メディアアセットイベントの転送のシステムおよび方法
メディアアセットイベントを転送するためのシステムおよび方法が提供される。メディアアセットイベントは、特定の時間に対して第1のデバイス上でスケジューリングされ得る。特定の時間に、第1のデバイスは、ユーザが第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得、ユーザが第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいる時にメディアアセットへのアクセスを提供し得る。ユーザが第1のデバイスの知覚可能な範囲外にいる場合、メディアアセットイベントと関連付けられるデータは、第2のデバイスに自動的に伝送され得る。ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいる場合、メディアアセットおよびメディアアセットイベントが、第2のデバイス上のユーザに提供され得る。ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲外にいる場合、メディアアセットは、第2のデバイス上に記憶され、および/または別のデバイスに転送され得る。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、双方向メディアガイダンスアプリケーションに関し、より具体的には、1つのデバイスから別のデバイスへのメディアアセットイベント(例えば、メディアアセットのリマインダ)の転送に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のシステムは、リマインダが、すぐには利用可能ではない、またはユーザがアクセスできない(例えば、現在または将来のスケジュール対立により)関心の番組に対してスケジュールに入れられることを可能にする。そのようなリマインダは、特定の時間に(例えば、番組が利用可能になる前に)、関心の番組が始まろうとしていることをユーザに通知する。次いで、ユーザは、関心の番組を録画するか、または見るように、リマインダ通知に作用し得る。
【0003】
しかしながら、従来のシステムは、リマインダ通通知を受信するために、ユーザが存在するか、またはデバイスの何らかの知覚可能な範囲内にいることを要求する。例えば、いくつかのシステムは、関心の番組が始まろうとしていることをユーザに通知する、プロンプトをモニタ上に表示する(または可聴警報を提供する)。そのようなプロンプト(または可聴警報)は、プロンプトが提供されるときに、または番組が始まる前の何らかの期間内に、ユーザがモニタを見ていない(またはデバイスのスピーカを聞くことができない)時には効果がない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
前述の内容を考慮して、1つのデバイスから別のデバイスへメディアアセット予定イベント(例えば、メディアアセットリマインダ)を転送するためのシステムおよび方法を提供することが望ましいであろう。具体的には、ユーザが第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいない(または外にいる)ときに、(1)第2のデバイス上でメディアアセットイベント(例えば、リマインダ)および/またはメディアアセットをユーザに提供し、(2)必要な時にメディアアセットを第2のデバイスの記憶デバイスに記憶する、システムを提供することが望ましいであろう。本明細書で定義されるように、「転送する」または「転送」という用語は、動作または実行のために、第1のデバイスによる動作または実行のために以前にスケジューリングされたイベントの1つ以上の他のデバイスへの転送を意味する。
【0005】
ユーザは、特定の時間に対して第1のデバイス上でメディアアセットイベントをスケジューリングされ得る。例えば、ユーザは、テレビ機器デバイスを使用して、番組のリマインダをスケジューリングされ得る。リマインダは、番組が始まる5分前等の特定の時間に提供されるように設定され得る。
【0006】
特定の時間に、第1のデバイスは、ユーザが第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。本明細書で定義されるように、「知覚可能な範囲」という用語は、ユーザが、デバイスによって提供されるコンテンツを見る、聞く、感じる、または別様に知覚することができるように、デバイスからユーザがいる距離を意味する。例えば、第1のデバイスは、視覚的合図を表示し、特定の時間量(例えば、30秒)以内に応答を要求することによって、特定の時間に、ユーザが第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。
【0007】
第1のデバイス上の監視回路は、それによってユーザが第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する、種々の機構を実装し得る。決定は、メディアアセットイベントが第1のデバイスに提供される前、間、または後に行われ得る。決定は、ユーザが第1のデバイスを使用してメディアアセットイベントおよび/またはメディアアセットを受信できるかどうかを、第1のデバイスが知ることを可能にする。
【0008】
ユーザが第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいる時、第1のデバイスは、(例えば、スケジューリングされたリマインダを表示することによって)メディアアセットイベントへのアクセスを提供し、メディアアセットへのアクセスを提供し得る。ユーザが第1のデバイスの知覚可能な範囲外にいる時、第1のデバイスは、メディアアセットイベントと関連付けられるデータを第2のデバイス(例えば、移動通信デバイス)に転送し得る。例えば、第1のデバイスは、メディアアセットイベントデータ構造を第2のデバイスに伝送し得る。
【0009】
第2のデバイスは、第2のデバイスがメディアアセットイベントと関連付けられるデータを受信すると、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。第2のデバイスは、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、監視回路を使用し得る。具体的には、第2のデバイスは、決定を行うために、第1のデバイスによって使用されるものと同様の機構を使用し得る。
【0010】
ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいる時、第2のデバイスは、(例えば、スケジューリングされたリマインダを表示することによって)メディアアセットイベントへのアクセスを提供し、イベントと関連付けられるメディアアセットへのアクセスを提供し得る。ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲外にいる時、第2のデバイスは、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットを第2のデバイスの記憶デバイスに記憶し得る。代替として、またはメディアアセットを記憶することに加えて、第2のデバイスは、メディアアセットイベントと関連付けられるデータを第3のデバイスに転送し得る。第3のデバイスは、メディアアセットへのアクセスを提供する、メディアアセットを記憶する、および/またはメディアアセットを別のデバイスに転送するように、第2のデバイスと同様に機能し得る。
【0011】
本発明の上記および他の目的および利点は、類似参照文字が全体を通して類似部品を指す、添付図面と併せて解釈される、以下の詳細な説明を考慮すると明白となるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明の実施形態による、メディアガイダンスアプリケーションリスト項目を提供するために使用され得る、例証的な表示画面を示す。
【図2】図2は、本発明の実施形態による、メディアガイダンスアプリケーションリスト項目を提供するために使用され得る、例証的な表示画面を示す。
【図3】図3は、本発明の別の実施形態による、例証的なユーザ機器デバイスを示す。
【図4】図4は、本発明の別の実施形態による、例証的なクロスプラットフォームの双方向メディアシステムの概略図である。
【図5】図5は、本発明の別の実施形態による、メディアアセットイベント転送メニュー画面の例証的な表示である。
【図6】図6は、本発明の別の実施形態による、メディアアセットイベントスケジューリング画面の例証的な表示である。
【図7】図7は、本発明の別の実施形態による、デバイス設定画面の例証的な表示である。
【図8】図8は、本発明の別の実施形態による、メディアアセットイベント転送画面のカレンダーの例証的な表示である。
【図9】図9は、本発明の別の実施形態による、予定メディアアセットイベント画面の例証的な表示である。
【図10】図10は、本発明の別の実施形態による、知覚可能なデバイス範囲構成画面の例証的な表示である。
【図11】図11は、本発明の別の実施形態による、メディアアセットイベント転送を提供するためのシステムを示す。
【図12】図12は、本発明の実施形態による、メディアアセットイベントの例示的なデータ構造を示す。
【図13】図13は、本発明の別の実施形態による、第2のデバイス上で提供されるメディアアセットイベントプロンプトの例証的な表示である。
【図14】図14は、本発明の実施形態による、1つのデバイスから別のデバイスにメディアイベントを転送するための例証的なフロー図である。
【図15】図15は、本発明の実施形態による、1つのデバイスから別のデバイスにメディアイベントを転送するための例証的なフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、概して、1つのデバイスから別のデバイスへメディアアセット予定イベントを転送することに関する。そのような予定イベントは、リマインダ、予定した録画、発注した番組(例えば、有料番組)、編集者の選択のリスト、または所定の時間に誘起される任意の他の種類のメディアアセット関連動作を含み得る。例証目的で、本発明は、1つのデバイスから別のデバイスへ予定メディアアセットリマインダを転送する分野で説明される。
【0014】
任意の所与のメディア送達システムにおいて、ユーザに利用可能なメディアの量は、膨大となり得る。結果として、多くのユーザは、ユーザがメディアの選択肢を効率的にナビゲートし、所望し得るメディアコンテンツを容易に識別することを可能にする、インターフェースを通したメディアガイダンスの形態を所望している。そのようなガイダンスを提供するアプリケーションは、本明細書では、双方向メディアガイダンスアプリケーションと称されるが、メディアガイダンスアプリケーションまたはガイダンスアプリケーションと称されることもある。
【0015】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、それらが、ガイダンスを提供するメディアに応じて、種々の形態をとり得る。1つの典型的な種類のメディアガイダンスアプリケーションは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイド(電子番組ガイドと呼ばれることもある)は、とりわけ、従来のテレビ番組(従来の放送、ケーブル、衛星、インターネットまたは他の手段を介して提供される)、ならびに有料番組、オンデマンド番組(ビデオオンデマンド(VOD)システムのような)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア、ウェブキャスト等)、および他の種類のメディアまたはビデオコンテンツを含む、多くの種類のメディアコンテンツ間を、ユーザがナビゲートおよび検索することを可能にする、周知のガイダンスアプリケーションである。ガイダンスアプリケーションはまた、ユーザが、例えば、ビデオクリップ、記事、広告、チャットセッション、ゲーム等を含む、ビデオコンテンツに関連するコンテンツ間でナビゲートし、検索することも可能にする。ガイダンスアプリケーションはまた、ユーザが、マルチメディアコンテンツ間でナビゲートすることも可能にする。用語「マルチメディア」とは、本明細書では、テキスト、オーディオ、静止画、動画、ビデオ、および双方向コンテンツ形態等の、少なくとも2つの異なるコンテンツ形態を利用する、メディアならびにコンテンツとして定義される。マルチメディアコンテンツは、コンピュータおよび電子デバイス等の情報コンテンツ処理デバイスによって、記録および再生、表示またはアクセスされ得るが、また、ライブパーフォーマンスの一部であることも可能である。メディアコンテンツに関連して論議される、本発明の実施形態はまた、ビデオ、オーディオ、および/またはマルチメディア等の他の種類のコンテンツにも適用可能であることを理解されたい。
【0016】
インターネット、モバイルコンピューティング、高速無線ネットワークの登場に伴い、ユーザは、パーソナルコンピュータ(PC)や、手持ち式コンピュータ、携帯端末(PDA)、携帯電話、または他のモバイルデバイス等の従来はアクセスしなかった他のデバイス上で、メディアにアクセスしている。これらのデバイス上で、ユーザは、テレビを通して利用可能な同じメディア間をナビゲートおよび検索することができる。その結果として、メディアガイダンスは、これらのデバイス上でも必要である。提供されるガイダンスは、テレビのみを通して利用可能なメディアコンテンツ、これらのデバイスのうちの1つ以上のみを通して利用可能なメディアコンテンツ、またはテレビおよびこれらのデバイスのうちの1つ以上の両方を通して利用可能なメディアコンテンツのためのものであり得る。メディアガイダンスアプリケーションは、手持ち式コンピュータ、PDA、携帯電話、または他のモバイルデバイス上で、オンラインアプリケーション(すなわち、ウェブサイト上で提供される)として、あるいは独立型アプリケーションまたはクライアントとして提供され得る。メディアガイダンスアプリケーションを実装し得る、種々のデバイスおよびプラットフォームは、以下でより詳細に説明される。
【0017】
メディアガイダンスアプリケーションの機能のうちの1つは、メディアリスト項目およびメディア情報をユーザに提供することである。図1−2は、メディアガイダンス、特にメディアリスト項目を提供するために使用され得る、例証的な表示画面を示す。図1−2、5−10、および13に示された表示画面は、任意の好適なデバイスまたはプラットフォーム上で実装され得る。図1−2および5−10および13の表示は、全画面表示として図示されているが、それらはまた、表示されているメディアコンテンツ上に完全または部分的にオーバーレイされ得る。ユーザは、表示画面に提供された選択可能なオプション(例えば、メニューオプション、リスト項目オプション、アイコン、ハイパーリンク等)を選択することによって、あるいはリモートコントロールまたは他のユーザ入力インターフェースもしくはデバイス上の専用ボタン(例えば、「ガイド」ボタン)を押下することによって、メディア情報へのアクセス要望を指示し得る。ユーザの指示に応答して、メディアガイダンスアプリケーションは、グリッド内の時間およびチャンネル別、時間別、チャンネル別、メディアの種類別、カテゴリ別(例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他の番組カテゴリ)、または、他の所定の、ユーザ定義の、あるいは他の組織化基準等のいくつかの方法のうちの1つで組織化されたメディア情報を伴う表示画面を提供し得る。
【0018】
図1は、単一表示内の異なる種類のメディアコンテンツへのアクセスも可能にする、時間およびチャンネル別に配置された例証的なグリッド番組リスト項目表示100を示す。表示100は、(1)各チャンネル/メディア種類識別子(列内のセル)が利用可能な異なるチャンネルまたはメディアの種類を識別する、チャンネル/メディア種類識別子104の列、および(2)各時間識別子(行内のセル)が番組の時間帯を識別する、時間識別子106の行を伴う、グリッド102を含み得る。グリッド102はまた、番組リスト項目108等の番組リスト項目のセルも含み、各リスト項目は、リスト項目の関連チャンネルおよび時間の上に提供される、番組のタイトルを提供する。ユーザ入力デバイスを用いて、ユーザは、ハイライト領域110を移動させることによって番組リスト項目を選択することができる。ハイライト領域110によって選択される番組リスト項目に関する情報が、番組情報領域112の中で提供され得る。領域112は、例えば、番組タイトル、番組内容、番組が提供される時間(該当する場合)、番組が放送されるチャンネル(該当する場合)、番組の評価、および他の所望の情報を含み得る。
【0019】
スケジュールに従って提供される線形番組へのアクセスを提供することに加えて、メディアガイダンスアプリケーションはまた、スケジュールに従って提供されない非線形番組へのアクセスも提供する。非線形番組は、オンデマンドメディアコンテンツ(例えば、VOD)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア等)、ローカルに記憶したメディアコンテンツ(例えば、デジタルビデオレコーダ(DVR)、デジタルビデオディスク(DVD)、ビデオカセット、コンパクトディスク(CD)に記憶されたビデオコンテンツ等)、または時間的制約のない他のメディアコンテンツを含む、異なるメディアソースからのコンテンツを含み得る。オンデマンドコンテンツは、映画および特定のメディアプロバイダによって提供されるオリジナルのメディアコンテンツの両方を含み得る(例えば、「The Sopranos」や「Curb Your Enthusiasm」を提供するHBO On Demand)。HBO ON DEMANDは、Time Warner Company L.P.らによって所有されるサービスマークであり、THE SOPRANOSおよびCURB YOUR ENTHUSIASMは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションまたはウェブキャスト等のウェブイベント、あるいは、インターネットウェブサイト(例えば、HULUまたはYOUTUBE)または他のインターネットアクセス(例えば、FTP)を通して、ストリーミングメディアまたはダウンロード可能なメディアとしてオンデマンドで利用可能なコンテンツを含み得る。
【0020】
グリッド102は、オンデマンドリスト項目114、録画メディアリスト項目116、およびインターネットコンテンツリスト項目118を含む、非線形番組のリスト項目を提供し得る。異なる種類のメディアソースからのコンテンツのためのリスト項目を組み合わせる表示は、「混合メディア」表示と呼ばれることもある。表示100とは異なる、表示され得るリスト項目の種類の種々の順列は、ユーザ選択またはガイダンスアプリケーション定義に基づき得る(例えば、録画および放送リスト項目のみの表示、オンデマンドおよび放送のリスト項目のみの表示等)。例示されるように、リスト項目114、116、および118は、これらのリスト項目の選択が、それぞれ、オンデマンドリスト項目、録画リスト項目、またはインターネットリスト項目専用の表示へのアクセスを提供し得ることを示すように、グリッド102内に表示される時間帯全体に及ぶものとして示されている。他の実施形態では、これらのメディア種類のリスト項目は、グリッド102に直接含まれ得る。ユーザがナビゲーションアイコン120のうちの1つを選択することに応じて、追加のリスト項目が表示され得る(ユーザ入力デバイス上の矢印キーを押すことは、ナビゲーションアイコン120を選択することと同様に表示に影響を及ぼし得る)。
【0021】
表示100はまた、ビデオ領域122、広告124、およびオプション領域126を含み得る。ビデオ領域122は、ユーザが、現在利用可能である、今後利用可能となる、または利用可能であった番組を視聴および/またはプレビューすることを可能にし得る。ビデオ領域122のコンテンツは、グリッド102に表示されるリスト項目のうちの1つに対応するか、またはそれから独立し得る。ビデオ領域を含むグリッド表示は、ピクチャインガイド(PIG)表示と呼ばれることもある。PIG表示およびそれらの機能は、2003年5月13日発行のSatterfieldらの米国特許第6,564,378号、および2001年5月29日発行のYuenらの米国特許第6,239,794号でさらに詳細に説明されており、それらは全体を参照することによって本明細書に組み込まれる。PIG表示は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーション表示画面に含まれ得る。
【0022】
広告124は、(例えば、購読番組に対する)視聴者のアクセス権に応じて、現在利用可能である、将来利用可能となる、または決して利用可能とはならないことのある、メディアコンテンツの広告を提供し得、グリッド102内のメディアリスト項目のうちの1つ以上に対応するか、または無関係であり得る。広告124はまた、グリッド102内で表示されるメディアコンテンツに関係するか、または無関係である製品またはサービスに対するものであり得る。広告124は、選択可能であり得、メディアコンテンツに関するさらなる情報を提供する、製品またはサービスに関する情報を提供する、メディアコンテンツ、製品、またはサービスの購入を可能にする、広告に関するメディアコンテンツを提供する等を行い得る。広告124は、ユーザのプロファイル/選好、監視されたユーザ活動、提供される表示の種類、または他の好適な標的化された広告基盤に基づいて標的化され得る。
【0023】
広告124は、長方形またはバナー形状として示されているが、広告は、ガイダンスアプリケーション表示内の任意の好適なサイズ、形状、および場所で提供され得る。例えば、広告124は、グリッド102に水平方向に隣接する長方形として提供され得る。これは、パネル広告と呼ばれることもある。加えて、広告は、メディアコンテンツまたはガイダンスアプリケーション表示上にオーバーレイされるか、または表示内に埋め込まれ得る。広告はまた、テキスト、画像、回転画像、ビデオクリップ、または他の種類のメディアコンテンツを含み得る。広告は、ガイダンスアプリケーションを伴うユーザ機器内、ユーザ機器に接続されたデータベース内、遠隔場所(ストリーミングメディアサーバを含む)内、あるいは他の記憶手段またはこれらの場所の組み合わせ上に記憶され得る。メディアガイダンスアプリケーションに広告を提供するステップは、例えば、それらの全体で参照することにより本明細書に組み込まれる、2003年1月17日出願のKnudsonらの米国特許出願第10/347,673号、2004年6月29日発行のWard,IIIらの米国特許第6,756,997号、および2002年5月14日発行のScheinらの米国特許第6,388,714号で、さらに詳細に論議されている。広告は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーション表示画面に含まれ得ることが理解されるであろう。
【0024】
オプション領域126は、ユーザが、異なる種類のメディアコンテンツ、メディアガイダンスアプリケーション表示、および/またはメディアガイダンスアプリケーション特徴にアクセスすることを可能にし得る。オプション領域126は、ディプレイ100(および本発明の他の表示画面)の一部であり得、あるいは画面上のオプションを選択すること、またはユーザ入力デバイス上の専用または割当可能ボタンを押下することによって、ユーザによって呼び出され得る。オプション領域126内の選択可能オプションは、グリッド102内の番組リスト項目に関連する特徴に関し得、またはメインメニュー表示から利用可能なオプションを含み得る。番組リスト項目に関連する特徴は、他の放送時間または番組の受信方法の検索、番組の録画、番組のリマインダをスケジューリングする、番組の発注、番組の連続録画の有効化、番組および/またはチャンネルをお気に入りとして設定、番組の購入、あるいは他の特徴を含み得る。メインメニュー表示から利用可能オプションは、検索オプション、VODオプション、ペアレンタルコントロールオプション、種々の種類のリスト項目表示へのアクセス、プレミアムサービスへの加入、ユーザのプロファイルの編集、ブラウザオーバーレイにアクセス、または他のオプションを含み得る。
【0025】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの選好に基づいて個人化され得る。個人化されたメディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが、メディアガイダンスアプリケーションによって個人化された「体験」を生成するように、表示および特徴をカスタマイズすることを可能にする。この個人化された体験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力できるようにすることによって、および/または種々のユーザ選好を決定するようにメディアガイダンスアプリケーションがユーザ活動を監視することによって、生成され得る。ユーザは、ログインすることによって、または別様にガイダンスアプリケーションに対して自らを識別することによって、個人化されたガイダンスアプリケーションにアクセスし得る。メディアガイダンスアプリケーションのカスタマイズは、ユーザプロファイルに従って作成され得る。カスタマイズは、提示方式(例えば、表示のカラー方式、テキストのフォントサイズ等)、表示されるメディアコンテンツリスト項目の態様(例えば、HDTV番組のみ、お気に入りチャンネル選択に基づいたユーザ指定の放送チャンネル、チャンネルの表示の並び替え、推奨メディアコンテンツ等)、所望の録画特徴(例えば、特定のユーザに対する録画または連続録画、録画の質等)、ペアレンタルコントロール設定、および他の所望のカスタマイズを変動させるステップを含み得る。
【0026】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザがユーザプロファイル情報を提供することを可能にし得、またはユーザプロファイル情報を自動的に編成し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするメディア、および/またはユーザがガイダンスアプリケーションと行い得る他の対話を監視し得る。加えて、メディアガイダンスアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロファイルの全体または一部を取得し(例えば、www.tvguide.com等のユーザがアクセスするインターネット上の他のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイダンスアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザの手持ち式デバイスから等)、および/またはメディアガイダンスアプリケーションがアクセスし得る他のソースから、ユーザに関する情報を取得し得る。結果として、ユーザの異なるデバイスにわたって、統一されたガイダンスアプリケーション体験をユーザに提供することができる。この種類のユーザ経験は、図4に関連して、以下でより詳細に説明される。追加の個人化されたメディアガイダンスアプリケーション特徴は、2005年7月11日出願のEllisらの米国特許出願第11/179,410号、2007年1月16日発行のBoyerらの米国特許第7,165,098号、および2002年2月21日出願のEllisらの米国特許出願第10/105,128号でさらに詳細に説明されており、それらは全体を参照することにより本明細書に組み込まれる。
【0027】
メディアガイダンスを提供するための別の表示配置が、図2に示されている。ビデオモザイク表示200は、メディアの種類、ジャンル、および/または他の組織化基準に基づいて組織化されたメディアコンテンツ情報のための選択可能オプション202を含む。表示200では、テレビリスト項目オプション204が選択されているため、放送番組リスト項目として、リスト項目206、208、210、および212を提供している。図1のリスト項目とは異なり、表示200のリスト項目は、メディアを説明する簡単なテキスト(例えば、番組のタイトル)およびアイコンに限定されない。むしろ、表示200では、リスト項目は、カバーアート、メディアコンテンツからの静止画像、リスト項目と関連付けられるビデオの静止フレーム、ビデオクリップのプレビュー、メディアコンテンツからのライブビデオ、またはリスト項目によって説明されているメディアコンテンツをユーザに示す他の種類のメディアを含む、グラフィック画像を提供し得る。グラフィックリスト項目のそれぞれはまた、リスト項目と関連するメディアコンテンツに関するさらなる情報を提供するように、テキストを同伴し得る。例えば、リスト項目208は、メディア部分214およびテキスト部分216を含む、1つより多くの部分を含み得る。メディア部分214および/またはテキスト部分216は、ビデオを全画面で視聴するように、またはメディア部分214に表示されるビデオに関連する番組リスト項目を閲覧するように(例えば、ビデオが表示されるチャンネルのリスト項目を閲覧するように)、選択可能であり得る。
【0028】
表示200のリスト項目は、異なるサイズである(すなわち、リスト項目206は、リスト項目208、210、および212より大きい)が、所望の場合、全てのリスト項目が同じサイズであり得る。リスト項目は、メディアプロバイダの所望に応じて、またはユーザ選好に基づいて、ユーザに関心の程度を示すように、または、あるコンテンツを強調するように、異なるサイズであるか、またはグラフィックが強調され得る。メディアリスト項目をグラフィック的に強調するための種々のシステムおよび方法は、例えば、全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2005年12月29日出願のYatesの米国特許出願第11/324,202号で論議されている。
【0029】
ユーザは、ユーザ機器デバイスから、メディアコンテンツおよびメディアガイダンスアプリケーション(ならびに上記および下記で説明されるその表示画面)にアクセスし得る。図3は、例証的なユーザ機器デバイス300の一般化実施形態を示す。ユーザ機器デバイスのより具体的な実装は、図4に関連して以下で論議される。ユーザ機器デバイス300は、入出力(以降では「I/O」)経路302を介して、メディアコンテンツおよびデータを受信し得る。I/O経路302は、処理回路306および記憶装置308を含む制御回路304に、メディアコンテンツ(例えば、放送番組、オンデマンド番組、インターネットコンテンツ、および他のビデオまたはオーディオ)およびデータを提供し得る。制御回路304は、I/O経路302を使用して、コマンド、要求、および他の好適なデータを送受信するために使用され得る。I/O経路302は、制御回路304(具体的には処理回路306)を1つ以上の通信経路(以下で説明される)に接続し得る。I/O機能は、これらの通信経路のうちの1つ以上によって提供され得るが、図面が複雑になり過ぎることを回避するため、図3では単一経路として示されている。
【0030】
制御回路304は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラム可能論理素子等に基づく処理回路等の任意の好適な処理回路306に基づき得る。いくつかの実施形態では、制御回路304は、メモリ(すなわち、記憶装置308)に記憶されたメディアガイダンスアプリケーションに対する命令を実行する。クライアントサーバに基づく実施形態では、制御回路304は、ガイダンスアプリケーションサーバあるいは他のネットワークまたはサーバと通信するための好適な通信回路を含み得る。通信回路は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、電話モデム、または他の機器との通信用無線モデムを含み得る。そのような通信は、インターネットあるいは任意の他の好適な通信ネットワークまたは経路を伴ない得る(図4に関連してさらに詳細に説明される)。加えて、通信回路は、ユーザ機器デバイスのピアツーピア通信、または互に遠隔の場所にあるユーザ機器デバイスの通信を可能にする回路を含み得る(以下でさらに詳細に説明される)。
【0031】
メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、または任意の他の好適なメモリ)、ハードドライブ、光学ドライブ、あるいは任意の他の好適な固定または可撤性記憶装置(例えば、DVDレコーダ、CDレコーダ、ビデオカセットレコーダ、または他の好適な録画デバイス)は、制御回路304の一部である記憶装置308として提供され得る。記憶装置308は、上記の種類の記憶デバイスのうちの1つ以上を含み得る。例えば、ユーザ機器デバイス300は、DVR(パーソナルビデオレコーダまたはPVRと称されることもある)用のハードドライブおよび2次記憶装置としてのDVDレコーダを含み得る。記憶装置308は、番組情報、ガイダンスアプリケーション設定、ユーザ選好またはプロファイル情報、あるいはガイダンスアプリケーションを操作する際に使用される他のデータを含む、本明細書で説明される種々の種類のメディアおよびガイダンスアプリケーションデータを記憶するために使用され得る。非揮発性メモリもまた、使用され得る(例えば、ブートアップルーチンや他の命令を起動するために)。
【0032】
制御回路304は、1つ以上のアナログチューナ、1つ以上のMPEG−2デコーダ、または他のデジタル復号回路、高解像度チューナ、または任意の他の好適な同調あるいはビデオ回路、もしくはそのような回路の組み合わせ等の、ビデオ生成回路および同調回路を含み得る。符号化回路(例えば、記憶のために、無線、アナログ、またはデジタル信号をMPEG信号に変換するためのもの)もまた、提供され得る。回路304はまた、メディアをユーザ機器300の好ましい出力形式に上方変換および下方変換するためのスケーラ回路を含み得る。回路304はまた、デジタルおよびアナログ信号間で変換するためのデジタルからアナログへの変換回路およびアナログからデジタルへの変換回路を含み得る。同調および符号化回路は、メディアコンテンツを受信して表示する、再生する、または録画するために、ユーザ機器によって使用され得る。同調および符号化回路はまた、ガイダンスデータを受信するために使用され得る。例えば、同調、ビデオ生成、符号化、復号、スケーラ、およびアナログ/デジタル回路を含む、本明細書で説明される回路は、1つ以上の汎用または専門プロセッサ上で稼働するソフトウェアを使用して実装され得る。複数のチューナが、同時同調機能に対処するように提供され得る(例えば、視聴および録画機能、ピクチャインピクチャ(PIP)機能、多重チューナ録画機能等)。記憶装置308が、ユーザ機器300とは別のデバイスとして提供される場合、同調および符号化回路(複数のチューナを含む)は、記憶装置308と関連付けられ得る。
【0033】
ユーザは、ユーザ入力インターフェース310を使用して制御回路304を制御し得る。ユーザ入力インターフェース310は、リモートコントロール、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチ画面、タッチパッド、スタイラス入力、ジョイスティック、音声認識インターフェース、または他のユーザ入力インターフェース等、任意の好適なユーザインターフェースであり得る。ディスプレイ312は、独立型デバイスとして提供されるか、またはユーザ機器デバイス300の他の要素と一体化し得る。ディスプレイ312は、モニタ、テレビ、モバイルデバイス用液晶画面(LCD)、または視覚的画像を表示するための任意の他の好適な機器のうちの1つ以上であり得る。いくつかの実施形態では、ディスプレイ312は、HDTV対応型であり得る。スピーカ314は、ユーザ機器デバイス300の他の要素との統合として提供され得、または独立型ユニットであり得る。ディスプレイ312上に表示されるビデオおよび他のメディアコンテンツのオーディオ構成要素は、スピーカ314を通して再生され得る。いくつかの実施形態では、音声は、スピーカ314を介して音声を処理および出力する、受信機(図示せず)に配信され得る。
【0034】
ガイダンスアプリケーションは、任意の好適なアーキテクチャを使用して実装され得る。例えば、それは、ユーザ機器デバイス300上で完全に実装される、独立型アプリケーションであり得る。そのようなアプローチでは、アプリケーションの命令は、ローカルに記憶され、アプリケーションによって使用するためのデータは、周期的にダウンロードされる(例えば、テレビチャンネルのVBIから、帯域外フィードから、または別の好適なアプローチを使用して)。別の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアントサーバベースのアプリケーションである。ユーザ機器デバイス300上に実装される、シックまたはシンクライアントによって使用するためのデータは、ユーザ機器デバイス300の遠隔にあるサーバに要求を発行することによって、オンデマンドで読み出される。クライアントサーバベースのガイダンスアプリケーションの一実施例では、制御回路304は、遠隔サーバによって提供されるウェブページを解釈する、ウェブブラウザを実行する。
【0035】
さらに他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、インタープリタまたは仮想マシン(制御回路304によって実行される)によって、ダウンロードされ、解釈または別様に実行される。いくつかの実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、ETVバイナリ交換形式(ETV Binary Interchange Format/EBIF)で符号化され、好適なフィードの一部として制御回路304によって受信され、制御回路304上で稼働するユーザエージェントによって解釈され得る。例えば、ガイダンスアプリケーションは、EBIFウィジェットであり得る。他の実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、制御回路304によって実行されるローカル仮想マシンまたは他の好適なミドルウェアによって受信および実行される、一連のJAVA(登録商標)ベースのファイルによって定義され得る。そのような実施形態のうちのいくつか(例えば、MPEG-2または他のデジタルメディア符号化スキームを採用するもの)では、ガイダンスアプリケーションは、例えば、番組のMPEGオーディオおよびビデオパケットを用いたMPEG-2オブジェクトカルーセルにおいて符号化および伝送され得る。
【0036】
図3のユーザ機器デバイス300は、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406、または非携帯型ゲーム機等のメディアにアクセスするために好適な任意の他の種類のユーザ機器として、図4のシステム400に実装することができる。簡単にするために、これらのデバイスは、本明細書では総称して、ユーザ機器またはユーザ機器デバイスと呼ばれ得る。メディアガイダンスアプリケーションが実装されるユーザ機器デバイスは、独立型デバイスとして機能し得、またはデバイスのネットワークの一部であり得る。デバイスの種々のネットワーク構成が実装され得、以下でさらに詳細に論議される。
【0037】
ユーザテレビ機器402は、セットトップボックス、衛星放送用受信機(IRD)、テレビセット、デジタル記憶デバイス、DVDレコーダ、ビデオカセットレコーダ(VCR)、ローカルメディアサーバ、または他のユーザテレビ機器を含み得る。これらのデバイスのうちの1つ以上は、所望の場合、単一デバイスとなるように統合され得る。ユーザコンピュータ機器404は、PC、ラップトップ、タブレット、WebTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、PCメディアサーバ、PCメディアセンタ、または他のユーザコンピュータ機器を含み得る。WEBTVは、Microsoft Corp.によって所有される商標である。無線ユーザ通信デバイス406は、PDA、携帯電話、携帯用ビデオプレーヤ、携帯用音楽プレーヤ、携帯用ゲーム機、または他の無線デバイスを含み得る。
【0038】
PC用テレビチューナーカード、WebTV、および他のユーザ機器デバイスへのビデオの統合の出現に伴い、デバイスを上記のデバイスのうちの1つとして分類しようとすると、明確に区分できなくなることに留意されたい。実際、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、および無線ユーザ通信デバイス406のそれぞれは、図3に関連して上述されるシステム特徴のうちの少なくとも一部を利用し、結果として、デバイス上で利用可能なメディアコンテンツの種類に関する融通性を含み得る。例えば、ユーザテレビ機器402は、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にするインターネット対応型であり得る一方で、ユーザコンピュータ機器404は、テレビ番組へのアクセスを可能にするチューナを含み得る。メディアガイダンスアプリケーションはまた、種々の種類のユーザ機器上で同一レイアウトを有し得、またはユーザ機器の表示能力に合わせられ得る。例えば、ユーザコンピュータ機器上では、ガイダンスアプリケーションは、ウェブブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供され得る。別の実施例では、ガイダンスアプリケーションは、無線ユーザ通信デバイス用に縮小され得る。
【0039】
システム400では、典型的には、各種類のユーザ機器デバイスが2つ以上存在するが、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、それぞれ1つだけが図4に示されている。加えて、各ユーザは、2つ以上の種類のユーザ機器デバイスを利用し(例えば、ユーザはテレビセットおよびコンピュータを有し得る)、また各種類のユーザ機器デバイスを2つ以上利用し得る(例えば、ユーザはPDAおよび携帯電話および/または複数のテレビセットを有し得る)。
【0040】
ユーザはまた、家庭内デバイスおよび遠隔デバイスにわたって一貫したメディアガイダンスアプリケーション設定を維持するように、種々の設定を設定し得る。設定は、本明細書で説明される設定、ならびに、お気に入りのチャンネルおよび番組、番組を推奨するためにガイダンスアプリケーションが利用する番組選好、表示選好、および他の望ましいガイダンス設定を含む。例えば、ユーザが、オフィスのパソコンで、例えば、ウェブサイトwww.tvguide.comの上で、チャンネルをお気に入りとして設定した場合、所望であれば、同じチャンネルが、ユーザの家庭内デバイス(例えば、ユーザテレビ機器およびユーザコンピュータ機器)、ならびにユーザのモバイルデバイス上でお気に入りとして表示される。したがって、同じまたは異なる種類のユーザ機器デバイスであるかどうかにかかわらず、1つのユーザ機器デバイス上で行われる変更は、別のユーザ機器デバイス上のガイダンス体験を変更することができる。さらに、行われる変更は、ユーザによる設定入力、ならびにガイダンスアプリケーションによって監視されるユーザ活動に基づき得る。
【0041】
ユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク414に連結され得る。すなわち、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、および無線ユーザ通信デバイス406は、それぞれ、通信経路408、410、および412を介して、通信ネットワーク414に連結される。通信ネットワーク414は、インターネット、携帯電話ネットワーク、モバイルデバイス(例えば、Blackberry)ネットワーク、ケーブルネットワーク、公衆交換電話ネットワーク、または他の種類の通信ネットワーク、あるいは通信ネットワークの組み合わせを含む、1つ以上のネットワークであり得る。BLACKBERRYは、Research In Motion Limited Corp.によって所有されるサービスマークである。経路408、410、および412は、別個または一緒に、衛星経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、インターネット通信をサポートする経路(例えば、IPTV)、フリースペース接続(例えば、放送または他の無線信号用)、あるいは任意の他の好適な有線または無線通信経路、もしくはそのような経路の組み合わせ等の、1つ以上の通信経路を含み得る。経路412は、図4に示された例示的実施形態において、無線経路であることを示すように破線で描かれ、経路408および410は、有線経路であることを示すように実線で描かれている(しかし、これらの経路は、所望であれば無線経路であり得る)。ユーザ機器デバイスとの通信は、これらの通信経路のうちの1つ以上によって提供され得るが、図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、単一経路として示されている。
【0042】
通信経路は、ユーザ機器デバイスの間には描かれていないが、これらのデバイスは、経路408、410、および412に関連して上記で説明されるもの、ならびにUSBケーブル、IEEE 1394ケーブル、無線経路(例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線、IEEE 802−11x等)等の他の短距離ポイントツーポイント通信経路、あるいは有線または無線経路を介した他の短距離通信等の通信経路を介して、相互に直接通信し得る。BLUETOOTHは、Bluetooth(登録商標) SIG,INC.によって所有される認証マークである。ユーザ機器デバイスはまた、通信ネットワーク414を介した間接的経路を通して、直接相互に通信し得る。
【0043】
システム400は、それぞれ通信経路420および422を介して通信ネットワーク414に連結される、メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418を含む。経路420および422は、経路408、410、および412に関して上記で説明される通信経路のうちのいずれかを含み得る。メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418との通信は、1つ以上の通信経路を介して交信され得るが、図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、単一経路として示されている。加えて、メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418のそれぞれが2つ以上あり得るが、図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、それぞれ1つだけが示されている。(これらのソースのそれぞれの異なる種類を以下で論議する)。所望であれば、メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418は、1つのソースデバイスとして統合され得る。ソース416および418と、ユーザ機器デバイス402、404、および406との間の通信は、通信ネットワーク414を通したものとして示されているが、いくつかの実施形態では、ソース416および418は、経路408、410、および412に関連して上記で説明されるもの等の通信経路(図示せず)を介して、ユーザ機器デバイス402、404、および406と直接通信し得る。
【0044】
メディアコンテンツソース416は、テレビ配信施設、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星配信施設、番組ソース(例えば、NBC、ABC、HBO等のテレビ放送会社)、中間配信施設および/またはサーバ、インターネットプロバイダ、オンデマンドメディアサーバ、および他のメディアコンテンツプロバイダを含む、1つ以上の種類のメディア配信機器を含み得る。NBCは、National Broadcasting Company, Inc.によって所有される商標であり、ABCは、ABC, INC.によって所有される商標であり、HBOは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。メディアコンテンツソース416は、メディアコンテンツの発信元であり得(例えば、テレビ放送会社、ウェブキャストプロバイダ等)、またはメディアコンテンツの発信元でなくてもよい(例えば、オンデマンドメディアコンテンツプロバイダ、ダウンロード用放送番組のビデオコンテンツのインターネットプロバイダ等)。メディアコンテンツソース416は、ケーブルソース、衛星プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、インターネットプロバイダ、または他のメディアコンテンツプロバイダを含み得る。メディアコンテンツソース416は、ユーザ機器デバイスのうちのいずれかから遠隔の場所にある、異なる種類のメディアコンテンツ(ユーザによって選択されるビデオコンテンツを含む)を記憶するために使用される、遠隔メディアサーバを含み得る。メディアコンテンツの遠隔記憶のため、および遠隔に記憶されたメディアコンテンツをユーザ機器に提供するためのシステムおよび方法は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、1999年6月11日出願のEllisらの米国特許出願第09/332,244号に関連して、さらに詳細に論議されている。
【0045】
メディアガイダンスデータソース418は、メディアリスト項目、メディア関連情報(例えば、放送時間、放送チャンネル、メディアのタイトル、メディア内容、評価情報(例えば、ペアレンタルコントロール評価、批評家の評価等)、ジャンルまたはカテゴリ情報、俳優情報、放送会社またはプロバイダのロゴのロゴデータ等)、メディア形式(例えば、標準解像度、高解像度等)、広告情報(例えば、テキスト、画像、メディアクリップ等)、オンデマンド情報、および、ユーザが所望のメディア選択間でナビゲートし、検索するために役立つ、任意の他の種類のガイダンスデータ等のメディアガイダンスデータを提供し得る。
【0046】
メディアガイダンスアプリケーションデータは、任意の好適なアプローチを使用して、ユーザ機器デバイスに提供され得る。いくつかの実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、データフィード(例えば、連続フィード、トリクルフィード、またはチャンネルの垂直帰線消去間隔内のデータ)を介して番組ガイドデータを受信する、独立型双方向テレビ番組ガイドであり得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、テレビチャンネルのサイドバンド上で、テレビチャンネルの垂直帰線消去間隔内で、帯域内デジタル信号を使用して、帯域外デジタル信号を使用して、または任意の他の好適なデータ伝送技術によって、ユーザ機器に提供され得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビチャンネル上でユーザ機器に提供され得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、任意の好適な頻度で(例えば、連続して、毎日、ユーザ指定期間で、システム指定期間で、ユーザ機器からの要求に応じて等)ユーザ機器に提供され得る。いくつかのアプローチでは、メディアガイダンスデータソース418からのガイダンスデータは、クライアントサーバアプローチを使用して、ユーザの機器に提供され得る。例えば、ユーザの機器上に存在するガイダンスアプリケーションクライアントは、必要な時にガイダンスデータを取得するように、ソース418とのセッションを開始し得る。メディアガイダンスデータソース418は、ユーザ機器デバイス402、404、および406に、メディアガイダンスアプリケーション自体、またはメディアガイダンスアプリケーションのソフトウェア更新を提供し得る。
【0047】
メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザ機器デバイス上に実装される独立型アプリケーションであり得る。他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアントサーバアプリケーションであり得、クライアントがユーザ機器デバイス上に常駐する。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、部分的にユーザ機器デバイス300の制御回路304上のクライアントアプリケーションとして、および部分的に遠隔サーバ上のサーバアプリケーションとして(例えば、メディアガイダンスデータソース418)、実装され得る。ガイダンスアプリケーション表示は、メディアガイダンスデータソース418によって生成され、ユーザ機器デバイスに伝送され得る。メディアガイダンスデータソース418はまた、ユーザ機器上での記憶のためにデータを伝送し得、次いで、ユーザ機器は、制御回路によって処理される命令に基づいて、ガイダンスアプリケーション表示を生成する。
【0048】
メディアガイダンスシステム400は、いくつかのアプローチ、またはネットワーク構成を例証することを目的としており、これによって、ユーザ機器デバイスならびにメディアコンテンツおよびガイダンスデータのソースは、メディアにアクセスし、メディアガイダンスを提供する目的で、相互に通信し得る。本発明は、これらのアプローチのいずれか1つまたは一部において、または、メディアを送達し、メディアガイダンスを提供するための他のアプローチを採用するシステムにおいて、適用され得る。以下の3つのアプローチは、図4の一般化実施例の具体的例証を提供する。
【0049】
1つのアプローチでは、ユーザ機器デバイスは、ホームネットワーク内で相互に通信し得る。ユーザ機器デバイスは、上記で説明される短距離ポイントツーポイント通信方式を介して、ホームネットワーク上に提供されるハブまたは他の類似デバイスを通した間接経路を介して、あるいは通信ネットワーク414を介して、直接相互に通信することができる。1つの家庭内の複数の個人のそれぞれが、ホームネットワーク上の異なるユーザ機器デバイスを操作し得る。結果として、種々のメディアガイダンス情報または設定が、異なるユーザ機器デバイス間で伝達されることが望ましいことがある。例えば、2005年7月11日出願のEllisらの米国特許出願第11/179,410号でさらに詳細に説明されているように、ホームネットワーク内の異なるユーザ機器デバイス上で、ユーザが一貫したメディアガイダンスアプリケーション設定を維持することが望ましいことがある。ホームネットワーク内の異なる種類のユーザ機器デバイスはまた、メディアコンテンツまたは予定メディアアセットイベント(例えば、メディアアセットのリマインダ)を伝送するように相互に通信し得る。例えば、ユーザは、ユーザコンピュータ機器から携帯用ビデオプレーヤまたは携帯用音楽プレーヤにメディアコンテンツを伝送し得る。
【0050】
第2のアプローチでは、ユーザは、複数の種類のユーザ機器を有し得、これによって、メディアコンテンツにアクセスしてメディアガイダンスを取得する。例えば、一部のユーザは、家庭内およびモバイルデバイスによってアクセスされる、ホームネットワークを有し得る。ユーザは、遠隔デバイス上に実装されるメディアガイダンスアプリケーションを介して、家庭内デバイスを制御し得る。例えば、ユーザは、オフィスのパーソナルコンピュータ、あるいはPDAまたはウェブ対応携帯電話等のモバイルデバイスを介して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスし得る。ユーザは、オンラインガイダンスアプリケーション上で種々の設定(例えば、録画、リマインダ、番組発注、または他の設定)を設定して、ユーザの家庭内機器を制御し得る。オンラインガイドは、直接、またはユーザの家庭内機器上のメディアガイダンスアプリケーションと通信することによって、ユーザの機器を制御し得る。ユーザ機器デバイスが互に遠隔の場所にある、ユーザ機器デバイスの通信のための種々のシステムおよび方法は、例えば、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2004年8月26日出願のEllisらの米国特許出願第10/927,814号で論議されている。
【0051】
第3のアプローチでは、家庭内外のユーザ機器デバイスのユーザは、メディアコンテンツソース416と直接通信してメディアコンテンツにアクセスするために、メディアガイダンスアプリケーションを使用することができる。具体的には、家庭内では、ユーザテレビ機器404およびユーザコンピュータ機器406のユーザは、メディアガイダンスアプリケーションにアクセスし、望ましいメディアコンテンツ間でナビゲートし、検索し得る。ユーザはまた、無線ユーザ通信デバイス406を使用して、家庭外のメディアガイダンスアプリケーションにアクセスし、望ましいメディアコンテンツ間でナビゲートし、検索し得る。
【0052】
メディアコンテンツの論議は、ビデオコンテンツを中心としているが、メディアガイダンスの原理は、音楽、画像等の他の種類のメディアコンテンツに適用できることが理解されるであろう。
【0053】
いくつかの実施形態では、ユーザは、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいるときに、メディアアセットイベント(例えば、リマインダ)を別のデバイス(例えば、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406、または別のユーザテレビ機器402)に転送するように、ユーザテレビ機器402を設定し得る。例えば、ユーザは、ユーザテレビ機器402を用いて、特定のアセットのリマインダをスケジューリングされ得る。リマインダがスケジューリングされ、ユーザにメディアアセットを通知する特定の時間に、ユーザテレビ機器402(または他の遠隔サーバあるいはソース)は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいるときに、システムは、メディアアセットまたはメディアアセットへのリンクとともに、リマインダを無線ユーザ通信デバイス406に転送し得る。
【0054】
次いで、ユーザは、無線ユーザ通信デバイス406上でリマインダを視認し、無線ユーザ通信デバイス406(または別のユーザテレビ機器402、別の無線ユーザ通信デバイス406、あるいはユーザコンピュータ機器404)上でメディアアセットにアクセスし得る。ユーザが無線ユーザ通信デバイス406の知覚可能な範囲外にいる場合、無線ユーザ通信デバイス406は、メディアアセットを記憶デバイスに自動的に記憶し得る。ユーザは後に、無線ユーザ通信デバイス406からメディアアセットにアクセスし得る。
【0055】
本明細書で説明される実施例は、ユーザテレビ機器402を使用して、ユーザがメディアアセットイベントをスケジューリングするか、またはデバイスを構成することを図示するが、ユーザが任意の他のデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス300、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406、またはメディアにアクセスするために好適な任意の他の種類のユーザ機器)を使用してメディアアセットイベントをスケジューリングする、実装に適用されると理解されるべきである。同様に、本明細書で説明される実施例は、ユーザテレビ機器402から他のデバイスへ転送されているメディアアセットイベントを図示するが、メディアアセットイベントがユーザ機器デバイス300(ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406、またはメディアにアクセスするために好適な任意の他の種類のユーザ機器)から他のデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス300、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406、またはメディアにアクセスするために好適である任意の他ののユーザ機器)へ転送される、実装に適用されると理解されるべきである。
【0056】
加えて、メディアアセットイベントの転送は、デバイス間の直接ポイントツーポイント通信を使用して、または第三者ソースを通して(例えば、メディアコンテンツソース416を使用して)行われ得る。同様に、メディアアセットイベントが2つ以上のデバイスの間で転送される実装では、ポイントツーポイント通信および第三者を通した通信の任意の組み合わせが使用され得る。例えば、ユーザテレビ機器402は、ポイントツーポイント通信スキームを使用して、メディアアセットイベントをユーザコンピュータ機器404に転送し得、必要であれば(例えば、ユーザがユーザコンピュータ機器404の知覚可能な範囲外にいる)、ユーザコンピュータ機器404は、第三者ソース(例えば、インターネット上の遠隔サーバ)を通して、メディアアセットイベントを無線ユーザ通信デバイス406に転送し得る。
【0057】
ユーザが特定のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかという決定は、第三者ソースによって遠隔で、または特定のデバイスによってローカルで行われ得る。例えば、1つの実装では、ユーザテレビ機器402は、ローカルアルゴリズムまたは監視スキーム(以下で論議される)を使用して、ユーザが知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し、その後、メディアアセットイベントを適切なデバイスに転送し得る。別の実装では、遠隔サーバが、ユーザテレビ機器402にping送信するか、またはユーザテレビ機器402を用いて好適なアルゴリズムまたは監視スキームを実行して、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。これら2つのアプローチの組み合わせも、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために使用され得る。
【0058】
図5は、本発明の別の実施形態による、メディアアセットイベント転送システム設定メニュー画面500の例証的な表示である。画面500は、イベントをスケジューリングする510、カレンダーにアクセスする530、デバイスを設定する520、予定イベントを見る540、ユーザプロファイルを修正する560、およびデバイスの知覚可能な範囲を構成する550ためのオプションを含み得る。
【0059】
画面500は、広告124(図1)と同様の機能性を有し得る、広告570を含み得る。簡潔にするために、広告570の機能性の論議は省略されているが、広告124と同じまたは同様の機能性を包含すると理解されるべきである。加えて、メディアアセットイベント転送機能性を提供するソフトウェアアプリケーションのスポンサを識別する、ロゴ580が表示され得る。ビデオ領域122(図1)と同様の機能性を有し得る、ビデオウィンドウ590も表示され得る。簡潔にするために、ビデオウィンドウ590の機能性の論議は省略されているが、ビデオ領域122と同じまたは同様の機能性を包含すると理解されるべきである。
【0060】
ユーザは、システム設定メニュー画面500にアクセスして、任意のローカルまたは遠隔デバイスからのメディアアセットイベント転送の機能性を設定し得る。例えば、ユーザは、PDAまたは他のモバイルデバイスを使用して、遠隔ウェブサイトから画面500にアクセスし得る。具体的には、ユーザは、業者のウェブサイト(例えば、TVGuide.com)にアクセスすることによって、メディアアセットリマインダ転送機能性(以下で詳細に論議される)を構成し得る。構成は、必要な時にウェブサイトからユーザの家庭用機器に自動的にダウンロードされ得る。ユーザはまた、ローカルでユーザテレビ機器402(図4)を使用して画面500にアクセスし、メディアアセットイベント転送機能性を構成し得る。
【0061】
ユーザテレビ機器402が(遠隔またはローカルで)構成された後、ユーザは、イベントをスケジューリングする510(例えば、メディアアセットのリマインダ、録画をスケジューリングする)ためのオプションを選択し得る。予定イベントは、イベントがトリガされる時にユーザが使用している可能性が最も高いデバイスに転送され得る。例えば、ユーザは、ウェブサイトを使用して、インターネット上でメディアアセットのリマインダをスケジューリングされ得る。リマインダは、ユーザのコンピュータ上で特定の時間に、メディアアセットについてユーザに通知するように構成され得る。特定の時間に、例えば、ユーザのコンピュータがオフにされている場合、ユーザテレビ機器402は、リマインダ(およびメディアアセットまたはメディアアセットへのリンク)を、ユーザによって使用中であるデバイス(例えば、携帯電話)に自動的に転送し得る。ユーザは、(例えば、Eメール、SMSまたはMMSメッセージを介して)携帯電話で通知を受信し、メディアアセットに気付かされ得る。ユーザが携帯電話で通知を受信できなかった(例えば、好適な期間内にEメール、SMSまたはMMSメッセージを開かなかった)場合、携帯電話は、メディアアセットを記憶するように構成され得る。
【0062】
図6は、本発明の別の実施形態による、メディアアセットイベントスケジューリング画面600の例証的な表示である。具体的には、イベントをスケジュールに入れるためのオプション510(図5)の選択が、イベントをスケジューリングする画面600にユーザをナビゲートし得る(または画面の表示を引き起こす)。いくつかの実装では、ユーザテレビ機器402は、特定の番組リスト項目102(図1)のユーザ選択の受信の結果として(またはそれに応じて)、画面600を提示し得る。
【0063】
例えば、ユーザは、関心の番組リスト項目にカーソルをナビゲートし、選択ボタンを押すか、または入力デバイス上の好適なボタンをクリックし得る。ユーザテレビ機器402は、選択された番組リスト項目と関連付けられるメディアアセットが将来の日付でアクセス可能である(またはスケジューリングまたはリソース対立により現在はアクセス可能ではない)ことを決定し得る。結果として、ユーザテレビ機器402は、例えば、画面600を表示することによって、ユーザが、選択されたメディアアセットのイベントをスケジューリングすることを可能にし得る。画面600は別個の表示として示されているが、画面600のオプションのうちのいくつかまたは全ては、画面500の上のオーバーレイとして、またはそこからユーザが番組リスト項目を選択した同じ画面内で表示され得ることを理解されたい。ユーザテレビ機器402は、イベントをスケジューリングするか、または番組リスト項目を見るためにユーザがアクセスしているデバイスの表示特性に一致するように、画面600のサイズおよびナビゲーション(例えば、カーソル移動または選択)を調整し得る。
【0064】
イベントをスケジューリングする画面600は、メディアアセット選択情報部分620と、イベント種類選択部分630とを含み得る。画面600はまた、メディアアセットタイトル610と、タイトルを変更するためのオプション612と、メディアアセット情報に対するオプション614とを含み得る。具体的には、ユーザテレビ機器402は(例えば、処理回路306(図3)を使用して)、選択されたメディアアセットのタイトルをメディアアセットタイトル610として表示し得る。ユーザは、選択されているメディアアセットを変更するように、タイトルを変更するためのオプション612を選択し得る。例えば、タイトルを変更するためのオプション612の選択は、番組リスト項目画面100(図1)に戻るようにユーザをナビゲートし得る。代替として、ユーザテレビ機器402は、画面600内のオーバーレイとして番組リスト項目を表示し、ユーザが、番組リスト項目をナビゲートしてインベントをスケジューリングするための異なるメディアアセットを選択することを可能にし得る。
【0065】
ユーザはまた、選択されたメディアアセットについてのさらなる詳細を見るために、メディアアセット情報に対するオプション614を選択し得る。例えば、メディアアセット情報に対するオプション614の選択は、選択されたメディアアセット、または選択されたメディアアセットが属するシリーズに関する詳細な情報の表示(別個またはオーバーレイとして)提示し得る。詳細な情報の表示は、メディアアセットエピソードの短い10〜15秒のセグメント等の、選択されたメディアアセットのプレビュークリップを含み得る。オプション(図示せず)はまた、予定イベントが選択されたメディアアセットのみ、またはメディアアセットが属するシリーズ全体に適用されるかどうかをユーザが特定することを可能にするように提供され得る。
【0066】
メディアアセット選択情報部分620は、選択されたメディアアセットに対するアクセスまたはソース情報領域622を含み得る。例えば、選択されたメディアアセットが放送ソース(例えば、ケーブル、衛星、またはアンテナ)によって提供されるときに、ユーザテレビ機器402は、選択されたメディアアセットの日付、時間、チャネル、およびソースを示し得る。代替として、選択されたメディアアセットがオンデマンド(または非線形)型のメディアアセットであるときに、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットのソースのみを表示し、メディアアセットがオンデマンド(または非線形)メディアアセットであることを示し得る。例えば、選択されたメディアアセットが特定の時間にインターネット上でウェブサイトを通して(例えば、HULU.comまたはYOUTUBE.comで)利用可能であるときに、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットのURL(またはウェブサイトアドレス)をソースとして示し得る。
【0067】
具体的には、ユーザは、(例えば、メディアアセットがまだ放送されていないため)インターネット上で利用可能ではないメディアアセット(例えば、番組「The Office」の将来のエピソード)に関心を持つ場合がある。加えて、ユーザは、いつメディアアセットがウェブサイト上で利用可能になるかを認識していない場合がある。したがって、ユーザは、それがインターネット上で(例えば、HULU.comで)利用可能になる時に対してメディアアセットのリマインダをスケジューリングするために、ユーザテレビ機器402を使用し得る。ユーザテレビ機器402は、ソース情報領域622中で、メディアアセットを提供し得るウェブサイトのURLを表示し得る。
【0068】
変更するためのオプション624は、ソース情報領域620中のアイテムのそれぞれ(すなわち、日付、時間、チャネル、またはソース)の隣に、またはそれに近接して表示され得る。例えば、ユーザは、日付の隣に表示される、変更するためのオプション624を選択して、メディアアセットが提供される異なる日付を選択し得る。いくつかの実装では、ユーザが日付に対して変更するためのオプション624を選択すると、選択されたメディアアセットの将来の放送日のみを含む表示が提供され得る(例えば、オーバーレイとして)。例えば、選択されたアセットが毎週木曜日のみに放送される(または利用可能である)ときに、ユーザが日付と関連付けられる変更するためのオプション624を選択すると、木曜日に対応する日付のみが表示され得、異なる曜日に対応する日付は除外され得る。同様の機能性を伴う同様の表示が、時間、チャネル、またはソースと関連付けられた変更するためのオプション624のそれぞれに対して提供され得、それぞれの論議は、簡潔にするために省略される。
【0069】
推奨626が、選択されたメディアアセットに関連するメディアアセットに対して提供され得る。チェックボックス628は、ユーザが、イベントを推奨メディアアセットに対して同じように適用することをユーザテレビ機器402に命令することを可能にする。例えば、ユーザテレビ機器402は、選択されたメディアアセットに関連する1つ以上のメディアアセットを見つけて、関連メディアアセットを推奨626として表示し得る。ユーザテレビ機器402はまた、ユーザのプロファイルで設定された選好に基づいて、関連するアセットのうちのいくつかを排除し得る。ユーザは、ユーザが好む推奨メディアアセットに対応するチェックボックス628をマークし得る。次いで、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットタイトル610によって識別される、選択されたメディアアセットに対してスケジューリングされたイベントと同じまたは同様である、ユーザ選択された推奨アセットに対してイベントをスケジューリングされ得る。
【0070】
ユーザテレビ機器402が推奨を提供するために検索するメディアアセットは、選択されたアセットと同じソース上で提供されるメディアアセットであることに制限されるか、または任意のソース上で提供され得る。推奨メディアアセットが異なるソースから提供されるときに、ユーザテレビ機器402は、ユーザにソースの違いを通知して、ユーザが適切な措置を講じることを可能にし得る。例えば、選択されたメディアアセットがインターネット上で提供され得る一方で、推奨メディアアセットは放送(例えば、ケーブル、衛星、またはアンテナ)上で提供され得る。
【0071】
ユーザがスケジューリングされ得るイベントの種類は、選択されたメディアアセットの録画をスケジューリングすること、選択されたメディアアセットのリマインダをスケジューリングすること、および選択されたメディアアセットを発注することを含む。加えて、ユーザは、編集者の選択に登録し、編集者の選択が更新または提供される時のリマインダをスケジューリングするために、画面600を使用し得る。
【0072】
例えば、編集者の選択は、特定の編集者(例えば、著名人)が録画をスケジューリングするか、またはお気に入りとしてマークする、全てのメディアアセットを含み得る。ユーザは、特定の編集者と関連付けられる編集者の選択に登録して、編集者が録画をスケジューリングされた、またはお気に入りとしてマークしたメディアアセットの全てを視聴し得る。ユーザは、ユーザが登録する編集者の選択のリアルタイム最新情報を入手するために、リマインダをスケジューリングされ得る。ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいないときに、ユーザテレビ機器402は、ユーザが他のデバイス上で最新情報を視聴し得るように、リマインダ(編集者の選択に対する最新情報を含む)を別のデバイスに転送し得る。編集者の選択およびそれらの機能性は、例えば、全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2006年9月29日出願の米国特許出願第11/541,217号でより詳細に説明されている。
【0073】
イベント種類選択部分630は、ユーザが、選択されたメディアアセットに対してスケジューリングするイベントの種類を選択することを可能にする、ラジオボタンを含み得る。例えば、ユーザが録画するために選択されたメディアアセットをスケジューリングされたいときに、ユーザは、ラジオボタン632または634を選択し得る。具体的には、ラジオボタン632の選択が、ローカルで選択されたメディアアセットを録画するようにユーザテレビ機器402に命令し得る一方で、ラジオボタン634の選択は、別のデバイス(例えば、異なるユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、または無線ユーザ通信デバイス406)上で選択されたメディアアセットを録画するようにユーザテレビ機器402に命令し得る。
【0074】
ユーザが別のデバイス上で録画するようにラジオボタン634を選択するときに、ユーザはまた、どの1つ以上の他のデバイス上でメディアアセットが録画されるかを特定し得る。具体的には、ユーザは、チェックボックス636を選択して、選択されたメディアアセットを寝室に位置するユーザ機器またはモバイルデバイスに録画するかどうかを示し得る。デバイス構成画面700(図7)(以下で論議される)を使用して構成されるデバイスのうちのいずれか1つ以上は、チェックボックス636をマークにすることによって、選択されたメディアアセットを録画するために選択され得る。
【0075】
ユーザはまた、デバイス構成画面700を使用して構成されるデバイスのうちの1つの上で、メディアアセットの第1の部分を録画し、デバイス構成画面700を使用して構成されるデバイスのうちの第2のデバイスの上で、メディアアセットの第2の部分を録画するように、ユーザテレビ機器402に命令し得る。これは、例えば、選択されたメディアアセットが大きすぎて、1つのデバイスの記憶装置に入らない時に望ましいことがあり、その場合、ユーザテレビ機器402は、オーバーフロー(例えば、メディアアセットの残りの部分)を、より多くの記憶空間を伴う異なるデバイスに転送し得る。
【0076】
選択されたメディアアセットのリマインダをスケジューリングするために、ユーザは、ラジオボタン642を選択するか、またはマークし得る。予定リマインダは、選択されたメディアアセットが始まろうとしていることをユーザに警告または通知し得る。例えば、警告または通知は、ディスプレイ上に表示されるプロンプトまたはメッセージであり得、または可聴警報であり得る。ディスプレイ上のプロンプトは、選択されたメディアアセットが始まる5分前、または何らかの他の好適な時間量で提供され得る。ユーザは、選択されたメディアアセットが始まるときに、それに同調するか、またはそれを視聴するように、プロンプトに表示されたオプションを選択し得る。
【0077】
ユーザは、適切なチェックボックス644をマークすることによって、予定イベントのどれだけ前の時間に通知または警告が表示されるか(すなわち、リードタイム)を修正し得る。具体的には、ユーザは、第2のチェックボックス644をマークして、ユーザテレビ機器402に、選択されたメディアアセットが始まる10分前に警告を表示させ得る。ユーザはまた、表示中の最後のチェックボックス644をマークし、ユーザ入力646として数字を提供することによって、リマインダに対して任意の他の望ましいリードタイムを選択し得る。例えば、ユーザは、ユーザ入力646として11を入力し得、ユーザテレビ機器402は、選択されたメディアアセットが始まる11分前に警告またはプロンプトを提供し得る。
【0078】
上記で論議されるように、画面600にナビゲートする代わりに、ユーザは、随意で、表示100(図1)からの番組リスト項目の選択によって、録画するためにメディアアセットをスケジューリングするか、またはメディアアセットのリマインダをスケジューリングされ得ることを理解されたい。例えば、ユーザは、番組リスト項目108を選択し得、ユーザテレビ機器402は、ユーザが録画または選択されたメディアアセットのリマインダをスケジューリングされたいかどうかを、ユーザに問い合わせ得る。リマインダのリードタイムは、ユーザによって修正され得るデフォルト値(例えば、5分)であり得る。
【0079】
選択されたメディアアセットが、有料番組または特別な発注要求を必要とする何らかの他の番組であるときに、ユーザは、発注するためのオプション650を選択することによって、発注要求をスケジューリングされ得る。発注するためのオプション650の選択は、ユーザが、番組の発注または購入を完了するために使用され得る、支払パラメータまたはユーザ名およびパスワードを入力することを可能にする、表示を提示し得る。
【0080】
選択されたメディアアセットは、メディアアセットが利用可能になる時間より前に発注され得る。例えば、ユーザは、支払いを要求し得、後日に行われる(それにより、利用可能となる)ようにスケジューリングされる、チャンピオンシップ試合(例えば、選択されたメディアアセット)を発注し得る。
【0081】
いくつかの実施形態によれば、試合が行われるときに、ユーザテレビ機器402は、試合が以前に発注されていることを示して、ユーザに警告するか、またはユーザに示し、ユーザが試合にアクセスすることを可能にし得る。ユーザが、警告またはプロンプトが提供されるユーザテレビ機器402(すなわち、第1のデバイス)の知覚可能な範囲内にいない場合、ユーザテレビ機器402は、その決定を行い、試合と関連付けられるデータを第2のデバイスに伝送し得る(例えば、Eメール、SMSまたはMMSメッセージを介して)。ユーザが好適な期間内(例えば、試合が始まる予定になっている時の5分以内)に警告またはプロンプトを見るか、または聞くことができる場合、ユーザは、第2のデバイスまたは任意の他の好適なデバイス上で試合にアクセスし得る。ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいない場合、ユーザテレビ機器402(例えば、処理回路306を使用する)または第2のデバイスは、第3のデバイスを試し得、または代替案では、あるいは加えて、試合を第2のデバイスのメモリまたは記憶デバイスに記憶または録画し得る。
【0082】
ユーザは、編集者の選択に登録するためのオプション660を選択することによって、編集者の選択の最新情報に登録し得る。例えば、ユーザが編集者の選択に登録するためのオプション660を選択すると、処理回路306は、編集者の選択に対する最新情報が利用可能であることを示して、ユーザに警告するか、またはユーザに示し得る。ユーザが、警告またはプロンプトが提供されるデバイスの知覚可能な範囲内にいない場合、処理回路306は、その決定を行い、編集者の選択の最新情報と関連付けられるデータを第2のデバイスに伝送し得る(例えば、Eメール、SMSまたはMMSメッセージを介して)。ユーザが編集者の選択の最新情報に対する警告またはプロンプトを見るか、または聞くことができる場合、ユーザは、第2のデバイスまたは任意の他の好適なデバイス上で編集者の選択に対する最新情報を視聴し得る。ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいない場合、ユーザテレビ機器402は、別のデバイスを試すか、または編集者の選択の最新情報を第2のデバイスのメモリまたは記憶デバイスに記憶または録画し得る。
【0083】
図5を再び参照すると、デバイスを設定するためのオプション520の選択は、画面700(図7)にユーザをナビゲートし得る。具体的には、ユーザは、ユーザテレビ機器402がメディアアセットイベントを転送することができる他のデバイスを用いて、ユーザテレビ機器402を構成するために、画面700を使用し得る。例えば、ユーザは、デバイス設定画面700を使用することによって、種々のモバイルまたは家庭用デバイスを構成し得る。
【0084】
デバイス設定画面700(図7)は、リストの中に、第1のデバイスパラメータ710、第2のデバイスパラメータ712、および第3のデバイスパラメータ714を含む。デバイスパラメータはリストの中に表示されているが、デバイスは、モザイク等の任意の他の好適な形式で表示され得ることを理解されたい。特定の一式のパラメータと関連付けられるデバイスの名前または種類が表示され得る。例えば、第1のデバイスパラメータ710は、携帯情報端末(PDA)と関連付けられ、第2のデバイスパラメータ712は、パーソナルコンピュータまたはラップトップと関連付けられ、第3のデバイスパラメータ714は、携帯電話と関連付けられ得る。
【0085】
いくつかの実装では、デバイスの名前または種類を表示する代わりに、またはそれに加えて、ユーザにデバイスを識別するアイコンが、デバイスパラメータとともに表示され得る。例えば、第1のデバイスパラメータ710がPDAと関連付けられることをユーザに示すために、手持ち式コンピュータデバイスの写真が提示され得る。3つだけのデバイスが画面700の中で示されているが、任意の数のデバイスが、表示画面のサイズおよび形式の制限内で表示され得ることを理解されたい。表示されるよりも多くのデバイスが利用可能であるとき、ユーザは、スクロールバー794を使用して表示をスクロールし、以前および次の一式のデバイスを視認し得る。
【0086】
各デバイスは、優先レベルパラメータ720を含み得る。優先レベルパラメータは、最初にどのデバイスにメディアアセットイベントを転送するかをユーザテレビ機器402に示し得る。具体的には、優先レベル720は、最初に最高優先順位を有するデバイスを試し、ユーザがそのデバイスの知覚可能な範囲外にいる(または範囲内にいない)場合に、次の最高優先レベル720を有するデバイスを試すように、ユーザテレビ機器402に命令するために使用され得る。例えば、画面700に示されるように、第1のデバイスパラメータ710(例えば、PDA)が、2という優先レベル720を示す一方で、第2のデバイスパラメータ712(例えば、パーソナルコンピュータ)は、1というより高い優先レベル720を示す。したがって、ユーザテレビ機器402が、メディアアセットイベントが転送される必要があると決定するとき(例えば、ユーザがユーザ機器デバイスの知覚可能な範囲外にいる時)、ユーザテレビ機器402は、最初に、メディアアセットイベントを第2のデバイス(例えば、パーソナルコンピュータ)に転送しようとし、次いで、メディアアセットイベントを第1のデバイス(例えば、PDA)に転送しようとし得る。
【0087】
いくつかの実装では、ユーザテレビ機器402が、メディアアセットイベントを最低優先レベル720を伴うデバイス(例えば、携帯電話)に転送し得るとき、ユーザテレビ機器402は、ユーザがそのデバイス(例えば、携帯電話)の知覚可能な範囲外にいる場合、メディアアセットを記憶または録画するようにそのデバイス(例えば、携帯電話)に命令し得る。加えて、最低優先レベル720を有するデバイスが(例えば、メディアセットのサイズが大きすぎるため)メディアアセットを記憶または録画できない場合、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットの全体または一部を記憶または録画するように、次の最低優先レベルを有するデバイス(例えば、PDA)に命令し得る。
【0088】
代替として、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットを記憶または録画するために、最高優先レベルを有するデバイス(例えば、パーソナルコンピュータ)に命令し得る。いくつかの実装では、ユーザは、メディアアセットを録画または記憶するために、別個の優先レベルを有するユーザテレビ機器402を構成し得る。例えば、ユーザは、ユーザが最低優先レベルを有するデバイスの知覚可能な範囲外にいる(または範囲内にいない)ときに、ユーザテレビ機器402がメディアアセットをデバイスのうちの1つに記憶または録画しようとする順番を(例えば、異なる優先レベルを設定することによって)構成し得る。
【0089】
ユーザは、ユーザテレビ機器402が、特定の時間にメディアアセットイベントをデバイスのうちの1つに転送することを禁止し得る。具体的には、アクセスを制限するためのオプション730が、種々のチェックボックス732をマークすることによって選択され得る。例えば、ユーザは、適切なチェックボックス732をマークすることによって、週末、夜(例えば、午後6時以降)、平日、または他の時間枠に、メディアアセットイベントを特定のデバイスに決して転送しないように、ユーザテレビ機器402を構成し得る。ユーザは、チェックボックス732をマークすることによって(「その他」としてマークされる)、制限された時間枠を特定し得る。
【0090】
デバイスが制限されたアクセス時間を有するとき、ユーザテレビ機器402は、これらのときに、メディアアセットイベントをそのデバイスに転送することを省略し得る。例えば、第1のデバイスは、第2のデバイスよりも高い優先順位を有し得るが、特定の時間枠中に制限を有し得る。したがって、ユーザテレビ機器402は、最初に、特定の時間枠中にメディアアセットイベントを第1のデバイスに転送しようとすることなく、メディアアセットイベントを第2のデバイスに転送し得る。
【0091】
同様に、ユーザは、ユーザテレビ機器402が、特定の種類のメディアイベントまたはサイズ制限を超えるメディアイベントに対応するメディアイベントをデバイスに転送することを禁止し得る。具体的には、ユーザは、ユーザテレビ機器402が、特定の種類に対応するメディアイベントを転送することを禁止するように、メディアアセット種類制限750を選択し得る。例えば、ユーザは、ユーザテレビ機器402が転送することを禁止される各種類(例えば、ビデオ、オーディオ、テキスト、画像、なし)に対応するチェックボックス752をマークし得る。より具体的には、ユーザがオーディオチェックボックス752をマークする場合、ユーザテレビ機器402は、オーディオを有するメディアアセット(例えば、MP3またはWAVファイル)に対応するメディアアセットイベントを転送するときに、その特定のデバイスを省略するように命令され得る。「なし」のチェックボックス752をマークすることは、いずれの種類制限もそのデバイスに実施されていないことをユーザテレビ機器402に示し得る。
【0092】
ユーザは、特定のデバイスにサイズ制限760を課し得る。具体的には、ユーザは、メディアアセットイベントに対応するメディアアセットが、チェックボックス762によって特定されるサイズ制限を超えるサイズを有するときに、サイズ制限を伴うデバイスを省略するようにユーザテレビ機器402に命令し得る。いくつかの実装では、ユーザテレビ機器402は、デバイスのサイズ制限を超えるメディアアセットに対応するメディアアセットイベント(例えば、リマインダまたは警告)をデバイスに転送するのみであり得るが、メディアアセット自体を転送しなくてもよい。これは、ユーザが特定のデバイス上のメディアアセットイベントについて警告されることを可能にするが、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲外にいる場合、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットをそのデバイスに記憶または録画しない。
【0093】
接続パラメータ740は、特定のデバイスへのメディアアセットイベントの送達の方法を構成し得る。例えば、PDAと関連付けられる第1のデバイスパラメータ710は、接続パラメータ740として電話番号742またはIPアドレス744を含み得る。具体的には、ユーザテレビ機器402は、接続パラメータ740で特定されるパラメータを使用して、データを第1のデバイスに選局または転送し得る。より具体的には、ユーザテレビ機器402は、電話番号を使用して、またはIPアドレスを介して(例えば、インターネットへの接続を通して)、デバイスにSMS、MMSを伝送するか、またはEメールを送信し得る。ユーザテレビ機器402が、接続パラメータ740で特定されるパラメータのうちの1つを使用して、データを特定のデバイスに接続または転送できないとき、ユーザテレビ機器402は、異なるパラメータ(例えば、IPアドレス)を使用して、データを接続または転送しようとし得る。画面700に示されていない他の接続モードは、BLUETOOTH(登録商標)、無線、赤外線、または図4に関連して上記で論議されるもの等の任意の他のポイントツーポイントあるいは長距離通信手段を含み得る。
【0094】
除去するためのオプション770が、表示されるデバイスパラメータのそれぞれに提供され得る。除去するためのオプション770の選択は、ユーザテレビ機器402からデバイスおよびパラメータを削除し得、したがって、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットイベントを削除されたデバイスに転送しなくてもよい。除去するためのオプション770の選択は、ユーザがそのデバイスのパラメータを永久的に削除したいことを確認するように、(オーバーレイまたは新しい画面として)確認画面を提示し得る。加えて、デバイスパラメータが除去または削除されるときに、ユーザテレビ機器402は、全ての優先レベル720を自動的に調整し得る。具体的には、ユーザテレビ機器402は、除去されたデバイスの優先順位よりも高い全ての優先レベルを1つの数だけ低減し得る。
【0095】
追加するためのオプション792が、新しいデバイスパラメータをデバイスのリストに追加するように提供され得る。追加するためのオプション792の選択は、(オーバーレイまたは新しい画面として)新しい画面を提示し、ユーザが種々のパラメータを入力することを要求し得る。ユーザが入力し得るパラメータの中には、デバイス名または種類、デバイスに接続する方法、新しいデバイスの優先レベル、または新しいデバイスに適用する制限(サイズ、種類、または時間制限)がある。ユーザテレビ機器402は、ユーザテレビ機器402がメディアアセットイベントを転送するデバイスのリストにデバイスを追加する前に、データを転送するように新しいデバイスを用いて接続を確立することができるかどうかを試験するための試験オプションを提供し得る。
【0096】
知覚可能な範囲を構成するためのオプション780が、表示されるデバイスパラメータのそれぞれに提供され得る。知覚可能な範囲を構成するためのオプション780の選択は、ユーザが特定のデバイス(例えば、PDA、パーソナルコンピュータ、携帯電話等)の知覚可能な範囲の設定を構成することを可能にし得る。知覚可能な範囲を構成するためのオプション780の選択は、ユーザが対応するデバイスの知覚可能な範囲を構成することができる(以下で論議される)(または画面700内のオーバーレイとして画面1000の構成設定を表示する)、画面1000(図10)にユーザをナビゲートし得る。
【0097】
ユーザは、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲外にいる(または範囲内にいない)かどうかを決定するために、どのような種類の活動を監視するべきかをユーザテレビ機器402に示すように、デバイスの知覚可能な範囲を構成し得る。例えば、ユーザは、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを検出する種々のセンサをオンまたはオフにし得る。具体的には、ユーザは、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内または外にいることを示し得る、ディスプレイがオンまたはオフであるかどうかを決定する、センサをオンにし得る。ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために使用されるセンサおよびモニタのさらなる詳細は、図10に関連して以下で論議される。
【0098】
終了オプション790の選択は、デバイスパラメータに行われる全ての設定および変更を保存し、以前の画面または見られている現在の番組にユーザを戻し得る。例えば、終了オプション790の選択は、メディアアセットイベント転送メニュー画面500に戻してユーザをナビゲートし得る。終了オプション790の選択は、ローカルで、または遠隔サーバ上で、ユーザのプロファイルへの全ての設定を記憶装置308に記憶し得る。
【0099】
図5を再び参照すると、カレンダーにアクセスするためのオプション530の選択が、画面800(図8)にユーザをナビゲートし得る。画面800に示されたカレンダー860は、グラフィカルインターフェースを使用して、ユーザが予約およびメディアアセットイベントを閲覧、追加、または削除することを可能にする。
【0100】
カレンダー画面800は、インポート機能810、追加機能820、およびエクスポート機能830を含み得る。インポート機能810の選択は、ユーザが、別のデバイス上でスケジューリングされている一式の予約およびメディアアセットイベントを提供することを可能にし得る。例えば、ユーザは、例えば、Outlookのようなスケジュール管理ソフトウェアを使用して、PDAまたはパーソナルコンピュータ上で予約およびメディアアセットイベントをスケジューリングされ得る。1つのデバイス上にある各予定入力を別のデバイスに手動で入れなければならないことを回避するために、ユーザは、インポート機能810を選択し得る。
【0101】
ユーザがカーソル840または他の好適な選択手段を使用してインポート機能810を選択した後、ユーザテレビ機器402は、予定予約およびメディアアセットイベントをインポートするデバイスを選択するようにユーザに頼んでもよい。次いで、ユーザテレビ機器402は、選択されたデバイスと通信して、全ての予定予約およびメディアアセットイベントをダウンロードし得る。ユーザには、カレンダー860にすでにローカルで記憶されている予定イベントの全てを上書きするか、または予定予約およびメディアアセットイベントを統合するためのオプションが与えられ得る。デバイスは、インターネット、ネットワーク、Bluetooth(登録商標)、または他の伝送スキーム上等の任意の好適な方式で、カレンダーデータをインポートするように通信し得る。
【0102】
データがユーザテレビ機器402に提供された後、カレンダー860は、予定予約およびメディアアセットイベントの全てを表示し得る。例えば、1種類の記号866(例えば、丸)を使用して、各予約がカレンダー860で識別され得、別の記号868(例えば、四角)を使用して、各メディアアセットイベントがカレンダー860で識別され得る。ユーザは、メディアアセットイベントと対立する予約があるかどうかが容易に分かってもよい。カレンダー860はまた、予約とメディアアセットイベントとの間の対立をユーザに視覚的に識別し得る。
【0103】
ユーザテレビ機器402はまた、カレンダー860に表示された記号の意味をユーザに説明する、キー850を表示し得る。例えば、キー850は、予約に対応する記号852および866を示す説明と、予約記号866を合致させる、記号852を含み得る。同様に、キー850は、記号854および868がメディアアセットイベントに対応することを示す説明と、メディアアセットイベント記号868を合致させる、記号854を含み得る。
【0104】
エクスポート機能830の選択は、ユーザテレビ機器402に、全てのデータ(例えば、予定予約およびメディアアセットイベント)を別のデバイスに提供させてもよい。例えば、ユーザテレビ機器402は、別のデバイスへの転送を容易にするために、単一のファイル上に全ての予定予約およびメディアアセットイベントをコンパイルし得る。ユーザは、ファイルを可撤性記憶デバイス(例えば、USBキー)に記憶し、次いで、ファイルを別のデバイスのカレンダーにインポートし得る。
【0105】
追加機能820の選択は、ユーザが予約またはメディアアセットイベントをスケジューリングすることを可能にする。例えば、ユーザが追加機能820を選択するとき、ユーザテレビ機器402は、ユーザが予約またはメディアアセットイベントをスケジューリングされたいかどうかを問い合わせてもよい。ユーザが予約をスケジューリングされたい場合、ユーザテレビ機器402は、ユーザが予定に対するパラメータ(例えば、場所、時間、日付、関係者等)を特定することを可能にし得る。ユーザがメディアアセットイベントをスケジューリングされたい場合、ユーザテレビ機器402は、画面600(図6)にユーザをナビゲートし得る。
【0106】
ユーザは、右矢印864を選択することによって後の月を、左の矢印862を選択することによって前の月を閲覧し得る。
【0107】
図10に関連して以下で論議されるように、ユーザテレビ機器402は、ユーザが特定の時間にデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス)の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、カレンダー860にスケジューリングされた予約を使用し得る。例えば、メディアアセットイベントが、ユーザが予約をスケジューリングされた時間の間にスケジューリングされているとき、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいることを決定し、メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る。ユーザテレビ機器402はまた、複数のデバイスのうちのいずれかに、ユーザが予約時にアクセスできる可能性が高いかを決定し、その決定に基づいて、メディアアセットイベントを適切なデバイスに提供し得る。加えて、ユーザは、予約パラメータにおいて、転送されたメディアアセットイベントの受信のためにどのデバイスが利用可能であるかを、それらのデバイスの優先レベルとともに特定し得る。
【0108】
図5を再び参照すると、予定イベントを閲覧するためのオプション540が、画面900(図9)にユーザをナビゲートし得る。具体的には、予定イベント画面900は、全ての予定メディアアセットイベントのリストを表示し得る。
【0109】
予定イベント画面900は、予定イベントリスト項目920およびメディアアセットイベント情報領域960を含み得る。ユーザが画面900にナビゲートすると、ユーザテレビ機器402は、ユーザに対してスケジューリングされた全てのメディアアセットイベントのリストを(ローカルにまたは遠隔から)メモリから回収し得る。ユーザテレビ機器402は、最初期のイベントから最新のイベント、メディアアセットイベントタイトルのアルファベット順、ランダムな順序、または任意の他の好適なユーザ特定またはシステム決定順序に基づく順序で、各イベントを別個のリスト項目として表示し得る。
【0110】
各メディアアセットイベントリスト項目920は、除去922および編集924するためのオプションを含み得る。ユーザは、除去するためのオプション922を選択して、ユーザテレビ機器402に、スケジューリングされたメディアアセットイベントからメディアアセットイベントを削除させてもよい。メディアアセットイベントが除去されると、ユーザテレビ機器402は、対応するメディアアセットに対する警告または通知を転送または表示しなくなってもよい。全てを除去するためのオプション910も、ユーザが全ての予定メディアアセットイベントを迅速に削除することを可能にするように提供され得る。例えば、全てを除去するためのオプション910の選択は、ユーザテレビ機器402に、画面900に表示された、またはユーザと関連付けられる、全てのメディアアセットイベントリスト項目を除去させてもよい。例えば、ユーザ予約と対立するか、ある時間に始まるか、ある種類であるか、共通の特性を有するか、または特定された基準を満たすか、メディアアセットイベントを同時に除去するように、他のオプションが提供され得る。
【0111】
各メディアアセットイベントリスト項目はまた、メディアアセットイベントリスト項目と関連付けられるイベントの種類の指標(図示せず)を含み得る。例えば、Family Guyのメディアアセットイベントリスト項目920は、Family Guyのメディアアセットイベントリスト項目920が録画イベントと関連付けられていることを示す、テープアイコンを含み得る。同様に、Simpsonsのメディアアセットイベントリスト項目920は、Simpsonsのメディアアセットイベントリスト項目がリマインダイベントと関連付けられていることを示すベルアイコンを含み得る。特定のメディアアセットイベントリスト項目と関連付けられるメディアアセットイベントを識別する任意の他の好適なアイコンが表示され得る。
【0112】
ユーザが特定のメディアアセットイベントリスト項目に対する編集するためのオプション924を選択すると、ユーザテレビ機器402は、画面600(図6)にユーザをナビゲートし(または画面900内のオーバーレイとして画面600のオプションを表示し)、選択されたメディアアセットイベントと関連付けられる以前に保存された設定を表示し得る。次いで、ユーザは、選択されたメディアアセットイベントと関連付けられる以前に保存された設定を変更し得る。
【0113】
例えば、ユーザは、メディアアセットイベントリスト項目920(例えば、Family Guy)に対する編集するためのオプション924を選択し得る。次いで、画面600は、選択されたメディアアセットイベントに対する以前に保存されたオプションが表示され得る。ユーザは、異なるチェックボックス644をマークすることによってリマインダのタイミングを修正し得る。ユーザは、選択されたアセットに対する新しい設定を保存し、メディアアセットイベントリスト項目画面900に戻ってナビゲートされ得る。
【0114】
ユーザは、特定のメディアアセットイベントリスト項目920上にカーソル940を位置付け、メディアアセットイベントリスト項目を選択するボタンを押し得る。ユーザテレビ機器402は、情報領域960の中で、選択されたメディアアセットイベントリスト項目に対応するメディアアセットに関する情報を表示し得る。情報領域960は、プレビュークリップ、詳細な説明、広告、または選択されたメディアアセットイベントリスト項目920に対応するメディアアセットと関連付けられる他の好適な情報を含み得る。
【0115】
いくつかの実装では、ユーザテレビ機器402は、その上にカーソル940が位置付けられるメディアアセットイベントリスト項目に対応するメディアアセットに関する情報を自動的に表示し得る。具体的には、カーソル940が所定の時間量(例えば、5秒)にわたってメディアアセットイベントリスト項目上に位置付けられた場合、メディアアセットイベントリスト項目が自動的に選択され得、ユーザテレビ機器402は、情報領域960の中で選択されたメディアアセットイベントリスト項目に対応する情報を表示し得る。
【0116】
ユーザテレビ機器402は、各メディアアセットイベントリスト項目920に対する転送先ドロップダウンメニュー930を表示し得る。転送先ドロップダウンメニュー930は、ユーザが、ユーザテレビ機器402において設定される任意の数のデバイス(デバイス設定画面700を使用して保存されたデバイス)を選択することを可能にし得る。ユーザテレビ機器402は、メディアアセットイベントリスト項目に対応するメディアアセットイベントを、メディアアセットイベントリスト項目に対するドロップダウンメニュー930で選択されたデバイスに転送し得る。
【0117】
例えば、ユーザは、Simpsonsのメディアアセットイベントリスト項目920をデバイス3(例えば、携帯電話)に転送するようにユーザテレビ機器402に命令し得る。したがって、ユーザは、Simpsonsのメディアアセットイベントリスト項目に対応するドロップダウンメニュー930からデバイス3を選択し得る。
【0118】
ユーザは、ドロップダウンメニュー930から複数のデバイスを選択し、ユーザテレビ機器402がイベントをデバイスに転送しようとする優先順位を示し得る。ドロップダウンメニュー930で指定される優先順位は、そのメディアアセットイベントリスト項目のみについて、デバイスの以前に定義された優先レベル(例えば、画面700内で設定された優先順位)を無効にし得る。例えば、ユーザは、特定のメディアアセットイベントリスト項目(例えば、Ultimate Fighting Championship)に複数のデバイスを選択し、画面700内で割り当てられた優先レベルと合致しない場合がある、ドロップダウンメニュー930の中のデバイスの優先順位を割り当ててもよい。ユーザテレビ機器402は、ドロップダウンメニュー930を使用して割り当てられた優先順位に従って、Ultimate Fighting Championshipと関連付けられるメディアアセットイベントを転送し得、異なるメディアアセットイベントについては、ユーザテレビ機器402は、デバイスに対して画面700内で定義された異なる優先レベルに従って、メディアアセットイベントを転送し得る。
【0119】
ユーザはまた、ドロップダウンメニュー930で「あらゆる」デバイスオプションを選択し、画面700内で設定された優先レベルに従って、メディアアセットイベントリスト項目920に対応するイベントをユーザテレビ機器402において設定される全てのデバイスに転送するように、ユーザテレビ機器402に命令し得る。
【0120】
ユーザは、デバイスを設定するためのオプション950を選択して、ユーザテレビ機器402で保存されたデバイスを構成し得る。具体的には、デバイスを設定するためのオプション950の選択は、デバイス設定画面700にユーザをナビゲートし得る。
【0121】
終了オプション990の選択は、メディアアセットイベントリスト項目に行われた全ての設定および変更を保存し、以前の画面または見られている現在の番組にユーザを戻し得る。例えば、終了オプション990の選択は、メディアアセットイベント転送メニュー画面500(図5)に戻してユーザをナビゲートし得る。終了オプション990の選択は、ローカルで、または遠隔サーバ上で、ユーザのプロファイルへの全ての設定を記憶装置308に記憶し得る。
【0122】
図5を再び参照すると、デバイスの知覚可能な範囲を構成するためのオプション550は、画面1000(図10)にユーザをナビゲートし得る。知覚可能なデバイス範囲の構成画面1000は、ユーザが、各デバイスに対する監視回路、ソフトウェア、または方法を設定することを可能にする。具体的には、ユーザは、知覚可能なデバイス範囲の構成画面1000を使用して、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを各デバイスがどのように決定するかを設定し得る。
【0123】
知覚可能なデバイス範囲の構成画面1000は、それによってユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかをデバイスが決定する全ての利用可能な機構のリストまたはモザイクを表示し得る。以下の論議は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するためのユーザテレビ機器402の機構を参照するが、同様の機構、動作、および効果が、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するようにユーザが設定する任意の他のデバイスに該当し得る。具体的には、ユーザは、選択されたデバイスの知覚可能な範囲を構成するように、メニュー(図示せず)からデバイスを選択し得る。次いで、その構成は、遠隔サーバまたは選択されたデバイスのメモリに保存され、決定機構が必要なときに使用される。ユーザは、カーソル1050を選択に移動させることによって、画面1000から選択を行い得る。
【0124】
ユーザテレビ機器402は画面1000内に表示されるグラフィカルユーザインターフェースによって制御され得る種々のセンサおよびソフトウェア使用して、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。具体的には、画面1000は、運動センサメニュー1010、電力監視メニュー1020、周辺デバイス存在感知メニュー1030、聴覚/視覚的合図試験メニュー1040、予約監視メニュー1060、またはユーザプロファイルに基づく以前の活動メニュー1070を含み得る。
【0125】
いくつかの実施形態では、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを決定し得るが、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいるかのように機能し得る(例えば、メディアアセットイベントを別のデバイスに記憶または転送し得る)。具体的には、ユーザテレビ機器402の記憶容量に達したとき(およびユーザテレビ機器402を使用してメディアアセットにアクセスできない)、メディアアセットイベントに対応するメディアアセットにアクセスするために必要な構成要素が適正に機能していないとき、メディアアセットイベントに対応するメディアアセットにアクセスするために必要なリソースが利用可能ではないとき(例えば、1つだけのチューナが利用可能であり、その単一のチューナが別の理由で使用中であり、メディアアセットにアクセスするために利用可能ではない)、インターネット接続がダウンしているか、または利用可能ではないとき、あるいは任意の他の好適な理由で、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいるかのように機能し得る。
【0126】
運動センサメニュー1010は、ユーザテレビ機器402の中の運動感知回路を制御し得る。運動感知回路は、ユーザテレビ機器402の特定の距離内の運動を検出すること、または赤外線感知回路で熱を感知することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。例えば、運動感知回路は、ユーザと関連付けられる特定の熱シグネチャ(例えば、ユーザが放散する体温の量)によって構成され得る。イベントがスケジューリングされている特定の時間に、運動感知回路は、部屋に存在する人々の熱シグネチャがユーザの記憶された熱シグネチャに合致するかどうかを決定するために、赤外線感知回路を使用し得る。熱シグネチャが合致するとき、ユーザテレビ機器402は、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいることを決定し得、そのようなものとして、ユーザテレビ機器上でメディアアセットイベントを提供し得る。そうでなければ、ユーザテレビ機器402は、(上記で論議されるように)メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る。
【0127】
別の実装では、ユーザテレビ機器402は、特定の時間にユーザの位置のグローバルポジショニングシステム(GPS)座標を分析することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。例えば、ユーザテレビ機器402は、ユーザが持ち歩いていてもよいGPSデバイス(例えば、携帯電話)から座標を受信することによって、ユーザのGPS座標を監視し得る。GPS座標は、リアルタイムで、1日に数回(ランダムな回数または所定の回数)、ユーザテレビ機器402の要求に応じて、または任意の他の好適な手段によって受信され得る。ユーザテレビ機器402は、ユーザの位置のGPS座標をユーザテレビ機器402のGPS座標と比較して、ユーザテレビ機器402とユーザとの間の距離を決定し得る。距離が所定の閾値(例えば、20フィート以上)を超えるとき、ユーザテレビ機器は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいると決定し得る。ユーザは、図10との関連で上記および下記で論議されるように、GPS座標決定機構を作動可能または作動不能にし得る。 別の実装では、動作感知回路は、ユーザテレビ機器402の特定の距離内に所定量の運動があるか、または運動が全くないかを決定し得る。動作感知回路が距離内で運動を検出すると、ユーザテレビ機器402は、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいることを決定し得、そのようなものとして、ユーザテレビ機器402上でメディアアセットイベントを提供し得る。そうでなければ、ユーザテレビ機器402は、(上記で論議されるように)メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る。
【0128】
ユーザは、それぞれ、有効オプション1012または無効オプション1014を選択することによって、運動センサ回路を使用して、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、ユーザテレビ機器402を有効または無効にし得る。ユーザは、同様に、特定の決定機構と関連付けられるメニュー(例えば、メニュー1020、メニュー1030、メニュー1040、メニュー1060、およびメニュー1070)の有効オプション1012または無効オプション1014を選択することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にあるかどうかを決定することからユーザテレビ機器402を有効または無効にし得る。
【0129】
ユーザは、決定機構に対するメニューの中の試験オプション1018を選択することによって、監視機構のうちのいずれか1つを試験し得る。例えば、ユーザは、運動センサメニュー1010の中の試験オプション1018を選択して、ユーザテレビ機器402の運動センサ回路を試験し得る。赤外線感知回路によって使用するためのユーザの熱シグネチャを構成し、記憶するように、別のオプションが運動センサメニュー1010の中に提供され得る。
【0130】
別の実装では、ユーザは、ユーザテレビ機器402の中のボタンまたはスイッチを押して、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいる(または存在する)ことを示し得る。ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることをボタンまたはスイッチが示すかどうかを試験し得る。
【0131】
ユーザは、決定機構に対するメニューの中の情報オプション1016を選択することによって、監視機構のうちのいずれか1つに関する詳細な情報を要求し得る。例えば、ユーザは、運動センサメニュー1010の中の情報オプション1016を選択して、ユーザテレビ機器402の運動センサ回路に関する詳細な情報を要求し得る。ユーザテレビ機器402は、詳細情報領域1096の中で、選択された監視機構がどのように稼働するかを説明する情報を表示し得る。領域1096の中で表示される情報は、ビデオ、オーディオ、および/または選択された監視機構のテキスト説明を含み得る。
【0132】
電力監視メニュー1020は、ユーザテレビ機器402の中の電力監視回路を制御し得る。電力監視回路は、ユーザテレビ機器402がオンまたはオフにされているかどうかを決定することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するためにユーザテレビ機器402によって使用され得る。
【0133】
例えば、予定メディアアセットイベントの特定の時間に、電力監視回路が有効にされると、ユーザテレビ機器402は、構成要素(例えば、ディスプレイまたは何らかの他のハードウェア構成要素)がオンにされているかどうかを決定することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。構成要素がイベントの時間にオンにされていることをユーザテレビ機器402が決定すると、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを決定し得、そのようなものとして、ユーザテレビ機器402上でメディアアセットイベントを提供し得る。そうでなければ、ユーザテレビ機器402は、(上記で論議されるように)メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る。
【0134】
周辺デバイス存在メニュー1030は、ユーザテレビ機器402の中のデバイス存在検出回路を制御し得る。デバイス存在検出回路は、特定のデバイス(例えば、ユーザに属する携帯電話またはPDA)がユーザテレビ機器402の範囲(例えば、15フィート)内にあるかどうかを決定することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するためにユーザテレビ機器402によって使用され得る。デバイス存在検出回路は、短距離通信スキーム(例えば、Bluetooth(登録商標)または赤外線)を使用して特定のデバイスと通信を試みることによって、決定を行い得る。
【0135】
聴覚/視覚的合図試験メニュー1040は、ユーザテレビ機器402の中の聴覚/視覚的合図試験ソフトウェアアプリケーションの実行を制御し得る。聴覚/視覚的合図試験ソフトウェアアプリケーションは、記号を表示し、および/または音を再生して、ユーザが記号を見たか、または音を聞いたことを確認することを待つことによってユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、ユーザテレビ機器402によって使用され得る。
【0136】
例えば、ソフトウェアアプリケーションは、車の記号を表示し得、ユーザは、(例えば、記号と関連付けられる表示されたプロンプトから選択を行うことによって)ユーザテレビ機器402と相互作用し、ユーザが所定の期間(例えば、45秒)内に記号を見たことを確認するように要求され得る。ユーザが所定の期間内に要求された通りに応答または対話しないとき、ソフトウェアアプリケーションは、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいることをユーザテレビ機器402に示し得る。
【0137】
予約監視メニュー1030は、ユーザテレビ機器402がカレンダーに記憶された予約を監視するかどうかを制御し得る。カレンダーに記憶された予約を監視することは、予定イベントの時間にユーザがユーザテレビ機器402から離れたどこかに予約を有するかどうかを決定することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかをユーザテレビ機器402が決定することを可能にし得る。
【0138】
ユーザプロファイルに基づく以前の活動メニュー1070は、ユーザテレビ機器402がユーザのプロファイルを監視するかどうかを制御し得る。ユーザプロファイルを監視することは、過去のユーザが予定イベントの時間にユーザテレビ機器402を使用した(例えば、ユーザテレビ機器402をオン/オフにした、チャネルを変更した、予定イベントの時間に放送される番組を見た等)かどうかを決定することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかをユーザテレビ機器402が決定することを可能にし得る。
【0139】
ユーザはまた、プロファイルを閲覧するオプション1072を選択することによって、記憶されたプロファイルを閲覧または修正し得る。同様に、ユーザは、プロファイルを閲覧/編集するためのオプション560(図5)を選択することによって、プロファイルに記憶された選好を閲覧または修正し得る。ユーザテレビ機器402は、ユーザプロファイルに記憶された選好および設定を回収して、これらの設定を画面上で表示し得る。ユーザは、表示される選好および設定を修正して、プロファイルが記憶されるユーザテレビ機器402のメモリまたは遠隔サーバに変更を再び記憶し得る。
【0140】
ユーザは、全てを有効にするオプション1090を選択することによって、全ての利用可能な監視機構を有効にするか、または全てを無効にするオプション1092を選択することによって、全ての利用可能な監視機構を無効にすることを選択し得る。1つより多くの監視機構が有効にされると、ユーザテレビ機器402は、ユーザが知覚可能な範囲内にいることを監視機能のうちのいずれか1つまたは全てが示すときに、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを決定するように構成され得る。優先順位も各監視機能に割り当てられ得る。
【0141】
例えば、運動センサおよび電力モニタの両方が有効にされると、イベントの時間に、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、運動センサおよび電力モニタを使用し得る。しかしながら、電力モニタは、(例えば、ディスプレイがオンにされているため)ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを示し得る一方で、運動センサは、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいることを示し得る。ユーザは、別のセンサ(例えば、電力モニタ)によって提供される指示よりも、1つのセンサ(例えば、運動センサ)によって提供される指示に選好を与えるようにユーザテレビ機器402を構成し得る。したがって、この状況では、より高い優先順位(例えば、選好)を有する運動センサがそのように示すので、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいることを決定し得る。
【0142】
代替として、有効なセンサの全てが、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを示すときに、使用法は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを決定するようにユーザテレビ機器402を構成する。別の実装では、有効なセンサのうちのいずれか1つが、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを示すときに、使用法は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを決定するようにユーザテレビ機器402を構成する。
【0143】
デフォルトオプション1080が表示され得る。ユーザは、デフォルトオプション1080を選択して、ユーザテレビ機器402に推奨される監視機構を有効/無効にし得る。
【0144】
キャンセルするオプション1082の選択は、画面1000内で行われた全ての変更を破棄し、以前の画面または表示された番組にユーザを戻し得る。保存するオプション1083の選択は、画面1000を終了することなく、画面1000内で行われた変更をユーザテレビ機器402に保存し得る。終了オプション1084の選択は、デバイスパラメータに行われた全ての設定および変更を保存し、以前の画面または見られている現在の番組にユーザを戻し得る。
【0145】
図11は、本発明の別の実施形態による、メディアアセットイベント転送を提供するためのシステム1100を示す。システム1100は、メディアプロバイダ1120、通信ネットワーク1140、第1のデバイス1110、第2のデバイス1130、および第3のデバイス1132を含み得る。各デバイス1110、1130、および1132は、処理回路1118、記憶デバイス1114、内部通信経路1117、監視回路1116、および通信デバイス1115を含み得る。
【0146】
各デバイス1110、1130、および1132は、少なくとも監視回路1116を追加して、図4に関連して論議されるようなユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、または無線ユーザ通信デバイス406として実装され得る。同様に、通信ネットワーク1140は、通信ネットワーク414(図4)として実装され得る。また、メディアプロバイダ1120は、メディアコンテンツソース416またはメディアガイダンスデータソース418(図4)のいずれか一方または両方として実装され得る。図11に示されたデバイスのそれぞれは、通信ネットワーク1140(例えば、短距離または長距離の通信経路)上で、相互に、またはメディアプロバイダ1120と通信し得る。
【0147】
監視回路1116は、図10に関連して論議される、ユーザがデバイス(例えば、第1のデバイス111)の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する監視機構のうちのいずれかまたは全てを実装し得る。例えば、監視回路1116は、運動センサ、赤外線センサ、電力モニタ、および周辺デバイス存在モニタを含み得る。加えて、監視回路1116は、聴覚/視覚的合図試験、予約監視、および/またはユーザプロファイルに基づく以前の活動監視を実行するソフトウェアアプリケーションに対するソフトウェアコードを実行し得る。監視回路1116は、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを示す種々の監視機構の結果をプロセッサ1118に伝達し得る。上記で論議されるように、ユーザは、監視回路1116によって実装される種々の監視機構を有効/無効にし得る。
【0148】
ユーザは、メディアアセットイベントをスケジューリングするために第1のデバイス1110を使用し得る。例えば、ユーザは、第1のデバイス1110のディスプレイ1111を使用して画面600(図6)にアクセスし、所望のメディアアセットに対するメディアアセットイベントを選択して記憶し得る。メディアアセットイベントは、第1のデバイス1110のメモリ1114に記憶され得る。代替として、メディアアセットイベントは、メディアプロバイダ1120等のサーバに伝送され、遠隔で記憶され得る。
【0149】
メディアアセットイベントがトリガされる予定になっている特定の時間に、第1のデバイス1110が、メディアアセットイベントをユーザに提供するように、プロセッサ1118によって、または遠隔サーバ(例えば、メディアプロバイダ1120)によって命令され得る。例えば、第1のデバイス1110は、特定の時間にメディアアセットのリマインダをユーザに表示するように命令され得る。
【0150】
第1のデバイス1110は、ユーザがメディアアセットイベントを受信するために第1のデバイス1110の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、特定の時間に監視回路1116を使用し得る。ユーザが第1のデバイス1110の知覚可能な範囲外にいることを第1のデバイス1110が決定すると、第1のデバイス1110は、メディアアセットイベントと関連付けられるデータを第2のデバイス1130に転送し得る。第2のデバイス1130が、図7および9に関連して上記で論議されるような優先レベルまたはユーザ指定優先順位を使用して、複数の他のデバイス(例えば、第3のデバイス1132およびデバイスN1134)の間で選択され得る。いくつかの実装では、第1のデバイス1110から第2のデバイス1130へメディアアセットイベントと関連付けられるデータを直接転送する代わりに、第1のデバイス1110は、ユーザが第1のデバイス1110の知覚可能な範囲外にいることを遠隔サーバ(例えば、メディアプロバイダ1120)に知らせてもよく、遠隔サーバは、メディアアセットイベントと関連付けられるデータを適切な第2のデバイス1130に転送し得る。
【0151】
メディアアセットイベントと関連付けられるデータは、メディアアセットおよびメディアアセットイベントの種類を別のデバイス(例えば、第2のデバイス1130)に確認する種々のフィールドを含むデータ構造であり得る。メディアアセットイベントと関連付けられるデータは、図12に示された種類であり得る。具体的には、図12は、本発明の実施形態による、メディアアセットイベントの例示的なデータ構造1200を示す。
【0152】
データ構造1200は、メディア種類フィールド1210、メディアアセットサイズフィールド1212、イベント種類フィールド1216、メディアアセットタイトルフィールド1218、メディアアセット情報フィールド1218、およびトリガフィールド1230を含み得る。メディア種類フィールド1210およびメディアアセットサイズフィールド1212は、どのデバイスにメディアアセットイベントを転送しないかを決定するために、デバイスによって使用され得る。具体的には、図7と関連して上記で論議されるように、メディアアセットの種類およびサイズは、ユーザによって記憶され得、したがって、デバイスは、データ構造1200が特定のデバイスに対して制限されるフィールドを含むときに、メディアアセットイベント転送を受信することから省略され得る。
【0153】
トリガフィールド1230は、いつメディアアセットイベントがユーザに提供されるかを示し得る。例えば、リマインダメディアアセットイベントは、対応するメディアアセットが放送される5分前にスケジューリングされ得る。したがって、トリガフィールド1230は、メディアアセットイベントを提供するようデバイスに命令するように、特定の時間(例えば、対応するメディアアセットが放送される時間および日付の5分前)を含み得る。
【0154】
図11を再び参照すると、第2のデバイス1130がメディアアセットイベントと関連付けられるデータを受信すると、第2のデバイス1130は、ユーザが第2のデバイス1130の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、ローカル監視回路1116または遠隔監視回路を使用し得る。ユーザが第2のデバイス1130の知覚可能な範囲内にいるときに、第2のデバイス1130は、メディアアセットイベントをユーザに提供し得る。ユーザが第2のデバイス1130の知覚可能な範囲外にいるときに、第2のデバイス1130は、1つの実装では、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットにアクセスして、メディアアセットを記憶し得る。
【0155】
代替として、またはメディアアセットに記憶することに加えて、第2のデバイス1130は(ユーザが第2のデバイス1130の知覚可能な範囲外にいるとき)、メディアイベントデータ構造1200の中の情報に基づいて、どの第3のデバイスにメディアアセットイベントを転送するかを決定し得る。例えば、データ構造1200は、(例えば、何らかのデバイス上に記憶される前に)メディアアセットイベントがいくつのデバイスに転送され得るかを示し、各デバイスがデータ構造1200を受信するにつれて、各デバイスによって減少させられ得るnum_devices_attemptフィールド1240であり得る。デバイスが、ゼロであるフィールド1240の値を有するデータ構造1200を受信すると、デバイスは、メディアアセットイベントを他のデバイスに転送しなくてもよく、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットをローカルに記憶するか、またはメディアアセットを記憶するように遠隔サーバ(例えば、メディアプロバイダ1120)に命令し得る。デバイスが、ゼロよりも大きいフィールド1240の値を伴うデータ構造1200を受信すると、デバイスは、デバイス情報フィールド1250にアクセスして、それによってメディアアセットイベントを次のデバイスに転送するための次のデバイスの連絡または通信手段を決定し得る。デバイス情報フィールド1250は、画面700(図7)を使用して提供される情報に対応し得る。
【0156】
メディアアセットは、データ構造1200の中のアクセス情報フィールド1220を使用して記憶するために、第1のデバイス1110、第2のデバイス1130、第3のデバイス1132、またはデバイスN1134によってアクセスされ得る。具体的には、メディアアセットは、アクセス情報フィールド1220に記憶されたリンクと関連付けられるウェブサイトを読み出すことによって、アクセスされ得る。メディアアセットは、アクセス情報フィールド1220の中の特定された日付および時間に特定のチャネルに同調することによって、アクセスされ得る。メディアアセットは、図11のデバイスのうちの1つに、メディアアセットをデバイスのうちのもう1つにストリーム配信させることによって、アクセスされ得る。例えば、第1のデバイス1110は、メディアアセットにアクセスし、第2のデバイス1130のメモリ上に記憶するために、第2のデバイス1130にストリーム配信(またはメディアアセットデータを伝送)し得る。これは、(例えば、ユーザが第2のデバイス1130の知覚可能な範囲外にいるので)第2のデバイス1130がメディアアセットを記憶する必要性を決定するときに望ましくあり得、メディアアセットは、第1のデバイス1110上で利用可能であり得るが、第2のデバイス1130上では利用可能ではない、チューナを必要とするテレビ信号上で提供される。そのような状況では、第2のデバイス1130は、通信ネットワーク1140上で第1のデバイス1110のチューナリソースを使用することによって、テレビ信号上で提供されるメディアアセットを記憶し得る。
【0157】
図13は、本発明の別の実施形態による、第2のデバイス上で提供されるメディアアセットイベントプロンプト1310の例証的な表示1300である。例えば、ユーザテレビ機器402がメディアアセットイベントをモバイルデバイスに転送すると、モバイルデバイスは、受信されたメディアアセットイベントについてユーザを警告するプロンプト1310を表示し得る。メディアアセットイベントは、テキストメッセージ(SMS)、マルティメディアメッセージ(MMS)、Eメールメッセージ、インスタントメッセージ、ファイル転送、または他の好適な通信メッセージの形態で第2のデバイスによって受信され得る。
【0158】
ユーザは、閉じるボタン1320を選択することによって、プロンプト1310を閉じてもよい。ユーザがプロンプト1310を閉じた場合、第2のデバイスは、ユーザがメディアアセットイベントを受信しなかったかのように機能し得る(例えば、ユーザは第2のデバイスの知覚可能な範囲外にいると決定される)。そのような状況では、第2のデバイスは、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットを記憶するか、メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る。
【0159】
ユーザがメディアアセットイベント通知に応答しなければならないまでの時間量をカウントダウンするためのカウントダウン表示1318が提供され得る。カウントダウン表示1318は、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する第2のデバイスの決定機構のうちの1つとして機能し得る。ユーザがカウントダウン表示1318において提供される期間内にいずれの措置も講じない(例えば、メディアアセットイベントの受信を確認しない)場合、第2のデバイスは、ユーザがメディアアセットイベントを受信しなかったかのように機能し得る(例えば、ユーザは第2のデバイスの知覚可能な範囲外にいると決定される)。そのような状況では、第2のデバイスは、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットを記憶するか、メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る。
【0160】
メディアアセットイベントプロンプト1310は、メディアアセットをユーザに確認する情報(例えば、メディアアセットのタイトル、メディアアセットの放送時間、メディアアセットのソース、またはデータ構造1200によって提供される任意の他の情報)を含み得る。ユーザはまた、情報オプション1330を選択して、メディアアセットに関する詳細な情報を閲覧し得る。
【0161】
メディアアセットイベントプロンプト1310は、メディアアセットを閲覧する1340、メディアアセットを記憶する1350、次のデバイスに転送する1360、およびイベントを削除する1370ためのオプションを含み得る。メディアアセットを閲覧するためのオプション1340の選択は、メディアアセットが利用可能になるときに、第2のデバイスに、メディアアセットイベントに対応するメディアアセットを表示させるか、またはそれにアクセスさせてもよい。例えば、メディアアセットイベントプロンプト1310は、メディアアセットが放送のためにスケジューリングされる5分前にユーザに警告するメディアアセットのリマインダであり得る。メディアアセットを閲覧するためのオプション1340の選択は、メディアアセットがスケジューリングされているとき(例えば、プロンプトが表示された5分後)に、第2のデバイスをメディアアセットに同調させるか、またはリソースが第2のデバイス上で利用可能ではない場合に、別の周辺テレビまたはデバイスをメディアアセットにアクセスさせてもよい。
【0162】
メディアアセットを記憶するためのオプション1350の選択は、メディアアセットイベントに対応するメディアアセットを第2のデバイスの記憶デバイスに記憶するように、第2のデバイスに命令し得る。加えて、ユーザがメディアアセットを記憶するためのオプション1350を選択するとき、ユーザがメディアアセットを記憶するためのオプション1350を選択することによってメディアアセットイベントの受信を確認すると、第2のデバイスは、メディアアセットイベントを転送することを試みなくてもよい。
【0163】
メディアアセットイベントを転送するためのオプション1360の選択は、メディアアセットイベントを次のデバイスに転送するように第2のデバイスに命令し得る。具体的には、メディアアセットイベントを転送するためのオプションの選択は、第2のデバイスに、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲外にいるかのように機能させてもよい。メディアアセットイベントを転送するデバイスが他に残っていない場合、第2のデバイスは、メディアアセットイベントに対応するメディアアセットを第2のデバイスの記憶デバイスに自動的に記憶するか、または代替として、メディアアセットを記憶するように異なるデバイス(例えば、第1のデバイス)に命令し得る。
【0164】
イベントを削除する1370の選択は、メディアアセットイベントを除去し得る。具体的には、イベントを削除する1370の選択は、第2のデバイスに、メディアアセットイベントを別のデバイスに転送させなくてもよいか、またはメディアアセットイベントに対応するメディアアセットを第2のデバイスまたは任意の他のデバイスの記憶デバイスに記憶しなくてもよい。
【0165】
第2のデバイスのユーザは、妨害しないオプション1392に切り替えてもよい。妨害しないオプション1392に切り替えることは、妨害しないオプション1392がオンである間に、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲外にいるかのように、自動的に第2のデバイスを機能させてもよい。具体的には、たとえ第2のデバイスのモニタが、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲外にいると決定する場合があっても、オプション1392がオンに切り替えられると、デバイスは、ユーザが知覚可能な範囲外にいることをモニタが示すかのように機能し、メディアアセットを記憶するか、またはメディアアセットイベントを転送し得る。ユーザはまた、時間が満了するとオプション1392が自動的にオフに切り替えられるように、妨害しないオプション1392がオンに切り替えられる時間量を特定し得る。
【0166】
第2のデバイスのユーザは、記憶されたメディアアセットを閲覧するためのオプション1390を選択し得る。記憶されたメディアアセットを閲覧するためのオプション1390の選択は、第2のデバイスの記憶デバイスに記憶されるメディアアセットに対応するメディアアセットリスト項目の表示を提示し得る。ユーザは、表示されたリスト項目のうちの1つを選択し、第2のデバイスに、記憶されたメディアアセットを再生させるか、またはそれにアクセスさせてもよい。
【0167】
図14は、本発明の実施形態による、1つのデバイスから別のデバイスへメディアイベントを転送するための例証的なフロー図1400である。ステップ1410において、メディアアセットイベントが、第1のデバイスを用いて特定の時間に予定される。例えば、ユーザが、メディアアセットイベントスケジュール画面600にアクセスして、メディアアセットイベント(図6)を設定し、記憶するために、ユーザテレビ機器402を使用し得る。メディアアセットイベント(例えば、リマインダ)が、特定の時間に予定さられ得る(例えば、メディアアセットが放送のために予定される5分前)。
【0168】
ステップ1420では、ユーザが特定の時間に第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかに関して、決定が行われる。例えば、ユーザテレビ機器402は、図10に関連して上記で論議される技法を使用して、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。具体的には、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために監視回路を使用し得る。いくつかの実装では、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットにアクセスする必須構成要素がユーザテレビ機器402上で利用可能ではないか、または誤作動しているときに、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいると決定し得る。ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいると決定されたとき、ユーザテレビ機器402は、ステップ1430に進む。そうでなければ、ユーザテレビ機器402は、ステップ1470に進む。
【0169】
ステップ1430において、メディアアセットへのアクセスが、第1のデバイス上で提供される。具体的には、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるとユーザテレビ機器402が決定するとき、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットおよびメディアアセットイベントへのアクセスをユーザに提供し得る。
【0170】
ステップ1470において、メディアアセットイベントと関連付けられるデータが、自動的に別のデバイスに伝送される。具体的には、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいるとユーザテレビ機器402が決定するとき、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットイベントと関連付けられるデータを別のデバイス(例えば、モバイルデバイス)に伝送し得る。例えば、ユーザテレビ機器402は、デバイス構成画面700(図7)を使用して構成されるデバイスのうちの1つに、データ構造1200(図12)を伝送または転送し得る。代替として、ユーザテレビ機器402は、特定のメディアアセットイベントに対するメディアアセットイベントを転送する、ユーザによって特定されるデバイスに、データ構造1200(図12)を伝送または転送し得る。
【0171】
ステップ1440において、ユーザが他のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかに関して、決定が行われる。例えば、第1のデバイスからメディアアセットデータ構造1200を受信し得る第2のデバイスは、監視回路を使用して、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。具体的には、モバイルデバイス(例えば、第2のデバイス)は、図10に関連して上記で論議される技法を使用して、ユーザがモバイルデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。上記で論議されるように、いくつかの実装では、第2のデバイスは、メディアアセットにアクセスする必須構成要素が第2のデバイス上で利用可能ではないか、または誤作動しているときに、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲外にいると決定し得る。ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいると決定されたとき、第2のデバイスは、ステップ1450に進む。そうでなければ、第2のデバイスは、ステップ1460に進む。
【0172】
ステップ1450では、メディアアセットへのアクセスが、他のデバイス上で提供される。具体的には、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいると第2のデバイスが決定する時、第2のデバイスは、メディアアセットおよびメディアアセットイベントへのアクセスをユーザに提供し得る。
【0173】
ステップ1460において、メディアアセットが、他のデバイスの記憶デバイスに記憶される。具体的には、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいると第2のデバイスが決定するとき、第2のデバイスは、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットを、第2のデバイスの記憶デバイスに記憶し得る。代替として、またはメディアアセットに記憶することに加えて、鎖線によって示されるように、第2のデバイスは、ステップ1470に戻って、メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る(例えば、メディアアセットイベントデータ構造1200を伝送する)。図14に示された鎖線は、ステップ間の随意的な経路を表す。
【0174】
図15は、本発明の実施形態による、1つのデバイスから別のデバイスへメディアイベントを転送するための例証的なフロー図1500である。ステップ1510において、メディアアセットイベントが、ユーザテレビ機器を用いて、特定の時間に予定される。例えば、ユーザが、メディアアセットイベントスケジュール画面600にアクセスして、メディアアセットイベント(図6)を設定し、記憶するために、ユーザテレビ機器402を使用し得る。メディアアセットイベント(例えば、リマインダ)が、特定の時間に予定され得る(例えば、メディアアセットが放送のために予定される5分前)。
【0175】
ステップ1520において、特定の時間の期間内に予定されているユーザと関係付けられる予約のリストが回収される。例えば、ユーザテレビ機器402は、メモリから、カレンダー800(図8)を用いて作成された予定予約およびイベントを回収し得る。具体的には、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットイベントが、例えば、3時間の期間内に予定されている(例えば、メディアアセットイベントの特定の時間の1.5時間前、またはメディアアセットイベントの特定の時間の1.5時間後)日付について、ユーザと関連付けられる全ての予約を回収し得る。
【0176】
ステップ1530において、ユーザと関連付けられる予約とメディアアセットイベントの特定の時間との間に重複があるかどうかに関して、決定が行われる。例えば、ユーザテレビ機器402は、回収された時間のリストのそれぞれをメディアアセットイベントの特定の時間と比較し得る。回収された時間のリストが、例えば、特定の時間の1.5時間以内において重複するとき、ユーザテレビ機器402は、ステップ1550に進んでもよい。そうでなければ、ユーザテレビ機器402は、ユーザが特定の時間にユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを決定し、ステップ1540に進んでもよい。
【0177】
ステップ1540において、アクセスが、特定の時間にユーザテレビ機器上のメディアアセットイベントに提供される。例えば、ユーザテレビ機器は、メディアアセットのリマインダを表示し得る(例えば、メディアアセットが始まる5分前に)。具体的には、ユーザテレビ機器は、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットが始まろうとしていることを示すプロンプトを表示し得る。ユーザテレビ機器は、ユーザが、特定の時間にメディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットを同調または再生することを可能にし得る。
【0178】
ステップ1550において、メディアアセットイベントを転送する他のデバイスのユーザ特有の順序があるかどうかに関して、決定が行われる。例えば、ユーザテレビ機器402は、画面700(図7)に関連して上記で論議されるように、ユーザがデバイスの優先レベルを指定したかどうかを決定し得る。また、ユーザテレビ機器402は、画面900(図9)に関連して上記で論議されるように、ユーザが特定のメディアアセットイベントに対するメディアアセットイベントを転送する特定のデバイスを提供したかどうかを決定し得る。ユーザがメディアアセットイベントを転送するデバイスの順序を特定したとき、ユーザテレビ機器402はステップ1560に進む。そうでなければ、ユーザテレビ機器402はステップ1570に進む。
【0179】
ステップ1560において、メディアアセットイベントが、ユーザ特有の順序に従って、他のデバイスに転送される。例えば、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットイベントと関連付けられるデータを、ユーザによって特定されるデバイスのうちの第1のデバイス(例えば、モバイルデバイス)に伝送し得る。具体的には、ユーザテレビ機器402は、データ構造1200(図12)を、ユーザによって特定されるデバイスのうちの第1のデバイスに伝送または転送し得る。より具体的には、ユーザテレビ機器402は、ユーザによって構成される他のデバイスのリストを回収し、メディアアセットイベントのデータ構造を、最高優先順位を有し、関連制限を持たないリストの中のデバイスに伝送し得る。
【0180】
ユーザがリストの中の第1のデバイスの知覚可能な範囲外にいるとき、メディアアセットイベントのデータ構造は、次の最高優先順位を有し、関連制限を持たないリストの中のデバイスに転送され得る。ユーザテレビ機器402は、リストの中の次のデバイスが何であるかを決定し、その情報を他のデバイスに提供し得る。次いで、他のデバイスは、メディアアセットイベントを転送するデバイスの順序がどのようであるかを決定し得る。代替として、各デバイスは、ローカルに記憶されたリストに基づいて、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲外にいるときに、メディアアセットイベントを転送する、ユーザ特有の順序の次のデバイスが何であるかを決定し得る。
【0181】
ステップ1570において、ユーザの知覚可能な範囲内のデバイスによって提供される位置情報に基づくユーザの位置が、自動的に決定される。例えば、ユーザテレビ機器402は、ユーザが持っている携帯電話またはモバイルコンピュータデバイスからGPS座標を受信し得る。代替として、または加えて、ユーザテレビ機器402は、ユーザが持っているセルラーデバイスから三角測量情報を受信し得る。加えて、ユーザテレビ機器402は、ユーザの予約スケジュールに基づいて、ユーザがどこにいるか、およびどのようなデバイスがユーザの知覚可能な範囲内にあるかを決定し得る。
【0182】
ステップ1580において、メディアアセットイベントが、特定の時間にユーザの場所にあるデバイスに転送される。例えば、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットイベントを、ユーザが持っているモバイルコンピュータデバイス(例えば、ラップトップまたは携帯電話)に転送し得る。モバイルコンピュータデバイスは、メディアアセットイベントへのアクセスを提供し得、または代替として、あるいは加えて、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットをモバイルコンピュータデバイスのメモリに記憶し得る。いくつかの実装では、モバイルコンピュータデバイスは、メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る。
【0183】
発明の上記の実施形態は、限定ではなく例証の目的で提示され、本発明は、以下の請求項のみによって限定される。
【技術分野】
【0001】
本願は、双方向メディアガイダンスアプリケーションに関し、より具体的には、1つのデバイスから別のデバイスへのメディアアセットイベント(例えば、メディアアセットのリマインダ)の転送に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のシステムは、リマインダが、すぐには利用可能ではない、またはユーザがアクセスできない(例えば、現在または将来のスケジュール対立により)関心の番組に対してスケジュールに入れられることを可能にする。そのようなリマインダは、特定の時間に(例えば、番組が利用可能になる前に)、関心の番組が始まろうとしていることをユーザに通知する。次いで、ユーザは、関心の番組を録画するか、または見るように、リマインダ通知に作用し得る。
【0003】
しかしながら、従来のシステムは、リマインダ通通知を受信するために、ユーザが存在するか、またはデバイスの何らかの知覚可能な範囲内にいることを要求する。例えば、いくつかのシステムは、関心の番組が始まろうとしていることをユーザに通知する、プロンプトをモニタ上に表示する(または可聴警報を提供する)。そのようなプロンプト(または可聴警報)は、プロンプトが提供されるときに、または番組が始まる前の何らかの期間内に、ユーザがモニタを見ていない(またはデバイスのスピーカを聞くことができない)時には効果がない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
前述の内容を考慮して、1つのデバイスから別のデバイスへメディアアセット予定イベント(例えば、メディアアセットリマインダ)を転送するためのシステムおよび方法を提供することが望ましいであろう。具体的には、ユーザが第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいない(または外にいる)ときに、(1)第2のデバイス上でメディアアセットイベント(例えば、リマインダ)および/またはメディアアセットをユーザに提供し、(2)必要な時にメディアアセットを第2のデバイスの記憶デバイスに記憶する、システムを提供することが望ましいであろう。本明細書で定義されるように、「転送する」または「転送」という用語は、動作または実行のために、第1のデバイスによる動作または実行のために以前にスケジューリングされたイベントの1つ以上の他のデバイスへの転送を意味する。
【0005】
ユーザは、特定の時間に対して第1のデバイス上でメディアアセットイベントをスケジューリングされ得る。例えば、ユーザは、テレビ機器デバイスを使用して、番組のリマインダをスケジューリングされ得る。リマインダは、番組が始まる5分前等の特定の時間に提供されるように設定され得る。
【0006】
特定の時間に、第1のデバイスは、ユーザが第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。本明細書で定義されるように、「知覚可能な範囲」という用語は、ユーザが、デバイスによって提供されるコンテンツを見る、聞く、感じる、または別様に知覚することができるように、デバイスからユーザがいる距離を意味する。例えば、第1のデバイスは、視覚的合図を表示し、特定の時間量(例えば、30秒)以内に応答を要求することによって、特定の時間に、ユーザが第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。
【0007】
第1のデバイス上の監視回路は、それによってユーザが第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する、種々の機構を実装し得る。決定は、メディアアセットイベントが第1のデバイスに提供される前、間、または後に行われ得る。決定は、ユーザが第1のデバイスを使用してメディアアセットイベントおよび/またはメディアアセットを受信できるかどうかを、第1のデバイスが知ることを可能にする。
【0008】
ユーザが第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいる時、第1のデバイスは、(例えば、スケジューリングされたリマインダを表示することによって)メディアアセットイベントへのアクセスを提供し、メディアアセットへのアクセスを提供し得る。ユーザが第1のデバイスの知覚可能な範囲外にいる時、第1のデバイスは、メディアアセットイベントと関連付けられるデータを第2のデバイス(例えば、移動通信デバイス)に転送し得る。例えば、第1のデバイスは、メディアアセットイベントデータ構造を第2のデバイスに伝送し得る。
【0009】
第2のデバイスは、第2のデバイスがメディアアセットイベントと関連付けられるデータを受信すると、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。第2のデバイスは、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、監視回路を使用し得る。具体的には、第2のデバイスは、決定を行うために、第1のデバイスによって使用されるものと同様の機構を使用し得る。
【0010】
ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいる時、第2のデバイスは、(例えば、スケジューリングされたリマインダを表示することによって)メディアアセットイベントへのアクセスを提供し、イベントと関連付けられるメディアアセットへのアクセスを提供し得る。ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲外にいる時、第2のデバイスは、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットを第2のデバイスの記憶デバイスに記憶し得る。代替として、またはメディアアセットを記憶することに加えて、第2のデバイスは、メディアアセットイベントと関連付けられるデータを第3のデバイスに転送し得る。第3のデバイスは、メディアアセットへのアクセスを提供する、メディアアセットを記憶する、および/またはメディアアセットを別のデバイスに転送するように、第2のデバイスと同様に機能し得る。
【0011】
本発明の上記および他の目的および利点は、類似参照文字が全体を通して類似部品を指す、添付図面と併せて解釈される、以下の詳細な説明を考慮すると明白となるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明の実施形態による、メディアガイダンスアプリケーションリスト項目を提供するために使用され得る、例証的な表示画面を示す。
【図2】図2は、本発明の実施形態による、メディアガイダンスアプリケーションリスト項目を提供するために使用され得る、例証的な表示画面を示す。
【図3】図3は、本発明の別の実施形態による、例証的なユーザ機器デバイスを示す。
【図4】図4は、本発明の別の実施形態による、例証的なクロスプラットフォームの双方向メディアシステムの概略図である。
【図5】図5は、本発明の別の実施形態による、メディアアセットイベント転送メニュー画面の例証的な表示である。
【図6】図6は、本発明の別の実施形態による、メディアアセットイベントスケジューリング画面の例証的な表示である。
【図7】図7は、本発明の別の実施形態による、デバイス設定画面の例証的な表示である。
【図8】図8は、本発明の別の実施形態による、メディアアセットイベント転送画面のカレンダーの例証的な表示である。
【図9】図9は、本発明の別の実施形態による、予定メディアアセットイベント画面の例証的な表示である。
【図10】図10は、本発明の別の実施形態による、知覚可能なデバイス範囲構成画面の例証的な表示である。
【図11】図11は、本発明の別の実施形態による、メディアアセットイベント転送を提供するためのシステムを示す。
【図12】図12は、本発明の実施形態による、メディアアセットイベントの例示的なデータ構造を示す。
【図13】図13は、本発明の別の実施形態による、第2のデバイス上で提供されるメディアアセットイベントプロンプトの例証的な表示である。
【図14】図14は、本発明の実施形態による、1つのデバイスから別のデバイスにメディアイベントを転送するための例証的なフロー図である。
【図15】図15は、本発明の実施形態による、1つのデバイスから別のデバイスにメディアイベントを転送するための例証的なフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、概して、1つのデバイスから別のデバイスへメディアアセット予定イベントを転送することに関する。そのような予定イベントは、リマインダ、予定した録画、発注した番組(例えば、有料番組)、編集者の選択のリスト、または所定の時間に誘起される任意の他の種類のメディアアセット関連動作を含み得る。例証目的で、本発明は、1つのデバイスから別のデバイスへ予定メディアアセットリマインダを転送する分野で説明される。
【0014】
任意の所与のメディア送達システムにおいて、ユーザに利用可能なメディアの量は、膨大となり得る。結果として、多くのユーザは、ユーザがメディアの選択肢を効率的にナビゲートし、所望し得るメディアコンテンツを容易に識別することを可能にする、インターフェースを通したメディアガイダンスの形態を所望している。そのようなガイダンスを提供するアプリケーションは、本明細書では、双方向メディアガイダンスアプリケーションと称されるが、メディアガイダンスアプリケーションまたはガイダンスアプリケーションと称されることもある。
【0015】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、それらが、ガイダンスを提供するメディアに応じて、種々の形態をとり得る。1つの典型的な種類のメディアガイダンスアプリケーションは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイド(電子番組ガイドと呼ばれることもある)は、とりわけ、従来のテレビ番組(従来の放送、ケーブル、衛星、インターネットまたは他の手段を介して提供される)、ならびに有料番組、オンデマンド番組(ビデオオンデマンド(VOD)システムのような)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア、ウェブキャスト等)、および他の種類のメディアまたはビデオコンテンツを含む、多くの種類のメディアコンテンツ間を、ユーザがナビゲートおよび検索することを可能にする、周知のガイダンスアプリケーションである。ガイダンスアプリケーションはまた、ユーザが、例えば、ビデオクリップ、記事、広告、チャットセッション、ゲーム等を含む、ビデオコンテンツに関連するコンテンツ間でナビゲートし、検索することも可能にする。ガイダンスアプリケーションはまた、ユーザが、マルチメディアコンテンツ間でナビゲートすることも可能にする。用語「マルチメディア」とは、本明細書では、テキスト、オーディオ、静止画、動画、ビデオ、および双方向コンテンツ形態等の、少なくとも2つの異なるコンテンツ形態を利用する、メディアならびにコンテンツとして定義される。マルチメディアコンテンツは、コンピュータおよび電子デバイス等の情報コンテンツ処理デバイスによって、記録および再生、表示またはアクセスされ得るが、また、ライブパーフォーマンスの一部であることも可能である。メディアコンテンツに関連して論議される、本発明の実施形態はまた、ビデオ、オーディオ、および/またはマルチメディア等の他の種類のコンテンツにも適用可能であることを理解されたい。
【0016】
インターネット、モバイルコンピューティング、高速無線ネットワークの登場に伴い、ユーザは、パーソナルコンピュータ(PC)や、手持ち式コンピュータ、携帯端末(PDA)、携帯電話、または他のモバイルデバイス等の従来はアクセスしなかった他のデバイス上で、メディアにアクセスしている。これらのデバイス上で、ユーザは、テレビを通して利用可能な同じメディア間をナビゲートおよび検索することができる。その結果として、メディアガイダンスは、これらのデバイス上でも必要である。提供されるガイダンスは、テレビのみを通して利用可能なメディアコンテンツ、これらのデバイスのうちの1つ以上のみを通して利用可能なメディアコンテンツ、またはテレビおよびこれらのデバイスのうちの1つ以上の両方を通して利用可能なメディアコンテンツのためのものであり得る。メディアガイダンスアプリケーションは、手持ち式コンピュータ、PDA、携帯電話、または他のモバイルデバイス上で、オンラインアプリケーション(すなわち、ウェブサイト上で提供される)として、あるいは独立型アプリケーションまたはクライアントとして提供され得る。メディアガイダンスアプリケーションを実装し得る、種々のデバイスおよびプラットフォームは、以下でより詳細に説明される。
【0017】
メディアガイダンスアプリケーションの機能のうちの1つは、メディアリスト項目およびメディア情報をユーザに提供することである。図1−2は、メディアガイダンス、特にメディアリスト項目を提供するために使用され得る、例証的な表示画面を示す。図1−2、5−10、および13に示された表示画面は、任意の好適なデバイスまたはプラットフォーム上で実装され得る。図1−2および5−10および13の表示は、全画面表示として図示されているが、それらはまた、表示されているメディアコンテンツ上に完全または部分的にオーバーレイされ得る。ユーザは、表示画面に提供された選択可能なオプション(例えば、メニューオプション、リスト項目オプション、アイコン、ハイパーリンク等)を選択することによって、あるいはリモートコントロールまたは他のユーザ入力インターフェースもしくはデバイス上の専用ボタン(例えば、「ガイド」ボタン)を押下することによって、メディア情報へのアクセス要望を指示し得る。ユーザの指示に応答して、メディアガイダンスアプリケーションは、グリッド内の時間およびチャンネル別、時間別、チャンネル別、メディアの種類別、カテゴリ別(例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他の番組カテゴリ)、または、他の所定の、ユーザ定義の、あるいは他の組織化基準等のいくつかの方法のうちの1つで組織化されたメディア情報を伴う表示画面を提供し得る。
【0018】
図1は、単一表示内の異なる種類のメディアコンテンツへのアクセスも可能にする、時間およびチャンネル別に配置された例証的なグリッド番組リスト項目表示100を示す。表示100は、(1)各チャンネル/メディア種類識別子(列内のセル)が利用可能な異なるチャンネルまたはメディアの種類を識別する、チャンネル/メディア種類識別子104の列、および(2)各時間識別子(行内のセル)が番組の時間帯を識別する、時間識別子106の行を伴う、グリッド102を含み得る。グリッド102はまた、番組リスト項目108等の番組リスト項目のセルも含み、各リスト項目は、リスト項目の関連チャンネルおよび時間の上に提供される、番組のタイトルを提供する。ユーザ入力デバイスを用いて、ユーザは、ハイライト領域110を移動させることによって番組リスト項目を選択することができる。ハイライト領域110によって選択される番組リスト項目に関する情報が、番組情報領域112の中で提供され得る。領域112は、例えば、番組タイトル、番組内容、番組が提供される時間(該当する場合)、番組が放送されるチャンネル(該当する場合)、番組の評価、および他の所望の情報を含み得る。
【0019】
スケジュールに従って提供される線形番組へのアクセスを提供することに加えて、メディアガイダンスアプリケーションはまた、スケジュールに従って提供されない非線形番組へのアクセスも提供する。非線形番組は、オンデマンドメディアコンテンツ(例えば、VOD)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア等)、ローカルに記憶したメディアコンテンツ(例えば、デジタルビデオレコーダ(DVR)、デジタルビデオディスク(DVD)、ビデオカセット、コンパクトディスク(CD)に記憶されたビデオコンテンツ等)、または時間的制約のない他のメディアコンテンツを含む、異なるメディアソースからのコンテンツを含み得る。オンデマンドコンテンツは、映画および特定のメディアプロバイダによって提供されるオリジナルのメディアコンテンツの両方を含み得る(例えば、「The Sopranos」や「Curb Your Enthusiasm」を提供するHBO On Demand)。HBO ON DEMANDは、Time Warner Company L.P.らによって所有されるサービスマークであり、THE SOPRANOSおよびCURB YOUR ENTHUSIASMは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションまたはウェブキャスト等のウェブイベント、あるいは、インターネットウェブサイト(例えば、HULUまたはYOUTUBE)または他のインターネットアクセス(例えば、FTP)を通して、ストリーミングメディアまたはダウンロード可能なメディアとしてオンデマンドで利用可能なコンテンツを含み得る。
【0020】
グリッド102は、オンデマンドリスト項目114、録画メディアリスト項目116、およびインターネットコンテンツリスト項目118を含む、非線形番組のリスト項目を提供し得る。異なる種類のメディアソースからのコンテンツのためのリスト項目を組み合わせる表示は、「混合メディア」表示と呼ばれることもある。表示100とは異なる、表示され得るリスト項目の種類の種々の順列は、ユーザ選択またはガイダンスアプリケーション定義に基づき得る(例えば、録画および放送リスト項目のみの表示、オンデマンドおよび放送のリスト項目のみの表示等)。例示されるように、リスト項目114、116、および118は、これらのリスト項目の選択が、それぞれ、オンデマンドリスト項目、録画リスト項目、またはインターネットリスト項目専用の表示へのアクセスを提供し得ることを示すように、グリッド102内に表示される時間帯全体に及ぶものとして示されている。他の実施形態では、これらのメディア種類のリスト項目は、グリッド102に直接含まれ得る。ユーザがナビゲーションアイコン120のうちの1つを選択することに応じて、追加のリスト項目が表示され得る(ユーザ入力デバイス上の矢印キーを押すことは、ナビゲーションアイコン120を選択することと同様に表示に影響を及ぼし得る)。
【0021】
表示100はまた、ビデオ領域122、広告124、およびオプション領域126を含み得る。ビデオ領域122は、ユーザが、現在利用可能である、今後利用可能となる、または利用可能であった番組を視聴および/またはプレビューすることを可能にし得る。ビデオ領域122のコンテンツは、グリッド102に表示されるリスト項目のうちの1つに対応するか、またはそれから独立し得る。ビデオ領域を含むグリッド表示は、ピクチャインガイド(PIG)表示と呼ばれることもある。PIG表示およびそれらの機能は、2003年5月13日発行のSatterfieldらの米国特許第6,564,378号、および2001年5月29日発行のYuenらの米国特許第6,239,794号でさらに詳細に説明されており、それらは全体を参照することによって本明細書に組み込まれる。PIG表示は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーション表示画面に含まれ得る。
【0022】
広告124は、(例えば、購読番組に対する)視聴者のアクセス権に応じて、現在利用可能である、将来利用可能となる、または決して利用可能とはならないことのある、メディアコンテンツの広告を提供し得、グリッド102内のメディアリスト項目のうちの1つ以上に対応するか、または無関係であり得る。広告124はまた、グリッド102内で表示されるメディアコンテンツに関係するか、または無関係である製品またはサービスに対するものであり得る。広告124は、選択可能であり得、メディアコンテンツに関するさらなる情報を提供する、製品またはサービスに関する情報を提供する、メディアコンテンツ、製品、またはサービスの購入を可能にする、広告に関するメディアコンテンツを提供する等を行い得る。広告124は、ユーザのプロファイル/選好、監視されたユーザ活動、提供される表示の種類、または他の好適な標的化された広告基盤に基づいて標的化され得る。
【0023】
広告124は、長方形またはバナー形状として示されているが、広告は、ガイダンスアプリケーション表示内の任意の好適なサイズ、形状、および場所で提供され得る。例えば、広告124は、グリッド102に水平方向に隣接する長方形として提供され得る。これは、パネル広告と呼ばれることもある。加えて、広告は、メディアコンテンツまたはガイダンスアプリケーション表示上にオーバーレイされるか、または表示内に埋め込まれ得る。広告はまた、テキスト、画像、回転画像、ビデオクリップ、または他の種類のメディアコンテンツを含み得る。広告は、ガイダンスアプリケーションを伴うユーザ機器内、ユーザ機器に接続されたデータベース内、遠隔場所(ストリーミングメディアサーバを含む)内、あるいは他の記憶手段またはこれらの場所の組み合わせ上に記憶され得る。メディアガイダンスアプリケーションに広告を提供するステップは、例えば、それらの全体で参照することにより本明細書に組み込まれる、2003年1月17日出願のKnudsonらの米国特許出願第10/347,673号、2004年6月29日発行のWard,IIIらの米国特許第6,756,997号、および2002年5月14日発行のScheinらの米国特許第6,388,714号で、さらに詳細に論議されている。広告は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーション表示画面に含まれ得ることが理解されるであろう。
【0024】
オプション領域126は、ユーザが、異なる種類のメディアコンテンツ、メディアガイダンスアプリケーション表示、および/またはメディアガイダンスアプリケーション特徴にアクセスすることを可能にし得る。オプション領域126は、ディプレイ100(および本発明の他の表示画面)の一部であり得、あるいは画面上のオプションを選択すること、またはユーザ入力デバイス上の専用または割当可能ボタンを押下することによって、ユーザによって呼び出され得る。オプション領域126内の選択可能オプションは、グリッド102内の番組リスト項目に関連する特徴に関し得、またはメインメニュー表示から利用可能なオプションを含み得る。番組リスト項目に関連する特徴は、他の放送時間または番組の受信方法の検索、番組の録画、番組のリマインダをスケジューリングする、番組の発注、番組の連続録画の有効化、番組および/またはチャンネルをお気に入りとして設定、番組の購入、あるいは他の特徴を含み得る。メインメニュー表示から利用可能オプションは、検索オプション、VODオプション、ペアレンタルコントロールオプション、種々の種類のリスト項目表示へのアクセス、プレミアムサービスへの加入、ユーザのプロファイルの編集、ブラウザオーバーレイにアクセス、または他のオプションを含み得る。
【0025】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの選好に基づいて個人化され得る。個人化されたメディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが、メディアガイダンスアプリケーションによって個人化された「体験」を生成するように、表示および特徴をカスタマイズすることを可能にする。この個人化された体験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力できるようにすることによって、および/または種々のユーザ選好を決定するようにメディアガイダンスアプリケーションがユーザ活動を監視することによって、生成され得る。ユーザは、ログインすることによって、または別様にガイダンスアプリケーションに対して自らを識別することによって、個人化されたガイダンスアプリケーションにアクセスし得る。メディアガイダンスアプリケーションのカスタマイズは、ユーザプロファイルに従って作成され得る。カスタマイズは、提示方式(例えば、表示のカラー方式、テキストのフォントサイズ等)、表示されるメディアコンテンツリスト項目の態様(例えば、HDTV番組のみ、お気に入りチャンネル選択に基づいたユーザ指定の放送チャンネル、チャンネルの表示の並び替え、推奨メディアコンテンツ等)、所望の録画特徴(例えば、特定のユーザに対する録画または連続録画、録画の質等)、ペアレンタルコントロール設定、および他の所望のカスタマイズを変動させるステップを含み得る。
【0026】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザがユーザプロファイル情報を提供することを可能にし得、またはユーザプロファイル情報を自動的に編成し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするメディア、および/またはユーザがガイダンスアプリケーションと行い得る他の対話を監視し得る。加えて、メディアガイダンスアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロファイルの全体または一部を取得し(例えば、www.tvguide.com等のユーザがアクセスするインターネット上の他のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイダンスアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザの手持ち式デバイスから等)、および/またはメディアガイダンスアプリケーションがアクセスし得る他のソースから、ユーザに関する情報を取得し得る。結果として、ユーザの異なるデバイスにわたって、統一されたガイダンスアプリケーション体験をユーザに提供することができる。この種類のユーザ経験は、図4に関連して、以下でより詳細に説明される。追加の個人化されたメディアガイダンスアプリケーション特徴は、2005年7月11日出願のEllisらの米国特許出願第11/179,410号、2007年1月16日発行のBoyerらの米国特許第7,165,098号、および2002年2月21日出願のEllisらの米国特許出願第10/105,128号でさらに詳細に説明されており、それらは全体を参照することにより本明細書に組み込まれる。
【0027】
メディアガイダンスを提供するための別の表示配置が、図2に示されている。ビデオモザイク表示200は、メディアの種類、ジャンル、および/または他の組織化基準に基づいて組織化されたメディアコンテンツ情報のための選択可能オプション202を含む。表示200では、テレビリスト項目オプション204が選択されているため、放送番組リスト項目として、リスト項目206、208、210、および212を提供している。図1のリスト項目とは異なり、表示200のリスト項目は、メディアを説明する簡単なテキスト(例えば、番組のタイトル)およびアイコンに限定されない。むしろ、表示200では、リスト項目は、カバーアート、メディアコンテンツからの静止画像、リスト項目と関連付けられるビデオの静止フレーム、ビデオクリップのプレビュー、メディアコンテンツからのライブビデオ、またはリスト項目によって説明されているメディアコンテンツをユーザに示す他の種類のメディアを含む、グラフィック画像を提供し得る。グラフィックリスト項目のそれぞれはまた、リスト項目と関連するメディアコンテンツに関するさらなる情報を提供するように、テキストを同伴し得る。例えば、リスト項目208は、メディア部分214およびテキスト部分216を含む、1つより多くの部分を含み得る。メディア部分214および/またはテキスト部分216は、ビデオを全画面で視聴するように、またはメディア部分214に表示されるビデオに関連する番組リスト項目を閲覧するように(例えば、ビデオが表示されるチャンネルのリスト項目を閲覧するように)、選択可能であり得る。
【0028】
表示200のリスト項目は、異なるサイズである(すなわち、リスト項目206は、リスト項目208、210、および212より大きい)が、所望の場合、全てのリスト項目が同じサイズであり得る。リスト項目は、メディアプロバイダの所望に応じて、またはユーザ選好に基づいて、ユーザに関心の程度を示すように、または、あるコンテンツを強調するように、異なるサイズであるか、またはグラフィックが強調され得る。メディアリスト項目をグラフィック的に強調するための種々のシステムおよび方法は、例えば、全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2005年12月29日出願のYatesの米国特許出願第11/324,202号で論議されている。
【0029】
ユーザは、ユーザ機器デバイスから、メディアコンテンツおよびメディアガイダンスアプリケーション(ならびに上記および下記で説明されるその表示画面)にアクセスし得る。図3は、例証的なユーザ機器デバイス300の一般化実施形態を示す。ユーザ機器デバイスのより具体的な実装は、図4に関連して以下で論議される。ユーザ機器デバイス300は、入出力(以降では「I/O」)経路302を介して、メディアコンテンツおよびデータを受信し得る。I/O経路302は、処理回路306および記憶装置308を含む制御回路304に、メディアコンテンツ(例えば、放送番組、オンデマンド番組、インターネットコンテンツ、および他のビデオまたはオーディオ)およびデータを提供し得る。制御回路304は、I/O経路302を使用して、コマンド、要求、および他の好適なデータを送受信するために使用され得る。I/O経路302は、制御回路304(具体的には処理回路306)を1つ以上の通信経路(以下で説明される)に接続し得る。I/O機能は、これらの通信経路のうちの1つ以上によって提供され得るが、図面が複雑になり過ぎることを回避するため、図3では単一経路として示されている。
【0030】
制御回路304は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラム可能論理素子等に基づく処理回路等の任意の好適な処理回路306に基づき得る。いくつかの実施形態では、制御回路304は、メモリ(すなわち、記憶装置308)に記憶されたメディアガイダンスアプリケーションに対する命令を実行する。クライアントサーバに基づく実施形態では、制御回路304は、ガイダンスアプリケーションサーバあるいは他のネットワークまたはサーバと通信するための好適な通信回路を含み得る。通信回路は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、電話モデム、または他の機器との通信用無線モデムを含み得る。そのような通信は、インターネットあるいは任意の他の好適な通信ネットワークまたは経路を伴ない得る(図4に関連してさらに詳細に説明される)。加えて、通信回路は、ユーザ機器デバイスのピアツーピア通信、または互に遠隔の場所にあるユーザ機器デバイスの通信を可能にする回路を含み得る(以下でさらに詳細に説明される)。
【0031】
メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、または任意の他の好適なメモリ)、ハードドライブ、光学ドライブ、あるいは任意の他の好適な固定または可撤性記憶装置(例えば、DVDレコーダ、CDレコーダ、ビデオカセットレコーダ、または他の好適な録画デバイス)は、制御回路304の一部である記憶装置308として提供され得る。記憶装置308は、上記の種類の記憶デバイスのうちの1つ以上を含み得る。例えば、ユーザ機器デバイス300は、DVR(パーソナルビデオレコーダまたはPVRと称されることもある)用のハードドライブおよび2次記憶装置としてのDVDレコーダを含み得る。記憶装置308は、番組情報、ガイダンスアプリケーション設定、ユーザ選好またはプロファイル情報、あるいはガイダンスアプリケーションを操作する際に使用される他のデータを含む、本明細書で説明される種々の種類のメディアおよびガイダンスアプリケーションデータを記憶するために使用され得る。非揮発性メモリもまた、使用され得る(例えば、ブートアップルーチンや他の命令を起動するために)。
【0032】
制御回路304は、1つ以上のアナログチューナ、1つ以上のMPEG−2デコーダ、または他のデジタル復号回路、高解像度チューナ、または任意の他の好適な同調あるいはビデオ回路、もしくはそのような回路の組み合わせ等の、ビデオ生成回路および同調回路を含み得る。符号化回路(例えば、記憶のために、無線、アナログ、またはデジタル信号をMPEG信号に変換するためのもの)もまた、提供され得る。回路304はまた、メディアをユーザ機器300の好ましい出力形式に上方変換および下方変換するためのスケーラ回路を含み得る。回路304はまた、デジタルおよびアナログ信号間で変換するためのデジタルからアナログへの変換回路およびアナログからデジタルへの変換回路を含み得る。同調および符号化回路は、メディアコンテンツを受信して表示する、再生する、または録画するために、ユーザ機器によって使用され得る。同調および符号化回路はまた、ガイダンスデータを受信するために使用され得る。例えば、同調、ビデオ生成、符号化、復号、スケーラ、およびアナログ/デジタル回路を含む、本明細書で説明される回路は、1つ以上の汎用または専門プロセッサ上で稼働するソフトウェアを使用して実装され得る。複数のチューナが、同時同調機能に対処するように提供され得る(例えば、視聴および録画機能、ピクチャインピクチャ(PIP)機能、多重チューナ録画機能等)。記憶装置308が、ユーザ機器300とは別のデバイスとして提供される場合、同調および符号化回路(複数のチューナを含む)は、記憶装置308と関連付けられ得る。
【0033】
ユーザは、ユーザ入力インターフェース310を使用して制御回路304を制御し得る。ユーザ入力インターフェース310は、リモートコントロール、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチ画面、タッチパッド、スタイラス入力、ジョイスティック、音声認識インターフェース、または他のユーザ入力インターフェース等、任意の好適なユーザインターフェースであり得る。ディスプレイ312は、独立型デバイスとして提供されるか、またはユーザ機器デバイス300の他の要素と一体化し得る。ディスプレイ312は、モニタ、テレビ、モバイルデバイス用液晶画面(LCD)、または視覚的画像を表示するための任意の他の好適な機器のうちの1つ以上であり得る。いくつかの実施形態では、ディスプレイ312は、HDTV対応型であり得る。スピーカ314は、ユーザ機器デバイス300の他の要素との統合として提供され得、または独立型ユニットであり得る。ディスプレイ312上に表示されるビデオおよび他のメディアコンテンツのオーディオ構成要素は、スピーカ314を通して再生され得る。いくつかの実施形態では、音声は、スピーカ314を介して音声を処理および出力する、受信機(図示せず)に配信され得る。
【0034】
ガイダンスアプリケーションは、任意の好適なアーキテクチャを使用して実装され得る。例えば、それは、ユーザ機器デバイス300上で完全に実装される、独立型アプリケーションであり得る。そのようなアプローチでは、アプリケーションの命令は、ローカルに記憶され、アプリケーションによって使用するためのデータは、周期的にダウンロードされる(例えば、テレビチャンネルのVBIから、帯域外フィードから、または別の好適なアプローチを使用して)。別の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアントサーバベースのアプリケーションである。ユーザ機器デバイス300上に実装される、シックまたはシンクライアントによって使用するためのデータは、ユーザ機器デバイス300の遠隔にあるサーバに要求を発行することによって、オンデマンドで読み出される。クライアントサーバベースのガイダンスアプリケーションの一実施例では、制御回路304は、遠隔サーバによって提供されるウェブページを解釈する、ウェブブラウザを実行する。
【0035】
さらに他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、インタープリタまたは仮想マシン(制御回路304によって実行される)によって、ダウンロードされ、解釈または別様に実行される。いくつかの実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、ETVバイナリ交換形式(ETV Binary Interchange Format/EBIF)で符号化され、好適なフィードの一部として制御回路304によって受信され、制御回路304上で稼働するユーザエージェントによって解釈され得る。例えば、ガイダンスアプリケーションは、EBIFウィジェットであり得る。他の実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、制御回路304によって実行されるローカル仮想マシンまたは他の好適なミドルウェアによって受信および実行される、一連のJAVA(登録商標)ベースのファイルによって定義され得る。そのような実施形態のうちのいくつか(例えば、MPEG-2または他のデジタルメディア符号化スキームを採用するもの)では、ガイダンスアプリケーションは、例えば、番組のMPEGオーディオおよびビデオパケットを用いたMPEG-2オブジェクトカルーセルにおいて符号化および伝送され得る。
【0036】
図3のユーザ機器デバイス300は、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406、または非携帯型ゲーム機等のメディアにアクセスするために好適な任意の他の種類のユーザ機器として、図4のシステム400に実装することができる。簡単にするために、これらのデバイスは、本明細書では総称して、ユーザ機器またはユーザ機器デバイスと呼ばれ得る。メディアガイダンスアプリケーションが実装されるユーザ機器デバイスは、独立型デバイスとして機能し得、またはデバイスのネットワークの一部であり得る。デバイスの種々のネットワーク構成が実装され得、以下でさらに詳細に論議される。
【0037】
ユーザテレビ機器402は、セットトップボックス、衛星放送用受信機(IRD)、テレビセット、デジタル記憶デバイス、DVDレコーダ、ビデオカセットレコーダ(VCR)、ローカルメディアサーバ、または他のユーザテレビ機器を含み得る。これらのデバイスのうちの1つ以上は、所望の場合、単一デバイスとなるように統合され得る。ユーザコンピュータ機器404は、PC、ラップトップ、タブレット、WebTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、PCメディアサーバ、PCメディアセンタ、または他のユーザコンピュータ機器を含み得る。WEBTVは、Microsoft Corp.によって所有される商標である。無線ユーザ通信デバイス406は、PDA、携帯電話、携帯用ビデオプレーヤ、携帯用音楽プレーヤ、携帯用ゲーム機、または他の無線デバイスを含み得る。
【0038】
PC用テレビチューナーカード、WebTV、および他のユーザ機器デバイスへのビデオの統合の出現に伴い、デバイスを上記のデバイスのうちの1つとして分類しようとすると、明確に区分できなくなることに留意されたい。実際、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、および無線ユーザ通信デバイス406のそれぞれは、図3に関連して上述されるシステム特徴のうちの少なくとも一部を利用し、結果として、デバイス上で利用可能なメディアコンテンツの種類に関する融通性を含み得る。例えば、ユーザテレビ機器402は、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にするインターネット対応型であり得る一方で、ユーザコンピュータ機器404は、テレビ番組へのアクセスを可能にするチューナを含み得る。メディアガイダンスアプリケーションはまた、種々の種類のユーザ機器上で同一レイアウトを有し得、またはユーザ機器の表示能力に合わせられ得る。例えば、ユーザコンピュータ機器上では、ガイダンスアプリケーションは、ウェブブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供され得る。別の実施例では、ガイダンスアプリケーションは、無線ユーザ通信デバイス用に縮小され得る。
【0039】
システム400では、典型的には、各種類のユーザ機器デバイスが2つ以上存在するが、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、それぞれ1つだけが図4に示されている。加えて、各ユーザは、2つ以上の種類のユーザ機器デバイスを利用し(例えば、ユーザはテレビセットおよびコンピュータを有し得る)、また各種類のユーザ機器デバイスを2つ以上利用し得る(例えば、ユーザはPDAおよび携帯電話および/または複数のテレビセットを有し得る)。
【0040】
ユーザはまた、家庭内デバイスおよび遠隔デバイスにわたって一貫したメディアガイダンスアプリケーション設定を維持するように、種々の設定を設定し得る。設定は、本明細書で説明される設定、ならびに、お気に入りのチャンネルおよび番組、番組を推奨するためにガイダンスアプリケーションが利用する番組選好、表示選好、および他の望ましいガイダンス設定を含む。例えば、ユーザが、オフィスのパソコンで、例えば、ウェブサイトwww.tvguide.comの上で、チャンネルをお気に入りとして設定した場合、所望であれば、同じチャンネルが、ユーザの家庭内デバイス(例えば、ユーザテレビ機器およびユーザコンピュータ機器)、ならびにユーザのモバイルデバイス上でお気に入りとして表示される。したがって、同じまたは異なる種類のユーザ機器デバイスであるかどうかにかかわらず、1つのユーザ機器デバイス上で行われる変更は、別のユーザ機器デバイス上のガイダンス体験を変更することができる。さらに、行われる変更は、ユーザによる設定入力、ならびにガイダンスアプリケーションによって監視されるユーザ活動に基づき得る。
【0041】
ユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク414に連結され得る。すなわち、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、および無線ユーザ通信デバイス406は、それぞれ、通信経路408、410、および412を介して、通信ネットワーク414に連結される。通信ネットワーク414は、インターネット、携帯電話ネットワーク、モバイルデバイス(例えば、Blackberry)ネットワーク、ケーブルネットワーク、公衆交換電話ネットワーク、または他の種類の通信ネットワーク、あるいは通信ネットワークの組み合わせを含む、1つ以上のネットワークであり得る。BLACKBERRYは、Research In Motion Limited Corp.によって所有されるサービスマークである。経路408、410、および412は、別個または一緒に、衛星経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、インターネット通信をサポートする経路(例えば、IPTV)、フリースペース接続(例えば、放送または他の無線信号用)、あるいは任意の他の好適な有線または無線通信経路、もしくはそのような経路の組み合わせ等の、1つ以上の通信経路を含み得る。経路412は、図4に示された例示的実施形態において、無線経路であることを示すように破線で描かれ、経路408および410は、有線経路であることを示すように実線で描かれている(しかし、これらの経路は、所望であれば無線経路であり得る)。ユーザ機器デバイスとの通信は、これらの通信経路のうちの1つ以上によって提供され得るが、図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、単一経路として示されている。
【0042】
通信経路は、ユーザ機器デバイスの間には描かれていないが、これらのデバイスは、経路408、410、および412に関連して上記で説明されるもの、ならびにUSBケーブル、IEEE 1394ケーブル、無線経路(例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線、IEEE 802−11x等)等の他の短距離ポイントツーポイント通信経路、あるいは有線または無線経路を介した他の短距離通信等の通信経路を介して、相互に直接通信し得る。BLUETOOTHは、Bluetooth(登録商標) SIG,INC.によって所有される認証マークである。ユーザ機器デバイスはまた、通信ネットワーク414を介した間接的経路を通して、直接相互に通信し得る。
【0043】
システム400は、それぞれ通信経路420および422を介して通信ネットワーク414に連結される、メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418を含む。経路420および422は、経路408、410、および412に関して上記で説明される通信経路のうちのいずれかを含み得る。メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418との通信は、1つ以上の通信経路を介して交信され得るが、図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、単一経路として示されている。加えて、メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418のそれぞれが2つ以上あり得るが、図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、それぞれ1つだけが示されている。(これらのソースのそれぞれの異なる種類を以下で論議する)。所望であれば、メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418は、1つのソースデバイスとして統合され得る。ソース416および418と、ユーザ機器デバイス402、404、および406との間の通信は、通信ネットワーク414を通したものとして示されているが、いくつかの実施形態では、ソース416および418は、経路408、410、および412に関連して上記で説明されるもの等の通信経路(図示せず)を介して、ユーザ機器デバイス402、404、および406と直接通信し得る。
【0044】
メディアコンテンツソース416は、テレビ配信施設、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星配信施設、番組ソース(例えば、NBC、ABC、HBO等のテレビ放送会社)、中間配信施設および/またはサーバ、インターネットプロバイダ、オンデマンドメディアサーバ、および他のメディアコンテンツプロバイダを含む、1つ以上の種類のメディア配信機器を含み得る。NBCは、National Broadcasting Company, Inc.によって所有される商標であり、ABCは、ABC, INC.によって所有される商標であり、HBOは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。メディアコンテンツソース416は、メディアコンテンツの発信元であり得(例えば、テレビ放送会社、ウェブキャストプロバイダ等)、またはメディアコンテンツの発信元でなくてもよい(例えば、オンデマンドメディアコンテンツプロバイダ、ダウンロード用放送番組のビデオコンテンツのインターネットプロバイダ等)。メディアコンテンツソース416は、ケーブルソース、衛星プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、インターネットプロバイダ、または他のメディアコンテンツプロバイダを含み得る。メディアコンテンツソース416は、ユーザ機器デバイスのうちのいずれかから遠隔の場所にある、異なる種類のメディアコンテンツ(ユーザによって選択されるビデオコンテンツを含む)を記憶するために使用される、遠隔メディアサーバを含み得る。メディアコンテンツの遠隔記憶のため、および遠隔に記憶されたメディアコンテンツをユーザ機器に提供するためのシステムおよび方法は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、1999年6月11日出願のEllisらの米国特許出願第09/332,244号に関連して、さらに詳細に論議されている。
【0045】
メディアガイダンスデータソース418は、メディアリスト項目、メディア関連情報(例えば、放送時間、放送チャンネル、メディアのタイトル、メディア内容、評価情報(例えば、ペアレンタルコントロール評価、批評家の評価等)、ジャンルまたはカテゴリ情報、俳優情報、放送会社またはプロバイダのロゴのロゴデータ等)、メディア形式(例えば、標準解像度、高解像度等)、広告情報(例えば、テキスト、画像、メディアクリップ等)、オンデマンド情報、および、ユーザが所望のメディア選択間でナビゲートし、検索するために役立つ、任意の他の種類のガイダンスデータ等のメディアガイダンスデータを提供し得る。
【0046】
メディアガイダンスアプリケーションデータは、任意の好適なアプローチを使用して、ユーザ機器デバイスに提供され得る。いくつかの実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、データフィード(例えば、連続フィード、トリクルフィード、またはチャンネルの垂直帰線消去間隔内のデータ)を介して番組ガイドデータを受信する、独立型双方向テレビ番組ガイドであり得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、テレビチャンネルのサイドバンド上で、テレビチャンネルの垂直帰線消去間隔内で、帯域内デジタル信号を使用して、帯域外デジタル信号を使用して、または任意の他の好適なデータ伝送技術によって、ユーザ機器に提供され得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビチャンネル上でユーザ機器に提供され得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、任意の好適な頻度で(例えば、連続して、毎日、ユーザ指定期間で、システム指定期間で、ユーザ機器からの要求に応じて等)ユーザ機器に提供され得る。いくつかのアプローチでは、メディアガイダンスデータソース418からのガイダンスデータは、クライアントサーバアプローチを使用して、ユーザの機器に提供され得る。例えば、ユーザの機器上に存在するガイダンスアプリケーションクライアントは、必要な時にガイダンスデータを取得するように、ソース418とのセッションを開始し得る。メディアガイダンスデータソース418は、ユーザ機器デバイス402、404、および406に、メディアガイダンスアプリケーション自体、またはメディアガイダンスアプリケーションのソフトウェア更新を提供し得る。
【0047】
メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザ機器デバイス上に実装される独立型アプリケーションであり得る。他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアントサーバアプリケーションであり得、クライアントがユーザ機器デバイス上に常駐する。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、部分的にユーザ機器デバイス300の制御回路304上のクライアントアプリケーションとして、および部分的に遠隔サーバ上のサーバアプリケーションとして(例えば、メディアガイダンスデータソース418)、実装され得る。ガイダンスアプリケーション表示は、メディアガイダンスデータソース418によって生成され、ユーザ機器デバイスに伝送され得る。メディアガイダンスデータソース418はまた、ユーザ機器上での記憶のためにデータを伝送し得、次いで、ユーザ機器は、制御回路によって処理される命令に基づいて、ガイダンスアプリケーション表示を生成する。
【0048】
メディアガイダンスシステム400は、いくつかのアプローチ、またはネットワーク構成を例証することを目的としており、これによって、ユーザ機器デバイスならびにメディアコンテンツおよびガイダンスデータのソースは、メディアにアクセスし、メディアガイダンスを提供する目的で、相互に通信し得る。本発明は、これらのアプローチのいずれか1つまたは一部において、または、メディアを送達し、メディアガイダンスを提供するための他のアプローチを採用するシステムにおいて、適用され得る。以下の3つのアプローチは、図4の一般化実施例の具体的例証を提供する。
【0049】
1つのアプローチでは、ユーザ機器デバイスは、ホームネットワーク内で相互に通信し得る。ユーザ機器デバイスは、上記で説明される短距離ポイントツーポイント通信方式を介して、ホームネットワーク上に提供されるハブまたは他の類似デバイスを通した間接経路を介して、あるいは通信ネットワーク414を介して、直接相互に通信することができる。1つの家庭内の複数の個人のそれぞれが、ホームネットワーク上の異なるユーザ機器デバイスを操作し得る。結果として、種々のメディアガイダンス情報または設定が、異なるユーザ機器デバイス間で伝達されることが望ましいことがある。例えば、2005年7月11日出願のEllisらの米国特許出願第11/179,410号でさらに詳細に説明されているように、ホームネットワーク内の異なるユーザ機器デバイス上で、ユーザが一貫したメディアガイダンスアプリケーション設定を維持することが望ましいことがある。ホームネットワーク内の異なる種類のユーザ機器デバイスはまた、メディアコンテンツまたは予定メディアアセットイベント(例えば、メディアアセットのリマインダ)を伝送するように相互に通信し得る。例えば、ユーザは、ユーザコンピュータ機器から携帯用ビデオプレーヤまたは携帯用音楽プレーヤにメディアコンテンツを伝送し得る。
【0050】
第2のアプローチでは、ユーザは、複数の種類のユーザ機器を有し得、これによって、メディアコンテンツにアクセスしてメディアガイダンスを取得する。例えば、一部のユーザは、家庭内およびモバイルデバイスによってアクセスされる、ホームネットワークを有し得る。ユーザは、遠隔デバイス上に実装されるメディアガイダンスアプリケーションを介して、家庭内デバイスを制御し得る。例えば、ユーザは、オフィスのパーソナルコンピュータ、あるいはPDAまたはウェブ対応携帯電話等のモバイルデバイスを介して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスし得る。ユーザは、オンラインガイダンスアプリケーション上で種々の設定(例えば、録画、リマインダ、番組発注、または他の設定)を設定して、ユーザの家庭内機器を制御し得る。オンラインガイドは、直接、またはユーザの家庭内機器上のメディアガイダンスアプリケーションと通信することによって、ユーザの機器を制御し得る。ユーザ機器デバイスが互に遠隔の場所にある、ユーザ機器デバイスの通信のための種々のシステムおよび方法は、例えば、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2004年8月26日出願のEllisらの米国特許出願第10/927,814号で論議されている。
【0051】
第3のアプローチでは、家庭内外のユーザ機器デバイスのユーザは、メディアコンテンツソース416と直接通信してメディアコンテンツにアクセスするために、メディアガイダンスアプリケーションを使用することができる。具体的には、家庭内では、ユーザテレビ機器404およびユーザコンピュータ機器406のユーザは、メディアガイダンスアプリケーションにアクセスし、望ましいメディアコンテンツ間でナビゲートし、検索し得る。ユーザはまた、無線ユーザ通信デバイス406を使用して、家庭外のメディアガイダンスアプリケーションにアクセスし、望ましいメディアコンテンツ間でナビゲートし、検索し得る。
【0052】
メディアコンテンツの論議は、ビデオコンテンツを中心としているが、メディアガイダンスの原理は、音楽、画像等の他の種類のメディアコンテンツに適用できることが理解されるであろう。
【0053】
いくつかの実施形態では、ユーザは、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいるときに、メディアアセットイベント(例えば、リマインダ)を別のデバイス(例えば、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406、または別のユーザテレビ機器402)に転送するように、ユーザテレビ機器402を設定し得る。例えば、ユーザは、ユーザテレビ機器402を用いて、特定のアセットのリマインダをスケジューリングされ得る。リマインダがスケジューリングされ、ユーザにメディアアセットを通知する特定の時間に、ユーザテレビ機器402(または他の遠隔サーバあるいはソース)は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいるときに、システムは、メディアアセットまたはメディアアセットへのリンクとともに、リマインダを無線ユーザ通信デバイス406に転送し得る。
【0054】
次いで、ユーザは、無線ユーザ通信デバイス406上でリマインダを視認し、無線ユーザ通信デバイス406(または別のユーザテレビ機器402、別の無線ユーザ通信デバイス406、あるいはユーザコンピュータ機器404)上でメディアアセットにアクセスし得る。ユーザが無線ユーザ通信デバイス406の知覚可能な範囲外にいる場合、無線ユーザ通信デバイス406は、メディアアセットを記憶デバイスに自動的に記憶し得る。ユーザは後に、無線ユーザ通信デバイス406からメディアアセットにアクセスし得る。
【0055】
本明細書で説明される実施例は、ユーザテレビ機器402を使用して、ユーザがメディアアセットイベントをスケジューリングするか、またはデバイスを構成することを図示するが、ユーザが任意の他のデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス300、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406、またはメディアにアクセスするために好適な任意の他の種類のユーザ機器)を使用してメディアアセットイベントをスケジューリングする、実装に適用されると理解されるべきである。同様に、本明細書で説明される実施例は、ユーザテレビ機器402から他のデバイスへ転送されているメディアアセットイベントを図示するが、メディアアセットイベントがユーザ機器デバイス300(ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406、またはメディアにアクセスするために好適な任意の他の種類のユーザ機器)から他のデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス300、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406、またはメディアにアクセスするために好適である任意の他ののユーザ機器)へ転送される、実装に適用されると理解されるべきである。
【0056】
加えて、メディアアセットイベントの転送は、デバイス間の直接ポイントツーポイント通信を使用して、または第三者ソースを通して(例えば、メディアコンテンツソース416を使用して)行われ得る。同様に、メディアアセットイベントが2つ以上のデバイスの間で転送される実装では、ポイントツーポイント通信および第三者を通した通信の任意の組み合わせが使用され得る。例えば、ユーザテレビ機器402は、ポイントツーポイント通信スキームを使用して、メディアアセットイベントをユーザコンピュータ機器404に転送し得、必要であれば(例えば、ユーザがユーザコンピュータ機器404の知覚可能な範囲外にいる)、ユーザコンピュータ機器404は、第三者ソース(例えば、インターネット上の遠隔サーバ)を通して、メディアアセットイベントを無線ユーザ通信デバイス406に転送し得る。
【0057】
ユーザが特定のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかという決定は、第三者ソースによって遠隔で、または特定のデバイスによってローカルで行われ得る。例えば、1つの実装では、ユーザテレビ機器402は、ローカルアルゴリズムまたは監視スキーム(以下で論議される)を使用して、ユーザが知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し、その後、メディアアセットイベントを適切なデバイスに転送し得る。別の実装では、遠隔サーバが、ユーザテレビ機器402にping送信するか、またはユーザテレビ機器402を用いて好適なアルゴリズムまたは監視スキームを実行して、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。これら2つのアプローチの組み合わせも、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために使用され得る。
【0058】
図5は、本発明の別の実施形態による、メディアアセットイベント転送システム設定メニュー画面500の例証的な表示である。画面500は、イベントをスケジューリングする510、カレンダーにアクセスする530、デバイスを設定する520、予定イベントを見る540、ユーザプロファイルを修正する560、およびデバイスの知覚可能な範囲を構成する550ためのオプションを含み得る。
【0059】
画面500は、広告124(図1)と同様の機能性を有し得る、広告570を含み得る。簡潔にするために、広告570の機能性の論議は省略されているが、広告124と同じまたは同様の機能性を包含すると理解されるべきである。加えて、メディアアセットイベント転送機能性を提供するソフトウェアアプリケーションのスポンサを識別する、ロゴ580が表示され得る。ビデオ領域122(図1)と同様の機能性を有し得る、ビデオウィンドウ590も表示され得る。簡潔にするために、ビデオウィンドウ590の機能性の論議は省略されているが、ビデオ領域122と同じまたは同様の機能性を包含すると理解されるべきである。
【0060】
ユーザは、システム設定メニュー画面500にアクセスして、任意のローカルまたは遠隔デバイスからのメディアアセットイベント転送の機能性を設定し得る。例えば、ユーザは、PDAまたは他のモバイルデバイスを使用して、遠隔ウェブサイトから画面500にアクセスし得る。具体的には、ユーザは、業者のウェブサイト(例えば、TVGuide.com)にアクセスすることによって、メディアアセットリマインダ転送機能性(以下で詳細に論議される)を構成し得る。構成は、必要な時にウェブサイトからユーザの家庭用機器に自動的にダウンロードされ得る。ユーザはまた、ローカルでユーザテレビ機器402(図4)を使用して画面500にアクセスし、メディアアセットイベント転送機能性を構成し得る。
【0061】
ユーザテレビ機器402が(遠隔またはローカルで)構成された後、ユーザは、イベントをスケジューリングする510(例えば、メディアアセットのリマインダ、録画をスケジューリングする)ためのオプションを選択し得る。予定イベントは、イベントがトリガされる時にユーザが使用している可能性が最も高いデバイスに転送され得る。例えば、ユーザは、ウェブサイトを使用して、インターネット上でメディアアセットのリマインダをスケジューリングされ得る。リマインダは、ユーザのコンピュータ上で特定の時間に、メディアアセットについてユーザに通知するように構成され得る。特定の時間に、例えば、ユーザのコンピュータがオフにされている場合、ユーザテレビ機器402は、リマインダ(およびメディアアセットまたはメディアアセットへのリンク)を、ユーザによって使用中であるデバイス(例えば、携帯電話)に自動的に転送し得る。ユーザは、(例えば、Eメール、SMSまたはMMSメッセージを介して)携帯電話で通知を受信し、メディアアセットに気付かされ得る。ユーザが携帯電話で通知を受信できなかった(例えば、好適な期間内にEメール、SMSまたはMMSメッセージを開かなかった)場合、携帯電話は、メディアアセットを記憶するように構成され得る。
【0062】
図6は、本発明の別の実施形態による、メディアアセットイベントスケジューリング画面600の例証的な表示である。具体的には、イベントをスケジュールに入れるためのオプション510(図5)の選択が、イベントをスケジューリングする画面600にユーザをナビゲートし得る(または画面の表示を引き起こす)。いくつかの実装では、ユーザテレビ機器402は、特定の番組リスト項目102(図1)のユーザ選択の受信の結果として(またはそれに応じて)、画面600を提示し得る。
【0063】
例えば、ユーザは、関心の番組リスト項目にカーソルをナビゲートし、選択ボタンを押すか、または入力デバイス上の好適なボタンをクリックし得る。ユーザテレビ機器402は、選択された番組リスト項目と関連付けられるメディアアセットが将来の日付でアクセス可能である(またはスケジューリングまたはリソース対立により現在はアクセス可能ではない)ことを決定し得る。結果として、ユーザテレビ機器402は、例えば、画面600を表示することによって、ユーザが、選択されたメディアアセットのイベントをスケジューリングすることを可能にし得る。画面600は別個の表示として示されているが、画面600のオプションのうちのいくつかまたは全ては、画面500の上のオーバーレイとして、またはそこからユーザが番組リスト項目を選択した同じ画面内で表示され得ることを理解されたい。ユーザテレビ機器402は、イベントをスケジューリングするか、または番組リスト項目を見るためにユーザがアクセスしているデバイスの表示特性に一致するように、画面600のサイズおよびナビゲーション(例えば、カーソル移動または選択)を調整し得る。
【0064】
イベントをスケジューリングする画面600は、メディアアセット選択情報部分620と、イベント種類選択部分630とを含み得る。画面600はまた、メディアアセットタイトル610と、タイトルを変更するためのオプション612と、メディアアセット情報に対するオプション614とを含み得る。具体的には、ユーザテレビ機器402は(例えば、処理回路306(図3)を使用して)、選択されたメディアアセットのタイトルをメディアアセットタイトル610として表示し得る。ユーザは、選択されているメディアアセットを変更するように、タイトルを変更するためのオプション612を選択し得る。例えば、タイトルを変更するためのオプション612の選択は、番組リスト項目画面100(図1)に戻るようにユーザをナビゲートし得る。代替として、ユーザテレビ機器402は、画面600内のオーバーレイとして番組リスト項目を表示し、ユーザが、番組リスト項目をナビゲートしてインベントをスケジューリングするための異なるメディアアセットを選択することを可能にし得る。
【0065】
ユーザはまた、選択されたメディアアセットについてのさらなる詳細を見るために、メディアアセット情報に対するオプション614を選択し得る。例えば、メディアアセット情報に対するオプション614の選択は、選択されたメディアアセット、または選択されたメディアアセットが属するシリーズに関する詳細な情報の表示(別個またはオーバーレイとして)提示し得る。詳細な情報の表示は、メディアアセットエピソードの短い10〜15秒のセグメント等の、選択されたメディアアセットのプレビュークリップを含み得る。オプション(図示せず)はまた、予定イベントが選択されたメディアアセットのみ、またはメディアアセットが属するシリーズ全体に適用されるかどうかをユーザが特定することを可能にするように提供され得る。
【0066】
メディアアセット選択情報部分620は、選択されたメディアアセットに対するアクセスまたはソース情報領域622を含み得る。例えば、選択されたメディアアセットが放送ソース(例えば、ケーブル、衛星、またはアンテナ)によって提供されるときに、ユーザテレビ機器402は、選択されたメディアアセットの日付、時間、チャネル、およびソースを示し得る。代替として、選択されたメディアアセットがオンデマンド(または非線形)型のメディアアセットであるときに、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットのソースのみを表示し、メディアアセットがオンデマンド(または非線形)メディアアセットであることを示し得る。例えば、選択されたメディアアセットが特定の時間にインターネット上でウェブサイトを通して(例えば、HULU.comまたはYOUTUBE.comで)利用可能であるときに、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットのURL(またはウェブサイトアドレス)をソースとして示し得る。
【0067】
具体的には、ユーザは、(例えば、メディアアセットがまだ放送されていないため)インターネット上で利用可能ではないメディアアセット(例えば、番組「The Office」の将来のエピソード)に関心を持つ場合がある。加えて、ユーザは、いつメディアアセットがウェブサイト上で利用可能になるかを認識していない場合がある。したがって、ユーザは、それがインターネット上で(例えば、HULU.comで)利用可能になる時に対してメディアアセットのリマインダをスケジューリングするために、ユーザテレビ機器402を使用し得る。ユーザテレビ機器402は、ソース情報領域622中で、メディアアセットを提供し得るウェブサイトのURLを表示し得る。
【0068】
変更するためのオプション624は、ソース情報領域620中のアイテムのそれぞれ(すなわち、日付、時間、チャネル、またはソース)の隣に、またはそれに近接して表示され得る。例えば、ユーザは、日付の隣に表示される、変更するためのオプション624を選択して、メディアアセットが提供される異なる日付を選択し得る。いくつかの実装では、ユーザが日付に対して変更するためのオプション624を選択すると、選択されたメディアアセットの将来の放送日のみを含む表示が提供され得る(例えば、オーバーレイとして)。例えば、選択されたアセットが毎週木曜日のみに放送される(または利用可能である)ときに、ユーザが日付と関連付けられる変更するためのオプション624を選択すると、木曜日に対応する日付のみが表示され得、異なる曜日に対応する日付は除外され得る。同様の機能性を伴う同様の表示が、時間、チャネル、またはソースと関連付けられた変更するためのオプション624のそれぞれに対して提供され得、それぞれの論議は、簡潔にするために省略される。
【0069】
推奨626が、選択されたメディアアセットに関連するメディアアセットに対して提供され得る。チェックボックス628は、ユーザが、イベントを推奨メディアアセットに対して同じように適用することをユーザテレビ機器402に命令することを可能にする。例えば、ユーザテレビ機器402は、選択されたメディアアセットに関連する1つ以上のメディアアセットを見つけて、関連メディアアセットを推奨626として表示し得る。ユーザテレビ機器402はまた、ユーザのプロファイルで設定された選好に基づいて、関連するアセットのうちのいくつかを排除し得る。ユーザは、ユーザが好む推奨メディアアセットに対応するチェックボックス628をマークし得る。次いで、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットタイトル610によって識別される、選択されたメディアアセットに対してスケジューリングされたイベントと同じまたは同様である、ユーザ選択された推奨アセットに対してイベントをスケジューリングされ得る。
【0070】
ユーザテレビ機器402が推奨を提供するために検索するメディアアセットは、選択されたアセットと同じソース上で提供されるメディアアセットであることに制限されるか、または任意のソース上で提供され得る。推奨メディアアセットが異なるソースから提供されるときに、ユーザテレビ機器402は、ユーザにソースの違いを通知して、ユーザが適切な措置を講じることを可能にし得る。例えば、選択されたメディアアセットがインターネット上で提供され得る一方で、推奨メディアアセットは放送(例えば、ケーブル、衛星、またはアンテナ)上で提供され得る。
【0071】
ユーザがスケジューリングされ得るイベントの種類は、選択されたメディアアセットの録画をスケジューリングすること、選択されたメディアアセットのリマインダをスケジューリングすること、および選択されたメディアアセットを発注することを含む。加えて、ユーザは、編集者の選択に登録し、編集者の選択が更新または提供される時のリマインダをスケジューリングするために、画面600を使用し得る。
【0072】
例えば、編集者の選択は、特定の編集者(例えば、著名人)が録画をスケジューリングするか、またはお気に入りとしてマークする、全てのメディアアセットを含み得る。ユーザは、特定の編集者と関連付けられる編集者の選択に登録して、編集者が録画をスケジューリングされた、またはお気に入りとしてマークしたメディアアセットの全てを視聴し得る。ユーザは、ユーザが登録する編集者の選択のリアルタイム最新情報を入手するために、リマインダをスケジューリングされ得る。ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいないときに、ユーザテレビ機器402は、ユーザが他のデバイス上で最新情報を視聴し得るように、リマインダ(編集者の選択に対する最新情報を含む)を別のデバイスに転送し得る。編集者の選択およびそれらの機能性は、例えば、全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2006年9月29日出願の米国特許出願第11/541,217号でより詳細に説明されている。
【0073】
イベント種類選択部分630は、ユーザが、選択されたメディアアセットに対してスケジューリングするイベントの種類を選択することを可能にする、ラジオボタンを含み得る。例えば、ユーザが録画するために選択されたメディアアセットをスケジューリングされたいときに、ユーザは、ラジオボタン632または634を選択し得る。具体的には、ラジオボタン632の選択が、ローカルで選択されたメディアアセットを録画するようにユーザテレビ機器402に命令し得る一方で、ラジオボタン634の選択は、別のデバイス(例えば、異なるユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、または無線ユーザ通信デバイス406)上で選択されたメディアアセットを録画するようにユーザテレビ機器402に命令し得る。
【0074】
ユーザが別のデバイス上で録画するようにラジオボタン634を選択するときに、ユーザはまた、どの1つ以上の他のデバイス上でメディアアセットが録画されるかを特定し得る。具体的には、ユーザは、チェックボックス636を選択して、選択されたメディアアセットを寝室に位置するユーザ機器またはモバイルデバイスに録画するかどうかを示し得る。デバイス構成画面700(図7)(以下で論議される)を使用して構成されるデバイスのうちのいずれか1つ以上は、チェックボックス636をマークにすることによって、選択されたメディアアセットを録画するために選択され得る。
【0075】
ユーザはまた、デバイス構成画面700を使用して構成されるデバイスのうちの1つの上で、メディアアセットの第1の部分を録画し、デバイス構成画面700を使用して構成されるデバイスのうちの第2のデバイスの上で、メディアアセットの第2の部分を録画するように、ユーザテレビ機器402に命令し得る。これは、例えば、選択されたメディアアセットが大きすぎて、1つのデバイスの記憶装置に入らない時に望ましいことがあり、その場合、ユーザテレビ機器402は、オーバーフロー(例えば、メディアアセットの残りの部分)を、より多くの記憶空間を伴う異なるデバイスに転送し得る。
【0076】
選択されたメディアアセットのリマインダをスケジューリングするために、ユーザは、ラジオボタン642を選択するか、またはマークし得る。予定リマインダは、選択されたメディアアセットが始まろうとしていることをユーザに警告または通知し得る。例えば、警告または通知は、ディスプレイ上に表示されるプロンプトまたはメッセージであり得、または可聴警報であり得る。ディスプレイ上のプロンプトは、選択されたメディアアセットが始まる5分前、または何らかの他の好適な時間量で提供され得る。ユーザは、選択されたメディアアセットが始まるときに、それに同調するか、またはそれを視聴するように、プロンプトに表示されたオプションを選択し得る。
【0077】
ユーザは、適切なチェックボックス644をマークすることによって、予定イベントのどれだけ前の時間に通知または警告が表示されるか(すなわち、リードタイム)を修正し得る。具体的には、ユーザは、第2のチェックボックス644をマークして、ユーザテレビ機器402に、選択されたメディアアセットが始まる10分前に警告を表示させ得る。ユーザはまた、表示中の最後のチェックボックス644をマークし、ユーザ入力646として数字を提供することによって、リマインダに対して任意の他の望ましいリードタイムを選択し得る。例えば、ユーザは、ユーザ入力646として11を入力し得、ユーザテレビ機器402は、選択されたメディアアセットが始まる11分前に警告またはプロンプトを提供し得る。
【0078】
上記で論議されるように、画面600にナビゲートする代わりに、ユーザは、随意で、表示100(図1)からの番組リスト項目の選択によって、録画するためにメディアアセットをスケジューリングするか、またはメディアアセットのリマインダをスケジューリングされ得ることを理解されたい。例えば、ユーザは、番組リスト項目108を選択し得、ユーザテレビ機器402は、ユーザが録画または選択されたメディアアセットのリマインダをスケジューリングされたいかどうかを、ユーザに問い合わせ得る。リマインダのリードタイムは、ユーザによって修正され得るデフォルト値(例えば、5分)であり得る。
【0079】
選択されたメディアアセットが、有料番組または特別な発注要求を必要とする何らかの他の番組であるときに、ユーザは、発注するためのオプション650を選択することによって、発注要求をスケジューリングされ得る。発注するためのオプション650の選択は、ユーザが、番組の発注または購入を完了するために使用され得る、支払パラメータまたはユーザ名およびパスワードを入力することを可能にする、表示を提示し得る。
【0080】
選択されたメディアアセットは、メディアアセットが利用可能になる時間より前に発注され得る。例えば、ユーザは、支払いを要求し得、後日に行われる(それにより、利用可能となる)ようにスケジューリングされる、チャンピオンシップ試合(例えば、選択されたメディアアセット)を発注し得る。
【0081】
いくつかの実施形態によれば、試合が行われるときに、ユーザテレビ機器402は、試合が以前に発注されていることを示して、ユーザに警告するか、またはユーザに示し、ユーザが試合にアクセスすることを可能にし得る。ユーザが、警告またはプロンプトが提供されるユーザテレビ機器402(すなわち、第1のデバイス)の知覚可能な範囲内にいない場合、ユーザテレビ機器402は、その決定を行い、試合と関連付けられるデータを第2のデバイスに伝送し得る(例えば、Eメール、SMSまたはMMSメッセージを介して)。ユーザが好適な期間内(例えば、試合が始まる予定になっている時の5分以内)に警告またはプロンプトを見るか、または聞くことができる場合、ユーザは、第2のデバイスまたは任意の他の好適なデバイス上で試合にアクセスし得る。ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいない場合、ユーザテレビ機器402(例えば、処理回路306を使用する)または第2のデバイスは、第3のデバイスを試し得、または代替案では、あるいは加えて、試合を第2のデバイスのメモリまたは記憶デバイスに記憶または録画し得る。
【0082】
ユーザは、編集者の選択に登録するためのオプション660を選択することによって、編集者の選択の最新情報に登録し得る。例えば、ユーザが編集者の選択に登録するためのオプション660を選択すると、処理回路306は、編集者の選択に対する最新情報が利用可能であることを示して、ユーザに警告するか、またはユーザに示し得る。ユーザが、警告またはプロンプトが提供されるデバイスの知覚可能な範囲内にいない場合、処理回路306は、その決定を行い、編集者の選択の最新情報と関連付けられるデータを第2のデバイスに伝送し得る(例えば、Eメール、SMSまたはMMSメッセージを介して)。ユーザが編集者の選択の最新情報に対する警告またはプロンプトを見るか、または聞くことができる場合、ユーザは、第2のデバイスまたは任意の他の好適なデバイス上で編集者の選択に対する最新情報を視聴し得る。ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいない場合、ユーザテレビ機器402は、別のデバイスを試すか、または編集者の選択の最新情報を第2のデバイスのメモリまたは記憶デバイスに記憶または録画し得る。
【0083】
図5を再び参照すると、デバイスを設定するためのオプション520の選択は、画面700(図7)にユーザをナビゲートし得る。具体的には、ユーザは、ユーザテレビ機器402がメディアアセットイベントを転送することができる他のデバイスを用いて、ユーザテレビ機器402を構成するために、画面700を使用し得る。例えば、ユーザは、デバイス設定画面700を使用することによって、種々のモバイルまたは家庭用デバイスを構成し得る。
【0084】
デバイス設定画面700(図7)は、リストの中に、第1のデバイスパラメータ710、第2のデバイスパラメータ712、および第3のデバイスパラメータ714を含む。デバイスパラメータはリストの中に表示されているが、デバイスは、モザイク等の任意の他の好適な形式で表示され得ることを理解されたい。特定の一式のパラメータと関連付けられるデバイスの名前または種類が表示され得る。例えば、第1のデバイスパラメータ710は、携帯情報端末(PDA)と関連付けられ、第2のデバイスパラメータ712は、パーソナルコンピュータまたはラップトップと関連付けられ、第3のデバイスパラメータ714は、携帯電話と関連付けられ得る。
【0085】
いくつかの実装では、デバイスの名前または種類を表示する代わりに、またはそれに加えて、ユーザにデバイスを識別するアイコンが、デバイスパラメータとともに表示され得る。例えば、第1のデバイスパラメータ710がPDAと関連付けられることをユーザに示すために、手持ち式コンピュータデバイスの写真が提示され得る。3つだけのデバイスが画面700の中で示されているが、任意の数のデバイスが、表示画面のサイズおよび形式の制限内で表示され得ることを理解されたい。表示されるよりも多くのデバイスが利用可能であるとき、ユーザは、スクロールバー794を使用して表示をスクロールし、以前および次の一式のデバイスを視認し得る。
【0086】
各デバイスは、優先レベルパラメータ720を含み得る。優先レベルパラメータは、最初にどのデバイスにメディアアセットイベントを転送するかをユーザテレビ機器402に示し得る。具体的には、優先レベル720は、最初に最高優先順位を有するデバイスを試し、ユーザがそのデバイスの知覚可能な範囲外にいる(または範囲内にいない)場合に、次の最高優先レベル720を有するデバイスを試すように、ユーザテレビ機器402に命令するために使用され得る。例えば、画面700に示されるように、第1のデバイスパラメータ710(例えば、PDA)が、2という優先レベル720を示す一方で、第2のデバイスパラメータ712(例えば、パーソナルコンピュータ)は、1というより高い優先レベル720を示す。したがって、ユーザテレビ機器402が、メディアアセットイベントが転送される必要があると決定するとき(例えば、ユーザがユーザ機器デバイスの知覚可能な範囲外にいる時)、ユーザテレビ機器402は、最初に、メディアアセットイベントを第2のデバイス(例えば、パーソナルコンピュータ)に転送しようとし、次いで、メディアアセットイベントを第1のデバイス(例えば、PDA)に転送しようとし得る。
【0087】
いくつかの実装では、ユーザテレビ機器402が、メディアアセットイベントを最低優先レベル720を伴うデバイス(例えば、携帯電話)に転送し得るとき、ユーザテレビ機器402は、ユーザがそのデバイス(例えば、携帯電話)の知覚可能な範囲外にいる場合、メディアアセットを記憶または録画するようにそのデバイス(例えば、携帯電話)に命令し得る。加えて、最低優先レベル720を有するデバイスが(例えば、メディアセットのサイズが大きすぎるため)メディアアセットを記憶または録画できない場合、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットの全体または一部を記憶または録画するように、次の最低優先レベルを有するデバイス(例えば、PDA)に命令し得る。
【0088】
代替として、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットを記憶または録画するために、最高優先レベルを有するデバイス(例えば、パーソナルコンピュータ)に命令し得る。いくつかの実装では、ユーザは、メディアアセットを録画または記憶するために、別個の優先レベルを有するユーザテレビ機器402を構成し得る。例えば、ユーザは、ユーザが最低優先レベルを有するデバイスの知覚可能な範囲外にいる(または範囲内にいない)ときに、ユーザテレビ機器402がメディアアセットをデバイスのうちの1つに記憶または録画しようとする順番を(例えば、異なる優先レベルを設定することによって)構成し得る。
【0089】
ユーザは、ユーザテレビ機器402が、特定の時間にメディアアセットイベントをデバイスのうちの1つに転送することを禁止し得る。具体的には、アクセスを制限するためのオプション730が、種々のチェックボックス732をマークすることによって選択され得る。例えば、ユーザは、適切なチェックボックス732をマークすることによって、週末、夜(例えば、午後6時以降)、平日、または他の時間枠に、メディアアセットイベントを特定のデバイスに決して転送しないように、ユーザテレビ機器402を構成し得る。ユーザは、チェックボックス732をマークすることによって(「その他」としてマークされる)、制限された時間枠を特定し得る。
【0090】
デバイスが制限されたアクセス時間を有するとき、ユーザテレビ機器402は、これらのときに、メディアアセットイベントをそのデバイスに転送することを省略し得る。例えば、第1のデバイスは、第2のデバイスよりも高い優先順位を有し得るが、特定の時間枠中に制限を有し得る。したがって、ユーザテレビ機器402は、最初に、特定の時間枠中にメディアアセットイベントを第1のデバイスに転送しようとすることなく、メディアアセットイベントを第2のデバイスに転送し得る。
【0091】
同様に、ユーザは、ユーザテレビ機器402が、特定の種類のメディアイベントまたはサイズ制限を超えるメディアイベントに対応するメディアイベントをデバイスに転送することを禁止し得る。具体的には、ユーザは、ユーザテレビ機器402が、特定の種類に対応するメディアイベントを転送することを禁止するように、メディアアセット種類制限750を選択し得る。例えば、ユーザは、ユーザテレビ機器402が転送することを禁止される各種類(例えば、ビデオ、オーディオ、テキスト、画像、なし)に対応するチェックボックス752をマークし得る。より具体的には、ユーザがオーディオチェックボックス752をマークする場合、ユーザテレビ機器402は、オーディオを有するメディアアセット(例えば、MP3またはWAVファイル)に対応するメディアアセットイベントを転送するときに、その特定のデバイスを省略するように命令され得る。「なし」のチェックボックス752をマークすることは、いずれの種類制限もそのデバイスに実施されていないことをユーザテレビ機器402に示し得る。
【0092】
ユーザは、特定のデバイスにサイズ制限760を課し得る。具体的には、ユーザは、メディアアセットイベントに対応するメディアアセットが、チェックボックス762によって特定されるサイズ制限を超えるサイズを有するときに、サイズ制限を伴うデバイスを省略するようにユーザテレビ機器402に命令し得る。いくつかの実装では、ユーザテレビ機器402は、デバイスのサイズ制限を超えるメディアアセットに対応するメディアアセットイベント(例えば、リマインダまたは警告)をデバイスに転送するのみであり得るが、メディアアセット自体を転送しなくてもよい。これは、ユーザが特定のデバイス上のメディアアセットイベントについて警告されることを可能にするが、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲外にいる場合、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットをそのデバイスに記憶または録画しない。
【0093】
接続パラメータ740は、特定のデバイスへのメディアアセットイベントの送達の方法を構成し得る。例えば、PDAと関連付けられる第1のデバイスパラメータ710は、接続パラメータ740として電話番号742またはIPアドレス744を含み得る。具体的には、ユーザテレビ機器402は、接続パラメータ740で特定されるパラメータを使用して、データを第1のデバイスに選局または転送し得る。より具体的には、ユーザテレビ機器402は、電話番号を使用して、またはIPアドレスを介して(例えば、インターネットへの接続を通して)、デバイスにSMS、MMSを伝送するか、またはEメールを送信し得る。ユーザテレビ機器402が、接続パラメータ740で特定されるパラメータのうちの1つを使用して、データを特定のデバイスに接続または転送できないとき、ユーザテレビ機器402は、異なるパラメータ(例えば、IPアドレス)を使用して、データを接続または転送しようとし得る。画面700に示されていない他の接続モードは、BLUETOOTH(登録商標)、無線、赤外線、または図4に関連して上記で論議されるもの等の任意の他のポイントツーポイントあるいは長距離通信手段を含み得る。
【0094】
除去するためのオプション770が、表示されるデバイスパラメータのそれぞれに提供され得る。除去するためのオプション770の選択は、ユーザテレビ機器402からデバイスおよびパラメータを削除し得、したがって、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットイベントを削除されたデバイスに転送しなくてもよい。除去するためのオプション770の選択は、ユーザがそのデバイスのパラメータを永久的に削除したいことを確認するように、(オーバーレイまたは新しい画面として)確認画面を提示し得る。加えて、デバイスパラメータが除去または削除されるときに、ユーザテレビ機器402は、全ての優先レベル720を自動的に調整し得る。具体的には、ユーザテレビ機器402は、除去されたデバイスの優先順位よりも高い全ての優先レベルを1つの数だけ低減し得る。
【0095】
追加するためのオプション792が、新しいデバイスパラメータをデバイスのリストに追加するように提供され得る。追加するためのオプション792の選択は、(オーバーレイまたは新しい画面として)新しい画面を提示し、ユーザが種々のパラメータを入力することを要求し得る。ユーザが入力し得るパラメータの中には、デバイス名または種類、デバイスに接続する方法、新しいデバイスの優先レベル、または新しいデバイスに適用する制限(サイズ、種類、または時間制限)がある。ユーザテレビ機器402は、ユーザテレビ機器402がメディアアセットイベントを転送するデバイスのリストにデバイスを追加する前に、データを転送するように新しいデバイスを用いて接続を確立することができるかどうかを試験するための試験オプションを提供し得る。
【0096】
知覚可能な範囲を構成するためのオプション780が、表示されるデバイスパラメータのそれぞれに提供され得る。知覚可能な範囲を構成するためのオプション780の選択は、ユーザが特定のデバイス(例えば、PDA、パーソナルコンピュータ、携帯電話等)の知覚可能な範囲の設定を構成することを可能にし得る。知覚可能な範囲を構成するためのオプション780の選択は、ユーザが対応するデバイスの知覚可能な範囲を構成することができる(以下で論議される)(または画面700内のオーバーレイとして画面1000の構成設定を表示する)、画面1000(図10)にユーザをナビゲートし得る。
【0097】
ユーザは、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲外にいる(または範囲内にいない)かどうかを決定するために、どのような種類の活動を監視するべきかをユーザテレビ機器402に示すように、デバイスの知覚可能な範囲を構成し得る。例えば、ユーザは、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを検出する種々のセンサをオンまたはオフにし得る。具体的には、ユーザは、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内または外にいることを示し得る、ディスプレイがオンまたはオフであるかどうかを決定する、センサをオンにし得る。ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために使用されるセンサおよびモニタのさらなる詳細は、図10に関連して以下で論議される。
【0098】
終了オプション790の選択は、デバイスパラメータに行われる全ての設定および変更を保存し、以前の画面または見られている現在の番組にユーザを戻し得る。例えば、終了オプション790の選択は、メディアアセットイベント転送メニュー画面500に戻してユーザをナビゲートし得る。終了オプション790の選択は、ローカルで、または遠隔サーバ上で、ユーザのプロファイルへの全ての設定を記憶装置308に記憶し得る。
【0099】
図5を再び参照すると、カレンダーにアクセスするためのオプション530の選択が、画面800(図8)にユーザをナビゲートし得る。画面800に示されたカレンダー860は、グラフィカルインターフェースを使用して、ユーザが予約およびメディアアセットイベントを閲覧、追加、または削除することを可能にする。
【0100】
カレンダー画面800は、インポート機能810、追加機能820、およびエクスポート機能830を含み得る。インポート機能810の選択は、ユーザが、別のデバイス上でスケジューリングされている一式の予約およびメディアアセットイベントを提供することを可能にし得る。例えば、ユーザは、例えば、Outlookのようなスケジュール管理ソフトウェアを使用して、PDAまたはパーソナルコンピュータ上で予約およびメディアアセットイベントをスケジューリングされ得る。1つのデバイス上にある各予定入力を別のデバイスに手動で入れなければならないことを回避するために、ユーザは、インポート機能810を選択し得る。
【0101】
ユーザがカーソル840または他の好適な選択手段を使用してインポート機能810を選択した後、ユーザテレビ機器402は、予定予約およびメディアアセットイベントをインポートするデバイスを選択するようにユーザに頼んでもよい。次いで、ユーザテレビ機器402は、選択されたデバイスと通信して、全ての予定予約およびメディアアセットイベントをダウンロードし得る。ユーザには、カレンダー860にすでにローカルで記憶されている予定イベントの全てを上書きするか、または予定予約およびメディアアセットイベントを統合するためのオプションが与えられ得る。デバイスは、インターネット、ネットワーク、Bluetooth(登録商標)、または他の伝送スキーム上等の任意の好適な方式で、カレンダーデータをインポートするように通信し得る。
【0102】
データがユーザテレビ機器402に提供された後、カレンダー860は、予定予約およびメディアアセットイベントの全てを表示し得る。例えば、1種類の記号866(例えば、丸)を使用して、各予約がカレンダー860で識別され得、別の記号868(例えば、四角)を使用して、各メディアアセットイベントがカレンダー860で識別され得る。ユーザは、メディアアセットイベントと対立する予約があるかどうかが容易に分かってもよい。カレンダー860はまた、予約とメディアアセットイベントとの間の対立をユーザに視覚的に識別し得る。
【0103】
ユーザテレビ機器402はまた、カレンダー860に表示された記号の意味をユーザに説明する、キー850を表示し得る。例えば、キー850は、予約に対応する記号852および866を示す説明と、予約記号866を合致させる、記号852を含み得る。同様に、キー850は、記号854および868がメディアアセットイベントに対応することを示す説明と、メディアアセットイベント記号868を合致させる、記号854を含み得る。
【0104】
エクスポート機能830の選択は、ユーザテレビ機器402に、全てのデータ(例えば、予定予約およびメディアアセットイベント)を別のデバイスに提供させてもよい。例えば、ユーザテレビ機器402は、別のデバイスへの転送を容易にするために、単一のファイル上に全ての予定予約およびメディアアセットイベントをコンパイルし得る。ユーザは、ファイルを可撤性記憶デバイス(例えば、USBキー)に記憶し、次いで、ファイルを別のデバイスのカレンダーにインポートし得る。
【0105】
追加機能820の選択は、ユーザが予約またはメディアアセットイベントをスケジューリングすることを可能にする。例えば、ユーザが追加機能820を選択するとき、ユーザテレビ機器402は、ユーザが予約またはメディアアセットイベントをスケジューリングされたいかどうかを問い合わせてもよい。ユーザが予約をスケジューリングされたい場合、ユーザテレビ機器402は、ユーザが予定に対するパラメータ(例えば、場所、時間、日付、関係者等)を特定することを可能にし得る。ユーザがメディアアセットイベントをスケジューリングされたい場合、ユーザテレビ機器402は、画面600(図6)にユーザをナビゲートし得る。
【0106】
ユーザは、右矢印864を選択することによって後の月を、左の矢印862を選択することによって前の月を閲覧し得る。
【0107】
図10に関連して以下で論議されるように、ユーザテレビ機器402は、ユーザが特定の時間にデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス)の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、カレンダー860にスケジューリングされた予約を使用し得る。例えば、メディアアセットイベントが、ユーザが予約をスケジューリングされた時間の間にスケジューリングされているとき、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいることを決定し、メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る。ユーザテレビ機器402はまた、複数のデバイスのうちのいずれかに、ユーザが予約時にアクセスできる可能性が高いかを決定し、その決定に基づいて、メディアアセットイベントを適切なデバイスに提供し得る。加えて、ユーザは、予約パラメータにおいて、転送されたメディアアセットイベントの受信のためにどのデバイスが利用可能であるかを、それらのデバイスの優先レベルとともに特定し得る。
【0108】
図5を再び参照すると、予定イベントを閲覧するためのオプション540が、画面900(図9)にユーザをナビゲートし得る。具体的には、予定イベント画面900は、全ての予定メディアアセットイベントのリストを表示し得る。
【0109】
予定イベント画面900は、予定イベントリスト項目920およびメディアアセットイベント情報領域960を含み得る。ユーザが画面900にナビゲートすると、ユーザテレビ機器402は、ユーザに対してスケジューリングされた全てのメディアアセットイベントのリストを(ローカルにまたは遠隔から)メモリから回収し得る。ユーザテレビ機器402は、最初期のイベントから最新のイベント、メディアアセットイベントタイトルのアルファベット順、ランダムな順序、または任意の他の好適なユーザ特定またはシステム決定順序に基づく順序で、各イベントを別個のリスト項目として表示し得る。
【0110】
各メディアアセットイベントリスト項目920は、除去922および編集924するためのオプションを含み得る。ユーザは、除去するためのオプション922を選択して、ユーザテレビ機器402に、スケジューリングされたメディアアセットイベントからメディアアセットイベントを削除させてもよい。メディアアセットイベントが除去されると、ユーザテレビ機器402は、対応するメディアアセットに対する警告または通知を転送または表示しなくなってもよい。全てを除去するためのオプション910も、ユーザが全ての予定メディアアセットイベントを迅速に削除することを可能にするように提供され得る。例えば、全てを除去するためのオプション910の選択は、ユーザテレビ機器402に、画面900に表示された、またはユーザと関連付けられる、全てのメディアアセットイベントリスト項目を除去させてもよい。例えば、ユーザ予約と対立するか、ある時間に始まるか、ある種類であるか、共通の特性を有するか、または特定された基準を満たすか、メディアアセットイベントを同時に除去するように、他のオプションが提供され得る。
【0111】
各メディアアセットイベントリスト項目はまた、メディアアセットイベントリスト項目と関連付けられるイベントの種類の指標(図示せず)を含み得る。例えば、Family Guyのメディアアセットイベントリスト項目920は、Family Guyのメディアアセットイベントリスト項目920が録画イベントと関連付けられていることを示す、テープアイコンを含み得る。同様に、Simpsonsのメディアアセットイベントリスト項目920は、Simpsonsのメディアアセットイベントリスト項目がリマインダイベントと関連付けられていることを示すベルアイコンを含み得る。特定のメディアアセットイベントリスト項目と関連付けられるメディアアセットイベントを識別する任意の他の好適なアイコンが表示され得る。
【0112】
ユーザが特定のメディアアセットイベントリスト項目に対する編集するためのオプション924を選択すると、ユーザテレビ機器402は、画面600(図6)にユーザをナビゲートし(または画面900内のオーバーレイとして画面600のオプションを表示し)、選択されたメディアアセットイベントと関連付けられる以前に保存された設定を表示し得る。次いで、ユーザは、選択されたメディアアセットイベントと関連付けられる以前に保存された設定を変更し得る。
【0113】
例えば、ユーザは、メディアアセットイベントリスト項目920(例えば、Family Guy)に対する編集するためのオプション924を選択し得る。次いで、画面600は、選択されたメディアアセットイベントに対する以前に保存されたオプションが表示され得る。ユーザは、異なるチェックボックス644をマークすることによってリマインダのタイミングを修正し得る。ユーザは、選択されたアセットに対する新しい設定を保存し、メディアアセットイベントリスト項目画面900に戻ってナビゲートされ得る。
【0114】
ユーザは、特定のメディアアセットイベントリスト項目920上にカーソル940を位置付け、メディアアセットイベントリスト項目を選択するボタンを押し得る。ユーザテレビ機器402は、情報領域960の中で、選択されたメディアアセットイベントリスト項目に対応するメディアアセットに関する情報を表示し得る。情報領域960は、プレビュークリップ、詳細な説明、広告、または選択されたメディアアセットイベントリスト項目920に対応するメディアアセットと関連付けられる他の好適な情報を含み得る。
【0115】
いくつかの実装では、ユーザテレビ機器402は、その上にカーソル940が位置付けられるメディアアセットイベントリスト項目に対応するメディアアセットに関する情報を自動的に表示し得る。具体的には、カーソル940が所定の時間量(例えば、5秒)にわたってメディアアセットイベントリスト項目上に位置付けられた場合、メディアアセットイベントリスト項目が自動的に選択され得、ユーザテレビ機器402は、情報領域960の中で選択されたメディアアセットイベントリスト項目に対応する情報を表示し得る。
【0116】
ユーザテレビ機器402は、各メディアアセットイベントリスト項目920に対する転送先ドロップダウンメニュー930を表示し得る。転送先ドロップダウンメニュー930は、ユーザが、ユーザテレビ機器402において設定される任意の数のデバイス(デバイス設定画面700を使用して保存されたデバイス)を選択することを可能にし得る。ユーザテレビ機器402は、メディアアセットイベントリスト項目に対応するメディアアセットイベントを、メディアアセットイベントリスト項目に対するドロップダウンメニュー930で選択されたデバイスに転送し得る。
【0117】
例えば、ユーザは、Simpsonsのメディアアセットイベントリスト項目920をデバイス3(例えば、携帯電話)に転送するようにユーザテレビ機器402に命令し得る。したがって、ユーザは、Simpsonsのメディアアセットイベントリスト項目に対応するドロップダウンメニュー930からデバイス3を選択し得る。
【0118】
ユーザは、ドロップダウンメニュー930から複数のデバイスを選択し、ユーザテレビ機器402がイベントをデバイスに転送しようとする優先順位を示し得る。ドロップダウンメニュー930で指定される優先順位は、そのメディアアセットイベントリスト項目のみについて、デバイスの以前に定義された優先レベル(例えば、画面700内で設定された優先順位)を無効にし得る。例えば、ユーザは、特定のメディアアセットイベントリスト項目(例えば、Ultimate Fighting Championship)に複数のデバイスを選択し、画面700内で割り当てられた優先レベルと合致しない場合がある、ドロップダウンメニュー930の中のデバイスの優先順位を割り当ててもよい。ユーザテレビ機器402は、ドロップダウンメニュー930を使用して割り当てられた優先順位に従って、Ultimate Fighting Championshipと関連付けられるメディアアセットイベントを転送し得、異なるメディアアセットイベントについては、ユーザテレビ機器402は、デバイスに対して画面700内で定義された異なる優先レベルに従って、メディアアセットイベントを転送し得る。
【0119】
ユーザはまた、ドロップダウンメニュー930で「あらゆる」デバイスオプションを選択し、画面700内で設定された優先レベルに従って、メディアアセットイベントリスト項目920に対応するイベントをユーザテレビ機器402において設定される全てのデバイスに転送するように、ユーザテレビ機器402に命令し得る。
【0120】
ユーザは、デバイスを設定するためのオプション950を選択して、ユーザテレビ機器402で保存されたデバイスを構成し得る。具体的には、デバイスを設定するためのオプション950の選択は、デバイス設定画面700にユーザをナビゲートし得る。
【0121】
終了オプション990の選択は、メディアアセットイベントリスト項目に行われた全ての設定および変更を保存し、以前の画面または見られている現在の番組にユーザを戻し得る。例えば、終了オプション990の選択は、メディアアセットイベント転送メニュー画面500(図5)に戻してユーザをナビゲートし得る。終了オプション990の選択は、ローカルで、または遠隔サーバ上で、ユーザのプロファイルへの全ての設定を記憶装置308に記憶し得る。
【0122】
図5を再び参照すると、デバイスの知覚可能な範囲を構成するためのオプション550は、画面1000(図10)にユーザをナビゲートし得る。知覚可能なデバイス範囲の構成画面1000は、ユーザが、各デバイスに対する監視回路、ソフトウェア、または方法を設定することを可能にする。具体的には、ユーザは、知覚可能なデバイス範囲の構成画面1000を使用して、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを各デバイスがどのように決定するかを設定し得る。
【0123】
知覚可能なデバイス範囲の構成画面1000は、それによってユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかをデバイスが決定する全ての利用可能な機構のリストまたはモザイクを表示し得る。以下の論議は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するためのユーザテレビ機器402の機構を参照するが、同様の機構、動作、および効果が、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するようにユーザが設定する任意の他のデバイスに該当し得る。具体的には、ユーザは、選択されたデバイスの知覚可能な範囲を構成するように、メニュー(図示せず)からデバイスを選択し得る。次いで、その構成は、遠隔サーバまたは選択されたデバイスのメモリに保存され、決定機構が必要なときに使用される。ユーザは、カーソル1050を選択に移動させることによって、画面1000から選択を行い得る。
【0124】
ユーザテレビ機器402は画面1000内に表示されるグラフィカルユーザインターフェースによって制御され得る種々のセンサおよびソフトウェア使用して、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。具体的には、画面1000は、運動センサメニュー1010、電力監視メニュー1020、周辺デバイス存在感知メニュー1030、聴覚/視覚的合図試験メニュー1040、予約監視メニュー1060、またはユーザプロファイルに基づく以前の活動メニュー1070を含み得る。
【0125】
いくつかの実施形態では、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを決定し得るが、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいるかのように機能し得る(例えば、メディアアセットイベントを別のデバイスに記憶または転送し得る)。具体的には、ユーザテレビ機器402の記憶容量に達したとき(およびユーザテレビ機器402を使用してメディアアセットにアクセスできない)、メディアアセットイベントに対応するメディアアセットにアクセスするために必要な構成要素が適正に機能していないとき、メディアアセットイベントに対応するメディアアセットにアクセスするために必要なリソースが利用可能ではないとき(例えば、1つだけのチューナが利用可能であり、その単一のチューナが別の理由で使用中であり、メディアアセットにアクセスするために利用可能ではない)、インターネット接続がダウンしているか、または利用可能ではないとき、あるいは任意の他の好適な理由で、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいるかのように機能し得る。
【0126】
運動センサメニュー1010は、ユーザテレビ機器402の中の運動感知回路を制御し得る。運動感知回路は、ユーザテレビ機器402の特定の距離内の運動を検出すること、または赤外線感知回路で熱を感知することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。例えば、運動感知回路は、ユーザと関連付けられる特定の熱シグネチャ(例えば、ユーザが放散する体温の量)によって構成され得る。イベントがスケジューリングされている特定の時間に、運動感知回路は、部屋に存在する人々の熱シグネチャがユーザの記憶された熱シグネチャに合致するかどうかを決定するために、赤外線感知回路を使用し得る。熱シグネチャが合致するとき、ユーザテレビ機器402は、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいることを決定し得、そのようなものとして、ユーザテレビ機器上でメディアアセットイベントを提供し得る。そうでなければ、ユーザテレビ機器402は、(上記で論議されるように)メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る。
【0127】
別の実装では、ユーザテレビ機器402は、特定の時間にユーザの位置のグローバルポジショニングシステム(GPS)座標を分析することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。例えば、ユーザテレビ機器402は、ユーザが持ち歩いていてもよいGPSデバイス(例えば、携帯電話)から座標を受信することによって、ユーザのGPS座標を監視し得る。GPS座標は、リアルタイムで、1日に数回(ランダムな回数または所定の回数)、ユーザテレビ機器402の要求に応じて、または任意の他の好適な手段によって受信され得る。ユーザテレビ機器402は、ユーザの位置のGPS座標をユーザテレビ機器402のGPS座標と比較して、ユーザテレビ機器402とユーザとの間の距離を決定し得る。距離が所定の閾値(例えば、20フィート以上)を超えるとき、ユーザテレビ機器は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいると決定し得る。ユーザは、図10との関連で上記および下記で論議されるように、GPS座標決定機構を作動可能または作動不能にし得る。 別の実装では、動作感知回路は、ユーザテレビ機器402の特定の距離内に所定量の運動があるか、または運動が全くないかを決定し得る。動作感知回路が距離内で運動を検出すると、ユーザテレビ機器402は、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいることを決定し得、そのようなものとして、ユーザテレビ機器402上でメディアアセットイベントを提供し得る。そうでなければ、ユーザテレビ機器402は、(上記で論議されるように)メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る。
【0128】
ユーザは、それぞれ、有効オプション1012または無効オプション1014を選択することによって、運動センサ回路を使用して、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、ユーザテレビ機器402を有効または無効にし得る。ユーザは、同様に、特定の決定機構と関連付けられるメニュー(例えば、メニュー1020、メニュー1030、メニュー1040、メニュー1060、およびメニュー1070)の有効オプション1012または無効オプション1014を選択することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にあるかどうかを決定することからユーザテレビ機器402を有効または無効にし得る。
【0129】
ユーザは、決定機構に対するメニューの中の試験オプション1018を選択することによって、監視機構のうちのいずれか1つを試験し得る。例えば、ユーザは、運動センサメニュー1010の中の試験オプション1018を選択して、ユーザテレビ機器402の運動センサ回路を試験し得る。赤外線感知回路によって使用するためのユーザの熱シグネチャを構成し、記憶するように、別のオプションが運動センサメニュー1010の中に提供され得る。
【0130】
別の実装では、ユーザは、ユーザテレビ機器402の中のボタンまたはスイッチを押して、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいる(または存在する)ことを示し得る。ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることをボタンまたはスイッチが示すかどうかを試験し得る。
【0131】
ユーザは、決定機構に対するメニューの中の情報オプション1016を選択することによって、監視機構のうちのいずれか1つに関する詳細な情報を要求し得る。例えば、ユーザは、運動センサメニュー1010の中の情報オプション1016を選択して、ユーザテレビ機器402の運動センサ回路に関する詳細な情報を要求し得る。ユーザテレビ機器402は、詳細情報領域1096の中で、選択された監視機構がどのように稼働するかを説明する情報を表示し得る。領域1096の中で表示される情報は、ビデオ、オーディオ、および/または選択された監視機構のテキスト説明を含み得る。
【0132】
電力監視メニュー1020は、ユーザテレビ機器402の中の電力監視回路を制御し得る。電力監視回路は、ユーザテレビ機器402がオンまたはオフにされているかどうかを決定することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するためにユーザテレビ機器402によって使用され得る。
【0133】
例えば、予定メディアアセットイベントの特定の時間に、電力監視回路が有効にされると、ユーザテレビ機器402は、構成要素(例えば、ディスプレイまたは何らかの他のハードウェア構成要素)がオンにされているかどうかを決定することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。構成要素がイベントの時間にオンにされていることをユーザテレビ機器402が決定すると、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを決定し得、そのようなものとして、ユーザテレビ機器402上でメディアアセットイベントを提供し得る。そうでなければ、ユーザテレビ機器402は、(上記で論議されるように)メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る。
【0134】
周辺デバイス存在メニュー1030は、ユーザテレビ機器402の中のデバイス存在検出回路を制御し得る。デバイス存在検出回路は、特定のデバイス(例えば、ユーザに属する携帯電話またはPDA)がユーザテレビ機器402の範囲(例えば、15フィート)内にあるかどうかを決定することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するためにユーザテレビ機器402によって使用され得る。デバイス存在検出回路は、短距離通信スキーム(例えば、Bluetooth(登録商標)または赤外線)を使用して特定のデバイスと通信を試みることによって、決定を行い得る。
【0135】
聴覚/視覚的合図試験メニュー1040は、ユーザテレビ機器402の中の聴覚/視覚的合図試験ソフトウェアアプリケーションの実行を制御し得る。聴覚/視覚的合図試験ソフトウェアアプリケーションは、記号を表示し、および/または音を再生して、ユーザが記号を見たか、または音を聞いたことを確認することを待つことによってユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、ユーザテレビ機器402によって使用され得る。
【0136】
例えば、ソフトウェアアプリケーションは、車の記号を表示し得、ユーザは、(例えば、記号と関連付けられる表示されたプロンプトから選択を行うことによって)ユーザテレビ機器402と相互作用し、ユーザが所定の期間(例えば、45秒)内に記号を見たことを確認するように要求され得る。ユーザが所定の期間内に要求された通りに応答または対話しないとき、ソフトウェアアプリケーションは、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいることをユーザテレビ機器402に示し得る。
【0137】
予約監視メニュー1030は、ユーザテレビ機器402がカレンダーに記憶された予約を監視するかどうかを制御し得る。カレンダーに記憶された予約を監視することは、予定イベントの時間にユーザがユーザテレビ機器402から離れたどこかに予約を有するかどうかを決定することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかをユーザテレビ機器402が決定することを可能にし得る。
【0138】
ユーザプロファイルに基づく以前の活動メニュー1070は、ユーザテレビ機器402がユーザのプロファイルを監視するかどうかを制御し得る。ユーザプロファイルを監視することは、過去のユーザが予定イベントの時間にユーザテレビ機器402を使用した(例えば、ユーザテレビ機器402をオン/オフにした、チャネルを変更した、予定イベントの時間に放送される番組を見た等)かどうかを決定することによって、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかをユーザテレビ機器402が決定することを可能にし得る。
【0139】
ユーザはまた、プロファイルを閲覧するオプション1072を選択することによって、記憶されたプロファイルを閲覧または修正し得る。同様に、ユーザは、プロファイルを閲覧/編集するためのオプション560(図5)を選択することによって、プロファイルに記憶された選好を閲覧または修正し得る。ユーザテレビ機器402は、ユーザプロファイルに記憶された選好および設定を回収して、これらの設定を画面上で表示し得る。ユーザは、表示される選好および設定を修正して、プロファイルが記憶されるユーザテレビ機器402のメモリまたは遠隔サーバに変更を再び記憶し得る。
【0140】
ユーザは、全てを有効にするオプション1090を選択することによって、全ての利用可能な監視機構を有効にするか、または全てを無効にするオプション1092を選択することによって、全ての利用可能な監視機構を無効にすることを選択し得る。1つより多くの監視機構が有効にされると、ユーザテレビ機器402は、ユーザが知覚可能な範囲内にいることを監視機能のうちのいずれか1つまたは全てが示すときに、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを決定するように構成され得る。優先順位も各監視機能に割り当てられ得る。
【0141】
例えば、運動センサおよび電力モニタの両方が有効にされると、イベントの時間に、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、運動センサおよび電力モニタを使用し得る。しかしながら、電力モニタは、(例えば、ディスプレイがオンにされているため)ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを示し得る一方で、運動センサは、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいることを示し得る。ユーザは、別のセンサ(例えば、電力モニタ)によって提供される指示よりも、1つのセンサ(例えば、運動センサ)によって提供される指示に選好を与えるようにユーザテレビ機器402を構成し得る。したがって、この状況では、より高い優先順位(例えば、選好)を有する運動センサがそのように示すので、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいることを決定し得る。
【0142】
代替として、有効なセンサの全てが、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを示すときに、使用法は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを決定するようにユーザテレビ機器402を構成する。別の実装では、有効なセンサのうちのいずれか1つが、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを示すときに、使用法は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを決定するようにユーザテレビ機器402を構成する。
【0143】
デフォルトオプション1080が表示され得る。ユーザは、デフォルトオプション1080を選択して、ユーザテレビ機器402に推奨される監視機構を有効/無効にし得る。
【0144】
キャンセルするオプション1082の選択は、画面1000内で行われた全ての変更を破棄し、以前の画面または表示された番組にユーザを戻し得る。保存するオプション1083の選択は、画面1000を終了することなく、画面1000内で行われた変更をユーザテレビ機器402に保存し得る。終了オプション1084の選択は、デバイスパラメータに行われた全ての設定および変更を保存し、以前の画面または見られている現在の番組にユーザを戻し得る。
【0145】
図11は、本発明の別の実施形態による、メディアアセットイベント転送を提供するためのシステム1100を示す。システム1100は、メディアプロバイダ1120、通信ネットワーク1140、第1のデバイス1110、第2のデバイス1130、および第3のデバイス1132を含み得る。各デバイス1110、1130、および1132は、処理回路1118、記憶デバイス1114、内部通信経路1117、監視回路1116、および通信デバイス1115を含み得る。
【0146】
各デバイス1110、1130、および1132は、少なくとも監視回路1116を追加して、図4に関連して論議されるようなユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、または無線ユーザ通信デバイス406として実装され得る。同様に、通信ネットワーク1140は、通信ネットワーク414(図4)として実装され得る。また、メディアプロバイダ1120は、メディアコンテンツソース416またはメディアガイダンスデータソース418(図4)のいずれか一方または両方として実装され得る。図11に示されたデバイスのそれぞれは、通信ネットワーク1140(例えば、短距離または長距離の通信経路)上で、相互に、またはメディアプロバイダ1120と通信し得る。
【0147】
監視回路1116は、図10に関連して論議される、ユーザがデバイス(例えば、第1のデバイス111)の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する監視機構のうちのいずれかまたは全てを実装し得る。例えば、監視回路1116は、運動センサ、赤外線センサ、電力モニタ、および周辺デバイス存在モニタを含み得る。加えて、監視回路1116は、聴覚/視覚的合図試験、予約監視、および/またはユーザプロファイルに基づく以前の活動監視を実行するソフトウェアアプリケーションに対するソフトウェアコードを実行し得る。監視回路1116は、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを示す種々の監視機構の結果をプロセッサ1118に伝達し得る。上記で論議されるように、ユーザは、監視回路1116によって実装される種々の監視機構を有効/無効にし得る。
【0148】
ユーザは、メディアアセットイベントをスケジューリングするために第1のデバイス1110を使用し得る。例えば、ユーザは、第1のデバイス1110のディスプレイ1111を使用して画面600(図6)にアクセスし、所望のメディアアセットに対するメディアアセットイベントを選択して記憶し得る。メディアアセットイベントは、第1のデバイス1110のメモリ1114に記憶され得る。代替として、メディアアセットイベントは、メディアプロバイダ1120等のサーバに伝送され、遠隔で記憶され得る。
【0149】
メディアアセットイベントがトリガされる予定になっている特定の時間に、第1のデバイス1110が、メディアアセットイベントをユーザに提供するように、プロセッサ1118によって、または遠隔サーバ(例えば、メディアプロバイダ1120)によって命令され得る。例えば、第1のデバイス1110は、特定の時間にメディアアセットのリマインダをユーザに表示するように命令され得る。
【0150】
第1のデバイス1110は、ユーザがメディアアセットイベントを受信するために第1のデバイス1110の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、特定の時間に監視回路1116を使用し得る。ユーザが第1のデバイス1110の知覚可能な範囲外にいることを第1のデバイス1110が決定すると、第1のデバイス1110は、メディアアセットイベントと関連付けられるデータを第2のデバイス1130に転送し得る。第2のデバイス1130が、図7および9に関連して上記で論議されるような優先レベルまたはユーザ指定優先順位を使用して、複数の他のデバイス(例えば、第3のデバイス1132およびデバイスN1134)の間で選択され得る。いくつかの実装では、第1のデバイス1110から第2のデバイス1130へメディアアセットイベントと関連付けられるデータを直接転送する代わりに、第1のデバイス1110は、ユーザが第1のデバイス1110の知覚可能な範囲外にいることを遠隔サーバ(例えば、メディアプロバイダ1120)に知らせてもよく、遠隔サーバは、メディアアセットイベントと関連付けられるデータを適切な第2のデバイス1130に転送し得る。
【0151】
メディアアセットイベントと関連付けられるデータは、メディアアセットおよびメディアアセットイベントの種類を別のデバイス(例えば、第2のデバイス1130)に確認する種々のフィールドを含むデータ構造であり得る。メディアアセットイベントと関連付けられるデータは、図12に示された種類であり得る。具体的には、図12は、本発明の実施形態による、メディアアセットイベントの例示的なデータ構造1200を示す。
【0152】
データ構造1200は、メディア種類フィールド1210、メディアアセットサイズフィールド1212、イベント種類フィールド1216、メディアアセットタイトルフィールド1218、メディアアセット情報フィールド1218、およびトリガフィールド1230を含み得る。メディア種類フィールド1210およびメディアアセットサイズフィールド1212は、どのデバイスにメディアアセットイベントを転送しないかを決定するために、デバイスによって使用され得る。具体的には、図7と関連して上記で論議されるように、メディアアセットの種類およびサイズは、ユーザによって記憶され得、したがって、デバイスは、データ構造1200が特定のデバイスに対して制限されるフィールドを含むときに、メディアアセットイベント転送を受信することから省略され得る。
【0153】
トリガフィールド1230は、いつメディアアセットイベントがユーザに提供されるかを示し得る。例えば、リマインダメディアアセットイベントは、対応するメディアアセットが放送される5分前にスケジューリングされ得る。したがって、トリガフィールド1230は、メディアアセットイベントを提供するようデバイスに命令するように、特定の時間(例えば、対応するメディアアセットが放送される時間および日付の5分前)を含み得る。
【0154】
図11を再び参照すると、第2のデバイス1130がメディアアセットイベントと関連付けられるデータを受信すると、第2のデバイス1130は、ユーザが第2のデバイス1130の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために、ローカル監視回路1116または遠隔監視回路を使用し得る。ユーザが第2のデバイス1130の知覚可能な範囲内にいるときに、第2のデバイス1130は、メディアアセットイベントをユーザに提供し得る。ユーザが第2のデバイス1130の知覚可能な範囲外にいるときに、第2のデバイス1130は、1つの実装では、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットにアクセスして、メディアアセットを記憶し得る。
【0155】
代替として、またはメディアアセットに記憶することに加えて、第2のデバイス1130は(ユーザが第2のデバイス1130の知覚可能な範囲外にいるとき)、メディアイベントデータ構造1200の中の情報に基づいて、どの第3のデバイスにメディアアセットイベントを転送するかを決定し得る。例えば、データ構造1200は、(例えば、何らかのデバイス上に記憶される前に)メディアアセットイベントがいくつのデバイスに転送され得るかを示し、各デバイスがデータ構造1200を受信するにつれて、各デバイスによって減少させられ得るnum_devices_attemptフィールド1240であり得る。デバイスが、ゼロであるフィールド1240の値を有するデータ構造1200を受信すると、デバイスは、メディアアセットイベントを他のデバイスに転送しなくてもよく、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットをローカルに記憶するか、またはメディアアセットを記憶するように遠隔サーバ(例えば、メディアプロバイダ1120)に命令し得る。デバイスが、ゼロよりも大きいフィールド1240の値を伴うデータ構造1200を受信すると、デバイスは、デバイス情報フィールド1250にアクセスして、それによってメディアアセットイベントを次のデバイスに転送するための次のデバイスの連絡または通信手段を決定し得る。デバイス情報フィールド1250は、画面700(図7)を使用して提供される情報に対応し得る。
【0156】
メディアアセットは、データ構造1200の中のアクセス情報フィールド1220を使用して記憶するために、第1のデバイス1110、第2のデバイス1130、第3のデバイス1132、またはデバイスN1134によってアクセスされ得る。具体的には、メディアアセットは、アクセス情報フィールド1220に記憶されたリンクと関連付けられるウェブサイトを読み出すことによって、アクセスされ得る。メディアアセットは、アクセス情報フィールド1220の中の特定された日付および時間に特定のチャネルに同調することによって、アクセスされ得る。メディアアセットは、図11のデバイスのうちの1つに、メディアアセットをデバイスのうちのもう1つにストリーム配信させることによって、アクセスされ得る。例えば、第1のデバイス1110は、メディアアセットにアクセスし、第2のデバイス1130のメモリ上に記憶するために、第2のデバイス1130にストリーム配信(またはメディアアセットデータを伝送)し得る。これは、(例えば、ユーザが第2のデバイス1130の知覚可能な範囲外にいるので)第2のデバイス1130がメディアアセットを記憶する必要性を決定するときに望ましくあり得、メディアアセットは、第1のデバイス1110上で利用可能であり得るが、第2のデバイス1130上では利用可能ではない、チューナを必要とするテレビ信号上で提供される。そのような状況では、第2のデバイス1130は、通信ネットワーク1140上で第1のデバイス1110のチューナリソースを使用することによって、テレビ信号上で提供されるメディアアセットを記憶し得る。
【0157】
図13は、本発明の別の実施形態による、第2のデバイス上で提供されるメディアアセットイベントプロンプト1310の例証的な表示1300である。例えば、ユーザテレビ機器402がメディアアセットイベントをモバイルデバイスに転送すると、モバイルデバイスは、受信されたメディアアセットイベントについてユーザを警告するプロンプト1310を表示し得る。メディアアセットイベントは、テキストメッセージ(SMS)、マルティメディアメッセージ(MMS)、Eメールメッセージ、インスタントメッセージ、ファイル転送、または他の好適な通信メッセージの形態で第2のデバイスによって受信され得る。
【0158】
ユーザは、閉じるボタン1320を選択することによって、プロンプト1310を閉じてもよい。ユーザがプロンプト1310を閉じた場合、第2のデバイスは、ユーザがメディアアセットイベントを受信しなかったかのように機能し得る(例えば、ユーザは第2のデバイスの知覚可能な範囲外にいると決定される)。そのような状況では、第2のデバイスは、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットを記憶するか、メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る。
【0159】
ユーザがメディアアセットイベント通知に応答しなければならないまでの時間量をカウントダウンするためのカウントダウン表示1318が提供され得る。カウントダウン表示1318は、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する第2のデバイスの決定機構のうちの1つとして機能し得る。ユーザがカウントダウン表示1318において提供される期間内にいずれの措置も講じない(例えば、メディアアセットイベントの受信を確認しない)場合、第2のデバイスは、ユーザがメディアアセットイベントを受信しなかったかのように機能し得る(例えば、ユーザは第2のデバイスの知覚可能な範囲外にいると決定される)。そのような状況では、第2のデバイスは、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットを記憶するか、メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る。
【0160】
メディアアセットイベントプロンプト1310は、メディアアセットをユーザに確認する情報(例えば、メディアアセットのタイトル、メディアアセットの放送時間、メディアアセットのソース、またはデータ構造1200によって提供される任意の他の情報)を含み得る。ユーザはまた、情報オプション1330を選択して、メディアアセットに関する詳細な情報を閲覧し得る。
【0161】
メディアアセットイベントプロンプト1310は、メディアアセットを閲覧する1340、メディアアセットを記憶する1350、次のデバイスに転送する1360、およびイベントを削除する1370ためのオプションを含み得る。メディアアセットを閲覧するためのオプション1340の選択は、メディアアセットが利用可能になるときに、第2のデバイスに、メディアアセットイベントに対応するメディアアセットを表示させるか、またはそれにアクセスさせてもよい。例えば、メディアアセットイベントプロンプト1310は、メディアアセットが放送のためにスケジューリングされる5分前にユーザに警告するメディアアセットのリマインダであり得る。メディアアセットを閲覧するためのオプション1340の選択は、メディアアセットがスケジューリングされているとき(例えば、プロンプトが表示された5分後)に、第2のデバイスをメディアアセットに同調させるか、またはリソースが第2のデバイス上で利用可能ではない場合に、別の周辺テレビまたはデバイスをメディアアセットにアクセスさせてもよい。
【0162】
メディアアセットを記憶するためのオプション1350の選択は、メディアアセットイベントに対応するメディアアセットを第2のデバイスの記憶デバイスに記憶するように、第2のデバイスに命令し得る。加えて、ユーザがメディアアセットを記憶するためのオプション1350を選択するとき、ユーザがメディアアセットを記憶するためのオプション1350を選択することによってメディアアセットイベントの受信を確認すると、第2のデバイスは、メディアアセットイベントを転送することを試みなくてもよい。
【0163】
メディアアセットイベントを転送するためのオプション1360の選択は、メディアアセットイベントを次のデバイスに転送するように第2のデバイスに命令し得る。具体的には、メディアアセットイベントを転送するためのオプションの選択は、第2のデバイスに、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲外にいるかのように機能させてもよい。メディアアセットイベントを転送するデバイスが他に残っていない場合、第2のデバイスは、メディアアセットイベントに対応するメディアアセットを第2のデバイスの記憶デバイスに自動的に記憶するか、または代替として、メディアアセットを記憶するように異なるデバイス(例えば、第1のデバイス)に命令し得る。
【0164】
イベントを削除する1370の選択は、メディアアセットイベントを除去し得る。具体的には、イベントを削除する1370の選択は、第2のデバイスに、メディアアセットイベントを別のデバイスに転送させなくてもよいか、またはメディアアセットイベントに対応するメディアアセットを第2のデバイスまたは任意の他のデバイスの記憶デバイスに記憶しなくてもよい。
【0165】
第2のデバイスのユーザは、妨害しないオプション1392に切り替えてもよい。妨害しないオプション1392に切り替えることは、妨害しないオプション1392がオンである間に、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲外にいるかのように、自動的に第2のデバイスを機能させてもよい。具体的には、たとえ第2のデバイスのモニタが、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲外にいると決定する場合があっても、オプション1392がオンに切り替えられると、デバイスは、ユーザが知覚可能な範囲外にいることをモニタが示すかのように機能し、メディアアセットを記憶するか、またはメディアアセットイベントを転送し得る。ユーザはまた、時間が満了するとオプション1392が自動的にオフに切り替えられるように、妨害しないオプション1392がオンに切り替えられる時間量を特定し得る。
【0166】
第2のデバイスのユーザは、記憶されたメディアアセットを閲覧するためのオプション1390を選択し得る。記憶されたメディアアセットを閲覧するためのオプション1390の選択は、第2のデバイスの記憶デバイスに記憶されるメディアアセットに対応するメディアアセットリスト項目の表示を提示し得る。ユーザは、表示されたリスト項目のうちの1つを選択し、第2のデバイスに、記憶されたメディアアセットを再生させるか、またはそれにアクセスさせてもよい。
【0167】
図14は、本発明の実施形態による、1つのデバイスから別のデバイスへメディアイベントを転送するための例証的なフロー図1400である。ステップ1410において、メディアアセットイベントが、第1のデバイスを用いて特定の時間に予定される。例えば、ユーザが、メディアアセットイベントスケジュール画面600にアクセスして、メディアアセットイベント(図6)を設定し、記憶するために、ユーザテレビ機器402を使用し得る。メディアアセットイベント(例えば、リマインダ)が、特定の時間に予定さられ得る(例えば、メディアアセットが放送のために予定される5分前)。
【0168】
ステップ1420では、ユーザが特定の時間に第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかに関して、決定が行われる。例えば、ユーザテレビ機器402は、図10に関連して上記で論議される技法を使用して、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。具体的には、ユーザテレビ機器402は、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定するために監視回路を使用し得る。いくつかの実装では、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットにアクセスする必須構成要素がユーザテレビ機器402上で利用可能ではないか、または誤作動しているときに、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいると決定し得る。ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいると決定されたとき、ユーザテレビ機器402は、ステップ1430に進む。そうでなければ、ユーザテレビ機器402は、ステップ1470に進む。
【0169】
ステップ1430において、メディアアセットへのアクセスが、第1のデバイス上で提供される。具体的には、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいるとユーザテレビ機器402が決定するとき、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットおよびメディアアセットイベントへのアクセスをユーザに提供し得る。
【0170】
ステップ1470において、メディアアセットイベントと関連付けられるデータが、自動的に別のデバイスに伝送される。具体的には、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいるとユーザテレビ機器402が決定するとき、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットイベントと関連付けられるデータを別のデバイス(例えば、モバイルデバイス)に伝送し得る。例えば、ユーザテレビ機器402は、デバイス構成画面700(図7)を使用して構成されるデバイスのうちの1つに、データ構造1200(図12)を伝送または転送し得る。代替として、ユーザテレビ機器402は、特定のメディアアセットイベントに対するメディアアセットイベントを転送する、ユーザによって特定されるデバイスに、データ構造1200(図12)を伝送または転送し得る。
【0171】
ステップ1440において、ユーザが他のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかに関して、決定が行われる。例えば、第1のデバイスからメディアアセットデータ構造1200を受信し得る第2のデバイスは、監視回路を使用して、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。具体的には、モバイルデバイス(例えば、第2のデバイス)は、図10に関連して上記で論議される技法を使用して、ユーザがモバイルデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定し得る。上記で論議されるように、いくつかの実装では、第2のデバイスは、メディアアセットにアクセスする必須構成要素が第2のデバイス上で利用可能ではないか、または誤作動しているときに、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲外にいると決定し得る。ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいると決定されたとき、第2のデバイスは、ステップ1450に進む。そうでなければ、第2のデバイスは、ステップ1460に進む。
【0172】
ステップ1450では、メディアアセットへのアクセスが、他のデバイス上で提供される。具体的には、ユーザが第2のデバイスの知覚可能な範囲内にいると第2のデバイスが決定する時、第2のデバイスは、メディアアセットおよびメディアアセットイベントへのアクセスをユーザに提供し得る。
【0173】
ステップ1460において、メディアアセットが、他のデバイスの記憶デバイスに記憶される。具体的には、ユーザがユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲外にいると第2のデバイスが決定するとき、第2のデバイスは、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットを、第2のデバイスの記憶デバイスに記憶し得る。代替として、またはメディアアセットに記憶することに加えて、鎖線によって示されるように、第2のデバイスは、ステップ1470に戻って、メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る(例えば、メディアアセットイベントデータ構造1200を伝送する)。図14に示された鎖線は、ステップ間の随意的な経路を表す。
【0174】
図15は、本発明の実施形態による、1つのデバイスから別のデバイスへメディアイベントを転送するための例証的なフロー図1500である。ステップ1510において、メディアアセットイベントが、ユーザテレビ機器を用いて、特定の時間に予定される。例えば、ユーザが、メディアアセットイベントスケジュール画面600にアクセスして、メディアアセットイベント(図6)を設定し、記憶するために、ユーザテレビ機器402を使用し得る。メディアアセットイベント(例えば、リマインダ)が、特定の時間に予定され得る(例えば、メディアアセットが放送のために予定される5分前)。
【0175】
ステップ1520において、特定の時間の期間内に予定されているユーザと関係付けられる予約のリストが回収される。例えば、ユーザテレビ機器402は、メモリから、カレンダー800(図8)を用いて作成された予定予約およびイベントを回収し得る。具体的には、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットイベントが、例えば、3時間の期間内に予定されている(例えば、メディアアセットイベントの特定の時間の1.5時間前、またはメディアアセットイベントの特定の時間の1.5時間後)日付について、ユーザと関連付けられる全ての予約を回収し得る。
【0176】
ステップ1530において、ユーザと関連付けられる予約とメディアアセットイベントの特定の時間との間に重複があるかどうかに関して、決定が行われる。例えば、ユーザテレビ機器402は、回収された時間のリストのそれぞれをメディアアセットイベントの特定の時間と比較し得る。回収された時間のリストが、例えば、特定の時間の1.5時間以内において重複するとき、ユーザテレビ機器402は、ステップ1550に進んでもよい。そうでなければ、ユーザテレビ機器402は、ユーザが特定の時間にユーザテレビ機器402の知覚可能な範囲内にいることを決定し、ステップ1540に進んでもよい。
【0177】
ステップ1540において、アクセスが、特定の時間にユーザテレビ機器上のメディアアセットイベントに提供される。例えば、ユーザテレビ機器は、メディアアセットのリマインダを表示し得る(例えば、メディアアセットが始まる5分前に)。具体的には、ユーザテレビ機器は、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットが始まろうとしていることを示すプロンプトを表示し得る。ユーザテレビ機器は、ユーザが、特定の時間にメディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットを同調または再生することを可能にし得る。
【0178】
ステップ1550において、メディアアセットイベントを転送する他のデバイスのユーザ特有の順序があるかどうかに関して、決定が行われる。例えば、ユーザテレビ機器402は、画面700(図7)に関連して上記で論議されるように、ユーザがデバイスの優先レベルを指定したかどうかを決定し得る。また、ユーザテレビ機器402は、画面900(図9)に関連して上記で論議されるように、ユーザが特定のメディアアセットイベントに対するメディアアセットイベントを転送する特定のデバイスを提供したかどうかを決定し得る。ユーザがメディアアセットイベントを転送するデバイスの順序を特定したとき、ユーザテレビ機器402はステップ1560に進む。そうでなければ、ユーザテレビ機器402はステップ1570に進む。
【0179】
ステップ1560において、メディアアセットイベントが、ユーザ特有の順序に従って、他のデバイスに転送される。例えば、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットイベントと関連付けられるデータを、ユーザによって特定されるデバイスのうちの第1のデバイス(例えば、モバイルデバイス)に伝送し得る。具体的には、ユーザテレビ機器402は、データ構造1200(図12)を、ユーザによって特定されるデバイスのうちの第1のデバイスに伝送または転送し得る。より具体的には、ユーザテレビ機器402は、ユーザによって構成される他のデバイスのリストを回収し、メディアアセットイベントのデータ構造を、最高優先順位を有し、関連制限を持たないリストの中のデバイスに伝送し得る。
【0180】
ユーザがリストの中の第1のデバイスの知覚可能な範囲外にいるとき、メディアアセットイベントのデータ構造は、次の最高優先順位を有し、関連制限を持たないリストの中のデバイスに転送され得る。ユーザテレビ機器402は、リストの中の次のデバイスが何であるかを決定し、その情報を他のデバイスに提供し得る。次いで、他のデバイスは、メディアアセットイベントを転送するデバイスの順序がどのようであるかを決定し得る。代替として、各デバイスは、ローカルに記憶されたリストに基づいて、ユーザがデバイスの知覚可能な範囲外にいるときに、メディアアセットイベントを転送する、ユーザ特有の順序の次のデバイスが何であるかを決定し得る。
【0181】
ステップ1570において、ユーザの知覚可能な範囲内のデバイスによって提供される位置情報に基づくユーザの位置が、自動的に決定される。例えば、ユーザテレビ機器402は、ユーザが持っている携帯電話またはモバイルコンピュータデバイスからGPS座標を受信し得る。代替として、または加えて、ユーザテレビ機器402は、ユーザが持っているセルラーデバイスから三角測量情報を受信し得る。加えて、ユーザテレビ機器402は、ユーザの予約スケジュールに基づいて、ユーザがどこにいるか、およびどのようなデバイスがユーザの知覚可能な範囲内にあるかを決定し得る。
【0182】
ステップ1580において、メディアアセットイベントが、特定の時間にユーザの場所にあるデバイスに転送される。例えば、ユーザテレビ機器402は、メディアアセットイベントを、ユーザが持っているモバイルコンピュータデバイス(例えば、ラップトップまたは携帯電話)に転送し得る。モバイルコンピュータデバイスは、メディアアセットイベントへのアクセスを提供し得、または代替として、あるいは加えて、メディアアセットイベントと関連付けられるメディアアセットをモバイルコンピュータデバイスのメモリに記憶し得る。いくつかの実装では、モバイルコンピュータデバイスは、メディアアセットイベントを別のデバイスに転送し得る。
【0183】
発明の上記の実施形態は、限定ではなく例証の目的で提示され、本発明は、以下の請求項のみによって限定される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディアアセットリマインダをユーザに提供する方法であって、
第1のデバイスを用いて、該メディアアセットのイベントをスケジューリングすることであって、該イベントは、所定の時間にトリガされる、ことと、
該所定の時間に、該ユーザが該第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することと、
該ユーザが該第1のデバイスの該知覚可能な範囲外にいるときに、該イベントと関連付けられるデータを第2のデバイスに自動的に伝送することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記メディアアセットのイベントをスケジューリングすることは、前記所定の時間に録画するために前記メディアアセットをスケジューリングすることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記イベントは、前記メディアアセットのリマインダである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記メディアアセットのイベントをスケジューリングすることは、該メディアアセットを発注することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記所定の時間は、ユーザ定義、前記メディアアセットの放送時間、該メディアアセットの放送時間前の所定の期間、または該メディアアセットが番組送達ソースから利用可能になる時間である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することは、前記所定の時間に近い特定の時間の長さにわたって、該第1のデバイスにおけるユーザ不活動を監視することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することは、前記第1のデバイスの所定の距離内にあるオブジェクトの熱シグネチャを、該ユーザと関連付けられる熱シグネチャと比較することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することは、該ユーザが該第1のデバイスの視認範囲または可聴範囲内にいるかどうかを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することは、過去の挙動に基づいて、該ユーザが該第1のデバイスの前記知覚可能な範囲内にいる可能性が高いかどうかを決定するように、ユーザプロファイルを分析することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することは、該ユーザが前記所定の時間に該第1のデバイスから遠隔にある場所にいるかどうかを決定するように、データベースから、該ユーザと関連付けられる予約スケジュールを回収することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第2のデバイス上で前記ユーザによって知覚可能であるかどうかを決定することと、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚可能であるときに、該第2のデバイス上の該メディアアセットへのアクセスを該ユーザに提供することと、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚不可能であるときに、該メディアアセットを該第2のデバイス上のメモリに記憶することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第2のデバイス上の前記メディアアセットへのアクセスを提供することは、該メディアアセットのライブビデオまたはオーディオを該第2のデバイスにストリーム配信することを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2のデバイスは、モバイルデバイスであり、前記メディアアセットをメモリに記憶することは、該メディアアセットを該モバイルデバイスの記憶デバイスに記憶することを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第2のデバイス上で前記ユーザによって知覚可能であるかどうかを決定することと、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚不可能であるときに、該メディアアセットと関連付けられるデータを第3のデバイスに伝送することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第1のデバイス上で前記ユーザによって知覚不可能であるときに、複数の他のデバイスのうちのどの1つの上で、該メディアアセットが該ユーザによって知覚可能であるかを決定することと、
該メディアアセットと関連付けられるデータを、該メディアアセットが該ユーザによって知覚可能である、該複数の他のデバイスのうちの1つに伝送することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記メディアアセットと関連付けられるデータは、該メディアアセット、該メディアアセットへのリンク、ウェブサイトアドレス、テレビチャネル番号および番組送達ソース識別子、該メディアアセットを識別するメッセージ、該メディアアセットのリマインダ、または前記第2のデバイスが該メディアアセットにアクセスすることを可能にするデータである、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記メディアアセットは、前記所定の時間に放送するためにスケジューリングされるテレビ番組、オンデマンドメディアアセット、または有料番組である、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することは、前記第1のデバイスを用いて、前記第2のデバイス上のユーザ活動を検出することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
メディアアセットリマインダをユーザに提供するためのシステムであって、
プロセッサを備え、該プロセッサは、
第1のデバイスを用いて、該メディアアセットのイベントをスケジューリングすることであって、該イベントは、所定の時間にトリガされる、ことと、
該所定の時間に、該ユーザが該第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することと、
該ユーザが該第1のデバイスの該知覚可能な範囲外にいるときに、該イベントと関連付けられるデータを第2のデバイスに自動的に伝送することと
を行うように構成される、システム。
【請求項20】
前記プロセッサはさらに、前記所定の時間に録画するために前記メディアアセットをスケジューリングするように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
前記イベントは、前記メディアアセットのリマインダである、請求項19に記載のシステム。
【請求項22】
前記プロセッサはさらに、前記メディアアセットを発注するように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項23】
前記所定の時間は、ユーザ定義、前記メディアアセットの放送時間、該メディアアセットの放送時間前の所定の期間、または該メディアアセットが番組送達ソースから利用可能になる時間である、請求項19に記載のシステム。
【請求項24】
前記プロセッサはさらに、前記所定の時間に近い特定の時間の長さにわたって、前記第1のデバイスにおけるユーザ不活動を監視するように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項25】
前記プロセッサはさらに、前記第1のデバイスの所定の距離内にあるオブジェクトの熱シグネチャを、前記ユーザと関連付けられる熱シグネチャと比較するように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項26】
前記プロセッサはさらに、前記ユーザが前記第1のデバイスの視認範囲または可聴範囲内にいるかどうかを決定するように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項27】
前記プロセッサはさらに、過去の挙動に基づいて、前記ユーザが前記第1のデバイスの前記知覚可能な範囲内にいる可能性が高いかどうかを決定するよう、ユーザプロファイルを分析するように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項28】
前記プロセッサはさらに、前記ユーザが前記所定の時間に前記第1のデバイスから遠隔にある場所にいるかどうかを決定するよう、データベースから、該ユーザと関連付けられる予約スケジュールを回収するように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項29】
前記プロセッサはさらに、
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第2のデバイス上で前記ユーザによって知覚可能であるかどうかを決定することと、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚可能であるときに、該第2のデバイス上の該メディアアセットへのアクセスを該ユーザに提供することと、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚不可能であるときに、該メディアアセットを該第2のデバイス上のメモリに記憶することと
を行うように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項30】
前記プロセッサはさらに、前記メディアアセットのライブビデオまたはオーディオを前記第2のデバイスにストリーム配信するように構成される、請求項29に記載のシステム。
【請求項31】
前記第2のデバイスは、モバイルデバイスであり、前記プロセッサはさらに、前記メディアアセットを該モバイルデバイスの記憶デバイスに記憶するように構成される、請求項29に記載のシステム。
【請求項32】
前記プロセッサはさらに、
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第2のデバイス上で前記ユーザによって知覚可能であるかどうかを決定することと、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚不可能であるときに、該メディアアセットと関連付けられるデータを第3のデバイスに伝送することと
を行うように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項33】
前記プロセッサはさらに、
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第1のデバイス上で前記ユーザによって知覚不可能であるときに、複数の他のデバイスのうちのどの1つの上で、該メディアアセットが該ユーザによって知覚可能であるかを決定することと、
該メディアアセットと関連付けられるデータを、該メディアアセットが該ユーザによって知覚可能である、該複数の他のデバイスのうちの1つに伝送することと
を行うように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項34】
前記メディアアセットと関連付けられるデータは、該メディアアセット、該メディアアセットへのリンク、ウェブサイトアドレス、テレビチャネル番号および番組送達ソース識別子、該メディアアセットを識別するメッセージ、該メディアアセットのリマインダ、または前記第2のデバイスが該メディアアセットにアクセスすることを可能にするデータである、請求項19に記載のシステム。
【請求項35】
前記メディアアセットは、前記所定の時間に放送するためにスケジューリングされるテレビ番組、オンデマンドメディアアセット、または有料番組である、請求項19に記載のシステム。
【請求項36】
前記プロセッサはさらに、前記第1のデバイスを用いて、前記第2のデバイス上のユーザ活動を検出するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項37】
メディアアセットリマインダをユーザに提供するための装置であって、
第1のデバイスを用いて、該メディアアセットのイベントをスケジューリングする手段であって、該イベントは、所定の時間にトリガされる、手段と、
該所定の時間に、該ユーザが該第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する手段と、
該ユーザが該第1のデバイスの該知覚可能な範囲外にいるときに、該イベントと関連付けられるデータを第2のデバイスに自動的に伝送する手段と
を備える、装置。
【請求項38】
前記メディアアセットのイベントをスケジューリングする手段は、前記所定の時間に録画するために該メディアアセットをスケジューリングする手段を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項39】
前記イベントは、前記メディアアセットのリマインダである、請求項37に記載の装置。
【請求項40】
前記メディアアセットのイベントをスケジューリングする手段は、該メディアアセットを発注する手段を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項41】
前記所定の時間は、ユーザ定義、前記メディアアセットの放送時間、該メディアアセットの放送時間前の所定の期間、または該メディアアセットが番組送達ソースから利用可能になる時間である、請求項37に記載の装置。
【請求項42】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する手段は、前記所定の時間に近い特定の時間の長さにわたって、該第1のデバイスにおけるユーザ不活動を監視する手段を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項43】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する手段は、該第1のデバイスの所定の距離内にあるオブジェクトの熱シグネチャを、該ユーザと関連付けられる熱シグネチャと比較する手段を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項44】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する手段は、該ユーザが前記第1のデバイスの視認範囲または可聴範囲内にいるかどうかを決定する手段を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項45】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する手段は、過去の挙動に基づいて、該ユーザが該第1のデバイスの該知覚可能な範囲内にいる可能性が高いかどうかを決定するように、ユーザプロファイルを分析する手段を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項46】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する手段は、該ユーザが該所定の時間に該第1のデバイスから遠隔にある場所にいるかどうかを決定するように、データベースから、該ユーザと関連付けられる予約スケジュールを回収する手段を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項47】
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第2のデバイス上で前記ユーザによって知覚可能であるかどうかを決定する手段と、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚可能であるときに、該第2のデバイス上の該メディアアセットへのアクセスを該ユーザに提供する手段と、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚不可能であるときに、該メディアアセットを該第2のデバイス上のメモリに記憶する手段と
をさらに備える、請求項37に記載の装置。
【請求項48】
前記第2のデバイス上の前記メディアアセットへのアクセスを提供する手段は、該メディアアセットのライブビデオまたはオーディオを該第2のデバイスにストリーム配信する手段を備える、請求項47に記載の装置。
【請求項49】
前記第2のデバイスは、モバイルデバイスであり、前記メディアアセットをメモリに記憶することは、該メディアアセットを該モバイルデバイスの記憶デバイスに記憶することを含む、請求項47に記載の装置。
【請求項50】
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第2のデバイス上で前記ユーザによって知覚可能であるかどうかを決定する手段と、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚不可能であるときに、該メディアアセットと関連付けられるデータを第3のデバイスに伝送する手段と
をさらに備える、請求項37に記載の装置。
【請求項51】
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第1のデバイス上で前記ユーザによって知覚不可能であるときに、複数の他のデバイスのうちのどの1つの上で、該メディアアセットが該ユーザによって知覚可能であるかを決定する手段と、
該メディアアセットと関連付けられる該データを、該メディアアセットが該ユーザによって知覚可能である、該複数の他のデバイスのうちの前記1つに伝送する手段と
をさらに備える、請求項37に記載の装置。
【請求項52】
前記メディアアセットと関連付けられるデータは、該メディアアセット、該メディアアセットへのリンク、ウェブサイトアドレス、テレビチャネル番号および番組送達ソース識別子、該メディアアセットを識別するメッセージ、該メディアアセットのリマインダ、または該第2のデバイスが該メディアアセットにアクセスすることを可能にするデータである、請求項37に記載の装置。
【請求項53】
前記メディアアセットは、前記所定の時間に放送するためにスケジューリングされるテレビ番組、オンデマンドメディアアセット、または有料番組である、請求項37に記載の装置。
【請求項54】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する手段は、該第1のデバイスを用いて、前記第2のデバイス上のユーザ活動を検出する手段を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項1】
メディアアセットリマインダをユーザに提供する方法であって、
第1のデバイスを用いて、該メディアアセットのイベントをスケジューリングすることであって、該イベントは、所定の時間にトリガされる、ことと、
該所定の時間に、該ユーザが該第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することと、
該ユーザが該第1のデバイスの該知覚可能な範囲外にいるときに、該イベントと関連付けられるデータを第2のデバイスに自動的に伝送することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記メディアアセットのイベントをスケジューリングすることは、前記所定の時間に録画するために前記メディアアセットをスケジューリングすることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記イベントは、前記メディアアセットのリマインダである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記メディアアセットのイベントをスケジューリングすることは、該メディアアセットを発注することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記所定の時間は、ユーザ定義、前記メディアアセットの放送時間、該メディアアセットの放送時間前の所定の期間、または該メディアアセットが番組送達ソースから利用可能になる時間である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することは、前記所定の時間に近い特定の時間の長さにわたって、該第1のデバイスにおけるユーザ不活動を監視することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することは、前記第1のデバイスの所定の距離内にあるオブジェクトの熱シグネチャを、該ユーザと関連付けられる熱シグネチャと比較することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することは、該ユーザが該第1のデバイスの視認範囲または可聴範囲内にいるかどうかを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することは、過去の挙動に基づいて、該ユーザが該第1のデバイスの前記知覚可能な範囲内にいる可能性が高いかどうかを決定するように、ユーザプロファイルを分析することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することは、該ユーザが前記所定の時間に該第1のデバイスから遠隔にある場所にいるかどうかを決定するように、データベースから、該ユーザと関連付けられる予約スケジュールを回収することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第2のデバイス上で前記ユーザによって知覚可能であるかどうかを決定することと、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚可能であるときに、該第2のデバイス上の該メディアアセットへのアクセスを該ユーザに提供することと、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚不可能であるときに、該メディアアセットを該第2のデバイス上のメモリに記憶することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第2のデバイス上の前記メディアアセットへのアクセスを提供することは、該メディアアセットのライブビデオまたはオーディオを該第2のデバイスにストリーム配信することを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2のデバイスは、モバイルデバイスであり、前記メディアアセットをメモリに記憶することは、該メディアアセットを該モバイルデバイスの記憶デバイスに記憶することを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第2のデバイス上で前記ユーザによって知覚可能であるかどうかを決定することと、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚不可能であるときに、該メディアアセットと関連付けられるデータを第3のデバイスに伝送することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第1のデバイス上で前記ユーザによって知覚不可能であるときに、複数の他のデバイスのうちのどの1つの上で、該メディアアセットが該ユーザによって知覚可能であるかを決定することと、
該メディアアセットと関連付けられるデータを、該メディアアセットが該ユーザによって知覚可能である、該複数の他のデバイスのうちの1つに伝送することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記メディアアセットと関連付けられるデータは、該メディアアセット、該メディアアセットへのリンク、ウェブサイトアドレス、テレビチャネル番号および番組送達ソース識別子、該メディアアセットを識別するメッセージ、該メディアアセットのリマインダ、または前記第2のデバイスが該メディアアセットにアクセスすることを可能にするデータである、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記メディアアセットは、前記所定の時間に放送するためにスケジューリングされるテレビ番組、オンデマンドメディアアセット、または有料番組である、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することは、前記第1のデバイスを用いて、前記第2のデバイス上のユーザ活動を検出することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
メディアアセットリマインダをユーザに提供するためのシステムであって、
プロセッサを備え、該プロセッサは、
第1のデバイスを用いて、該メディアアセットのイベントをスケジューリングすることであって、該イベントは、所定の時間にトリガされる、ことと、
該所定の時間に、該ユーザが該第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定することと、
該ユーザが該第1のデバイスの該知覚可能な範囲外にいるときに、該イベントと関連付けられるデータを第2のデバイスに自動的に伝送することと
を行うように構成される、システム。
【請求項20】
前記プロセッサはさらに、前記所定の時間に録画するために前記メディアアセットをスケジューリングするように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
前記イベントは、前記メディアアセットのリマインダである、請求項19に記載のシステム。
【請求項22】
前記プロセッサはさらに、前記メディアアセットを発注するように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項23】
前記所定の時間は、ユーザ定義、前記メディアアセットの放送時間、該メディアアセットの放送時間前の所定の期間、または該メディアアセットが番組送達ソースから利用可能になる時間である、請求項19に記載のシステム。
【請求項24】
前記プロセッサはさらに、前記所定の時間に近い特定の時間の長さにわたって、前記第1のデバイスにおけるユーザ不活動を監視するように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項25】
前記プロセッサはさらに、前記第1のデバイスの所定の距離内にあるオブジェクトの熱シグネチャを、前記ユーザと関連付けられる熱シグネチャと比較するように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項26】
前記プロセッサはさらに、前記ユーザが前記第1のデバイスの視認範囲または可聴範囲内にいるかどうかを決定するように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項27】
前記プロセッサはさらに、過去の挙動に基づいて、前記ユーザが前記第1のデバイスの前記知覚可能な範囲内にいる可能性が高いかどうかを決定するよう、ユーザプロファイルを分析するように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項28】
前記プロセッサはさらに、前記ユーザが前記所定の時間に前記第1のデバイスから遠隔にある場所にいるかどうかを決定するよう、データベースから、該ユーザと関連付けられる予約スケジュールを回収するように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項29】
前記プロセッサはさらに、
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第2のデバイス上で前記ユーザによって知覚可能であるかどうかを決定することと、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚可能であるときに、該第2のデバイス上の該メディアアセットへのアクセスを該ユーザに提供することと、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚不可能であるときに、該メディアアセットを該第2のデバイス上のメモリに記憶することと
を行うように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項30】
前記プロセッサはさらに、前記メディアアセットのライブビデオまたはオーディオを前記第2のデバイスにストリーム配信するように構成される、請求項29に記載のシステム。
【請求項31】
前記第2のデバイスは、モバイルデバイスであり、前記プロセッサはさらに、前記メディアアセットを該モバイルデバイスの記憶デバイスに記憶するように構成される、請求項29に記載のシステム。
【請求項32】
前記プロセッサはさらに、
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第2のデバイス上で前記ユーザによって知覚可能であるかどうかを決定することと、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚不可能であるときに、該メディアアセットと関連付けられるデータを第3のデバイスに伝送することと
を行うように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項33】
前記プロセッサはさらに、
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第1のデバイス上で前記ユーザによって知覚不可能であるときに、複数の他のデバイスのうちのどの1つの上で、該メディアアセットが該ユーザによって知覚可能であるかを決定することと、
該メディアアセットと関連付けられるデータを、該メディアアセットが該ユーザによって知覚可能である、該複数の他のデバイスのうちの1つに伝送することと
を行うように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項34】
前記メディアアセットと関連付けられるデータは、該メディアアセット、該メディアアセットへのリンク、ウェブサイトアドレス、テレビチャネル番号および番組送達ソース識別子、該メディアアセットを識別するメッセージ、該メディアアセットのリマインダ、または前記第2のデバイスが該メディアアセットにアクセスすることを可能にするデータである、請求項19に記載のシステム。
【請求項35】
前記メディアアセットは、前記所定の時間に放送するためにスケジューリングされるテレビ番組、オンデマンドメディアアセット、または有料番組である、請求項19に記載のシステム。
【請求項36】
前記プロセッサはさらに、前記第1のデバイスを用いて、前記第2のデバイス上のユーザ活動を検出するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項37】
メディアアセットリマインダをユーザに提供するための装置であって、
第1のデバイスを用いて、該メディアアセットのイベントをスケジューリングする手段であって、該イベントは、所定の時間にトリガされる、手段と、
該所定の時間に、該ユーザが該第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する手段と、
該ユーザが該第1のデバイスの該知覚可能な範囲外にいるときに、該イベントと関連付けられるデータを第2のデバイスに自動的に伝送する手段と
を備える、装置。
【請求項38】
前記メディアアセットのイベントをスケジューリングする手段は、前記所定の時間に録画するために該メディアアセットをスケジューリングする手段を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項39】
前記イベントは、前記メディアアセットのリマインダである、請求項37に記載の装置。
【請求項40】
前記メディアアセットのイベントをスケジューリングする手段は、該メディアアセットを発注する手段を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項41】
前記所定の時間は、ユーザ定義、前記メディアアセットの放送時間、該メディアアセットの放送時間前の所定の期間、または該メディアアセットが番組送達ソースから利用可能になる時間である、請求項37に記載の装置。
【請求項42】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する手段は、前記所定の時間に近い特定の時間の長さにわたって、該第1のデバイスにおけるユーザ不活動を監視する手段を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項43】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する手段は、該第1のデバイスの所定の距離内にあるオブジェクトの熱シグネチャを、該ユーザと関連付けられる熱シグネチャと比較する手段を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項44】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する手段は、該ユーザが前記第1のデバイスの視認範囲または可聴範囲内にいるかどうかを決定する手段を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項45】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する手段は、過去の挙動に基づいて、該ユーザが該第1のデバイスの該知覚可能な範囲内にいる可能性が高いかどうかを決定するように、ユーザプロファイルを分析する手段を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項46】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する手段は、該ユーザが該所定の時間に該第1のデバイスから遠隔にある場所にいるかどうかを決定するように、データベースから、該ユーザと関連付けられる予約スケジュールを回収する手段を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項47】
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第2のデバイス上で前記ユーザによって知覚可能であるかどうかを決定する手段と、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚可能であるときに、該第2のデバイス上の該メディアアセットへのアクセスを該ユーザに提供する手段と、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚不可能であるときに、該メディアアセットを該第2のデバイス上のメモリに記憶する手段と
をさらに備える、請求項37に記載の装置。
【請求項48】
前記第2のデバイス上の前記メディアアセットへのアクセスを提供する手段は、該メディアアセットのライブビデオまたはオーディオを該第2のデバイスにストリーム配信する手段を備える、請求項47に記載の装置。
【請求項49】
前記第2のデバイスは、モバイルデバイスであり、前記メディアアセットをメモリに記憶することは、該メディアアセットを該モバイルデバイスの記憶デバイスに記憶することを含む、請求項47に記載の装置。
【請求項50】
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第2のデバイス上で前記ユーザによって知覚可能であるかどうかを決定する手段と、
該メディアアセットが該所定の時間に該第2のデバイス上で該ユーザによって知覚不可能であるときに、該メディアアセットと関連付けられるデータを第3のデバイスに伝送する手段と
をさらに備える、請求項37に記載の装置。
【請求項51】
前記メディアアセットが前記所定の時間に前記第1のデバイス上で前記ユーザによって知覚不可能であるときに、複数の他のデバイスのうちのどの1つの上で、該メディアアセットが該ユーザによって知覚可能であるかを決定する手段と、
該メディアアセットと関連付けられる該データを、該メディアアセットが該ユーザによって知覚可能である、該複数の他のデバイスのうちの前記1つに伝送する手段と
をさらに備える、請求項37に記載の装置。
【請求項52】
前記メディアアセットと関連付けられるデータは、該メディアアセット、該メディアアセットへのリンク、ウェブサイトアドレス、テレビチャネル番号および番組送達ソース識別子、該メディアアセットを識別するメッセージ、該メディアアセットのリマインダ、または該第2のデバイスが該メディアアセットにアクセスすることを可能にするデータである、請求項37に記載の装置。
【請求項53】
前記メディアアセットは、前記所定の時間に放送するためにスケジューリングされるテレビ番組、オンデマンドメディアアセット、または有料番組である、請求項37に記載の装置。
【請求項54】
前記ユーザが前記第1のデバイスの知覚可能な範囲内にいるかどうかを決定する手段は、該第1のデバイスを用いて、前記第2のデバイス上のユーザ活動を検出する手段を備える、請求項37に記載の装置。
【図1】
【図2】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図13】
【図3】
【図4】
【図11】
【図12】
【図14】
【図15】
【図2】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図13】
【図3】
【図4】
【図11】
【図12】
【図14】
【図15】
【公表番号】特表2012−533928(P2012−533928A)
【公表日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−520679(P2012−520679)
【出願日】平成22年7月9日(2010.7.9)
【国際出願番号】PCT/US2010/041465
【国際公開番号】WO2011/008638
【国際公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.YouTube
【出願人】(500050376)ユナイテッド ビデオ プロパティーズ インコーポレイテッド (206)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年7月9日(2010.7.9)
【国際出願番号】PCT/US2010/041465
【国際公開番号】WO2011/008638
【国際公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.YouTube
【出願人】(500050376)ユナイテッド ビデオ プロパティーズ インコーポレイテッド (206)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]