説明

ユニット内蔵用卓

【課題】 使い勝手がよく、簡素な構造であり、ユーザが強いられる労力が低いプリンタ内蔵用卓を提供する。
【解決手段】 ユニットとしてのプリンタ50bの給排紙部51が作業用天板下11に位置するように降下した後に、プリンタ50bを手前にスライドするユニット引出構造を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金融機関等において使用される、通帳や伝票等の紙媒体に対して印刷等のハードウエア的処理を行うユニットを作業用天板下に内蔵可能なユニット内蔵用卓、ならびに、そのようなユニット内蔵用卓にユニットを内蔵して成るユニット内蔵卓に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のユニット内蔵卓の1つであるプリンタ内蔵卓には、プリンタ内蔵用卓の作業用天板上で通帳や伝票等の印刷媒体のソート、手書き、捺印などを行うユーザによる手作業と、作業用天板に内蔵されたプリンタによって印刷媒体に印刷を行う機械処理とを、滞りなく連続して行えることが望まれている。この要求を満たすべく、印刷媒体を供給したり排出するためのプリンタの給排紙部がプリンタ内蔵用卓の作業用天板に形成された給排紙口内に露出するように、即ち、給排紙部が作業用天板の裏面よりも高い位置になるように内蔵されている。これにより、作業用天板上で手作業がなされた印刷媒体をプリンタに供給したり、プリンタによる印刷がなされた印刷媒体を作業用天板上に排出することがスムーズになされる。
【0003】
プリンタ内蔵卓を使用していく上で、インクリボン等のサプライ品の交換や、詰まった通帳や伝票等の紙媒体を取り出すなどの保守が必要となる。保守作業を行うためには、通常使用時にプリンタ内蔵用卓に内蔵されているプリンタの必要箇所を、プリンタ内蔵用卓外に露出させるようにした保守構造が必要である。このような保守構造は、プリンタ内蔵卓に限らず、種々のユニット内蔵卓においても必要である。
【0004】
従来のプリンタ内蔵卓におけるプリンタの保守構造は、例えば、特許文献1に開示されている。
【0005】
図1は、特許文献1に開示されたものに類似したプリンタの保守構造を有するプリンタ内蔵卓を示す斜視図である。
【0006】
図1を参照すると、このプリンタ内蔵卓は、プリンタ内蔵用卓60と、プリンタ内蔵用卓60に内蔵されたプリンタ50aとを有している。プリンタ内蔵用卓60は、作業用天板61を備えている。作業用天板61は、プリンタ内蔵用卓60の本体に固定された天板片61aと、プリンタ内蔵用卓60の本体にスライド可能に取り付けられた天板片61bとから成っている。
【0007】
プリンタ内蔵用卓60において、プリンタ50aを保守する際には、作業用天板61の天板片61bを手前にスライドさせることによって天板片61aと天板片61bとを離間させてスペースを作り、さらに、プリンタ50aを手前にスライドさせることによってプリンタの保守に関わる箇所を前記スペース内に露出させる。
【0008】
このように、プリンタの保守を行うために、作業用天板の一部である天板片を可動に構成し、天板片を動かして作ったスペースにプリンタを露出させるようにした構造は、特許文献2にも開示されている。
【0009】
【特許文献1】実公平7−13546号公報
【特許文献2】特開平10−287020号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、特許文献1、特許文献2に開示された例をも含め、従来のユニット内蔵卓においては、ユニットの保守を行う際に作業用天板の一部を変位させるようになっているため、作業用天板上に普段置いている手作業に使う物等が作業用天板を動かすときに落下する虞があり、それらの物をユニットの保守に先立って別の場所に退避させておかねばならず、使い勝手が悪いという問題点があった。
【0011】
さらに、ユニットの保守を行う際には、作業用天板の一部を動かすことに加え、作業用天板の一部を動かすことによってできたスペース内に露出するようにユニットをも動かすようになっているため、作業用天板の一部とユニットとの両方を可動とした複雑な構造が必要であるし、ユーザは両方を動かさねばならないという二重の労力を強いられる。
【0012】
それ故、本発明の課題は、使い勝手がよく、簡素な構造であり、ユーザが強いられる労力が低いユニット内蔵用卓を提供することである。
【0013】
本発明の他の課題は、上記のようなユニット内蔵用卓にユニットを内蔵して成るユニット内蔵卓を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明によれば、作業用天板を備え、紙媒体に対するハードウエア的処理を行うユニットを該作業用天板下に内蔵可能なユニット内蔵用卓であって、前記ユニットは、前記作業用天板上に紙媒体を供給および排出するための給排紙部が前記作業用天板に形成された給排紙口内に露出するようにして内蔵されるユニット内蔵用卓において、前記給排紙部が前記作業用天板下に位置するように前記ユニットを降下した後に、該ユニットを手前にスライドするユニット引出構造を有することを特徴とするユニット内蔵用卓が得られる。
【0015】
尚、前記給排紙口を前記ユニットの前記給排紙部からの供排紙を妨げない状態で覆う給排紙口カバーを有していてもよい。
【0016】
本発明によるユニット内蔵用卓は、前記ユニットを上方に付勢する流体圧式スプリングをさらに有していてもよい。
【0017】
前記ユニットは、紙媒体に対するハードウエア的処理として、紙媒体に印刷を行う機能、紙媒体を画像スキャンする機能、紙媒体を用いてファクシミリ通信を行う機能、紙媒体をカッティング、パンチ、切り抜き、エンボス加工する機能、紙媒体を綴じる機能、ならびに紙媒体を寸断する機能のうちの少なくとも一機能をなすものであってもよい。とりわけ、前記ユニットは、紙媒体に印刷を行うプリンタであってもよい。
【0018】
本発明によればまた、前記ユニット内蔵用卓と、前記ユニットとを有することを特徴とするユニット内蔵卓が得られる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によるユニット内蔵用卓、ユニット内蔵卓は、使い勝手がよく、簡素な構造であり、ユーザが強いられる労力が低い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明によるユニット内蔵用卓は、作業用天板を備え、紙媒体に対するハードウエア的処理を行うユニットを作業用天板下に内蔵可能なユニット内蔵用卓である。ユニットは、作業用天板上に紙媒体を供給および排出するための給排紙部が作業用天板に形成された給排紙口内に露出するようにして内蔵されている。
【0021】
本発明においては特に、給排紙部が作業用天板下に位置するようにユニットを降下した後に、ユニットを手前にスライドするユニット引出構造を有している。
【0022】
本ユニット内蔵用卓は、ユニットの保守を行う際に作業用天板の一部を変位させる際に、作業用天板の一部を変位させる必要がない。このため、ユニットの保守を行う際に作業用天板の一部を変位させるようになっている従来のユニット内蔵用卓のように、作業用天板上に普段置いている手作業に使う物等が作業用天板を動かすときに落下するようなことがない。よって、それらの物をユニットの保守に先立って別の場所に退避させておく必要がなく、使い勝手がよい。
【0023】
また、従来のユニット内蔵用卓のように作業用天板の一部とユニットとの両方を可動とした複雑な構造は不要であるし、ユーザはユニットのみを動かせばよく、労力が軽減される。
【0024】
尚、本ユニット内蔵用卓は、給排紙口をユニットの給排紙部からの供排紙を妨げない状態で覆う給排紙口カバーを有していてもよい。給排紙口カバーを有することにより、ユニットが降下されている時であっても、作業用天板上に普段置いている物が給排紙口から落下することがない。
【0025】
また、ユニットを上方に付勢する流体圧式スプリングを有していてもよい。このように構成することにより、降下させていたユニットを軽い操作力で容易に上昇させて元に戻すことができる。
【0026】
さらに、ユニットは、紙媒体に対するハードウエア的処理として、紙媒体に印刷を行う機能、紙媒体を画像スキャンする機能、紙媒体を用いてファクシミリ通信を行う機能、紙媒体をカッティング、パンチ、切り抜き、エンボス加工する機能、紙媒体を綴じる機能、ならびに紙媒体を寸断する機能のうちの少なくとも一機能をなすものであればよい。
【0027】
本発明によればまた、上記のようなユニット内蔵用卓と、上記ユニットとを有するユニット内蔵卓が得られる。
【実施例】
【0028】
以下、図面を参照して、本発明の実施例によるユニット内蔵用卓ならびにユニット内蔵卓について説明する。
【0029】
図2は、本発明の実施例によるユニット内蔵卓としてのプリンタ内蔵卓の分解斜視図である。
【0030】
図2を参照すると、金融機関等において使用される本プリンタ内蔵卓は、ユニット内蔵用卓としてのプリンタ内蔵用卓10と、プリンタ内蔵用卓10に内蔵された、通帳や伝票等の紙媒体に対して印刷処理を行うユニットとしてのプリンタ50bとを有している。
【0031】
プリンタ内蔵用卓10は、作業用天板11を備え、プリンタ50bを作業用天板11下に内蔵可能なものである。プリンタ50bは、作業用天板11上に紙媒体を供給および排出するための給排紙部51が作業用天板11に形成された給排紙口内に露出するように、即ち、即ち、給排紙部51が作業用天板11の裏面よりも高い位置になるようにして内蔵される。
【0032】
本発明においては特に、給排紙部51が作業用天板11下に位置するようにプリンタ50bを降下した後に、プリンタ50bを手前にスライドする引出構造を有している。
【0033】
プリンタ内蔵用卓10はまた、作業用天板11に形成された給排紙口をプリンタ50bの給排紙部51からの供排紙を妨げない状態で覆う給排紙口カバー12を有している。
【0034】
以下、本実施例におけるプリンタの引出構造について詳しく説明する。
【0035】
プリンタ内蔵用卓10の左側板の内側面には切欠14が形成されており、そこにロックピン31が固定されている。また、後方には、スライドストッパ30が固定されている。作業用天板11に形成された給排紙口には、給排紙口カバー12が取り付けられている。
【0036】
プリンタ内蔵用卓10は、リンクシャフト21と、略L字状の操作レバー24に固定されているレバースタッド28に取付部52および53で保持される。
【0037】
リンクシャフト21は、ベースシャフト20で回動可能にベース16に取り付けられたフロアリンク18に組み込まれており、流体圧式スプリングとしてのガススプリング22によって上方に付勢されている。
【0038】
ストッパスタッド19は、フロアリンク18に圧入されている。
【0039】
リンクシャフト21の端にはロッド23が回動可能に組みつけられており、操作レバー24と連結されている。
【0040】
操作レバー24は、ベース16と一体構造のベースサイド17に回動可能に取り付けられている。操作レバー24の取手部分には、ロックラッチ26と、ロックラッチ26と連動するロックレバー25とが取り付けられている。
【0041】
また、ベースサイド17には、操作レバー24の回転を規制するレバーストッパーピン29が圧入され、操作レバー24のストッパであるレバーストッパ27が図示しないスプリングによって矢印c方向に回転するように取り付けられている。
【0042】
レバーストッパ27は、ベースサイド17の穴から飛び出して切欠14に接触するようになっている。
【0043】
ベース16およびベースサイド17の両側にはスライドレール15が取り付けられており、スライドレール15のアウター側はプリンタ内蔵用卓10に取り付けられることで、ベース16およびベースサイド17は前後にスライド可能となる。
【0044】
次に、図2ならびに図3〜図10を参照して、動作保守の際にプリンタ50bを引き出す動作を説明する。
【0045】
図3は、通常稼動時(通常使用時)の本プリンタ内蔵卓の内部を透視的に示した側面図であり、図4および図5は、図3と同じ状態時の本プリンタ内蔵卓の斜視図および仮想的に天板を取り除いて示した斜視図である。
【0046】
図3〜図5を参照すると、通常稼動時には、プリンタ50bは上昇された位置にあり、その給排紙部51は作業用天板11に形成された給排紙口内に露出している。即ち、給排紙部51は、作業用天板11の上面よりも高い位置にあり、給排紙口カバー12の凹状の内側面に入り込んでいる位置している。
【0047】
尚、このようにプリンタ50bが上昇した状態では、操作レバー24に取り付けられたロックラッチ26がプリンタ内蔵用卓10のロックピン31でロックされているため、操作レバー24を不用意に引き上げることができないようになっている。プリンタ50bが上昇した状態ではまた、ストッパスタッド19がスライドストッパ30の上面より低い位置になるため、ロックレバー25を引いてロックラッチ26をロックピン31から解除しても、ベース16およびベースサイド17をスライドさせることはできない。即ち、プリンタ50bは、一端下降されなければ引き出しができないようになっており、通常使用時に誤って引き出してしまうことが防止される。
【0048】
図6は、プリンタ50bの引出動作の第1段階にある本プリンタ内蔵卓の内部を透視的に示した側面図であり、図7および図8は、図6と同じ状態時の本プリンタ内蔵卓の斜視図および仮想的に天板を取り除いて示した斜視図である。
【0049】
図6〜図8を参照すると、この引出動作の第1段階では、操作レバー24を引き上げることによってプリンタ50bが降下した状態にある。
【0050】
より詳しくは、ロックレバー25を引いてロックラッチ26をロックピン31から解除すると、ベースサイド17に固定されているレバーストッパーピン29に当たるまで操作レバー24を引き上げることができる。
【0051】
この状態で操作レバー24を引き上げると、ロッド23で連結されたフロアリンク18が回転し、プリンタ50bが降下しながら手前に回転する。プリンタ50bが下降すると、その給排紙部51は作業用天板11の下面よりも低い位置になる。
【0052】
プリンタ50bが降下した状態になると、フロアリンク18に固定されたストッパスタッドがスライドストッパ30の上面より高い位置になるため、操作レバー24を引っ張ることでベース16とベースサイド17をスライドさせることができる。
【0053】
操作レバー24をレバーストッパーピン29に当たるまで引いた位置では、リンクシャフト21とレバースタッド28、および操作レバー24の取り付け位置がほぼ一直線になるため、ガススプリング22(図2に示す)の力が無効化され、プリンタ50bが降下した位置で停止できる。
【0054】
プリンタ50bと給排紙口カバー12は分離してあるため、プリンタ50bが降下しても給排紙口カバー12は作業用天板11に残る。
【0055】
図9は、プリンタ50bの引出動作の第2段階にある本プリンタ内蔵卓の内部を透視的に示した側面図であり、図10は、図9と同じ状態時の本プリンタ内蔵卓の斜視図である。
【0056】
図9および図10を参照すると、この引出動作の第2段階では、操作レバー24を手前に引っ張ることによってプリンタ50bが手前に引き出された状態にある。
【0057】
より詳しくは、ベースサイド17を引き出すと、プリンタ内蔵用卓10の切欠14で押されて下がっていたレバーストッパ27が回転し、レバースタッド8の部分をロックする。このため、プリンタ50bを引き出した状態では操作レバー24を押し込めなくなり保守時に誤ってプリンタ50bを上昇させてしまうことを防止する。レバーストッパ27は図4の位置までベースサイド17を押し込むと、プリンタ内蔵用卓10の切欠14に押されてロックが解除される。
【0058】
以上のようにして、プリンタ50bは、ユーザに対して露出され、保守、点検、交換等が可能になる。尚、保守、点検、交換等が終わって再び格納する際には、引き出しの場合と同様に操作レバー24とロックレバー25とを操作して、引き戻した後に、上昇させる。
【産業上の利用可能性】
【0059】
以上説明した実施例に限定されることなく、本発明は、当該特許請求の範囲に記載された技術範囲内であれば、種々の変形が可能であることは云うまでもない。このことは、本発明が適用される用途についても、同様である。例えば、本発明は、プリンタを内蔵可能なプリンタ内蔵用卓ならびにプリンタを内蔵したプリンタ内蔵卓に限らず、紙媒体に対するハードウエア的処理として、紙媒体に印字、コーティング、押印を含む印刷を行う機能、紙媒体を画像スキャンする機能、紙媒体を用いてファクシミリ通信を行う機能、紙媒体をカッティング、パンチ、切り抜き、エンボス加工する機能、紙媒体を綴じる機能、ならびに紙媒体を寸断する機能のいずれか単機能、あるいは、いずれか二機能以上を組み合わせた複数機能をなすプリンタを内蔵可能なプリンタ内蔵用卓ならびにこのようなプリンタを内蔵したプリンタ内蔵卓に対しても、適用可能である。また、紙媒体に限らず、プラスチックや金属から成るカードや板状バルク等のハードウエア的媒体(換言すれば、ハードウエア処理を行う対象物)に対してハードウエア的処理を行うプリンタを内蔵可能なプリンタ内蔵用卓ならびにこのようなプリンタを内蔵したプリンタ内蔵卓に対しても、適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】従来のプリンタ内蔵卓を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例によるプリンタ内蔵卓を示す分解斜視図である。
【図3】図2に示したプリンタ内蔵卓の動作を説明するための図であり、通常稼動時のプリンタ内蔵卓の内部を透視的に示した側面図である。
【図4】図3と同じ状態のプリンタ内蔵卓の斜視図である。
【図5】図3と同じ状態のプリンタ内蔵卓を仮想的に天板を取り除いて示した斜視図である。
【図6】図2に示したプリンタ内蔵卓の動作を説明するための図であり、第1段階の引き出し動作時のプリンタ内蔵卓の内部を透視的に示した側面図である。
【図7】図6と同じ状態のプリンタ内蔵卓の斜視図である。
【図8】図6と同じ状態のプリンタ内蔵卓を仮想的に天板を取り除いて示した斜視図である。
【図9】図2に示したプリンタ内蔵卓の動作を説明するための図であり、第2段階の引き出し動作時のプリンタ内蔵卓の内部を透視的に示した側面図である。
【図10】図9と同じ状態のプリンタ内蔵卓の斜視図である。
【符号の説明】
【0061】
10、60 プリンタ内蔵用卓
11、61 作業用天板
12 給排紙口カバー
14 切欠
15 スライドレール
16 ベース
17 ベースサイド
18 フロアリンク
19 ストッパスタッド
20 ベースシャフト
21 リンクシャフト
22 ガススプリング
23 ロッド
24 操作レバー
25 ロックレバー
26 ロックラッチ
27 レバーストッパ
28 レバースタッド
29 レバーストッパーピン
30 スライドストッパ
31 ロックピン
50a、50b プリンタ
51 給排紙部
52、53 取付部
61a、61b 天板片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業用天板を備え、紙媒体に対するハードウエア的処理を行うユニットを該作業用天板下に内蔵可能なユニット内蔵用卓であって、前記ユニットは、前記作業用天板上に紙媒体を供給および排出するための給排紙部が前記作業用天板に形成された給排紙口内に露出するようにして内蔵されるユニット内蔵用卓において、
前記給排紙部が前記作業用天板下に位置するように前記ユニットを降下した後に、該ユニットを手前にスライドするユニット引出構造を有することを特徴とするユニット内蔵用卓。
【請求項2】
前記給排紙口を前記ユニットの前記給排紙部からの供排紙を妨げない状態で覆う給排紙口カバーを有する請求項1に記載のユニット内蔵用卓。
【請求項3】
前記ユニットを上方に付勢する流体圧式スプリングを有する請求項1または2に記載のユニット内蔵用卓。
【請求項4】
前記ユニットは、紙媒体に対するハードウエア的処理として、紙媒体に印刷を行う機能、紙媒体を画像スキャンする機能、紙媒体を用いてファクシミリ通信を行う機能、紙媒体をカッティング、パンチ、切り抜き、エンボス加工する機能、紙媒体を綴じる機能、ならびに紙媒体を寸断する機能のうちの少なくとも一機能をなすものである請求項1乃至3のいずれか1つに記載のユニット内蔵用卓。
【請求項5】
前記ユニットは、紙媒体に印刷を行うプリンタである請求項1乃至3のいずれか1つに記載のユニット内蔵用卓。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1つに記載の前記ユニット内蔵用卓と、前記ユニットとを有することを特徴とするユニット内蔵卓。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2008−143069(P2008−143069A)
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−334054(P2006−334054)
【出願日】平成18年12月12日(2006.12.12)
【出願人】(000168285)エヌイーシーコンピュータテクノ株式会社 (572)
【Fターム(参考)】