モータ構造
【課題】本発明は、筐体を分解することなく軸受の交換を可能とすることを目的とする。
【解決手段】本発明によるモータ構造は、前蓋(2)と後蓋(3)に設けられた各軸受筒(6,7)に各貫通孔(20,22)を形成すると共に、各軸受筒(6,7)を外部解放型とし、筐体(1)を分解することなく、この各貫通孔(6,7)から挿入した治具によって各軸受(8,9)をずらせて回転軸(11)を移動させて各軸受(8,9)の交換が可能となる構成である。
【解決手段】本発明によるモータ構造は、前蓋(2)と後蓋(3)に設けられた各軸受筒(6,7)に各貫通孔(20,22)を形成すると共に、各軸受筒(6,7)を外部解放型とし、筐体(1)を分解することなく、この各貫通孔(6,7)から挿入した治具によって各軸受(8,9)をずらせて回転軸(11)を移動させて各軸受(8,9)の交換が可能となる構成である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ構造に関し、特に、筐体を分解することなく軸受の交換を可能とするための新規な改良に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、用いられていたこの種のモータ構造としては、例えば、特許文献1及び2に開示されている構成を図11及び図12として挙げることができる。
すなわち、図11で示される特許文献1で示されるモータ構造において、筐体1を形成する前蓋2と後蓋3とは嵌合部4を介して接続され、前記筐体1の内壁には固定子5が設けられている。
【0003】
前記前蓋2及び後蓋3に設けられた軸受孔6,7には第1、第2軸受8,9が設けられ、回転子10を有する回転軸11が各軸受8,9を介して筐体1内で回転自在に設けられている。
【0004】
また、図12で示される特許文献2のモータ構造においては、前蓋2と後蓋3とからなる筐体1の両端に設けられた軸受孔6,7に、第1、第2軸受8,9が設けられている。
前記筐体1の内壁には、固定子5が設けられ、前記各軸受8,9には、回転子10を有する回転軸11が回転自在に設けられている。
【0005】
また、図9及び図10で示される構造は一般市販品であり、図11及び図12と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略すると共に、図11及び図12の構成と異なる部分についてのみ説明する。
すなわち、前蓋2の軸受孔6は筐体1の内方を向いており、後蓋3の軸受孔7は外方へやや突出して形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−259370号公報
【特許文献2】米国特許第5,856,714号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来のモータ構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、図9及び図10で示される従来構成の場合、前蓋2の軸受を保持する軸受孔が内方へ突出しているため、モータの軸受が劣化して交換する場合には、モータ自体を分解して軸受の取り換えを行わなければならず、分解及び再組立てに要する費用は多大のものであった。
【0008】
また、図11及び図12で示される従来構成においても、組立て後のモータの軸受を交換する場合には、軸受孔に抜け止めが形成されているため、軸受の交換には、モータを分解しなければ不可能であった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によるモータ構造は、筒状をなすと共に外方へ突出する第1軸受筒を有する後蓋と、前記後蓋に接続され筒状をなすと共に外方へ突出する第2軸受筒を有する前蓋と、前記前蓋と後蓋により形成される筐体の内壁に設けられた固定子と、前記各軸受筒に設けられた第1、第2軸受と、前記各軸受により回転自在に支持され前記固定子と対応する回転子を有する回転軸と、を備えたモータ構造において、前記各軸受筒に形成され軸方向と交差する方向に貫通して形成された第1、第2貫通孔を有し、前記各軸受の外輪は前記各貫通孔を介して外部に通じていると共に、前記各軸受筒の各一端は外部に向けて解放され、前記各軸受は各軸受筒に対して軸方向に沿って摺動できる構成であり、また、前記前蓋と後蓋は、圧入により接続されている構成であり、また、前記前蓋と後蓋は、ネジにより接続されている構成である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によるモータ構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、筒状をなすと共に外方へ突出する第1軸受筒を有する後蓋と、前記後蓋に接続され筒状をなすと共に外方へ突出する第2軸受筒を有する前蓋と、前記前蓋と後蓋により形成される筐体の内壁に設けられた固定子と、前記各軸受筒に設けられた第1、第2軸受と、前記各軸受により回転自在に支持され前記固定子と対応する回転子を有する回転軸と、を備えたモータ構造において、
前記各軸受筒に形成され軸方向と交差する方向に貫通して形成された第1、第2貫通孔を有し、前記各軸受の外輪は前記各貫通孔を介して外部に通じていると共に、前記各軸受筒の各一端は外部に向けて解放され、前記各軸受は各軸受筒に対して軸方向に沿って摺動できる構成であることにより、何れかの軸受筒の貫通孔から治具を挿入して軸受を外側へ移動させることにより、軸受と回転軸が外側へ移動し、モータを分解することなく、簡単に軸受の交換ができる。
また、前記前蓋と後蓋は、圧入により接続されていることにより、軸受の取り出し時にも筐体は維持される。
また、前記前蓋と後蓋は、ネジにより接続されていることにより、軸受の取り出し時にも筐体は維持される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明によるモータ構造を示す斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1の拡大断面図である。
【図4】図3の軸受を移動させた状態を示す断面図である。
【図5】図3の軸受を移動させた状態を示す断面図である。
【図6】図3の他の形態の断面図である。
【図7】図6の軸受を移動させた状態を示す断面図である。
【図8】図6の軸受を移動させた状態を示す断面図である。
【図9】従来のモータ構造を示す斜視図である。
【図10】図9の分解斜視図である。
【図11】従来のモータ構造の断面図である。
【図12】従来のモータ構造の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明は、筐体を分解することなく軸受の交換を可能とするようにしたモータ構造を提供することを目的とする。
【実施例】
【0013】
以下、図面と共に本発明によるモータ構造の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて説明する。
図1は、本発明によるモータ構造を示し、筐体1は互いに嵌合部4を介して嵌合により接続された前蓋2と後蓋3とからなり、この筐体1内には、図3で示されるように、固定子5が設けられている。
【0014】
前記前蓋2の軸心位置には、軸方向Aに沿って外方へ解放された状態で突出する第2軸受筒6が設けられ、この第2軸受筒6には軸方向Aに対して交差(直交の場合もある)する方向の長孔からなる第2貫通孔20が設けられ、この第2貫通孔20はこの第2軸受筒6の周面に沿って長孔状となり、180度対向して一対設けられている。
【0015】
前記第2軸受筒6内には第2軸受8が内設され、この第2軸受8の外側にはCリング21が設けられていることにより、第2軸受8は第2軸受筒6から離脱することのないように構成されている。
【0016】
前記後蓋3の軸心位置には、軸方向Aに沿って前記第2軸受筒6とは反対方向の外方へ解放された状態で突出する第1軸受筒7がCリング23を有して設けられ、この第1軸受筒7には軸方向Aに対して交差(直交の場合もある)する方向の長孔からなる第1貫通孔22が設けられ、この第1貫通孔22はこの第1軸受筒7の周面に沿って長孔状となり、180度対向して一対設けられている。
尚、前述の各貫通孔20,22の形状は前述の形状に限ることなく、四角等の他の形状としてもよく、さらに、その数も一対に限ることなく、一対以上の任意の数とすることもできると共に、各軸受8,9の外輪8a,9aは各貫通孔20,22を介して外部と通じている。
【0017】
前記各軸受8,9間には、回転子10を有する回転軸11が回転自在に設けられ、この回転軸11の一端11aは、第2軸受8を貫通して外方へ突出させるように構成されている。
【0018】
次に、前述の構成において、筐体1の形状を分解することなく、各軸受8,9を交換する場合について述べる。
まず、図3の状態において、各軸受筒6,7の各Cリング21,23を除去し、各貫通孔20,22に棒状等の治具(図示せず)を挿入して各軸受8a,9aを左方向へ少しずらせた後、回転軸11を治具(図示せず)で左方向へ押すことにより、各軸受8,9の外輪8a,9aが各軸受筒6,7に対して摺動し、図4で示されるように、各軸受8,9が各軸受筒6,7から離脱した状態となる。
【0019】
前述の状態下で、図4における第1軸受9を回転軸11から引き抜いて新品と交換する。
次に、図4の状態の回転軸11を治具(図示せず)によって右側に移動させると、回転軸11は図4から図5で示されるように移動し、この状態で第2軸受8を回転軸11から除去して新品と交換すると、回転軸11上の各軸受8,9は新品との交換が完了する。
【0020】
尚、図6から図8で示される他の形態の構成においては、前述の前蓋2と後蓋3との接続構造が、嵌合による接続からネジ30によるネジ締めによって接続する構成に変更されているのみで、他の構成はこれまでと同一であるため、同一符号を付し、説明を省略するものとする。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本発明によるモータ構造は、モータのみならず、各種回転機器への適用が可能となる。
【符号の説明】
【0022】
1 筐体
1a 嵌合部
2 前蓋
3 後蓋
5 固定子
6 第2軸受筒
7 第1軸受筒
8 第2軸受
8a 第2外輪
9 第1軸受
9a 第1外輪
10 回転子
11 回転軸
A 軸方向
11a 一端
20 第2貫通孔
21 Cリング
22 第1貫通孔
23 Cリング
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ構造に関し、特に、筐体を分解することなく軸受の交換を可能とするための新規な改良に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、用いられていたこの種のモータ構造としては、例えば、特許文献1及び2に開示されている構成を図11及び図12として挙げることができる。
すなわち、図11で示される特許文献1で示されるモータ構造において、筐体1を形成する前蓋2と後蓋3とは嵌合部4を介して接続され、前記筐体1の内壁には固定子5が設けられている。
【0003】
前記前蓋2及び後蓋3に設けられた軸受孔6,7には第1、第2軸受8,9が設けられ、回転子10を有する回転軸11が各軸受8,9を介して筐体1内で回転自在に設けられている。
【0004】
また、図12で示される特許文献2のモータ構造においては、前蓋2と後蓋3とからなる筐体1の両端に設けられた軸受孔6,7に、第1、第2軸受8,9が設けられている。
前記筐体1の内壁には、固定子5が設けられ、前記各軸受8,9には、回転子10を有する回転軸11が回転自在に設けられている。
【0005】
また、図9及び図10で示される構造は一般市販品であり、図11及び図12と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略すると共に、図11及び図12の構成と異なる部分についてのみ説明する。
すなわち、前蓋2の軸受孔6は筐体1の内方を向いており、後蓋3の軸受孔7は外方へやや突出して形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−259370号公報
【特許文献2】米国特許第5,856,714号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来のモータ構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、図9及び図10で示される従来構成の場合、前蓋2の軸受を保持する軸受孔が内方へ突出しているため、モータの軸受が劣化して交換する場合には、モータ自体を分解して軸受の取り換えを行わなければならず、分解及び再組立てに要する費用は多大のものであった。
【0008】
また、図11及び図12で示される従来構成においても、組立て後のモータの軸受を交換する場合には、軸受孔に抜け止めが形成されているため、軸受の交換には、モータを分解しなければ不可能であった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によるモータ構造は、筒状をなすと共に外方へ突出する第1軸受筒を有する後蓋と、前記後蓋に接続され筒状をなすと共に外方へ突出する第2軸受筒を有する前蓋と、前記前蓋と後蓋により形成される筐体の内壁に設けられた固定子と、前記各軸受筒に設けられた第1、第2軸受と、前記各軸受により回転自在に支持され前記固定子と対応する回転子を有する回転軸と、を備えたモータ構造において、前記各軸受筒に形成され軸方向と交差する方向に貫通して形成された第1、第2貫通孔を有し、前記各軸受の外輪は前記各貫通孔を介して外部に通じていると共に、前記各軸受筒の各一端は外部に向けて解放され、前記各軸受は各軸受筒に対して軸方向に沿って摺動できる構成であり、また、前記前蓋と後蓋は、圧入により接続されている構成であり、また、前記前蓋と後蓋は、ネジにより接続されている構成である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によるモータ構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、筒状をなすと共に外方へ突出する第1軸受筒を有する後蓋と、前記後蓋に接続され筒状をなすと共に外方へ突出する第2軸受筒を有する前蓋と、前記前蓋と後蓋により形成される筐体の内壁に設けられた固定子と、前記各軸受筒に設けられた第1、第2軸受と、前記各軸受により回転自在に支持され前記固定子と対応する回転子を有する回転軸と、を備えたモータ構造において、
前記各軸受筒に形成され軸方向と交差する方向に貫通して形成された第1、第2貫通孔を有し、前記各軸受の外輪は前記各貫通孔を介して外部に通じていると共に、前記各軸受筒の各一端は外部に向けて解放され、前記各軸受は各軸受筒に対して軸方向に沿って摺動できる構成であることにより、何れかの軸受筒の貫通孔から治具を挿入して軸受を外側へ移動させることにより、軸受と回転軸が外側へ移動し、モータを分解することなく、簡単に軸受の交換ができる。
また、前記前蓋と後蓋は、圧入により接続されていることにより、軸受の取り出し時にも筐体は維持される。
また、前記前蓋と後蓋は、ネジにより接続されていることにより、軸受の取り出し時にも筐体は維持される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明によるモータ構造を示す斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1の拡大断面図である。
【図4】図3の軸受を移動させた状態を示す断面図である。
【図5】図3の軸受を移動させた状態を示す断面図である。
【図6】図3の他の形態の断面図である。
【図7】図6の軸受を移動させた状態を示す断面図である。
【図8】図6の軸受を移動させた状態を示す断面図である。
【図9】従来のモータ構造を示す斜視図である。
【図10】図9の分解斜視図である。
【図11】従来のモータ構造の断面図である。
【図12】従来のモータ構造の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明は、筐体を分解することなく軸受の交換を可能とするようにしたモータ構造を提供することを目的とする。
【実施例】
【0013】
以下、図面と共に本発明によるモータ構造の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて説明する。
図1は、本発明によるモータ構造を示し、筐体1は互いに嵌合部4を介して嵌合により接続された前蓋2と後蓋3とからなり、この筐体1内には、図3で示されるように、固定子5が設けられている。
【0014】
前記前蓋2の軸心位置には、軸方向Aに沿って外方へ解放された状態で突出する第2軸受筒6が設けられ、この第2軸受筒6には軸方向Aに対して交差(直交の場合もある)する方向の長孔からなる第2貫通孔20が設けられ、この第2貫通孔20はこの第2軸受筒6の周面に沿って長孔状となり、180度対向して一対設けられている。
【0015】
前記第2軸受筒6内には第2軸受8が内設され、この第2軸受8の外側にはCリング21が設けられていることにより、第2軸受8は第2軸受筒6から離脱することのないように構成されている。
【0016】
前記後蓋3の軸心位置には、軸方向Aに沿って前記第2軸受筒6とは反対方向の外方へ解放された状態で突出する第1軸受筒7がCリング23を有して設けられ、この第1軸受筒7には軸方向Aに対して交差(直交の場合もある)する方向の長孔からなる第1貫通孔22が設けられ、この第1貫通孔22はこの第1軸受筒7の周面に沿って長孔状となり、180度対向して一対設けられている。
尚、前述の各貫通孔20,22の形状は前述の形状に限ることなく、四角等の他の形状としてもよく、さらに、その数も一対に限ることなく、一対以上の任意の数とすることもできると共に、各軸受8,9の外輪8a,9aは各貫通孔20,22を介して外部と通じている。
【0017】
前記各軸受8,9間には、回転子10を有する回転軸11が回転自在に設けられ、この回転軸11の一端11aは、第2軸受8を貫通して外方へ突出させるように構成されている。
【0018】
次に、前述の構成において、筐体1の形状を分解することなく、各軸受8,9を交換する場合について述べる。
まず、図3の状態において、各軸受筒6,7の各Cリング21,23を除去し、各貫通孔20,22に棒状等の治具(図示せず)を挿入して各軸受8a,9aを左方向へ少しずらせた後、回転軸11を治具(図示せず)で左方向へ押すことにより、各軸受8,9の外輪8a,9aが各軸受筒6,7に対して摺動し、図4で示されるように、各軸受8,9が各軸受筒6,7から離脱した状態となる。
【0019】
前述の状態下で、図4における第1軸受9を回転軸11から引き抜いて新品と交換する。
次に、図4の状態の回転軸11を治具(図示せず)によって右側に移動させると、回転軸11は図4から図5で示されるように移動し、この状態で第2軸受8を回転軸11から除去して新品と交換すると、回転軸11上の各軸受8,9は新品との交換が完了する。
【0020】
尚、図6から図8で示される他の形態の構成においては、前述の前蓋2と後蓋3との接続構造が、嵌合による接続からネジ30によるネジ締めによって接続する構成に変更されているのみで、他の構成はこれまでと同一であるため、同一符号を付し、説明を省略するものとする。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本発明によるモータ構造は、モータのみならず、各種回転機器への適用が可能となる。
【符号の説明】
【0022】
1 筐体
1a 嵌合部
2 前蓋
3 後蓋
5 固定子
6 第2軸受筒
7 第1軸受筒
8 第2軸受
8a 第2外輪
9 第1軸受
9a 第1外輪
10 回転子
11 回転軸
A 軸方向
11a 一端
20 第2貫通孔
21 Cリング
22 第1貫通孔
23 Cリング
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状をなすと共に外方へ突出する第1軸受筒(7)を有する後蓋(3)と、前記後蓋(3)に接続され筒状をなすと共に外方へ突出する第2軸受筒(6)を有する前蓋(2)と、前記前蓋(2)と後蓋(3)により形成される筐体(1)の内壁に設けられた固定子(5)と、前記各軸受筒(6,7)に設けられた第1、第2軸受(9,8)と、前記各軸受(9,8)により回転自在に支持され前記固定子(5)と対応する回転子(10)を有する回転軸(11)と、を備えたモータ構造において、
前記各軸受筒(6,7)に形成され軸方向(A)と交差する方向に貫通して形成された第1、第2貫通孔(22,20)を有し、前記各軸受(8,9)の外輪(8a,9a)は前記各貫通孔(22,20)を介して外部に通じていると共に、前記各軸受筒(6,7)の各一端(6a,7a)は外部に向けて解放され、前記各軸受(8,9)は各軸受筒(6,7)に対して軸方向(A)に沿って摺動できる構成であることを特徴とするモータ構造。
【請求項2】
前記前蓋(2)と後蓋(3)は、圧入により接続されていることを特徴とする請求項1記載のモータ構造。
【請求項3】
前記前蓋(2)と後蓋(3)は、ネジ(30)により接続されていることを特徴とする請求項1記載のモータ構造。
【請求項1】
筒状をなすと共に外方へ突出する第1軸受筒(7)を有する後蓋(3)と、前記後蓋(3)に接続され筒状をなすと共に外方へ突出する第2軸受筒(6)を有する前蓋(2)と、前記前蓋(2)と後蓋(3)により形成される筐体(1)の内壁に設けられた固定子(5)と、前記各軸受筒(6,7)に設けられた第1、第2軸受(9,8)と、前記各軸受(9,8)により回転自在に支持され前記固定子(5)と対応する回転子(10)を有する回転軸(11)と、を備えたモータ構造において、
前記各軸受筒(6,7)に形成され軸方向(A)と交差する方向に貫通して形成された第1、第2貫通孔(22,20)を有し、前記各軸受(8,9)の外輪(8a,9a)は前記各貫通孔(22,20)を介して外部に通じていると共に、前記各軸受筒(6,7)の各一端(6a,7a)は外部に向けて解放され、前記各軸受(8,9)は各軸受筒(6,7)に対して軸方向(A)に沿って摺動できる構成であることを特徴とするモータ構造。
【請求項2】
前記前蓋(2)と後蓋(3)は、圧入により接続されていることを特徴とする請求項1記載のモータ構造。
【請求項3】
前記前蓋(2)と後蓋(3)は、ネジ(30)により接続されていることを特徴とする請求項1記載のモータ構造。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2011−250633(P2011−250633A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−123283(P2010−123283)
【出願日】平成22年5月28日(2010.5.28)
【出願人】(000203634)多摩川精機株式会社 (669)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年5月28日(2010.5.28)
【出願人】(000203634)多摩川精機株式会社 (669)
【Fターム(参考)】
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