説明

マッサージ機

【課題】被施療者の所望する姿勢で身体を連続的にマッサージでき、被施療者のリラックス感を高めることができるマッサージ機を提供する。
【解決手段】本体フレームに設けられたガイドレールと、マッサージ部を有するマッサージユニットと、マッサージユニットをガイドレールに沿って自在に移動させる移動手段と、を備えたマッサージ機であって、ガイドレールは、第1ガイドレールと、第1ガイドレールに対して回動可能に設けられた第2ガイドレールと、を有しており、移動手段は、マッサージユニットに設けられたピニオンと、ピニオンが噛合しピニオンが回転することでマッサージユニットを移動させるラックと、を有しており、ラックは、曲げ性を有するフレキシブルラックであって、第1ガイドレールと第2ガイドレールとにわたって保持され、第2ガイドレールの回動に追従し、第1ガイドレールと第2ガイドレールに沿って湾曲可能な構造を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マッサージユニットをガイドレールに沿って自在に移動させるマッサージ機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、マッサージユニットをガイドレールに沿って自在に移動させるマッサージ機において、背凭れ部、座部、及び脚載置部にかけて一体的に形成したロングガイドレールに沿ってマッサージ機構を移動可能とし、被施療者の身体を連続的にマッサージする椅子型マッサージ機が知られている(例えば、特許文献1)。
また、マッサージユニットをガイドレールに沿って自在に移動させるマッサージ機において、座部及び垂下状態から水平状態まで出没可能な脚載せ部にガイドレールを備え、脚載せ部が水平状態に突出した場合に座部と脚載せ部のガイドレールが連結されて、マッサージユニットを座部から脚載せ部にかけて移動可能とし、被施療者の下肢を連続的にマッサージする椅子型マッサージ機が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−283266号公報
【特許文献2】特開2009−50391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示された椅子型マッサージ機は、背凭れ部、座部、及び脚載置部にかけて一体的に形成したロングガイドレールを備えるため、座部と背凭れ部と脚載置部の角度は固定されている。そのため、特許文献1に開示された椅子型マッサージ機は、被施療者の所望する姿勢でマッサージできず、必ずしも被施療者にとって楽な姿勢でマッサージできるものではなかった。さらに、被施療者が座部へ乗り降りする際に脚載置部が邪魔になるという不便があった。
【0005】
また、特許文献2に開示された椅子型マッサージ機は、ガイドレールに沿ってマッサージユニットを移動させるためのラックを備え、脚載せ部を水平位置の状態に突出させた状態で座部と脚載せ部のガイドレールならびにラックが連結可能に設けられている。そのため、脚載せ部を水平位置の状態に突出させた場合は、マッサージユニットが座部から脚載せ部に移動でき、被施療者の下肢を連続的にマッサージ可能であった。しかし、その他の角度の場合は、座部と脚載せ部の位置が変化するため、座部と脚載せ部のガイドレールならびにラックが切断された状態となり、マッサージユニットが座部から脚載せ部にかけて移動できず、被施療者の下肢を連続的にマッサージできなかった。すなわち、被施療者の下肢を連続的にマッサージできる被施療者の姿勢は一定であった。そのため、特許文献2に開示された椅子型マッサージ機は、被施療者の所望する姿勢で連続的にマッサージを行うことが困難であり、必ずしも被施療者にとって楽な姿勢でマッサージできるものではなかった。
したがって、上述した従来のものでは、被施療者が十分にリラックスできずに物足りなさを感じてしまうおそれがあった。
【0006】
そこで、本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、被施療者の所望する姿勢で身体を連続的にマッサージでき、被施療者のリラックス感を高めることができるマッサージ機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、本体フレームに設けられたガイドレールと、マッサージ部を有するマッサージユニットと、前記マッサージユニットを前記ガイドレールに沿って自在に移動させる移動手段と、を備えたマッサージ機であって、前記ガイドレールは、第1ガイドレールと、前記第1ガイドレールに対して回動可能に設けられた第2ガイドレールと、を有しており、前記移動手段は、前記マッサージユニットに設けられたピニオンと、前記ピニオンが噛合し前記ピニオンが回転することで前記マッサージユニットを移動させるラックと、を有しており、前記ラックは、曲げ性を有するフレキシブルラックであって、前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールとにわたって保持され、前記第2ガイドレールの回動に追従し、前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールに沿って湾曲可能な構造を有していることを特徴とするものである。
【0008】
このような構成とすることにより、次のような効果をもたらす。すなわち、第1ガイドレールと第2ガイドレールとにわたって保持されたラックに噛合しているピニオンが回転することで、第1ガイドレールと第2ガイドレールとにわたってマッサージユニットを自在に移動させることができる。そして、第1ガイドレールに対して回動可能に設けられた第2ガイドレールの回動によって、被施療者の姿勢にあわせてマッサージユニットの移動軌跡を変更することができ、被施療者の所望する姿勢でマッサージできる。さらに、第2ガイドレールの回動に追従して、曲げ性を有するラックが第1ガイドレールと第2ガイドレールに沿って湾曲し、マッサージユニットの移動を円滑に行わせることができるため、被施療者の所望する姿勢で身体を連続的にマッサージできる。
したがって、本発明のマッサージ機によれば、被施療者の所望する姿勢で身体を連続的にマッサージでき、被施療者のリラックス感を高めることができる。
【0009】
また、前記ラックを前記第1ガイドレールに固定する第1ラックホルダと、前記ラックが前記第2ガイドレールに対して長手方向に移動できるように前記ラックを前記第2ガイドレールに保持する第2ラックホルダと、を備えることが好ましい。
【0010】
このような構成とすることにより、次のような効果をもたらす。すなわち、第2ガイドレールの回動による曲率変化に応じて、ラックが第2ガイドレールに対して長手方向に移動し、第1ガイドレールと第2ガイドレールに沿って湾曲できるので、第1ガイドレールと第2ガイドレールとにわたってマッサージユニットの移動を円滑に行わせることができる。
【0011】
また、前記移動手段は、マッサージユニットに回転自在に設けられたガイドローラを有し、前記マッサージユニットを支持する前記ガイドローラが、前記ピニオンと前記ラックが噛合した状態で前記ガイドレールの内縁部を走行可能に構成されていることが好ましい。
【0012】
このような構成とすることにより、マッサージユニットをガイドレールに沿って自在に移動させることができる。
【0013】
また、前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールとの接続部近傍に位置する前記移動手段を支持する支持部材を備えることが好ましい。
【0014】
このような構成とすることにより、第1ガイドレールと第2ガイドレールとの接続部近傍でマッサージユニットの移動を円滑に行わせることができる。
【0015】
また、前記本体フレームは、少なくとも、被施療者が着座可能な座部が有する第1本体フレームと、被施療者の脚部を支持する脚載せ部が有する第2本体フレームと、を備え、
前記第1ガイドレールが前記第1本体フレームに設けられ、前記第2ガイドレールが前記第2本体フレームに設けられ、前記脚載せ部は前記座部の前部に回動可能に構成されていることが好ましい。
【0016】
このような構成とすることにより、次のような効果をもたらす。すなわち、回動可能に構成された脚載せ部によって、被施療者の所望する姿勢でマッサージできるとともに、脚載せ部が邪魔にならずに被施療者は座部へ乗り降りすることができる。そして、座部と脚載せ部とにわたってマッサージユニットを自在に移動させることができるので、被施療者の所望する姿勢で身体を連続的にマッサージでき、被施療者のリラックス感を高めることができる。
【0017】
また、前記本体フレームは、少なくとも、被施療者が着座可能な座部が有する第1本体フレームと、被施療者の背部を支持する背凭れ部が有する第2本体フレームと、を備え、前記第1ガイドレールが前記第1本体フレームに設けられ、前記第2ガイドレールが前記第2本体フレームに設けられ、前記背凭れ部は前記座部の後部に回動可能に構成されていることが好ましい。
【0018】
このような構成とすることにより、次のような効果をもたらす。すなわち、回動可能に構成された背凭れ部によって、被施療者の所望する姿勢でマッサージできる。そして、座部と背凭れ部とにわたってマッサージユニットを自在に移動させることができるので、被施療者の所望する姿勢で身体を連続的にマッサージでき、被施療者のリラックス感を高めることができる。
【0019】
また、前記本体フレームは、少なくとも、被施療者が着座可能な座部が有する第1本体フレームと、被施療者の脚部を支持する脚載せ部が有する第2本体フレームと、被施療者の背部を支持する背凭れ部が有する他の第2本体フレームと、を備え、前記第1ガイドレールが前記第1本体フレームに設けられ、前記第2ガイドレールが前記第2本体フレームならびに他の第2本体フレームに設けられ、前記脚載せ部は前記座部の前部に回動可能に構成され、前記背凭れ部は前記座部の後部に回動可能に構成されていることが好ましい。
【0020】
このような構成とすることにより、次のような効果をもたらす。すなわち、回動可能に構成された背凭れ部と脚載せ部によって、被施療者の所望する姿勢でマッサージできるとともに、脚載せ部が邪魔にならずに被施療者は座部へ乗り降りすることができる。そして、背凭れ部から脚載せ部にわたってマッサージユニットを自在に移動させることができるので、被施療者の所望する姿勢で身体を連続的にマッサージでき、被施療者のリラックス感を高めることができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、被施療者の所望する姿勢で身体を連続的にマッサージでき、被施療者のリラックス感を高めることができるマッサージ機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】起立状態のマッサージ機を示す斜視図である。
【図2】マッサージ機の一部の構成を分解して示す分解説明図である。
【図3】起立状態のマッサージ機の側面図である。
【図4】起立状態のマッサージ機の内部を説明する説明図である。
【図5】リクライニング状態のマッサージ機の側面図である。
【図6】リクライニング状態のマッサージ機の内部を説明する説明図である。
【図7】ガイドレールの接続部近傍の拡大説明図であり、(a)は、起立状態の接続部近傍を示す図であり、(b)は、リクライニング状態の接続部近傍を示す図である。
【図8】移動手段を説明する説明図であり、(a)は、第2本体フレームが下方に回動した状態の接続部近傍を示す図であり、(b)は、第2本体フレームが上方に回動した状態の接続部近傍を示す図である。
【図9】マッサージユニット及び移動手段を説明する説明図である。
【図10】マッサージユニットの斜視図である。
【図11】マッサージユニットの正面図である。
【図12】移動手段を説明する説明図である。
【図13】支持部材を説明する説明図であり、(a)は、ガイドレールの接続部近傍を左右方向から示した説明図であり、(b)は、移動手段を支持する支持部材について説明する図である。
【図14】マッサージ機の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
[全体構成]
本発明の一実施形態に係るマッサージ機1について図を用いて説明する。図1は起立状態のマッサージ機1を示す斜視図である。図2はマッサージ機1を説明するために一部の構成を分解して示した分解説明図であり、図1に示すマッサージ機1からマッサージユニット4と身体支持部6とを分解した状態を示している。図3は、起立状態のマッサージ機1の側面図である。図4は、図3に示す起立状態のマッサージ機1の内部を説明するための説明図である。図5は、リクライニング状態のマッサージ機1の側面図である。図6は、図5に示すリクライニング状態のマッサージ機1の内部を説明する説明図である。図14は、マッサージ機1の構成を示すブロック図である。
【0024】
図1〜6に示すように、本発明の一実施形態におけるマッサージ機1は、椅子本体2と、この椅子本体2を支持する本体支持部3とを備えている。また、マッサージ機1は、後述する揺動手段33によって、本体支持部3に対して椅子本体2が揺動し、図3や図4に示す起立状態から、図5や図6に示すリクライニング状態となることができる。なお、マッサージ機1は、クッション材や外装カバー等(図示しない)によって椅子本体2や本体支持部3が被覆されて使用されるが、視認性を考慮してそれらを省略し、内部構造について図示している。
【0025】
図1に示すように、椅子本体2は、被施療者が着座可能な座部22と、座部22の後部に設けられて被施療者の背部を支持する背凭れ部21と、座部22の前部に回動可能に設けられて被施療者の脚部を支持する脚載せ部23と、を有している。そして、椅子本体2は、図3や図4に示す起立状態において、背凭れ部21と座部22が湾曲部を介して連続して形成され、背凭れ部21が前方に向うにつれて前下がりに傾斜して形成され、座部22が前方に向うにつれて前上がりに傾斜して形成され、脚載せ部23が前方(足先側)へ向うにつれて前下がりに傾斜して形成されている。さらに、この椅子本体2は、図2に示すように、背凭れ部21から座部22を経由して脚載せ部23までの間を移動自在に構成されたマッサージユニット4が設けられており、被施療者の背部から脚部にかけて身体を連続的にマッサージすることができる。
【0026】
なお、本発明の説明で用いる方向の概念は、図3に示す起立状態のマッサージ機1の座部22に着座した被施療者から見たときの方向の概念と一致するものである。すなわち、座部22に着座した被施療者から見て、前方を「前」、後方を「後」、左手側を「左」、右手側を「右」としている。
【0027】
[椅子本体の構成]
椅子本体2の構成について説明する。図1〜6に示すように、椅子本体2は、主に、本体フレーム5と、本体フレーム5に設けられた身体支持部6と、本体フレーム5に支持された左右一対のガイドレール7と、被施療者の身体をマッサージするマッサージ部41を有するマッサージユニット4と、マッサージユニット4をガイドレール7に沿って自在に移動させる移動手段8と、を備えている。
【0028】
被施療者の身体を支持する身体支持部6は、可撓性を有する布地等で構成され、図1や図2に示すように、所定の張力をもって本体フレーム5に張設されている。この身体支持部6によって、座部22では被施療者の主に臀部や太腿部が支持され、背凭れ部21では被施療者の主に腰部や背部が支持され、脚載せ部23では被施療者の主に下腿や足などの脚部が支持される。すなわち、被施療者は、この身体支持部6を介してマッサージユニット4によりマッサージされる。
【0029】
図2に示すように本体フレーム5に設けられた左右一対のガイドレール7は、図4や図6に示すように、背凭れ部21の上端付近から脚載せ部23の前端付近の位置にかけて被施療者の身長方向に沿って設けられており、移動手段8によるマッサージユニット4の移動をガイドするように構成されている。そして、ガイドレール7にガイドされたマッサージユニット4は、被施療者の身体をマッサージするマッサージ部41を有しており、移動手段8によって背凭れ21から座部22を経由して脚載せ部23までの間を移動自在とされている。マッサージユニット4が背凭れ21から脚載せ部23にわたって移動することにより、座部22に着座した被施療者の背部から脚部にかけて身体を連続的にマッサージすることができる。
【0030】
なお、図1や図2に示すように、椅子本体2には、被施療者の手や肘などの腕部を支持する肘掛け部24が座部22の両側に設けられていてもよい。
また、被施療者の上腕部を支持する側壁部(図示しない)が背凭れ部21の左右両側に夫々前方に向って突出して設けられ、側壁部の内側面に設けられたマッサージユニット(図示しない)によって、使用者の上腕部を左右外側から挟むようにマッサージするように構成されていてもよい。
【0031】
[本体支持部の構成]
本体支持部3の構成について説明する。図1〜6に示すように、本体支持部3は、床面上に載置される脚フレーム31を有し、椅子本体2の本体フレーム5を支持している。なお、本体フレーム5と脚フレーム31とは、脚フレーム31の左右に夫々設けられた回動軸32を介して接続されていてもよい。これによって、椅子本体2は、左右方向を軸心とする回動軸32を中心として脚フレーム31に対して前後揺動自在に支持される。
【0032】
また、図3や図5に示すように、椅子本体2と本体支持部3との間には、揺動手段33が設けられていてもよい。この揺動手段33によって、椅子本体2の本体フレーム5を本体支持部3の脚フレーム31に対してロッキングチェアのように前後揺動させることができる。なお、この揺動手段33は、例えば電動モータにより伸縮駆動するアクチュエータで構成され、図4や図6に示すように、一端部33aが椅子本体2の本体フレーム5に接続され、他端部33bが脚フレーム31に接続されている。このアクチュエータが縮むと、図3や図4に示す起立状態から、回動軸32を中心として椅子本体2が後方へ揺動して、図5や図6に示すリクライニング状態となる。また、このアクチュエータが伸びると、図5や図6に示すリクライニング状態から、回動軸32を中心として椅子本体2が前方へ揺動して、図3や図4に示す起立状態となる。
【0033】
なお、図2や図14に示すように、マッサージ機1には揺動手段33のアクチュエータの伸縮量を制御する制御手段11が設けられている。このアクチュエータが制御手段11からの指示に従って動作することで、伸縮量が制御され、椅子本体2を起立状態からリクライニング状態までの間で任意の揺動位置に停止させることが可能である。また、マッサージ機1には被施療者が操作可能なリモートコントローラ12が設けられている。この揺動手段33のアクチュエータは、制御手段11に接続されたリモートコントローラ12を被施療者が操作することにより制御手段11へ入力された信号に基づいて動作することができる。したがって、被施療者はリモートコントローラ12を操作することで、椅子本体2を所望する揺動位置に停止させて、マッサージを受けることが可能である。
【0034】
[本体フレームの構成]
次に、本体フレーム5の構成について説明する。図1〜6に示すとおり、本体フレーム5は、少なくとも、座部22が有する第1本体フレーム51と、脚載せ部23が有する第2本体フレーム52とを備えている。第1本体フレーム51は、図2に示すように左右方向へ適宜の距離を隔てて左右対に配置されており、脚フレーム31の左右に夫々設けられた回動軸32を中心として、図3や図5に示すように前後揺動自在に支持されている。また、第2本体フレーム52は、図2に示すように、第1本体フレーム51の前部に設けられた左右方向を軸心とする回動軸54を中心として第1本体フレーム51に対して回動可能に接続されている。すなわち、脚載せ部23は座部22の前部に回動軸54を中心として回動可能に構成されている。
【0035】
[回動手段の構成]
また、図3や図5に示すように、第1本体フレーム51と第2本体フレーム52との間には、回動手段55が設けられている。マッサージ機1は、この回動手段55によって、回動軸54を中心として第1本体フレーム51に対して第2本体フレーム52を回動させることで、座部22に対する脚載せ部23の角度を変更可能に構成されている。
【0036】
この回動手段55は、図1〜6に示すとおり、リンク部材55で構成されている。図3や図5に示すように、左右のリンク部材55はそれぞれ、一端部55aが回動軸32の近傍で脚フレーム31に接続され、他端部55bが第2本体フレーム52の中途部に接続されている。
【0037】
そして、揺動手段33のアクチュエータが縮むと、図3や図4に示す起立状態から、回動軸32を中心として椅子本体2が後方へ揺動し、回動手段55は回動軸54を中心として座部22に対して脚載せ部23を回動させ、図5や図6に示すリクライニング状態において、脚載せ部23が上方へ回動した状態となる。また、このアクチュエータが伸びると、図5や図6に示すリクライニング状態から、回動軸32を中心として椅子本体2が前方へ揺動し、回動手段55は回動軸54を中心として座部22に対して脚載せ部23を回動させ、図3や図4に示す起立状態において、脚載せ部23が下方へ回動した状態となる。
【0038】
したがって、揺動手段33によって椅子本体2を任意の揺動位置に揺動させると、この揺動動作に連動して、座部22に対する脚載せ部23の角度が変更されるため、被施療者を任意の姿勢に変更することが可能である。また、被施療者はリモートコントローラ12を操作することで、椅子本体2を所望する揺動位置に停止させることが可能であり、被施療者の所望する姿勢でマッサージを受けることが可能である。また、マッサージ機1は、図3に示すように、起立状態で脚載せ部23が下方へ回動した状態となるため、被施療者は脚載せ部23が邪魔にならずに座部22へ乗り降りすることができる。
【0039】
なお、回動手段55は、リンク部材55に代えて、例えば電動モータにより伸縮駆動するアクチュエータで構成されていてもよい。回動手段55のアクチュエータは同様に、一端部55aが脚フレーム31に接続され、他端部55bが第2本体フレーム52の中途部に接続されていてもよい。このアクチュエータが伸びると、図3や図4に示す脚載せ部23が下方へ回動した状態から、図5や図6に示す脚載せ部23が上方へ回動した状態となる。またこのアクチュエータが縮むと、図5や図6に示す脚載せ部23が上方へ回動した状態から、図3や図4に示す脚載せ部23が下方へ回動した状態となる。したがって、制御手段11によって回動手段55のアクチュエータの伸縮量を制御することで、椅子本体2の揺動動作によらずに、座部22に対する脚載せ部23の角度を個別に変更することができる。
【0040】
[ガイドレールの構成]
次に、ガイドレール7の構成について説明する。図7はガイドレール7の接続部近傍の拡大説明図であり、図7(a)は、起立状態の接続部近傍を示す図であり、図7(b)は、リクライニング状態の接続部近傍を示す図である。図8(a)は、第2本体フレーム52が下方に回動した状態の接続部近傍を示す図であり、図8(b)は、第2本体フレーム52が上方に回動した状態の接続部近傍を示す図である。図9は、マッサージユニット4及び移動手段8を説明する図である。図2に示すように、ガイドレール7は、左右の本体フレーム5に支持されて左右方向へ適宜の距離を隔てて左右対に配置されている。図3〜6に示すように、ガイドレール7は、座部22の第1本体フレーム51に支持された第1ガイドレール71と、脚載せ部23の第2本体フレーム52に支持された第2ガイドレール72とを有している。そして、第1ガイドレール71は、背凭れ部21の上端付近から座部22の前端付近の位置にかけて被施療者の身長方向に沿って設けられており、第2ガイドレール72は、座部22の前端付近であって脚載せ部23の後端付近から脚載せ部23の前端付近の位置にかけて被施療者の脚の長さ方向に沿って設けられており、移動手段8によるマッサージユニット4の移動をガイドするように構成されている。
【0041】
また、左右一対のガイドレール7は、図9に示すように、相対向する面を開放した断面略コ字状であって、側壁71bとこの側壁71bから左右方向内方に突接された前壁71aと側壁71bから左右方向内方に突接された後壁71cを有している。また、夫々のガイドレール7の内側の後壁71cには、移動手段8が内装され、マッサージユニット4は移動手段8によってこのガイドレール7に沿って自在に移動可能に構成されている。なお、図7〜9に示すように、ガイドレール7は、後壁71cに移動手段8として後述するラック81とラックホルダ82とを有している。
【0042】
また、前述したとおり、第1本体フレーム51と第2本体フレーム52とは、左右方向を軸心とする回動軸54を中心として回動可能に接続されており、第2本体フレーム52に支持された第2ガイドレール72は、第1本体フレーム51に支持された第1ガイドレール71に対して回動可能に構成されている。よって、図7(a)や図8(a)に示すように、第2ガイドレール72が下方に回動している状態から、回動手段55によって第2本体フレーム52を上方へ回動させると、図7(b)や図8(b)に示すように第2ガイドレール72が上方へ回動している状態となる。また、図7(b)図8(b)に示すように第2ガイドレール72が上方へ回動している状態から、回動手段55によって第2本体フレーム52を下方へ回動させると、図7(a)や図8(a)に示すように、第2ガイドレール72が下方に回動している状態となる。
【0043】
したがって、回動手段55によって第1本体フレーム51に対して第2本体フレーム52を回動させることにより、第2ガイドレール72が第1ガイドレール71に対して回動するため、図8に示すように、ガイドレール7に沿って移動するマッサージユニット4の軌跡を変更することができる。また、マッサージユニット4が移動手段8によって、第1ガイドレール71及び回動可能な第2ガイドレール72に沿って移動することにより、被施療者が所望する姿勢にあわせて上半身から下半身にかけてマッサージができ、被施療者のリラックス感を高めることができる。
【0044】
[マッサージユニットの構成]
次に、マッサージユニット4の構成について説明する。図9は、マッサージユニット4及び移動手段8を説明するための説明図である。図10は、マッサージユニット4を前方斜め上方からみた斜視図であり、図11は、マッサージユニット4の正面図である。マッサージユニット4は、被施療者の身体をマッサージするマッサージ部41を有しており、図10や図11に示すように、上下左右に配された8つの施療子41aが、駆動モータ41bによって三次元的に動作し、被施療者の上半身から下半身にかけてその背面に対して揉み、叩き、及び指圧などの様々な押圧施療を施すことが可能に構成されている。なお、図10に示すように、被施療者は、身体支持部6を介してマッサージユニット4の施療子41aによりマッサージされる。
【0045】
また、図9〜11に示すように、このマッサージユニット4は、移動手段8としてピニオン83及びガイドローラ84を有している。図10や図11に示すように、マッサージユニット4は椅子本体2内を移動するための昇降モータ87が設けられており、昇降モータ87が回転すると、動力伝達部を介してマッサージユニット4に設けられた左右方向の移動軸86が回転するように構成されている。また、左右方向の移動軸86には、左右一対のピニオン83が設けられており、この左右一対のピニオン83は、図9に示すように、後述するガイドレール7に設けられた左右のラック81とそれぞれ噛合可能とされている。また、図10や図11に示すように、マッサージユニット4を支持するガイドローラ84は、左右ニ対設けられている。ガイドローラ84aは、移動軸86に回転自在に設けられており、ガイドローラ84bは、マッサージユニット4に設けられた左右方向の支持軸86に回転自在に設けられている。そして、ガイドローラ84は、図9に示すように、ピニオン83とラック81が噛合した状態で左右のガイドレール7の内縁部を走行可能に構成されている。
【0046】
したがって、昇降モータ87の駆動によりピニオン83が回転することでマッサージユニット4は、ガイドレール7に沿って椅子本体2内を移動することが可能であり、このマッサージユニット4を背凭れ部21から座部22を経由して脚載せ部23までの間を移動させることにより、被施療者の上半身から下半身にかけて、マッサージできる。なお、昇降モータ87は、図14に示す制御部11の指示にしたがって動作し、回転動作が制御されることで、マッサージユニット4の移動を制御することが可能である。
【0047】
次に、移動手段8のラック81及びラックホルダ82について説明する。図12は、移動手段8を説明する図である。図7に示すようにラック81は、ガイドレール7にラックホルダ82を介して保持されている。詳しくは、図8や図12に示すように、ラック81は、第1ラックホルダ82aが設けられた第1ガイドレール71から、第2ラックホルダ82bが設けられた第2ガイドレール72にわたって保持されている。すなわち、第1ガイドレール71から第2ガイドレール72にわたって保持されたラック81に、マッサージユニット4のピニオン83が噛合しており、ピニオン83が回転することにより第1ガイドレール71と第2ガイドレール72とにわたってマッサージユニット4を自在に移動させることができる。なお、ガイドレール7は、後壁71cに代えて前壁71aに移動手段8としてラック81とラックホルダ82とを有していてもよい。
【0048】
ラック81は、樹脂で成形されて曲げ性を有するフレキシブルラックであって、湾曲可能な構造を有している。図8に示すように、第1ガイドレール71と第2ガイドレール72の接続部近傍においてラック81は、第1ガイドレール71に対する第2ガイドレール72の回動動作に追従して第1ガイドレール71及び第2ガイドレール72に沿って湾曲することができる。したがって、第1ガイドレール71と第2ガイドレール72とにわたってマッサージユニット4を円滑に移動させることができる。
【0049】
なお、第1ラックホルダ82aは、ラック81の一部が第1ガイドレール71に対して固定されるようにラック81を保持しており、第2ラックホルダ82bは、ラック81が第2ガイドレール72に対して長手方向に移動できるようにラック81を保持している。これによって、図8に示すように、第2ガイドレール72の回動による曲率変化に応じて、ラック81が第2ガイドレール72に対して長手方向に移動し、第1ガイドレール71と第2ガイドレール72に沿って湾曲できるので、第2ガイドレール72の回動動作を支障なく行うことが可能であるとともに、第1ガイドレール71と第2ガイドレール72とにわたってマッサージユニット4の移動を円滑に行わせることができる。
【0050】
[支持部材の構成]
次に、支持部材9について説明する。図13は、支持部材9を説明する説明図であり、(a)は、ガイドレール7の接続部近傍を左右方向から示した説明図であり、(b)は、移動手段8を支持する支持部材9について説明する図である。図8や図12、図13に示すように、第1ガイドレール71と第2ガイドレール72の接続部近傍に位置する移動手段8を支持する支持部材9が設けられていても良い。この支持部材9は、図8や図12に示すように、ガイドレール7の接続部近傍においてラック81を下方から支持可能に設けられている。また、図13(a)のように、移動手段8のピニオン83やガイドローラ84が、ガイドレール7の接続部近傍に位置したとき、図13(b)に示すようにガイドローラ84およびラック81を介してピニオン83を下方から支持することが可能である。したがって、第1ガイドレール71と第2ガイドレール72との接続部近傍で移動手段8が支えられるため、マッサージユニット4の移動を円滑に行わせることができる。
【0051】
[他の実施例]
なお、図1〜6に示すマッサージ機1は、背凭れ部21と座部22が湾曲部を介して一体的に構成されている場合を示しているが、マッサージ機1の背凭れ部21が座部22の後部に回動可能に構成されていてもよい。すなわち、他の実施例に係るマッサージ機1の本体フレーム5は、座部22が有する第1本体フレーム51と、被施療者の背部を支持する背凭れ部21が有する第2本体フレーム52と、を備えている。そして、第2本体フレーム52は、第1本体フレームの後部に設けられた左右方向を軸心とする回動軸(図示しない)を中心として、第1本体フレーム51に対して回動可能に接続されている。すなわち、背凭れ部21は座部22の後部に回動可能に構成されている。また、第1本体フレーム51と第2本体フレーム52との間には、回動手段(図示しない)が設けられており、第1本体フレーム51に対して第2本体フレーム52を回動させることで、座部22に対する背凭れ部21の角度を変更可能に構成されている。そして、ガイドレール7は、座部22の第1本体フレーム51に設けられた第1ガイドレール71と、背凭れ部21の第2本体フレーム52に設けられた第2ガイドレール72とを有している。この第1ガイドレール71は、座部22の後部から前端付近の位置にかけて被施療者の身長方向に沿って設けられており、第2ガイドレール72は、背凭れ部21の上端付近から、座部22の後端付近にかけて被施療者の身長方向に沿って設けられており、移動手段8によるマッサージユニット4の移動をガイドするように構成されている。すなわち、座部22と背凭れ部21とにわたってマッサージユニット4を自在に移動させることができるので、被施療者の所望する姿勢で身体を連続的にマッサージでき、被施療者のリラックス感を高めることができる。
【0052】
また、マッサージ機1は、脚載せ部23は座部22の前部に回動可能に構成され、背凭れ部21は座部22の後部に回動可能に構成されていてもよい。すなわち、他の実施例に係るマッサージ機1の本体フレーム5は、座部22が有する第1本体フレーム51と、脚載せ部23に設けられた第2本体フレーム52と、背凭れ部21が有する他の第2本体フレーム52と、を備えている。そして、第1ガイドレール71が第1本体フレーム51に設けられ、第2ガイドレール72が第2本体フレーム52ならびに他の第2本体フレーム52に設けられ、脚載せ部23は座部22の前部に回動可能に構成され、背凭れ部21は座部22の後部に回動可能に構成されている。すなわち、回動可能に構成された背凭れ部21と脚載せ部23によって、被施療者の所望する姿勢でマッサージできる。そして、背凭れ部21から脚載せ部23にわたってマッサージユニット4を自在に移動させることができるので、被施療者の所望する姿勢で身体を連続的にマッサージでき、被施療者のリラックス感を高めることができる。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明は、マッサージユニットをガイドレールに沿って自在に移動させるマッサージ機に適用することができる。
【符号の説明】
【0054】
1 マッサージ機
11 制御手段
12 リモートコントローラ
2 椅子本体
21 背凭れ部
22 座部
23 脚載せ部
24 肘掛け部
3 本体支持部
31 脚フレーム
32 回動軸
33 揺動手段
33a 一端部
33b 他端部
4 マッサージユニット
41 マッサージ部
41a 施療子
41b 駆動モータ
5 本体フレーム
51 第1本体フレーム
52 第2本体フレーム
54 回動軸
55 回動手段(リンク部材
55a 一端部
55b 他端部
6 身体支持部
7 ガイドレール
71 第1ガイドレール
71a 前壁部
71b 側壁部
71c 後壁部
72 第2ガイドレール
72a 前壁部
72b 側壁部
72c 後壁部
8 移動手段
81 ラック
82 ラックホルダ
82a 第1ラックホルダ
82b 第2ラックホルダ
83 ピニオン
84 ガイドローラ
84a 第1ガイドローラ
84b 第2ガイドローラ
86 移動軸
87 昇降モータ
88 支持軸
9 支持部材


【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体フレームに設けられたガイドレールと、
マッサージ部を有するマッサージユニットと、
前記マッサージユニットを前記ガイドレールに沿って自在に移動させる移動手段と、を備えたマッサージ機であって、
前記ガイドレールは、
第1ガイドレールと、
前記第1ガイドレールに対して回動可能に設けられた第2ガイドレールと、を有しており、
前記移動手段は、
前記マッサージユニットに設けられたピニオンと、
前記ピニオンが噛合し前記ピニオンが回転することで前記マッサージユニットを移動させるラックと、を有しており、
前記ラックは、
曲げ性を有するフレキシブルラックであって、
前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールとにわたって保持され、
前記第2ガイドレールの回動に追従し、前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールに沿って湾曲可能な構造を有している
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項2】
前記ラックを前記第1ガイドレールに固定する第1ラックホルダと、
前記ラックが前記第2ガイドレールに対して長手方向に移動できるように前記ラックを前記第2ガイドレールに保持する第2ラックホルダと、を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
【請求項3】
前記移動手段は、
マッサージユニットに回転自在に設けられたガイドローラを有し、
前記マッサージユニットを支持する前記ガイドローラが、前記ピニオンと前記ラックが噛合した状態で前記ガイドレールの内縁部を走行可能に構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
【請求項4】
前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールとの接続部近傍に位置する前記移動手段を支持する支持部材を備える
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のマッサージ機。
【請求項5】
前記本体フレームは、少なくとも、
被施療者が着座可能な座部が有する第1本体フレームと、
被施療者の脚部を支持する脚載せ部が有する第2本体フレームと、を備え、
前記第1ガイドレールが前記第1本体フレームに設けられ、
前記第2ガイドレールが前記第2本体フレームに設けられ、
前記脚載せ部は前記座部の前部に回動可能に構成されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のマッサージ機。
【請求項6】
前記本体フレームは、少なくとも、
被施療者が着座可能な座部が有する第1本体フレームと、
被施療者の背部を支持する背凭れ部が有する第2本体フレームと、を備え、
前記第1ガイドレールが前記第1本体フレームに設けられ、
前記第2ガイドレールが前記第2本体フレームに設けられ、
前記背凭れ部は前記座部の後部に回動可能に構成されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のマッサージ機。
【請求項7】
前記本体フレームは、少なくとも、
被施療者が着座可能な座部が有する第1本体フレームと、
被施療者の脚部を支持する脚載せ部が有する第2本体フレームと、
被施療者の背部を支持する背凭れ部が有する他の第2本体フレームと、を備え、
前記第1ガイドレールが前記第1本体フレームに設けられ、
前記第2ガイドレールが前記第2本体フレームならびに他の第2本体フレームに設けられ、
前記脚載せ部は前記座部の前部に回動可能に構成され、
前記背凭れ部は前記座部の後部に回動可能に構成されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のマッサージ機。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−217750(P2012−217750A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−88932(P2011−88932)
【出願日】平成23年4月13日(2011.4.13)
【出願人】(000112406)ファミリー株式会社 (175)
【Fターム(参考)】