説明

ムチン含有飲料

【課題】アトピー性皮膚炎患者、肥満症患者、過体重患者及び糖尿病患者を副作用の少ない方法で、簡単に治療する飲料を提供する。
【解決手段】野菜類汁、果実類汁、茶、穀物エキス、植物根エキス、植物茎エキス、植物葉エキス、海藻エキス、茸エキス、動物部位汁、水、二酸化炭素、酸素、水素、ビタミン類、ミネラル類、水溶性食物繊維、糖類、エチルアルコール、アルコール飲料、乳製品、コーヒー、ココア、香辛料、ハーブ、澱粉、蜂蜜、塩類、ジャム類、から選ばれる1種又は2種以上と、ムチン及び/又はミューシンとを撹拌した飲料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ムチン及び/又はミューシン含有飲料に関する技術分野である。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、天然のムチンを含有する里芋下ろし、八つ頭下ろしを加工食品に加えたがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】 特開第2006−101851号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アトピー性皮膚炎患者は内皮及び外皮の皮膚が薄く、ひび割れしやすい。
【0005】
アトピー性皮膚炎患者においては、皮膚のひび割れを防ぐ事が最良の治療方法である。しかし、その治療にステロイドを用いる事は非常に危険であるので、厚生労働省から通達(アトピー性皮膚炎治療ガイドライン)が出ている。
【0006】
肥満症患者、過体重患者及び糖尿病患者では、その患者の治療法において体内に吸収するカロリーを少なくする必要がある。
【0007】
これらの患者を副作用の少ない方法で、簡単に飲んで治療する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実例として、ムチンを多く含むオクラ1本のゴミや汚れを洗浄し、オクラを刻んで小片にし、刻んだオクラを約150グラムの水の中に沈没させ、オクラ1本分のムチン水溶液を抽出した。アトピー性皮膚炎患者が今年8月11日から、そのムチン水溶液約150グラムを毎日、一カ月間飲んだら、その患者の皮膚の状態が非常に改善された。
【0009】
ムチンは、タンパク質とガラクタンやマンナンなどが結合したもので、ムチン水溶液は滑らかで高い粘性が有り、粘り気(接着力)が強い。ムチンの粘り気が患者の皮膚を改善したと考えられる。
【0010】
ガラクタンは、粘性多糖類の水溶性の食物繊維である。ガラクタンも粘り気が強い。
【0011】
マンナンは、マンノースを主成分とする多糖類で水溶性の食物繊維である。マンナンも粘り気が強い。
【0012】
ムチンは、オクラ、モロヘイヤ、ヤマノイモ(ヤマイモ)、サトイモ、ツクネイモ、ナメコ、アシタバ、レンコン、ツルムラサキ、納豆などに多く含まれている。
【0013】
ムチン含有食品とは、オクラ、モロヘイヤ、ヤマノイモ、サトイモ、ツクネイモ、ナメコ、アシタバ、レンコン、ツルムラサキ、納豆などである。
【0014】
オクラ、モロヘイヤ、ヤマノイモ、サトイモ、ツクネイモ、ナメコ、アシタバ、レンコン、ツルムラサキ、納豆などのムチンを多く含むムチン含有食品の1種又は2種以上を水に入れて、ムチンの粘液を抽出する。このムチンの粘液には、少量のガラクタンとマンナンが含まれている。
【0015】
ムチン水溶液は、大多数の人にとっては無味無臭である。よって、このムチン水溶液を飲料などの加工食品に入れても、飲料などの加工食品の味や香りが変わることはない。
【0016】
ミューシンがムチンと性質がにている。ミューシンはタンパク質とマンナンが結合したもので、ミューシン水溶液は滑らかで高い粘性が有り、粘り気が強い。
【0017】
同様に、アトピー性皮膚炎患者がミューシン水溶液を一カ月間飲んで試してみた。
【0018】
ミューシンを多く含むネギ長さ約5センチメートルのゴミや汚れを洗浄し、ネギを刻んで小片にし、刻んだネギを約150グラムの水の中に沈没させ、水中のネギからミューシン水溶液を約150グラム抽出した。このミューシン水溶液には、悪臭がある硫化アリルが溶けている。硫化アリルは揮発性であるので、硫化アリルを加熱などで取り除いた。
【0019】
アトピー性皮膚炎患者が今年9月12日から、そのミューシン水溶液約150グラムを毎日飲んだら、その患者の皮膚の状態が非常に改善された。
【0020】
ミューシンは、ネギ、タマネギ、ニラ、ラッキョウ、ニンニク、ヤマノイモ(ヤマイモ)などに多く含まれている。
【0021】
ネギ、タマネギ、ニラ、ラッキョウ、ニンニク、ヤマノイモなどのミューシンを多く含むミューシン含有食品の一種類以上を水に入れて、ミューシンの粘液を抽出する。
【0022】
ミューシン含有食品とは、ネギ、タマネギ、ニラ、ラッキョウ、ニンニク、ヤマノイモなどである。
【0023】
ネギ、タマネギ、ニラ、ラッキョウ、ニンニクを刻んで小片にし水に入れて、粘液を抽出すると、ミューシンと硫化アリルが溶けて水溶液になる。硫化アリルは揮発性であるので、加熱などで取り除くこともできる。硫化アリルは動脈硬化の予防、高血圧の予防、疲労回復、消化促進、精神安定、殺菌効果など大変によい効用があるので、必要に応じて残すこともできる。よって、ミューシン水溶液、又はミューシンと硫化アリルの混合水溶液を得ることができる。
【0024】
ヤマノイモを刻んで小片にし水に入れて粘液を抽出すると、ミューシンが溶けて水溶液になる。このミューシン水溶液には少量のムチンを含んでいる。
【0025】
硫化アリルは悪臭を有する。硫化アリルは摂取し過ぎると下痢をすることもある。硫化アリルは揮発性であるので、加熱などで取り除く事ができる。
【0026】
ミューシン水溶液は、大多数の人にとっては無味無臭である。よって、このミューシン水溶液を飲料に入れても、飲料の味や香りが変わることはない。
【0027】
ムチン水溶液とミューシン水溶液は、大多数の人にとっては無味無臭である。よって、飲料、ジャム類、ヨーグルト類、パン類、麺類、菓子、炊飯などの加工食品に加えても、その加工食品の味や香りが変わることはない。
【0028】
ムチン含有食品のオクラ、モロヘイヤ、ヤマノイモ、サトイモ、ツクネイモ、ナメコ、アシタバ、レンコン、ツルムラサキ及び納豆は非常に個性の強い食品で味や香りを嫌う人が多い。また、ミューシン含有食品のネギ、タマネギ、ニラ、ラッキョウ、ニンニク及びヤマノイモ(ヤマイモ)も、非常に個性の強い食品で味や香りを嫌う人が多い。
【0029】
よって、特開第2006−101851号公報のように、天然のムチンを含有する里芋下ろし、八つ頭下ろしを加工食品に加えたら、その加工食品は里芋や八つ頭の味や香りになってしまう。これでは、その加工食品の味や香りを嫌う人が少なくない。
【0030】
本特許願の課題の一つは、肥満症患者、過体重患者及び糖尿病患者の治療法において体内に吸収するカロリーを少なくする事である。特開第2006−101851号公報のように、里芋下ろし、八つ頭下ろしを加工食品に加えたら、その芋の澱粉が加工食品に含まれてしまうので、加工食品のカロリーが増えてしまう。よって、本特許願の課題に相反する。本特許願では、ムチン及び/又はミューシンを水溶液で抽出し、カロリーの高い澱粉は取り出さない。
【0031】
ムチンとミューシンは、マンナンが非常に多く含まれている。肥満症患者、過体重患者及び糖尿病患者がマンナンを摂取すると、食物のカロリーの吸収率が下がることが知られている。
【0032】
同様に、ガラクタンも粘性多糖類の水溶性の食物繊維であるので、肥満症患者、過体重患者及び糖尿病患者がガラクタンを摂取すると、食物のカロリーの吸収率が下がることが知られている。
【0033】
ムチン水溶液とミューシン水溶液は、大多数の人にとっては無味無臭で、粘り気が非常に強いので、そのまま飲むと、少々飲みにくい。
【0034】
ムチン水溶液及び/又はミューシン水溶液を飲む場合は、ムチン水溶液及び/又はミューシン水溶液に、ジュース、コーヒー、ココア、牛乳、水、茶、穀物エキス、植物根エキス、植物茎エキス、植物葉エキス、海藻エキス、茸エキスなどを加えて撹拌すると、飲みやすく美味しくなる。
【0035】
また、糖類、蜂蜜、ジャム類、ハーブ、香辛料、塩類などを、ムチン水溶液及び/又はミューシン水溶液に加えて撹拌すると、飲みやすく美味しくなる。
【0036】
就寝前に飲む場合には、ムチン水溶液及び/又はミューシン水溶液に、エチルアルコールと、水と、氷とを加えて、更に、ジュース、コーヒー、ココア、牛乳、茶、笹茎エキス、葛根エキス、麦葉エキス、蕎麦エキスなどを加えて撹拌すると、飲みやすく美味しく、寝付きが良くなる。
【0037】
就寝前に飲む場合には、ムチン水溶液及び/又はミューシン水溶液に、焼酎、ウオッカ、テキーラ、老酒、紹興酒、ウイスキー、ラム酒などと、水と、氷とを加えて撹拌すると、飲みやすく美味しく、寝付きが良くなる。
【0038】
就寝前に飲料する場合には、ムチン水溶液及び/又はミューシン水溶液に、ワイン、日本酒、ビール、発泡酒などを加えて撹拌すると、飲みやすく美味しく、寝付きが良くなる。
【0039】
更に、ジュース、焼酎、ウオッカなどをムチン水溶液及び/又はミューシン水溶液に加えた時には、二酸化炭素(二酸化炭素ガス)、酸素(酸素ガス)、水素(水素ガス)を加えると、非常に美味しくなる。
【0040】
日常不足しがちな、ビタミン類、ミネラル類、水溶性食物繊維、茸エキス、肝汁などと、水と、糖類とをムチン水溶液及び/又はミューシン水溶液に加え、二酸化炭素、酸素、水素などを加えると、非常に美味しくなる。
【発明の実施するための最良の形態】
【0041】
発明の実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1において、ムチン及び/又はミューシン抽出工程において、ムチン及び/又はミューシンを多く含むムチン含有食品及び/又はミューシン含有食品のゴミや汚れを洗浄する、ムチン及び/又はミューシン含有食品洗浄工程。
【0042】
図1において、ムチン含有食品及び/又はミューシン含有食品を刻んで小片にする、ムチン及び/又はミューシン含有食品刻み工程。
【0043】
図1において、刻んだムチン含有食品及び/又はミューシン含有食品を水中に沈没させる、ムチン及び/又はミューシン含有食品沈水工程。
【0044】
図1において、水中のムチン含有食品及び/又はミューシン含有食品からムチン及び/又はミューシン水溶液を抽出する、抽出工程。
【0045】
また、市販のムチン及び/又はミューシンを水に溶かしてもムチン及び/又はミューシン水溶液を得ることができる。
【0046】
図1において、飲料の製造工程において、ムチン及び/又はミューシン水溶液を使う。
【0047】
図1において、野菜類汁、果実類汁、茶、穀物エキス、植物根エキス、植物茎エキス、植物葉エキス、海藻エキス、茸エキス、動物部位汁、水、二酸化炭素、酸素、水素、ビタミン類、ミネラル類、水溶性食物繊維、糖類、エチルアルコール、アルコール飲料、乳製品、コーヒー、ココア、香辛料、ハーブ、澱粉、蜂蜜、塩類、ジャム類、から選ばれる1種又は2種以上と、ムチン及び/又はミューシン水溶液とを撹拌した、以上のことを特徴とするムチン及び/又はミューシン含有飲料である。
【0048】
図1において、ムチン及び/又はミューシンを多く含むムチン含有食品及び/又はミューシン含有食品のゴミや汚れを洗浄し、ムチン含有食品及び/又はミューシン含有食品を刻んで小片にし、刻んだムチン含有食品及び/又はミューシン含有食品を水中に沈没させ、水中のムチン含有食品及び/又はミューシン含有食品からムチン及び/又はミューシン水溶液を抽出して、野菜類汁、果実類汁、茶、穀物エキス、植物根エキス、植物茎エキス、植物葉エキス、海藻エキス、茸エキス、動物部位汁、水、二酸化炭素、酸素、水素、ビタミン類、ミネラル類、水溶性食物繊維、糖類、エチルアルコール、アルコール飲料、乳製品、コーヒー、ココア、香辛料、ハーブ、澱粉、蜂蜜、塩類、ジャム類、から選ばれる1種又は2種以上と、ムチン及び/又はミューシン水溶液とを撹拌した、以上のことを特徴とするムチン及び/又はミューシン含有飲料である。
【0049】
図1において、野菜類汁、果実類汁、茶、穀物エキス、植物根エキス、植物茎エキス、植物葉エキス、海藻エキス、茸エキス、動物部位汁、水、二酸化炭素、酸素、水素、ビタミン類、ミネラル類、水溶性食物繊維、糖類、エチルアルコール、アルコール飲料、乳製品、コーヒー、ココア、香辛料、ハーブ、澱粉、蜂蜜、塩類、ジャム類、から選ばれる1種又は2種以上と、ムチン及び/又はミューシンとを撹拌した、以上のことを特徴とするムチン及び/又はミューシン含有飲料である。
【0050】
野菜類汁とは、キャベツ汁、高菜汁、白菜汁、人参汁、牛蒡汁、大根汁などである。
【0051】
果実類汁とは、リンゴ汁、オレンジ汁、ブドウ汁、グレイプフルーツ汁、桃汁、蜜柑汁、夏蜜柑汁、レモン汁、果実皮汁などである。
【0052】
茶とは、緑茶、焙じ茶、番茶、抹茶、紅茶、烏龍茶、ハブ茶、甘茶蔓、杜仲茶、プーアル茶、麦茶などである。
【0053】
穀物エキスとは、米エキス、小麦エキス、大麦エキス、燕麦エキス、ハト麦エキス、大豆エキス、小豆エキス、蕎麦エキス、胡麻エキス、粟エキス、黍エキス、稗エキス、キヌアエキスなどである。
【0054】
植物根エキスとは、朝鮮人参エキス、葛根エキス、牛蒡エキスなどである。
【0055】
植物茎エキスとは、植物皮エキス、植物幹エキスである。
【0056】
植物葉エキスとは、クコ葉エキス、麦葉エキス、柿葉エキス、笹葉エキス、桑葉エキス、シソ葉エキス、ドクダミエキスなどである。
【0057】
海藻エキスとは、海苔エキス、昆布エキス、ワカメエキス、ヒジキエキス、モズクエキス、馬尾藻エキス、水雲エキスなどである。
【0058】
茸エキスとは、松茸エキス、初茸エキス、椎茸エキス、サルノコシカケエキスなどである。
【0059】
動物部位汁とは、肝汁、血液、食用肉汁、食用魚汁などである。
【0060】
ビタミン類とは、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD,ビタミンE、ビタミンK、ビタミンF、ビタミンP、ビタミンQ、ビタミンUなどである。
【0061】
ミネラル類とは、鉄、カルシウム、亜鉛、カリウムなどである。
【0062】
水溶性食物繊維とは、ペクチン、アラビアガム、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸、カルボキシメチルセルロース、カラギナン、フコイダンなどである。
【0063】
糖類とは、葡萄糖、果糖、砂糖、トレハロースなどである。
【0064】
アルコール飲料とは、焼酎、ウオッカ、老酒、紹興酒、ブランデー、ラム、ウイスキー、テキーラ、葡萄酒、シードル、日本酒、ビール、発泡酒、馬乳酒、アルヒなどである。
【0065】
乳製品とは、牛乳、ヨーグルト、練乳、粉乳、脱脂粉乳などである。
【0066】
香辛料とは、コショウ、シナモン、トウガラシ、ケシ、ショウガ、サンショウなどである。
【0067】
ハーブとは、薬草、香味料とする草。
【0068】
澱粉とは、馬鈴薯澱粉、トウモロコシ澱粉、薩摩芋澱粉、里芋澱粉、黍粉、粟粉、稗粉、蕎麦粉、米粉、麦粉などである。
【0069】
塩類とは、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどである。
【0070】
ジャム類とはジャム、フィリング、ソースである。
【実施例1】
【0071】
発明の実施例を図面参照して説明する。
図1において、ムチン抽出工程において、ムチン含有食品はオクラを10グラム使用する。最初に、オクラのゴミや汚れを水で洗浄する、洗浄工程。
【0072】
図1において、オクラを刻んで小片にする、刻み工程。
【0073】
図1において、刻んだオクラを420グラムの水の中に24時間沈没させる、沈水工程。
【0074】
図1において、水中のオクラからムチン水溶液を抽出する、抽出工程。
【0075】
図1において、400グラムのムチン水溶液と、キャベツ汁80グラムと、オレンジ汁100グラムと、ニンジン汁10グラムと、ヨーグルト20グラム、イチゴジャム10グラムとを撹拌した、以上のことを特徴とするムチン含有飲料である。
【実施例2】
【0076】
図1において、ムチン抽出工程において、ムチン含有食品はアシタバを15グラム使用する。最初に、アシタバのゴミや汚れを水で洗浄する、洗浄工程。
【0077】
図1において、アシタバを刻んで小片にする、刻み工程。
【0078】
図1において、刻んだアシタバを200グラムの水の中に24時間沈没させる、沈水工程。
【0079】
図1において、水中のアシタバからムチン水溶液を抽出する、抽出工程。
【0080】
図1において、ムチン水溶液190グラムと、エチルアルコール40グラムと、松皮エキス1グラムと、クコ葉エキス1グラムと、朝鮮人参粉4グラムと、鼈肝汁3グラムと、サルノコシカケエキス1グラム、昆布エキス1グラム、酸素0.3グラムと、ビタミンA0.1グラムと、ビタミンC0.1グラムと、カリウム0.1グラムと、蜂蜜10グラムと、ブルーベリージャム10グラムと、ミント0.3グラムと、氷80グラムとを撹拌した、以上のことを特徴とするムチン含有飲料である。
【実施例3】
【0081】
図1において、ミューシン抽出工程において、ミューシン含有食品はヤマノイモを10グラム使用する。最初に、ヤマノイモのゴミや汚れを水で洗浄する、洗浄工程。
【0082】
図1において、ヤマノイモを刻んで小片にする、刻み工程。
【0083】
図1において、刻んだヤマノイモを200グラムの水の中に24時間沈没させる、沈水工程。
【0084】
図1において、水中のヤマノイモからミューシン水溶液(少量のムチン水溶液も含む)を抽出する、抽出工程。
【0085】
図1において、190グラムのミューシン水溶液と、烏龍茶100グラムと、焼酎80グラム、セージ0.3グラムと、塩1グラムと、二酸化炭素0.3グラムとを撹拌した、以上のことを特徴とするミューシン含有飲料である。
【実施例4】
【0086】
図1において、ミューシン抽出工程において、ミューシン含有食品はヤマノイモを10グラム使用する。最初に、ヤマノイモのゴミや汚れを水で洗浄する、洗浄工程。
【0087】
図1において、ヤマノイモを刻んで小片にする、刻み工程。
【0088】
図1において、刻んだヤマノイモを320グラムの水の中に24時間沈没させる、沈水工程。
【0089】
図1において、水中のヤマノイモからミューシン水溶液(少量のムチン水溶液も含む)を抽出する、抽出工程。
【0090】
図1において、300グラムのミューシン水溶液と、牛乳100グラムと、コーヒー飲料70グラムと、蜂蜜30グラムと、水素0.3グラムとを撹拌した、以上のことを特徴とするミューシン含有飲料である。
【実施例5】
【0091】
図1において、ミューシン抽出工程において、ミューシン含有食品はネギを10グラム使用する。最初に、ネギのゴミや汚れを水で洗浄する、洗浄工程。
【0092】
図1において、ネギを刻んで小片にする、刻み工程。
【0093】
図1において、刻んだネギを280グラムの水の中に24時間沈没させる、沈水工程。
【0094】
図1において、水中のネギからミューシン水溶液を抽出し、含まれる硫化アリルを加熱処理で揮発させる、抽出工程。
【0095】
図1において、250グラムのミューシン水溶液と、馬鈴薯澱粉溶液150グラムと、ココア飲料50グラムと、脱脂粉乳10グラムと、ペクチン水溶液30グラムと、サプリメント亜鉛粉0.3グラムと、ビタミンB群粉0.1グラムと、グラニュー糖20グラムとを撹拌した、以上のことを特徴とするミューシン含有飲料である。
【実施例6】
【0096】
図1において、ミューシン抽出工程において、ミューシン含有食品はネギ5グラムとニラ5グラムを使用する。最初に、ネギとニラのゴミや汚れを水で洗浄する、洗浄工程。
【0097】
図1において、ネギとニラを刻んで小片にする、刻み工程。
【0098】
図1において、刻んだネギとニラを150グラムの水の中に24時間沈没させる、沈水工程。
【0099】
図1において、水中のネギとニラからミューシン水溶液を120グラム抽出する、抽出工程。
【0100】
図1において、ムチン抽出工程において、ムチン含有食品はオクラ5グラムと、モロヘイヤ5グラムを使用する。最初に、オクラとモロヘイヤのゴミや汚れを水で洗浄する、洗浄工程。
【0101】
図1において、オクラとモロヘイヤを刻んで小片にする、刻み工程。
【0102】
図1において、刻んだオクラとモロヘイヤを150グラムの水の中に24時間沈没させる、沈水工程。
【0103】
図1において、水中のオクラとモロヘイヤからムチン水溶液を120グラム抽出する、抽出工程。
【0104】
図1において、ミューシン水溶液を120グラムと、ムチン水溶液120グラムと、白菜汁60グラムと、グレープフルーツ汁60グラムと、豚肝汁10グラムと、胡椒粉2グラムと、カルシュウム粉3グラムと、食塩2グラムとを撹拌した、以上のことを特徴とするムチン及びミューシン含有飲料である。
【実施例7】
【0105】
図1において、ムチン抽出工程において、ムチン含有食品はアロエ5グラムと、ツルムラサキ5グラムを使用する。最初に、アロエとツルムラサキのゴミや汚れを水で洗浄する、洗浄工程。
【0106】
図1において、アロエとツルムラサキを刻んで小片にする、刻み工程。
【0107】
図1において、刻んだアロエとツルムラサキを150グラムの水の中に24時間沈没させる、沈水工程。
【0108】
図1において、水中のアロエとツルムラサキからムチン水溶液を120グラム抽出する、抽出工程。
【0109】
図1において、ミューシン抽出工程において、ミューシン含有食品はヤマノイモを30グラム使用する。最初に、ヤマノイモのゴミや汚れを水で洗浄する、洗浄工程。
【0110】
図1において、ヤマノイモを刻んで小片にする、刻み工程。
【0111】
図1において、刻んだヤマノイモを150グラムの水の中に24時間沈没させる、沈水工程。
【0112】
図1において、水中のヤマノイモからミューシン水溶液を120グラム抽出する、抽出工程。
【0113】
図1において、カラギナン0.4グラムとグアーガム0.4グラムを水に溶かして、カラギナン・グアーガム水溶液60グラムを作る。
【0114】
図1において、ムチン水溶液120グラムと、ミューシン水溶液120グラムと、カラキナン・グアーガム水溶液60グラムと、桜葉エキス2グラムと、葛根エキス2グラムと、笹茎エキス2グラムと、レモン汁10グラムと、トマト汁30グラムと、牛肉汁10グラムと、豚肉汁10グラムと、水雲エキス3グラムと、胡椒粉1グラムと、塩3グラムと、テキーラ120グラムとを撹拌した、以上のことを特徴とするムチン及びミューシン含有飲料である。
【実施例8】
【0115】
図1において、ムチン抽出工程において、ムチン含有食品はオクラ10グラムを使用する。最初に、オクラのゴミや汚れを水で洗浄する、洗浄工程。
【0116】
図1において、オクラを刻んで小片にする、刻み工程。
【0117】
図1において、刻んだオクラを250グラムの水の中に24時間沈没させる、沈水工程。
【0118】
図1において、水中のオクラからムチン水溶液を230グラム抽出する、抽出工程。
【0119】
図1において、ムチン水溶液230グラムと、蜂蜜20グラムと、二酸化炭素0.3グラムとを撹拌した、以上のことを特徴とするムチン含有飲料である。
【産業上の利用可能性】
【0120】
水溶性食物繊維は、動脈硬化、高血圧、心筋梗塞、糖尿病、虫歯、虚血性心疾患、コレステロール胆石症、十二指腸潰瘍、肥満、高コレステロール血症、虫垂炎、憩室病、大腸癌、便秘、痔疾、動脈留などの予防に効果がある。
【0121】
よって、本発明の飲料は非常に良い健康食品である。
【0122】
ムチンとミューシンは、飲料するとアトピー性皮膚炎患者の皮膚の状態を改善することができ、アトピー性皮膚炎患者に対して大変に良い治療飲料であると考えられる。
【0123】
本発明の飲料は、水溶性の食物繊維が非常に多いので、食物の体内での吸収率が悪い。よって、飲料すると、体内に吸収するカロリーが低くなる効果がある飲料である。
【0124】
日本肥満学会の発表によると、現在、過体重と肥満の出現率は約20%〜24%である。今後もこの数字は増え続けるものと予想している。3300万人の高血圧患者、2000万人の高脂血症患者、690万人の糖尿病患者など、代表的な生活習慣病の3割から6割が肥満や過体重に起因していると言われている。
【0125】
世界中に肥満症患者が約十億人いると言われ、その肥満症患者予備軍が約三十億人いると言われている。約四十億人が食事を制限する必要がある。
【図面の簡単な説明】
【0126】
【図1】本発明の、加工食品の製造方法の実施例を説明するためのフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ムチン及び/又はミューシンを多く含むムチン含有食品及び/又はミューシン含有食品のゴミや汚れを洗浄し、ムチン含有食品及び/又はミューシン含有食品を刻んで小片にし、刻んだムチン含有食品及び/又はミューシン含有食品を水中に沈没させ、水中のムチン含有食品及び/又はミューシン含有食品からムチン及び/又はミューシン水溶液を抽出して、野菜類汁、果実類汁、茶、穀物エキス、植物根エキス、植物茎エキス、植物葉エキス、海藻エキス、茸エキス、動物部位汁、水、二酸化炭素、酸素、水素、ビタミン類、ミネラル類、水溶性食物繊維、糖類、エチルアルコール、アルコール飲料、乳製品、コーヒー、ココア、香辛料、ハーブ、澱粉、蜂蜜、塩類、ジャム類、から選ばれる1種又は2種以上と、ムチン及び/又はミューシン水溶液とを撹拌した、以上のことを特徴とするムチン及び/又はミューシン含有飲料。
【請求項2】
野菜類汁、果実類汁、茶、穀物エキス、植物根エキス、植物茎エキス、植物葉エキス、海藻エキス、茸エキス、動物部位汁、水、二酸化炭素、酸素、水素、ビタミン類、ミネラル類、水溶性食物繊維、糖類、エチルアルコール、アルコール飲料、乳製品、コーヒー、ココア、香辛料、ハーブ、澱粉、蜂蜜、塩類、ジャム類、から選ばれる1種又は2種以上と、ムチン及び/又はミューシンとを撹拌した、以上のことを特徴とするムチン及び/又はミューシン含有飲料。

【図1】
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【公開番号】特開2008−99656(P2008−99656A)
【公開日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−312209(P2006−312209)
【出願日】平成18年10月21日(2006.10.21)
【特許番号】特許第3968729号(P3968729)
【特許公報発行日】平成19年8月29日(2007.8.29)
【出願人】(599015641)
【Fターム(参考)】