説明

ランプ寿命末期検出回路

1以上のランプを選択的に通電するランプ駆動回路が提供される。インバーター回路は、ランプに電圧供給するために1次及び2次巻線を備える変圧器を有する。フィルターが1次巻線に接続して1次巻線に亘る電圧を指標する1次巻線信号を受信する。1次巻線信号は、周波数スペクトルを有し、フィルターが、1以上のランプの寿命末期(EOL)状態を指標する周波数スペクトルの特定の特性を検出する。制御回路は、インバーター回路とフィルターに接続する。制御回路は、フィルターが1次巻線信号の周波数スペクトルの特定の特性を検出するとき、インバーター回路による1以上のランプの通電を非継続にするべく構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の参照
本出願は、2010年1月7日に出願し、「電流フィード電子バラスト用ランプ寿命末期(EOL)検出回路」と題された米国仮特許出願NO.61/293,037に基づく優先権を主張し、この全内容が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、光源、より端的には、ランプ用電子バラストに関する。
【背景技術】
【0003】
多くの場合、バラストがランプに電力供給し、ランプに供給される電流及び/又は電力を調整する。蛍光ランプといったランプは、バラストを用いてランプへ適切な開始電圧を供給し、ランプが点灯すると動作電流を制限する。蛍光ランプの一種類にT5ランプがあり、T5ランプと対応のバラストにより提供される高いルーメン性能とコンパクトサイズのおかげで汎用されている。しかしながら、T5ランプといったランプは、相対的に小径(約1.25インチ)であり、その寿命の終わりに近づくにつれて望まない態様で反応することが特に多い。
【0004】
例えば、その寿命末期(EOL)段階において、T5ランプのエンドキャップが、フィラメントの放出混合の枯渇に起因し、かつカソードとランプ壁間の小さな空間に起因して過加熱されるかもしれない。これが生じると、ランプのエンドキャップとホルダーが設計温度限界を超えてランプシステムの信頼性に有害に影響するかもしれない。例えば、この状況によりランプにクラックが生じてしまうかもしれない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態は、ランプ寿命末期検出回路(「EOL検出回路」)に関する。EOL検出回路は、ランプがEOL段階に到達するときを検出してランプへの電力供給を結果として非継続にする。EOL検出回路は、1以上のランプを選択的に通電するインバーター回路を有するバラストと関連して使用しても良い。インバーター回路は、1次巻線及び2次巻線を有する出力変圧器を有する。EOL検出回路は、1次巻線に亘る電圧を指標する1次巻線信号を受信するべく1次巻線に結合する。例えば、EOL検出回路は、1次及び2次巻線と同一のコアに巻かれ、1次巻線に結合した検出巻線を含むかもしれない。
【0006】
EOL検出回路は、1次巻線信号を受信するフィルターを含む。1次巻線信号は、周波数スペクトルを有する。フィルターは、1以上のランプのEOL状態を示すその一次信号の周波数スペクトルの特定の特性を検出する。例えば、フィルターは、その一次信号の周波数スペクトルの二次高調波の存在を検出して1以上のランプがEOL段階に到達したことを示すと良い。制御回路は、フィルターに結合し、EOL状態が検出されたときを決定する。制御回路は、インバーター回路にも結合し、制御回路がEOL状態の検出を決定するとき、インバーター回路に1以上のランプの通電を非継続にさせる。
【0007】
ある実施形態においては、ランプ駆動回路が提供される。ランプ駆動回路は、1以上のランプを選択的に通電するインバーター回路であって、変圧器を有して1以上のランプに電圧供給し、変圧器が直流(DC)電圧バスに接続した1次巻線と1以上のランプに接続した2次巻線を有する、インバーター回路と、前記1次巻線に接続し前記1次巻線に亘る前記電圧を指標する1次巻線信号を受信するフィルターであって、前記1次巻線信号が、周波数スペクトルを有し、前記フィルターが、前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの特定の特性を検出し、ここで、前記周波数スペクトルの前記特定の特性が、前記1以上のランプの寿命末期(EOL)状態を指標する、フィルターと、前記インバーター回路と前記フィルターに接続した制御回路であって、前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性が前記フィルターにより検出されるとき、前記インバーター回路による1以上のランプの通電を非継続にするべく構成される、制御回路と、を含む。
【0008】
関連実施形態においては、前記フィルターにより検出される前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性が、閾値を超える大きさの偶数次高調波の存在であると良い。別の関連実施形態においては、前記フィルターにより検出される前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性が、閾値を超える大きさの二次高調波の存在であると良い。
【0009】
また別の関連実施形態においては、前記インバーターが、第1スイッチ及び第2スイッチを有するハーフブリッジ共振インバーターであり、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが、各々、ベース端子、エミッタ端子、及びコレクタ端子を有し、ここで、当該ランプ駆動回路が、前記第2スイッチと前記制御回路に接続し、かつ前記フィルターにより前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性が検出されるときに前記第2スイッチの前記ベース端子と前記エミッタ端子を短絡するシャットダウン回路を更に備えても良い。
【0010】
また別の関連実施形態においては、前記インバーター回路は、複数のランプ構造を選択的に通電するべく構成しても良く、ここで、前記複数のランプ構造の各々が、前記ランプ構造のEOL状態の指標である特定の周波数スペクトルを有しても良く、前記フィルターが、前記複数のランプ構造の前記特定の周波数スペクトルの各々の前記特定の特性を検出するように構成されても良い。また更に別の関連実施形態においては、前記1次巻線が、第1の1次巻線と前記第1の1次巻線に結合した第2の1次巻線を備えても良く、前記フィルターが、前記第2の1次巻線に接続して前記1次巻線信号を受信すると良い。
【0011】
別の関連実施形態においては、前記フィルターが、前記1次巻線の前記周波数スペクトルの偶数次高調波に実質的に等しい中心周波数を持つバンドパスフィルターであると良い。また別の関連実施形態においては、ランプ駆動回路が、バラストでの使用に適合しても良く、このバラストが、電源から交流(AC)電圧を受信するべく構成された電磁干渉フィルターと、前記電磁干渉フィルターに接続して前記交流(AC)電圧を直流(DC)電圧へ変換する整流器と、前記整流器に接続してDC電圧出力を生成する力率制御回路と、前記力率制御回路に接続して前記力率制御回路から前記DC電圧出力を受信するDC電圧バスを含む。
【0012】
別の実施形態においては、変圧器を有するバラストに接続し、かつ前記バラストにより通電される1以上のランプの寿命末期(EOL)状態を検出する方法が提供される。この方法は、前記変圧器の1次巻線に亘る電圧信号を検出し、前記電圧信号が閾値を超える大きさの偶数次高調波を含むかどうかを決定し、前記電圧信号が前記閾値を超える大きさの偶数次高調波を含むと決定するとき、前記バラストのインバーター回路をシャットダウンすることを含む。
【0013】
関連実施形態においては、前記偶数次高調波が、前記二次高調波である。別の関連実施形態においては、決定することが、前記電圧信号が少なくとも所定期間にわたり閾値を超える偶数次高調波を含むかどうかを決定することを含むと良く、そして、シャットダウンすることが、前記電圧信号が少なくとも前記所定期間にわたり前記閾値を超える大きさの偶数次高調波を含むと決定されるとき、前記バラストのインバーター回路をシャットダウンすることを含むと良い。また別の関連実施形態においては、シャットダウンすることが、ハーフブリッジインバーターに結合したシャットダウンスイッチをターンオンすることを含むと良い。
【0014】
別の実施形態においては、ランプシステムが提供される。ランプシステムは、電源から交流(AC)電圧を受けるべく構成された電磁干渉フィルターと、前記電磁干渉フィルターに接続して前記交流(AC)電圧を直流(DC)電圧へ変換する整流器と、前記整流器に接続してDC電圧出力を生成する力率制御回路と、前記力率制御回路に接続して前記力率制御回路から前記DC電圧出力を受けるDC電圧バスと、1以上のランプを選択的に通電するインバーター回路であって、前記1以上のランプに電圧を供給する変圧器を有し、当該変圧器が、直流(DC)電圧バスに接続される1次巻線と1以上のランプに接続される2次巻線を有する、インバーター回路と、前記1次巻線に接続し前記1次巻線に亘る前記電圧を指標する1次巻線信号を受信するフィルターであって、前記1次巻線信号が、周波数スペクトルを有し、前記フィルターが、前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの特定の特性を検出し、ここで、前記周波数スペクトルの前記特定の特性が、前記1以上のランプの寿命末期(EOL)状態を指標する、フィルターと、前記インバーター回路と前記フィルターに接続した制御回路であって、前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性が前記フィルターにより検出されるとき、前記インバーター回路をシャットダウンするべく構成されている、制御回路と、を含む。
【0015】
関連実施形態においては、前記ランプシステムが、前記1以上のランプを含み、前記1以上のランプが、T5蛍光ランプである、と良い。別の関連実施形態においては、前記フィルターにより検出される前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性が、閾値を超える大きさの偶数次高調波の存在である、と良い。また別の関連実施形態においては、前記フィルターにより検出される前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性が、閾値を超える大きさの二次高調波の存在である、と良い。
【0016】
また別の関連実施形態においては、前記インバーターが、第1スイッチ及び第2スイッチを有するハーフブリッジ共振インバーターであると良く、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが、各々、ベース端子、エミッタ端子、及びコレクタ端子を有し、ここで、当該ランプ駆動回路が、前記第2スイッチと前記制御回路に接続し、かつ前記フィルターにより前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性が検出されるときに前記第2スイッチの前記ベース端子と前記エミッタ端子を短絡するシャットダウン回路を更に備える、と良い。また別の関連実施形態においては、前記インバーター回路は、複数のランプ構造を選択的に通電するべく適合され、ここで、前記複数のランプ構造の各々が、前記ランプ構造のEOL状態の指標である特定の周波数スペクトルを有し、そして、前記フィルターが、前記複数のランプ構造の前記特定の周波数スペクトルの各々の前記特定の特性を検出するように構成される、と良い。
【0017】
また別の関連実施形態においては、前記1次巻線が、第1の1次巻線と前記第1の1次巻線に結合した第2の1次巻線を備え、前記フィルターが、前記第2の1次巻線に接続して前記1次巻線信号を受信する、と良い。また別の関連実施形態においては、前記フィルターが、前記1次巻線の前記周波数スペクトルの偶数次高調波に実質的に等しい中心周波数を持つバンドパスフィルターである、と良い。
【0018】
本明細書に開示の上述の及び他の目的、特徴及び利点は、異図に亘り同一参照文字により同一部材が示された添付図面に図示されたように、本明細書に開示の特定の実施形態の後述の説明から明らかになるだろう。図面は、必ずしもスケールされたものではなく、むしろ、本明細書に開示の原理を図示することに重きが置かれている。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、本明細書に開示の実施形態に係るランプを通電するための入力電源と使用されるバラストを有するランプシステムの回路図である。
【図2】図2は、本明細書に開示の実施形態に係る寿命末期状態を検出する検出回路により実行されるステップを図示するフローチャートである。
【図3】図3は、本明細書に開示の実施形態に係るランプ駆動回路の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1は、限定するわけではないが交流(AC)電源といった入力電源102、電子バラスト104、及びランプ106を含む。ランプ106は、2個のランプ106A及び106Bとして図1に図示されているが、ランプ106は、1個のランプ又は並列に一緒に結合した複数のランプでも良い。実施形態によっては、ランプ106は、限定するわけではないがT5又はT8蛍光ランプといった蛍光ランプである。しかしながら、本発明の範囲から逸脱することなく他の種類のランプを通電するためにランプシステム100を使用しても良い。
【0021】
電子バラスト104は、入力電源102への接続に適合した1以上の入力端子と接地電位に接続可能な接地端子を含む。実施形態によっては、入力電源102は、第1電圧源及び第2電圧源を含む。電子バラスト104は、第1電圧源又は第2電圧源のいずれかに動作可能に接続される。従って、電子バラスト104は、第1電圧源(例えば、AC208ボルト)又は第2電圧源(例えば、347ボルト、480ボルト)のいずれかから選択的に電力を受けるかもしれない。本発明の範囲から逸脱することなく本技術分野で知られた他の入力電源102を使用しても良い。電子バラスト104が所謂インスタントスタートバラストとして図示されているが、本発明の範囲から逸脱することなく以下に記述の観点との関係において他の電子バラストを使用しても良い。
【0022】
電子バラスト104は、入力端子を介して入力電源102から入力AC電力信号を受信する。幾つかの実施形態においては、電子バラスト104は、110で概して図示されている、電磁干渉(EMI)フィルターと整流器(例えば、全波整流器)を含む。EMIフィルターと整流器110内のEMIフィルターは、電子バラスト104により生成されたであろうノイズが入力電源102へ伝送して戻ることを抑制する。EMIフィルターと整流器110内の整流器は、入力電力信号のAC電圧をDC(直流)電圧に変換する。
【0023】
電子バラスト104は、入力電源102により供給される電力を変換してランプ106A及び106Bを駆動する電力段も含む。図1においては、電子バラスト104は、ブースト変換器(つまり、ブースト力率調整回路112)といった力率制御回路を含む電力段を含む。ブースト力率調整回路112は、整流された入力電力信号を受信し、ブースト力率調整回路112の出力に接続したDC電圧バス114へ高いDC電圧(例えば、DC450ボルト)を生成する。限定するわけではないが電流フィードハーフブリッジインバーターとスタートアップ回路といったインバーター回路118がDC電圧バス114に接続し、ランプ106A及び106Bを選択的に通電することに適したAC電圧へDC電圧を変換する。限定するわけではないが図1に示す電解コンデンサー116A及び116Bといった1以上のコンデンサーをブースト力率調整回路112の出力に並列なシャント構成で接続して、インバーター回路118へ低いインピーダンスの電圧源を提供しても良い。インバーター回路118は、1次巻線W1と2次巻線W2を有する出力変圧器を含み、ランプ106A及び106Bへ電圧を供給する。
【0024】
電子バラスト104は、寿命末期(EOL)検出回路120も含み、ランプ106A及び106B内のEOL状態の発生を検出する。限定するわけではないがランプ障害といったEOL状態の発生をEOL検出回路120が検出すると、EOL検出回路120は、インバーター回路118をシャットダウンしてランプ106A及び106Bの通電が非継続になる。ランプシステム100において、EOL検出回路120は、出力変圧器T1の別の1次巻線(以降「検出巻線」)W3、フィルター122、及び制御回路124を含む。検出巻線W3は、1次巻線W2に結合(例えば、磁気的に結合)しており、これはそれらが同一のコアに巻かれているためである。従って、検出巻線W3は、1次巻線W2に亘る電圧の周波数スペクトルを指標する周波数スペクトルを有する信号(以降「1次巻線信号」)を生成する。フィルター122は、検出巻線W3に接続して1次巻線信号を受信する。フィルター122は、ランプ106A及び106BのEOL状態を指標する1次巻線信号の周波数スペクトルの所定特性を検出し、これに応じて出力信号を生成する。制御回路124は、インバーター回路118とフィルター122に接続する。端的には、制御回路124が、1次巻線信号に周波数スペクトルの所定特性が存在するかを指標するフィルター122により生成された出力信号を受信する。1次巻線信号に周波数スペクトルの所定特性が存在することが受信した出力信号により示されるとき、制御回路124は、(例えば、インバーター回路118へ伝送されるシャットダウン信号を介して)インバーター回路118をシャットダウンし、ランプ106A及び106Bが非通電になる。例えば、出力信号は、周波数スペクトルの所定特性が1次巻線信号に存在するとき、High値(例えば、所定値よりも大きい)を持つかもしれない。制御回路124は、出力信号がHighになるとタイマーを作動させる。所定期間(例えば、5秒時間間隔)に亘り出力信号がHigh値を持つと制御回路124が決定すると、制御回路124は、インバーター回路118をシャットダウンする。
【0025】
図2に示すように、二次高調波といった偶数次高調波の存在は、電子バラスト104により作動するランプ106がEOL段階に到達したことを示す周波数スペクトルの特定の特性である。図2は、EOL検出回路120により実行されるステップを図示する。202において、EOL検出回路120が、図1に示す変圧器T1の1次巻線W2に亘る電圧信号(例えば、1次巻線信号)を検出する。204において、EOL検出回路120は、電圧信号が閾値(例えば、3.3ボルト)を超える大きさの偶数次高調波を含むかどうかを決定する。電圧信号が閾値を超える大きさの偶数次高調波を含まないとEOL検出回路120が決定すると、206において電子バラスト104の通常動作が継続する。そのようにして、インバーター回路118は、ランプ106A及び106Bの通電を継続する。電圧信号が閾値を超える大きさの偶数次高調波を含むとEOL検出回路120が決定すると、208において電子バラスト104のインバーター回路118がシャットダウンされる。そのようにして、インバーター回路118は、ランプ106A及び106Bの通電の継続を止める。
【0026】
実施形態によっては、図1に示すように、ランプシステム100は、並列に一緒に接続した複数のランプ106を持っても良く、従って、電子バラスト104は、異なるランプ構造の多数に電力供給するべく適合される。例えば、図1に示すランプシステム100においては、電子バラスト104が、一つ目のランプ構造と2つ目のランプ構造の2つの異なるランプ構造に電力を供給するべく適合される。別の実施形態においては、電子バラスト104は、限定するわけではないが3つのランプ構造及び/又は4つのランプ構造といった他の構成に電力供給するべく適合されても良い。1つのランプ構造によれば、電子バラスト104は、単一のランプ(つまり、ランプ106A又はランプ106B)に電力供給して通電する。電子バラスト104が、単一のランプ(つまり、一つのランプモード)に電力供給して通電するとき、1次巻線信号が第1の周波数スペクトルを持つ。2つのランプ構造によれば、電子バラスト104は、2つのランプ(つまり、ランプ106Aとランプ106Bの両方)に電力供給して同時に通電する。電子バラスト104が、2つのランプに電力供給して通電するとき、1次巻線信号が第2の周波数スペクトルを持つ。フィルター122は、電子バラスト104によりサポートされる異なるランプ構造についての各周波数スペクトルの特定の特性を検出するべく構成される。従って、図1に示すランプシステム100においては、フィルター122は、1つのランプ構造のEOL状態を指標する第1の周波数スペクトルの特定の特性を検出し、これに応じて第1の出力信号を生成するべく調整された第1のバンドパスフィルター126を含む。フィルター122は、2つのランプ構造のEOL状態を指標する第2の周波数スペクトルの特定の特性を検出し、これに応じて第2の出力信号を生成するべく調整された第2のバンドパスフィルター128も含む。フィルター122は、ランプ構造(例えば、3つのランプ、4つのランプ等)に応じて同様に適合されるだろう。
【0027】
幾つかの実施形態においては、1次巻線信号の周波数スペクトルの二次高調波の存在が、ランプ106A及び106BのEOL状態の検出に用いられる。従って、第1のバンドパスフィルター126が、第1の周波数スペクトルの二次高調波に実質的に等しい中心周波数を持つ。第1のバンドパスフィルター126は、第1の周波数スペクトルが閾値を超える大きさの二次高調波を含むかどうかを示す第1の出力信号を生成する。同様に、第2のバンドパスフィルター128が、第2の周波数スペクトルの二次高調波に実質的に等しい中心周波数を持つ。第2のバンドパスフィルター128は、第2の周波数スペクトルが閾値を超える大きさの二次高調波を含むか否かを示す第2の出力信号を生成する。そのように、電子バラスト104が1つのランプモードで動作するとき、制御回路124は、第1のバンドパスフィルター126から第1の出力信号を受信して、その自体の機能として、電子バラスト104により動作中の単一のランプ(例えば、ランプ106A又はランプ106B)がEOL段階にあるかどうかを決定する。電子バラスト104が2つのランプモードで動作するとき、制御回路124は、第2のバンドパスフィルター128から第2の出力信号を受信して、その自体の機能として、電子バラスト104により動作中の1以上のランプ106A及び106BがEOL段階にあるかどうかを決定する。
【0028】
図3は、限定するわけではないが図1に開示のランプシステム100といったランプシステム用のランプ駆動回路300の回路図である。ランプ駆動回路300は、ランプ306A及び306Bを通電するためにDC電圧をAC電圧に変換するインバーター回路318と、ランプ306A及び306BのEOL状態を検出し、それ自身の機能としてインバーター回路318をシャットダウンするEOL検出回路320を含む。各ランプ306A及び306Bは、出力変圧器と各ランプ306A,306Bの間で各ランプ306A、306Bに直列接続した関連のランプコンデンサーC3、C4を有し、各ランプ306A、306Bに流れる電流を規定する。もちろん、1つのランプしか存在しない実施形態(図3では不図示)においては、ランプに関連づけられた単一のランプコンデンサーがあるのみである。
【0029】
ランプ駆動回路300においては、インバーター回路318が、ハーフブリッジ共振インバーターであるが、別の実施形態においては、他の種類のインバーター回路を使用しても良い。詳細には、インバーター回路318は、本技術分野でよく知られているように、第1スイッチQ1と第2スイッチQ2を含み、導電状態と非導電状態との間で逆動作してランプ306Aと306BにAC電圧を供給する。図3においては、第1スイッチQ1と第2スイッチQ2は、各々、ベース端子B、エミッタ端子E、及びコレクタ端子Cを有するトランジスターである。インバーター回路318は、1次巻線L1Aと2次巻線L1Bを有する電流チョーク変圧器を含む。インバーター回路318は、概略的に上述した出力変圧器も含む。出力変圧器は、全てが同一のコアに巻かれた5つの巻線(T1A、T1B、T1C、T1D、及びT1E)を有する。端的には、出力変圧器は、1次巻線T1Aと2次巻線T1Bを含む。巻線T1CとT1Dは、各々、第1スイッチQ1と第2スイッチQ2のベース駆動を提供する。巻線T1Eは、上述のEOL検出回路320に含まれる検出巻線を形成する別の1次巻線である。
【0030】
インバーター回路318は、第2スイッチQ2のベースBとエミッタE間に接続し、かつEOL検出回路320に接続したシャットダウン回路330を含む。シャットダウン回路330は、第2スイッチQ2のエミッタEに接続したシャットダウンスイッチQ3と、並列に一緒に接続して第2スイッチQ2のベースBとシャットダウンスイッチQ3間に接続したコンデンサーと抵抗器を備える。EOL検出回路320がランプ306Aと306Bの少なくとも一方にEOL状態が存在すると決定するとき、EOL検出回路320は、シャットダウン信号を生成し、これがシャットダウンスイッチQ3に伝送されてシャットダウンスイッチQ3をターンオンする。シャットダウンスイッチQ3がターンオンするとそれが導電状態になり、これにより第2スイッチQ2のベースBとエミッタEが短絡し、インバーター回路318によるランプ306Aと306Bの通電が非継続になる。
【0031】
実施形態によっては、図1及び/又は3、及び/又はこれらの部分に図示された回路の機能が、1以上の個別の回路素子に替えて、コントローラーと関連のファームウェア(つまり、限定するわけではないがソフトウェアプログラムを含む、指令)の組み合わせの活用により為されても良い。従って、本明細書に開示の方法及びシステムは、特定のハードウェア又はソフトウェア構成に限られず、多くの計算又は処理環境において適用できるだろう。方法及びシステムは、ハードウェア又はソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより実施しても良い。方法及びシステムを1以上のコンピュータープログラムで実施しても良く、ここで、コンピュータープログラムが、1以上のプロセッサ実行可能指令を含むように理解しても良い。コンピュータープログラム(群)は、1以上のプログラム可能プロセッサ上で実行され、プロセッサ(揮発及び不揮発メモリ及び/又は記憶素子)、1以上の入力装置、及び/又は1以上の出力装置により読み取り可能な1以上の記録媒体上に記憶されても良い。プロセッサは、従って、1以上の入力装置にアクセスして入力データを得て、そして、1以上の出力装置にアクセスして出力データを伝送するかもしれない。入力及び/又は出力装置は、1以上の次のものを含んでも良い:ランダムアクセスメモリー(RAM)、独立ディスク冗長アレイ(RAID)、フロッピードライブ、CD、DVD、磁気ディスク、内部ハードドライブ、外部ハードドライブ、メモリスティック、又は本明細書に開示のようにプロセッサによりアクセス可能な他の記憶装置、ここで、このような上述の例は、網羅的ではなく、また限定ではなく例示のためである。
【0032】
コンピュータープログラム(群)は、コンピューターシステムと対話する1以上のハイレベルな手順又はオブジェクト指向のプログラミング言語を用いて実施することができる;しかしながら、プログラム(群)は、要望に応じてアセンブリ又は機械言語で実施することもできる。言語をコンパイル又は翻訳しても良い。
【0033】
本明細書に開示のように、従って、プロセッサ(群)は、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、及び/又はイントラネット及び/又はインターネット及び/又は別のネットワークを含むであろうネットワーク環境において独立又は一緒に稼働する1以上の装置に組み込まれるかもしれない。ネットワーク(群)は、結線され、若しくはワイヤレス、若しくはこれらの組み合わせであり、1以上の通信プロトコルを使用して、異なるプロセッサ間の通信を促進するかもしれない。プロセッサは、分配されたプロセスのために構成されても良く、実施形態によっては、必要によりクライアント‐サーバーモデルを活用しても良い。従って、方法及びシステムは、複数のプロセッサ及び/又はプロセッサ装置を使用しても良く、プロセッサ指令が、そのような単一又は複数のプロセッサ/装置間で分割されても良い。
【0034】
プロセッサ(群)に一体の装置(群)又はコンピューターシステムは、例えば、パーソナルコンピューター(群)、ワークステーション(群)(例えば、SUN、HP)、パーソナルデジタルアシスタンス(群)(PDA(群))、携帯電話(群)又はスマート携帯電話(群)といった手持ちの装置(群)、ラップトップ(群)、手持ちコンピューター(群)、又は本明細書に開示のように稼働するだろうプロセッサ(群)に一体化可能な別の装置(群)を含んでも良い。従って、本明細書に開示の装置は、網羅的ではなく、また限定ではなく例示のために提示される。
【0035】
「マイクロプロセッサ」及び「プロセッサ」、又は「前記マイクロプロセッサ」及び「前記プロセッサ」への参照は、スタンドアローン及び/又は配信環境(群)において通信する1以上のマイクロプロセッサを含むように理解され、従って、他のプロセッサと有線又はワイヤレス通信を介して通信するべく構成しても良く、ここで、そのような1以上のプロセッサが、同様又は異なる装置である1以上のプロセッサ制御装置上で稼働するべく構成されるだろう。そのような「マイクロプロセッサ」及び「プロセッサ」用語の使用は、従って、中央処理ユニット、演算論理ユニット、特定用途集積回路(IC)、及び/又はタスクエンジンを含むようにも理解され、そのような具体例は、限定ではなく説明のために示されている。
【0036】
更に、メモリへの参照は、特に断りが無ければ、1以上のプロセッサ読取可能でアクセス可能なメモリ素子、及び/又はプロセッサ制御装置の内部、プロセッサ制御装置の外部、及び又は様々な通信プロトコルを使用して有線又はワイヤレスネットワークを介してアクセスされる部品を含んでも良く、特に断りが無ければ、外部及び内部メモリ装置の組み合わせを含むように配置しても良く、ここで、そのようなメモリが、用途に基づいて連続及び/又は区画される。従って、データベースへの参照は、1以上のメモリ関連を含むように理解され、ここで、そのような参照が、商業的に入手可能なデータベース商品(例えば、SQL、Informix、Oracle)や自社開発のデータベースも含み、そして、リング、キュー、グラフ、ツリーといった関連メモリーの他の構造も含んでも良く、そのような構造は、限定ではなく例示のためである。
【0037】
ネットワークの参照は、特に断りが無ければ、1以上のイントラネット及びインターネットを含む。本明細書に開示のマイクロプロセッサ指令又はマイクロプロセッサ実行可能指令の参照は、上述によると、プログラミング可能ハードウェアを含むように理解されるだろう。
【0038】
逆のことが述べられる場合を除き、「実質的」の用語の使用は、正確な関係、状態、配置、配向、及び/又は他の特性、及び当業者が理解するこれらからの逸脱であって、そのような逸脱が本明細書に開示の方法及びシステムに本質的に影響しない範囲のものを含むように解釈される。
【0039】
本開示の全体に亘り、名詞を装飾する一つを意味する文字及び/又は「前記」の使用は、簡便のために用いられ、かつ、逆のことが明示的に述べられる場合を除き、装飾された名詞の1つ、又は1以上を含むものと理解されるだろう。「備える」、「含む」、及び「有する」との用語は包括的であり、列挙された要素以外の追加の要素があること意味するように意図されている。
【0040】
他との対話、関連付け、及び/又は基準のための開示及び/又はそうでなければ図示された要素、構成部材、モジュール、及び/又はこれらの部分は、本明細書に逆のことが規定される場合を除き、直接及び/又は間接的な態様にて、そのように対話し、関連付け、及び又は基準となるものと理解されるだろう。
【0041】
方法及びシステムをこれら特定の実施形態に関連して説明したが、そのように限定されるべきものではない。当然ながら、上述の教示に照らせば、多くの変更及び変形が明らかであろう。本明細書に開示及び図示された部材の細部、材料、及び配置の多くの追加的変更は、当業者により為されるだろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上のランプを選択的に通電するインバーター回路であって、前記1以上のランプに電圧を供給する変圧器を有し、当該変圧器が、直流(DC)電圧バスに接続される1次巻線と前記1以上のランプに接続される2次巻線を有する、インバーター回路と、
前記1次巻線に接続し前記1次巻線に亘る電圧を指標する1次巻線信号を受信するフィルターであって、前記1次巻線信号が、周波数スペクトルを有し、前記フィルターが、前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの特定の特性を検出し、ここで、前記周波数スペクトルの前記特定の特性が、前記1以上のランプの寿命末期(EOL)状態を指標する、フィルターと、
前記インバーター回路と前記フィルターに接続した制御回路であって、前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性が前記フィルターにより検出されるとき、前記インバーター回路による前記1以上のランプの通電を非継続にするべく構成される制御回路と、
を備えるランプ駆動回路。
【請求項2】
前記フィルターにより検出される前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性が、閾値を超える大きさの偶数次高調波の存在である、請求項1に記載のランプ駆動回路。
【請求項3】
前記フィルターにより検出される前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性が、閾値を超える大きさの二次高調波の存在である、請求項1に記載のランプ駆動回路。
【請求項4】
前記インバーター回路が、第1スイッチ及び第2スイッチを有するハーフブリッジ共振インバーターであり、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが、各々、ベース端子、エミッタ端子、及びコレクタ端子を有し、ここで、当該ランプ駆動回路が、前記第2スイッチと前記制御回路に接続し、かつ前記フィルターにより前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性が検出されるときに前記第2スイッチの前記ベース端子と前記エミッタ端子を短絡するシャットダウン回路を更に備える、請求項1に記載のランプ駆動回路。
【請求項5】
前記インバーター回路は、複数のランプ構造を選択的に通電するべく適合され、ここで、前記複数のランプ構造の各々が、前記ランプ構造のEOL状態の指標である特定の周波数スペクトルを有し、前記フィルターが、前記複数のランプ構造の前記特定の周波数スペクトルの各々の前記特定の特性を検出するべく構成される、請求項1に記載のランプ駆動回路。
【請求項6】
前記1次巻線が、第1の1次巻線と前記第1の1次巻線に結合した第2の1次巻線を備え、前記フィルターが、前記第2の1次巻線に接続して前記1次巻線信号を受信する、請求項1に記載のランプ駆動回路。
【請求項7】
前記フィルターが、前記1次巻線の前記周波数スペクトルの偶数次高調波に実質的に等しい中心周波数を持つバンドパスフィルターである、請求項1に記載のランプ駆動回路。
【請求項8】
当該ランプ駆動回路がバラストでの使用に適合した請求項1に記載のランプ駆動回路であって、前記バラストが、
電源から交流(AC)電圧を受信するべく構成された電磁干渉フィルターと、
前記電磁干渉フィルターに接続して前記交流(AC)電圧を直流(DC)電圧へ変換する整流器と、
前記整流器に接続してDC電圧出力を生成する力率制御回路と、
前記力率制御回路に接続して前記力率制御回路から前記DC電圧出力を受けるDC電圧バスと、を備える、ランプ駆動回路。
【請求項9】
変圧器を有するバラストに接続し、前記バラストにより通電される1以上のランプの寿命末期(EOL)状態を検出する方法であって、
前記変圧器の1次巻線に亘る電圧信号を検出し、
前記電圧信号が、閾値を超える大きさの偶数次高調波を含むかを決定し、
前記電圧信号が前記閾値を超える大きさの偶数次高調波を含むと決定するとき、前記バラストのインバーター回路をシャットダウンする、方法。
【請求項10】
前記偶数次高調波が、二次高調波である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
決定することは、前記電圧信号が少なくとも所定期間にわたり閾値を超える偶数次高調波を含むかを決定することを含み、
シャットダウンすることは、前記電圧信号が少なくとも前記所定期間にわたり前記閾値を超える大きさの偶数次高調波を含むと決定するとき、前記バラストのインバーター回路をシャットダウンすることを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
シャットダウンすることが、ハーフブリッジインバーターに接続したシャットダウンスイッチをターンオンすることを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
電源から交流(AC)電圧を受信するべく構成された電磁干渉フィルターと、
前記電磁干渉フィルターに接続して前記交流(AC)電圧を直流(DC)電圧へ変換する整流器と、
前記整流器に接続してDC電圧出力を生成する力率制御回路と、
前記力率制御回路に接続して前記力率制御回路から前記DC電圧出力を受信するDC電圧バスと、
1以上のランプを選択的に通電するインバーター回路であって、前記1以上のランプに電圧を供給する変圧器を有し、当該変圧器が、直流(DC)電圧バスに接続される1次巻線と前記1以上のランプに接続される2次巻線を有する、インバーター回路と、
前記1次巻線に接続して前記1次巻線に亘る前記電圧を指標する1次巻線信号を受信するフィルターであって、前記1次巻線信号が、周波数スペクトルを有し、前記フィルターが、前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの特定の特性を検出し、ここで、前記周波数スペクトルの前記特定の特性が、前記1以上のランプの寿命末期(EOL)状態を指標する、フィルターと、
前記インバーター回路と前記フィルターに接続した制御回路であって、前記フィルターが前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性を検出するとき、前記インバーター回路をシャットダウンするべく構成される制御回路と、
を備えるランプシステム。
【請求項14】
前記ランプシステムが、前記1以上のランプを含み、前記1以上のランプが、T5蛍光ランプである、請求項13に記載のランプシステム。
【請求項15】
前記フィルターにより検出される前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性が、閾値を超える大きさの偶数次高調波の存在である、請求項13に記載のランプシステム。
【請求項16】
前記フィルターにより検出される前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性が、閾値を超える大きさの二次高調波の存在である、請求項13に記載のランプシステム。
【請求項17】
前記インバーター回路が、第1スイッチ及び第2スイッチを有するハーフブリッジ共振インバーターであり、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが、各々、ベース端子、エミッタ端子、及びコレクタ端子を有し、当該ランプ駆動回路が、前記第2スイッチと前記制御回路に接続して、前記フィルターにより前記1次巻線信号の前記周波数スペクトルの前記特定の特性が検出されるときに前記第2スイッチの前記ベース端子と前記エミッタ端子を短絡するシャットダウン回路を更に備える、請求項13に記載のランプシステム。
【請求項18】
前記インバーター回路は、複数のランプ構造を選択的に通電するべく適合され、ここで、前記複数のランプ構造の各々が、前記ランプ構造のEOL状態の指標である特定の周波数スペクトルを有し、前記フィルターが、前記複数のランプ構造の前記特定の周波数スペクトルの各々の前記特定の特性を検出するべく構成される、請求項13に記載のランプシステム。
【請求項19】
前記1次巻線が、第1の1次巻線と前記第1の1次巻線に結合した第2の1次巻線を備え、前記フィルターが、前記第2の1次巻線に接続して前記1次巻線信号を受信する、請求項13に記載のランプシステム。
【請求項20】
前記フィルターが、前記1次巻線の前記周波数スペクトルの偶数次高調波に実質的に等しい中心周波数を持つバンドパスフィルターである、請求項13に記載のランプシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−516745(P2013−516745A)
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−548196(P2012−548196)
【出願日】平成23年1月7日(2011.1.7)
【国際出願番号】PCT/US2011/020611
【国際公開番号】WO2011/085275
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(311006504)オスラム・シルバニア・インコーポレイテッド (30)
【Fターム(参考)】