説明

マンコンベアのステップ装置

【課題】強固な構成部品、機構を用いて安全率が高く、かつ、簡単な操作でステップ軸への着脱が可能なマンコンベアのステップ装置を提供する。
【解決手段】ステップ本体と、ステップ本体に軸支されるカム7と、カム7に連結され、カム7がステップ軸11と当接することによりステップ本体側に回転してステップ本体とともにステップ軸11を挟み込む口金蓋8と、ステップ本体及び口金蓋8の一方に設けられ、ステップ本体及び口金蓋8でステップ軸11を挟み込んだ際にステップ本体及び口金蓋8の他方に着脱自在に係合する剛体からなる引掛金13とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ステップチェーンに設けられるステップ軸に着脱自在に固定されるステップ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のマンコンベアのステップ装置のステップ軸への固定はねじ止め方式になっており、取り付け及び取り外しに時間がかかっていた。そこで、ステップ(踏段)の着脱時、ステップ軸(踏段軸)に係合して蓋を開閉させるカムと、蓋の前端側に突設された被嵌合体と、蓋が閉じられた際に被嵌合体と相対する踏段の部位に設けられ、ステップ取付時に、被嵌合体を嵌入して弾性把持し、蓋の閉状態を保持する嵌合体とを備えたステップ固定装置でステップ軸に固定されるステップ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平8−59164号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載のものは、ステップの着脱毎に被嵌合体、嵌合体が摺動することで、被嵌合体の径大部が摩耗して厚さが減少してがたつく原因となっていた。また、摺動による摩耗が嵌合体の径大部の耐力限界まで達すると強度不足により折損に至り、被嵌合体の頭部が嵌合体との嵌合から外れるのに伴い蓋が外れ、ステップ装置がステップ軸から脱落する恐れがあった。さらに、ステップの取り外し時に、全てのステップに対して着脱工具が必要であり、作業の煩わしさがあった。また、被嵌合体と嵌合体が正しく嵌合したのかを目視で確認できなかった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、強固な構成部品、機構を用いて安全率が高く、かつ、簡単な操作でステップ軸への着脱が可能なマンコンベアのステップ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るステップチェーンに設けられるステップ軸に着脱自在に固定されるマンコンベアのステップ装置は、ステップ本体と、前記ステップ本体に軸支されるカムと、前記カムに連結され、前記カムが前記ステップ軸と当接することにより前記ステップ本体側に回転して前記ステップ本体とともに前記ステップ軸を挟み込む口金蓋と、前記ステップ本体及び前記口金蓋の一方に設けられ、前記ステップ本体及び前記口金蓋で前記ステップ軸を挟み込んだ際に前記ステップ本体及び前記口金蓋の他方に着脱自在に係合する剛体からなる引掛金とを備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明は、ステップ本体と、前記ステップ本体に軸支されるカムと、前記カムに連結され、前記カムが前記ステップ軸と当接することにより前記ステップ本体側に回転して前記ステップ本体とともに前記ステップ軸を挟み込む口金蓋と、前記ステップ本体及び前記口金蓋の一方に設けられ、前記ステップ本体及び前記口金蓋で前記ステップ軸を挟み込んだ際に前記ステップ本体及び前記口金蓋の他方に着脱自在に係合する剛体からなる引掛金とを備える構成としたことで、強固な構成部品、機構を用いて安全率が高く、かつ、簡単な操作でステップ軸への着脱が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0009】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の正面図、図2はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の平面図、図3はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の側面図、図4はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の要部側面図、図5はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の要部内部構造を示した側面図であって、ステップ軸への取り付け前の状態を示す図、図6はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の要部内部構造を示した側面図であって、ステップ軸への取り付け後の状態を示す図、図7はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置のカム及び口金蓋の斜視図、図8はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の引掛金、第一押バネ、第二押バネを示した側面図、図9はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の引掛金、第一押バネ、第二押バネを示した分解図、図10はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の引掛金の斜視図、図11はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸から取り外す際に用いる着脱工具の正面図である。
【0010】
また、図12はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸に取り付ける直前の状態を示した図、図13はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸に取り付ける途中の状態を示した図であって、図12の後の状態を示した図、図14はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸に取り付ける途中の状態を示した図であって、図13の後の状態を示した図、図15はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置がステップ軸に取り付けられた状態を示した図であって、図14の後の状態を示した図、図16はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸から取り外す直前の状態を示した図、図17はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸から取り外す動作を開始した状態を示した図であって、図16の後の状態を示した図、図18はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸から取り外す途中の状態を示した図であって、図17の後の状態を示した図、図19はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸から取り外す途中の状態を示した図であって、図18の後の状態を示した図、図20はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置がステップ軸から取り外された状態を示した図であって、図19の後の状態を示した図である。
【0011】
図において、1は踏板2、ライザー3、ブラケット4からなるステップ本体、5は追従ローラ、6は踏板2のライザー3が連結されていない一縁部直下でブラケット4に設けられ、踏板2一縁部側へ上昇傾斜して突出するステップ軸取付部、7はステップ軸取付部6近傍でブラケット4にピン7aを介して軸支されるカム、8はカム7に直交して連結される口金蓋、9はステップ軸取付部6下面に設けられ、下方に開口する半円状の上部保持溝、10は口金蓋8に設けられ、口金蓋8が上面をステップ本体1のステップ軸取付部6下面に当接させる状態からなる閉状態の場合において上方に開口する半円状の下部保持溝である(図1〜図4等参照)。
【0012】
上記構成のマンコンベアのステップ装置は、トラス(図示せず)内で無端状に配置される一対のステップチェーン(図示せず)に跨って設けられる複数のステップ軸11に着脱自在に固定されて循環移動するものである。即ち、ステップ装置はカム7をピン7aから踏板2一縁部側へ延びるように水平配置した状態で(図5参照)、ステップ軸11に当接させて口金蓋8をステップ本体1のステップ軸取付部6側に回転させることにより、上部保持溝9及び下部保持溝10でステップ軸11を挟み込んだ状態でステップ本体1と口金蓋8が固定される構成となっている(図6参照)。
【0013】
ここで、12は閉状態における口金蓋8の下部保持溝10よりも踏板2一縁部側に形成され、上下面に対して直交して上下方向に貫通する横断面矩形状の取付穴である(図7等参照)。この取付穴12下端の踏板2一縁部側には、取付穴12から離れる方向へ下降傾斜する乗り上げ面及び乗り上げ面下縁部から口金蓋8下面に直交する係合面を備えた係合部12aが形成されている。
【0014】
また、13は上部保持溝9よりも踏板2一縁部側において、中央を踏板2下方でブラケット4のステップ軸取付部6に収納され、下部が閉状態における口金蓋8の取付穴12を上方から貫通するように配置される剛体からなる引掛金である(図8〜図10等参照)。この引掛金13は、両側面に設けられるピン14がステップ本体1のステップ軸取付部6上下面に対して直交するガイド穴6aに摺動係合している。これにより、引掛金13は、ステップ本体1のステップ軸取付部6に対してガイド穴6aに沿って上下方向へ移動可能かつピン14を中心として回転可能に構成されている。
【0015】
また、引掛金13下端には、踏板2一縁部側へ突出するラッチ13aが形成されている。このラッチ13aには、上面が引掛金13の踏段2一縁部側に配置される一側面から下降傾斜して形成される一方、下面が引掛金13のライザー側3に配置される他側面から上昇傾斜して形成され、上下面の交わり部には上方へ突出する引掛端が形成されている。引掛金13が口金蓋8に係合する際は、このラッチ13a上面を口金蓋8の係合部12aの乗り上げ面に面接触させて引掛端が口金蓋8の係合部12a係合面に係合することにより、安定した状態が維持される構成である(図4、図6等参照)。
【0016】
さらに、引掛金13一側面中央には、踏板2一縁部側へ上昇傾斜して突出する被付勢部13bが形成されている。この被付勢部13b下方には、第一押バネ15が引掛金13長手方向に圧縮されて配置される一方、その上方には第二押バネ16が引掛金13長手方向に直交する方向に圧縮されて配置され、ステップ本体1のステップ軸取付部6に収納されている(図5及び図6参照)。即ち、引掛金13は、第一押バネ15により被付勢部13b下面を常時上方へ付勢されるとともに、第二押バネ16によりピン14上方で一側面上部を常時ライザー3側へ付勢される構成となっている。換言すれば、引掛金13は下部が踏板2一縁部側へ移動する方向、即ち、口金蓋8に係合する際の係合方向へ常時付勢される構成となっている。
【0017】
加えて、引掛金13の他側面上部には、ライザー3側に延びて端部が上方に突出する鉛直投影面略L字状の操作部13cが形成されている。この操作部13c上方では、踏板2に踏板穴2aが形成されている。ステップ装置を取り外す際は、この踏板穴2aの上方から挿入される略く字状等の取手部を有する着脱工具17(図11参照)で引掛金13の操作部13cが操作されることにより、引掛金13の口金蓋8への係合が開放可能になっている。
【0018】
次に、上記のように構成されたステップ装置のステップ軸11への着脱操作についてより詳細に説明する。ステップ装置の着脱操作は、トラスの中間傾斜部等で行われる。まず、最初に取り付けるステップ装置のカム7が踏板2一縁部側へ突出するように口金蓋8を開状態にしておく。そして、ステップ本体1の上部保持溝9がステップ軸11に近づくように下方へ移動されると(図12参照)、カム7下面がステップ軸11外周面に当接し、ステップ軸11に押されてカム7がピン7aを中心として回転される(図13参照)。さらにステップ装置が下方へ移動されると、引掛金13のラッチ13a下面(図10のA部参照)が取付穴12の踏板2一縁部側縁部(図7のB部参照)に当接される。このとき、引掛金13は第一押バネ15及び第二押バネ16の復元力に抗しながらピン14を中心として下部をライザー3側に移動するように回転する(図14参照)。その後、引掛金13が上方から取付穴12を貫通し、ステップ軸取付部6下面と口金蓋8上面が当接して、上部保持溝9及び下部保持溝10によりステップ軸11が挟み込まれる(図15参照)。このとき、引掛金13のラッチ13aの引掛端が、口金蓋8の係合部12aの乗り上げ面を乗り越えて係合面に係合する。これにより、最初のステップ装置の組み込みが完了する。そして、適宜、取り付けたステップ装置はステップチェーンを駆動することにより移動され、上記で説明した手順を順次繰り返して全てのステップ装置がステップ軸11に取り付けられる。
【0019】
一方、最初のステップ装置を取り外す場合は、まず、着脱工具17が上方から踏板2の踏板穴2aから貫通される(図16参照)。そして、着脱工具17下端が引掛金13の操作部13c上面に当接される(図17参照)。その後、引掛金13が第一押バネ15の復元力に抗しながらピン14をガイド穴6aに沿わせて下方へ押し込まれ、ラッチ13aの引掛端が口金蓋8の係合部12a係合面への係合から開放される(図18参照)。次いで、着脱工具17取手部が踏板穴2aのライザー3側縁部を支点としてライザー3側へ移動されることにより、引掛金13上部が踏板2一縁部側へ移動される(図19参照)。このとき、引掛金13がピン14を中心として回転することで下部がライザー3側へ移動される。これにより、引掛金13は口金蓋8の係合部12aへの係合から完全に開放される。この状態で、ステップ装置が上方へ移動されると、口金蓋8がピン7aを中心として回転されるのに伴い、引掛金13下部が取付穴12上方から抜けて、ステップ装置の取り外しが完了する(図19参照)。そして、次のステップ装置は、最初のステップ装置を取り外した際に形成された空間から手動で引掛金13を操作することにより上記と同様の動作が行われる。これにより、着脱工具17を使うことなく引掛金13は口金蓋8の係合部12aへの係合から完全に開放され、ステップ装置が取り外される。
【0020】
以上で説明した実施の形態1によれば、引掛金13は剛体から構成されるため、摺動部分の摩耗耐力が大幅に向上される。このため、摺動による摩耗に起因したステップ装置のがたつきが発生しない。なお、引掛金13が下方へ押し込まれ、ラッチ13aの引掛端が口金蓋8の係合部12a係合面への係合から開放されるため、より確実な摩耗対策がなされているのはいうまでもない。また、摺動摩耗による折損部位がないため、ステップ本体1と口金蓋8が外れて、ステップ装置がステップ軸11から脱落することもない。さらに、引掛金13は口金蓋8に係合する際の係合方向へ常時付勢される構成のため、安全率が高い。加えて、ステップ装置の取り付け時には、特に着脱工具17を必要とせず、また、ステップ装置の取り外し時においても一段目だけ着脱工具17を使用すればよく、大幅に作業の手間を省くことができる。さらには、引掛金13は、着脱操作の際にピン14を中心として回転するため、上方から踏板穴2aを介して引掛金13の操作部13c等の水平方向の位置関係を目視することにより引掛金13と口金蓋8が正しく係合しているかの確認を取ることができる。なお、取付穴12をステップ軸取付部6に設け、引掛金13を口金蓋8に設けても、摺動部分の摩耗耐力が大幅に向上されるステップ装置が実現されるのはいうまでもない。
【0021】
実施の形態2.
図21はこの発明の実施の形態2におけるマンコンベアのステップ装置の要部内部構造を示した側面図であって、ステップ軸への取り付け前の状態を示す図、図22はこの発明の実施の形態2におけるマンコンベアのステップ装置の要部内部構造を示した側面図であって、ステップ軸への取り付け後の状態を示す図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0022】
図において、18は鉛直投影面略Ω字状に形成される口金蓋、19は閉状態における口金蓋18の下部保持溝20よりも踏板(図21及び図22では図示せず)一縁部側に形成され、上下面に対して直交して上下方向に貫通する横断面矩形状の取付穴、21は上部保持溝9よりも踏板一縁部側において、中央を踏板下方でブラケット(図21及び図22においては図示せず)のステップ軸取付部6に収納され、下部が閉状態における口金蓋18の取付穴19を上方から貫通するように配置される剛体からなる引掛金である。この引掛金21は、両側面に設けられるピン22によりステップ本体(図21及び図22においては図示せず)のステップ軸取付部6に軸支されている。これにより、引掛金21は、ステップ本体のステップ軸取付部6に対してピン22を中心として回転可能に構成されている。
【0023】
また、引掛金21下端には、踏板一縁部側へ突出するラッチ21aが形成されている。このラッチ21aには、上面が水平面で形成される一方、下面が引掛金21一側面から上方へ傾斜する曲面状に形成されている。引掛金21が口金蓋18に係合する際は、このラッチ21a上面を口金蓋18下面に面接触させて係合することにより、安定した状態が維持される構成である。
【0024】
さらに、引掛金21のピン22より下方のライザー(図21及び図22においては図示せず)側には第三押バネ23が水平方向に圧縮されて配置される一方、ピン22より上方の踏段2一縁部側には第四押バネ24が水平方向に圧縮されて配置され、ステップ本体のステップ軸取付部6に収納されている。即ち、引掛金21は、第三押バネ23によりピン22下方でライザー側に配置される他側面を常時踏板一縁部側へ付勢されるとともに、第四押バネ24によりピン22上方で踏段一縁部側に配置される一側面を常時ライザー側へ付勢される構成となっている。換言すれば、引掛金21は下部が踏板一縁部側へ移動する方向、即ち、口金蓋18に係合する際の係合方向へ常時付勢される構成となっている。加えて、引掛金21他側面上端には、ライザー側に延びる操作部21bが形成されている。なお、図21及び図22では、カムの図示は省略してある。
【0025】
この場合、ステップ装置のステップ軸11への取り付けは実施の形態1と同様である。一方、ステップ装置のステップ軸11からの取り外しは、実施の形態1のように引掛金21がピンをガイド穴に沿わせて下方へ押し込まれることなく、引掛金21がピン22を中心として回転することで下部がライザー側へ移動される。これにより、引掛金21は口金蓋18下面への係合から完全に開放される。この状態で、ステップ装置が上方へ移動されると、口金蓋18がピン25を中心として回転されるのに伴い、引掛金21下部が取付穴19上方から抜けて、ステップ装置の取り外しが完了する。
【0026】
以上で説明した実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果に加え、引掛金21の構造を簡素化でき、安価なステップ装置を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の正面図である。
【図2】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の平面図である。
【図3】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の側面図である。
【図4】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の要部側面図である。
【図5】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の要部内部構造を示した側面図であって、ステップ軸への取り付け前の状態を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の要部内部構造を示した側面図であって、ステップ軸への取り付け後の状態を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置のカム及び口金蓋の斜視図
【図8】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の引掛金、第一押バネ、第二押バネを示した側面図である。
【図9】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の引掛金、第一押バネ、第二押バネを示した分解図である。
【図10】図10はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置の引掛金の斜視図である。
【図11】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸から取り外す際に用いる着脱工具の正面図である。
【図12】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸に取り付ける直前の状態を示した図である。
【図13】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸に取り付ける途中の状態を示した図であって、図12の後の状態を示した図である。
【図14】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸に取り付ける途中の状態を示した図であって、図13の後の状態を示した図である。
【図15】この発明の実施の形態1におけるステップ装置がステップ軸に取り付けられた状態を示した図であって、図14の後の状態を示した図である。
【図16】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸から取り外す直前の状態を示した図である。
【図17】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸から取り外す動作を開始した状態を示した図であって、図16の後の状態を示した図である。
【図18】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸から取り外す途中の状態を示した図であって、図17の後の状態を示した図である。
【図19】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置をステップ軸から取り外す途中の状態を示した図であって、図18の後の状態を示した図である。
【図20】この発明の実施の形態1におけるマンコンベアのステップ装置がステップ軸から取り外された状態を示した図であって、図19の後の状態を示した図である。
【図21】この発明の実施の形態2におけるマンコンベアのステップ装置の要部内部構造を示した側面図であって、ステップ軸への取り付け前の状態を示す図である。
【図22】この発明の実施の形態2におけるマンコンベアのステップ装置の要部内部構造を示した側面図であって、ステップ軸への取り付け後の状態を示す図である。
【符号の説明】
【0028】
1 ステップ本体
2 踏板
2a 踏板穴
3 ライザー
4 ブラケット
5 追従ローラ
6 ステップ軸取付部
6a ガイド穴
7 カム
7a ピン
8 口金蓋
9 上部保持溝
10 下部保持溝
11 ステップ軸
12 取付穴
12a 係合部
13 引掛金
13a ラッチ
13b 被付勢部
13c 操作部
14 ピン
15 第一押バネ
16 第二押バネ
17 着脱工具
18 口金蓋
19 取付穴
20 下部保持溝
21 引掛金
21a ラッチ
21b 操作部
22 ピン
23 第三押バネ
24 第四押バネ
25 ピン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステップチェーンに設けられるステップ軸に着脱自在に固定されるマンコンベアのステップ装置において、
ステップ本体と、
前記ステップ本体に軸支されるカムと、
前記カムに連結され、前記カムが前記ステップ軸と当接することにより前記ステップ本体側に回転して前記ステップ本体とともに前記ステップ軸を挟み込む口金蓋と、
前記ステップ本体及び前記口金蓋の一方に設けられ、前記ステップ本体及び前記口金蓋で前記ステップ軸を挟み込んだ際に前記ステップ本体及び前記口金蓋の他方に着脱自在に係合する剛体からなる引掛金と、
を備えたことを特徴とするマンコンベアのステップ装置。
【請求項2】
引掛金は、常時、ステップ本体及び口金蓋の他方への係合方向へ付勢されることを特徴とする請求項1記載のマンコンベアのステップ装置。
【請求項3】
口金蓋は、閉状態において上下方向に貫通する取付穴を有し、
引掛金は、ステップ本体に設けられ、前記ステップ本体及び前記口金蓋でステップ軸を挟み込んだ際に前記取付穴を上方から貫通して前記口金蓋下面に係合することを特徴とする請求項2記載のマンコンベアのステップ装置。
【請求項4】
引掛金は、踏板の下方に配置され、前記踏板に形成された踏板穴の上方から挿入される着脱工具で操作されることにより口金蓋への係合から開放されることを特徴とする請求項3記載のマンコンベアのステップ装置。
【請求項5】
引掛金は、常時上方へ付勢され、口金蓋への係合から開放される際は下方へ押し込まれながら操作されることを特徴とする請求項4記載のマンコンベアのステップ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2008−290806(P2008−290806A)
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−135667(P2007−135667)
【出願日】平成19年5月22日(2007.5.22)
【出願人】(000236056)三菱電機ビルテクノサービス株式会社 (1,792)
【Fターム(参考)】