説明

メニュー編集方法、メニュー編集プログラム、及び、メニュー編集装置

【課題】メニュー編集作業において、その編集内容を視覚的に且つ感覚的にユーザに理解させる。
【解決手段】所定の軌道上に配列された複数のコンテンツの中の一つを該軌道から外すステップと、外されたコンテンツを該メニュー画面中の所定の箇所に移動させる移動ステップと、移動された箇所に応じて所定の編集処理を実行する編集ステップとを含む方法でメニューを編集する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数のコンテンツを含むメニューを編集するメニュー編集方法、メニュー編集プログラム、及び、メニュー編集装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、電子機器や情報端末装置には多くの機能が備えられている為、そのメニューには数多くのコンテンツが含まれている。この為、使用頻度の高いコンテンツがメニュー内の様々な箇所や階層に散在していることがあり、ユーザに煩わしい操作を強いることがあった。そこで、ユーザが使用し易いようにメニューを編集することができる装置が種々提案され、広く普及している(例えば特許文献1)。
【特許文献1】特開平5−173693号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ここで、各コンテンツの相関を視覚的に且つ感覚的に掴むことができるメニューが、ユーザにとって使用し易いものであると考えられる。従って、メニュー編集操作時においてその編集内容を視覚的に且つ感覚的にユーザに理解させるようなものが要求される。この点に関し、例えば上記特許文献1に示されたようなメニュー編集装置では不充分であるといえる。
【0004】
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、その編集内容を視覚的に且つ感覚的にユーザに理解させることができるメニュー編集装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決する本発明の一態様に係るメニュー編集方法は、所定の軌道上に配列された複数のコンテンツを含むメニューを編集する方法であり、該複数のコンテンツの中の一つを該軌道から外すステップと、外されたコンテンツを該メニュー画面中の所定の箇所に移動させる移動ステップと、移動された箇所に応じて所定の編集処理を実行する編集ステップとを含む。
【0006】
なお、編集ステップにおいて、該所定の箇所に移動されたコンテンツを該メニューから削除することができ、更に、該所定の箇所に移動されたコンテンツを当該箇所に保持し、保持されたコンテンツを該軌道上の任意のコンテンツ間に挿入させて当該コンテンツ間で保持することもできる。
【0007】
また、上記の課題を解決する本発明の別の態様に係るメニュー編集方法は、第一の軌道上に配列された複数のコンテンツを含む第一のメニューを編集する方法であり、該第一のメニューと異なる第二のメニューに含まれる、該第一の軌道と異なる第二の軌道上に配列された複数のコンテンツの中の一つを当該第二の軌道から外すステップと、外されたコンテンツを該第二のメニュー画面中の所定の箇所に移動させる移動ステップと、該所定の箇所に移動されたコンテンツを該第一のメニューに追加する追加ステップとを含む。
【0008】
なお、上記メニュー編集方法は、使用頻度の高いコンテンツを該第二のメニューに優先的に配列するステップを更に含んだものであっても良い。また、追加ステップにおいてコンテンツを追加すると同時に、該第一のメニューの中で最も使用頻度の低いコンテンツを削除しても良い。
【0009】
また、上記メニュー編集方法は、新着情報のコンテンツを該第二のメニューに優先的に配列するステップを更に含んだものであっても良い。また、追加ステップにおいてコンテンツを追加すると同時に、該第一のメニューの中で処理された時刻が最も古いコンテンツを削除しても良い。
【0010】
また、上記の課題を解決する本発明の別の態様に係るメニュー編集方法は、複数のコンテンツを含むメニューを編集する方法であり、ループの軌道上に複数のコンテンツを配列し、軌道メニューとして表示する軌道メニュー表示ステップと、該軌道メニューを切り替える為の信号を検知する第一の信号検知ステップと、該信号を検知したとき、該軌道上の所定位置にあるコンテンツ及びその周辺にある少なくとも一つのコンテンツを抽出する抽出ステップと、抽出された各コンテンツを該軌道メニューとの相関を維持するように配列し、抽出メニューとして表示する抽出メニュー表示ステップと、該抽出メニューにおいて、該抽出されたコンテンツの中の一つを該配列から外すステップと、外されたコンテンツを該抽出メニュー画面中の所定の箇所に移動させる移動ステップと、移動された箇所に応じて所定の編集処理を実行する編集ステップとを含む。
【0011】
また、上記の課題を解決する本発明の一態様に係るメニュー編集プログラムは、所定の軌道上に配列された複数のコンテンツを含むメニューを編集するプログラムであり、該メニュー画面中の少なくとも一箇所に所定の編集処理を実行する為のアイコンを配置させ、該軌道上における任意の一つのコンテンツの選択に応じて、当該コンテンツを該メニュー画面中で移動できるようにさせ、選択されたコンテンツがいずれかのアイコン上に移動されたとき、そのアイコンに応じた所定の編集処理を実行させる。
【0012】
なお、上記メニュー編集プログラムでは、該アイコン上に移動されたコンテンツを該メニューから削除することができ、更に、該アイコン上に移動されたコンテンツを当該アイコン上に保持させ、保持されたコンテンツが該軌道上の任意のコンテンツ間に挿入されたとき、挿入されたコンテンツを当該コンテンツ間で保持させることもできる。
【0013】
また、上記の課題を解決する本発明の別の態様に係るメニュー編集プログラムは、第一の軌道上に配列された複数のコンテンツを含む第一のメニューを編集するプログラムであり、該第一のメニューと異なる第二のメニューであって、該第一の軌道と異なる第二の軌道上に配列された複数のコンテンツを含む第二のメニューの画面中の少なくとも一箇所に所定の編集処理を実行する為のアイコンを配置させ、該第二の軌道上における任意の一つのコンテンツの選択に応じて、当該コンテンツを該第二のメニュー画面中で移動できるようにさせ、選択されたコンテンツがいずれかのアイコン上に移動されたとき、当該コンテンツを該第一のメニューに追加させる。
【0014】
また、上記の課題を解決する本発明の別の態様に係るメニュー編集プログラムは、複数のコンテンツを含むメニューを編集するプログラムであり、ループの軌道上に複数のコンテンツを配列し、軌道メニューとして表示させ、該軌道メニューを切り替える為の信号の入力に応じて、該軌道上の所定位置にあるコンテンツ及びその周辺にある少なくとも一つのコンテンツを抽出し、抽出された各コンテンツを該軌道メニューとの相関を維持するように配列し、抽出メニューとして表示させ、該抽出メニュー画面中の少なくとも一箇所に所定の編集処理を実行する為のアイコンを配置させ、該抽出されたコンテンツの中の任意の一つの選択に応じて、当該コンテンツを該抽出メニュー画面中で移動できるようにさせ、選択されたコンテンツがいずれかのアイコン上に移動されたとき、そのアイコンに応じて所定の編集処理を実行させる。
【0015】
また、上記の課題を解決する本発明の一態様に係るメニュー編集装置は、所定の軌道上に配列された複数のコンテンツを含むメニューを編集するものであり、該メニュー画面中の少なくとも一箇所に所定の編集処理を実行する為のアイコンを配置するアイコン配置手段と、該メニューを操作する為の操作手段と、操作手段の操作による、該複数のコンテンツの中の一つの選択を検知する選択検知手段と、検知されたコンテンツを該メニュー画面中で移動可能に制御する移動制御手段と、移動可能なコンテンツがいずれかのアイコン上に移動されたとき、そのアイコンに応じて所定の編集処理を実行する編集処理手段とを備えている。
【0016】
なお、上記編集処理手段は、該アイコン上に移動されたコンテンツを該メニューから削除することができ、更に、該アイコン上に移動されたコンテンツを当該アイコン上に保持し、保持されたコンテンツを該軌道上の任意のコンテンツ間に挿入させて当該コンテンツ間で保持することもできる。
【0017】
また、上記の課題を解決する本発明の別の態様に係るメニュー編集装置は、第一の軌道上に配列された複数のコンテンツを含む第一のメニューを編集するものであり、該第一のメニューと異なる第二のメニューであって、該第一の軌道と異なる第二の軌道上に配列された複数のコンテンツを含む第二のメニューの画面中の少なくとも一箇所に所定の編集処理を実行する為のアイコンを配置するアイコン配置手段と、該第一及び第二のメニューを操作する為の操作手段と、操作手段の操作による、該第二のメニューの中の一つのコンテンツの選択を検知する選択検知手段と、検知されたコンテンツを該第二のメニュー画面中で移動可能に制御する移動制御手段と、移動可能なコンテンツがいずれかのアイコン上に移動されたとき、当該コンテンツを該第一のメニューに追加させる追加手段とを備えている。
【0018】
また、上記の課題を解決する本発明の別の態様に係るメニュー編集装置は、複数のコンテンツを含むメニューを編集するものであり、ループの軌道上に複数のコンテンツを配列し、軌道メニューとして表示する軌道メニュー表示手段と、メニューを操作する為の操作手段と、操作手段の操作による、該軌道メニューを切り替える為の信号を検知する第一の信号検知手段と、該信号を検知したとき、該軌道上の所定位置にあるコンテンツ及びその周辺にある少なくとも一つのコンテンツを抽出する抽出手段と、抽出された各コンテンツを該軌道メニューとの相関を維持するように配列し、抽出メニューとして表示する抽出メニュー表示手段と、該抽出メニュー画面中の少なくとも一箇所に所定の編集処理を実行する為のアイコンを配置するアイコン配置手段と、操作手段の操作による、該抽出メニュー中のコンテンツの選択を検知する選択検知手段と、検知されたコンテンツを該抽出メニュー画面中で移動可能に制御する移動制御手段と、移動可能なコンテンツがいずれかのアイコン上に移動されたとき、そのアイコンに応じて所定の編集処理を実行する編集処理手段とを備えている。
【発明の効果】
【0019】
本発明のメニュー編集方法、メニュー編集プログラム、及び、メニュー編集装置を採用すると、ユーザは、所定の軌道上の複数のコンテンツに対して、その配列を確認しながら種々の編集処理を実施することができる。この為、その編集内容を視覚的に且つ感覚的に理解することができ、編集後も当メニューを容易に使いこなすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態のメニュー編集装置を備えた車載器の構成及び作用について説明する。
【0021】
図1は、本実施形態の車載器100の構成を示したブロック図である。車載器100は、例えばナビゲーションを実行したりラジオ/テレビ放送を再生したりする機能を有し、制御部1、GPS(Global Positioning System)レシーバ2、ジャイロセンサ3、車速センサ4、記録媒体処理部5、画像処理部6、表示部7、ROM(Read Only Memory)8、DRAM(Dynamic Random Access Memory)9、SRAM(Static Random Access Memory)10、VRAM(Video Random Access Memory)11、FM信号処理部12、ビーコン処理部13、入力部14、及び、音声認識部15を具備する。
【0022】
制御部1は、車載器100全体を統括的に制御する。また、GPSレシーバ2は、GPS用人工衛星から発信された、位置情報を取得する為のGPS信号を受信して制御部1に出力する。また、ジャイロセンサ3は、車載器100を搭載した車両の角速度を計測し、その計測結果を制御部1に出力する。また、車速センサ4は、当該車両の左右の駆動輪の回転速度を検出してその平均速度に応じた車速パルス信号を生成して制御部1に出力する。また、記録媒体処理部5は、例えばCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disk)が収納され、或いは、HD(Hard Disk)を内蔵したものであり、これらの記録媒体に記録されたデータを読み取る機能を有する。本実施形態では、このような記録媒体には、例えば車載器100がナビゲーションを行う為に必要なデジタル地図データが記録されている。
【0023】
制御部1は、GPSレシーバ2から出力される信号に基づいて測位演算を行う。また、ジャイロセンサ3と車速センサ4から出力される信号に基づいてデッドレコニング(以下、DRと略記)を行う(すなわち車両の向き或いは進行方向及び距離を演算する)。そして演算されたDR測位結果及びGPS測位結果(別の言い方をすると車両の現在位置及び進行方向)に基づいて記録媒体処理部5を作動させ、現在位置周辺のデジタル地図データを抽出し、画像処理部6に出力する。画像処理部6は、それをD/A変換し、変換された地図データと共に車両の現在位置を示す自車マークを重畳して出力する。この出力信号が表示部7に入力すると、例えば表示部7の画面中央に自車マークが表示され、その画面全体に当該車両周辺の地図が表示される。
【0024】
ROM8は、車載器100起動時に制御部1によってアクセスされるものであり、当該制御部1が実行するプログラムやその他の各種データ等を記憶している。また、DRAM9やSRAM10は、記録媒体処理部5やROM8からロードされたプログラムやデータを、高速処理の為、一時的に読み書き自由に格納する。なお、SRAM10は、電源オフ時にバッテリバックアップされており、そのメモリ内容を保持することができる。また、VRAM11は、表示部7に表示される内容を保持することができる。
【0025】
FM信号処理部12は、例えばFM多重放送を受信し、その受信信号の中から所望の信号を抽出して処理する装置である。また、ビーコン処理部13は、例えば幹線道路に設置された光ビーコンや、高速道路に設置された電波ビーコンから発信される信号を受信して処理する装置である。FM信号処理部12やビーコン処理部13で受信される信号は、例えば、道路交通情報通信システムセンターが配信する道路交通情報(VICS(Vehicle Information and Communication System)信号)である。
【0026】
本実施形態では、表示部7は、例えば感圧式又は静電式等の周知のタッチ・パネルであり、入力手段を兼ねている。入力部14は車載器100前面に配列されたメカニカル・ボタン等であり、例えば電源スイッチはこれに含まれる。入力部14が操作されるとそれに応じた信号が制御部に入力し、制御部1にて所定の処理が実行される。また、音声認識部15も入力手段の一種であり、マイク(不図示)に入力された音声を認識し、その認識内容に応じた信号を制御部1に出力する。なお、音声認識部15で操作可能な内容は、全て、入力部14でも操作可能である。
【0027】
図2は、本実施形態の画像処理部6によって生成され、表示部7に表示されるメニュー画面を示した図である。図2(a)に示された画面は、例えば、車載器100起動時や、当該メニュー画面を表示させるよう各種入力手段(タッチ・パネルや、入力部14、音声認識部15)を操作したときに、画像処理部6によって生成されて表示部7に表示されるものである。
【0028】
図2(a)の画面が表示される場合、画像処理部6は、表示部7の画面の中央に、「ナビ」、「オーディオ」、「外部取り込み」、「情報」という文字が付された矩形のマーク(以下、「ナビ」マーク、「オーディオ」マーク、「外部取り込み」マーク、「情報」マークと略記)を描画する。「ナビ」マークは、ナビゲーション(例えば地図データに対応した登録地点やVICSの情報等)に関するコンテンツを表示させる為のものである。また、「オーディオ」マークは、音声や映像(イコライザー設定やお気に入りとして設定された曲、プリセットされたラジオ/テレビ放送局等)に関するコンテンツを表示させる為のものである。また、「外部取り込み」マークは、外部から取り込んだデータに関するコンテンツを表示させる為のものである。また、「情報」マークは、ユーザの個人情報(例えばユーザ名や住所、連絡先等であり、タッチ・パネルや入力部14の操作により入力されるもの)を始めとする種々の情報に関するコンテンツを表示させる為のものである。ここでは「ナビ」マークが選択されており、それを示す為、「ナビ」マークのみが黒く塗り潰されたように表示され、他のマークは白抜きで表示されている。なお、これらの各マークに関連付けられたコンテンツは、後述する編集処理や、タッチ・パネル、入力部14の入力によって設定され得る。この設定は、例えば記録媒体処理部5のHD等に保存される為、電源をオフしてもその内容が失われることはない。
【0029】
また、画像処理部6は、上記マークの周囲に相関図30を描画する。相関図30は、三次元仮想空間内に配置された所定幅の帯を有する円であり、表示部7の画面と平行な面に対してその奥行き方向に所定角度傾斜されたものである。この為、画面手前側(画面下側)の帯は太く表示され、画面奥側(画面上側)の帯は細く表示されている。また、相関図30は、所定の操作に応じて、その中心軸(不図示)について回転することができる。
【0030】
また、相関図30上には、「A」〜「T」の文字が付された矩形のマークのコンテンツ(以下、コンテンツ「A」、コンテンツ「B」、コンテンツ「C」・・・コンテンツ「T」と略記)が20個配列されている。ここでは「ナビ」マークが選択されている為、これら20個のコンテンツは、ナビゲーションに関するものとなっている。これらのコンテンツは、相関図30上に固定された状態で配列されている為、相関図30と共に回転し得る。なお、黒丸31は、現在選択中のコンテンツを示す為のものであり、図2(a)ではコンテンツ「A」の横に表示されている。従って、ここではコンテンツ「A」が選択されていることになる。また、黒丸31の横に表示された選択コンテンツを始点として時計回りに配列されている四つのコンテンツ(ここではコンテンツ「A」〜「D」)は、後述の図2(b)のメニュー画面で表示されるコンテンツであり、それを示す為、それら四つのコンテンツの矩形マークは斜線で表示され、それ以外のコンテンツの矩形マークは白抜きで表示される。なお、「A」〜「T」の文字は、それぞれ対応するコンテンツの内容を示すものであり、実際にはこれらよりも長い文字列であり得る。
【0031】
なお、相関図30で表示されるコンテンツ数は、20個に限らず、それ以上であっても良い。また、相関図30の形状は、円形に限らず、例えば多角形や楕円形等の他の切れ目のない形状であっても良い。表示画面サイズ及び形状に応じて、最も効率良く(すなわち良好な視認性を保ちつつ最も数多く)コンテンツを配列できる形状が最も望ましい。このように三次元的なループの軌道上に各コンテンツを配列すると、一画面中に多くのコンテンツを表示できると共に、ユーザは、各コンテンツの相関を視覚的に且つ感覚的に把握することができる。
【0032】
また、画像処理部6は、画面左端に、メニュー画面の視点を切り替える為の視点切り替えアイコンVを描画する。視点切り替えアイコンVが操作されると、表示部7の画面は、図2(a)のものから図2(b)のものに切り替わる。
【0033】
ユーザは、上述した各マーク、各コンテンツ、アイコン等を指で直接タッチするか、スタイラスペン(不図示)を用いてタッチするか、若しくは、入力部14を操作したり音声認識部15を使用して音声入力したりすることにより、当該メニュー画面を操作することができる。
【0034】
図3は、メニュー画面を操作したときに実行されるメニュー表示処理を示したフローチャートである。上述したように車載器100の起動やメニュー画面を表示させる為の操作が行われると、画像処理部6は、図2(a)に示されたメニュー画面を描画し、表示部7に表示させる(ステップ1、以下、ステップを「S」と略記)。なお、本実施形態のメニュー表示処理は、車載器100の電源をオフしたとき、或いは、車載器100の他の機能(例えばナビゲーション機能)の作動させたときに終了する。本実施形態では、メニュー画面立ち上げ時において「ナビ」マークに対応するものを表示するよう設定している。しかしながらどのマークに対応するメニュー画面を立ち上げ時に表示させるかはユーザが好みに応じて任意に設定することができる。
【0035】
ここで、例えば画面中央のいずれかのマークをユーザがタッチすると(S2:マーク)、記録媒体処理部5のHDやROM8等が読み込まれ、画像処理部6は、それに対応したコンテンツを配列したメニュー画面を描画する(S3)。
【0036】
また、例えばユーザがいずれかのコンテンツをタッチすると(S2:コンテンツ)、画像処理部6は、タッチされたコンテンツが黒丸31の横に位置するよう、相関図30をその中心軸について回転させるよう描画処理する(S4)。なお、このときの回転方向は、回転角度が小さくなるものが適宜選択される。例えば図2(a)の状態でユーザがコンテンツ「P」をタッチした場合、画像処理部6は、相関図30を時計回りに回転させるよう描画処理する。また、コンテンツ「E」をタッチした場合、相関図30を反時計回りに回転させるよう描画処理する。両回転方向の回転角度が等しくなる場合、例えば時計回りが優先的に選択される。
【0037】
なお、選択コンテンツ(黒丸31横のコンテンツ)をタッチする等の所定の動作を行うと、制御部1は、当該コンテンツに対応した処理を実行する。例えば図2(a)においてコンテンツ「A」が登録地点の情報であり、ユーザによって当該コンテンツ「A」がタッチされた場合、制御部1は、記録媒体処理部5を参照して適切な地図データを読み出し、画像処理部6を制御してその登録地点を中心とした周辺地図等を表示部7に表示させたり、GPS信号に基づく車両現在位置から当該登録地点までのナビゲーション用のルート計算を実行したりする。
【0038】
また、例えばユーザが視点切り替えアイコンVをタッチすると(S2:V)、画像処理部6は、図2(a)に示された画面の各コンテンツの相関を維持した画像であって、選択コンテンツを始点として時計回りに配列されている四つのコンテンツ(ここでは図2(a)においてその矩形マークが斜線で示されたコンテンツ「A」〜「D」)を相関図30から抽出したような画像を描画する(S5、図2(b)参照)。より具体的には、選択コンテンツを最前面に配置し、残りの三つのコンテンツを、相関図30における相関を維持した状態で(すなわち時計回り順に)その背面に順次配列した画像を描画する。なお、視点切り替え後に表示されるコンテンツ数は、四つに限らず、仕様や設定に応じて適宜変更され得る。
【0039】
ここで、図2(b)のメニュー画面上部にはタスクバーが表示されている。このタスクバーには、リンクボタンである「Custom」62、「Usual」64、及び、「What’s New」66が配置されている。上述のメニュー画面切り替え時には「Custom」62に対応したメニュー(以下カスタム・メニューと称する)が表示される。なお、カスタム・メニューは、後述のメニュー編集処理を実施していない状態では製品出荷段階で予め設定された内容であり、当該メニュー編集処理実施後にはそれを反映した内容となる。
【0040】
図2(b)に示された切り替え後のメニュー画面では、表示コンテンツが四つである為、図2(a)のものと比較して個々のコンテンツを大きく表示することができる。また、図2(a)のメニュー画面では斜め上からの視点(別の言い方をすると、各コンテンツが互いに重ならないように表示される視点)で相関図30を表示しているのに対して、図2(b)のメニュー画面は、個々のコンテンツをより大きく表示させる為、各コンテンツが配列されている平面(図2(a)における相関図30上の平面)と略平行な或いは僅かに角度を成す視点(別の言い方をすると、一部のコンテンツが重なるように表示される視点)で表示される。このように図2(b)のメニュー画面では、選択コンテンツとその周辺コンテンツの各々が大きく表示される為、その視認性が極めて高い。この画面において四つのコンテンツのいずれかをタッチする等の所定の動作を行うと、制御部1は、上述と同様に、当該コンテンツに対応した処理を実行する。
【0041】
なお、図2(b)のメニュー画面には、タスクバー、四つのコンテンツの他に、選択アイコンS及びS、視点切り替えアイコンV、並べ替えアイコン72、及び、削除アイコン74が表示される。ここで、例えば選択アイコンSをユーザがタッチすると(S6:S)、画像処理部6は、各コンテンツを反時計回りに回転させるよう描画処理する(S7)。具体的には、選択コンテンツを画面外に移動させ(すなわち当該選択コンテンツを消去し)、選択コンテンツの背面に表示されていた三つのコンテンツをそれぞれ一段階前面に移動させると共に、当該三コンテンツの中で最も背面に配置されていたコンテンツ(以下、最背面コンテンツと略記、なお、図2(b)ではコンテンツ「D」)の更に背面側に隣接し得るコンテンツ(図2(b)の状態ではコンテンツ「E」が該当)を、当該最背面コンテンツの背面に表示させるよう描画処理する。例えば図2(b)の状態で選択アイコンSが操作された場合、最前面からコンテンツ「B」、コンテンツ「C」、コンテンツ「D」、コンテンツ「E」が順に表示される。
【0042】
また、例えば選択アイコンSをユーザがタッチすると(S6:S)、画像処理部6は、各コンテンツを時計回りに回転させるよう描画処理する(S8)。具体的には、最背面コンテンツを画面外に移動させ(すなわち当該最背面コンテンツを消去し)、それ以外の三つのコンテンツをそれぞれ一段階背面に移動させると共に、選択コンテンツの前面側に隣接し得るコンテンツ(図2(b)の状態ではコンテンツ「T」が該当)を、最前面に表示させるよう描画処理する。例えば図2(b)の状態で選択アイコンSが操作された場合、最前面からコンテンツ「T」、コンテンツ「A」、コンテンツ「B」、コンテンツ「C」が順に表示される。
【0043】
また、例えば視点切り替えアイコンVをユーザがタッチすると(S6:V)、画像処理部6は、図2(a)に示された相関図30のメニュー画面に切り替わるよう描画処理する(S9)。なお、このとき、図2(a)と図2(b)とのメニュー画面間において各コンテンツの相関を維持する為、画面切り替え時において黒丸31横のコンテンツと最前面のコンテンツとが常に一致するよう描画される。例えば図2(b)の如きメニュー画面において最前面がコンテンツ「F」であるときに視点切り替えアイコンVを操作すると、黒丸31横にコンテンツ「F」が位置する相関図30が表示される。また、例えば図2(a)の如きメニュー画面において黒丸31横にコンテンツ「J」が位置するときに視点切り替えアイコンVを操作すると、最前面がコンテンツ「J」であるメニュー画面が表示される。
【0044】
また、例えば並べ替えアイコン72や削除アイコン74にコンテンツをドラッグ・アンド・ドロップする(S6:D&D)、或いは、「Usual」64や「What’s New」66をタッチした場合には(S6:Usual又はWhat’s New)、当該メニューを編集する為のメニュー編集処理が実行され得る。以下に、本実施形態におけるメニュー編集処理について説明する。
【0045】
図4は、並べ替えアイコン72や削除アイコン74を用いて実行され得るメニュー編集処理を示したフローチャートである。図2(b)のメニュー画面においてユーザがいずれかのコンテンツにタッチし、それをドラッグして例えば並べ替えアイコン72の表示箇所でドロップした(すなわち画面から指を離した)場合(S21:並べ替え)、当該コンテンツは、並べ替えアイコン72上に移動し、そこで保持されたように表示される(S22)。なお、保持されたコンテンツ(以下、保持コンテンツと略記)は、例えば並べ替えアイコン72内に収まるように縮小して表示され得る。
【0046】
コンテンツが保持された状態で選択アイコンSやSを操作して各コンテンツを回転させ、所望の二つのコンテンツの間に保持コンテンツをドラッグ・アンド・ドロップすると、その箇所に保持コンテンツが挿入される(S23)。これにより、コンテンツの配列順序が変更される。例えば、コンテンツ「B」を並べ替えアイコン72にドラッグ・アンド・ドロップし、コンテンツ「K」〜「N」が表示されるよう選択アイコンSやSを操作して、コンテンツ「B」をコンテンツ「L」と「M」との間にドラッグ・アンド・ドロップすると、コンテンツの配列が「A」、「C」、「D」・・・「L」、「B」、「M」・・・となる。
【0047】
また、ドラッグされたコンテンツのドロップ先が削除アイコン74である場合(S21:削除)、そのコンテンツはメニュー画面から削除される(S24)。なお、実際に削除する前に、画面中の任意の箇所(例えば画面中央)に、そのコンテンツを削除して良いか否かを確認するメッセージを表示させても良い。
【0048】
なお、上述したように図2(a)と図2(b)とのメニュー間における相関は常に維持される。この為、上記配列順序変更や削除は相関図30にも反映される。すなわち編集処理後にメニュー画面を相関図30に切り替えると、画像処理部6は、その編集内容を反映した相関図30を描画し、表示部7に表示させる。
【0049】
ユーザは、ここでの配列順序変更処理や削除処理を、その周辺にあるコンテンツとの相関を確認しながら実施できる。この為、その編集内容を視覚的に且つ感覚的に理解することができ、編集後も当メニューを容易に使いこなすことができる。
【0050】
図5は、「Usual」64を用いて実行され得るメニュー編集処理を示したフローチャートである。図2(b)のメニュー画面においてユーザが「Usual」64をタッチすると、画像処理部6は、図6に示された「Usual」64に対応したメニューを描画する(S31)。このメニュー画面には、先に述べたものと同一のタスクバー、選択アイコンS及びS、視点切り替えアイコンVが表示される。また、先に述べたものと同様の形態の四つのコンテンツ「U」、「U」、「U」、「U」が表示される。また、画面左上には「To Custom」という文字が付された領域76が表示される。
【0051】
「Usual」64に対応したメニューには、使用頻度の高い(例えば上位20個の)コンテンツが配列される(以下、「Usual」64に対応したメニューを高頻度メニューと称する)。制御部1は各操作の実行回数を常時カウントしており、ここでのコンテンツの配列は、そのカウント値に基づいて自動的に決定されて更新される。なお、ここで配列されるコンテンツは、例えば、図2(a)のメニュー画面で「ナビ」の相関図30が選択されている場合にはナビゲーションに関するものとなり、「オーディオ」の相関図30が選択されている場合には音声や映像に関するものとなる。ここでは「ナビ」の相関図30が選択されている為、ナビゲーションに関する使用頻度の高い20個のコンテンツが表示される。
【0052】
ここで、例えばユーザが「Custom」62をタッチすると(S32:Custom)、画像処理部6は、図2(a)に示されたカスタム・メニューを描画する(図3のS5)。また、例えば選択アイコンSをユーザがタッチすると(S32:S)、画像処理部6は、各コンテンツを反時計回りに回転させるよう描画処理する(S33)。また、例えば選択アイコンSをユーザがタッチすると(S32:S)、画像処理部6は、各コンテンツを時計回りに回転させるよう描画処理する(S34)。また、例えば視点切り替えアイコンVをユーザがタッチすると(S32:V)、画像処理部6は、図2(a)に示された相関図30のメニュー画面に切り替わるよう描画処理する(S35)。
【0053】
また、例えばユーザがいずれかのコンテンツを領域76にドラッグ・アンド・ドロップすると(S32:D&D)、当該コンテンツがカスタム・メニューに登録される(S36)。このときカスタム・メニューのコンテンツ数が20に満たなければ、当該コンテンツはカスタム・メニューに単純に追加される。これに対し、コンテンツ数が20である場合には、いずれか一つのコンテンツを削除する必要がある。ここでは、ユーザが削除コンテンツを任意に決定しても良く、或いは、最も使用頻度の低いものを自動的に削除するようにしても良い。なお、後者の場合、実際に削除する前に、そのコンテンツを削除して良いか否かを確認するメッセージを表示させると良い。
【0054】
なお、上述したように図2(a)と図2(b)とのメニュー画面間における相関は常に維持される。この為、高頻度メニューを用いたコンテンツの編集も、上記配列順序変更処理や削除処理の例と同様に、相関図30に反映される。
【0055】
図7は、「What’s New」66を用いて実行され得るメニュー編集処理を示したフローチャートである。図2(b)のメニュー画面においてユーザが「What’s New」66をタッチすると、画像処理部6は、図8に示された「What’s New」66に対応したメニューを描画する(S41)。このメニュー画面には、先に述べたものと同一のタスクバー、選択アイコンS及びS、視点切り替えアイコンV、領域76が表示される。また、先に述べたものと同様の形態の四つのコンテンツ「W」、「W」、「W」、「W」が表示される。
【0056】
「What’s New」66に対応したメニューでは、GPSレシーバ2や、FM信号処理部12、ビーコン処理部13、図示しないネットワーク接続部等によって定期的又は不定期に取得される情報、或いは、ナビゲーション機能で新たに設定された目的地情報等の各種情報における最新の(例えば上位20個の)コンテンツが配列される(以下、「What’s New」66に対応したメニューを新着情報メニューと称する)。制御部1は操作を実行した時刻やネットワーク等による情報の取得時刻を計時しており、ここでのコンテンツの配列は、その計時情報に基づいて自動的に決定されて更新される。なお、ここで配列されるコンテンツは、高頻度メニューと同様に、例えば、図2(a)のメニュー画面で「ナビ」の相関図30が選択されている場合にはナビゲーションに関するものとなり、「オーディオ」の相関図30が選択されている場合には音声や映像に関するものとなる。
【0057】
ここで、例えばユーザが「Custom」62をタッチすると(S42:Custom)、画像処理部6は、図2(a)に示されたカスタム・メニューを描画する(図3のS5)。また、例えば選択アイコンSをユーザがタッチすると(S42:S)、画像処理部6は、各コンテンツを反時計回りに回転させるよう描画処理する(S43)。また、例えば選択アイコンSをユーザがタッチすると(S42:S)、画像処理部6は、各コンテンツを時計回りに回転させるよう描画処理する(S44)。また、例えば視点切り替えアイコンVをユーザがタッチすると(S42:V)、画像処理部6は、図2(a)に示された相関図30のメニュー画面に切り替わるよう描画処理する(S45)。
【0058】
また、例えばユーザがいずれかのコンテンツを領域76にドラッグ・アンド・ドロップすると(S42:D&D)、当該コンテンツがカスタム・メニューに登録される(S46)。このときカスタム・メニューのコンテンツ数が20に満たなければ、先と同様に、当該コンテンツはカスタム・メニューに単純に追加される。これに対し、コンテンツ数が20である場合には、いずれか一つのコンテンツを削除する必要がある。ここでは、ユーザが削除コンテンツを任意に決定しても良く、或いは、最も古い時刻に操作或いは取得されたコンテンツを自動的に削除するようにしても良い。なお、後者の場合、実際に削除する前に、そのコンテンツを削除して良いか否かを確認するメッセージを表示させると良い。
【0059】
なお、上述したように図2(a)と図2(b)とのメニュー画面間における相関は常に維持される。この為、新着情報メニューを用いたコンテンツの編集も、上記配列順序変更処理や削除処理の例と同様に、相関図30に反映される。
【0060】
本実施形態では、自動的に更新される高頻度メニューや新着情報メニューから適切なコンテンツをピックアップするだけで有用なカスタム・メニューを作成できる。この為、当該カスタム・メニューを作成する為のユーザの作業負担が大幅に軽減され得る。
【0061】
以上が本発明の実施形態である。本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく様々な範囲で変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の実施の形態の車載器の構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態のメニュー画面を示した図である。
【図3】本発明の実施の形態のメニュー画面を操作したときに実行されるメニュー表示処理を示したフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態で実行され得るメニュー編集処理を示したフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態で実行され得るメニュー編集処理を示したフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態のメニュー画面を示した図である。
【図7】本発明の実施の形態で実行され得るメニュー編集処理を示したフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態のメニュー画面を示した図である。
【符号の説明】
【0063】
1 制御部
2 GPSレシーバ
3 ジャイロセンサ
4 車速センサ
5 記録媒体処理部
6 画像処理部
7 表示部
8 ROM
9 DRAM
10 SRAM
11 VRAM
12 FM信号処理部
13 ビーコン処理部
14 入力部
15 音声認識部
100 車載器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の軌道上に配列された複数のコンテンツを含むメニューを編集するメニュー編集方法であって、
該複数のコンテンツの中の一つを該軌道から外すステップと、
外されたコンテンツを該メニュー画面中の所定の箇所に移動させる移動ステップと、
移動された箇所に応じて所定の編集処理を実行する編集ステップと、を含むメニュー編集方法。
【請求項2】
前記編集ステップにおいて、該所定の箇所に移動されたコンテンツを該メニューから削除する、請求項1に記載のメニュー編集方法。
【請求項3】
前記編集ステップにおいて、該所定の箇所に移動されたコンテンツを当該箇所に保持し、保持されたコンテンツを該軌道上の任意のコンテンツ間に挿入させて当該コンテンツ間で保持する、請求項1又は請求項2のいずれかに記載のメニュー編集方法。
【請求項4】
第一の軌道上に配列された複数のコンテンツを含む第一のメニューを編集するメニュー編集方法であって、
該第一のメニューと異なる第二のメニューに含まれる、該第一の軌道と異なる第二の軌道上に配列された複数のコンテンツの中の一つを当該第二の軌道から外すステップと、
外されたコンテンツを該第二のメニュー画面中の所定の箇所に移動させる移動ステップと、
該所定の箇所に移動されたコンテンツを該第一のメニューに追加する追加ステップと、を含むメニュー編集方法。
【請求項5】
使用頻度の高いコンテンツを該第二のメニューに優先的に配列するステップを更に含む、請求項4に記載のメニュー編集方法。
【請求項6】
前記追加ステップにおいてコンテンツを追加すると同時に、該第一のメニューの中で最も使用頻度の低いコンテンツを削除する、請求項5に記載のメニュー編集方法。
【請求項7】
新着情報のコンテンツを該第二のメニューに優先的に配列するステップを更に含む、請求項4に記載のメニュー編集方法。
【請求項8】
前記追加ステップにおいてコンテンツを追加すると同時に、該第一のメニューの中で処理された時刻が最も古いコンテンツを削除する、請求項7に記載のメニュー編集方法。
【請求項9】
複数のコンテンツを含むメニューを編集するメニュー編集方法において、
ループの軌道上に複数のコンテンツを配列し、軌道メニューとして表示する軌道メニュー表示ステップと、
該軌道メニューを切り替える為の信号を検知する第一の信号検知ステップと、
該信号を検知したとき、該軌道上の所定位置にあるコンテンツ及びその周辺にある少なくとも一つのコンテンツを抽出する抽出ステップと、
抽出された各コンテンツを該軌道メニューとの相関を維持するように配列し、抽出メニューとして表示する抽出メニュー表示ステップと、
該抽出メニューにおいて、該抽出されたコンテンツの中の一つを該配列から外すステップと、
外されたコンテンツを該抽出メニュー画面中の所定の箇所に移動させる移動ステップと、
移動された箇所に応じて所定の編集処理を実行する編集ステップと、を含むメニュー編集方法。
【請求項10】
所定の軌道上に配列された複数のコンテンツを含むメニューを編集するメニュー編集プログラムであって、
該メニュー画面中の少なくとも一箇所に所定の編集処理を実行する為のアイコンを配置させ、
該軌道上における任意の一つのコンテンツの選択に応じて、当該コンテンツを該メニュー画面中で移動できるようにさせ、
選択されたコンテンツがいずれかのアイコン上に移動されたとき、そのアイコンに応じた所定の編集処理を実行させる、メニュー編集プログラム。
【請求項11】
該アイコン上に移動されたコンテンツを該メニューから削除する、請求項10に記載のメニュー編集プログラム。
【請求項12】
該アイコン上に移動されたコンテンツを当該アイコン上に保持させ、保持されたコンテンツが該軌道上の任意のコンテンツ間に挿入されたとき、挿入されたコンテンツを当該コンテンツ間で保持させる、請求項10又は請求項11のいずれかに記載のメニュー編集プログラム。
【請求項13】
第一の軌道上に配列された複数のコンテンツを含む第一のメニューを編集するメニュー編集プログラムであって、
該第一のメニューと異なる第二のメニューであって、該第一の軌道と異なる第二の軌道上に配列された複数のコンテンツを含む第二のメニューの画面中の少なくとも一箇所に所定の編集処理を実行する為のアイコンを配置させ、
該第二の軌道上における任意の一つのコンテンツの選択に応じて、当該コンテンツを該第二のメニュー画面中で移動できるようにさせ、
選択されたコンテンツがいずれかのアイコン上に移動されたとき、当該コンテンツを該第一のメニューに追加させる、メニュー編集プログラム。
【請求項14】
複数のコンテンツを含むメニューを編集するメニュー編集プログラムにおいて、
ループの軌道上に複数のコンテンツを配列し、軌道メニューとして表示させ、
該軌道メニューを切り替える為の信号の入力に応じて、該軌道上の所定位置にあるコンテンツ及びその周辺にある少なくとも一つのコンテンツを抽出し、
抽出された各コンテンツを該軌道メニューとの相関を維持するように配列し、抽出メニューとして表示させ、
該抽出メニュー画面中の少なくとも一箇所に所定の編集処理を実行する為のアイコンを配置させ、
該抽出されたコンテンツの中の任意の一つの選択に応じて、当該コンテンツを該抽出メニュー画面中で移動できるようにさせ、
選択されたコンテンツがいずれかのアイコン上に移動されたとき、そのアイコンに応じて所定の編集処理を実行させる、メニュー編集プログラム。
【請求項15】
所定の軌道上に配列された複数のコンテンツを含むメニューを編集するメニュー編集装置であって、
該メニュー画面中の少なくとも一箇所に所定の編集処理を実行する為のアイコンを配置するアイコン配置手段と、
該メニューを操作する為の操作手段と、
前記操作手段の操作による、該複数のコンテンツの中の一つの選択を検知する選択検知手段と、
検知されたコンテンツを該メニュー画面中で移動可能に制御する移動制御手段と、
移動可能なコンテンツがいずれかのアイコン上に移動されたとき、そのアイコンに応じて所定の編集処理を実行する編集処理手段と、を備えたこと、を特徴とするメニュー編集装置。
【請求項16】
前記編集処理手段が、該アイコン上に移動されたコンテンツを該メニューから削除すること、を特徴とする請求項15に記載のメニュー編集装置。
【請求項17】
前記編集処理手段が、該アイコン上に移動されたコンテンツを当該アイコン上に保持し、保持されたコンテンツを該軌道上の任意のコンテンツ間に挿入させて当該コンテンツ間で保持すること、を特徴とする請求項15又は請求項16のいずれかに記載のメニュー編集装置。
【請求項18】
第一の軌道上に配列された複数のコンテンツを含む第一のメニューを編集するメニュー編集装置であって、
該第一のメニューと異なる第二のメニューであって、該第一の軌道と異なる第二の軌道上に配列された複数のコンテンツを含む第二のメニューの画面中の少なくとも一箇所に所定の編集処理を実行する為のアイコンを配置するアイコン配置手段と、
該第一及び第二のメニューを操作する為の操作手段と、
前記操作手段の操作による、該第二のメニューの中の一つのコンテンツの選択を検知する選択検知手段と、
検知されたコンテンツを該第二のメニュー画面中で移動可能に制御する移動制御手段と、
移動可能なコンテンツがいずれかのアイコン上に移動されたとき、当該コンテンツを該第一のメニューに追加させる追加手段と、を備えたこと、を特徴とするメニュー編集装置。
【請求項19】
複数のコンテンツを含むメニューを編集するメニュー編集装置において、
ループの軌道上に複数のコンテンツを配列し、軌道メニューとして表示する軌道メニュー表示手段と、
メニューを操作する為の操作手段と、
前記操作手段の操作による、該軌道メニューを切り替える為の信号を検知する第一の信号検知手段と、
該信号を検知したとき、該軌道上の所定位置にあるコンテンツ及びその周辺にある少なくとも一つのコンテンツを抽出する抽出手段と、
抽出された各コンテンツを該軌道メニューとの相関を維持するように配列し、抽出メニューとして表示する抽出メニュー表示手段と、
該抽出メニュー画面中の少なくとも一箇所に所定の編集処理を実行する為のアイコンを配置するアイコン配置手段と、
前記操作手段の操作による、該抽出メニュー中のコンテンツの選択を検知する選択検知手段と、
検知されたコンテンツを該抽出メニュー画面中で移動可能に制御する移動制御手段と、
移動可能なコンテンツがいずれかのアイコン上に移動されたとき、そのアイコンに応じて所定の編集処理を実行する編集処理手段と、を備えたこと、を特徴とするメニュー編集装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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