説明

ポータブルコンピューティングデバイスによってリマインダを知らせるシステムおよび方法

位置データをポータブル コンピューティング デバイスにおいて処理する方法が提供され、ユーザ定義位置と関連付けられた情報をポータブル コンピューティング デバイスにおいて受信することを含む。情報は、中心点と進入指示境界線とを含む。ユーザ定義位置と関連付けられた進入アラートは、ポータブル コンピューティング デバイスにおいて受信される。ポータブル コンピューティング デバイスの位置が監視され、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置の中心点と関連付けられた進入指示境界線を越えたときを判断し、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置の近くであることを示す。方法は、ポータブル コンピューティング デバイスをローミング状態から進入状態へ切り換えて、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置に入るところであることを示すことをさらに含む。ポータブル コンピューティング デバイスが進入状態へ切り換わったという指示をユーザに与えることができる。

【発明の詳細な説明】
【発明の分野】
【0001】
本開示は、概ね、ポータブル コンピューティング デバイスに関する。より具体的には、ポータブル コンピューティング デバイスを使用して、ユーザへリマインダ(remainder)を知らせることに関する。
【発明の背景】
【0002】
技術の進歩により、より小型で、より強力なパーソナル コンピューティング デバイスが生成された。例えば、現在、無線コンピューティング デバイスを含む種々のポータブル パーソナル コンピューティング デバイス、例えば、ポータブル無線電話、ラップトップコンピュータ、パーソナル ディジタル アシスタント(Personal Digital Assistant, PDA)、およびページングデバイスがあり、これらは、小型で、軽量で、ユーザが容易に持ち運ぶことができる。より具体的には、ポータブル無線電話は、例えば、無線ネットワーク上で音声およびデータパケットを通信するセルラ電話をさらに含む。さらに、多くのこのような無線電話は、相当な計算能力(computing capability)を備え、そのため、小型パーソナルコンピュータおよびハンドヘルド型PDAと同等になってきている。
【0003】
一般に、これらのより小型で、より強力なパーソナル コンピューティング デバイスは、資源が制約されていることが多い。例えば、スクリーンのサイズ、使用可能なメモリおよびファイルシステムのスペースの量、並びに入出力能力の量は、デバイスのサイズが小さいことによって制限され得る。このような厳しい資源の制約のために、このようなパーソナル コンピューティング デバイス(クライアント コンピューティング デバイス)上にあるソフトウェアアプリケーションおよび他の情報の限られたサイズおよび量を維持することが望ましい。
【0004】
これらのパーソナル コンピューティング デバイスの幾つかは、アプリケーション プログラミング インターフェース(application programming interface, API)を使用している。APIは、ランタイム環境およびソフトウェアプラットフォームと呼ばれることもある。APIは、ローカル コンピュータ プラットフォーム上にインストールされ、デバイス特有の資源に一般呼(generalized call)を与えることによってこのようなデバイスの動作およびプログラミングを単純化するのに使用することができる。さらに、幾つかのAPIは、ソフトウェア開発者に、このようなデバイス上で十分に実行可能なソフトウェアアプリケーションを作成する能力を与えることができる。さらに加えて、APIは、パーソナル コンピューティング デバイス システムのハードウェアとソフトウェア アプリケーションとの間にインターフェースを与えることができる。そのため、ソフトウェア開発者が特定のパーソナル コンピューティング デバイスのソースコードにアクセスすることを要求することなく、パーソナル コンピューティング デバイスの機能をソフトウェア アプリケーションに使用可能にすることができる。さらに、幾つかのAPIは、セキュリティ保護された暗号化キー情報を使用して、クライアントデバイスのようなパーソナルデバイスとサーバシステムとの間の、セキュリティ保護された通信(secure communication)のための機構を提供することができる。
【0005】
このようなAPIの例(その中の幾つかは、さらに詳しく別途記載される)は、Qualcomm,Inc.(カリフォルニア州サンディエゴ)によって開発されたBinary Runtime Environment for Wireless(登録商標)(BREW(登録商標))ソフトウェアの現在一般に使用可能なバージョンを含む。BREW(登録商標)は、コンピューティングデバイス(例えば、無線セルラ電話)のオペレーティングシステム上に存在する薄いベニア(thin veneer)と表現することができる。BREW(登録商標)は、パーソナル コンピューティング デバイス上で見付けることができる個々のハードウェアの特徴(feature)に対して1組のインターフェースを与えることができる。
【0006】
さらに、BREW(登録商標)はデバイスの資源への要求に対して、およびBREW(登録商標)のAPIを含んでいるデバイスに対して消費者によって通常支払われる価格に対して、比較的に低コストでパーソナル コンピューティング デバイス上に与えることができる点で好都合である。さらに加えて、BREW(登録商標)は、エンド ツウ エンドのソフトウェア配信プラットフォームを(software distribution platform)備え、これは、無線サービスオペレータ、ソフトウェア開発者、およびコンピューティング デバイスの消費者に対する種々の恩恵を含む。1つのこのような現在使用可能なエンド ツウ エンドのソフトウェア配信プラットフォームは、サーバ−クライアント アーキテクチャ上で配信される論理を含む。サーバは、請求書発行、セキュリティ、およびアプリケーション配信機能を行うことができ、クライアントは、アプリケーションの実行、セキュリティ、およびユーザインターフェース機能を行うことができる。
【0007】
しばしば、ユーザは、例えば、仕事に行くときに、自分のポータブル コンピューティング デバイスを忘れる。さらに、多くのユーザは、旅行するときに、自動車のキー、眼鏡、等の他のアイテムをしばしば忘れる。したがって、ユーザにリマインダを与えることができるポータブル コンピューティング デバイスを提供することが好都合である。
【発明の概要】
【0008】
ポータブル コンピューティング デバイスにおいて位置データ(location data)を処理する方法が提供され、ユーザ定義位置と関連付けられた情報をポータブル コンピューティング デバイスにおいて受信することを含む。情報は、中心点と進入指示境界線(entry indication perimeter)とを含む。さらに、方法は、ユーザ定義位置と関連付けられた進入アラート(entry alert)をポータブル コンピューティング デバイスにおいて受信することを含む。さらに、ポータブル コンピューティング デバイスの位置は監視される。さらに、ポータブル コンピューティング デバイスが、ユーザ定義位置の中心点と関連付けられた進入指示境界線を越えたときが判断され、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置の近くであることを示す。
【0009】
特定の実施形態において、進入指示境界線は、中心点からの距離である。さらに、進入アラートは、繰り返しの進入アラートか、または1回のみの進入アラートであり得る。特定の実施形態において、方法は、ポータブル コンピューティング デバイスをローミング状態から進入状態へ切り換えて、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置に入るところであることを示すことをさらに含む。とくに、ポータブル コンピューティング デバイスが進入状態へ切り換わったという指示をユーザに与えることができる。
【0010】
さらに加えて、特定の実施形態において、ポータブル コンピューティング デバイスが進入状態へ切り換わったとき、進入アラートがポータブル コンピューティング デバイスのユーザに提示される。しかしながら、ポータブル コンピューティング デバイスが進入状態へ切り換わるのを妨げる指示を、ユーザから受信することができる。さらに、ポータブル コンピューティング デバイスが進入状態へ切り換わるのを妨げられると、進入指示境界線を変更し、例えば、小さくすることができる。
【0011】
特定の実施形態において、アラートがユーザに提示された後で、ポータブル コンピューティング デバイスは、進入状態からホーム状態へ切り換わる。ポータブル コンピューティング デバイスは、ホーム状態へ切り換わる前に、所定の期間を待ち得る。
【0012】
さらに、特定の実施形態において、方法は、ポータブル コンピューティング デバイスが中心点へ向かって移動しているかどうかを判断することを含むことができる。そうであるときは、リマインダがポータブル コンピューティング デバイスによってユーザに提示されることができる。
【0013】
別の実施形態において、ポータブル コンピューティング デバイスによってアラートを与える方法が提供され、ユーザ定義位置と関連付けられた情報をポータブル コンピューティング デバイスにおいて受信することを含む。情報は、中心点と出発指示境界線(departure indication perimeter)とを含む。出発アラート(departure alert)が受信され、ポータブル コンピューティング デバイスのユーザ定義位置と関連付けられている。さらに、ポータブル コンピューティング デバイスの位置が監視され、ポータブル コンピューティング デバイスが、ユーザ定義位置の中心点と関連付けられた出発指示境界線を越えたときを判断する。
【0014】
また別の実施形態において、ポータブル コンピューティング デバイスによってユーザにリマインドする(remind)方法が提供され、起床時間になると、ポータブル コンピューティング デバイスにおいて起床アラームを鳴らすことを含む。さらに、所定の出発時間前の所定の時間に、リマインダアラームが鳴る。その後で、リマインダアラームが確認されたかどうかが判断される。そうでないときは、リマインダアラームの音量が上がる。
【0015】
さらに別の実施形態において、ポータブル コンピューティング デバイスが提供され、プロセッサと、プロセッサによってアクセス可能なメモリデバイスと、グローバル ポジショニング モジュールとを含む。ポータブル コンピューティング デバイスは、コンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムは、メモリ内に埋め込まれ、グローバル ポジショニング モジュールに応答する。コンピュータプログラムは、ポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視する命令と、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置と関連付けられた進入指示境界線を越えたときを判断し、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置の近くであることを示す命令とを含む。
【0016】
またさらに別の実施形態において、ポータブル コンピューティング デバイスが提供され、プロセッサと、プロセッサによってアクセス可能なメモリデバイスと、メモリデバイス内に埋め込まれた位置判断モジュールとを含む。ポータブル コンピューティング デバイスは、メモリ内に埋め込まれたコンピュータプログラムをさらに含む。コンピュータプログラムは、ポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視する命令をさらに含む。とくに、位置は、位置判断モジュールによって判断される。さらに、コンピュータプログラムは、ポータブル コンピューティング デバイスが、ユーザ定義位置のユーザ定義点と関連付けられた出発指示境界線を越えたときを判断し、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置から出発するところであることを示す命令を含む。
【0017】
別の実施形態において、ポータブル コンピューティング デバイスは、プロセッサと、プロセッサによってアクセス可能なメモリデバイスと、メモリ内に埋め込まれたコンピュータプログラムとを含む。とくに、コンピュータプログラムは、起床アラームを鳴らす命令と、所定の出発時間前の所定の時間にリマインダアラームを鳴らす命令とを含む。さらに、コンピュータプログラムは、リマインダアラームが確認されたかどうかを判断する命令を含む。
【0018】
さらに別の実施形態において、ポータブル コンピューティング デバイスのユーザインターフェースが提供され、ホームポイント設定ボタンを含んでいる。とくに、ホームポイント設定ボタンの選択に応答して、ホームポイントの位置と関連付けられた1つ以上の位置の座標が、ポータブル コンピューティング デバイスにおいて保存される。
【0019】
また別の実施形態において、コンピュータプログラムが提供され、コンピュータ読み出し可能媒体内に埋め込まれている。コンピュータプログラムは、ユーザ定義点を取り囲んでいる仮想境界線の外側のポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視する命令を含む。さらに、コンピュータプログラムは、ポータブル コンピューティング デバイスが仮想境界線を取り囲んでいる進入指示境界線を越えたかどうかを判断し、ポータブル コンピューティング デバイスが仮想境界線の近くであることを示す命令を含む。
【0020】
さらにまた別の実施形態において、コンピュータプログラムが提供され、コンピュータ読み出し可能媒体内に埋め込まれている。コンピュータプログラムは、ユーザ定義点を取り囲んでいる仮想境界線の内側のポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視する命令を含む。さらに、コンピュータプログラムは、ポータブル コンピューティング デバイスが仮想境界線の内側の出発指示境界線を越えたかどうかを判断し、ポータブル コンピューティング デバイスが仮想境界線を越えるところであることを示す命令を含む。
【0021】
別の実施形態において、コンピュータプログラムは、コンピュータ読み出し可能媒体内に埋め込まれ、起床アラームを鳴らす命令と、所定の出発時間になる前の所定の時間にリマインダアラームを鳴らす命令とを含む。さらに加えて、コンピュータプログラムは、リマインダアラームが確認されたかどうかを判断する命令と、リマインダアラームが確認されていないときに、リマインダアラームの音量を上げる命令とを含む。
【0022】
本開示の他の態様、長所、および特徴は、図面の簡単な説明、詳細な説明、および特許請求の範囲を含む出願全体を調べた後で明らかになるであろう。
【好ましい実施形態の詳細な説明】
【0023】
本明細書に記載されている実施形態の態様およびそれに付随する長所は、次の詳細な説明を、添付の図面と共に参照することによって、より容易に明らかになるであろう。
【0024】
“例示的”という用語は、本明細書において“例、事例、または実例としての役割を果たす”ことを意味するために使用されている。本明細書に“例示的”と記載されている何れの実施形態も、他の実施形態よりも好ましいまたは好都合であると、必ずしも解釈されると限らない。さらに、多くの実施形態が、例えば、コンピューティングデバイスの素子によって行われる一連の動作に関して記載されている。本明細書に記載されている種々の動作は、特定の回路、例えば、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC)によって、1つ以上のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両者の組合せによって行われ得ることが分かるであろう。
【0025】
さらに、本明細書に記載されている実施形態は、任意の形態のコンピュータ読み出し可能記憶媒体内で全体的に具体化されるとも考えることができ、コンピュータ読み出し可能記憶媒体は、コンピュータ命令の対応するセットを記憶させていて、コンピュータ命令は、実行時に、連結されたプロセッサに本明細書に記載されている機能を行わせる。したがって、開示の種々の態様は、多数の異なる形式で具体化されることができ、その全ては、権利を主張している対象(claimed subject matter)の範囲内であると考えられる。さらに加えて、本明細書に記載されている実施形態の各々において、対応する形式の任意のこのような実施形態は、本明細書において、例えば、ある行為を行うように“構成された論理”またはその行為を行うように“実施可能なコード”と説明され得る。次の詳細な説明では、1つ以上のポータブル コンピューティング デバイスに接続して使用される方法、システム、ソフトウェア、および装置を記載する。
【0026】
1つ以上の実施形態において、パーソナル コンピューティング デバイスは、ランタイム環境、例えば、Qualcomm,Inc.(カリフォルニア州サンディエゴ)によって開発されたBinary Runtime Environment for Wireless(登録商標)(BREW(登録商標))ソフトウェアプラットフォームのバージョンを使用し得る。次の説明の少なくとも1つの実施形態において、システムは、クライアント コンピューティング デバイスとサーバとの間の通信を与えるのに使用されるシステムが、ランタイム環境、例えば、BREW(登録商標)ソフトウェアプラットフォームの現在のバージョンを実行しているコンピューティング デバイス上で実施される。しかしながら、クライアント コンピューティング デバイスとサーバとの間の通信を与えるのに使用されるシステムの1つ以上の実施形態が、他のタイプのランタイム環境、例えば、無線クライアント コンピューティング デバイス上でのアプリケーションの実行を制御するように動作するランタイム環境で使用するのに適している。
【0027】
図1は、ポータブル コンピューティング デバイス、例えば、セルラ電話102上のソフトウェアアプリケーション構成要素のロード、リロード、削除を行い得るシステム100の例示的で非限定的な実施形態のブロック図を示している。セルラ電話102は、無線ネットワーク104全体で少なくとも1つのアプリケーションサーバ106と通信する。さらに、アプリケーションサーバ106は、1つ以上のソフトウェアアプリケーションおよび構成要素を、1つ以上のポータブル コンピューティング デバイスに、無線ネットワーク104にデータアクセスを行う無線通信ポータルまたは他のノードを渡って選択的に送信することができる。
【0028】
図1に示されているように、ポータブル コンピューティング デバイスは、セルラ電話102、パーソナル ディジタル アシスタント108、ページャ110、または無線通信ポータルをもつ別のコンピュータプラットフォーム112であり得る。特定の実施形態において、ページャ110は、双方向のテキストページャであり得る。さらに、別の実施形態において、ポータブル コンピューティング デバイスは、ネットワークまたはインターネットへの有線接続114をもち得る。例示的で非限定的なシステムは、無線通信ポータルを含む任意の形式の遠隔モジュールを含むことができ、例えば、無線通信モデム、PCMCIAカード、パーソナルコンピュータ、アクセス端末、ディスプレイまたはキーパッドを備えた、または備えていない電話、あるいはその任意の組合せまたは部分的な組合せを含むことができるが、これらに限定されない。
【0029】
図1に示されているように、アプリケーション ダウンロード サーバ106は、ネットワーク116に連結され、ネットワーク116は、無線ネットワーク104と通信する他のコンピュータ素子をもつ。システム100は、第2のサーバ120およびスタンドアロン サーバ122を含み、各サーバは、異なるサービスおよびプロセスを、無線ネットワーク104全体でポータブル コンピューティング デバイス102、108、110、112に提供することができる。さらに、図1に示されているように、システム100は、少なくとも1つの記憶されているアプリケーションのデータベース118をさらに含み、これは、ポータブル コンピューティング デバイス102、108、110、112によってダウンロード可能なソフトウェア アプリケーションを記憶する。アプリケーション ダウンロード サーバ106、第2のサーバ120、およびスタンドアロン サーバ122の任意の1つ以上において、セキュリティ保護された通信を行うための論理を設置する異なる実施形態が考えられる。
【0030】
図2には、システム100をより完全に表わすブロック図が示されており、無線ネットワーク104の構成要素およびシステム100の要素の相互関係が示されている。システム100は単なる例であり、任意のシステムを含むことができ、それによって、遠隔モジュール、例えば、無線クライアント コンピューティング デバイス102、108、110、112は、相互に、および/または無線ネットワーク104によって接続された他の構成要素(無線ネットワークの通信事業者および/またはサーバを含むが、これらに限定されない)間で、オーバー ザ エア(over-the-air)で通信する。アプリケーション ダウンロード サーバ106および記憶されているアプリケーションのデータベース118は、任意の他のサーバ、例えば、サーバ120と共に、無線通信サービスについて互換性があり、データリンク、例えば、インターネット、セキュリティ保護されたLAN、WAN、または他のネットワークを介して、キャリアネットワーク200と通信することができる。例示的な実施形態において、サーバ120は、サーバ セキュリティ モジュール121を含み、サーバ セキュリティ モジュール121は、キャリアネットワーク200上でセキュリティ保護された通信を与えるように構成された論理をさらに含む。特定の実施形態において、サーバ セキュリティ モジュール121は、クライアント コンピューティング デバイス、例えば、ポータブル コンピューティング デバイス102、108、110、112上に配置されたクライアント セキュリティ モジュールと共に動作し、セキュリティ保護された通信を提供することができる。
【0031】
キャリアネットワーク200は、移動交換局(mobile switching center, MSC)202へ送られるメッセージ(データパケットとして送られる)を制御する。キャリアネットワーク200は、ネットワーク、例えば、インターネットまたはPOTS(“plain ordinary telephone system”)、あるいはこの両者によってMSC202と通信する。一般に、キャリアネットワーク200とMSC202との間のネットワーク接続はデータを転送し、POTSは音声情報を転送する。MSC202は、多数のベース トランシーバ ステーション(base transceiver station, BTS)204に接続される。MSC202は、データ転送のためのデータネットワークおよび/またはインターネットと、音声情報のためのPOTSとの両者によって、BTS204に接続することができる。最後に、BTS204は、ポータブル コンピューティング デバイス、例えば、セルラ電話102へ、ショート メッセージ サービス(short messaging service, SMS)、または技術的に知られている他のオーバー ザ エアの方法によって、メッセージを無線で同報通信する。
【0032】
ポータブル コンピューティング デバイス、例えば、セルラ電話102のような無線クライアント コンピューティング デバイスは、コンピュータ プラットフォーム206をもち、コンピュータ プラットフォーム206は、アプリケーション ダウンロード サーバ106から送信されたソフトウェア アプリケーションを受信し、実行することができる。コンピュータ プラットフォーム206は、特定用途向け集積回路(“ASIC”208)、プロセッサ、マイクロプロセッサ、論理回路、または他のデータ処理デバイスとして実施され得る。ASIC208は、ポータブル コンピューティング デバイスの製造時にインストールされる。ASIC208または他のプロセッサは、アプリケーション プログラミング インターフェース(application programming interface, API)210層を実行することができ、API層210は、ポータブル コンピューティング デバイスのメモリ212内の常駐プログラムとインターフェースしている。メモリ212は、読み出し専用メモリ(read-only memory, ROM)またはランダム アクセス メモリ(random-access memory, RAM)、EEPROM、フラッシュメモリ、またはコンピュータ プラットフォームに適した任意の他のメモリを含み得る。
【0033】
API210は、クライアント セキュリティ モジュール214をさらに含み、クライアント セキュリティ モジュール214は、キャリアネットワーク200上でセキュリティ保護された通信を与えるように構成された論理を含んでいる。特定の実施形態において、クライアント セキュリティ モジュール214は、サーバ セキュリティ モジュール121と共に動作し、セキュリティ保護された通信を提供することができる。図2に示されているように、コンピュータ プラットフォーム206は、ローカルデータベース216をさらに含むことができ、ローカルデータベース216は、メモリ212内でアクティブに使用されていないアプリケーションを保持することができる。例示的な実施形態において、ローカルデータベース216は、フラッシュ メモリ セル内に記憶されるが、技術的に知られている任意の二次記憶デバイス、例えば、磁気媒体、EEPROM、光学媒体、テープ、またはフロッピー(登録商標)、あるいはハードディスク内に記憶することができる。
【0034】
無線クライアント コンピューティング デバイス、例えば、セルラ電話102は、1つ以上のソフトウェア アプリケーション、ゲーム、ニュース、株式モニタ(stock monitor)、等をアプリケーション ダウンロード サーバ106からダウンロードすることができる。さらに、無線コンピューティング デバイスは、ダウンロードされたアプリケーションを、使用しないときは、ローカルデータベース216に記憶し、ユーザによって要求されたときに、記憶されている常駐アプリケーションを、ローカルデータベース216からメモリ212へロードし、API210によって実行することができる。さらに、無線ネットワーク104上での通信は、クライアント セキュリティ モジュール214とサーバ セキュリティ モジュール121との相互作用および動作のために、少なくとも部分的に、セキュリティ保護されて行われ得る。図2は、API210がグローバル ポジショニング システム(global positioning system, GPS)モジュール218を含むことができることをさらに示しており、GPSモジュール218は、ポータブル コンピューティング デバイス102の位置を判断するのに使用することができる。さらに、API210はリマインダモジュール220を含むことができ、リマインダモジュール220は、ポータブル コンピューティング デバイス102の位置に基づいて、ユーザへリマインダ(reminder)またはアラート(alert)を送るために実行することができる。特定の実施形態において、リマインダモジュール220は、アプリケーション ダウンロード サーバ106からポータブル コンピューティング デバイス102へオーバー ザ エア インターフェースを介してダウンロードすることができる。
【0035】
図3は、全体的に参照番号300で示されているホーム位置の地図を示している。例示的で非限定的な実施形態において、ホーム位置300は、家、職場、またはユーザにとって関心のある任意の他の場所であり得る。図示されているように、ホーム位置300は、ホームポイント302を含む。特定の実施形態において、ホームポイント302は、ホーム位置300のほぼ中心を表わす主要な中心点である。ホーム半径304は、ホームポイント302から伸びており、ホーム位置300を取り囲んでいる仮想境界線306までのおおよその距離を示す。特定の実施形態において、仮想境界線306は、ホームポイント302を取り囲んでいる円である。さらに、特定の実施形態において、ユーザは、GPS対応のポータブル コンピューティング デバイスをホームポイント302へ物理的に移動し、ポータブル コンピューティング デバイスのボタンを切り換えて(toggle)、ホームポイント302と関連付けられた座標を入力することによって、ホームポイント302を示すことができる。
【0036】
図3に示されているように、進入指示境界線(entry indication perimeter)308は、仮想境界線306を取り囲むように設定することができる。例示的な実施形態において、進入指示境界線308は、ホーム半径304に所定の距離を追加することによって設定することができる。とくに、所定の距離は、ユーザが定義することができる。別途詳しく記載するように、ユーザが、ポータブル コンピューティング デバイスを保持しながら、ホーム位置300の仮想境界線306に近付き、進入指示境界線308を越える(cross)と、ポータブル コンピューティング デバイスは、ローミングモードから進入モードに自分自身で切り換わり、ユーザに進入アラート(entry alert)を知らせ始める。例えば、進入アラートは、眼鏡、セルラ電話、等を自動車の中に置き忘れないようにするためのユーザに対する指示であり得る。
【0037】
図3は、出発指示境界線(departure indication perimeter)310も示し、出発指示境界線310は、仮想境界線306の内側に設定することができる。とくに、出発指示境界線310は、ホーム半径304から所定の距離を減算することによって設定することができる。距離は、ユーザが定義することができる。別途詳しく記載されるように、ユーザが、ポータブル コンピューティング デバイスを保持しながら、ホーム位置300から出て行き(leave)、出発指示境界線310を超えると、ポータブル コンピューティング デバイスは、ホームモードから出発モードに自分自身で切り換わり、ユーザに出発アラート(departure alert)を知らせ始める。例えば、出発アラートは、自動車のキー、ラップトップ、眼鏡、チケット、等を忘れないようにするためのユーザに対するリマインダであり得る。
【0038】
図3は、1つ以上のサブポイント312を示しており、サブポイント312は、ユーザによってポータブル コンピューティング デバイスに入力されることができる。とくに、ユーザが進入または出発するときにアラートされ、ユーザが、進入指示境界線308または出発指示境界線310にまだ完全には到達していないときに、各サブポイント312をポータブル コンピューティング デバイスへ入力することができる。各サブポイント312は、ユーザ定義のサブポイントの半径314を含むことができ、ユーザ定義のサブポイントの半径314は、サブポイント312を取り囲んでいる仮想境界線の変更部(modification)316までの距離を表わす。さらに加えて、進入指示境界線の変更部318は、仮想境界線の変更部316を取り囲むように設定することができる。さらに、出発指示境界線の変更部320を、仮想境界線の変更部316の内側に、サブポイント312を取り囲むように設定することができる。したがって、駐車場、スイミングプール、離れの建物(detached building)、等を取り囲むようにホーム位置300の仮想境界線306を広げるために、ホームポイント302を取り囲んでいる仮想境界線306を必要に応じて変更する(modify)ことができる。
【0039】
ここで図4を参照すると、ユーザが特定の位置に入るか、またはそこから出て行くときにユーザにアラートするポータブル コンピューティング デバイスを構成する方法が示され、ブロック400から始まる。ブロック400において、ポータブル コンピューティング デバイスは、位置情報をユーザから受信する。特定の実施形態において、情報は、位置の名前、位置と関連付けられたホームポイント、および位置と関連付けられたホーム位置の半径を含む。さらに、情報は、位置と関連付けられたサブポイント、および各サブポイントに対するサブポイントの半径を含むことができる。ブロック402において、ポータブル コンピューティング デバイスは、その位置に対する入力されたアラートを受信する。特定の実施形態において、アラートは、自動車のキー、昼食代、オペラのチケット、セルラ電話、札入れ(wallet)、財布(purse)、ラップトップコンピュータ、ポータブル ディジタル アシスタント、ページャ、ブリーフケース、等のようなものを忘れないようにするためのユーザに対するリマインダであり得る。
【0040】
ブロック404に移ると、アラートは、ポータブル コンピューティング デバイスに記憶される。その後で、決定ステップ406において、ポータブル コンピューティング デバイスは、アラートが、繰り返しのアラートか、または1回のみのアラートかを決めるために、ユーザに問い合わせる。アラートが、繰り返しのアラートであるときは、方法はブロック408へ移り、ポータブル コンピューティング デバイスは、アラートを繰り返しのアラートとしてフラグを立てる。他方で、アラートが、1回のみのアラートであるときは、ブロック410において、ポータブル コンピューティング デバイスは、アラートを1回のみのアラートとしてフラグを立てる。
【0041】
決定ステップ412に続いて、ポータブル コンピューティング デバイスは、アラートが進入アラートか、または出発アラートかを判断するために、ユーザに問い合わせる。ユーザが、アラートが出発アラートであると示すと、方法はブロック414へ移り、ポータブル コンピューティング デバイスは、アラートを出発アラートとしてフラグを立てる。逆に、ユーザが、アラートが進入アラートであると示すと、方法はブロック416へ進む。ブロック416において、ポータブル コンピューティング デバイスは、アラートを進入アラートとしてフラグを立てる。したがって、個々のアラートは、繰り返しの進入アラート、1回のみの進入アラート、繰り返しの出発アラート、または1回のみの出発アラートとして、フラグを立てられ得る。
【0042】
決定ステップ418において、ポータブル コンピューティング デバイスは、ユーザがこの特定の位置に対して別のアラートを入力したいかどうかを判断するために、ユーザに問い合わせることができる。ユーザがこの位置に対して別のアラートを入力したいときは、方法はブロック402へ戻り、上述のように続く。ユーザがこの特定の位置に対して別のアラートを入力したくないときは、方法は決定ステップ420へ移り、ポータブル コンピューティング デバイスは、ユーザが1つ以上のアラートを設定するための別の位置をもっているかどうかを判断するために、ユーザに問い合わせることができる。ユーザが1つ以上のアラートを設定したい別の位置をユーザがもっているときは、方法はブロック400へ戻り、新しい位置に対して上述のように続く。他方で、ユーザが別の位置をもっていないときは、方法は、状態422において終了する。
【0043】
図5は、ポータブル コンピューティング デバイスによってユーザにアラートする第1の方法を示している。先ず、ブロック500において、GPSモジュールは、ポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視する。決定ステップ502において、GPSモジュールは、ポータブル コンピューティング デバイスが、所定の点を基準にして進入指示境界線の内側であるかどうかを判断する。特定の実施形態において、所定の点は、ユーザ定義点である。ポータブル コンピューティング デバイスが、進入指示境界線の内側でないときは、方法は、ブロック500へ戻って、GPSモジュールは、ポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視し続ける。
【0044】
ポータブル コンピューティング デバイスが、進入指示境界線の内側であるときは、方法は決定ステップ504へ進み、GPSモジュールは、ポータブル コンピューティング デバイスが進入指示境界線を越えたことを、所定の回数、確認する。GPSモジュールが、進入指示境界線を越えたことを確認するのに成功しないときは、方法はブロック500に戻って、本明細書に記載されているように続く。逆に、GPSモジュールがその確認に成功すると、方法は続いて、ブロック506へ進み、ポータブル コンピューティング デバイスは、ローミング状態から進入状態へ自分自身で切り換わる。次に、決定ステップ508において、ポータブル コンピューティング デバイスは、ユーザ定義点と関連付けられた位置に対する進入アラートがあるかどうかを判断する。そうであるときは、ブロック510において、ポータブル コンピューティング デバイスは第1の進入アラートを提示し、次に、方法は決定ステップ514に移る。ポータブル コンピューティング デバイスが、ユーザ定義点と関連付けられた位置に対するアラートがないと判断すると、方法はブロック512へ進み、ポータブル コンピューティング デバイスは状態の変更を示す。アラートは、特別な音、ディジタル音声録音、等によって提示することができる。次に、方法は決定ステップ514に移る。
【0045】
決定ステップ514において、ポータブル コンピューティング デバイスは、ユーザがポータブル コンピューティング デバイスをローミング状態へ戻したいかどうかを判断するために、ユーザに問い合わせる。ユーザがポータブル コンピューティング デバイスをローミング状態へ戻すことを選択すると、方法はブロック516へ進み、進入指示境界線が変更される。とくに、進入指示境界線のサイズが小さくされる。
【0046】
決定ステップ514に戻って、ユーザがポータブル コンピューティング デバイスをローミング状態へ戻さないことを選択すると、方法はブロック518へ移り、その位置に対するそのままの進入アラートが提示される。次に、ブロック520において、ポータブル コンピューティング デバイスは、所定の期間を待つ。特定の実施形態において、所定の期間は、ユーザによって定義される。ブロック522において、ポータブル コンピューティング デバイスは、ホーム状態へ自分自身で切り換わる。特定の実施形態において、ポータブル コンピューティング デバイスが出発指示境界線の内側にまだ移動していないという理由で、ポータブル コンピューティング デバイスが、ホーム状態へ時期尚早に切り換わるのを、待ち時間によって防ぎ、出発アラートをトリガするのを避ける。方法は、ブロック524において終了する。
【0047】
ここで、図6を参照すると、ポータブル コンピューティング デバイスによってユーザにアラートする第2の方法が示されており、ブロック600から始まる。ブロック600において、GPSモジュールは、ポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視する。決定ステップ602において、GPSモジュールは、ポータブル コンピューティング デバイスが、所定の点を基準にして出発指示境界線を越えたかどうかを判断する。特定の実施形態において、所定の点は、ユーザ定義点、例えば、ユーザの自宅または職場の位置である。さらに、特定の実施形態において、出発指示境界線は、ユーザによって定義され、ユーザ定義点からの距離であり得る。ポータブル コンピューティング デバイスが、出発指示境界線を越えていないときは、方法はブロック600へ戻り、GPSモジュールは、ポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視し続ける。
【0048】
ポータブル コンピューティング デバイスが、出発指示境界線を越えたときは、方法は決定ステップ604へ進み、GPSモジュールは、ポータブル コンピューティング デバイスが出発指示境界線を越えたことを、所定の回数、確認する。GPSモジュールが失敗すると、方法はブロック600へ戻り、上述のように続く。逆に、GPSモジュールがその確認に成功すると、方法は続いてブロック606へ進み、ポータブル コンピューティング デバイスはローミング状態から出発状態へ自分自身で切り換わる。次に、決定ステップ608において、ポータブル コンピューティング デバイスは、ユーザ定義点と関連付けられた位置に対する出発アラートがあるかどうかを判断する。そうであるときは、ポータブル コンピューティング デバイスは、第1の出発アラートを提示する。次に、方法は、決定ステップ614に移る。ポータブル コンピューティング デバイスが、ユーザ定義点と関連付けられた位置に対する出発アラートがないと判断すると、方法はブロック612へ進み、ポータブル コンピューティング デバイスは状態の変更を示す。次に、方法は決定ステップ614に移る。
【0049】
決定ステップ614において、ポータブル コンピューティング デバイスは、ユーザがホーム状態へ戻りたいかどうかを判断するために、ユーザに問い合わせる。ユーザがポータブル コンピューティング デバイスをホーム状態へ戻すことを選択すると、方法はブロック616に戻って、出発指示境界線が変更される。とくに、出発指示境界線が大きくされる。
【0050】
決定ステップ614に戻って、ユーザがポータブル コンピューティング デバイスをホーム状態へ戻すことを選択しないときは、方法はブロック618へ移り、そのままの出発アラートが提示される。次に、ブロック620において、ポータブル コンピューティング デバイスは所定の期間を待つ。特定の実施形態において、所定の期間は、ユーザによって定義される。ブロック622において、ポータブル コンピューティング デバイスは、ローミング状態へ自分自身で切り換わり、方法は、ブロック624において終了する。
【0051】
図5および図6に示されている各方法は、ポータブル コンピューティング デバイスが特定の位置に入るか、またはそこから出発するかを判断する手段として、距離を使用している。しかしながら、移動方向、距離、および移動速度を使用して、特定の位置への推定到着時間またはそこからの推定出発時間を判断することができる。推定到着時間または推定出発時間に基づいて、ポータブル コンピューティング デバイスは、特定の位置に到達するか、または出発する直前に、ユーザにアラートすることができる。
【0052】
図7は、ユーザを起こし、ポータブル コンピューティング デバイスを忘れないようにユーザにリマインドする(remind)ように、ポータブル コンピューティング デバイスを構成する方法を示している。ブロック700において、ポータブル コンピューティング デバイスは、ユーザから起床時間を受信する。次に、ブロック702において、ポータブル コンピューティング デバイスは、準備時間を受信する。特定の実施形態において、準備時間は、ユーザがその位置から出かける用意をするのに通常かかる時間、例えば、ユーザが、仕事に出かける前に、シャワーを浴び、朝食をとる、等にかかる時間である。
【0053】
ブロック704へ移り、ポータブル コンピューティング デバイスは、出発時間を受信する。出発時間は、ユーザが自宅から出かける、例えば、仕事に行くと予測する時間である。ブロック706において、ポータブル コンピューティング デバイスはアラーム音量の選択を受信する。アラーム音量の選択は、アラーム音量の範囲から選ぶことができる。ブロック708へ進み、ポータブル コンピューティング デバイスは、起床アラームのタイプ、例えば、歌、音、他のタイプの可聴音信号(audible signal)の選択を受信する。ブロック710において、ポータブル コンピューティング デバイスは、リマインダアラームの選択を受信する。特定の実施形態において、リマインダアラームは、歌、音、または他のタイプの可聴信号であり得る。続いてブロック712へ進み、ポータブル コンピューティング デバイスは、予備(back-up)の電話番号を受信する。とくに、予備の電話番号は、ユーザが起床アラームに応答しないときに、ポータブル コンピューティング デバイスが連絡することができる電話番号である。
【0054】
ブロック714において、ポータブル コンピューティング デバイスは、アラーム終了期間(alarm expiration time period)を受信する。例示的な実施形態において、アラーム終了期間は、ユーザが起床アラームをオフにしないとき、起床アラームが自動的にオフになる前に、ポータブル コンピューティング デバイスが待つ時間である。次に、ブロック716において、ポータブル コンピューティング デバイスは、検査方法(verification method)の選択、例えば、ユーザがリマインダアラームを確認するやり方を受信する。非限定的で例示的な実施形態において、検査方法は、ポータブル コンピューティング デバイスを充電器から外すことであるか、検査方法は、キーを押すことであるか、または検査方法は、GPS方法あり得る。GPS方法では、GPSモジュールは、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義点から特定の距離を移動し、ポータブル コンピューティング デバイスが特定の位置、例えば、ユーザの自宅から出かけたことを示すときを検出する。その後で、方法は、状態718において終了する。
【0055】
ここで図8を参照すると、ポータブル コンピューティング デバイスによってユーザを起こし、ユーザが、自宅から出かけるときに、ポータブル コンピューティング デバイスを忘れないようにリマインドする方法が示されており、ブロック800から始まる。ブロック800において、起床時間になると、ポータブル コンピューティング デバイスは起床アラームを鳴らす。決定ステップ802において、ポータブル コンピューティング デバイスは、スヌーズボタンが切り換えられている(toggle)かどうかを判断する。そうであるときは、方法はブロック804へ進み、ポータブル コンピューティング デバイスは、所定のスヌーズ時間の後で、起床アラームを鳴らす。スヌーズボタンが切り換えられていないときは、方法は決定ステップ806へ移り、ポータブル コンピューティング デバイスは、起床アラームがオフにされたかどうかを判断する。
【0056】
起床アラームがユーザによってオフにされていないときは、方法は続いて決定ステップ808へ進み、アラーム終了期間が経過した後で、ポータブル コンピューティング デバイスは、起床アラームを自動的にオフにする。その後で、ブロック810において、ポータブル コンピューティング デバイスは、ユーザによって入力された予備の電話番号に自動的に発呼する。次に、方法はブロック812に移る。決定ステップ806において、ポータブル コンピューティング デバイスが、アラームがユーザによってオフにされたと判断するときも、方法はブロック812に移る。
【0057】
ブロック812において、出発時間前の所定の時間になると、ポータブル コンピューティング デバイスはリマインダアラームを鳴らし始める。続いて決定ステップ814へ進み、ポータブル コンピューティング デバイスは、リマインダアラームがユーザによって確認されたかどうかを判断する。そうでないときは、方法はブロック816へ移り、ポータブル コンピューティング デバイスは、リマインダアラームの音量を上げる。その後で、方法は、決定ステップ814に戻る。決定ステップ814において、リマインダアラームが確認されると、方法は続いてブロック818へ進み、GPSモジュールはポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視する。その後で、ブロック820において、GPSモジュールは、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置から所定の距離を移動し、ポータブル コンピューティング デバイスが、ユーザに関する位置、例えば、自宅から出かけたことを示しているかどうかを判断する。そうでないときは、方法はブロック818に戻り、続く。そうであるときは、方法はブロック822へ移り、リマインダアプリケーションはディスエーブルにされる。その後で、方法は状態824において終了する。
【0058】
ここで図9を参照すると、ポータブル コンピューティング デバイスが示されており、全体的に参照番号900で示されている。示されているように、ポータブル コンピューティング デバイスは、ディスプレイ902およびキーパッド904を含む。リマインダ設定インターフェース906が、ディスプレイ902によってユーザに提示されることができる。リマインダ設定インターフェース906は、“ホームポイント設定”ソフトボタン908と“サブポイント設定”ソフトボタン910とを含むことができる。“ホームポイント設定”ソフトボタン908が選択されると、ホームポイントと関連付けられたGPS座標が、ポータブル コンピューティング デバイスにおいて保存される。さらに、図10に示されているホームポイント設定インターフェース1000が、ディスプレイ902によってユーザに提示されることができる。
【0059】
図10に示されているように、ホームポイント設定インターフェース1000は、“ホーム位置名”入力フィールド1002を含み、この中に、ユーザは、以前に設定されたホームポイントと関連付けられるホーム位置の名前を入力することができる。さらに、ホームポイント設定インターフェース1000は、“ホームポイント半径”入力フィールド1004を含み、ユーザは、この中に、ホームポイントと関連付けられた半径を入力することができる。さらに加えて、ホームポイント設定インターフェース1000は、“アラート”入力フィールド1006を含み、この中に、ユーザは、ホーム位置と関連付けられたアラートを入力することができる。ホームポイント設定インターフェース1000は、“1回のみ”のソフトボタン1008と“繰り返し”のソフトボタン1010とをさらに含み、これらは、アラートが1回与えられるか、または多数回繰り返して与えられるかを示すために選択することができる。
【0060】
図10は、ホームポイント設定インターフェース1000は、“Enter”ソフトボタン1012を含むことができ、“Enter”ソフトボタン1012は、ユーザがアラート入力フィールド1006にアラートを入力し終えたときに切り換えられる(toggle)ことができる。さらに、ホームポイント設定インターフェース1000は、“次のアラート”のソフトボタン1014を含むことができ、“次のアラート”のソフトボタン1014は、ユーザが、ホーム位置に対する別のアラートを、ポータブル コンピューティング デバイスへ入力したいときに選択することができる。
【0061】
図9に戻って、“サブポイント設定”ソフトボタン910が選択されると、図11に示されているサブポイント設定インターフェース1100をユーザに提示することができる。図11に示されているように、サブポイント設定インターフェース1100は、“サブポイント名”入力フィールド1102を含み、この中に、ユーザは、以前に設定されたサブポイントと関連付けられたサブポイントの名前を入力することができる。さらに、サブポイント設定インターフェース1100は、“サブポイント半径”入力フィールド1104を含み、この中に、ユーザは、サブポイントと関連付けられた半径を入力することができる。図11は、サブポイント設定インターフェース1100が“Enter”ソフトボタン1106を含むことができることをさらに示し、“Enter”ソフトボタン1106は、ユーザが、ポータブル コンピューティング デバイスに以前に入力されたサブポイントと関連付けられた情報を入力し終えたときに、切り換えられる(toggle)ことができる。
【0062】
図12は、ポータブル コンピューティング デバイス900のディスプレイ902によってユーザに提示することができるアラート指示インターフェース1200を示している。アラート指示インターフェース1200は、アラート1202を含んでいる。アラートは、何かを忘れないようにするためのリマインダ、または起床アラームであり得る。さらに、視覚的な指示に加えて、アラート1202は、ポータブル コンピューティング デバイスによって、例えば、ポータブル コンピューティング デバイスのスピーカによって放送される可聴音による指示(audible indication)を含むことができる。図12は、アラート指示インターフェース1200は、“確認”ソフトボタン1204をさらに含むことができ、“確認”ソフトボタン1204は、アラートを確認するためにユーザによって選択されることができる。さらに、アラート指示インターフェース1200は、“前の状態へ戻る”のソフトボタン1206を含むことができ、“前の状態へ戻る”のソフトボタン1206は、ポータブル コンピューティング デバイスが進入指示境界線または出発指示境界線に達していないときに、ポータブル コンピューティング デバイスが状態を変えるのを妨げるために、ユーザによって選択されることができる。特定の実施形態において、アラート指示インターフェース1200は、“サブポイント設定”ソフトボタン1208をさらに含むことができ、“サブポイント設定”ソフトボタン1208は、ポータブル コンピューティング デバイスが進入指示境界線または出発指示境界線に達していないときに、ユーザによって選択することができる。“サブポイント設定”ソフトボタン1208を選択することによって、ホーム位置の仮想境界線、対応する進入指示境界線、および対応する出発指示境界線を変更する(modify)ことができる。さらに、“サブポイント設定”ソフトボタン1208が、アラート指示インターフェース1200において選択されると、図11に示されているサブポイント設定インターフェースを、ポータブル コンピューティング デバイスにおいて提示することができる。
【0063】
当業者は、本明細書に開示されている実施形態に関連して記載されている種々の例示的な論理ブロック、構成、モジュール、回路、およびアルゴリズムのステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両者の組合せとして実施され得ることも分かるであろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明らかに示すために、種々の例示的な構成要素、ブロック、構成、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能性に関して、上述で概ね記載された。このような機能がハードウェアとして実施されるか、またはソフトウェアとして実施されるかは、システム全体に課された個々の用途および設計の制約に依存する。熟練した技能をもつ者は、各個々の用途のために種々のやり方で、記載された機能性を実施し得るが、そのような実施の決定は、本発明の範囲からの逸脱を招くものとして解釈されるべきではない。
【0064】
本明細書に開示されている実施形態に関連して記載された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、または2つの組合せにおいて直接的に具体化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、PROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CD−ROM、または技術的に知られている任意の他の形態の記憶媒体の中に存在し得る。例示的な記憶媒体はプロセッサに接続されると、プロセッサはその記憶媒体から情報を読み出し、そこへ情報を書き込むことができる。その代りに、記憶媒体は、プロセッサに統合されてもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に存在し得る。ASICは、コンピューティングデバイスまたはユーザ端末に存在し得る。その代りに、プロセッサおよび記憶媒体は、コンピューティングデバイスまたはユーザ端末において、ディスクリートな構成要素として存在し得る。
【0065】
開示された実施形態のこれまでの説明は、当業者が本発明の開示を作成または使用できるようにするために与えられている。これらの実施形態に対する種々の変更は、当業者に容易に明らかになり、本明細書に定義されている一般的な原理は、開示の意図および範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用され得る。したがって、本発明は、本明細書に示されている実施形態に制限されることを意図されず、特許請求項によって定義されている原理および斬新な特徴に一致する最も幅広い範囲にしたがうことを意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】クライアント コンピューティング デバイスとサーバとの間の通信を与えるシステムの特定の実施形態の全体図。
【図2】図1のシステムの特定の実施形態をさらに詳しく示す全体図。
【図3】ホーム位置の図。
【図4】ユーザへアラートを送るようにポータブル コンピューティング デバイスを構成する方法を示すフローチャート。
【図5】ポータブル コンピューティング デバイスによってユーザにアラートする第1の方法を示すフローチャート。
【図6】ポータブル コンピューティング デバイスによってユーザにアラートする第2の方法を示すフローチャート。
【図7】ユーザを起こし、ポータブル コンピューティング デバイスを忘れないようにユーザにリマインドするようにポータブル コンピューティング デバイスを構成する方法を示すフローチャート。
【図8】ポータブル コンピューティング デバイスによってユーザを起こし、ポータブル コンピューティング デバイスを忘れないようにユーザにリマインドする方法を示すフローチャート。
【図9】第1のユーザインターフェースを示すポータブル コンピューティング デバイスの図。
【図10】第2のユーザインターフェースを示すポータブル コンピューティング デバイスの図。
【図11】第3のユーザインターフェースを示すポータブル コンピューティング デバイスの図。
【図12】第4のユーザインターフェースを示すポータブル コンピューティング デバイスの図。
【符号の説明】
【0067】
100・・・システム、102・・・セルラ電話、106・・・アプリケーションサーバ、108・・・パーソナル ディジタル アシスタント、110・・・ページャ、112・・・コンピュータプラットフォーム、114・・・有線接続、116・・・ネットワーク、120・・・第2のサーバ、122・・・スタンドアロン サーバ、206・・・コンピュータ プラットフォーム、300・・・ホーム位置、302・・・ホームポイント、304・・・ホーム半径、306・・・仮想境界線、308・・・進入指示境界線、310・・・出発指示境界線、312・・・サブポイント、314・・・サブポイントの半径、316・・・仮想境界線の変更部、318・・・進入指示境界線の変更部、320・・・出発指示境界線の変更部、900・・・ポータブル コンピューティング デバイス、902・・・ディスプレイ、904・・・キーパッド、1002・・・“ホーム位置名”入力フィールド、1004・・・“ホームポイント半径”入力フィールド、1006・・・“アラート”入力フィールド、1008,1010,1012,1106・・・ソフトボタン、1102・・・“サブポイント名”入力フィールド、1104・・・“サブポイント半径”入力フィールド。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポータブル コンピューティング デバイスにおいて位置データを処理する方法であって、
ユーザ定義位置と関連付けられた情報をポータブル コンピューティング デバイスにおいて受信することであって、情報が中心点と進入指示境界線とを含むことと、
ユーザ定義位置と関連付けられた少なくとも1つの進入アラートをポータブル コンピューティング デバイスにおいて受信することと、
ポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視することと、
ポータブル コンピューティング デバイスが、ユーザ定義位置の中心点と関連付けられた進入指示境界線を越えたときを判断し、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置の近くであることを示すこととを含む方法。
【請求項2】
進入指示境界線が、中心点からの距離である請求項1記載の方法。
【請求項3】
少なくとも1つの進入アラートが、繰り返しの進入アラートである請求項1記載の方法。
【請求項4】
少なくとも1つの進入アラートが、1回のみの進入アラートである請求項1記載の方法。
【請求項5】
ポータブル コンピューティング デバイスをローミング状態から進入状態へ切り換えて、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置に入るところであることを示すことをさらに含む請求項1記載の方法。
【請求項6】
ポータブル コンピューティング デバイスが進入状態へ切り換わったことをユーザに示すことをさらに含む請求項5記載の方法。
【請求項7】
ポータブル コンピューティング デバイスのユーザに少なくとも1つの進入アラートを提示することをさらに含む請求項6記載の方法。
【請求項8】
ポータブル コンピューティング デバイスが進入状態へ切り換わるのを妨げる指示を受信することをさらに含む請求項7記載の方法。
【請求項9】
進入指示境界線を変更することをさらに含む請求項8記載の方法。
【請求項10】
進入指示境界線を小さくすることをさらに含む請求項9記載の方法。
【請求項11】
ポータブル コンピューティング デバイスを進入状態からホーム状態へ切り換えることをさらに含む請求項7記載の方法。
【請求項12】
ホーム状態へ切り換える前に、所定の期間を待つことをさらに含む請求項11記載の方法。
【請求項13】
ポータブル コンピューティング デバイスが中心点へ向かって移動しているかどうかを判断することをさらに含む請求項12記載の方法。
【請求項14】
ユーザにリマインダを提示することをさらに含む請求項13記載の方法。
【請求項15】
ポータブル コンピューティング デバイスによってアラートを与える方法であって、
ユーザ定義位置と関連付けられた情報をポータブル コンピューティング デバイスにおいて受信することであって、情報が中心点と出発指示境界線とを含むことと、
ユーザ定義位置と関連付けられた少なくとも1つの出発アラートをポータブル コンピューティング デバイスにおいて受信することと、
ポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視することと、
ポータブル コンピューティング デバイスが、ユーザ定義位置の中心点と関連付けられた出発指示境界線を越えたときを判断することとを含む方法。
【請求項16】
出発指示境界線が中心点からの距離であり、出発指示境界線を越えることが、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置から出発するところであることを示す請求項15記載の方法。
【請求項17】
少なくとも1つの出発アラートが、繰り返しの出発アラートである請求項15記載の方法。
【請求項18】
少なくとも1つの出発アラートが、1回のみの出発アラートである請求項15記載の方法。
【請求項19】
ポータブル コンピューティング デバイスをホーム状態から出発状態へ切り換えて、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置から出発するところであることを示すことをさらに含む請求項18記載の方法。
【請求項20】
ポータブル コンピューティング デバイスが出発状態へ切り換わったことを示すことをさらに含む請求項19記載の方法。
【請求項21】
少なくとも1つの出発アラートをポータブル コンピューティング デバイスのユーザに提示することをさらに含む請求項20記載の方法。
【請求項22】
ポータブル コンピューティング デバイスが、出発状態へ切り換わるのを妨げる指示を受信することをさらに含む請求項21記載の方法。
【請求項23】
中心点を取り囲んでいるゾーンのサイズを変更することをさらに含む請求項22記載の方法。
【請求項24】
中心点を取り囲んでいるゾーンのサイズを大きくすることをさらに含む請求項23記載の方法。
【請求項25】
出発状態からローミング状態へ切り換えることをさらに含む請求項21記載の方法。
【請求項26】
ローミング状態へ切り換える前に、所定の期間を待つことをさらに含む請求項25記載の方法。
【請求項27】
ポータブル コンピューティング デバイスによってユーザにリマインドする方法であって、
起床時間になると、ポータブル コンピューティング デバイスにおいて起床アラームを鳴らすことと、
所定の出発時間前の所定の時間に、ポータブル コンピューティング デバイスにおいてリマインダアラームを鳴らすことと、
リマインダアラームが確認されたかどうかを判断することと、
リマインダアラームの音量を上げることとを含む方法。
【請求項28】
スヌーズ機能がポータブル コンピューティング デバイスにおいて選択されたかどうかを判断することをさらに含む請求項27記載の方法。
【請求項29】
スヌーズ期間が経過した後で、起床アラームを鳴らすことをさらに含む請求項28記載の方法。
【請求項30】
起床アラームがユーザによってオフにされたかどうかを判断することをさらに含む請求項27記載の方法。
【請求項31】
アラーム終了期間の後で、起床アラームを自動的にオフにすることをさらに含む請求項30記載の方法。
【請求項32】
予備の電話番号に自動的に発呼することをさらに含む請求項31記載の方法。
【請求項33】
起床時間は、ユーザによって定められる請求項27記載の方法。
【請求項34】
起床アラームは、起床アラームのメニューから選択される請求項27記載の方法。
【請求項35】
リマインダアラームは、リマインダアラームのメニューから選択される請求項27記載の方法。
【請求項36】
出発時間は、ユーザによって定められる請求項27記載の方法。
【請求項37】
アラーム終了期間は、ユーザによって入力される請求項31記載の方法。
【請求項38】
予備の電話番号は、ユーザによって入力される請求項32記載の方法。
【請求項39】
リマインダアラームは、ポータブル コンピューティング デバイスのボタンを押すことによって確認される請求項27記載の方法。
【請求項40】
リマインダアラームは、充電器からポータブル コンピューティング デバイスを外すことによって確認される請求項27記載の方法。
【請求項41】
リマインダアラームは、デバイスが位置から移動することによって確認される請求項27記載の方法。
【請求項42】
プロセッサと、
プロセッサによってアクセス可能なメモリデバイスと、
グローバル ポジショニング モジュールと、
メモリ内に埋め込まれ、グローバル ポジショニング モジュールに応答するコンピュータプログラムとを含み、コンピュータプログラムが、
ポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視する命令と、
ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義点と関連付けられた進入指示境界線を越えたときを判断し、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置の近くであることを示す命令とを含むポータブル コンピューティング デバイス。
【請求項43】
プロセッサと、
プロセッサによってアクセス可能なメモリデバイスと、
メモリ内に埋め込まれた位置判断モジュールと、
メモリ内に埋め込まれたコンピュータプログラムとを含み、コンピュータプログラムが、
位置判断モジュールによって判断されたポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視する命令と、
ポータブル コンピューティング デバイスが、ユーザ定義位置のユーザ定義点と関連付けられた出発指示境界線を越えたときを判断し、ポータブル コンピューティング デバイスが、ユーザ定義位置を出発するところであることを示す命令とを含むポータブル コンピューティング デバイス。
【請求項44】
プロセッサと、
プロセッサによってアクセス可能なメモリデバイスと、
メモリ内に埋め込まれたコンピュータプログラムとを含み、コンピュータプログラムが、
起床アラームを鳴らす命令と、
所定の出発時間前の所定の時間にリマインダアラームを鳴らす命令と、
リマインダアラームが確認されたかどうかを判断する命令とを含むポータブル コンピューティング デバイス。
【請求項45】
ポータブル コンピューティング デバイスのユーザインターフェースであって、
ホームポイント設定ボタンを含み、ホームポイント設定ボタンの選択に応答して、ホームポイントの位置と関連付けられた1つ以上の位置の座標が、ポータブル コンピューティング デバイスにおいて保存されるユーザインターフェース。
【請求項46】
1つ以上の位置の座標は、グローバル ポジショニング システムの座標である請求項44記載のユーザインターフェース。
【請求項47】
ホームポイントと関連付けられた位置の名前を受信するホーム位置名入力フィールドをさらに含む請求項44記載のユーザインターフェース。
【請求項48】
ホームポイントと関連付けられたホームポイントの半径を受信するホームポイント半径入力フィールドをさらに含む請求項46記載のユーザインターフェース。
【請求項49】
ホームポイントと関連付けられたアラートを受信するアラート入力フィールドをさらに含む請求項47記載のユーザインターフェース。
【請求項50】
1回のみのボタンをさらに含み、1回のみのボタンが選択されると、アラートがユーザに1回提示される請求項48記載のユーザインターフェース。
【請求項51】
繰り返しボタンをさらに含み、繰り返しボタンが選択されると、アラートがユーザに多数回提示される請求項48記載のユーザインターフェース。
【請求項52】
サブポイント設定ボタンをさらに含み、サブポイント設定ボタンが選択されると、サブポイントと関連付けられた1つ以上のグローバル ポジショニング システムの座標が、ポータブル コンピューティング デバイスにおいて保存される請求項44記載のユーザインターフェース。
【請求項53】
サブポイントと関連付けられた位置の名前を受信するサブポイント名入力フィールドをさらに含む請求項51記載のユーザインターフェース。
【請求項54】
サブポイントと関連付けられたサブポイントの半径を受信するサブポイント半径入力フィールドをさらに含む請求項52記載のユーザインターフェース。
【請求項55】
コンピュータ読み出し可能媒体内に埋め込まれたコンピュータプログラムであって、
ユーザ定義点を取り囲んでいる仮想境界線の外側のポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視する命令と、
ポータブル コンピューティング デバイスが仮想境界線を取り囲んでいる進入指示境界線を越えたかどうかを判断し、ポータブル コンピューティング デバイスが仮想境界線の近くであることを示す命令とを含むコンピュータプログラム。
【請求項56】
コンピュータ読み出し可能媒体内に埋め込まれたコンピュータプログラムであって、
ユーザ定義位置を取り囲んでいる仮想境界線の内側のポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視する命令と、
ポータブル コンピューティング デバイスが仮想境界線の内側の出発指示境界線を越えたかどうかを判断し、ポータブル コンピューティング デバイスが仮想境界線を越えようとしているところであることを示す命令とを含むコンピュータプログラム。
【請求項57】
コンピュータ読み出し可能媒体内に埋め込まれたコンピュータプログラムであって、
起床アラームを鳴らす命令と、
所定の出発時間になる前の所定の時間にリマインダアラームを鳴らす命令と、
リマインダアラームが確認されたかどうかを判断する命令と、
リマインダアラームが確認されていないときは、リマインダアラームの音量を上げる命令とを含むコンピュータプログラム。
【請求項58】
ポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視する手段と、
ポータブル コンピューティング デバイスが、ユーザ定義位置と関連付けられた進入指示境界線を越えたときを判断し、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置の近くであることを示す手段とを含むポータブル コンピューティング デバイス。
【請求項59】
ポータブル コンピューティング デバイスの位置を監視する手段と、
ポータブル コンピューティング デバイスが、ユーザ定義位置のユーザ定義点と関連付けられた出発指示境界線を越えたときを判断し、ポータブル コンピューティング デバイスがユーザ定義位置から出発するところであることを示す手段とを含むポータブル コンピューティング デバイス。
【請求項60】
起床アラームを鳴らす手段と、
所定の出発時間前の所定の時間にリマインダアラームを鳴らす手段と、
リマインダアラームが確認されたかどうかを判断する手段とを含むポータブル コンピューティング デバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2008−538172(P2008−538172A)
【公表日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−504438(P2008−504438)
【出願日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際出願番号】PCT/US2006/012033
【国際公開番号】WO2006/105431
【国際公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】