説明

ユーザの選択によって入力領域の属性を調節する端末装置、方法、システム及びコンピュータ読取可能な記録媒体

【課題】本発明は、ユーザの過去の選択に基づいてUI画面上の入力領域の属性を調節するように設定することによって、ユーザの選択を容易にした、ユーザの選択によって入力領域の属性を調節する端末装置、方法、システム及びコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
【解決手段】本発明に係る端末装置は、ユーザに提供された入力領域に関するユーザの選択に基づいて反応情報を取得するユーザ反応情報取得部と、ユーザに提供された入力領域に対する反応情報を蓄積して更新する反応情報更新部と、更新された反応情報に基づいて入力領域の属性を調節する入力領域露出属性調節部と、ユーザからの入力領域提供要請に対応し、調節された属性に基づいて入力領域を表示部に表示する入力領域提供部とを含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザの選択によって入力領域の属性を調節する端末装置、方法、システム及びコンピュータ読取可能な記録媒体に関するものであり、より詳細には、ユーザの過去の選択に基づいて画面上に表示される入力領域の属性を調節することによってユーザの選択を容易にした、ユーザの選択によって入力領域の属性を調節する端末装置、方法、システム及びコンピュータ読取可能な記録媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
デジタルリソース伝送システムで資料を作ったり、見たり、或いは、リソースを伝送又は受信するための機能を行うコンピュータ端末は、インターネットの発展と共に多くの人々に用いられてきた。さらに、移動通信端末、例えば、移動電話、個人携帯情報端末(PDA)などは、コンピュータワークステーション又は個人用コンピュータ(PC)などのコンピュータ端末とほぼ同一又は類似の機能を提供する端末として開発されてきた。これらのコンピュータ端末及び移動通信端末は、オフィスアプリケーション、インターネットブラウザ及びゲームプラットフォームなどを含む。
【0003】
上述したコンピュータ端末や移動通信端末、すなわち、各端末は、グラフィックユーザインタフェース(GUI)の選択によって動作し、非常に多くのコンファーム(確認)ウィンドウ又は選択ウィンドウを提供する。
【0004】
しかし、各端末の表示画面サイズやその入力装置によって、コンファームウィンドウ又は選択ウィンドウでユーザが意図した選択とは異なる選択がなされる場合が度々発生する。特に、移動通信端末は、コンピュータ端末よりも遥かに小さなディスプレイ領域を備えており、また、その入力装置に制約があるので、マウスクリック又はスクリーンタッチの過程でユーザが押そうとしたボタン、例えば、「はい」の代わりに、他のボタン、例えば、「いいえ」を誤って押してしまう場合が多い。
【0005】
既存のキーボードを通してユーザの意思を表示する場合は、はい(Y)/いいえ(N)などのソフトキー間の間隔が充分に広いので、コンファームウィンドウを通してユーザの意思を表示することによってユーザの意図を十分に反映することができたが、画面上をクリック、又はタッチするなどの行為を通して直接ユーザの意思を表示する場合、ソフトキー間の間隔が狭く、かつ、各ソフトキーのサイズが同一であるので、キーボードを使用する場合に比べて、ユーザの意思が誤って選択され表示される可能性が相当高い。
【0006】
したがって、マウスクリック、スクリーンタッチなどのようなキーボードを使用しない入力において、これまで個人又は集団のユーザが多く入力していた意思を容易に選択できる環境を提供するための方法が必要な状況にある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国登録特許第10―0882937号公報
【特許文献2】韓国公開特許第10―2006―0014306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、ユーザの過去の選択に基づいてUI画面上の入力領域の属性を調節することによってユーザの選択を容易にした、ユーザの選択によって入力領域の属性を調節する端末装置、方法、システム及びコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することにある。
【0009】
また、本発明が解決しようとする他の課題は、通信網を介して接続したユーザ及び/又は他のユーザの選択に基づいて蓄積された選択回数によって入力領域の属性を調節することによって、ユーザの選好度を容易に把握できるようにした、ユーザの選択によって入力領域の属性を調節する端末装置、方法、システム及びコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施例におけるユーザ入力領域を提供する端末装置は、ユーザの選択に基づいてユーザに提供された入力領域に関する反応情報を取得するユーザ反応情報取得部と、提供された入力領域に対する反応情報を蓄積して更新する反応情報更新部と、更新された反応情報に基づいて入力領域の属性を調節する入力領域露出属性調節部と、ユーザからの入力領域提供要請に対応し、調節された属性に基づく入力領域を表示部上に表示する入力領域提供部とを含む。
【0011】
また、本発明の他の実施例におけるユーザ入力領域を提供する方法は、端末装置によって、ユーザの選択に基づいてユーザに提供された入力領域に関する反応情報を取得し、提供された入力領域に対する反応情報を蓄積して更新し、更新された反応情報に基づいて入力領域の属性を調節し、及びユーザからの入力領域提供要請に対応し、調節された属性に基づく入力領域を表示部上に表示することを含む。
【0012】
本発明の更に他の実施例におけるユーザの反応情報に基づいて属性が調節される入力領域をユーザ端末に提供するシステムは、ユーザの選択に基づいてユーザ端末に提供された入力領域に対する反応情報を取得するユーザ反応情報取得部と、提供された入力領域に対する反応情報を蓄積して更新する反応情報更新部と、更新された反応情報に基づいて入力領域の属性を調節する入力領域露出属性調節部と、ユーザ端末からの入力領域提供要請に対応し、調節された属性に基づく入力領域をユーザ端末に提供する入力領域提供部とを含む。
【0013】
また、本発明の更に他の実施例におけるユーザの反応情報に基づいて属性が調節される入力領域をユーザ端末に提供するシステムは、第1ユーザ端末に提供された入力領域に対するユーザの選択に基づいて反応情報を取得するユーザ反応情報取得部と、第1ユーザ端末から取得した反応情報に基づいて入力領域に対する反応情報を蓄積して更新する反応情報更新部と、入力領域に対する更新された反応情報に基づいて入力領域の属性を調節する入力領域露出属性調節部と、第2ユーザ端末からの入力領域提供要請に応じて、調節された属性に基づく入力領域を第2ユーザ端末に提供する入力領域提供部とを含む。
【0014】
また、本発明の更に他の実施例におけるユーザの反応情報に基づいて属性が調節される入力領域をユーザ端末に提供する方法は、運営者サーバによって、ユーザ端末に提供された入力領域に対するユーザの選択に基づく反応情報を取得し、提供された入力領域に対する反応情報を蓄積して更新し、更新された反応情報に基づいて入力領域の属性を調節し、及びユーザ端末からの入力領域提供要請に応じて、調節された属性に基づいた入力領域をユーザ端末に提供することを含む。
【0015】
また、本発明の更に他の実施例におけるユーザの反応情報に基づいて属性が調節される入力領域をユーザ端末に提供する方法は、第1ユーザ端末に提供された入力領域に対するユーザの選択に基づく反応情報を取得し、第1ユーザ端末から取得した反応情報に基づいて入力領域に対する反応情報を蓄積して更新し、入力領域に対する更新された反応情報に基づいて入力領域の属性を調節し、及び第2ユーザ端末からの入力領域提供要請に応じて、調節された属性に基づく入力領域を第2ユーザ端末に提供することを含む。
【0016】
この他にも、他の方法、システム及び前記各方法を実行するためのコンピュータプログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体がさらに提供される。
【発明の効果】
【0017】
本発明の実施例によると、ユーザの過去の選択に基づいてUI画面上の入力領域の属性を調節するように設定することによって、ユーザの選択を容易にするという効果を奏する。
【0018】
また、本発明の実施例によると、通信網を介して接続されたユーザ及び/又は他のユーザの選択に基づいて蓄積された選択回数によって少なくとも二つの入力領域の属性を調節するように設定することによって、ユーザの選好度を容易に把握することができるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施例におけるユーザの選択によって入力領域の属性を調節する方法を行う端末装置を示す図である。
【図2】図1に示した制御部を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の一実施例におけるユーザの選択によって入力領域の属性を調節する方法を説明するための動作フローチャートである。
【図4】本発明の一実施例におけるユーザの選択によって通信網に接続したユーザ端末の入力領域の属性を調節する方法が実施されるシステム環境を例示した図である。
【図5】図4に示した運営者サーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明の一実施例におけるユーザの選択によって通信網に接続したユーザ端末の入力領域の属性を調節する方法を説明するための動作フローチャートである。
【図7】本発明に係るユーザの選択によって入力領域の属性を調節する方法を行う際に採用可能な汎用コンピュータ装置の内部ブロック図である。
【図8】入力領域の属性が調節された状態を例示する図である。
【図9】入力領域の属性が調節された状態を例示する図である。
【図10】入力領域の属性が調節された状態を例示する図である。
【図11】入力領域の属性が調節された状態を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図面及び以下の説明は、単に図示的な方法によって本発明の実施例と関連している。以下の説明において、ここで開示された構成及び方法に取って代わる各実施例は、請求項に記載された本発明の趣旨を逸脱しない範囲で採用可能な代案として容易に認められることに留意しなければならない。
【0021】
以下の説明は、当業者が本発明を実施することができるように提供され、特定のアプリケーションのコンテキスト及びこれらの要求条件において提供される。したがって、本発明に係る各実施例に対する以下の記述は、例示的な説明を提供するものに過ぎず、開示された正確な形態に本発明を限定するものではない。開示された各実施例に対する多様な変形が可能であることは当業者にとって明らかであり、以下で言及する一般原理は他の実施例及びアプリケーションに適用可能である。例えば、一連の動作がフローチャートを参照して説明される場合でも、各動作の順序は、一つの動作の実行が他の動作の完了に左右されない場合、他の実施例と異なってもよい。また、独立的な各動作は、並列的に行ってもよい。説明に用いられる如何なる構成要素、動作又は命令も、明示されていない限り、本発明にとって重要又は根本的なものとして理解されてはならない。ここで用いられる単数の表現は、一つ以上のアイテムを含むものと解される。一つのみのアイテムが意図される場合、「一つ」又は「一つ」に類似する用語が用いられる。したがって、本発明は、図示される各実施例に限定されるものではなく、発明者らは、それらの発明が記載された任意の特許可能な主題を含むと考えている。
【0022】
図1は、本発明の一実施例に係るユーザの選択によって入力領域の属性を調節する方法を行う端末装置を示した図であり、図2は、図1に示した制御部を説明するためのブロック図である。
【0023】
本実施例では、ユーザの選択によって入力領域の属性を調節する方法を行う端末装置を、移動通信端末として説明しているが、移動通信端末の他にも多様な全ての情報処理機器に適用可能である。
【0024】
図1を参照すると、移動通信端末100は、入力部110と、UI(User Interface)画面で入力領域の属性を過去の選択に基づいて調節する制御部120と、各移動通信端末と通信するための無線信号処理を行うRF部130と、音声処理部140と、スピーカ150と、マイクロフォン160と、表示部170と、記録部180とを含んでもよい。ここで、入力領域は、マウスクリック又はスクリーンタッチなどによってユーザが任意の命令(例えば、「はい」、「いいえ」、又は「取り消し」)を選択する領域であって、各領域ごとに特定機能のみを行うようにソフトウェア的に定められていてもよい。
【0025】
入力部110は、多数の数字キー、メニューキー及び各種機能を行うための機能キーからなり、外部の操作によって制御部120にキーデータを出力する。また、入力部110は、ユーザのタッチ入力によって制御部120に任意の命令を出力することができる。
【0026】
表示部170は、メイン液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)及びサブLCDなどの表示装置であって、制御部120の制御を受け、移動通信端末の状態やプログラムの進行状況を表示するものでもよい。
【0027】
本実施例において、表示部170は、所定のイメージ又は映像が表示されるLCDと、ユーザのタッチ入力を感知して制御部120に伝送するタッチパネル(図示せず)とを含んでもよい。LCDは、制御部120の制御によって所定のイメージ、映像、テキストなどを表示し、タッチパネルは、ユーザのタッチ入力を感知し、感知された信号を制御部120に伝送するものでもよい。
【0028】
本発明の実施例において、入力部110と表示部170とを互いに異なる形態で実現したり、又はタッチパネルのように同一の領域で入力部110及び表示部170の機能を同時に行うように実現してもよく、入力部110及び表示部170の機能を行うタッチパネルに加えて、キーボード又はマウスなどの入力部110をさらに備えてもよいので、多様な実施が可能である。
【0029】
このような表示部170は、制御部120の制御を受け、ユーザの選択を待機するUI画面を表示してもよい。UI画面上には少なくとも二つの入力領域が表示され、ユーザは、少なくとも二つの入力領域のうちいずれか一つの入力領域を、例えば、スクリーンタッチ、タッチ用ペン、マウスクリックなどによって選択してもよい。
【0030】
制御部120は、移動通信端末の全体的な動作を制御すると同時に、ユーザの選択を待機するUI画面上の入力領域を表示部170上に表示し、表示された入力領域から選択された入力領域を認識し、認識された入力領域の反応情報を蓄積して更新し、蓄積更新された反応情報の選択回数を考慮することによって、次の質問時にUI画面上に表示される入力領域の属性を調節する。
【0031】
また、制御部120は、ユーザの要請に従って蓄積更新されたUI画面別の入力領域に対する反応情報の統計を算出して提供してもよい。
【0032】
RF部130は、制御部120の制御を受け、制御部120から出力される信号を無線信号に変換する。また、RF部130は、アンテナ(ANT)を介して受信された無線信号を所望の信号に変換して出力する。
【0033】
音声処理部140は、マイクロフォン160から入力された音声信号を変調して音声データに変換し、RF部130から入力された音声データ及び記録部180に記録された音声データを音声信号に復調してスピーカ150を通して音声を出力する。
【0034】
記録部180には、制御部120の動作プログラム、システムプログラムが記録され、動作プログラムやシステムプログラムは、通常、記録部180のROM領域に記録され、必要に応じて消去可能である。また、制御部123は、多くの動作プログラムの遂行中に発生するデータを一時的に記録するRAMを含んでもよい。このような記録部180は、制御部120の制御によって反応情報を記録する。
【0035】
図2を参照すると、制御部120は、移動通信サービスを行うための信号処理を行う移動通信処理部121と、ユーザ反応情報取得部122と、反応情報更新部123と、入力領域露出属性調節部124と、入力領域提供部125と、実行部126とを含んで構成されてもよい。
【0036】
移動通信処理部121は、移動通信端末で無線資源を活用して移動通信サービスを行うためのモジュールであって、公知の移動通信技術を使用して動作するので、ここでは、これについての詳細な説明は省略する。
【0037】
ユーザ反応情報取得部122は、UI画面上に表示された入力領域から選択された入力領域に関する反応情報を取得する。本発明で、反応情報とは、所定のアプリケーションによって提供される特定の画面上に表示された複数の入力領域のうち、どの入力領域がユーザによって選択されたかを示す広義の概念であり、どの入力領域が選択されたかに関する情報である選択情報、及び選択されたいずれか一つの入力領域がアプリケーションで何番目に提供される画面で選択されたかを示す入力領域識別情報を含んでもよい。すなわち、ユーザ反応情報取得部122は、移動通信端末で提供する複数のメニューのうちユーザによって選択されたメニューを認識し、認識されたメニューの実行によって提供される、ユーザの選択を待機するUI画面内に表示された少なくとも二つの入力領域、例えば、「はい」ボタンと「いいえ」ボタンとから選択されたいずれか一つのボタンを識別し、反応情報を取得してもよい。
【0038】
ここで、反応情報は、ユーザの反応が必要な入力領域においてユーザ及び/又は他のユーザによって選択された入力領域に対する情報をさらに含んでもよい。
【0039】
反応情報更新部123は、ユーザ反応情報取得部122によって取得された入力領域に対する反応情報を蓄積し、記録部180に記録された反応情報を更新する。本発明の一実施例において、反応情報にユーザによって選択された回数である選択回数がさらに含まれて記録されるように実現してもよく、又は、同一の反応情報、すなわち、同一の入力領域識別情報を有し、同一の選択情報を有する入力領域の選択回数を含む反応履歴情報を反応情報とは別に記録するように実現してもよい。この場合、反応情報更新部123は、反応情報の蓄積及び更新時に反応情報又は反応履歴情報に含まれる選択回数も更新して記録する。入力領域露出属性調節部124は、反応情報更新部123によって記録部180に更新されて記録された選択回数に基づいて、次の質問時に入力領域の属性を、選択回数の多い入力領域と選択回数の少ない入力領域とが区別されるように調節する。
【0040】
また、入力領域露出属性調節部124は、記録部180に記録された選択回数を考慮し、二つの入力領域のうち選択回数の多い一つの入力領域に対する属性を調節してもよい。
【0041】
また、入力領域露出属性調節部124は、反応情報更新部123によって更新された選択回数を参照し、UI画面上に表示される入力領域に対する選択回数に比例するように二つの入力領域の属性を多様に調節してもよい。
【0042】
一実施例において、入力領域露出属性調節部124は、ユーザの反応情報に基づいて入力領域の属性のうち面積露出属性を調節してもよい。より具体的には、入力領域露出属性調節部124は、ユーザ反応情報取得部122によって任意のメニューが選択されると、選択されたメニューのUI画面に表示される二つの入力領域の選択回数を記録部180から抽出し、抽出された二つの入力領域の選択回数を比較し、選択回数の多い入力領域と選択回数の少ない入力領域とを決定した後、選択回数の多い入力領域の面積が、選択回数の少ない入力領域の面積より大きくなるように二つの入力領域の面積露出属性を調節してもよい。
【0043】
例えば、入力領域露出属性調節部124は、ユーザによって過去に選択された二つの入力領域の選択回数、例えば、Aボタンの選択回数がaで、Bボタンの選択回数がbで、その比率がa:bである場合、Aボタンの面積はa/(a+b)に比例するように、Bボタンの面積はb/(a+b)に比例するように調節されてもよい。各ボタンの面積は、横又は縦に増加させてもよい。本実施例では、上述した比率に限定されることなく、二つの入力領域の選択回数を比較して、選択回数の多い入力領域の面積と選択回数の少ない入力領域の面積とが2:1又は3:1になるように入力領域の面積露出属性を調節してもよい。
【0044】
また、入力領域露出属性調節部124は、ユーザの反応履歴情報を反映し(場合によっては、同一の入力領域識別情報を有する他のユーザの反応履歴情報を反映し)、入力領域に関連した属性を調節することによって、ユーザの便宜性を増加させてもよい。また、入力領域露出属性調節部124は、更新された反応履歴情報を記録した記録部180を参照して、UI画面上に表示される入力領域に対する選択回数に反比例するように入力領域の面積露出属性を調節してもよい。例えば、Aボタンの選択回数がaで、Bボタンの選択回数がbで、その比率がa:bである場合、Aボタンの面積はb/(a+b)に比例するように、Bボタンの面積はa/(a+b)に比例するように調節されてもよい。
【0045】
また、入力領域露出属性調節部124は、UI画面上に表示される二つの入力領域に対する選択回数を比較して、選択回数間に差がある場合、記録部180に記録された反応情報の選択回数に基づいて予め調節された属性、例えば、予め調節された入力領域の面積に、選択回数の多い入力領域と選択回数の少ない入力領域との面積を変形させるように面積露出属性を調節してもよい。
【0046】
更に他の実施例として、入力領域露出属性調節部124は、ユーザの反応情報又は反応履歴情報に基づいて入力領域の属性のうち位置露出属性を調節してもよい。具体的には、入力領域露出属性調節部124は、選択回数の多い入力領域と選択回数の少ない入力領域との位置をUI画面内に配置するように調節し、選択回数の多い入力領域をUI画面上の予め指定された領域の上側に配置し、選択回数の少ない入力領域をUI画面上の予め指定された領域の上側の直下である下側に配置するように位置露出属性を調節してもよい。また、選択回数の多い入力領域を左側に、選択回数の少ない入力領域を右側に配置するように調節してもよく、反対に、選択回数の多い入力領域を右側に、選択回数の少ない入力領域を左側に配置するように調節してもよい。これによって、ユーザが容易に選択できるように、頻繁に選択する入力領域の位置を所望の位置に配置するように各入力領域の位置露出属性を調節してもよい。
【0047】
追加的に、入力領域露出属性調節部124は、入力領域の色を示す色露出属性、入力領域内のテキストの太さ、書体、色又はサイズに対する属性であるフォント露出属性のうち少なくとも一つを調節してもよい。
【0048】
入力領域提供部125は、入力領域露出属性調節部124によって調節された属性に基づいて調節された入力領域を含むUI画面を表示部170上に表示する。このとき、表示部170上に表示されたUI画面内の入力領域は、ユーザが容易に識別できるように互いに異なる属性を有する。
【0049】
実行部126は、入力領域提供部125によってUI画面上に表示された互いに異なる属性を有する入力領域から選択されたいずれか一つの入力領域に対応する動作を実行してもよい。このような動作が実行されると、制御部120は、ユーザによって選択されたいずれか一つの入力領域に対する反応情報及び/又は反応履歴情報を記録部180に蓄積して更新する。
【0050】
図3は、本発明の一実施例に係るユーザの選択によって入力領域の属性を調節する方法を説明するための動作フローチャートである。
【0051】
入力領域提供部125は、ユーザによって任意のメニューが選択されると、選択されたメニューに応じてユーザの選択を待機するUI画面を表示する(S101)。
【0052】
次に、ユーザ反応情報取得部122は、UI画面内に表示された二つの入力領域から選択されたいずれか一つの入力領域に対する反応情報を取得する(S103)。
【0053】
次に、反応情報更新部123は、取得された反応情報を蓄積して記録部180を更新する(S105)。これによって、記録部180は、ユーザ及び/又は他のユーザによって二つの入力領域から選択されたいずれか一つの入力領域に対する反応情報を蓄積して記録してもよい。また、記録部180は、同一又は類似する入力領域から選択された入力領域の反応情報を蓄積して記録したり、ユーザの選択を待機する全ての入力領域から選択された入力領域の反応情報を蓄積して記録したりしてもよく、それぞれに対する選択回数も更新して記録してもよい。
【0054】
その後、入力領域露出属性調節部124は、入力部110から任意のメニューが選択されたかどうかを判断する(S106)。このとき、任意のメニューは、上述したステップS101と同一の任意のメニューであってもよい。
【0055】
前記ステップS106の判断の結果、入力部110から任意のメニューが選択されていない場合、制御部120は、所定時間待機状態を維持し、移動通信端末に印加される電源が切れるとプロセスを終了する。
【0056】
前記ステップS106の判断の結果、入力部110から任意のメニューが選択された場合、入力領域露出属性調節部124は、選択された任意のメニューによって提供されるUI画面に表示される二つの入力領域に対する反応情報を記録部180から抽出する(S107)。
【0057】
次に、入力領域露出属性調節部124は、抽出された反応情報の選択回数に基づいて入力領域の属性を調節する(S109)。すなわち、入力領域露出属性調節部124は、記録部180に記録された反応情報の選択回数に基づいて選択回数の多い入力領域と選択回数の少ない入力領域とを決定し、決定された選択回数の多い入力領域と選択回数の少ない入力領域とが互いに区別されて表示されるように各入力領域の属性を調節してもよい。このとき、属性は、入力領域の面積露出属性、入力領域の位置露出属性、入力領域の色露出属性、入力領域のフォント露出属性のうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0058】
図8に示すように、入力領域露出属性調節部124は、例えば、選択回数の多い入力領域である「はい」が、選択回数の少ない入力領域である「いいえ」より大きな面積を有するように、固定された比率で又は選択回数に比例するように比例的に各入力領域の面積露出属性を調節してもよい。また、入力領域露出属性調節部124は、図9に示すように、各入力領域のフォント露出属性を調節してもよい。また、入力領域露出属性調節部124は、図10に示すように、選択回数の多い入力領域に色が指定され、選択回数の少ない入力領域に色が指定されないように各入力領域の色露出属性を調節してもよい。また、入力領域露出属性調節部124は、図11に示すように、選択回数の少ない入力領域より上側に選択回数の多い入力領域を配置するように入力領域の位置露出属性を調節してもよい。
【0059】
次に、入力領域提供部125は、各入力領域ごとに調節された属性に基づいて調節された二つの入力領域を含むUI画面を表示部170上に表示する(S111)。
【0060】
その結果、ユーザの過去の選択に基づいてUI画面上に互いに異なる属性を有する入力領域を表示することによって、ユーザが容易に選択させることができ、ユーザが誤って選択する確率を減少させることができる。
【0061】
図4は、本発明の一実施例に係る通信網に接続した端末装置のユーザの選択によって入力領域の属性を調節する方法が実施されるシステム環境を例示した図である。
【0062】
図4に示すように、本発明の全体のシステムは、複数の端末装置300、通信網400及び運営者サーバ500を含んで構成されてもよい。
【0063】
複数の端末装置300は、通信網400を介して運営者サーバ500への通信接続を行う。このような複数の端末装置300は、運営者サーバ500に接続し、任意の質問語を入力することによって、質問語に該当する情報が含まれるウェブページを受信してもよい。
【0064】
複数の端末装置300は、ユーザが通信網400を介して運営者サーバ500に接続した後、通信できるようにする機能を含むデジタル機器であって、デスクトップコンピュータ、ノート型パソコン、ワークステーション、PDA、ウェブパッド、移動電話機などのようにメモリ手段を備えており、かつ、マイクロプロセッサを搭載して演算能力を備えたデジタル機器であれば、本発明に係るユーザ端末300として採用されてもよい。また、ユーザ端末300には、コンテンツの提供を受けるためのウェブブラウザ(図示せず)プログラムがさらに含まれていてもよい。
【0065】
このような複数の端末装置300は、通信網400を介して接続された運営者サーバ500から提供された画面上に表示された少なくとも二つの入力領域のうちいずれか一つの入力領域を選択し、選択された入力領域を認識し、識別された入力領域の反応情報を通信網400を介して運営者サーバ500に伝送してもよい。
【0066】
通信網400は、図4に例示した運営者サーバ500と複数の端末装置300との間の通信をサポートするネットワークである。通信網400を構成する基盤通信技術の構成は、本発明の実施に本質的な影響を及ぼさない。
【0067】
また、通信網400は、有線及び無線などの通信様態で構成されてもよい。通信網400は、システムと端末との間での情報交換を可能にする如何なる種類の通信技術に基づいて構成されてもよい。また、情報交換過程の信頼性及び保安のための公知の多様な技術が通信網400に適用可能であることは当然である。
【0068】
運営者サーバ500は、ユーザ入力待機画面で入力領域の属性をユーザ及び/又は他のユーザの入力領域に対する過去の選択である反応情報に基づいて調節する。
【0069】
このような運営者サーバ500は、通信網400を介して通信接続をなした端末装置300から提供された画面情報に表示された二つの入力領域から選択されたいずれか一つの入力領域に対する反応情報を受信して蓄積記録し、次の質問時に画面情報に表示される二つの入力領域の反応情報を抽出し、抽出された反応情報の選択回数に基づいて二つの入力領域の属性を調節してもよい。
【0070】
以下では、本発明を実施するために重要な機能を行う運営者サーバ500の内部構成及び各構成要素の機能について説明する。
【0071】
図5は、図4に示した運営者サーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
【0072】
図5を参照すると、本発明の運営者サーバ500は、ユーザ反応情報取得部501、反応情報更新部502、入力領域露出属性調節部503及び入力領域提供部504を含んで構成されてもよい。
【0073】
本発明の実施例によると、ユーザ反応情報取得部501、反応情報更新部502、入力領域露出属性調節部503及び入力領域提供部504は、そのうち少なくとも一部が複数の端末装置300と通信するプログラムモジュールであってもよい。このようなプログラムモジュールは、オペレーションシステム、応用プログラムモジュール及びその他プログラムモジュールの形態で運営者サーバ500に含まれてもよく、物理的には多様な公知の記憶装置上に格納されてもよい。また、このようなプログラムモジュールは、運営者サーバ500との通信が可能な遠隔記憶装置に格納されてもよい。
【0074】
一方、このようなプログラムモジュールは、本発明によって後述する特定の業務を行ったり、特定の抽象データ型を実行するルーチン、サブルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを包括するが、これに制限されることはない。
【0075】
まず、入力領域提供部504は、通信網400を経てユーザの選択を待機する画面情報を提供する。このとき、画面情報には少なくとも二つの入力領域が表示される。
【0076】
ユーザ反応情報取得部501は、入力領域提供部504によって提供された画面情報に表示された二つの入力領域から選択されたいずれか一つの入力領域に対するユーザの反応情報を通信網400を経て受信する。このとき、第1の端末装置310は、画面情報に表示された二つの入力領域から選択されたいずれか一つの入力領域を認識して識別し、識別された入力領域に対する第1の反応情報を一時的に記録してもよい。第1の反応情報は、選択されたいずれか一つの入力領域がどのサイトで何番目に提供される画面情報から選択されたのかを示す入力領域識別情報、色情報、商品の仕様情報及びサイズ情報のうち少なくとも一つを含んでもよい。また、第2の端末装置320は、入力領域に対する第2の反応情報を一時的に記録してもよい。
【0077】
第1及び第2の反応情報は、同一のイベントに応じて提供される同種の入力領域から選択されたユーザの反応情報であってもよい。
【0078】
反応情報更新部502は、ユーザ反応情報取得部501によって取得された第1及び第2の反応情報をデータベース505に蓄積するように更新する。データベース505には、第1及び第2の端末装置310、310に提供された画面情報を識別できる識別情報に対応して受信された反応情報を記録してもよい。
【0079】
また、データベース505には、掲載された商品に対する商品情報、販売情報、配送情報及び在庫情報を記録してもよい。
【0080】
入力領域露出属性調節部503は、データベース505に更新されて記録された反応情報の選択回数を考慮し、次の質問時に二つの入力領域の属性を調節する。
【0081】
さらに説明すると、入力領域露出属性調節部503は、同種の入力領域に対する反応情報をデータベース505を参照して抽出し、抽出された反応情報の選択回数に基づいて固定比率で又は選択回数に相当する比率で入力領域の属性を調節する。
【0082】
例えば、画面情報に表示される入力領域が二つである場合、入力領域露出属性調節部503は、二つの入力領域に対する反応情報の選択回数を比較し、選択回数の多い入力領域と選択回数の少ない入力領域とを決定し、選択回数の多い入力領域の面積が選択回数の少ない入力領域の面積より大きくなるように調節してもよい。
【0083】
また、入力領域露出属性調節部503は、例えば、10個の入力領域に対する反応情報の選択回数をデータベース505を参照して比較し、比較の結果、選択回数の多い入力領域を決定し、選択回数の多い入力領域の色を残りの9個の入力領域と区別される色に調節してもよい。
【0084】
したがって、複数のユーザがどの入力領域の選択を好むかを容易に把握することができる。すなわち、オンライン上で商品を購買するとき、どの色を好むか、又はどの仕様を好むかを確認することができる。
【0085】
また、入力領域露出属性調節部503は、在庫がある商品の選択を促進するように、ユーザが選択した商品の在庫の有無をデータベース505を参照して把握し、在庫がある商品の入力領域を在庫がない商品の入力領域よりも大きな面積に調節してもよい。その一方で、入力領域露出属性調節部503は、在庫がある商品の入力領域を在庫がない商品の入力領域よりも小さい面積に調節してもよく、商品の販売バランスを合わせてもよい。
【0086】
本実施例では、二つの入力領域が区別されるように入力領域の面積を異なる形に調節したが、本発明はこれに限定されることはなく、入力領域の位置、入力領域の色、入力領域内のテキストの太さ、テキストのサイズ及びテキストの書体のうち少なくとも一つを用いて入力領域の属性を調節してもよい。
【0087】
入力領域提供部501は、入力領域露出属性調節部503によって調節された二つの入力領域を含む画面情報を通信網400を介して第1及び第2の端末装置310、320に提供してもよい。このとき、第1及び第2の端末装置310、320上に表示された画面情報には、少なくとも二つの入力領域のうち選択回数の多い入力領域と選択回数の少ない入力領域とが区別されて表示される。
【0088】
また、入力領域提供部501は、互いに異なる属性を有する入力領域から選択されたいずれか一つの入力領域の動作が実行された画面情報を通信網400を介して第1及び第2の端末装置310、320に伝送してもよい。このような実行により、運営者サーバ500は、ユーザによって選択された入力領域に対する反応情報をデータベース505に蓄積記録し、最近の反応情報にアップデートしてもよい。
【0089】
本発明の実施例に係る通信部(図示せず)は、運営者サーバ500によって入力領域の属性が調節された画面情報を第1及び第2の端末装置310、320に伝送する機能を行ってもよく、第1及び第2の端末装置310、320から画面情報上に表示された入力領域から選択されたいずれか一つの入力領域を認識し、識別された反応情報を受信する機能を行ってもよい。全体として、通信部は、運営者サーバ500とのデータ送受信を可能にする機能を行ってもよい。
【0090】
本発明の実施例に係る運営者サーバ500は、ユーザ反応情報取得部501、反応情報更新部502、入力領域露出属性調節部503、入力領域提供部504及びデータベース505の間のデータの流れを制御する機能を行ってもよい。
【0091】
すなわち、本発明に係る運営者サーバ500は、各構成要素間のデータの流れを制御することによって、ユーザ反応情報取得部501、反応情報更新部502、入力領域露出属性調節部503、入力領域提供部504及びデータベース505でそれぞれ固有の機能を行うように制御してもよい。
【0092】
以下、このような構成を有する運営者サーバ500で複数のユーザの選択によって入力領域の属性を調節する方法を説明する。
【0093】
図6は、本発明の一実施例に係る通信網に接続した第1及び第2の端末装置のユーザの選択によって入力領域の属性を調節する方法を説明するための動作フローチャートである。
【0094】
運営者サーバー500は、商品やサービスを提供するために運営するサーバであってもよく、以下では、例えば、商品を購買できるホームページを運営する運営者サーバであると仮定して説明する。
【0095】
図6を参照すると、入力領域提供部504は、通信網400を介して第1及び第2の端末装置310、320にユーザの選択を待機する画面情報を提供する(S501)。画面情報には、例えば、商品の色を選択できるように、ユーザ入力領域が表示されている。
【0096】
次に、ユーザ反応情報取得部501は、提供された画面情報上に表示されたユーザ入力領域のうち第1及び第2の端末装置310、320からいずれか一つの入力領域が選択されると、選択された入力領域の第1及び第2の反応情報を受信する(S503)。第1及び第2の端末装置310、320は、画面情報上に表示された少なくとも二つの入力領域から選択されたいずれか一つの入力領域を認識し、認識された入力領域を識別し、識別された入力領域の反応情報を通信網400を介して運営者サーバ500に伝送し、反応情報は端末装置の記録部に一時的に記録されてもよい。
【0097】
次に、反応情報更新部502は、ユーザ反応情報取得部501によって取得された第1及び第2の反応情報をデータベース505に蓄積するように更新する(S505)。データベース505は、ユーザの選択を待機する入力領域が提供された画面情報を識別する識別情報に対応して受信された反応情報を記録するように実現されてもよい。
【0098】
その後、入力領域露出属性調節部503は、運営者サーバ500に通信網400を介して通信接続を行った第1及び第2の端末装置310、320から掲載された商品が選択されたかどうかを判断する(S506)。
【0099】
前記ステップS506の判断の結果、第1及び第2端末装置310、320から商品が選択されていない場合、入力領域露出属性調節部503は、所定時間待機状態を維持し、ユーザがログオフしたり、又は運営者サーバ500との通信接続が切れるとプロセスを終了する。
【0100】
前記ステップS506の判断の結果、第1及び第2の端末装置310、320から商品が選択された場合、入力領域露出属性調節部503は、商品の色を選択できる画面情報内に入力領域を区別して表示するために、同種の入力領域に対する反応情報をデータベース505から抽出する(S507)。
【0101】
入力領域露出属性調節部503は、抽出された反応情報の選択回数に基づいて入力領域の属性を調節する(S509)。すなわち、入力領域露出属性調節部503は、抽出された反応情報の選択回数に基づいて選択回数の多い入力領域と選択回数の少ない入力領域とを決定し、選択回数の多い入力領域を選択回数の少ない入力領域よりも強調して変形させるように互いに異なる形で属性を調節してもよい。
【0102】
特に、入力領域露出属性調節部503は、入力領域の選択回数に比例するように比例的に入力領域の面積を調節してもよい。追加的に又は独立的に入力領域の色、入力領域の位置、入力領域内のテキストの太さ、テキストのサイズ及びテキストの書体のうち少なくとも一つを調節してもよい。例えば、入力領域を識別するために、入力領域露出属性調節部503は、選択回数の多い入力領域には予め定義された色を指定し、選択回数の少ない入力領域には色を指定しないように調節してもよい。
【0103】
また、入力領域露出属性調節部503は、選択回数の多い入力領域内のテキストの太さ、テキストのサイズ及びテキストの書体のうち少なくとも一つを調節し、選択回数の少ない入力領域の属性を変形させないようにデフォルトに設定された属性どおりに固定して調節してもよい。ただし、入力領域の属性を面積で調節する場合、選択回数の多い入力領域の面積に対して選択回数の少ない入力領域の面積が小さくなるように調節する。
【0104】
次に、入力領域提供部504は、入力領域露出属性調節部503によって調節された属性を有する入力領域を含む画面情報を通信網400を介して第1及び第2の端末装置310、320に提供する(S511)。
【0105】
このように属性が調節された入力領域を含む画面情報を、通信網400を介した運営者サーバ500との通信接続を通して複数の端末装置300に提供することによって、他のユーザがどのような選択をしたかを容易に知ることができる。
【0106】
特に、入力領域の属性を面積で調節する場合、選択回数の多い入力領域が選択回数の少ない入力領域よりも大きな面積を有するように調節されてUI画面上に表示されることによって、ユーザは、過去に頻繁に選択された入力領域を容易に選択することができるとともに、他のユーザの反応、在庫、選好度などを容易に把握することができる。
【0107】
本発明の各実施例は、多様なコンピュータで実行される動作を行うためのプログラム命令を含むコンピュータ読取可能な媒体を含む。前記コンピュータ読取可能な媒体は、プログラム命令、ローカルデータファイル、ローカルデータ構造などを単独で又は組み合わせて含んでもよい。前記媒体は、本発明のために特別に設計されて構成されたものであってもよく、コンピュータソフトウェアの当業者に公知で使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD―ROM、DVDのような光記録媒体、フロピカルディスクのような磁気―光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を記録して行うように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。前記媒体は、プログラム命令、ローカルデータ構造などを指定する信号を伝送する搬送波を含む光、金属線、導波管などの伝送媒体であってもよい。
【0108】
プログラム命令の例は、コンパイラによって作られる機械語コードだけでなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0109】
図7は、本発明に係るユーザの選択によって入力領域の属性を調節する方法を行う際に採用できる汎用コンピュータ装置の内部ブロック図である。
【0110】
コンピュータ装置600は、RAM(Random Access Memory)620及びROM(Read Only Memory)630を含むメイン記憶装置と連結される一つ以上のプロセッサ610を含む。プロセッサ610は、中央処理装置(CPU)とも呼ばれる。本技術分野で広く知られているように、ROM630は、ローカルデータと命令とを単方向性でCPUに伝送する役割を果たし、RAM620は、通常はローカルデータと命令とを両方向性で伝送する役割を果たす。RAM620及びROM630は、コンピュータ読取可能な媒体の任意の適切な形態を含んでもよい。大容量記憶装置640は、両方向性でプロセッサ610と連結され、追加的なローカルデータ記録能力を提供し、前記コンピュータ読取可能な記録媒体のうちいずれのものであってもよい。大容量記憶装置640は、プログラム、ローカルデータなどを記録するのに使用され、通常はメイン記憶装置よりも速度の遅いハードディスクのような補助記憶装置である。CD―ROM660のような特定の大容量記憶装置を使用してもよい。プロセッサ610は、ビデオモニタ、トラックボール、マウス、キーボード、マイクロフォン、タッチスクリーン型ディスプレイ、カード読取機、磁気又は紙テープ読取機、音声又は筆記認識機、ジョイ・スティック、又はその他公知のコンピュータ入出力装置のうち一つ以上の入出力インターフェース650と連結される。最後に、プロセッサ610は、ネットワークインタフェース670を介して有線又は無線通信ネットワークに連結してもよい。このようなネットワーク連結を介して前記方法の手順を行ってもよい。前記装置及び道具は、コンピュータハードウェア及びソフトウェア技術分野の当業者によく知られているものである。
【0111】
前記ハードウェア装置は、本発明の動作を行うために一つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されてもよい。
【0112】
以上では、本発明の具体的な実施例について説明したが、本発明の範囲から逸脱しない限度内で多様な変形が可能であることは当然である。したがって、本発明の範囲は、上述した実施例に限定されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲の記載だけでなく、この特許請求の範囲と均等なものによって定められるべきである。
【符号の説明】
【0113】
100:移動通信端末、110:入力部、120:制御部、121:移動通信処理部、122:ユーザ反応情報取得部、123:反応情報更新部、124:入力領域露出属性調節部、125:入力領域提供部、126:実行部、130:RF部、140:音声処理部、150:スピーカ、160:マイク、170:表示部、180:記録部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ入力領域を提供する端末装置において、
ユーザに提供された入力領域に関する前記ユーザの選択に基づいて反応情報を取得するユーザ反応情報取得部、
前記ユーザに提供された入力領域に対する反応情報を蓄積して更新する反応情報更新部、
前記更新された反応情報に基づいて前記入力領域の属性を調節する入力領域露出属性調節部、及び
前記ユーザからの入力領域提供要請に対応し、前記調節された属性に基づいて入力領域を表示部に表示する入力領域提供部を含むことを特徴とする端末装置。
【請求項2】
前記反応情報は、前記ユーザに提供された入力領域が所定のアプリケーションにおいて何番目に提供される画面で提供されたかを示す入力領域識別情報、及び前記ユーザに提供された入力領域が前記ユーザによって選択された回数を示す選択回数のうち少なくとも一つの情報を含むことを特徴とする、請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記属性は、入力領域の面積に対する面積露出属性、入力領域の色に対する色露出属性、入力領域の位置に対する位置露出属性、入力領域内のテキストの太さ、サイズ、色又は書体のうちいずれか一つ以上に対するフォント露出属性のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
前記反応情報に前記選択回数が含まれる場合、
前記入力領域露出属性調節部は、前記更新された反応情報のうち前記選択回数を抽出し、前記抽出された選択回数に比例して前記ユーザに提供された入力領域の面積露出属性を調節することを特徴とする、請求項3に記載の端末装置。
【請求項5】
前記反応情報に前記選択回数が含まれる場合、
前記入力領域露出属性調節部は、前記更新された反応情報と同一の他のユーザの反応情報を抽出し、前記抽出された他のユーザの反応情報のうち選択回数に基づいて前記入力領域の属性を調節することを特徴とする、請求項3に記載の端末装置。
【請求項6】
ユーザ入力領域を提供する方法において、端末装置によって、
ユーザに提供された入力領域に関する前記ユーザの選択に基づいて反応情報を取得し、
前記提供された入力領域に対する反応情報を蓄積して更新し、
前記更新された反応情報に基づいて前記入力領域の属性を調節し、
前記ユーザからの入力領域提供要請に対応し、前記調節された属性に基づいて入力領域を表示部に表示することを含むことを特徴とする方法。
【請求項7】
前記反応情報は、前記ユーザに提供された入力領域が所定のアプリケーションで何番目に提供される画面で提供されたかを示す入力領域識別情報、及び前記ユーザに提供された入力領域が前記ユーザによって選択された回数を示す選択回数のうち少なくとも一つの情報を含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記属性は、入力領域の面積に対する面積露出属性、入力領域の色に対する色露出属性、入力領域の位置に対する位置露出属性、入力領域内のテキストの太さ、サイズ、色又は書体のうちいずれか一つ以上に対するフォント露出属性のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記反応情報に前記選択回数が含まれる場合、
前記入力領域の属性を調節することは、前記更新された反応情報のうち選択回数を抽出し、前記抽出された選択回数に比例して前記ユーザに提供された入力領域の面積露出属性を調節することを含むことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記反応情報に前記選択回数が含まれる場合、
前記入力領域の属性を調節することは、
前記更新された反応情報と同一の他のユーザの反応情報を抽出すること、
前記抽出された他のユーザの反応情報のうち選択回数に基づいて前記入力領域の属性を調節することを含むことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
ユーザの反応情報に基づいて属性が調節される入力領域をユーザ端末に提供するシステムであって、
前記ユーザ端末に提供された入力領域に対する前記ユーザの選択に基づいて反応情報を取得するユーザ反応情報取得部、
前記ユーザ端末に提供された入力領域に対する反応情報を蓄積して更新する反応情報更新部、
前記更新された反応情報に基づいて前記入力領域の属性を調節する入力領域露出属性調節部、及び
前記ユーザ端末からの入力領域提供要請に対応し、前記調節された属性に基づいて入力領域を前記ユーザ端末に提供する入力領域提供部を含むことを特徴とするシステム。
【請求項12】
ユーザの反応情報に基づいて属性が調節される入力領域をユーザ端末に提供するシステムであって、
第1のユーザ端末に提供された入力領域に対する前記ユーザの選択に基づいて反応情報を取得するユーザ反応情報取得部、
前記第1のユーザ端末から取得した反応情報に基づいて前記入力領域に対する反応情報を蓄積して更新する反応情報更新部、
前記入力領域に対する前記更新された反応情報に基づいて前記入力領域の属性を調節する入力領域露出属性調節部、及び
第2のユーザ端末からの入力領域提供要請に対応し、前記調節された属性に基づいて入力領域を前記第2のユーザ端末に提供する入力領域提供部を含むことを特徴とするシステム。
【請求項13】
前記反応情報は、前記ユーザ端末に提供された入力領域が前記ユーザによって選択された回数を示す選択回数、前記ユーザ端末に提供された入力領域がどのサイトで何番目に提供される画面で提供されたかを示す入力領域識別情報、色情報、商品の仕様情報、サイズ情報のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項11又は12に記載のシステム。
【請求項14】
前記属性は、入力領域の面積に対する面積露出属性、入力領域の位置に対する位置露出属性、入力領域の色に対する色相露出属性、入力領域内のテキストの太さ、サイズ、色又は書体のうちいずれか一つ以上に対するフォント露出属性のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記反応情報に前記選択回数が含まれれる場合、
前記入力領域露出属性調節部は、前記更新された反応情報のうち選択回数を抽出し、前記抽出された選択回数に比例して前記入力領域の面積露出属性を調節することを特徴とする、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
ユーザの反応情報に基づいて属性が調節される入力領域をユーザ端末に提供する方法であって、運営者サーバによって、
ユーザ端末に提供された入力領域に対する前記ユーザの選択に基づいて反応情報を取得し、
前記ユーザ端末に提供された入力領域に対する反応情報を蓄積して更新し、
前記更新された反応情報に基づいて前記入力領域の属性を調節し、
前記ユーザ端末からの入力領域提供要請に対応し、前記調節された属性に基づいて入力領域を前記ユーザ端末に提供することを含むことを特徴とする方法。
【請求項17】
ユーザの反応情報に基づいて属性が調節される入力領域をユーザ端末に提供する方法であって、
第1のユーザ端末に提供された入力領域に対する前記ユーザの選択に基づいて反応情報を取得し、
前記第1のユーザ端末から取得した反応情報に基づいて前記入力領域に対する反応情報を蓄積して更新し、
前記入力領域に対する前記更新された反応情報に基づいて前記入力領域の属性を調節し、
第2のユーザ端末からの入力領域提供要請に応答し、前記調節された属性に基づいた入力領域を前記第2のユーザ端末に提供することを含むことを特徴とする方法。
【請求項18】
前記反応情報は、前記ユーザ端末に提供された入力領域が前記ユーザによって選択された回数を示す選択回数、前記ユーザ端末に提供された入力領域がどのサイトで何番目に提供される画面で提供されたかを示す入力領域識別情報、色情報、商品の仕様情報、サイズ情報のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項16又は17に記載の方法。
【請求項19】
前記属性は、入力領域の面積に対する面積露出属性、入力領域の位置に対する位置露出属性、入力領域の色に対する色露出属性、入力領域内のテキストの太さ、サイズ、色相又は書体のうちいずれか一つ以上に対するフォント露出属性のうち少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記反応情報に前記選択回数が含まれる場合、
前記入力領域の属性を調節することは、
前記更新された反応情報のうち選択回数を抽出し、
前記抽出された選択回数に比例して前記入力領域の面積露出属性を調節することを含むことを特徴とする、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
請求項6から請求項10、及び請求項16から請求項20のうちいずれか1項に記載の方法を実行するためのコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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