説明

ユーザと双方向システムとの間の双方向交信を管理するためのシステムと方法

携帯電話のユーザと他の通信デバイスのユーザとの双方向交信を管理するための、公衆および私的デジタルディスプレイシステムおよび他の双方向デジタルデバイスおよびシステムを備えるスケーラブルなシステムを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信デバイスとのデバイスおよびシステムの双方向制御を提供するシステムと方法に関し、特に、複数の双方向システムのそのような双方向制御をマルチユーザ環境において提供するスケーラブルなシステムと方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最新のメディア世界において、家庭内および家庭外のメディアは共に、旧来の静的な広告板に代わり、デジタルサイネージ(例えば、映像ディスプレイ)およびウェブベースの広告を基盤とするものが増えてきているという理由でますます高度になりつつある。しかしながら、デジタルビデオの広告としても知られるこれらの映像ディスプレイには、その前身の静的な広告板も抱えていた、双方向式ではない、という問題点がある。
【0003】
看板を双方向式にすることはこれまでにも目指してはいるが、先行システムの設計における固有の欠陥に起因して多くは失敗している。先行システムは、モバイルデバイスへのソフトウェアダウンロードに依存していて、これは、そのデバイスが第三者のソフトウェアをダウンロードして実行する能力を有することを要求する。例えば安価な携帯電話等のモバイルデバイスの中には、単純にこのような能力のないものがある。このような能力を有するハイエンド携帯電話およびスマートホン等の他のモバイルデバイスでもやはり、そのデバイス用にカスタマイズされたある種の第三者ソフトウェアを必要とする。また、モバイルデバイスには何百もの機種が存在し、それらが絶えず変化し続けていることから、個々の機種に合わせたソフトウェアを書くことは終わりのない作業である。先行システムに必要な別の要件は、データ送信に使用できる通信チャネルを提供するBluetooth(登録商標)またはIEEE802.11(Wi−Fi)との互換性であった。この場合もやはり、多くのモバイルデバイスはこれらの能力を持たず、故に、これらの従来のシステムと双方向交信することができない。
【0004】
米国特許第7,450,954号に「ロケーションベースの双方向コンテンツのためのシステムと方法」と題して記述されている1つの従来のシステムは、公共のロケーションでディスプレイ画面を見ているユーザがSMSメッセージおよび音声メッセージを携帯電話から集中化されたコンテンツサーバへ送ることを可能にする。このコンテンツサーバへは、唯一の識別子(例えば、電話番号またはSMS短縮コード)を有する複数の「ロケーションベースのディスプレイ」が接続され、その各々は、ユーザの入力を記録しかつこれに応えて対応するデジタルディスプレイを修正するハードウェアおよびソフトウェアを含むコンテンツサーバ内の専用の通信管理コンソールによって管理される。このシステムは、コンテンツサーバ内に、各ディスプレイ画面用のコンテンツを生成するコンテンツ管理モジュールも含む。このシステムの1つの重大な欠点は、集中化されたコンテンツサーバに課される負荷が膨大であり、ユーザ数およびディスプレイ数が増加するにつれてスケーリングおよびロードバランシングが極めて困難となることにある。このシステムの別の欠点は、これが最低でも、モバイルデバイスにおけるSMSケイパビリティを要求することにある。旧式の携帯電話には、SMS能力がない場合がある。さらに、ユーザによっては、そのモバイルデバイスにこうしたケイパビリティが備わっていてもSMSメッセージの送信の仕方を知らない場合もある。
【0005】
国際公開第WO2004/004857号公報に「モバイルデバイスを使用して双方向ゲームをプレイするためのシステムと方法」と題して記述されている別の従来のシステムは、モバイルデバイスのユーザがゲームディスプレイ上で調整されたゲームをプレイできるようにする集中化されたゲームサーバを提供する。このシステムは、先に述べた欠点のうちの1つによって損なわれている。即ち、このシステムは、モバイルデバイス相手の送受信の管理、ゲームソフトウェアの実行およびゲームディスプレイの管理というタスクが全て集中化サーバによって負担されるという理由で容易にはスケーリングしない。
【0006】
国際公開第WO2006/052837号公報に「双方向マーケティングのためのシステムと方法」と題して記述されているさらに別の従来のシステムは、プロキシゲートウェイを使用して、2つの異なるネットワークを接続することによりモバイルデバイスのユーザを双方向ディスプレイへ接続する。このシステムは、双方向ディスプレイへローカル接続されたコンピュータ上で実行される専用のソフトウェア(コンテンツマネージャおよびクライアントロケーションタガー)を必要とする。
【0007】
また、上述のシステムは全て双方向ディスプレイの制御に限定されるものでもあり、他のデジタルデバイスまたは双方向システムの制御に対応していない。図1は、これらの従来のシステムの一般的構造を示しているが、ユーザのデバイスとローカルディスプレイとの間の双方向性はネットワーク上でリモートコンテンツサーバによって管理されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】米国特許第7,450,954号明細書
【特許文献2】国際公開第WO2004/004857号公報パンフレット
【特許文献3】国際公開第WO2006/052837号公報パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の一実施形態による方法は、通信デバイスから第1のネットワーク接続を介して入力データを受信することであって、前記入力データはユーザと双方向システムとの双方向交信から生じることと、前記入力データをアプリケーション用コマンドに変換することであって、前記アプリケーションは前記双方向システムへローカル接続されていて前記双方向システムを制御するように構成されることと、前記コマンドをコマンドサーバから前記アプリケーションへコマンドインタフェースへの第2のネットワーク接続を介して送信することであって、前記コマンドインタフェースは前記アプリケーションを制御するように構成されること、とを含む。一実施形態では、前記アプリケーションおよび前記コマンドインタフェースは、双方向デバイスと共に前記双方向システムを備える場合のあるローカルコントローラ上に存在してもよい。
【0010】
本発明の一実施形態によるシステムは、通信デバイスから第1のネットワークを介してコールデータを受信するように構成される幾つかのコールサーバであって、前記コールデータは双方向システムとのユーザの双方向交信を表しかつ前記幾つかのコールサーバは動的なコール負荷および前記幾つかのコールサーバへ結合されるデータ変換器を管理するためにスケーラブルである幾つかのコールサーバと、前記幾つかのコールサーバへ結合されるデータ変換器であって、前記データ変換器はコールデータをアプリケーション用のコマンドに変換するように構成され、前記アプリケーションは双方向システムへローカル接続されかつ前記双方向システムを制御するように構成されるデータ変換器と、前記データ変換器へ結合されるコマンドサーバであって、前記コマンドサーバは前記コマンドを第2のネットワーク接続を介してコマンドインタフェースへ送信するように構成され、前記コマンドインタフェースは前記アプリケーションを制御するように構成されるコマンドサーバとを含む。また本システムは、第1のネットワークからコールデータを受信しかつこのコールデータをコールサーバへ配信するための、前記コールサーバへ結合されるロードバランサも含んでもよい。一実施形態において、双方向システムはローカルコントローラと双方向デバイスとを含み、かつ前記ローカルコントローラはアプリケーションとコマンドインタフェースとを含む。
【0011】
本発明の実施形態は、コンピュータによって読み取られると前述の方法を実行するオペレーションを実行するように前記コンピュータに指示する命令を有するコンピュータ読取り可能媒体も含む。
【0012】
本発明の一実施形態は、ユーザが双方向デバイスとして例えば携帯電話等の電話を使用することにより双方向のディスプレイ、デバイスおよびシステムと双方向交信できるようにするシステムである。
【0013】
一実施形態において、ユーザは、電話上のキーパッドまたはマイクロホンを使用して入力を本発明のシステムへ送信することができる。次に本システムは、この入力を捕捉しかつ処理して、ディスプレイまたは物理的デバイス上で実行する視覚的アプリケーションを含む、異なるタイプの双方向の経験のためにこの入力を使用する。
【0014】
本発明のシステムは、自動音声応答(IVR)システムとは異なる。IVRシステムの場合、ユーザは電話音声チャネル内に閉じ込められたままでいることしかできない。本発明のシステムはこれほど限定されたものではなく、任意のアプリケーション、システムおよびデバイスの音声制御を許可する。
【0015】
一実施形態において、ユーザによるシステムとの双方向交信の間、または後に、本発明のシステムは様々な方法を使用してそのユーザに接触することができる。ユーザの通信デバイスが移動電話である場合、本システムは自動応答音声を発信しても、テキストまたは例えばSMSおよびMMSメッセージ等のマルチメディアメッセージを送信してもよい。これらのメッセージはユーザの双方向経験に関連づけられたものであってもよく、ユーザのロケーションまたは人口統計学を標的とするその移動電話用のダウンロード可能なコンテンツをユーザへ提供することができる。ユーザの通信デバイスが、例えばデスクトップまたはラップトップコンピュータ等のコンピュータである場合、本システムはさらに、プロダクトおよびサービスを提供する場合のあるウェブページまたはウェブページへのリンクをその双方向経験に関連づけられるユーザへ、またはユーザのロケーションまたは人口統計学に関連づけられるユーザへ送信してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明を添付の図面における諸図において、限定ではなく例示として説明する。
【図1】従来のシステムのアーキテクチャを示す。
【図2】本発明のシステムの一実施形態を示す全体的なブロック図である。
【図3】本発明のシステムの例示的な一実施形態を示す。
【図4】本発明のシステムの代替的な一実施形態を示す。
【図5】本発明のシステムの別の代替的実施形態を示す。
【図6】本発明の一実施形態による方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態におけるシステムの例示的なアーキテクチャを示す機能ブロック図である。
【図8】本発明の一実施形態によるコンピュータシステムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下の説明では、本発明の完全な理解を促すために、特有のシステム、言語、コンポーネント、他の例等の幾つかの特有の詳細について記述する。しかしながら、当業者には、本発明を実施するためにこれらの特有の詳細を使用する必要はないことが明らかであろう。他の例において、周知の物質または方法に関しては、本発明を不必要に分かりにくくすることを避けるために詳細な説明を省いている。
【0018】
本発明は、後述するオペレーションを含む。本発明のこれらのオペレーションはコンピュータ実行可能命令において具現されてもよく、これらの命令は、これらの命令でプログラムされる汎用または専用プロセッサにこれらのオペレーションを実行させるために使用されてもよい。或いは、これらのオペレーションはハードウェアとソフトウェアとの組合せによって実行されてもよい。
【0019】
本発明は、命令を格納しているコンピュータ読取り可能記憶媒体を含む場合のあるコンピュータプログラムプロダクトまたはソフトウェアとして提供されてもよく、前記命令は、本発明によるプロセスを実行するためのコンピュータシステム(または他の電子デバイス)をプログラムするために使用されてもよい。コンピュータ読取り可能記憶媒体は、情報をコンピュータによる読み取りが可能な形式(例えば、ソフトウェア、プロセシングアプリケーション)で格納または送信するための任意のメカニズムを含む。コンピュータ読取り可能媒体には、磁気記憶媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスケット)、光記憶媒体(例えば、CD−ROM)、光磁気記憶媒体、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、消去可能なプログラム可能メモリ(例えば、EPROMおよびEEPROM)、フラッシュメモリまたは電子命令を格納することに適する他のタイプの媒体が含まれてもよいが、これらに限定されない。
【0020】
以下の説明における幾つかの部分は、メモリ内に格納されかつプロセッサによって動作されてもよいデータビットに基づくオペレーションのアルゴリズムおよびシンボル表現に関連して提示する。これらのアルゴリズム記述および表現は、当業者によってその作業を効果的に伝達するために使用される手段である。1つのアルゴリズムは、概して、所望される結果に繋がる自己無撞着な活動シーケンスであると考えられている。前記活動は、量の操作を必要とする活動である。必然ではないが通常、これらの量は、格納、転送、結合、比較およびその他操作されることが可能な電気信号または磁気信号の形式をとる。これらの信号をビット、値、エレメント、シンボル、文字、用語、数字、パラメータ等として言及することは、主に一般的用法であるという理由から時として便利であることが分かっている。
【0021】
本明細書において、本発明は、代替的な実施形態、エレメント、コンポーネント等のリストとして記述される場合がある。これらのリストは、排他的ではなく、包含的であることが意図されたものである。具体的には、接続詞「または」は、ORブール関数として解釈されるべきである。例えば、リストAまたはBは、Aのみ、またはBのみ、およびAとBの双方、を意味する。さらに、リスト「1つまたはそれ以上のAおよびB」は、1つまたはそれ以上のA、1つまたはそれ以上のB、またはAおよびB双方の1つまたはそれ以上、を意味する。
【0022】
図2は、本発明のシステムの一実施形態200を示す全体ブロック図である。図2において、通信デバイス201はネットワーク203を介してコール取込みシステム202へ接続され、ネットワーク203は、例えば公衆交換電話網、インターネットまたは技術上既知である他のタイプのパケット交換ネットワークであってもよい。通信デバイス201はネットワーク203へ直に接続されても、セルラネットワーク、IEEE802.11(Wi−Fi)ネットワーク、ブルートゥースネットワーク等の別のネットワーク(図示なし)を介して間接的に接続されてもよい。通信デバイス201は、例えば、移動電話、固定式または移動式のコンピュータシステムまたは例えばDTMFトーン、音声データ、SMSメッセージおよびMMSメッセージ等のデータを生成できる類似の通信デバイスであってもよい。コール取込みシステム202はコールデータをコマンドに変換してもよく、これらのコマンドは、コマンドサーバ204によりネットワーク206を介して双方向システム205へ送達される。ネットワーク206は、ネットワーク203と同じものであっても、異なるネットワークであってもよい。双方向システムは、コントローラと、通信デバイス201のユーザと双方向交信するように構成される双方向デバイスとを含んでもよい。コントローラは、双方向デバイスを局所的に制御するために、コマンドサーバからコマンドを受信するためのコマンドインタフェース(図示なし)を有するアプリケーションを含む。コンテンツを集中化されたコンテンツサーバから双方向デバイスへ供給する従来のシステムに対して、本発明のシステムではコンテンツは全て双方向システムにおけるアプリケーション内に存在してコマンドのみがコマンドサーバによって供給され、システム負荷および帯域幅要件が低減される。
【0023】
図3は、本発明の一実施形態による例示的なシステム300を示す。システム300は、通信デバイス201としての移動電話301の使用および第1のネットワーク(例えば、ネットワーク203)の1つのコンポーネントとしてのセルラサービスプロバイダ302の使用を示している。第1のネットワークの他のコンポーネントには、公衆交換電話網(PSTN)303、VoIPサービスプロバイダ304およびインターネット305が含まれてもよく、移動電話301とデータセンタ306との間の通信経路は、例えばアナログまたはDSL PSTN線路またはTCP/IP線路を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0024】
データセンタ306は、集中化されても、分散されてもよい。即ち、データセンタ306の全てのコンポーネントは一緒に置かれても、異なるロケーションに位置づけされて互いにネットワークで結ばれてもよい。データセンタ306は、通信デバイス301等の通信デバイスから第1のネットワーク203を介してコールデータを受信するように構成される幾つかのコールサーバ307を含んでもよく、前記コールデータは、ユーザ308と双方向システム205との双方向交信を表す。コールサーバ307の数は、動的なコール負荷を管理すべくスケーラブルであってもよい。またデータセンタ306は、コールサーバへ結合される1つまたは複数のデータ変換器309も含んでもよく、データ変換器は、コールデータを双方向システム205内で実行されるアプリケーション310のためのコマンドへ変換するように構成される。アプリケーション310は双方向システム205へローカル接続され、かつ双方向システム205を制御するように構成される。またデータセンタ306は、データ変換器309へ結合される1つまたは複数のコマンドサーバ311も含む。コマンドサーバ311はコマンドを第2のネットワーク接続312(ここでは便宜上、1つのインターネット接続として示されている)を介してコマンドインタフェース313へ送信するように構成され、コマンドインタフェース313はアプリケーション310を制御するように構成される。
【0025】
実施形態によっては、データセンタはコールサーバ307と結合されるロードバランサ314を含んでもよく、ロードバランサ314は、第1のネットワーク203からコールデータを受信しかつこのコールデータをコールサーバ307へ配信するように構成される。図3において、双方向システム205は、ローカルコントローラ315内の前述のアプリケーション310およびコマンドインタフェース313と、双方向デバイス316とを含み、双方向デバイス316は任意の電気的、機械的または電気機械的なデバイスであってもよい。ローカルコントローラ315は、図8に示すようなバス806上で相互接続されるマイクロプロセッサ801、メモリ802、データ格納デバイス803、ネットワークインタフェース804およびディスプレイインタフェース805を有するコンピュータ800等の汎用または専用コンピュータであってもよい。
【0026】
またデータセンタ306は、データ変換器309と結合されるデータロガ317も含んでもよい。データロガ317は、後述するように、ユーザ双方向交信およびユーザ双方向交信に関連づけられるメタデータを格納するように構成されてもよい。またデータセンタ306は、コマンドサーバおよびデータロガへ結合される応答および報告(R&R)モジュール318も含んでもよく、R&Rモジュール318は、ユーザ双方向交信およびユーザ双方向交信に関連づけられるメタデータを基礎としてユーザに対するカスタム応答を発生しかつユーザ双方向交信に対する課金データを発生するように構成されてもよい。
【0027】
一実施形態において、双方向システム205内の双方向デバイス316はビデオディスプレイを備え、コマンドサーバ311は、このビデオディスプレイをユーザに対して識別するためにアプリケーション310へ識別データを送信するように構成される。ビデオディスプレイは、双方向システム205との双方向交信を開始させるために、ユーザに電話番号またはSMSショートコードをコールさせる勧誘を表示する。一実施形態において、この電話番号またはSMSショートコードは利用可能な番号およびコードのプールから選択され、かつシステムは、識別データをビデオディスプレイへ送信する前に電話番号またはSMSショートコードの有効性を試験するようにプログラムされる。
【0028】
一実施形態において、アプリケーション310は、コマンドサーバ311からのコマンドに応答してユーザのためのアバタを生成し、かつこのアバタを双方向ゲームにおいて使用するためにビデオディスプレイ上に表示するように構成される。アバタは、例えばユーザの電話番号の一部、ユーザの画像またはユーザの声の記録であってもよい。後に詳述するように、複数のユーザから成るチームが一緒に動作してゲームをする一実施形態では、アプリケーション310は、ビデオディスプレイ上に1つのアバタを表示して幾人かのユーザを1つのチームとして表現するように構成されてもよい。アプリケーション310は、アバタを双方向ゲームにおいてビデオディスプレイ上に表示し、かつ1名または複数のユーザからのキー押しおよび音声コマンドに応答してアバタを制御するように構成されてもよい。
【0029】
一実施形態において、キー押しは、通信デバイス上に各々アバタの上、左、右および下動作を制御するためのキー配列2−4−6−8を備え、キー5はアクションキーとして機能する。さらに、通信デバイス上のキー配列1−3−7−9は各々、アバタの左上、右上、左下および右下の対角動作を制御するために動作してもよい。またユーザは、複数ページのビデオディスプレイにおけるページへの誘導を、例えば「*」キーを使用して次のページへ、かつ「#」キーを使用して前のページへと移ってもよい。また、通信デバイスが完全なQWERTYキーボードを持たない場合、前記アプリケーションは、ユーザのマルチタップのキー押しをビデオディスプレイ上でテキストメッセージに変換するように構成されてもよい。
【0030】
一実施形態において、データロガ317はさらに、ユーザの識別番号(例えば、電話番号)に関連づけられるデータログを保持するように構成されてもよく、かつR&R318プロセッサはさらに、ユーザに関連づけられるデータを基礎として前記ユーザへのカスタムオーディオまたはビデオフィードバックを発生するように構成される。一実施形態において、前記カスタムオーディオまたはビデオフィードバックは、ユーザの通信デバイス301を介してユーザへ、例えばテキストメッセージ、オーディオメッセージおよびピクチャまたはビデオとして送達されることが可能である。或いは、カスタムオーディオまたはビデオは、アプリケーション310によりコマンドサーバ311からのコマンドを基礎として局所的に発生されてもよい。
【0031】
一実施形態において、アプリケーション310は、同じまたは異なるロケーションにおける複数のユーザを包含する集合的な描画ゲームであってもよく、カスタムビデオのフィードバックは、各ユーザの通信デバイス301へ配信された共同壁紙であってもよい。別の実施形態において、アプリケーション310は集合的な作曲であってもよく、カスタムオーディオのフィードバックは各ユーザの通信デバイス301へ配信された共同のリングトーンであってもよい。
【0032】
一実施形態において、双方向デバイス316はコールイン電話番号またはSMSショートコードを表示する静的なシグネージであってもよく、ユーザは、そのサインによって前記電話番号またはSMSショートコードをコールするように勧誘されてもよい。そのコールが受信されると、R&Rプロセッサ318はそのユーザを識別して前記コールイン電話番号またはSMSショートコードへのユーザのコールを計数し、かつこの計数が予め決められたしきい値に達するとユーザにロイヤルティに対する報奨を出すように構成されてもよい。ユーザに報奨を出すために、R&Rプロセッサ318は、ユーザの通信デバイス301へ直接コールし、ユーザに報奨メッセージおよび報奨コードを配信し、報奨達成エージェントへ直接コールし、報奨達成エージェントに報奨コードを提供し、ユーザを報奨達成エージェントへ転送しかつ報奨コードを検証するように構成されてもよい。報奨コードを検証するためには、R&Rプロセッサ318は、ユーザに報奨コードを問い合わせ、指定されたウェブサイトへログインしかつ前記報奨コードおよびユーザの電話番号を入力するように構成されてもよい。
【0033】
他の実施形態において、双方向システム205はゲームアプリケーションを実行するセットトップボックス(STB)、パーソナルコンピュータ(PC)またはゲームコンソールであってもよく、複数のユーザは、双方向システム205からセルラ接続を介してデータセンタ306へ接続されかつデータセンタ306からケーブル、DSLおよび/またはWi−Fi接続を介して双方向システム205へ接続される複数の移動電話を使用してSTB、PCまたはゲームコンソールを制御する。
【0034】
さらに他の実施形態において、双方向システム205は電気的、機械的または電気機械的なシステムであってもよく、アプリケーション310は、通信デバイス301からのコマンドに応答して双方向システム205を制御するように構成される。特に、一実施形態において、双方向システム205は電気システム、冷暖房システム、セキュリティシステム等のシステムを有する住居用または商業用建物であってもよく、これらのシステムは、本発明によるシステムを有する通信デバイス301を介して双方向交信的に制御される。
【0035】
一実施形態では、図3に示すように、システム300は、(例えば、2つの異なるスポーツ会場で)第1のロケーションにおける第1のディスプレイと、第2のロケーションにおける第2のディスプレイとを含む2つ(またはそれ以上)の双方向システム205を含んでもよく、第1のアプリケーション310は、第1のロケーションにおけるユーザを勧誘して移動電話、音声使用、SMSメッセージングまたはeメールによって双方向ゲームに登録させるように構成され、かつ第2のアプリケーション310は、第2のロケーションにおけるユーザを勧誘して同じ方法で双方向ゲームに登録させるように構成される。R&Rプロセッサ318は、双方向ゲームをプレイする第1のロケーションにおける第1の集団のユーザおよび第2のロケーションにおける第2の集団のユーザを、その双方向ゲームをプレイすることを登録している第1および第2のロケーションにおけるユーザから選択するように構成されてもよい。またR&Rプロセッサ318は、第1のロケーションにおけるユーザに双方向ゲームへ参加するための第1のアクセス電話番号またはコードを提供し、かつ第2のロケーションにおけるユーザに第2のアクセス電話番号またはコードを提供してもよい。第1および第2のアプリケーション310は、第1の集団のユーザおよび第2の集団のユーザのアバタを第1および第2のディスプレイの双方に表示するように構成されてもよく、第1の集団のユーザおよび第2の集団のユーザはその双方向ゲームに参加することが可能となる。
【0036】
一実施形態において、双方向システム205は通信デバイス301へのブルートゥース接続を有するブルートゥース対応プレイデバイスを含んでもよく、前記プレイデバイスは、通信デバイス301上のキー打ちにより発生されるDTMF信号を検出してこのDTMF信号を第2のネットワーク接続206上のバックチャネルを介してデータセンタ306へ送信するように構成される。データセンタ306において、DTMF信号は、データ変換器309によってコマンドに翻訳されかつコマンドサーバ311により第2のネットワーク接続206上で双方向システム205へ送信されることが可能であり、アプリケーション310がこのコマンドを実行する。
【0037】
一実施形態において、双方向デバイス205は、メータの読取り値に対応するDTMFトーンを通信デバイス301へ送信するように構成されるブルートゥース対応ユーティリティメータを備え、前記通信デバイス301はこのDTMFトーンを第1のネットワーク接続203を介してデータ変換器309へ送るように構成され、データ変換器309はDTMFトーンをメータ読取り値に翻訳するように構成されかつR&Rプロセッサ318はこのメータ読取り値を課金アプリケーション(図示なし)へ送信するように構成される。
【0038】
一実施形態において、アプリケーション310は双方向マルチユーザゲームであってもよく、ユーザへのカスタムオーディオまたはビデオフィードバックは双方向ゲームの関連製品を販売するオファーを含んでもよい。双方向マルチユーザゲームの例には、歌唱力採点ゲーム、トリビアゲーム、じゃんけんゲーム、音声指令式競馬ゲーム、スペースインベーダ型ゲーム、音声指令式カーレースゲーム、トランプゲーム、写真比較ゲーム、記憶当てゲーム等が含まれる。一実施形態において、前記アプリケーションは曲名当てゲームであってもよく、ユーザは通信デバイス301上の歌を聴き、この双方向システムのビデオディスプレイ上に表示される選択肢から複数選択肢選択を行う。
【0039】
別の実施形態において、アプリケーション310は双方向システム205上の複数人物によるカラオケアプリケーションであることも可能であり、アプリケーション310は、双方向システム205上に複数のユーザからの結合されたオーディオ出力を再生するように構成される。
【0040】
別の実施形態において、双方向システム205はウェブページ内にバナー広告を表示してもよく、アプリケーション310はバナー広告に電話番号を表示するように構成される。コールサーバ307は、バナー広告を視るユーザから電話コールを受けるように構成されてもよい。R&Rプロセッサ318は、ユーザの通信デバイス301のロケーションから(例えば、GPS座標または携帯電話のサイト番号によって)、または双方向システム205に関連づけられるジオロケーションタグからユーザの地理的位置を確立するように構成されてもよい。またR&Rプロセッサ318は、電話コールを、ユーザの地理的位置の指定された距離内に位置づけられるベンダへ方向づけるように構成されてもよい。
【0041】
一実施形態において、双方向デバイス316は会議に位置づけられるビデオディスプレイであってもよく、アプリケーション310は、会議セッションが開始されると第1の確定コードを表示し、かつ会議セッションが終了すると第2の確定コードを表示するように構成される。コールサーバ307は、セッションに参加しているユーザから前記第1の確定コードおよび第2の確定コードを受信するように構成されてもよく、R&Rプロセッサ318は会議セッションにおけるユーザの参加を確定するように構成されてもよい。
【0042】
一実施形態において、アプリケーション310はビデオディスプレイ上へプレゼンテーションを表示しかつプレゼンテーションを格付けするために視聴者へコールイン番号を表示するように構成されてもよい。R&Rプロセッサは、視聴者から格付けを受信しかつ視聴者によるこれらの格付けをリアルタイムでプレゼンタに通知するように構成されてもよい。
【0043】
別の実施形態において、双方向システム205は劇場画面を含んでもよく、携帯電話ユーザは劇場画面上のメッセージによって映画が始まる前にその携帯電話をオフにするように気づかされていて、観客内の携帯電話は1つまたは複数のセルラシステムによって既に検出され、かつこれらの個々の電話番号は携帯電話のキャリアによって既にデータセンタ306へ報告されている。よって、データセンタ306内のR&Rプロセッサ318は、観客内の携帯電話にコールしてその携帯電話がオフにされているかどうかを決定し、その携帯電話がオフにされていなければ、電話コールにより再度気づかせるように構成されてもよい。
【0044】
本発明の一実施形態において、R&Rプロセッサ318はプレーヤアシスト機能を含んでもよく、ゲームまたは他の双方向チャレンジを首尾よく完了したユーザは、他のプレーヤをアシストするために、そのゲームを首尾よく完了していない他のユーザにコールまたはメッセージを送るように要求される。さらにR&Rモジュールは、双方向交信を完了したユーザにコールして、賞品または販売促進用ギフトの請求に使用される場合のあるクーポンコードを前記ユーザに提供するように構成されてもよい。
【0045】
一実施形態では、図4に示すように、本発明のシステム400は、データセンタ306の所定のコンポーネントを分散していてもよい。例えば、コールサーバ307、データ変換器309およびコマンドサーバ311の1つまたは複数の例は1つの、または個々の双方向システム205内に存在していてもよい。
【0046】
別の実施形態では、図5に示すように、本発明のシステム500において、データセンタ306の必要な機能性は、例えばユーザのコールを個々の双方向システム205へ直にルーティングしかつ双方向システム205の各々からのバックチャネルを介してR&Rプロセッサ318と通信することにより、R&Rプロセッサ318のみの機能性を減らしてもよい。
【0047】
図6は、本発明の一実施形態による方法を示すフローチャート600である。図6に示すように、オペレーション601において、ローカルコントローラ(例えば、315)上で実行するアプリケーション(例えば、310)は双方向デバイス(例えば、316)上に電話番号を表示してユーザへ指示事項を提示する。オペレーション602において、ユーザ(例えば、308)はその通信デバイス(例えば、301)上で表示された電話番号にコールする。オペレーション603において、コールはデータセンタ(例えば、306)へルーティングされる。データセンタでは、オペレーション604において、コールロードバランサ(例えば、314)がコールを1つまたは複数のコールサーバ(例えば、307)へルーティングする。オペレーション605において、コールサーバは前記コールをデータ変換器(例えば、309)へ引き渡し、データ変換器はコールデータをアプリケーション用コマンドに変換する。オペレーション606において、データ変換器はこのコマンドをコマンドサーバ(例えば、311)へ送り、コマンドサーバは前記コマンドを双方向システムへルーティングする。オペレーション607において、ローカルコントローラ内のコマンドインタフェース(例えば、313)は前記コマンドを受信し、かつ前記コマンドをローカルアプリケーション用の指示に翻訳する。オペレーション6098において、ローカルアプリケーションは、ユーザの入力に応答して双方向デバイスを制御する。また、オペレーション609において、システムはデータおよびメッセージを生成してユーザへ送信する。
【0048】
図7は、本発明の一実施形態によるシステムアーキテクチャ700の機能コンポーネントを示すブロック図である。図7に示すコンポーネントは、例えばコンピュータシステム等のシステムの1つまたは複数のハードウェアコンポーネント内のソフトウェアまたはファームウェアにおいて実装される場合のある論理コンポーネントであってもよい。或いは、これらのコンポーネントは、個々の機能を実装するためのハードウェア、ファームウェアおよびソフトウェアを含む物理的コンポーネントであってもよい。一実施形態において、本発明のシステムは下記のエレメントを含む。
【0049】
図7において、コールデータインタフェースコンポーネント701は着信コールデータ(例えば、音声、DTMF、SMS、MMS)を受信し、かつ発信コールデータをルーティングする。着信および発信コールデータは、公衆交換電話網(TSTN)上の従来の電話回線、T1回線またはDSL回線上でルーティングされてもよい。或いは、コールデータはVoIPプロバイダを介してルーティングされてもよい。
【0050】
コール処理および管理コンポーネント702は、着信コールデータを処理し、かつ移動電話等の通信デバイスからキー押しトーン(DTMF)を抽出し、かつ通信デバイスのマイクロホンからオーディオストリームを抽出するモジュールである。本モジュールは、キー押しであれオーディオセグメントであれ各データピースを取り上げて、これらをシステムの次のパーツへ送信されるべきデータパケットに変換する。オーディオ分析サブコンポーネントはユーザの声の大きさ、ユーザの言葉における音声の高さおよび音素を処理し、個々の単語、語句および文章全体等を認識する。オーディオ分析サブコンポーネントは、情報を通信デバイスへ送り返す。この情報は、SMSまたはMMSメッセージ、予め録音された音声メッセージまたは一人または複数のユーザの録音音声を含んでもよい。コール管理機能には、進行中のコールの切断、新しいコールのダイアリング、コールの転送、2ユーザ間のコールのブリッジ等が含まれてもよい。
【0051】
アプリケーション管理およびデータ配信コンポーネント703は、双方向システムのロケーションにおけるアプリケーションの状態を維持しかつこれを放送する。これは、コール処理コンポーネントからのキー押しおよび音声データを受け入れ、カレント入力を基礎として、プログラム可能論理を使用し、どのメッセージを出力コンポーネントへ転送する必要があるか、またはどのメッセージをコール処理コンポーネントへ送り返す必要があるかを決定する。このコンポーネントは、電話コールを介して収集されるデータを使用して、ユーザのクレジットカードまたは他の支払い明細を処理することによりユーザに課金することができる。このコンポーネントは、通信デバイス(例えば、移動電話)を介するユーザアクセスが利用可能な任意のネットワーク化された双方向システムインスタレーション等の複数のロケーションから入力データ(例えば、SMSショートコードに添付されたデータ)を同時に受信し、かつこれらのデータを適切な双方向システムへルーティングすることができる。
【0052】
双方向システムまたはシステムコンポーネント704は、コールする者へ双方向システムの状態を表示する。これは、接続されたスピーカを有するコンピュータディスプレイ上で実行されるグラフィックアプリケーションであってもよい。双方向デバイスまたはシステムに近接するユーザがキーを押してオーディオデータを送信するにつれて、システムのこの部分はローカルアプリケーションのためのコマンドを受信し、かつユーザ入力を例えばディスプレイ画面上のビジュアルを変化させること、またはオーディオシステムからのオーディオ出力を変化させることによって反映する。また、この双方向デバイスまたはシステムコンポーネントは、デジタル−アナログ変換器を有する機械的または電気機械的なデバイスまたはシステムの形式をとってもよい。例示として、かつ限定的ではなく、ユーザがコマンドを送ると状態を変える画面の代わりに、サーボモータを起動してロボットアームを動作させることもできる。
【0053】
バックチャネルコンポーネント(図示なし)は、通常の電話コールではないチャネル上での双方向交信性をサポートする。この双方向交信性は、例えばあるユーザを相手とするSMSメッセージ(テキスト)またはMMSメッセージ(マルチメディア)の送受信、または呼出し音、壁紙、音楽、映画、ゲームおよび他のアプリケーション等の移動電話向けコンテンツのユーザへの送信またはユーザに対する前記コンテンツのダウンロードの許可を含むことが可能である。これらのファイルは予め作製されている可能性もあれば、アプリケーション論理およびユーザによる入力を基礎としてオンザフライでカスタム生成される可能性もある。またバックチャネルコンポーネントは、SMS上でのサービスに対してユーザに課金を行ってもよい。
【0054】
データロギングコンポーネント705は、ユーザ双方向交信に関する全てのデータを格納し、かつ異なるユーザ数がこのデータを利用できるようにする。収集されるデータには、コールする者の電話番号、コール時間、コールの持続時間、コールのロケーション(例えば、コールする者が対話している双方向システムの既知のロケーションを基礎とする)、コールの間に押される各キーおよびユーザ双方向交信の任意の結果(例えば、携帯メーリングリストへの加入または賞品授与)が含まれてもよい。さらに、各双方向システムまたはデバイスは、人口統計学的なメタデータ情報でタグ付けされてもよい。例えば、ユーザがナイトクラブで本発明によるシステムと双方向交信していれば、その双方向交信は「ナイトライフ」のコンセプトでタグ付けされる。経時的な履歴を有する個々のユーザがデータロギングコンポーネントへコールすると、各双方向交信履歴に関するデータおよびメタデータがそのユーザの記録に付加され、ユーザへの製品およびサービスの提供に使用される場合のあるユーザのプロファイルが経時的に構築される。
【0055】
データロギングコンポーネントは、この情報を外部システムへ次の異なる3方法で提供してもよい。1)双方向インスタレーションの所有者またはオペレータは、生のコールデータおよびユーザメタデータまたはその集合体を個人用途用にダウンロードすることができる。データは、データベース内で使用するためにエクセルスプレッドシート(.xls)、コンマ区切り値(.csv)または構造化問合せ言語(.sql)等の幾つかのフォーマットでエクスポートされることが可能である。またデータは、指定された間隔にあるシステム間で自動的に転送されることも可能である。2)ユーザが双方向インスタレーションにコールすると、ローカルアプリケーションはデータロギングシステムに問い合わせてそのユーザに関するデータまたはメタデータが存在するかどうかを確認することができ、かつ双方向交信履歴を動的に変更することができる。例えば、本システムはユーザにより先に選択されている選好を有効化するコマンドを送ってもよく、または第三者システム(広告ネットワーク等)へユーザに関連すると思われるコンテンツの問合せを行って、このコンテンツをユーザの通信デバイスへ送ってもよい。3)ユーザがシステム内で何らかの行動を実行すると、システムはリアルタイムでこのイベントの結果をバックチャネルコンポーネントまたは第三者システムへ報告することができる。例えば、ユーザがあるゲームに勝利すると、システムは、SMSを介してユーザへ賞品コードを送信するために使用されることが可能である。
【0056】
先に述べたように、かつ後に要約するように、本発明の様々な実施形態は少なくとも下記の特徴およびケイパビリティを含んでもよい。
【0057】
ユーザ名およびパスワードの自動配信:ユーザがSMSショートコードを表示されている双方向システムを視て、このシステムに初めてコールすると、システムはオーディオチャネルまたはSMSの何れかを介するメッセージにPIN番号またはパスワードを添えて応答する。ユーザは、その電話番号を「ユーザ名」およびPINまたはパスワードとして使用してシステムにアクセスし、双方向ディスプレイまたはデバイスと双方向交信することができる。
【0058】
マルチロケーション双方向交信性:アプリケーション管理およびデータ配信コンポーネントは、異なる国における大型画面上でプレーヤによりプレイされるゲーム等のマルチロケーション双方向交信を有効化し、全てのユーザは各々の国のローカル電話番号へコールするが、全ての画面上に同時に現出する。ゲームの状態は、全ての出力チャネルを通じて同じである。
【0059】
マルチメディア入力および出力:システムは、コールする者の移動電話との間でオーディオデータ、ボタン押しデータ、SMSテキストメッセージおよびMMSマルチメディアメッセージを送受信することができる。この特徴を使用して、システムはユーザから様々なタイプの媒体を収集しかつ使用することができる。例えば、システムはユーザからピクチャを要求し、次にピクチャが受信されると、このピクチャはユーザの個人データ記録と共に格納され、かつ画面上にユーザを表現するアバタとして表示される。これは、ビデオおよびオーディオファイルを使用して達成することもできる。本発明のシステムは、ユーザがその電話のキーパッド上で押すボタン(例えば、数字を使用する誕生日の入力、または電話キーパッド上の英数字相当キーを使用するテキスト入力)を介してデータを収集することができる。また本発明のシステムは、音声認識によってデータを収集することもできる。これらの媒体は全てユーザの記録によって達成され、かつ新しいインスタレーションによって検索される、またはウェブサイト等の第三者システムにより前記システム上へ表示するために要求されることが可能である。
【0060】
メーリングリスト:アプリケーションは、オーディオおよびSMSバックチャネルを使用してユーザに接触し、かつユーザ達をメーリングリストへ追加する許可を要求することができる。
【0061】
コール転送:アプリケーションは、システム内のユーザからの着信コールを外部電話システムへ転送することができる。例えば、ユーザは、賞を獲得すると、その賞品を請求するためにカスタマサービス電話センタへ接続されることが可能である。
【0062】
外部システム:第三者アプリケーションプロバイダは、API(アプリケーションプログラミングインタフェース)を使用してカスタムアプリケーションを様々なプログラミング言語で開発することができる。さらに、システムは既存のソフトウェアおよびハードウェアアプリケーションへ接続が可能である。
【0063】
先行データ:システムは、アプリケーションを拡大するために既存のデータベースと統合されることが可能である。例えば、システムによって生成されていない電話番号およびユーザ選好のデータベースは第三者によって提供されることが可能であり、コールが受信されるとユーザの記録をルックアップすることができ、かつアプリケーション論理は、そのユーザが第三者データベースに存在していたかどうか、およびこれらのユーザに対してどのような情報を利用できたかを基礎として変更が可能である。例えば、対象が所定の部分集合のユーザ(例えば、移動体通信会社の加入者)に限定されているインスタレーションでは、データベースに存在しないユーザからのコールを拒絶することができ、またはデータベースに存在するユーザとは異なる処理をすることができる。
【0064】
カスタマイゼーション:システムの全てのコンポーネントは、様々なアプリケーション論理を基礎としてカスタマイズされることが可能である。これには、特有のアプリケーションの規則およびユーザが経験するサウンド、画像または他の出力が含まれる。
【0065】
賞品コード:システムを介して、唯一の賞品コードを配信することができる。これらのコードは、安全なウェブサイトへのアクセス、電話番号のコール、物理的ロケーションへの訪問等を含む幾つかの方法で受け出すことができる。
【0066】
コールの発生:システムは、システムと双方向交信したことのあるユーザまたは第三者データベースにリストされていたユーザへコールを発生することができる。これの例は、ゲームが終了してユーザが電話を切った後に勝者であるユーザに電話をかけ直すことができるゲーム、またはスケジュールに従ってユーザにコールするリマインダサービスである。
【0067】
スケーラビリティ:システムは、何千名ものユーザからの同時的入力を同時に処理することができる。
【0068】
投票:システムは、接続されている全てのユーザからの投票または世論調査データをリアルタイムで同時に受信するために使用されることが可能である。
【0069】
多重出力:システムは、小型または大型ディスプレイ、パーソナルコンピュータまたはライブテレビジョンへも出力することができる。
【0070】
ユーザ認識システム:ユーザは、システムにコールすると画面上のアバタによって表現される場合がある。この場合、ユーザは幾つかの異なる方法で識別されることが可能であって、ユーザの電話番号の一部(通常、最後の4数字)が表示されてもよく、オーディオチャネル上で、またはバックチャネル上のSMSまたはMMSを介してユーザに通信される色または形状等の唯一の識別子によって表現されてもよい。またユーザは、入力データを送信しかつ変化する出力データからこれを推論することによってそのユーザIDを発見してもよく、ユーザのアバタはインスタレーション自体のデータまたはメタデータ(どのような電話番号でコールしたかを基礎として、ユーザがいずれの国からコールしているか等)を基礎として自動的にカスタマイズされてもよい。例えば、日本人および英国人参加者による双方向ゲームにおいて、各ユーザのアバタをユーザのコール場所であるどちらかの国のフラグで強調することもできる。ユーザのアバタが、ユーザ自身に関するデータまたはメタデータ(ユーザの電話番号が帰属する地理学的エリア等−例えば、ユーザが帰属する国またはテリトリを基礎としてそのアバタを変更する、または贔屓のスポーツチーム等の既に収集されているデータを使用してその外観または機能を変更する)を基礎として自動的にカスタマイズされてもよい。
【0071】
コールブリッジング:システムは、無記名による通信を見越して、接続された2ユーザ間の音声コールをブリッジしかつブリッジを外すことができる。
【0072】
メッセージブリッジング:システムは、あるユーザ向けの別のユーザによるSMSおよびMMSメッセージ等のメッセージを受信して、これらをこれらがシステム自体から到来したかのように転送することができ、こうして各ユーザの個人情報を保護する。事例によっては、ユーザ数が多すぎて画面上で相互を区別できない場合がある。この場合、ユーザは、画面上の単一ピクセル等で無記名式に表現してもよい。例によっては、ユーザ数が多すぎて画面上で一意に表現できない場合がある。この場合、ユーザは集合体で、例えばチームとして表現することが可能である。
【0073】
コール切断:システムは、ユーザとのコールの終了を選択することができる。これは、双方向交信上の時間制限として、またはゲームまたは他のアプリケーションのロジックの一部として行うことができる。
【0074】
ローカル電話番号:システムは、各出力ディスプレイに割り当てられているローカル電話番号で使用されてもよい。これにより、ユーザは「家庭により近い」気分を味わうことができ、800ナンバに関連づけられる料金も発生しない。
【0075】
アプリケーション交換およびプレイリストプログラミング:アプリケーションは、人間であるオペレータの入力を含む様々な入力またはアプリケーション自体における状態に依存してリアルタイムで交換または変更されることが可能である。同様に、順番に実行すべきアプリケーションのプレイリストの開発も可能である。
【0076】
キューイング:アプリケーションは、所定数の同時的参加者用に設計されていて、存在する接続数が多すぎれば待ち行列を確立することができる。これは、画面上に表示される視覚的な待ち行列である可能性もあり、待機状態であるというメッセージをユーザが聴いてそのステータスを更新する聴覚的な待ち行列である可能性もある。
【0077】
リアルタイムの音声同報通信:ユーザによるその移動電話への音声入力は、その電話を介して、スピーカを介して接続される他の全てのユーザへリアルタイムで放送される、またはインターネット上のストリーミングオーディオシステム等のデータチャネル上でストリームされることが可能である。
【0078】
リアルタイムのビデオ放送:ユーザによるビデオ入力は、その電話上のビデオディスプレイデバイスを介して、現実世界における画面を介して他の接続されるユーザへリアルタイムで同報通信される、またはインターネット上のストリーミングビデオシステム等のデータチャネル上でストリームされることが可能である。
【0079】
デバイスのカスタマイゼーション:各アプリケーションの特徴および機能は、コールする者が接続に使用しているデバイスの性質およびタイプに関して収集される情報に依存してカスタマイズされることが可能である。例えば、より大きい移動電話画面を有するユーザに対しては、より高い解像度の画像を送信することができる。
【0080】
入力方法論:電話のキーパッドは12個のボタンによる直接デジタル入力デバイスであって、ボリュームおよびピッチ双方のためのアナログ入力デバイスとして作用するオーディオチャネルを備えている。システムは、キーパッド上の各キーを画面上のエレメントと直にインタフェースするようにマッピングすることができる。単純な一例は「記憶当て」ゲームであり、マッチングする6ペアのアイテムを含む12個の正方形の隠されたアイテムが存在する。この例では、電話上で押される各ボタンが、ユーザに割り当てられる画面セクション上の同じ全体配置ポジションにおけるディスプレイエレメントに直に影響する。
【0081】
以上、特有の例示的実施形態を参照して本発明を説明したが、クレームに記載された本発明のより広い精神および範囲を逸脱することなくこれらの実施形態に様々な修正および変更を行ってもよいことは明らかであろう。従って、明細書本文および図面は、限定的ではなく例示的な意味合いで考慮されるべきものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信デバイスから第1のネットワーク接続を介して入力データを受信することであって、前記入力データはユーザと双方向システムとの双方向交信から生じることと、
前記入力データをアプリケーション用コマンドに変換することであって、前記アプリケーションは前記双方向システムへローカル接続されていて前記双方向システムを制御するように構成されることと、
前記コマンドをコマンドサーバから前記アプリケーションへ、コマンドインタフェースへの第2のネットワーク接続を介して送信することであって、前記コマンドインタフェースは前記アプリケーションを制御するように構成されることと、を含む方法。
【請求項2】
前記アプリケーションおよび前記コマンドインタフェースはローカルコントローラ上に存在し、前記双方向システムは前記ローカルコントローラと双方向デバイスとを備える、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記通信デバイスは移動電話、デスクトップコンピュータおよびラップトップコンピュータのうちの1つを備える、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記第1のネットワーク接続は、セルラネットワーク接続、PSTN交換回路接続、VoIPネットワーク接続、IEEE802.11(Wi−Fi)ネットワーク接続、ブルートゥースネットワーク接続およびインターネット接続を含むTCP/IPネットワーク接続のうちの1つまたはそれ以上を備える、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記入力データはユーザのオーディオ入力およびキー押し入力の1つまたはそれ以上を表わす、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記第2のネットワーク接続は、インターネット接続を含むTCP/IPネットワーク接続、IEEE802.11(Wi−Fi)ネットワーク接続およびブルートゥースネットワーク接続のうちの1つまたはそれ以上を備える、請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記入力データをコマンドデータパケットに変換することをさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記入力データを複数のコールサーバへ平衡化してルーティングすることをさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項9】
前記入力データは音声データ、DTMFデータ、SMSデータおよびMMSデータのうちの1つまたはそれ以上を含む、請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記双方向システムはビデオディスプレイを備え、前記方法はさらに、
前記ユーザへの前記ビデオディスプレイを識別するために前記アプリケーションへ識別データを送信することと、
前記双方向システムとの双方向交信を開始するために、前記ユーザに電話番号またはSMSショートコードをコールさせる勧誘を表示することと、を含む、請求項1記載の方法。
【請求項11】
前記電話番号またはSMSショートコードは利用可能な番号およびコードのプールから選択され、前記方法はさらに、前記識別データを前記ビデオディスプレイへ送信する前に前記電話番号またはSMSショートコードの有効性を試験することを含む、請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記ビデオディスプレイ上にアバタを表示してユーザを表現することをさらに含む、請求項10記載の方法。
【請求項13】
前記アバタはユーザの電話番号の一部、ユーザの画像およびユーザの音声記録のうちの1つを含む、請求項12記載の方法。
【請求項14】
前記アバタは複数のユーザを1つのチームとして表現する、請求項12記載の方法。
【請求項15】
前記アプリケーションは双方向ゲームを含み、前記方法はさらに、ユーザによるキー押しおよび音声コマンドを基礎として前記アバタをコマンドで制御することにより前記ビデオディスプレイ上の前記双方向ゲームを制御することを含む、請求項10記載の方法。
【請求項16】
前記キー押しは、前記通信デバイス上に各々前記アバタの上、左、右および下動作を制御するためのキー配列2−4−6−8を備え、かつキー5はアクションキーを備える、請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記キー押しは、前記通信デバイス上に各々前記アバタの左上、右上、左下および右下の対角動作を制御するためのキー配列1−3−7−9を備える、請求項15記載の方法。
【請求項18】
前記キー押しは、前記ビデオディスプレイ上で前のページへ移動するための「*」キーと、次のページへ移動するための「#」キーとを備える、請求項15記載の方法。
【請求項19】
ユーザのマルチタップのキー押しを前記双方向アプリケーション内でテキストストリングに変換することをさらに含む、請求項10記載の方法。
【請求項20】
前記テキストメッセージを前記ビデオディスプレイ上に表示することをさらに含む、請求項19記載の方法。
【請求項21】
ユーザの識別番号に関連づけられるデータログを保持することと、
前記ユーザに関連づけられるデータを基礎として前記ユーザへカスタムオーディオまたはビデオフィードバックを送達することをさらに含む、請求項15記載の方法。
【請求項22】
前記カスタムオーディオまたはビデオは前記ユーザへ前記ユーザの通信デバイスを介して送達される、請求項21記載の方法。
【請求項23】
前記カスタムオーディオまたはビデオは前記ユーザへ前記双方向システムを介して送達される、請求項21記載の方法。
【請求項24】
前記双方向ゲームは集合的な描画ゲームを含み、前記カスタムフィードバックは前記通信デバイスへ送達される共同壁紙を含む、請求項21記載の方法。
【請求項25】
前記双方向ゲームは集合的な作曲を含み、前記カスタムフィードバックは前記通信デバイスへ送達される共同のリングトーンを含む、請求項21記載の方法。
【請求項26】
前記双方向システムはコールイン電話番号またはSMSショートコードを表示する静的なシグネージを含む、請求項1記載の方法。
【請求項27】
前記ユーザは前記コールイン電話番号またはSMSショートコードをコールし、前記方法はさらに、前記ユーザのコールまたはSMSメッセージを計数し、かつ計数が予め決められたしきい値に達すると前記ユーザにロイヤルティに対する報奨を出すことを含む、請求項26記載の方法。
【請求項28】
前記ユーザに報奨を出すことは、
前記ユーザの通信デバイスにコールしかつ前記ユーザに報奨メッセージおよび報奨コードを送達することと、
報奨達成エージェントにコールしかつ前記報奨達成エージェントに報奨コードを提供することと、
前記ユーザを前記報奨達成エージェントへ転送することと、
前記報奨コードを検証することと、を含む、請求項27記載の方法。
【請求項29】
前記報奨コードを検証することは、
前記ユーザに前記報奨コードについて問い合わせることと、
指定されたウェブサイトへログインすることと、
前記報奨コードおよび前記ユーザの電話番号を入力することと、を含む、請求項28記載の方法。
【請求項30】
前記双方向システムはゲームアプリケーションを実行するセットトップボックス(STB)、パーソナルコンピュータ(PC)またはゲームコンソールのうちの1つを備え、複数のユーザは前記STB、PCまたはゲームコンソールのうちの1つを複数の移動電話で制御する、請求項1記載の方法。
【請求項31】
前記双方向システムは電気的、機械的または電気機械的システムを備え、前記方法はさらに、前記双方向システムを前記通信デバイスで制御することを含む、請求項1記載の方法。
【請求項32】
前記双方向システムは遠隔制御式建物を含み、前記方法はさらに、前記遠隔制御式建物を前記通信デバイスで制御することを含む、請求項1記載の方法。
【請求項33】
前記双方向システムは第1のロケーションに第1のディスプレイを備え、前記方法はさらに、
前記第1のロケーションにおけるユーザを勧誘して移動電話、SMSメッセージングまたはeメールによって双方向ゲームに登録させることと、
前記双方向ゲームをプレイする前記第1のロケーションにおける第1の集団のユーザを、前記双方向ゲームをプレイすることを登録している前記第1のロケーションにおけるユーザから選択することと、
前記第1のロケーションにおける前記第1の集団のユーザに前記双方向ゲームへ参加するための第1のアクセス電話番号またはコードを提供することと、を含む、請求項1記載の方法。
【請求項34】
前記双方向システムはさらに第2のロケーションに第2のビデオディスプレイを備え、前記方法はさらに、
前記第2のロケーションにおけるユーザを勧誘して電話、SMSメッセージングまたはeメールによって前記双方向ゲームに登録させることと、
前記双方向ゲームをプレイする前記第2のロケーションにおける第2の集団のユーザを、前記双方向ゲームをプレイすることを登録している前記第2のロケーションにおけるユーザから選択することと、
前記第2のロケーションにおける前記第2の集団のユーザに前記双方向ゲームへ参加するための第2のアクセス電話番号またはコードを提供することと、
前記第1の集団のユーザおよび前記第2の集団のユーザのアバタを前記第1のディスプレイおよび前記第2のディスプレイの双方に表示することを含み、前記第1の集団のユーザおよび前記第2の集団のユーザは前記双方向ゲームに参加する、請求項33記載の方法。
【請求項35】
サービス拒絶攻撃を検出することと、
前記双方向システムによって表示されるべき新しい識別データを送信することをさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項36】
前記双方向システムはさらに、前記通信デバイスへのブルートゥース接続を有するブルートゥース対応プレイデバイスを備え、前記方法はさらに、
前記通信デバイス上のキー打ちにより発生されるDTMF信号を検出することと、
前記DTMF信号を前記第2のネットワーク接続を介して前記コマンドサーバへ送信することと、
前記DTMF信号をコマンドに変換することと、
前記コマンドを前記第2のネットワーク接続を介して前記双方向システムへ送信することを含む、請求項2記載の方法。
【請求項37】
前記双方向システムは、メータの読取り値に対応するDTMFトーンを前記通信デバイスへ送信するように構成されるブルートゥース対応ユーティリティメータを備え、前記方法はさらに、前記DTMFトーンを前記第1のネットワーク接続を介して課金アプリケーションへ送信することを含む、請求項1記載の方法。
【請求項38】
ユーザへの前記カスタムオーディオまたはビデオフィードバックは双方向ゲームの関連製品を販売するオファーを含む、請求項21記載の方法。
【請求項39】
前記双方向ゲームは、歌唱力採点ゲーム、トリビアゲーム、じゃんけんゲーム、音声指令式競馬ゲーム、スペースインベーダ型ゲーム、音声指令式カーレースゲーム、トランプゲーム、写真比較ゲーム、記憶当てゲームのうちの1つを含む、請求項15記載の方法。
【請求項40】
前記アバタはシミュレートされる紙飛行機を備え、前記方法はさらに、前記シミュレートされる紙飛行機を前記携帯電話内への吹き込みによって制御することを含む、請求項12記載の方法。
【請求項41】
前記アプリケーションは前記ビデオディスプレイ上の複数人物によるカラオケアプリケーションを含み、複数のユーザが各自の携帯電話に向かって歌うと前記ビデオディスプレイに結合されたオーディオ出力が再生される、請求項10記載の方法。
【請求項42】
前記アプリケーションは曲名当てゲームを含み、ユーザは前記通信デバイス上で再生される歌を聴いて前記ビデオディスプレイ上に表示される選択肢から複数選択肢選択を行う、請求項10記載の方法。
【請求項43】
前記双方向システムはウェブページ内にバナー広告を備え、前記方法はさらに、
前記バナー広告に電話番号を表示することと、
前記バナー広告を視るユーザから電話コールを受けることと、
前記ユーザの通信デバイスのロケーションおよび前記双方向システムのうちの1つに関連づけられるジオロケーションタグから前記ユーザの地理的位置を確立することと、
前記電話コールを、前記ユーザの地理的位置の指定された距離内に位置づけられるベンダへ方向づけることと、を含む、請求項1記載の方法。
【請求項44】
前記ビデオディスプレイは会議に位置づけられ、前記方法はさらに、
会議セッションが開始されると第1の確定コードを表示することと、
前記会議セッションが終了すると第2の確定コードを表示することと、
前記ユーザから前記第1の確定コードおよび前記第2の確定コードを受信して前記会議セッションにおける前記ユーザの参加を確定することと、を含む、請求項10記載の方法。
【請求項45】
前記ビデオディスプレイはプレゼンテーションを表示するように構成され、前記方法はさらに、
前記プレゼンテーションを格付けするためのコールイン番号を表示することと、
前記プレゼンテーションの視聴者から格付けを受信することと、
前記視聴者による格付けをリアルタイムでプレゼンタに通知することと、を含む、請求項10記載の方法。
【請求項46】
システムであって、
通信デバイスから第1のネットワークを介してコールデータを受信するように構成される複数のコールサーバであって、前記コールデータは双方向システムとのユーザの双方向交信を表し、かつ前記複数のコールサーバは動的なコール負荷を管理するためにスケーラブルである複数のコールサーバと、
前記複数のコールサーバへ結合されるデータ変換器であって、前記データ変換器は前記コールデータをアプリケーション用のコマンドに変換するように構成され、前記アプリケーションは双方向システムへローカル接続されかつ前記双方向システムを制御するように構成されるデータ変換器と、
前記データ変換器へ結合されるコマンドサーバであって、前記コマンドサーバは前記コマンドを第2のネットワーク接続を介してコマンドインタフェースへ送信するように構成され、前記コマンドインタフェースは前記アプリケーションを制御するように構成されるコマンドサーバと、を備えるシステム。
【請求項47】
前記複数のコールサーバと結合されるロードバランサをさらに備え、前記ロードバランサは前記第1のネットワークから前記コールデータを受信しかつ前記コールデータを前記複数のコールサーバへ配信するように構成される、請求項46記載のシステム。
【請求項48】
前記双方向システムをさらに備え、前記双方向システムはローカルコントローラと双方向デバイスとを備え、前記ローカルコントローラは前記アプリケーションと前記コマンドインタフェースとを備える、請求項46記載のシステム。
【請求項49】
前記通信デバイスをさらに備え、前記通信デバイスは移動電話、デスクトップコンピュータおよびラップトップコンピュータのうちの1つまたはそれ以上を備える、請求項46記載のシステム。
【請求項50】
前記第1のネットワーク接続は、セルラネットワーク接続、PSTN交換回路接続、VoIPネットワーク接続、IEEE802.11(Wi−Fi)ネットワーク接続、ブルートゥースネットワーク接続およびインターネット接続を含むTCP/IPネットワーク接続のうちの1つまたはそれ以上を備える、請求項46記載のシステム。
【請求項51】
前記コールデータは音声データ、DTMFデータ、SMSデータおよびMMSデータのうちの1つまたはそれ以上を含む、請求項46記載のシステム。
【請求項52】
前記第2のネットワーク接続は、インターネット接続を含むTCP/IPネットワーク接続、IEEE802.11(Wi−Fi)ネットワーク接続およびブルートゥースネットワーク接続のうちの1つまたはそれ以上を備える、請求項46記載のシステム。
【請求項53】
前記データ変換器へ結合されるデータロガであって、ユーザ双方向交信および前記ユーザ双方向交信に関連づけられるメタデータを格納するように構成されるデータロガと、
前記コマンドサーバおよび前記データロガへ結合される応答および報告(R&R)モジュールであって、前記ユーザ双方向交信および前記ユーザ双方向交信に関連づけられるメタデータを基礎としてユーザに対するカスタム応答を発生しかつ前記ユーザ双方向交信に対する課金データを発生するように構成されるR&Rモジュールとをさらに備える、請求項46記載のシステム。
【請求項54】
前記双方向システムはビデオディスプレイを備え、前記コマンドサーバは前記ビデオディスプレイを識別するために前記アプリケーションへ識別データを送信するように構成され、かつ前記ビデオディスプレイは、前記双方向システムとの双方向交信を開始させるために、前記ユーザに電話番号またはSMSショートコードをコールさせる勧誘を表示する、請求項46記載のシステム。
【請求項55】
前記電話番号またはSMSショートコードは利用可能な番号およびコードのプールから選択され、前記方法はさらに、前記識別データを前記ビデオディスプレイへ送信する前に前記電話番号またはSMSショートコードの有効性を試験することを含む、請求項46記載のシステム。
【請求項56】
前記アプリケーションは、前記コマンドサーバからのコマンドに応答してユーザのためのアバタを生成しかつ前記アバタを双方向ゲームにおいて使用するために前記ビデオディスプレイ上に表示するように構成される、請求項54記載のシステム。
【請求項57】
前記アバタはユーザの電話番号の一部、ユーザの画像およびユーザの音声記録のうちの1つを含む、請求項56記載のシステム。
【請求項58】
前記アプリケーションは、前記ビデオディスプレイ上に1つのアバタを表示してユーザの集団を1つのチームとして表現するように構成される、請求項56記載のシステム。
【請求項59】
前記アプリケーションは、前記アバタを双方向ゲームにおいて前記ビデオディスプレイ上に表示し、かつ前記ユーザからのキー押しおよび音声コマンドに応答して前記アバタを制御するように構成される、請求項54記載のシステム。
【請求項60】
前記キー押しは、前記通信デバイス上に各々前記アバタの上、左、右および下動作を制御するためのキー配列2−4−6−8を備え、かつキー5はアクションキーを備える、請求項59記載のシステム。
【請求項61】
前記キー押しは、前記通信デバイス上に各々前記アバタの左上、右上、左下および右下の対角動作を制御するためのキー配列1−3−7−9を備える、請求項59記載のシステム。
【請求項62】
前記キー押しは、前記ビデオディスプレイ上で前のページへ移動するための「*」キーと、次のページへ移動するための「#」キーとを備える、請求項59記載のシステム。
【請求項63】
前記アプリケーションはユーザのマルチタップのキー押しを前記ビデオディスプレイ上でテキストメッセージに変換するように構成される、請求項54記載のシステム。
【請求項64】
前記データロガはさらに、ユーザの識別番号に関連づけられるデータログを保持するように構成され、かつR&Rモジュールはさらに、前記ユーザに関連づけられるデータを基礎として前記ユーザへのカスタムオーディオまたはビデオフィードバックを発生するように構成される、請求項53記載のシステム。
【請求項65】
前記複数のコールサーバのうちの1つは、前記ユーザへの前記カスタムオーディオまたはビデオフィードバックを前記ユーザの通信デバイスを介して送達するように構成される、請求項64記載のシステム。
【請求項66】
前記コマンドサーバはカスタムオーディオまたはビデオコマンドを前記双方向システムへ送信するように構成される、請求項64記載のシステム。
【請求項67】
前記アプリケーションは集合的な描画ゲームを含み、前記カスタムビデオフィードバックは前記通信デバイスへ送達される共同壁紙を含む、請求項64記載のシステム。
【請求項68】
前記アプリケーションは集合的な作曲を含み、前記カスタムオーディオフィードバックは前記通信デバイスへ送達される共同のリングトーンを含む、請求項64記載のシステム。
【請求項69】
前記双方向デバイスはコールイン電話番号またはSMSショートコードを表示する静的なシグネージを含む、請求項46記載のシステム。
【請求項70】
前記R&Rモジュールは、前記ユーザによるコールイン電話番号またはSMSショートコードへのコールを計数し、かつ計数が予め決められたしきい値に達すると前記ユーザへロイヤルティに対する報奨を出すように構成される、請求項69記載のシステム。
【請求項71】
ユーザに報奨を出すために、前記R&Rモジュールは、
前記ユーザの通信デバイスへ直接コールし、
前記ユーザに報奨メッセージおよび報奨コードを送達し、
報奨達成エージェントへ直接コールし、
前記報奨達成エージェントに前記報奨コードを提供し、
前記ユーザを前記報奨達成エージェントへ転送し、かつ、
前記報奨コードを検証するように構成される、請求項70記載のシステム。
【請求項72】
前記報奨コードを検証するために、前記R&Rモジュールは、
前記ユーザに前記報奨コードを問い合わせ、
指定されたウェブサイトへログインし、かつ、
前記報奨コードおよび前記ユーザの電話番号を入力するように構成される、請求項71記載のシステム。
【請求項73】
前記双方向システムはゲームアプリケーションを実行するセットトップボックス(STB)、パーソナルコンピュータ(PC)またはゲームコンソールのうちの1つを備え、複数のユーザは前記STB、PCまたはゲームコンソールのうちの1つを複数の移動電話で制御する、請求項48記載のシステム。
【請求項74】
前記双方向システムは電気的、機械的または電気機械的なシステムを備え、前記アプリケーションは、前記通信デバイスからのコマンドに応答して前記双方向システムを制御するように構成される、請求項48記載のシステム。
【請求項75】
前記双方向システムは遠隔制御式建物を含み、前記アプリケーションは前記遠隔制御式建物を前記通信デバイスで制御するように構成される、請求項48記載のシステム。
【請求項76】
前記双方向システムは第1のロケーションに第1のディスプレイを備え、
第1のアプリケーションは、前記第1のロケーションにおけるユーザを勧誘して電話、SMSメッセージングまたはeメールによって双方向ゲームに登録させるように構成され、
前記R&Rモジュールは、前記双方向ゲームをプレイする前記第1のロケーションにおける第1の幾人かのユーザを、前記双方向ゲームをプレイすることを登録している前記第1のロケーションにおけるユーザから選択し、かつ前記第1のロケーションにおける前記第1の幾人かのユーザに前記双方向ゲームへ参加するための第1のアクセス電話番号またはコードを提供するように構成される、請求項48記載のシステム。
【請求項77】
前記双方向システムは第2のロケーションに第2のディスプレイを備え、
第2のアプリケーションは、前記第2のロケーションにおけるユーザを勧誘して電話、SMSメッセージングまたはeメールによって双方向ゲームに登録させるように構成され、
前記R&Rモジュールは、前記双方向ゲームをプレイする前記第2のロケーションにおける第2の幾人かのユーザを、前記双方向ゲームをプレイすることを登録している前記第2のロケーションにおけるユーザから選択し、かつ前記第2のロケーションにおける前記第2の幾人かのユーザに前記双方向ゲームへ参加するための第2のアクセス電話番号またはコードを提供するように構成され、
前記第1および第2のアプリケーションは、前記第1の幾人かのユーザおよび前記第2の幾人かのユーザのアバタを前記第1のディスプレイおよび前記第2のディスプレイの双方に表示するように構成され、前記第1の幾人かのユーザおよび前記第2の幾人かのユーザは前記双方向ゲームに参加できるようにされる、請求項76記載のシステム。
【請求項78】
前記双方向システムはさらに、前記通信デバイスへのブルートゥース接続を有するブルートゥース対応プレイデバイスを備え、前記プレイデバイスは、
前記通信デバイス上のキー打ちにより発生されるDTMF信号を検出し、
前記DTMF信号を前記第2のネットワーク接続を介して前記コマンドサーバへ送信し、
前記DTMF信号をコマンドに変換し、かつ、
前記コマンドを前記第2のネットワーク接続を介して前記双方向システムへ送信するように構成される、請求項48記載のシステム。
【請求項79】
前記双方向デバイスは、メータの読取り値に対応するDTMFトーンを前記通信デバイスへ送信するように構成されるブルートゥース対応ユーティリティメータを備え、前記通信デバイスは前記DTMFトーンを前記第1のネットワーク接続を介して前記データ変換器へ送信するように構成され、前記データ変換器は前記DTMFトーンをメータ読取り値に翻訳するように構成され、前記R&Rモジュールは前記メータ読取り値を課金アプリケーションへ送信するように構成される、請求項48記載のシステム。
【請求項80】
ユーザへの前記カスタムオーディオまたはビデオフィードバックは双方向ゲームの関連製品を販売するオファーを含む、請求項64記載のシステム。
【請求項81】
前記アプリケーションは、歌唱力採点ゲーム、トリビアゲーム、じゃんけんゲーム、音声指令式競馬ゲーム、スペースインベーダ型ゲーム、音声指令式カーレースゲーム、トランプゲーム、写真比較ゲーム、記憶当てゲームのうちの1つを含む双方向ゲームを含む、請求項46記載のシステム。
【請求項82】
前記アプリケーションは前記双方向システム上の複数人物によるカラオケアプリケーションを含み、前記アプリケーションは、前記双方向システム上に複数のユーザからの結合されたオーディオ出力を再生するように構成される、請求項46記載のシステム。
【請求項83】
前記アプリケーションは曲名当てゲームを含み、ユーザは前記通信デバイス上の歌を聴いて前記ビデオディスプレイ上に表示される選択肢から複数選択肢選択を行う、請求項46記載のシステム。
【請求項84】
前記双方向システムはウェブページ内にバナー広告を備え、前記アプリケーションは前記バナー広告に電話番号を表示するように構成され、コールサーバは前記バナー広告を視るユーザから電話コールを受けるように構成され、前記R&Rモジュールは、前記ユーザの通信デバイスのロケーションおよび前記双方向システムに関連づけられるジオロケーションタグから前記ユーザの地理的位置を確立し、かつ前記電話コールを、前記ユーザの地理的位置の指定された距離内に位置づけられるベンダへ方向づけるように構成される、請求項48記載のシステム。
【請求項85】
前記ビデオディスプレイは会議に位置づけられ、前記アプリケーションは、会議セッションが開始されると第1の確定コードを表示し、前記会議セッションが終了すると第2の確定コードを表示するように構成され、前記コールサーバは前記ユーザから前記第1の確定コードおよび前記第2の確定コードを受信するように構成され、かつR&Rモジュールは前記会議セッションにおける前記ユーザの参加を確定するように構成される、請求項54記載のシステム。
【請求項86】
前記アプリケーションは前記ビデオディスプレイ上にプレゼンテーションを表示し、かつ前記プレゼンテーションを格付けするためのコールイン番号を表示するように構成され、前記R&Rモジュールは、前記プレゼンテーションの視聴者から格付けを受信しかつ前記視聴者による格付けをリアルタイムでプレゼンタに通知するように構成される、請求項54記載のシステム。
【請求項87】
前記双方向システムは劇場画面を含み、ユーザは前記劇場画面上のメッセージによって映画が始まる前にその携帯電話をオフにするように気づかされていて、前記R&Rモジュールは、ユーザにコールしてその携帯電話がオフにされているかどうかを決定し、かつその携帯電話がオフにされていなければ、電話コールにより再度気づかせるように構成される、請求項48記載のシステム。
【請求項88】
前記R&Rモジュールはプレーヤアシスト機能を含み、ゲームまたは他の双方向チャレンジを首尾よく完了したユーザは、他のプレーヤをアシストするために、そのゲームを首尾よく完了していない他のユーザにコールまたはメッセージを送るように要求される、請求項46記載のシステム。
【請求項89】
前記R&Rモジュールは、双方向交信を完了したユーザにコールして、賞品または販売促進用ギフトの請求に使用される場合のあるクーポンコードを前記ユーザに提供するように構成される、請求項46記載のシステム。
【請求項90】
コンピュータによって実行されると前記コンピュータにオペレーションを実行させる命令を有するコンピュータ読取り可能媒体であって、前記オペレーションは、
通信デバイスから第1のネットワーク接続を介して入力データを受信することであって、前記入力データはユーザと双方向システムとの双方向交信から生じることと、
前記入力データをアプリケーション用コマンドに変換することであって、前記アプリケーションは前記双方向システムへローカル接続されていて前記双方向システムを制御するように構成されることと、
前記コマンドをコマンドサーバから前記アプリケーションへ、コマンドインタフェースへの第2のネットワーク接続を介して送信することであって、前記コマンドインタフェースは前記アプリケーションを制御するように構成されることと、を含むコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項91】
前記双方向システムはビデオディスプレイを備え、
前記ユーザへの前記ビデオディスプレイを識別するために前記アプリケーションへ識別データを送信することと、
前記双方向システムとの双方向交信を開始するために、前記ユーザに電話番号またはSMSショートコードをコールさせる勧誘を表示すること、
を含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項90記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項92】
前記電話番号またはSMSショートコードは利用可能な番号およびコードのプールから選択され、前記識別データを前記ビデオディスプレイへ送信する前に前記電話番号またはSMSショートコードの有効性を試験することを含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項91記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項93】
前記ユーザを表現するために前記ビデオディスプレイ上にアバタを表示することを含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項91記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項94】
前記アバタはユーザの電話番号の一部、ユーザの画像およびユーザの音声記録のうちの1つを含む、請求項93記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項95】
複数のユーザを1つのチームとして表現するために前記ビデオディスプレイ上にアバタを表示することを含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項91記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項96】
ユーザによるキー押しおよび音声コマンドを基礎として前記アバタをコマンドで制御することにより前記ビデオディスプレイ上で双方向ゲームをプレイすることを含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項93記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項97】
前記キー押しは、前記通信デバイス上に各々前記アバタの上、左、右および下動作を制御するためのキー配列2−4−6−8を備え、かつキー5はアクションキーを備える、請求項96記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項98】
前記キー押しは、前記通信デバイス上に各々前記アバタの左上、右上、左下および右下の対角動作を制御するためのキー配列1−3−7−9を備える、請求項96記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項99】
前記キー押しは、前記ビデオディスプレイ上で前のページへ移動するための「*」キーと、次のページへ移動するための「#」キーとを備える、請求項96記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項100】
ユーザのマルチタップのキー押しを前記双方向アプリケーション内でテキストストリングに変換することを含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項91記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項101】
前記テキストストリングを前記ビデオディスプレイ上に表示することを含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項100記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項102】
ユーザの識別番号に関連づけられるデータログを保持することと、
前記ユーザに関連づけられるデータを基礎として前記ユーザへカスタムオーディオまたはビデオフィードバックを送達すること、
を含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項91記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項103】
前記カスタムオーディオまたはビデオは前記ユーザへ前記ユーザの通信デバイスを介して送達される、請求項102記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項104】
前記カスタムオーディオまたはビデオは前記ユーザへ前記双方向システムを介して送達される、請求項102記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項105】
前記双方向ゲームは集合的な描画ゲームを含み、前記カスタムフィードバックは前記通信デバイスへ送達される共同壁紙を含む、請求項96記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項106】
前記双方向ゲームは集合的な作曲を含み、前記カスタムフィードバックは前記通信デバイスへ送達される共同のリングトーンを含む、請求項96記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項107】
前記双方向システムはコールイン電話番号またはSMSショートコードを表示する静的なシグネージを含む、請求項90記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項108】
前記ユーザは前記コールイン電話番号またはSMSショートコードをコールし、前記ユーザによる電話コールまたはSMSメッセージを計数しかつ計数が予め決められたしきい値に達すると前記ユーザへロイヤルティに対する報奨を出すことを含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項107記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項109】
前記ユーザに報奨を出すことは、
前記ユーザの通信デバイスへコールして前記ユーザに報奨メッセージおよび報奨コードを送達することと、
報奨達成エージェントへコールして前記報奨達成エージェントに前記報奨コードを提供することと、
前記ユーザを前記報奨達成エージェントへ転送することと、
前記報奨コードを検証することと、を含む、請求項108記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項110】
前記報奨コードを検証することは、
前記ユーザに前記報奨コードを問い合わせることと、
指定されたウェブサイトへログインすることと、
前記報奨コードおよび前記ユーザの電話番号を入力することと、を含む、請求項109記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項111】
前記双方向システムはゲームアプリケーションを実行するセットトップボックス(STB)、パーソナルコンピュータ(PC)またはゲームコンソールのうちの1つを備え、複数のユーザは前記STB、PCまたはゲームコンソールのうちの1つを複数の移動電話で制御する、請求項90記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項112】
前記双方向システムは電気的、機械的または電気機械的システムを備え、前記方法はさらに、前記双方向システムを前記通信デバイスで制御することを含む、請求項90記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項113】
前記双方向システムは遠隔制御式建物を含み、前記方法はさらに、前記遠隔制御式建物を前記通信デバイスで制御することを含む、請求項90記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項114】
前記ビデオディスプレイは第1のロケーションに第1のディスプレイを備え、
前記第1のロケーションにおけるユーザを勧誘して電話、SMSメッセージングまたはeメールによって双方向ゲームに登録させることと、
前記双方向ゲームをプレイする前記第1のロケーションにおける第1の集団のユーザを、前記双方向ゲームをプレイすることを登録している前記第1のロケーションにおけるユーザから選択することと、
前記第1のロケーションにおける前記第1の集団のユーザに前記双方向ゲームへ参加するための第1のアクセス電話番号またはコードを提供することと、
を含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項記90記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項115】
前記双方向システムはさらに第2のロケーションに第2のディスプレイを備え、
前記第2のロケーションにおけるユーザを勧誘して電話、SMSメッセージングまたはeメールによって双方向ゲームに登録させることと、
前記双方向ゲームをプレイする前記第2のロケーションにおける第2の集団のユーザを、前記双方向ゲームをプレイすることを登録している前記第2のロケーションにおけるユーザから選択することと、
前記第2のロケーションにおける前記第2の集団のユーザに前記双方向ゲームへ参加するための第2のアクセス電話番号またはコードを提供することと、
前記第1の集団のユーザおよび前記第2の集団のユーザのアバタを前記第1のディスプレイおよび前記第2のディスプレイの双方に表示することであって、前記第1の集団のユーザおよび前記第2の集団のユーザは前記双方向ゲームに参加することと、
を含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項記114記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項116】
前記双方向システムはさらに、前記通信デバイスへのブルートゥース接続を有するブルートゥース対応プレイデバイスを備え、
前記通信デバイス上のキー打ちにより発生されるDTMF信号を検出することと、
前記DTMF信号を前記第2のネットワーク接続を介して前記コマンドサーバへ送信することと、
前記DTMF信号をコマンドに変換することと、
前記コマンドを前記第2のネットワーク接続を介して前記双方向システムへ送信することと、
を含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項記91記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項117】
前記双方向デバイスは、メータの読取り値に対応するDTMFトーンを前記通信デバイスへ送信するように構成されるブルートゥース対応ユーティリティメータを備え、
前記DTMFトーンを前記第1のネットワーク接続を介して課金アプリケーションへ送信することを含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項記90記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項118】
前記双方向システムはウェブページ内にバナー広告を備え、
前記バナー広告に電話番号を表示することと、
前記バナー広告を視るユーザから電話コールを受けることと、
前記ユーザの通信デバイスのロケーションおよび前記双方向システムに関連づけられるジオロケーションタグの一方から前記ユーザの地理的位置を確立することと、
前記電話コールを、前記ユーザの地理的位置の指定された距離内に位置づけられるベンダへ方向づけることと、
を含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項記90記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項119】
前記ビデオディスプレイは会議に位置づけられ、
会議セッションが開始されると第1の確定コードを表示することと、
前記会議セッションが終了すると第2の確定コードを表示することと、
前記会議セッションにおける前記ユーザの参加を確定するように、前記ユーザから前記第1の確定コードおよび前記第2の確定コードを受信することと、
を含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項記91記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項120】
前記ビデオディスプレイはプレゼンテーションを表示するように構成され、
前記プレゼンテーションを格付けするためのコールイン番号を表示することと、
前記プレゼンテーションの視聴者から格付けを受信することと、
前記視聴者による格付けをリアルタイムでプレゼンタに通知することと、
を含むオペレーションを前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項記91記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項121】
ユーザ識別および人口統計データを含む第三者のマーケティングデータベースにアクセスして、前記アプリケーションを前記ユーザ向けにカスタマイズするローカルアプリケーションのためのコマンドを発生することをさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項122】
電話問合せ件数がコール容量を超えるとユーザをコール待ち行列に入れることと、
予め決められたタイムアウト期間の後に非活動コールを終了させることと、
2名以上のユーザ間でコールをブリッジすることと、をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項123】
前記報奨達成エージェントは、ユーザの電話番号および報奨コードを受理して前記報奨の有効性を判断しかつ前記エージェントが前記報奨を出すことを許容するように構成される指定された報奨達成電話アプリケーションにコールする、請求項29記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2011−507413(P2011−507413A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−538234(P2010−538234)
【出願日】平成20年12月16日(2008.12.16)
【国際出願番号】PCT/US2008/087042
【国際公開番号】WO2009/079519
【国際公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【出願人】(510164544)プレイ・メガフォン・インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】Play Megaphone, Inc.
【Fターム(参考)】