバイス(150)には、塗膜(144)が付されていることを特徴とする請求項33に記載のキー(138)。
【請求項40】
前記内表面(140b)から広がる少なくとも1つの壁面(142)と、
前記ポリマー発光デバイス(150)に電気的に接続され、前記少なくとも1つの壁面(142)に沿って延びる第1及び第2の電極(143a、143b)と
を更に備えることを特徴とする請求項33に記載のキー(138)。
【請求項41】
前記面状部材は非平面であり(140’’)、前記ポリマー発光デバイス(150)は、該非平面(140’’)に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項33に記載のキー(138)。
【請求項42】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、第1の色の光と、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項33に記載のキー(138)。
【請求項43】
ユーザの操作用として構成された外表面(140a)と、該外表面(140a)の反対側に位置する内表面(140b)とを有する面状部材(140)を備え、
前記ユーザ入力装置は、前記内表面(140b)の反対側に位置する外表面(140a)上に配されたポリマー発光デバイス(150)を備えることを特徴とする電子装置(10)用のユーザ入力装置。
【請求項44】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、無模様であることを特徴とする請求項43に記載のユーザ入力装置。
【請求項45】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項43に記載のユーザ入力装置。
【請求項46】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成するよう形作られていることを特徴とする請求項44に記載のユーザ入力装置。
【請求項47】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、記号を形成する溝部(146)を備えることを特徴とする請求項46に記載のユーザ入力装置。
【請求項48】
前記外表面(140a)または内表面(140b)の少なくとも一方は、表面に記号が形成されたパターン層(148)を備えることを特徴とする請求項44に記載のユーザ入力装置。
【請求項49】
更に、前記外表面(140a)と反対側に配されたポリマー発光デバイス(150)には、塗膜(144)が付されていることを特徴とする請求項43に記載のユーザ入力装置。
【請求項50】
前記面状部材(140)は非平面であり(140’’)、前記ポリマー発光デバイス(150)は、該非平面に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項43に記載のユーザ入力装置。
【請求項51】
前記ポリマー発光デバイス(150)は、第1の色の光と、該第1の色とは異なる第2の色の光を放射するよう構成されていることを特徴とする請求項43に記載のユーザ入力装置。
【請求項52】
前記ユーザ入力装置は、ジョグダイアル、ジョグボール、ジョイスティック、コインキーを含むことを特徴とする請求項43に記載のユーザ入力装置。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【公表番号】特表2006−518539(P2006−518539A)
【公表日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−501560(P2006−501560)
【出願日】平成16年1月20日(2004.1.20)
【国際出願番号】PCT/EP2004/000378
【国際公開番号】WO2004/075224
【国際公開日】平成16年9月2日(2004.9.2)
【出願人】(502087507)ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年1月20日(2004.1.20)
【国際出願番号】PCT/EP2004/000378
【国際公開番号】WO2004/075224
【国際公開日】平成16年9月2日(2004.9.2)
【出願人】(502087507)ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】
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