説明

マッサージユニットの押出機構

【課題】 施療子を駆動させる機構を含むマッサージユニットをスムーズに前後動させることができるマッサージユニットの押出機構を提供する。
【解決手段】 少なくとも座部3と、この座部3の後側に設けられた脊もたれ部4とを備えたマッサージ機1における前記脊もたれ部4内に昇降自在に設けられた機械本体ユニット10のマッサージユニットであって、揉み動作及び/又は叩き動作を行うことができる施療子9を含むマッサージユニットを前後に移動させることができる押出機構。モータ11と、このモータ11に減速機構を介して連結されたピニオン13と、このピニオン13と噛合し前記脊もたれ部4の前後方向に沿って配設されたラック14とを備えている。前記ラック14とピニオン13の組合せが、前記施療子9を支持する揺動自在のアーム15の揺動支点の上側及び下側にそれぞれ配設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はマッサージユニットの押出機構に関する。さらに詳しくは、施療子及びこの施療子を駆動させる機構を含むマッサージユニットをマッサージ機の脊もたれ部の前後方向に進出及び後退させることができる押出機構に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の一般的な椅子型マッサージ機では、椅子の脊もたれ部内にマッサージユニットを含む機械本体ユニットが昇降自在に配設されており、前記マッサージユニットは、もみ玉からなる施療子を脊もたれ部の前後方向に揺動させることによって叩き動作を行わせるための叩き機構と、施療子を偏心回動させることによって揉み動作を行わせるための揉み機構とを備えており、また前記機械本体ユニットは自身を椅子の脊もたれ部の上下方向に沿って昇降させるための昇降機構を備えている。
【0003】
かかるマッサージ機において、マッサージ動作に強弱をつけて、マッサージを行う部位の状態に応じた適切なマッサージを行うために、施療子が取り付けられたアームを当該アームの支持軸廻りに回動させることが知られている(特許文献1参照)。
【0004】
このアームを回動させる方法では、アームの回動角度を変更させることで施療子の突出量を変えているが、アームの回動角度には限界があるため、施療子を充分に前方に突出させることができない。また、アームを回動させているため、マッサージ位置が変わるという問題がある。
【0005】
そこで、前記アームを含む施療子駆動ユニット(マッサージユニット)を身体に向けて進退移動可能にしたマッサージ機が提案されている(特許文献2参照)。このマッサージ機における機械本体ユニット80は、当該機械本体ユニット80のケーシング81の上部及び下部に前後方向に延設した左右一対のガイドバー82を取り付け、このガイドバー82に前記施療子駆動ユニット83を構成する施療子駆動ユニットケーシング84を当該ガイドバー82に沿って前後方向に進退移動自在に取り付けている。施療子駆動ユニット83を進退移動させる機構は、モータ85と、このモータ85の駆動軸85aに取り付けられた駆動用ベベルギア86と、この駆動用ベベルギア86と噛合する従動用ベベルギア87と、この従動用ベベルギア87の軸87aと伝動ベルト88を介して連結されている進退軸89と、この進退軸89に形成された雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が内周に形成された従動ネジ体90とで構成されている。この機構では、モータ85の回転がベベルギア86、87及び伝動ベルト88を介して進退軸89に伝達され、この進退軸89が回転することにより従動ネジ体90、つまりはこの従動ネジ体90が固定されている施療子駆動ユニット83を前後動させている。
【0006】
【特許文献1】特公平1−49496号公報
【特許文献2】特開2002−159549号公報(3〜4頁、図2、図4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献2記載の進退移動機構は、施療子駆動ユニット83の略中央に配設された1本の進退軸89の雄ネジ部と従動ネジ体90の雌ネジ部との螺合により当該施療子駆動ユニット83を前後動させる構成であり、ガイドバー82を上下左右の4箇所に設けているものの、4箇所のガイド部分のすべり具合を均等にするのが困難であるため、いずれかのガイド部分でつっかかってしまい、施療子駆動ユニット83をスムーズに前後動させることができないという問題がある。
【0008】
本発明は、このような従来技術の有する問題を解消するためになされたものであり、施療子及びこの施療子を駆動させる機構を含むマッサージユニットをスムーズに前後動させることができるマッサージユニットの押出機構を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のマッサージユニットの押出機構(以下、単に押出機構ともいう)は、少なくとも座部と、この座部の後側に設けられた脊もたれ部とを備えたマッサージ機における前記脊もたれ部内に昇降自在に設けられた機械本体ユニットのマッサージユニットであって、揉み動作及び/又は叩き動作を行うことができる施療子を含むマッサージユニットを前後に移動させることができる押出機構において、
この押出機構が、モータと、このモータに減速機構を介して連結されたピニオンと、このピニオンと噛合し前記脊もたれ部の前後方向に沿って配設されたラックとを備えており、且つ
前記ラックとピニオンの組合せが、前記施療子を支持する揺動自在のアームの揺動支点の上側及び下側にそれぞれ配設されていることを特徴としている。
【0010】
本発明の押出機構では、マッサージユニットを前後動させるためのラックとピニオンの組合せを、前記施療子を支持する揺動自在のアームの揺動支点の上側及び下側に、換言すればマッサージユニットの上下に配設しているので、マッサージユニットに対して上下均等に駆動力を与えることができるとともに、従来技術で用いられていたガイドバーを省略することができ、その結果、スムーズにマッサージユニットを前後動させることができる。
【0011】
前記ラックとピニオンの組合せを、前記アームの揺動支点の上方左側、上方右側、下方左側及び下方右側にそれぞれ配設することができる。この場合、上下方向とともに左右方向にも均等にマッサージユニットに駆動力を与えることができ、一層スムーズにマッサージユニットを前後動させることができる。
【0012】
また、両端にかさ歯車を備えた伝動シャフトが、前記脊もたれ部の上下方向に沿って配設されており、上端のかさ歯車の回転が前記上側のピニオンに、下端のかさ歯車の回転が前記下側のピニオンにそれぞれ伝達されるよう構成されているのが好ましい。この構成では、マッサージユニットを前後動させるための駆動源であるモータの数を1つにすることができるので、省スペース化及び低コスト化を図ることができる。また、上下のラックとピニオンの駆動のタイミングがずれない(一致する)ので、マッサージユニットをスムーズに前後動させることができる。
【0013】
前記ピニオンの、脊もたれ部左右方向の外側において、ガイド用ローラが当該ピニオンと同軸に設けられており、且つ前記ガイド用ローラが摺動するレールが前記ラックに沿って設けられているのが好ましい。ガイド用ローラをピニオンと同軸に設け、このローラをレールと摺動させることにより、マッサージユニットの上下方向のがたつきを防ぐことができる。すなわち、ラックとピニオンの噛合いだけであると、上側の組合せでは隙間が生じ、下側の組合せでは噛合いすぎ、その結果「ガタ」が発生することがあるが、ピニオンよりも径大のローラを設け、このローラがレールを摺動するようにすることでマッサージユニットの上下方向のがたつきを防ぐことができる。
【0014】
さらに、前記ピニオンとガイド用ローラの間に、当該ガイド用ローラよりも径大の幅方向ガイドを、前記ピニオンと同軸に配設することができる。この構成により、マッサージユニットに対し人の重さが左右不均等に作用した場合でも、幅方向ガイドがレールの側面に当接しているので、当該マッサージユニットが左右方向にがたつくのを防ぐことができる。
【0015】
前記マッサージユニットのケーシングを構成する枠体と、前記ラックとを一体に形成することができる。一体にすることで、ケーシングの強度を高めることができるとともに、低コスト化を図ることができる。また、ラックを別途ケーシングに取り付ける必要がないので、取付不良が生じることもない。なお、ラックとケーシングを一体にせずにそれぞれ別体で形成し、当該ラックとケーシングを別々の強度にすることも可能である。
【発明の効果】
【0016】
本発明の押出機構によれば、施療子及びこの施療子を駆動させる機構を含むマッサージユニットをスムーズに前後動させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の押出機構の実施の形態を詳細に説明する。なお、各図においては、特定の部品又は部分を見易くするために、他の部品等の図示を省略している場合がある。
図1は本発明の押出機構が適用されるマッサージ機の一例の全体斜視図である。この例のマッサージ機1は、脚体2により支持された座部3と、この座部3の後側に設けられた脊もたれ部4と、座部3の前方下側に設けられたフットレスト5と、座部3の左右両側に設けられた肘掛け部6と、一方の肘掛け部6に取り付けられた支持部7とを備えている。前記支持部7には、コントローラ8が脱着可能に取り付けられており、また脊もたれ部4は座部3に対してリクライニングが可能である。なお、本明細書において、前記脊もたれ部4の幅方向を「左右方向」、高さ方向を「上下方向」、奥行き方向を「前後方向」といい、また脊もたれ部4を正面から見て左側を「左側」、同じく右側を「右側」という。
【0018】
前記脊もたれ部4の内部には、「揉み」や「叩き」の動作をする施療子9を備えたマッサージユニットを含む機械本体ユニット10が内蔵されている。この機械本体ユニット10は、脊もたれ部4の内部において左右一対のガイド溝30aを有するガイドレール30に沿って昇降自在に設けられている。機械本体ユニット10には、後述する進退用モータ11以外に、昇降用モータ50、叩き用モータ60、及び揉み用モータ70が配設されている。昇降用モータ50は機械本体ユニット10の右側下方において、その出力軸が前後方向に沿って配置されている。マッサージユニットの構成部品である叩き用モータ60は、当該マッサージユニットの中央下方において、その出力軸が左右方向に沿って配置されており、また揉み用モータ70は、同じく右側やや上方において、その出力軸が上下方向に沿って配置されている。これら昇降用モータ50、叩き用モータ60、及び揉み用モータ70の出力は、図5に示されるように、ベルト51、61、71、プーリー、ウォームギア等の動力伝達手段を介して所定の部位に伝達される。そして、昇降用モータ50の出力は、前記ガイド溝11aに沿って設けられたラックと噛合するピニオンに伝達され、機械本体ユニット10を昇降させる。また、叩き用モータ60及び揉み用モータ70の出力は、偏心プーリーや偏心リンク等によって偏心回動や揺動に変換され、前記施療子9に揉みや叩きといったマッサージ動作を行わせる。かかる昇降、揉み及び叩きのための機構としては、通常用いられているものを適宜採用することができるので、それらについての詳細な説明は省略する。
【0019】
本発明の押出機構は、前記マッサージユニットを脊もたれ部4の前後方向に移動させることができるものであり、図2及び図3に示されるように、当該マッサージユニットを移動させる駆動源であるモータ11と、このモータ11に減速機構を介して連結されたピニオン13と、このピニオン13と噛合し前記脊もたれ部4の前後方向に沿って配設されたラック14とを備えている。そして、前記ラック14とピニオン13の組合せが、前記施療子9を支持する揺動自在のアーム15の揺動支点15a(図6参照)の上側及び下側にそれぞれ配設されている。
【0020】
前記モータ11は、機械本体ユニット10の中央左側の後方に配設されており、その回転軸(出力軸)が脊もたれ部4の左右方向に沿うように配置されている。モータ11の出力軸11aは、無端帯状の弾性材からなるベルト16を介して、減速機構であるウォームギア17のウォーム軸(図示せず)の一端の設けられたプーリー18に接続されている。
また、機械本体ユニット10の左側には、両端に駆動かさ歯車19(図5参照。分かり易くするために、図5では、かさ歯車を覆っているカバーの一部を省略している)を備えた伝動シャフト20が、前記脊もたれ部4の上下方向に沿って配設されている。この伝動シャフト20の上端よりやや下の部分に、前記ウォームギア17のウォーム軸と噛み合うウォームホイールが当該伝動シャフト20と同軸に設けられている。
【0021】
マッサージユニットの上方及び下方部分であって、前記施療子9を支持するアーム15の揺動軸15aよりも、それぞれ上側及び下側の部位には、前記ピニオン13が固着された駆動シャフト21が脊もたれ部4の左右方向に配設されており、この駆動シャフト21の左側端部には、前記伝動シャフト20の駆動かさ歯車19と噛み合う従動かさ歯車26(図5参照)が設けられている。前記ピニオン13は、駆動シャフト21の左右方向において所定の間隔をあけて2個設けられている。左側のピニオン13は、左側の施療子9(施療子9は、図3等に示されるように、脊もたれ部4の左右方向に一対設けられている)のアーム15の揺動軸15aよりも左側に配置されており、一方、右側のピニオン13は、同じく右側の施療子9のアーム15の揺動軸15aよりも右側に配置されている。また、上側の駆動シャフト21のピニオン13の下方、及び下側の駆動シャフト21のピニオン13の上方には、それぞれ当該ピニオン13と噛み合うラック14が脊もたれ部4の前後方向に沿って配設されている。前記ラック13は、マッサージユニットのケーシングを構成する枠体22(図3参照)と一体に形成されている。そのため、ケーシングの強度を高めることができるとともに、ラック14を別途枠体22に取り付ける必要がないので、取付不良が生じることがなく、ラック14とピニオン13の噛合いの精度を高めることができる。なお、前記施療子9、叩き用モータ60及び揉み用モータ70は、前記枠体22に取り付けられて、マッサージユニットを構成している。
【0022】
このように本実施の形態では、前記ラック14とピニオン13の組合せが、アーム15の揺動支点15aの上方左側、上方右側、下方左側及び下方右側、換言すればマッサージユニットの四隅付近にそれぞれ配設されているので、マッサージユニットに対して駆動力を均等に与えることができ、当該マッサージユニットをスムーズに前後動させることができる。
【0023】
前記ピニオン13の、脊もたれ部4左右方向の外側には、ガイド用ローラ23が当該ピニオン13と同軸に設けられている。前記ガイド用ローラ23は、例えばPOM樹脂等の摺動性及び耐磨耗性にすぐれた合成樹脂により作製することができ、その直径を前記ピニオン13のピッチ径と同径にすることにより、ピニオン回転時のガイド用ローラ23とレール24の上下接触面の磨耗を防ぐことができる。また、前記ガイド用ローラ23が摺動するレール24が前記ラック14に沿って設けられている。このレール24も前記ガイド用ローラ23と同じ材料で作製することができる。前記レール24は、前記ガイド用ローラ23と対向する側に凸部24aが形成されており、この凸部24aの上面(上側のレール24について)又は下面(下側のレール24について)をガイド用ローラ23が摺動する。このように、マッサージユニット10の前後動のための駆動力は前記ラック14とピニオン13の組合せで与えつつ、レール24上をガイド用ローラ23が摺動するようにすることで、マッサージユニット10の上下方向のがたつきを防ぐことができる。
【0024】
また、本実施の形態では、前記ピニオン13とガイド用ローラ23の間に、当該ガイド用ローラ23よりも径大の幅方向ガイド25が、前記ピニオン13と同軸に配設されている。前記幅方向ガイド25は、部品点数を削減するために前記ガイド用ローラ23と一体に形成するのが好ましいが、別体とすることもできる。幅方向ガイド25を設けることにより、マッサージユニットに対し人の重さが左右不均等に作用した場合でも、当該幅方向ガイド25がレール24の側面24bに当接しているので、当該マッサージユニットが左右方向にがたつくのを防ぐことができる。
【0025】
つぎに前述した押出機構の動作について説明する。
コントローラ8の操作により進退用のモータ11が回転すると、この回転はベルト16によってプーリー18に伝達される。このプーリー18は、減速機構を構成するウォームギア17のウォーム軸と同軸に配設されているので、モータ11の回転は減速されつつウォーム軸及びウォームホイールを介して当該ウォームホイールが設けられている伝動シャフト20を回転させる。そして、この回転は、伝動シャフト20の上下端の駆動かさ歯車19及びこれと噛み合う従動かさ歯車26に伝達されて駆動シャフト21を回転させ、これにより駆動シャフト21に設けられたピニオン13がラック14と噛み合い、マッサージユニットが前後に移動する。
なお、マッサージユニットの前進位置又は後退位置を制御する方法としては、例えば、伝動シャフトや駆動シャフトの回転数を検出し、この回転数の信号に基づいてモータの駆動を制御する方法や、ガイド用ローラ又は幅方向ローラの側面に永久磁石を埋設するとともに、前進位置又は後退位置において前記永久磁石と近接して対向する部位にホールICを配設する方法や、前進位置又は後退位置において前記幅方向ローラの周面と接触し得るリミットスイッチを設ける方法をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の押出機構が適用されるマッサージ機の一例の全体斜視図である。
【図2】本発明に係るマッサージユニットの前方斜視図である。
【図3】本発明に係るマッサージユニットの後方斜視図である。
【図4】本発明に係るマッサージユニットの正面図である。
【図5】本発明に係るマッサージユニットの背面図である。
【図6】本発明に係るマッサージユニットの側面図である。
【図7】従来のマッサージユニットの押出機構の側面説明図である。
【符号の説明】
【0027】
1マッサージ機
4脊もたれ部
9施療子
10機械本体ユニット
11モータ
13ピニオン
14ラック
15アーム
17ウォームギア
20伝動シャフト
23ガイド用ローラ
24レール
25幅方向ガイド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも座部と、この座部の後側に設けられた脊もたれ部とを備えたマッサージ機における前記脊もたれ部内に昇降自在に設けられた機械本体ユニットのマッサージユニットであって、揉み動作及び/又は叩き動作を行うことができる施療子を含むマッサージユニットを前後に移動させることができる押出機構において、
この押出機構が、モータと、このモータに減速機構を介して連結されたピニオンと、このピニオンと噛合し前記脊もたれ部の前後方向に沿って配設されたラックとを備えており、且つ
前記ラックとピニオンの組合せが、前記施療子を支持する揺動自在のアームの揺動支点の上側及び下側にそれぞれ配設されていることを特徴とする、マッサージユニットの押出機構。
【請求項2】
前記ラックとピニオンの組合せが、前記揺動支点の上方左側、上方右側、下方左側及び下方右側にそれぞれ配設されている請求項1に記載のマッサージユニットの押出機構。
【請求項3】
両端にかさ歯車を備えた伝動シャフトが、前記脊もたれ部の上下方向に沿って配設されており、上端のかさ歯車の回転が前記上側のピニオンに、下端のかさ歯車の回転が前記下側のピニオンにそれぞれ伝達されるよう構成されている請求項1〜2のいずれかに記載のマッサージユニットの押出機構。
【請求項4】
前記ピニオンの、脊もたれ部左右方向の外側において、ガイド用ローラが当該ピニオンと同軸に設けられており、且つ前記ガイド用ローラが摺動するレールが前記ラックに沿って設けられている請求項1〜3のいずれかに記載のマッサージユニットの押出機構。
【請求項5】
前記ピニオンとガイド用ローラの間に、当該ガイド用ローラよりも径大の幅方向ガイドが前記ピニオンと同軸に配設されている請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージユニットの押出機構。
【請求項6】
前記マッサージユニットのケーシングを構成する枠体と、前記ラックとが一体に形成されている請求項1〜5のいずれかに記載のマッサージユニットの押出機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−129906(P2006−129906A)
【公開日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−318950(P2004−318950)
【出願日】平成16年11月2日(2004.11.2)
【出願人】(000112406)ファミリー株式会社 (175)
【Fターム(参考)】