メディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法、アクセス方法及びその装置
メディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法に係り、トラック及び単位時間によって区別される複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップを生成する段階と、マップノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成する段階とを含み、マップノードは、対応するメディア客体の位置情報を含むようにすることによって、コンテンツのリアルタイム再生及び修正を容易にする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法、アクセス方法及びその装置に係り、さらに詳細には、メディアファイル・フォーマットで、マルチメディア客体のリアルタイム再生及び修正に適するように、メタデータ構造を生成したりアクセスする方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、マルチメディアコンテンツの制作と使用とが増えつつ、マルチメディアコンテンツの検索やフィルタリングの必要性が叫ばれ、それによって、メタデータ符号化に係わる多様な方法が提示された。
【0003】
メタデータというのは、多様な形態の情報資源を容易に検索してアクセスできるように、情報の内容及び特徴を一定の形式によって簡潔に叙述したデータであって、情報資源についての情報をいう。
【0004】
図1は、メディアファイル・フォーマットでの一般的なメタデータの構成を図示した図である。図1を参照するに、メディアファイル・フォーマットは、トラックを基にして分離されたメディア客体によって構成される。ここで、メディア客体は、1つのオーディオフレーム、ビデオフレームまたはイメージフレームのように、コンテンツを構成する客体を意味し、トラックは、メディア客体が連続して流れるチャンネルを意味する。
【0005】
1つのメディアファイル110は、数個のトラックに分離され、各トラックのヘッダ120には、サンプルテーブル130と呼ばれる客体がリンクされる。サンプルテーブル130は、リンクされたメディア客体160が実行される時間(オフセット時間)情報140と、メディア客体の位置(オフセット位置)情報150とを含む。
【0006】
メディア客体160は、サンプルテーブル130に含まれた位置情報150によってリンクされ、サンプルテーブル130の時間情報140によって、適切な時間にアクセスされて再生される。
【0007】
このような一般的なメタデータの構成は、静的(static)トラック構造を有しているために、ユーザが任意の1トラック(例えば、トラック3)に任意の単位時間(例えば、コンテンツ開始後5分からコンテンツ開始後6分まで)のみアクセスしようとする場合にも、全てのトラックヘッダ及び全てのサンプルテーブルに順次にアクセスしなければならないという問題点があった。
【0008】
また、メディアファイル・データをアップデートするためには(例えば、トラック1及びトラック2を削除)、サンプルテーブル130が移動せねばならないという問題点がある(例えば、トラック3ないしトラックNをトラック1ないしトラックN−1に移動)。また、メディアファイル・データのアップデートと共に、メディア客体の位置を変更するためには、サンプルテーブル130内の位置情報150も変更されねばならないという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前述の問題点を解決するために案出され、本発明は、コンテンツ再生及び任意アクセス時に、早いアクセスを提供し、コンテンツ修正時に、ファイルデータの移動を最小化させるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法、アクセス方法及びその装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述の目的を達成するために、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法は、トラック及び単位時間によって区別される複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップを生成する段階と、前記マップノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成する段階とを含み、前記マップノードは、前記対応するメディア客体の位置情報を含むことを特徴とする。
【0011】
前記マップノードは、所定の固定されたデータサイズを有することが望ましい。
【0012】
前記マップノードは、前記対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことが望ましい。
【0013】
前記マップノードのそれぞれに対応する客体記述データを生成する段階をさらに含み、前記マップノードは、前記対応する客体記述データの位置情報を含むことが望ましい。
【0014】
前記マップノードのそれぞれに対応する客体処理データを生成する段階をさらに含み、前記マップノードは、前記対応する客体処理データの位置情報を含むことが望ましい。
【0015】
また、前述の目的を達成するために、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法は、トラック及び単位時間によって区別される複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップを生成する段階と、前記マップノードのそれぞれに対応するリンク構造によって構成され、前記リンク構造のそれぞれは、少なくとも一つ以上の個別ユニットデータ・ノードによって構成された個別ユニットデータを生成する段階と、前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成する段階とを含み、前記マップノードは、前記対応するリンク構造の位置情報を含み、前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応するメディア客体の位置情報を含むことを特徴とする。
【0016】
前記マップノード及び前記個別ユニットデータ・ノードは、それぞれ所定の固定されたデータサイズを有することが望ましい。
【0017】
前記マップノードは、前記対応するリンク構造の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことが望ましい。
【0018】
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことが望ましい。
【0019】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体記述データ(object description data)を生成する段階をさらに含み、前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体記述データの位置情報を含むことが望ましい。
【0020】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体処理データ(object handling data)を生成する段階をさらに含み、前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体処理データの位置情報を含むことが望ましい。
【0021】
また、前述の目的を達成するために、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法は、時間・トラックマップで、ユーザによって選択されたトラック及び単位時間に対応するマップノードにアクセスする段階と、前記マップノードに対応するメディア客体の位置情報を抽出する段階と、前記位置情報によって、前記メディア客体にアクセスする段階とを含むことを特徴とする。
【0022】
また、前述の目的を達成するために、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法は、時間・トラックマップで、ユーザによって選択されたトラック及び単位時間に対応するマップノードにアクセスする段階と、前記マップノードに対応するリンク構造の位置情報を抽出する段階と、前記リンク構造の位置情報によって、前記リンク構造と、前記リンク構造に属した個別ユニットデータ・ノードとにアクセスする段階と、前記個別ユニットデータ・ノードに対応するメディア客体の位置情報を抽出する段階と、前記メディア客体の位置情報によって、前記メディア客体にアクセスする段階とを含むことを特徴とする。
【0023】
また、前述の目的を達成するために、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法を実行するためのプログラムを保存したコンピュータで読取り可能な記録媒体は、トラック及び単位時間によって区別される複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップを生成する段階と、前記マップノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成する段階とを含み、前記マップノードは、前記対応するメディア客体の位置情報を含む方法を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、ユーザが所望のメディア客体に容易にアクセスできるようにし、コンテンツの修正時に、メタデータまたはメディア客体の修正を最小化させる効果がある。
【0025】
また、本発明によれば、コンテンツのリアルタイム再生及び修正を容易にし、コンテンツの一部データ損失に係わるコンテンツの強靭性を向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】メディアファイル・フォーマットでの一般的なメタデータの構成を図示した図である。
【図2】本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットの構造を図示した図である。
【図3】本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス及び修正を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマット構造を図示した図である。
【図5】本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法を図示したフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法を図示したフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータの生成装置を図示した図である。
【図8】本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータの生成装置を図示した図である。
【図9】本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法を図示したフローチャートである。
【図10】本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法を図示したフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス装置を図示した図である。
【図12】本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス装置を図示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、添付された図面を参照しつつ、本発明の望ましい実施形態について詳細に説明する。
【0028】
図2は、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットの構造を図示した図である。図2を参照するに、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットは、時間・トラックマップ210、個別ユニットデータ220、メディア客体235、客体記述データ250及び客体処理データ260を含む。
【0029】
時間・トラックマップ210は、メディアファイルがローディングされるとき、まず第一にアクセスされる。時間・トラックマップ210は、正方形zに表示されたマップノード215によって構成される。マップノード215は、トラック及び時間によって、互いに区別される。マップノード215は、それぞれ1つのトラックで、1つの単位時間に存在するメディア客体についての基本情報を保存する。
【0030】
例えば、時間・トラックマップ210の横方向は、トラックによって区別され、時間・トラックマップ210の縦方向は、単位時間によって区別される。すなわち、時間・トラックマップ210で、同じ列(column)は、同じトラックを意味し、同じ行(row)は、同じ時間を意味する。
【0031】
例えば、単位時間が1分に定義されたと仮定すれば、4行3列に位置したマップノード(濃厚色で表示)215は、コンテンツが実行された後で3分が経過したときから、コンテンツが実行された後で4分が経過したときまでの時間の間、トラック3で再生されるメディア客体についての情報を保存するブロックである。また、2行2列に位置したマップノードは、コンテンツが実行された後で1分が経過したときから、コンテンツが実行された後で2分が経過したときまでの時間の間、トラック2で再生されるメディア客体についての情報を保存する。
【0032】
従って、メディアファイルを受信したデコーダは、全てのトラック及び全ての単位時間を順次にアクセスせずとも、特定時間及び特定トラックのメディア客体に直接アクセスできる。また、コンテンツが修正されるとしても(例えば、3行のマップノードを削除したりトラック4を削除する場合)、他のマップノードに保存された情報は、修正される必要がない。
【0033】
時間・トラックマップ210の時間長さ、時間・トラックマップ210のトラック個数、マップノード215の単位時間は、後述するメディアファイル・フォーマット構造に含まれる時間・トラックマップヘッダに保存されうる。従って、メディアファイルを受信したデコーダは、時間・トラックマップヘッダによって、時間・トラックマップ210についての情報を獲得できる。時間・トラックマップ210の時間長さ、時間・トラックマップ210のトラック個数、マップノード215の単位時間は、状況によって多様な値に決定されうる。
【0034】
一方、マップノード215のデータサイズは、固定された値を有することが望ましい。マップノード215は、後述する個別ユニットデータ220に含まれたリンク構造225の位置(オフセット)情報を含む。また、マップノード215は、対応するリンク構造225の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報を含むこともできる。時間オフセット情報は、リンク構造225に含まれた個別ユニットデータ・ノード230が再生を始める時点についての情報である。データサイズ情報は、リンク構造225に含まれた個別ユニットデータ・ノード230の個数の情報でありうる。
【0035】
個別ユニットデータ220は、マップノード215のそれぞれに対応するリンク構造225によって構成される。リンク構造225は、マップノード215にリンクされたものであり、ツリー構造または連結リスト(linked list)のようなデータ構造によって構成される。リンク構造225のそれぞれは、少なくとも一つ以上の個別ユニットデータ・ノード230によって構成される。
【0036】
個別ユニットデータ・ノード230は、マップノード215と同様に、1つのトラックの1つの単位時間に存在するメディア客体についての情報を含む。ただし、1つのトラックの1つの単位時間に存在するメディア客体は、複数個であるために、個別ユニットデータ・ノード230は、複数個のメディア客体のそれぞれについての情報を含む。すなわち、マップノード215は、対応するリンク構造225についての情報を含み、個別ユニットデータ・ノード225は、対応するメディア客体240についての情報を含むことができる。しかし、マップノード215及び個別ユニットデータ・ノード225に含まれる情報は、多様な方法で変更されうる。
【0037】
個別ユニットデータ・ノード230のデータサイズは、固定された値を有することが望ましい。個別ユニットデータ・ノード230は、対応するメディア客体240の位置(オフセット)情報を含む。また、個別ユニットデータ・ノード230は、対応するメディア客体240の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報を含むこともできる。メディア客体240の時間オフセット情報は、メディア客体235が再生を始める時点についての情報である。例えば、4行3列のマップノード215に保存された時間オフセット情報が20秒であり、対応する個別ユニットデータ・ノード230に保存された時間オフセット情報が10秒であるならば、メディア客体240は、3分30秒が経過した後に再生されるのである。
【0038】
個別ユニットデータ・ノード230は、対応する客体記述データ(object description data)250の位置情報を含む。客体記述データ250は、メディア客体のデコーディング情報のような多様なプロファイル情報を含んだメディアメタデータ構造である。
【0039】
個別ユニットデータ・ノード230は、対応する客体処理データ(object handling data)260の位置情報を含むこともできる。客体処理データ260は、メディア客体のレンダリング位置や変換(transformation)のような情報を含んだレンダリング・メタデータ構造である。
【0040】
メディア客体240は、個別ユニットデータ・ノード230のそれぞれに対応するものであり、図2で、同じパターンで表示されたノードの集合をいう。
【0041】
また、変形された実施形態で、個別ユニットデータ220は省略されうる。
【0042】
この場合に、時間・トラックマップ210のマップノード215は、対応するメディア客体235の位置(オフセット)情報を含む。前述のように、マップノード210は、所定の固定されたデータサイズを有することが望ましく、対応するメディア客体235の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報を含むこともできる。マップノード215は、対応する客体記述データ250の位置情報を含む。また、マップノード215は、対応する客体処理データ260の位置情報を含むこともできる。
【0043】
変形された実施形態は、マップノード215に対応するメディア客体235の数が少なくとも、メディアファイル内のトラックの数が少ない場合、または単位時間が長い場合に、使われうる。
【0044】
図3は、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス及び修正を説明するための図である。図3の左側図面を参照するに、ユーザは、所定のアクセス装置によって、時間・トラックマップの特定トラック及び特定単位時間にアクセスする。例えば、ユーザがトラック5でコンテンツ実行後、4分から5分までの時間間隔内に含まれたコンテンツにアクセスすることを願うならば、ユーザは、時間・トラックマップの5行5列に位置したマップノードにアクセスできる。従って、他のトラックまたは他の単位時間にアクセスする必要がなくなる。
【0045】
図3の右側図面を参照するに、コンテンツ実行後、2分から4分までの全てのトラックに含まれたコンテンツを除去するために、ユーザは、3行及び4行に位置したマップノード330を除去し、5行及び6行に位置したマップノード340を、それぞれ3行及び4行に移動させる。移動したマップノード340は、ただ時間オフセット情報及びリンク構造(またはメディア客体)の位置情報だけを含んでいるために、マップノード340に含まれた情報は、変更される必要がない。また、図2で説明した通り、マップノード350は、ツリー構造のようなリンク構造にリンクされ、リンク構造に含まれたノード360は、客体記述データ及び客体処理データのようなメディア客体情報にリンクされうる。
【0046】
図4は、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマット構造を図示した図である。図4を参照するに、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマット構造は、時間・トラックマップ430、個別ユニットデータ440及びメディア客体470を含む。
【0047】
ファイルヘッダ410は、メディアファイルについての基本的な情報を含む。時間・トラックマップヘッダ420は、時間・トラックマップ430の構成情報を含む。例えば、時間・トラックマップ210の時間長さ、時間・トラックマップ210のトラック個数、マップノード215の単位時間、時間オフセット情報及び位置オフセット情報が含まれうる。時間・トラックマップ430は、トラック及び単位時間によって区別される複数個のマップノードによって構成される。これについては述べてあるので、これ以上の説明は省略する。
【0048】
個別ユニットデータ440は、マップノードのそれぞれに対応するリンク構造によって構成され、リンク構造のそれぞれは、少なくとも一つ以上の個別ユニットデータ・ノードによって構成される。個別ユニットデータ・ノードは、対応するメディア客体の位置情報を含む。客体記述データ450は、メディア客体のデコーディング情報のような多様なプロファイル情報を含んだメディアメタデータ構造である。客体処理データ460は、メディア客体のレンダリング位置や変換のような情報を含んだレンダリング・メタデータ構造である。メディア客体470は、個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する。
【0049】
また、変形された実施形態によって、個別ユニットデータ440または客体処理データ460は、省略されうるのは、前述の通りである。
【0050】
図5は、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法を図示したフローチャートである。図5を参照するに、段階510では、複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップが生成される。マップノードは、対応するメディア客体の位置情報を含む。
【0051】
マップノードは、状況によってあらかじめ決定されたデータサイズを有することが望ましい。マップノードは、客体記述データの位置情報を含む。また、マップノードは、対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報を含むことができる。また、段階540で、客体処理データが生成される場合、マップノードは、対応する客体処理データの位置情報を含む。
【0052】
段階520では、マップノードのそれぞれに対応する客体記述データが生成される。
【0053】
段階530では、マップノードのそれぞれに対応するメディア客体が生成される。
【0054】
段階540では、マップノードのそれぞれに対応する客体処理データが生成される。ただし、段階540は、実施形態に従って省略されもする。
【0055】
図6は、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法を図示したフローチャートである。図6を参照するに、段階610では、複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップが生成される。マップノードは、対応するリンク構造の位置情報を含む。また、マップノードは、対応するリンク構造の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報を含むことができる。
【0056】
マップノード及び個別ユニットデータ・ノードは、状況によってあらかじめ決定されたデータサイズを有することが望ましい。マップノード(または、個別ユニットデータ・ノード)のデータサイズは、同じあることが望ましいが、マップノードのデータサイズと個別ユニットデータ・ノードのデータサイズは、必ずしも同一である必要はない。
【0057】
段階620では、リンク構造によって構成された個別ユニットデータが生成される。リンク構造は、個別ユニットデータ・ノードによって構成される。個別ユニットデータ・ノードは、対応するメディア客体の位置情報、及び対応する客体記述データの位置情報を含む。また、個別ユニットデータ・ノードは、対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報を含むことができる。また、個別ユニットデータ・ノードは、対応する客体処理データの位置情報を含むこともできる。
【0058】
段階630では、個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体記述データが生成される。
【0059】
段階640では、個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応するメディア客体が生成される。
【0060】
段階650では、個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体処理データが生成される。ただし、段階650は、実施形態によって省略されもする。
【0061】
図7は、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータの生成装置を図示した図である。図7を参照するに、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータの生成装置は、時間・トラックマップ生成部710、及びメディア客体生成部720を含む。
【0062】
時間・トラックマップ生成部710は、コンテンツを入力され、マップノードから構成された時間・トラックマップを生成する。マップノードは、対応するメディア客体の位置情報を含む。
【0063】
メディア客体生成部720は、マップノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成し、生成された時間・トラックマップ及びメディア客体を含んだメディアファイルを出力する。
【0064】
図8は、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータの生成装置を図示した図である。図8を参照するに、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータの生成装置は、時間・トラックマップ生成部810、個別ユニットデータ生成部820、メディア客体生成部830を含む。
【0065】
時間・トラックマップ生成部810は、コンテンツを入力され、マップノードから構成された時間・トラックマップを生成する。マップノードは、対応するリンク構造の位置情報を含む。
【0066】
個別ユニットデータ生成部820は、リンク構造によって構成された個別ユニットデータを生成する。リンク構造は、少なくとも一つ以上の個別ユニットデータ・ノードによって構成される。個別ユニットデータ・ノードは、対応するメディア客体の位置情報を含む。
【0067】
メディア客体生成部830は、個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成し、生成された時間・トラックマップ、個別ユニットデータ及びメディア客体を含んだメディアファイルを出力する。
【0068】
図9は、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法を図示したフローチャートである。図9を参照するに、段階910では、所定のアクセス装置は、時間・トラックマップのマップノードにアクセスする。
【0069】
段階920では、マップノードに対応するメディア客体の位置情報が抽出される。
【0070】
段階930では、抽出された位置情報によって、所定のアクセス装置は、メディア客体にアクセスする。
【0071】
図10は、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法を図示したフローチャートである。図10を参照するに、段階1010では、所定のアクセス装置は、時間・トラックマップのマップノードにアクセスする。
【0072】
段階1020では、マップノードに対応するリンク構造の位置情報が抽出される。
【0073】
段階1030では、所定のアクセス装置は、抽出されたリンク構造の位置情報によってリンク構造の個別ユニットデータ・ノードにアクセスする。
【0074】
段階1040では、個別ユニットデータ・ノードに対応するメディア客体の位置情報が抽出される。
【0075】
段階1050では、所定のアクセス装置は、抽出されたメディア客体の位置情報によって、メディア客体にアクセスする。
【0076】
図11は、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス装置を図示した図である。図11を参照するに、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス装置は、マップノードアクセス部1110、位置情報抽出部1120及びメディア客体アクセス部1130を含む。
【0077】
マップノードアクセス部1110は、時間・トラックマップのマップノードにアクセスする。
【0078】
位置情報抽出部1120は、マップノードに対応するメディア客体の位置情報を抽出する。
【0079】
メディア客体アクセス部1130は、抽出された位置情報によって、メディア客体にアクセスする。
【0080】
図12は、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス装置を図示した図である。図12を参照するに、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス装置は、マップノードアクセス部1210、第1位置情報抽出部1220、個別ユニットデータ・ノードアクセス部1230、第2位置情報抽出部1240及びメディア客体アクセス部1250を含む。
【0081】
マップノードアクセス部1210は、時間・トラックマップのマップノードにアクセスする。
【0082】
第1位置情報抽出部1220は、マップノードに対応するリンク構造の位置情報を抽出する。
【0083】
個別ユニットデータ・ノードアクセス部1230は、抽出されたリンク構造の位置情報によって、個別ユニットデータ・ノードにアクセスする。
【0084】
第2位置情報抽出部1240は、個別ユニットデータ・ノードに対応するメディア客体の位置情報を抽出する。
【0085】
メディア客体アクセス部1250は、抽出されたメディア客体の位置情報によって、メディア客体にアクセスする。
【0086】
本発明は:
・ISOベースのメディアファイル・フォーマット(ISO/IEC
14496−12)、クイックタイム(アップル社)、ASF(マイクロソフト社)のようなメディアデータ保存フォーマット(メディアファイル・フォーマット);
・Windows(登録商標)メディアプレーヤ(マイクロソフト社)、クイックタイムプレーヤ(アップル社)、リアルメディアプレーヤ(リアルネットワークス社)のようなメディアデータ保存フォーマット(メディアファイル・フォーマット)を支援するメディアプレーヤ・フレームワーク;
・TV、STB(set top box)、PMP(portable media player)、MP3、モバイル放送端末、携帯電話、S/W(software)メディアプレーヤのようなメディアシステム(フレームワーク、ファイルフォーマットなど)を支援するメディア処理端末に適用されうる。
【0087】
また本発明は、コンピュータで読取り可能な記録媒体にコンピュータで読取り可能なコードとして具現することが可能である。コンピュータで読取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読取り可能なデータが保存される全ての種類の記録装置を含む。
【0088】
コンピュータで読取り可能な記録媒体の例としては、ROM(read-only memory)、RAM(random-access memory)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ保存装置などがある。また、コンピュータで読取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式にコンピュータで読取り可能なコードが保存されて実行されうる。
【0089】
前述の内容は、本発明の技術的思想を外れない範囲内で多様な実施形態を作り出すことが可能である。従って、前記実施形態は、本発明を限定するものと解釈されることがあってはならず、特許請求の範囲に記載されている発明の特徴の範囲内で自由に変更されうるのである。
【技術分野】
【0001】
本発明は、メディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法、アクセス方法及びその装置に係り、さらに詳細には、メディアファイル・フォーマットで、マルチメディア客体のリアルタイム再生及び修正に適するように、メタデータ構造を生成したりアクセスする方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、マルチメディアコンテンツの制作と使用とが増えつつ、マルチメディアコンテンツの検索やフィルタリングの必要性が叫ばれ、それによって、メタデータ符号化に係わる多様な方法が提示された。
【0003】
メタデータというのは、多様な形態の情報資源を容易に検索してアクセスできるように、情報の内容及び特徴を一定の形式によって簡潔に叙述したデータであって、情報資源についての情報をいう。
【0004】
図1は、メディアファイル・フォーマットでの一般的なメタデータの構成を図示した図である。図1を参照するに、メディアファイル・フォーマットは、トラックを基にして分離されたメディア客体によって構成される。ここで、メディア客体は、1つのオーディオフレーム、ビデオフレームまたはイメージフレームのように、コンテンツを構成する客体を意味し、トラックは、メディア客体が連続して流れるチャンネルを意味する。
【0005】
1つのメディアファイル110は、数個のトラックに分離され、各トラックのヘッダ120には、サンプルテーブル130と呼ばれる客体がリンクされる。サンプルテーブル130は、リンクされたメディア客体160が実行される時間(オフセット時間)情報140と、メディア客体の位置(オフセット位置)情報150とを含む。
【0006】
メディア客体160は、サンプルテーブル130に含まれた位置情報150によってリンクされ、サンプルテーブル130の時間情報140によって、適切な時間にアクセスされて再生される。
【0007】
このような一般的なメタデータの構成は、静的(static)トラック構造を有しているために、ユーザが任意の1トラック(例えば、トラック3)に任意の単位時間(例えば、コンテンツ開始後5分からコンテンツ開始後6分まで)のみアクセスしようとする場合にも、全てのトラックヘッダ及び全てのサンプルテーブルに順次にアクセスしなければならないという問題点があった。
【0008】
また、メディアファイル・データをアップデートするためには(例えば、トラック1及びトラック2を削除)、サンプルテーブル130が移動せねばならないという問題点がある(例えば、トラック3ないしトラックNをトラック1ないしトラックN−1に移動)。また、メディアファイル・データのアップデートと共に、メディア客体の位置を変更するためには、サンプルテーブル130内の位置情報150も変更されねばならないという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前述の問題点を解決するために案出され、本発明は、コンテンツ再生及び任意アクセス時に、早いアクセスを提供し、コンテンツ修正時に、ファイルデータの移動を最小化させるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法、アクセス方法及びその装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述の目的を達成するために、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法は、トラック及び単位時間によって区別される複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップを生成する段階と、前記マップノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成する段階とを含み、前記マップノードは、前記対応するメディア客体の位置情報を含むことを特徴とする。
【0011】
前記マップノードは、所定の固定されたデータサイズを有することが望ましい。
【0012】
前記マップノードは、前記対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことが望ましい。
【0013】
前記マップノードのそれぞれに対応する客体記述データを生成する段階をさらに含み、前記マップノードは、前記対応する客体記述データの位置情報を含むことが望ましい。
【0014】
前記マップノードのそれぞれに対応する客体処理データを生成する段階をさらに含み、前記マップノードは、前記対応する客体処理データの位置情報を含むことが望ましい。
【0015】
また、前述の目的を達成するために、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法は、トラック及び単位時間によって区別される複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップを生成する段階と、前記マップノードのそれぞれに対応するリンク構造によって構成され、前記リンク構造のそれぞれは、少なくとも一つ以上の個別ユニットデータ・ノードによって構成された個別ユニットデータを生成する段階と、前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成する段階とを含み、前記マップノードは、前記対応するリンク構造の位置情報を含み、前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応するメディア客体の位置情報を含むことを特徴とする。
【0016】
前記マップノード及び前記個別ユニットデータ・ノードは、それぞれ所定の固定されたデータサイズを有することが望ましい。
【0017】
前記マップノードは、前記対応するリンク構造の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことが望ましい。
【0018】
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことが望ましい。
【0019】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体記述データ(object description data)を生成する段階をさらに含み、前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体記述データの位置情報を含むことが望ましい。
【0020】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体処理データ(object handling data)を生成する段階をさらに含み、前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体処理データの位置情報を含むことが望ましい。
【0021】
また、前述の目的を達成するために、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法は、時間・トラックマップで、ユーザによって選択されたトラック及び単位時間に対応するマップノードにアクセスする段階と、前記マップノードに対応するメディア客体の位置情報を抽出する段階と、前記位置情報によって、前記メディア客体にアクセスする段階とを含むことを特徴とする。
【0022】
また、前述の目的を達成するために、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法は、時間・トラックマップで、ユーザによって選択されたトラック及び単位時間に対応するマップノードにアクセスする段階と、前記マップノードに対応するリンク構造の位置情報を抽出する段階と、前記リンク構造の位置情報によって、前記リンク構造と、前記リンク構造に属した個別ユニットデータ・ノードとにアクセスする段階と、前記個別ユニットデータ・ノードに対応するメディア客体の位置情報を抽出する段階と、前記メディア客体の位置情報によって、前記メディア客体にアクセスする段階とを含むことを特徴とする。
【0023】
また、前述の目的を達成するために、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法を実行するためのプログラムを保存したコンピュータで読取り可能な記録媒体は、トラック及び単位時間によって区別される複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップを生成する段階と、前記マップノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成する段階とを含み、前記マップノードは、前記対応するメディア客体の位置情報を含む方法を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、ユーザが所望のメディア客体に容易にアクセスできるようにし、コンテンツの修正時に、メタデータまたはメディア客体の修正を最小化させる効果がある。
【0025】
また、本発明によれば、コンテンツのリアルタイム再生及び修正を容易にし、コンテンツの一部データ損失に係わるコンテンツの強靭性を向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】メディアファイル・フォーマットでの一般的なメタデータの構成を図示した図である。
【図2】本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットの構造を図示した図である。
【図3】本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス及び修正を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマット構造を図示した図である。
【図5】本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法を図示したフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法を図示したフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータの生成装置を図示した図である。
【図8】本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータの生成装置を図示した図である。
【図9】本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法を図示したフローチャートである。
【図10】本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法を図示したフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス装置を図示した図である。
【図12】本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス装置を図示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、添付された図面を参照しつつ、本発明の望ましい実施形態について詳細に説明する。
【0028】
図2は、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットの構造を図示した図である。図2を参照するに、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットは、時間・トラックマップ210、個別ユニットデータ220、メディア客体235、客体記述データ250及び客体処理データ260を含む。
【0029】
時間・トラックマップ210は、メディアファイルがローディングされるとき、まず第一にアクセスされる。時間・トラックマップ210は、正方形zに表示されたマップノード215によって構成される。マップノード215は、トラック及び時間によって、互いに区別される。マップノード215は、それぞれ1つのトラックで、1つの単位時間に存在するメディア客体についての基本情報を保存する。
【0030】
例えば、時間・トラックマップ210の横方向は、トラックによって区別され、時間・トラックマップ210の縦方向は、単位時間によって区別される。すなわち、時間・トラックマップ210で、同じ列(column)は、同じトラックを意味し、同じ行(row)は、同じ時間を意味する。
【0031】
例えば、単位時間が1分に定義されたと仮定すれば、4行3列に位置したマップノード(濃厚色で表示)215は、コンテンツが実行された後で3分が経過したときから、コンテンツが実行された後で4分が経過したときまでの時間の間、トラック3で再生されるメディア客体についての情報を保存するブロックである。また、2行2列に位置したマップノードは、コンテンツが実行された後で1分が経過したときから、コンテンツが実行された後で2分が経過したときまでの時間の間、トラック2で再生されるメディア客体についての情報を保存する。
【0032】
従って、メディアファイルを受信したデコーダは、全てのトラック及び全ての単位時間を順次にアクセスせずとも、特定時間及び特定トラックのメディア客体に直接アクセスできる。また、コンテンツが修正されるとしても(例えば、3行のマップノードを削除したりトラック4を削除する場合)、他のマップノードに保存された情報は、修正される必要がない。
【0033】
時間・トラックマップ210の時間長さ、時間・トラックマップ210のトラック個数、マップノード215の単位時間は、後述するメディアファイル・フォーマット構造に含まれる時間・トラックマップヘッダに保存されうる。従って、メディアファイルを受信したデコーダは、時間・トラックマップヘッダによって、時間・トラックマップ210についての情報を獲得できる。時間・トラックマップ210の時間長さ、時間・トラックマップ210のトラック個数、マップノード215の単位時間は、状況によって多様な値に決定されうる。
【0034】
一方、マップノード215のデータサイズは、固定された値を有することが望ましい。マップノード215は、後述する個別ユニットデータ220に含まれたリンク構造225の位置(オフセット)情報を含む。また、マップノード215は、対応するリンク構造225の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報を含むこともできる。時間オフセット情報は、リンク構造225に含まれた個別ユニットデータ・ノード230が再生を始める時点についての情報である。データサイズ情報は、リンク構造225に含まれた個別ユニットデータ・ノード230の個数の情報でありうる。
【0035】
個別ユニットデータ220は、マップノード215のそれぞれに対応するリンク構造225によって構成される。リンク構造225は、マップノード215にリンクされたものであり、ツリー構造または連結リスト(linked list)のようなデータ構造によって構成される。リンク構造225のそれぞれは、少なくとも一つ以上の個別ユニットデータ・ノード230によって構成される。
【0036】
個別ユニットデータ・ノード230は、マップノード215と同様に、1つのトラックの1つの単位時間に存在するメディア客体についての情報を含む。ただし、1つのトラックの1つの単位時間に存在するメディア客体は、複数個であるために、個別ユニットデータ・ノード230は、複数個のメディア客体のそれぞれについての情報を含む。すなわち、マップノード215は、対応するリンク構造225についての情報を含み、個別ユニットデータ・ノード225は、対応するメディア客体240についての情報を含むことができる。しかし、マップノード215及び個別ユニットデータ・ノード225に含まれる情報は、多様な方法で変更されうる。
【0037】
個別ユニットデータ・ノード230のデータサイズは、固定された値を有することが望ましい。個別ユニットデータ・ノード230は、対応するメディア客体240の位置(オフセット)情報を含む。また、個別ユニットデータ・ノード230は、対応するメディア客体240の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報を含むこともできる。メディア客体240の時間オフセット情報は、メディア客体235が再生を始める時点についての情報である。例えば、4行3列のマップノード215に保存された時間オフセット情報が20秒であり、対応する個別ユニットデータ・ノード230に保存された時間オフセット情報が10秒であるならば、メディア客体240は、3分30秒が経過した後に再生されるのである。
【0038】
個別ユニットデータ・ノード230は、対応する客体記述データ(object description data)250の位置情報を含む。客体記述データ250は、メディア客体のデコーディング情報のような多様なプロファイル情報を含んだメディアメタデータ構造である。
【0039】
個別ユニットデータ・ノード230は、対応する客体処理データ(object handling data)260の位置情報を含むこともできる。客体処理データ260は、メディア客体のレンダリング位置や変換(transformation)のような情報を含んだレンダリング・メタデータ構造である。
【0040】
メディア客体240は、個別ユニットデータ・ノード230のそれぞれに対応するものであり、図2で、同じパターンで表示されたノードの集合をいう。
【0041】
また、変形された実施形態で、個別ユニットデータ220は省略されうる。
【0042】
この場合に、時間・トラックマップ210のマップノード215は、対応するメディア客体235の位置(オフセット)情報を含む。前述のように、マップノード210は、所定の固定されたデータサイズを有することが望ましく、対応するメディア客体235の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報を含むこともできる。マップノード215は、対応する客体記述データ250の位置情報を含む。また、マップノード215は、対応する客体処理データ260の位置情報を含むこともできる。
【0043】
変形された実施形態は、マップノード215に対応するメディア客体235の数が少なくとも、メディアファイル内のトラックの数が少ない場合、または単位時間が長い場合に、使われうる。
【0044】
図3は、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス及び修正を説明するための図である。図3の左側図面を参照するに、ユーザは、所定のアクセス装置によって、時間・トラックマップの特定トラック及び特定単位時間にアクセスする。例えば、ユーザがトラック5でコンテンツ実行後、4分から5分までの時間間隔内に含まれたコンテンツにアクセスすることを願うならば、ユーザは、時間・トラックマップの5行5列に位置したマップノードにアクセスできる。従って、他のトラックまたは他の単位時間にアクセスする必要がなくなる。
【0045】
図3の右側図面を参照するに、コンテンツ実行後、2分から4分までの全てのトラックに含まれたコンテンツを除去するために、ユーザは、3行及び4行に位置したマップノード330を除去し、5行及び6行に位置したマップノード340を、それぞれ3行及び4行に移動させる。移動したマップノード340は、ただ時間オフセット情報及びリンク構造(またはメディア客体)の位置情報だけを含んでいるために、マップノード340に含まれた情報は、変更される必要がない。また、図2で説明した通り、マップノード350は、ツリー構造のようなリンク構造にリンクされ、リンク構造に含まれたノード360は、客体記述データ及び客体処理データのようなメディア客体情報にリンクされうる。
【0046】
図4は、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマット構造を図示した図である。図4を参照するに、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマット構造は、時間・トラックマップ430、個別ユニットデータ440及びメディア客体470を含む。
【0047】
ファイルヘッダ410は、メディアファイルについての基本的な情報を含む。時間・トラックマップヘッダ420は、時間・トラックマップ430の構成情報を含む。例えば、時間・トラックマップ210の時間長さ、時間・トラックマップ210のトラック個数、マップノード215の単位時間、時間オフセット情報及び位置オフセット情報が含まれうる。時間・トラックマップ430は、トラック及び単位時間によって区別される複数個のマップノードによって構成される。これについては述べてあるので、これ以上の説明は省略する。
【0048】
個別ユニットデータ440は、マップノードのそれぞれに対応するリンク構造によって構成され、リンク構造のそれぞれは、少なくとも一つ以上の個別ユニットデータ・ノードによって構成される。個別ユニットデータ・ノードは、対応するメディア客体の位置情報を含む。客体記述データ450は、メディア客体のデコーディング情報のような多様なプロファイル情報を含んだメディアメタデータ構造である。客体処理データ460は、メディア客体のレンダリング位置や変換のような情報を含んだレンダリング・メタデータ構造である。メディア客体470は、個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する。
【0049】
また、変形された実施形態によって、個別ユニットデータ440または客体処理データ460は、省略されうるのは、前述の通りである。
【0050】
図5は、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法を図示したフローチャートである。図5を参照するに、段階510では、複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップが生成される。マップノードは、対応するメディア客体の位置情報を含む。
【0051】
マップノードは、状況によってあらかじめ決定されたデータサイズを有することが望ましい。マップノードは、客体記述データの位置情報を含む。また、マップノードは、対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報を含むことができる。また、段階540で、客体処理データが生成される場合、マップノードは、対応する客体処理データの位置情報を含む。
【0052】
段階520では、マップノードのそれぞれに対応する客体記述データが生成される。
【0053】
段階530では、マップノードのそれぞれに対応するメディア客体が生成される。
【0054】
段階540では、マップノードのそれぞれに対応する客体処理データが生成される。ただし、段階540は、実施形態に従って省略されもする。
【0055】
図6は、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法を図示したフローチャートである。図6を参照するに、段階610では、複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップが生成される。マップノードは、対応するリンク構造の位置情報を含む。また、マップノードは、対応するリンク構造の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報を含むことができる。
【0056】
マップノード及び個別ユニットデータ・ノードは、状況によってあらかじめ決定されたデータサイズを有することが望ましい。マップノード(または、個別ユニットデータ・ノード)のデータサイズは、同じあることが望ましいが、マップノードのデータサイズと個別ユニットデータ・ノードのデータサイズは、必ずしも同一である必要はない。
【0057】
段階620では、リンク構造によって構成された個別ユニットデータが生成される。リンク構造は、個別ユニットデータ・ノードによって構成される。個別ユニットデータ・ノードは、対応するメディア客体の位置情報、及び対応する客体記述データの位置情報を含む。また、個別ユニットデータ・ノードは、対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報を含むことができる。また、個別ユニットデータ・ノードは、対応する客体処理データの位置情報を含むこともできる。
【0058】
段階630では、個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体記述データが生成される。
【0059】
段階640では、個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応するメディア客体が生成される。
【0060】
段階650では、個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体処理データが生成される。ただし、段階650は、実施形態によって省略されもする。
【0061】
図7は、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータの生成装置を図示した図である。図7を参照するに、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータの生成装置は、時間・トラックマップ生成部710、及びメディア客体生成部720を含む。
【0062】
時間・トラックマップ生成部710は、コンテンツを入力され、マップノードから構成された時間・トラックマップを生成する。マップノードは、対応するメディア客体の位置情報を含む。
【0063】
メディア客体生成部720は、マップノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成し、生成された時間・トラックマップ及びメディア客体を含んだメディアファイルを出力する。
【0064】
図8は、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータの生成装置を図示した図である。図8を参照するに、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータの生成装置は、時間・トラックマップ生成部810、個別ユニットデータ生成部820、メディア客体生成部830を含む。
【0065】
時間・トラックマップ生成部810は、コンテンツを入力され、マップノードから構成された時間・トラックマップを生成する。マップノードは、対応するリンク構造の位置情報を含む。
【0066】
個別ユニットデータ生成部820は、リンク構造によって構成された個別ユニットデータを生成する。リンク構造は、少なくとも一つ以上の個別ユニットデータ・ノードによって構成される。個別ユニットデータ・ノードは、対応するメディア客体の位置情報を含む。
【0067】
メディア客体生成部830は、個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成し、生成された時間・トラックマップ、個別ユニットデータ及びメディア客体を含んだメディアファイルを出力する。
【0068】
図9は、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法を図示したフローチャートである。図9を参照するに、段階910では、所定のアクセス装置は、時間・トラックマップのマップノードにアクセスする。
【0069】
段階920では、マップノードに対応するメディア客体の位置情報が抽出される。
【0070】
段階930では、抽出された位置情報によって、所定のアクセス装置は、メディア客体にアクセスする。
【0071】
図10は、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法を図示したフローチャートである。図10を参照するに、段階1010では、所定のアクセス装置は、時間・トラックマップのマップノードにアクセスする。
【0072】
段階1020では、マップノードに対応するリンク構造の位置情報が抽出される。
【0073】
段階1030では、所定のアクセス装置は、抽出されたリンク構造の位置情報によってリンク構造の個別ユニットデータ・ノードにアクセスする。
【0074】
段階1040では、個別ユニットデータ・ノードに対応するメディア客体の位置情報が抽出される。
【0075】
段階1050では、所定のアクセス装置は、抽出されたメディア客体の位置情報によって、メディア客体にアクセスする。
【0076】
図11は、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス装置を図示した図である。図11を参照するに、本発明の一実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス装置は、マップノードアクセス部1110、位置情報抽出部1120及びメディア客体アクセス部1130を含む。
【0077】
マップノードアクセス部1110は、時間・トラックマップのマップノードにアクセスする。
【0078】
位置情報抽出部1120は、マップノードに対応するメディア客体の位置情報を抽出する。
【0079】
メディア客体アクセス部1130は、抽出された位置情報によって、メディア客体にアクセスする。
【0080】
図12は、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス装置を図示した図である。図12を参照するに、本発明の他の実施形態によるメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス装置は、マップノードアクセス部1210、第1位置情報抽出部1220、個別ユニットデータ・ノードアクセス部1230、第2位置情報抽出部1240及びメディア客体アクセス部1250を含む。
【0081】
マップノードアクセス部1210は、時間・トラックマップのマップノードにアクセスする。
【0082】
第1位置情報抽出部1220は、マップノードに対応するリンク構造の位置情報を抽出する。
【0083】
個別ユニットデータ・ノードアクセス部1230は、抽出されたリンク構造の位置情報によって、個別ユニットデータ・ノードにアクセスする。
【0084】
第2位置情報抽出部1240は、個別ユニットデータ・ノードに対応するメディア客体の位置情報を抽出する。
【0085】
メディア客体アクセス部1250は、抽出されたメディア客体の位置情報によって、メディア客体にアクセスする。
【0086】
本発明は:
・ISOベースのメディアファイル・フォーマット(ISO/IEC
14496−12)、クイックタイム(アップル社)、ASF(マイクロソフト社)のようなメディアデータ保存フォーマット(メディアファイル・フォーマット);
・Windows(登録商標)メディアプレーヤ(マイクロソフト社)、クイックタイムプレーヤ(アップル社)、リアルメディアプレーヤ(リアルネットワークス社)のようなメディアデータ保存フォーマット(メディアファイル・フォーマット)を支援するメディアプレーヤ・フレームワーク;
・TV、STB(set top box)、PMP(portable media player)、MP3、モバイル放送端末、携帯電話、S/W(software)メディアプレーヤのようなメディアシステム(フレームワーク、ファイルフォーマットなど)を支援するメディア処理端末に適用されうる。
【0087】
また本発明は、コンピュータで読取り可能な記録媒体にコンピュータで読取り可能なコードとして具現することが可能である。コンピュータで読取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読取り可能なデータが保存される全ての種類の記録装置を含む。
【0088】
コンピュータで読取り可能な記録媒体の例としては、ROM(read-only memory)、RAM(random-access memory)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ保存装置などがある。また、コンピュータで読取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式にコンピュータで読取り可能なコードが保存されて実行されうる。
【0089】
前述の内容は、本発明の技術的思想を外れない範囲内で多様な実施形態を作り出すことが可能である。従って、前記実施形態は、本発明を限定するものと解釈されることがあってはならず、特許請求の範囲に記載されている発明の特徴の範囲内で自由に変更されうるのである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラック及び単位時間によって区別される複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップを生成する段階と、
前記マップノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成する段階とを含み、
前記マップノードは、前記対応するメディア客体の位置情報を含むことを特徴とするメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項2】
前記マップノードは、所定の固定されたデータサイズを有することを特徴とする請求項1に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項3】
前記マップノードは、前記対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項4】
前記マップノードのそれぞれに対応する客体記述データを生成する段階をさらに含み、
前記マップノードは、前記対応する客体記述データの位置情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項5】
前記マップノードのそれぞれに対応する客体処理データを生成する段階をさらに含み、
前記マップノードは、前記対応する客体処理データの位置情報を含むことを特徴とする請求項4に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項6】
トラック及び単位時間によって区別される複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップを生成する段階と、
前記マップノードのそれぞれに対応するリンク構造によって構成され、前記リンク構造のそれぞれは、少なくとも一つ以上の個別ユニットデータ・ノードによって構成された個別ユニットデータを生成する段階と、
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成する段階とを含み、
前記マップノードは、前記対応するリンク構造の位置情報を含み、前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応するメディア客体の位置情報を含むことを特徴とするメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項7】
前記マップノード及び前記個別ユニットデータ・ノードは、それぞれ所定の固定されたデータサイズを有することを特徴とする請求項6に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項8】
前記マップノードは、前記対応するリンク構造の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項9】
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項10】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体記述データを生成する段階をさらに含み、
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体記述データの位置情報を含むことを特徴とする請求項6に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項11】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体処理データを生成する段階をさらに含み、
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体処理データの位置情報を含むことを特徴とする請求項10に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項12】
時間・トラックマップで、ユーザによって選択されたトラック及び単位時間に対応するマップノードにアクセスする段階と、
前記マップノードに対応するメディア客体の位置情報を抽出する段階と、
前記位置情報によって、前記メディア客体にアクセスする段階とを含むことを特徴とするメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項13】
前記マップノード及び前記個別ユニットデータ・ノードは、それぞれ所定の固定されたデータサイズを有することを特徴とする請求項12に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項14】
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報を含むことを特徴とする請求項12に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項15】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体記述データにアクセスする段階をさらに含み、
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体記述データの位置情報を含むことを特徴とする請求項12に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項16】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体処理データにアクセスする段階をさらに含み、
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体処理データの位置情報を含むことを特徴とする請求項15に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項17】
時間・トラックマップで、ユーザによって選択されたトラック及び単位時間に対応するマップノードにアクセスする段階と、
前記マップノードに対応するリンク構造の位置情報を抽出する段階と、
前記リンク構造の位置情報によって、前記リンク構造と、前記リンク構造に属した個別ユニットデータ・ノードとにアクセスする段階と、
前記個別ユニットデータ・ノードに対応するメディア客体の位置情報を抽出する段階と、
前記メディア客体の位置情報によって、前記メディア客体にアクセスする段階とを含むことを特徴とするメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項18】
前記マップノード及び前記個別ユニットデータ・ノードは、それぞれ所定の固定されたデータサイズを有することを特徴とする請求項17に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項19】
前記マップノードは、前記対応するリンク構造の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項20】
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項21】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体記述データにアクセスする段階をさらに含み、
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体記述データの位置情報を含むことを特徴とする請求項17に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項22】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体処理データにアクセスする段階をさらに含み、
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体処理データの位置情報を含むことを特徴とする請求項21に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項23】
トラック及び単位時間によって区別される複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップを生成する段階と、
前記マップノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成する段階とを含み、
前記マップノードは、前記対応するメディア客体の位置情報を含むメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法を実行するためのプログラムを保存したコンピュータで読取り可能な記録媒体。
【請求項1】
トラック及び単位時間によって区別される複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップを生成する段階と、
前記マップノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成する段階とを含み、
前記マップノードは、前記対応するメディア客体の位置情報を含むことを特徴とするメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項2】
前記マップノードは、所定の固定されたデータサイズを有することを特徴とする請求項1に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項3】
前記マップノードは、前記対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項4】
前記マップノードのそれぞれに対応する客体記述データを生成する段階をさらに含み、
前記マップノードは、前記対応する客体記述データの位置情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項5】
前記マップノードのそれぞれに対応する客体処理データを生成する段階をさらに含み、
前記マップノードは、前記対応する客体処理データの位置情報を含むことを特徴とする請求項4に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項6】
トラック及び単位時間によって区別される複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップを生成する段階と、
前記マップノードのそれぞれに対応するリンク構造によって構成され、前記リンク構造のそれぞれは、少なくとも一つ以上の個別ユニットデータ・ノードによって構成された個別ユニットデータを生成する段階と、
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成する段階とを含み、
前記マップノードは、前記対応するリンク構造の位置情報を含み、前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応するメディア客体の位置情報を含むことを特徴とするメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項7】
前記マップノード及び前記個別ユニットデータ・ノードは、それぞれ所定の固定されたデータサイズを有することを特徴とする請求項6に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項8】
前記マップノードは、前記対応するリンク構造の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項9】
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項10】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体記述データを生成する段階をさらに含み、
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体記述データの位置情報を含むことを特徴とする請求項6に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項11】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体処理データを生成する段階をさらに含み、
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体処理データの位置情報を含むことを特徴とする請求項10に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法。
【請求項12】
時間・トラックマップで、ユーザによって選択されたトラック及び単位時間に対応するマップノードにアクセスする段階と、
前記マップノードに対応するメディア客体の位置情報を抽出する段階と、
前記位置情報によって、前記メディア客体にアクセスする段階とを含むことを特徴とするメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項13】
前記マップノード及び前記個別ユニットデータ・ノードは、それぞれ所定の固定されたデータサイズを有することを特徴とする請求項12に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項14】
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報を含むことを特徴とする請求項12に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項15】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体記述データにアクセスする段階をさらに含み、
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体記述データの位置情報を含むことを特徴とする請求項12に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項16】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体処理データにアクセスする段階をさらに含み、
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体処理データの位置情報を含むことを特徴とする請求項15に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項17】
時間・トラックマップで、ユーザによって選択されたトラック及び単位時間に対応するマップノードにアクセスする段階と、
前記マップノードに対応するリンク構造の位置情報を抽出する段階と、
前記リンク構造の位置情報によって、前記リンク構造と、前記リンク構造に属した個別ユニットデータ・ノードとにアクセスする段階と、
前記個別ユニットデータ・ノードに対応するメディア客体の位置情報を抽出する段階と、
前記メディア客体の位置情報によって、前記メディア客体にアクセスする段階とを含むことを特徴とするメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項18】
前記マップノード及び前記個別ユニットデータ・ノードは、それぞれ所定の固定されたデータサイズを有することを特徴とする請求項17に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項19】
前記マップノードは、前記対応するリンク構造の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項20】
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応するメディア客体の時間オフセット情報、またはデータサイズ情報をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項21】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体記述データにアクセスする段階をさらに含み、
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体記述データの位置情報を含むことを特徴とする請求項17に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項22】
前記個別ユニットデータ・ノードのそれぞれに対応する客体処理データにアクセスする段階をさらに含み、
前記個別ユニットデータ・ノードは、前記対応する客体処理データの位置情報を含むことを特徴とする請求項21に記載のメディアファイル・フォーマットでのメタデータのアクセス方法。
【請求項23】
トラック及び単位時間によって区別される複数個のマップノードから構成された時間・トラックマップを生成する段階と、
前記マップノードのそれぞれに対応するメディア客体を生成する段階とを含み、
前記マップノードは、前記対応するメディア客体の位置情報を含むメディアファイル・フォーマットでのメタデータ生成方法を実行するためのプログラムを保存したコンピュータで読取り可能な記録媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公表番号】特表2010−537353(P2010−537353A)
【公表日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−520923(P2010−520923)
【出願日】平成20年3月11日(2008.3.11)
【国際出願番号】PCT/KR2008/001367
【国際公開番号】WO2009/022782
【国際公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年3月11日(2008.3.11)
【国際出願番号】PCT/KR2008/001367
【国際公開番号】WO2009/022782
【国際公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】
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