説明

メッセージ表示装置、演算装置、メッセージ表示プログラム、および、演算プログラム

【課題】
作業者の作業の妨げとならないメッセージの表示を行うメッセージ表示装置等を提供する。
【解決手段】
画像を表示する表示部120を備え、画像表示を含む処理を担うアプリケーションの実行中に、イベントの取得を受けて、表示部にイベントに対応付けられたメッセージを表示するメッセージ表示装置100において、実行中のアプリケーションの種類およびアプリケーション実行の表示形態を取得する情報取得部32と、アプリケーションの種類、画像の表示形態、および、メッセージの表示形態を互いに対応付けて記憶しておく情報記憶部28と、イベントの取得を受けて、情報記憶部から、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態を認識した表示形態で、表示部に、イベントに対応付けられるメッセージを表示させるメッセージ表示制御部26とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イベントの取得を受けて、このイベントに対応付けられたメッセージを表示部に表示するメッセージ表示装置、および演算装置、並びに、プログラムを実行する情報処理装置内に組み込まれ、この情報処理装置にメッセージを表示させるメッセージ表示プログラム、および演算プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、パーソナルコンピュータや携帯情報端末等に代表される、表示部を備えた情報処理装置に、例えば、予定した時刻が到来したり、外部からメールを受信したりといったイベントを取得すると、イベントに対応したメッセージを表示させるプログラムが知られている。
【0003】
上記の情報処理装置では、メッセージ表示プログラムの他にも、例えばワードプロセッサといった各種アプリケーションプログラムが実行されている場合があり、操作者がイベントとアプリケーションプログラムで作業を行っているときにイベントが取得されることがある。イベント取得の通知のため、メッセージが表示部に目立つように表示されると、メッセージの画面が実行中のアプリケーションプログラムの画像を覆ってしまい、作業者の作業を邪魔する場合がある。また、作業中にアプリケーションプログラムの画像が隠れることによって、キーの打ち間違えやマウスの誤操作が起こりやすくなる。一方、メッセージの画像が目立たないように、例えば画面の端の方に小さく表示されると、作業の邪魔とはなりにくいものの、メッセージの画像が小さくて見づらく、また、メッセージが見過ごされてしまうといった問題が起きる。
【0004】
これらの問題を改善するための方法として、最初にメッセージを目立たないように表示し、その後、徐々に目立つように変化させるという方法が考えられる。例えば、特許文献1には、目的は異なるが、所定の時間経過に伴ってメッセージの表示態様を変化させる構成が示されている。また、特許文献2には、作業者の作業妨害とならないよう、キーボード操作が一定時間無い場合にメッセージ表示を行う方法が示されている。
【特許文献1】特開平9−182130号公報
【特許文献2】特開平1−081021号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、ユーザが情報処理装置を使う状況は様々であり、所定の時間でメッセージの表示態様を変化させたとしても、実際にはユーザの意にそぐわない結果となることもある。これは、キー入力のない時間を見計らってメッセージを表示する場合も同様である。例えば、操作者はゲームなどの操作に集中しているときにはメッセージを大きく表示して欲しくない。また、プレゼンテーションツールを実行して発表等を行っているときには、メッセージがたとえ小さくても邪魔となる。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑み、作業者の作業の妨げとならないメッセージの表示を行うメッセージ表示装置、演算装置、メッセージ表示プログラム、および、演算プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する本発明のメッセージ表示装置、およびメッセージ表示装置を構築するメッセージ表示プログラムは、画像を表示する表示部を備え、この表示部への画像表示を含む処理を担うアプリケーションプログラムの実行中に、メッセージ表示の契機となる、メッセージに対応付けられたイベントの取得を受けて、この表示部にこのイベントに対応付けられたメッセージを表示するものであって、
上記表示部へのメッセージの表示の契機となる、このメッセージに対応付けられたイベントを取得するイベント取得部と、
実行中のアプリケーションプログラムの種類およびこのアプリケーションプログラム実行により上記表示部に表示される画像の表示形態を取得する情報取得部と、
アプリケーションプログラムの種類、画像の表示形態、および、上記表示部へのメッセージの表示形態を互いに対応付けて記憶しておく情報記憶部と、
前記イベント取得部によるイベントの取得を受けて、上記情報記憶部から、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態を認識し、認識した表示形態で、上記表示部に、このイベントに対応付けられるメッセージを表示させるメッセージ表示制御部とを備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明のメッセージ表示装置およびメッセージ表示プログラムでは、アプリケーションプログラムの種類、画像の表示形態、および、表示部へのメッセージの表示形態を互いに対応付けて記憶されており、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に応じた表示形態でメッセージが表示される。したがって、本発明のメッセージ表示装置によれば、メッセージがアプリケーションプログラムの状況に応じた表示形態で表示されるので、作業の妨げとならないメッセージの表示ができる。
【0009】
ここで、上記本発明のメッセージ表示装置は、アプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けて上記情報記憶部に記憶しておくメッセージの表示形態のうちの1つの形態として、メッセージの表示形態を時間経過に従って変化させる第1の形態を有するものであって、
上記メッセージ表示制御部は、上記イベント取得部によるイベントの取得を受けて、上記情報記憶部から、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態として上記第1の形態が認識された場合に、上記表示部に、このイベントに対応付けられたメッセージをこの第1の形態で表示させるものであることが好ましい。
【0010】
実行中のアプリケーションプログラムが、例えばワードプロセッサのように特定の種類であった場合には、例えば、メッセージの画像が漸次拡大する等変化することによって、メッセージの画像がアプリケーションプログラムでの操作を突然に妨げることなくメッセージを操作者に気付かせることができる。
【0011】
また、上記課題を解決する本発明の演算装置および演算装置を構築する演算プログラムは、
画像を表示する表示部と、
上記表示部への画像表示を含む処理を担うアプリケーションプログラムを実行させる演算部と、
上記表示部へのメッセージの表示の契機となる、このメッセージに対応付けられたイベントを取得するイベント取得部と、
上記演算部で実行中のアプリケーションプログラムの種類およびこのアプリケーションプログラム実行により上記表示部に表示される画像の表示形態を取得する情報取得部と、
アプリケーションプログラムの種類、画像の表示形態、および、上記表示部へのメッセージの表示形態を互いに対応付けて記憶しておく情報記憶部と、
上記イベント取得部によるイベントの取得を受けて、上記情報記憶部から、上記演算部で実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態を認識し、認識した表示形態で、上記表示部に、このイベントに対応付けられるメッセージを表示させるメッセージ表示制御部とを備えたことを特徴とする。
【0012】
演算装置、および演算装置を構築する演算プログラムによれば、演算部によって実行されるアプリケーションプログラムでの作業が、イベントの取得により表示されるメッセージの画像によって妨げされる事態が防止される。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態でメッセージを表示させるため、作業者の作業の妨げとならないメッセージの表示を行うメッセージ表示装置、演算装置、メッセージ表示プログラム、および、演算プログラムが実現する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
図1は、本発明のデータ変換装置の一実施形態として動作するパーソナルコンピュータの外観斜視図、図2は、そのハードウェア構成図である。
【0016】
このパーソナルコンピュータ100(以降、単にコンピュータ100と称する。)は、後述するCPU、RAMメモリ、ハードディスク等を内蔵した本体部110、本体部110からの指示により表示画面121に画像を表示する、CRTやLCD等からなる画像表示装置120、このコンピュータ100内にユーザの指示や文字情報を入力するため操作入力を受けるキーボード130、表示画面121上の任意の位置を指定することによりその位置に応じた指示を入力するマウス140を備えている。コンピュータ100が、本発明にいう情報処理装置の一例に相当する。また、画像表示装置120が本発明にいう表示部の一例に相当し、主メモリ212が本発明の記憶装置の一例に相当する。
【0017】
本体部110は、さらにフレキシブルディスク(以下FDと略す)が装填されるFD装填口111、CD−ROMが装填されるCD−ROM装填口112を有しており、その内部には、装填されたFDやCD−ROMをドライブする、後述するFDドライブ、CD−ROMドライブも内蔵されている。
【0018】
本体部110の内部には、図2に示すように、各種プログラムを実行するCPU211、ハードディスク装置213に格納されたプログラムが読み出されCPU211での実行のために展開される、主メモリ212、各種プログラムやデータ等が保存されたハードディスク装置213、FD2140が装填され、その装填されたFD2140にアクセスするFDドライブ214、CD−ROM2150が装填され、その装填されたCD−ROM2150にアクセスするCD−ROMドライブ215が内蔵されている。これらの各種要素と、さらに、図1にも示す画像表示装置120、キーボード130、マウス140は、バス1200を介して相互に接続されている。また、不図示の外部機器と接続してメールを受送信するために、コンピュータ100には入出力インタフェース216が内蔵されている。これら入出力インタフェース216も、コンピュータ100内部のハードウェアを構成する上述の各種要素と、バス1200を介して相互に接続されている。このコンピュータ100では、後述する演算プログラムやメッセージ表示プログラム以外に、例えば、ワードプロセッサやプレゼンテーションツール等の任意のアプリケーションプログラム(以降、単にアプリケーションと略称する)が動作可能となっている。
【0019】
次に本発明の演算プログラムおよびメッセージ表示プログラムの一実施形態について説明する。
【0020】
本発明の演算プログラムおよびメッセージ表示プログラムの一実施形態が、例えばCD−ROM2150に記憶されている場合には、このCD−ROM2150がCD−ROM装填口112から本体部110内に装填されると、そのCD−ROM2150に記憶された演算プログラムがCD−ROMドライブ215によりこのコンピュータ100のハードディスク装置213内にインストールされる。そして、このハードディスク装置213内にインストールされた演算プログラムが起動されると、このコンピュータ100は、本発明にいう演算装置の一実施形態として動作する。
【0021】
図3は、本発明の演算プログラムおよびメッセージ表示プログラムの一実施形態を示す図である。
【0022】
ここでは、メッセージ表示プログラム700が、CD−ROM2150に記憶されており、アプリケーションプログラム800が、FD2140に記憶されている。メッセージ表示プログラム700は、アラーム付きのスケジューラ機能を有し、アプリケーションプログラム800は、ワードプロセッサ、プレゼンテーションツール、およびゲームの機能を有する。なお、本発明にいうメッセージ表示プログラム700およびアプリケーションプログラム800が記憶される記憶媒体としては、図3に示すCD−ROM2150やFD2140のみならず、図2に示すハードディスク装置213や、図1および図2には不図示のDVDやMO等といった種々の記憶媒体が採用されうる。
【0023】
このメッセージ表示プログラム700およびアプリケーションプログラム800は、図1および図2に示すコンピュータ100内で実行され、上述したように、そのコンピュータ100を本発明の一実施形態として動作させるものである。メッセージ表示プログラム700は、アプリケーション情報取得部22(以降、アプリ情報取得部22と略称する。)、時間取得部23、入力速度監視部24、イベント取得部25、メッセージ表示制御部26、アプリケーション情報記憶部28(以降、アプリ情報記憶部28と略称する。)、およびアプリケーション情報設定部29(以降、アプリ情報設定部29と略称する。)を有している。アプリケーションプログラム800は、アプリケーション演算部21(以降、アプリ演算部21と略称する。)を有している。アプリ演算部21が本発明にいう演算部の一例に相当し、アプリ情報取得部22が本発明にいう情報取得部の一例に相当する。また、アプリ情報記憶部28が本発明にいう情報記憶部の一例に相当し、メッセージ表示制御部26は本発明にいうメッセージ表示制御部の一例に相当する。また、入力速度監視部24が本発明にいう速度監視部の一例に相当し、アプリ情報設定部29が本発明にいう情報設定部の一例に相当する。また、メッセージ表示プログラム700およびアプリケーションプログラム800の組み合わせが本発明にいう演算プログラムの一例に相当する。
【0024】
図4は、図1および図2に示すパーソナルコンピュータを本発明の演算装置の一実施形態として動作させるためにこのパーソナルコンピュータ上に構築される要素と、それらの要素による作用の概略を表す図である。
【0025】
図3に示すメッセージ表示プログラム700が図1および図2に示すコンピュータ100にインストールされると、図4に示すメッセージ表示部30が構築される。メッセージ表示部30は、アプリケーション情報取得部32(以降、アプリ情報取得部32と略称する。)、時間取得部33、入力速度監視部34、イベント取得部35、メッセージ表示制御部36、アプリケーション情報記憶部38(以降、アプリ情報記憶部38と略称する。)、および、アプリケーション情報設定部39(以降、アプリ情報設定部39と略称する。)を含んでいる。また、図3に示すアプリケーションプログラム800が図1および図2に示すコンピュータ100にインストールされると、図4に示すアプリケーション演算部31(以降、アプリ演算部31と略称する。)が構築される。メッセージ表示部30が構築されたコンピュータ100が本発明のメッセージ表示装置の一例に相当する。アプリ演算部31、アプリ情報取得部32、時間取得部33、入力速度監視部34、イベント取得部35、メッセージ表示制御部36、アプリ情報記憶部38、およびアプリ情報設定部39は、図3に示すメッセージ表示プログラム700における、アプリ情報取得部22、時間取得部23、入力速度監視部24、イベント取得部25、メッセージ表示制御部26、アプリ情報記憶部28、および、アプリ情報設定部29、並びに、アプリケーションプログラム800におけるアプリ演算部21のそれぞれによってコンピュータ100上に構築されるものである。従って図3の各要素は図4の各要素に対応するが、この図4の各要素は、図1および図2に示すコンピュータ100のハードウェアとそのコンピュータ100で実行されるOSやプログラムとの組合せで構成されているのに対し、図3に示すメッセージ表示プログラム700およびアプリケーションプログラム800の各要素はそれらのうちのプログラムのみにより構成されている点が異なる。以下では、図4に示す各要素と、各要素による作用の概略について説明する。
【0026】
アプリ演算部31は、ワードプロセッサ、プレゼンテーションツールおよびゲームのうち、操作者の操作によって指定されるアプリケーションプログラムを実行する。これらのアプリケーションプログラムは、画像表示装置120への画像表示を含む処理を担っている。アプリ演算部31は、アプリケーションプログラムの画像を、操作者の操作によって選択される表示形態で表示する。アプリケーションプログラムによる画像の表示形態としては、画像表示装置120の表示画面121の全面を使って表示を行うフルスクリーンモード、および、表示画面121の一部の領域であるウィンドウ内に表示を行うウィンドウモードがある。
【0027】
アプリ情報取得部32は、アプリ演算部31で実行中のアプリケーションの種類およびこのアプリケーション実行により画像表示装置120に表示される画像の表示形態を取得する。より詳細には、アプリ演算部31で実行中のアプリケーションの種類を表すファイル名と、フルスクリーンモード、またはウィンドウモードのいずれかを表す表示形態データとをアプリ演算部31から得る。
【0028】
入力速度監視部34は、操作入力を受けるキーボード130およびマウス140における入力操作速度を監視する。詳細には、キーボード130およびマウス140における操作速度を表す操作速度データを出力する。
【0029】
イベント取得部35は、メッセージの表示の契機となる、このメッセージに対応付けられたイベントを取得する。本実施形態のイベント取得部35は、アラーム付きのスケジューラ機能を有しており、操作者が所定のメッセージに対応付けて所定の時刻を登録しておいた場合、登録した時刻に、その時刻が到来したことを表すイベントデータを出力する。イベントデータには登録されていたメッセージが含まれている。
【0030】
時間取得部33は、メッセージの表示を時間の経過に伴い動的に変化させる表示形態において、時間の経過を監視する機能を有する。詳細には、イベントが取得されてからの経過時間を得る。
【0031】
アプリ情報記憶部38は、主メモリ212を含んでおり、アプリケーションの種類、画像の表示形態、および、画像表示装置120へのメッセージの表示形態を記憶しておく。
【0032】
図5は、アプリ情報記憶部38に記憶される表示形態テーブルの一例を示す図である。
【0033】
表示形態テーブルは、アプリ情報記憶部38の主メモリ212に記憶されており、テーブルの1行毎に、アプリケーションの種類、画像の表示形態、および、画像表示装置120へのメッセージの表示形態が互いに対応付けて記憶されている。なお、本実施形態では、アプリケーションの種類を表す情報として、アプリケーションのファイル名が記憶されている。
【0034】
例えば、表示形態テーブルの1行目は、アプリケーションのファイル名がワードプロセッサである”Abc.exe”の場合で、かつ、このワードプロセッサによる画像表示装置120への表示形態がフルスクリーンモードおよびウィンドウモードのいずれかのモード”all”の場合に、第1の形態a)から第3の形態c)まで複数あるメッセージ表示形態のうち、第1の形態a)が対応することを示している。メッセージ表示形態の詳細については後述する。また、表示形態テーブルの2行目は、アプリケーションのファイル名がプレゼンテーションツールである”Cde.exe”の場合で、かつ、このプレゼンテーションツールによる画像表示装置120への表示形態がウィンドウモード”window”の場合に、メッセージ表示形態として第2の形態b)が対応することを示している。また、表示形態テーブルの3行目は、アプリケーションのファイル名がゲームである”Efg.exe”の場合で、かつ、このゲームによる画像表示装置120への表示形態がフルスクリーンモード”full screen”の場合に、メッセージ表示形態として第2の形態b)が対応することを示している。また、表示形態テーブルの4行目は、アプリケーションのファイル名が3行目と同様の”Efg.exe”の場合で、かつ、このゲームによる画像表示装置120への表示形態がウィンドウモード”window”の場合に、メッセージ表示形態として第3の形態c)が対応することを示している。
【0035】
図4に戻って説明を続けると、アプリ情報設定部39は、アプリ情報記憶部38に、アプリケーションの種類、および、画像の表示形態に対応付けて記憶させるメッセージ表示形態を選択する。メッセージ表示形態の選択は、キーボード130およびマウス140での入力操作に応じて行う。
【0036】
図6は、アプリ情報設定部39によるメッセージ表示形態の選択の際に表示画面に表示される選択画面を示す図である。
【0037】
アプリ情報設定部39が、メッセージ表示形態の選択を行う場合、図6に示す選択画面390を画像表示装置120の表示画面121に表示させる。選択画面390には、アプリケーションのファイル名を入力するためのファイル名入力欄391、アプリケーションによる画像の表示形態を選択するための表示形態ラジオボタン392、メッセージ表示形態を選択するためのメッセージ形態ラジオボタン393が配置されている。選択画面390が表示された状態で操作者がキーボード130およびマウス140を操作して、ファイル名入力欄391にアプリケーションのファイル名を入力し、表示形態ラジオボタン392およびメッセージ形態ラジオボタン393を選択すると、アプリ情報設定部39は、選択されたアプリケーションのファイル名、アプリケーションによる画像の表示形態、およびメッセージ表示形態を互いに対応付けてアプリ情報記憶部38に記憶する。図6に示す例では、アプリケーションのファイル名がワードプロセッサである”Abc.exe”、アプリケーションによる画像の表示形態が”all”の場合に対応して、第1の形態a)を表すメッセージ表示形態が図5のテーブル1行目に示すように記憶される。
【0038】
図4に戻って説明を続けると、メッセージ表示制御部36は、イベント取得部35によるイベントの取得を受けて、画像表示装置120に、このイベントに対応付けられるメッセージを表示させる。このときメッセージ表示制御部36は、アプリ情報記憶部38から、アプリ演算部31で実行中のアプリケーションの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージ表示形態を認識し、この認識した表示形態でメッセージを表示させる。より詳細には、メッセージ表示制御部36は、イベント取得部35から出力されたイベントデータを受信すると、アプリ情報取得部32から、アプリ演算部31によって実行中のアプリケーションのファイル名データ、並びに、フルスクリーンモードおよびウィンドウモードのいずれかを表す表示形態データを得る。そして、アプリ情報記憶部38に記憶された表示形態テーブル(図5参照)から、得られたファイル名データおよび表示形態データに対応するメッセージ表示形態のデータを読み出して、読み出したメッセージ表示形態のデータが表す形態で画像表示装置120に、イベントデータに含まれたメッセージを表示させる得られたファイル名データおよび表示形態データに対応するメッセージ表示形態が、図5に示す表示形態テーブルに記憶されていなかった場合には、デフォルトのメッセージ表示形態として第1の形態a)が選択される。
【0039】
続いて、図7から図9までを参照して、メッセージ表示制御部36によって表示されるメッセージの各表示形態を説明する。
【0040】
図7は、メッセージ表示形態のうちの第1の形態を説明する図である。図7のパート(a)はイベント発生前における画像表示装置120の表示画面121を示し、図7のパート(b)はイベント発生後における表示画面121を示している。
【0041】
図7に示す第1の形態では、メッセージ表示形態が時間経過に従って変化する。例えば、図7のパート(a)に示すように、表示画面121の一部を示すウィンドウ301にワープロソフトの画面が表示されている状態でイベントが取得されると、図7のパート(b)に示すように、例えば、「7/20 15:00 定例会議(ミーティングルーム)」というメッセージを表すメッセージ画像302aが、まず、表示画面121の左下側に小さく表示される。この後、時間の経過に伴い漸次拡大されたメッセージ画像302b、メッセージ画像302c、メッセージ画像302dが順次表示される。このように、ワープロソフトのように一般的なアプリケーションが実行中の場合に対し、第1の表示形態が割り当てられることで、ユーザの作業の邪魔になりにくい目立たない大きさから目立つ大きさへと、メッセージ画像302(302a〜302d)が漸次拡大して表示される。
【0042】
第1の形態におけるメッセージ表示形態の変化速度は、キーボード130およびマウス140における入力操作速度によって変化する。本実施形態では、メッセージ表示制御部36がメッセージ画像302を拡大する速度を変化させる。例えば、キーボード130での過去5秒間のキー入力数をcとしたとき、メッセージ画像302の1秒ごとに拡大させるピクセル数は、次式
max(10,60−10c)
によって得られる。ここで、関数max(x,y)は、xとyのうちのいずれか大きい値を取るものとする。これにより、例えば、キーボード130のキー操作がない場合には、メッセージ画像302が1秒間に60ピクセルずつ拡大して表示される。キー入力が過去5秒間に1回の場合には、メッセージ画像302は、1秒ごとに50ピクセルずつ拡大し、過去5秒間に5回の場合には、1秒ごとに10ピクセルずつ拡大して表示される。キーボード130の代わりにマウス140が操作されている場合には、例えば、過去5秒間のうちマウス140が操作された秒数を頻度情報cとし、拡大するピクセル数を得る。これによって、メッセージ画像の変化速度は単位時間当たりのキーやマウスの入力頻度が多いほど遅くなる。したがって、操作者が操作を頻繁に行っている場面で、メッセージ画像が急激に拡大して操作を邪魔する事態が防止される。
【0043】
図8は、メッセージ表示形態のうちの第2の形態を説明する図である。図8のパート(a)はイベント発生前における画像表示装置120の表示画面121を示し、図8のパート(b)はイベント発生後における表示画面121を示し、図8のパート(c)はさらにアプリケーションが終了した後における表示画面121を示している。
【0044】
図8に示す第2の形態では、アプリケーションの表示形態が変化した時点、およびアプリケーションの実行が終了したいずれかの時点でメッセージが表示される。図8のパート(a)に示すように、表示画面121にプレゼンテーションツールの画面311が表示されている状態でイベントが発生した場合、図8のパート(b)に示すように、プレゼンテーションツールの表示形態が変化する時点、および、プレゼンテーションツールの実行が終了する時点のいずれかの時点までメッセージ画像の表示が保留される。図8のパート(c)に示すように、プレゼンテーションツールの表示形態が変化するか、または、プレゼンテーションツールの実行が終了すると、表示画面121にメッセージ画像312が表示される。プレゼンテーションツールが利用される発表等の場面では、メッセージ画像が大小に拘わらず作業の邪魔となりやすいが、この第2の形態ではメッセージ画像の表示が保留されるので、作業が邪魔されない。
【0045】
図9は、メッセージ表示形態のうちの第3の形態を説明する図である。図9のパート(a)はイベント発生前における画像表示装置120の表示画面121を示し、図9のパート(b)はイベント発生後における表示画面121を示している。
【0046】
図9に示す第3の形態では、メッセージ自体を直接表示することに代えて、メッセージの存在を表す象徴画像を表示する。図9のパート(a)に示すように、表示画面121の一部を示すウィンドウにゲームの画面321が表示されている状態で、イベントが発生すると、図9のパート(b)に示すように、メッセージそのものに代えて、メッセージの存在を示す「メッセージ」と表示したアイコン322が、表示画面121の右下側に小さく表示される。操作者はアイコン322によってメッセージの存在を認識するが、ゲームの画面321がメッセージの画面によって隠れることはないので、ゲームでの操作が中断されない。なお、メッセージは、マウス140の操作によってアイコン322がクリックされると表示される。
【0047】
図7および図9に示す第1の形態および第2の形態において、作業者の作業を妨げないよう、メッセージ表示制御部36は、初期のメッセージ画像302aおよびアイコン322を、実行中アプリケーションの表示領域とできるだけ重ならない位置に表示させる。
【0048】
図10は、表示画面における、アプリケーションの画像、および初期のメッセージ画像およびアイコンが表示される位置を示す図である。
【0049】
表示画面121で、実行中のアプリケーションの画像331の表示領域の上方および下方にある余った画面領域の高さをそれぞれh1,h2とし、左側および右側にある余った画面領域の幅をそれぞれw1,w2とする。また、メッセージ画像の縦と横の長さをr1,r2とし、メッセージ画像の縦と横の比をr1:r2=r1/r2=rとする。初期のメッセージ画像の横の長さとして、次の式(1)〜(4)の値から最大のものが選択される。
h1/r (1)
h2/r (2)
w1 (3)
w2 (4)
このとき、最初のメッセージ画像の縦の長さは、横の長さ×比rで求められる。最初のメッセージ画像が表示される位置は、式(1)〜(4)のうちの選択されたものに応じて決定される。例えば、上式(1)が選択された場合には表示画面121のうちアプリケーションの画像331の左上方の領域332が選択され、上式(2)が選択された場合には右下方の領域333が選択され、上式(3)が選択された場合には左下方の領域334が選択され、上式(4)が選択された場合には右上方の領域335に表示される。このことによって、動作中アプリケーションの画像331に重ならない最大のサイズでメッセージ画像が表示される。
【0050】
続いて、コンピュータ100によるメッセージ表示処理の流れについて図11から図14までに示すフローチャートを用いて説明する。
【0051】
コンピュータ100のアプリ演算部31では、ワードプロセッサ、プレゼンテーションツール、およびゲームのうちのユーザによって指定されたアプリケーションプログラムが実行されており、図11から図14までに示すメッセージ表示処理は、アプリ演算部31による実行の処理と並列して実行される。
【0052】
図11は、コンピュータ100によるメイン演算処理の動作を表すフローチャートである。
【0053】
図11に示すメイン演算処理では、まず、イベント取得部35によって、イベントの取得を行う(ステップS11)。詳細には、操作者によって予め登録された時刻が到来した場合には、イベント取得部35が、時刻の到来を表すイベントデータをメッセージも含めて出力する。イベント取得部35によってイベントが取得された場合には(ステップS12:Yes)、アプリ情報取得部32が、アプリ演算部31によって実行されているアプリケーションの種類およびこのアプリケーション実行により表示される画像についての表示形態データを得る(ステップS13)。メッセージ表示制御部36は、アプリ情報記憶部38に記憶された表示形態テーブル(図5参照)から、得られたファイル名データおよび表示形態データに対応するメッセージ表示形態のデータを検索し読み出す(ステップS14)。ここで、対応するメッセージ表示形態のデータが表示形態テーブルに存在せず、検索結果が無い場合には(ステップS15:No)、第1の形態a)を、デフォルトのメッセージ表示形態として選択する(ステップS16)。
【0054】
次に、検索されたメッセージ表示形態が第1の形態a)である場合には(ステップS17:Yes)、図12に示すスレッドAが起動される(ステップS18)。また、検索されたメッセージ表示形態が第2の形態b)である場合には(ステップS19:Yes)、図13に示すスレッドAが起動され(ステップS20)、検索されたメッセージ表示形態が第3の形態c)である場合には(ステップS21:Yes)、図14に示すスレッドCが起動される(ステップS21)。
【0055】
また上記ステップS12の処理で、イベント取得部35によってイベントが取得されなかった場合には(ステップS12:No)、キーボード130からのキー入力の取得がなされる(ステップS22)。このステップS22で、メッセージ表示形態を設定するための、アプリ情報設定キーが押された場合(ステップS23:Yes)、アプリ情報設定部39が、図6に示す選択画面を画像表示装置120に表示し、操作者の操作によって選択したメッセージ表示形態をアプリ情報記憶部38に記憶する(ステップS24)。
【0056】
図12は、図11のメイン演算処理で起動されるスレッドAの処理を示すフローチャートである。
【0057】
スレッドAでは、メッセージ表示制御部36が、イベントに対応付けられるメッセージを上記第1の形態で画像表示装置120に表示させる。
【0058】
まず、メッセージ表示制御部36は、表示しようとするメッセージ画像の縦横比rを算出し(ステップS31)、さらに、実行中のアプリケーションの画像331(図10参照)の表示領域の上方および下方にある余った画面領域の高さh1,h2から、式h1/r,h2/rの値を求め、また、左側および右側にある余った画面領域の幅w1,w2を求める(ステップS32)。次に、ステップS32で求めたh1/r,h2/r,w1,w2の4つの値から最大の値を選択し、選択した値をメッセージ表示画像の表示幅wとする。また、図10に示す、右下、左上、左下、右上のいずれかの領域から、4つの値のうちのいずれの値が選択されたかに対応する表示位置を選択して決定する(ステップS33)。
【0059】
次に、メッセージ表示制御部36は、ステップS33で決定した表示位置に、表示幅wの、メッセージ画像を表示する(ステップS34)。これによって、図7のパート(b)に例示するように、最初のメッセージ画像302aが表示される。
【0060】
次に、時間取得部33がイベント取得からの経過時間t1を得る(ステップS35)。次に、入力速度監視部34が、キーボード130からのキー入力情報を取得して、所定の図示しないキーバッファに記憶する。また、5秒前以前のキー入力情報を削除する(ステップS36)。そして、キーバッファに記憶した内容、すなわちキー入力情報の数をカウントして、過去5秒間のキー入力回数cを得る(ステップS37)。ここで、再び、時間取得部33がイベント取得からの経過時間t2を取得する(ステップS38)。上記ステップS36からステップS38までの処理を、ステップS38で得られた経過時間t2と、ステップS35で得られた経過時間t1との差が1秒以上となるまで繰り返す(ステップS39)。これによって、1秒ごとに過去5秒間の入力操作速度が求められ、メッセージ表示画像が変化する。
【0061】
続いて、メッセージ表示画像の表示幅wが更新される(ステップS40)。更新される表示幅は、次式
w + max(10,60−10c)
を算出することで求められる。このステップS40で、メッセージ表示制御部36は、更新された表示幅wのメッセージ表示画像を画像表示装置120に表示させる。
【0062】
上記ステップS34からステップS40までの処理は、更新された表示幅wが表示画面121幅の3/4以上となるまで繰り返される(ステップS41)。これにより、約1秒ごとにメッセージ表示画像の表示幅wが更新され、例えば、図7のパート(b)に示すように、第1の形態として、メッセージ画像302b,302c,302dが時間経過ともに大きく変化していく。
【0063】
図13は、図11のメイン演算処理で起動されるスレッドBの処理を示すフローチャートである。
【0064】
スレッドBでは、メッセージ表示制御部36が、イベントに対応付けられるメッセージを上記第2の形態で画像表示装置120に表示させる。
【0065】
まず、メッセージ表示制御部36は、実行中のアプリケーションの表示形態情報を取得し、形態変数T1として記憶する(ステップS51)。次に、再び、実行中のアプリケーションの表示形態情報を取得し、形態変数T2として記憶し(ステップS52)、このステップS52の処理を、形態変数T2が形態変数T1と異なることとなるまで繰り返す(ステップS53)。形態変数T1が形態変数T2と異なった場合には(ステップS53:No)、画像表示装置120に、メッセージの画像を表示する(ステップS54)。これによって、第2の形態により、アプリケーションの表示形態が変化した時点、およびアプリケーションの実行が終了した時点のいずれかの時点でメッセージが表示される。
【0066】
図14は、図11のメイン演算処理で起動されるスレッドCの処理を示すフローチャートである。
【0067】
スレッドCでは、メッセージ表示制御部36が、イベントに対応付けられるメッセージを上記第3の形態で画像表示装置120に表示させる。
【0068】
まず、メッセージ表示制御部36は、メッセージの存在を表す象徴画像としてアイコンを表示する(ステップS61)。これによって、例えば、図9のパート(b)に示すように、アイコン322が、表示画面121に表示される。
【0069】
この後、マウス入力の取得が行われ(ステップS62)、表示画面121のアイコン322がクリックされた場合には(ステップS63:No)、メッセージ画像が画像表示装置120に表示される。
【0070】
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明はここに説明した形態に限られるものではない。
【0071】
上述した実施形態では、メッセージ表示プログラム700がCD−ROM2150に記憶されており、アプリケーションプログラム800がFD2140に記憶されているとして説明したが、本発明のメッセージ表示プログラムはこれに限られず、例えば、1つのCD−ROMに記憶されたものであってもよい。
【0072】
また、上述した実施形態では、アプリケーションプログラム800がワードプロセッサ、プレゼンテーションツール、およびゲームの機能を有し、メッセージ表示プログラム700がアラーム付きのスケジューラプログラム機能を有するものとして説明したが、本発明の演算プログラムおよびメッセージ表示プログラムはこれに限られるものではなく、例えば、アプリケーションプログラム800が表計算ツールやドローツール、映像再生ツールを有するものであってもよい。
【0073】
また、上述した実施形態では、メッセージ表示制御部36が第1の形態としてメッセージの画面を時間経過に伴って拡大して表示するものとして説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、メッセージ表示制御部が第1の形態として、メッセージ表示画像を始めから拡大して表示するとともに、重なったアプリケーションプログラムの画像が見えるよう透過度を高く設定して表示し、時間の経過とともに透過度を低下させるように変化させるものであってもよい。
【0074】
また、上述した実施形態では、アプリケーション情報記憶部から読み出されたメッセージ表示形態に応じてメッセージが表示されるものとして説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、メッセージに対して特定の表示形態を割り当て、この所定のメッセージについては、割り当てられた表示形態をアプリケーション情報記憶部から読み出された表示形態に優先する構成であってもよい。例えば、緊急性の高い特定のメッセージに第1の形態を表すデータを対応付けて登録しておくことによって、他のメッセージの場合には第2の形態で表示が保留される場合であっても、第1の表示形態が対応付けられたメッセージだけは、第1の形態で速やかに表示される。
【0075】
また、上述した実施形態では、アプリ情報記憶部28は、アプリケーションの種類を表す情報としてアプリケーションプログラムのファイル名を記憶するものとして説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、情報記憶部が、例えば、一般、プレゼンテーション、ゲームに区分けされたアプリケーションプログラムの種類を表すデータを直接に記憶するものであってもよい。
【0076】
また、上述した実施形態では、アプリ情報記憶部28は、アプリ情報設定部39によってキーボード130およびマウス140における入力操作に応じて選択されたメッセージの表示形態等の情報を記憶するものとして説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、情報設定部を具備せず、情報が予め記憶された構成であってもよい。
【0077】
以下、本発明の種々の形態について付記する。
【0078】
(付記1)
画像を表示する表示部を備え、該表示部への画像表示を含む処理を担うアプリケーションプログラムの実行中に、メッセージ表示の契機となる、メッセージに対応付けられたイベントの取得を受けて、該表示部に該イベントに対応付けられたメッセージを表示するメッセージ表示装置において、
前記表示部へのメッセージの表示の契機となる、該メッセージに対応付けられたイベントを取得するイベント取得部と、
実行中のアプリケーションプログラムの種類および該アプリケーションプログラム実行により前記表示部に表示される画像の表示形態を取得する情報取得部と、
アプリケーションプログラムの種類、画像の表示形態、および、前記表示部へのメッセージの表示形態を互いに対応付けて記憶しておく情報記憶部と、
イベント取得部によるイベントの取得を受けて、前記情報記憶部から、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態を認識し、認識した表示形態で、前記表示部に、該イベントに対応付けられるメッセージを表示させるメッセージ表示制御部とを備えたことを特徴とするメッセージ表示装置。
【0079】
(付記2)
アプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けて前記情報記憶部に記憶しておくメッセージの表示形態のうちの1つの形態として、メッセージの表示形態を時間経過に従って変化させる第1の形態を有するものであって、
前記メッセージ表示制御部は、前記イベント取得部によるイベントの取得を受けて、前記情報記憶部から、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態として前記第1の形態が認識された場合に、前記表示部に、該イベントに対応付けられたメッセージを該第1の形態で表示させるものであることを特徴とする付記1記載のメッセージ表示装置。
【0080】
(付記3)
アプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応づけて前記情報記憶部が記憶しておくメッセージの表示形態のうちの1つの形態として、前記イベント取得部でイベントを取得した時点で実行中のアプリケーションプログラムの表示形態が変化した時点、および該アプリケーションプログラムの実行が終了した時点で前記画面上に該イベントに対応付けられたメッセージを表示する第2の形態を有するものであって、
前記メッセージ表示制御部は、前記イベント取得部による該イベントの取得を受けて、前記情報記憶部から、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態として前記第2の形態が認識された場合に、前記表示部に、該イベントに対応付けられたメッセージを該第2の形態で表示させるものであることを特徴とする付記1記載のメッセージ表示装置。
【0081】
(付記4)
アプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けて前記情報記憶部に記憶しておくメッセージの表示形態のうちの1つの形態として、
メッセージを直接に表示することに代えて、メッセージの存在を表す象徴画像を表示する第3の形態を有するものであって、
前記メッセージ表示制御部は、前記イベント取得部によるイベントの取得を受けて、前記情報記憶部から、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態として前記第3の形態が認識された場合に、前記表示部に、該イベントに対応付けられたメッセージを該第3の形態で表示させるものであることを特徴とする付記1記載のメッセージ表示装置。
【0082】
(付記5)
当該メッセージ表示装置が、操作入力を受ける入力装置と、該入力装置における入力操作速度を監視する速度監視部とをさらに備え、
前記メッセージ表示制御部は、前記表示部に前記第2の形態に従ってメッセージを表示するにあたっては、メッセージ表示形態の変化速度を、前記速度監視部により監視された入力操作速度に応じて変化させるものであることを特徴とする付記2記載のメッセージ表示装置。
【0083】
(付記6)
当該メッセージ表示装置が、
操作入力を受ける入力装置と、
アプリケーションプログラムの種類、および、画像の表示形態に対応付けて情報記憶部に記憶させる前記表示部へのメッセージの表示形態を該入力装置における入力操作に応じて、選択する情報設定部とをさらに備たことを特徴とする付記1記載のメッセージ表示装置。
【0084】
(付記7)
画像を表示する表示部と、
前記表示部への画像表示を含む処理を担うアプリケーションプログラムを実行させる演算部と、
前記表示部へのメッセージの表示の契機となる、該メッセージに対応付けられたイベントを取得するイベント取得部と、
前記演算部で実行中のアプリケーションプログラムの種類および該アプリケーションプログラム実行により前記表示部に表示される画像の表示形態を取得する情報取得部と、
アプリケーションプログラムの種類、画像の表示形態、および、前記表示部へのメッセージの表示形態を互いに対応付けて記憶しておく情報記憶部と、
前記イベント取得部によるイベントの取得を受けて、前記情報記憶部から、前記演算部で実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態を認識し、認識した表示形態で、前記表示部に、該イベントに対応付けられるメッセージを表示させるメッセージ表示制御部とを備えたことを特徴とする演算装置。
【0085】
(付記8)
画像を表示する表示部および記憶装置を備えプログラムを実行するとともに該表示部への画像表示を含む処理を担うアプリケーションプログラムを実行する情報処理装置内に組み込まれて、該情報処理装置に、メッセージを表示するメッセージ表示処理を実行させるメッセージ表示プログラムにおいて、
前記情報処理装置に、
前記表示部へのメッセージの表示の契機となる、該メッセージに対応付けられたイベントを取得するイベント取得部と、
実行中のアプリケーションプログラムの種類および該アプリケーションプログラム実行により前記表示部に表示される画像の表示形態を取得する情報取得部と、
アプリケーションプログラムの種類、画像の表示形態、および、前記表示部へのメッセージの表示形態を互いに対応付けて前記記憶装置に記憶する情報記憶部と、
イベントの取得を受けて、前記記憶装置から、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態を認識し、認識した表示形態で、前記表示部に、該イベントに対応付けられるメッセージを表示させるメッセージ表示制御部とを構築することを特徴とするメッセージ表示プログラム。
【0086】
(付記9)
前記アプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けて前記情報記憶部が前記記憶装置に記憶するメッセージの表示形態のうちの1つの形態として、メッセージの表示形態を時間経過に従って変化させる第1の形態を有するものであって、
前記メッセージ表示制御部は、前記イベント取得部によるイベントの取得を受けて、前記情報記憶部から、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態として前記第1の形態が認識された場合に、前記表示部に、該イベントに対応付けられたメッセージを該第1の形態で表示させるものであることを特徴とする付記8記載のメッセージ表示プログラム。
【0087】
(付記10)
前記アプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応づけて前記情報記憶部が前記記憶装置に記憶するメッセージの表示形態のうちの1つの形態として、前記イベント取得部でイベントを取得した時点で実行中のアプリケーションプログラムの表示形態が変化した時点、および該アプリケーションプログラムの実行が終了した時点で前記画面上に該イベントに対応付けられたメッセージを表示する第2の形態を有するものであって、
前記メッセージ表示制御部は、前記イベント取得部による該イベントの取得を受けて、前記情報記憶部から、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態として前記第2の形態が認識された場合に、前記表示部に、該イベントに対応付けられたメッセージを該第2の形態で表示させるものであることを特徴とする付記8記載のメッセージ表示プログラム。
【0088】
(付記11)
アプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けて前記情報記憶部が前記記憶装置に記憶するメッセージの表示形態のうちの1つの形態として、
メッセージを直接に表示することに代えて、メッセージの存在を表す象徴画像を表示する第3の形態を有するものであって、
前記メッセージ表示制御部は、前記イベント取得部によるイベントの取得を受けて、前記情報記憶部から、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態として前記第3の形態が認識された場合に、前記表示部に、該イベントに対応付けられたメッセージを該第3の形態で表示させるものであることを特徴とする付記8記載のメッセージ表示プログラム。
【0089】
(付記12)
当該メッセージ表示装置が、操作入力を受ける入力装置と、該入力装置における入力操作速度を監視する速度監視部とをさらに備え、
前記メッセージ表示制御部は、前記表示部に前記第2の形態に従ってメッセージを表示するにあたっては、メッセージ表示形態の変化速度を、前記速度監視部により監視された入力操作速度に応じて変化させるものであることを特徴とする付記9記載のメッセージ表示プログラム。
【0090】
(付記13)
当該メッセージ表示装置が、
操作入力を受ける入力装置と、
アプリケーションプログラムの種類、および、画像の表示形態に対応付けて情報記憶部に記憶させる前記表示部へのメッセージの表示形態を該入力装置における入力操作に応じて、選択する情報設定部とをさらに備たことを特徴とする付記8記載のメッセージ表示プログラム。
【0091】
(付記14)
画像を表示する表示部および記憶装置を備えプログラムを実行する情報処理装置内に組み込まれて、該情報処理装置に、該表示部にメッセージを表示するメッセージ表示処理を実行させる演算プログラムにおいて、
前記情報処理装置に、
前記表示部への画像表示を含む処理を担うアプリケーションプログラムを実行させる演算部と、
前記表示部へのメッセージの表示の契機となる、該メッセージに対応付けられたイベントを取得するイベント取得部と、
前記演算部で実行中のアプリケーションプログラムの種類および該アプリケーションプログラム実行により前記表示部に表示される画像の表示形態を取得する情報取得部と、
アプリケーションプログラムの種類、画像の表示形態、および、前記表示部へのメッセージの表示形態を互いに対応付けて前記記憶装置に記憶する情報記憶部と、
前記イベント取得部にはイベントの取得を受けて、前記記憶装置から、前記演算部で実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態を認識し、認識した表示形態で、前記表示部に、該イベントに対応付けられるメッセージを表示させるメッセージ表示制御部とを構築することを特徴とする演算プログラム。
【0092】
(付記15)
画像を表示する表示部および記憶装置を備えプログラムを実行するとともに該表示部への画像表示を含む処理を担うアプリケーションプログラムを実行する情報処理装置内に組み込まれて、該情報処理装置に、メッセージを表示するメッセージ表示処理を実行させるメッセージ表示プログラムが、該情報処理装置で読み取り可能に記憶されてなるメッセージ表示プログラム記憶媒体において、
前記情報処理装置に、
前記表示部へのメッセージの表示の契機となる、該メッセージに対応付けられたイベントを取得するイベント取得部と、
実行中のアプリケーションプログラムの種類および該アプリケーションプログラム実行により前記表示部に表示される画像の表示形態を取得する情報取得部と、
アプリケーションプログラムの種類、画像の表示形態、および、前記表示部へのメッセージの表示形態を互いに対応付けて前記記憶装置に記憶する情報記憶部と、
イベントの取得を受けて、前記記憶装置から、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態を認識し、認識した表示形態で、前記表示部に、該イベントに対応付けられるメッセージを表示させるメッセージ表示制御部とを構築するメッセージ表示プログラムが記憶されてなることを特徴とするメッセージ表示プログラム記憶媒体。
【0093】
(付記16)
画像を表示する表示部および記憶装置を備えプログラムを実行する情報処理装置内に組み込まれて、該情報処理装置に、該表示部にメッセージを表示するメッセージ表示処理を実行させる演算プログラムが、該情報処理装置で読み取り可能に記憶されてなる演算プログラム記憶媒体において、
前記情報処理装置に、
前記表示部への画像表示を含む処理を担うアプリケーションプログラムを実行させる演算部と、
前記表示部へのメッセージの表示の契機となる、該メッセージに対応付けられたイベントを取得するイベント取得部と、
前記演算部で実行中のアプリケーションプログラムの種類および該アプリケーションプログラム実行により前記表示部に表示される画像の表示形態を取得する情報取得部と、
アプリケーションプログラムの種類、画像の表示形態、および、前記表示部へのメッセージの表示形態を互いに対応付けて前記記憶装置に記憶する情報記憶部と、
前記イベント取得部にはイベントの取得を受けて、前記記憶装置から、前記演算部で実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態を認識し、認識した表示形態で、前記表示部に、該イベントに対応付けられるメッセージを表示させるメッセージ表示制御部とを構築することを特徴とする演算プログラムが記憶されてなることを特徴とする演算プログラム記憶媒体。
【図面の簡単な説明】
【0094】
【図1】本発明のデータ変換装置の一実施形態として動作するパーソナルコンピュータの外観斜視図である。
【図2】図1に示すパーソナルコンピュータのハードウェア構成図である。
【図3】本発明の演算プログラムの一実施形態を示す図である。
【図4】図1および図2に示すパーソナルコンピュータを本発明の演算装置の一実施形態として動作させるためにこのパーソナルコンピュータ上に構築される要素と、それらの要素による作用の概略を表す図である。
【図5】アプリ情報記憶部38に記憶される表示形態テーブルの一例を示す図である。
【図6】アプリ情報設定部がメッセージ表示形態の選択の際に表示画面に表示される選択画面を示す図である。
【図7】メッセージ表示形態のうちの第1の形態を説明する図である。
【図8】メッセージ表示形態のうちの第2の形態を説明する図である。
【図9】メッセージ表示形態のうちの第3の形態を説明する図である。
【図10】表示画面における、アプリケーションの画像、および初期のメッセージ画像およびアイコンが表示される位置を示す図である。
【図11】図1に示すコンピュータによるメイン演算処理の動作を表すフローチャートである。
【図12】図11のメイン演算処理で起動されるスレッドAの処理を示すフローチャートである。
【図13】図11のメイン演算処理で起動されるスレッドBの処理を示すフローチャートである。
【図14】図11のメイン演算処理で起動されるスレッドCの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0095】
21 アプリケーション演算部(演算部)
22 アプリケーション情報取得部(情報取得部)
24 入力速度監視部(速度監視部)
25 イベント取得部
26 メッセージ表示制御部
28 アプリケーション情報記憶部(情報記憶部)
29 アプリケーション情報設定部(情報設定部)
31 アプリケーション演算部(演算部)
32 アプリケーション情報取得部(情報取得部)
34 入力速度監視部(速度監視部)
35 イベント取得部
36 メッセージ表示制御部
38 アプリケーション情報記憶部(情報記憶部)
39 アプリケーション情報設定部(情報設定部)
100 パーソナルコンピュータ(情報処理装置、メッセージ表示装置、演算装置)
120 画像表示装置(表示部)
121 表示画面
130 キーボード(入力装置)
140 マウス(入力装置)
212 主メモリ(記憶装置)
302 メッセージ画像
322 アイコン
700 メッセージ表示プログラム
800 アプリケーションプログラム(メッセージ表示プログラムと合わせて演算プログラム)
2140 FD(記憶媒体)
2150 CD−ROM(記憶媒体)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示部を備え、該表示部への画像表示を含む処理を担うアプリケーションプログラムの実行中に、メッセージ表示の契機となる、メッセージに対応付けられたイベントの取得を受けて、該表示部に該イベントに対応付けられたメッセージを表示するメッセージ表示装置において、
前記表示部へのメッセージの表示の契機となる、該メッセージに対応付けられたイベントを取得するイベント取得部と、
実行中のアプリケーションプログラムの種類および該アプリケーションプログラム実行により前記表示部に表示される画像の表示形態を取得する情報取得部と、
アプリケーションプログラムの種類、画像の表示形態、および、前記表示部へのメッセージの表示形態を互いに対応付けて記憶しておく情報記憶部と、
前記イベント取得部によるイベントの取得を受けて、前記情報記憶部から、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態を認識し、認識した表示形態で、前記表示部に、該イベントに対応付けられるメッセージを表示させるメッセージ表示制御部とを備えたことを特徴とするメッセージ表示装置。
【請求項2】
アプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けて前記情報記憶部に記憶しておくメッセージの表示形態のうちの1つの形態として、メッセージの表示形態を時間経過に従って変化させる第1の形態を有するものであって、
前記メッセージ表示制御部は、前記イベント取得部によるイベントの取得を受けて、前記情報記憶部から、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態として前記第1の形態が認識された場合に、前記表示部に、該イベントに対応付けられたメッセージを該第1の形態で表示させるものであることを特徴とする請求項1記載のメッセージ表示装置。
【請求項3】
画像を表示する表示部と、
前記表示部への画像表示を含む処理を担うアプリケーションプログラムを実行させる演算部と、
前記表示部へのメッセージの表示の契機となる、該メッセージに対応付けられたイベントを取得するイベント取得部と、
前記演算部で実行中のアプリケーションプログラムの種類および該アプリケーションプログラム実行により前記表示部に表示される画像の表示形態を取得する情報取得部と、
アプリケーションプログラムの種類、画像の表示形態、および、前記表示部へのメッセージの表示形態を互いに対応付けて記憶しておく情報記憶部と、
前記イベント取得部によるイベントの取得を受けて、前記情報記憶部から、前記演算部で実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態を認識し、認識した表示形態で、前記表示部に、該イベントに対応付けられるメッセージを表示させるメッセージ表示制御部とを備えたことを特徴とする演算装置。
【請求項4】
画像を表示する表示部および記憶装置を備えプログラムを実行するとともに該表示部への画像表示を含む処理を担うアプリケーションプログラムを実行する情報処理装置内に組み込まれて、該情報処理装置に、メッセージを表示するメッセージ表示処理を実行させるメッセージ表示プログラムにおいて、
前記情報処理装置に、
前記表示部へのメッセージの表示の契機となる、該メッセージに対応付けられたイベントを取得するイベント取得部と、
実行中のアプリケーションプログラムの種類および該アプリケーションプログラム実行により前記表示部に表示される画像の表示形態を取得する情報取得部と、
アプリケーションプログラムの種類、画像の表示形態、および、前記表示部へのメッセージの表示形態を互いに対応付けて前記記憶装置に記憶する情報記憶部と、
イベントの取得を受けて、前記記憶装置から、実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態を認識し、認識した表示形態で、前記表示部に、該イベントに対応付けられるメッセージを表示させるメッセージ表示制御部とを構築することを特徴とするメッセージ表示プログラム。
【請求項5】
画像を表示する表示部および記憶装置を備えプログラムを実行する情報処理装置内に組み込まれて、該情報処理装置に、該表示部にメッセージを表示するメッセージ表示処理を実行させる演算プログラムにおいて、
前記情報処理装置に、
前記表示部への画像表示を含む処理を担うアプリケーションプログラムを実行させる演算部と、
前記表示部へのメッセージの表示の契機となる、該メッセージに対応付けられたイベントを取得するイベント取得部と、
前記演算部で実行中のアプリケーションプログラムの種類および該アプリケーションプログラム実行により前記表示部に表示される画像の表示形態を取得する情報取得部と、
アプリケーションプログラムの種類、画像の表示形態、および、前記表示部へのメッセージの表示形態を互いに対応付けて前記記憶装置に記憶する情報記憶部と、
前記イベント取得部にはイベントの取得を受けて、前記記憶装置から、前記演算部で実行中のアプリケーションプログラムの種類および画像の表示形態に対応付けられたメッセージの表示形態を認識し、認識した表示形態で、前記表示部に、該イベントに対応付けられるメッセージを表示させるメッセージ表示制御部とを構築することを特徴とする演算プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2008−117294(P2008−117294A)
【公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−301852(P2006−301852)
【出願日】平成18年11月7日(2006.11.7)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】