説明

ユーザ機器に通信を提供する方法およびデバイス

本発明は、第1ユーザ機器と第2ユーザ機器との間の通信を提供する技術的解決策であって、第1ユーザ機器は、第1マルチタッチ通信プロトコルを使用し、第2ユーザ機器は、第2マルチタッチ通信プロトコルを使用し、方法は、第1ユーザ機器から第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を受信するステップと、第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を、第2マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報に変換するステップと、第2マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を第2ユーザ機器に送信するステップとを含む、技術的解決策を提案する。本発明を用いると、異なるマルチタッチ通信プロトコルを使用する携帯電話機の間の通信の有効な解決策が提供される。マルチタッチ通信プロトコルの変換を、独立のネットワーク装置によって実施することができ、このネットワーク装置は、ユーザ機器、たとえば携帯電話機の設計を単純化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ機器に通信を提供する方法およびデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
マルチタッチ技術は、伝統的な入力デバイス(たとえば、マウス、キーボードなど)を用いずにコンピュータ側でのヒューマン・コンピュータ・インタラクション(human−computer interaction)を実行できる、ヒューマン・コンピュータ・インタラクションおよびハードウェア・デバイスによって合同で実施される技術である。マルチタッチ技術を用いると、タッチ・スクリーン(スクリーン、デスクトップ、壁など)またはタッチ・パネルは、スクリーンから同時に複数の点の入力情報を受け取ることができる。
【0003】
現在、マルチタッチ技術は、主に携帯電話機でサポートされ、たとえば、Apple Inc.社、Samsungグループ、およびNokia Corporation社は、彼らの携帯電話機のヒューマン・コンピュータ・インタラクション・インターフェースにマルチタッチ技術を実施した。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】Kaltenbrunner,M.、Bovermann,T.、Bencina,R.、Costanza,E.、「TUIO − A Protocol for Table Based Tangible User Interfaces」、Proceedings of the 6th International Workshop on Gesture in Human−Computer Interaction and Simulation(GW 2005)、フランス国バンヌ、2005年
【非特許文献2】http://www.tuio.org
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ますます多くの携帯電話機がマルチタッチ機能を有するにつれて、異なる携帯電話機ベンダが、異なるマルチタッチ通信プロトコルを使用するので、異なるマルチタッチ通信プロトコルを使用する携帯電話機の間でどのようにして通信すべきかが、解決すべき差し迫った問題になる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態によれば、第1ユーザ機器と第2ユーザ機器との間の通信を提供する方法であって、第1ユーザ機器は、第1マルチタッチ通信プロトコルを使用し、第2ユーザ機器は、第2マルチタッチ通信プロトコルを使用し、方法は、第1ユーザ機器から第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を受信するステップと、第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を、第2マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報に変換するステップと、第2マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を第2ユーザ機器に送信するステップとを含む、方法が提供される。
【0007】
本発明の別の実施形態によれば、第1ユーザ機器と第2ユーザ機器との間の通信を提供する提供デバイスであって、前記第1ユーザ機器は、第1マルチタッチ通信プロトコルを使用し、前記第2ユーザ機器は、第2マルチタッチ通信プロトコルを使用し、前記提供デバイスは、前記第1ユーザ機器から前記第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を受信する受信機と、前記第1マルチタッチ通信プロトコルに基づく前記マルチタッチ情報を、前記第2マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報に変換する変換器と、前記第2マルチタッチ通信プロトコルに基づく前記マルチタッチ情報を前記第2ユーザ機器に送信する送信機とを含む、提供デバイスが提供される。
【0008】
本発明によって提供される方法およびデバイスを用いると、異なるマルチタッチ通信プロトコルを使用する携帯電話機の間の通信の有効な解決策が提供される。代替案では、マルチタッチ通信プロトコルの変換を、独立のネットワーク・デバイスによって実施することができ、このネットワーク・デバイスは、ユーザ機器、たとえば携帯電話機の設計を単純化する。
【0009】
次の図面を参照して非制限的な実施形態の詳細な説明を読むことによって、本発明の他の特徴、目的、および利益が明白になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の詳細な実施形態による応用シナリオを示す図である。
【図2】本発明の詳細な実施形態による第1ユーザ機器と第2ユーザ機器との間の通信を提供する方法を示す流れ図である。
【図3】本発明の詳細な実施形態による第1ユーザ機器と第2ユーザ機器との間の通信を提供する提供デバイスを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
同一のまたは同様の符号は、同一のまたは同様のステップまたは手段/デバイス(モジュール)を指す。
【0012】
本発明の詳細な実施形態を、次の図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1に、本発明の詳細な実施形態による応用シナリオを示す。この図では、第1ユーザ機器11は、第1マルチタッチ通信プロトコルを使用し、第2ユーザ機器12は、第2マルチタッチ通信プロトコルを使用し、ネットワーク装置20は、第1ユーザ機器11および第2ユーザ機器12のマルチタッチ情報のプロトコル変換を実行し、その結果、第1ユーザ機器11および第2ユーザ機器12は、有効な通信のために、その相手方のマルチタッチ情報を理解できるようになる。
【0014】
図2に、本発明の詳細な実施形態による第1ユーザ機器と第2ユーザ機器との間の通信を提供する方法の流れ図を示す。図1のネットワーク装置20が第1ユーザ機器11と第2ユーザ機器12との間の通信を提供する方法を、図1と組み合わせて説明する。ここで、第1ユーザ機器11および第2ユーザ機器12を、マルチタッチ・スクリーンを有する、携帯電話機、PDA、固定電話機などのユーザ端末機器とすることができる。
【0015】
まず、ステップS201では、ネットワーク装置20が、第1ユーザ機器11から第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を受信する。ネットワーク装置20は、ケーブルまたは無線ネットワークを介して第1ユーザ機器11のマルチタッチ情報を受信することができる。代替案では、マルチタッチ情報は、そのマルチタッチ情報が第2ユーザ機器12に送信されることの情報を含むことができる。代替案では、もう1つの実施形態で、第1ユーザ機器11と第2ユーザ機器12との間の通信が、前もってセット・アップされ、ネットワーク装置20は、第1ユーザ機器11からの第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報が第2ユーザ機器12宛であることと、第2ユーザ機器12からの第2マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報が、第1ユーザ機器11宛であることとを認める。
【0016】
マルチタッチ情報が、さまざまな情報を含むことができ、一実施形態では、マルチタッチ情報が、時間情報および位置情報を含むことに留意されたい。TUIO(Tangible User Interface Objects)プロトコルについて、マルチタッチ情報は、sessionID、classID、位置、角度、動きベクトル、回転ベクトル、動き角度、回転角度などを含むことができる。TUIOに関する詳細な情報については、Kaltenbrunner,M.、Bovermann,T.、Bencina,R.、Costanza,E.、「TUIO − A Protocol for Table Based Tangible User Interfaces」、Proceedings of the 6th International Workshop on Gesture in Human−Computer Interaction and Simulation(GW 2005)、フランス国バンヌ、2005年またはhttp://www.tuio.orgを参照されたい。他のプライベート・マルチタッチ通信プロトコルについて、マルチタッチ情報を、ユーザ機器プロバイダが定義することができる。
【0017】
次に、ステップS202では、ネットワーク装置20が、第1ユーザ機器11からの第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を、第2マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報に変換する。
【0018】
最後に、ステップS203では、ネットワーク装置20が、第2マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を第2ユーザ機器12に送信する。ネットワーク装置20は、ケーブルまたは無線ネットワークを介してマルチタッチ情報を送信することができる。
【0019】
オプションで、ステップS202の前に、ネットワーク装置20は、さらに、それぞれ第1ユーザ機器11および第2ユーザ機器12によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルの情報を入手し、その情報に基づいてステップS202のプロトコル変換を実行する。一実施形態では、マルチタッチ通信プロトコルの情報は、ユーザ機器によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルのタイプに言及することができる。ネットワーク装置20は、すべての種類のマルチタッチ通信プロトコルを認め、それらの間の相互変換を実施することができる。
【0020】
ネットワーク装置20がそれぞれ第1ユーザ機器11および第2ユーザ機器12によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルの情報を入手する方法が、さまざまであることに留意されたい。
【0021】
一実施形態では、ステップS201の前に、第1ユーザ機器11と第2ユーザ機器12との両方が、ネットワーク装置20にメッセージを送信し、このメッセージは、それぞれ第1ユーザ機器11および第2ユーザ機器12によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルの情報を含む。たとえば、第1ユーザ機器11と第2ユーザ機器12との両方が、マルチタッチ・スクリーンを有する携帯電話機であり、ユーザは、これらを使用してネットワーク・ゲームをプレイする。ネットワーク装置20は、ネットワーク・ゲーム・サーバであり、第1ユーザ機器11および第2ユーザ機器12がそれぞれネットワーク装置20に送信するログイン・メッセージは、それぞれ、第1ユーザ機器11および第2ユーザ機器12によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルの情報を含む。
【0022】
もう1つの実施形態では、ネットワーク装置20が、第1ユーザ機器11から第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を受信した後に、ネットワーク装置20は、2つの照会メッセージをそれぞれ第1ユーザ機器11および第2ユーザ機器12に送信し、この2つの照会メッセージは、第1ユーザ機器11および第2ユーザ機器12によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルの情報を照会するのに使用され、この情報に基づいて、その後、ステップS202のプロトコル変換が実行される。
【0023】
もう1つの実施形態では、第1ユーザ機器11からの第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報は、第1ユーザ機器11によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルの情報を含み、ネットワーク装置20は、第1ユーザ機器11から第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を受信した後に、第2ユーザ機器12によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルの情報を照会するために第2ユーザ機器12に照会メッセージを送信し、この情報に基づいて、その後、ステップS202のプロトコル変換が実行される。
【0024】
ネットワーク装置20がそれぞれ第1ユーザ機器11および第2ユーザ機器12によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルの情報を入手する方法を、上で説明した。もう1つの実施形態では、ネットワーク装置20は、それぞれ第1ユーザ機器11および第2ユーザ機器12によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルの情報を入手する必要はなく、その情報を、第1ユーザ機器11から受信される第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報に含めることができる。
【0025】
現在、マルチタッチ通信プロトコルは、オープンなTUIOプロトコル、各社のプライベート・プロトコルなどを含むさまざまな種類を有する。TUIOプロトコルと特定のプライベート・マルチタッチ情報プロトコルとの間の相互変換が、プロトコル変換プロセスを説明するための例として使用される。
【0026】
一般性を失わずに、第1ユーザ機器11が、TUIOマルチタッチ通信プロトコルを使用し、マルチタッチ情報フォーマットとしてs i x yを使用すると仮定する。ここで、sは、セッションIDを表し、iは、クラスIDを表し、xは、幅位置情報を表し、yは、高さ位置情報を表す。第2ユーザ機器12は、プライベート・マルチタッチ通信プロトコルを使用し、第2ユーザ機器12によって使用されるマルチタッチ情報フォーマットは、session:value Seq:value wid:value hei:valueであり、sessionは、特定のアプリケーション・プログラムに関係付けられるIDであるsessionIDを表し、異なるアプリケーション・プログラムは、異なるsessionIDを有し、Seqは、シーケンス情報を表し、マルチタッチ位置などのマルチタッチ・パラメータのサンプリング順序を示し、widは、幅位置を表し、heiは、高さ位置を表す。
【0027】
ネットワーク装置20は、ユーザ機器11からTUIOマルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報1 2 345 123を受信すると、TUIOマルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報1 2 345 123を、第2ユーザ機器12に基づくプライベート・プロトコルのフォーマットsession:1 Seq:2 wid:234 hei:123に変換し、変換されたフォーマットを第2ユーザ機器12に送信し、逆も同様である。
【0028】
ネットワーク装置20が第1ユーザ機器11と第2ユーザ機器12との間の通信を提供する手順すなわちマルチタッチ通信プロトコルの間の変換手順は、図1に示された応用シナリオを例にして詳細に説明される。いくつかの応用シナリオでは、ネットワーク装置20内でマルチタッチ通信プロトコルを変換する機能を、第1ユーザ機器11または第2ユーザ機器12によって実施できることに留意されたい。
【0029】
図3に、本発明の詳細な実施形態による第1ユーザ機器と第2ユーザ機器との間の通信を提供する提供デバイス300のブロック図を示す。提供デバイス300は、受信機301、変換器302、および送信機303を含む。
【0030】
図1のネットワーク装置20内の提供デバイス300が第1ユーザ機器11と第2ユーザ機器12との間での通信を提供する動作手順を、図1と組み合わせて詳細に説明する。
【0031】
まず、受信機301は、第1ユーザ機器11から第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を受信する。代替案では、マルチタッチ情報は、そのマルチタッチ情報が第2ユーザ機器12に送信されることの情報を含むことができる。代替案では、もう1つの実施形態で、第1ユーザ機器11と第2ユーザ機器12との間の通信が前もってセット・アップされ、ネットワーク装置20は、第1ユーザ機器11からの第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報が第2ユーザ機器12宛であることと、第2ユーザ機器12からの第2マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報が、第1ユーザ機器11宛であることとを認める。
【0032】
マルチタッチ情報が、さまざまな情報を含むことができ、一実施形態では、マルチタッチ情報が、時間情報および位置情報を含むことに留意されたい。TUIO(Tangible User Interface Objects)プロトコルについて、マルチタッチ情報は、sessionID、classID、位置、角度、動きベクトル、回転ベクトル、動き角度、回転角度などを含むことができる。TUIOに関する詳細な情報については、Kaltenbrunner,M.、Bovermann,T.、Bencina,R.、Costanza,E.、「TUIO − A Protocol for Table Based Tangible User Interfaces」、Proceedings of the 6th International Workshop on Gesture in Human−Computer Interaction and Simulation(GW 2005)、フランス国バンヌ、2005年またはhttp://www.tuio.orgを参照されたい。他のプライベート・マルチタッチ通信プロトコルについて、マルチタッチ情報を、ユーザ機器プロバイダが定義することができる。
【0033】
次に、変換器302は、第1ユーザ機器11からの第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を、第2マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報に変換する。
【0034】
最後に、送信機303は、第2マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を第2ユーザ機器12に送信する。
【0035】
オプションで、変換器302がプロトコル変換を実行する前に、提供デバイス300は、さらに、それぞれ第1ユーザ機器11および第2ユーザ機器12によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルの情報を入手するユニット(図3には図示せず)を含み、変換器302は、その情報に基づいてプロトコル変換を実行する。一実施形態では、マルチタッチ通信プロトコルの情報は、ユーザ機器によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルのタイプに言及することができる。変換器302は、すべての種類のマルチタッチ通信プロトコルを認め、それらの間の相互変換を実施することができる。
【0036】
それぞれ第1ユーザ機器11および第2ユーザ機器12によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルの情報を入手するユニットの方法が、さまざまであり、これが、上で述べられ、詳細が省略されることに留意されたい。
【0037】
ネットワーク装置20内の提供デバイス300が第1ユーザ機器11と第2ユーザ機器12との間の通信を提供する手順は、図1に示された応用シナリオを例として詳細に説明される。いくつかの応用シナリオで、提供デバイス300を、第1ユーザ機器11内または第2ユーザ機器12内に配置することができることに留意されたい。
【0038】
上で述べた実施形態が、本発明を限定するのではなく例示することに留意されたい。本発明が、本発明の範囲および趣旨に含まれる、図示され説明された実施形態に対するすべての修正形態および変形形態を含むことが意図されている。特許請求の範囲では、括弧の間に配置されたどの符号も請求項を限定するものとして解釈されてはならない。単語「comprising(含む)」は、請求項または明細書でリストされていない要素またはステップの存在を除外しない。ある要素の前の単語「a」または「an」は、複数のそのような要素の存在を除外しない。複数のユニットを列挙する装置クレームでは、複数のこれらのユニットをハードウェアまたはソフトウェアの1つの同一のアイテムによって実施することができる。単語第1、第2、および第3などの使用は、順序付けを示さない。これらの単語は、名前として解釈されなければならない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザ機器と第2ユーザ機器との間の通信を提供する方法であって、前記第1ユーザ機器は、第1マルチタッチ通信プロトコルを使用し、前記第2ユーザ機器は、第2マルチタッチ通信プロトコルを使用し、前記方法は、
A.前記第1ユーザ機器から前記第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を受信するステップと、
B.前記第1マルチタッチ通信プロトコルに基づく前記マルチタッチ情報を、前記第2マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報に変換するステップと、
C.前記第2マルチタッチ通信プロトコルに基づく前記マルチタッチ情報を前記第2ユーザ機器に送信するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
−前記第2ユーザ機器によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルの情報を入手するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
−前記第1ユーザ機器によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルの情報を入手するステップ
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記マルチタッチ情報は、時間情報および位置情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1マルチタッチ通信プロトコルは、TUIOプロトコルであり、前記第2マルチタッチ通信プロトコルは、プライベート・プロトコルである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1マルチタッチ通信プロトコルと前記第2マルチタッチ通信プロトコルとの両方は、プライベート・プロトコルである、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
第1ユーザ機器と第2ユーザ機器との間の通信を提供する提供デバイスであって、前記第1ユーザ機器は、第1マルチタッチ通信プロトコルを使用し、前記第2ユーザ機器は、第2マルチタッチ通信プロトコルを使用し、前記提供デバイスは、
前記第1ユーザ機器から前記第1マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報を受信する受信機と、
前記第1マルチタッチ通信プロトコルに基づく前記マルチタッチ情報を、前記第2マルチタッチ通信プロトコルに基づくマルチタッチ情報に変換する変換器と、
前記第2マルチタッチ通信プロトコルに基づく前記マルチタッチ情報を前記第2ユーザ機器に送信する送信機と
を含む、提供デバイス。
【請求項8】
前記第2ユーザ機器によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルの情報を入手するために入手するユニット
のステップをさらに含む、請求項7に記載の提供デバイス。
【請求項9】
入手する前記ユニットは、
−前記第1ユーザ機器によって使用されるマルチタッチ通信プロトコルの情報を入手すること
にさらに使用される、請求項8に記載の提供デバイス。
【請求項10】
前記マルチタッチ情報は、時間情報および位置情報を含む、請求項7に記載の提供デバイス。
【請求項11】
前記第1マルチタッチ通信プロトコルは、TUIOプロトコルであり、前記第2マルチタッチ通信プロトコルは、プライベート・プロトコルである、請求項7に記載の提供デバイス。
【請求項12】
前記第1マルチタッチ通信プロトコルと前記第2マルチタッチ通信プロトコルとの両方は、プライベート・プロトコルである、請求項7に記載の提供デバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−516867(P2013−516867A)
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−547441(P2012−547441)
【出願日】平成23年1月4日(2011.1.4)
【国際出願番号】PCT/CN2011/070021
【国際公開番号】WO2011/082667
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(391030332)アルカテル−ルーセント (1,149)
【Fターム(参考)】