説明

ラベル貼り付け構造および画像形成装置

【課題】 ラベルの剥離位置が容易に認識できる簡単な構造のラベル貼り付け構造を提供する。
【解決手段】 射出成型部品であるフロントカバー17の裏面における貼り付け領域Aにラベル19が剥離可能に貼り付けられる。貼り付け領域Aにおけるラベル19の角部にオーバーラップするように、射出ゲート跡Cが配置されている。射出ゲート跡Cは凹部とされている。射出ゲート跡Cの位置に対応するラベル19の角部には剥離位置表示用の矢印マーク22が施されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、コピー機、ファクシミリ装置等において貼り付けられた種々表示用のラベルを剥がす際に有効なラベル貼り付け構造、およびそのラベル貼り付け構造を備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、プリンタ、コピー機、ファクシミリ装置等の各種機器、各部品、消耗品には、その取り扱い方法や注意事項等を表示したラベルが、適宜位置に貼り付けられている。
【0003】
一方、近年は各種部品のリサイクル化が推進されており、リサイクルに際して貼り付けられたラベルを、剥がす必要があった。また、装置の経年使用時等において、装置の熱の影響や、ラベルの粘着成分と樹脂フレームの添加剤との相溶等により、ラベルが強固に粘着して剥がし難くなることもあった。
【0004】
そこで、このようなラベルを剥がす際に、容易に剥がせるように種々の構造が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
【0005】
特許文献1によれば、ラベルが貼り付けられた領域の一部に対応して、分離可能な引き剥がし部を備えた構造や、窪み部を備えた構造が開示されており、引き剥がし部や窪み部に対応する部分からラベルを剥がす構造とされている。
【0006】
また、特許文献2によれば、ラベルが貼り付けられた縁部の少なくとも一部の下方に溝部を有した構造が開示されており、溝部に対応する部分からラベルを剥がす構造とされている。
【0007】
【特許文献1】特開2001−337606号公報
【特許文献2】実開平5−34135号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、引用文献1に開示のラベル貼り付け構造によれば、引き剥がし部や窪み部を覆ってラベルが貼り付けられた構造であり、剥離位置が認識し難いという欠点があった。
【0009】
また、引用文献2に開示のラベル貼り付け構造によれば、ラベルを剥がすための溝部を特別に構成する必要があり、構造の複雑化を招く欠点があった。
【0010】
そこで、本発明は上記点に鑑み、ラベルの剥離位置が容易に認識できる簡単な構造のラベル貼り付け構造および画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するための第1の技術的手段は、ラベル貼り付け部品の貼り付け領域に対してラベルを剥離可能に貼り付けるラベル貼り付け構造において、前記貼り付け領域における前記ラベルの端縁部の一部の位置に対応して、前記貼り付け領域にラベル浮上用突部が突設されている点にある。
【0012】
また、上記課題を解決するための第2の技術的手段は、ラベル貼り付け部品の貼り付け領域に対してラベルを剥離可能に貼り付けるラベル貼り付け構造において、前記ラベル貼り付け部品が射出成型部品からなり、前記貼り付け領域における前記ラベルの端縁部の一部にオーバーラップするように、射出ゲート跡が配置されている点にある。
【0013】
さらに、前記射出ゲート跡が凹部もしくは粗面とされている構造としてもよい。
【0014】
また、前記ラベル浮上用突部もしくは前記射出ゲート跡が、前記ラベルの角部に対応して配置されている構造としてもよい。
【0015】
さらに、前記角部に、前記ラベルを剥がす際の剥離位置表示用のマークが施されている構造としてもよい。
【0016】
また、上記構造のラベル貼り付け構造を備えた画像形成装置であってもよい。
【発明の効果】
【0017】
以上のように、本発明の第1のラベル貼り付け構造によれば、貼り付け領域におけるラベルの端縁部の一部の位置に対応して、貼り付け領域にラベル浮上用突部が突設されている構造とされており、ラベル貼り付け部品に貼り付けられたラベルにおけるラベル浮上用突部に対応する部分が、ラベルのその他の部分よりも浮き上がった状態となっているため、ラベルを剥がすための剥離位置であることが容易に認識できると共に、ラベルの剥離時にはラベルを容易に剥がすことができる利点がある。
【0018】
また、ラベルの貼り付け領域におけるラベルの端縁部の位置に対応して、ラベル浮上用突部を突設した簡単な構造であり、容易に製作できる利点がある。
【0019】
さらに、本発明の第2のラベル貼り付け構造によれば、ラベル貼り付け部品が射出成型部品からなり、貼り付け領域におけるラベルの端縁部の一部にオーバーラップするように、射出ゲート跡が配置されている構造とされており、射出ゲート跡とその他のラベルの貼り付け領域との相互間に段差や表面粗さ等の相違が生じているため、ラベルを剥がすための剥離位置であることが容易に認識できると共に、ラベルの貼り付け状態において、射出ゲート跡では段差や表面粗さ等の相違によりその他の貼り付け領域よりもラベルの粘着性に劣るため、ラベルの剥離時にラベルを容易に剥がすことができる利点がある。
【0020】
また、ラベルの貼り付け領域におけるラベルの端縁部にオーバーラップするように、射出ゲート跡が配置されていればよく、別途、特別な構造を設ける必要がなく、簡単な構造であり、容易に製作できる利点がある。
【0021】
さらに、射出ゲート跡が凹部もしくは粗面とされている構造であれば、ラベルの端縁部が浮いた状態もしくは粘着性に劣った状態となっており、ラベルの剥離時にラベルを容易に剥がすことができる利点がある。
【0022】
また、ラベル浮上用突部もしくは射出ゲート跡が、ラベルの角部に対応して配置されている構造とすれば、ラベルの剥離時に角部を起点としてラベルを容易に剥がすことができる利点がある。
【0023】
さらに、角部に、ラベルを剥がす際の剥離位置表示用のマークが施されている構造とすれば、ラベルを剥がす際の起点を容易に認識できる利点がある。
【0024】
また、上記のようなラベル貼り付け構造を備えた画像形成装置によれば、上記同様の利点を発揮できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1ないし図4は画像形成装置の一例としてのプリンタ1を示しており、プリンタ1は、装置本体2の下部に給紙部としての給紙トレイ3が配置され、装置本体2の上部に排出部としての排出トレイ4が配置されている。
【0026】
また、装置本体2の一側部には用紙搬送路5が配置されており、用紙搬送路5に沿って、搬送ローラ装置6と、感光体ドラム7による画像転写部と、その上部に配置された定着装置8を介して排出トレイ4に記録された用紙を排出する排出ローラ装置9が設けられている。
【0027】
そして、給紙トレイ3から給紙ローラ10により用紙を1枚ずつ取り出して、レジストローラ装置を兼ねる前記搬送ローラ装置6により用紙を整合して感光体ドラム7に向けて給紙する。感光体ドラム7の周囲には、一般の電子写真方式を用いた画像記録装置の記録部と同様に、帯電手段11、書込み手段12、現像器ユニット13の現像ローラ13aおよび、転写手段14が設けられている。
【0028】
そして、感光体ドラム7に対して帯電手段11からの放電により、一様に帯電させてから、書込み手段12からレーザ光を照射して静電潜像を形成する。その静電潜像に対して現像ローラ13aからトナーを供給して、トナー画像として可視像化し、そのトナー画像を用紙に転写する。トナー画像を用紙に転写する位置では、用紙を感光体ドラム7と転写手段14としての転写ローラとの間で挟むようにして搬送しながら、前記転写ローラに対して所定の値の電圧を印加することにより、トナー画像を用紙に転写する。
【0029】
トナー画像が転写された用紙は、その上部に設けられる定着装置8に送られて定着される。定着装置8においては、従来公知の熱ローラ方式の定着器と同様に、通過する用紙に熱と圧力を付与して定着し、トナー画像が定着した用紙は、排出ローラ装置9により排出トレイ4に排出されるように構成されている。
【0030】
また、プリンタ1における装置本体2の前部には、ヒンジ部16を介して開閉操作自在なフロントカバー17が備えられている。そして、フロントカバー17の開姿勢で、現像器ユニット13や感光体ドラム7が露出状態となり、これらをフロント側に引き出すことにより着脱交換可能に構成されている。
【0031】
そして、本実施形態においては、ラベル貼り付け部品としての樹脂による射出成型部品からなるフロントカバー17の裏面側における貼り付け領域Aや、現像器ユニット13の上板13bにおける貼り付け領域Bに、例えば、現像器ユニット13を取外すための手順等を表示するラベル19や、現像器ユニット13を装着するための手順等を表示するラベル20が貼り付けられている。
【0032】
また、図1、図3および図4に示されるように、フロントカバー17や上板13bを射出成型する際における射出ゲートの位置が、貼り付け領域A,Bの角部の位置に対応して配置されており、成型されたフロントカバー17や上板13bの射出ゲート跡C,Dの一部がラベル19,20の貼り付け領域A,Bにオーバーラップするように構成されている。
【0033】
ここで、射出ゲート跡とは、射出成型品に形成される射出成型時の金型の射出ゲートの跡をいう。射出成型による部材の成型は、所定の金型内に溶融した樹脂を射出注入することによりなされる。このような成型を行うためには、金型に樹脂を注入するするための射出ゲートが必要となる。この射出ゲートより注入された溶融樹脂は金型内の空間を満たし、それにより所定の形状の射出成型品が形成される。このような金型の射出ゲート部分は、一般的には樹脂が注入される孔、いわゆるゲート孔が形成されている。この部分には金型の壁面が存在しないため、射出成型された製品にはこの射出ゲート部分による射出ゲート跡が残ってしまう。
【0034】
また、この射出ゲート跡部分にはゲート孔につながる残留樹脂が射出成型品と一体として形成されることがあるが、この残留樹脂は余分な樹脂であるため、成型後の除去される。この除去部分、即ち射出ゲート跡は、射出成型品の他の金型で成型された表面に比べて粗い状態となっている。
【0035】
そして、本実施形態においては、図4に示されるように、各射出ゲート跡C,Dが対応する貼り付け領域A,Bよりも表面が粗く、射出成型時の樹脂の引けにより僅かにくぼんだ凹部に構成されている。従って、各貼り付け領域A,Bに対してそれぞれラベル19,20が剥離可能な粘着剤により貼り付けられた状態においては、各ラベル19,20の射出ゲート跡C,Dに対応する角部では、その貼り付け表面の粗さにより弱い貼り付け状態、もしくは凹部内で浮いた状態に配置され、弱貼り付け状態もしくは非貼り付け状態となっている。
【0036】
また、射出ゲート跡C,Dに対応する各ラベル19,20の角部には、ラベル19,20を剥がす際の剥離位置表示用のマークとしての矢印マーク22が表示されている。
【0037】
本実施形態は以上のように構成されており、リサイクル時にラベル19,20をフロントカバー17や現像器ユニット13の上板13bから剥がす必要が生じた場合には、射出ゲート跡C,Dの位置に配置されているラベル19,20の角部から引き剥がしていけばよい。
【0038】
この際、射出ゲート跡C,Dの一部が貼り付け領域A,Bにオーバーラップした状態であるため、貼り付け領域A,Bに貼り付けられたラベル19,20より射出ゲート跡C,Dがはみ出した構造となっており、ラベル19,20を剥がすための剥離位置であることが容易に認識でき、また、ラベル19,20の角部は、射出ゲート跡C,Dに対する弱貼り付け状態もしくは、射出ゲート跡C,Dの凹部内で浮いた状態の非貼り付け状態であるため、爪等を引っ掛けて容易に摘むことが可能となり、ラベル19,20を引き剥がす際の切っ掛けが非常に容易に得られる。従って、ラベル19,20の剥離時においては、ラベル19,20の角部を起点として容易に剥がすことができるという利点がある。
【0039】
また、射出ゲート跡C,Dの位置に対応するラベル19,20の角部に矢印マーク22が施されているため、この点からもラベル19,20を剥がす際の起点となる剥離位置を容易に認識できる利点がある。
【0040】
さらに、射出成形時における射出ゲート部分によって射出ゲート跡C,Dの凹部を構成する構造であり、射出ゲートの位置をラベル19,20の貼り付け領域A,Bの角部の位置に対応して配置されるように設計するだけでよく、従来のような特別な構造を別途設ける必要もなく、簡単な構造であり、容易に製作できるという利点がある。
【0041】
図5は第2の実施形態を示しており、前記第1の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0042】
即ち、本実施形態においては、射出ゲート跡C,Dが僅かに突状の粗面状態とされた構造とされている。そして、その他の構造は第1の実施形態と同様に構成されている。
【0043】
従って、本実施形態においても、剥離位置が容易に認識でき、また、射出ゲート跡はもともと粗い粗面状態であり、ラベル19,20の角部が、その射出ゲート跡C,Dの粗面に貼り付けられているため、粘着性に劣った弱貼り付け状態となっており、爪等を引っ掛けて容易に剥がすことが可能であり、ラベル19,20を引き剥がす際の切っ掛けが容易に得られ、ラベル19,20の剥離時に、ラベル19,20の角部を起点として容易に剥がすことができるという利点がある。
【0044】
また、第1の実施形態と同様、矢印マーク22によってラベル19,20を剥がす際の起点となる剥離位置を容易に認識できると共に、従来のような特別な構造を別途設ける必要もなく、簡単な構造で、容易に製作できるという利点がある。
【0045】
図6および図7は第3の実施形態を示しており、前記第1の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0046】
即ち、本実施形態においては、射出ゲート跡C,Dおよびその周縁部が樹脂の引けにより僅かにくぼんだ凹状に形成された構造とされている。そして、ラベル19,20の角部が射出ゲート跡C,Dおよびその周縁部の引け部23の一部にオーバーラップした状態で貼り付け領域A,Bに貼り付けられた構造とされている。また、その他の構造は第1の実施形態と同様に構成されている。
【0047】
従って、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、剥離位置が容易に認識でき、また、粗い粗面状態の射出ゲート跡C,Dに対しては弱貼り付け状態、もしくは浮いた状態に配置された非貼り付け状態となっているため、ラベル19,20の角部から爪等を引っ掛けて容易に剥がすことが可能であり、ラベル19,20を引き剥がす際の切っ掛けが容易に得られ、ラベル19,20の剥離時に、ラベル19,20の角部を起点として容易に剥がすことができるという利点がある。
【0048】
さらに、第1の実施形態と同様、矢印マーク22によってラベル19,20を剥がす際の起点となる剥離位置を容易に認識できると共に、従来のような特別な構造を別途設ける必要もなく、簡単な構造で、容易に製作できるという利点がある。
【0049】
図8は第4の実施形態を示しており、前記第1の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0050】
即ち、本実施形態においては、貼り付け領域A,Bの角部の位置に対応して、四角錐台形状のラベル浮上用突部24の一部がオーバーラップするように突設された構造とされている。そして、その他の構造は第1の実施形態と同様に構成されている。
【0051】
従って、本実施形態においては、ラベル19,20の貼り付け領域A,Bに対する貼り付け状態においては、ラベル19,20の角部がラベル浮上用突部24に乗り上げた状態で貼り付けられる。即ち、ラベル19,20の角部は浮き上がった状態で貼り付けられており、その角部の縁部が浮いた状態もしくは粘着性の劣る状態で貼り付けられた構造となるため、爪等を引っ掛けて容易に剥がすことが可能であり、ラベル19,20を引き剥がす際の切っ掛けが容易に得られ、ラベル19,20の剥離時に、ラベル19,20の角部を起点として容易に剥がすことができるという利点がある。
【0052】
また、ラベル19,20の角部がラベル浮上用突部24に乗り上げて浮き上がった状態となっているため、ラベル19,20を剥がすための剥離位置であることが容易に認識できる利点もあり、さらには、第1の実施形態と同様、矢印マーク22によってもラベル19,20を剥がす際の起点となる剥離位置を容易に認識できる利点がある。
【0053】
さらに、ラベル19,20の貼り付け領域A,Bの角部の位置に対応して、ラベル浮上用突部24を突設した簡単な構造であり、容易に製作できる利点もある。
【0054】
なお、上記各実施形態においては、ラベル浮上用突部24や射出ゲート跡C,Dを、ラベル19,20が貼り付けられる貼り付け領域A,Bの角部に対応してオーバーラップするように配置した構造を示しているが、貼り付け領域A,Bに貼り付けられるラベル19,20の角部以外の端縁部に対応して、一部がオーバーラップするようにラベル浮上用突部24や射出ゲート跡C,Dを配置する構造であってもよい。
【0055】
また、ラベル浮上用突部24の形状も実施形態の形状に何ら限定されず、所望の形状、高さに決定適宜すればよい。
【0056】
さらに、射出ゲート跡C,Dは、凹部に限らず、突部状態であってもよく、さらには、貼り付け領域A,Bと同一高さであっても粗面であればよい。
【0057】
また、フロントカバー17や上板13bに剥離可能にラベル19,20が貼り付けられた構造を示しているが、その他の箇所やその他の交換消耗品等であってもよい。
【0058】
さらに、実施形態においては、画像形成装置としてプリンタ1に適用した構造について説明しているが、これに限定するものではなく、コピー機やファクシミリ装置、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能等を有する複合機等その他の画像形成装置に適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るプリンタを示す概略説明図である。
【図2】プリンタの概略断面説明図である。
【図3】現像器ユニットの外観図である。
【図4】ラベル貼り付け部分の要部斜視図である。
【図5】第2の実施形態に係る要部斜視図である。
【図6】第3の実施形態に係る要部斜視図である。
【図7】図6におけるVII−VII線断面矢視図である。
【図8】第4の実施形態に係る要部斜視図である。
【符号の説明】
【0060】
1 プリンタ
2 装置本体
13 現像器ユニット
13b 上板
17 フロントカバー
19 ラベル
20 ラベル
22 矢印マーク
24 ラベル浮上用突部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラベル貼り付け部品の貼り付け領域に対してラベルを剥離可能に貼り付けるラベル貼り付け構造において、
前記貼り付け領域における前記ラベルの端縁部の一部の位置に対応して、前記貼り付け領域にラベル浮上用突部が突設されていることを特徴とするラベル貼り付け構造。
【請求項2】
ラベル貼り付け部品の貼り付け領域に対してラベルを剥離可能に貼り付けるラベル貼り付け構造において、
前記ラベル貼り付け部品が射出成型部品からなり、前記貼り付け領域における前記ラベルの端縁部の一部にオーバーラップするように、射出ゲート跡が配置されていることを特徴とするラベル貼り付け構造。
【請求項3】
請求項2に記載のラベル貼り付け構造において、
前記射出ゲート跡が凹部もしくは粗面とされていることを特徴とするラベル貼り付け構造。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のラベル貼り付け構造において、
前記ラベル浮上用突部もしくは前記射出ゲート跡が、前記ラベルの角部に対応して配置されていることを特徴とするラベル貼り付け構造。
【請求項5】
請求項4に記載のラベル貼り付け構造において、
前記角部に、前記ラベルを剥がす際の剥離位置表示用のマークが施されていることを特徴とするラベル貼り付け構造。
【請求項6】
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のラベル貼り付け構造を備えたことを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−83113(P2008−83113A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−260028(P2006−260028)
【出願日】平成18年9月26日(2006.9.26)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】